説明

循環式汚水処理装置

【課題】 汚水の浄化を確実に向上させる循環式汚水処理装置を提供すること。
【解決手段】 本発明の循環式汚水処理装置1は、外部より送入された被処理水により活性炭層12の上方まで覆われる第1の汚水処理槽10と、第1の汚水処理槽10より送入された被処理水により活性炭層22の上方まで覆われる第2の汚水処理槽20と、第2の汚水処理槽20より送出される被処理水を分解するバイオフリンジを設けた第3の汚水処理槽30と、第3の汚水処理槽30より送入された被処理水により活性炭層42の上方まで覆われる第4の汚水処理槽40とを備え、第4の汚水処理槽40の活性炭層40の上方まで覆われた被処理水が戻され、戻された被処理水にオゾンを気泡にして混入して第1の汚水処理槽10の下方に送入し被処理水を循環させることとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、汚水の浄化を確実に向上させる循環式汚水処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の循環式汚水処理装置には、水洗便器などの汚水源からの汚水を微生物で有機分解した後に沈殿槽で沈殿分離し循環使用するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】 特開平5−230858号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の循環式汚水処理装置は、微生物による有機分解と沈殿槽での沈殿分離を発生する汚水につき行っているが、汚水の状況によっては浄化が不十分となることがあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、汚水の浄化を確実に向上させる循環式汚水処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の循環式汚水処理装置は、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に汚水槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第1の汚水処理槽と、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に前記第1の汚水処理槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第2の汚水処理槽と、気泡が導入され、前記第2の汚水処理槽より送出される被処理水を分解するバイオフリンジを設けた第3の汚水処理槽と、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に前記第3の汚水処理槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第4の汚水処理槽とを備え、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第1の汚水処理槽の下方に送入し前記外部より送入された被処理水を循環させることとした。
また、前記第4の汚水処理槽は、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第2の汚水処理槽の下方に送入し、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水を循環させることとした。
また、前記第4の汚水処理槽は、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第4の汚水処理槽の下方に送入し、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水を循環させることとした。
また、本発明の循環式汚水処理装置は、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に汚水槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第1の汚水処理槽と、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に前記第1の汚水処理槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第2の汚水処理槽と、気泡が導入され、前記第2の汚水処理槽より送出される被処理水を分解するバイオフリンジを設けた第3の汚水処理槽と、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に前記第3の汚水処理槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第4の汚水処理槽とを備え、前記第1の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第1の汚水処理槽の下方に送入し前記外部より送入された被処理水を循環させることとした。
また、前記第4の汚水処理槽は、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第2の汚水処理槽の下方に送入し、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水を循環させることとした。
また、前記第4の汚水処理槽は、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第4の汚水処理槽の下方に送入し、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水を循環させることとした。
また、本発明の循環式汚水処理装置は、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に汚水槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第1の汚水処理槽と、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に前記第1の汚水処理槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第4の汚水処理槽とを備え、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第1の汚水処理槽の下方に送入し前記外部より送入された被処理水を循環させることとした。
さらに、前記第4の汚水処理槽は、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第4の汚水処理槽の下方に送入し、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水を循環させることとした。
【発明の効果】
【0006】
本発明の循環式汚水処理装置は、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に汚水槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第1の汚水処理槽と、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に前記第1の汚水処理槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第2の汚水処理槽と、気泡が導入され、前記第2の汚水処理槽より送出される被処理水を分解するバイオフリンジを設けた第3の汚水処理槽と、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に前記第3の汚水処理槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第4の汚水処理槽とを備え、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第1の汚水処理槽の下方に送入し前記外部より送入された被処理水を循環させることとしたため、確実に汚水を浄化することができる。
また、前記第4の汚水処理槽は、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第2の汚水処理槽の下方に送入し、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水を循環させることとしたため、より確実に汚水を浄化することができる。
また、前記第4の汚水処理槽は、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第4の汚水処理槽の下方に送入し、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水を循環させることとしたため、より確実に汚水を浄化することができる。
また、本発明の循環式汚水処理装置は、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に汚水槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第1の汚水処理槽と、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に前記第1の汚水処理槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第2の汚水処理槽と、気泡が導入され、前記第2の汚水処理槽より送出される被処理水を分解するバイオフリンジを設けた第3の汚水処理槽と、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に前記第3の汚水処理槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第4の汚水処理槽とを備え、前記第1の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第1の汚水処理槽の下方に送入し前記外部より送入された被処理水を循環させることとしたため、確実に汚水を浄化することができる。
また、前記第4の汚水処理槽は、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第2の汚水処理槽の下方に送入し、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水を循環させることとしたため、より確実に汚水を浄化することができる。
また、前記第4の汚水処理槽は、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第4の汚水処理槽の下方に送入し、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水を循環させることとしたため、より確実に汚水を浄化することができる。
また、本発明の循環式汚水処理装置は、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に汚水槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第1の汚水処理槽と、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に前記第1の汚水処理槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第4の汚水処理槽とを備え、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第1の汚水処理槽の下方に送入し前記外部より送入された被処理水を循環させることとしたため、簡潔構造で確実に汚水を浄化することができる。
さらに、前記第4の汚水処理槽は、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第4の汚水処理槽の下方に送入し、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水を循環させることとしたため、簡潔構造でより確実に汚水を浄化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の第1の実施形態の循環式汚水処理装置の側面を開口した側面図を示す。
【図2】 本発明の第2の実施形態の循環式汚水処理装置の側面を開口した側面図を示す。
【図3】 本発明の第3の実施形態の循環式汚水処理装置の側面を開口した側面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の第1の実施の形態の循環式汚水処理装置1につき説明する。
【実施例】
【0009】
図1は、本発明の第1の実施形態の循環式汚水処理装置の側面を開口した側面図を示す。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態の循環式汚水処理装置1は、上面が開口した容器形状となっており、汚水源の水洗便器19よりの汚水の被処理水Wiが送入され浄化が行われ被処理水W1となる第1の汚水処理槽10と、第1の汚水処理槽10よりの被処理水W1が送入され浄化が行われ被処理水W2となる第2の汚水処理槽20と、第2の汚水処理槽20よりの被処理水W2が送入され浄化が行われ被処理水W3となる第3の汚水処理槽30と、第3の汚水処理槽30よりの被処理水W3が送入され浄化が行われ被処理水W4となる第4の汚水処理槽40とで構成されている。
【0010】
第1の汚水処理槽10は、汚水の被処理水Wiが送入管11により活性炭層12より下方に送入される汚水源の水洗便器19と接続し、活性炭層12が容器17aに設けられ、マイクロバブル発生器15が容器17bの外側に設けられている。活性炭層12とマイクロバブル発生器15とにより被処理水Wiの浄化が行われ、容器17aに貯留される被処理水W1となる。容器17aに貯留される被処理水W1は、オーバーフローしたとき容器17bに送出し、容器17bに貯留される。モータポンプ13は、容器17bに貯留の被処理水W1がオーバーフローしたとき水位検出器14により作動し、矢印P1に示すように被処理水W1を送出する。水洗便器19は、水洗便器の汚水を流すときに弁19a使用され、第1の汚水処理槽10への送出が行われる。
第1の汚水処理槽10に設けられたマイクロバブル発生器15は、第4の汚水処理槽40に設けられたモータポンプ44により送出管44aから送出した被処理水W4が送入されるとともに、送出管51aにより送出したオゾン発生器51よりのオゾンがマイクロバブルの気泡となって被処理水W4に混入し、第1の汚水処理槽10の活性炭層12の下方に送られる。
【0011】
第2の汚水処理槽20は、活性炭層22と、第1の汚水処理槽10の被処理水W1が送入する送入管21とが内側に設けられ、マイクロバブル発生器25が外側に設けられている。活性炭層22とマイクロバブル発生器25とにより、被処理水W1の浄化が行われ被処理水W2となる。被処理水W2は、矢印P2に示すようにオーバーフローしたとき第3の汚水処理槽30の下側に送出する。
第2の汚水処理槽20に設けられたマイクロバブル発生器25は、第4の汚水処理槽40に設けられたモータポンプ44により送出管44aから送出した被処理水W4が送入されるとともに、送出管51bにより送出したオゾン発生器51よりのオゾンがマイクロバブルの気泡となって被処理水W4に混入し、第2の汚水処理槽20の活性炭層20の下方に送られる。
【0012】
第3の汚水処理槽30は、第2の汚水処理槽20の被処理水W2がオーバーフローしたとき下方に送入される送入管31が内側に設けられ、送入管31の下側水平管部31aには吐出穴32が設けられている。また、糸や毛糸などの繊維状の汚泥吸収糸のバイオフリンジ33が吐出穴32の上方に複数設けられている。バイオフリンジ33には、曝気ポンプ34から送入管34aにより気泡が導入され、バイオフリンジ33に自然発生的に繁殖させた微生物に被処理水W2に含まれる有機物を食べさせ汚泥を減らし、被処理水W3とすることができる。曝気ポンプ34によりの気泡はバイオフリンジ33の中を通過し、下側に向け形成された傘形状部35で集められ、気泡の吐出穴35aより外部に吐出する。
バイオフリンジ33と曝気ポンプ34とにより、被処理水W2の浄化が行われ被処理水W3となる。被処理水W3は、矢印P3に示すようにオーバーフローしたとき第4の汚水処理槽40の下側に送出する。
【0013】
第4の汚水処理槽40は、活性炭層42と、第3の汚水処理槽30の被処理水W3がオーバーフローしたとき活性炭層42より下方に送入される送入管41とが内側に設けられ、マイクロバブル発生器45が外側に設けられ、矢印P4に示すように、活性炭層42とマイクロバブル発生器45とにより浄化された被処理水W4はモータポンプ44により送出管44aからマイクロバブル発生器15、25に送出するとともに,マイクロバブル発生器45にも送出する。また、モータポンプ44により送出管44bから水洗便器19への送出も行われる。
また、第4の汚水処理槽40に設けられたマイクロバブル発生器45は、送出管44aから送出した被処理水W4が送入するとともに、オゾン発生器51よりのオゾンが送出管51cによりマイクロバブルの気泡となって被処理水W3に混入し、第4の汚水処理槽40の活性炭層42の下方に送られる。
【0014】
次に、第1の実施形態の循環式汚水処理装置1で行われる被処理水の浄化処理につき説明する。
第1の汚水処理槽10は、汚水源の水洗便器19よりの汚水の被処理水Wiが送入管11により活性炭層12より下方に送入され、活性炭層12とマイクロバブル発生器15とにより浄化を行い被処理水W1とする。被処理水W1は、オーバーフローしたときモータポンプ13が作動し、矢印P1に示すように送出する。
第2の汚水処理槽20は、汚水処理槽10の被処理水W1が活性炭層22の下方に送入され、活性炭層22とマイクロバブル発生器25とにより、被処理水W1の浄化が行われ被処理水W2となる。被処理水W2は、矢印P2に示すようにオーバーフローしたとき第3の汚水処理槽30に送出する。
第3の汚水処理槽30は、第2の汚水処理槽20の被処理水W2がオーバーフローしたとき送入管31により被処理水W2がバイオフリンジ33の下方に送入され、バイオフリンジ33には曝気ポンプ34からの気泡が導入され、被処理水W2の浄化を行い被処理水W3とする。被処理水W3は、矢印P3に示すように、オーバーフローしたとき第4の汚水処理槽40に送出する。
第4の汚水処理槽40は、第3の汚水処理槽30の被処理水W3がオーバーフローしたとき矢印P3に示すように送入管41により被処理水W3が活性炭層42より下方に送入され、活性炭層42とマイクロバブル発生器45とにより被処理水W3の浄化が行われ被処理水W4とする。被処理水W4は、矢印P4に示すように送出管44a、44bより送出する。
被処理水W4はモータポンプ44により送出管44aからマイクロバブル発生器15、25に送出するとともに,マイクロバブル発生器45にも送出する。また、モータポンプ44により送出管44bから水洗便器19への送出も行われる。
【0015】
第4の汚水処理槽40の被処理水W4は、モータポンプ44により送出管44aからマイクロバブル発生器15に戻される。マイクロバブル発生器15は、戻された被被処理水W4に送出管51aにより送出するオゾン発生器51よりのオゾンをマイクロバブルの気泡にして混合し、第1の汚水処理槽10の活性炭層12より下方に送入する。そのため、オゾンのマイクロバブルの気泡を混入した被処理水は酸化ラジカルを含むオゾン液となり、オゾン液により、活性炭層12の下方に貯留した被処理水の有害物質の分解、脱色、脱臭などの浄化が行はれる。さらに、活性炭層12を通り上昇したオゾン液は酸化ラジカルが増大し、活性炭層12の上方の被処理水の浄化をより効果的に行うことができる。また、被処理水は、第2、3、4の汚水処理槽20,30、40を循環し、浄化効果を上げることができる。
【0016】
第4の汚水処理槽40の被処理水W4は、モータポンプ44により送出管44aからマイクロバブル発生器25に戻される。マイクロバブル発生器25は、戻された被被処理水W4に送出管51bにより送出するオゾン発生器51よりのオゾンをマイクロバブルの気泡にして混合し、第2の汚水処理槽20の活性炭層22より下方に送入する。そのため、オゾンのマイクロバブルの気泡を混入した被処理水は酸化ラジカルを含むオゾン液となり、オゾン液により、活性炭層22の下方に貯留した被処理水の有害物質の分解、脱色、脱臭などの浄化が行はれる。さらに、活性炭層22を通り上昇したオゾン液は酸化ラジカルが増大し、活性炭層22の上方の被処理水の浄化をより効果的に行うことができる。また、被処理水は、第3、4の汚水処理槽30、40を循環し、浄化効果を上げることができる。
【0017】
さらに、第4の汚水処理槽40の被処理水W4は、モータポンプ44により送出管44aからマイクロバブル発生器45にも戻される。マイクロバブル発生器45は、戻された被処理水W4に送出管51cにより送出するオゾン発生器51よりのオゾンをマイクロバブルの気泡にして混合し、活性炭層42より下方に送入する。そのため、オゾンのマイクロバブルの気泡を混入した被処理水は酸化ラジカルを含むオゾン液となり、オゾン液により、活性炭層42の下方に貯留した被処理水の有害物質の分解、脱色、脱臭などの浄化が行はれる。さらに、活性炭層42を通り上昇したオゾン液は酸化ラジカルが増大し、活性炭層42の上方の被処理水の浄化をより効果的に行うことができ、さらに浄化が行われた被処理水W4となる。
【0018】
この循環動作は繰り返され極めて効果的に浄化が行われ、透明度の高い綺麗なリサイクル水となりモータポンプ44より送出することができ、綺麗水として汚水源に供給され再び使用することができる。
【0019】
以上、本発明の第1の実施形態の循環式汚水処理1は、第1の汚水処理槽10、第2の汚水処理槽20、第3の汚水処理槽30、第4の汚水処理槽40を循環し、汚水源よりの汚水の被処理水Wiを確実に浄化することができる。
また、第4の汚水処理槽40の被処理水W4は、モータポンプ44によりマイクロバブル発生器15、25、45に戻され循環動作を繰り返し行うこととしたが、勿論、マイクロバブル発生器15のみに戻されるようにすることも、マイクロバブル発生器15、25のみに戻されるようにすることもでき、循環動作が行われる。その場合でも、勿論汚水を充分浄化することができる。
【0020】
図2は、本発明の第2の実施形態の循環式汚水処理装置の側面を開口した側面図を示す。
図2に示すように、本発明の第2の実施形態の循環式汚水処理装置2は、上面が開口した容器形状となっており、汚水源の水洗便器19よりの汚水の被処理水Wiが送入され浄化が行われ被処理水W1となる第1の汚水処理槽110と、第1の汚水処理槽110よりの被処理水W1が送入され浄化が行われ被処理水W2となる第2の汚水処理槽20と、第2の汚水処理槽20よりの被処理水W2が送入され浄化が行われ被処理水W3となる第3の汚水処理槽30と、第3の汚水処理槽30よりの被処理水W3が送入され浄化が行われ被処理水W4となる第4の汚水処理槽40とで構成されている。
【0021】
第1の汚水処理槽110は、汚水の被処理水Wiが送入管11により活性炭層12より下方に送入される汚水源の水洗便器19と接続し、活性炭層12が容器17aに設けられ、マイクロバブル発生器15が容器17bの外側に設けられている。活性炭層12とマイクロバブル発生器15とにより被処理水Wiの浄化が行われ、容器17aに貯留される被処理水W1となる。容器17aに貯留される被処理水W1は、オーバーフローしたとき容器17bに送出し、容器17bに貯留される。モータポンプ13は、容器17bに貯留の被処理水W1を送出管16a、16bからマイクロバブル発生器15に送出し、容器17bに貯留の被処理水W1がオーバーフローしたとき水位検出器14により電磁弁18が開作動し、矢印P1に示すように被処理水W1を送出する。水洗便器19は、水洗便器の汚水を流すときに弁19aが使用され、第1の汚水処理槽110への送出が行われる。
第1の汚水処理槽110に設けられたマイクロバブル発生器15は、モータポンプ13により送出管16a、16bから送出した容器17bに貯留の被処理水W1が送入されるとともに、送出管51aにより送出したオゾン発生器51よりのオゾンがマイクロバブルの気泡となって被処理水W1に混入し、第1の汚水処理槽110の活性炭層12の下方に送られ循環する。
【0022】
第2の汚水処理槽20は、活性炭層22と、第1の汚水処理槽110の被処理水W1が送入する送入管21とが内側に設けられ、マイクロバブル発生器25が外側に設けられている。活性炭層22とマイクロバブル発生器25とにより、被処理水W1の浄化が行われ被処理水W2となる。被処理水W2は、矢印P2に示すようにオーバーフローしたとき第3の汚水処理槽30の下側に送出する。
第2の汚水処理槽20に設けられたマイクロバブル発生器25は、第4の汚水処理槽40に設けられたモータポンプ44により送出管44aから送出した被処理水W4が送入されるとともに、送出管51bにより送出したオゾン発生器51よりのオゾンがマイクロバブルの気泡となって被処理水W4に混入し、第2の汚水処理槽20の活性炭層20の下方に送られる。
【0023】
第3の汚水処理槽30は、第2の汚水処理槽20の被処理水W2がオーバーフローしたとき下方に送入される送入管31が内側に設けられ、送入管31の下側水平管部31aには吐出穴32が設けられている。また、糸や毛糸などの繊維状の汚泥吸収糸のバイオフリンジ33が吐出穴32の上方に複数設けられている。バイオフリンジ33には、曝気ポンプ34から送入管34aにより気泡が導入され、バイオフリンジ33に自然発生的に繁殖させた微生物に被処理水W2に含まれる有機物を食べさせ汚泥を減らし、被処理水W3とすることができる。曝気ポンプ34によりの気泡はバイオフリンジ33の中を通過し、下側に向け形成された傘形状部35で集められ、気泡の吐出穴35aより外部に吐出する。
バイオフリンジ33と曝気ポンプ34とにより、被処理水W2の浄化が行われ被処理水W3となる。被処理水W3は、矢印P3に示すようにオーバーフローしたとき第4の汚水処理槽40の下側に送出する。
【0024】
第4の汚水処理槽40は、活性炭層42と、第3の汚水処理槽30の被処理水W3がオーバーフローしたとき活性炭層42より下方に送入される送入管41とが内側に設けられ、マイクロバブル発生器45が外側に設けられ、矢印P4に示すように、活性炭層42とマイクロバブル発生器45とにより浄化された被処理水W4はモータポンプ44により送出管44aからマイクロバブル発生器25に送出するとともに,マイクロバブル発生器45にも送出する。また、モータポンプ44により送出管44bから水洗便器19への送出も行われる。
また、第4の汚水処理槽40に設けられたマイクロバブル発生器45は、送出管44aから送出した被処理水W4が送入するとともに、オゾン発生器51よりのオゾンが送出管51cによりマイクロバブルの気泡となって被処理水W3に混入し、第4の汚水処理槽40の活性炭層42の下方に送られる。
【0025】
次に、第2の実施形態の循環式汚水処理装置1で行われる被処理水の浄化処理につき説明する。
第1の汚水処理槽110は、汚水源の水洗便器19よりの汚水の被処理水Wiが送入管11により活性炭層12より下方に送入され、活性炭層12とマイクロバブル発生器15を循環させ浄化を行い被処理水W1とする。被処理水W1は、オーバーフローしたとき電磁弁18が開作動し、矢印P1に示すように送出する。
第1の汚水処理槽110の被処理水W1は、モータポンプ13により送出管16a、16bからマイクロバブル発生器15に戻される。マイクロバブル発生器15は、戻された被被処理水W1に送出管51aにより送出するオゾン発生器51よりのオゾンをマイクロバブルの気泡にして混合し、第1の汚水処理槽110の活性炭層12より下方に送入する。そのため、オゾンのマイクロバブルの気泡を混入した被処理水は酸化ラジカルを含むオゾン液となり、オゾン液により、活性炭層12の下方に貯留した被処理水の有害物質の分解、脱色、脱臭などの浄化が行はれる。さらに、活性炭層12を通り上昇したオゾン液は酸化ラジカルが増大し、活性炭層12の上方の被処理水の浄化をより効果的に行うことができる。
第2の汚水処理槽20は、汚水処理槽10の被処理水W1が活性炭層22の下方に送入され、活性炭層22とマイクロバブル発生器25とにより、被処理水W1の浄化が行われ被処理水W2となる。被処理水W2は、矢印P2に示すように、オーバーフローしたとき第3の汚水処理槽30に送出する。
第3の汚水処理槽30は、第2の汚水処理槽20の被処理水W2がオーバーフローしたとき送入管31により被処理水W2がバイオフリンジ33の下方に送入され、バイオフリンジ33には曝気ポンプ34からの気泡が導入され、被処理水W2の浄化を行い被処理水W3とする。被処理水W3は、矢印P3に示すように、オーバーフローしたとき第4の汚水処理槽40に送出する。
第4の汚水処理槽40は、第3の汚水処理槽30の被処理水W3がオーバーフローしたとき、矢印P3に示すように、送入管41により被処理水W3が活性炭層42より下方に送入され、活性炭層42とマイクロバブル発生器45とにより被処理水W3の浄化が行われ被処理水W4とする。被処理水W4は、矢印P4に示すように、送出管44a、44bより送出する。
被処理水W4はモータポンプ44により送出管44aからマイクロバブル発生器25に送出するとともに,マイクロバブル発生器45にも送出する。また、モータポンプ44により送出管44bから水洗便器19への送出も行われる。
【0026】
第4の汚水処理槽40の被処理水W4は、モータポンプ44により送出管44aからマイクロバブル発生器25に戻される。マイクロバブル発生器25は、戻された被被処理水W4に送出管51bにより送出するオゾン発生器51よりのオゾンをマイクロバブルの気泡にして混合し、第2の汚水処理槽20の活性炭層22より下方に送入する。そのため、オゾンのマイクロバブルの気泡を混入した被処理水は酸化ラジカルを含むオゾン液となり、オゾン液により、活性炭層22の下方に貯留した被処理水の有害物質の分解、脱色、脱臭などの浄化が行はれる。さらに、活性炭層22を通り上昇したオゾン液は酸化ラジカルが増大し、活性炭層22の上方の被処理水の浄化をより効果的に行うことができる。また、被処理水は、第3、4の汚水処理槽30、40を循環し、浄化効果を上げることができる。
【0027】
さらに、第4の汚水処理槽40の被処理水W4は、モータポンプ44により送出管44aからマイクロバブル発生器45にも戻される。マイクロバブル発生器45は、戻された被処理水W4に送出管51cにより送出するオゾン発生器51よりのオゾンをマイクロバブルの気泡にして混合し、活性炭層42より下方に送入する。そのため、オゾンのマイクロバブルの気泡を混入した被処理水は酸化ラジカルを含むオゾン液となり、オゾン液により、活性炭層42の下方に貯留した被処理水の有害物質の分解、脱色、脱臭などの浄化が行はれる。さらに、活性炭層42を通り上昇したオゾン液は酸化ラジカルが増大し、活性炭層42の上方の被処理水の浄化をより効果的に行うことができ、さらに浄化が行われた被処理水W4となる。
【0028】
この循環動作は繰り返され極めて効果的に浄化が行われ、透明度の高い綺麗なリサイクル水となりモータポンプ44より送出することができ、綺麗水として汚水源に供給され再び使用することができる。
【0029】
以上、本発明の第2の実施形態の循環式汚水処理2は、第1の汚水処理槽110、第2の汚水処理槽20、第3の汚水処理槽30、第4の汚水処理槽40により、汚水源よりの汚水の被処理水Wiを確実に浄化することができる。
また、第4の汚水処理槽140の被処理水W4は、モータポンプ44によりマイクロバブル発生器25、45に戻され循環動作を繰り返し行うこととしたが、勿論、マイクロバブル発生器25のみに戻されるようにすることもでき、循環動作が行われる。その場合でも、勿論汚水を充分浄化することができる。
【0030】
図3は、本発明の第3の実施形態の循環式汚水処理装置の側面を開口した側面図を示す。
図3に示すように、本発明の第3の実施形態の循環式汚水処理装置3は、上面が開口した容器形状となっており、汚水源の水洗便器19などのよりの汚水の被処理水Wiが送入され浄化が行われ被処理水W1となる第1の汚水処理槽110と、第1の汚水処理槽110よりの被処理水W1が送入され浄化が行われ被処理水W4となる第4の汚水処理槽40とで構成されている。
【0031】
第1の汚水処理槽110は、汚水の被処理水Wiが送入管11により活性炭層12より下方に送入される汚水源の水洗便器19と接続し、活性炭層12が容器17aに設けられ、マイクロバブル発生器15が容器17bの外側に設けられている。活性炭層12とマイクロバブル発生器15とにより被処理水Wiの浄化が行われ、容器17aに貯留される被処理水W1となる。容器17aに貯留される被処理水W1は、オーバーフローしたとき容器17bに送出し、容器17bに貯留される。モータポンプ13は、容器17bに貯留の被処理水W1を送出管16a、16bからマイクロバブル発生器15に送出し、容器17bに貯留の被処理水W1がオーバーフローしたとき水位検出器14により電磁弁18が開作動し、矢印P1に示すように被処理水W1を送出する。水洗便器19は、水洗便器の汚水を流すときに弁19aが使用され、第1の汚水処理槽110への送出が行われる。
第1の汚水処理槽110に設けられたマイクロバブル発生器15は、モータポンプ13により送出管16a、16bから送出した容器17bに貯留の被処理水W1が送入されるとともに、送出管51aにより送出したオゾン発生器51よりのオゾンがマイクロバブルの気泡となって被処理水W4に混入し、第1の汚水処理槽110の活性炭層12の下方に送られ循環する。
【0032】
第4の汚水処理槽40は、活性炭層42と、第1の汚水処理槽110の被処理水W1が活性炭層42より下方に送入される送入管41とが内側に設けられ、マイクロバブル発生器45が外側に設けられ、矢印P4に示すように、活性炭層42とマイクロバブル発生器45とにより浄化された被処理水W4はモータポンプ44により送出管44aからマイクロバブル発生器に送出する。モータポンプ44により送出管44bから水洗便器19への送出も行われる。
また、第4の汚水処理槽40に設けられたマイクロバブル発生器45は、送出管44aから送出した被処理水W4が送入するとともに、オゾン発生器51よりのオゾンが送出管51cによりマイクロバブルの気泡となって被処理水W4に混入し、第4の汚水処理槽40の活性炭層42の下方に送られる。
【0033】
次に、第3の実施形態の循環式汚水処理装置3で行われる被処理水の浄化処理につき説明する。
第1の汚水処理槽110は、汚水源の水洗便器19よりの汚水の被処理水Wiが送入管11により活性炭層12より下方に送入され、活性炭層12とマイクロバブル発生器15を循環させ浄化を行い被処理水W1とする。被処理水W1は、オーバーフローしたとき電磁弁18が開作動し、矢印P1に示すように送出する。
第1の汚水処理槽110の被処理水W1は、モータポンプ13により送出管16a、16bからマイクロバブル発生器15に戻される。マイクロバブル発生器15は、戻された被被処理水W1に送出管51aにより送出するオゾン発生器51よりのオゾンをマイクロバブルの気泡にして混合し、第1の汚水処理槽110の活性炭層12より下方に送入する。そのため、オゾンのマイクロバブルの気泡を混入した被処理水は酸化ラジカルを含むオゾン液となり、オゾン液により、活性炭層12の下方に貯留した被処理水の有害物質の分解、脱色、脱臭などの浄化が行はれる。さらに、活性炭層12を通り上昇したオゾン液は酸化ラジカルが増大し、活性炭層12の上方の被処理水の浄化をより効果的に行うことができる。
第4の汚水処理槽40は、矢印P1に示すように、送入管41により第1の汚水処理槽110より送出の被処理水W1が活性炭層42より下方に送入され、活性炭層42とマイクロバブル発生器45とにより被処理水W3の浄化が行われ被処理水W4とする。被処理水W4は、矢印P4に示すように、送出管44a、44bより送出する。
被処理水W4はモータポンプ44により送出管44aからマイクロバブル発生器45に送出する。また、モータポンプ44により送出管44bから水洗便器19への送出も行われる。
【0034】
さらに、第4の汚水処理槽40の被処理水W4は、モータポンプ44により送出管44aからマイクロバブル発生器45に戻される。マイクロバブル発生器45は、戻された被処理水W4に送出管51cにより送出するオゾン発生器51よりのオゾンをマイクロバブルの気泡にして混合し、活性炭層42より下方に送入する。そのため、オゾンのマイクロバブルの気泡を混入した被処理水は酸化ラジカルを含むオゾン液となり、オゾン液により、活性炭層42の下方に貯留した被処理水の有害物質の分解、脱色、脱臭などの浄化が行はれる。さらに、活性炭層42を通り上昇したオゾン液は酸化ラジカルが増大し、活性炭層42の上方の被処理水の浄化をより効果的に行うことができ、さらに浄化が行われた被処理水W4となる。
【0035】
この循環動作は繰り返され極めて効果的に浄化が行われ、透明度の高い綺麗なリサイクル水となりモータポンプ44より送出することができ、綺麗水として汚水源に供給され再び使用することができる。
【0036】
以上、本発明の第3の実施形態の循環式汚水処理3は、第1の汚水処理槽110と、第4の汚水処理槽40とにより、汚水源よりの汚水の被処理水Wiを確実に浄化することができる。
【0037】
なお、本発明の循環式汚水処理装置1、2、3は、水洗便器などの汚水源よりの汚水の浄化を行うこととしたが、勿論水洗便器としても業務用、家庭用、駅用など各種のものに使用でき、また、水洗便器に限らず工場の汚水の処理や一般家庭用、介護施設用、病院用など様々な汚水源よりの汚水の浄化に使用することができる。
また、マイクロバブル発生器15、25、45は、オゾンを気泡にして混入することとしたが、これに限定することなく、過酸化水素などの気体や、ヒドロキシラジカルOHを始めとする活性ラジカル種などの液体の酸化物質を混入することもできる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明の循環式汚水処理装置は、水洗便器としても業務用、家庭用、駅用など各種のものに使用でき、また、水洗便器に限らず工場の汚水の処理や一般家庭用、介護施設用、病院用など様々な汚水源よりの汚水の浄化に幅広く使用することができる。
【符号の説明】
【0039】
1 循環式汚水処理装置
10、110 第1の汚水処理槽
12、22、42 活性炭層
13、44 モータポンプ
15、25、45 マイクロバブル発生器
19 水洗便器
20 第2の汚水処理槽
30 第3の汚水処理槽
33 バイオフリンジ
34 曝気ポンプ
51 オゾン発生器
40 第4の汚水処理槽

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に汚水槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第1の汚水処理槽と、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に前記第1の汚水処理槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第2の汚水処理槽と、気泡が導入され、前記第2の汚水処理槽より送出される被処理水を分解するバイオフリンジを設けた第3の汚水処理槽と、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に前記第3の汚水処理槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第4の汚水処理槽とを備え、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第1の汚水処理槽の下方に送入し前記外部より送入された被処理水を循環させることを特徴とする循環式汚水処理装置。
【請求項2】
前記第4の汚水処理槽は、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第2の汚水処理槽の下方に送入し、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水を循環させることを特徴とする請求項1に記載の循環式汚水処理装置。
【請求項3】
前記第4の汚水処理槽は、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第4の汚水処理槽の下方に送入し、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水を循環させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の循環式汚水処理装置。
【請求項4】
内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に汚水槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第1の汚水処理槽と、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に前記第1の汚水処理槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第2の汚水処理槽と、気泡が導入され、前記第2の汚水処理槽より送出される被処理水を分解するバイオフリンジを設けた第3の汚水処理槽と、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に前記第3の汚水処理槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第4の汚水処理槽とを備え、前記第1の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第1の汚水処理槽の下方に送入し前記外部より送入された被処理水を循環させることを特徴とする循環式汚水処理装置。
【請求項5】
前記第4の汚水処理槽は、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第2の汚水処理槽の下方に送入し、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水を循環させることを特徴とする請求項4に記載の循環式汚水処理装置。
【請求項6】
前記第4の汚水処理槽は、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第4の汚水処理槽の下方に送入し、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水を循環させることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の循環式汚水処理装置。
【請求項7】
内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に汚水槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第1の汚水処理槽と、内部に活性炭層が設けられ、前記活性炭層の下方に前記第1の汚水処理槽より送入された被処理水により前記活性炭層の上方まで覆われる第4の汚水処理槽とを備え、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第1の汚水処理槽の下方に送入し前記外部より送入された被処理水を循環させることを特徴とする循環式汚水処理装置。
【請求項8】
前記第4の汚水処理槽は、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水が戻され、前記戻された前記被処理水に酸化物質を混入して前記第4の汚水処理槽の下方に送入し、前記第4の汚水処理槽の前記活性炭層の上方まで覆われた前記被処理水を循環させることを特徴とする請求項7に記載の循環式汚水処理装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公開番号】特開2013−43172(P2013−43172A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−198835(P2011−198835)
【出願日】平成23年8月26日(2011.8.26)
【出願人】(510311838)
【Fターム(参考)】