説明

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、プログラム及び情報記憶媒体

【課題】現実の世界の状況とシミュレーション処理との連携性を従来よりも高めた情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、プログラム及び情報記憶媒体を提供する。
【解決手段】状況データ取得部54が、出力対象となる画像を生成する撮像手段により撮像される撮像対象の状況を示す状況データを取得する。シミュレーション処理実行部56が、状況データに基づいて、状況データが示す撮像対象の状況以降の撮像対象の挙動をシミュレートするシミュレーション処理を実行する。合成画面出力部60が、シミュレーション処理実行部56によるシミュレーション処理の結果を出力する。シミュレーション処理実行部56は、ユーザから受け付ける操作に応じて、シミュレーション処理における前記撮像対象の挙動を変更する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、プログラム及び情報記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
放送を通じてデータを取得することができる装置が存在する。特許文献1には、放送や専用線など伝送容量の大きなメディアを通じて、ゲームプログラムやゲームに用いられるデータが供給されるゲーム機システムが開示されている。また、天気予報やニュースなどのデータをテレビ番組の動画像と併せて受信するテレビが存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許第6929549号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
スポーツ(例えば、サッカーやゴルフなど)のテレビ中継においては、テレビカメラなどの撮像手段が、選手やボールなどの撮像対象を撮像することにより動画像などの撮像画像を生成する。そして、この動画像などの撮像画像は、放送ネットワークなどを経由して、視聴者が観ているテレビなどの出力装置に出力される。
【0005】
テレビなどの出力装置に出力される動画像などの撮像画像によって表現される現実の世界と、そのような現実の世界をシミュレートしたゲーム(例えば、サッカーゲームやゴルフゲームなどのスポーツゲーム)と、がうまく連携されると、テレビの視聴者(ゲームのプレイヤ)は、テレビ中継やゲームをより楽しむことができる。具体的には、例えば、テレビ中継を観ている視聴者が、中継されているスポーツにおける状況(例えば、サッカーにおけるコーナーキックの場面を示す状況やゴルフにおけるアプローチショットの場面を示す状況など)をシミュレートしたゲームで遊ぶことができると、テレビの視聴者(ゲームのプレイヤ)は、現実の世界で実際に行われているスポーツをゲームにより体感することができる。
【0006】
このことは、テレビ中継やゲームに限られることではない。シミュレーション処理を実行する情報処理装置一般において、撮像手段により撮像される撮像対象の状況と情報処理装置で実行されるシミュレーション処理とがうまく連携されると、情報処理装置のユーザはシミュレーション処理をより楽しむことができる。
【0007】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、現実の世界の状況とシミュレーション処理との連携性を従来よりも高めた情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、プログラム及び情報記憶媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明に係る情報処理装置は、出力対象となる画像を生成する撮像手段により撮像される撮像対象の状況を示す状況データを取得する状況データ取得手段と、前記状況データに基づいて、前記状況データが示す前記撮像対象の状況以降の前記撮像対象の挙動をシミュレートするシミュレーション処理を実行するシミュレーション処理実行手段と、前記シミュレーション処理実行手段によるシミュレーション処理の結果を出力する出力手段と、を含み、前記シミュレーション処理実行手段が、ユーザから受け付ける操作に応じて、前記シミュレーション処理における前記撮像対象の挙動を変更することを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る情報処理システムは、第1の情報処理装置と、第2の情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、前記第1の情報処理装置が、出力対象となる画像を生成する撮像手段により撮像される撮像対象の状況を示す状況データを生成する状況データ生成手段と、前記状況データ生成手段により生成される状況データを出力する状況データ出力手段と、を含み、前記第2の情報処理装置が、前記状況データを取得する状況データ取得手段と、前記状況データに基づいて、前記状況データが示す前記撮像対象の状況以降の前記撮像対象の挙動をシミュレートするシミュレーション処理を実行するシミュレーション処理実行手段と、前記シミュレーション処理実行手段によるシミュレーション処理の結果を出力する出力手段と、を含み、前記シミュレーション処理実行手段が、ユーザから受け付ける操作に応じて、前記シミュレーション処理における前記撮像対象の挙動を変更することを特徴とする。
【0010】
また、本発明に係る情報処理方法は、出力対象となる画像を生成する撮像手段により撮像される撮像対象の状況を示す状況データを取得する状況データ取得ステップと、前記状況データに基づいて、前記状況データが示す前記撮像対象の状況以降の前記撮像対象の挙動をシミュレートするシミュレーション処理を実行するシミュレーション処理実行ステップと、前記シミュレーション処理実行手段によるシミュレーション処理の結果を出力する出力ステップと、を含み、前記シミュレーション処理実行ステップが、ユーザから受け付ける操作に応じて、前記シミュレーション処理における前記撮像対象の挙動を変更することを特徴とする。
【0011】
また、本発明に係るプログラムは、出力対象となる画像を生成する撮像手段により撮像される撮像対象の状況を示す状況データを取得する状況データ取得手段、前記状況データに基づいて、前記状況データが示す前記撮像対象の状況以降の前記撮像対象の挙動をシミュレートするシミュレーション処理を実行するシミュレーション処理実行手段、前記シミュレーション処理実行手段によるシミュレーション処理の結果を出力する出力手段、としてコンピュータを機能させ、前記シミュレーション処理実行手段が、ユーザから受け付ける操作に応じて、前記シミュレーション処理における前記撮像対象の挙動を変更することを特徴とする。
【0012】
また、上記のプログラムはコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に記憶することもできる。
【0013】
本発明によると、撮像対象の状況を示す状況データに基づいて、この状況データが示す撮像対象の状況以降の撮像対象の挙動がシミュレートされるので、現実の世界の状況とシミュレーション処理との連携性を従来よりも高めることができる。
【0014】
また、本発明の一態様では、前記状況データが、前記撮像対象の状況に対応する時期を示す対応時期データを含んでおり、前記シミュレーション処理実行手段が、前記対応時期データが示す時期以降の前記撮像対象の挙動をシミュレートするシミュレーション処理を実行することを特徴とする。こうすれば、対応時期データに基づいて、撮像対象の挙動の開始時期を特定して、この特定された時期以降の撮像対象の挙動をシミュレートすることができる。
【0015】
また、本発明の一態様では、前記状況データが、前記撮像対象の位置を少なくとも示しており、前記シミュレーション処理実行手段が、前記状況データが示す位置に前記撮像対象が配置されている状況以降の前記撮像対象の挙動をシミュレートするシミュレーション処理を実行することを特徴とする。こうすれば、撮像対象の配置をシミュレートすることができる。
【0016】
また、本発明の一態様では、前記状況データ取得手段が、複数の状況データを取得して、前記シミュレーション処理実行手段が、前記複数の状況データのうちからユーザにより選択される状況データに基づいて、当該状況データが示す前記撮像対象の状況以降の前記撮像対象の挙動をシミュレートするシミュレーション処理を実行することを特徴とする。こうすれば、ユーザが、シミュレーション処理の基礎となる状況データを選択することができる。
【0017】
また、本発明の一態様では、前記撮像対象に所定のイベントが発生したことを検出するイベント発生検出手段、をさらに含み、前記状況データ取得手段が、前記イベント発生検出手段によりイベントの発生が検出される際に、前記状況データを取得することを特徴とする。こうすれば、イベントの発生が検出される際に取得される状況データに基づくシミュレーション処理が実行されるので、撮像対象にイベントが発生した状況に対応するシミュレーション処理を実行することができる。
【0018】
また、本発明の一態様では、前記撮像手段が、前記撮像対象を撮像して少なくとも1つのフレーム画像を含む動画像を生成して、前記撮像手段が生成する動画像を取得する動画像取得手段と、前記動画像取得手段が取得する動画像を記憶する動画像記憶手段と、前記状況データに基づいて特定される、前記動画像に含まれる少なくとも1つのフレーム画像のうちの少なくとも一部を削除するフレーム画像削除手段と、をさらに含むことを特徴とする。こうすれば、状況データに基づいて特定されるフレーム画像が削除されるので、動画像記憶手段に記憶されるデータ量を節約することができる。
【0019】
本発明の一態様では、前記状況データ取得手段が、前記撮像手段により撮像される撮像対象の状況の一部を示す状況データを取得することを特徴とする。こうすれば、撮像対象の状況のすべてを示す状況データを取得しないので、通信量を軽減することができる。
【0020】
また、本発明に係る別の情報処理装置は、スポーツの試合の状況を示す状況データを取得する状況データ取得手段と、記憶手段に記憶されているゲームプログラムを読み出して起動する起動手段と、前記状況データに基づいて、前記スポーツの試合をシミュレートするデータであるシミュレートデータを生成するシミュレートデータ生成手段と、ユーザから受け付ける操作に応じて、前記シミュレートデータに基づくシミュレーション処理を実行するシミュレーション処理実行手段と、前記シミュレーション処理実行手段によるシミュレーション処理の結果を出力する出力手段と、を含むことを特徴とする。
【0021】
また、本発明に係る別の情報処理システムは、第1の情報処理装置と、第2の情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、前記第1の情報処理装置が、スポーツの試合の状況を示す状況データを生成する状況データ生成手段と、前記状況データ生成手段により生成される状況データを出力する状況データ出力手段と、を含み、前記第2の情報処理装置が、前記状況データを取得する状況データ取得手段と、記憶手段に記憶されているゲームプログラムを読み出して起動する起動手段と、前記状況データに基づいて、前記スポーツの試合をシミュレートするデータであるシミュレートデータを生成するシミュレートデータ生成手段と、ユーザから受け付ける操作に応じて、前記シミュレートデータに基づくシミュレーション処理を実行するシミュレーション処理実行手段と、前記シミュレーション処理実行手段によるシミュレーション処理の結果を出力する出力手段と、を含むことを特徴とする。
【0022】
また、本発明に係る別の情報処理方法は、スポーツの試合の状況を示す状況データを取得する状況データ取得ステップと、記憶手段に記憶されているゲームプログラムを読み出して起動する起動ステップと、前記状況データに基づいて、前記スポーツの試合をシミュレートするデータであるシミュレートデータを生成するシミュレートデータ生成ステップと、ユーザから受け付ける操作に応じて、前記シミュレートデータに基づくシミュレーション処理を実行するシミュレーション処理実行ステップと、前記シミュレーション処理実行ステップによるシミュレーション処理の結果を出力する出力ステップと、を含むことを特徴とする。
【0023】
また、本発明に係る別のプログラムは、スポーツの試合の状況を示す状況データを取得する状況データ取得手段、記憶手段に記憶されているゲームプログラムを読み出して起動する起動手段、前記状況データに基づいて、前記スポーツの試合をシミュレートするデータであるシミュレートデータを生成するシミュレートデータ生成手段、ユーザから受け付ける操作に応じて、前記シミュレートデータに基づくシミュレーション処理を実行するシミュレーション処理実行手段、前記シミュレーション処理実行手段によるシミュレーション処理の結果を出力する出力手段、としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0024】
また、上記のプログラムはコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に記憶することもできる。
【0025】
また、本発明に係るさらに別の情報処理装置は、放送局からの放送信号を受け付ける放送受信手段と、前記放送受信手段が受け付ける放送信号に応じたデータを外部から取得する取得手段と、ゲームプログラムを実行するゲームプログラム実行手段と、を含み、前記ゲームプログラム実行手段が、前記取得手段が取得したデータに応じた情報を出力し、前記ゲームプログラム実行手段が、ユーザの操作に応じて前記ゲームプログラムの実行内容を変化させることを特徴とする。
【0026】
また、本発明に係るさらに別の情報処理システムは、第1の情報処理装置と、第2の情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、前記第1の情報処理装置が、前記第2の情報処理装置から受け付ける要求に応じたデータを出力するデータ出力手段、を含み、前記第2の情報処理装置が、放送局からの放送信号を受け付ける放送受信手段と、前記放送受信手段が受け付ける放送信号に応じたデータを前記第1の情報処理装置から取得する取得手段と、ゲームプログラムを実行するゲームプログラム実行手段と、を含み、前記ゲームプログラム実行手段が、前記取得手段が取得したデータに応じた情報を出力し、前記ゲームプログラム実行手段が、ユーザの操作に応じて前記ゲームプログラムの実行内容を変化させることを特徴とする。
【0027】
また、本発明に係るさらに別の情報処理方法は、放送局からの放送信号を受け付ける放送受信ステップと、前記放送受信ステップが受け付ける放送信号に応じたデータを外部から取得する取得ステップと、ゲームプログラムを実行するゲームプログラム実行ステップと、を含み、前記ゲームプログラム実行ステップが、前記取得手段が取得したデータに応じた情報を出力し、前記ゲームプログラム実行ステップが、ユーザの操作に応じて前記ゲームプログラムの実行内容を変化させることを特徴とする。
【0028】
また、本発明に係るさらに別のプログラムは、放送局からの放送信号を受け付ける放送受信手段、前記放送受信手段が受け付ける放送信号に応じたデータを外部から取得する取得手段と、ゲームプログラムを実行するゲームプログラム実行手段、としてコンピュータを機能させ、前記ゲームプログラム実行手段が、前記取得手段が取得したデータに応じた情報を出力し、前記ゲームプログラム実行手段が、ユーザの操作に応じて前記ゲームプログラムの実行内容を変化させることを特徴とする。
【0029】
また、上記のプログラムはコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体に記憶することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本実施形態に係る情報処理システムのハードウェア構成の一例を示す図である。
【図2】本実施形態において、撮像装置がサッカー競技場で行われているサッカーの試合の状況を撮像している様子の一例を示す図である。
【図3】本実施形態に係る情報処理システムで実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。
【図4】本実施形態における状況データのデータ構造の一例を示す図である。
【図5】合成画面の一例を示す図である。
【図6】本実施形態に係るクライアントで行われる処理のフローの一例を示す図である。
【図7】仮想3次元空間の一例を示す図である。
【図8】本実施形態に係るクライアントで行われる処理のフローの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0031】
以下、本発明の一実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
【0032】
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1のハードウェア構成の一例を示す図である。図1に示すように、この情報処理システム1は、第1の情報処理装置(本実施形態では、例えば、サーバ2)と、第2の情報処理装置(本実施形態では、例えば、クライアント3)と、撮像装置5と、放送局6と、を含んでいる。
【0033】
サーバ2は、例えば、制御部20、記憶部21、ユーザインタフェース(UI)部22、通信部23を備えている。クライアント3は、制御部30、記憶部31、ユーザインタフェース(UI)部32、通信部33、放送受信部34を備えている。
【0034】
サーバ2の制御部20やクライアント3の制御部30は、例えば、CPU等のプログラム制御デバイスである。サーバ2の記憶部21やクライアント3の記憶部31は、例えば、ROMやRAM等の記憶素子やハードディスクなどである。サーバ2の記憶部21には、サーバ2の制御部20によって実行されるプログラムなどが記憶される。また、サーバ2の記憶部21は、サーバ2の制御部20のワークメモリとしても動作する。クライアント3の記憶部31には、クライアント3の制御部30によって実行されるプログラムなどが記憶される。また、クライアント3の記憶部31は、クライアント3の制御部30のワークメモリとしても動作する。
【0035】
サーバ2のUI部22は、例えば、ディスプレイ、スピーカ、マウス、キーボード、ボタンなどであり、利用者が行った操作の内容や、利用者が入力した音声をサーバ2の制御部20に出力する。また、サーバ2のUI部22は、サーバ2の制御部20から入力される指示に従って情報を表示出力したり音声出力したりする。クライアント3のUI部32は、例えば、ディスプレイ、スピーカ、マウス、キーボード、ゲームコントローラ、リモートコントローラ、ボタンなどであり、利用者が行った操作の内容や、利用者が入力した音声をクライアント3の制御部30に出力する。また、クライアント3のUI部32は、クライアント3の制御部30から入力される指示に従って情報を表示出力したり音声出力したりする。
【0036】
サーバ2の通信部23やクライアント3の通信部33は、例えば、ネットワークボードなどの通信インタフェースである。サーバ2の通信部23とクライアント3の通信部33とは、通信ネットワーク4(有線、無線を問わない)を介して互いに情報の送受信を行う。
【0037】
クライアント3の放送受信部34は、例えば、アンテナや、テレビ放送チューナや、放送信号のデコーダなどを含んで構成されており、放送ネットワーク7(有線、無線を問わない)を介して動画像などを表す放送信号を受け付ける。本実施形態では、放送受信部34は、複数のチャンネルの放送信号を受け付ける。なお、放送受信部34は、複数の放送局6からの互いに独立した放送信号を受け付けてもよい。また、放送受信部34は、受信した放送信号を他のチューナ等の装置に出力してもよい。
【0038】
撮像装置5は、例えば、テレビカメラなどであり、例えば、公知のテレビカメラを含んで構成され、所定時間(例えば1/60秒)ごとに、白黒、グレイスケール又はカラーの画像(例えば、JPEG形式の画像)を生成して、放送局6に出力する。本実施形態では、撮像装置5は、マイクを備えている。そして、撮像装置5は、入力される音声データを画像と併せて放送局6に出力する。
【0039】
本実施形態では、撮像装置5は、所定時間(例えば1/60秒)ごとにフレーム画像及び音声データを生成する。そして、撮像装置5はフレーム画像と音声データとを関連付けて、順次、放送局6に出力することにより、音声データに関連付けられた動画像を放送局6に出力する。
【0040】
撮像装置5は、各画像(フレーム画像)を、撮像のタイミングに対応する撮像タイミングデータ(例えば、撮像時点、撮像時刻などを示すデータ)と関連付けて放送局6に出力してもよい。また、撮像装置5は、フレーム画像を、フレームの識別子(例えば、フレームID)と関連付けて放送局6に出力してもよい。
【0041】
放送局6は、放送信号を出力する。本実施形態では、放送局6は、撮像装置5から、例えば、音声データに関連付けられた動画像を受け付ける。そして、放送局6は、放送ネットワーク7を介してクライアント3に動画像を出力する。放送局6は、動画像に含まれる各フレーム画像を、上述のフレームIDや、上述の撮像タイミングデータや、放送出力のタイミングに対応する放送タイミングデータ、などと関連付けてクライアント3に出力してもよい。
【0042】
図2は、本実施形態において、撮像装置5(例えば、テレビカメラ)が、サッカー競技場で行われている、サッカーの試合の状況を撮像している様子の一例を示す図である。図2に示すように、本実施形態では、撮像装置5は、例えば、サッカーフィールドやサッカー選手40やサッカーボール42などの、少なくとも1つの撮像対象を撮像する。そして、撮像装置5は、所定時間ごとに、サッカーの試合の状況を示すフレーム画像を順次放送局6に出力する。放送局6は、受け付けるフレーム画像を順次クライアント3に出力する。そして、クライアント3は、ディスプレイなどのUI部32に、放送局6から受け付ける画像を順次表示出力する。このように、本実施形態では、撮像装置5が、例えば、サッカーの試合が行われている様子を示す、少なくとも1つのフレーム画像を含む動画像をクライアント3に出力することによって、クライアント3のユーザは、サッカーの試合のライブ中継を楽しむことができる。
【0043】
ここで、本実施形態に係る情報処理システム1で実現される機能について説明する。図3は、本実施形態に係る情報処理システム1で実現される機能の一例を示す機能ブロック図である。
【0044】
図3に示すように、本実施形態に係る情報処理システム1に含まれるサーバ2は、状況データ生成部44、状況データ出力部46、を含むものとして機能する。そして、これらの要素は、サーバ2の制御部20を主として実現される。これらの要素は、コンピュータであるサーバ2にインストールされたプログラムを、サーバ2の制御部20で実行することにより実現されている。このプログラムは、例えば、CD−ROM、DVD−ROMなどのコンピュータ可読な情報伝達媒体を介して、あるいは、インターネットなどの通信ネットワークを介してサーバ2に供給される。
【0045】
図3に示すように、本実施形態に係る情報処理システム1に含まれるクライアント3は、動画像取得部48、動画像記憶部50、イベント発生検出部52、状況データ取得部54、シミュレーション処理実行部56、合成画面制御部58、合成画面出力部60、フレーム画像削除部62、を含むものとして機能する。そして、動画像記憶部50は、クライアント3の記憶部31を主として実現される。その他の要素は、クライアント3の制御部30を主として実現される。これらの要素は、コンピュータであるクライアント3にインストールされたプログラムを、クライアント3の制御部30で実行することにより実現されている。このプログラムは、例えば、CD−ROM、DVD−ROMなどのコンピュータ可読な情報伝達媒体を介して、あるいは、インターネットなどの通信ネットワークを介してクライアント3に供給される。
【0046】
状況データ生成部44は、撮像装置5により撮像される撮像対象の状況を示す状況データ64を生成する(図4参照)。図4に状況データ64のデータ構造の一例を示す。本実施形態では、具体的には、例えば、状況データ作成者が、サッカー競技場でのサッカーの試合の観戦中に、サーバ2が備えるディスプレイなどのUI部22に表示出力された状況データ生成画面(図示せず)に、マウスやキーボードなどのUI部22を用いて、サッカーの試合の状況(具体的には、例えば、サッカー選手40の位置及び体の向きや、サッカーボール42の位置、など)に対応するデータを入力する。状況データ作成者は、例えば、コーナーキックやフリーキックやペナルティキックなどのセットプレーの場面や、ゴール直前の場面などの状況に対応するデータを入力する。状況データ作成者は、所定時間間隔(例えば、5分間隔)で、そのときのサッカーの試合の状況に対応するデータを入力するようにしてもよい。そして、状況データ生成部44は、状況データ作成者により入力された情報に基づいて、サッカーの試合の状況を表す状況データ64を生成する。なお、状況データ生成部44は、撮像装置5により撮像されるフレーム画像や動画像などに対して公知の画像認識処理を実行することにより、サッカーの試合の状況を示す状況データ64を生成してもよい。このように、状況データ生成部44が、撮像装置5により撮像される撮像対象の状況の一部(具体的には、例えば、サッカーの試合全体のうちの、フリーキックやペナルティキックなどといった特定の状況)を示す状況データ64を生成するようにしてもよい。
【0047】
また、サーバ2の記憶部21に、予め、過去のサッカーの試合の状況を示すテンプレートデータが記憶されていてもよい。そして、状況データ生成部44が、このテンプレートデータに基づいて状況データ64を生成してもよい。このようにすれば、状況データ生成部44は、状況データ64を効率よく生成することができる。
【0048】
本実施形態では、状況データ64は、例えば、図4に示すように、状況データの識別子である状況データID66と、この状況の名称を示す状況名称データ68と、この状況データ64に対応する少なくとも1つのプログラム(本実施形態では、例えば、ゲームプログラム)を示す対応プログラムデータ70と、対応時期データ72と、少なくとも1つの撮像対象データ74と、を含んでいる。対応時期データ72は、状況データ64が示す状況に対応する時期(例えば、時点や時間など)を示している。本実施形態では、対応時期データ72は、時刻を示している。なお、対応時期データ72が、例えば、試合開始からの経過時間や、状況に対応する期間(例えば、状況に対応する時間の始期及び終期)などを示していてもよい。
【0049】
各撮像対象データ74は、本実施形態では、例えば、サッカー選手40やサッカーボール42などの撮像対象に対応する。撮像対象データ74は、撮像対象の識別子である撮像対象ID74aと、撮像対象の種別(例えば、サッカーボール42やサッカー選手40など)を示す種別データ74bと、位置データ74cと、を含んでいる。位置データ74cは、具体的には、例えば、サッカーフィールド内における撮像対象(サッカーボール42やサッカー選手40など)の位置を示す座標(例えば、2次元座標や3次元座標)などを示す。位置データ74cは、向きを示すデータ(例えば、サッカー選手40の体の向きに対応する方向ベクトルを示す)を含んでいてもよい。
【0050】
なお、状況データ生成部44は、例えば、競技場の環境(例えば、気温や風向き)などを示す状況データ64を生成してもよい。また、状況データ生成部44は、撮像されていない撮像対象(例えば、控えのサッカー選手40)を示す状況データ64を生成してもよい。また、状況データ生成部44は、所定の規則に従って(例えば、所定の時間間隔(例えば、5分間隔)で)状況データ64を生成してもよい。
【0051】
状況データ出力部46は、状況データ64を出力する。本実施形態では、状況データ出力部46は、状況データ64をサーバ2の記憶部21に出力する。状況データ出力部46は、所定の規則に従って(例えば、所定の時間間隔(例えば、5分間隔)で)状況データ64を出力してもよい。なお、状況データ出力部46は、状況データ生成部44により状況データ64が生成された際に、生成された状況データ64をサーバ2の記憶部21に出力するようにしてもよい。また、状況データ生成部44による状況データ64の生成間隔と状況データ出力部46による状況データ64の出力間隔とが対応していてもよい。
【0052】
動画像取得部48は、撮像装置5が生成する少なくとも1つのフレーム画像を含む動画像を取得する。本実施形態では、動画像取得部48は、音声データに関連付けられた動画像を取得する。本実施形態では、動画像取得部48は、取得した動画像を動画像記憶部50に出力する。そして、動画像記憶部50は、この動画像を記憶する。動画像取得部48は、本実施形態では、例えば、所定の放送時間(例えば、15分)に対応する動画像を1つのデータ(例えば、1つのファイル)として動画像記憶部50に出力する。このようにして、本実施形態では、例えば、動画像記憶部50に、15分の放送時間に対応する動画像のファイルが少なくとも1つ記憶される。
【0053】
動画像取得部48は、動画像のファイルを、例えば、フレームID、撮像タイミングデータ、放送タイミングデータなどに基づいて特定される、この動画像に対応する時期を示すデータ(例えば、放送開始時刻及び放送終了時刻を示すデータ)や、記憶される時期を示すデータ(例えば、記憶開始時刻及び記憶終了時刻を示すデータ)と関連付けて、動画像記憶部50に出力してもよい。
【0054】
イベント発生検出部52は、動画像取得部48が取得する動画像や音声データに基づいて、撮像対象に所定のイベントが発生したことを検出する。イベント発生検出部52は、本実施形態では、例えば、音声データに対応する音声の音量が所定の閾値を超えたことを示すイベント(例えば、サッカーの試合においてサッカーボール42がゴールに入り、観客から歓声があがった(観客が盛り上がった)ことを示すイベントに対応する)や、動画像に含まれる互いに連続するフレーム画像間の差異(例えば、フレーム画像に含まれる画素分布の差異)が所定の閾値を超えたことを示すイベント(例えば、コマーシャルが開始(終了)したことを示すイベントに対応する)を検出する。
【0055】
状況データ取得部54は、状況データ64を取得する。状況データ取得部54は、本実施形態では、具体的には、例えば、サーバ2の記憶部21に記憶されている状況データ64を取得する。状況データ取得部54は、既に取得した状況データ64以外の状況データ64を取得するようにしてもよい。また、状況データ取得部54は、最新の状況データ64(最後に記憶部21に出力された状況データ64)を取得するようにしてもよい。また、状況データ取得部54は、複数の状況データ64を取得してもよい。
【0056】
状況データ取得部54は、所定の時間間隔で状況データ64を取得するようにしてもよい。なお、状況データ出力部46による状況データ64の出力間隔と状況データ取得部54による状況データ64の取得間隔とが対応していてもよい。また、状況データ取得部54は、イベント発生検出部52がイベントを検出した際に、状況データ64を取得するようにしてもよい。
【0057】
なお、サーバ2の状況データ出力部46が、クライアント3に状況データ64を直接出力して、クライアント3の状況データ取得部54がこの状況データ64を取得するようにしてもよい。
【0058】
シミュレーション処理実行部56は、状況データ64に基づいて、状況データ64が示す撮像対象の状況以降の撮像対象の挙動をシミュレートするシミュレーション処理を実行する。シミュレーション処理の詳細については後述する。
【0059】
合成画面制御部58は、動画像取得部48が取得する動画像を表示する画面と、シミュレーション処理実行部56が生成する画面と、を合成して合成画面76を生成する。本実施形態では、合成画面制御部58は、例えば、図5に示すように、シミュレーション処理実行部56によるシミュレーション処理の結果を表す画面(本実施形態では、例えば、ゲーム画面)を表示するシミュレーション結果表示部78、動画像取得部48が取得する動画像を表示する動画像表示部80、データ表示部82、を含む合成画面76を生成する。
【0060】
データ表示部82は、本実施形態では、例えば、動画像取得部48が取得する動画像に対応するチャンネルの番号を表示するチャンネル番号表示部82a、シミュレーション処理を実行可能なプログラムの名称を一覧で表示する対応プログラム名称表示部82b、プログラムのダウンロード要否を表示するダウンロード要否表示部82c、動画像に対応する、状況データ取得部54が取得した少なくとも1つの状況データ64それぞれを代表する画像(例えば、状況データ64に含まれる対応時期データ72が示す時期と、状況データ64に含まれる状況名称データ68が示す名称と、の組合せを表す画像)を一覧で表示する対応状況データ表示部82d、を含む。
【0061】
合成画面出力部60は、合成画面76をクライアント3のディスプレイなどのUI部32に出力する。このようにして、本実施形態では、シミュレーション処理実行部56によるシミュレーション結果が出力される。なお、合成画面出力部60は、本実施形態では、動画像取得部48が取得する動画像に関連付けられている音声データに対応する音声をスピーカなどのUI部32から出力する。
【0062】
本実施形態では、合成画面制御部58は、クライアント3のUI部32を介してユーザから受け付ける操作に応じて、合成画面76を更新する。合成画面制御部58は、例えば、チャンネルの変更要求を示す操作信号を受け付けた際には、その操作信号に応じて、合成画面76に含まれるチャンネル番号表示部82aに表示されるチャンネル番号を更新する。そして、合成画面制御部58は、そのチャンネル番号に対応する動画像を動画像表示部80に含むよう合成画面76を更新する。そして、合成画面制御部58は、その動画像に対応する少なくとも1つの状況データ64それぞれを代表する画像が対応状況データ表示部82dに含まれるよう合成画面76を更新する。
【0063】
そして、合成画面制御部58は、動画像に対応するいずれかの状況データ64に含まれる対応プログラムデータ70が示すプログラムの名称が対応プログラム名称表示部82bに一覧として含まれるよう合成画面76を更新する。なお、本実施形態では、状況データ64とプログラムとが関連付けられているが、動画像やテレビ番組とプログラムとが関連づけられていてもよい。そして、この場合は、合成画面制御部58は、動画像に対応するプログラムの名称が対応プログラム名称表示部82bに一覧として含まれるよう合成画面76を更新してもよい。
【0064】
本実施形態では、対応プログラム名称表示部82bに表示されている名称をユーザがUI部32を用いて選択することができるようになっている。すなわち、ユーザがプログラムを選択可能になっている。また、対応状況データ表示部82dに表示出力されている、状況データ64を代表する画像のうちの1つをユーザがUI部32を用いて選択することができるようになっている。すなわち、ユーザが状況データ64を選択可能になっている。なお、合成画面制御部58は、ユーザにより選択された状況データ64に対応するに含まれる対応プログラムデータ70が示すプログラムの名称が対応プログラム名称表示部82bに一覧として含まれるよう合成画面76を更新してもよい。
【0065】
そして、合成画面制御部58は、ユーザにより選択されているプログラムがクライアント3にインストールされている場合は、ゲームプログラムのダウンロードが不要である旨がダウンロード要否表示部82cに含まれるよう合成画面76を更新する。一方、合成画面制御部58は、ユーザにより選択されているプログラムがクライアント3にインストールされている場合は、ゲームプログラムのダウンロードが必要である旨がダウンロード要否表示部82cに含まれるよう合成画面76を更新する。このとき、合成画面制御部58は、ダウンロードの完了に必要な見積り時間を示す画像を併せて含むよう合成画面76を更新してもよい。なお、合成画面制御部58は、例えば、所定時間間隔で、クライアント3の通信部33を介して接続されているプログラム配信サーバ(図示せず)から、ゲームプログラムのダウンロードの見積り時間を示すデータを取得するようにしてもよい。
【0066】
合成画面出力部60は、上述のようにして更新された合成画面76を表示出力する。
【0067】
ここで、本実施形態におけるクライアント3で、挙動をシミュレートするシミュレーション処理の前処理として実行される初期化処理の流れの一例を、図6に示すフロー図を参照しながら説明する。
【0068】
まず、シミュレーション処理実行部56が、ユーザによるプログラム及び状況データ64の選択操作(例えば、操作信号)を受け付ける(S101)。そして、シミュレーション処理実行部56が、ユーザにより選択されたプログラムを特定する(S102)。
【0069】
そして、シミュレーション処理実行部56が、このプログラムがクライアント3に既にインストールされているか否かを確認する(S103)。インストールされていない場合は(S103:N)、シミュレーション処理実行部56は、プログラム配信サーバ(図示せず)から、このプログラムをダウンロードして、クライアント3にインストールする(S104)。
【0070】
S104に示す処理が終了した場合、又は、S103に示す処理でプログラムがインストールされていることが確認された場合は(S103:Y)、シミュレーション処理実行部56は、このプログラム(例えば、サッカーゲームのプログラム)を起動する(S105)。このように、本実施形態では、プログラムがクライアント3に既にインストールされている場合には、プログラムのダウンロードが実行されないので、データの通信量やプログラムの実行までに必要な時間を低減することができる。
【0071】
そして、シミュレーション処理実行部56は、ユーザにより選択された状況データ64に基づいて、図7に示す仮想3次元空間84を生成する(S106)。そして、シミュレーション処理実行部56は、例えば、状況データ64に基づいて、状況データ64に含まれる対応時期データ72が示す時期に対応する、サッカーフィールド86やプレイヤオブジェクト88やボールオブジェクト90などの3次元ポリゴンオブジェクトの、仮想3次元空間84内における位置を決定する(S107)。シミュレーション処理実行部56は、より具体的には、例えば、サッカー選手40(あるいは、サッカーボール42)を示す撮像対象データ74に含まれる位置データ74cに基づいて、このサッカー選手40(あるいは、サッカーボール42)に対応するプレイヤオブジェクト88(あるいは、ボールオブジェクト90)のサッカーフィールド86内における位置を決定する。
【0072】
そして、シミュレーション処理実行部56は、この決定された位置に、プレイヤオブジェクト88やボールオブジェクト90などのオブジェクトを配置する(S108)。そして、シミュレーション処理実行部56は、仮想3次元空間84内に配置されている視点92から視線方向94を見た様子を示すゲーム画面を生成する(S109)。
【0073】
そして、合成画面制御部58が、このゲーム画面をシミュレーション結果表示部78に含むよう合成画面76を生成(または、更新)する(S110)。そして、合成画面出力部60が、この合成画面76をディスプレイなどのUI部32に表示出力する(S111)。
【0074】
本実施形態によれば、状況データ64は、一般的に、ゲームプログラムの実行に必要なデータ(例えば、パラメータを示すデータ)であり、そのサイズは、ゲームプログラム全体のサイズよりは小さいことが期待される。そのため、状況データ取得部54が状況データ64の取得に要する時間は比較的短いことが期待される。
【0075】
そして、本実施形態では、クライアント3が初期化処理を実行した後に、ユーザからのシミュレーション処理の開始要求(開始操作)を受け付けた際には、クライアント3は、初期化処理終了時点における仮想3次元空間84の状況以降(本実施形態では、例えば、対応時期データ72が示す時期における撮像対象の状況以降)の、撮像対象であるサッカー選手40やサッカーボール42の挙動に対応する、プレイヤオブジェクト88やボールオブジェクト90の挙動をシミュレートする処理(本実施形態では、例えば、ゲーム処理)を実行する。
【0076】
本実施形態では、クライアント3は、所定時間(例えば、1/60秒)ごとに、ゲーム画面を更新して、この更新されたゲーム画面をシミュレーション結果表示部78に含む合成画面76をディスプレイなどのUI部32に表示出力する。ここで、挙動をシミュレートする処理の開始以降に、所定時間(例えば、1/60秒)ごとに実行される処理の流れの一例を、図8に示すフロー図を参照しながら説明する。
【0077】
まず、シミュレーション処理実行部56は、仮想3次元空間84内のオブジェクトの現在位置(例えば、直前のフレームにおけるオブジェクトの位置)、プログラム(例えば、ゲームプログラム)に予め設定された移動規則(例えば、物理法則に従ったボールオブジェクト90の移動規則や、プレイヤオブジェクト88の移動規則など)、及び、ユーザから受け付ける操作信号に基づいて算出される、オブジェクト(例えば、プレイヤオブジェクト88)の移動方向及び移動量に基づいて、仮想3次元空間84内の各オブジェクトの位置を更新する(S201)。このように、シミュレーション処理実行部56は、上述のシミュレーション処理の実行中に、ユーザからの操作を受け付けて、この操作に応じて仮想3次元空間84内のオブジェクト(例えば、プレイヤオブジェクト88)の挙動を変更してもよい。このようにすれば、ユーザが、実際に行われているサッカーの試合に沿ったサッカーゲームなどのゲームを楽しむことができる。なお、シミュレーション処理実行部56は、オブジェクトの位置の更新の際に、操作信号に基づいて算出される移動方向や移動量を利用しなくてもよい。
【0078】
そして、シミュレーション処理実行部56は、更新された仮想3次元空間84に対応するゲーム画面を生成する(S202)。そして、合成画面制御部58は、このゲーム画面をシミュレーション結果表示部78に含む合成画面76を生成(又は、更新)する(S203)。そして、合成画面出力部60が、この合成画面76をディスプレイなどのUI部32に更新出力する(S204)。
【0079】
このようにして、所定時間(例えば、1/60秒)ごとに合成画面76に含まれるゲーム画面が更新されることとなる。なお、上述の処理例では、状況データ64に含まれる対応時期データ72が示す時期以降の撮像対象の挙動をシミュレートするシミュレーション処理が実行される。また、上述の処理例では、各撮像対象データ74に含まれる位置データ74cが示す位置に撮像対象に対応するオブジェクトが配置される。そして、それらのオブジェクトに対応する撮像対象の、上述のようにして配置されている状況以降の挙動をシミュレートするシミュレーション処理が実行される。
【0080】
また、シミュレーション処理実行部56が、上述の初期化処理の終了からシミュレーション処理の開始要求(開始操作)の受付までの間にユーザから受け付ける操作に応じて仮想3次元空間84内のオブジェクト(例えば、プレイヤオブジェクト88)の位置を変更してもよい。このようにすれば、状況データ64に対応する状況とは異なる状況(例えば、プレイヤオブジェクト88の位置が少し異なる状況)におけるサッカーの試合に沿ったサッカーゲームなどのゲームを楽しむことができる。
【0081】
また、例えば、シミュレーション処理実行部56は、状況データ64に含まれる対応時期データ72が示すタイミングに対応するよう設定された(例えば、サッカーゲームにおける試合時間が前半25分に設定されるなど)ゲームプログラムを実行するようにしてもよい。こうすれば、ユーザは、実際に行われているサッカーの試合の臨場感をより楽しむことができる。
【0082】
フレーム画像削除部62は、状況データ64に基づいて特定される、動画像に含まれる少なくとも1つのフレーム画像のうちの少なくとも一部を削除する。フレーム画像削除部62は、具体的には、例えば、状況データ取得部54が取得する状況データ64に含まれる対応時期データ72が示す時期が含まれる動画像のファイル以外の動画像のファイルを削除する。なお、フレーム画像削除部62は、シミュレーション処理実行部56によりシミュレーション処理が実行された状況データ64に含まれる対応時期データ72が示す時期が含まれる動画像のファイルを削除してもよい。
【0083】
本実施形態では、フレーム画像削除部62は、例えば、シミュレーション処理実行部56によりシミュレーション処理が実行された状況データ64に含まれる対応時期データ72が示す時期と、各動画像のファイルと関連付けられているデータが示す時期と、に基づいて、削除対象となる動画像のファイルを特定して、そのファイルを削除する。なお、フレーム画像削除部62は、所定の時間間隔で、動画像記憶部50に記憶されている動画像のファイルの削除処理を実行するようにしてもよい。例えば、クライアント3が携帯電話である場合のように、クライアント3の記憶部31(例えば、メモリやハードディスク)の容量が小さい場合に、上述のようにして、動画像のファイルを削除することができれば、記憶部31の容量が逼迫することを防ぐことができる。なお、クライアント3は、フレーム画像削除部62によるファイルの削除処理を必ずしも行う必要はない。
【0084】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
【0085】
例えば、状況データ取得部54は、ディスプレイなどのUI部32に出力されている動画像(テレビ番組)に対応するチャンネルを特定して、このチャンネルに対応するサーバ2の記憶部21(例えば、テレビ番組を提供している放送局6に対応するサーバ2の記憶部21)から、状況データ64を取得するようにしてもよい。
【0086】
また、例えば、ライブ中継以外(例えば、録画済の番組の放送や、再放送など)の放送に本発明を適用してもよい。この場合、例えば、状況データ出力部46が、フレーム画像が放送局6からクライアント3に出力される際に、そのフレーム画像に対応する状況データ64を、サーバ2の記憶部21に出力するようにしてもよい。
【0087】
また、クライアント3が、番組のタイトル、番組の開始時刻及び終了時刻、などを示す番組表データを番組表データ提供サーバ(図示せず)から取得するようにしてもよい。そして、この番組表データが、番組に対応するプログラム(例えば、ゲームプログラム)を示すデータと関連づけられていてもよい。そして、クライアント3が、この番組表データをディスプレイなどのUI部32に表示出力してもよい。そして、ユーザからの、番組の選択操作を受け付けて、選択された番組に対応する動画像を放送局6から受け付けた際に、この動画像を記憶部31に記憶する(すなわち、予約録画処理を実行する)ようにしてもよい。このとき、クライアント3は、この動画像に対応する状況データ64をサーバ2から取得して、記憶部31に出力するようにしてもよい。なお、クライアント3は、ユーザにより選択された番組に対応するプログラムをプログラム配信サーバから取得してもよい。
【0088】
そして、クライアント3は、ユーザからの要求に応じて、記憶部31に記憶されている動画像を含む合成画面76を再生出力するようにしてもよい。このとき、この動画像に対応する状況データ64を代表する画像を合成画面76内のデータ表示部82に表示出力してもよい。もちろん、このとき、ユーザによる状況データ64の選択操作を受け付けた際に、この状況データ64に基づくシミュレーション処理を実行するようにしてもよい。
【0089】
また、クライアント3は、ユーザから受け付ける操作に基づいて、シミュレーション処理が行われている様子(例えば、サッカーゲームが行われている様子)を示す動画像を生成して、記憶部31に出力するようにしてもよい。そして、クライアント3は、ユーザからの要求に応じて、この動画像を、動画像を配信する動画像配信サーバ(図示せず)に出力するようにしてもよい。
【0090】
また、上述のシミュレーション処理の実行対象となる番組の放送が行われている際に、クライアント3は、その番組が放送されているチャンネルに対応するリモートコントローラのボタンを点灯したり、そのチャンネル番号をディスプレイなどのUI部32に表示したりしてもよい。
【0091】
また、例えば、クライアント3が放送受信部34を備えている必要はない。そして、クライアント3は、撮像装置5により生成される動画像をディスプレイなどのUI部32にしなくてもよい。
【0092】
また、例えば、シミュレーション処理実行部56が、ゴルフゲームやカーレースゲーム将棋ゲームなどのプログラムを実行して、ゴルフの試合の状況(例えば、18番ホール2打目など)やカーレースの状況(例えば、36周目など)や将棋の対局の状況(例えば、97手目など)に対応する状況データ64に基づくシミュレーション処理を実行してもよい。また、シミュレーション処理実行部56が、ボクシングゲームのプログラムを実行して、ボクシングの試合の状況(例えば、選手の外見から判断されるスタミナの状況など)に対応する状況データ64に基づくシミュレーション処理を実行してもよい。また、シミュレーション処理実行部56が、ゲームプログラム以外のシミュレーションプログラムを実行するようにしてもよい。
【0093】
また、状況データ生成部44が、撮像装置5により撮像対象が撮像されているか否かに関係なく、現実世界で行われているスポーツの試合の状況を示す状況データ64を生成するようにしてもよい。
【符号の説明】
【0094】
1 情報処理システム、2 サーバ、3 クライアント、4 通信ネットワーク、5 撮像装置、6 放送局、7 放送ネットワーク、20 制御部、21 記憶部、22 ユーザインタフェース(UI)部、23 通信部、30 制御部、31 記憶部、32 ユーザインタフェース(UI)部、33 通信部、34 放送受信部、40 サッカー選手、42 サッカーボール、44 状況データ生成部、46 状況データ出力部、48 動画像取得部、50 動画像記憶部、52 イベント発生検出部、54 状況データ取得部、56 シミュレーション処理実行部、58 合成画面制御部、60 合成画面出力部、62 フレーム画像削除部、64 状況データ、66 状況データID、68 状況名称データ、70 対応プログラムデータ、72 対応時期データ、74 撮像対象データ、74a 撮像対象ID、74b 種別データ、74c 位置データ、76 合成画面、78 シミュレーション結果表示部、80 動画像表示部、82 データ表示部、82a チャンネル番号表示部、82b 対応プログラム名称表示部、82c ダウンロード要否表示部、82d 対応状況データ表示部、84 仮想3次元空間、86 サッカーフィールド、88 プレイヤオブジェクト、90 ボールオブジェクト、92 視点、94 視線方向。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
出力対象となる画像を生成する撮像手段により撮像される撮像対象の状況を示す状況データを取得する状況データ取得手段と、
前記状況データに基づいて、前記状況データが示す前記撮像対象の状況以降の前記撮像対象の挙動をシミュレートするシミュレーション処理を実行するシミュレーション処理実行手段と、
前記シミュレーション処理実行手段によるシミュレーション処理の結果を出力する出力手段と、を含み、
前記シミュレーション処理実行手段が、ユーザから受け付ける操作に応じて、前記シミュレーション処理における前記撮像対象の挙動を変更する、
むことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記状況データが、前記撮像対象の状況に対応する時期を示す対応時期データを含んでおり、
前記シミュレーション処理実行手段が、前記対応時期データが示す時期以降の前記撮像対象の挙動をシミュレートするシミュレーション処理を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記状況データが、前記撮像対象の位置を少なくとも示しており、
前記シミュレーション処理実行手段が、前記状況データが示す位置に前記撮像対象が配置されている状況以降の前記撮像対象の挙動をシミュレートするシミュレーション処理を実行する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記状況データ取得手段が、複数の状況データを取得して、
前記シミュレーション処理実行手段が、前記複数の状況データのうちからユーザにより選択される状況データに基づいて、当該状況データが示す前記撮像対象の状況以降の前記撮像対象の挙動をシミュレートするシミュレーション処理を実行する、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記撮像対象に所定のイベントが発生したことを検出するイベント発生検出手段、をさらに含み、
前記状況データ取得手段が、前記イベント発生検出手段によりイベントの発生が検出される際に、前記状況データを取得する、
ことを特徴とする請求項1から4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記撮像手段が、前記撮像対象を撮像して少なくとも1つのフレーム画像を含む動画像を生成して、
前記撮像手段が生成する動画像を取得する動画像取得手段と、
前記動画像取得手段が取得する動画像を記憶する動画像記憶手段と、
前記状況データに基づいて特定される、前記動画像に含まれる少なくとも1つのフレーム画像のうちの少なくとも一部を削除するフレーム画像削除手段と、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記状況データ取得手段が、前記撮像手段により撮像される撮像対象の状況のうちの一部を示す状況データを取得する、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
第1の情報処理装置と、第2の情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、
前記第1の情報処理装置が、
出力対象となる画像を生成する撮像手段により撮像される撮像対象の状況を示す状況データを生成する状況データ生成手段と、
前記状況データ生成手段により生成される状況データを出力する状況データ出力手段と、を含み、
前記第2の情報処理装置が、
前記状況データを取得する状況データ取得手段と、
前記状況データに基づいて、前記状況データが示す前記撮像対象の状況以降の前記撮像対象の挙動をシミュレートするシミュレーション処理を実行するシミュレーション処理実行手段と、
前記シミュレーション処理実行手段によるシミュレーション処理の結果を出力する出力手段と、を含み、
前記シミュレーション処理実行手段が、ユーザから受け付ける操作に応じて、前記シミュレーション処理における前記撮像対象の挙動を変更する、
ことを特徴とする情報処理システム。
【請求項9】
出力対象となる画像を生成する撮像手段により撮像される撮像対象の状況を示す状況データを取得する状況データ取得ステップと、
前記状況データに基づいて、前記状況データが示す前記撮像対象の状況以降の前記撮像対象の挙動をシミュレートするシミュレーション処理を実行するシミュレーション処理実行ステップと、
前記シミュレーション処理実行手段によるシミュレーション処理の結果を出力する出力ステップと、を含み、
前記シミュレーション処理実行ステップが、ユーザから受け付ける操作に応じて、前記シミュレーション処理における前記撮像対象の挙動を変更する、
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項10】
出力対象となる画像を生成する撮像手段により撮像される撮像対象の状況を示す状況データを取得する状況データ取得手段、
前記状況データに基づいて、前記状況データが示す前記撮像対象の状況以降の前記撮像対象の挙動をシミュレートするシミュレーション処理を実行するシミュレーション処理実行手段、
前記シミュレーション処理実行手段によるシミュレーション処理の結果を出力する出力手段、
としてコンピュータを機能させ、
前記シミュレーション処理実行手段が、ユーザから受け付ける操作に応じて、前記シミュレーション処理における前記撮像対象の挙動を変更する、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項11】
請求項10に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体。
【請求項12】
スポーツの試合の状況を示す状況データを取得する状況データ取得手段と、
記憶手段に記憶されているゲームプログラムを読み出して起動する起動手段と、
前記状況データに基づいて、前記スポーツの試合をシミュレートするデータであるシミュレートデータを生成するシミュレートデータ生成手段と、
ユーザから受け付ける操作に応じて、前記シミュレートデータに基づくシミュレーション処理を実行するシミュレーション処理実行手段と、
前記シミュレーション処理実行手段によるシミュレーション処理の結果を出力する出力手段と、
を含むことを特徴とする情報処理装置。
【請求項13】
第1の情報処理装置と、第2の情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、
前記第1の情報処理装置が、
スポーツの試合の状況を示す状況データを生成する状況データ生成手段と、
前記状況データ生成手段により生成される状況データを出力する状況データ出力手段と、を含み、
前記第2の情報処理装置が、
前記状況データを取得する状況データ取得手段と、
記憶手段に記憶されているゲームプログラムを読み出して起動する起動手段と、
前記状況データに基づいて、前記スポーツの試合をシミュレートするデータであるシミュレートデータを生成するシミュレートデータ生成手段と、
ユーザから受け付ける操作に応じて、前記シミュレートデータに基づくシミュレーション処理を実行するシミュレーション処理実行手段と、
前記シミュレーション処理実行手段によるシミュレーション処理の結果を出力する出力手段と、を含む、
ことを特徴とする情報処理システム。
【請求項14】
スポーツの試合の状況を示す状況データを取得する状況データ取得ステップと、
記憶手段に記憶されているゲームプログラムを読み出して起動する起動ステップと、
前記状況データに基づいて、前記スポーツの試合をシミュレートするデータであるシミュレートデータを生成するシミュレートデータ生成ステップと、
ユーザから受け付ける操作に応じて、前記シミュレートデータに基づくシミュレーション処理を実行するシミュレーション処理実行ステップと、
前記シミュレーション処理実行ステップによるシミュレーション処理の結果を出力する出力ステップと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項15】
スポーツの試合の状況を示す状況データを取得する状況データ取得手段、
記憶手段に記憶されているゲームプログラムを読み出して起動する起動手段、
前記状況データに基づいて、前記スポーツの試合をシミュレートするデータであるシミュレートデータを生成するシミュレートデータ生成手段、
ユーザから受け付ける操作に応じて、前記シミュレートデータに基づくシミュレーション処理を実行するシミュレーション処理実行手段、
前記シミュレーション処理実行手段によるシミュレーション処理の結果を出力する出力手段、
としてコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項16】
請求項15に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体。
【請求項17】
放送局からの放送信号を受け付ける放送受信手段と、
前記放送受信手段が受け付ける放送信号に応じたデータを外部から取得する取得手段と、
ゲームプログラムを実行するゲームプログラム実行手段と、を含み、
前記ゲームプログラム実行手段が、前記取得手段が取得したデータに応じた情報を出力し、
前記ゲームプログラム実行手段が、ユーザの操作に応じて前記ゲームプログラムの実行内容を変化させる、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項18】
第1の情報処理装置と、第2の情報処理装置と、を含む情報処理システムであって、
前記第1の情報処理装置が、
前記第2の情報処理装置から受け付ける要求に応じたデータを出力するデータ出力手段、を含み、
前記第2の情報処理装置が、
放送局からの放送信号を受け付ける放送受信手段と、
前記放送受信手段が受け付ける放送信号に応じたデータを前記第1の情報処理装置から取得する取得手段と、
ゲームプログラムを実行するゲームプログラム実行手段と、を含み、
前記ゲームプログラム実行手段が、前記取得手段が取得したデータに応じた情報を出力し、
前記ゲームプログラム実行手段が、ユーザの操作に応じて前記ゲームプログラムの実行内容を変化させる、
ことを特徴とする情報処理システム。
【請求項19】
放送局からの放送信号を受け付ける放送受信ステップと、
前記放送受信ステップが受け付ける放送信号に応じたデータを外部から取得する取得ステップと、
ゲームプログラムを実行するゲームプログラム実行ステップと、を含み、
前記ゲームプログラム実行ステップが、前記取得手段が取得したデータに応じた情報を出力し、
前記ゲームプログラム実行ステップが、ユーザの操作に応じて前記ゲームプログラムの実行内容を変化させる、
ことを特徴とする情報処理方法。
【請求項20】
放送局からの放送信号を受け付ける放送受信手段、
前記放送受信手段が受け付ける放送信号に応じたデータを外部から取得する取得手段と、
ゲームプログラムを実行するゲームプログラム実行手段、
としてコンピュータを機能させ、
前記ゲームプログラム実行手段が、前記取得手段が取得したデータに応じた情報を出力し、
前記ゲームプログラム実行手段が、ユーザの操作に応じて前記ゲームプログラムの実行内容を変化させる、
ことを特徴とするプログラム。
【請求項21】
請求項20に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な情報記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−224089(P2011−224089A)
【公開日】平成23年11月10日(2011.11.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−95346(P2010−95346)
【出願日】平成22年4月16日(2010.4.16)
【出願人】(310021766)株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント (417)
【Fターム(参考)】