説明

情報記録媒体、再生方法及び再生装置

本発明によって再生装置のソフトウェアアップデートを効果的に行わせる情報記録媒体、再生方法及び再生装置を提供する。データ再生装置に利用するための情報記録媒体において、データと、データ再生装置のソフトウェアアップデートのための情報と、が記録されている情報記録媒体である。


【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ソフトウェアアップデートを効果的に行わせる情報記録媒体、再生方法及び再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
次世代光機器製品であるHD DVD(High Density Digital Versatile Disc)再生器またはBD(Blu−ray Disc)再生器で、既存の再生メディアであるDVD、CD(Compact Disk)再生を何れも支援することが一般的である。しかし、既存の媒体を支援しつつ、新たな方式のメディアまで支援する製品を販売する場合、その品質の安定化に長時間がかかる。また、市場に新たな方式のメディアが十分でないので、製品開発当時に販売されるメディア製造社のメディアへの対応には問題がないが、製品発売以後の後発メディア製造社のディスクを再生するとき、初期製品に搭載されたソフトウェアがアップグレードされねばならない場合が発生する。
【0003】
このように、消費者に販売された再生装置にソフトウェアアップグレードが必要な場合には、装置に装着されている別途のインターフェースを通じるか、またはソフトウェアアップデート用CD−ROMディスクを通じてアップデートを行う。
【0004】
しかし、問題のある再生装置が販売されたとき、消費者に知らせる方法及びアップデート方法が難しく、アップデートのために製品を一々回収してアップデートするには、時間及び費用的な問題が深刻である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前記問題点を解決してA/Vデータ再生装置のソフトウェアアップデートを効果的に提供可能にする情報記録媒体、再生方法及び再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するための本発明の一つの特徴は、データ再生装置に利用するための情報記録媒体において、データと、前記データ再生装置のソフトウェアアップデートのための情報とが記録されていることである。
【0007】
本発明の一特徴によって、前記ソフトウェアアップデートのための情報は、前記装置の一般的なオペレーションを通じて、ユーザにはアクセス不能の前記情報記録媒体の位置に保存されている。
【0008】
本発明の一特徴によって、前記ソフトウェアアップデートのための情報は、アップデートソフトウェアファイルに関する情報を有するソフトウェアアップデート情報ファイルを含む。
【0009】
本発明の一特徴によって、前記ソフトウェアアップデート情報ファイルは、いかなるCPUで実行されるソフトウェアであるかを表すソフトウェアタイプ、再生装置の製造者名、再生装置のモデル名、ソフトウェアバージョン情報、ユーザにアップデート情報を知らせるアップデートメッセージのうち少なくとも一つ以上を含む。
【0010】
本発明の一特徴によって、前記アップデートメッセージは、アップデート発生時点、アップデート原因、アップデート方法、現在ネットワークに接続してアップデートを行うか否かを問い合わせする案内情報、アップデートなしに現在ソフトウェアとして再生するか否かを問い合わせする案内情報のうち少なくとも一つ以上を知らせる。
【0011】
本発明の一特徴によって、前記ソフトウェアアップデートのための情報は、アップデートソフトウェアファイルに関する情報を有するソフトウェアアップデート情報ファイルとソフトウェアアップデートファイルとを含む。
【0012】
本発明の一特徴によって、前記ソフトウェアアップデート情報ファイルは、いかなるCPUで実行されるソフトウェアであるかを表すソフトウェアタイプ、再生装置の製造者名、再生装置のモデル名、ソフトウェアバージョン情報、アップデートファイル名及びアップデートソフトウェア及びアップデートに関する情報をユーザに知らせるアップデートメッセージのうち少なくとも一つ以上を含む。
【0013】
本発明の一特徴によって、前記アップデートメッセージは、アップデートソフトウェアファイルの発売日、ソフトウェアをアップデートしなくて発生する問題、ソフトウェアアップデートの方法のうち少なくとも一つを含む。
【0014】
本発明の一特徴によって、情報記録媒体上にデータを記録する装置で使用するための情報記録媒体において、データを記録するためのデータ領域と、前記情報記録媒体のデータ領域にデータを記録する前記装置に保存されたソフトウェアのアップデート情報を記録するための所定の領域と、を備える。
【0015】
本発明の一特徴によって、前記所定領域は、前記装置の一般的なオペレーションを通じてはユーザにアクセス不可能である。
【0016】
本発明の一特徴によって、前記ソフトウェアアップデートのための情報は、アップデートソフトウェアファイルに関する情報を有するソフトウェアアップデート情報ファイルを含み、前記ソフトウェアアップデート情報ファイルは、いかなるCPUで実行されるソフトウェアであるかを表すソフトウェアタイプ、再生装置の製造者名、再生装置のモデル名、ソフトウェアバージョン情報、アップデートファイル名及びアップデートソフトウェア及びアップデートに関する情報をユーザに知らせるアップデートメッセージのうち少なくとも一つ以上を含む。
【0017】
本発明の一特徴によって、前記アップデートメッセージは、アップデートソフトウェアファイルの発売日、ソフトウェアをアップデートしなくて発生する問題、ソフトウェアアップデートの方法、現在ネットワークに接続してアップデートを行うか否かを問い合わせする案内情報、アップデートなしに現在ソフトウェアとして再生するか否かを問い合わせする案内情報のうち少なくとも一つ以上を含む。
【0018】
本発明の一特徴によって、前記ソフトウェアアップデートのための情報は、アップデートソフトウェアファイルに関する情報を有するソフトウェアアップデート情報ファイル及びアップデートソフトウェアファイルを含み、前記ソフトウェアアップデート情報ファイルは、いかなるCPUで実行されるソフトウェアであるかを表すソフトウェアタイプ、再生装置の製造者名、再生装置のモデル名、ソフトウェアバージョン情報、アップデートファイル名及びアップデートソフトウェア及びアップデートに関する情報をユーザに知らせるアップデートメッセージのうち少なくとも一つ以上を含む。
【0019】
本発明の一特徴によって、前記アップデートメッセージは、アップデートソフトウェアファイルの発売日、ソフトウェアをアップデートしなくて発生する問題、ソフトウェアアップデートの方法のうち少なくとも一つをさらに含む。
【0020】
本発明の一特徴によって、データが記録された情報記録媒体からデータを再生する方法において、前記情報記録媒体から前記データ再生装置のソフトウェアアップデートのための情報を読み取るステップと、前記ソフトウェアアップデートのための情報に基づいてソフトウェアアップデートの要否を判断するステップと、ソフトウェアアップデートが必要である場合に、アップデートメッセージをユーザに出力するステップとを含む。
【0021】
本発明の一特徴によって、前記ソフトウェアは、前記再生装置のCPU実行用ソフトウェア、前記再生装置のエンコーダまたはデコーダ実行用ソフトウェア、前記情報記録媒体をローディングするローディング装置のCPU実行用ソフトウェアのうち少なくとも一つ以上を含む。
【0022】
本発明の一特徴によって、前記ソフトウェアアップデートのための情報は、いかなるCPUで実行されるソフトウェアであるかを表すソフトウェアタイプ、再生装置の製造者名、再生装置のモデル名、ソフトウェアバージョン、ユーザにアップデート情報を知らせるアップデートメッセージのうち少なくとも一つ以上を含む。
【0023】
本発明の一特徴によって、前記判断ステップは、前記ソフトウェアのバージョン情報を利用して、ソフトウェアアップデートの要否を判断するステップを含む。
【0024】
本発明の一特徴によって、前記アップデートメッセージは、アップデート発生時点、アップデート方法、アップデート原因のうち少なくとも一つ以上を知らせる。
【0025】
本発明の一特徴によって、前記アップデートメッセージは、現在ネットワークに接続してソフトウェアアップデートを行うか否かを問い合わせする案内情報を含み、ユーザから現在ネットワークに接続してソフトウェアアップデートを行うという選択入力を受信した場合には、前記ネックワークに接続してソフトウェアアップデートを行うステップをさらに含む。
【0026】
本発明の一特徴によって、前記アップデートメッセージは、ソフトウェアアップデートなしに現在ソフトウェアとして再生するか否かを問い合わせする案内情報を含み、ユーザからソフトウェアアップデートなしに現在ソフトウェアとして再生するという選択入力を受信した場合には、前記データを再生するステップをさらに含む。
【0027】
本発明の一特徴によって、ユーザインターフェースを通じて前記アップデートメッセージ出力ステップは、前記情報記録媒体から読み取られたソフトウェアアップデートのための情報に含まれたアップデートメッセージまたは前記再生装置に設定されたデフォルトアップデートメッセージをユーザインターフェースを通じて提供するステップを含む。
【0028】
本発明の一特徴によって、前記ソフトウェアアップデートが必要ない場合には、前記情報記録媒体から前記データを再生するステップをさらに含む。
【0029】
本発明の一特徴によって、データが記録された情報記録媒体からデータ再生装置において、前記再生装置がA/Vデータを再生するように制御するCPUと、前記CPUが実行するソフトウェアを保存するためのメモリ装置と、を備え、前記CPUは、前記情報記録媒体から前記A/Vデータ再生装置のソフトウェアアップデートのための情報を読み取り、前記ソフトウェアアップデートのための情報に基づいてソフトウェアアップデートの要否を判断し、ソフトウェアアップデートが必要である場合に、アップデートメッセージを出力するように制御する。
【0030】
本発明の一特徴によって、前記ソフトウェアは、前記再生装置のCPU実行用ソフトウェア、前記再生装置のエンコーダまたはデコーダ実行用ソフトウェア、前記情報記録媒体をローディングするローディング装置のCPU実行用ソフトウェアのうち少なくとも一つ以上を含む。
【0031】
本発明の一特徴によって、前記ソフトウェアアップデートのための情報は、いかなるCPUで実行されるソフトウェアであるかを表すソフトウェアタイプ、再生装置の製造者名、再生装置のモデル名、ソフトウェアバージョン、ユーザにアップデート情報を知らせるアップデートメッセージのうち少なくとも一つ以上を含む。
【0032】
本発明の一特徴によって、前記CPUは、前記ソフトウェアのバージョン情報を利用してソフトウェアアップデートの要否を判断する。
【0033】
本発明の一特徴によって、前記アップデートメッセージは、アップデート発生時点、アップデート方法、アップデート原因のうち少なくとも一つ以上を知らせる。
【0034】
本発明の一特徴によって、前記アップデートメッセージは、現在ネットワークに接続してソフトウェアアップデートを行うか否かを問い合わせする案内情報を含み、前記CPUは、ユーザから現在ネットワークに接続してソフトウェアアップデートを行うという選択入力を受信した場合には、前記ネックワークに接続してソフトウェアアップデートを行う。
【0035】
本発明の一特徴によって、前記アップデートメッセージは、ソフトウェアアップデートなしに現在ソフトウェアとして再生するか否かを問い合わせする案内情報を含み、前記CPUは、ユーザからソフトウェアアップデートなしに現在ソフトウェアとして再生するという選択入力を受信した場合には、前記A/Vデータを再生する。
【0036】
本発明の一特徴によって、ユーザインターフェースを通じて前記CPUは、前記情報記録媒体から読み取られたソフトウェアアップデートのための情報に含まれたアップデートメッセージまたは前記再生装置に設定されたデフォルトアップデートメッセージをユーザインターフェースを通じて提供する。
【0037】
本発明の一特徴によって、前記CPUは、前記ソフトウェアアップデートが必要ない場合には、前記情報記録媒体から前記データを再生する。
【0038】
本発明の一特徴によって、データが記録された情報記録媒体からデータを再生する方法において、前記情報記録媒体から前記データ再生装置のソフトウェアアップデートのための情報を読み取るステップと、前記ソフトウェアアップデートのための情報に基づいてソフトウェアアップデートの要否を判断するステップと、ソフトウェアアップデートが必要である場合に、前記ソフトウェアアップデートのための情報に含まれたアップデートファイルを利用してソフトウェアアップデートを行うステップと、前記情報記録媒体からA/Vデータを再生するステップと、を含む。
【0039】
本発明の一特徴によって、前記ソフトウェアは、前記再生装置のCPU実行用ソフトウェア、前記再生装置のエンコーダまたはデコーダ実行用ソフトウェア、前記情報記録媒体をローディングするローディング装置のCPU実行用ソフトウェアのうち少なくとも一つ以上を含む。
【0040】
本発明の一特徴によって、前記ソフトウェアアップデートのための情報は、いかなるCPUで実行されるソフトウェアであるかを表すソフトウェアタイプ、再生装置の製造者名、再生装置のモデル名、ソフトウェアバージョン、アップデートファイル名のうち少なくとも一つ以上を含む。
【0041】
本発明の一特徴によって、前記判断ステップは、前記ソフトウェアのバージョン情報を利用してソフトウェアアップデートの要否を判断するステップを含む。
【0042】
本発明の一特徴によって、データが記録された情報記録媒体からデータ再生装置において、前記再生装置がデータを再生するように制御するCPUと、前記CPUが実行するソフトウェアを保存するためのメモリ装置と、を備え、前記CPUは、前記情報記録媒体から前記データ再生装置のソフトウェアアップデートのための情報を読み取り、前記ソフトウェアアップデートのための情報に基づいてソフトウェアアップデートの要否を判断し、ソフトウェアアップデートが必要である場合に、前記ソフトウェアアップデートのための情報に含まれたアップデートファイルを利用してソフトウェアアップデートを行ってデータを再生するように制御する。
【0043】
本発明の一特徴によって、前記ソフトウェアは、前記再生装置のCPU実行用ソフトウェア、前記再生装置のエンコーダまたはデコーダ実行用ソフトウェア、前記情報記録媒体をローディングするローディング装置のCPU実行用ソフトウェアのうち少なくとも一つ以上を含む。
【0044】
本発明の一特徴によって、前記ソフトウェアアップデートのための情報は、いかなるCPUで実行されるソフトウェアであるかを表すソフトウェアタイプ、再生装置の製造者名、再生装置のモデル名、ソフトウェアバージョン、アップデートファイル名のうち少なくとも一つ以上を含む。
【0045】
本発明の一特徴によって、前記CPUは、前記ソフトウェアのバージョン情報を利用してソフトウェアアップデートの要否を判断する。
【発明の効果】
【0046】
本発明によれば、ユーザが特定媒体を再生しようという瞬間に、ソフトウェアアップデートが必要であるか否かをチェックし、必要な場合には、媒体に保存されたアップデートファイルを利用してアップデートを行うか、または再生装置のソフトウェアのアップデートが必要であるという情報をユーザに知らせることができて、ユーザとしては容易にアップデート情報を提供されてアップデートを行い、再生装置生産者側でもソフトウェアアップデート情報を効果的に提供しうる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0047】
以下、添付された図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
【0048】
図1は、本発明による情報記録媒体を示す。このような情報記録媒体は、ブルーレイディスク(BD)、高密度デジタル多機能ディスク(HD DVD)、ハイブリッドBDまたはHD DVDを含む。
【0049】
図1を参照するに、本発明による情報記録媒体100は、BDプレイヤのような再生装置で再生されるオーディオ/ビデオデータと、このオーディオ/ビデオデータを制御するためのナビゲーションデータとのような付加的なタイプのデータを含みうる。選択的に、データを保存するよりは、前記情報記録媒体100は、ブランク状態であって、記録/再生装置(図示せず)を利用して消費者がデータを記録できることもある。本発明の一実施例によれば、情報記録媒体100は、ソフトウェアアップデートのための情報110を付加的に含みうる。情報記録媒体100にソフトウェアアップデートのための情報110を保存することによって、ソフトウェアアップデート情報をユーザに迅速で効果的に提供でき、また、ソフトウェアアップデートも簡便に行える。
【0050】
ソフトウェアアップデートのための情報110は、ユーザに正常的にアクセス可能な情報記録媒体100の領域に保存されうる。付加的に、本発明の一特徴は、ソフトウェアアップデートのための情報110が、装置はアクセスできるが、ユーザは、一般的なオペレーションを通じてアクセスできない情報記録媒体100の領域に保存されうる。ソフトウェアアップデートのための情報110をユーザの一般的なオペレーションを通じてアクセスできない情報記録媒体100の領域に保存することによって、ソフトウェアアップデートのための情報110は、ユーザが一般的に記載する情報記録媒体の容量を減少させざるを得ない。例えば、ユーザが一般的にアクセスできないBD−Rの領域に位置した1GBのアップデートを含んでいるブランク50GB容量のBD−Rは、ユーザには、依然として50GB容量の保存空間を提供しうる。また、ソフトウェアアップデートのための情報110をユーザの一般的なオペレーションを通じてアクセスできない情報記録媒体100の領域に保存することによって、アップデートは、ユーザの関与なしに起き得る。また、アップデートのために要求されるファイルの秘密データであるが、製造業者がユーザのアクセスを所望しない秘密データが、そのような領域に安全に保存されうる。
【0051】
ソフトウェアアップデートのためのデータは、いくつかの形態で提供される。
【0052】
一つの例は、情報記録媒体に記録されるソフトウェアアップデートのためのデータ110に、ソフトウェアアップデートのための情報及びアップデートファイル自体を保存しておき、ソフトウェアアップデートが必要な場合、直ぐ情報記録媒体のアップデートファイルを利用して、再生装置のソフトウェアアップデートを行う。ユーザが媒体を再生しようとするとき、媒体再生前にこのようなソフトウェアアップデートの要否のチェック及びアップデートを行うことによって、簡便に再生装置のソフトウェアアップデートを行うことができ、ユーザが必要なアップデートを行ってデータを再生できる。また、本発明の他の特徴は、ユーザの関与なしに自動的にアップデートを行うことを提供する。
【0053】
他の例は、情報記録媒体に記録されるソフトウェアアップデートのためのデータ110に、ソフトウェアアップデートのための情報のみを保存しておき、ソフトウェアアップデートが必要な場合には、アップデートが必要であることを知らせるアップデートメッセージをユーザに提供する。そして、アップデートメッセージに、直ぐネットワークに接続してソフトウェアのアップデート行うことを所望するか否かを尋ねる内容を含めて、ユーザが直ぐソフトウェアアップデートを行うことを選択する場合には、ネットワークに接続してソフトウェアアップデートを行うこともできる。本発明のさらに他の例は、ソフトウェアアップデートのための情報110がユーザにアップグレードキットのための販売者に接触させたり、電話番号を知らせたり、ユーザによる作業を要求するアップグレードを完成させる措置を行う。
【0054】
図2は、本発明によるA/Vデータ記録/再生装置の概略図を示す。図2を参照するに、A/Vデータ記録/再生装置は、情報記録媒体に/からデータを記録/再生する装置であって、オーディオ/ビデオ信号を受信するオーディオ/ビデオ入力部1、アナログオーディオ信号をデジタルオーディオ信号に変換するオーディオADC(Analog Digital Converter)2、アナログビデオ信号をデジタルビデオ信号に変換するビデオADC 3、バックエンド用CPUプログラム保管用メモリ4、揮発性メモリ5、リモートコントローラのように、ユーザの入力を受信するユーザインターフェース6、デジタルオーディオ信号をアナログオーディオ信号に変換するオーディオDAC(Digital Analog Converter)7、オーディオ/ビデオ信号を出力するオーディオ/ビデオ出力部8、ネットワーク接続を制御するネットワークコントローラ9、MPEGデータを復号化し、グラフィック処理を行い、再生装置全体を制御するプロセッサー10、情報記録媒体を記録/再生装置にローディングさせるローダ20を備える。
【0055】
バックエンド用CPU(Central Processing Unit)プログラム保管用メモリ4は、CPUが実行するプログラムを保存するメモリであって、フラッシュメモリを利用でき、フラッシュメモリは、リード/ライトが可能であるので、CPU実行用プログラムをアップデートすることができる。
【0056】
ローダ20は、ローダ全体を制御するローダ用CPU 21、ローダ用CPUプログラムを保存しているローダ用CPUプログラム保管用メモリ22、ローディングされた情報記録媒体からデータを読み取り、情報記録媒体にデータを記録する記録/再生ユニット23、バックエンドとのインターフェースを提供するインターフェース24を備える。ここで、記録/再生ユニット23は、ピックアップ、サーボ、RF−AMP(Radio Fuequency Amplifier)、DSP(Digital Signal Processor)を備える。
【0057】
プロセッサ10は、プロセッサ10の内部のブロックを制御し、システム全体を制御するCPU 11、グラフィックユーザインターフェースのために、グラフィック処理を行うグラフィック処理器12、MPEGエンコーダ13、MPEGデコーダ14を備える。
【0058】
CPU 11は、再生装置のブーティング時、パワーオン時またはリセット時に、バックエンド用CPUプログラム保管用メモリ4からプログラムデータを読み取って揮発性メモリ5に移してプログラムを実行させる。
【0059】
特に、本発明によるCPU 11は、図1に示したようなA/Vデータだけでなく、ソフトウェアアップデートのためのデータ110の記録されている情報記録媒体100がローディングされれば、A/Vデータの再生前に、この情報記録媒体からソフトウェアアップデートのためのデータ110を読み取って、ソフトウェアアップデートの要否を判断し、ソフトウェアアップデートが必要である場合には、情報記録媒体に保存されたアップデートファイルを利用して、直ぐソフトウェアアップデートを行うか、またはアップデート情報を知らせるアップデートメッセージを出力するように制御する。アップデートメッセージを出力する場合に、アップデートメッセージの内容によって、ユーザが現在ソフトウェアアップデートを所望する場合には、ネットワークコントローラ9を通じてアップデートファイルを提供するウェブサイトに接続して、アップデートファイルをダウンされてアップデートを行うこともできる。またCPU 11は、アップデートメッセージの内容によって、ユーザがソフトウェアアップデートなしに現在のソフトウェアで再生を所望する場合には、そのままA/Vデータを再生するように制御する。
【0060】
また、CPU 11は、アップデートが必要ない場合には、そのまま情報記録媒体のA/Vを再生する。
【0061】
アップデートの対象となるソフトウェアは、バックエンド用CPUプログラム保管用メモリ4に保存されるバックエンド用CPUプログラムだけでなく、ローダ用CPUプログラム保管用メモリ22に保存されるローダ用CPUプログラムも含み、まれなことであるが、MPEGエンコーダ13やMPEGデコーダ14で利用するプログラムとなることもある。
【0062】
図3は、本発明によるA/V再生方法の一例を示すフローチャートである。図3を参照するに、情報記録媒体100からA/Vデータ再生装置のソフトウェアアップデートのためのデータを読み取る(310)。A/Vデータ再生装置のソフトウェアは、バックエンド用CPUが実行するプログラム、ローダ用CPUが実行するプログラムを含み、プロセッサのCPU以外に、MPEGエンコーダやMPEGデコーダで行うプログラムともなりうる。
【0063】
そして、読み取られたソフトウェアアップデートのためのデータに基づいて、ソフトウェアアップデートの要否を判断する(320)。ソフトウェアアップデートのためのデータに含まれたソフトウェアバージョンが再生装置のソフトウェアバージョンより高い場合には、ソフトウェアアップデートが必要であると判断する。
【0064】
判断結果、ソフトウェアアップデートが必要であると決定された場合には、ソフトウェアアップデートのためのメッセージを出力する(330)。ソフトウェアアップデートのためのメッセージは、情報記録媒体のソフトウェアアップデートのためのデータに含まれている場合には、そのアップデートメッセージを利用し、含まれていない場合には、再生装置に設定されたデフォルトアップデートメッセージを利用する。
【0065】
図4は、本発明の一例による情報記録媒体に記録されるデータを示す。図4を参照するに、本発明の一例による情報記録媒体には、オーディオ/ビデオデータ410、オーディオ/ビデオデータの再生を制御するためのナビゲーションデータ420、再生装置で実行されるソフトウェアアップデートのためのデータ430が記録されている。
【0066】
ソフトウェアアップデートのためのデータ430は、ソフトウェアアップデートに関する情報を提供するソフトウェアアップデート情報ファイル431を含む。ソフトウェアアップデート情報ファイル431の内容が図5に示されている。
【0067】
図5を参照するに、ソフトウェアアップデート情報ファイル431は、ソフトウェアアップデート情報を提供するファイルであることを識別するためのソフトウェアアップデート情報識別子510、アップデートファイル情報の数520、及びアップデートファイル情報を含む。
【0068】
各アップデートファイル情報は、ソフトウェアタイプ530、製造者名540、モデル名550、ソフトウェアバージョン560、アップデートメッセージ570を含む。
【0069】
ソフトウェアタイプ530は、このアップデートファイルがいかなるCPUで実行するソフトウェアであるかを表す。すなわち、ローダ用CPUで実行するソフトウェアであるか、バックエンド用CPUで実行するソフトウェアであるか、またはプロセッサの他のブロックで実行するソフトウェアであるかを識別する。
【0070】
アップデートメッセージ570は、ユーザにアップデート情報を提供するための案内情報を含んでいる。もちろん、このように、情報記録媒体に保存されているアップデートメッセージ570は、ユーザに示す完全なメッセージが保存されるものではなく、メッセージをディスプレイするための基本情報のみを含み、記録/再生装置では、このような情報を組合わせてユーザにメッセージをディスプレイする。
【0071】
アップデートメッセージ570に入れる内容を、図7に示されたアップデートメッセージの一例を参照して説明する。
【0072】
1)アップデートファイルのリリース日付を知らせるアップデート発生時点
図8に示されたアップデートメッセージには、“このタイトルに適したソフトウェアは、2006年6月3日付アップデートです”とアップデート発生時点を知らせる。
【0073】
2)アップデートを行わなくて発生する問題点を知らせるアップデート原因
図8に示されたアップデートメッセージには、“アップデートを行わなければ、画面に黒い点が現れることができます”とアップデート発生原因を知らせる。
【0074】
3)どのウェブサイトに接続すれば、アップデートフェイルのダウンロードができるというアップデート方法及び今接続してアップデートを行うか否かを尋ねる内容
図8に示されたアップデートメッセージには、“アップデートは、www.xxxxに接続してダウンされることができます。今接続してアップデートなさりますか?はい、いいえ”とアップデート方法を知らせる。
【0075】
4)アップデートなしにタイトルを再生するか否かを尋ねる内容
図8に示されたアップデートメッセージには、“アップデートなしにタイトルを再生しますか?はい、いいえ”とアップデートなしにタイトルを再生するか否かを要請する。
【0076】
図6は、本発明の一例によるA/Vデータ再生方法を示すフローチャートである。図6を参照するに、ユーザがA/Vデータを再生するために再生装置に情報記録媒体を挿入して、再生装置に本発明による情報記録媒体がローディングされれば、CPUは、A/Vデータの再生に先に情報記録媒体からアップデートファイル情報を読み取る(610)。
【0077】
そして、CPUは、読み取られたアップデートファイル情報を分析する(620)。すなわち、読み取られたアップデートファイル情報のうち、再生装置に適したアップデートファイル情報を探す。例えば、図7を参照するに、再生装置情報にソフトウェアタイプが“バックエンドCPU用ソフトウェア”であり、製造者名が“三星”であり、モデル名が“SAM1”である場合、このような情報を有するアップデートファイル情報を探す。
【0078】
そして、CPUは、分析結果アップデートが必要であるか否かを判断する(630)。すなわち、現在再生装置で使われるソフトウェアバージョンとアップデートファイル情報に入っているバージョン情報とを比較して、アップデートファイル情報に入っているバージョンがさらに高いバージョンであれば、アップデートが必要であると決定し、同一かまたは低いバージョンであれば、アップデートが必要ないと決定する。例えば、図7に示された例で、アップデートファイル情報のソフトウェアバージョン情報は2.0であり、現在再生装置のソフトウェアバージョン情報は1.0であるので、この場合には、ソフトウェアアップデートが必要であると決定する。
【0079】
ソフトウェアアップデートが必要ないと決定された場合には、CPUは、そのまま媒体のA/Vデータを再生するように装置を制御する(680)。
【0080】
分析結果、アップデートが必要である場合には、CPUは、アップデートメッセージを出力するように制御する(640)。情報記録媒体のソフトウェアアップデートのためのデータにアップデートメッセージが入っている場合には、このアップデートメッセージを出力し、ソフトウェアアップデートのためのデータにアップデートメッセージが入っていない場合には、再生装置の内部に設定されたデフォルトアップデートメッセージを出力する。出力されるアップデートメッセージの一例が、図8に示されている。
【0081】
図8に示されたアップデートメッセージの項目3のような案内情報に対して、ユーザから現在ネットワークに接続してアップデートを行うという選択入力を受信したか否かを判断する(650)。
【0082】
そして、現在ネットワークに接続してアップデートを行うという選択入力を受信した場合には、すなわち、図8に示されたアップデートメッセージの項目3と関連して、ユーザが“はい”を選択した場合には、ネットワークコントローラ9を通じてアップデートファイルを提供するウェブサイトに接続してソフトウェアアップデートを行い(660)、媒体のA/Vデータを再生する(680)。
【0083】
ユーザから現在ネットワークに接続してアップデートを行うという選択を入力されない場合には、すなわち、図8に示されたアップデートメッセージの項目3と関連して、ユーザが“いいえ”を選択した場合には、アップデートなしに既存のソフトウェアとして再生するという選択を入力されたか否かを判断する(670)。
【0084】
そして、既存のソフトウェアで行うという選択を入力された場合には、すなわち、図8に示されたアップデートメッセージの項目4と関連して、ユーザが“はい”を選択した場合には、情報記録媒体のA/Vデータを再生し(680)、既存のソフトウェアとして再生するという選択を入力されなかった場合には、すなわち、図8に示されたアップデートメッセージの項目4と関連して、ユーザが“いいえ”を選択した場合には、そのまま動作を終了する。
【0085】
図9は、本発明の他の例による情報記録媒体に記録されるデータを示す。図9を参照するに、本発明の他の例による情報記録媒体には、オーディオ/ビデオデータ910、オーディオ/ビデオデータの再生を制御するためのナビゲーションデータ920、再生装置で実行されるソフトウェアアップデートのためのデータ930が記録されている。
【0086】
ソフトウェアアップデートのためのデータ930は、ソフトウェアアップデートに関する情報を提供するソフトウェアアップデート情報ファイル931と、アップデートファイル932,933とを含む。ソフトウェアアップデート情報ファイル931の内容が図10に示されている。
【0087】
図10を参照するに、ソフトウェアアップデート情報ファイル931は、ソフトウェアアップデート情報を提供するファイルであることを識別するためのソフトウェアアップデート情報識別子1010、アップデートファイルの数1020、及びアップデートファイル情報を含む。
【0088】
各アップデートファイル情報は、ソフトウェアタイプ1030、製造者名1040、モデル名1050、ソフトウェアバージョン1060、及びアップデートファイル名1070を含む。
【0089】
ソフトウェアタイプ1030、製造者名1040、モデル名1050、ソフトウェアバージョン1060は、図5を参照して説明した通りであるので、それ以上の説明は省略する。
【0090】
アップデートファイル名1070は、アップデートファイル932,933の名前を表す。製造業者や販売業者は、ユーザの関与なしに装置のソフトウェアをアップデートすることを所望するか、またはユーザにアップデートに対して知らせることを所望することもある。アップデートメッセージ1080は、もし、アップデートのためにユーザによるアクションが必要であれば、ユーザにアップデートまたはアップデートバージョンに対して知らせる図8のように、ユーザにディスプレイされる情報を含むことができる。選択的に、アップデートメッセージ1080は、ユーザの関与なしにまたはユーザに知らせつつ、装置にアップデートを行えと指示するデータを含むことができる。
【0091】
図11は、本発明の一例によるA/Vデータ再生方法を示すフローチャートである。図11を参照するに、ユーザがA/Vデータを再生するために、再生装置に情報記録媒体を挿入し、再生装置に本発明による情報記録媒体がローディンされれば、CPUは、媒体の種類を分析し、A/Vデータの再生前に情報記録媒体からアップデートファイル情報を読み取る(1110)。
【0092】
そして、CPUは、読み取られたアップデートファイル情報を分析する(1120)。すなわち、読み取られたアップデートファイル情報のうち、再生装置に適したアップデートファイル情報を探す。
【0093】
そして、CPUは、分析結果、ソフトウェアアップデートが必要であるか否かを判断する(1130)。すなわち、現在再生装置で使われるソフトウェアバージョンとアップデートファイル情報に入っているバージョン情報とを比較して、アップデートファイル情報に入っているバージョンがさらに高いバージョンであれば、アップデートが必要であると決定し、同一かまたは低いバージョンであれば、アップデートが不要であると決定する。
【0094】
ソフトウェアアップデートが不要であると決定された場合には、CPUは、そのまま媒体のA/Vデータを再生するように装置を制御する(1160)。
【0095】
分析結果、ソフトウェアアップデートが必要である場合には、CPUは、情報記録媒体から読み取られたソフトウェアアップデートのためのデータ930に含まれたアップデートファイルを利用して、ソフトウェアアップデートを行う(1140)。CPUは、バックエンド用CPUプログラムのアップデートを行う場合には、ソフトウェアアップデートのためのデータ930に含まれたアップデートファイルをバックエンド用CPUプログラム保管用メモリにアップデートし、ローダ用CPUプログラムのアップデートを行う場合には、アップデートファイルをローダ用CPUプログラム保管用メモリにアップデートする。
【0096】
ソフトウェアアップデートを行った以後に、CPUは、再生装置の初期化を行い(1150)、再び初期ステップ(1110)に進む。
【0097】
このような再生方法は、DVDプレイヤだけでなく、全ての種類の情報記録媒体の再生装置に利用されうる。
【0098】
以上説明したような再生方法はまた、コンピュータで読み取り可能な記録媒体にコンピュータ可読コードとして具現することが可能である。コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、コンピュータシステムによって読み取られるデータが保存される全ての種類の記録装置を含む。コンピュータで読み取り可能な記録媒体の例としては、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピー(登録商標)ディスク、光データ保存装置があり、またキャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じた伝送)の形態で具現されるものも含む。また、コンピュータで読み取り可能な記録媒体は、ネットワークに連結されたコンピュータシステムに分散され、分散方式でコンピュータ可読コードが保存され、かつ実行されうる。そして、前記再生方法を具現するための機能的なプログラム、コード及びコードセグメントは、本発明が属する技術分野のプログラマーによって容易に推論されうる。
【0099】
以上、本発明についてその望ましい実施例を中心に説明した。当業者は、本発明が本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲で変形された形態で具現されるということが分かるであろう。したがって、開示された実施例は、限定的な観点ではなく、説明的な観点で考慮されねばならない。本発明の範囲は、前述した説明ではなく、特許請求の範囲に現れており、それと同等な範囲内にある全ての差異点は、本発明に含まれていると解釈されねばならない。
【図面の簡単な説明】
【0100】
【図1】本発明による情報記録媒体を示す図である。
【図2】本発明によるA/Vデータ再生装置の概略図である。
【図3】本発明によるA/V再生方法を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一例による情報記録媒体に記録されるデータのファイルシステムである。
【図5】図4に示されたソフトウェアアップデート情報ファイルの構成図である。
【図6】本発明の一例によるA/Vデータ再生方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明によってアップデートの要否を判断する方法を説明するための参考図である。
【図8】本発明によるアップデートメッセージの一例を示す図である。
【図9】本発明の他の例による情報記録媒体に記録されるデータのファイルシステムである。
【図10】図9に示されたソフトウェアアップデート情報ファイルの構成図である。
【図11】本発明の一例によるA/Vデータ再生方法を示すフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
データ再生装置に利用するための情報記録媒体において、
データと、
前記データ再生装置のソフトウェアアップデートのための情報と、が記録されている情報記録媒体。
【請求項2】
前記ソフトウェアアップデートのための情報は、前記装置の一般的なオペレーションを通じて、ユーザにはアクセス不能の前記情報記録媒体の位置に保存されていることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項3】
前記ソフトウェアアップデートのための情報は、
アップデートソフトウェアファイルに関する情報を有するソフトウェアアップデート情報ファイルを含み、
前記ソフトウェアアップデート情報ファイルは、
いかなるCPUで実行されるソフトウェアであるかを表すソフトウェアタイプ、再生装置の製造者名、再生装置のモデル名、ソフトウェアバージョン情報、ユーザにアップデート情報を知らせるアップデートメッセージのうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項4】
前記アップデートメッセージは、
アップデート発生時点、アップデート原因、アップデート方法、現在ネットワークに接続してアップデートを行うか否かを問い合わせする案内情報、アップデートなしに現在ソフトウェアとして再生するか否かを問い合わせする案内情報のうち少なくとも一つ以上を知らせることを特徴とする請求項3に記載の情報記録媒体。
【請求項5】
前記ソフトウェアアップデートのための情報は、
アップデートソフトウェアファイルに関する情報を有するソフトウェアアップデート情報ファイルとソフトウェアアップデートファイルとを含み、
前記ソフトウェアアップデート情報ファイルは、
いかなるCPUで実行されるソフトウェアであるかを表すソフトウェアタイプ、再生装置の製造者名、再生装置のモデル名、ソフトウェアバージョン情報、アップデートファイル名及びアップデートソフトウェア及びアップデートに関する情報をユーザに知らせるアップデートメッセージのうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項6】
前記アップデートメッセージは、
アップデートソフトウェアファイルの発売日、ソフトウェアをアップデートしなくて発生する問題、ソフトウェアアップデートの方法のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項5に記載の情報記録媒体。
【請求項7】
情報記録媒体上にデータを記録する装置で使用するための情報記録媒体において、
データを記録するためのデータ領域と、
前記情報記録媒体のデータ領域にデータを記録する前記装置に保存されたソフトウェアのアップデート情報を記録するための所定の領域と、を備えることを特徴とする情報記録媒体。
【請求項8】
前記所定領域は、前記装置の一般的なオペレーションを通じてはユーザにアクセスが不可能であることを特徴とする請求項7に記載の情報記録媒体。
【請求項9】
前記ソフトウェアアップデートのための情報は、
アップデートソフトウェアファイルに関する情報を有するソフトウェアアップデート情報ファイルを含み、
前記ソフトウェアアップデート情報ファイルは、
いかなるCPUで実行されるソフトウェアであるかを表すソフトウェアタイプ、再生装置の製造者名、再生装置のモデル名、ソフトウェアバージョン情報、アップデートファイル名及びアップデートソフトウェア及びアップデートに関する情報をユーザに知らせるアップデートメッセージのうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項7に記載の情報記録媒体。
【請求項10】
前記アップデートメッセージは、
アップデートソフトウェアファイルの発売日、ソフトウェアをアップデートしなくて発生する問題、ソフトウェアアップデートの方法、現在ネットワークに接続してアップデートを行うか否かを問い合わせする案内情報、アップデートなしに現在ソフトウェアとして再生するか否かを問い合わせする案内情報のうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項9に記載の情報記録媒体。
【請求項11】
前記ソフトウェアアップデートのための情報は、
アップデートソフトウェアファイルに関する情報を有するソフトウェアアップデート情報ファイル及びアップデートソフトウェアファイルを含み、
前記ソフトウェアアップデート情報ファイルは、
いかなるCPUで実行されるソフトウェアであるかを表すソフトウェアタイプ、再生装置の製造者名、再生装置のモデル名、ソフトウェアバージョン情報、アップデートファイル名及びアップデートソフトウェア及びアップデートに関する情報をユーザに知らせるアップデートメッセージのうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項7に記載の情報記録媒体。
【請求項12】
前記アップデートメッセージは、
アップデートソフトウェアファイルの発売日、ソフトウェアをアップデートしなくて発生する問題、ソフトウェアアップデートの方法のうち少なくとも一つをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の情報記録媒体。
【請求項13】
データが記録された情報記録媒体からデータを再生する方法において、
前記情報記録媒体から前記データ再生装置のソフトウェアアップデートのための情報を読み取るステップと、
前記ソフトウェアアップデートのための情報に基づいて、ソフトウェアアップデートの要否を判断するステップと、
ソフトウェアアップデートが必要である場合に、アップデートメッセージをユーザに出力するステップと、を含むことを特徴とする再生方法。
【請求項14】
前記ソフトウェアは、前記再生装置のCPU実行用ソフトウェア、前記再生装置のエンコーダまたはデコーダ実行用ソフトウェア、前記情報記録媒体をローディングするローディング装置のCPU実行用ソフトウェアのうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項13に記載の再生方法。
【請求項15】
前記ソフトウェアアップデートのための情報は、
いかなるCPUで実行されるソフトウェアであるかを表すソフトウェアタイプ、再生装置の製造者名、再生装置のモデル名、ソフトウェアバージョン、ユーザにアップデート情報を知らせるアップデートメッセージのうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項14に記載の再生方法。
【請求項16】
前記判断ステップは、
前記ソフトウェアのバージョン情報を利用して、ソフトウェアアップデートの要否を判断するステップを含むことを特徴とする請求項15に記載の再生方法。
【請求項17】
前記アップデートメッセージは、
アップデート発生時点、アップデート方法、アップデート原因のうち少なくとも一つ以上を知らせることを特徴とする請求項16に記載の再生方法。
【請求項18】
前記アップデートメッセージは、現在ネットワークに接続してソフトウェアアップデートを行うか否かを問い合わせする案内情報を含み、
ユーザから現在ネットワークに接続してソフトウェアアップデートを行うという選択入力を受信した場合には、前記ネックワークに接続してソフトウェアアップデートを行うステップをさらに含むことを特徴とする請求項17に記載の再生方法。
【請求項19】
前記アップデートメッセージは、ソフトウェアアップデートなしに現在ソフトウェアとして再生するか否かを問い合わせする案内情報を含み、
ユーザからソフトウェアアップデートなしに現在ソフトウェアとして再生するという選択入力を受信した場合には、前記データを再生するステップをさらに含むことを特徴とする請求項18に記載の再生方法。
【請求項20】
ユーザインターフェースを通じて、前記アップデートメッセージ出力ステップは、
前記情報記録媒体から読み取られたソフトウェアアップデートのための情報に含まれたアップデートメッセージまたは前記再生装置に設定されたデフォルトアップデートメッセージをユーザインターフェースを通じて提供するステップを含むことを特徴とする請求項19に記載の再生方法。
【請求項21】
前記ソフトウェアアップデートが必要ない場合には、前記情報記録媒体から前記データを再生するステップをさらに含むことを特徴とする請求項20に記載の再生方法。
【請求項22】
データが記録された情報記録媒体からデータ再生装置において、
前記再生装置がA/Vデータを再生するように制御するCPUと、
前記CPUが実行するソフトウェアを保存するためのメモリ装置と、を備え、
前記CPUは、
前記情報記録媒体から前記A/Vデータ再生装置のソフトウェアアップデートのための情報を読み取り、前記ソフトウェアアップデートのための情報に基づいてソフトウェアアップデートの要否を判断し、ソフトウェアアップデートが必要である場合に、アップデートメッセージを出力するように制御することを特徴とする再生装置。
【請求項23】
前記ソフトウェアは、前記再生装置のCPU実行用ソフトウェア、前記再生装置のエンコーダまたはデコーダ実行用ソフトウェア、前記情報記録媒体をローディングするローディング装置のCPU実行用ソフトウェアのうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項22に記載の再生装置。
【請求項24】
前記ソフトウェアアップデートのための情報は、
いかなるCPUで実行されるソフトウェアであるかを表すソフトウェアタイプ、再生装置の製造者名、再生装置のモデル名、ソフトウェアバージョン、ユーザにアップデート情報を知らせるアップデートメッセージのうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項23に記載の再生装置。
【請求項25】
前記CPUは、
前記ソフトウェアのバージョン情報を利用して、ソフトウェアアップデートの要否を判断することを特徴とする請求項24に記載の再生装置。
【請求項26】
前記アップデートメッセージは、
アップデート発生時点、アップデート方法、アップデート原因のうち少なくとも一つ以上を知らせることを特徴とする請求項25に記載の再生装置。
【請求項27】
前記アップデートメッセージは、現在ネットワークに接続してソフトウェアアップデートを行うか否かを問い合わせする案内情報を含み、
前記CPUは、
ユーザから現在ネットワークに接続してソフトウェアアップデートを行うという選択入力を受信した場合には、前記ネックワークに接続してソフトウェアアップデートを行うことを特徴とする請求項26に記載の再生装置。
【請求項28】
前記アップデートメッセージは、ソフトウェアアップデートなしに現在ソフトウェアとして再生するか否かを問い合わせする案内情報を含み、
前記CPUは、
ユーザからソフトウェアアップデートなしに現在ソフトウェアとして再生するという選択入力を受信した場合には、前記A/Vデータを再生することを特徴とする請求項27に記載の再生装置。
【請求項29】
ユーザインターフェースを通じて前記CPUは、
前記情報記録媒体から読み取られたソフトウェアアップデートのための情報に含まれたアップデートメッセージまたは前記再生装置に設定されたデフォルトアップデートメッセージをユーザインターフェースを通じて提供することを特徴とする請求項28に記載の再生装置。
【請求項30】
前記CPUは、
前記ソフトウェアアップデートが必要ない場合には、前記情報記録媒体から前記データを再生することを特徴とする請求項29に記載の再生装置。
【請求項31】
データが記録された情報記録媒体からデータを再生する方法において、
前記情報記録媒体から前記データ再生装置のソフトウェアアップデートのための情報を読み取るステップと、
前記ソフトウェアアップデートのための情報に基づいて、ソフトウェアアップデートの要否を判断するステップと、
ソフトウェアアップデートが必要である場合に、前記ソフトウェアアップデートのための情報に含まれたアップデートファイルを利用して、ソフトウェアアップデートを行うステップと、
前記情報記録媒体からA/Vデータを再生するステップと、を含むことを特徴とする再生方法。
【請求項32】
前記ソフトウェアは、前記再生装置のCPU実行用ソフトウェア、前記再生装置のエンコーダまたはデコーダ実行用ソフトウェア、前記情報記録媒体をローディングするローディング装置のCPU実行用ソフトウェアのうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項31に記載の再生方法。
【請求項33】
前記ソフトウェアアップデートのための情報は、
いかなるCPUで実行されるソフトウェアであるかを表すソフトウェアタイプ、再生装置の製造者名、再生装置のモデル名、ソフトウェアバージョン、アップデートファイル名のうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項32に記載の再生方法。
【請求項34】
前記判断ステップは、
前記ソフトウェアのバージョン情報を利用して、ソフトウェアアップデートの要否を判断するステップを含むことを特徴とする請求項33に記載の再生方法。
【請求項35】
データが記録された情報記録媒体からデータ再生装置において、
前記再生装置がデータを再生するように制御するCPUと、
前記CPUが実行するソフトウェアを保存するためのメモリ装置と、を備え、
前記CPUは、
前記情報記録媒体から前記データ再生装置のソフトウェアアップデートのための情報を読み取り、前記ソフトウェアアップデートのための情報に基づいてソフトウェアアップデートの要否を判断し、ソフトウェアアップデートが必要である場合に、前記ソフトウェアアップデートのための情報に含まれたアップデートファイルを利用してソフトウェアアップデートを行って、データを再生するように制御することを特徴とする再生装置。
【請求項36】
前記ソフトウェアは、前記再生装置のCPU実行用ソフトウェア、前記再生装置のエンコーダまたはデコーダ実行用ソフトウェア、前記情報記録媒体をローディングするローディング装置のCPU実行用ソフトウェアのうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項35に記載の再生装置。
【請求項37】
前記ソフトウェアアップデートのための情報は、
いかなるCPUで実行されるソフトウェアであるかを表すソフトウェアタイプ、再生装置の製造者名、再生装置のモデル名、ソフトウェアバージョン、アップデートファイル名のうち少なくとも一つ以上を含むことを特徴とする請求項36に記載の再生装置。
【請求項38】
前記CPUは、
前記ソフトウェアのバージョン情報を利用して、ソフトウェアアップデートの要否を判断することを特徴とする請求項37に記載の再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2009−533788(P2009−533788A)
【公表日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−504121(P2009−504121)
【出願日】平成19年4月4日(2007.4.4)
【国際出願番号】PCT/KR2007/001636
【国際公開番号】WO2007/117093
【国際公開日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】