情報取扱システムのための組込み型高精細媒体管理モジュール
【課題】大量のコンテンツを格納するディスク内をナビゲートするための方法を提供する。
【解決手段】ディスク内をナビゲートするための方法はディスクをオーサリングすることを含み、オーサリングはディスク上に複数のファイルとディスク上に媒体管理モジュールとを記憶させること、媒体管理発生モジュールを使用して、ファイルをサーチ基準と関連付けることを含む。さらに方法はディスクが情報取扱システムに挿入されたとき媒体管理モジュールを実行することを含み、実行はサーチ基準を使用して、ディスク上に記憶されているサーチファイルのオプションをユーザに提示する。
【解決手段】ディスク内をナビゲートするための方法はディスクをオーサリングすることを含み、オーサリングはディスク上に複数のファイルとディスク上に媒体管理モジュールとを記憶させること、媒体管理発生モジュールを使用して、ファイルをサーチ基準と関連付けることを含む。さらに方法はディスクが情報取扱システムに挿入されたとき媒体管理モジュールを実行することを含み、実行はサーチ基準を使用して、ディスク上に記憶されているサーチファイルのオプションをユーザに提示する。
【発明の詳細な説明】
【発明の分野】
【０００１】
本発明は、情報取扱システムに関し、さらに詳細には情報取扱システムのための組込み型高精細媒体管理モジュールに関する。
【関連技術の説明】
【０００２】
情報の価値と使用とが増大を続ける中、個人および企業は情報を処理し記憶するための付加的な方法を求めている。ユーザにとって利用可能な１つのオプションは情報取扱システムである。情報取扱システムは一般的に、企業、個人または他の目的のための情報またはデータを処理し、編集し、記憶し、および／または通信し、それによってユーザが情報の価値を利用可能になる。技術と情報取扱のニーズと要求は異なるユーザまたは適用ごとに変わるので、何の情報が取扱われるか、どのように情報が取扱われるか、どれほどの量の情報が処理され、記憶され、通信されるか、どれほどすばやく効果的に情報が処理され、記憶され、通信されるかによって情報取扱システムも変化する。情報取扱システムの変形により、情報取扱システムは一般的になり、または金融取引処理、航空便予約、企業データ記憶、グローバル通信のような特定のユーザまたは特定の用途のために構成することが可能になる。加えて、情報取扱システムはさまざまなハードウェアおよびソフトウェア構成部品を含んでいてもよく、それらの構成部品は情報を処理し、記憶し、通信するよう構成され、情報取扱システムは１以上のコンピュータシステム、データ記憶システム、ネットワーキングシステムを含んでいてもよい。
【０００３】
情報取扱システムの知られている使用は、光デバイスに記憶されている高精細情報の記憶と提示である。高精細情報は従来のテレビジョンのための４８０本の解像度と比較して、１０８０本の解像度までで表示されることがある。高精細を提示するのに必要なデータを記憶するために、大容量書き換え型光ディスクが提案されてきた。このような大容量書き換え型ディスクの１つはブルーレイ（登録商標）光ディスクである。ブルーレイ光ディスクは２時間の高精細ビデオまたは１２時間までの標準ビデオを記憶することができる。片面１層のブルーレイディスクは、標準ＤＶＤに記憶される約４．７ＧＢのデータと比較して、約２３．３、２５または２７ＧＢのデータを記憶することができる。２層のディスクは約４６．６ＧＢ、５０ＧＢ、または５４ＧＢのデータを記憶することができる。
【０００４】
ブルーレイディスクの規格に準拠する多数のフォーマットがある。例えば、１度だけ書き込めるブルーレイディスク（ＢＤ−Ｒ）のフォーマットはＨＤＴＶの録画やＰＣデータの記憶のための記録をすることが可能なフォーマットであり、書き換え可能なブルーレイディスク（ＢＤ−ＲＥ）のフォーマットはＨＤＴＶの録画やＰＣデータの記憶のための書き換え可能なフォーマットである。ブルーレイディスクのアプリケーション（ＢＤＡＶ）のフォーマットはデジタル録画のための汎用フォーマットである。
【０００５】
ＢＤ−ＲＥまたはＢＤＡＶブルーレイディスクに対する典型的な使用ケースのシナリオはカスタマが１枚のディスクにデータの集合やビデオコンテンツの集合を書き込むことを必要とすることである。５０ＧＢのコンテンツであれば、１枚のディスク上に３０,０００以上のファイルがある場合がある。このコンテンツの中にはセットトップボックスを通してテレビジョンで視聴可能／再生可能なものもあり、そうでないものもあるかもしれない。
【０００６】
ユーザが２５または５０ＧＢのコンテンツを上方にスクロールすることを試みるとき問題が起きる。ユーザがセットトップボックスを通して再生することを希望している正確なビデオファイルの位置を捜し当てることはユーザにとって難しいかもしれない。このような大量のデータがあると、消費者は特定のファイルまたはコンテンツの位置を捜し当てるのに苦労するかもしれない。そのことは情報取扱システムのハードドライブ上で特定のファイルまたはｅメールを見つけることが困難であることとよく似ている。
【０００７】
既知のオーサリングソフトソフトウェアは標準ＤＶＤ（４．７ＧＢまたは２層９．０ＧＢ）の中のすべてのコンテンツを表示する機能を提供する。しかしながら、このオーサリングソフトウェアには大量のコンテンツを取り扱うことおよび表示することに制限がある。例えば、このオーサリングソフトウェアはセットトップボックスを通してコンテンツを見ている間、ディスク上のコンテンツをサーチしたり編成したりする機能をカスタマに提供しないかもしれない。また、例えば、既知のオーサリングソフトウェアソリューションは消費者が、再生できるものだけを見たり、ソートしたり、サーチしたり、選択したりすることをアシストし、再生できないものを隠したりすることをアシストするためのメカニズムを提供しない。
【発明の概要】
【０００８】
本発明にしたがった、媒体管理モジュールを説明する。媒体管理モジュールは、カスタマがビデオプロジェクトをオーサリングするときに高精細光ディスクに組み込まれ、光ディスク内に記憶されているコンテンツのナビゲートおよびサーチをアシストする。１つの実施形態において、光ディスクはＢＤ−ＲＥ物理層およびＢＤＡＶ論理層規格に準拠し、情報取扱システム上でのＢＤ−ＲＥまたはＢＤＡＶ媒体の生成をサポートし、ＢＤ−ＲＥまたはＢＤＡＶ媒体はブルーレイディスク（ＢＤ）消費者デバイスによりロードされて再生される。このようにして、消費者にはそのデバイスによりアクセスすることができるすべてのコンテンツが提示され、消費者はそのコンテンツをサーチすることができる。媒体管理モジュールはオペレーティングシステム独立である。ある実施形態において、媒体管理モジュールはディスクよりむしろ、情報取扱デバイスに記憶されてもよく、そのケースではディスク上にロードされるサーチ機能は媒体管理モジュールを有する情報取扱システムでのみ動作する。
【０００９】
さらに詳細には、１つの実施形態において、本発明はディスク内をナビゲートするための方法に関する。その方法はディスクをオーサリングすることを含み、オーサリングはディスク上に複数のファイルとディスク上に媒体管理モジュールとを記憶させることを含み、オーサリングは媒体管理発生モジュールを使用して、ファイルをサーチ基準と関連付けることを含み、ディスクが情報取扱システムに挿入されたときに媒体管理モジュールを実行し、その実行はサーチ基準を使用して、ディスク上に記憶されているサーチファイルのオプションをユーザに提示する。
【００１０】
別の実施形態において、本発明はディスク内をナビゲートする装置に関する。その装置はディスクをオーサリングする手段とディスクが情報取扱システムに挿入されたときに媒体管理モジュールを実行する手段とを含む。オーサリングはディスク上に複数のファイルとディスク上に媒体管理モジュールとを記憶させることを含む。オーサリングは媒体管理発生モジュールを使用して、ファイルをサーチ基準と関連付けることも含む。媒体管理モジュールの実行により、ユーザは、サーチ基準を使用して、ディスク上に記憶されているサーチファイルのオプションの提示を受ける。
【００１１】
別の実施形態において、本発明はプロセッサとプロセッサに結合されたメモリとを含む情報取扱システムに関する。メモリは媒体管理発生モジュールを記憶し、媒体管理発生モジュールはディスクをオーサリングすることを可能にする。オーサリングはディスク上に複数のファイルとディスク上に媒体管理モジュールを記憶させることを含む。オーサリングはファイルをサーチ基準と関連付けることも含む。媒体管理モジュールはディスクが情報取扱システムに挿入されたときに実行する。媒体管理モジュールの実行により、ユーザは、サーチ基準を使用して、ディスク上に記憶されているサーチファイルのオプションの提示を受ける。
【発明の詳細な説明】
【００１２】
図１を簡単に参照すると、情報取扱システム１００のシステムブロック図が示されている。情報取扱システム１００は、プロセッサ１０２、ディスプレイ、キーボード、マウスおよび関連するコントローラのような入力／出力（I／O）デバイス１０４、メモリ１０６（ランダムアクセスメモリのような揮発性メモリおよびハードディスクドライブのような不揮発性メモリを含むことができる）、ならびにＣＤ ＲＯＭまたはＤＶＤディスクドライブのような他の記憶デバイス１０８、ならびにさまざまな他のサブシステム１１０を含み、それらはすべて１つ以上のバス１１２を通して相互に接続されている。他の記憶デバイス１０８は光デバイス１３０を含み、それはブルーレイ光記憶規格のような高精細記憶規格に準拠する。他の記憶デバイス１０８は媒体管理発生モジュール１３２も含み、それは光ディスク１３６上に媒体管理モジュール１３４を発生させて、記憶させることを可能にする。
【００１３】
この開示のために、情報取扱システムは、仕事、科学、制御、または他の目的のための、何らかの形態の情報、知能またはデータを計算し、分類し、処理し、送信し、受信し、検索し、発生させ、スイッチし、記憶し、表示し、明示し、検出し、記録し、再生し、取扱い、または使用するように動作可能な何らかの手段または手段の集合体を含んでもよい。例えば、情報取扱システムは、パーソナルコンピュータ、ネットワーク記憶デバイス、または他の何らかの適切なデバイスであってもよく、サイズ、形状、性能、機能性および価格が変化してもよい。情報取扱システムは、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、中央処理装置（ＣＰＵ）またはハードウェアもしくはソフトウェア制御ロジックのような１つ以上の処理リソース、ＲＯＭ、および／または他のタイプの不揮発性メモリを含むことができる。情報取扱システムのさらなるコンポーネントは、１つ以上のディスクドライブ、外部のデバイスと通信する１つ以上のネットワークポートとともに、キーボード、マウス、およびビデオディスプレイのようなさまざまな入出力（Ｉ／Ｏ）デバイスを含んでいてもよい。情報取扱システムはまた、さまざまなハードウェアコンポーネント間で通信を送信するように動作可能な１つ以上のバスも含んでいてもよい。また、例えば、情報取扱システムはブルーレイ媒体およびさらに詳細には、ＢＤ−ＲＥおよびＢＤＡＶ特有の媒体のような高精細媒体からの提示情報を読んだり、提供したりするように構成されるデバイスであってもよい。
【００１４】
媒体管理モジュール１３４はカスタマがビデオプロジェクトをオーサリングするときに媒体管理発生モジュールによって高精細光ディスクに組み込まれる。
【００１５】
媒体管理モジュール１３４は光ディスク内に記憶されているコンテンツのナビゲートおよびサーチのアシストをする。光ディスクはＢＤ−ＲＥ物理層およびＢＤＡＶ論理層規格に準拠し、情報取扱システム１００上でのＢＤ−ＲＥまたはＢＤＡＶ媒体の生成をサポートし、ＢＤ−ＲＥまたはＢＤＡＶ媒体はＢＤ消費者デバイスによりロードされて再生される。このようにして、消費者にはそのデバイスによりアクセスすることができるすべてのコンテンツが提示され、消費者は、そのコンテンツをサーチすることができる。媒体管理モジュールはオペレーティングシステム独立である。
【００１６】
このようにして、媒体管理モジュール１３４はスマート媒体コンテンツ管理エージェントを提供し、スマート媒体コンテンツ管理エージェントは、カスタマがビデオプロジェクトをオーサリングし、またはディスク１３５上に他の何らかのデータを書き込むときに、ブルーレイＢＤ−ＲＥまたはＢＤＡＶディスクに組み込まれる。スマート媒体コンテンツエージェントは、ＢＤ消費者デバイス上（または他のタイプの消費者電子機器（ＣＥ））だけでなく、高精細媒体タイプをサポートする何らかの情報取扱システム環境上で機能することができる。媒体管理モジュール１３４のサイズは、高精細媒体内で利用できる実際の記憶に比較すると無視できる。
【００１７】
媒体管理モジュール１３４は市場で入手可能な多くのセットトッププレイヤーと互換性がある。媒体管理モジュールと互換性を持つために、セットトッププレイヤー（または他の消費者デバイス）は、ＢＤ媒体のユーティリティを読み取るフラグをセットすることができるようにファームウェアの更新をすることが必要であるかもしれない。媒体管理モジュール１３４はディスク１３６がセットトップボックス（または他の消費者デバイス）に挿入されるときに起動される。媒体管理モジュール１３４はカスタマにメニュ駆動のインターフェイスを提供する。媒体管理モジュール内の異なるオプションを使用することにより、カスタマはディスク１３６のコンテンツをブラウズし、ディスク１３６上にある特定のファイルをサーチし、ディスクのコンテンツをソートし、再生のためにディスク１３６上に記憶されている特定のファイルを選択し、デバイスごとにスマートフィルタを操作することができる（例えば、コンピュータシステム上でのディスク操作はセットトップボックス上での操作と異なるようにセットされるかもしれない）。媒体管理モジュール１３４は提示デバイス上にインストールされるべきオペレーティングシステム（ＯＳ）特有の何らかのコンポーネントを必要としない。カスタマが（オープンｄｖｄプロジェクトのような）媒体プロジェクトを生成し、以前にオーサリングしたディスクにコンテンツを追加し続けるとき、媒体管理モジュール１３４は媒体プロジェクトのためのコンテンツリストを動的にリフレッシュする。
【００１８】
そのうえ、媒体管理発生モジュール１３２および媒体管理モジュール１３６は、媒体管理発生モジュール１３２を使用するときに、より進んだオーサリングソフトウェアの望ましい部分が明らかになるように、アップセリング能力を情報取扱システム供給業者に提供する。
【００１９】
媒体管理モジュール１３６は既知のＣＤ／ＤＶＤ媒体フォーマットのような非高精細ディスクフォーマット上にインストールされてもよい。
【００２０】
媒体管理発生モジュール１３２および媒体管理モジュール１３６を使用することにより、カスタマはブルーレイディスクのような高精細ディスクを移動させ、媒体拡張デバイス、媒体センターパーソナルコンピュータ、セットトップボックスまたは標準パーソナルコンピュータのような他の高精細デバイス上でディスクを再生することができる。
【００２１】
図２は媒体管理モジュール１３４を含む高精細媒体デバイスのブロック図を示す。さらに詳細には、ディスク１３６がオーサリングされたり、または更新されたりするとき、媒体管理発生モジュール１３４はメタデータファイル２１０を生成し、メタデータファイル２１０は、ディスク１３６上に記憶されているコンテンツをユーザにナビゲートできるようにするために媒体管理モジュール１３４とともに動作する。ナビゲートはディスク１３６上に記憶されている１つ以上のファイルをブラウズし、サーチし、ソートし、および選択することを含む。ディスク上に記憶され、それぞれのファイルに関連付けられているメタデータは、ディスク情報、タイトル情報とともにファイルにリンクされているサムネイル画像を含むことができる。メタデータは、ディスクがオーサリングされるときか、またはディスクが更新されるときに挿入することができるサーチ可能な情報も含むことができる。ディスク１３６が高精細プレイヤー２２０にロードされるとき、媒体管理モジュール１３２は、ディスク１３６に記憶されているコンテンツをユーザにナビゲートできるように実行される。
【００２２】
図３は媒体管理モジュール１３４の例示的なディスクライブラリ機能のスクリーン表示３００を示す。さらに詳細には、ディスクライブラリ機能は１枚以上のディスク１３６に関してコンテンツ情報をユーザに表示する。コンテンツ情報はデスクリプタ情報３１０（例えば、俳優、女優、ジャンル、プロデューサー、キーワードまたはペアレントガイド）、特定のデスクリプタに対するサブデスクリプタ情報３１２（例えば、俳優１、俳優２、俳優３）を含む。コンテンツ情報は特定のサーチに関連のあるサーチ結果３２０（例えば、特定のサーチに対応するディスクおよびタイトル）も含む。コンテンツ情報は特定のディスクに対するディスクジャケットサムネイル画像のようなサムネイル画像も含む。
【００２３】
図４は媒体管理モジュールのシーンサーチに対する一連の例示的なスクリーン表示を示す。より詳細には、画像４１０（画像１）が情報取扱システムの表示デバイス上に表示されているとき、コンテンツサーチがユーザによって開始されるかもしれない。コンテンツサーチが開始されるとき、サーチスクリーン表示４１２が表示デバイス上に表示される。コンテンツサーチは俳優、登場人物またはアイテムのような多数の基準でサーチしてもよい。ユーザが特定のサーチ基準を選択するとき、詳細な基準スクリーン表示４１４が表示される。詳細なスクリーン表示は、サーチ基準に関連する多数のキーワード（例えば、キーワード１、キーワード２、キーワード３）を表示する。キーワードはディスクがオーサリングされるときに媒体管理発生モジュール１３２を通して発生されてもよく、または、媒体管理モジュール１３４内で表示される一般的なキーワードであってもよい。サーチ結果スクリーン表示４１６が、次に表示デバイス上に表示される。サーチ結果スクリーン表示４１６は、それぞれに位置付けられたシーン（例えば、シーン３、シーン６、シーン９）に対する識別子とともに、位置付けられたシーンのそれぞれに対応するサムネイル（サムネイル１、サムネイル２、サムネイル３）を含む。
【００２４】
ユーザは、次に表示デバイス上に画像４２０（画像２）として表示される
位置付けられたシーンの１つにナビゲートしてもよい。ユーザはまた、表示デバイス上に画像４２２（画像３）として表示される別の位置付けられたシーンの１つにナビゲートしてもよい。ユーザは遠隔制御デバイス４３０（Ｉ／Oデバイス１０４の例である）を通して、これらのナビゲーション機能のそれぞれを実行してもよい。
【００２５】
本発明は、言及された利点およびそこに固有の他のものを達成するためにうまく適合する。本発明は、発明の特定の実施形態への参照によって描写され、記述され、および定義されているとはいえ、このような参照は、本発明について限定を意味するものではなく、いかなる限定も推測されるべきではない。本発明は、形態および機能において、かなりの修正、改変および均等物ができ、それらは直接関係のある当業者に思い浮かぶものである。描写され、記述された実施形態は例示にすぎず、発明の範囲を網羅するものではない。
【００２６】
また、例えば、上述の実施形態は、あるタスクを実行するソフトウェアモジュールを含む。ここで論じられるソフトウェアモジュールは、スクリプト、バッチ、または他の実行可能ファイルを含んでもよい。ソフトウェアモジュールはディスクドライブのような機械読み取り可能なまたはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。発明の実施形態にしたがったソフトウェアモジュールを記憶するために使用される記憶デバイスは、例えば磁気フロッピー（登録商標）ディスク、ハードディスク、あるいは、ＣＤ−ＲＯＭまたはＣＤ−Ｒのような光ディスクであってもよい。発明の実施形態にしたがったファームウェアまたはハードウェアモジュールを記憶するために使用される記憶デバイスは半導体ベースのメモリを含んでいてもよく、半導体ベースのメモリは、マイクロプロセッサ／メモリシステムに永久的に、取り外し可能に、または遠隔的に結合されていてもよい。このようにして、モジュールは、コンピュータシステムメモリ内に記憶され、モジュールの機能を実行するようにコンピュータシステムを構成させてもよい。他の新規およびさまざまなタイプのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を使用して、ここで論じられるモジュールを記憶してもよい。そのうえ、当業者は、複数のモジュールに機能を分離することは例示目的のためであると理解するであろう。代替実施形態は、複数のモジュールの機能を１つのモジュールにまとめてもよく、またはモジュールの機能の代わりの分解を強いてもよい。例えば、サブモジュールと呼ばれるソフトウェアモジュールは、各サブモジュールがその機能を実行し、別のサブモジュールに直接制御を渡すように分解されてもよい。
【００２７】
また、例えば、図５を参照すると、媒体管理モジュールはディスク以外の、情報取扱システム上に記憶されてもよく、このケースでは、媒体管理モジュールを備えた情報取扱システムだけが、オーサリングされたディスク内で関係付けられた情報をサーチすることができる。
【００２８】
結果として、本発明は添付された特許請求の範囲の精神および範囲によってのみ限定されることを意図し、あらゆる観点において均等物に対して十分な認識を与える。
【図面の簡単な説明】
【００２９】
本発明は添付図面を参照することによって、さらによく理解され、その数々の目的、特徴および利点は、当業者に明らかになるだろう。いくつかの図を通しての同一参照番号の使用は、同じまたは類似の構成要素を示す。
【図１】図１は情報取扱システムのシステムブロック図を示す。
【図２】図２は媒体管理モジュールを含む高精細媒体デバイスのブロック図を示す。
【図３】図３は媒体管理モジュールの例示的なディスクライブラリ機能のスクリーン表示を示す。
【図４】図４は媒体管理モジュールのシーンサーチに対する一連の例示的なスクリーン表示を示す。
【図５】図５は代替情報取扱システムのシステムブロック図を示す。
【発明の分野】
【０００１】
本発明は、情報取扱システムに関し、さらに詳細には情報取扱システムのための組込み型高精細媒体管理モジュールに関する。
【関連技術の説明】
【０００２】
情報の価値と使用とが増大を続ける中、個人および企業は情報を処理し記憶するための付加的な方法を求めている。ユーザにとって利用可能な１つのオプションは情報取扱システムである。情報取扱システムは一般的に、企業、個人または他の目的のための情報またはデータを処理し、編集し、記憶し、および／または通信し、それによってユーザが情報の価値を利用可能になる。技術と情報取扱のニーズと要求は異なるユーザまたは適用ごとに変わるので、何の情報が取扱われるか、どのように情報が取扱われるか、どれほどの量の情報が処理され、記憶され、通信されるか、どれほどすばやく効果的に情報が処理され、記憶され、通信されるかによって情報取扱システムも変化する。情報取扱システムの変形により、情報取扱システムは一般的になり、または金融取引処理、航空便予約、企業データ記憶、グローバル通信のような特定のユーザまたは特定の用途のために構成することが可能になる。加えて、情報取扱システムはさまざまなハードウェアおよびソフトウェア構成部品を含んでいてもよく、それらの構成部品は情報を処理し、記憶し、通信するよう構成され、情報取扱システムは１以上のコンピュータシステム、データ記憶システム、ネットワーキングシステムを含んでいてもよい。
【０００３】
情報取扱システムの知られている使用は、光デバイスに記憶されている高精細情報の記憶と提示である。高精細情報は従来のテレビジョンのための４８０本の解像度と比較して、１０８０本の解像度までで表示されることがある。高精細を提示するのに必要なデータを記憶するために、大容量書き換え型光ディスクが提案されてきた。このような大容量書き換え型ディスクの１つはブルーレイ（登録商標）光ディスクである。ブルーレイ光ディスクは２時間の高精細ビデオまたは１２時間までの標準ビデオを記憶することができる。片面１層のブルーレイディスクは、標準ＤＶＤに記憶される約４．７ＧＢのデータと比較して、約２３．３、２５または２７ＧＢのデータを記憶することができる。２層のディスクは約４６．６ＧＢ、５０ＧＢ、または５４ＧＢのデータを記憶することができる。
【０００４】
ブルーレイディスクの規格に準拠する多数のフォーマットがある。例えば、１度だけ書き込めるブルーレイディスク（ＢＤ−Ｒ）のフォーマットはＨＤＴＶの録画やＰＣデータの記憶のための記録をすることが可能なフォーマットであり、書き換え可能なブルーレイディスク（ＢＤ−ＲＥ）のフォーマットはＨＤＴＶの録画やＰＣデータの記憶のための書き換え可能なフォーマットである。ブルーレイディスクのアプリケーション（ＢＤＡＶ）のフォーマットはデジタル録画のための汎用フォーマットである。
【０００５】
ＢＤ−ＲＥまたはＢＤＡＶブルーレイディスクに対する典型的な使用ケースのシナリオはカスタマが１枚のディスクにデータの集合やビデオコンテンツの集合を書き込むことを必要とすることである。５０ＧＢのコンテンツであれば、１枚のディスク上に３０,０００以上のファイルがある場合がある。このコンテンツの中にはセットトップボックスを通してテレビジョンで視聴可能／再生可能なものもあり、そうでないものもあるかもしれない。
【０００６】
ユーザが２５または５０ＧＢのコンテンツを上方にスクロールすることを試みるとき問題が起きる。ユーザがセットトップボックスを通して再生することを希望している正確なビデオファイルの位置を捜し当てることはユーザにとって難しいかもしれない。このような大量のデータがあると、消費者は特定のファイルまたはコンテンツの位置を捜し当てるのに苦労するかもしれない。そのことは情報取扱システムのハードドライブ上で特定のファイルまたはｅメールを見つけることが困難であることとよく似ている。
【０００７】
既知のオーサリングソフトソフトウェアは標準ＤＶＤ（４．７ＧＢまたは２層９．０ＧＢ）の中のすべてのコンテンツを表示する機能を提供する。しかしながら、このオーサリングソフトウェアには大量のコンテンツを取り扱うことおよび表示することに制限がある。例えば、このオーサリングソフトウェアはセットトップボックスを通してコンテンツを見ている間、ディスク上のコンテンツをサーチしたり編成したりする機能をカスタマに提供しないかもしれない。また、例えば、既知のオーサリングソフトウェアソリューションは消費者が、再生できるものだけを見たり、ソートしたり、サーチしたり、選択したりすることをアシストし、再生できないものを隠したりすることをアシストするためのメカニズムを提供しない。
【発明の概要】
【０００８】
本発明にしたがった、媒体管理モジュールを説明する。媒体管理モジュールは、カスタマがビデオプロジェクトをオーサリングするときに高精細光ディスクに組み込まれ、光ディスク内に記憶されているコンテンツのナビゲートおよびサーチをアシストする。１つの実施形態において、光ディスクはＢＤ−ＲＥ物理層およびＢＤＡＶ論理層規格に準拠し、情報取扱システム上でのＢＤ−ＲＥまたはＢＤＡＶ媒体の生成をサポートし、ＢＤ−ＲＥまたはＢＤＡＶ媒体はブルーレイディスク（ＢＤ）消費者デバイスによりロードされて再生される。このようにして、消費者にはそのデバイスによりアクセスすることができるすべてのコンテンツが提示され、消費者はそのコンテンツをサーチすることができる。媒体管理モジュールはオペレーティングシステム独立である。ある実施形態において、媒体管理モジュールはディスクよりむしろ、情報取扱デバイスに記憶されてもよく、そのケースではディスク上にロードされるサーチ機能は媒体管理モジュールを有する情報取扱システムでのみ動作する。
【０００９】
さらに詳細には、１つの実施形態において、本発明はディスク内をナビゲートするための方法に関する。その方法はディスクをオーサリングすることを含み、オーサリングはディスク上に複数のファイルとディスク上に媒体管理モジュールとを記憶させることを含み、オーサリングは媒体管理発生モジュールを使用して、ファイルをサーチ基準と関連付けることを含み、ディスクが情報取扱システムに挿入されたときに媒体管理モジュールを実行し、その実行はサーチ基準を使用して、ディスク上に記憶されているサーチファイルのオプションをユーザに提示する。
【００１０】
別の実施形態において、本発明はディスク内をナビゲートする装置に関する。その装置はディスクをオーサリングする手段とディスクが情報取扱システムに挿入されたときに媒体管理モジュールを実行する手段とを含む。オーサリングはディスク上に複数のファイルとディスク上に媒体管理モジュールとを記憶させることを含む。オーサリングは媒体管理発生モジュールを使用して、ファイルをサーチ基準と関連付けることも含む。媒体管理モジュールの実行により、ユーザは、サーチ基準を使用して、ディスク上に記憶されているサーチファイルのオプションの提示を受ける。
【００１１】
別の実施形態において、本発明はプロセッサとプロセッサに結合されたメモリとを含む情報取扱システムに関する。メモリは媒体管理発生モジュールを記憶し、媒体管理発生モジュールはディスクをオーサリングすることを可能にする。オーサリングはディスク上に複数のファイルとディスク上に媒体管理モジュールを記憶させることを含む。オーサリングはファイルをサーチ基準と関連付けることも含む。媒体管理モジュールはディスクが情報取扱システムに挿入されたときに実行する。媒体管理モジュールの実行により、ユーザは、サーチ基準を使用して、ディスク上に記憶されているサーチファイルのオプションの提示を受ける。
【発明の詳細な説明】
【００１２】
図１を簡単に参照すると、情報取扱システム１００のシステムブロック図が示されている。情報取扱システム１００は、プロセッサ１０２、ディスプレイ、キーボード、マウスおよび関連するコントローラのような入力／出力（I／O）デバイス１０４、メモリ１０６（ランダムアクセスメモリのような揮発性メモリおよびハードディスクドライブのような不揮発性メモリを含むことができる）、ならびにＣＤ ＲＯＭまたはＤＶＤディスクドライブのような他の記憶デバイス１０８、ならびにさまざまな他のサブシステム１１０を含み、それらはすべて１つ以上のバス１１２を通して相互に接続されている。他の記憶デバイス１０８は光デバイス１３０を含み、それはブルーレイ光記憶規格のような高精細記憶規格に準拠する。他の記憶デバイス１０８は媒体管理発生モジュール１３２も含み、それは光ディスク１３６上に媒体管理モジュール１３４を発生させて、記憶させることを可能にする。
【００１３】
この開示のために、情報取扱システムは、仕事、科学、制御、または他の目的のための、何らかの形態の情報、知能またはデータを計算し、分類し、処理し、送信し、受信し、検索し、発生させ、スイッチし、記憶し、表示し、明示し、検出し、記録し、再生し、取扱い、または使用するように動作可能な何らかの手段または手段の集合体を含んでもよい。例えば、情報取扱システムは、パーソナルコンピュータ、ネットワーク記憶デバイス、または他の何らかの適切なデバイスであってもよく、サイズ、形状、性能、機能性および価格が変化してもよい。情報取扱システムは、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、中央処理装置（ＣＰＵ）またはハードウェアもしくはソフトウェア制御ロジックのような１つ以上の処理リソース、ＲＯＭ、および／または他のタイプの不揮発性メモリを含むことができる。情報取扱システムのさらなるコンポーネントは、１つ以上のディスクドライブ、外部のデバイスと通信する１つ以上のネットワークポートとともに、キーボード、マウス、およびビデオディスプレイのようなさまざまな入出力（Ｉ／Ｏ）デバイスを含んでいてもよい。情報取扱システムはまた、さまざまなハードウェアコンポーネント間で通信を送信するように動作可能な１つ以上のバスも含んでいてもよい。また、例えば、情報取扱システムはブルーレイ媒体およびさらに詳細には、ＢＤ−ＲＥおよびＢＤＡＶ特有の媒体のような高精細媒体からの提示情報を読んだり、提供したりするように構成されるデバイスであってもよい。
【００１４】
媒体管理モジュール１３４はカスタマがビデオプロジェクトをオーサリングするときに媒体管理発生モジュールによって高精細光ディスクに組み込まれる。
【００１５】
媒体管理モジュール１３４は光ディスク内に記憶されているコンテンツのナビゲートおよびサーチのアシストをする。光ディスクはＢＤ−ＲＥ物理層およびＢＤＡＶ論理層規格に準拠し、情報取扱システム１００上でのＢＤ−ＲＥまたはＢＤＡＶ媒体の生成をサポートし、ＢＤ−ＲＥまたはＢＤＡＶ媒体はＢＤ消費者デバイスによりロードされて再生される。このようにして、消費者にはそのデバイスによりアクセスすることができるすべてのコンテンツが提示され、消費者は、そのコンテンツをサーチすることができる。媒体管理モジュールはオペレーティングシステム独立である。
【００１６】
このようにして、媒体管理モジュール１３４はスマート媒体コンテンツ管理エージェントを提供し、スマート媒体コンテンツ管理エージェントは、カスタマがビデオプロジェクトをオーサリングし、またはディスク１３５上に他の何らかのデータを書き込むときに、ブルーレイＢＤ−ＲＥまたはＢＤＡＶディスクに組み込まれる。スマート媒体コンテンツエージェントは、ＢＤ消費者デバイス上（または他のタイプの消費者電子機器（ＣＥ））だけでなく、高精細媒体タイプをサポートする何らかの情報取扱システム環境上で機能することができる。媒体管理モジュール１３４のサイズは、高精細媒体内で利用できる実際の記憶に比較すると無視できる。
【００１７】
媒体管理モジュール１３４は市場で入手可能な多くのセットトッププレイヤーと互換性がある。媒体管理モジュールと互換性を持つために、セットトッププレイヤー（または他の消費者デバイス）は、ＢＤ媒体のユーティリティを読み取るフラグをセットすることができるようにファームウェアの更新をすることが必要であるかもしれない。媒体管理モジュール１３４はディスク１３６がセットトップボックス（または他の消費者デバイス）に挿入されるときに起動される。媒体管理モジュール１３４はカスタマにメニュ駆動のインターフェイスを提供する。媒体管理モジュール内の異なるオプションを使用することにより、カスタマはディスク１３６のコンテンツをブラウズし、ディスク１３６上にある特定のファイルをサーチし、ディスクのコンテンツをソートし、再生のためにディスク１３６上に記憶されている特定のファイルを選択し、デバイスごとにスマートフィルタを操作することができる（例えば、コンピュータシステム上でのディスク操作はセットトップボックス上での操作と異なるようにセットされるかもしれない）。媒体管理モジュール１３４は提示デバイス上にインストールされるべきオペレーティングシステム（ＯＳ）特有の何らかのコンポーネントを必要としない。カスタマが（オープンｄｖｄプロジェクトのような）媒体プロジェクトを生成し、以前にオーサリングしたディスクにコンテンツを追加し続けるとき、媒体管理モジュール１３４は媒体プロジェクトのためのコンテンツリストを動的にリフレッシュする。
【００１８】
そのうえ、媒体管理発生モジュール１３２および媒体管理モジュール１３６は、媒体管理発生モジュール１３２を使用するときに、より進んだオーサリングソフトウェアの望ましい部分が明らかになるように、アップセリング能力を情報取扱システム供給業者に提供する。
【００１９】
媒体管理モジュール１３６は既知のＣＤ／ＤＶＤ媒体フォーマットのような非高精細ディスクフォーマット上にインストールされてもよい。
【００２０】
媒体管理発生モジュール１３２および媒体管理モジュール１３６を使用することにより、カスタマはブルーレイディスクのような高精細ディスクを移動させ、媒体拡張デバイス、媒体センターパーソナルコンピュータ、セットトップボックスまたは標準パーソナルコンピュータのような他の高精細デバイス上でディスクを再生することができる。
【００２１】
図２は媒体管理モジュール１３４を含む高精細媒体デバイスのブロック図を示す。さらに詳細には、ディスク１３６がオーサリングされたり、または更新されたりするとき、媒体管理発生モジュール１３４はメタデータファイル２１０を生成し、メタデータファイル２１０は、ディスク１３６上に記憶されているコンテンツをユーザにナビゲートできるようにするために媒体管理モジュール１３４とともに動作する。ナビゲートはディスク１３６上に記憶されている１つ以上のファイルをブラウズし、サーチし、ソートし、および選択することを含む。ディスク上に記憶され、それぞれのファイルに関連付けられているメタデータは、ディスク情報、タイトル情報とともにファイルにリンクされているサムネイル画像を含むことができる。メタデータは、ディスクがオーサリングされるときか、またはディスクが更新されるときに挿入することができるサーチ可能な情報も含むことができる。ディスク１３６が高精細プレイヤー２２０にロードされるとき、媒体管理モジュール１３２は、ディスク１３６に記憶されているコンテンツをユーザにナビゲートできるように実行される。
【００２２】
図３は媒体管理モジュール１３４の例示的なディスクライブラリ機能のスクリーン表示３００を示す。さらに詳細には、ディスクライブラリ機能は１枚以上のディスク１３６に関してコンテンツ情報をユーザに表示する。コンテンツ情報はデスクリプタ情報３１０（例えば、俳優、女優、ジャンル、プロデューサー、キーワードまたはペアレントガイド）、特定のデスクリプタに対するサブデスクリプタ情報３１２（例えば、俳優１、俳優２、俳優３）を含む。コンテンツ情報は特定のサーチに関連のあるサーチ結果３２０（例えば、特定のサーチに対応するディスクおよびタイトル）も含む。コンテンツ情報は特定のディスクに対するディスクジャケットサムネイル画像のようなサムネイル画像も含む。
【００２３】
図４は媒体管理モジュールのシーンサーチに対する一連の例示的なスクリーン表示を示す。より詳細には、画像４１０（画像１）が情報取扱システムの表示デバイス上に表示されているとき、コンテンツサーチがユーザによって開始されるかもしれない。コンテンツサーチが開始されるとき、サーチスクリーン表示４１２が表示デバイス上に表示される。コンテンツサーチは俳優、登場人物またはアイテムのような多数の基準でサーチしてもよい。ユーザが特定のサーチ基準を選択するとき、詳細な基準スクリーン表示４１４が表示される。詳細なスクリーン表示は、サーチ基準に関連する多数のキーワード（例えば、キーワード１、キーワード２、キーワード３）を表示する。キーワードはディスクがオーサリングされるときに媒体管理発生モジュール１３２を通して発生されてもよく、または、媒体管理モジュール１３４内で表示される一般的なキーワードであってもよい。サーチ結果スクリーン表示４１６が、次に表示デバイス上に表示される。サーチ結果スクリーン表示４１６は、それぞれに位置付けられたシーン（例えば、シーン３、シーン６、シーン９）に対する識別子とともに、位置付けられたシーンのそれぞれに対応するサムネイル（サムネイル１、サムネイル２、サムネイル３）を含む。
【００２４】
ユーザは、次に表示デバイス上に画像４２０（画像２）として表示される
位置付けられたシーンの１つにナビゲートしてもよい。ユーザはまた、表示デバイス上に画像４２２（画像３）として表示される別の位置付けられたシーンの１つにナビゲートしてもよい。ユーザは遠隔制御デバイス４３０（Ｉ／Oデバイス１０４の例である）を通して、これらのナビゲーション機能のそれぞれを実行してもよい。
【００２５】
本発明は、言及された利点およびそこに固有の他のものを達成するためにうまく適合する。本発明は、発明の特定の実施形態への参照によって描写され、記述され、および定義されているとはいえ、このような参照は、本発明について限定を意味するものではなく、いかなる限定も推測されるべきではない。本発明は、形態および機能において、かなりの修正、改変および均等物ができ、それらは直接関係のある当業者に思い浮かぶものである。描写され、記述された実施形態は例示にすぎず、発明の範囲を網羅するものではない。
【００２６】
また、例えば、上述の実施形態は、あるタスクを実行するソフトウェアモジュールを含む。ここで論じられるソフトウェアモジュールは、スクリプト、バッチ、または他の実行可能ファイルを含んでもよい。ソフトウェアモジュールはディスクドライブのような機械読み取り可能なまたはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。発明の実施形態にしたがったソフトウェアモジュールを記憶するために使用される記憶デバイスは、例えば磁気フロッピー（登録商標）ディスク、ハードディスク、あるいは、ＣＤ−ＲＯＭまたはＣＤ−Ｒのような光ディスクであってもよい。発明の実施形態にしたがったファームウェアまたはハードウェアモジュールを記憶するために使用される記憶デバイスは半導体ベースのメモリを含んでいてもよく、半導体ベースのメモリは、マイクロプロセッサ／メモリシステムに永久的に、取り外し可能に、または遠隔的に結合されていてもよい。このようにして、モジュールは、コンピュータシステムメモリ内に記憶され、モジュールの機能を実行するようにコンピュータシステムを構成させてもよい。他の新規およびさまざまなタイプのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を使用して、ここで論じられるモジュールを記憶してもよい。そのうえ、当業者は、複数のモジュールに機能を分離することは例示目的のためであると理解するであろう。代替実施形態は、複数のモジュールの機能を１つのモジュールにまとめてもよく、またはモジュールの機能の代わりの分解を強いてもよい。例えば、サブモジュールと呼ばれるソフトウェアモジュールは、各サブモジュールがその機能を実行し、別のサブモジュールに直接制御を渡すように分解されてもよい。
【００２７】
また、例えば、図５を参照すると、媒体管理モジュールはディスク以外の、情報取扱システム上に記憶されてもよく、このケースでは、媒体管理モジュールを備えた情報取扱システムだけが、オーサリングされたディスク内で関係付けられた情報をサーチすることができる。
【００２８】
結果として、本発明は添付された特許請求の範囲の精神および範囲によってのみ限定されることを意図し、あらゆる観点において均等物に対して十分な認識を与える。
【図面の簡単な説明】
【００２９】
本発明は添付図面を参照することによって、さらによく理解され、その数々の目的、特徴および利点は、当業者に明らかになるだろう。いくつかの図を通しての同一参照番号の使用は、同じまたは類似の構成要素を示す。
【図１】図１は情報取扱システムのシステムブロック図を示す。
【図２】図２は媒体管理モジュールを含む高精細媒体デバイスのブロック図を示す。
【図３】図３は媒体管理モジュールの例示的なディスクライブラリ機能のスクリーン表示を示す。
【図４】図４は媒体管理モジュールのシーンサーチに対する一連の例示的なスクリーン表示を示す。
【図５】図５は代替情報取扱システムのシステムブロック図を示す。
【特許請求の範囲】
【請求項１】
ディスク内をナビゲートするための方法において、
前記ディスクをオーサリングし、前記オーサリングは前記ディスク上に複数のファイルと前記ディスク上に媒体管理モジュールとを記憶させることを含み、前記オーサリングは媒体管理発生モジュールを使用して、前記ファイルをサーチ基準と関連付けることと、
前記ディスクが情報取扱システムに挿入されたとき前記媒体管理モジュールを実行し、前記実行は前記サーチ基準を使用して、前記ディスク上に記憶されているサーチファイルのオプションをユーザに提示することとを含む方法。
【請求項２】
前記ディスクは、高精細光ディスクである請求項１記載の方法。
【請求項３】
前記高精細光ディスクは、ブルーレイ規格に対応している請求項２記載の方法。
【請求項４】
前記サーチ基準は、俳優、登場人物およびアイテムを含む請求項１記載の方法。
【請求項５】
前記オーサリングは、サムネイル画像を各ファイルとリンクすることを含む請求項１記載の方法。
【請求項６】
新規ファイルが前記ディスクに記憶されたとき前記ディスクを更新し、前記更新は前記媒体管理発生モジュールを使用して、前記新規ファイルをサーチ基準と関連付けることをさらに含む請求項１記載の方法。
【請求項７】
前記媒体管理モジュールは、オペレーティングシステム独立である請求項１記載の方法。
【請求項８】
ディスク内をナビゲートするための装置において、
前記ディスクをオーサリングし、前記オーサリングは前記ディスク上に複数のファイルと前記ディスク上に媒体管理モジュールとを記憶させることを含み、前記オーサリングは媒体管理発生モジュールを使用して、前記ファイルをサーチ基準と関連付ける手段と、
前記ディスクが情報取扱システムに挿入されたとき前記媒体管理モジュールを実行し、前記実行は前記サーチ基準を使用して、前記ディスク上に記憶されているサーチファイルのオプションをユーザに提示する手段とを具備する装置。
【請求項９】
前記ディスクは、高精細光ディスクである請求項８記載の装置。
【請求項１０】
前記高精細光ディスクは、ブルーレイ規格に対応している請求項９記載の装置。
【請求項１１】
前記サーチ基準は、俳優、登場人物およびアイテムを含む請求項８記載の装置。
【請求項１２】
前記オーサリングは、サムネイル画像を各ファイルとリンクすることを含む請求項８記載の装置。
【請求項１３】
新規ファイルが前記ディスクに記憶されたとき前記ディスクを更新し、前記更新は前記媒体管理発生モジュールを使用して、前記新規ファイルをサーチ基準と関連付けることをさらに含む請求項８記載の装置。
【請求項１４】
前記媒体管理モジュールは、オペレーティングシステム独立である請求項８記載の装置。
【請求項１５】
情報取扱システムにおいて、
プロセッサと、
プロセッサに結合されたメモリとを具備し、
前記メモリが媒体管理発生モジュールを記憶し、前記媒体管理発生モジュールはディスクをオーサリングすることを可能にし、前記オーサリングは前記ディスク上に複数のファイルと前記ディスク上に媒体管理モジュールとを記憶させることを含み、前記オーサリングは前記ファイルをサーチ基準と関連付けることを含み、前記ディスクが情報取扱システムに挿入されたとき前記媒体管理モジュールを実行し、前記実行は前記サーチ基準を使用して、前記ディスク上に記憶されているサーチファイルのオプションをユーザに提示する情報取扱システム。
【請求項１６】
前記ディスクは、高精細光ディスクである請求項１５記載の情報取扱システム。
【請求項１７】
前記高精細光ディスクは、ブルーレイ規格に対応している請求項１６記載の情報取扱システム。
【請求項１８】
前記サーチ基準は、俳優、登場人物およびアイテムを含む請求項１５記載の情報取扱システム。
【請求項１９】
前記オーサリングは、サムネイル画像を各ファイルとリンクすることを含む請求項１５記載の情報取扱システム。
【請求項２０】
前記媒体管理発生モジュールは、新規ファイルが前記ディスクに記憶されたとき前記ディスクを更新し、前記更新は前記新規ファイルをサーチ基準と関連付けることを含む請求項１５記載の情報取扱システム。
【請求項２１】
前記媒体管理モジュールは、オペレーティングシステム独立である請求項１５記載の情報取扱システム。
【請求項２２】
媒体管理モジュールを備えた情報取扱システム上で実行されるディスク内をナビゲートするための方法において、
前記ディスクをオーサリングし、前記オーサリングは前記ディスク上に複数のファイルを記憶させることを含み、前記オーサリングは媒体管理発生モジュールを使用して、前記ファイルをサーチ基準と関連付けることと、
前記ディスクが情報取扱システムに挿入されたとき前記媒体管理モジュールを実行し、前記実行は前記サーチ基準を使用して、前記ディスク上に記憶されているサーチファイルのオプションをユーザに提示することとを含む方法。
【請求項１】
ディスク内をナビゲートするための方法において、
前記ディスクをオーサリングし、前記オーサリングは前記ディスク上に複数のファイルと前記ディスク上に媒体管理モジュールとを記憶させることを含み、前記オーサリングは媒体管理発生モジュールを使用して、前記ファイルをサーチ基準と関連付けることと、
前記ディスクが情報取扱システムに挿入されたとき前記媒体管理モジュールを実行し、前記実行は前記サーチ基準を使用して、前記ディスク上に記憶されているサーチファイルのオプションをユーザに提示することとを含む方法。
【請求項２】
前記ディスクは、高精細光ディスクである請求項１記載の方法。
【請求項３】
前記高精細光ディスクは、ブルーレイ規格に対応している請求項２記載の方法。
【請求項４】
前記サーチ基準は、俳優、登場人物およびアイテムを含む請求項１記載の方法。
【請求項５】
前記オーサリングは、サムネイル画像を各ファイルとリンクすることを含む請求項１記載の方法。
【請求項６】
新規ファイルが前記ディスクに記憶されたとき前記ディスクを更新し、前記更新は前記媒体管理発生モジュールを使用して、前記新規ファイルをサーチ基準と関連付けることをさらに含む請求項１記載の方法。
【請求項７】
前記媒体管理モジュールは、オペレーティングシステム独立である請求項１記載の方法。
【請求項８】
ディスク内をナビゲートするための装置において、
前記ディスクをオーサリングし、前記オーサリングは前記ディスク上に複数のファイルと前記ディスク上に媒体管理モジュールとを記憶させることを含み、前記オーサリングは媒体管理発生モジュールを使用して、前記ファイルをサーチ基準と関連付ける手段と、
前記ディスクが情報取扱システムに挿入されたとき前記媒体管理モジュールを実行し、前記実行は前記サーチ基準を使用して、前記ディスク上に記憶されているサーチファイルのオプションをユーザに提示する手段とを具備する装置。
【請求項９】
前記ディスクは、高精細光ディスクである請求項８記載の装置。
【請求項１０】
前記高精細光ディスクは、ブルーレイ規格に対応している請求項９記載の装置。
【請求項１１】
前記サーチ基準は、俳優、登場人物およびアイテムを含む請求項８記載の装置。
【請求項１２】
前記オーサリングは、サムネイル画像を各ファイルとリンクすることを含む請求項８記載の装置。
【請求項１３】
新規ファイルが前記ディスクに記憶されたとき前記ディスクを更新し、前記更新は前記媒体管理発生モジュールを使用して、前記新規ファイルをサーチ基準と関連付けることをさらに含む請求項８記載の装置。
【請求項１４】
前記媒体管理モジュールは、オペレーティングシステム独立である請求項８記載の装置。
【請求項１５】
情報取扱システムにおいて、
プロセッサと、
プロセッサに結合されたメモリとを具備し、
前記メモリが媒体管理発生モジュールを記憶し、前記媒体管理発生モジュールはディスクをオーサリングすることを可能にし、前記オーサリングは前記ディスク上に複数のファイルと前記ディスク上に媒体管理モジュールとを記憶させることを含み、前記オーサリングは前記ファイルをサーチ基準と関連付けることを含み、前記ディスクが情報取扱システムに挿入されたとき前記媒体管理モジュールを実行し、前記実行は前記サーチ基準を使用して、前記ディスク上に記憶されているサーチファイルのオプションをユーザに提示する情報取扱システム。
【請求項１６】
前記ディスクは、高精細光ディスクである請求項１５記載の情報取扱システム。
【請求項１７】
前記高精細光ディスクは、ブルーレイ規格に対応している請求項１６記載の情報取扱システム。
【請求項１８】
前記サーチ基準は、俳優、登場人物およびアイテムを含む請求項１５記載の情報取扱システム。
【請求項１９】
前記オーサリングは、サムネイル画像を各ファイルとリンクすることを含む請求項１５記載の情報取扱システム。
【請求項２０】
前記媒体管理発生モジュールは、新規ファイルが前記ディスクに記憶されたとき前記ディスクを更新し、前記更新は前記新規ファイルをサーチ基準と関連付けることを含む請求項１５記載の情報取扱システム。
【請求項２１】
前記媒体管理モジュールは、オペレーティングシステム独立である請求項１５記載の情報取扱システム。
【請求項２２】
媒体管理モジュールを備えた情報取扱システム上で実行されるディスク内をナビゲートするための方法において、
前記ディスクをオーサリングし、前記オーサリングは前記ディスク上に複数のファイルを記憶させることを含み、前記オーサリングは媒体管理発生モジュールを使用して、前記ファイルをサーチ基準と関連付けることと、
前記ディスクが情報取扱システムに挿入されたとき前記媒体管理モジュールを実行し、前記実行は前記サーチ基準を使用して、前記ディスク上に記憶されているサーチファイルのオプションをユーザに提示することとを含む方法。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【公開番号】特開２００７−２５７６３４（Ｐ２００７−２５７６３４Ａ）
【公開日】平成１９年１０月４日（２００７．１０．４）
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願２００７−６７５３２（Ｐ２００７−６７５３２）
【出願日】平成１９年３月１５日（２００７．３．１５）
【出願人】（５００３９１８６６）デル・プロダクツ・エル・ピー (46)
【氏名又は名称原語表記】Ｄｅｌｌ Ｐｒｏｄｕｃｔｓ， Ｌ．Ｐ．
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年１０月４日（２００７．１０．４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００７−６７５３２（Ｐ２００７−６７５３２）
【出願日】平成１９年３月１５日（２００７．３．１５）
【出願人】（５００３９１８６６）デル・プロダクツ・エル・ピー (46)
【氏名又は名称原語表記】Ｄｅｌｌ Ｐｒｏｄｕｃｔｓ， Ｌ．Ｐ．
【Ｆターム（参考）】
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