説明

情報処理装置

【課題】システムが起動されていなくても外部機器と通信を行うコントローラに駆動電力の供給/非供給を切り替えること。
【解決手段】外部機器と通信を行うコントローラ4,110,115と、前記システムが起動されていない状態で前記外部機器からの要求があった場合にシステムを起動するEC/KBC116と、コントローラを駆動するための駆動電力を生成し、当該駆動電力をコントローラに供給する電源コントローラ125と、キーボード13のユーザの操作に応じた信号を出力するEC/KBC116と、システムが起動されていない状態でEC/KBC116から設定されている信号が出力された場合に、電源コントローラ125に駆動電力への供給と非供給との間の切り替えを指示するEC/KBC116と、を具備することを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部機器からの要求に応じてシステムが起動する情報処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
コンピュータには、外部機器からの要求に応じて電源オフ状態から起動(WakeUp)するための機能(LAN、USB、HDMI−CEC等)がある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001−092565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
外部機器からの要求に応じて起動するためには、電源オフ中でも外部機器と通信を行うコントローラに駆動電力を供給する必要があり待機電力が増加する。BIOS等で外部機器からの要求に応じて起動を許可するかどうかのEnable/Disable設定がある。それらの設定をするためには一度、コンピュータを起動して設定を変更する必要があった。
【0005】
本発明の目的は、システムが起動されていなくても外部機器と通信を行うコントローラに駆動電力の供給/非供給を切り替えることが可能な情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一例に係わる情報処理装置は、外部機器と通信を行うコントローラと、システムが起動されていない状態で前記外部機器からの要求があった場合に前記システムを起動する起動手段と、前記コントローラを駆動するための駆動電力を生成し、当該駆動電力を前記コントローラに供給する電源と、入力装置のユーザの操作に応じた信号を出力する入力コントローラと、前記システムが起動されていない状態で前記入力コントローラから設定されている信号が出力された場合に、前記電源に前記駆動電力への供給と非供給との間の切り替えを指示する指示手段と、を具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、システムが起動されていなくても外部機器と通信を行うコントローラに駆動電力の供給/非供給を切り替えることが可能にある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の一実施形態に係わる情報処理装置の外観を示す斜視図。
【図2】図1に示す情報処理装置のシステム構成を示すブロック図。
【図3】HDMI−CECコントローラへの駆動電力の供給と非供給を切り替えるキーおよび入力規則、切り替えた場合のLED表示状態を示す図。
【図4】LANコントローラへの駆動電力の供給と非供給を切り替えるキーおよび入力規則、切り替えた場合のLED表示状態を示す図。
【図5】USBコントローラへの駆動電力の供給と非供給を切り替えるキーおよび入力規則、切り替えた場合のLED表示状態を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。
【0010】
まず、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係る再生装置の構成を説明する。本実施形態の再生装置は、例えば、情報処理装置として機能するノートブック型の携帯型パーソナルコンピュータ10から実現されている。
【0011】
このパーソナルコンピュータ10は、放送番組データ、外部機器から入力されるビデオデータといった、映像コンテンツデータ(オーディオビジュアルコンテンツデータ)を記録および再生することができる。即ち、パーソナルコンピュータ10は、テレビジョン放送信号によって放送される放送番組データの視聴および録画を実行するためのテレビジョン(TV)機能を有している。このTV機能は、例えば、パーソナルコンピュータ10に予めインストールされているTVアプリケーションプログラムによって実現されている。また、TV機能は、外部のAV機器から入力されるビデオデータを記録する機能、および記録されたビデオデータおよび記録された放送番組データを再生する機能も有している。
【0012】
図1はコンピュータ10のディスプレイユニットを開いた状態における斜視図である。本コンピュータ10は、コンピュータ本体11と、ディスプレイユニット12とから構成されている。ディスプレイユニット12には、TFT−LCD(Thin Film Transistor Liquid Crystal Display)17から構成される表示装置が組み込まれている。
【0013】
ディスプレイユニット12は、コンピュータ本体11に対し、コンピュータ本体11の上面が露出される開放位置とコンピュータ本体11の上面を覆う閉塞位置との間を回動自在に取り付けられている。コンピュータ本体11は薄い箱形の筐体を有しており、その上面にはキーボード13、本コンピュータ10をパワーオン/パワーオフするためのパワーボタン14、入力操作パネル15、タッチパッド16、およびスピーカ18A,18Bなどが配置されている。パワーボタン14の内部には、システムの起動状態を示す発光素子として緑色LEDおよび橙色LEDが埋め込まれている。パワーボタン14の表面の一部は透過部材で構成され、緑色LEDまたは橙色LEDの発光を視認することが可能である。
【0014】
入力操作パネル15は、押されたボタンに対応するイベントを入力する入力装置であり、複数の機能をそれぞれ起動するための複数のボタンを備えている。
【0015】
コンピュータ本体11の例えば背面には、例えばHDMI(high-definition multimedia interface)規格に対応した外部ディスプレイ接続用レセプタクルが設けられている。この外部ディスプレイ接続用レセプタクルは、放送番組データのような映像コンテンツデータに含まれる映像データ(動画像データ)を外部ディスプレイに出力するために用いられる。
【0016】
また、コンピュータ本体11の例えば背面には、100BASE−T規格に対応したネットワーク用レセプタクルが設けられている。このネットワーク用レセプタクルには、ネットワーク通信用のツイステッドペアケーブルのプラグが挿入され、他のコンピュータとネットワーク通信を行う。
【0017】
また、コンピュータ本体11の例えば背面には、USB(Universal Serial Bus)規格に対応したUSBデバイス接続用レセプタクルが設けられている。このネットワーク用レセプタクルには、USBケーブルのプラグが挿入され、USBデバイスとUSB通信を行う。
【0018】
次に、図2を参照して、本コンピュータ10のシステム構成について説明する。
本コンピュータ10は、図2に示されているように、CPU101、ノースブリッジ102、主メモリ103、サウスブリッジ104、グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)105、ビデオメモリ(VRAM)105A、サウンドコントローラ106、BIOS−ROM109、HDMIトランシーバ3、HDMI−CECコントローラ4、USB3.0コントローラ115、LANコントローラ110、ハードディスクドライブ(HDD)111、DVDドライブ112、およびエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)116等を備えている。
【0019】
CPU101は本コンピュータ10の動作を制御するプロセッサであり、ハードディスクドライブ(HDD)111から主メモリ103にロードされる、オペレーティングシステム(OS)201、およびDVDアプリケーションプログラム202のような各種アプリケーションプログラムを実行する。DVDアプリケーションプログラム202はDVDドライブ112に装填されたDVDを再生するためのソフトウェアである。また、CPU101は、BIOS−ROM109に格納されたBIOS(Basic Input Output System)も実行する。BIOSはハードウェア制御のためのプログラムである。
【0020】
ノースブリッジ102はCPU101のローカルバスとサウスブリッジ104との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ102には、主メモリ103をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、ノースブリッジ102は、PCI EXPRESS規格のシリアルバスなどを介してGPU105との通信を実行する機能も有している。
【0021】
GPU105は、本コンピュータ10のディスプレイモニタとして使用されるLCD17を制御する表示コントローラである。このGPU105によって生成される表示信号はLCD17に送られる。また、GPU105は、HDMIトランシーバ3およびHDMIレセプタクル2を介して、外部ディスプレイ装置1にデジタル映像信号を送出することもできる。
【0022】
HDMIレセプタクル2は上述の外部ディスプレイ接続用レセプタクルである。HDMIレセプタクル2は、非圧縮のデジタル映像信号と、デジタルオーディオ信号とを一本のケーブルでテレビのような外部ディスプレイ装置(シンクデバイス)1に送出することができる。HDMIトランシーバ3は、HDMIモニタと称される外部ディスプレイ装置1にデジタル映像/音声信号をHDMIレセプタクル2を介して送出するためのインタフェースである。
【0023】
また、HDMIレセプタクル2は、HDMI規格やベンダで定義された外部ディスプレイ装置1の動作を制御するためのコマンドを外部ディスプレイ装置1へ送出し、外部ディスプレイ装置1からHDMI規格やベンダで定義されたコンピュータ10の動作を制御するためのコマンドを受領することができる。HDMI−CECコントローラ4は、外部ディスプレイ装置1を制御するためのコマンドを送信するコントローラである。また、HDMI−CECコントローラ4は、外部ディスプレイ装置1から送信されたコマンドに応じて、コンピュータ10を制御するコントローラである。外部ディスプレイ装置1から送信されたコマンドには、コンピュータ10を起動するための[Power]コマンドがある。HDMI−CECコントローラ4は、[Power]コマンドを受信した場合、EC/KBC116に対してウェイクアップ信号を送信する。なお、HDMIトランシーバ3とHDMI−CECコントローラ4とが一つの半導体チップで提供されている場合もある。
【0024】
LANレセプタクル110Aは、上述したネットワーク用レセプタクルである。LANコントローラ110は、ネットワークに接続されたサーバ110Bとの通信を実行したり、インターネットなどの外部ネットワークとの通信を実行したりする通信装置である。また、LANコントローラは、サーバ110Bからマジックパケットを受信すると、EC/KBC116に対してウェイクアップ信号を送信する。
【0025】
USBレセプタクル115Aは、上述したUSBデバイス接続用レセプタクルである。USB3.0コントローラ115は、ハードディスクドライブ等のUSB3.0規格に対応する外部USBデバイス115Bとの通信を実行する通信装置である。また、
また、USB3.0コントローラ115は、外部USBデバイス115Bから起動をコンピュータ10の起動を指示するためのコマンドを受信すると、EC/KBC116に対してウェイクアップ信号を送信する。
【0026】
サウスブリッジ104は、LPC(Low Pin Count)バス上の各デバイス、およびPCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各デバイスを制御する。また、サウスブリッジ104は、ハードディスクドライブ(HDD)111およびDVDドライブ112を制御するためのIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラを内蔵している。さらに、サウスブリッジ104は、サウンドコントローラ106との通信を実行する機能も有している。
【0027】
サウンドコントローラ106は音源デバイスであり、再生対象のオーディオデータをスピーカ18A,18BまたはHDMIトランシーバ3に出力する。
【0028】
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)116は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)13およびタッチパッド16を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。
【0029】
EC/KBCのキーボードコントローラは、スイッチのオン/オフ状態を判別するキースキャン動作により、キーボード13のどの操作キーが押下されているかを検出し、検出された操作キーに応じた信号を出力する。
【0030】
また、EC/KBC116は、電源コントローラ(PSC)125と共同してコンピュータ10の電源状態の管理を行うものであり、このEC/KBC116と電源コントローラ(PSC)125にはコンピュータ10が電源オフされてスリープ状態または停止状態に移行しても動作電源が供給され続ける。EC/KBC116は、電源オン/オフ要因の発生の検出に応答して電源コントローラ(PSC)125を制御する機能などを有する。
【0031】
また、EC/KBC116は、HDMI−CECコントローラ4、LANコントローラ110、USB3.0コントローラ115からのウェイクアップ信号の監視を行う機能が設けられている。EC/KBC116は、ウェイクアップ信号を受信すると電源コントローラ125Aにシステムを起動するように指示する。
【0032】
電源コントローラ125は、AC−DCアダプタ125Bを介して外部電源が供給されている場合、AC−DCアダプタ125Bから供給される外部電源を用いてHDMI−CECコントローラ4、LANコントローラ110、およびUSB3.0コントローラ115等の本コンピュータ10の各コンポーネントに供給すべきシステム電源(駆動電力)を生成し、各コンポーネントに供給する。また、AC−DCアダプタ125Bを介して外部電源が供給されていない場合、バッテリ125Aを用いてHDMI−CECコントローラ4、LANコントローラ110、およびUSB3.0コントローラ115等の本コンピュータ10の各コンポーネントに供給すべきシステム電源(駆動電力)を生成し、各コンポーネントに供給する。また、電源コントローラ125は、EC/KBC116からの指示に応じて、各コンポーネントへのシステム電源の供給/非供給を独立に切り替えることができる。
【0033】
EC/KBC116は、システムが起動されていない状態でキーボードの設定されたキーが設定された規則に従って操作された場合に、HDMI−CECコントローラ4、LANコントローラ110、およびUSB3.0コントローラ115の何れかへの駆動電力の供給/非供給を切り替えるための指示を電源コントローラ125に与える。
【0034】
EC/KBC116内のキーボードコントローラは、電源オフ状態でキーボードが操作された場合に、操作されたキーに対応する信号をEC/KBC116内のエンベデッドコントローラに送信する。エンベデッドコントローラは、受信した信号が設定されたキーに対応すると共に、設定された規則に対応する場合に、HDMI−CECコントローラ4、LANコントローラ110、およびUSB3.0コントローラ115の何れかへの駆動電力の供給/非供給を切り替えるための指示を電源コントローラ125に与える。
【0035】
レジスタ131には、HDMI−CECコントローラ4、LANコントローラ110、およびUSB3.0コントローラ115への駆動電力の供給/非供給の状態を示す値がそれぞれ書き込まれている。駆動電力が供給されている場合の値は“1(Enable)”であり、駆動電力が供給されていない場合の値は“0(Disenable)”である。例えば、レジスタ131に書き込まれているデフォルトの値は“111”である。上位から1桁目の値はHDMI−CECコントローラ4への駆動電力の供給/非供給の状態を示し、上位から2桁目の値はLANコントローラ110への駆動電力の供給/非供給の状態を示し、上位から3桁目の値はUSB3.0コントローラ115への駆動電力の供給/非供給の状態を示している。EC/KBC116が、HDMI−CECコントローラ4、LANコントローラ110、およびUSB3.0コントローラ115の何れかへの駆動電力の供給/非供給を切り替えるための指示を電源コントローラ125に与えた場合、レジスタ131に格納される値を指示に応じて更新する。
【0036】
また、レジスタ132には、電源コントローラ125がAC−DCアダプタ125Bから供給される電力を用いてシステム電源を生成している場合に、供給/非供給の切り替えを無効にするか否かを示す値が記録されている。EC/KBC116は、AC−DCアダプタ125Bから供給される電力を用いてシステム電源が生成され、レジスタの値が無効を示している場合に、設定されたキーが操作されても駆動電力の供給/非供給を切り替える指示を発行しない。EC/KBC116は、AC−DCアダプタ125Bから供給される電力を用いてシステム電源が生成され、レジスタの値が有効を示している場合に、設定されたキーが操作されたら駆動電力の供給/非供給を切り替える指示を発行する。
【0037】
また、レジスタ133には、システムの起動時にレジスタ131の値をリセットして、“111”にするか否かを示す値が書き込まれている。システムの起動時にEC/KBC116はレジスタ133の値を参照し、レジスタ131の値がリセットすることを示している場合に、レジスタ131の値を“111”にしてリセットする。
【0038】
レジスタ132,133の値は、例えばBIOSからユーザが設定することによって、変更することが可能である。
【0039】
なお、EC/KBC116内のエンベデッドコントローラは、切り替えた指示を与えた後に、切り替え後の駆動信号の供給/非供給の状態を緑色LED14A、橙色LED14Bを発光させることによってユーザに通知する。
【0040】
次に、システムが起動されていない場合に、HDMI−CECコントローラへの駆動電力の供給と非供給を切り替えるキーおよび入力規則、切り替えた場合のLED表示状態を図3を参照して説明する。
【0041】
図3に示すように、キーボードの“H”キーおよび“N”キーが操作されることによって電源コントローラから駆動電力がHDMI−CECコントローラに供給されるようになる。HDMI−CECコントローラに駆動電力が供給される場合、緑色LEDが点灯する。また、キーボードの“H”キーおよび“F”キーが操作されることによって電源コントローラから駆動電力がHDMI−CECコントローラに供給されないようになる。HDMI−CECコントローラに駆動電力が供給されない場合、緑色LEDが点滅する。
【0042】
システムが起動されていない場合に、LANコントローラへの駆動電力の供給と非供給を切り替えるキー、切り替えた場合のLED表示状態を図4を参照して説明する。
【0043】
図4に示すように、キーボードの“L”キーおよび“N”キーが操作されることによって電源コントローラから駆動電力がLANコントローラに供給されるようになる。LANコントローラに駆動電力が供給される場合、橙色LEDが点灯する。また、キーボードの“L”キーおよび“F”キーが操作されることによって電源コントローラから駆動電力がLANコントローラに供給されないようになる。LANコントローラに駆動電力が供給されない場合、橙色LEDが点滅する。
【0044】
オペレーティングシステムが起動していない場合に、USB3.0コントローラへの駆動電力の供給と非供給を切り替えるキー、切り替えた場合のLED表示状態を図5を参照して説明する。
【0045】
図5に示すように、キーボードの“U”キーおよび“N”キーが操作されることによって電源コントローラから駆動電力がUSB3.0コントローラに供給されるようになる。USB3.0コントローラに駆動電力が供給される場合、緑色LED、橙色LED、および緑色LEDの順で点灯する。また、キーボードの“U”キーおよび“F”キーが操作されることによって電源コントローラから駆動電力がUSB3.0コントローラに供給されないようになる。USB3.0コントローラに駆動電力が供給されない場合、橙色LED、緑色LED、および橙色LEDの順で点灯する。
【0046】
以上説明したように、システムが起動されていなくても外部機器と通信を行うコントローラに駆動電力の供給/非供給を切り替えることが可能になる。
【0047】
なお、本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【符号の説明】
【0048】
4…HDMI−CECコントローラ,10…携帯型パーソナルコンピュータ,13…キーボード,14A…緑色LED,14B…橙色LED,101…CPU,110…LANコントローラ,115…USB3.0コントローラ,116…エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC,125…電源コントローラ,125B…AC−DCアダプタ,125A…バッテリ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部機器と通信を行うコントローラと、
システムが起動されていない状態で前記外部機器からの要求があった場合にシステムを起動する起動手段と、
前記コントローラを駆動するための駆動電力を生成し、当該駆動電力を前記コントローラに供給する電源と、
入力装置のユーザの操作に応じた信号を出力する入力コントローラと、
前記システムが起動されていない状態で前記入力コントローラから設定されている信号が出力された場合に、前記電源に前記駆動電力への供給と非供給との間の切り替えを指示する指示手段と、
を具備することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記コントローラは、HDMI−CEC通信、USB通信、ネットワーク通信の何れかを行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記指示手段が切り替えを指示した場合に、切り替えたことをユーザに通知する通知手段を更に具備することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記通知手段は、前記供給から前記非供給に切り替えた場合と前記非供給から前記供給に切り替え場合とを区別して通知することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記通知手段は、発光素子であることを特徴とする請求項3または請求項4の何れか1項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記電源はAC−DCアダプタから供給される第1直流電力またはバッテリから供給される第2直流電力から前記駆動電力を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記指示手段は、前記電源が前記第1直流電力から前記駆動電力を生成している状態で前記入力コントローラから前記設定されている信号が出力された場合、前記指示手段は、前記供給と前記非供給との間の切り替えを指示しないことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記指示手段は、前記システムが起動される場合に、前記電源に前記駆動電力の供給に切り替えることを指示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記入力装置は、キーボードであることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−118462(P2011−118462A)
【公開日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−272697(P2009−272697)
【出願日】平成21年11月30日(2009.11.30)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】