説明

抗酸化作用を有する組成物

【課題】本発明は、優れた抗酸化作用を有する組成物、該組成物を用いた飲食品、及び該組成物の製造方法を提供することを主な目的とする。
【解決手段】カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか1種と、西洋人参加工物を含有する組成物、さらに高麗人参加工物及び/又はマカ加工物を含有する組成物、該組成物を使用して得られる飲食品、該組成物の製造方法、ならびにカンカおよび/またはアシュワガンダの抗酸化力増強方法を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アシュワガンダ加工物及びカンカ加工物から選択される少なくともいずれか1種と、西洋人参加工物を含有する組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
生体が呼吸することによって取り込まれた酸素のうち、1〜2%ほどが体内で活性酸素となることが知られている。また、活性酸素を発生させる原因は、呼吸以外にも喫煙、ストレス、紫外線、排気ガス等が知られている。その他、農薬、ダイオキシン、薬剤などを経口摂取することによっても発生するといわれている。体内で過剰に発生した活性酸素は、細胞や組織を傷害し(酸化ストレス)、動脈硬化、炎症反応、糖尿病等の様々な疾患の原因となる。生体は、通常、このような活性酸素の有害反応を防御するために抗酸化活性を有する物質(抗酸化物質)を有するが、抗酸化活性は年齢やストレスによって大きく影響を受け、著しく活性が低下することがある。そのため、近年では、抗酸化活性の向上を目的として、抗酸化作用を有するサプリメント、飲料等の開発が盛んに行われている(例えば、特許文献1等)。この様な背景から、さらに優れた抗酸化作用を有する飲食品等の開発が望まれている。
【特許文献1】特開平6−9417
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、優れた抗酸化作用を有する組成物、該組成物を用いた飲食品、及び該組成物の製造方法、ならびに抗酸化力増強方法を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った。本発明者らは、カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか1種と、西洋人参加工物を組み合わせて用いることによって、西洋人参加工物を単独で使用したときよりも抗酸化作用が向上することを見出した。また、本発明者らは、カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか1種と、西洋人参加工物に加え、高麗人参加工物、マカ加工物を配合することによってさらに優れた抗酸化作用が奏されることを確認した。本発明は、このような知見に基づき、さらに研究を重ねた結果、完成されたものである。
【0005】
即ち、本発明は、下記に掲げる発明を提供する:
項1.カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか1種と、西洋人参加工物を含有する組成物。
項2.前記加工物が粉砕物、乾燥物及び溶媒抽出物からなる群より選択されるいずれか1種である項1に記載の組成物。
項3.西洋人参加工物の含有量が、カンカ加工物100重量部に対して0.5重量部以上および/またはアシュワガンダ加工物100重量部に対して0.003重量部以上である項1又は2に記載の組成物。
項4.さらに高麗人参加工物及びマカ加工物から選択される少なくともいずれか1種を含有する項1〜3のいずれかに記載の組成物。
項5.経口用組成物である項1〜4のいずれかに記載の組成物。
項6.飲食品の形態である項1〜5のいずれかに記載の組成物。
項7.カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか1種に
西洋人参加工物を配合するカンカおよび/またはアシュワガンダの抗酸化力増強方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明の組成物は、カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか1種と、西洋人参加工物を含有することによって優れた抗酸化作用を発揮することができる。また、本発明の組成物は、カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか1種と、西洋人参加工物を上記所定量配合することによってより優れた抗酸化作用を発揮するものである。本発明の組成物は、カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか1種と、西洋人参加工物に加え、高麗人参加工物及びマカ加工物から選択される少なくともいずれか1種を併用することによって、さらに優れた抗酸化作用を発揮することができる。
【0007】
本発明の組成物は、上記優れた抗酸化作用により、活性酸素の有害反応によって引き起こされる生活習慣病、動脈硬化、肝機能低下等の症状の予防、緩和に有効である。
【0008】
本発明の組成物は、経口用組成物として多種多様な飲食品形態に調製され得ることから、継続して摂取することが容易であり、上記症状の予防、緩和に有効である。また、本発明の組成物を日常的に摂取することによって、美肌、老化防止、滋養強壮、疲労回復等の優れた効果が得られる。
【0009】
加えて、本発明の抗酸化力増強方法によれば、カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか1種に、西洋人参加工物を配合することによって、カンカ及びアシュワガンダが本来有する抗酸化力を一層増強させることができる。また、本発明の抗酸化作用を有する組成物の方法によれば、簡便に上記本発明の抗酸化作用を有する組成物を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の組成物は、特定の植物加工物を組み合わせて含有することを特徴とする。以下、本発明の組成物の各成分について詳述する。
【0011】
(1)組成物
本発明に含まれる加工物は、以下の植物を原料とする。
【0012】
(i)カンカ
カンカ(別名:中国砂漠人参)は、カンカニクジュヨウとも呼ばれ、ハマウツボ科(学名;Cistache Tsubulosa )に属し、自然界では砂漠に生育する紅柳(タマリクス)の根部に寄生する。カンカ加工物としては、カンカエキス末(株式会社栄進商事)等を商業的に入手することが可能である。
【0013】
(ii)アシュワガンダ
アシュワガンダ(別名:インド人参)は、ウィンターチェリー、セキトメホウズキとも呼ばれ、ナス科(学名:Withania sominifera)に属し、自然界ではインド、ネパール等の乾燥地に自生する。地中海沿岸では栽培されていることもある。アシュワガンダ加工物としては、アシュワガンダパウダーW(日本新薬株式会社)等を商業的に入手することが可能である。
【0014】
(iii)西洋人参
西洋人参(別名:アメリカ人参)は、花旗参、美国人参、洋人参とも呼ばれ、ウコギ科(学名:Panax quinquefolium)に属する。原産国はアメリカ合衆国、カナダ、フランス等である。西洋人参加工物としては、Ginseng American PE(TOWA CORPORATION 株式会社)等を商業的に入手することが可能である。
【0015】
(iv)高麗人参
高麗人参(別名:朝鮮人参)は、オタネ人参、薬用人参とも呼ばれ、加工方法によって白参、紅参、鬚人参、曲参とも呼ばれる。ウコギ科(学名:Panax ginseng)に属し、中国東北部に原生するものや、中国東北部、ロシア(極東地域)、北朝鮮、韓国、日本(島根、石川、長野、岩手等)で栽培されているものがある。高麗人参加工物としては、エキス末(長岡実業株式会社)等を商業的に入手することが可能である。
【0016】
(v)マカ
マカ(別名:ペルー人参)は、アンデス人参とも呼ばれ、アブラナ科(学名:Lepidium meyanii)に属し、高度3500〜4500mのアンデス高地で栽培されている。マカ加工物としては、マカエキスパウダーMACAXS-HC(TOWA CORPORATION 株式会社)等を商業的に入手することが可能である。
【0017】
本発明において上記植物(i)〜(v)は植物全体を指し、本発明の組成物の原料として好ましくは根茎部が使用される。
【0018】
本発明の組成物は、上記植物の加工物を使用する。本発明において加工物とは、上記植物の粉砕物、乾燥物、それらの溶媒抽出物等が挙げられる。これらの加工物は、いずれも各植物の根茎部を加工したものが好ましい。
【0019】
上記植物の粉砕物は、ジェットミル等の当該分野で公知の粉砕器により上記植物を粉砕したものであれば特に限定されない。
【0020】
乾燥物は、上記植物を生のまま乾燥させたものであれば特に限定されず、天日乾燥、遠赤外線照射、乾燥機(熱風乾燥、冷風乾燥、真空凍結乾燥)等の従来公知の方法に従って得ることができる。また、乾燥物中の水分量としては、10重量%以下が好ましく、8重量%以下がより好ましい。本発明において乾燥物の形態は問わず、植物体そのものの乾燥物、乾燥物の粉砕物等のいずれでもよい。乾燥粉砕物の場合であれば、上記粉砕物と同様の方法に従って得ることができる。また、本発明においては乾燥物として、原料となる植物体(好ましくは特に根茎部)を発酵処理や酵素処理した後乾燥して得られたものを使用することもできる。
【0021】
本発明の組成物は、上記(i)カンカ加工物及び(ii)アシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか1種と、(iii)西洋人参加工物を必須成分とする。これらの植物には従来から抗酸化作用を有することが知られていたが、カンカやアシュワガンダに、西洋人参を組み合わせることによって、抗酸化作用が相乗的に向上することは、本発明者らによって初めて見出されたものである。
【0022】
本発明の組成物は、上記(i)カンカ加工物及び(ii)アシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか1種と、(ii)西洋人参加工物を必須成分とし、好ましくは(iv)高麗人参加工物又は(v)マカ加工物を含むものであり、より好ましくは(iv)高麗人参加工物と(v)マカ加工物の両方を含むものである。さらに好ましい本発明の実施態様としては、(i)カンカ加工物、(ii)アシュワガンダ加工物、(iii)西洋人参加工物、(iv)高麗人参加工物及び(v)マカ加工物を含む組成物が挙げられる。
【0023】
本発明の組成物において、各加工物の配合割合は、(i)カンカ加工物100重量部に対して、(iii)西洋人参加工物0.5重量部以上、好ましくは8重量部以上、より好ましくは15重量部以上であり、通常0.5〜500重量部程度、好ましくは8〜400重量部程度、より好ましくは15〜350重量部程度であり、(ii)アシュワガンダ加工物100重量部に対して、(iii)西洋人参加工物0.003重量部以上、好ましくは0.05重量部以上、より好ましくは0.5重量部以上であり、通常0.003〜1000重量部程度、好ましくは0.05〜800重量部程度、より好ましくは0.5〜500重量部程度である。なお、前記配合量は原料乾燥物の重量に換算した値で示したものである。本明細書中において「原料乾燥物」とは、加工物として用いる原料植物(好ましくは各植物の根茎部)の乾燥物を指す。
【0024】
また、(i)カンカ加工物及び(ii)アシュワガンダ加工物をそれぞれ併せて使用する場合、原料乾燥重量に換算して(i)カンカ加工物100重量部に対して、(ii)アシュワガンダ加工物の割合は、3〜1000程度、好ましくは10〜800程度、より好ましくは30〜500程度である。
【0025】
このような配合割合で各加工物を含有することにより、本発明の組成物は、さらに優れた抗酸化作用を発揮することができる。
【0026】
また、本発明の組成物に使用される植物加工物として抽出物を用いる場合には、以下の方法により抽出物を得ることができる。
【0027】
抽出物を得る方法は、例えば、上記植物(i)〜(v)、又はこれらの乾燥物、粉砕物等を水、熱水、有機溶媒(エタノール、メタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等のアルコール;含水エタノール、含水メタノール等の含水アルコール;エーテル、ヘキサン、ベンゼン、クロロホルム、アセトン、ペンタン、酢酸エチル等)等又はこれらの混合物で抽出し、濾過する方法等が挙げられる。抽出の条件としては、一般的に植物抽出に適用されるものであれば特に限定されないが、例えば、乾燥物1重量部に対して、1〜500重量部、好ましくは10〜200重量部の水や有機溶媒を加え、室温〜100℃程度、好ましくは30〜70℃程度で撹拌しながら1〜300分程度、好ましくは30〜200分程度抽出を行った後、濾過により固形分を取り除く方法が挙げられる。
【0028】
このようにして得られた抽出物は上記植物(i)〜(v)の可溶性成分が抽出溶媒に溶解した液状物である。この液状の抽出物は、必要に応じて濃縮してもよい。濃縮の方法としては、エバポレーター等の常法を用いることができる。また、それぞれの原料の栄養等が失われない範囲で脱臭、脱色等の精製操作を加えることもできる。
【0029】
例えば、有効成分として配糖体(例えばカンカの有効成分であるアクテオシド等)が含まれる抽出物を得る場合であれば、アルコール(含水アルコールを含む)等の溶媒抽出を行った後、得られた抽出液を濃縮し、残渣を水に懸濁して有機溶媒で洗浄した後、イオン交換樹脂を充填したカラムに通導し、さらに有機溶媒で溶出させることによって得ることができる(例えば、Integrated Essential 天然物化学(改訂第5版),田中治,野副重男,相見則朗,永井正博 編(株)南光堂 参照)。
【0030】
得られた抽出物に例えばデキストリン等の賦形剤を加え、スプレードライ等の当該分野で公知の方法に従って乾燥することができる。簡便には、上記販売元から商業的に入手することができる抽出物を各植物の加工物として使用することができる。本発明においては、本発明の効果が損なわれない限り特に限定されないが、各原料の乾燥物(好ましくは根茎部の乾燥物)の抽出物を用いることが好ましい。各加工物として抽出物を用いる場合であっても、上記原料乾燥物の重量に換算した配合量に基づいて抽出物の配合量を設定することができる。
【0031】
また、上記(i)カンカ加工物及び(ii)アシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか一種と、(iii)西洋人参加工物に加え、(iv)高麗人参加工物及び/又は(v)マカ加工物を併用する場合の各配合量は、本発明の効果を損なわない限り特に限定されない。(iv)高麗人参加工物と(v)マカ加工物の配合量は、原料乾燥物の重量に換算して、通常、西洋人参加工物100重量部に対して、高麗人参加工物0.01〜1000重量部程度、好ましくは0.05〜700重量部程度、より好ましくは0.1〜500重量部程度;マカ加工物0.01〜1000重量部程度、好ましくは0.05〜700重量部程度、より好ましくは0.1〜500重量部程度である。
【0032】
本発明において使用される植物の原料乾燥物には、各成分が以下の割合で含有されている。
【0033】
カンカの有効成分としてはアクテオシドが知られており、カンカ中に0.1〜1重量%程度(原料乾燥重量あたり)含有されている。
【0034】
アシュワガンダの有効成分としてはウィタノライドが知られており、アシュワガンダ中に0.02〜0.3重量%程度(原料乾燥重量あたり)含有されている。
【0035】
西洋人参の有効成分としてはジンセノサイドが知られており、西洋人参中に0.1〜1重量%程度(原料乾燥重量あたり)含有されている。
【0036】
高麗人参の有効成分としてはジンセノサイドが知られており、高麗人参中に0.1〜1重量%程度(原料乾燥重量あたり)含有されている。
【0037】
マカの有効成分としてはベンジルグルコシノレートが知られており、マカ中に0.05〜1重量%程度(原料乾燥重量あたり)含有されている。
【0038】
本発明においては、組成物中の各成分量を測定することによって、上記各植物に特有の成分の含有量に基づいて、組成物中の各加工物の配合量を原料乾燥重量に換算した値として算出することができる。例えば、組成物中にアクテオシドが10μg含有されている場合、カンカにおけるアクテオシドの含有率が0.1〜1重量%であるので、組成物中に含まれるカンカ加工物の量を原料乾燥重量に換算すると1000〜10000μgであると算出できる。
【0039】
(vi)その他の成分
上記(i)〜(v)の成分に加え、必要に応じ、本発明の効果を損なわない範囲で従来公知の着色剤、保存剤、香料、風味剤、コーティング剤、乳化剤等の成分を配合することもできる。
【0040】
また、本発明の組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、上記(i)〜(v)の成分に加えて、さらに他の植物の加工物、機能性成分、または薬効成分を配合することができる。なお、これらの成分は、1種単独で上記(i)〜(v)の成分と組み合わせて使用してもよいし、また、2種以上を任意に組み合わせて上記(i)〜(v)の成分と併用することもできる。
【0041】
他の植物としては、本発明で使用する(i)〜(v)の成分と同様に、抗酸化作用などを有するアカメガシワ、カキノキ、クワ、セイヨウオトギリソウ、ツボクサ、サクヨウガレーガ、ヤーバサンタ、ローズヒップ、アスナロ、アセンヤク、イタドリ、イチヤクソウ、アンズ、ケイカンカ、ハクカユマトウ、シラカバ、セイヨウサンザシ、セイヨウノコギリソウ、タラヨウ、ドクダミ、トルメンチラ、バクモンドウ、ヒバ、ブドウ、ムクロジ、モッカ、レイシ、ローマカツミレ等の植物抽出物;ヒアルロン酸を分解するヒアルロニダーゼを阻害する作用を有する例えばブドウの種子、ひじき、モロヘイヤ、ひじき、ハマスゲ、豆,米および麦などの穀類、ミルラ、バジル、タイムなどのハーブ類、カカオエキス、コーヒーエキス、梅肉エキス、サンザシエキス、およびクロレラ等の植物抽出物;女性ホルモン様作用を有する大豆抽出物やブラックコホシュエキス;血圧降下作用および精神安定を有する米胚芽抽出エキスなどを挙げることができる。
【0042】
また、本発明の組成物の栄養面を向上させる成分としては、フィチン酸、黒ニンニク、黒酢、ローヤルゼリー、黒胡椒、エゾウコギ、トンカットアリ、パフィア、ムイラプアマ、タヒボ、田七人参、紅景天、羅漢果、プロポリス、レイシ、ニガウリ、カイアポ、ヤーコン、マテ茶、スギナ、トナカイの角などを挙げることができる。
【0043】
機能性成分としては、保湿剤、抗酸化剤、血糖降下剤、抗コレステロール剤、免疫賦活剤などを挙げることができる。
【0044】
ここで、保湿剤としては、ヒアルロン酸またはその塩、コンドロイチン硫酸またはその塩、グルコサミン、コラーゲン、セラミド、ベタインを挙げることができる。
【0045】
また抗酸化剤としては、制限されないが、乾燥酵母、グルタチオン、リポ酸、ケルセチン、カテキン、コエンザイムQ10、エンゾジノール、プロアントシアニジン類、アントシアニジン、アントシアニン、カロチン類、リコピン、フラボノイド、リザベラトロール、イソフラボン類、亜鉛、イチョウ葉、月桃葉、ハイビスカス、メラトニンを挙げることができる。なかでも、抗酸化剤として知られるグルタチオンを比較的多く含み、かつそれ以外のミネラルも多様に含んでいることから、乾燥酵母が好ましい。
【0046】
血糖降下剤としては、制限されないが、難消化性デキストリン、グアバ葉、小麦アルブミン、L-アラビノース、豆鼓エキス、桑葉、しょうが、サラシア、α-リノレン酸、アマチャヅル、オオムギ、キダチアロエ、セイヨウタンポポ、ダイダイ、チョウセンアザミ、ニンニク、ハトムギ、バナバ、ビルベリー、ブラックコホシュ、マコモ、コタラヒム、杜仲葉を挙げることができる。
【0047】
抗コレステロール剤としては、制限されないが、大豆タンパク質、リン脂質結合大豆ペプチド、キトサン、植物ステロールエステル、植物ステロール、植物スタノールエステル、難消化性デキストリン、アルギン酸ナトリウム、サイリウム種皮、アスタキサンチン、イノシトール、コエンザイムA、カルシウム、マグネシウム、カルニチン、シルクプロテイン、タウリン、メチオニン、α-リノレン酸、グアガム、コンドロイチン硫酸、アマチャヅル、アルファルファ、イチョウ、オオバコ、オオムギ、オーツ麦、オリーブ、ガジュツ、ギムネマ、キャッツクロー、クコ、クロレラ、スピルリナ、西洋サンザシ、大豆サポニン、唐辛子、ニンニク、ビルベリー、ベニバナ、ユッカ、ラフマ、アガリクス、紅麹を挙げることができる。
【0048】
免疫賦活剤としては、アガリクス、ラクトフェリン、冬虫夏草、アルギニン、トリプトファン、バリン、ロイシン、キチン、キトサン、アロエ、キダチアロエ、エキナセア、オウギ、キャッツクロー、クコ、スピルリナ、ハトムギ、紅花、マカ、マコモ、ラフマを挙げることができる。
【0049】
薬効成分としては、ビタミン、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、ミネラル分(鉄、亜鉛、マグネシム、ヨードなど)、脂肪酸(EPA、DHAなど)を挙げることができる。ここでビタミンとしては、ビタミンA群に属するビタミン〔例えば、レチナール、レチノール、レチノイン酸、カロチン、デヒドロレチナール、リコピン及びそれらの薬理学的に許容される塩類(例えば、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノールなど)など〕、ビタミンB群に属するビタミン〔例えば、チアミン、チアミンジスルフィド、ジセチアミン、オクトチアミン、シコチアミン、ビスイブチアミン、ビスベンチアミン、プロスルチアミン、ベンフォチアミン、フルスルチアミン、リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチド、ピリドキシン、ピリドキサール、ヒドロキソコバラミン、シアノコバラミン、メチルコバラミン、デオキシアデノコバラミン、葉酸、テトラヒドロ葉酸、ジヒドロ葉酸、ニコチン酸、ニコチン酸アミド、ニコチニックアルコール、パントテン酸、パンテノール、ビオチン、コリン、イノシトール、パンガミン酸及びそれらの薬理学的に許容されるこれらの塩類(例えば、塩酸チアミン、硝酸チアミン、塩酸ジセチアミン、塩酸フルスルチアミン、酪酸リボフラビン、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、塩酸ピリドキシン、リン酸ピリドキサール、リン酸ピリドキサールカルシウム、塩酸ヒドロキソコバラミン、酢酸ヒドロキソコバラミン、パントテン酸カルシウム、パントテン酸ナトリウムなど)など〕、ビタミンC群に属するビタミン〔アスコルビン酸及びその誘導体、エリソルビン酸及びその誘導体及びそれらの薬理学的に許容される塩類(例えば、アスコルビン酸ナトリウム、エリソルビン酸ナトリウムなど)など〕、ビタミンD群に属するビタミン〔例えば、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール、ヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロキシコレカルシフェロール、ジヒドロタキステロール及びそれらの薬理学的に許容される塩類など)など〕、ビタミンE群に属するビタミン〔例えば、トコフェロール及びその誘導体、ユビキノン誘導体及びそれらの薬理学的に許容される塩類(酢酸トコフェロール、ニコチン酸トコフェロール、コハク酸トコフェロール、コハク酸トコフェロールカルシウムなど)など〕、その他のビタミン[例えば、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロチン酸、ルチン(ビタミンP)、エリオシトリン、ヘスペリジン及びそれらの薬理学的に許容される塩類(塩化カルニチンなど)など〕を挙げることができる。
【0050】
またアミノ酸としては、ロイシン、イソイロイシン、バリン、メチオニン、トレオニン、アラニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アスパラギン、アスパラギン酸、セリン、グルタミン、グルタミン酸、プロリン、チロシン、システイン、ヒスチジン、オルニチン、ヒドロキシプロリン、ヒドロキシリジン、グリシルグリシン、アミノエチルスルホン酸(タウリン)、シスチンまたはこれらの薬理学的に許容される塩類(例えばアスパラギン酸カリウム、アスパラギン酸マグネシウム、塩酸システインなど)、などを挙げることができる。好ましくは、バリン、ロイシンおよびイソロイシン等の分岐鎖アミノ酸、グルタチオン、システイン、グルタミン酸、グリシン、セリン、トリプトファン、チロシン、フェニルアラニン、ヒスチジン、メチオニン、スレオニン、リジン、シスチン、アルギニン、アラニン、アスパラギン酸、プロリン、アミノエチルスルホン酸、コラーゲン、カルシウムである。
【0051】
(2)飲食品および化粧品
上記本発明の組成物は、上記成分を含む経口用の組成物として調製されることが望ましい。本発明の経口組成物は、抗酸化作用を有する健康食品(栄養機能食品、特定保健用食品、サプリメント等)、病者用食品等が挙げられる。このような飲食品として本発明の飲食品組成物を調製する場合は、上記の組成物をそのまま経口用組成物として使用してもよいし、継続的な摂取が行いやすいように、例えば顆粒剤(ドライシロップを含む)、カプセル剤(軟カプセル剤、硬カプセル剤)、錠剤(チュアブル剤等を含む)、散剤(粉末剤)、丸剤などの各種の固形製剤、または内服用液剤(液剤、懸濁剤、シロップ剤を含む)などの液状製剤等の形態で調製することが望ましく、なかでもカプセル剤、錠剤の形態が各成分の安定性や摂取の簡便さの点からは好ましいが、特に限定されるものではない。
【0052】
カプセル剤、錠剤形態の本発明の飲食品組成物は、薬学的に許容される公知の担体を用いることができ、医薬や食品(特にサプリメント)の分野で採用されている通常の製剤化手法を適用することができる。例えば、錠剤は、各成分を処方に従って添加配合し、粉砕、造粒、乾燥、整粒および混合を行い、得られた調製混合物を打錠することによって調製することができる。
【0053】
さらに、必要に応じて、製剤化のための添加物、例えば、賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤、流動化剤、分散剤、湿潤剤、防腐剤、粘稠剤、pH調整剤、着色剤、矯味矯臭剤、界面活性剤、溶解補助剤などを配合することができ、また、コーティング剤を用いてコーティング錠剤にすることもできる。ペースト状の膠剤とすることもできる。また、他の形態に調製する場合であっても、従来の方法に従えばよい。
【0054】
さらに、顆粒状、粉末状、液状等の形態の本発明の組成物を、例えば、飲料、菓子類、パン類、スープ類等の各種飲食品;ドッグフード、キャットフード等の各種ペットフード等に添加して各種飲食品として調製することもできる。これらの飲食品の製造方法は、本発明の効果を損なわないものであれば特に限定されず、各用途で当業者によって使用されている方法に従えばよい。
【0055】
本発明の組成物を飲食品の形態に調製する場合の本発明の組成物の摂取量は、体重60kgの成人を基準として、西洋人参加工物に換算して、0.01〜10000mg/日、好ましくは0.05〜5000mg/日、より好ましくは0.1〜1000mg/日であり、さらに好ましくは10〜1000mg/日である。
【0056】
また本発明の組成物を化粧料などの外用組成物として調製する場合、上記の配合物をそのまま外用組成物として使用してもよいし、必要に応じて、液状、乳液状、クリーム状、軟膏状などの各種の外用剤の剤型にすることができる。
【0057】
製剤化は、化粧品などを含む皮膚外用剤の分野で採用されている通常の製剤化手法を適用することができる。さらに、必要に応じて、製剤化のための添加物、例えば、賦形剤、崩壊剤、流動化剤、分散剤、湿潤剤、防腐剤、粘稠剤、増粘剤、pH調整剤、着色剤、矯味矯臭剤、界面活性剤、溶解補助剤、顔料、香料などを配合することができ、また、保湿剤や美白剤そのほかの栄養成分を配合することもできる。
【0058】
かかる本発明の外用組成物に配合される(i)〜(v)の成分の合計割合は、原料乾燥物の重量に換算して、2〜90重量%、好ましくは10〜90重量%、より好ましくは30〜90重量%となるように調整することが望ましい。
【0059】
(3)抗酸化力増強方法
カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか1種に、西洋人参加工物を配合することによって、カンカ及びアシュワガンダが本来有する抗酸化力を一層増強することができる。よって、本発明は抗酸化力増強方法をも提供するものである。
【0060】
本発明の抗酸化力増強方法において、各加工物の配合割合は、(i)カンカ加工物100重量部に対して、(iii)西洋人参加工物0.5重量部以上、好ましくは8重量部以上、より好ましくは15重量部以上であり、通常0.5〜500重量部程度、好ましくは8〜400重量部程度、より好ましくは15〜350重量部程度であり、(ii)アシュワガンダ加工物100重量部に対して、(iii)西洋人参加工物0.003重量部以上、好ましくは0.05重量部以上、より好ましくは0.5重量部以上であり、通常0.003〜1000重量部程度、好ましくは0.05〜800重量部程度、より好ましくは0.5〜500重量部程度である。なお、前記配合量は原料乾燥重量換算した値で示したものである。
【0061】
また、(i)カンカ加工物及び(ii)アシュワガンダ加工物をそれぞれ併せて使用する場合、原料乾燥重量に換算して(i)カンカ加工物100重量部に対して、(ii)アシュワガンダ加工物の割合は、10〜1000程度、好ましくは20〜800程度、より好ましくは50〜500程度である。
【0062】
また、上記(i)カンカ加工物及び(ii)アシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか一種と、(iii)西洋人参加工物に加え、(iv)高麗人参加工物及び/又は(v)マカ加工物を併用する場合の各配合量は、本発明の効果を損なわない限り特に限定されない。(iv)高麗人参加工物と(v)マカ加工物の配合量は、原料乾燥物の重量に換算して、通常、西洋人参加工物100重量部に対して、高麗人参加工物0.01〜1000重量部程度、好ましくは0.05〜700重量部程度、より好ましくは0.1〜500重量部程度;マカ加工物0.01〜1000重量部程度、好ましくは0.05〜700重量部程度、より好ましくは0.1〜500重量部程度である。
【0063】
さらに、本発明は、カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか一種と、西洋人参加工物を配合することを特徴とする、抗酸化作用を有する組成物の製造方法をも提供する。各加工物の配合量は、上記抗酸化力増強方法に記載の通りである。
【0064】
以上のようにして得られる本発明の組成物及び当該組成物を用いた飲食品は、優れた抗酸化作用(活性酸素除去作用)を有し、活性酸素の有害反応に起因する症状の改善、緩和、予防に有効にはたらく。本発明の組成物及び飲食品の抗酸化作用は、SOD活性測定(シトクロムc法、NBT法、エピネフリン法、亜硝酸法等)、電子スピン共鳴法、微発光測定法、ラジカル消去能から抗酸化性を評価する方法(フェノキシルラジカルとの反応、DPPH法、ORAC法、PAO法、ABTSラジカル法、フリーラジカル評価システム、スーパーオキシド消去活性、活性酸素消去活性、ジエン結合量による判定、β-カロテンの退色による判定)等、公知の方法に従って確認することができる。
【0065】
活性酸素による有害反応は、生活習慣病(糖尿病、高脂血症)、動脈硬化、肝機能低下、炎症、眼疾患(白内障、網膜症)、脳障害(パーキンソン病、認知症)、免疫力の低下等の原因とされていることから、本発明の組成物は抗酸化作用(活性酸素の除去作用)を発揮することによってこれらの疾患・症状の緩和(改善)及び予防に有効である。さらに、抗酸化作用は、美肌、老化防止、滋養強壮、血流改善、疲労回復、肥満防止、癌予防等に効果があるとされていることから、本発明の組成物も同様の効果を発揮し得るものである。
【0066】
以下、実施例及び処方例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例等に限定されるものではない。
【0067】
試験例1.
下記表1に示されるカンカ、アシュワガンダ、西洋人参、高麗人参、マカの抽出物を、下記表2及び3に示される種々の濃度になるように精製水に溶解して水溶液を調製し、SOD Assay Kit-WST(同仁化学研究所)を用いてSOD様活性を測定した。
【0068】
また、表1に示されるように、カンカ中のアクテオシドの含有率は0.48重量%(原料乾燥重量あたり)、アシュワガンダ中のウィタノライドの含有率は0.16重量%(原料乾燥重量あたり)、そして西洋人参中のジンセノサイドの含有率は0.75重量%(原料乾燥重量あたり)であった。
【0069】
【表1】

得られたSOD様活性の結果から、実施例における値と参考例における値とを比較して上昇率を算出し、以下の基準にしたがって評価した。結果を表2及び3に示す。表中には、各組成物におけるカンカ、アシュワガンダ、西洋人参、高麗人参、マカの抽出物の濃度が示される。また、一般的に抗酸化作用を有するとされているビタミンCをポジティブコントロールとして使用した。
(活性上昇率)
◎:110%以上
○:100%以上110%未満
×:100%未満
【0070】
【表2】

【0071】
【表3】

表中、N.D.はSOD様活性が弱すぎて検出不可能であったことを示す。
【0072】
実施例6の組成物中には、ジンセノサイドが1.9μg、ウィタノライドが114μg含有されていた。また、実施例13の組成物中には、ジンセノサイドが0.46μg、アクテオシドが9.5μg含有されていた。これは、原料乾燥物を、実施例6において西洋人参を256μg、アシュワガンダを70000μg使用したこと、また、実施例13において西洋人参を64μg、カンカを1979μg使用したこととおおよそ相関していた。
【0073】
表2において、7000μg/mlのアシュワガンダ抽出物と、各種濃度の西洋人参抽出物を含有している実施例1〜10について、西洋人参抽出物を含有していない参考例6と比較した場合、検出限界以下の濃度の西洋人参抽出物と組み合わせた場合にもSOD様活性が向上していることが分かる。
【0074】
また、100μg/mlのカンカ抽出物と、各種濃度の西洋人参抽出物を含有している実施例11〜19について、西洋人参抽出物を含有していない参考例18と比較した場合、検出限界以下の濃度の西洋人参抽出物と組み合わせた場合にもSOD様活性が向上したことが分かる。
【0075】
さらに、西洋人参抽出物、カンカ抽出物及びアシュワガンダ抽出物を含有している実施例20〜22は、西洋人参を含有していない(参考例27)に比べて、いずれも優れたSOD様活性を示した。
【0076】
一方、アシュワガンダやカンカとの組み合わせにおいてSOD活性上昇効果がみられた30μg/mlの西洋人参抽出物を含有した場合であっても、比較例1や2のように高麗人参やマカなどと組み合わせた場合には、SOD様活性が低くなる結果となった。しかし、実施例23〜33では、高麗人参やマカなどを含有している場合であっても、アシュワガンダやカンカが含有されていると、SOD様活性が向上した。
【0077】
加えて、本発明の組成物は、一般的に抗酸化作用を有することが知られているビタミンCと比較しても同様に優れた抗酸化作用を有することが示された。
【0078】
処方例
(錠剤)
賦形剤として、結晶セルロース(80〜150mg)、デンプン(60〜90mg)、ステアリン酸カルシウム(15〜25mg)、デキストリン(5〜10mg)および微粒二酸化ケイ素(2〜8mg)を使用し、表4〜9に記載する処方を、慣用法に従って錠剤として調製した。具体的には、各成分を処方に従って配合し、粉砕、造粒、乾燥、整粒および混合を行い、それを定法に従って打錠して錠剤(180〜450mg)の形態に調製した。
(ソフトカプセル)
賦形剤として、ミツロウ(20〜220mg)、サフラワー油(10〜30mg)、ゼラチン(30〜120mg)およびグリセリン(10〜30mg)を使用し、表4〜9に記載する処方を、慣用法に従ってソフトカプセルとして調製した。具体的には、各成分を処方に従って配合し、定法に従って外皮調製、芯液調製、製球および乾燥を行い、ソフトカプセル(150〜500mg)の形態に調製した。
(顆粒剤)
賦形剤として、デキストリン(500〜1500mg)およびキサンタンガム(200〜400mg)を使用し、表4〜9に記載する処方を、慣用法に従って顆粒剤として調製した。具体的には、各成分を処方に従って配合し、定法に従って混合、造粒、乾燥および整粒して顆粒剤(730mg〜2140mg)の形態に調製した。
【0079】
【表4】

【0080】
【表5】

【0081】
【表6】

【0082】
【表7】

【0083】
【表8】

【0084】
【表9】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか1種と、西洋人参加工物を含有する組成物。
【請求項2】
前記加工物が粉砕物、乾燥物及び溶媒抽出物からなる群より選択されるいずれか1種である請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
西洋人参加工物の含有量が、カンカ加工物100重量部に対して0.5重量部以上および/またはアシュワガンダ加工物100重量部に対して0.003重量部以上である請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
さらに高麗人参加工物及びマカ加工物から選択される少なくともいずれか1種を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
【請求項5】
経口用組成物である請求項1〜4のいずれかに記載の組成物。
【請求項6】
飲食品の形態である請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
【請求項7】
カンカ加工物及びアシュワガンダ加工物から選択される少なくともいずれか1種に西洋人参加工物を配合するカンカおよび/またはアシュワガンダの抗酸化力増強方法。

【公開番号】特開2008−297283(P2008−297283A)
【公開日】平成20年12月11日(2008.12.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−147535(P2007−147535)
【出願日】平成19年6月1日(2007.6.1)
【出願人】(000186588)小林製薬株式会社 (518)
【Fターム(参考)】