説明

後処理用燃料添加装置

【課題】 後処理用燃料添加装置の故障診断を燃料添加を実際に行うことなくエンジン始動直後から実行可能とする。
【解決手段】 燃料供給源からの燃料供給通路1と、空気供給源からの空気供給通路2と、これらの合流通路3と、合流通路3に接続された噴射ノズル4と、燃料供給通路1に介装された燃料カットオフバルブ(FCV)5及び燃料添加バルブ(FDV)6と、空気供給通路2に介装された空気パージバルブ(APV)7と、を備える。制御ユニット11は、FCV5を閉じ、APV7及びFDV6を更に閉じた状態で、FCV5、ADV6間の圧力センサ10の検出圧力に基づいて、故障の有無を診断する(第1の故障診断モード)。また、FCV5を閉じ、APV7及びFDV6を開いた状態で、圧力センサ10の検出圧力に基づいて、故障の有無を診断する(第2の故障診断モード)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の排気通路に後処理用の燃料を添加する後処理用燃料添加装置(AHI;After treatment Hydrocarbon Injector)に関し、特に、その故障診断技術に関する。
【背景技術】
【0002】
内燃機関(特にディーゼルエンジン)では、排気通路にDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)を配置して、排気中のPM(粒子状物質)を捕集している。
後処理用燃料添加装置は、DPFを強制的に再生する際に、DPFの上流側に燃料を添加し、これにより排気温度を上昇させて、DPFに堆積したPMを燃焼除去するために用いられる。
【0003】
かかる後処理用燃料添加装置の故障は、後処理用燃料の排気通路への漏洩や触媒劣化を招くため、定期的に診断する必要がある。
特許文献1には、燃料添加バルブの故障診断において、燃料添加の非実行時に、当該バルブ下流側の空燃比センサ出力に基づいて、バルブの漏洩異常を診断している。
【0004】
また、特許文献2では、燃料添加バルブの故障診断において、所定空燃比を燃料添加により得たときの添加量を、エンジン用燃料インジェクタのポスト噴射により得たときの噴射量と比較して、バルブの故障を診断している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−232991号公報
【特許文献2】特開2007−146825号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、後処理用燃料添加装置の故障診断は、内燃機関の始動時に実行可能であることが望まれる。
しかし、始動時に燃料添加を実際に行ってしまうと、添加した燃料が燃焼することなく滞留してしまう。このため、始動時の故障診断を可能とするためには、燃料添加を実際に行うことなく故障診断できるようにする必要がある。
【0007】
この点、特許文献1に記載の技術では、燃料添加の非実行時に、空燃比センサ出力に基づいて、バルブの漏洩異常を診断しているが、始動時には空燃比センサが活性化していないので、空燃比センサを用いて始動時に故障診断することは困難である。
特許文献2に記載の技術では、燃料添加を実際に行う必要があり、始動時の故障診断は困難である。
【0008】
本発明は、このような実状に鑑み、後処理用燃料添加装置の故障診断を燃料添加を実際に行うことなく始動時から実行可能とすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る後処理用燃料添加装置は、燃料供給源からの燃料供給通路と、空気供給源からの空気供給通路と、これら両通路を合流させた合流通路と、この合流通路の端部に接続されて前記排気通路に臨む噴射ノズルと、前記燃料供給通路の上流側に介装された燃料カットオフバルブと、前記燃料供給通路の下流側に介装された燃料添加バルブと、前記空気供給通路に介装された空気パージバルブと、これらのバルブの作動を制御する制御ユニットと、前記燃料供給通路における前記燃料カットオフバルブと前記燃料添加バルブとの間の圧力を検出する圧力センサと、を含んで構成される。
【0010】
そして、前記制御ユニットは、下記(1)、(2)の故障診断モードを有する構成とする。
(1)前記燃料カットオフバルブを閉じ、前記空気パージバルブ及び前記燃料添加バルブを更に閉じた状態で、前記圧力センサにより検出される圧力に基づいて、故障の有無を診断する第1の故障診断モード
(2)前記燃料カットオフバルブを閉じ、前記空気パージバルブ及び前記燃料添加バルブを開いた状態で、前記圧力センサにより検出される圧力に基づいて、故障の有無を診断する第2の故障診断モード
【0011】
更には、下記(3)の故障診断モードを有する構成とすることが望ましい。
(3)前記燃料カットバルブを閉じ、前記空気パージバルブを閉じ、前記燃料添加バルブを開いた状態で、前記圧力センサにより検出される圧力に基づいて、故障の有無を診断する第3の故障診断モード
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、燃料カットオフバルブを閉じた状態で故障診断するため、燃料添加を実行することなく、診断でき、しかも圧力センサを用いて診断するので、始動時から故障診断が可能となる。また、特に空気パージバルブを用い、空気圧力で診断することにより、正確な診断が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態を示す後処理用燃料添加装置のシステム図
【図2】第1〜第3の故障診断モードを説明するためのタイムチャート
【図3】診断診断のフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す後処理用燃料添加装置のシステム図である。
【0015】
燃料供給源からの燃料供給通路1と、空気供給源からの空気供給通路2とが設けられ、これらは合流して、合流通路3をなしている。合流通路3の端部には噴射ノズル4が接続され、噴射ノズル4は図示しない内燃機関の排気通路のDPF上流側に臨んでいる。
【0016】
燃料供給通路1には、その上流側に燃料遮断用の燃料カットオフバルブ(Fuel Cut-off Valve;以下「FCV」という)5が設けられ、下流側に添加流量制御用の燃料添加バルブ(Fuel Dosing Valve ;以下「FDV」という)6が設けられる。
空気供給通路2には、空気パージ制御用の空気パージバルブ(Air Purge Valve ;以下「APV」という)」7が設けられる。
【0017】
また、燃料供給通路1におけるFCV5とFDV6との間に逆流防止用のチェックバルブ8が設けられ、空気供給通路2におけるAPV7下流に逆流防止用のチェックバルブ9が設けられる。
また、燃料供給通路1におけるFCV5とFDV6との間で、チェックバルブ8の下流、従って、チェックバルブ8とFDV6との間に、当該部位の圧力を検出する圧力センサ10が設けられる。
【0018】
前記FCV5、FDV6及びAPV7は、いずれも電磁バルブであり、これらの作動は、制御ユニット11により制御される。この制御ユニット11には、内燃機関の運転条件やDPFの強制再生の要否の判断のために、図示しない各種のセンサからの信号が入力されると共に、前記圧力センサ10からの信号も入力されている。
尚、図1に点線Mで囲んで示すように、FCV5、FDV6、APV7、チェックバルブ8、9及び圧力センサ10は、1つのケーシング内に収容されて、モジュール化されている。
【0019】
上記の後処理用燃料添加装置では、制御ユニット11により、DPFの強制再生の要否を判断して、強制再生時には、空気供給通路2のAPV7を閉じ、燃料供給通路1のFCV5及びFDV6を開いて、噴射ノズル4に燃料を供給し、噴射ノズル4から排気通路内に燃料を添加する。これにより、排気通路内で添加燃料を酸化させて昇温し、DPFに堆積しているPMを燃焼除去する。
【0020】
強制再生のための燃料添加の終了時は、燃料供給通路1のFCV5及びFDV6を閉じて、燃料噴射を停止させる。その後、空気供給通路2のAPV7を一時的に開いて、パージ空気を供給し、合流通路3及び噴射ノズル4に残っている燃料をパージする。これにより、合流通路3及び噴射ノズル4内の燃料が炭化して付着し、詰まり等を生じないようにする。
【0021】
また、燃料添加を実行しないときは、定期的に、空気供給通路2のAPV7を開いて、合流通路3及び噴射ノズル4にパージ空気を供給する。これは、排気通路から排気が噴射ノズル4内に逆流して排気中の煤が内部に付着したり、ノズル4に煤が堆積するのを防止するためである。内燃機関の停止時(キーOFF時)も同様に煤除去のためのパージを行う。
【0022】
次に制御ユニット11による故障診断について説明する。
制御ユニット11は、FCV5、FDV6及びAPV7の開閉を制御しつつ、圧力センサ10からの信号に基づいて、後処理用燃料添加装置の故障の有無を診断する機能を備えている。
【0023】
図2は制御ユニット11による故障診断のタイムチャートである。
故障診断は、(1)第1の故障診断モード、(2)第2の故障診断モード、(3)第3の故障診断モードの順で実行する。
【0024】
(1)第1の故障診断モード
FCV5、FDV6、APV7の閉弁状態から、FDV6を一定期間開いて、再び閉じる。これは、FDV6を開くことで、FCV5とFDV6との間の圧力を逃がし、再びFDV6を閉じることで、FCV5とFDV6との間を低圧状態に保つようにする。そして、図2中の(1)のタイミングで、圧力センサ10により検出される圧力を読込み、しきい値と比較して、低圧状態か否かを判定する。低圧状態であれば、正常であるが、高圧状態であれば、FCV5の開故障(リーク)、FDV6の開故障、APV7の開故障が考えられる。尚、ここでいう「開故障」とは、開状態のまま固着してしまったような故障をいい、「閉故障」とは、閉状態のまま固着してしまったような故障をいう。
【0025】
(2)第2の故障診断モード
引き続きFCV5を閉じたまま、APV7を開き、次いでFDV6を開く。これは、APV7とFDV6を開くことで、APV7からの空気をFCV5とFDV6との間に導いて、圧力センサ10部の圧力が上昇していく状況を作り出している。尚、APV7からの空気は噴射ノズル4より流出するが、噴射ノズル4は一種のオリフィスとして機能するので、圧力センサ10部の圧力は上昇する。そして、この状態、すなわち、図2中の(2)のタイミングで、圧力センサ10により検出される圧力を読込み、しきい値と比較して、高圧状態か否かを判定する。高圧状態であれば、正常であるが、低圧状態であれば、FDV6の閉故障、APV7の閉故障が考えられる。
【0026】
(3)第3の故障診断モード
引き続きFCV5を閉じたまま、先ずFDV6を閉じ、これと同時又は遅らせてAPV7を閉じ、しかる後、FDV6を開く。これは、FDV6を閉じて、圧力センサ10部を高圧状態に保持し、これと同時又は遅らせてAPV7を閉じて空気供給を停止し、その後にFDV6を開くことで、圧力センサ10部の圧力が低下していく状況を作り出している。そして、この状態、すなわち、図2中の(3)のタイミングで、圧力センサ10により検出される圧力を読込み、しきい値と比較して、低圧状態になったか否かを判定する。低圧状態であれば、正常であるが、高圧状態であれば、FCV5の開故障、FDV6の開故障、APV7の開故障が考えられる。
【0027】
図3は制御ユニット11による上記第1〜第3の故障診断モードを用いた故障診断ルーチンのフローチャートであり、本ルーチンはエンジン始動直後に実行される。
【0028】
S1では、予め定めた診断開始条件が成立しているか否かを判定する。ここでいう診断開始条件とは、例えば、燃料供給源の燃料圧力、及び、空気供給源(圧縮空気源)の空気圧力が確保されていることを条件とする。燃料を添加しないが、燃料の漏洩を見るために、エンジンと連動して作動する燃料ポンプにより燃料圧力が上昇している必要があるからである。また、パージ空気を用いるために空気圧力が確保されている必要があり、長時間エンジンを運転していないと、空気供給源(圧縮空気タンク)が空になっている恐れがあり、エンジンと連動して作動する圧縮空気ポンプ(コンプレッサ)により充填してからでないと診断を行えないからである。診断開始条件が成立した場合は、S2へ進む。
【0029】
S2では、第1の故障診断モード(FCVリークチェック等)を実行する。すなわち、FCV5を閉じ、APV7を閉じた後、FDV6を一時的に開いて再び閉じる。そして、S3では、圧力センサ10により検出される圧力を読込み、しきい値と比較して、圧力は予測範囲内(低圧状態)か否かを判定する。
この判定で、予測範囲内(低圧状態)の場合は、S5へ進み、予測範囲外(高圧状態)の場合は、S4へ進んで、FCV5の開故障、FDV6の開故障、APV7の開故障の疑いありと記憶した後、S5へ進む。
【0030】
S5では、第2の故障診断モード(空気圧上昇チェック等)を実行する。すなわち、FCV5を閉じたまま、APV7を開き、次いでFDV6を閉状態から一定期間開く。そして、S6では、FDV6の開期間において、圧力センサ10により検出される圧力を読込み、しきい値と比較して、圧力は予測範囲内(高圧状態)か否かを判定する。
この判定で、予測範囲内(高圧状態)の場合は、S8へ進み、予測範囲外(低圧状態)の場合は、S7へ進んで、FDV6の閉故障、APV7の閉故障の疑いありと記憶した後、S8へ進む。
【0031】
S8では、第3の故障診断モード(空気圧下降チェック等)を実行する。すなわち、FCV5を閉じたまま、APV7を閉じ、FDV6を閉状態から一定期間開く。そして、S9では、FDV6の開期間において、圧力センサ10により検出される圧力を読込み、しきい値と比較して、圧力は予測範囲内(低圧状態)か否かを判定する。
この判定で、予測範囲内(低圧状態)の場合は、S11へ進み、予測範囲外(高圧状態)の場合は、S10へ進んで、FCV5の開故障、FDV6の開故障、APV7の開故障の疑いありと記憶した後、S11へ進む。
【0032】
S11では、以上の第1〜第3の故障診断モードで、故障の疑いありであったか否かを判定し、疑いありの場合は、S12へ進む。
S12では、診断回数を予め定めたしきい値と比較する。診断回数は、S2〜S11のループを回る毎に、1アップされ、しきい値未満の場合は、S2へ戻って、S2〜S11のループを繰り返す。
【0033】
S11、S12の判定で、故障の疑いありで、かつ、診断回数がしきい値に達した場合は、S13へ進んで、故障コードをセットし、ユーザー又はサービスマン向けに適宜表示する。また同時にフェイルセーフモードに入る。フェイルセーフモードでは、全てのバルブ5、6、7に対し閉弁を指令する。
S11での判定で、故障の疑いなしの場合は、S14へ進んで、故障コードをクリアする。
【0034】
本実施形態によれば、第1〜第3の故障診断モードのいずれにおいても、FCV5を閉じた状態で故障診断するため、燃料添加を実行することなく、診断でき、しかも圧力センサ10を用いて診断するので、エンジン始動直後から故障診断が可能となる。
【0035】
また、本実施形態によれば、FCV5を閉じ、APV7及びFDV6を更に閉じた状態で、FCV5、FDV6間の圧力センサ10により検出される圧力に基づいて、故障の有無を診断する第1の故障診断モードと、FCV5を閉じ、APV7及びFDV6を開いた状態で、前記圧力センサ10により検出される圧力に基づいて、故障の有無を診断する第2の故障診断モードと、を有することにより、FCV5,FDV6及びAPV7の各種故障を検知・診断することができる。
【0036】
また、本実施形態では、FCV5を閉じ、APV7を閉じ、FDV6を開いた状態で、前記圧力センサ10により検出される圧力に基づいて、故障の有無を診断する第3の故障診断モードを更に有することにより、更に多くの各種故障を検知・診断することが可能となる。
【0037】
また、本実施形態によれば、前記第1の故障診断モード、前記第2の故障診断モード、前記第3の故障診断モードの順で、故障診断を行うことにより、一連の診断を効率的に行うことが可能となる。
【0038】
尚、以上では、エンジン始動直後の故障診断について説明したが、これに限るものではない。すなわち、本発明による故障診断は、エンジン始動直後に極めて有効であることは言うまでもないが、エンジン始動直後のみでなく、エンジン運転中やキーOFF時に実行することもできる。もちろん、エンジン運転中は、燃料添加を実際に行いながら診断することが可能であるので、エンジン始動直後とは別に、FCV5及びFDV6を開いて燃料添加を実行しながら行う故障診断モードによって故障診断を行うようにしてもよい。
【0039】
また、図示の実施形態はあくまで本発明を例示するものであり、本発明は、説明した実施形態により直接的に示されるものに加え、特許請求の範囲内で当業者によりなされる各種の改良・変更を包含するものであることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0040】
1 燃料供給通路
2 空気供給通路
3 合流通路
4 噴射ノズル
5 燃料カットオフバルブ(FCV)
6 燃料添加バルブ(FDV)
7 空気パージバルブ(APV)
8、9 チェックバルブ
10 圧力センサ
11 制御ユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内燃機関の排気通路に後処理用の燃料を添加する後処理用燃料添加装置であって、
燃料供給源からの燃料供給通路と、空気供給源からの空気供給通路と、これら両通路を合流させた合流通路と、この合流通路の端部に接続されて前記排気通路に臨む噴射ノズルと、前記燃料供給通路の上流側に介装された燃料カットオフバルブと、前記燃料供給通路の下流側に介装された燃料添加バルブと、前記空気供給通路に介装された空気パージバルブと、前記燃料カットオフバルブ、前記燃料添加バルブ及び前記空気パージバルブの作動を制御する制御ユニットと、前記燃料供給通路における前記燃料カットオフバルブと前記燃料添加バルブとの間の圧力を検出する圧力センサと、を含んで構成され、
前記制御ユニットは、
前記燃料カットオフバルブを閉じ、前記空気パージバルブ及び前記燃料添加バルブを更に閉じた状態で、前記圧力センサにより検出される圧力に基づいて、故障の有無を診断する第1の故障診断モードと、
前記燃料カットオフバルブを閉じ、前記空気パージバルブ及び前記燃料添加バルブを開いた状態で、前記圧力センサにより検出される圧力に基づいて、故障の有無を診断する第2の故障診断モードと、
を有することを特徴とする後処理用燃料添加装置。
【請求項2】
前記制御ユニットは、前記燃料カットオフバルブを閉じ、前記空気パージバルブを閉じ、前記燃料添加バルブを開いた状態で、前記圧力センサにより検出される圧力に基づいて、故障の有無を診断する第3の故障診断モードを更に有することを特徴とする請求項1記載の後処理用燃料添加装置。
【請求項3】
前記制御ユニットは、前記第1の故障診断モード、前記第2の故障診断モード、前記第3の故障診断モードの順で、故障診断を行うことを特徴とする請求項2記載の後処理用燃料添加装置。
【請求項4】
前記制御ユニットは、少なくとも、エンジン始動直後に、前記故障診断モードでの故障診断を行うことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の後処理用燃料添加装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−127320(P2012−127320A)
【公開日】平成24年7月5日(2012.7.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−281757(P2010−281757)
【出願日】平成22年12月17日(2010.12.17)
【出願人】(000003908)UDトラックス株式会社 (1,028)
【Fターム(参考)】