説明

情報処理装置とその処理方法及びプログラム

【課題】動画撮影中に静止画を撮影した場合には、動画撮影中の管理情報を静止画に付与し、静止画を閲覧する際に、静止画に関連付く動画を提示することで、動画の閲覧を容易にする仕組みを提供すること。
【解決手段】表示する静止画ファイルを決定し、決定した静止画ファイルの付属情報に、動画撮影中に撮影された場合に記憶される動画識別情報があるか否かを判定し、動画識別情報があると判定される場合、動画識別情報に対応する、静止画が撮影された際に撮影中の動画ファイルを取得し、決定した静止画ファイルの付属情報に従って、関連する動画ファイルを取得し、取得した撮影中の動画ファイルと、関連する動画ファイルを、静止画ファイルとともに表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
静止画ファイルと動画ファイルを管理する情報処理装置とその処理方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、家庭用ビデオカメラのデジタル化が進みデータがデジタル化した事により、より気軽に撮影を行う事が可能になったため、撮影した動画の数が飛躍的に増える傾向にある。
【0003】
そこで、撮影した動画をより容易に検索出来るニーズがあり、容易に検索するための技術が開示されている。
【0004】
その1つとして、特許文献1には、動画と静止画の画像検索方法及び管理方法が開示されている。特に、1台または複数台のデジタルカメラによって撮影された数多くの動画と静止画をユーザが確認しやすくなる方法を提供するものである。このシステムにおいては、動画の撮影日時から、その撮影日時近辺で撮影された静止画を画像検索し、動画の各シーンと類似度の高い静止画を見つけ、動画と静止画との関連付けを行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2006−135394号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、関連付けを行って管理するものの、撮影された静止画や動画をパソコンに取り込んだ後の使い方までを想定していないため、実際に使い勝手のよい閲覧の仕組みとなっていなかった。
【0007】
一般的に、動画というのは見る機会が少なく、必要になった時にだけ、動画を見るという使い方が多い。一方、静止画は、デジタルフォトフレームなどが普及しているように、動画に比べ、日々閲覧されることが多く、動画と静止画はユーザにとっては性質の違うものとなり、動画は埋没してしまうことがあった。
【0008】
そのため、静止画を閲覧する際に、関連付く動画を提示することが望まれるが、ユーザにとって使い勝手のよい、仕組みは開示されていなかった。
【0009】
そこで、本発明は、動画撮影中に静止画を撮影した場合には、動画撮影中の管理情報を静止画に付与し、静止画を閲覧する際に、静止画に関連付く動画を提示することで、動画の閲覧を容易にする仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の目的を達成するための、静止画ファイルと動画ファイルを記憶する情報処理装置であって、表示する静止画ファイルを決定する静止画ファイル決定手段と、前記静止画ファイル決定手段で決定した静止画ファイルの付属情報に、動画撮影中に撮影された場合に記憶される動画識別情報があるか否かを判定する動画判定手段と、前記動画判定手段で、動画識別情報があると判定される場合、動画識別情報に対応する、静止画が撮影された際に撮影中の動画ファイルを取得する第1の動画ファイル取得手段と、前記静止画ファイル決定手段で決定した静止画ファイルの付属情報に従って、関連する動画ファイルを取得する第2の動画ファイル取得手段と、前記第1の動画ファイル取得手段で取得した動画ファイルと、前記第2の動画ファイル取得手段で取得した動画ファイルを、前記静止画ファイルとともに表示する表示手段とを備えることを特徴とする。
【0011】
また、撮像装置から取得した静止画ファイルと動画ファイルを保存する保存手段と、前記保存手段で保存する動画ファイルの識別情報を含む動画ファイル管理情報を登録する管理情報登録手段とを備え、前記第1の動画ファイル取得手段は、前記動画識別情報と一致する動画ファイル管理情報に従って、動画ファイルを取得することを特徴とする。
【0012】
また、前記動画ファイル管理情報は、撮影日時、位置情報を含み、前記第2の動画ファイル取得手段は、前記撮影日時、位置情報に従って関連する動画ファイルを取得することを特徴とする。
【0013】
また、前記動画識別情報は、撮像装置で動画撮影中に静止画撮影がされた場合に取得される、撮影中の動画の識別情報であることを特徴とする。
【0014】
また、前記表示手段は、前記第1の動画ファイル取得手段で取得した動画ファイルを表示する第1の領域と、前記第2の動画ファイル取得手段で取得した動画ファイルを表示する第2の領域と、前記静止画ファイルをプレビュー表示するプレビュー領域を有し、前記静止画ファイルをプレビュー表示する際に、前記第1の領域に前記第1の動画ファイル取得手段で取得した動画ファイルを表示し、前記第2の領域に、前記第2の動画ファイル取得手段で取得した動画ファイルを表示することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、動画撮影中に静止画を撮影した場合には、動画撮影中の管理情報を静止画に付与し、静止画を閲覧する際に、静止画に関連付く動画を提示することで、動画の閲覧が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】撮像装置100および情報処理装置を適用可能な動画静止画取込システムの構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2A】撮像装置100のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図2B】情報処理装置200のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】撮像装置100と情報処理装置200との全体の処理を示すフローチャートである。
【図4】撮像装置100の動画及び静止画の記録処理を示すフローチャートである。
【図5】情報処理装置200の動画及び静止画の登録処理を示すフローチャートである。
【図6】情報処理装置200の静止画及び動画の閲覧処理を示すフローチャートである。
【図7】情報処理装置200の関連動画検索処理を示すフローチャートである。
【図8】静止画と候補となった動画を表示する画面イメージである。
【図9】静止画のExif情報の一例を示す図である。
【図10】動画のメタデータ情報の一例を示す図である。
【図11】インデックスデータを登録するインデックスデータテーブルの一例を示す図である。
【図12】静止画に対応する同時録画動画、関連動画を管理する動画候補データテーブルの一例を示す図である。
【図13】関連動画候補リスト1300の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の撮像装置100および情報処理装置を適用可能な動画静止画取込システムの構成の一例を示すシステム構成図である。
【0019】
撮像装置100は動画・静止画を撮影し、動画・静止画を記録する。撮像装置100は、USBケーブルなどを用いて、情報処理装置200に接続可能に構成されており、情報処理装置200にUSBケーブルなどの通信媒体を介して、動画・静止画を送信する。
【0020】
また、情報処理装置200は、USBケーブルなどの通信媒体を介して、撮像装置100から動画・静止画を受信し、ハードディスクなどに記憶する。また、情報処理装置200では、記憶した動画や静止画を検索し、ディスプレイに表示する。
【0021】
以下、図2Aを用いて、図1に示した撮像装置100のハードウェア構成について説明する。
【0022】
図2Aは、本発明の撮像装置100の概略構成ブロック図である。
【0023】
カメラユニット12は、撮影レンズ14、撮像素子16、A/D変換器18及びカメラ信号処理装置20から構成される。撮影レンズ14は、光学ズーム機能と合焦機能を具備する。撮像素子16は、例えば、CCD(Charge Coupled Devices)又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)といったイメージセンサからなる。撮像素子16は、撮影レンズ14による被写体の光学像を電気画像信号に変換する。A/D変換器18は、撮像素子16からのアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。カメラ信号処理装置20は、A/D変換器18からのデジタル画像信号に対して、γ補正及びホワイトバランス等の処理を行い、所定フォーマットの映像信号を出力する。
【0024】
動画符号化装置22は、符号化レート制御装置24により制御される符号化レートで、カメラユニット12からの映像信号を動画として圧縮符号化する。動画記録装置26は、動画符号化装置22で符号化された動画データを記録媒体に記録する。動画記録装置26は、撮影時刻を動画の付帯情報として動画データに付加して記録する。
【0025】
他方、静止画符号化装置28は、カメラユニット12から出力される映像信号の1コマを静止画像として圧縮符号化する。静止画記録装置30は、静止画符号化装置28により符号化された静止画データを記録媒体に記録する。静止画記録装置30は、撮影時刻を静止画像の付帯情報として静止画データに付加して記録する。静止画記録装置30が静止画データを記録する記録媒体は、動画記録装置26が動画データを記録する記録媒体と同じでも、異なっても良い。
【0026】
動画符号化装置22、符号化レート制御装置24及び動画記録装置26が動画記録系を構成し、静止画符号化装置28と静止画記録装置30が静止画記録系を構成する。
【0027】
システム制御装置32は、動画記録/停止スイッチ34の操作に応じて、動画記録系による動画記録を開始又は停止する。システム制御装置32はまた、レリーズスイッチ36の操作に応じて、静止画記録系に静止画記録を実行させる。
【0028】
動画記録中のレリーズスイッチ36による静止画記録操作に対して、システム制御装置32は、符号化レート制御装置24を介して動画圧縮の符号化レートを制御し、記録中の動画を一時的に高画質にする。
【0029】
静止画撮影に使われるレリーズスイッチ36は2段階スイッチであり、周知の通り、その半押し状態(静止画撮影の準備操作、又は第1の押下段階)で、カメラユニット12の露出と合焦が制御され、全押し(第2の押下段階)で静止画像撮影が実行される。レリーズスイッチ36の全押しに応じて、静止画符号化装置28が、カメラユニット12の出力映像信号を取り込んで圧縮符号化し、静止画記録装置30が、圧縮された静止画データを記録媒体に記録する。静止画のみの撮影の場合、カメラユニット12が、動画撮影時に比べて画素数の多い画像信号を出力することもある。
【0030】
また、GPS通信部38を有し、GPS通信部から得られる情報に従って、システム制御部32は位置情報を取得する。
【0031】
以下、図2Bを用いて、図1に示した情報処理装置200のハードウェア構成について説明する。
【0032】
図2Bは、図1に示した情報処理装置200のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0033】
図2Bにおいて、201はCPUで、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input / Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
【0034】
203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をROM202あるいは外部メモリ211からRAM203にロードして、該ロードしたプログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0035】
また、205は入力コントローラで、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイス等からの入力を制御する。206はビデオコントローラで、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器への表示を制御する。なお、図3では、CRT210と記載しているが、表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイ等の他の表示器であってもよい。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。
【0036】
207はメモリコントローラで、ブートプログラム,各種のアプリケーション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル,各種データ等を記憶するハードディスク(HD)や、フレキシブルディスク(FD)、或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0037】
208は通信I/Fコントローラで、ネットワーク(例えば、図1に示したLAN600)を介して外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いた通信等が可能である。
【0038】
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0039】
本発明を実現するための後述する各種プログラムは、外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、上記プログラムの実行時に用いられる定義ファイル及び各種情報テーブル等も、外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明も後述する。
【0040】
次に、本実施形態における詳細な説明を図3〜図7のフローチャートを用いて説明する。
【0041】
図3は、本実施形態における撮像装置100と情報処理装置200との全体の処理を示すフローチャートである。
【0042】
ステップS301では、撮像装置100にて動画及び静止画を記録する。この処理の詳細については、図4にて説明する。
【0043】
ステップS302では、その記録した動画及び静止画を情報処理装置200に保存する。この処理の詳細については、図5にて説明する。
【0044】
ステップS303では、情報処理装置200にてその保存された静止画の閲覧を行う。この処理の詳細については、図6にて説明する。
【0045】
次に、図4を用いて、撮像装置100の動画及び静止画の記録処理について説明する。
【0046】
図4は、撮像装置100の動画及び静止画の記録処理を示すフローチャートである。
【0047】
ステップS401では、撮像装置100にて撮影指示を受け付ける。
【0048】
ステップS402では、撮影指示が動画撮影の指示であるか、静止画撮影の指示であるかを判定する。動画撮影指示の場合には、動画記録/停止SW34の押下を検知する。静止画撮影指示の場合には、レリーズスイッチ36の押下を検知する。動画撮影指示の場合には、ステップS404へ処理を移し、静止画撮影指示の場合には、ステップS403へ処理を移す。
【0049】
ステップS403では、静止画撮影指示であるため、静止画の撮影を行い、静止画を記録する。
【0050】
ステップS404では、動画撮影指示であるため、撮像装置100で管理するシステム時間から撮影開始時刻を取得する。また、撮像装置100のGPS通信部38から得られる情報に従って位置情報を取得する。取得した時間と位置情報は、システム制御部32のメモリ上に保持する。また、動画撮影を行い、動画を記録する。動画を記録する際には、動画を管理するための識別情報が付与される。この識別情報は、動画撮影終了後の動画ファイルの付属情報となる。
【0051】
ステップS405では、動画撮影中にレリーズスイッチ36の押下を検知することで、動画撮影中に静止画の撮影が行われたか否かを判定する。動画撮影中にレリーズスイッチ36の押下を検知した場合には、ステップS406へ処理を移し、動画撮影中にレリーズスイッチ36の押下を検知していない場合にはステップS408へ処理を移す。
【0052】
ステップS406は、静止画を撮影し、静止画を記録する。静止画を記録した際のファイルには、付属情報(例えば、Exif情報)を記憶する。Exif情報の概略は図9に示すが、Exif情報は、撮影日時や画像の解像度、撮影条件(シャッタースピードや絞り値等)、位置情報など様々な付属情報が記憶できるようになっている。ここでは、撮影日時、位置情報(緯度、経度)、人物情報(人物1、人物2、人物3、人物4)、同時撮影動画情報が記憶可能となっている。
【0053】
ステップS407では、撮影した静止画に動画を関連付けるため、図9の静止画データのExif情報の908に動画の識別情報を付与する。
【0054】
ステップS408では、動画記録/停止SW34が押下されたかを検知し、動画撮影終了したか否かを判定する。動画記録/停止SW34が押下されたことを検知した場合には、動画撮影終了と判定し、ステップS409へ処理を移し、動画記録/停止SW34が押下されたことを検知していない場合にはステップS405へ処理を戻し、動画撮影を継続する。
【0055】
ステップS409では、ステップS406で撮影した静止画又は、静止画を撮影したタイミングの動画の1コマの画像から人物を特定して、特定した人物の画像(顔画像)と予め登録されている人物の画像をマッチングして、人物の名を取得する。画像のマッチングは、周知の技術としてあるため、説明を省略するが、画像の類似度から、類似度の高い画像を決定し、その画像に付与されている人物名を取得するなどする。
【0056】
ステップS410では、ステップS404で取得したデータ(撮影開始日時、位置情報)、及びステップS409で取得したデータ(人物名)を、図10のメタデータとして動画に付与する。
【0057】
ステップS411は、撮像装置100における撮影を終了する。
【0058】
なお、図4のフローチャートは、撮影する回数分繰り返されるものである。
【0059】
次に、図9を参照して、静止画のExif情報について説明する。図9は、静止画のExif情報の一例を示す図である。Exif情報は静止画ファイル(画像ファイル)に保存される情報である。
【0060】
Exif情報には、撮影日時901、緯度902、経度903の基本的なデータに加えて、人物名などの人物情報(904、905、906、907)、同時撮影動画の識別情報である同時撮影動画908を記憶する領域を有している。
【0061】
Exif情報項目901は、撮影時に撮像装置100内の時計から取得した撮影日時を登録する。
【0062】
Exif情報項目902は、撮影時に撮像装置100内のGPS通信部38から取得した情報を基に得られる位置情報の緯度を登録する。また、Exif情報項目903についても、位置情報の経度を登録する。
【0063】
Exif情報項目904、Exif情報項目905、Exif情報項目906、Exif情報項目907は、ステップS409で取得した、人物の名称を登録する。ここでは4人のデータを格納できるよう、4つのデータを定義しているが、登録人数は4人に限ることはない。
【0064】
Exif情報項目908は、撮像装置100において、動画撮影中に撮影された静止画である場合に、動画の識別情報が登録される。
【0065】
動画の識別情報は、例えば、撮像装置100内の動画の撮影開始日時から決定する。例えば、動画の撮影開始日時が2010年12月3日12時34分2秒であった場合は、20101203123402という数値データを登録する。尚、動画撮影中に撮影された静止画には登録されない。
【0066】
次に、図10を参照して、動画のメタデータ情報について説明する。図10は、動画のメタデータ情報の一例を示す図である。動画のメタデータ情報には、撮影開始日時1001、位置情報(緯度902、経度903)、人物1004(1005、1006、1007)を登録する。メタデータ情報は動画ファイルに紐付くファイルで管理されているものとするが、動画ファイルのファイル形式として、メタデータを管理する領域が存在する場合には、動画ファイル内のメタデータ領域を用いて情報を管理してもよい。
【0067】
動画のメタデータ項目1001は、撮影時に撮像装置100内の時計から取得した撮影開始日時を登録する。
【0068】
動画のメタデータ項目1002は、撮影時に撮像装置100のGPS通信部38から得られた情報に従って決定された位置情報の緯度を登録する。また、メタデータ項目1003には位置情報の経度を登録する。
【0069】
動画のメタデータ項目1004、1005、1006、1007は、動画に存在する人物の名称を登録する。人物の特定方法は静止画と同様とする。ここでは4人のデータを格納できるよう、4つのデータを定義しているが、登録人数はこれに限定されない。
【0070】
次に、図5を用いて、静止画及び動画を情報処理装置200に登録する処理について説明する。
【0071】
図5は、情報処理装置200の動画及び静止画の登録処理を示すフローチャートである。
【0072】
ステップS501では、情報処理装置200が、USBケーブルなどの通信媒体を介して撮像装置100から撮影されたデータ(動画、静止画)の取込を開始する。
【0073】
ステップS502では、取り込むデータが動画か否かを判定する。取り込むデータが動画である場合には、ステップS503へ処理を移し、取り込むデータが静止画である場合にはステップS504へ処理を移す。
【0074】
ステップS503では、外部メモリ211に動画を保存する。またステップS504では、外部メモリ211に静止画を保存する。
【0075】
ステップS505では、動画に付与されたメタデータ(図10)を取得し、図11の動画インデックスの作成し、図11のインデックスデータテーブルに登録を行う。なお、メタデータが別ファイルとして管理されている場合には、撮像装置100から動画データとともに、情報処理装置200に転送されるものとする。
【0076】
ここで、図11を用いて、インデックスデータについて説明する。図11は、インデックスデータを登録するインデックスデータテーブルの一例を示す図である。
【0077】
図11のインデックスデータテーブルは、情報処理装置200に保存した動画についての撮影情報を管理するデータテーブルであり、識別ID1101、ファイルパス1102、撮影日時1103、場所1104、人物1105を有する。
【0078】
インデックスデータ1101は、メタデータ(図10)の撮影開始日時1001から決定した、動画の識別情報を登録する。例えば、動画の撮影開始日時が2010年12月3日12時34分2秒であった場合は、20101203123402という数値データを登録する。
【0079】
インデックスデータ1102は、情報処理装置200の外部メモリ211に保存した際の動画ファイルへのアクセスパスを登録する。
【0080】
インデックスデータ1103は、撮影日時情報として、メタデータ(図10)の撮影開始日時1001から取得した撮影開始日時情報を登録する。
【0081】
インデックスデータ1104の緯度には、メタデータ(図10)の緯度1002から取得したデータを撮影場所情報として登録する。同様に、インデックスデータ1104の経度には、メタデータ(図10)の経度1003から取得したデータを登録する。
【0082】
インデックスデータ1105は、メタデータ(図10)の人物1〜4(1004〜1007)から取得した人物の名称データをそれぞれ登録する。
【0083】
図5のフローチャートの説明に戻り、ステップS506では、撮像装置100から取り込んだデータを全て保存したか否かを判断する。全てのデータを保存した場合には処理を終了し、全てのデータを保存していない場合(取り込みが継続している場合)には。ステップS501へ処理を戻し、データの取り込み、保存処理を継続する。
【0084】
次に、図6を用いて、情報処理装置200における、静止画及び動画の閲覧処理について説明する。
【0085】
図6は、情報処理装置200の静止画及び動画の閲覧処理を示すフローチャートである。
【0086】
なお、閲覧処理は、情報処理装置200の画像閲覧アプリケーションなどにより実行される処理であり、ユーザが画像閲覧アプリケーションを起動することで本フローチャートの処理がスタートする。
【0087】
ステップS601では、静止画の検索や閲覧する画面を表示する。この時、静止画の一覧(サムネイル画像)が表示される。サムネイル画像は、Exif情報に記憶されているデータを利用する。なお、静止画はキーワードの入力を受けて検索して、一覧表示するようにすることも可能である。
【0088】
ステップS602では、静止画の一覧画面からユーザの指定に従って、閲覧対象の静止画を選択する。
【0089】
ステップS603では、選択された静止画のExif情報(図9)の項目908を参照する。
【0090】
ステップS604では、項目908に同時撮影動画(動画の識別情報)が記憶されているかを判定する。動画の識別情報が登録されていなければ、「同時撮影動画なし」。動画の識別情報が登録されていれば「同時撮影動画あり」と判定する。同時撮影動画ありの場合には、ステップS605へ処理を移し、同時撮影動画なしの場合には、ステップS606へ処理を移す。
【0091】
ステップS605では、図11のインデックスデータテーブル1100から、Exif情報のデータ項目908に記憶されている識別情報と同じ値をもつ識別ID1101を特定する。特定した識別IDのデータ(1レコード)を取得する。取得したデータを動画候補として登録するため、図12の動画候補データテーブル1200の動画属性1201に「同時撮影動画」として登録し、ファイルパス1202、撮影日時1203、緯度1204、経度1205、人物1206(1207、1208、1209)に、取得した項目に対応するデータを登録する。
【0092】
ステップS606では、関連動画がの検索を行う。関連動画検索処理の詳細については、図7にて説明する。
【0093】
ステップS607では、図12の動画候補データテーブル1200に登録された動画候補を一覧として図8の802、803、804のように表示する。
【0094】
より詳細には、図8の802の同時撮影動画領域には、動画候補データテーブル1200からデータ項目1201動画属性で「同時撮影動画」と登録されているデータ取得し、対象動画のサムネイル、撮影日時を表示する。また、図8の803の関連動画領域には、動画候補データテーブル1200からデータ項目1201動画属性で「関連動画」と登録されているデータを取得し、対象動画のサムネイル、撮影日時を表示する。図8の804では、ユーザが選択している動画のインデックスデータを動画候補データテーブル1200から取得し表示する。
【0095】
ステップS608では、ユーザ操作により候補動画一覧から動画が選択され、実行指示されたか否かを判定する。動画が実行指示された場合にはステップS609へ処理を移し、終了指示があった場合にはステップS610へ処理を移す。
【0096】
ステップS609では、実行指示のあった動画ファイルをファイルパス1202に従って取得し、再生する。またステップS610では、静止画の閲覧画面を終了し、閲覧処理を終了する。
【0097】
ここで図12を用いて、動画候補データテーブルについて説明する。図12は、表示された静止画に対応する同時録画動画、関連動画を管理する動画候補データテーブルの一例を示す図である。
【0098】
動画候補データテーブル1200には、動画タイプ1201、ファイルパス1202、緯度1203、経度1204、人物1205(1206、1207、1208)を有する。
【0099】
動画候補データテーブル1200のデータ項目1201は、動画候補登録時に動画候補となる動画の属性(同時撮影動画、関連動画)を登録する。
【0100】
動画候補データテーブル1200のデータ項目1202は、インデックスデータテーブル1100のデータ項目1102から取得したファイルパスを登録する。動画候補データテーブル1200のデータ項目1203は、インデックスデータテーブル1100のデータ項目1103から取得した撮影日時を登録する。
【0101】
動画候補データテーブル1200のデータ項目1204は、インデックスデータテーブル1100のデータ項目1104から取得した緯度を登録する。動画候補データテーブル1200のデータ項目1205は、インデックスデータテーブル1100のデータ項目1105から取得した経度を登録する。
【0102】
動画候補データテーブル1200のデータ項目1206、1207、1208、1209は、インデックスデータテーブル1100のデータ項目1105から取得した人物を登録する。
【0103】
次に、図7を用いて、情報処理装置200における、関連動画検索処理について説明する。
【0104】
図7は、情報処理装置200の関連動画検索処理を示すフローチャートである。
【0105】
ステップS701では、インデックスデータテーブル1100より、全動画のインデックスを取得する。
【0106】
ステップS702では、各動画のスコアを登録するための関連動画候補リスト1300(図13)を作成する。なお、この際、ステップS605で追加した同時撮影動画は除くものとする。
【0107】
ステップS703では、表示されている静止画のExif情報のデータ項目901「撮影日時」の「年月日」と動画インデックスのデータ項目1103「撮影日時」に設定された「年月日」が同一(なお、撮影開始時間から±12時間以内であれば同一年月日とみなすとしてもよい)であるかどうか判定する。ステップS704では、同一と判定された場合スコアに10点を加算する。
【0108】
ステップS705では、ステップS703の判定がNOであった場合、静止画のExif情報のデータ項目901「撮影日時」の「年月」と動画インデックスのデータ項目1103「撮影日時」に設定された「年月」が同一であるかどうか判定する。ステップS706では同一と判定された場合スコアに8点加算する。
【0109】
ステップS707では、ステップS705の判定がNOであった場合、画像閲覧アプリケーションは、静止画のExif情報のデータ項目901「撮影日時」”月”と動画インデックスのデータ項目1103「撮影日時」に設定された”月”が同一であるかどうか判定する。ステップS708では同一と判定された場合スコアに7点加算する。
【0110】
ステップS709で、静止画のExif情報のデータ項目902、903「緯度」「経度」と動画インデックスのデータ項目1104「緯度」「経度」が同一(※緯度±1.000321%、経度±1.000098%以内であれば同一場所とみなすとしてもよい。)であるか判定する。ステップS710では、同一と判定された場合にスコアに5点加算する。
【0111】
ステップS711で、静止画のExif情報のデータ項目1004〜1007「人物1」「人物2」「人物3」「人物4」と動画インデックスのデータ項目1105「人物1」「人物2」「人物3」「人物4」について同一かどうか判定する。ステップS712では、同一と判定された場合にスコアに2点を加算する。
【0112】
ステップS713で、スコア付けした動画のスコアが0点でなかった場合、関連動画候補リスト1300のデータ項目の動画識別ID1301に、スコア付けした対象動画の識別ID、データ項目のスコア1302にスコアを登録する。
【0113】
ステップS714では、スコア付けしていない動画があるか判定し存在する場合は、再びスコア計算を行う(ステップS714がYES)。
【0114】
ステップS715では、関連動画候補リスト1300の中からスコアの高い上位3件を抽出する。なお、抽出する件数はこれに限定されない。そして、ステップS701で取得したインデックスデータテーブル1100からスコア上位3件の各々のインデックスデータ取得し、動画候補データテーブル1200のファイルパス1202、撮影日時1203、緯度1204、経度1205、人物1206(1207、1208、1209)に登録する。
【0115】
ステップS716では、動画の候補を登録したら、関連動画が検索を終了する。
【0116】
ここで図13を用いて、関連動画候補リスト1300について説明する。図13は、関連動画候補リスト1300の一例を示す図である。関連動画候補リスト1300は、動画識別ID1301、スコア1302を有する。
【0117】
関連動画候補リスト1300のデータ項目1301は、スコア付け対象の動画の動画識別IDをインデックス1100から取得し、登録する。関連動画候補リスト1300のデータ項目1302は、スコア付け対象動画のスコアを登録する。
【0118】
図8は、図6と図7の処理を実施した後の画面例である。静止画表示エリア801、同時撮影動画表示エリア802、関連動画表示エリア803、動画メタデータ表示エリアで構成される。
【0119】
画面例801の静止画表示エリアでは、選択された静止画を表示するエリアであり、画像を閲覧しているユーザからの指示により表示されるものである。
【0120】
画面例802の同時撮影動画表示エリアは、表示中の静止画と同時に撮影された動画を表示するエリアであり、動画のサムネイルと撮影日時を表示する。図6で示される処理により取得した同時撮影動画を表示する。尚、表示中の静止画に、同時に撮影された動画が存在しない場合は、表示を行わない。
【0121】
画面例803の関連動画表示エリアは、表示中の静止画に関連する動画を表示するエリアであり、ここでは3つの動画のサムネイルとそれぞれの撮影日時を表示する。図6及び図7の処理により取得される関連動画を表示する。関連動画として取得された動画が3件に満たない場合は、取得数分のみ表示を行う。
【0122】
画面例804の動画メタデータ表示エリアは、同時撮影動画表示エリア802または関連動画表示エリア803に表示される動画に対して、ユーザーが選択を行った際に表示されるメタデータリストである。撮影日時、場所(緯度、経度)、人物の表示を行う。動画が選択されていない場合は表示されない。
【0123】
以上説明したように、本実施形態は、静止画ファイルと動画ファイルを記憶する情報処理装置200を備えるシステムであり、情報処理装置200で、ステップS602で表示する静止画ファイルを決定し(静止画ファイル決定)、ステップS604で決定した静止画ファイルの付属情報に、動画撮影中に撮影された場合に記憶される動画識別情報があるか否かを判定し(動画判定)、ステップS607で動画識別情報があると判定される場合、動画識別情報に対応する、静止画が撮影された際に撮影中の動画ファイルを取得し、また静止画ファイルの付属情報に従って、関連する動画ファイルを取得し(動画ファイル取得)、図8のように、同時撮影動画ファイルと関連動画ファイルを静止画ファイルとともに表示する。
【0124】
本実施形態によれば、動画撮影中に静止画を撮影した場合には、動画撮影中の管理情報を静止画に付与し、静止画を閲覧する際に、静止画に関連付く動画を提示することで、動画の閲覧を容易にすることができる。
【0125】
また、静止画を閲覧する際に、関連付く動画が提示されるため、閲覧(再生)されずに埋没する動画を減らすことが可能となる。
【0126】
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
【0127】
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記録媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0128】
また、本発明におけるプログラムは、図4〜図7に示すフローチャートの処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムであり、本発明の記憶媒体は図4〜図7の処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。なお、本発明におけるプログラムは図4〜図7の各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0129】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0130】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0131】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、EEPROM、シリコンディスク、ソリッドステートドライブ等を用いることができる。
【0132】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0133】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0134】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0135】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ、データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0136】
なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0137】
100 撮像装置
200 情報処理装置
26 動画記録
30 静止画記録
34 動画記録/停止SW
36 レリーズスイッチ
38 GPS通信部
201 CPU
202 RAM
211 外部メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
静止画ファイルと動画ファイルを記憶する情報処理装置であって、
表示する静止画ファイルを決定する静止画ファイル決定手段と、
前記静止画ファイル決定手段で決定した静止画ファイルの付属情報に、動画撮影中に撮影された場合に記憶される動画識別情報があるか否かを判定する動画判定手段と、
前記動画判定手段で、動画識別情報があると判定される場合、動画識別情報に対応する、静止画が撮影された際に撮影中の動画ファイルを取得する第1の動画ファイル取得手段と、
前記静止画ファイル決定手段で決定した静止画ファイルの付属情報に従って、関連する動画ファイルを取得する第2の動画ファイル取得手段と、
前記第1の動画ファイル取得手段で取得した動画ファイルと、前記第2の動画ファイル取得手段で取得した動画ファイルを、前記静止画ファイルとともに表示する表示手段と
を備えることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
撮像装置から取得した静止画ファイルと動画ファイルを保存する保存手段と、
前記保存手段で保存する動画ファイルの識別情報を含む動画ファイル管理情報を登録する管理情報登録手段とを備え、
前記第1の動画ファイル取得手段は、前記動画識別情報と一致する動画ファイル管理情報に従って、動画ファイルを取得することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記動画ファイル管理情報は、撮影日時、位置情報を含み、
前記第2の動画ファイル取得手段は、前記撮影日時、位置情報に従って関連する動画ファイルを取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記動画識別情報は、撮像装置で動画撮影中に静止画撮影がされた場合に取得される、撮影中の動画の識別情報であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記表示手段は、前記第1の動画ファイル取得手段で取得した動画ファイルを表示する第1の領域と、前記第2の動画ファイル取得手段で取得した動画ファイルを表示する第2の領域と、前記静止画ファイルをプレビュー表示するプレビュー領域を有し、前記静止画ファイルをプレビュー表示する際に、前記第1の領域に前記第1の動画ファイル取得手段で取得した動画ファイルを表示し、前記第2の領域に、前記第2の動画ファイル取得手段で取得した動画ファイルを表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
静止画ファイルと動画ファイルを記憶する情報処理装置の処理方法であって、
前記情報処理装置が、
表示する静止画ファイルを決定する静止画ファイル決定ステップと、
前記静止画ファイル決定ステップで決定した静止画ファイルの付属情報に、動画撮影中に撮影された場合に記憶される動画識別情報があるか否かを判定する動画判定ステップと、
前記動画判定ステップで、動画識別情報があると判定される場合、動画識別情報に対応する、静止画が撮影された際に撮影中の動画ファイルを取得する第1の動画ファイル取得ステップと、
前記静止画ファイル決定ステップで決定した静止画ファイルの付属情報に従って、関連する動画ファイルを取得する第2の動画ファイル取得ステップと、
前記第1の動画ファイル取得ステップで取得した動画ファイルと、前記第2の動画ファイル取得ステップで取得した動画ファイルを、前記静止画ファイルとともに表示する表示ステップと
を実行することを特徴とする処理方法。
【請求項7】
静止画ファイルと動画ファイルを記憶する情報処理装置で実行可能なプログラムであって、
前記情報処理装置を、
表示する静止画ファイルを決定する静止画ファイル決定手段と、
前記静止画ファイル決定手段で決定した静止画ファイルの付属情報に、動画撮影中に撮影された場合に記憶される動画識別情報があるか否かを判定する動画判定手段と、
前記動画判定手段で、動画識別情報があると判定される場合、動画識別情報に対応する、静止画が撮影された際に撮影中の動画ファイルを取得する第1の動画ファイル取得手段と、
前記静止画ファイル決定手段で決定した静止画ファイルの付属情報に従って、関連する動画ファイルを取得する第2の動画ファイル取得手段と、
前記第1の動画ファイル取得手段で取得した動画ファイルと、前記第2の動画ファイル取得手段で取得した動画ファイルを、前記静止画ファイルとともに表示する表示手段と
して機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図2B】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate


【公開番号】特開2012−134864(P2012−134864A)
【公開日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−286512(P2010−286512)
【出願日】平成22年12月22日(2010.12.22)
【出願人】(390002761)キヤノンマーケティングジャパン株式会社 (656)
【出願人】(312000206)キヤノンMJアイティグループホールディングス株式会社 (259)
【出願人】(301015956)キヤノンソフトウェア株式会社 (364)
【Fターム(参考)】