説明

情報管理システム及び情報管理プログラム

【課題】ストレージに保存されている情報が操作された場合に、その変化の状況を適正に把握できるようにする。
【解決手段】通信端末Cにおいて、ストレージのディレクトリを指定し、異なる日時を指定することにより、管理サーバAにおいて、指定した日時においてディレクトリに存在するファイル構成に含まれる情報ファイルを、特定情報取得部25が特定情報を取得し、この特定情報に相違があることを判定した場合には、遷移情報取得部26が遷移情報を取得し、通信端末Cのモニタ8のファイル表示画面に対して特定情報と遷移情報とを表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンピュータと、このコンピュータにアクセス可能なストレージとで構成されている情報管理システム及び情報管理プログラムに関し、詳しくは、ストレージに保存されている情報を管理する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
ストレージとして、通信ネットワークに接続するファイルサーバを例に挙げると、このファイルサーバに保存されている情報を管理する技術として、ファイルサーバに保存されているファイルの属性を属性履歴テーブルに記憶しておき、ファイルの属性が変更された場合には、属性履歴テーブルから関連するファイルを抽出してモニタに表示し、抽出したファイルの属性の変更の要否の確認を行うものが存在する(特許文献1参照)。
【0003】
この特許文献1では、ファイルが属する階層等を「属性」とする概念で捉えており、ファイルの移動が行われた場合等には、その情報が属性履歴テーブルに記憶され、特定のファイルの属性を変更した場合に、関連するファイルの属性の変更の要否を確認するために、関連するファイルをモニタに表示する。
【0004】
【特許文献1】特開2005‐157461号公報 (段落番号〔0020〕〜〔0023〕、〔0026〕〜〔0067〕図1〜図8)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ファイルサーバに保存されている情報ファイルは、通信端末から内容の変更や更新が行われることもあり、情報ファイルに対して通信端末から誤った編集が行われることや、情報ファイルが通信端末から誤って削除されることもある。このような不適正な操作は通信端末を操作するユーザの知識が不足していることや、ユーザの誤操作に起因することが多い。
【0006】
知識が豊富なオペレータであっても、ファイルサーバに保存されている情報ファイルに対する誤操作もある。このような場合には、オペレータが誤操作であることを認識していないことも多い。このため、ファイルサーバに保存されている情報ファイルが削除されていることや、内容が変更されていることを発見した場合に、この削除や内容の変更が何時の時点で行われたのか判断できず、どのオペレータが行ったのか把握できないのが現状である。
【0007】
このように情報ファイルを誤って操作した場合には、ファイルサーバに存在する情報ファイルの現状と、過去の情報ファイルとを確認することや、誤操作を行ったユーザを特定することも必要となる。これに対して、特許文献1では、情報ファイルの変更を、他の情報ファイルに反映させることが可能であるものの、誤操作に起因する変更を想定しておらず、誤操作に対応できないものであった。
【0008】
本発明の目的は、ストレージに保存されている情報が操作された場合に、その変化の状況を適正に把握できるようにする点にある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の特徴は、コンピュータと、このコンピュータにアクセス可能なストレージとで構成されている情報管理システムであって、
前記コンピュータでの操作内容を示す履歴情報を取得して保存する履歴情報保存部が備えられ、
前記コンピュータにおいて、前記ストレージのディレクトリを指定し、かつ、異なる日時を指定した場合には、前記履歴情報保存部に保存されている履歴情報を少なくとも用いて、前記指定された異なる日時に前記指定されたディレクトリ内に存在するファイルの情報を特定し得る特定情報を取得する特定情報取得部が備えられ、
前記特定情報取得部で取得した前記特定情報で特定される情報が、前記異なる日時において相違することを判定した場合には、前記履歴情報保存部に保存されている履歴情報に基づいて前記相違に至る履歴情報を特定し遷移情報として取得する遷移情報取得部が備えられ、
前記遷移情報取得部で取得した遷移情報を前記コンピュータのモニタに表示する情報表示部が備えられている点にある。
【0010】
この構成によると、コンピュータにおいてストレージのディレクトリを指定し、異なる日時を指定した場合には、指定されたディレクトリにおいて、異なる日時に存在する情報を特定し得る特定情報を特定情報取得部が取得する。特定情報としてファイル名と属性情報とを挙げることができるものであり、例えば、異なる日時として現在の日時と、これ以前の日時とが指定された場合には、特定情報取得部が、履歴情報保存部に保存されている履歴情報に基づいて、指定されたディレクトリにおいて、現在存在する情報の特定情報と、過去の日時に存在していた情報の特定情報とを取得する。そして、異なる日時における特定情報から相違することを判定した場合には、遷移情報取得部が、履歴情報に基づいて相違に至る状況を特定し、遷移情報を取得し、情報表示部が遷移情報をコンピュータのモニタに表示する。その結果、ストレージに保存されている情報が操作された場合に、指定されたディレクトリにおいて情報ファイルが削除された場合でも、削除された情報ファイルを容易に特定でき、削除された際の状況も把握できるものとなった。
【0011】
本発明は、前記履歴情報として、前記コンピュータのモニタに表示されている操作画面が含まれても良い。これによると、遷移情報として、相違に至る状況の操作画面を表示することになり、操作画面から操作の内容を把握することも可能となる。
【0012】
本発明の特徴は、コンピュータと、このコンピュータにアクセス可能なストレージとを備えたシステムにおける情報管理プログラムであって、
前記コンピュータでの操作内容を示す履歴情報を取得して保存する履歴情報保存部が備えられ、
前記コンピュータにおいて、前記ストレージのディレクトリを指定し、かつ、異なる日時を指定した場合には、前記履歴情報保存部に保存されている履歴情報を少なくとも用いて、前記指定された異なる日時に前記指定されたディレクトリ内に存在するファイルの情報を特定し得る特定情報を取得する特定情報取得機能を、前記コンピュータによって実現し、
前記特定情報取得機能で取得した前記特定情報で特定される情報が、前記異なる日時において相違することを判定した場合には、前記履歴情報保存部に保存されている履歴情報に基づいて前記相違に至る履歴情報を特定し遷移情報として取得する遷移情報取得機能を、前記コンピュータによって実現し、
前記遷移情報取得機能で取得した遷移情報を前記コンピュータのモニタに表示する情報表示機能を、前記コンピュータによって実現する点にある。
【0013】
この構成によると、コンピュータがストレージのディレクトリを指定し、異なる日時を指定した情報を受信した場合には、特定情報取得機能が、指定されたディレクトリにおいて、異なる日時に存在する情報を特定し得る特定情報を取得する。特定情報としてファイル名と属性情報とを挙げることができるものであり、例えば、異なる日時として現在の日時と、これ以前の日時とが指定された場合には、特定情報取得機能が、履歴情報保存部に保存されている履歴情報に基づいて、指定されたディレクトリにおいて、現在存在する情報の特定情報と、過去の日時に存在していた情報の特定情報とを取得する。そして、異なる日時における特定情報から相違することを判定した場合には、遷移情報取得機能が、履歴情報に基づいて相違に至る状況を特定し、遷移情報を取得し、情報送信機能が遷移情報をコンピュータに送信する。その結果、ストレージに保存されている情報が操作された場合に、指定されたディレクトリにおいて情報ファイルが削除された場合でも、削除された情報ファイルを容易に特定でき、削除された際の状況も把握できるものとなった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔情報管理システム〕
図1に示すように、コンピュータで成る管理サーバAと、この管理サーバAを制御するコンピュータで成る管理端末Bと、コンピュータで成る複数の通信端末C(クライアントPC)とが通信ネットワークLで接続され、これらによって通信ネットワークにおける情報管理システムが構成されている。本発明では、管理サーバAや通信端末Cに備えたハードディスク(内蔵するもの、及び、外付けのものを含む)をストレージとしている。
【0015】
前記通信ネットワークLは、企業や学校等の限られた施設内において情報を物理的に送るケーブルと、LANスイッチやハブ等で成る中継器等を備えたCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)方式のイーサネット(Ethernet)(商標)型のLANとして構築されたものであるが、この通信ネットワークLとしてイーサネット型のLAN以外に、インターネットの技術を用いたイントラネットで構築されるものや、WAN(Wide Area Network)の技術によって構築されるものでも良い。
【0016】
前記管理サーバAは、コンピュータ本体1、サーバモニタ2、キーボード3、マウスM等を備え、前記管理端末Bはコンピュータ本体4、管理モニタ5、キーボード6、トラックパッドT、マウスM等を備え、前記通信端末Cは、コンピュータ本体7、モニタ8、キーボード9、トラックパッドT、マウスM等を備えている。
【0017】
具体的な表示形態として、管理用の画面を管理モニタ5に表示し、この管理用の画面において操作画面G、操作ログ等の情報が表示される。
【0018】
本発明のネットワーク管理システムでは、前記通信端末Cにおいて実行された処理に対応する操作情報を操作ログと称している。また、通信端末Cから通信ネットワークLに送信される操作ログと操作画面Gには、通信端末Cを識別する端末識別情報と、取得した日時情報とが与えられる。尚、本実施形態では、端末識別情報として任意に設定したユニークな情報を用いているが、これに代えてMACアドレスやIPアドレスを用いても良い。
【0019】
〔システムの制御系・通信端末〕
これらの表示を実現する制御系の概要を図2のように示すことが可能である。つまり、通信端末Cは、モニタ8に必要な情報をアイコン等のイメージで表示することによりアプリケーション11の実行を制御するGUI部12を備えると共に、このアプリケーション11の実行時にモニタ8に表示された画像(デスクトップの画像)を操作画面Gとして取得する操作画面キャプチャ部13と、操作ログを生成する操作ログ生成部14と、この操作ログ生成部14からの操作ログと操作画面Gとを通信ネットワークLから管理サーバAに送信する情報送受信ユニット15とを備えている。
【0020】
前記操作画面キャプチャ部13は、1秒間に1コマ程度の操作画面Gを取得する。操作画面としてはビットマップ形式で良いが、データ量を低減する目的から取得した操作画面Gを、JPEG形式(Joint Photographic Experts Groupが制定した形式)や、GIF(Graphics Interchange Format )形式等の形式に圧縮処理を行っても良い。また、操作ログ生成部14は、設定されたインターバル毎に、あるいは、イベント発生時の操作から操作ログを生成する。操作画面Gと操作ログには、通信端末Cを識別する端末識別情報と、取得日時を特定する日時情報を与えて情報送受信ユニット15から管理サーバAに送信される。尚、前記操作画面キャプチャ部13は、操作ログ生成部14が操作情報から操作ログを生成するタイミングにおいて操作画面Gを取得するように処理形態を設定しても良い。
【0021】
前記操作画面キャプチャ部13は静止画を設定されたインターバル毎に取得するものであるが、例えば、MPEG形式(Moving Picture Experts Groupが制定した形式)等の動画形式で取得するものであっても良い。
【0022】
更に、この通信端末Cには、ストレージに接続し、ディレクトリを指定し、異なる日時を指定して前記管理サーバに送り出す情報指定部16と、この情報指定部から送り出された情報に基づいて管理サーバから送られた情報を取得して前記モニタ8に表示する情報表示部17とを備えている。
【0023】
この情報表示部17によって取得された情報は図3に示すようにモニタ8に表示されたファイル表示画面50において表示される。このファイル表示画面50は、ストレージにおいて指定したディレクトリにおいて、指定した日時のうち新しい日時(実施形態では現在の日時)に存在するファイル構成を表示するファイル表示領域54と、このディレクトリにおいて指定した過去の日時に存在したファイル構成のうち、現在の日時のファイル構成と相違する情報ファイルと、相違するに至った情報として、「削除」や「移動」等のファイルを操作した内容とで成る遷移情報が表示されるファイル確認領域64を上下に並列的に配置した構造を有している。
【0024】
本実施例では情報ファイルについて相違するに至った情報に関連する処理を記載しているが、本発明はディレクトリに含まれるファイル構成だけを処理対象とするものではなく、ディレクトリに含まれるフォルダを処理対象に含むものである。このように処理対象にフォルダを含むため、ディレクトリにおいて指定した過去の日時に存在したフォルダのうち、現在の日時に存在するフォルダと相違する場合には、その相違するフォルダと、相違するに至った情報として、「削除」や「移動」等の文字情報とで成る遷移情報が表示されることになる。尚、ディレクトリにフォルダと情報ファイルとが混在する場合には、フォルダと情報ファイルとについて処理が行われ、夫々とも異なる日時において相違する場合には、フォルダと情報ファイルとについて遷移情報が表示される。
【0025】
このファイル表示領域54とファイル確認領域64とに表示される情報は前記管理サーバAから取得される。管理サーバAでは、通信端末Cからストレージのディレクトリを指定する情報と、異なる2つの日時を指定する情報を受信した場合には、指定されたディレクトリにおいて指定された日時に存在するファイル構成を、既に取得している操作ログから取得し、指定された2つの日時のファイル構成に相違することを判定した場合には、相違に至る情報を特定し、特定した状況に対応する遷移情報を取得して通信端末Cに送信する処理を行う。
【0026】
尚、本実施形態では、異なる日時として現在と、これ以前の日時とを指定した状況における処理形態を説明するが、異なる日時として、過去の日時と、これより更に過去の日時を指定しても良く、異なる日時として3つ以上の日時を指定しても良い。これらの処理を実現する構成、及び、制御形態は以下に説明する。
【0027】
〔管理サーバ〕
前記管理サーバAは、通信ネットワークLに対して情報の送受信を行う情報送受信ユニット21を備えると共に、この情報送受信ユニット21で受信した操作情報から操作画面Gを取得する操作画面取得部22Aと、操作ログを取得する操作ログ取得部22Bとで成る履歴取得ユニット22を備えると共に、この履歴取得ユニット22で取得した履歴情報(操作画面Gと操作ログとの上位概念)を保存するようにメモリやハードディスクHD等を有する履歴情報保存部23(操作画面保存部としても機能する)を備え、この履歴情報保存部23からの操作画面Gと、操作ログに基づいて管理画面(図示せず)を生成する管理画面生成部24とを備えている。
【0028】
前記履歴情報保存部23は、前記履歴取得ユニット22で取得した前記操作画面Gと、操作ログとを関連付けて保存する機能を有している。ここでは、関連付けて保存する機能としたが、関連付けは日時情報などで行い、明示的に関連付けても良い。また、更に、関連付けが必要となった時点で、関連付けを行っても良い。操作ログは、通信端末Cでオペレータが行った操作内容を示す情報を含むものであるが、この操作ログには、通信端末Cから前記ストレージのディレクトリや情報ファイルに接続した際に、ディレクトリと、情報ファイルに対する操作情報(移動や変更等の情報)と、そのディレクトリや情報ファイルを特定し得る情報(例えば、ディレクトリ名(フォルダ名)、ファイル名、属性情報、更新情報等)を含むものである。また、履歴情報保存部23は、通信端末Cから要求があった場合には、指定された日時におけるディレクトリの存否、及び、ディレクトリが存在する場合には、そのディレクトリに含まれるフォルダやファイル構成に含まれるファイルを特定し得る特定情報を取得する機能を有する。
【0029】
この履歴情報保存部23に保存されるストレージのディレクトリの情報と、ファイル構成を特定し得る情報とは、前述したように操作ログから取得するものを想定しているが、現在の日時のファイル構成については、例えば、ストレージにアクセスして、そのストレージから直接的に取得しても良い。
【0030】
この管理サーバAは、特定情報取得部25(特定情報取得機能の一例)と、遷移情報取得部26(遷移情報取得機能の一例)と、情報送信部/情報表示部27(情報送信機能/情報表示機能の一例)と、情報指定部Xとを備えている。
【0031】
前記特定情報取得部25は、前記通信端末Cから、ストレージのディレクトリを指定し、異なる日時を指定する情報が与えられた場合に、前記履歴情報保存部23に保存されている操作ログに基づいて、指定されたディレクトリにおいて、指定された日時におけるファイル構成に含まれる情報ファイルのファイル名と属性情報と更新情報を特定情報として取得する。この特定情報取得部25における具体的な処理形態は後述する〔ファイル表示処理〕において説明する。
【0032】
前記遷移情報取得部26は、前記特定情報取得部25で取得した、異なる日時におけるディレクトリ内の特定情報を比較することにより、異なる日時においてファイル構成が相違することを判定した場合に、相違に至る情報を前記履歴情報保存部23の履歴情報(操作画面Gと操作ログとの上位概念)から、遷移情報として取得する。
【0033】
この遷移情報の具体例として、前述したように図3に示すファイル表示画面50のファイル確認領域64において、現在のファイル構成との差分として捉え得る情報ファイルと、「削除」や「移動」等の文字情報とで構成される。更に、遷移情報として、相違に至る情報に対応した操作画面も取得するものであり、この操作画面の近傍位置には同図に示す再生画面70に表示される。尚、このファイル表示画面50には情報ファイルのアイコンと、ファイル名と、ファイルの属性情報とが表示される。
【0034】
異なる日時におけるファイル構成が相違する場合の具体例として、過去のファイル構成に含まれる情報ファイルが、現在のファイル構成に含まれない場合や、これとは逆に、現在のファイル構成に含まれる情報ファイルが過去のファイル構成に含まれない場合、現在と過去のファイル構成に含まれる情報ファイルであるが改変されている場合を例に挙げることができ、このように相違する原因として、情報ファイルの削除、情報ファイルの移動、情報ファイルの編集等が考えられる。
【0035】
前記情報送信部/情報表示部27は、特定情報と遷移情報を通信端末Cに送信する又は、自身の管理モニタに表示する機能を有している。
【0036】
前記情報指定部Xは、この管理サーバAにおいて、ストレージのディレクトリを指定し、異なる日時を指定する際に機能するものであり、具体的には、管理モニタ5に対してディレクトリの指定と、異なる日時の指定とを行うダイアログを表示し、このダイアログに入力された情報を前記履歴情報保存部23に与える処理を行う。
【0037】
この管理サーバAには、前記管理画面生成部24からの情報をサーバモニタ2に出力する、又は、前記情報送受信ユニット21から前記管理端末Bに送り出す画像出力ユニット28を備えている。更に、この管理サーバAには、キーボード3やマウスM等からの操作情報をサーバモニタ2に反映させながら操作情報の入力を実現するGUI部29を備えている。
【0038】
尚、履歴取得ユニット22を構成する操作画面取得部22Aと、操作ログ取得部22Bと、管理画面生成部24と、特定情報取得部25と、遷移情報取得部26と、情報送信部/情報表示部27と、情報指定部Xとはソフトウエアで構成されるものであるが、これらをソフトウエアとハードウエアとの組み合わせで構成して良く、ロジック等を組み合わせたハードウエアのみで構成しても良い。
【0039】
〔管理端末〕
前記管理端末Bは、通信ネットワークLに対して情報の送受信を行う情報送受信ユニット32と情報のアクセスを行い、処理された情報を前記管理モニタ5に表示する情報処理部33を備え、キーボード6やマウスM等からの操作情報を管理モニタ5に反映させながら情報処理部に入力する実現するGUI部34を備えている。
【0040】
図2では、管理サーバAでの処理情報を管理端末Bが受信して管理モニタ5に表示する処理形態としているが、同図に示す構成の一部を管理端末Bに備えることにより、この管理サーバAで一部の処理を行い、管理端末Bにおいて残りの一部の処理を行うように構成しても良い。
【0041】
尚、この情報処理部33は、ソフトウエアで構成されるものであるが、これらをソフトウエアとハードウエアとの組み合わせで構成して良く、ロジック等を組み合わせたハードウエアのみで構成しても良い。
【0042】
〔ファイル表示処理〕
この情報管理システムでは、図4に示すフローチャートに従って処理が行われる。つまり、通信端末Cの情報指定部16においてストレージのディレクトリを指定し、現在と、これ以前の日時との異なる日時を指定した場合には、この情報が情報送受信ユニット15から通信ネットワークLを介して管理サーバAに送信される(#101ステップ)。
【0043】
尚、情報指定部16では、通信端末Cのモニタ8に入力ダイアログ(図示せず)を表示し、この入力ダイアログにおいて、オペレータが、任意にストレージのディレクトリを指定し、任意に異なる日時を指定する操作を許し、入力された情報は、管理サーバAに送信される。
【0044】
管理サーバAでは、この管理サーバAに備えられた情報管理プログラムが、通信端末Cからの情報に基づいて表示情報をセットする(#200ステップ)。この処理を図5のフローチャートのように示すことが可能である。
【0045】
つまり、管理サーバAでは、通信端末Cからの情報を情報送受信ユニット21を介して受信することにより、特定情報取得部25が、指定された日時のうち、新しい日時(実施形態では現在の日時)におけるディレクトリのファイル構成の特定情報を、履歴情報保存部23に保存されている操作ログから取得して表示情報にセットすると共に、指定された日時のうち、旧い日時におけるディレクトリのファイル構成の特定情報を、履歴情報保存部23に保存されている操作ログから取得する(#201、#202ステップ)。
【0046】
この特定情報を取得する処理として、特定情報取得部25は、前記履歴情報保存部23に保存されている履歴情報から、指定されたディレクトリに関連する情報を検索する(例えば、ディレクトリ名に基づいてフィルタリングを行う)。この検索により、そのディレクトリに情報ファイルを生成した際の情報や、そのディレクトリに存在した情報ファイルを削除した際の情報や、そのディレクトリの情報ファイルに対するアクセスの情報等に基づいて、指定された2つの日時において、そのディレクトリに存在した情報ファイルを特定し得る特定情報を取得する。この特定情報としては、情報ファイルのファイル名と、属性情報と、更新情報とが含まれる。
から
【0047】
特に、このように指定したディレクトリのファイル構成に含まれる現在の情報ファイルの特定情報を取得する際には、ストレージに接続して、このストレージからディレクトリのファイル構成に含まれる情報ファイルの特定情報を取得する処理形態を採用しても良い。
【0048】
次に、取得した2種の特定情報は遷移情報取得部26に与えられ、この遷移情報取得部26は、2種の特定情報を比較し、情報ファイルの数が異なる場合、情報ファイルの内容が異なる場合等の相違の判定を行う。そして、相違することを判定した場合には、相違する状況を示す遷移情報を履歴情報保存部23に保存されている操作ログから取得し、この遷移情報を表示情報にセットする。この遷移情報取得部26は、更に、相違する状況に対応する遷移情報として、対応する操作画面Gを履歴情報保存部23から取得し、表示情報にセットする(#203〜#206ステップ)。
【0049】
この処理では、特定情報取得部25で取得した特定情報を、遷移情報取得部26で比較することにより、相違の有無の判定が行われる。相違の一例として、情報ファイルの数が異なることを判定した場合には、一方にだけ存在する情報ファイルの特定情報に基づいて、特定情報に対応する操作ログを前記履歴情報保存部23から取得し、この操作ログに基づいて相違するに至る状況を示す遷移情報を生成する。更に、この相違するに至る状況を示す遷移情報として、前記履歴情報保存部23から、相違するに至る状況を示す複数コマの操作画面Gを取得する。
【0050】
つまり、操作ログから取得した遷移情報は図3に示す如く「削除」や「移動」等の文字情報で成り、操作画面Gから取得した遷移情報は相違に示す情報を動画の形式で表示するイメージ情報で成る。
【0051】
このようにセットされた表示情報は、この処理を要求した通信端末Cに送信され、その通信端末Cでは、管理サーバAから送信された表示情報のうち、操作画面Gを除いた情報をモニタ8に表示する(#206、#102ステップ)。
【0052】
この処理では、モニタ8に対して図3に示すファイル表示画面50が表示される。このファイル表示画面50は、前述したように、ファイル表示領域54とファイル確認領域64を上下に並列的に配置した構造を有している。ファイル表示領域54には、指定したディレクトリにおいて、現在存在するファイル構成に含まれる全ての情報ファイルに対応するアイコンFbとファイル名と属性情報とをファイル表示領域54に一覧化して表示し、更に、ファイル確認領域64には、指定したディレクトリにおいて、指定された過去の日時に存在するファイル構成に含まれる情報ファイルのうち、現在のファイル構成に含まれない過去の情報ファイルのアイコンFcをファイル名と属性情報とともに表示し、更に、夫々の近傍には、相違に至る状況を示す遷移情報として「削除」「移動」等の文字情報を表示する。尚、ファイル表示領域54の側部にスクロールバー54Sが形成され、ファイル確認領域64の側部にスクロールバー64Sが形成されている。
【0053】
このような表示形態を採用することにより、現在のファイル構成には存在しない過去の情報ファイルだけを、ファイル確認領域64に表示することで、現在は存在しない情報ファイルを視覚的に容易に把握できるものとなり、現在は存在しない情報ファイルが消滅した際の状況を文字情報によって把握できる。
【0054】
次に、ファイル確認領域64に表示されたアイコンFcを、ユーザがカーソルCuで選択してクリックした場合には、再生画面70が表示され、この再生画面70の表示フレームEの内部領域に対して、クリックされたアイコンFcが相違するに至った状況を示す操作画面Gが動画として表示され、消滅時の状況を視覚によって把握できるものにしており、この表示はオペレータが終了するまで継続する(#103〜#105ステップ)。
【0055】
前記表示フレームEの情報表示部Eaに通信端末Cを識別する情報が表示され、この識別情報に基づいて、情報ファイルの削除や移動を行った通信端末Cやオペレータを特定することを可能にしている。
【0056】
〔ファイル表示処理の別実施形態〕
ファイル表示画面50として、図6に示すように、ストレージにおける現在のファイル構成と、過去のファイル構成とを対比して表示するものを用いても良い。
【0057】
つまり、上部にアドレスバー51と、複数のツール用のアイコン52等が配置され、この下部位置にファイル指定領域53(ツリービュー)と、ファイル表示領域54とが配置されると共に、これらの右側に並列する位置関係で、ファイル確認部60として、上部位置に検索日時を入力する検索日時入力領域61と、これに対応するOKボタン62と、キャンセルボタン63と、この下部に過去のファイル構成が表示されるファイル確認領域64とが配置される。更に、この下方位置に、前記検索日時入力領域61に入力した日を基準にした前日と翌日のファイル構成を確認するため日付変更ボタン65と、前記検索日時入力領域に入力した時刻を基準にした1時間以前と1時間後のファイル構成を確認するため時刻変更ボタン66とが配置されている。
【0058】
尚、ファイル表示領域54の側部にスクロールバー54Sが形成され、ファイル確認領域64の側部にスクロールバー64Sが形成されている。
【0059】
このファイル表示画面50では、アドレスバー51に情報を入力することや、アイコン52をカーソルCuで操作すること、あるいは、ファイル指定領域53に表示されたフォルダの1つを、マウスMの操作によるカーソルCuで指定することにより、ストレージの所定のディレクトリを指定することが可能であり、指定されたディレクトリのファイル構成に対応したアイコンがツリー形式でファイル指定領域53に表示されると共に、その情報ファイルに対応するアイコンFbと、ファイル名と、属性情報とがファイル表示領域54に表示され、更に、アイコンFbの近傍にファイルの名称等が表示される。
【0060】
このファイル表示画面50では、履歴情報保存部23に保存されている操作ログから特定情報取得部25が取得した特定情報に基づいて表示を行うものを想定しているが、ストレージに接続して、指定したディレクトリのファイル構成に含まれる情報ファイルの特定情報を取得してファイル表示領域54に表示するものであっても良い。
【0061】
また、前記検索日時入力領域61に対して過去の日時の情報をユーザが入力し、OKボタン62をカーソルCuで選択してクリック操作した場合には、指定された過去の日時の情報と、ディレクトリを指定する情報が管理サーバAに送信される。このように送信された情報に基づいて特定情報取得部25は、指定された過去の日時における特定情報と、遷移情報(文字情報と操作画面G)とを通信端末Cに送信する結果、前記ファイル確認領域64には、指定された過去の日時に存在する情報ファイルに対応するアイコンFcと、ファイル名と、属性情報とが表示される。
【0062】
この表示では、過去に存在した情報ファイルのアイコンFcを表示することになるが、現在の情報ファイルのアイコンFbと対応するもの(ファイル名と属性情報が一致するもの)については、ファイル表示領域54に表示される情報ファイルのアイコンFbと並列する位置に表示される。
【0063】
また、現在の情報ファイルと過去の情報ファイルとの比較によって、一方にだけ存在する情報ファイルについては、並列的な表示は行わない。特に、図6に示すように、過去の情報ファイルとして存在するものの、対応するものが現在の情報ファイルとして存在しない場合には、ファイル表示領域54に対して情報ファイルのアイコンFxが表示されると共に、遷移情報として、その情報ファイルが消去された日時の情報等がアイコンFxの近傍位置に表示される。尚、アイコンFxは現在存在しないものであるため、半透明に表示することや、アイコンFxのイメージを変形させる等、現在存在しないものであることを視覚的に把握できるものにする。
【0064】
そして、ファイル確認領域64に表示されている過去の情報ファイルのアイコンFcのうち、ファイル表示領域54に表示されている現在の情報ファイルのアイコンFbに存在しないものをユーザがカーソルCuで選択してクリックした場合には、ファイル確認領域64の近傍位置に再生画面70を表示し、この再生画面70の内部に表示フレームEを表示し、この表示フレームEの内部に対して、遷移情報として、操作画面Gを表示する。この表示フレームEの情報表示部Eaに通信端末Cを識別する情報が表示されることにより、この識別情報に基づいて、情報ファイルの削除や移動を行った通信端末Cやオペレータを特定することを可能にしている。
【0065】
〔発明の概念〕
このように、本発明では、通信端末Cにおいて、ストレージのディレクトリを指定し、異なる日時を指定した場合には、管理サーバAに保存されている操作ログに基づいて、指定した異なる日時においてディレクトリに存在するファイル構成に対応する特定情報を、特定情報取得部25が取得すると共に、取得した2種の特定情報が相違することを判定した場合には、相違に至った状況を示す遷移情報を、遷移情報取得部26が取得する。この遷移情報は、「削除」や「移動」等の文字情報と、動画形式で表示される操作画面Gとで成っている。
【0066】
これにより、通信端末Cでは、モニタ8に表示されるファイル表示画面50に対して、ディレクトリの現在のファイル構成(新しい日時に存在するファイル構成)を示すアイコンとファイル名と属性情報とが表示されると共に、旧い日時にのみ存在するファイル構成を示すアイコンとファイル名と属性情報と遷移情報として、「削除」や「移動」等の文字情報が表示されることにより、相違するに至った状況を把握できるものにしており、更に、遷移情報として表示されたアイコンをカーソルCuで選択してクリックした場合には、その情報ファイルが相違するに至った状況を示す遷移情報がファイル表示画面50に表示されることにより、相違するに至った状況を一層明確に把握できる。
【0067】
特に、〔ファイル表示処理の別実施形態〕として説明したファイル表示画面50のように、ディレクトリにおける現在のファイル構成を示すアイコンFbと、過去のファイル構成を示すアイコンFcとを並列的に配置して表示すると共に、このファイル表示画面50に遷移情報を表示するものでは、現在と過去とにおけるファイル構成の比較を容易に行えると共に、遷移情報から情報ファイルが相違するに至った状況を把握できるものにしている。
【0068】
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施の形態以外に以下のように構成しても良い。
【0069】
(a)ストレージとして、管理サーバAに備えたハードディスク、あるいは、通信端末Cに備えたハードディスク等を情報管理対象とする。この場合、通信端末Cあるいは管理サーバAから任意のストレージのディレクトリを指定し、異なる日時を指定することにより、特定情報を取得し遷移情報を表示する処理を可能にする。
【0070】
この処理を管理サーバAを用いずに、通信ネットワークLに接続する通信端末Cにおいて実現する。つまり、通信端末Cに履歴取得ユニット22、履歴情報保存部23、特定情報取得部25、遷移情報取得部26等を通信端末Cに備えることで実現する。つまり、指定した日時のうち新しい日時に存在するファイル構成をモニタ8に表示し、このディレクトリにおいて指定した過去の日時に存在したファイル構成のうち、現在の日時のファイル構成と相違する情報ファイルについて、相違するに至った情報として、「削除」や「移動」等の文字情報で成る遷移情報をモニタ8に表示する処理が可能となる。
【0071】
(b)情報管理システムを、通信ネットワークLに接続しないスタンドアローンのコンピュータによって実現する。つまり、コンピュータ自身に備えたハードディスク等を情報管理対象のストレージとして、任意のディレクトリを指定し、異なる日時を指定することにより、特定情報を取得し、遷移情報を取得して表示できるように情報管理システムを構成する。
【0072】
この処理を実現するためには、コンピュータに、履歴取得ユニット22、履歴情報保存部23、特定情報取得部25、遷移情報取得部26等を備えることで済み、このような構成から、例えば、誤った操作により削除した情報ファイルの遷移情報をモニタに表示することが可能となる。つまり、コンピュータ自身において指定した日時のうち新しい日時に存在するファイル構成をモニタに表示し、このディレクトリにおいて指定した過去の日時に存在したファイル構成のうち、現在の日時のファイル構成と相違する情報ファイルについて、相違するに至った情報として、「削除」や「移動」等の文字情報で成る遷移情報をモニタに表示する処理が可能となる。
【0073】
(c)前述した(b)と同様に、通信ネットワークLに接続しないスタンドアローンのコンピュータにおいて情報管理をプログラムによって実現する。つまり、コンピュータ自身に備えたハードディスク等を情報管理対象のストレージとして、任意のディレクトリを指定し、異なる日時を指定することにより、特定情報を取得し、遷移情報を取得して表示できるように情報管理プログラムを備える。
【0074】
この処理を実現するためには、コンピュータに、履歴取得ユニット22、履歴情報保存部23を備えると共に、プログラムで成る特定情報取得機能25と、遷移情報取得機能26と、情報表示機能27とを備えることで済み、このような構成から、例えば、誤った操作により削除した情報ファイルの遷移情報を自身のモニタに表示することが可能となる。つまり、コンピュータ自身において指定した日時のうち新しい日時に存在するファイル構成をモニタに表示し、このディレクトリにおいて指定した過去の日時に存在したファイル構成のうち、現在の日時のファイル構成と相違する情報ファイルについて、相違するに至った情報として、「削除」や「移動」等の文字情報で成る遷移情報をモニタに表示する処理が可能となる。
【0075】
(d)履歴情報保存部が、ストレージの各ディレクトリのファイル構成をリスト化して保存し、ファイル構成が変更される毎にファイル構成を更新するように構成し、特定情報取得部25はディレクトリを指定することによりリスト化されて保存されているファイル構成から特定情報を取得するように処理形態を設定しても良い。
【0076】
特に、各ディレクトリのファイル構成をリスト化して保存する際の保存形態として、ファイル構成が更新される毎に日時情報を付して保存しておくことにより、特定情報が日時を指定してディレクトリのファイル構成の特定情報を取得する際に、履歴情報保存部23にリスト化して保存されているファイル構成を日時情報に基づいて取得する処理も可能となる。
【0077】
(e)ストレージから、そのストレージに保存されているアクセスログを通信端末C、あるいは、管理サーバAが取得し、このアクセスログに基づいて過去のファイル構成を取得するように処理形態を設定する。この処理形態では、取得したアクセスログから所定のディレクトリにおけるファイル構成を抽出する処理を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】通信ネットワークの概要を示す図
【図2】管理サーバと通信端末等の構成を示すブロック回路図
【図3】ファイル表示画面を示す図
【図4】ファイル表示処理のフローチャート
【図5】表示情報取得の処理を示すフローチャート
【図6】別実施形態のファイル表示画面を示す図
【符号の説明】
【0079】
8 モニタ
17 情報表示部
23 履歴情報保存部・操作画面保存部
25 特定情報取得部・特定情報取得機能
26 遷移情報取得部・遷移情報取得機能
27 情報表示部(情報送信部/情報表示部)・情報送信機能・情報表示機能
A 管理サーバ・コンピュータ
C 通信端末・コンピュータ
G 画面(操作画面)
L 通信ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータと、このコンピュータにアクセス可能なストレージとで構成されている情報管理システムであって、
前記コンピュータでの操作内容を示す履歴情報を取得して保存する履歴情報保存部が備えられ、
前記コンピュータにおいて、前記ストレージのディレクトリを指定し、かつ、異なる日時を指定した場合には、前記履歴情報保存部に保存されている履歴情報を少なくとも用いて、前記指定された異なる日時に前記指定されたディレクトリ内に存在するファイルの情報を特定し得る特定情報を取得する特定情報取得部が備えられ、
前記特定情報取得部で取得した前記特定情報で特定される情報が、前記異なる日時において相違することを判定した場合には、前記履歴情報保存部に保存されている履歴情報に基づいて前記相違に至る履歴情報を特定し遷移情報として取得する遷移情報取得部が備えられ、
前記遷移情報取得部で取得した遷移情報を前記コンピュータのモニタに表示する情報表示部が備えられている情報管理システム。
【請求項2】
前記履歴情報として、前記コンピュータのモニタに表示されている操作画面が含まれてなる請求項1記載の情報管理システム。
【請求項3】
コンピュータと、このコンピュータにアクセス可能なストレージとを備えたシステムにおける情報管理プログラムであって、
前記コンピュータでの操作内容を示す履歴情報を取得して保存する履歴情報保存部が備えられ、
前記コンピュータにおいて、前記ストレージのディレクトリを指定し、かつ、異なる日時を指定した場合には、前記履歴情報保存部に保存されている履歴情報を少なくとも用いて、前記指定された異なる日時に前記指定されたディレクトリ内に存在するファイルの情報を特定し得る特定情報を取得する特定情報取得機能を、前記コンピュータによって実現し、
前記特定情報取得機能で取得した前記特定情報で特定される情報が、前記異なる日時において相違することを判定した場合には、前記履歴情報保存部に保存されている履歴情報に基づいて前記相違に至る履歴情報を特定し遷移情報として取得する遷移情報取得機能を、前記コンピュータによって実現し、
前記遷移情報取得機能で取得した遷移情報を前記コンピュータのモニタに表示する情報表示機能を、前記コンピュータによって実現する情報管理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−80643(P2009−80643A)
【公開日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−249407(P2007−249407)
【出願日】平成19年9月26日(2007.9.26)
【出願人】(599108242)Sky株式会社 (257)
【Fターム(参考)】