説明

形彫り放電加工装置

【課題】線状の電極を用いて、細穴を形成する場合において、電極の湾曲を抑制し、目的の深さの細穴を形成できる形彫り放電加工装置を提供する。
【解決手段】長手方向nを有する線状の電極50と、電極50の一端部を支持するヘッド40とを備え、電極端部55側に位置する被加工物Wとの間に電圧を印加する形彫り放電加工装置1であって、ヘッド40から露出した電極50の長手方向nの周囲は、筒状の保護部材60によって覆われ、保護部材60の曲げ剛性は、電極50の曲げ剛性よりも大きく、保護部材60は、少なくとも電極50が湾曲すると、電極50に接触して、電極50を支持する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被加工物と電極との間に電圧を印加する形彫り放電加工装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、ステンレス鋼やチタンといった導電性の被加工物に、細穴を形成する形彫り放電加工装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。形彫り放電加工装置は、細穴を形成するために、ヘッドに支持された線状の電極を備えている。この線状の電極と被加工物との間に電圧を印加して、線状の電極端部と被加工物との間にアーク放電を生じさせる。アーク放電によって、被加工物の一部が溶融・蒸発し、加工くずとなり、被加工物に細穴が形成される。加工くずは、例えば、放電加工油などの加工液によって、形成された穴から排出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−262245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
線状の電極を用いて細穴を形成する場合、細穴の穴径は小さいため、細穴の深さが深くなるにつれ、加工液が細穴に浸入しにくくなり、また、細穴から加工液が排出されにくくなる。これによって、加工くずが排出されず、細穴の内部において、加工くずが堆積することがあった。細穴を深くするために、加工くずが堆積したまま、電極を支持するヘッドを被加工物へ近づけた場合、加工くずによって、深さ方向への電極の進行が阻害される。線状の電極は、曲げ剛性が小さいため、湾曲してしまい、目的の深さの細穴が形成されていないことがあった。
【0005】
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、線状の電極を用いて、細穴を形成する場合において、電極の湾曲を抑制し、目的の深さの細穴を形成できる形彫り放電加工装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。本発明の特徴は、長手方向(長手方向n)を有する線状の電極(電極50)と、前記電極の一端部を支持するヘッド(ヘッド40)とを備え、前記電極の他端部(電極端部55)側に位置する被加工物(被加工物W)と前記電極との間に電圧を印加する形彫り放電加工装置(形彫り放電加工装置1)であって、前記ヘッドから露出した前記電極の長手方向の周囲は、筒状の保護部材(保護部材60)によって覆われ、前記保護部材の曲げ剛性は、前記電極の曲げ剛性よりも大きく、前記保護部材は、少なくとも前記電極が湾曲すると、前記電極に接触して、前記電極を支持することを要旨とする。
【0007】
本発明の特徴によれば、ヘッドから露出した電極の周囲は、筒状の保護部材によって覆われ、保護部材の曲げ剛性は、電極の曲げ剛性よりも大きく、少なくとも電極の湾曲する場合には、電極が保護部材に接触する。これによって、電極の周囲を覆う保護部材が、電極の剛性を補強するため、電極の湾曲が抑制される。
【0008】
本発明の他の特徴は、前記保護部材は、前記長手方向において、伸縮性を有し、前記保護部材の前記被加工物側の端部は、絶縁部材で形成されることを要旨とする。
【0009】
本発明の他の特徴は、前記保護部材は、蛇腹形状であることを要旨とする。
【0010】
本発明の他の特徴は、前記長手方向に直交する前記電極の断面は、円形状であることを要旨とする。
【0011】
本発明の他の特徴は、前記電極の前記断面の直径は、0.5mm以下であることを要旨とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係るによれば、線状の電極を用いて、細穴を形成する場合において、電極の湾曲を抑制し、目的の深さの細穴を形成できる形彫り放電加工装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は、本実施形態に係る形彫り放電加工装置1の概略側面図である。
【図2】図2は、本実施形態に係る電極50及び保護部材60の一部斜面図である。
【図3】図3(a)及び図3(b)は、本実施形態に係る形彫り放電加工装置1が、被加工物Wに細穴を形成する様子を説明するための説明図である。
【図4】図4(a)は、その他実施形態に係る保護部材61の一部斜面図である。図4(b)は、電極50が保護部材61に覆われている様子を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明に係る形彫り放電加工装置の一例について、図面を参照しながら説明する。具体的には、(1)形彫り放電加工装置1の概略構成、(2)細穴の形成、(3)作用・効果、(4)その他実施形態、について説明する。
【0015】
以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。図面は模式的なのものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることを留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
【0016】
(1)形彫り放電加工装置1の概略構成
本実施形態に係る形彫り放電加工装置1の概略構成について、図1及び図2を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る形彫り放電加工装置1の概略側面図である。図1において、電極50及び被加工物Wの一部は、断面形状が描かれている。図2は、本実施形態に係る電極50及び保護部材60の一部斜面図である。
【0017】
図1に示されるように、形彫り放電加工装置1は、コラム10、ラム20、ベッド30、ヘッド40、電極50、保護部材60、テーブル70、加工槽80及び加工液90を備えている。
【0018】
コラム10は、x方向駆動機構10x、y方向駆動機構10yを有している。コラム10上に配置されたラム20は、x方向駆動機構10xによって、x方向へ移動する。ラム20は、y方向駆動機構10yによって、y方向へ移動する。コラム10は、ベッド30上に配置されている。ベッド30上には、加工槽80も配置されている。
【0019】
ラム20は、z方向駆動機構10zを有している。ラム20は、ヘッド40を支持している。ヘッド40は、z方向駆動機構10zによって、z方向へ移動する。電極50の一端部は、ヘッド40の内部に挿入されている。これによって、ヘッド40は、電極50の一端部を支持している。本実施形態において、z方向と電極50が有する長手方向nとは、一致している。
【0020】
電極50は、線状の形状である。電極50の形状は、線状であり、細穴を形成できれば、特に限定されない。線状の形状として、例えば、円柱状、針状、棒形状、多角柱状であっても良い。電極50は、電極50の端部から加工液を放出するパイプ形状の管状であっても良い。なお、電極50は、長手方向nを有する。
【0021】
電極50の一端部は、ヘッド40に支持されている。電極50の他端部である電極端部55は、被加工物W側に位置している。具体的には、電極端部55は、被加工物Wと対向している。図1において、電極端部55は、被加工物Wの内部に挿入されている。ヘッド40から露出した電極50の長手方向nの周囲は、保護部材60によって覆われている。電極50は、少なくとも電極50が湾曲する場合には、電極50が保護部材60に接触するように、覆われている。本実施形態においては、図1及び図2に示されるように、電極50は、湾曲していないが、保護部材60に接触している。
【0022】
保護部材60は、筒状である。筒状とは、長手方向に沿って貫通孔が形成された形状をいう。従って、筒状には、円管状で、中空になっているものだけではなく、底面及び上面が多角形状の管状部材も含まれる。また、図1及び図2に示されるように、保護部材60は、蛇腹形状であっても良い。蛇腹形状とは、山折りと谷折りとが繰り返された形状である。言い換えると、保護部材60は、電極50の長手方向nに沿って、保護部材60の内部にある電極50から遠ざかったり、近づいたりを繰り返す構造を有する。従って、保護部材60は、長手方向nにおいて所定間隔を空けて、電極50に接触している。この蛇腹形状によって、保護部材60は、長手方向nにおいて、伸縮性を有する。電極50がヘッド40に支持された時点において、保護部材60は、電極50に接しているが、必ずしもそうである必要はない。電極50が湾曲したときに、保護部材60が電極50に接するような位置に、保護部材60は、配置されていれば良い。
【0023】
保護部材60の被加工物W側の端部は、絶縁部材で形成されている。本実施形態では、保護部材60は、被加工物W側の端部だけでなく、保護部材60全てが、絶縁部材で形成されている。保護部材60の材料として、例えば、樹脂が挙げられる。伸縮性を有する樹脂であれば、蛇腹形状のように構造によって長手方向nに伸縮性を有さなくても良い。
【0024】
保護部材60の曲げ剛性は、電極50の曲げ剛性よりも大きい。従って、電極50を湾曲させる力が電極50に働いても、保護部材60に覆われた電極50は、保護部材60に覆われていない電極50に比べて、湾曲が抑制される。
【0025】
ベッド30上に配置された加工槽80の内部には、テーブル70が配置されている。テーブル70の上面には、被加工物Wが載置されている。加工槽80の内部は、加工液90によって満たされている。
【0026】
形彫り放電加工装置1は、電極50が消耗した場合に、別の電極50と自動で交換する自動電極交換機構(いわゆる、オートツールチェンジャー(ATC))を備えていても良い。この場合、予備の電極50が入れられる電極ホルダー(不図示)に、内部に電極50が入れられた保護部材60を入れておいても良い。
【0027】
形彫り放電加工装置1は、例えば、高周波パルス電源(不図示)により、電極端部55側に位置する被加工物Wと電極50との間に電圧を印加する。これにより、電極50と被加工物Wとの間に放電(アーク放電)が生じる。この放電によって、被加工物Wの表面の一部が溶解・蒸発する。これを繰り返すことにより、被加工物Wに細穴が形成される。
【0028】
(2)細穴の形成
本実施形態に係る細穴の形成について、図3を参照しながら説明する。図3(a)及び図3(b)は、本実施形態に係る形彫り放電加工装置1が、被加工物Wに細穴を形成する様子を説明するための説明図である。図3(a)は、被加工物Wに細穴を形成し始めた状態を表す図である。図3(b)は、被加工物Wに細穴を形成している状態を表す図である。
【0029】
図3(a)に示されるように、ヘッド40から露出した電極50の長手方向nの周囲は、保護部材60によって覆われている。電極端部55の一部である電極端面55aは、保護部材60で覆われていない。すなわち、電極端面55aは、保護部材60から露出している。これにより、電極端面55aと被加工物Wとの間でアーク放電を生じさせ、被加工物Wに細穴を形成できる。
【0030】
被加工物Wの表面上に形成された細穴の大きさは、長手方向nに直交する電極50の断面の大きさよりもわずかに大きい程度なので、細穴を形成し続けていくと、電極50を覆う保護部材60は、細穴の周囲である被加工物Wの上面(すなわち、電極50側に位置する被加工物Wの表面)に接触する。ここで、保護部材60の被加工物Wの端部は、絶縁部材で形成されているため、被加工物Wと保護部材60とが接触しても電流のリークが発生することもない。
【0031】
また、図3(b)に示されるように、保護部材60は、長手方向nにおいて、伸縮性を有するため、ヘッド40が被加工物Wに近づいても、保護部材60によって、進行が妨害されることはない。すなわち、保護部材60は、長手方向nに縮むことによって、電極50が細穴の深さ方向へ進行できるため、より深い細穴を形成することができる。保護部材60は、被加工物Wの上面に接触するため、被加工物Wの内部、すなわち、細穴内部において、電極端面55aだけでなく、電極50の側面も露出している。
【0032】
穴径が小さい細穴を形成する場合において、特に、長手方向nに直交する電極50の断面の直径が0.5mm以下である場合において、形成されている細穴に加工液90が浸入しにくい。また、細穴に進入した加工液90が排出されにくい。従って、細穴の深さが深くなるにつれ、加工くずが細穴内部に堆積する。例えば、被加工物Wが炭化珪素材料である場合、放電加工時の熱により、炭化珪素材料が加工液(HO)と反応して、二酸化珪素(SiO)と二酸化炭素(CO)とを発生する。発生した二酸化珪素は、細穴内部に堆積する。加工くずが堆積したまま、さらに細穴の深さを深くするため、ヘッド40が被加工物Wに近づくと、加工くずと電極端面55aとが接触する。堆積物が導電性であれば、一定の放電ギャップを有しながらアーク放電が持続されるが、堆積物である二酸化炭素が絶縁物であるため、放電ギャップがないため、形彫り放電加工装置1が接触を検知しない。このため、ヘッド40が被加工物Wへさらに近づく。すなわち、電極50(電極端面55a)は、被加工物Wに形成された穴の奥へと押し込まれていく。このとき、電極50の曲げ剛性が強ければ、電極50は、加工くずを押し分けるが、線状の電極50であるため、必ずしも加工くずを押し分けることができるとは限らない。電極50は、電極50の両端部に働く力を逃がすために、湾曲してしまう。
【0033】
本実施形態において、電極50の周囲は、保護部材60によって覆われている。具体的には、保護部材60は、電極50に接触している。保護部材60の曲げ剛性は、電極50の曲げ剛性よりも大きいため、電極50の湾曲を抑制する。すなわち、電極50を湾曲させる力が働いても、保護部材60は、電極50を支持して、電極50の湾曲を抑制できる。
【0034】
(3)作用・効果
形彫り放電加工装置1において、ヘッド40から露出した電極50の長手方向nの周囲は、筒状の保護部材60によって覆われ、保護部材60の曲げ剛性は、電極50の曲げ剛性よりも大きく、保護部材60は、少なくとも電極50が湾曲すると、電極50に接触して、電極50を支持する。これによって、電極50を湾曲させる力が働いても、保護部材60が、電極50の曲げ剛性を補強するため、電極50の湾曲が抑制される。
【0035】
形彫り放電加工装置1において、保護部材60は、長手方向nにおいて、伸縮性を有し、保護部材60の被加工物Wの端部は、絶縁部材で形成される。これによって、被加工物Wの上面と、保護部材60が接触しても電流のリークが発生することもない。また、保護部材60によって、z方向への電極50の進行が妨げられることもない。従って、形彫り放電加工装置1は、電極50の湾曲を抑制しつつ、目的の深さの細穴を形成できる。
【0036】
形彫り放電加工装置1において、保護部材60は、蛇腹形状である。これによって、長手方向nにおける保護部材60の伸縮性が向上するため、z方向に厚さのある被加工物Wであっても、目的の深さまで細穴を形成できる。
【0037】
形彫り放電加工装置1において、長手方向nに直交する電極50の断面は、円形状である。このような電極50の場合、どの方向へ湾曲するかわからないが、電極50は、筒状の保護部材60に覆われているため、どの方向へ湾曲しても電極50の湾曲を抑制できる。
【0038】
形彫り放電加工装置1において、電極50の断面の直径は、0.5mm以下である。このような電極50を用いた場合、加工くずが排出されずらく、かつ電極50の曲げ剛性は、弱いため、電極50は、容易に湾曲しやくなる。断面の直径が0.5mm以下の電極50を用いて、被加工物Wに微細穴を形成する場合であっても、保護部材60が、電極50の曲げ剛性を補強するため、電極50の湾曲が抑制される。
【0039】
(4)その他実施形態
本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。本発明はここでは記載していない様々な実施形態を含む。
【0040】
例えば、形彫り放電加工装置1において、コラム10が有するx方向駆動機構10x及びy方向駆動機構10yによって、電極50を移動させたが、それに限られない。形彫り放電加工装置1は、被加工物Wを移動させる機構を備えていても良い。
【0041】
また、本実施形態において、保護部材60は、蛇腹形状であったが、必ずしもそうである必要はない。例えば、電極50が四角柱状であった場合、それに合わせて、図4(a)に示されるように、底面及び上面を四角形状、すなわち、四角管状である保護部材61を用いても良い。保護部材61の被加工物W側に配置される保護部材端部61aは、絶縁部材で形成されている。保護部材端部61a以外は、絶縁部材以外の材料で形成されていても良い。例えば、保護部材端部61aを除く保護部材61は、導電部材で形成されていても良い。
【0042】
また、本実施形態において、保護部材60は、電極50と接していたが、必ずしもそうである必要はない。図4(b)に示されるように、少なくとも電極50が湾曲すると、電極50に接触して、電極50を支持するのであれば、保護部材60と電極50との間に隙間が形成されていてもよい。
【0043】
また、本実施形態において、被加工物Wの内部に位置する電極端部55を除いて、保護部材60は、ヘッド40から露出した電極50の長手方向nの周囲を略全面覆っていたが、必ずしもそうである必要はない。ただし、電極50の湾曲が抑制するという観点から、保護部材60は、電極端部55以外のヘッド40から露出した電極50を覆っているのが好ましい。保護部材60は、電極50の長手方向nの周囲を略全面覆っているのがより好ましい。
【0044】
このように、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
【符号の説明】
【0045】
1…放電加工装置
10…コラム
10x…x方向駆動機構
10y…y方向駆動機構
10z…z方向駆動機構
20…ラム
30…ベッド
40…ヘッド
50…電極
55…電極端部
55a…電極端面
60,61…保護部材
61a…保護部材端部
70…テーブル
80…加工槽
90…加工液

【特許請求の範囲】
【請求項1】
長手方向を有する線状の電極と、前記電極の一端部を支持するヘッドとを備え、
前記電極の他端部側に位置する被加工物と前記電極との間に電圧を印加する形彫り放電加工装置であって、
前記ヘッドから露出した前記電極の長手方向の周囲は、筒状の保護部材(保護部材60)によって覆われ、
前記保護部材の曲げ剛性は、前記電極の曲げ剛性よりも大きく、
前記保護部材は、少なくとも前記電極が湾曲すると、前記電極に接触して、前記電極を支持する形彫り放電加工装置。
【請求項2】
前記保護部材は、前記長手方向において、伸縮性を有し、
前記保護部材の前記被加工物側の端部は、絶縁部材で形成される請求項1に記載の形彫り放電加工装置。
【請求項3】
前記保護部材は、蛇腹形状である請求項2に記載の形彫り放電加工装置。
【請求項4】
前記長手方向に直交する前記電極の断面は、円形状である請求項1から3の何れか1項に記載の形彫り放電加工装置。
【請求項5】
前記電極の前記断面の直径は、0.5mm以下である請求項4に記載の形彫り放電加工装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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