説明

情報処理装置、画像形成装置、画像形成システム、印刷制御プログラムおよびプリンタドライバ

【課題】印刷出力物の可読性を向上させることのできる情報処理装置を提供する。
【解決手段】文書データの印刷指示に応じて、当該文書データの出力用の中間データを保存する保存手段(保存部200)と、装置自身を介して出力される印刷出力物を展示する環境に関する情報を入力する入力手段(入力部201)と、該入力手段によって入力された情報および前記保存手段に保存されている中間データに基づいて、前記印刷出力物を展示する環境を模擬した画像情報を生成する画像情報生成手段(画像情報生成部202)と、該画像情報生成手段で生成された画像情報を参照するプレビュー画面を表示するプレビュー表示手段(プレビュー表示部203)とを少なくとも備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、画像形成装置、画像形成システム、印刷制御プログラムおよびプリンタドライバに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、量販店、食料品店、薬局などの各種店舗では、「売り込み広告」、「のぼり」、「商品棚に掲示する商品情報」などを画像形成装置としてのプリンタ等で印刷して、店内の所定位置に掲示して商品等の宣伝を行っている。
【0003】
ところで、店舗毎に売り場面積や商品配置などの条件が異なることから、各店毎で個々に工夫したデザインを行い、少しでも可読性を高めた印刷等を行う試行錯誤が行われている。
【0004】
このような掲示物は、商品陳列棚に掲示されることが多い。商品陳列棚の間隔は一般的に120cm〜200cm程度であり、また通路も比較的狭い場合が多いので、顧客は掲示物を真正面から見るより、斜めから見る場合(斜視する場合)の方が多いといえる。
【0005】
しかしながら、これら掲示物を作成するポップ生成ソフトやワープロソフト等のアプリケーションプログラムには、作成した画像を正面から見ることを前提としたプレビュー機能しか付いていない。
【0006】
作成された画像のプレビューを行う技術は、種々提案されている。
【0007】
例えば、特開2004−206175号公報には、立体プリント画像を斜視させるためのプレビューに関する技術が開示されている。
【特許文献1】特開2004−206175号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、印刷出力物の可読性を向上させることのできる情報処理装置、画像形成装置、画像形成システム、印刷制御プログラムおよびプリンタドライバを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するため、請求項1の発明に係る情報処理装置は、文書データの印刷指示に応じて、当該文書データの出力用の中間データを保存する保存手段と、装置自身を介して出力される印刷出力物を展示する環境に関する情報を入力する入力手段と、該入力手段によって入力された情報および前記保存手段に保存されている中間データに基づいて、前記印刷出力物を展示する環境を模擬した画像情報を生成する画像情報生成手段と、該画像情報生成手段で生成された画像情報を参照するプレビュー画面を表示するプレビュー表示手段とを少なくとも備えることを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明に係る情報処理装置は、請求項1に記載の発明について、前記入力手段によって入力される印刷出力物を展示する環境に関する情報は、前記印刷出力物を展示する高さ、前記印刷出力物を斜視した場合の角度、前記印刷出力物に印刷される文字のサイズ、前記印刷出力物からの距離の何れかを含むことを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明に係る情報処理装置は、請求項2に記載の発明について、前記プレビュー表示手段は、前記入力手段によって入力される印刷出力物を展示する環境に関する情報に基づいて、正面から見た画像、入力された距離分離れて見た画像、入力された角度分左に傾けた画像、入力された角度分右に傾けた画像、入力された高さ分傾けた画像を表示することを特徴とする。
【0012】
請求項4の発明に係る情報処理装置は、請求項1から請求項3の何れかに記載の発明について、前記プレビュー表示手段で表示されるプレビュー画面の可読性を判定する判定手段をさらに備えることを特徴とする。
【0013】
請求項5の発明に係る情報処理装置は、請求項4に記載の発明について、前記プレビュー画面の可読性に関する判定条件に関する情報を格納した格納手段を備え、前記判定手段は、前記格納手段に格納された前記判定条件に基づいて前記プレビュー画面の可読性を判定することを特徴とする。
【0014】
請求項6の発明に係る情報処理装置は、請求項4または請求項5の何れかに記載の発明について、前記判定手段の判定結果に基づいて前記プレビュー画面の可読性の可否を報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする。
【0015】
請求項7の発明に係る画像形成装置は、文書データの印刷指示に応じて、当該文書データの出力用の中間データを保存する保存手段と、装置自身を介して記録媒体に画像形成される出力物を展示する環境に関する情報を入力する入力手段と、該入力手段によって入力された情報および前記保存手段に保存されている中間データに基づいて、前記出力物を展示する環境を模擬した画像情報を生成する画像情報生成手段と、該画像情報生成手段で生成された画像情報を参照するプレビュー画面を表示するプレビュー表示手段と、前記画像情報に基づいて記録媒体に画像形成を行う画像形成手段とを少なくとも備えることを特徴とする。
【0016】
請求項8の発明に係る画像形成システムは、請求項1から請求項7の何れかに記載の1または2以上の画像形成装置と、通信手段を介して前記画像形成装置と接続される1または2以上の情報処理装置とから構成されることを特徴とする。
【0017】
請求項9の発明に係る印刷制御プログラムは、文書データの印刷指示に応じて、当該文書データの出力用の中間データを保存する保存処理過程と、出力される印刷出力物を展示する環境に関する情報を入力する入力処理過程と、入力された情報および保存されている中間データに基づいて、前記印刷出力物を展示する環境を模擬した画像情報を生成する画像情報生成処理過程と、生成された画像情報を参照するプレビュー画面を表示するプレビュー表示処理過程とを演算手段に実行させることを特徴とする。
【0018】
請求項10の発明に係るプリンタドライバは、文書データの印刷指示に応じて、当該文書データの出力用の中間データを保存する保存処理過程と、出力される印刷出力物を展示する環境に関する情報を入力する入力処理過程と、入力された情報および保存されている中間データに基づいて、前記印刷出力物を展示する環境を模擬した画像情報を生成する画像情報生成処理過程と、生成された画像情報を参照するプレビュー画面を表示するプレビュー表示処理過程とを情報処理装置に実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
【0020】
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、印刷出力物を展示する環境を模擬した画像情報をプレビューできるので、印刷出力物の可読性を向上させることができるという効果がある。
【0021】
請求項2に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、印刷出力物の可読性を向上させることができる。
【0022】
請求項3に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、印刷出力物の可読性をさらに向上させることができる。
【0023】
請求項4に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、プレビュー画面の可読性を判定するので、印刷出力物の可読性をさらに向上させることができる。
【0024】
請求項5に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、格納された判定条件に基づいて前記プレビュー画面の可読性を判定するので、印刷出力物の可読性をさらに向上させることができる。
【0025】
請求項6に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、プレビュー画面の可読性の可否を報知するので、印刷出力物の可読性をさらに向上させることができる。
【0026】
請求項7に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、印刷出力物を展示する環境を模擬した画像情報をプレビューできるので、印刷出力物の可読性を向上させることができるという効果がある。
【0027】
請求項8に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、印刷出力物を展示する環境を模擬した画像情報をプレビューできるので、印刷出力物の可読性を向上させることができるという効果がある。
【0028】
請求項9に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、印刷出力物を展示する環境を模擬した画像情報をプレビューできるので、印刷出力物の可読性を向上させることができるという効果がある。
【0029】
請求項10に記載の発明によれば、本構成を有していない場合に比較して、印刷出力物を展示する環境を模擬した画像情報をプレビューできるので、印刷出力物の可読性を向上させることができるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
【0031】
図1から図 を参照して、本発明についての実施の形態に係る画像形成システムS1について説明する。
【0032】
図1、図2の構成図および図3の機能ブロック図に示すように、画像形成システムS1は、画像形成装置としてのプリンタPR1と、LAN等のネットワークN(通信手段の一例)を介して接続される情報処理装置としてのパーソナルコンピュータPC1、PC2とから構成されている。
【0033】
なお、プリンタおよび情報処理装置の数は、任意の数とすることができる。
【0034】
また、本実施の形態では、プリンタPR1の種類等は特には限定されず、レーザプリンタ、フルカラープリンタ、複合機、インクジェットプリンタ等の何れであっても適用可能である。
【0035】
なお、本実施の形態においては、情報処理装置PC1、PC2は、同様の構成を備えるものとする。
【0036】
情報処理装置PC1、PC2が備えるハードディスク装置等の記憶装置には、オペレーションシステム(OS)100、アプリケーションプログラム101、プリンタドライバ102が少なくとも格納されている。
【0037】
プリンタドライバ102は、ワープロ等のアプリケーションプログラム101で生成される文書データの印刷指示に応じて、この文書データの出力用の中間データを保存する保存部200(保存手段の一例)と、出力される印刷出力物を展示する環境に関する情報を入力するキーボード、マウス、タッチパネル等で構成される入力部201(入力手段の一例)と、この入力部201によって入力された情報および保存部200に保存されている中間データに基づいて印刷出力物を展示する環境を模擬(シミュレート)した画像情報を生成する画像情報生成部202(画像情報生成手段の一例)と、この画像情報生成部202で生成された画像情報を参照するプレビュー画面を表示する液晶モニタ等で構成されるプレビュー表示部203(プレビュー表示手段)と、プレビュー画面の可読性に関する判定条件に関する情報(テーブル)を格納した格納部204(格納手段の一例)と、格納部204に格納された判定条件に基づいてプレビュー画面の可読性を判定する判定部205(判定手段の一例)、判定部205の判定結果に基づいてプレビュー画面の可読性の可否をエラー表示やエラー音等によって報知する報知部206(報知手段の一例)とを備えている。
【0038】
また、プリンタドライバ102は、印刷データ生成送信部301、PDL(Page Description Language)生成部、スプーラ303を介してプリンタPR1の画像形成(印刷)を制御する(図8等参照)。
【0039】
また、特には限定されないが、プリンタPR1にも情報処理装置PC1、PC2と同様の処理機能を持たせるようにしてもよい(図3参照)。なお、プリンタPR1の場合には、上記構成部に加えて、印刷用紙等の記録媒体に画像形成(印刷)を行う画像形成部300(画像形成手段の一例)を備える。
【0040】
入力部201によって入力される印刷出力物を展示する環境に関する情報としては、特には限定されないが、印刷出力物を展示する高さ、印刷出力物を斜視した場合の角度、印刷出力物に印刷される文字のサイズ(フォントサイズ)、印刷出力物からの距離の何れかを含むようにできる。
【0041】
例えば、図4に示すように、プレビュー表示部203の下側に設けられる入力部201の入力ボタン201aを操作して印刷出力物を展示する高さを入力(例えば、「掲示する高さ」として、10〜200cmの範囲を入力)し、入力ボタン201bを操作して印刷出力物を斜視した場合の角度を入力(例えば、「視認限界角度」として、−90〜90°の範囲を入力)し、入力ボタン201cを操作して印刷出力物に印刷される文字のサイズ(フォントサイズ)を入力(例えば、「限界文字サイズ」として、所望の「pt」を入力)し、入力ボタン201dを操作して印刷出力物からの距離を入力(例えば、「視認距離」として、10〜200cmの範囲を入力)するようにできる。
【0042】
また、図4に示すように、プレビュー表示部203には、入力部201によって入力される印刷出力物を展示する環境に関する情報に基づいて、正面から見た画像G1、入力された距離分離れて見た画像G2、入力された角度分左に傾けた画像G3、入力された角度分右に傾けた画像G4、入力された高さ分傾けた画像G5を表示するようにできる。
【0043】
また、入力ボタン201a〜201dで設定値を変更後、「プレビューを再表示する」ボタンB1を押下することで、上部のプレビュー表示が更新される。
【0044】
さらに、「OK」ボタンB2を押下することにより、プリンタPR1で印刷処理が実行される。
【0045】
また、「キャンセル」ボタンB3を押下することにより、印刷処理を中止することもできる。
【0046】
次に、図5から図7を参照して、印刷出力物の可読性を判定する場合について説明する。
【0047】
図5は、格納部204に格納される「プレビュー画面の可読性に関する判定条件に関する情報(テーブル)」の例を示す。
【0048】
図5の例では、例えば「距離10〜50cm、角度±20°以下、文字の大きさ20pt以下」の場合などにエラー表示を行うように設定されている。
【0049】
これにより、操作者等が入力部201から入力した各種設定値に基づいて、印刷出力物を掲示した場合の可読性を自動的に判定して、操作者等に注意や再入力を喚起することにより印刷出力物の可読性が向上される。
【0050】
なお、印刷出力物において、可読性が劣る場合(見難い場合)とは、特には限定されないが、例えば図6に示すように、斜めから見た場合(傾けた画像)に、金額を示す文字の視認性が低下する場合などが想定される。
【0051】
また、図5に示すようなテーブルを用いた可読性判定において、エラー表示を行う場合に該当する場合には、例えば図7に示すように、警告として「現在の設定では、角度や距離によって読めない文字が存在します。元データの位置または文字サイズを変更してください。」などのエラーメッセージを表示する。
【0052】
また、警告音や、合成音声によるエラーメッセージの読み上げ等によって警告するようにしてもよい。
【0053】
これにより、操作者等に注意や再入力を促して印刷出力物の可読性が向上される。
【0054】
図8のフロー図には、プリンタドライバ102における処理の概要を示す。
【0055】
即ち、アプリケーションプログラム101から印刷指示、画像データがプリンタプログラム102に入力されると、ステップS10で斜プレビューを行うか否かが判定される。
【0056】
「No」の場合には、PDL生成部302およびスプーラ303を介してプリンタPR1のより通常の印刷処理が行われる。
【0057】
一方、「Yes」の場合には、ステップS11に移行して、画像データに基づいてプレビューデータを生成する。
【0058】
次いで、ステップS12で、斜画像データの加工およびその斜画像データに基づいてプレビューデータを生成してステップS13に移行する。
【0059】
ステップS13では、プレビュー表示部203にプレビュー表示(エラー表示を含む)を行う。なお、可読性の判定を行う場合には、格納部204に格納されているテーブルを参照する。
【0060】
そして、図4に示す「OK」ボタンB2が押された場合には、PDL生成部302およびスプーラ303を介してプリンタPR1により印刷処理が行われる。
【0061】
また、図4に示す「キャンセル」ボタンB3が押された場合には、印刷処理は行わずに、再びアプリケーションプログラム101による画像作成に戻る。
【0062】
このように、本実施の形態に係る画像形成システムS1によれば、従来において、操作者等が、印刷出力された後の状態を想像してワープロ等のアプリケーションプログラム上で試行錯誤してデザインをしたり、印刷と掲示を何度も試して可読性を確認するなどの手間が軽減される。
【0063】
また、「斜視」によって可読性が低下する状態を図4に示すようなプレビュー表示(特に、画像G3、G4、G5)によって確認することができるので、より可読性の高い掲示物を作成し易くなる。
【0064】
また、自動的に可読性の善し悪しを判定することができるので、印刷出力物の可読性が一層向上される。
【0065】
以上本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって開示された技術に限定されるものではないと考えるべきである。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈すべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0066】
また、プログラムを用いる場合には、ネットワークを介して提供し、或いはCD−ROM等の記録媒体に格納して提供することが可能である。
【0067】
即ち、画像処理プログラムを含む所定のプログラムを記録媒体としてのハードディスク等の記憶装置に記録する場合に限らず、当該所定のプログラムを次のようにして提供することも可能である。
【0068】
例えば、所定のプログラムをROMに格納しておき、CPUが、この所定のプログラムをこのROMから主記憶装置へローディングして実行するようにしてもよい。
【0069】
また、上記所定のプログラムを、DVD−ROM、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、フレキシブルディスク、などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布するようにしてもよい。
【0070】
さらには、画像処理装置等を通信回線(例えばインターネット)を介してサーバ装置あるいはホストコンピュータと接続するようにし、サーバ装置あるいはホストコンピュータから上記所定のプログラムをダウンロードした後、この所定のプログラムを実行するようにしてもよい。この場合、この所定のプログラムのダウンロード先としては、RAM等のメモリやハードディスクなどの記憶装置(記録媒体)が挙げられる。
【産業上の利用可能性】
【0071】
本発明による情報処理装置、画像形成装置、画像形成システム、印刷制御プログラムおよびプリンタドライバは、複写装置、レーザプリンタ、フルカラープリンタ、複合機、ファクシミリ装置等に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0072】
【図1】実施の形態に係る画像形成システムS1の構成を示す概略構成図である。
【図2】実施の形態に係る画像形成システムS1およびプリンタドライバの構成を示す概略構成図である。
【図3】実施の形態に係る画像形成システムS1の機能構成を示す機能ブロック図である。
【図4】プレビュー表示部の構成例を示す説明図である。
【図5】可読性判定用のテーブルの構成例を示す表である。
【図6】可読性が低い(見難い表示)の例を示す説明図である。
【図7】エラー表示の例を示す説明図である。
【図8】プリンタドライバ102における処理の概要を示すフロー図である。
【符号の説明】
【0073】
S1 画像形成システム
PC1、PC2 情報処理装置
PR1 画像形成装置
201a〜201d 入力ボタン
101 アプリケーションプログラム
102 プリンタドライバ
102 プリンタプログラム
102 プリンタドライバ
200 保存部
201 入力部
201a〜d 入力ボタン
202 画像情報生成部
203 プレビュー表示部
204 格納部
205 判定部
206 報知部
300 画像形成部
301 印刷データ生成送信部
302 生成部
303 スプーラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
文書データの印刷指示に応じて、当該文書データの出力用の中間データを保存する保存手段と、
装置自身を介して出力される印刷出力物を展示する環境に関する情報を入力する入力手段と、
該入力手段によって入力された情報および前記保存手段に保存されている中間データに基づいて、前記印刷出力物を展示する環境を模擬した画像情報を生成する画像情報生成手段と、
該画像情報生成手段で生成された画像情報を参照するプレビュー画面を表示するプレビュー表示手段と、
を少なくとも備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記入力手段によって入力される印刷出力物を展示する環境に関する情報は、
前記印刷出力物を展示する高さ、前記印刷出力物を斜視した場合の角度、前記印刷出力物に印刷される文字のサイズ、前記印刷出力物からの距離の何れかを含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記プレビュー表示手段は、前記入力手段によって入力される印刷出力物を展示する環境に関する情報に基づいて、正面から見た画像、入力された距離分離れて見た画像、入力された角度分左に傾けた画像、入力された角度分右に傾けた画像、入力された高さ分傾けた画像を表示することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記プレビュー表示手段で表示されるプレビュー画面の可読性を判定する判定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記プレビュー画面の可読性に関する判定条件に関する情報を格納した格納手段を備え、
前記判定手段は、
前記格納手段に格納された前記判定条件に基づいて前記プレビュー画面の可読性を判定することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記判定手段の判定結果に基づいて前記プレビュー画面の可読性の可否を報知する報知手段をさらに備えることを特徴とする請求項4または請求項5の何れかに記載の情報処理装置。
【請求項7】
文書データの印刷指示に応じて、当該文書データの出力用の中間データを保存する保存手段と、
装置自身を介して記録媒体に画像形成される出力物を展示する環境に関する情報を入力する入力手段と、
該入力手段によって入力された情報および前記保存手段に保存されている中間データに基づいて、前記出力物を展示する環境を模擬した画像情報を生成する画像情報生成手段と、
該画像情報生成手段で生成された画像情報を参照するプレビュー画面を表示するプレビュー表示手段と、
前記画像情報に基づいて記録媒体に画像形成を行う画像形成手段と、
を少なくとも備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
請求項1から請求項7の何れかに記載の1または2以上の画像形成装置と、
通信手段を介して前記画像形成装置と接続される1または2以上の情報処理装置と、
から構成されることを特徴とする画像形成システム。
【請求項9】
文書データの印刷指示に応じて、当該文書データの出力用の中間データを保存する保存処理過程と、
出力される印刷出力物を展示する環境に関する情報を入力する入力処理過程と、
入力された情報および保存されている中間データに基づいて、前記印刷出力物を展示する環境を模擬した画像情報を生成する画像情報生成処理過程と、
生成された画像情報を参照するプレビュー画面を表示するプレビュー表示処理過程と、
を演算手段に実行させることを特徴とする印刷制御プログラム。
【請求項10】
文書データの印刷指示に応じて、当該文書データの出力用の中間データを保存する保存処理過程と、
出力される印刷出力物を展示する環境に関する情報を入力する入力処理過程と、
入力された情報および保存されている中間データに基づいて、前記印刷出力物を展示する環境を模擬した画像情報を生成する画像情報生成処理過程と、
生成された画像情報を参照するプレビュー画面を表示するプレビュー表示処理過程と、
を情報処理装置に実行させることを特徴とするプリンタドライバ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図7】
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【図8】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−165225(P2010−165225A)
【公開日】平成22年7月29日(2010.7.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−7635(P2009−7635)
【出願日】平成21年1月16日(2009.1.16)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】