説明

情報端末装置

【課題】操作者のデータ読み取り部の装着位置をデータ読み取り時の状況に応じて変えることができ、如何なる状況下でも、ハンズフリー状態で被読取り媒体からのデータを読み取ることが可能である情報端末装置を提供する。
【解決手段】操作者の手指F,手甲B及び手首Wに装着するための指用ベルト3F,甲用ベルト3B及び手首用ベルト3Wの三種類の装着手段を設け、装置本体10には本体側連結部13を設けると共に、三種類の装着手段には装置本体10の本体側連結部13に着脱可能なベルト側連結部3aをそれぞれ設け、操作者の手指F,手甲B及び手首Wのうちのいずれかの箇所を選択して、この選択した箇所に対応する装着手段を介して操作者に装置本体10を装着可能とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被読取り媒体からの情報を読み取って識別する手持ち式の情報端末装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、上記したような手持ち式の情報端末装置としては、例えば、バーコードやRFIDタグ(無線タグ)を読み取るデータ読み取り部と、このデータ読み取り部を機能させる操作スイッチを備えたものが商品化されている。
このような手持ち式の情報端末装置において、操作者が一方の手でデータ読み取り部を保持しながら、もう一方の手で操作スイッチを操作するのが一般的であるが、このような場合には、両手が塞がってしまうために他の作業ができない等の不便さがある。
【0003】
そこで、この不便さを解消するべく、両手が塞がれない光学式の情報端末装置が提案されており、この光学式の情報端末装置では、情報の読み取り部を操作者の一方の腕の指に装着し、本体を操作者の他方の腕に装着して使用するようになっている。
この光学式の情報端末装置では、情報の読み取り部において、光ビームを読み取るべき情報に照射してその反射光を検出し、この反射光に基づくデータ信号を他方の腕側の本体に送信するようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
【特許文献1】特開平8−263581号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記した光学式の情報端末装置にあっては、通常、操作者の両手を塞ぐことなく、読み取り部に対して情報の読み取り動作を指示することができるものの、情報の読み取り部の装着位置が操作者の一方の腕の指に決められている都合上、データ読み取り時の状況によっては、読み取りを行うことができない場合もあり得るという問題があった。
本発明は、上記した従来の課題に着目してなされたもので、操作者のデータ読み取り部の装着位置をデータ読み取り時の状況に応じて変えることができ、その結果、如何なる状況下においても、ハンズフリー状態で被読取り媒体からのデータを読み取ることが可能である情報端末装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の請求項1に係る発明は、被読み取り媒体からの情報を読み取るデータ読み取り部及びこのデータ読み取り部で読み取った情報を処理するデータ処理部を一体で有する装置本体を備えた情報端末装置において、前記装置本体を操作者の手指,手甲及び手首に装着するための手指用装着手段,手甲用装着手段及び手首用装着手段の三種類の装着手段を設け、前記装置本体には本体側連結部を設けると共に、前記三種類の装着手段には前記装置本体の本体側連結部に着脱可能な装着手段側連結部をそれぞれ設け、前記操作者の手指,手甲及び手首のうちのいずれかの箇所を選択して、この選択した箇所に対応する装着手段を介して前記操作者に前記装置本体を装着可能とした構成としたことを特徴としており、この情報端末装置の構成を前述の従来の課題を解決するための手段としている。
【0006】
本発明の情報端末装置では、例えば、データ読み取り部を一体で有する装置本体を操作者の手指に装着すれば、ハンズフリー状態で被読取り媒体から情報を読み取り得ることとなる。
この際、装置本体を操作者の手指に装着して行う読み取り作業に不都合が生じた場合には、上記不都合を解消するべく操作者の手指に代えて手甲(あるいは手首)を選択して、これに対応する手甲用装着手段(手首用装着手段)を介して装置本体を装着するように成せば、装置本体を手指に装着した場合と同様にハンズフリー状態で被読取り媒体から情報を読み取り得ることとなる。
【0007】
すなわち、三種類の装着手段を使い分けることで、如何なる状況下においてもハンズフリー状態で被読取り媒体から情報を読み取り得ることとなって、使い勝手に優れたものとなる。
本発明の請求項2に係る情報端末装置は、前記データ読み取り部による情報の読み取りを指示する信号を出力するトリガを備え、このトリガを前記装置本体に一体で組み込んだスイッチ式トリガとして、前記装置本体を前記操作者の手指、望ましくは人差し指及び中指に装着した状態において前記操作者の手指、望ましくは親指で前記装置本体のスイッチ式トリガを操作可能とした構成としており、このような構成とすることで、装置本体及びトリガの装着作業の煩わしさが軽減されることとなる。
【0008】
この際、スイッチ式トリガには、ボタンスイッチ式トリガや回転スイッチ式トリガを採用することができ、回転スイッチ式トリガを採用すると、複数の接点の開閉が可能であり、例えば、データ読み取り部として二次元コード読み取り部及びRFIDタグの読み取り部を具備している場合には、これらの読み取り部の切り替えを行うことが可能である。
本発明の請求項3に係る情報端末装置は、前記データ読み取り部による情報の読み取りを指示する信号を出力するトリガを備え、このトリガを前記装置本体とは別体を成すスイッチ式トリガとし、このスイッチ式トリガを前記操作者の手指、望ましくは人差し指に装着した状態において前記操作者の手指、望ましくは親指で操作可能とした構成としており、この構成を有する情報端末装置では、手指の自由度が広がることとなる。
【0009】
この際、操作者の手指、望ましくは人差し指に装着するスイッチ式トリガには、レバータイプのものやプッシュタイプのものやスライドタイプのものを採用可能であるほか、感圧センサや振動センサを用いることが可能である。
本発明の請求項4に係る情報端末装置は、前記データ読み取り部による情報の読み取りを指示する信号を出力するトリガを備え、このトリガを前記装置本体に一体で組み込んだ加速度センサ式トリガとし、前記装置本体を装着した前記操作者の手指,手甲及び手首のうちのいずれかの加速度発生動作で前記トリガを操作可能とした構成としており、このような構成とすれば、装置本体及びトリガの装着作業の煩わしさが軽減されるのに加えて、トリガ操作が容易になる。
【0010】
本発明の請求項5に係る情報端末装置は、前記装置本体の本体側連結部を腕時計のベルト連結部として形成した構成としており、この場合には、より使い勝手がよいものとなる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の請求項1に係る情報端末装置によれば、上記した構成としているので、操作者のデータ読み取り部の装着位置をデータ読み取り時の状況に応じて変えることができ、その結果、如何なる状況下においても、ハンズフリー状態で、被読取り媒体からの情報の読み取りを確実に行うことが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
本発明の請求項2に係る情報端末装置では、上記した構成としたから、装置本体及びトリガの装着作業の煩わしさを減らすことができ、本発明の請求項3に係る情報端末装置は、上記した構成としたため、手指の自由度を広げることが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
【0012】
本発明の請求項4に係る情報端末装置では、上記した構成としたから、装置本体及びトリガの装着作業の煩わしさを軽減し得るうえ、トリガ操作の容易化を実現でき、本発明の請求項5に係る情報端末装置では、上記した構成としているので、使い勝手をより向上させることが可能であるという非常に優れた効果がもたらされる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の情報端末装置の一実施形態を示しており、図1に示すように、この情報端末装置1は、被読み取り媒体からのバーコードを光学的に読み取る二次元コードセンサ(データ読み取り部)11を一体で有していると共に、この二次元コードセンサ11により読み取られた情報の識別やデータの集積処理などを行うデータ処理部12を内蔵した装置本体10と、この装置本体10に一体で組み込まれて二次元コードセンサ11による情報の読み取りを指示する信号を出力するトリガ2と、装置本体10を操作者の手指Fに装着するための指用ベルト(手指用装着手段)3Fを備えている。
【0014】
上記装置本体10のデータ処理部12は、図2に示すように、二次元コードセンサ11により読み取られた情報の識別を行うデコードボード14と、このデコードボード14で識別されたデータを集積処理する中央処理部15と、二次元コードセンサ11とは別のデータ読み取り部であってアンテナ17を介してRFIDタグを読み取るRFID無線モジュール18を具備している。
【0015】
また、装置本体10には、二次元コードセンサ11及びデータ処理部12のほかに、動作状態やデータ読み取り状態を示す表示部4と、アンテナ5を介して成されるブルートゥース用の無線モジュール6と、バッテリー7と、本体スイッチ8と、二次元コードセンサ11及びRFID無線モジュール18を切り替えるスイッチ切り替え回路19が設けてある。
【0016】
この場合、装置本体10は、約100mm×約50mm×約25mmサイズの略箱形状を成しており、トリガ2は、装置本体10の側面に位置するレバースイッチ式トリガとしてあって、指用ベルト3Fを介して装置本体10を手指(図1では人差し指及び中指)Fに装着した状態において操作者の手指(図1では親指)SFで操作可能となっている。
さらに、この情報端末装置1は、上記した指用ベルト3Fのほかに、装置本体10を操作者の手甲Bに装着するための甲用ベルト(手甲用装着手段)3B及び手首Wに装着するための手首用ベルト(手首用装着手段)3Wを備えている。
【0017】
そして、装置本体10の側部に本体側連結部13を設けると共に、指用ベルト3F,甲用ベルト3B及び手首用ベルト3Wに装置本体10の本体側連結部13に着脱可能なベルト側連結部(装着手段側連結部)3aをそれぞれ設けることで、操作者の手指F,手甲B及び手首Wのうちのいずれかの箇所を選択して、この選択した箇所に対応するベルト3F(3B,3W)を用いて操作者に装置本体10を装着することができるようにしてある。
【0018】
この実施形態において、装置本体10の本体側連結部13は、一対のマウント13a,13a及びこれらのマウント13a,13a間に取り外し可能に架設されるピン13bを具備しており、すなわち、腕時計のベルト連結部と同じ構造をなしており、一方、指用ベルト3F,甲用ベルト3B及び手首用ベルト3Wの各ベルト側連結部3aも、腕時計のベルトの端部と同じ構造をなしている。
【0019】
したがって、手首用ベルト3Wには腕時計ベルトを流用可能である。
上記したように、この実施形態における情報端末装置1では、二次元コードセンサ11を一体で有する装置本体10を操作者の手指Fに装着すれば、ハンズフリー状態で被読取り媒体から情報を読み取り得ることとなり、この情報読み取り時において親指SFを動かしてスイッチ式トリガ2を操作すれば、バーコードを二次元コードセンサ11で読み取ってデータ処理部12に送信し得ることとなる。
【0020】
この際、装置本体10を操作者の手指Fに装着してデータの読み取りを行うことに不都合が生じた場合には、操作者の手指Fに代えて手甲B及び手首Wのうちの手甲B(あるいは手首W)を選択して、手甲B(あるいは手首W)に対応する甲用ベルト3B(あるいは手首用ベルト3W)を介して装置本体10を装着するように成せば、装置本体10を手指Fに装着した場合と同様にハンズフリー状態で被読取り媒体から情報を読み取り得ることとなる。
【0021】
すなわち、如何なる状況下においても、ハンズフリー状態で被読取り媒体から情報を読み取り得ることとなって、使い勝手に優れたものとなる。
また、この実施形態における情報端末装置1では、トリガ2を装置本体10に一体で組み込んだスイッチ式トリガとしていて、指用ベルト3Fを介して装置本体10を手指Fに装着した状態でその親指SFで操作可能としているので、装置本体10及びトリガ2の装着作業の煩わしさが軽減されることとなる。
【0022】
さらに、この実施形態における情報端末装置1では、装置本体10の本体側連結部13を腕時計のベルト連結部と同じ構造を成すものとし、一方、指用ベルト3F,甲用ベルト3B及び手首用ベルト3Wの各ベルト側連結部3aを腕時計のベルトの端部と同じ構造を成すものとしているので、手首用ベルト3Wとして腕時計ベルトを流用することもできることとなり、より使い勝手がよいものとなる。
【0023】
なお、この実施形態における情報端末装置1では、トリガ2が、装置本体10の側面に位置するレバースイッチ式トリガである場合を例示したが、これに限定されるものではなく、他の形式として、図3に示すように、トリガ2をスライドボタンスイッチ式トリガとしたり、図4に示すように、回動ボタンスイッチ式トリガとしたりしてもよい。
図5及び図6は、本発明の情報端末装置の他の実施形態を示しており、図5及び図6に示すように、この情報端末装置1では、トリガ22を装置本体10Aとは別体を成すレバースイッチ式トリガとしていて、装置本体10Aとレバースイッチ式トリガ22とはワイヤ24を介して電気的に接続させてある。
【0024】
なお、レバースイッチ式トリガ22側で電源を必要とする場合には、図6に実線で示すように、バッテリー7から電源の供給を受けるようにし、一方、レバースイッチ式トリガ22側で電源を必要としない場合には、図6に仮想線で示すように、トリガ22に電池22aを内蔵させる。
この場合、装置本体10Aは、手首用ベルト3Wを介して操作者の手首Wに装着し、一方、トリガ22は、トリガ装着用のリング25を介して操作者の手指Fに装着するようになっている。
【0025】
この情報端末装置1においても、レバースイッチ式トリガ22を操作者の手指Fに装着した状態においてその親指SFで操作可能となっており、この構成を有する情報端末装置1では、手指Fの自由度が広がることとなる。
図7は、本発明の情報端末装置のさらに他の実施形態を示しており、図7に示すように、この情報端末装置1では、手甲用装着手段を手袋33Bとしており、この手袋33Bの甲の部分に、装置本体10の本体側連結部13に着脱可能な手袋側連結部(装着手段側連結部)33aをファスナ33bを介して取り付けるようになっている。
【0026】
また、この情報端末装置1では、トリガ2を装置本体10に一体で組み込んだ加速度センサ式トリガとしていて、手袋33Bを介して装置本体10を装着した操作者の手甲の加速度発生動作でトリガ2を操作するようにしており、したがって、装置本体10及びトリガ2の装着作業の煩わしさが軽減されるのに加えて、トリガ2の操作が容易になる。
この際、図8に示すように、手袋33Bの甲の部分に対して、ホック34bをカシメ止めすることで、手袋側連結部33aを取り付けるようにしてもよい。
【0027】
図9は、本発明の情報端末装置のさらに他の実施形態を示しており、図9に示すように、この情報端末装置1では、手甲用装着手段である樹脂テープ43Bに対して、ホック44bをカシメ止めすることで、装置本体10の本体側連結部13に着脱可能なテープ側連結部(装着手段側連結部)43aを取り付けるようになっている。
なお、この情報端末装置1において、上記手甲用装着手段である樹脂テープ43Bは、手首用装着手段としても用いることができる。
【0028】
図10は、本発明の情報端末装置のさらに他の実施形態を示しており、図10に示すように、この情報端末装置1では、手甲用装着手段をサポータ状の帯体53Bとしており、この帯体53Bの甲の部分に対して、装置本体10の本体側連結部13に着脱可能な帯体側連結部(装着手段側連結部)53aを直接縫い付けている。
図11は、本発明の情報端末装置のさらに他の実施形態を示しており、図11に示すように、この情報端末装置1では、手首用装着手段をサポータ状の帯体63Wとしており、この帯体63Wの手首の部分に対して、装置本体10の本体側連結部13に着脱可能な帯体側連結部(装着手段側連結部)63aを直接縫い付けている。
【0029】
図12は、本発明の情報端末装置のさらに他の実施形態を示しており、図12に示すように、この情報端末装置1では、手首用装着手段をリング状のゴムベルト73Wとしており、このゴムベルト73Wに対して、装置本体10の本体側連結部13に着脱可能なベルト側連結部(装着手段側連結部)73aを直接縫い付けている。
上記した実施形態では、データ処理部12が、二次元コードセンサ11及びRFID無線モジュール18の双方をデータ読み取り部として有している場合を示したが、いずれか一方のデータ読み取り部だけであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明に係る情報端末装置の一実施形態を示す操作者に装着した状態の平面図説明図(a),側面説明図(b),正面説明図(c)及び三種類の装着手段としてのベルトの各平面説明図(d)である。
【図2】図1の情報端末装置における回路構成を示すブロック図である。
【図3】図1の情報端末装置におけるスイッチ式トリガの他の構成例を示す操作者に装置本体を装着した状態の側面説明図である。
【図4】図1の情報端末装置におけるスイッチ式トリガのさらに他の構成例を示す操作者に装置本体を装着した状態の斜視説明図である。
【図5】本発明に係る情報端末装置の他の実施形態を示す操作者に装着した状態の平面図説明図(a),側面説明図(b)及び正面説明図(c)である。
【図6】図5の情報端末装置における回路構成を示すブロック図である。
【図7】本発明に係る情報端末装置のさらに他の実施形態を示す操作者に装着した状態の斜視説明図(a)及び装着手段である手袋の分解斜視説明図(b)である。
【図8】本発明に係る情報端末装置のさらに他の実施形態を示す操作者に装着した状態の斜視説明図(a)及び装着手段である手袋の分解斜視説明図(b)である。
【図9】本発明に係る情報端末装置のさらに他の実施形態を示す操作者に装着した状態の斜視説明図(a)及び手甲用装着手段の斜視説明図(b)である。
【図10】本発明に係る情報端末装置のさらに他の実施形態を示す操作者に装着した状態の斜視説明図(a)及び手甲用装着手段の斜視説明図(b)である。
【図11】本発明に係る情報端末装置のさらに他の実施形態を示す操作者に装着した状態の斜視説明図(a)及び手首用装着手段の斜視説明図(b)である。
【図12】本発明に係る情報端末装置のさらに他の実施形態を示す操作者に装着した状態の斜視説明図(a)及び手首用装着手段の斜視説明図(b)である。
【符号の説明】
【0031】
1 情報端末装置
2,22 トリガ
3B 甲用ベルト(手甲用装着手段)
3F 指用ベルト(手指用装着手段)
3W 手首用ベルト(手首用装着手段)
3a ベルト側連結部(装着手段側連結部)
10,10A 装置本体
11 データ読み取り部
12 データ処理部
33B 手袋(手甲用装着手段)
33a 手袋側連結部(装着手段側連結部)
43B 樹脂テープ(手甲用装着手段)
43a テープ側連結部(装着手段側連結部)
53B サポータ状の帯体(手甲用装着手段)
53a 帯体側連結部(装着手段側連結部)
63W サポータ状の帯体(手首用装着手段)
63a 帯体側連結部(装着手段側連結部)
73W リング状のゴムベルト(手首用装着手段)
73a ベルト側連結部(装着手段側連結部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被読み取り媒体からの情報を読み取るデータ読み取り部及びこのデータ読み取り部で読み取った情報を処理するデータ処理部を一体で有する装置本体を備えた情報端末装置において、
前記装置本体を操作者の手指,手甲及び手首に装着するための手指用装着手段,手甲用装着手段及び手首用装着手段の三種類の装着手段を設け、
前記装置本体には本体側連結部を設けると共に、前記三種類の装着手段には前記装置本体の本体側連結部に着脱可能な装着手段側連結部をそれぞれ設け、
前記操作者の手指,手甲及び手首のうちのいずれかの箇所を選択して、この選択した箇所に対応する装着手段を介して前記操作者に前記装置本体を装着可能とした
ことを特徴とする情報端末装置。
【請求項2】
前記データ読み取り部による情報の読み取りを指示する信号を出力するトリガを備え、このトリガを前記装置本体に一体で組み込んだスイッチ式トリガとして、前記装置本体を前記操作者の手指に装着した状態において前記操作者の手指で前記装置本体のスイッチ式トリガを操作可能とした請求項1に記載の情報端末装置。
【請求項3】
前記データ読み取り部による情報の読み取りを指示する信号を出力するトリガを備え、このトリガを前記装置本体とは別体を成すスイッチ式トリガとし、このスイッチ式トリガを前記操作者の手指に装着した状態において前記操作者の手指で操作可能とした請求項1に記載の情報端末装置。
【請求項4】
前記データ読み取り部による情報の読み取りを指示する信号を出力するトリガを備え、このトリガを前記装置本体に一体で組み込んだ加速度センサ式トリガとし、前記装置本体を装着した前記操作者の手指,手甲及び手首のうちのいずれかの加速度発生動作で前記トリガを操作可能とした請求項1に記載の情報端末装置。
【請求項5】
前記装置本体の本体側連結部を腕時計のベルト連結部として形成した請求項1〜4のいずれか一つの項に記載の情報端末装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−104376(P2009−104376A)
【公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−275064(P2007−275064)
【出願日】平成19年10月23日(2007.10.23)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第3項適用申請有り 平成19年9月12日〜14日 社団法人日本自動認識システム協会主催の「第9回自動認識総合展」に出品
【出願人】(390035884)株式会社ウェルキャット (18)
【Fターム(参考)】