説明

情報記録媒体及びその記録/再生方法

ユーザデータ領域と付加データ領域とを持つものであり、ユーザデータ領域と付加データ領域とを区別できる構造を改善した情報記録媒体及びその記録/再生方法が開示されている。
この開示された情報記録媒体は、ユーザデータが記録されるユーザデータ領域と、このユーザデータ領域の前にある領域と後にある領域のうち少なくともいずれか一つの領域に設けられた付加データ領域とを含み、付加データ領域で使用する第2シンクパターンが、ユーザデータ領域で使用する第1シンクパターンと異なるパターンで形成されることを特徴とする。
また、情報記録媒体についての情報の記録/再生方法は、備えられた情報記録媒体に対してユーザデータが記録されるユーザデータ領域と、このユーザデータ領域の前にある領域と後にある領域のうち少なくとも一つの領域に付加データ領域を設けるステップと、付加データ領域で使用する第2シンクパターンを、ユーザデータ領域で使用する第1シンクパターンと異なるパターンで形成するステップとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザデータ領域と付加データ領域とを持つ情報記録媒体及びそれに記録された情報の再生方法に係り、詳細には、ユーザデータ領域と付加データ領域とを区別できる構造を改善した情報記録媒体及びその記録/再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に情報記録媒体、例えば、光ディスクは、非接触式で情報を記録/再生する光ピックアップ装置の情報記録媒体として広く採用される。
【0003】
この情報記録媒体は、情報記録容量によってコンパクトディスク(CD)、デジタル多機能ディスク(DVD)に区分される。そして、記録可否によって情報の記録、消去及び再生が可能な情報記録媒体と、再生専用情報記録媒体とに区分される。ここで、情報の記録、消去及び再生が可能な情報記録媒体は、650MB CD−R、CD−RW、4.7GB DVD+R/RW、DVD−RAM、DVD−R/RW(リライタブル)などがある。そして、再生専用情報記録媒体は、650MB CD、4.7GB DVD−ROMなどがある。
【0004】
図1は、従来のCD−R、CD−RWのような記録可能型情報記録媒体のデータ構造を表したものである。図1を参照するに、ユーザデータ領域Aと、このユーザデータ領域Aの先頭と後尾それぞれに付加データ領域Bとを具備した構成を持つ。ここで、ユーザデータ領域Aは、物理的クラスターにデータが記録された領域である。そして、付加データ領域Bは、ランイン領域とランアウト領域とに区分される。
【0005】
前記付加データ領域Bは、前記情報記録媒体をターンテーブルに装着した状態で回転駆動時、スピンドルモーターの速度変動などによって記録時の位置が変わる場合に備えて、余裕領域として備えられる。
【0006】
一方、前記のようなフォーマット下で、再生専用情報記録媒体を製造する場合、ドライブでの再生互換性及び前記記録可能型情報記録媒体とのフォーマット一貫性を持つために、再生専用情報記録媒体は、前述したような記録可能型情報記録媒体と同じ構造を持つ必要がある。
【0007】
すなわち、ユーザデータ領域と付加データ領域とを持つ構造を有さねばならない。ここで、付加データ領域は、前記ユーザデータ領域の先頭及び後尾に位置するものであり、図1を参照して説明されたランイン領域とランアウト領域と同じ長さを持つ必要がある。
【0008】
この場合、前記ユーザデータ領域と前記付加データ領域との区分が必要になる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、前記のような必要性を鑑みてなされたものであり、ユーザデータ領域と付加データ領域とを持ち、ユーザデータ領域と付加データ領域とを区別できるようにシンクパターンを持つ、新たなフォーマットの情報記録媒体及びその記録/再生方法を提供するところに目的がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するために、本発明による情報記録媒体は、ユーザデータが記録されるユーザデータ領域と、このユーザデータ領域の前にある領域と後にある領域のうち少なくともいずれか一つの領域に設けられた付加データ領域とを含み、前記付加データ領域で使用する第2シンクパターンが、前記ユーザデータ領域で使用する第1シンクパターンと異なるパターンで形成されることを特徴とする。
【0011】
また、前記目的を達成するための本発明による情報記録媒体についての情報の記録/再生方法は、備えられた情報記録媒体に対してユーザデータが記録されるユーザデータ領域と、このユーザデータ領域の前にある領域と後にある領域のうち少なくとも一つの領域に付加データ領域を設けるステップと、前記付加データ領域で使用する第2シンクパターンを、前記ユーザデータ領域で使用する第1シンクパターンと異なるパターンで形成するステップと、を含むことを特徴とする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明は添付された図面を参照して詳細に説明され、類似した要素については類似した参照番号が使われる。以下、本発明を説明するために、実施形態を図面を参照して記述する。
【0013】
図2及び図3を参照するに、本発明の実施形態による情報記録媒体は、ユーザデータが記録されるユーザデータ領域Cと、このユーザデータ領域の前及び/または後にある領域に設けられた付加データ領域Dとを含む。この情報記録媒体は、記録可能な情報記録媒体または再生専用の情報記録媒体で構成される。
【0014】
前記ユーザデータ領域Cには、複数の第1シンクパターン13によって区分される複数のユーザデータ11が設けられている。本発明によれば、このユーザデータ領域Cは、基本ECC(エラー訂正符号)記録単位で構成されている。
【0015】
そして、前記付加データ領域Dには、複数の第2シンクパターン23によって区分される複数の付加データ21が設けられている。ここで、複数の第1シンクパターン13は、後述する表1及び表2に例示されたような所定シンク番号に該当する変調コードを持つものであり、選択された所定のシンク番号を組合わせて形成される。また、第2シンクパターン23は、図面符号23a及び23bで表現されたように所定類型のパターンで形成されるものであり、この第2シンクパターン23は、第1シンクパターン13と同様に形成される。
【0016】
そして、第2シンクパターン23は、第1シンクパターン13と異なるパターンで形成されている。すなわち、第2シンクパターン23は、第1シンクパターン13としては使われないシンクパターンになっている。このように、第2シンクパターン23を第1シンクパターン13と区別されるパターンで形成することによって、図4に示すような再生システムで、付加データ領域Dを前記ユーザデータ領域Cとはっきりと区分して、付加データ領域Dを管理できる。
【0017】
また、付加データ領域Dの長さによって第2シンクパターンの数が決定される。一方、必須ではないが、この複数の第2シンクパターンは、同じ間隔で配置されたことが望ましい。このように、等間隔で配置することによって、付加データ領域Dの有効付加データ効率を高めることができる。そして、再生時、シンクデータの復旧を容易にする。
【0018】
必須ではないが、本発明によれば、望ましくは、前記ユーザデータ領域C内の各ユーザデータ11の大きさは、前記付加データ領域D内の各付加データ21の大きさと同じになっている。このような構造は、第2シンクパターン23の位置を調整することによって具現できる。
【0019】
また、前記付加データ領域D内の付加データ21の全体大きさは、隣接した二つの第1シンクパターン13a、13bの間に記録されたユーザデータ大きさdの整数倍になっていることが望ましい。すなわち、図2を説明すれば、第2シンクパターン23a、23bの間に記録された付加データ21は、第1シンクパターン13a、13bの間に記録された前記ユーザデータ大きさdと同じ大きさdを持ち、この付加データ21が二箇所設けられている。したがって、全体付加データ21の大きさは、前記ユーザデータ大きさdの整数倍、すなわち、2倍をなす。
【0020】
このように整数倍で構成することによって、データ再生時、あらゆる領域でシンク信号が常に一定の間隔で検出されるので、シンク信号の復旧側面で有利に作用できる。
【0021】
以下、RLL(d,k)の変調コードを使用する構造を例として、情報記録媒体の具体的な形態を説明する。
【0022】
ここで、前記RLL変調コードは、1ビットと1ビットとの間に0ビットがいくつ存在するかによる変調方式を表すものであり、RLL(d,k)は、1ビットと1ビットとの間に存在する0ビットの数、すなわち、ランレングスが最小拘束長d個であり、最大拘束長k個であることを意味する。
【0023】
一般的にRLL(d,k)の変調コードを使用する構造で、第1シンクパターンは、RLL(d,k)を違反するパターンからなるシンクボディと、RLL(d,k)を満足するパターンからなるシンクID(Sync Identification)とを含む。すなわち、シンクボディは、iが1以上の整数を表す時、ランレングスがk+iであるパターンを含む。そして、シンクIDは、N個の相異なるシンクパターンを区別するために、相異なるパターンを含む。
【0024】
また、第2シンクパターンを説明すれば、RLL(d,k)を違反するパターンからなるシンクボディと、RLL(d,k)を満足するパターンからなるシンクIDとを含む。ここで、シンクIDは、N個の相異なるシンクパターンを区別するために、相異なるパターンが入っている。
【0025】
図3は、付加データ領域Dが2個の付加データフレームからなる場合の情報記録媒体のデータ構造を表したものである。このようなデータ構造を持つ情報記録媒体について、シンクボディとシンクIDとの実施形態を表1及び表2それぞれに表した。
【0026】
表1は、RLL(1,7)変調コードを使用し、18ビットシンクボディと、6ビットシンクIDとを使用し、ユーザデータ領域のシンクデータとして9個のユーザデータフレームを含み、付加データ領域のシンクデータとして2個のユーザデータフレームを含む場合を表したものである。
【0027】
【表1】


表2は、RLL(2,10)変調コードを使用し、22ビットシンクボディと、10ビットシンクIDとを使用し、ユーザデータ領域のシンクデータとして7個のユーザデータフレームを含み、付加データ領域のシンクデータとして2個のユーザデータフレームを含む場合を表したものである。
【0028】
【表2】


前記表1及び表2を説明するに、付加データ領域のシンクデータは、前記ユーザデータ領域のシンクデータと異なるパターンで形成されている。すなわち、シンクIDを説明する時、第2シンクパターン23は、第1シンクパターン13としては使われないシンクパターンからなっている。したがって、付加データ領域Dを前記ユーザデータ領域Cとはっきりと区分して処理できる。
【0029】
以下、前記のように構成された情報記録媒体についての情報の記録/再生方法を説明すれば、次の通りである。
【0030】
図2に示すように、まず準備された記録媒体に基本ECC記録単位で構成されたユーザデータ領域Cと、このユーザデータ領域の前及び/または後にある領域に付加データ領域Dとを備える。次いで、前記付加データ領域Dで使用する第2シンクパターン23を、前記ユーザデータ領域Cで使用する第1シンクパターン13と異なるパターンで形成する。
【0031】
ここで、第2シンクパターン23は複数個設けられ、各第2シンクパターン23は等間隔で配置される。一方、第2シンクパターン23は、前記ユーザデータ領域C内の各ユーザデータ11の大きさと、前記付加データ領域D内の各付加データ21の大きさとが同じになるように、前記付加データ領域D内に配置されることが望ましい。
【0032】
そして、この付加データ領域D内のシンクデータは、前述したような変調コードRLL(d,k)を違反する第2シンクパターンからなるシンクボディと、変調コードRLL(d,k)を満足する第2シンクパターンからなるシンクIDとを含む。また、付加データ領域D内の付加データ21の全体大きさは、隣接した二つの第1シンクパターン13a、13bの間に記録されたユーザデータ11の大きさの整数倍になっている。
【0033】
明示的に制限されてはいないが、情報記録媒体は、ブルーレイディスク、AOD(アドバンストオプティカルディスク)のような次世代高密度DVDだけでなく、CD−R、CD−RW、DVD−RW、DVD−RAM、DVD+RWを含むことができる。
【0034】
図4は、本発明の実施形態による記録及び/または再生装置のブロックダイヤグラムである。図4を参照するに、記録及び/または再生放置は、記録/再生ユニット1001、制御部1002、及びメモリ1003を含む。記録/再生ユニット1001は、本発明の情報記録媒体の実施形態であるディスク1000に/からデータを記録/再生する。制御部1002は、図2及び図3と関連して前述したように、本発明によるユーザデータ11及び付加データ21を記録及び再生する。
【0035】
あらゆる面で要求されるものではないが、制御部1002は、コンピュータ再生可能な媒体上にエンコーディングされたコンピュータプログラムを使用する方法を実行するコンピュータとして理解できる。コンピュータは、ファームウェアを持つチップで実行できるか、または前記方法を行うようにプログラム化できる一般または特殊目的のコンピュータでありうる。
【0036】
また、数十ギカバイトの記録容量を達成するために、記録/再生ユニット1001は、ディスク1000上に数十ギカバイトのデータを記録する時に使用可能な低波長、高開口数タイプのユニットを含むことができる。このようなユニットの例は、これに限定されるものではないが、405nm波長の光を使用して開口数0.85を持ち、ブルーレイディスク及び/またはAODと互換可能である。
【0037】
本発明は、前記実施形態を参考して特別に図示かつ説明されたが、これは例示的なものに過ぎず、当業者ならば、これより多様な変形及び均等な他の実施形態が可能であり、本発明の真の技術的保護範囲は、特許請求の範囲に記載された発明の技術的思想及びその均等範囲により定められねばならない。
【産業上の利用可能性】
【0038】
前記のように構成された本発明による情報記録媒体及びその記録/再生方法は、従来の記録可能な情報記録媒体とのフォーマット一貫性を維持でき、ドライブでの再生互換性を持つことができる。
【0039】
また、ユーザデータ領域と付加データ領域とを持つ構造で、前記のようにシンクパターンを異ならせることによって、ユーザデータ領域と付加データ領域とをさらに効果的に区別できる。
【0040】
そして、ユーザデータ領域と付加データ領域とに記録されたデータの長さを一定に維持することによって、データ再生時、あらゆる領域でシンク信号が常に一定の間隔で検出されて、シンク信号の復旧側面で有利に作用できる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】従来のCD−R、CD−RWのような記録可能型情報記録媒体のデータ構造を示す図である。
【図2】本発明の実施形態による情報記録媒体の一単位のデータ構造を示す図である。
【図3】本発明の実施形態による情報記録媒体のデータ構造を示す図である。
【図4】本発明の実施形態による記録及び/または再生装置のブロックダイヤグラムである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録及び/または再生装置に使用するための情報記録媒体であり、
ユーザデータが記録され、かつ第1シンクパターンを持つユーザデータ領域と、このユーザデータ領域の前にある領域と後にある領域のうち少なくともいずれか一つの領域に設けられ、かつ第2シンクパターンを持つ付加データ領域とを含み、
前記第2シンクパターンが前記第1シンクパターンと異なるパターンで形成されて、前記記録及び/または再生装置が、前記第1及び第2シンクパターンによってユーザ領域と付加データ領域とを区別できるようになっていることを特徴とする情報記録媒体。
【請求項2】
前記第1及び第2シンクパターンのうち少なくとも一つが複数の位置に配置され、隣接する一対のいずれか一つのシンクパターンが等間隔で分離されるように配置されたことを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項3】
前記ユーザデータ領域内のユーザデータの大きさと、前記付加データ領域内の付加データの大きさとが同じになるように、前記付加データ領域内の位置に前記第2シンクパターンが配置されたことを特徴とする請求項2に記載の情報記録媒体。
【請求項4】
前記付加データ領域は、
最小拘束長dと最大拘束長kとを持つ変調コードRLL(d,k)を違反する第2シンクパターンからなるシンクボディと、
変調コードRLL(d,k)を満足する第2シンクパターンからなるシンクIDと、を含むシンクデータを含むことを特徴とする請求項3に記載の情報記録媒体。
【請求項5】
前記ユーザデータ領域で使用する第1シンクパターンが複数個設けられ、
前記付加データ領域内の付加データの全体大きさは、隣接した一対の第1シンクパターンの間に記録されたユーザデータ大きさの整数倍になっていることを特徴とする請求項3に記載の情報記録媒体。
【請求項6】
前記ユーザデータ領域で使用する第1シンクパターンが複数個設けられ、
前記付加データ領域内の付加データの全体大きさは、隣接した一対の第1シンクパターンの間に記録されたユーザデータ大きさの整数倍になっていることを特徴とする請求項2に記載の情報記録媒体。
【請求項7】
前記付加データ領域は、
最小拘束長dと最大拘束長kとを持つ変調コードRLL(d,k)を違反する第2シンクパターンからなるシンクボディと、
変調コードRLL(d,k)を満足する第2シンクパターンからなるシンクIDと、を含むシンクデータを含むことを特徴とする請求項6に記載の情報記録媒体。
【請求項8】
前記付加データ領域は、
最小拘束長dと最大拘束長kとを持つ変調コードRLL(d,k)を違反する第2シンクパターンからなるシンクボディと、
変調コードRLL(d,k)を満足する第2シンクパターンからなるシンクIDと、を含むシンクデータを含むことを特徴とする請求項2に記載の情報記録媒体。
【請求項9】
前記ユーザデータ領域内のユーザデータの大きさと、前記付加データ領域内の付加データの大きさとが同じになるように、前記付加データ領域内に前記第2シンクパターンが配置されたことを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項10】
前記ユーザデータ領域で使用する第1シンクパターンが複数個設けられ、
前記付加データ領域内の付加データの全体大きさは、隣接した二つの第1シンクパターンの間に記録されたユーザデータ大きさの整数倍になっていることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項11】
前記付加データ領域は、
最小拘束長dと最大拘束長kとを持つ変調コードRLL(d,k)を違反する第2シンクパターンからなるシンクボディと、
変調コードRLL(d,k)を満足する第2シンクパターンからなるシンクIDと、を含むシンクデータを含むことを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
【請求項12】
ユーザデータが記録され、かつ第1シンクパターンを持つユーザデータ領域と、このユーザデータ領域の前にある領域と後にある領域のうち少なくともいずれか一つの領域に付加データ領域とを設けるステップと、
前記付加データ領域で使用する第2シンクパターンを、前記ユーザデータ領域で使用する第1シンクパターンと異なるパターンで形成するステップと、を含むことを特徴とする情報記録媒体についての情報の記録/再生方法。
【請求項13】
前記第1及び第2シンクパターンのうち一つが複数個設けられ、等間隔で配置されたことを特徴とする請求項12に記載の情報記録媒体についての情報の記録/再生方法。
【請求項14】
前記ユーザデータ領域内の各ユーザデータの大きさと、前記付加データ領域内の各付加データの大きさとが同じになるように、前記付加データ領域内に前記第2シンクパターンを配置することを特徴とする請求項13に記載の情報記録媒体についての情報の記録/再生方法。
【請求項15】
前記付加データ領域は、
最小拘束長dと最大拘束長kとを持つ変調コードRLL(d,k)を違反する第2シンクパターンからなるシンクボディと、
変調コードRLL(d,k)を満足する第2シンクパターンからなるシンクIDと、を含むシンクデータを含むことを特徴とする請求項14に記載の情報記録媒体についての情報の記録/再生方法。
【請求項16】
前記ユーザデータ領域で使用する第1シンクパターンは複数個設けられ、
前記付加データ領域内の付加データの全体大きさは、隣接した一対の第1シンクパターンの間に記録されたユーザデータ大きさの整数倍になっていることを特徴とする請求項15に記載の情報記録媒体についての情報の記録/再生方法。
【請求項17】
前記ユーザデータ領域で使用する第1シンクパターンは複数個設けられ、
前記付加データ領域内の付加データの全体大きさは、隣接した一対の第1シンクパターンの間に記録されたユーザデータ大きさの整数倍になっていることを特徴とする請求項13に記載の情報記録媒体についての情報の記録/再生方法。
【請求項18】
前記付加データ領域は、
最小拘束長dと最大拘束長kとを持つ変調コードRLL(d,k)を違反する第2シンクパターンからなるシンクボディと、
変調コードRLL(d,k)を満足する第2シンクパターンからなるシンクIDとを含むシンクデータを含むことを特徴とする請求項17に記載の情報記録媒体についての情報の記録/再生方法。
【請求項19】
前記付加データ領域は、
最小拘束長dと最大拘束長kとを持つ変調コードRLL(d,k)を違反する第2シンクパターンからなるシンクボディと、
変調コードRLL(d,k)を満足する第2シンクパターンからなるシンクIDと、を含むシンクデータを含むことを特徴とする請求項13に記載の情報記録媒体についての情報の記録/再生方法。
【請求項20】
前記ユーザデータ領域内の各ユーザデータの大きさと、前記付加データ領域内の各付加データの大きさとが同じになるように、前記付加データ領域内に前記第2シンクパターンを配置することを特徴とする請求項12に記載の情報記録媒体についての情報の記録/再生方法。
【請求項21】
前記ユーザデータ領域で使用する第1シンクパターンは複数個設けられ、
前記付加データ領域内の付加データの全体大きさは、隣接した一対の第1シンクパターンの間に記録されたユーザデータ大きさの整数倍になっていることを特徴とする請求項12に記載の情報記録媒体についての情報の記録/再生方法。
【請求項22】
前記付加データ領域は、
最小拘束長dと最大拘束長kとを持つ変調コードRLL(d,k)を違反する第2シンクパターンからなるシンクボディと、
変調コードRLL(d,k)を満足する第2シンクパターンからなるシンクIDとを含むシンクデータを含むことを特徴とする請求項12に記載の情報記録媒体についての情報の記録/再生方法。
【請求項23】
記録及び/または再生装置に使用するための情報記録媒体であり、
ユーザデータが記録され、かつ第1シンクパターンを持つユーザデータ領域と、このユーザデータ領域に隣接するように位置し、かつ第2シンクパターンを持つ付加データ領域とを含み、
前記第2シンクパターンが前記第1シンクパターンと異なるパターンで形成されて、前記記録及び/または再生装置が、前記第1及び第2シンクパターンによってユーザ領域と付加データ領域を区別できるようになっていることを特徴とする情報記録媒体。
【請求項24】
前記第1シンクパターンは、ユーザデータの第1サイズを限定するようにユーザデータ領域の第1位置及び第2位置に配置され、前記第2シンクパターンは、付加データの第2サイズを限定するように付加データ領域の第1位置及び第2位置に配置され、前記第1サイズが第2サイズと同じであることを特徴とする請求項23に記載の情報記録媒体。
【請求項25】
第1シンクパターンを持つ他のユーザデータ領域を含み、前記付加データ領域は、前記ユーザデータ領域と異なるユーザデータ領域の間に配置されたことを特徴とする請求項23に記載の情報記録媒体。
【請求項26】
前記ユーザデータ領域は、エラー訂正コード(ECC)記録単位を含むことを特徴とする請求項23に記載の情報記録媒体。
【請求項27】
情報記録媒体に使用するための記録及び/または再生装置であり、
前記装置と情報記録媒体との間に、ユーザデータ及び/または付加データを含むデータを光学的に伝達するための記録及び/または再生ユニットと、
前記情報記録媒体に記録された第1シンクパターンによって情報記録媒体のユーザデータ領域を決定し、前記情報記録媒体上に記録された第1シンクパターンと異なる第2シンクパターンによって情報記録媒体の付加情報領域を決定し、前記決定されたユーザデータ領域に対してユーザデータを伝達し、前記決定された付加情報領域に対して付加データを伝達するために、前記記録及び/または再生ユニットを制御するための制御部と、を含むことを特徴とする記録及び/または再生装置。
【請求項28】
前記第1シンクパターンは、ユーザデータの第1サイズを限定するようにユーザデータ領域の第1位置及び第2位置に配置され、前記第2シンクパターンは、付加データの第2サイズを限定するように付加データ領域の第1位置及び第2位置に配置され、前記第1サイズが第2サイズと同じであることを特徴とする請求項27に記載の記録及び/または再生装置。
【請求項29】
前記制御部は、第1シンクパターンを持つ他のユーザデータ領域を決定して、付加データ領域を前記ユーザデータ領域と異なるユーザデータ領域間に配置させ、前記他のユーザデータ領域に対してユーザデータを伝達することを特徴とする請求項27に記載の記録及び/または再生装置。
【請求項30】
前記制御部は第1シンクパターンで、
最小拘束長dと最大拘束長kとを持つ変調コードRLL(d,k)を違反する第2シンクパターンからなるシンクボディと、
変調コードRLL(d,k)を満足する第2シンクパターンからなるシンクIDと、を検出することを特徴とする請求項27に記載の記録及び/または再生装置。
【請求項31】
前記制御部は第2シンクパターンで、
変調コードRLL(d,k)を違反する第2シンクパターンからなる第2シンクボディと、
変調コードRLL(d,k)を満足する第2シンクパターンからなる第2シンクIDと、を検出することを特徴とする請求項30に記載の記録及び/または再生装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公表番号】特表2006−509322(P2006−509322A)
【公表日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−558515(P2004−558515)
【出願日】平成15年12月2日(2003.12.2)
【国際出願番号】PCT/KR2003/002627
【国際公開番号】WO2004/053870
【国際公開日】平成16年6月24日(2004.6.24)
【出願人】(503447036)サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド (2,221)
【Fターム(参考)】