説明

情報処理装置、情報取得方法およびコンピュータプログラム

【課題】撮影者にとって最適な撮影地点の情報を撮影日時と共に提示することが可能な情報処理装置を提供すること。
【解決手段】画像の撮影時に、該撮影時の撮影環境を示す情報である撮影付加情報を取得する付加情報取得部と、前記付加情報取得部が取得した前記撮影付加情報に基づいて、撮影者の撮影環境に適した、撮影場所及び推奨撮影日時の情報を含む推奨撮影場所情報を生成する推奨情報生成部と、を備える、情報処理装置が提供される。かかる構成により、撮影者にとって最適な撮影地点の情報を撮影日時と共に提示することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理、情報取得方法およびコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
画像を撮影し、撮影した画像を電子データとして保持することができる、デジタルスチルカメラやカメラを内蔵した携帯電話、スマートフォン、タブレット等が広く普及している。また今日では、そのようなデジタルスチルカメラや携帯電話等に、GPS(Global Positioning System)等の現在地を取得する手段を設け、画像の撮影と同時に、撮影した場所の情報を取得し、画像データに付加することができるものが存在する。
【0003】
また、撮影者自身が撮影した撮影地点の情報を、サーバに登録することで、多くのユーザで撮影場所(撮影スポット)の情報を共有する技術も開示されている(例えば特許文献1〜4参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2007−206772号公報
【特許文献2】特開2008−219390号公報
【特許文献3】特開2006−108915号公報
【特許文献4】特開2002−329191号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
自分の撮影スタイルに合った撮影スポットを、日本中、または世界中から発見するのは手間がかかる上、さらにその撮影に適した日時まで選定するのは困難である。また、上記特許文献1〜4で開示された技術のように、撮影者自身が撮影した撮影地点の情報をサーバに登録したとしても、登録された場所で、いつ、どのような対象をどのように撮影したのかが分からないので、登録された撮影地点が、本当に自分にとって必要な撮影地点であるのか判断することができない。
【0006】
そこで、本開示は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本開示の目的とするところは、撮影者にとって最適な撮影地点の情報を撮影日時と共に提示することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報取得方法およびコンピュータプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示によれば、画像の撮影時に、該撮影時の撮影環境を示す情報である撮影付加情報を取得する付加情報取得部と、前記付加情報取得部が取得した前記撮影付加情報に基づいて、撮影者の撮影環境に適した、撮影場所及び当該撮影場所の推奨撮影日時の情報を含む推奨撮影場所情報を生成する推奨情報生成部と、を備える、情報処理装置が提供される。
【0008】
また本開示によれば、画像の撮影時に、該撮影時の撮影環境を示す情報である撮影付加情報を取得する付加情報取得ステップと、前記付加情報取得ステップで取得された前記撮影付加情報に基づいて、撮影者の撮影環境に適した、撮影場所及び当該撮影場所の推奨撮影日時の情報を含む推奨撮影場所情報を生成する推奨情報生成ステップと、を備える、情報取得方法が提供される。
【0009】
また本開示によれば、コンピュータに、画像の撮影時に、該撮影時の撮影環境を示す情報である撮影付加情報を取得する付加情報取得ステップと、前記付加情報取得ステップで取得された前記撮影付加情報に基づいて、撮影者の撮影環境に適した、撮影場所及び当該撮影場所の推奨撮影日時の情報を含む推奨撮影場所情報を生成する推奨情報生成ステップと、を実行させる、コンピュータプログラムが提供される。
【発明の効果】
【0010】
以上説明したように本開示によれば、撮影者にとって最適な撮影地点の情報を撮影日時と共に提示することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報取得方法およびコンピュータプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本開示の一実施形態に係る撮像装置100を含んだ情報処理システム1の概略構成を示す説明図である。
【図2】本開示の一実施形態に係る撮像装置100の機能構成を示す説明図である。
【図3】本開示の一実施形態にかかる制御部112の機能構成を示す説明図である。
【図4】本開示の一実施形態にかかるサーバ装置200の機能構成を示す説明図である。
【図5】撮像装置100で収集された付加的な情報の例を示す説明図である。
【図6】本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の動作を示す流れ図である。
【図7】本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の動作を示す流れ図である。
【図8】撮像装置100の画像表示部120に表示される画面の例を示す説明図である。
【図9】撮像装置100の画像表示部120に表示される画面の例を示す説明図である。
【図10】本開示の一実施形態にかかる制御部112の機能構成の変形例を示す説明図である。
【図11】本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の動作の変形例を示す流れ図である。
【図12】撮像装置100の画像表示部120に表示される画面の例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0013】
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
<1.本開示の一実施形態>
[1−1.情報処理システムの構成例]
[1−2.撮像装置の構成]
[1−3.制御部の機能構成]
[1−4.サーバ装置の機能構成]
[1−5.情報処理システムの動作]
[1−6.変形例]
<2.まとめ>
【0014】
<1.本開示の一実施形態>
[1−1.システムの構成例]
まず、図1を参照して、本開示の一実施形態に係る撮像装置を含んだ情報処理システムの概略構成について説明する。図1は、本開示の一実施形態に係る撮像装置100を含んだ情報処理システム1の概略構成を示す説明図である。以下、図1を用いて本開示の一実施形態に係る撮像装置を含んだ情報処理システムの概略構成について説明する。
【0015】
図1に示したように、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1は、撮像装置100と、サーバ装置200と、を含んで構成される。撮像装置100は、本開示の情報処理装置の一例である。撮像装置100と、サーバ装置200とは、インターネット等のネットワーク10を介して接続されている。なお、図1には撮像装置100を2つ図示しているが、撮像装置100の数はかかる例に限定されるものではない。
【0016】
撮像装置100は、静止画像または動画像を撮影する装置である。撮像装置100は、静止画像または動画像の撮影に際し、撮影した位置を取得する機能を備え、撮影した画像と共に撮像装置100の内部に保存することができる。撮影位置の情報は、例えば、GPS衛星から取得でき、緯度及び経度の組の形式で取得し、撮像装置100の内部に保存することができる。
【0017】
また撮像装置100は、取得した撮影位置を、ネットワーク10を通じてサーバ装置200に送信する機能を有する。撮像装置100から、撮影位置の情報をサーバ装置200に送信することで、撮影位置の情報はサーバ装置200に集約されることになる。また、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1では、後述するように、撮像装置100での撮影時に、本開示の撮影設定情報の一例である撮影モード(被写体を撮影するために最適な絞りやシャッタ速度を設定するもの)の情報を取得し、撮影日時の情報と、その撮影モードの情報とについても、サーバ装置200に送信される。これにより、撮影者が、いつ、どこで、どのような撮影モードで撮影したかについての情報が、サーバ装置200に集約されることになる。
【0018】
サーバ装置200は、撮像装置100から、撮影時の情報を受信し、撮影時の情報を保持する装置である。上述したように、サーバ装置200は、撮像装置100から、撮影時の情報として、撮影日時の情報、撮影位置の情報、撮影時の撮影モードの情報を受信し、これらの情報を保持する。
【0019】
サーバ装置200は、撮像装置100から送信されるこれらの情報を保持することで、撮像装置100から、撮影スポットを推薦(リコメンド)するよう要求があった際に、適切な撮影スポットを、撮影に適した日時と合わせて、要求のあった撮影装置に提供することができる。なお、以下の説明では、撮影スポットを
【0020】
以上、図1を用いて本開示の一実施形態に係る撮像装置100を含んだ情報処理システム1の概略構成について説明した。次に、本開示の一実施形態に係る撮像装置100の機能構成について説明する。
【0021】
[1−2.撮像装置の機能構成]
図2は、本開示の一実施形態に係る撮像装置100の機能構成を示す説明図である。以下、図2を用いて本開示の一実施形態に係る撮像装置100の機能構成について説明する。
【0022】
図2に示したように、本開示の一実施形態に係る撮像装置100は、撮像部102と、信号処理部104と、装置方向検出部106と、現在地取得部108と、通信部110と、制御部112と、操作部114と、メモリ116と、画像記録部118と、画像表示部120と、を含んで構成される。
【0023】
撮像部102は、ズームレンズ、フォーカスレンズ等のレンズユニット、及びCCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサその他の撮像素子で構成され、被写体を撮像してアナログの電気信号を生成するものである。撮像部102が生成したアナログの電気信号は、ノイズが除去されたり、A/D変換されたりした後に、信号処理部104に送られる。本開示の一実施形態に係る撮像装置100は、例えば操作部114に対するユーザ操作がされた時点での撮像素子に照射された光から電気信号を生成することによって、被写体を撮像される。
【0024】
信号処理部104は、生成された画像の生データに対する各種信号処理を行う回路である。ここで、信号処理部104が実行する各種信号処置には、例えば、画像の生データに対するフィルタリング処理や、画像データの圧縮処理がある。画像の圧縮形式は可逆形式であっても非可逆形式であってもよい。適切な形式の例として、JPEG(Joint Photographic Experts Group)形式やJPEG2000形式に変換してもよい。
【0025】
装置方向検出部106は、撮像装置100が向いている方向を方位角として検出するものである。装置方向検出部106は、例えばジャイロセンサ、加速度センサ、地磁気センサ等で構成される。撮像装置100は、装置方向検出部106を備えることにより、撮影時の撮像装置100の向きを方位角として取得することができる。
【0026】
現在地取得部108は、撮像装置100の現在地を取得するものである。現在地取得部108は、例えばGPS(Global Positioning System)受信器で構成されていてもよい。撮像装置100は、現在地取得部108を備えることにより、撮像装置100の現在位置を取得することができ、また、撮影時の撮像装置100の位置情報を取得することができる。
【0027】
通信部110は、ネットワーク10への通信処理を実行するものである。ネットワーク10への通信は有線で行われるようにしてもよく、無線で行われるようにしてもよい。撮像装置100は、通信部110を備えることにより、撮影した画像のデータや、撮影時の情報を、ネットワーク10を通じてサーバ装置200に送信することができる。また、撮像装置100は、通信部110を備えることにより、サーバ装置200が推薦する撮影スポットの情報を、ネットワーク10を通じてサーバ装置200から取得することができる。
【0028】
制御部112は、撮像装置100の動作を制御するものである。制御部112は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)その他の演算処理装置で構成されていてもよい。制御部112は、メモリ116に格納されているコンピュータプログラムを読みだして、読み出したコンピュータプログラムを順次実行することにより、撮像装置100の動作を制御する。
【0029】
操作部114は、撮像装置100のユーザによる各種入力操作を受け付けるものである。各種入力操作には、例えば、画像の撮影操作、撮影画像の閲覧操作、撮影画像の編集(削除)操作等を含んでもよい。また、本実施形態では、ユーザの操作部114の操作により、撮像装置100は、サーバ装置200が推薦する撮影スポットの情報を取得することができる。
【0030】
なお操作部114は、シャッタボタン、ハードキー、タッチパネル等で構成されていてもよい。操作部114としてタッチパネルを用いる際には、当該タッチパネルは画像表示部120の表面に設けられる。
【0031】
メモリ116は、制御部112で実行されるコンピュータプログラムや、制御部112の制御動作に伴って生成される各種データを格納するものである。メモリ116は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等で構成されていてもよい。
【0032】
画像記録部118は、撮像部102で撮像されて信号処理部104で生成される画像データを記録するものである。画像記録部118は、電気的に書き換え可能であり、かつ、撮像装置100の電源が切れても内容を保持できるメモリ(例えばEEPROM)で構成されることが望ましい。また、画像記録部118は、撮像装置100の内部に固定して設けられていてもよく、撮像装置100から取り外し可能に設けられていてもよい。
【0033】
画像表示部120は、制御部112の制御に基づいて画像を表示するものである。画像表示部120が表示する画像は、撮像部102により撮像される、いわゆるライブビュー画像、ユーザの撮影操作により撮影される画像、撮像装置100の操作のためのメニュー画面等を含んでもよい。また、画像表示部120は、サーバ装置200が推薦する撮影スポットの情報を取得するための画面を表示する。
【0034】
画像表示部120は、例えば例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)装置、有機EL(OLED:Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ装置その他の平板表示装置で構成されていてもよい。また、操作部114としてタッチパネルが用いられる際には、当該タッチパネルは画像表示部120の表面に設けられる。
【0035】
以上、図2を用いて本開示の一実施形態に係る撮像装置100の機能構成について説明した。次に、本開示の一実施形態にかかる制御部112の機能構成について説明する。
【0036】
[1−3.撮像装置の機能構成]
図3は、本開示の一実施形態にかかる制御部112の機能構成を示す説明図である。以下、図3を用いて本開示の一実施形態にかかる制御部112の機能構成について説明する。
【0037】
図3に示したように、本開示の一実施形態にかかる制御部112は、付加情報取得部122と、情報送受信部124と、推奨情報生成部126と、を含んで構成される。
【0038】
付加情報取得部122は、撮像装置100で画像の撮影が行われる際に、画像撮影時の付加的な情報を取得するものである。画像撮影時の付加的な情報としては、撮影日時、当該撮影日時における撮像装置100の現在地(緯度及び経度)、撮影時の撮影モード(被写体を撮影するために最適な絞りやシャッタ速度を設定するもの)、撮影時の撮像装置100の向き等を含んでもよい。また、付加情報取得部122は、撮影された画像に対して顔認識処理を実行して、撮影された画像にどのような人物が何人写っているかを抽出して撮影画像の付加的な情報としてもよい。
【0039】
付加情報取得部122が取得したこれらの付加的な情報は、任意のタイミングで、情報送受信部124から通信部110を介してサーバ装置200に送信される。なお、付加情報取得部122が取得した付加的な情報がサーバ装置200に送信される際には、撮像装置100により撮影された画像も併せてサーバ装置200に送信されるようにしてもよい。
【0040】
情報送受信部124は、通信部110を介した情報の送受信を実行するものである。撮像装置100による画像の撮影時に付加情報取得部122が取得した付加的な情報は、情報送受信部124によって、通信部110を介してサーバ装置200に送信される。また、サーバ装置200が推薦する撮影スポットの情報は、情報送受信部124によって、通信部110を介してサーバ装置200から受信される。
【0041】
推奨情報生成部126は、サーバ装置200が推薦し、サーバ装置200から送信されてくる撮影スポットの情報から、画像表示部120に表示するための推薦撮影スポットの情報を生成するものである。サーバ装置200が推薦する撮影スポットの情報は、情報送受信部124によって、通信部110を介してサーバ装置200から受信される。
【0042】
本開示の一実施形態にかかる制御部112は、かかる構成を有することにより、撮影時の付加情報を取得してサーバ装置200に任意のタイミングで送信し、サーバ装置200から推薦撮影スポットの情報を取得し、画像表示部120に提示することができる。なお、本開示の一実施形態にかかる制御部112は、例えば、制御部112が、メモリ116に格納されているコンピュータプログラムを読みだして実行することで、図3に示したような機能構成を有することができる。
【0043】
以上、図3を用いて本開示の一実施形態にかかる制御部112の機能構成について説明した。次に、本開示の一実施形態にかかるサーバ装置200の機能構成について説明する。
【0044】
[1−4.サーバ装置の機能構成]
図4は、本開示の一実施形態にかかるサーバ装置200の機能構成を示す説明図である。以下、図4を用いて本開示の一実施形態にかかるサーバ装置200の機能構成について説明する。
【0045】
図4に示したように、本開示の一実施形態にかかるサーバ装置200は、記録部202と、制御部204と、通信部206と、を含んで構成される。
【0046】
記録部202は、1以上の撮像装置100からネットワーク10を通じて送信される、撮像装置100による画像の撮影時にその撮像装置100で収集された付加的な情報をテーブルの形式で格納するものである。記録部202は、例えばハードディスクドライブその他の大容量記録媒体で構成されることが望ましい。
【0047】
図5は、記録部202にテーブルの形式で格納される、撮像装置100で収集された付加的な情報の例を示す説明図である。図5には、記録部202に格納されるデータテーブル300を示している。
【0048】
図5には、データテーブル300に格納される情報として、撮像装置ID301、日付情報302、時刻情報303、緯度情報304、経度情報305、撮影モード情報306、向き情報307、人物数情報308を示している。
【0049】
撮像装置ID301は、サーバ装置200に付加的な情報を送信した撮像装置100を識別する情報が格納される列である。撮像装置ID301に格納される情報は、図5に示したようなID情報の他に、撮像装置100のシリアルナンバーや、撮像装置100の通信部110のMACアドレス等、撮像装置100を一意に識別できるものであってもよい。
【0050】
日付情報302及び時刻情報303は、それぞれ、撮像装置100が画像を撮影した時点の日付及び時刻の情報が格納される列である。緯度情報304及び経度情報305は、それぞれ、撮像装置100が画像を撮影した時点の撮像装置100の緯度及び経度の情報が格納される列である。撮像装置100の緯度及び経度の情報は、撮像装置100の現在地取得部108によって、画像の撮影時に取得される。
【0051】
撮影モード情報306は、撮像装置100が画像を撮影した時点の撮影モードの情報が格納される列である。撮影モードの情報は、図5に示した「風景写真」「人物写真」に限られないことは言うまでもない。向き情報307は、撮像装置100が画像を撮影した時点の撮像装置100の向きの情報が方位角の値で格納される列である。撮像装置100の向きの情報は、撮像装置100の装置方向検出部106によって、画像の撮影時に取得される。
【0052】
人物数情報308は、撮像装置100が画像を撮影した際に、その画像にどのような人物がどれだけ映っているかについての情報が格納される列である。なお図5では、人物数情報308として、大人の数及び子供の数が格納されるよう示しているが、人物数情報308に格納される情報はかかる例に限定されるものではない。例えば、単に人物の数の情報が格納されるようにしても良く、男性及び女性の数が格納されるようにしてもよい。
【0053】
サーバ装置200は、図5に示すようなデータテーブル300に情報を格納していくことで、サーバ装置200は、データテーブル300に格納された情報を用いて、撮像装置100からの求めに応じて、推奨する撮影スポットの情報を決定することができる。
【0054】
制御部204は、サーバ装置200の動作を制御するものである。制御部204は、例えばCPU、MPUその他の演算処理装置で構成されていてもよい。サーバ装置200は、制御部204の制御により、1以上の撮像装置100からネットワーク10を通じて送信される、撮像装置100による画像の撮影時にその撮像装置100で収集された付加的な情報を記録部202に格納したり、撮像装置100からの求めに応じて、推奨する撮影スポットの情報を記録部202から取得して、撮像装置100へ提供したりすることができる。
【0055】
通信部206は、ネットワーク10への通信処理を実行するものである。ネットワーク10への通信は有線で行われるようにしてもよく、無線で行われるようにしてもよい。サーバ装置200は、通信部206を備えることにより、1以上の撮像装置100で撮影された画像のデータや、撮影時の情報を、ネットワーク10を通じて受信することができる。また、サーバ装置200は、通信部206を備えることにより、撮像装置100からの求めに応じて、サーバ装置200が推薦する撮影スポットの情報を、ネットワーク10を通じて撮像装置100で提供することができる。
【0056】
以上、図4を用いて本開示の一実施形態にかかるサーバ装置200の機能構成について説明した。次に、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の動作について説明する。
【0057】
[1−5.情報処理システムの動作]
図6は、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の動作を示す流れ図である。図6に示した流れ図は、撮像装置100で画像が撮影され、撮影時に撮像装置100で取得される付加的な情報がサーバ装置200に格納される際の動作について示したものである。以下、図6を用いて本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の動作について説明する。
【0058】
撮像装置100のユーザ操作により、撮像装置100が画像を撮影すると(ステップS101)、撮像装置100の付加情報取得部122は、画像撮影時の撮影情報(撮影時における付加的な情報)を取得し、メモリ116に記録する(ステップS102)。そして、撮像装置100の情報送受信部124は、上記ステップS102で記録された撮影情報を、任意のタイミングで、サーバ装置200へネットワーク10を通じて送信する(ステップS103)。情報送受信部124がサーバ装置200へ撮影情報を送信するタイミングは、撮影情報の取得が完了した時点であってもよく、撮影情報の取得が完了した時点で撮像装置100がネットワーク10に接続されていなければ、撮像装置100がネットワーク10に接続された時点であってもよい。また、撮影情報の取得が完了した時点で撮像装置100がネットワーク10に接続されていても予め決められた時刻になるまで送信しないようにしてもよい。
【0059】
サーバ装置200は、ネットワーク10を通じて撮像装置100から撮影情報を受信すると(ステップS104)、受信した撮影情報をユーザ毎に保存する(ステップS105)。サーバ装置200は、例えば、図5に示したようなデータテーブル300の形式で、撮像装置100から受信した撮影情報を記録部202に保存する。
【0060】
サーバ装置200は、上記ステップS105で撮影情報を保存すると、保存した撮影情報に基づいて、ユーザの求めに応じて提示する撮影スポットのリコメンド情報を更新する(ステップS106)。サーバ装置200は、撮像装置100から送信されてくる撮影情報を記録部202に保存して撮影スポットのリコメンド情報を更新することで、撮影スポットのリコメンド情報を、要求に応じて生成して、提供することができる。
【0061】
以上、図6を用いて、撮像装置100で画像が撮影され、撮影時に撮像装置100で取得される付加的な情報がサーバ装置200に格納される際の動作について説明した。次に、撮像装置100による撮影スポットのリコメンド機能が実行される際の動作について説明する。
【0062】
図7は、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の動作を示す流れ図である。図7に示した流れ図は、撮像装置100による撮影スポットのリコメンド機能が実行される際の動作について示したものである。以下、図7を用いて本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の動作について説明する。
【0063】
撮像装置100は、ユーザの操作に応じてリコメンド機能を起動する(ステップS111)。撮像装置100は、リコメンド機能の起動に伴い、ユーザに対して撮影スポットのリコメンド情報を取得するための画面を画像表示部120に表示する。ユーザは、画像表示部120に表示される、撮影スポットのリコメンド情報を取得するための画面に対して所定の操作を行うことで、撮影スポットのリコメンド情報を撮像装置100に取得させることができる。
【0064】
ここで、画像表示部120に表示される、撮影スポットのリコメンド情報を取得するための画面の例について説明する。図8は、撮像装置100の画像表示部120に表示される画面の例を示す説明図である。図8には、撮像装置100の画像表示部120に表示される画面として、撮影スポットのリコメンド情報を取得するための画面を示している。
【0065】
図8は、日付入力部401、時間入力部402、設定モード入力部403、場所入力部404、リコメンド実行部405が、制御部112の制御によって画像表示部120に表示されている状態を示している。日付入力部401は、ユーザがリコメンド対象の日付を入力するための領域であり、時間入力部402は、ユーザがリコメンド対象の時刻を入力するための領域である。設定モード入力部403は、ユーザがリコメンド対象の撮影モードの設定を入力するための領域であり、場所入力部404は、ユーザがリコメンド対象の場所を入力するための領域である。
【0066】
ユーザは、日付入力部401、時間入力部402、設定モード入力部403及び場所入力部404に対して情報を入力し、リコメンド実行部405を選択することで、撮影スポットのリコメンド情報を撮像装置100に取得させることができる。
【0067】
図8には、画像表示部120に、現在地を中心とした地図の情報である地図情報410と、現在地を示す現在地表示部411とが表示されている状態も示されている。現在地の情報は現在地取得部108で取得することができる。また地図情報410は、撮像装置100の内部のメモリ116に格納されていてもよく、ネットワーク10を介して地図情報を提供するサーバから取得するようにしてもよい。
【0068】
ユーザがリコメンド情報を取得したい条件を入力し、撮影スポットのリコメンド情報の取得を指示すると、撮像装置100は、取得したい日時と位置の情報を添付し、サーバ装置200へリコメンド情報をリクエストする(ステップS112)。現在位置周辺のリコメンド情報をリクエストする場合は、撮像装置100は、現在地取得部108を用いて、現在地の位置情報を取得し、取得した位置情報をサーバ装置200へ送信する。
【0069】
サーバ装置200は、撮像装置100からのリコメンド情報のリクエストを受信すると(ステップS113)、リクエストに含まれている日付、時刻、位置の周辺のリコメンド情報を、記録部202に記録されているデータテーブル300から取得してリコメンド情報としてまとめる(ステップS114)。そしてサーバ装置200は、ステップS114で得られたリコメンド情報を、リクエストを送信してきた撮像装置100に対して返信する(ステップS115)。ここで、サーバ装置200がリクエストを送信してきた撮像装置100に送信するリコメンド情報には、リクエストを送信してきた撮像装置100の現在位置及び現在時刻(リクエストを送信した時刻)を中心とした周辺の撮影場所を特定する情報、または、リクエストを送信してきた撮像装置100が指定した特定の位置及び特定の時刻の撮影場所を特定する情報を含んでもよい。
【0070】
リコメンド情報のリクエストを送信した撮像装置100は、サーバ装置200からリコメンド情報を受信すると(ステップS116)、推奨情報生成部126により、受信したリコメンド情報を用いて、画像表示部120に表示するリコメンド情報を生成する(ステップS117)。撮像装置100は、推奨情報生成部126が生成したリコメンド情報を画像表示部120に表示することで、ユーザに対して、サーバ装置200から送信されたリコメンド情報を提示する。
【0071】
ここで、画像表示部120に表示されるリコメンド情報の一例を示す。図9は、撮像装置100の画像表示部120に表示される画面の例を示す説明図である。図9には、撮像装置100の画像表示部120に表示される画面として、撮影スポットのリコメンド情報を取得するための画面を示している。
【0072】
図9は、撮影スポット情報501、及びソート変更ボタン502、503、504が、制御部112の制御によって画像表示部120に表示されている状態を示している。撮影スポット情報501には、それぞれ、撮影スポットの名称、現在地から撮影スポットまでの距離、撮影スポットの推奨度合い、撮影スポットの画像が画像表示部120に表示されている。
【0073】
撮影スポットの推奨度合いは、その撮影スポットを実際に訪れたユーザによる、サーバ装置200に対するフィードバックに基づいて生成されるようにしてもよい。また、撮影スポットの画像は、サーバ装置200が予め用意した画像が用いられてもよく、他のユーザが実際にその撮影スポットで撮影した画像が用いられてもよい。
【0074】
ソート変更ボタン502、503、504は、ユーザによる選択に基づいて、それぞれ、撮影スポットの推奨度合いが高い順、現在地から近い順、サーバ装置200に新たに登録された順に、撮影スポット情報501を並び替えるためのボタンである。
【0075】
なお、撮影スポットのリコメンド情報の表示は、図9に示したリスト形式に限られないことは言うまでもない。例えば、画像表示部120に現在地を中心とした地図を表示させて、その地図上にサーバ装置200から取得した撮影スポットを指し示すような形式で、撮影スポットのリコメンド情報が表示されるようにしてもよい。
【0076】
このように撮影スポットのリコメンド情報を表示することで、本開示の一実施形態にかかる撮像装置100は、ユーザに対して、単に場所だけではなく、その場所をどのような条件で撮影したかに応じた、撮影スポットのリコメンド情報を提示することができる。ユーザは、その撮影スポットを、リクエスト送信時にユーザが指定した時間に訪れることで、リコメンド情報に基づいた写真撮影を行うことが可能となる。
【0077】
以上、図7を用いて、撮像装置100による撮影スポットのリコメンド機能が実行される際の動作について説明した。次に、本開示の一実施形態の変形例について説明する。
【0078】
[1−6.変形例]
以下の説明では、本開示の一実施形態の変形例として、サーバ装置200から送信されたリコメンド情報に含まれている撮影スポットまでの経路を誘導することができる構成及び動作について説明する。図10は、本開示の一実施形態にかかる制御部112の機能構成の変形例を示す説明図である。以下、図10を用いて本開示の一実施形態にかかる制御部112の機能構成の変形例について説明する。
【0079】
図10に示した制御部112の機能構成の変形例は、図3に示した制御部112の機能構成から、経路取得部128が追加された構成を有している。従って、ここでは、追加された経路取得部128について説明し、その他の構成については説明を割愛する。
【0080】
経路取得部128は、サーバ装置200から送信されるリコメンド情報に含まれている撮影スポットまでの経路を取得するものである。経路取得部128は、撮影スポットまでの経路を、例えばネットワーク10を介して、地図情報を提供するサーバに接続することで取得してもよく、またメモリ116に地図情報が格納されている場合は、その地図情報から取得してもよい。
【0081】
以上、図10を用いて本開示の一実施形態にかかる制御部112の機能構成の変形例について説明した。次に、本開示の一実施形態の動作の変形例について説明する。
【0082】
図11は、本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の動作の変形例を示す流れ図である。図11に示した流れ図は、制御部112が図10に示したような構成を有する場合において、撮像装置100が、リコメンド情報に含まれている撮影スポットまでの経路を取得して画像表示部120に表示する際の動作について示したものである。以下、図11を用いて本開示の一実施形態に係る情報処理システム1の動作の変形例について説明する。
【0083】
撮影スポットのリコメンド情報が、例えば図9に示したように画像表示部120に表示されている場合に、ユーザは、それぞれの撮影スポットの情報を選択することで、撮像装置100に、現在地からその撮影スポットまでの経路を取得させることができる。
【0084】
ユーザによって、画像表示部120に表示されている撮影スポットの情報の中から、現在地からの経路を知りたい撮影スポットが選択されると、経路取得部128は、案内リクエストとして、選択された撮影スポットのリコメンド場所ID、現在時刻及び現在位置をサーバ装置200へ送信する(ステップS121)。
【0085】
撮像装置100から案内リクエストを受信したサーバ装置200は(ステップS122)、受信した時間及び位置情報を基に、リコメンド場所IDに対応する撮影スポット(リコメンド場所)に案内するための案内情報を制御部204で作成する(ステップS123)。制御部204は、案内情報を作成する際に、リコメンドする撮影スポットの代表写真、撮影スポット評価情報、目標の撮影スポットまでに存在するその他の推奨撮影スポットの情報を案内情報に含めてもよい。
【0086】
リコメンド場所IDに対応する撮影スポットに案内するための案内情報には、例えば、その撮影スポットに向かうまでの経路や、公共交通機関を利用する場合には、その撮影スポットでの推奨撮影時刻に間に合うような、その公共交通機関の時刻情報が含まれる。
【0087】
サーバ装置200は、上記ステップS123で案内情報を作成すると、作成した案内情報を、案内リクエストを送信した撮像装置100に対して送信する(ステップS124)。
【0088】
サーバ装置200へ案内リクエストを送信した撮像装置100は、サーバ装置200から送信された案内情報を受信すると(ステップS125)、受信した案内情報と共に、サーバ装置200から受信したリコメンド情報を画像表示部120へ表示する(ステップS126)。この一連の動作により、撮像装置100はユーザに対し、サーバ装置200が推奨する撮影スポットまでの経路や、撮影スポットまでの移動手段を提示することができる。
【0089】
ここで、画像表示部120に表示される、撮影スポットへの案内情報が示された画面の例について説明する。図12は、撮像装置100の画像表示部120に表示される画面の例を示す説明図である。図12には、撮像装置100の画像表示部120に表示される画面として、撮影スポットへの案内情報が示された画面を示している。
【0090】
図12は、図8と同様に、日付入力部401、時間入力部402、設定モード入力部403、場所入力部404、リコメンド実行部405が、制御部112の制御によって画像表示部120に表示されている状態を示している。また図12には、画像表示部120に、現在地を中心とした地図の情報である地図情報410と、現在地を示す現在地表示部411とが表示されている状態も示されている。そして、図12には、現在地から、サーバ装置200が推奨する撮影スポットまでの経路を示す経路情報412、撮影スポットを示す目的地情報413及び撮影スポットまでの所要時間やサーバ装置200が推奨する現在地からの出発時刻や撮影スポットの到着時刻を示す時間情報414が画像表示部120に表示されている状態も示されている。
【0091】
撮像装置100は、図12に示したように経路情報412、目的地情報413及び時刻情報414を画像表示部120に表示することで、ユーザに対し、サーバ装置200が推奨する撮影スポットまでの経路や、撮影スポットまでの移動手段を提示することができる。ユーザは、図12に示したような経路情報412、目的地情報413及び時刻情報414を参考にして、サーバ装置200が推奨する撮影スポットまで移動することができる。
【0092】
以上、本開示の一実施形態の変形例について説明した。
【0093】
<2.まとめ>
以上説明したように本開示の一実施形態によれば、撮像装置100は、画像の撮影時に付加的な情報を取得して、任意のタイミングでサーバ装置200に送信する。サーバ装置200は、1以上の撮像装置100から送信される付加的な情報を保存する。そして、撮像装置100は、サーバ装置200に対して撮影スポットのリコメンド情報をリクエストすると、サーバ装置200は、保存されている付加的な情報を用いて、撮像装置100で指定された条件に合うような撮影スポットのリコメンド情報を生成して、リクエストしてきた撮像装置100へ生成したリコメンド情報を送信する。
【0094】
ここで撮像装置100からサーバ装置200に対して撮影スポットのリコメンド情報をリクエストする際には、撮像装置100は、単に場所だけでなく、日付や時刻の情報や、画像を撮影する際の撮影モードの情報を含めて、サーバ装置200に対してリコメンド情報をリクエストする。これにより、サーバ装置200は、場所だけではなく、日時や撮影モードまで考慮に入れた撮影スポットのリコメンド情報を生成することができる。また、撮像装置100は、サーバ装置200で生成されたリコメンド情報を表示することで、ユーザに対して、場所だけではなく、日時や撮影モードまで考慮に入れた撮影スポットのリコメンド情報を提示することが出来る。ユーザは、自分の撮影スタイルに合った撮影スポットを、その撮影に適した日時までレコメンドされることで、ユーザ自身が知らない新たな撮影スポットとの出会いが期待できる。
【0095】
ユーザが、操作部114を操作することで、撮像装置100が表示する撮影スポットの情報を選択すると、撮像装置100は、その撮影スポットまでの経路情報や、その撮影スポットでの推奨撮影時刻に間に合うような移動手段を取得して、ユーザに対して提示することができる。ユーザは、提示された経路情報や移動手段を見ることで、サーバ装置が推奨する撮影スポットにおける推奨撮影時刻に間に合うように、現在地からその撮影スポットまで移動することができる。
【0096】
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示はかかる例に限定されない。本開示の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
【0097】
例えば、上記実施形態では、本開示の情報処理装置の例として撮像装置100を示したが、本開示はかかる例に限定されない。例えば、本開示の情報処理装置として、小型のカメラを内蔵したタブレット、携帯電話、スマートフォン、ノート型のパーソナルコンピュータ等であってもよい。また、本開示の情報処理装置として、装置自体にカメラ機能が備わっていなくてもよい。
【0098】
また例えば、上記実施形態では、撮像装置とサーバ装置とからなる情報処理システムを例示して説明したが、本開示はかかる例に限定されない。例えば、本技術は、撮影情報を自装置に保存し、上述した撮影スポットのリコメンド機能を撮像装置に組み込み、保存した撮影情報を用いて撮影スポットのリコメンド機能を実行することで、撮像装置単体でも実施可能である。
【0099】
また、上記の実施形態のフローチャートに示されたステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的に又は個別的に実行される処理をも含む。また時系列的に処理されるステップでも、場合によっては適宜順序を変更することが可能であることは言うまでもない。
【0100】
また、明細書中において説明した一連の処理は、ハードウェア、またはソフトウェア、あるいはハードウェアとソフトウェアとの複合構成によって実行するようにしてもよい。ソフトウェアによる処理を実行する場合は、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれたコンピュータのメモリにインストールして実行させるか、または、各種処理が実行可能な汎用コンピュータにプログラムをインストールして実行させるようにしてもよい。
【0101】
また、上述のような本実施形態に係る撮像装置100の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作成し、パーソナルコンピュータ等に実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
【0102】
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
画像の撮影時に、該撮影時の撮影環境を示す情報である撮影付加情報を取得する付加情報取得部と、
前記付加情報取得部が取得した前記撮影付加情報に基づいて、撮影者の撮影環境に適した、撮影場所及び当該撮影場所の推奨撮影日時の情報を含む推奨撮影場所情報を生成する推奨情報生成部と、
を備える、情報処理装置。
(2)
前記撮影付加情報は、位置情報、自装置の向き情報、撮影日時、撮影設定情報を含む、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記推奨撮影場所情報は、現在位置及び現在時刻を中心とした周辺の撮影場所を特定する情報を含む、前記(1)または(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記推奨撮影場所情報は、特定の位置及び特定の時刻の撮影場所を特定する情報を含む、前記(1)から(3)のいずれかに記載の情報処理装置。
(5)
現在地を取得する現在地取得部と、
前記現在地取得部が取得した現在地から、前記推奨撮影場所情報として提示される撮影場所までの経路情報を取得する経路取得部と、
をさらに備える、前記(1)から(4)のいずれかに記載の情報処理装置。
(6)
前記経路取得部は、前記推奨撮影場所情報として提示される撮影場所に、前記推奨撮影場所情報として提示される撮影日時までに到着できるような経路を案内する情報を取得する、前記(5)に記載の情報処理装置。
(7)
前記推奨情報生成部は、前記経路取得部が取得する経路の途中に別の撮影場所が前記推奨撮影場所情報に含まれていれば、該撮影場所の情報を併せて生成する、前記(5)または(6)に記載の情報処理装置。
(8)
画像の撮影時に、該撮影時の撮影環境を示す情報である撮影付加情報を取得する付加情報取得ステップと、
前記付加情報取得ステップで取得された前記撮影付加情報に基づいて、撮影者の撮影環境に適した、撮影場所及び当該撮影場所の推奨撮影日時の情報を含む推奨撮影場所情報を生成する推奨情報生成ステップと、
を備える、情報取得方法。
(9)
コンピュータに、
画像の撮影時に、該撮影時の撮影環境を示す情報である撮影付加情報を取得する付加情報取得ステップと、
前記付加情報取得ステップで取得された前記撮影付加情報に基づいて、撮影者の撮影環境に適した、撮影場所及び当該撮影場所の推奨撮影日時の情報を含む推奨撮影場所情報を生成する推奨情報生成ステップと、
を実行させる、コンピュータプログラム。
【符号の説明】
【0103】
100 撮像装置
102 撮像部
104 信号処理部
106 装置方向検出部
108 現在地取得部
110 通信部
112 制御部
114 操作部
116 メモリ
118 画像記録部
120 画像表示部
122 付加情報取得部
124 情報送受信部
126 推奨情報生成部
128 経路取得部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像の撮影時に、該撮影時の撮影環境を示す情報である撮影付加情報を取得する付加情報取得部と、
前記付加情報取得部が取得した前記撮影付加情報に基づいて、撮影者の撮影環境に適した、撮影場所及び当該撮影場所の推奨撮影日時の情報を含む推奨撮影場所情報を生成する推奨情報生成部と、
を備える、情報処理装置。
【請求項2】
前記撮影付加情報は、位置情報、自装置の向き情報、撮影日時、撮影設定情報を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記推奨撮影場所情報は、現在位置及び現在時刻を中心とした周辺の撮影場所を特定する情報を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記推奨撮影場所情報は、特定の位置及び特定の時刻の撮影場所を特定する情報を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
現在地を取得する現在地取得部と、
前記現在地取得部が取得した現在地から、前記推奨撮影場所情報として提示される撮影場所までの経路情報を取得する経路取得部と、
をさらに備える、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記経路取得部は、前記推奨撮影場所情報として提示される撮影場所に、前記推奨撮影場所情報として提示される撮影日時までに到着できるような経路を案内する情報を取得する、請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記推奨情報生成部は、前記経路取得部が取得する経路の途中に別の撮影場所が前記推奨撮影場所情報に含まれていれば、該撮影場所の情報を併せて生成する、請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項8】
画像の撮影時に、該撮影時の撮影環境を示す情報である撮影付加情報を取得する付加情報取得ステップと、
前記付加情報取得ステップで取得された前記撮影付加情報に基づいて、撮影者の撮影環境に適した、撮影場所及び当該撮影場所の推奨撮影日時の情報を含む推奨撮影場所情報を生成する推奨情報生成ステップと、
を備える、情報取得方法。
【請求項9】
コンピュータに、
画像の撮影時に、該撮影時の撮影環境を示す情報である撮影付加情報を取得する付加情報取得ステップと、
前記付加情報取得ステップで取得された前記撮影付加情報に基づいて、撮影者の撮影環境に適した、撮影場所及び当該撮影場所の推奨撮影日時の情報を含む推奨撮影場所情報を生成する推奨情報生成ステップと、
を実行させる、コンピュータプログラム。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−21473(P2013−21473A)
【公開日】平成25年1月31日(2013.1.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−152678(P2011−152678)
【出願日】平成23年7月11日(2011.7.11)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】