説明

手書き入力装置

【課題】 スタンドとして機能するカバーの起立状態の安定性を確保し、利便性の向上等を図る。
【解決手段】 ストラップ取付部6c、6cを有する装置本体2と、該装置本体に対して情報入力を行うための入力ペン3と、入力ペンを装置本体に吊り下げるストラップ4と、装置本体の保護が可能なカバー5とを設け、該カバーに装置本体の各面に対向して位置される複数の保護面部21、22、23、24を設け、カバーを複数の保護面部がそれぞれ折り曲げ部26、27、28、29を介して連結することにより折り曲げ可能とし、カバーの側縁に係止用凹部22b、22b、24c、24cを形成し、カバーにストラップを止着するフック部30、30、30を設け、カバーを所定の形状に折り曲げた状態で、ストラップを係止用凹部に係止すると共にフック部に係合して止着して、カバーを装置本体を立て掛けるスタンドとして使用可能とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は手書き入力装置についての技術分野に関する。詳しくは、ストラップを用いてスタンドとしても機能するカバーの起立状態の安定性を確保し、利便性の向上等を図る技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、各種の情報を手書き入力装置の装置本体に対して入力ペンを用いて入力することが行われている。このような手書き入力装置としては、例えば、パーソナルコンピューターやPDA(Personal Digital Assistance)等があり、入力ペンは装置本体からの脱落等を防止するためのストラップによって装置本体に吊り下げられる場合がある。
【0003】
一方、手書き入力装置等の電子機器にあっては、装置本体を保護するためのカバーを有し、このカバーが装置本体を立て掛けるためのスタンドとしても機能するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開2003−189145号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、特許文献1に記載された上記した例にあっては、カバーをスタンドとして用いたときの起立状態の保持を、カバーの先端縁(特許文献1にあっては後端縁44a)を規制部(特許文献1にあっては規制突条47)に突き当てるだけにより行っているため、起立状態が不安定であるという問題がある。
【0006】
そこで、起立状態の安定化を図るために、カバーの一部に脚立等の保持機構を設けることが考えられるが、この場合には、保持機構を設ける分、大型化や重量化という不具合を生じる他、製造コストの増大をも来たしてしまう。
【0007】
また、簡易な手段として着脱可能なテープ、例えば、所謂マジックテープ(登録商標)を貼り付ける手段を採用することが可能であるが、この場合には、繰り返し使用によるテープの劣化のおそれがあり、長期に亘って起立状態の安定化を図ることが困難であるという問題が生じる。
【0008】
そこで、本発明手書き入力装置は、上記した問題点を克服し、スタンドとして機能するカバーの起立状態の安定性を確保し、利便性の向上等を図ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明手書き入力装置は、上記した課題を解決するために、ストラップ取付部を有すると共に手書入力の対象となる装置本体と、該装置本体に対して情報入力を行うための入力ペンと、一端部が装置本体のストラップ取付部に取り付けられて入力ペンを装置本体に吊り下げるストラップと、装置本体を外側から覆うことにより該装置本体の保護が可能なカバーとを設け、該カバーに装置本体の外形状に対応して装置本体の各面に対向して位置される複数の保護面部を設け、カバーを複数の保護面部がそれぞれ折り曲げ部を介して連結することにより折り曲げ可能とし、カバーの側縁に、ストラップ取付部に取り付けられたストラップを係止する少なくとも1つの係止用凹部を形成し、カバーの少なくとも1つの保護面部にストラップ取付部に取り付けられたストラップを止着するフック部を設け、上記カバーを所定の形状に折り曲げた状態で、ストラップを係止用凹部に係止すると共にフック部に係合して止着して、カバーを装置本体を立て掛けるスタンドとして使用可能としたものである。
【0010】
従って、本発明手書き入力装置にあっては、係止用凹部に係止されると共にフック部に止着されたストラップによって、スタンドとして機能するカバーの起立状態が保持される。
【発明の効果】
【0011】
本発明手書き入力装置は、ストラップ取付部を有すると共に手書入力の対象となる装置本体と、該装置本体に対して情報入力を行うための入力ペンと、一端部が装置本体のストラップ取付部に取り付けられて入力ペンを装置本体に吊り下げるストラップと、装置本体を外側から覆うことにより該装置本体の保護が可能なカバーとを備え、該カバーは装置本体の外形状に対応して装置本体の各面に対向して位置される複数の保護面部を有し、カバーは複数の保護面部がそれぞれ折り曲げ部を介して連結されることにより折り曲げ可能とされ、カバーの側縁に、ストラップ取付部に取り付けられたストラップを係止する少なくとも1つの係止用凹部を形成し、カバーの少なくとも1つの保護面部にストラップ取付部に取り付けられたストラップを止着するフック部を設け、上記カバーを所定の形状に折り曲げた状態で、ストラップを係止用凹部に係止すると共にフック部に係合して止着して、カバーを装置本体を立て掛けるスタンドとして使用可能としたことを特徴とする。
【0012】
従って、ストラップによってカバーの各部の載置面に対する倒れが防止され、カバーの載置面に対する安定した起立状態を確保することができる。
【0013】
また、カバーの載置面に対する安定した起立状態を確保するために、予め付設されたストラップを用いているため、カバーに安定した起立状態を確保するための別の保持機構を設ける必要がなく、手書き入力装置の大型化や重量化等を来たすことなく、簡易な構成により起立状態の安定化を図ることができる。
【0014】
請求項2に記載した発明にあっては、上記フック部を複数設け、上記ストラップを伸縮自在にしたので、ストラップの長さを調節して任意のフック部にストラップを止着することにより、スタンドとして用いたカバーの載置面に対する傾斜角度が変更可能であり、カバーに立て掛けられる装置本体を所望の角度に設定することができる。
【0015】
請求項3に記載した発明にあっては、上記カバーの保護面部の内部に板状の保護材を配置したので、カバーの剛性が高く、載置面に対する安定した起立状態を確保することができ、また、カバーに装置本体を安定した状態で立て掛けることができるため、立て掛けた状態における装置本体に対する操作性の向上を図ることができる。
【0016】
請求項4に記載した発明にあっては、上記装置本体に各種の情報が表示されるディスプレイを設け、カバーによって装置本体が保護されたときに、保護材が配置された保護面部を上記ディスプレイに対向して位置させるようにしたので、外部からの衝撃等によるディスプレイの損傷を防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下に、本発明手書き入力装置の最良の形態を添付図面に従って説明する。
【0018】
以下に示す最良の形態は、本発明手書き入力装置をパーソナルコンピューターに適用したものである。
【0019】
尚、本発明手書き入力装置の適用範囲はパーソナルコンピューターに限られることはなく、PDA(Personal Digital Assistant)、ネットワーク端末、携帯情報端末、ワークステーション等の入力ペンを用いて手書き入力が可能とされる各種の電子機器に広く適用することができる。
【0020】
手書き入力装置1は、図1に示すように、手書入力の対象となる装置本体2と、該装置本体2に対して情報入力等を行うための入力ペン(スタイラス)3と、該入力ペン3を装置本体2に吊り下げるストラップ4と、装置本体2を保護するカバー5とを備えている。
【0021】
装置本体2は筐体6に所要の各部が配置されて成る(図1及び図2参照)。筐体6は、例えば、横長の扁平な矩形状に形成され、前面6aにディスプレイ7、例えば、液晶パネルが設けられている。装置本体2の左右両側面6b、6bには、それぞれストラップ取付部6c、6cが形成されている(図1及び図3参照)。
【0022】
装置本体2にあっては、ディスプレイ7にタッチパネル(タブレット)が一体的に組み込まれており、ディスプレイ7の所定の位置を指や入力ペン3によってタップすることにより選択操作や入力操作等を行うことができる。
【0023】
筐体6の所定の位置には、複数の操作釦8、8、・・・が設けられている。
【0024】
入力ペン3は樹脂材料等によって、例えば、略板状のリーフ型に形成されている。入力ペン3の長手方向における一端部がペン先3aとして設けられている。
【0025】
ストラップ4は紐9と紐保持具10とを有している(図4乃至図6参照)。
【0026】
紐保持具10は、図4及び図7に示すように、固定部11と摺動支持部12とが一体に形成されて成り、固定部11に紐挿通孔11aが形成され、摺動支持部12に紐支持孔12aが形成されている。紐挿通孔11aと紐支持孔12aは横並びの状態で位置され、ともに同じ方向に延びるように形成されている。紐挿通孔11aの径は、図7に示すように、紐9の径より僅かに大きく形成され、紐支持孔12aの径は紐9の径より稍大きく形成されている。
【0027】
紐保持具10の紐挿通孔11aに紐9が挿通され、さらに、この紐9が折り返されて紐支持孔12aに挿通される。従って、図5及び図6に示すように、紐9のうち、紐挿通孔11aと紐支持孔12aとの間に位置する折り返された部分が環状に形成され、この部分が使用者の手が挿入される挿入用ループ部9aとされる。
【0028】
紐保持具10の固定部11の互いに反対側に位置する紐9の部分には、それぞれストッパー13、14が取り付けられている。従って、固定部11の紐挿通孔11aに挿入された紐9の部分は、固定部11に対してストッパー13、14によって移動を規制されている。紐9はストッパー13、14に、例えば、圧入されて固定される。
【0029】
挿入用ループ部9aと反対側に位置するストッパー13には、紐9が位置する側と反対側の部分に細径の取付紐15が取り付けられている。取付紐15は環状に形成された状態でストッパー13に取り付けられている。
【0030】
紐9のうち、ストッパー13、14が取り付けられた側と反対側の端部9b寄りの位置には、ストッパー16が取り付けられている。端部9bは環状に形成されている。
【0031】
以上のように構成されたストラップ4において、紐9を紐保持具10の摺動支持部12に対してスライドさせることにより、挿入用ループ部9aの径を任意の大きさに調節することができる(図5及び図6参照)。このとき挿入用ループ部9aの径を調節することにより、紐保持具10からストッパー16までの紐9の長さが変更される。尚、挿入用ループ部9aは、ストッパー16が紐保持具10に当接した状態において、最大の長さとなる(図6参照)。
【0032】
ストラップ4は取付紐15が装置本体2の何れかのストラップ取付部6c、6cに取り付けられることにより装置本体2に連結される(図8参照)。
【0033】
紐9の端部9bには着脱具17が保持されている。着脱具17は、図5に示すように、着脱可能とされた第1の部分18と第2の部分19とから成り、第1の部分18と第2の部分19にはそれぞれリング部18a、19aが設けられている。
【0034】
着脱具17は第1の部分18のリング部18aに紐9が挿通されることにより端部9bに保持されている。
【0035】
入力ペン3は、ペン先3aと反対側の端部に取り付けられた支持リング20が第2の部分19のリング部19aに挿入されて取り付けられることにより、支持リング20及び着脱具17を介してストラップ4に連結される。
【0036】
カバー5は、例えば、第1の保護面部21、第2の保護面部22、第3の保護面部23、第4の保護面部24の4つの保護面部と1つの取付面部25とから成る(図9参照)
第1の保護面部21及び第3の保護面部23は、それぞれ装置本体2の上面6d、下面6eに対応して細長の矩形状に形成され、第2の保護面部22及び第4の保護面部24は、それぞれ装置本体2の後面6f、前面6aに対応して大きな矩形状に形成されている。
【0037】
第1の保護面部21と第2の保護面部22は第1の折り曲げ部26によって連結され、第2の保護面部22と第3の保護面部23は第2の折り曲げ部27によって連結され、第3の保護面部23と第4の保護面部24は第3の折り曲げ部28によって連結され、第1の保護面部21と取付面部25は第4の折り曲げ部29によって連結されている。従って、カバー5は、順に、取付面部25、第1の保護面部21、第2の保護面部22、第3の保護面部23、第4の保護面部24が連結されることにより構成されている。
【0038】
従って、カバー5は、第1の折り曲げ部26、第2の折り曲げ部27、第3の折り曲げ部28及び第4の折り曲げ部29を折り曲げることにより、種々の形状に形成することが可能である。
【0039】
第1の保護面部21、第2の保護面部22、第3の保護面部23、第4の保護面部24及び取付面部25の内部には、それぞれ板状の保護材21a、22a、23a、24a、25aが配置されている。保護材21a、22a、23a、24a、25aは、例えば、樹脂材料や厚紙等によって形成され、カバー5の剛性を高める役割を果たす。
【0040】
第1の保護面部21の一方の面21b、即ち、カバー5が装置本体2を覆った状態において下面6eに対向する面には、左右に離隔してフック部30、30、30が設けられている。フック部30、30、30は、例えば、第1の保護面部21の一部が切り起こされることにより形成されている。尚、フック部30、30、30は、第1の保護面部21の一部を切り起こして形成したものに限られることはなく、釦状の部材やフック状の部材を取り付けて構成する等、ストラップ4の紐9が止着され、繰り返し使用に耐え得る耐久性の高いものであればよい。
【0041】
第2の保護面部22の左右両側縁における第1の保護面部21寄りの位置には、それぞれ第1の係止用凹部22b、22bが形成されている。
【0042】
第4の保護面部24の第3の折り曲げ部28と反対側の端縁24bには、左右に離隔して第2の係止用凹部24c、24cが形成されている。第4の保護面部24には、第2の係止用凹部24c、24cの間の位置に、取付釦31が設けられている。
【0043】
取付面部25には取付釦32が設けられている。
【0044】
カバー5は、第1の折り曲げ部26、第2の折り曲げ部27、第3の折り曲げ部28及び第4の折り曲げ部29が同じ方向に折り曲げられることにより、装置本体2を外側から覆って保護する形状である角筒状に形成される。
【0045】
装置本体2がカバー5によって保護された状態においては、第1の保護面部21が下面6eに対向して位置され、第2の保護面部22が後面6fに対向して位置され、第3の保護面部23が上面6dに対向して位置され、第4の保護面部24が前面6aに対向して位置される。取付面部25は第4の保護面部24の一部に重ねられ、取付釦31と取付釦32が結合されることにより、カバー5の装置本体2からの脱落が防止される。
【0046】
このように装置本体2がカバー5によって保護された状態においては、装置本体2に対して外部からの衝撃等が付与されても装置本体2の損傷が防止されると共に装置本体2への塵埃等の付着が防止される。
【0047】
装置本体2がカバー5によって覆われた状態においては、内部に保護材22aが配置された第2の保護面部22とディスプレイ7とが対向して位置されるため、外部からの衝撃等によるディスプレイ7の損傷を防止することができる。
【0048】
カバー5は装置本体2を保持するスタンドとしても機能する(図1及び図10参照)。
【0049】
カバー5をスタンドとして使用するときには、先ず、第1の保護面部21及び取付面部25を机上等の載置面100に載置し、第2の保護面部22及び第4の保護面部24を載置面100に対して起立又は傾斜させた状態とし、第4の保護面部24の端縁24bを載置面100に当接させる。
【0050】
次に、ストラップ4が取り付けられた状態の装置本体2を後面6fが第1の保護面部21に接するように立て掛け、ストラップ4の紐9を順に一方の第1の係止用凹部22b、第2の係止用凹部24c、24c、他方の第1の係止用凹部22bに挿入して係止する。このとき弛みが生じないように紐9を各係止用凹部22b、24c、24c、22bに係止する。
【0051】
最後に、紐9のストッパー16側の任意の部分を任意のフック部30に係合し、紐9をフック部30に止着する。
【0052】
紐9がフック部30に止着された状態においては、紐9によってカバー5の各部の載置面100に対する倒れが防止され、カバー5の載置面100に対する安定した起立状態を確保することができる。
【0053】
また、カバー5の載置面100に対する安定した起立状態を確保するために、予め付設されたストラップ4を用いているため、カバー5に安定した起立状態を確保するための別の保持機構を設ける必要がなく、手書き入力装置1の大型化や重量化等を来たすことなく、簡易な構成により起立状態の安定化を図ることができる。
【0054】
ストラップ4は、上記したように、紐9を紐保持具10の摺動支持部12に対してスライドさせることにより長さの調節が可能であるため、ストラップ4の長さを調節して任意のフック部30、30、30に紐9を止着することにより、載置面100に対する第2の保護面部22の傾斜角度を変更して、該第2の保護面部22に立て掛けられる装置本体2を所望の角度に設定することができる。
【0055】
尚、上記には、紐9を紐保持具10の摺動支持部12に対してスライドさせることにより長さの調節が可能である例を示したが、例えば、紐9をゴム等の伸縮性を有する材料によって形成し、長さの調節を可能としてもよい。
【0056】
また、カバー5の各保護面部21、22、23、24の内部に板状の保護材21a、22a、23a、24aが配置されているため、カバー5の剛性が高く、載置面100に対する安定した起立状態を確保することができ、また、カバー5に装置本体2を安定した状態で立て掛けることができるため、立て掛けた状態における装置本体2に対する操作性の向上を図ることができる。
【0057】
尚、カバー5をスタンドとして用いる場合には、図1に示すように、第3の保護面部23と第4の保護面部24を開いた状態としてもよく、また、図11に示すように、第3の保護面部23と第4の保護面部24を重ねた状態としてもよい。第3の保護面部23と第4の保護面部24を重ねた状態でカバー5をスタンドとして使用する場合には、装置本体2の載置面100に対する傾斜角度を小さく設定することが可能である。
【0058】
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】図2乃至図11と共に本発明の最良の形態を示すものであり、本図は手書き入力装置を装置本体とカバーとを分離した状態で示す斜視図である。
【図2】装置本体とこれに取り付けられたストラップ及び入力ペンを示す斜視図である。
【図3】図2とは異なる方向から見た状態で示す装置本体の斜視図である。
【図4】ストラップと入力ペンを示す拡大正面図である。
【図5】ストラップと入力ペンを示す斜視図である。
【図6】ストラップと入力ペンを示すものであり、挿入用ループ部が最大の長さとされている状態を示す斜視図である。
【図7】紐保持具の拡大断面図である。
【図8】入力ペンの装置本体への取付方法を示す拡大斜視図である。
【図9】カバーの展開図である。
【図10】カバーをスタンドとして使用するときの状態を示す側面図である。
【図11】カバーをスタンドとして使用するときの別の状態を示す側面図である。
【符号の説明】
【0060】
1…手書き入力装置、2…装置本体、3…入力ペン、4…ストラップ、5…カバー、6c…ストラップ取付部、7…ディスプレイ、21…第1の保護面部、21a…保護材、22…第2の保護面部、22a…保護材、22b…第1の係止用凹部、23…第3の保護面部、23a…保護材、24…第4の保護面部、24a…保護材、24c…第2の係止用凹部、26…第1の折り曲げ部、27…第2の折り曲げ部、28…第3の折り曲げ部、29…第4の折り曲げ部30…フック部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ストラップ取付部を有すると共に手書入力の対象となる装置本体と、
該装置本体に対して情報入力を行うための入力ペンと、
一端部が装置本体のストラップ取付部に取り付けられて入力ペンを装置本体に吊り下げるストラップと、
装置本体を外側から覆うことにより該装置本体の保護が可能なカバーとを備え、
該カバーは装置本体の外形状に対応して装置本体の各面に対向して位置される複数の保護面部を有し、
カバーは複数の保護面部がそれぞれ折り曲げ部を介して連結されることにより折り曲げ可能とされ、
カバーの側縁に、ストラップ取付部に取り付けられたストラップを係止する少なくとも1つの係止用凹部を形成し、
カバーの少なくとも1つの保護面部にストラップ取付部に取り付けられたストラップを止着するフック部を設け、
上記カバーを所定の形状に折り曲げた状態で、ストラップを係止用凹部に係止すると共にフック部に係合して止着して、カバーを装置本体を立て掛けるスタンドとして使用可能とした
ことを特徴とする手書き入力装置。
【請求項2】
上記フック部を複数設け、
上記ストラップを伸縮自在にした
ことを特徴とする請求項1に記載の手書き入力装置。
【請求項3】
上記カバーの保護面部の内部に板状の保護材を配置した
ことを特徴とする請求項1に記載の手書き入力装置。
【請求項4】
上記装置本体に各種の情報が表示されるディスプレイを設け、
カバーによって装置本体が保護されたときに、保護材が配置された保護面部を上記ディスプレイに対向して位置させるようにした
ことを特徴とする請求項1に記載の手書き入力装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−155050(P2006−155050A)
【公開日】平成18年6月15日(2006.6.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−342426(P2004−342426)
【出願日】平成16年11月26日(2004.11.26)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】