説明

弾球遊技機

【課題】強度的、耐久性に優れたシャッター式の入賞手段を備えた弾球遊技機を提供する。
【解決手段】入賞手段15は、遊技球が入賞可能な入賞口151と、第1の状態のとき、突出して入賞口151を閉鎖する閉鎖位置に移動し、また、第2の状態のとき、没入して入賞口151を開放する開放位置に移動可能なシャッター152と、該シャッター152を閉鎖位置及び開放位置に移動させ得る駆動手段153と、シャッター152が閉鎖位置にあるとき、シャッター152の前部を下方から支持可能な受け手段126aを有する。シャッター152は、閉鎖位置にあるとき、シャッター152上に流下した遊技球が下方へ向けて転動し得るように、傾斜状態に配設される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技領域への遊技球の打ち込みによって遊技が行われ、遊技者にとって不利な第1の状態と有利な第2の状態とに変化可能な入賞手段を備えた弾球遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、パチンコ機のような弾球遊技機においては、遊技球が打ち込まれる遊技領域のほぼ中央部に、複数列(例えば3列)の図柄から構成される識別情報を可変表示可能な表示装置を配置するとともに、表示装置の前面周辺部に、遊技を演出したり遊技領域を装飾したりするセンター役物を配置している。センター役物には、表示装置に確定表示される識別情報の表示態様が予め定められた表示態様になった場合、遊技者にとって不利な第1の状態(遊技領域に打ち込まれた遊技球が入賞不能またはしにくい状態)から遊技者にとって有利な第2の状態(遊技領域に打ち込まれた遊技球が入賞可能な状態)に変化可能な入賞装置が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
入賞装置は、センター役物の上部に設けられた入賞口(特許文献1においては大入賞口50)と、遊技領域に出没可能に前後方向へ摺動自在に支持されたシャッター(同じく可動部材57)と、シャッターを前後方向へ駆動させるソレノイドとを有し、第1の状態にあるとき、シャッターが遊技領域に突出して入賞口を閉鎖することにより、遊技球の入賞口への入賞を不能にし、また、第2の状態にあるとき、シャッターが没入して入賞口を開放することにより、遊技球の入賞口への入賞を可能にするようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−70528号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の特許文献1に記載された弾球遊技機においては、入賞装置のシャッターが前後方向へ移動して入賞口を開閉するシャッター式であるため、入賞装置をセンター役物の狭いスペースに効果的に配置することができる効果を奏する反面、入賞装置が第1の状態にあるとき、シャッターが遊技領域から突出するため、遊技領域に打ち込まれた遊技球がシャッターの上面に衝突して、シャッターに荷重が作用することになる。しかし、上記入賞装置においては、第1の状態にあるとき、シャッターが片持ち梁、すなわちシャッターの後部が固定端で、前部が遊技領域から突出した自由端となるため、遊技領域に打ち込まれた遊技球がシャッターの上面に衝突したときの荷重により、シャッターに対して下方へのモーメントが作用し、シャッターが早期に破損するおそれがあり、強度的、耐久性に乏しい問題を有する。
【0006】
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、強度及び耐久性に優れたシャッター式の入賞手段を備えた弾球遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
遊技球が打ち込まれる遊技領域に、遊技球が入賞不能な第1の状態から遊技球が入賞可能な第2の状態に変化可能な入賞手段を備えた弾球遊技機において、前記入賞手段は、遊技球が入賞可能な入賞口と、前記第1の状態のとき、突出して前記入賞口を閉鎖する閉鎖位置に移動し、また、前記第2の状態のとき、没入して前記入賞口を開放する開放位置に移動可能なシャッターと、該シャッターを前記閉鎖位置及び前記開放位置に移動させ得る駆動手段と、前記シャッターが前記閉鎖位置にあるとき、前記シャッターの前部を下方から支持可能な受け手段を有し、前記シャッターは、前記閉鎖位置にあるとき、前記シャッター上に流下した遊技球が下方へ向けて転動し得るように、傾斜状態に配設される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、遊技球がシャッターの上面に衝突したときの衝撃に伴って、シャッターに対して下方へのモーメントが作用することがなくなり、シャッターの支持強度及び耐久性を向上させることができる。
さらに、シャッターが閉鎖位置にあるとき、遊技球を下方へ流下させることができ、遊技球の多彩な流下を演出することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明を適用した遊技機の正面図である。
【図2】センター役物の正面図である。
【図3】センター役物の裏面図である。
【図4】図2におけるIV−IV線に沿う横断面図である。
【図5】入賞手段が第1の状態にあるときの、センター役物の左半分の上面図である。
【図6】入賞手段が第2の状態にあるときの、センター役物の左半分の上面図である。
【図7】図5の状態に相当する図2におけるVII−VII線に沿う拡大縦断面図である。
【図8】図6の状態に相当する図2におけるVII−VII線に沿う拡大縦断面図である。
【図9】センター役物の要部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の説明では、図1、2において紙面手前を「前方または表面」とし、紙面奥を「後方または裏面」とし、左方を「左方」とし、右方を「右方」とする。
【0011】
図1に示すように、パチンコ機の弾球遊技機1は、遊技場の遊技島に据え付けられる外枠2に取り付けられ、かつ前面がガラス枠扉3により覆われた遊技盤4を備え、遊技盤4には、外側ガイドレール5と内側ガイドレール6とによって包囲された円形状の遊技領域7が設けられている。
【0012】
遊技者は、ガラス枠扉3の右下方に設けられた操作ハンドル8を回動操作することにより、ガラス枠扉3の下方に設けられた球供給皿9に貯留されている遊技球を発射装置(図示略)から発射して遊技領域7に打ち込むことによって遊技を行うことができる。発射装置から発射された遊技球は、外側ガイドレール5及び内側ガイドレール6により遊技領域7に導かれ、遊技領域7に植設された多数の遊技釘に当接しながら流下する。なお、遊技釘は、図面簡素化のため省略してある。
【0013】
遊技領域7には、主な構成要素として、中央部に配置され、左、中及び右3列の数字、図柄等から構成される複数の識別情報10を可変表示可能な液晶表示器またはドットマトリックス表示器等により構成される表示手段をなす表示装置11と、表示装置11の前面周辺部に配置されるセンター役物12と、センター役物12の真下に配置される図柄始動口13と、図柄始動口13の真下に配置され、遊技者にとって不利な第1の状態(遊技球が入賞不能な状態)と遊技者にとって有利な第2の状態(遊技球が入賞可能な状態)とに変化可能な第1入賞装置14と、遊技領域7の最下部に設けられ、遊技球を遊技盤4の裏面側に排出するアウト口71とが設けられている。
【0014】
センター役物12は、遊技盤4における表示装置11の前面周辺部に配置される合成樹脂製の枠状の役物本体121を主体とする。そして、役物本体121には、表示装置11に表示される識別情報10を透視可能な透視窓122と、第1入賞装置14と異なる態様で、遊技者にとって不利な第1の状態(遊技球が入賞不能な状態)と遊技者にとって有利な第2の状態(遊技球が入賞可能な状態)とに変化可能な入賞手段をなす第2入賞装置15と、第2入賞装置15に入賞した遊技球を遊技盤4の裏面側に排出可能な球通路16と、遊技を演出するための鯨を表現する可動物体17とが設けられている。
【0015】
主に図2、4に示すように、球通路16は、透明または半透明の部材により形成されるとともに、第2入賞装置15の後述の第2入賞口151に連通するように、役物本体121の裏面側に設けられ、第2入賞口151に入賞した遊技球100を役物本体121の裏面に沿うように右方へ誘導した後、遊技盤4の裏面側に排出する。
【0016】
役物本体121における第2入賞装置15の右側方には、第2入賞口151に入賞した遊技球100が球通路16内を転動する様子を遊技者が視認することができる透明または半透明部材により形成される球視認部125(図2、3参照)が設けられている。
【0017】
第2入賞装置15は、役物本体121の左上部に配置されるとともに、遊技領域4に打ち込まれた遊技球100が入賞可能な入賞口をなす前述の第2入賞口151と、第2入賞口151を開閉可能なシャッター152と、シャッター152を開閉方向へ移動させる駆動手段をなすソレノイド153とを有している。
【0018】
図5〜図8に示すように、シャッター152は、役物本体121に設けられた支持孔121aに前後方向(水平方向)へ摺動自在に挿入されることにより、役物本体121に出没可能に支持されるとともに、役物本体121から突出して遊技球100の第2入賞口151への入賞を不能にするように第2入賞口151を閉鎖する第1の状態に対応する閉鎖位置(図5、7参照)に保持され、また、役物本体121内に没入して遊技球100の第2入賞口151への入賞を可能にするように第2入賞口151を開放する第2の状態に対応する開放位置(図6、8参照)に保持される。
【0019】
シャッター152の後端部は、ほぼ水平方向に揺動可能な左右1対のリンク155及びL字状のクランク157を介して、ソレノイド153のプランジャ153aに連結されている。
【0020】
左右のリンク155、155は、上下方向を向く軸154、154により役物本体121に枢支されるとともに、それぞれの一端部に設けられた歯部155a、155a同士が噛合して、互いに同期して揺動するようになっている。
【0021】
クランク157は、上下方向を向く軸156により役物本体121に枢支されるとともに、一端部は左側のリンク155に連結され、他端部はソレノイド153のプランジャ153aに連結される。
【0022】
ソレノイド153が非励磁状態にあるときには、図5、7に示すように、シャッター152は閉鎖位置に保持されている。ソレノイド153が励磁されると、プランジャ153aが図5に示す矢示A方向へ駆動する。これにより、クランク157は、プランジャ153aの移動に基いて時計方向へ回動し、左側のリンク155は、L字型リンク157の回動に基いて時計方向、また、右側のリンク155は、左側のリンク155に同期して反時計方向へそれぞれ回動する。この結果、図6、8に示すように、シャッター152は、役物本体121に没入して、開放位置に移動する。
【0023】
なお、シャッター152は、閉鎖位置にあるとき、左方が下り傾斜になるように傾斜(図2参照)した状態になるように支持されている。
【0024】
役物本体121におけるシャッター152の前方には、第2入賞口151の前方を遮蔽する透明または半透明の前飾り板126が設けられている。前飾り板126におけるシャッター152に対向する裏面側には、後方へ突出する左右1対の受け手段をなす突起状の受け部126aが設けられている。なお、左側の受け部126aと第2入賞口151における左側の側縁151aの間隔は、遊技球100の直径より大きくなっている。これにより、受け部126aと第2入賞口151の側縁151aとの間に、遊技球100が挟まることなく、第2入賞口151に円滑に入賞することができる。また、右側の受け部126aと第2入賞口151における右側の側縁の間隔においても、遊技球100の直径より大きくしても良い。
【0025】
図5、7に示すように、シャッター152が閉鎖位置に移動すると、受け部126aは、シャッター152の前部下面に当接することにより、シャッター152の前部を下方から支持する。これにより、遊技領域7に打ち込まれた遊技球100が第2入賞装置15に向けて流下して、閉鎖位置にあるシャッター152の上面に衝突しても、シャッター152に作用する下方への荷重を受け部126aが受け止めることができ、シャッター152の破損、変形を阻止することができる。
【0026】
シャッター17が開放位置にあるとき、遊技領域に打ち込まれた遊技球100が第2入賞口151に入賞すると、その遊技球100は、球通路16内を転動して、球通路16の所定箇所に設けられた入賞球検出センサ(図示略)により検出された後、遊技盤4の裏面側に排出される。入賞球検出センサの検出信号は、遊技盤4の背面に設けられた制御基板(図示略)に入力され、これに基いて、遊技盤4の裏面側に設けられた遊技球払出機(図示略)から所定数の遊技球が球供給皿9に払い出される。
【0027】
可動物体17は、球視認部125の前面に配置され、役物本体121の裏面側に設けられた正逆回転可能なモータ18にリンク(図示略)を介して連結され、モータ18の動力により、第2入賞装置15の状態変化に同期して状態変化する。すなわち、第2入賞装置15が第1の状態から第2の状態へ、またはその逆へ変化することにより、可動物体17は、鯨の口を表現する可動部171が閉じた隠蔽状態(図1参照)から餌を表現する遊技球100を呑み込むように開いた露呈状態(図2参照)へ、またはその逆へ変化する。
【0028】
可動物体17が隠蔽状態にある場合には、可動部171が球透視部125を隠蔽し、また、露呈状態にある場合には、球透視部125が露呈する。これにより、第2入賞装置15が第2の状態にあるとき、第2入賞口151に入賞して球通路16内を転動する遊技球100を球透視部125を透して視認可能とするとともに、可動物体17が遊技球100を呑み込むような態様を表現することができ、遊技の演出を高める効果を奏する。
【0029】
図2に示すように、役物本体121の左側部には、遊技領域7を流下する遊技球100を、透視窓122の下前部に設けられたステージ123上に誘導可能な通過路124が設けられている。また、ステージ123の左右方向の中央部には、図柄始動口13の真上に位置する案内路123aが設けられている。
【0030】
ステージ123上に誘導された遊技球100は、ステージ123上を遊動した後、案内路123aまたはその他の領域から遊技領域7に排出される。案内路123aから遊技領域7に排出される遊技球は、図柄始動口13に入賞する可能性が極めて高く、また、他の領域から遊技領域7に排出される遊技球は、図柄始動口13に入賞する可能性が極めて少ない。
【0031】
遊技領域7に打ち込まれた遊技球100が図柄始動口13に入球すると、これを契機に表示装置11に表示されている識別情報10が、所定の確率に基づいて可変表示した後、所定時間経過後、停止して確定表示される。
【0032】
確定表示された各識別情報10の組み合わせが、予め定められた表示態様、例えば、「7、7、7」のように同一の奇数が揃った場合には、大当り状態を生起させ、第1入賞装置14を第1の状態から第2の状態に変化させ、遊技者に所定の遊技価値を付与するようになっている。
【0033】
また、各識別情報10の組み合わせが、予め定めた他の表示態様、例えば、「4、4、4」のように同一の偶数が揃った場合には、小当りを状態を生起させ、第2入賞装置15を第1の状態から第2の状態に変化させ、遊技者に大当り状態より遊技価値の低い所定の遊技価値を付与するようになっている。
【0034】
例えば、大当り状態の場合には、第1入賞装置14の第1入賞口141を開閉可能な開閉蓋142が開放した状態で、第1入賞口141に遊技球100が10個入賞するか、または開閉蓋142が開放してから30秒経過すると、開閉蓋142が閉鎖する動作を15回まで繰り返し動作を行なうに対し、小当り状態の場合には、第2入賞装置15のシャッター152が開放した状態で、第2入賞口151に遊技球100が10個入賞するか、または、シャッター152が開放してから30秒経過すると、シャッター152が閉鎖する動作を3回まで繰り返し動作を行なう。
【0035】
小当り状態が生起した場合には、第2入賞装置15が第2の状態に変化して、シャッター152が第2入賞口151を開放する。また、それに同期して、可動物体17の可動部171が、球視認部125を露呈する状態に変化する。遊技領域7に打ち込まれて第2入賞口151に入賞した遊技球は、球通路16内を転動することにより、可動物体17に呑み込まれるように、球視認部125を通過した後、遊技盤4の裏面側に排出される。これにより、遊技者は、第2入賞口151に入賞した遊技球100の転動を視認しながら遊技を楽しむことができる。
【0036】
確定表示された各識別情報10の組み合わせが、予め定めた表示態様、または他の表示態様ではない場合には、ハズレとなり、第1入賞装置14及び第2入賞装置15のいずれも第1の状態を維持する。
【0037】
第2入賞装置15が第1の状態にある場合には、シャッター152が第2入賞口151を閉鎖しているため、図9に示すように、遊技領域7に打ち込まれて第2入賞装置15に向けて流下した遊技球100は、シャッター152の上面に当接して、シャッター152の傾斜方向(左方向)に転動し、役物本体121の左上面に設けられた案内路121bに誘導されつつ役物本体121の左側方へ向けて流下する。これにより、第2入賞装置15が第1の状態にあるとき、遊技者は、遊技球100の多様な転動を見て、遊技を楽しむことができる。
【0038】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上記実施形態に、例えば、下記のような種々の変形や変更を施すことが可能である。
(イ)可動物体17を鯨以外の魚や動物にする。
(ロ)受け手段126aを、突起状以外の構成とする。例えば、受け手段126aを、前飾り板126の裏面に設けられ、かつシャッター152の前部に対向する凹部とし、この凹部に、シャッター152が閉鎖位置にあるとき、シャッター152の前部が上下に嵌合するようにする。
(ハ)受け手段126aを、左右いずれか1個にする。また、受け手段126aを1個にして、第2入賞口151における左右方向のほぼ中央になるように配置する。
(ニ)球視認部125を、透明または半透明部材を有しない開口とする。この場合には、球通路16内を転動する遊技球100を透明または半透明部材を透すことなく、直接視認することができる。
(ホ)大当り状態のとき、第2入賞装置15を第2の状態に変化させ、小当り状態のとき、第1入賞装置14を第2の状態に変化させる。
(ヘ)シャッター152を斜め上方または斜め下方へ向けて移動し得るように役物本体121に支持する。または、シャッター152を役物本体121に対して出没し得るように、左右方向へ移動可能に支持する。
【符号の説明】
【0039】
1 弾球遊技機
2 外枠
3 ガラス枠扉
4 遊技盤
5 外側ガイドレール
6 内側ガイドレール
7 遊技領域
8 操作ハンドル
9 球供給皿
10 識別情報
11 表示装置(表示手段)
12 センター役物
13 図柄始動口
14 第1入賞装置
15 第2入賞装置(入賞手段)
16 球通路
17 可動物体
18 モータ
71 アウト口
100 遊技球
121 役物本体
121a 支持孔
121b 案内路
122 透視窓
123 ステージ
123a 案内路
124 通過路
125 球視認部
126 前飾り板
126a 受け部(受け手段)
141 第1入賞口
142 開閉蓋
151 第2入賞口(入賞口)
151a 側縁
152 シャッター
153 ソレノイド(駆動手段)
153a プランジャ
154 軸
155 リンク
155a 歯部
156 軸
157 クランク
171 可動部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技球が打ち込まれる遊技領域に、遊技球が入賞不能な第1の状態から遊技球が入賞可能な第2の状態に変化可能な入賞手段を備えた弾球遊技機において、
前記入賞手段は、遊技球が入賞可能な入賞口と、前記第1の状態のとき、突出して前記入賞口を閉鎖する閉鎖位置に移動し、また、前記第2の状態のとき、没入して前記入賞口を開放する開放位置に移動可能なシャッターと、該シャッターを前記閉鎖位置及び前記開放位置に移動させ得る駆動手段と、前記シャッターが前記閉鎖位置にあるとき、前記シャッターの前部を下方から支持可能な受け手段を有し、
前記シャッターは、前記閉鎖位置にあるとき、前記シャッター上に流下した遊技球が下方へ向けて転動し得るように、傾斜状態に配設されることを特徴とする弾球遊技機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2011−16032(P2011−16032A)
【公開日】平成23年1月27日(2011.1.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−242018(P2010−242018)
【出願日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【分割の表示】特願2005−172529(P2005−172529)の分割
【原出願日】平成17年6月13日(2005.6.13)
【出願人】(000154679)株式会社平和 (1,976)
【Fターム(参考)】