情報処理装置、情報処理システム及び情報処理方法
【課題】 サーバがユーザ端末から受信したファイルのフォーマットを各プリントサイトの受け入れ可能なフォーマットに変換する処理を不必要として、従来のサーバ側の負荷を分散させるとともに、サーバ側で各ユーザ端末の環境に合わせたフォントを用意する必要もなくす。
【解決手段】 ユーザ端末102は、サーバ101から受信する専用フォーマットのデータを用いてデータの編集処理を行って専用フォーマットの編集データを生成する。そして、ユーザ端末102は生成した編集データを汎用フォーマットに変換してから、サーバ101に対して送信する。サーバ101はユーザ端末102からの汎用フォーマットの編集データをプリントサイトへ送信する。
【解決手段】 ユーザ端末102は、サーバ101から受信する専用フォーマットのデータを用いてデータの編集処理を行って専用フォーマットの編集データを生成する。そして、ユーザ端末102は生成した編集データを汎用フォーマットに変換してから、サーバ101に対して送信する。サーバ101はユーザ端末102からの汎用フォーマットの編集データをプリントサイトへ送信する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、テンプレートデータに基づいてアルバムのデータをユーザ端末上で作成し、ユーザ端末からネットワーク上の外部装置に対して当該注文データを送信することによりアルバムの印刷物の作成を依頼することが可能な技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年のコンピュータ技術の進歩、デジタルカメラの高機能化と合わせて、画像編集ソフトウェアの高機能化、多機能化が進められている。多機能な画像編集ソフトウェアが利用、保存するデータはそのソフトウェアの機能に対応できる専用フォーマットであることが望ましい。
【0003】
一方、高速なネットワーク通信技術の普及に伴い、高品位な成果物(印刷物)を得るためにネットワークに接続されたプリント業者のプリントサイトに対してアルバムデータの印刷物の注文処理を行うことが可能である。このようなプリント業者ではアルバムの製本等の印刷に関するサービスを提供している。
【0004】
図14は、従来のプリントシステムの一例を示す図である。
図14に示す従来のプリントシステムは、テンプレートデータの提供、並びに、印刷物の受注及び決算等を管理するためのサーバ1401、サーバ1401からダウンロードするテンプレートデータに基づいてアルバム等の印刷物を編集可能なユーザ端末1402、及び、ユーザ端末1402からの発注内容に基づいて実際の製本等を行うプリント業者のプリントサイトA〜C(1403〜1405)がネットワークを介して接続されている。
【0005】
ユーザ端末1402は、サーバ1401から専用フォーマットのテンプレートデータをダウンロードし、ユーザのユーザ端末1402上の操作により、アルバム編集アプリケーションの機能を用いて画像データをそのテンプレートデータに配置する等してアルバムを編集する。編集されたデータ(編集データ)は内部に保持され、編集されたアルバムの注文の際には、同じ専用フォーマットの編集データがユーザ端末1402からサーバ1401に対して送信される。
【0006】
【特許文献1】特開2002−73637号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
サーバ1401は、当該編集データの印刷処理を委託するプリント業者のプリントサイトに対して当該編集データを送信するが、その際に、当該プリントサイト側が受け入れ可能なファイルフォーマットに当該編集データを変換して送信する必要があった。従って、サーバ1401は、プリント業者毎に、各プリント業者が受け入れ可能なファイルフォーマットに変換するためのコンバータを備え、それらのコンバータを用いたフォーマット変換処理を実行する必要があり、サーバ1401側に多大な負荷を負わせていた。
【0008】
更に、ユーザ端末1402から送信される編集データに文字データが含まれていた場合、その編集データを各プリントサイトに対応させたフォーマットで変換する際には、フォントのラスタライズ処理等を行うために当該文字データと同じフォントを予め備えておく必要があり、各ユーザ端末1401側の環境に合わせて相当種類のフォントを用意しておく必要もあった。
【0009】
そこで、本発明の目的は、サーバが各プリントサイトの受け入れ可能なフォーマットに変換する処理を不必要として従来のサーバ側の負荷を分散させるとともに、サーバ側で各ユーザ端末の環境に合わせたフォントを用意する必要もなくすことにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の情報処理装置の第1の態様は、外部装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信手段と、前記受信手段により受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集手段と、前記編集手段により生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換手段と、前記変換手段による変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、前記外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明の情報処理装置の第2の態様は、第1の外部装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信手段と、前記受信手段により受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集手段と、前記編集手段により生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換手段と、前記変換手段による変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、第2の外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【0012】
本発明の情報処理システムの第1の態様は、通信ネットワークを介して複数の情報処理装置が接続された情報処理システムであって、前記複数の情報処理装置のうち少なくとも一つの情報処理装置は、他の情報処理装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信手段と、前記受信手段により受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集手段と、前記編集手段により生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換手段と、前記変換手段による変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、前記外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【0013】
本発明の情報処理システムの第2の態様は、通信ネットワークを介して複数の情報処理装置が接続された情報処理システムであって、前記複数の情報処理装置のうち少なくとも一つの情報処理装置は、他の情報処理装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信手段と、前記受信手段により受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集手段と、前記編集手段により生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換手段と、前記変換手段による変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、更に他の情報処理装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明の情報処理方法の第1の態様は、情報処理装置による情報処理方法であって、外部装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信ステップと、前記受信ステップによって受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集ステップと、前記編集ステップにより生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換ステップと、前記変換ステップによる変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、前記外部装置に対して送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0015】
本発明の情報処理方法の第2の態様は、情報処理装置による情報処理方法であって、第1の外部装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信ステップと、前記受信ステップによって受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集ステップと、前記編集ステップにより生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換ステップと、前記変換ステップによる変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、第2の外部装置に対して送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明のプログラムは、前記情報処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0017】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラムを記録したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、第1のフォーマットのデータを用いて編集された編集データを、第2のフォーマットに変換して送信するように構成したので、第2のフォーマットとして例えば汎用フォーマットを適用した場合、サーバがプリントサイト毎にコンバータを用意し、各プリントサイトが受け入れ可能なフォーマットに変換する処理が不必要となり、従来のサーバ側の負荷を分散させることが可能となる。また、サーバ側で各ユーザ端末の環境に合わせたフォントを用意しておく必要もなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプリントシステムの概略構成を示す図である。
図1に示すプリントシステムは、高品位な印刷物の作成に有効なテンプレートデータを保持、提供し、ユーザ端末102からの印刷物の受注、決算等を管理するためのサーバ101、サーバ101からテンプレートデータをダウンロードし、ダウンロードしたテンプレートデータに基づいて所望の編集データを作成し、アルバムの印刷の注文処理を行うユーザ端末102、及び、ユーザ端末102からの注文内容に基づいて実際に製本等を行うプリント業者が提供するプリントサイト103〜105がインターネットを介して接続されている。尚、図1に示すネットワーク構成は飽くまでも一例であり、ユーザ端末やプリントサイトの数等、適宜様々な構成を採り得ることは勿論である。
【0021】
サーバ101は、テンプレートデータを保持するテンプレート保持部1011、アルバムの受注管理情報、課金情報及び決済情報などを保持する情報データベース(DB)1012、アルバムの受注結果を管理するオーダ管理部1014、アルバムの受注に伴う課金処理を行う課金処理部1015、決済処理を行う決済処理部1016を備える。
【0022】
ユーザ端末102は、サーバ101からダウンロードしたテンプレートデータを保持するテンプレート保持部1021、アルバム編集アプリケーション1022、及び、編集済み又は編集過程のアルバムの編集データを保持するユーザデータ保持部1023を備える。
【0023】
プリントサイト103〜105は、サーバ101から転送されるアルバムの編集データを保持するデータベース1031、データベース1031に保持される編集データの印刷出力を行う印刷処理部1033、及び、印刷処理に関する課金を行う課金処理部1032を備える。
【0024】
次に、図3を用いて、本実施形態に係るプリントシステムの動作について説明する。
ユーザ端末102は、サーバ101から専用フォーマットのテンプレートデータをダウンロードし、内部に保持する。ユーザは、ユーザ端末102内に保持されるテンプレートデータのうち、所望のテンプレートデータを選択し、画像データ等を配置する等してアルバムを編集する。ここで編集されたデータは、同じ専用フォーマットで保存される。
【0025】
ユーザが編集したアルバムを注文するための操作をユーザ端末102上で行うと、専用フォーマットで保存された編集データは、汎用フォーマットのデータに変換され、サーバ101に対して注文データとして送信される。
【0026】
サーバ101は、汎用フォーマットの注文データをユーザ端末102から受信すると、当該注文データをプリントさせるプリント業者を設定し、設定したプリント業者のプリントサイト(例えば103)に対して当該注文データを送信する。
【0027】
当該注文データを受信したプリントサイト103のプリント業者は、上記汎用フォーマットの注文データの印刷処理を行い、アルバムを作成する。作成されたアルバムは指定された配送先に対して送付される。
【0028】
ここで、専用フォーマットとは、未公開なファイルフォーマットであり、データの読み書き、書き出しのために専用のアプリケースションが必要なファイルフォーマットである。また、汎用フォーマットとは、公開されているファイルフォーマットであり、複数のアプリケーションによってデータの読み書き、書き出しが可能なファイルフォーマット(例えば、Portable Document Format(PDF)等)である。
【0029】
図2は、ユーザ端末102のハードウェア構成を示す図であり、ユーザ端末102は例えばパーソナルコンピュータ等によって構成可能である。
【0030】
図2において、201はCRT(表示装置)であり、その表示画面には、例えば編集中の文書、図形、画像その他の編集情報、アイコン、メッセージ、メニューその他のユーザインタフェース情報が表示される。
【0031】
202はVRAMであり、CRT201の表示画面に表示するための画像が描画される。このVRAM202に生成された画像データは、所定の規定に従ってCRT201に転送され、これによりCRT201に画像が表示される。
【0032】
203はビットムーブユニット(BMU)であり、例えば、メモリ間(例えば、VRAM202と他のメモリ)のデータ転送や、メモリと各I/Oデバイス(例えば、ネットワークインタフェース211)との間のデータ転送を制御する。
【0033】
204はキーボードであり、文書等を入力するための各種キーを有する。205はポインティングデバイスであり、例えば、CRT201の表示画面上に表示されたアイコン、メニューその他のオブジェクトを指示するために使用される。
【0034】
206はCPUであり、ROM207、ハードディスク又はフレキシブルディスクに格納された制御プログラムに基づいてCPUデバイスに接続された各デバイスを制御する。
【0035】
207はROMであり、各種の制御プログラムやデータを保持する。208はRAMであり、CPU206のワーク領域、エラー処理時のデータの退避領域、制御プログラムのロード領域等を有する。
【0036】
209はハードディスクドライブ(HDD)である。ハードディスク209は、情報処理装置内で実行される各制御プログラムやコンテンツを格納することができる。例えば、ユーザPC102のハードディスクには、電子アルバムデータ、アルバム編集プログラムなどが格納されている。
【0037】
210はフレキシブルディスクドライブ(FDD)であり、フレキシブルディスクに対するアクセスを制御する。211はネットワークインタフェースであり、他の情報処理装置やプリンタ等と通信を行うことができる。
【0038】
212はCPUバスであり、アドレスバス、データバス及びコントロールバスを含む。CPU206に対する制御プログラムの提供は、ROM207、ハードディスク、フレキシブルディスクから行うこともできるし、ネットワークインタフェース211を介して他の情報処理装置等から行うこともできる。
【0039】
次に、図4のフローチャートを参照しながら、ユーザ端末102の動作について詳細に説明する。
ユーザ端末102は、ユーザの操作に応じて、ネットワークインタフェース211を介してサーバ101に対してアクセスすることにより、CRT201上に例えば図6に示すようなテンプレート選択画面を表示させる。
【0040】
ユーザが、テンプレート選択画面上で所望のテンプレートを選択して「テンプレートのダウンロード」ボタン601を押下すると、選択されたテンプレートの取得指示情報がユーザ端末102からサーバ101に対してネットワークインタフェース211を介して送信される。
【0041】
CPU206は、上記取得指示情報に対応するテンプレートデータをサーバ101からダウンロードすると、HDD209内に格納させる(ステップS401)。
【0042】
HDD209内に格納されるテンプレートデータから所望のテンプレートデータがユーザによって選択されると、選択されたテンプレートデータはHDD209からVRAM208に読み込まれ、CRT201上において例えば図7に示す編集画面として表示される(ステップS402)。
【0043】
一方、HDD209内には、デジタルカメラ等で撮影された画像データも格納されており、そのうちのユーザによって選択された一部又は全部の画像データもVRAM208に読み込まれ、図7に示す編集画面上に併せて表示される。
【0044】
ユーザは、編集画面上でアルバムの編集作業を行う(ステップS403)。図7中の701は、テンプレートデータ表示領域であり、画像データを配置するための枠A、枠B及び文字データを配置するための枠a、枠bを備える。702は、保存されている画像データの一覧を表示する画像データ表示領域である。
【0045】
ここで、テンプレートデータ表示領域701に画像データ及び文字データを配置する枠を設定するための処理について説明する。図10は画像データ割り付けテーブルの構成を模式的に示す図である。(a)に示すように画像データ割り付けテーブルは5枚用割り付けマトリックスデータ〜21枚用割り付けマトリックスデータを備え、また(b)に示すように、各割り付けマトリックスデータはページ毎に割り付け可能な画像枚数が設定されている。
【0046】
例えば、ユーザによって選択されたテンプレートデータが21枚の画像を割り付け可能なテンプレートデータである場合、CPU206は、HDD209からRAM208に読み込まれた図10に示す画像データ割り付けテーブル内の21枚用マトリックスデータを参照し、各ページに割り付ける画像枚数データを取得する。即ち、21枚用マトリックスデータにおいて1ページ目に割り付け可能な画像枚数は2枚、2、3ページ目に割り付け可能な画像枚数は5枚、4、5ページ目に割り付け可能な画像枚数は2枚、・・・、12ページ目に割り付け可能な画像枚数は2枚である。
【0047】
次に、CPU206は、HDD209からRAM208に読み込まれた図11に示すレイアウトファイルを参照する。図11に示すように、レイアウトファイルは、ページ毎の画像の各割り付け枚数に対応したレイアウトデータのほか、表紙用の画像の各割り付け枚数に対応したレイアウトデータを含むデータファイルである。
【0048】
上記のように、21枚の画像を割り付け可能なテンプレートデータが選択された場合、1ページ目に割り付け可能な画像枚数は2枚、2、3ページ目に割り付け可能な画像枚数は5枚、4、5ページ目に割り付け可能な画像枚数は2枚、・・・、12ページ目に割り付け可能な画像枚数は2枚であることが図10の画像データ割り付けテーブルから判断される。図11のレイアウトファイルの構成図を参照するに、1ページ目に割り付け可能な画像枚数が2枚である場合のレイアウトデータ(1ページ目2枚用レイアウトデータ)、2、3ページ目に割り付け可能な画像枚数が5枚である場合のレイアウトデータ(2、3ページ目5枚用レイアウトデータ)・・・が存在する。CPU206は、各ページについて該当するレイアウトデータを参照することにより、編集画面上のテンプレートデータ表示領域におけるレイアウトを決定し、図7に示すような編集画面を表示する。
【0049】
ユーザは、枠A、枠B夫々に割り当てる画像データを画像データ表示領域に表示される画像データから選択する操作を行う。図7では、アルバムの6ページ目と7ページ目の編集画面を示しているが、ページ毎に同様の編集作業を行って所望のアルバムを作成する。ユーザは、例えば全ページに対する画像データの割り当て、文字データの入力作業を完了すると、図7中の「確認」ボタン703を押下する。このとき、編集済み又は編集過程にある編集データが専用フォーマットで一旦RAM208内に保存される。
【0050】
「確認」ボタン703が押下されると、図8に示す確認画面がCRT201上に表示される。図8中の「<」ボタン801が押下されると左ページがめくられて4、5ページ目が表示され、「>」ボタン802が押下されると右ボタンがめくられて8、9ページ目が表示される。「<」、「>」ボタン801、802の操作により作成したアルバムの全ページを確認することができ、内容に問題がなければ、ユーザは「注文」ボタン803を押下する。
【0051】
「注文」ボタン803が押下されると、CPU206は、保存されている専用フォーマットの編集データを汎用フォーマットのデータに変換し、注文データを生成する(ステップS404)。即ち、編集時点においては、専用フォーマットに対応するアルバム編集アプリケーションでアルバムの編集が行われ、この編集処理の結果、生成されるアルバムの編集データも専用フォーマットであるが、「注文」ボタン803が押下されると、CPU206は、編集処理により生成された専用フォーマットの編集データを汎用フォーマットのデータに変換し、注文データを生成する。生成された汎用フォーマットの注文データは、ネットワークインタフェース211を介してサーバ101に対して送信される(ステップS405)。注文データの送信状況は、図9に示すように、図8の確認画面上に重畳して表示される。
【0052】
また、注文データが送信される際には、ユーザによって入力された注文個人情報及びアルバムの配送先情報等が併せて送信される。注文個人情報には、例えば注文者名、注文冊数等が含まれる。
【0053】
次に、図5のフローチャートを参照しながら、サーバ101の動作について説明する。
サーバ101は、ユーザ端末102から汎用フォーマットの注文データ、注文個人情報等を受信すると、今回の注文に対応付けて注文者名、注文冊数等が登録され、続いてアルバムの配送先の設定処理が行われる(ステップS501〜S503)。
【0054】
次に、サーバ101は、今回の注文に関する決済処理をユーザ端末102との間で行い(ステップS504)、決済処理が完了すると、当該注文データに関するプリント処理を委託するプリント業者の設定を行う。このプリント業者の設定に際しては、注文されたアルバムの種類、アルバムの届け先までの距離等を踏まえて最適なプリント業者が設定される。
【0055】
次に、サーバ101は、汎用フォーマットの注文データ、注文個人情報及び配送先情報を上記設定したプリント業者のプリントサイト(例えば103)に対して送信する(ステップS505)。当該注文データ等を受信したプリントサイト103のプリント業者は、当該汎用フォーマットの注文データに基づく印刷処理を行い、指定された注文冊数分のアルバムを作成し、配送先情報に示される配送先に作成したアルバムを送付する。
【0056】
以上のように、本実施形態によれば、ユーザ端末102は専用フォーマットのテンプレートデータを用いて編集された編集データを、汎用フォーマットに変換してサーバ101送信するように構成している。従って、サーバ101はプリントサイト毎にコンバータを用意し、各プリントサイトが受け入れ可能なフォーマットに変換する処理が不必要となり、ユーザ端末102に従来のサーバ101側の負荷を分散させることが可能となる。また、サーバ101側でユーザ端末102の環境に合わせたフォントを用意することなく、各プリントサイトがアルバムを作成する上で必要な編集データをサーバ101から各プリントサイトに提供することが可能となる。
【0057】
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態におけるプリントシステム構成及びユーザ端末のハードウェア構成は、図1及び図2に示す構成と同様であるため、それらの説明は省略する。
【0058】
先ず、図12を用いて、本発明の第2の実施形態に係るプリントシステムの動作について説明する。
ユーザ端末102は、サーバ101から専用フォーマットのテンプレートデータをダウンロードし、内部に保持する。ユーザは、ユーザ端末102内に保持されるテンプレートデータのうち、所望のテンプレートデータを選択し、画像データを配置する等してアルバムを編集する。ここで編集されたデータは、同じ専用フォーマットで保存される。
【0059】
ユーザが編集したアルバムを注文するための操作をユーザ端末102上で行うと、専用フォーマットで保存された編集データは、汎用フォーマットのデータに変換され、所望のプリントサイト(例えば103)に対して注文データとして送信される。
【0060】
当該注文データを受信したプリントサイト103のプリント業者は、上記汎用フォーマットの注文データの印刷処理を行い、アルバムを作成する。作成されたアルバムは指定された配送先に対して送付される。
【0061】
次に、図13のフローチャートを参照しながら、ユーザ端末102の動作について詳細に説明する。
ユーザ端末102は、ユーザの操作に応じて、ネットワークインタフェース211を介してサーバ101に対してアクセスすることにより、CRT201上に例えば図6に示すようなテンプレート選択画面を表示させる。
【0062】
ユーザが、テンプレート選択画面上で所望のテンプレートを選択して「テンプレートのダウンロード」ボタン601を押下すると、選択されたテンプレートの取得指示情報がユーザ端末102からサーバ101に対してネットワークインタフェース211を介して送信される。
【0063】
CPU206は、上記取得指示情報に対応するテンプレートデータをサーバ101からダウンロードすると、HDD209内に格納させる(ステップS1301)。
【0064】
HDD209内に格納されるテンプレートデータから所望のテンプレートデータがユーザによって選択されると、選択されたテンプレートデータはHDD209からVRAM208に読み込まれ、CRT201上において例えば図7に示す編集画面として表示される(ステップS1302)。
【0065】
一方、HDD209内には、デジタルカメラ等で撮影された画像データも格納されており、そのうちのユーザによって選択された一部又は全部の画像データもVRAM208に読み込まれ、図7に示す編集画面上に併せて表示される。ユーザは、編集画面上でアルバムの編集作業を行う(ステップS1303)。アルバムの編集処理については第1の実施形態で既に説明しているため、詳細は省略する。
【0066】
続いて、プリントサイト103〜105のうち所望のプリントサイトを指定し(例えば103を指定し)、指定されたプリントサイト103との間で決済処理を行うとともに、注文者名、注文冊数等の注文個人情報やアルバムの配送先情報等の入力処理が行われる(ステップS1304)。
【0067】
続いて、図8の画面上で「注文」ボタン803が押下されることにより、CPU206は、保存されている専用フォーマットの編集データを汎用フォーマットのデータに変換し、注文データを生成する(ステップS1305)。生成された汎用フォーマットの注文データは、ネットワークインタフェース211を介してプリントサイト103に対して送信される(ステップS1306)。尚、他の実施形態として、ステップS1304とステップS1305との処理順序を入れ替えてることも可能である。
【0068】
当該注文データ等を受信したプリントサイト103のプリント業者は、当該汎用フォーマットの注文データに基づく印刷処理を行い、指定された注文冊数分のアルバムを作成し、配送先情報に示される配送先に作成したアルバムを送付する。
【0069】
以上のように、本実施形態によれば、ユーザ端末102は専用フォーマットのテンプレートデータを用いて編集された編集データを、汎用フォーマットに変換してサーバ101を介すことなく各プリントサイトに送信することで、サーバ101がプリントサイト毎にコンバータを用意し、各プリントサイトが受け入れ可能なフォーマットに変換する処理を不必要とし、ユーザ端末102に従来のサーバ101側の負荷を分散させることを可能としている。また、第1の実施形態と同様に、サーバ101側でユーザ端末102の環境に合わせたフォントを用意することなく、各プリントサイトがアルバムを作成する上で必要な編集データをユーザ端末102から各プリントサイトに直接提供することが可能である。
【0070】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0071】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0072】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0073】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0074】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】本発明の実施形態に係るプリントシステムの概略構成を示す図である。
【図2】ユーザ端末のハードウェア構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るプリントシステムの動作を説明するための図である。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるユーザ端末の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるサーバの動作を示すフローチャートである。
【図6】テンプレート選択画面の構成例を示す図である。
【図7】編集画面の構成例を示す図である。
【図8】確認画面の構成例を示す図である。
【図9】注文データの送信状況をともに表示した確認画面の構成例を示す図である。
【図10】画像データ割り付けテーブルの構成を模式的に示す図である。
【図11】レイアウトファイルの構成例を模式的に示す図である。
【図12】本発明の第2の実施形態に係るプリントシステムの動作を説明するための図である。
【図13】本発明の第2の実施形態におけるユーザ端末の動作を示すフローチャートである。
【図14】従来のプリントシステムの一例を示す図である。
【符号の説明】
【0076】
101:サーバ
102:ユーザ端末
103〜105:プリントサイト
1011:テンプレート保持部
1012:情報データベース
1014:オーダ管理部
1015:課金処理部
1016:決済処理部
1021:テンプレート保持部
1022:アルバム編集アプリケーション
1023:ユーザデータ保持部
1031、1041、1051:データベース
1032、1042、1052:課金処理部
1033、1043、1053:印刷処理部
201:CRT
202:VRAM
203:ビットムーブユニット(BMU)
204:キーボード
205:ポインティングデバイス(PD)
206:CPU
207:ROM
208:RAM
209:ハードディスクドライブ(HDD)
210:フレキシブルディスクドライブ(FDD)
211:ネットワークインタフェース(NETI/F)
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、テンプレートデータに基づいてアルバムのデータをユーザ端末上で作成し、ユーザ端末からネットワーク上の外部装置に対して当該注文データを送信することによりアルバムの印刷物の作成を依頼することが可能な技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年のコンピュータ技術の進歩、デジタルカメラの高機能化と合わせて、画像編集ソフトウェアの高機能化、多機能化が進められている。多機能な画像編集ソフトウェアが利用、保存するデータはそのソフトウェアの機能に対応できる専用フォーマットであることが望ましい。
【0003】
一方、高速なネットワーク通信技術の普及に伴い、高品位な成果物(印刷物)を得るためにネットワークに接続されたプリント業者のプリントサイトに対してアルバムデータの印刷物の注文処理を行うことが可能である。このようなプリント業者ではアルバムの製本等の印刷に関するサービスを提供している。
【0004】
図14は、従来のプリントシステムの一例を示す図である。
図14に示す従来のプリントシステムは、テンプレートデータの提供、並びに、印刷物の受注及び決算等を管理するためのサーバ1401、サーバ1401からダウンロードするテンプレートデータに基づいてアルバム等の印刷物を編集可能なユーザ端末1402、及び、ユーザ端末1402からの発注内容に基づいて実際の製本等を行うプリント業者のプリントサイトA〜C(1403〜1405)がネットワークを介して接続されている。
【0005】
ユーザ端末1402は、サーバ1401から専用フォーマットのテンプレートデータをダウンロードし、ユーザのユーザ端末1402上の操作により、アルバム編集アプリケーションの機能を用いて画像データをそのテンプレートデータに配置する等してアルバムを編集する。編集されたデータ(編集データ)は内部に保持され、編集されたアルバムの注文の際には、同じ専用フォーマットの編集データがユーザ端末1402からサーバ1401に対して送信される。
【0006】
【特許文献1】特開2002−73637号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
サーバ1401は、当該編集データの印刷処理を委託するプリント業者のプリントサイトに対して当該編集データを送信するが、その際に、当該プリントサイト側が受け入れ可能なファイルフォーマットに当該編集データを変換して送信する必要があった。従って、サーバ1401は、プリント業者毎に、各プリント業者が受け入れ可能なファイルフォーマットに変換するためのコンバータを備え、それらのコンバータを用いたフォーマット変換処理を実行する必要があり、サーバ1401側に多大な負荷を負わせていた。
【0008】
更に、ユーザ端末1402から送信される編集データに文字データが含まれていた場合、その編集データを各プリントサイトに対応させたフォーマットで変換する際には、フォントのラスタライズ処理等を行うために当該文字データと同じフォントを予め備えておく必要があり、各ユーザ端末1401側の環境に合わせて相当種類のフォントを用意しておく必要もあった。
【0009】
そこで、本発明の目的は、サーバが各プリントサイトの受け入れ可能なフォーマットに変換する処理を不必要として従来のサーバ側の負荷を分散させるとともに、サーバ側で各ユーザ端末の環境に合わせたフォントを用意する必要もなくすことにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の情報処理装置の第1の態様は、外部装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信手段と、前記受信手段により受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集手段と、前記編集手段により生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換手段と、前記変換手段による変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、前記外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【0011】
本発明の情報処理装置の第2の態様は、第1の外部装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信手段と、前記受信手段により受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集手段と、前記編集手段により生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換手段と、前記変換手段による変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、第2の外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【0012】
本発明の情報処理システムの第1の態様は、通信ネットワークを介して複数の情報処理装置が接続された情報処理システムであって、前記複数の情報処理装置のうち少なくとも一つの情報処理装置は、他の情報処理装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信手段と、前記受信手段により受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集手段と、前記編集手段により生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換手段と、前記変換手段による変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、前記外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【0013】
本発明の情報処理システムの第2の態様は、通信ネットワークを介して複数の情報処理装置が接続された情報処理システムであって、前記複数の情報処理装置のうち少なくとも一つの情報処理装置は、他の情報処理装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信手段と、前記受信手段により受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集手段と、前記編集手段により生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換手段と、前記変換手段による変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、更に他の情報処理装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする。
【0014】
本発明の情報処理方法の第1の態様は、情報処理装置による情報処理方法であって、外部装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信ステップと、前記受信ステップによって受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集ステップと、前記編集ステップにより生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換ステップと、前記変換ステップによる変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、前記外部装置に対して送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0015】
本発明の情報処理方法の第2の態様は、情報処理装置による情報処理方法であって、第1の外部装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信ステップと、前記受信ステップによって受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集ステップと、前記編集ステップにより生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換ステップと、前記変換ステップによる変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、第2の外部装置に対して送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】
本発明のプログラムは、前記情報処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0017】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、前記プログラムを記録したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、第1のフォーマットのデータを用いて編集された編集データを、第2のフォーマットに変換して送信するように構成したので、第2のフォーマットとして例えば汎用フォーマットを適用した場合、サーバがプリントサイト毎にコンバータを用意し、各プリントサイトが受け入れ可能なフォーマットに変換する処理が不必要となり、従来のサーバ側の負荷を分散させることが可能となる。また、サーバ側で各ユーザ端末の環境に合わせたフォントを用意しておく必要もなくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0020】
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプリントシステムの概略構成を示す図である。
図1に示すプリントシステムは、高品位な印刷物の作成に有効なテンプレートデータを保持、提供し、ユーザ端末102からの印刷物の受注、決算等を管理するためのサーバ101、サーバ101からテンプレートデータをダウンロードし、ダウンロードしたテンプレートデータに基づいて所望の編集データを作成し、アルバムの印刷の注文処理を行うユーザ端末102、及び、ユーザ端末102からの注文内容に基づいて実際に製本等を行うプリント業者が提供するプリントサイト103〜105がインターネットを介して接続されている。尚、図1に示すネットワーク構成は飽くまでも一例であり、ユーザ端末やプリントサイトの数等、適宜様々な構成を採り得ることは勿論である。
【0021】
サーバ101は、テンプレートデータを保持するテンプレート保持部1011、アルバムの受注管理情報、課金情報及び決済情報などを保持する情報データベース(DB)1012、アルバムの受注結果を管理するオーダ管理部1014、アルバムの受注に伴う課金処理を行う課金処理部1015、決済処理を行う決済処理部1016を備える。
【0022】
ユーザ端末102は、サーバ101からダウンロードしたテンプレートデータを保持するテンプレート保持部1021、アルバム編集アプリケーション1022、及び、編集済み又は編集過程のアルバムの編集データを保持するユーザデータ保持部1023を備える。
【0023】
プリントサイト103〜105は、サーバ101から転送されるアルバムの編集データを保持するデータベース1031、データベース1031に保持される編集データの印刷出力を行う印刷処理部1033、及び、印刷処理に関する課金を行う課金処理部1032を備える。
【0024】
次に、図3を用いて、本実施形態に係るプリントシステムの動作について説明する。
ユーザ端末102は、サーバ101から専用フォーマットのテンプレートデータをダウンロードし、内部に保持する。ユーザは、ユーザ端末102内に保持されるテンプレートデータのうち、所望のテンプレートデータを選択し、画像データ等を配置する等してアルバムを編集する。ここで編集されたデータは、同じ専用フォーマットで保存される。
【0025】
ユーザが編集したアルバムを注文するための操作をユーザ端末102上で行うと、専用フォーマットで保存された編集データは、汎用フォーマットのデータに変換され、サーバ101に対して注文データとして送信される。
【0026】
サーバ101は、汎用フォーマットの注文データをユーザ端末102から受信すると、当該注文データをプリントさせるプリント業者を設定し、設定したプリント業者のプリントサイト(例えば103)に対して当該注文データを送信する。
【0027】
当該注文データを受信したプリントサイト103のプリント業者は、上記汎用フォーマットの注文データの印刷処理を行い、アルバムを作成する。作成されたアルバムは指定された配送先に対して送付される。
【0028】
ここで、専用フォーマットとは、未公開なファイルフォーマットであり、データの読み書き、書き出しのために専用のアプリケースションが必要なファイルフォーマットである。また、汎用フォーマットとは、公開されているファイルフォーマットであり、複数のアプリケーションによってデータの読み書き、書き出しが可能なファイルフォーマット(例えば、Portable Document Format(PDF)等)である。
【0029】
図2は、ユーザ端末102のハードウェア構成を示す図であり、ユーザ端末102は例えばパーソナルコンピュータ等によって構成可能である。
【0030】
図2において、201はCRT(表示装置)であり、その表示画面には、例えば編集中の文書、図形、画像その他の編集情報、アイコン、メッセージ、メニューその他のユーザインタフェース情報が表示される。
【0031】
202はVRAMであり、CRT201の表示画面に表示するための画像が描画される。このVRAM202に生成された画像データは、所定の規定に従ってCRT201に転送され、これによりCRT201に画像が表示される。
【0032】
203はビットムーブユニット(BMU)であり、例えば、メモリ間(例えば、VRAM202と他のメモリ)のデータ転送や、メモリと各I/Oデバイス(例えば、ネットワークインタフェース211)との間のデータ転送を制御する。
【0033】
204はキーボードであり、文書等を入力するための各種キーを有する。205はポインティングデバイスであり、例えば、CRT201の表示画面上に表示されたアイコン、メニューその他のオブジェクトを指示するために使用される。
【0034】
206はCPUであり、ROM207、ハードディスク又はフレキシブルディスクに格納された制御プログラムに基づいてCPUデバイスに接続された各デバイスを制御する。
【0035】
207はROMであり、各種の制御プログラムやデータを保持する。208はRAMであり、CPU206のワーク領域、エラー処理時のデータの退避領域、制御プログラムのロード領域等を有する。
【0036】
209はハードディスクドライブ(HDD)である。ハードディスク209は、情報処理装置内で実行される各制御プログラムやコンテンツを格納することができる。例えば、ユーザPC102のハードディスクには、電子アルバムデータ、アルバム編集プログラムなどが格納されている。
【0037】
210はフレキシブルディスクドライブ(FDD)であり、フレキシブルディスクに対するアクセスを制御する。211はネットワークインタフェースであり、他の情報処理装置やプリンタ等と通信を行うことができる。
【0038】
212はCPUバスであり、アドレスバス、データバス及びコントロールバスを含む。CPU206に対する制御プログラムの提供は、ROM207、ハードディスク、フレキシブルディスクから行うこともできるし、ネットワークインタフェース211を介して他の情報処理装置等から行うこともできる。
【0039】
次に、図4のフローチャートを参照しながら、ユーザ端末102の動作について詳細に説明する。
ユーザ端末102は、ユーザの操作に応じて、ネットワークインタフェース211を介してサーバ101に対してアクセスすることにより、CRT201上に例えば図6に示すようなテンプレート選択画面を表示させる。
【0040】
ユーザが、テンプレート選択画面上で所望のテンプレートを選択して「テンプレートのダウンロード」ボタン601を押下すると、選択されたテンプレートの取得指示情報がユーザ端末102からサーバ101に対してネットワークインタフェース211を介して送信される。
【0041】
CPU206は、上記取得指示情報に対応するテンプレートデータをサーバ101からダウンロードすると、HDD209内に格納させる(ステップS401)。
【0042】
HDD209内に格納されるテンプレートデータから所望のテンプレートデータがユーザによって選択されると、選択されたテンプレートデータはHDD209からVRAM208に読み込まれ、CRT201上において例えば図7に示す編集画面として表示される(ステップS402)。
【0043】
一方、HDD209内には、デジタルカメラ等で撮影された画像データも格納されており、そのうちのユーザによって選択された一部又は全部の画像データもVRAM208に読み込まれ、図7に示す編集画面上に併せて表示される。
【0044】
ユーザは、編集画面上でアルバムの編集作業を行う(ステップS403)。図7中の701は、テンプレートデータ表示領域であり、画像データを配置するための枠A、枠B及び文字データを配置するための枠a、枠bを備える。702は、保存されている画像データの一覧を表示する画像データ表示領域である。
【0045】
ここで、テンプレートデータ表示領域701に画像データ及び文字データを配置する枠を設定するための処理について説明する。図10は画像データ割り付けテーブルの構成を模式的に示す図である。(a)に示すように画像データ割り付けテーブルは5枚用割り付けマトリックスデータ〜21枚用割り付けマトリックスデータを備え、また(b)に示すように、各割り付けマトリックスデータはページ毎に割り付け可能な画像枚数が設定されている。
【0046】
例えば、ユーザによって選択されたテンプレートデータが21枚の画像を割り付け可能なテンプレートデータである場合、CPU206は、HDD209からRAM208に読み込まれた図10に示す画像データ割り付けテーブル内の21枚用マトリックスデータを参照し、各ページに割り付ける画像枚数データを取得する。即ち、21枚用マトリックスデータにおいて1ページ目に割り付け可能な画像枚数は2枚、2、3ページ目に割り付け可能な画像枚数は5枚、4、5ページ目に割り付け可能な画像枚数は2枚、・・・、12ページ目に割り付け可能な画像枚数は2枚である。
【0047】
次に、CPU206は、HDD209からRAM208に読み込まれた図11に示すレイアウトファイルを参照する。図11に示すように、レイアウトファイルは、ページ毎の画像の各割り付け枚数に対応したレイアウトデータのほか、表紙用の画像の各割り付け枚数に対応したレイアウトデータを含むデータファイルである。
【0048】
上記のように、21枚の画像を割り付け可能なテンプレートデータが選択された場合、1ページ目に割り付け可能な画像枚数は2枚、2、3ページ目に割り付け可能な画像枚数は5枚、4、5ページ目に割り付け可能な画像枚数は2枚、・・・、12ページ目に割り付け可能な画像枚数は2枚であることが図10の画像データ割り付けテーブルから判断される。図11のレイアウトファイルの構成図を参照するに、1ページ目に割り付け可能な画像枚数が2枚である場合のレイアウトデータ(1ページ目2枚用レイアウトデータ)、2、3ページ目に割り付け可能な画像枚数が5枚である場合のレイアウトデータ(2、3ページ目5枚用レイアウトデータ)・・・が存在する。CPU206は、各ページについて該当するレイアウトデータを参照することにより、編集画面上のテンプレートデータ表示領域におけるレイアウトを決定し、図7に示すような編集画面を表示する。
【0049】
ユーザは、枠A、枠B夫々に割り当てる画像データを画像データ表示領域に表示される画像データから選択する操作を行う。図7では、アルバムの6ページ目と7ページ目の編集画面を示しているが、ページ毎に同様の編集作業を行って所望のアルバムを作成する。ユーザは、例えば全ページに対する画像データの割り当て、文字データの入力作業を完了すると、図7中の「確認」ボタン703を押下する。このとき、編集済み又は編集過程にある編集データが専用フォーマットで一旦RAM208内に保存される。
【0050】
「確認」ボタン703が押下されると、図8に示す確認画面がCRT201上に表示される。図8中の「<」ボタン801が押下されると左ページがめくられて4、5ページ目が表示され、「>」ボタン802が押下されると右ボタンがめくられて8、9ページ目が表示される。「<」、「>」ボタン801、802の操作により作成したアルバムの全ページを確認することができ、内容に問題がなければ、ユーザは「注文」ボタン803を押下する。
【0051】
「注文」ボタン803が押下されると、CPU206は、保存されている専用フォーマットの編集データを汎用フォーマットのデータに変換し、注文データを生成する(ステップS404)。即ち、編集時点においては、専用フォーマットに対応するアルバム編集アプリケーションでアルバムの編集が行われ、この編集処理の結果、生成されるアルバムの編集データも専用フォーマットであるが、「注文」ボタン803が押下されると、CPU206は、編集処理により生成された専用フォーマットの編集データを汎用フォーマットのデータに変換し、注文データを生成する。生成された汎用フォーマットの注文データは、ネットワークインタフェース211を介してサーバ101に対して送信される(ステップS405)。注文データの送信状況は、図9に示すように、図8の確認画面上に重畳して表示される。
【0052】
また、注文データが送信される際には、ユーザによって入力された注文個人情報及びアルバムの配送先情報等が併せて送信される。注文個人情報には、例えば注文者名、注文冊数等が含まれる。
【0053】
次に、図5のフローチャートを参照しながら、サーバ101の動作について説明する。
サーバ101は、ユーザ端末102から汎用フォーマットの注文データ、注文個人情報等を受信すると、今回の注文に対応付けて注文者名、注文冊数等が登録され、続いてアルバムの配送先の設定処理が行われる(ステップS501〜S503)。
【0054】
次に、サーバ101は、今回の注文に関する決済処理をユーザ端末102との間で行い(ステップS504)、決済処理が完了すると、当該注文データに関するプリント処理を委託するプリント業者の設定を行う。このプリント業者の設定に際しては、注文されたアルバムの種類、アルバムの届け先までの距離等を踏まえて最適なプリント業者が設定される。
【0055】
次に、サーバ101は、汎用フォーマットの注文データ、注文個人情報及び配送先情報を上記設定したプリント業者のプリントサイト(例えば103)に対して送信する(ステップS505)。当該注文データ等を受信したプリントサイト103のプリント業者は、当該汎用フォーマットの注文データに基づく印刷処理を行い、指定された注文冊数分のアルバムを作成し、配送先情報に示される配送先に作成したアルバムを送付する。
【0056】
以上のように、本実施形態によれば、ユーザ端末102は専用フォーマットのテンプレートデータを用いて編集された編集データを、汎用フォーマットに変換してサーバ101送信するように構成している。従って、サーバ101はプリントサイト毎にコンバータを用意し、各プリントサイトが受け入れ可能なフォーマットに変換する処理が不必要となり、ユーザ端末102に従来のサーバ101側の負荷を分散させることが可能となる。また、サーバ101側でユーザ端末102の環境に合わせたフォントを用意することなく、各プリントサイトがアルバムを作成する上で必要な編集データをサーバ101から各プリントサイトに提供することが可能となる。
【0057】
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態におけるプリントシステム構成及びユーザ端末のハードウェア構成は、図1及び図2に示す構成と同様であるため、それらの説明は省略する。
【0058】
先ず、図12を用いて、本発明の第2の実施形態に係るプリントシステムの動作について説明する。
ユーザ端末102は、サーバ101から専用フォーマットのテンプレートデータをダウンロードし、内部に保持する。ユーザは、ユーザ端末102内に保持されるテンプレートデータのうち、所望のテンプレートデータを選択し、画像データを配置する等してアルバムを編集する。ここで編集されたデータは、同じ専用フォーマットで保存される。
【0059】
ユーザが編集したアルバムを注文するための操作をユーザ端末102上で行うと、専用フォーマットで保存された編集データは、汎用フォーマットのデータに変換され、所望のプリントサイト(例えば103)に対して注文データとして送信される。
【0060】
当該注文データを受信したプリントサイト103のプリント業者は、上記汎用フォーマットの注文データの印刷処理を行い、アルバムを作成する。作成されたアルバムは指定された配送先に対して送付される。
【0061】
次に、図13のフローチャートを参照しながら、ユーザ端末102の動作について詳細に説明する。
ユーザ端末102は、ユーザの操作に応じて、ネットワークインタフェース211を介してサーバ101に対してアクセスすることにより、CRT201上に例えば図6に示すようなテンプレート選択画面を表示させる。
【0062】
ユーザが、テンプレート選択画面上で所望のテンプレートを選択して「テンプレートのダウンロード」ボタン601を押下すると、選択されたテンプレートの取得指示情報がユーザ端末102からサーバ101に対してネットワークインタフェース211を介して送信される。
【0063】
CPU206は、上記取得指示情報に対応するテンプレートデータをサーバ101からダウンロードすると、HDD209内に格納させる(ステップS1301)。
【0064】
HDD209内に格納されるテンプレートデータから所望のテンプレートデータがユーザによって選択されると、選択されたテンプレートデータはHDD209からVRAM208に読み込まれ、CRT201上において例えば図7に示す編集画面として表示される(ステップS1302)。
【0065】
一方、HDD209内には、デジタルカメラ等で撮影された画像データも格納されており、そのうちのユーザによって選択された一部又は全部の画像データもVRAM208に読み込まれ、図7に示す編集画面上に併せて表示される。ユーザは、編集画面上でアルバムの編集作業を行う(ステップS1303)。アルバムの編集処理については第1の実施形態で既に説明しているため、詳細は省略する。
【0066】
続いて、プリントサイト103〜105のうち所望のプリントサイトを指定し(例えば103を指定し)、指定されたプリントサイト103との間で決済処理を行うとともに、注文者名、注文冊数等の注文個人情報やアルバムの配送先情報等の入力処理が行われる(ステップS1304)。
【0067】
続いて、図8の画面上で「注文」ボタン803が押下されることにより、CPU206は、保存されている専用フォーマットの編集データを汎用フォーマットのデータに変換し、注文データを生成する(ステップS1305)。生成された汎用フォーマットの注文データは、ネットワークインタフェース211を介してプリントサイト103に対して送信される(ステップS1306)。尚、他の実施形態として、ステップS1304とステップS1305との処理順序を入れ替えてることも可能である。
【0068】
当該注文データ等を受信したプリントサイト103のプリント業者は、当該汎用フォーマットの注文データに基づく印刷処理を行い、指定された注文冊数分のアルバムを作成し、配送先情報に示される配送先に作成したアルバムを送付する。
【0069】
以上のように、本実施形態によれば、ユーザ端末102は専用フォーマットのテンプレートデータを用いて編集された編集データを、汎用フォーマットに変換してサーバ101を介すことなく各プリントサイトに送信することで、サーバ101がプリントサイト毎にコンバータを用意し、各プリントサイトが受け入れ可能なフォーマットに変換する処理を不必要とし、ユーザ端末102に従来のサーバ101側の負荷を分散させることを可能としている。また、第1の実施形態と同様に、サーバ101側でユーザ端末102の環境に合わせたフォントを用意することなく、各プリントサイトがアルバムを作成する上で必要な編集データをユーザ端末102から各プリントサイトに直接提供することが可能である。
【0070】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0071】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0072】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0073】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0074】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】本発明の実施形態に係るプリントシステムの概略構成を示す図である。
【図2】ユーザ端末のハードウェア構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係るプリントシステムの動作を説明するための図である。
【図4】本発明の第1の実施形態におけるユーザ端末の動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第1の実施形態におけるサーバの動作を示すフローチャートである。
【図6】テンプレート選択画面の構成例を示す図である。
【図7】編集画面の構成例を示す図である。
【図8】確認画面の構成例を示す図である。
【図9】注文データの送信状況をともに表示した確認画面の構成例を示す図である。
【図10】画像データ割り付けテーブルの構成を模式的に示す図である。
【図11】レイアウトファイルの構成例を模式的に示す図である。
【図12】本発明の第2の実施形態に係るプリントシステムの動作を説明するための図である。
【図13】本発明の第2の実施形態におけるユーザ端末の動作を示すフローチャートである。
【図14】従来のプリントシステムの一例を示す図である。
【符号の説明】
【0076】
101:サーバ
102:ユーザ端末
103〜105:プリントサイト
1011:テンプレート保持部
1012:情報データベース
1014:オーダ管理部
1015:課金処理部
1016:決済処理部
1021:テンプレート保持部
1022:アルバム編集アプリケーション
1023:ユーザデータ保持部
1031、1041、1051:データベース
1032、1042、1052:課金処理部
1033、1043、1053:印刷処理部
201:CRT
202:VRAM
203:ビットムーブユニット(BMU)
204:キーボード
205:ポインティングデバイス(PD)
206:CPU
207:ROM
208:RAM
209:ハードディスクドライブ(HDD)
210:フレキシブルディスクドライブ(FDD)
211:ネットワークインタフェース(NETI/F)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集手段と、
前記編集手段により生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換手段と、
前記変換手段による変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、前記外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
第1の外部装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集手段と、
前記編集手段により生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換手段と、
前記変換手段による変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、第2の外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
前記第2のフォーマットとは、汎用フォーマットであることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1のフォーマットとは、専用フォーマットであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記専用フォーマットのデータとは、専用フォーマットのテンプレートデータであることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
通信ネットワークを介して複数の情報処理装置が接続された情報処理システムであって、
前記複数の情報処理装置のうち少なくとも一つの情報処理装置は、
他の情報処理装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集手段と、
前記編集手段により生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換手段と、
前記変換手段による変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、前記外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする情報処理システム。
【請求項7】
通信ネットワークを介して複数の情報処理装置が接続された情報処理システムであって、
前記複数の情報処理装置のうち少なくとも一つの情報処理装置は、
他の情報処理装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集手段と、
前記編集手段により生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換手段と、
前記変換手段による変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、更に他の情報処理装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする情報処理システム。
【請求項8】
情報処理装置による情報処理方法であって、
外部装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信ステップと、
前記受信ステップによって受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集ステップと、
前記編集ステップにより生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換ステップと、
前記変換ステップによる変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、前記外部装置に対して送信する送信ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項9】
情報処理装置による情報処理方法であって、
第1の外部装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信ステップと、
前記受信ステップによって受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集ステップと、
前記編集ステップにより生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換ステップと、
前記変換ステップによる変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、第2の外部装置に対して送信する送信ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項10】
請求項8又は9に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項11】
請求項10に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項1】
外部装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集手段と、
前記編集手段により生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換手段と、
前記変換手段による変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、前記外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
第1の外部装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集手段と、
前記編集手段により生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換手段と、
前記変換手段による変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、第2の外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
前記第2のフォーマットとは、汎用フォーマットであることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第1のフォーマットとは、専用フォーマットであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記専用フォーマットのデータとは、専用フォーマットのテンプレートデータであることを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
通信ネットワークを介して複数の情報処理装置が接続された情報処理システムであって、
前記複数の情報処理装置のうち少なくとも一つの情報処理装置は、
他の情報処理装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集手段と、
前記編集手段により生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換手段と、
前記変換手段による変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、前記外部装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする情報処理システム。
【請求項7】
通信ネットワークを介して複数の情報処理装置が接続された情報処理システムであって、
前記複数の情報処理装置のうち少なくとも一つの情報処理装置は、
他の情報処理装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集手段と、
前記編集手段により生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換手段と、
前記変換手段による変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、更に他の情報処理装置に対して送信する送信手段とを有することを特徴とする情報処理システム。
【請求項8】
情報処理装置による情報処理方法であって、
外部装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信ステップと、
前記受信ステップによって受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集ステップと、
前記編集ステップにより生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換ステップと、
前記変換ステップによる変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、前記外部装置に対して送信する送信ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項9】
情報処理装置による情報処理方法であって、
第1の外部装置から第1のフォーマットのデータを受信する受信ステップと、
前記受信ステップによって受信する前記第1のフォーマットのデータを用いて、データの編集処理を行う編集ステップと、
前記編集ステップにより生成される編集データを第2のフォーマットに変換する変換ステップと、
前記変換ステップによる変換処理により生成される前記第2のフォーマットの編集データを、第2の外部装置に対して送信する送信ステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項10】
請求項8又は9に記載の情報処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項11】
請求項10に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2006−72850(P2006−72850A)
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−257624(P2004−257624)
【出願日】平成16年9月3日(2004.9.3)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年9月3日(2004.9.3)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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