説明

微細加工シリンドリカルレンズのシステムおよび方法

【課題】光を集束するように動作可能なシステムおよび方法を提供すること。
【解決手段】例示的な一実施形態は、MEMS基板と、第1のシリンドリカル面(306)を有する第1のシリンドリカルレンズ(302)と、第1のシリンドリカル面(306)に対して垂直に向けられている第2のシリンドリカル面(308)を有する第2のシリンドリカルレンズ(304)とを有する。第1および第2のシリンドリカルレンズ(302、304)中を通過する光が集束される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
光学システムでは、光を空気または光透過材料などの様々な媒体中に通す。このような光学システムでは、透過光を集束し調整する1つまたは複数のレンズを使用する。レンズの一例は、ルネベルグレンズとしても知られている球レンズである。光学システムの中には比較的小さなものがある。球レンズは、様々な微小電子機械システム(MEMS)光技術で使用することができる。図1は、従来技術によるMEMS光学システム106内に配置された光源102および球レンズ104の簡略化ブロック図である。放射光108が球レンズ104に入る。次に、この光は球レンズ104で集束されて集束光110として出て行く。
【0002】
通常、球レンズはMEMS光学システムとは別に形成され、次に、手動または自動の技法を用いて取り上げられ、所定位置に配置される。MEMS光学システム内の球レンズの位置は、凹部など適切な球レンズレセプタクルを支持基板中にエッチングまたは機械加工することによって制御することができる。すなわち、球レンズがそのレセプタクル内に配置されると、球レンズは所望の位置に配置されることになる。
【0003】
いくつかの応用例では、重力が、球レンズをそのそれぞれのレセプタクル内に配置するのを助ける。つまり、球レンズが逆ピラミッドレセプタクルの4つの側壁など、そのレセプタクルの最も低い接触点にあるように、球レンズを位置決めするのを重力が助ける。他のシステムでは、球レンズを基板内のその意図された位置に配置するために、球レンズに力が加えられることがある。望ましいなら、位置決めされた球レンズは、接着剤で、または他の適切な固定手段を用いることによって基板に接着することができる。
【0004】
比較的小さな球レンズの配置を正確に制御するのは困難なことがある。また場合によっては、球レンズが基板上のその意図された場所から不意に出て行くこともある。さらに、MEMS光学システムがますます小さくなるにつれ、従来の球レンズよりも小さい、軽量の集束レンズを使用することが望ましいこともある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
光を集束するシステムおよび方法を開示する。例示的な一実施形態は、MEMS基板と、第1のシリンドリカル面を有する第1のシリンドリカルレンズと、第1のシリンドリカル面に対して垂直に向けられている第2のシリンドリカル面を有する第2のシリンドリカルレンズとを有する。第1および第2のレンズ中を通過する光が集束される。
【0006】
次の図面を参照して、好ましい実施形態および代替実施形態を以下で詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】従来技術によるMEMS光学システムの光源および球レンズの簡略化ブロック図である。
【図2】受光した光を集束するシリンドリカルレンズの一実施形態のブロック図である。
【図3】シリンドリカルレンズシステムの一実施形態の2つのシリンドリカルレンズの透視図である。
【図4】図4Aは、2つのシリンドリカルレンズが単一の構造体上に製作されたシリンドリカルレンズシステムの透視図である。図4Bは、2つのシリンドリカルレンズが単一の構造体上に製作されたシリンドリカルレンズシステムの透視図である。
【図5】シリンドリカルレンズが基板の一部分に製作された2つのシリンドリカルレンズシステムの透視図である。
【図6】基板の一部分に製作された2つのシリンドリカルレンズシステムの上面図である。
【図7】基板の一部分に製作された2つのシリンドリカルレンズシステムの上面図である。
【図8】基板の一部分に製作された2つのシリンドリカルレンズシステムの上面図である。
【図9】シリンドリカルレンズを、その基板または取っ手からリリースされた後に取り上げ基板内の所望の位置および向きに配置できるように、エッチング処理を用いて形成される、リリースされたシリンドリカルレンズを示す図である。
【図10】シリンドリカルレンズを、その基板または取っ手からリリースされた後に取り上げ所望の位置および基板内の向きに配置できるように、エッチング処理を用いて形成される、リリースされたシリンドリカルレンズを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図2は、受光した光を集束するシリンドリカルレンズシステム200のブロック図である。光は、従来技術による球レンズ102(図1)の光集束に実質的に相当するように集束される。
【0009】
放射光108がシリンドリカルレンズシステム200に入る。次に、この光は、シリンドリカルレンズシステム200で集束されて集束光110として出て行く。図2で、シリンドリカルレンズシステム200は、機能ブロックとして概念的に示されている。本明細書では、シリンドリカルレンズシステム200の例示的な実施形態をより詳細に説明するとともに、「x00」に対応する参照数字を使用して各図で示す。ここで「x」は図の番号と一致する。例えば、図3に示されたシリンドリカルレンズシステム300は、図2に示されたシリンドリカルレンズシステム200に対応する。
【0010】
図3は、シリンドリカルレンズシステム300の一実施形態の2つのシリンドリカルレンズ302、304の透視図である。第1のシリンドリカルレンズ302は、図示の「z」軸方向に向けられる。第2のシリンドリカルレンズ304は、図示の「x」軸方向に向けられる。したがって、第1のシリンドリカルレンズ302は、第2のシリンドリカルレンズ304から90度(90°)に、すなわちそれに対して垂直に向けられる。
【0011】
第1のシリンドリカルレンズ302は、円筒の一部分に相当するシリンドリカル面306を有する。同様に、第2のシリンドリカルレンズ304は、円筒の一部分に相当するシリンドリカル面308を有する。シリンドリカル面306、308を画定する曲率半径は、同じであるか、またはほぼ同じであることが好ましい。しかし、様々な実施形態において、シリンドリカル面306、308の曲率半径は、シリンドリカルレンズシステム300の実施形態で実現されるべき所望の光集束作用に応じて異なってもよい。いくつかの実施形態では、シリンドリカル面306および/または308は、他の幾何学的形状に相当することがある。
【0012】
光310は、第1のシリンドリカルレンズ302の底面に(図示の「x」のところで)入り、シリンドリカル面306を(図示の「o」のところで)出て行く。この光は、第1のシリンドリカルレンズ302の軸に沿った実質的にスリット光として集束される。
【0013】
次に、光は、第2のシリンドリカルレンズ304の底面に(図示の「x」のところで)入り、シリンドリカル面308を(図示の「o」のところで)出て行く。そのとき、受光されたスリット集束光は、第2のシリンドリカルレンズ304で実質的にスポットとして集束される。第1のシリンドリカルレンズ302のシリンドリカル面306の向きが、第2のシリンドリカルレンズ304のシリンドリカル面308の向きに対し垂直であるので、光は、従来技術による球レンズ104(図1)で集束される光と実質的に同様に集束される。
【0014】
図4Aは、2つのシリンドリカルレンズ302、304が単一構造上に製作されているシリンドリカルレンズシステム400の実施形態の左側透視図である。図4Bは、シリンドリカルレンズシステム400の実施形態の右側透視図である。ここで、第1のシリンドリカルレンズ302はレンズ部分402の片側にあり、第2のシリンドリカルレンズ304はレンズ部分402の反対側にある。第1のシリンドリカルレンズ302のシリンドリカル面306の向きは、第2のシリンドリカルレンズ304のシリンドリカル面308の向きに対して垂直である。シリンドリカルレンズシステム400の例示的な実施形態では、第1のシリンドリカルレンズ302のシリンドリカル面306は、第2のシリンドリカルレンズ304のシリンドリカル面308が向いている外側の方向とは反対の外側の方向に向いている。
【0015】
レンズ部分402の、厚さなどの寸法は、シリンドリカルレンズシステム400の実施形態が使用される特定の応用例に基づいて選択することができる。レンズ部分402の厚さは、シリンドリカルレンズ302、304の厚さと比較して相対的に薄くすることができるいくつかの実施形態では、レンズ部分402を除くことさえできる。
【0016】
製作時、シリンドリカルレンズシステム400の実施形態は、取り上げて基板上の所望の位置に所望の向きで配置できる別々のレンズとして製作することができる。別法として、レンズ部分402は、レンズ製作工程中に基板に取り付けられたままでもよい。すなわち、シリンドリカルレンズシステム400は、基板内の所望の位置および向きに製作することができる。
【0017】
図5は、基板502の一部分に製作されたシリンドリカルレンズシステム500の一実施形態の2つのシリンドリカルレンズ302、304の透視図である。シリンドリカル面306とシリンドリカル面308は、互いに外側に向き、かつ互いに垂直に向けられている。したがって、チャネル506中を通過する光504は、シリンドリカルレンズ302、304で集束されてチャネル508を出て行く。チャネル506、508は、エッチングまたは機械加工によるなど、適切な任意の手段を使用して製作することができる。
【0018】
この実施形態の製作では、基板502の一部分の上に切断ビーム512を送出するビーム源510を使用して、第1のシリンドリカルレンズ302を形成する。切断ビーム512は、基板502の一部分が切り取られてシリンドリカル面306を形成するように、第1のシリンドリカルレンズ302の軸方向に向けられる。同様に、ビーム源514は、切断ビーム516を基板部分502の上に送出して第2のシリンドリカルレンズ304を形成する。切断ビーム516は、基板502の一部分が切り取られてシリンドリカル面308を形成するように、第2のシリンドリカルレンズ304の軸方向に向けられる。
【0019】
代替実施形態では、単一のビーム源を使用することができる。このビーム源を移動させ所望の位置に向けて第1のシリンドリカルレンズ302を製作し、次にビーム源を移動させ再度向きを変えて第2のシリンドリカルレンズ304を製作することができる。別の実施形態では、基板502は、基板502をビーム源に対して配置し向けるように、移動可能なチャックまたは台に設置される。基板502が第1の所望の位置に配置され向けられると、ビーム源は第1のシリンドリカルレンズ302を製作する。次に、基板502は、ビーム源に対して所望の第2の位置に再配置され、再度向きを変えられて、ビーム源が第2のシリンドリカルレンズ304を製作する。
【0020】
適切な任意のビーム源510、514を使用して、適切な切断ビーム512、516を発生させることができる。一実施形態では、イオンビーム源を使用してイオン切断ビームを発生させる。イオン切断ビームを使用してまた、シリンドリカル面306、308など、基板502上の光透過面を磨くこともできる。
【0021】
この例示的な実施形態では、基板502の一部分518が、第1のシリンドリカルレンズ302と第2のシリンドリカルレンズ304を分離する。一部分518の厚さは、所望の光学特性および/または所望の構造的特性に基づいて画定可能である。例えば、一部分518は、シリンドリカルレンズシステム500が回転および/または加速により誘起する機械的応力を受ける可能性がある応用例では、相対的に厚くすることができる。
【0022】
第1のシリンドリカルレンズ302の両端部は、精密に円筒形に形成する必要がないことを理解されたい。光504を受光し、かつ/または通すシリンドリカル面306の領域は、その所望の光学特性を得るために精密に製作する必要がある重要表面領域である。したがって、実際のシリンドリカルレンズシステム500は、図5に示されたシリンドリカルレンズシステム500の概念的な実施形態と異なることがある。
【0023】
図6〜8は、基板502の一部分に製作された、それぞれシリンドリカルレンズシステム600、700、および800の選択された実施形態での2つのシリンドリカルレンズ302、304の上面図である。これらの例示的な実施形態は、基板502内で第1のシリンドリカルレンズ302および第2のシリンドリカルレンズ304を配置し、ある方向に向けるいくつかの可能な方法を示す。他の構成も可能であるが、簡潔にするために本明細書ではそれを図示または説明することをしない。様々な実施形態では、第1のシリンドリカルレンズ302は、第2のシリンドリカルレンズ304から90度(90°)に、すなわちそれに対して垂直に向けられる。第1のシリンドリカルレンズ302と第2のシリンドリカルレンズ304は、同じ方向に向いていても、互いに向き合っていても、あるいは互いに外方に向いていてもよい。
【0024】
チャネル506中を通過する光504は、シリンドリカルレンズ302、304で集束されてチャネル508を出て行く。チャネル506、508は、エッチングまたは機械加工によるなど、適切な任意の手段を使用して製作することができる。様々な実施形態では、チャネル506および/または508は、所望の位置および/または向きで光透過デバイスまたは構造物を収容するように寸法設定することができる。例えば、1つまたは複数のチャネル506、508は、光ファイバケーブルを受け入れるように寸法設定することができる。別の例として、1つまたは複数のチャネル506、508は、光源または光検出器を収容するように構成することもできる。
【0025】
図9および図10は、第1のシリンドリカルレンズ302を形成するエッチング処理を用いて製作されている、リリースされるシリンドリカルレンズシステム900の実施形態を示す。第1のシリンドリカルレンズ302がその基板902、または取っ手からリリースされた後、そのリリースされた第1のシリンドリカルレンズ302を取り上げ、基板502内の所望の位置および向きに配置することができる。図9は、基板902の上面図であり、リリースされる多くの第1のシリンドリカルレンズ302を単一のエッチング処理中に形成できることを示す。
【0026】
図10は、複数のガイド1002の上に位置決めされている、リリースされた第1のシリンドリカルレンズ302のうちの1つの透視図である。第1のシリンドリカルレンズ302は、シリンドリカル面306、および任意選択のガイド部分1004を含む。ガイド部分1004はガイド1002に対応する。したがって、リリースされた第1のシリンドリカルレンズ302が取り上げられ、基板502上の所望の位置に配置されると、ガイド部分1004は、対応するガイド1002と摺動可能に係合して、リリースされた第1のシリンドリカルレンズ302をその意図された位置および向きへと案内する。ガイド部分1004、および対応するガイド1002には、適切な任意の形状および/またはサイズを使用できることを理解されたい。
【0027】
第2のシリンドリカルレンズ304は、基板502に対して垂直に向けられることに注意されたい。したがって、リリースされた第1のシリンドリカルレンズ302は、第2のシリンドリカルレンズ304から90度(90°)に、すなわちそれに対して垂直に向けられる。
【0028】
さらに、リリースされた第1のシリンドリカルレンズ302の高さが、第1のシリンドリカルレンズ302をチャネル506の床面から所望の高さに配置することを容易にすることができる。いくつかの実施形態では、リリースされた第1のシリンドリカルレンズ302の下端に床面止め具などを追加して、リリースされた第1のシリンドリカルレンズ302をチャネル506の床面から所望の高さに配置することをさらに容易にすることができる。
【0029】
図9および図10に示された実施形態により、第2のシリンドリカルレンズ304、およびその付随するシリンドリカル面308は、適切な任意のエッチング処理を用いて基板502内に形成できることを理解されたい。すなわち、リリースされた第1のシリンドリカルレンズ302、およびその対応する第2のシリンドリカルレンズ304は、2回のエッチング処理を用いて形成することができる。(したがって、前述のビーム源510(図5)は、リリースされた第1のシリンドリカルレンズ302、またはその対応する第2のシリンドリカルレンズ304を形成するためには必要ではない。しかし、ビーム源510は、シリンドリカル面306、308を磨くなど、他の目的に使用することができる。)
図9および図10に関し、他の実施形態では、第2のシリンドリカルレンズ304(基板502のエッチング処理によって形成)は、第2のシリンドリカルレンズ304が最初に透過光を受光するように、リリースされた第1のシリンドリカルレンズ302の前に配置することもできる。また、リリースされた第1のシリンドリカルレンズ302と第2のシリンドリカルレンズ304は、同じ方向に向いているとして図示されている。別法として、リリースされた第1のシリンドリカルレンズ302と第2のシリンドリカルレンズ304は、互いに向かい合っても、あるいは互いに外方に向いていてもよい。
【0030】
本明細書に記載した様々な実施形態において、そのシリンドリカルレンズは、反対の方向に通された光を集束できることを理解されたい。例えば、それだけには限らないが、光504は図5で、チャネル506に入ってチャネル508を出て行くとして示されている。光504は、それとは別にチャネル508中に通されてチャネル506から出て行くことも可能である。さらに、光504がシリンドリカルレンズシステム500中を図示のように通される一方で、第2の光のビーム(図示せず)がチャネル508中に通されてチャネル506から出て行くことも可能である。
【0031】
上記のように、本発明の好ましい実施形態を図示し説明してきたが、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく多くの変更を加えることができる。したがって、本発明の範囲は、好ましい実施形態の開示によっては限定されない。そうではなく、本発明は、添付の特許請求の範囲を基準として完全に範囲を定められるべきものである。
【0032】
独占的な権利または特権が主張される本発明の諸実施形態は、添付の特許請求の範囲のとおりに定義される。
【符号の説明】
【0033】
102 光源
104 球レンズ
106 MEMS光学システム
108 放射光
110 集束光
200 シリンドリカルレンズシステム
300 シリンドリカルレンズシステム
302 第1のシリンドリカルレンズ
304 第2のシリンドリカルレンズ
306 シリンドリカル面
308 シリンドリカル面
310 光
400 シリンドリカルレンズシステム
402 レンズ部分
500 シリンドリカルレンズシステム
502 基板
504 光
506 チャネル
508 チャネル
510 ビーム源
512 切断ビーム
514 ビーム源
516 切断ビーム
518 基板502の一部分
600 シリンドリカルレンズシステム
700 シリンドリカルレンズシステム
800 シリンドリカルレンズシステム
900 シリンドリカルレンズシステム
902 基板
1002 ガイド
1004 ガイド部分

【特許請求の範囲】
【請求項1】
微小電子機械システム(MEMS)光デバイス(300、400、500、600、700、800、900)であって、
MEMS基板と、
前記基板上の、第1のシリンドリカル面(306)を有する第1のシリンドリカルレンズ(302)と、
前記基板上の、前記第1のシリンドリカル面(306)に対して垂直に向けられている第2のシリンドリカル面(308)を有する第2のシリンドリカルレンズ(304)とを備え、
前記第1のシリンドリカル面(306)と前記第2のシリンドリカル面(308)が協働して、前記第1のシリンドリカルレンズ(302)および前記第2のシリンドリカルレンズ(304)中を通過する光を集束する、光デバイス。
【請求項2】
前記第1のシリンドリカル面(306)と前記第2のシリンドリカル面(308)が互いに向かい合い、前記第1のシリンドリカル面(306)と前記第2のシリンドリカル面(308)が互いに外方に向き、あるいは前記第1のシリンドリカル面(306)と前記第2のシリンドリカル面(308)が互いに反対の方向に向く、請求項1に記載の光デバイス(300、400、500、600、700、800、900)。
【請求項3】
前記第1のシリンドリカルレンズ(302)の一端にガイド部分をさらに備え、
前記ガイド部分が、前記第1のシリンドリカルレンズ(302)を前記第2の基板上に案内するために、前記第2の基板内の少なくとも1つの対応するガイドと摺動可能に係合するように構成され、
前記第1のシリンドリカルレンズ(302)が、第1のエッチング処理を用いて第1の基板上に形成され、その次に前記第1の基板からリリースされ、前記第2のシリンドリカルレンズ(304)が、第2のエッチング処理を用いて第2の基板上に形成され、前記第1のシリンドリカルレンズ(302)が前記第2の基板上に配置される、請求項1に記載の光デバイス(300、400、500、600、700、800、900)。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate