抗CD19抗体および腫瘍学における使用
本発明は、免疫療法組成物、ならびにヒトCD19抗原に結合し、そして好ましくは、ヒトのADCCを媒介する治療用抗体を使用する、ヒト被験体におけるB細胞の疾患および障害(例えば、B細胞の悪性疾患であるが、これに限定されない)の処置のための方法に関する。本発明は、IgG1ヒトアイソタイプまたはIgG3ヒトアイソタイプのヒト抗CD19抗体またはヒト化抗CD19抗体を含む薬学的組成物に関する。本発明は、好ましくは、ヒトのADCCを媒介するIgG2ヒトアイソタイプまたはIgG4ヒトアイソタイプのヒト抗CD19抗体またはヒト化抗CD19抗体を含む薬学的組成物に関する。本発明は、ヒトのADCCを媒介するIgG1アイソタイプ、IgG2アイソタイプ、IgG3アイソタイプ、またはIgG4アイソタイプのキメラ化抗CD19抗体を含む薬学的組成物に関する。
Notice: Undefined index: DEJ in /mnt/www/gzt_disp.php on line 298
【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬学的に受容可能なキャリア中のIgG1ヒトアイソタイプまたはIgG3ヒトアイソタイプのモノクローナルヒト抗CD19抗体またはモノクローナルヒト化抗CD19抗体を含む、薬学的組成物。
【請求項2】
薬学的に受容可能なキャリア中のIgG1ヒトアイソタイプまたはIgG3ヒトアイソタイプのモノクローナルキメラ化抗CD19抗体の治療的に有効な量を含む、薬学的組成物。
【請求項3】
前記IgG1ヒトアイソタイプまたはIgG3ヒトアイソタイプのモノクローナルキメラ化抗CD19抗体の治療的に有効な量は、患者の体重1kgあたり約1mg未満である、請求項2に記載の薬学的組成物。
【請求項4】
前記IgG1ヒトアイソタイプまたはIgG3ヒトアイソタイプのモノクローナルキメラ化抗CD19抗体の治療的に有効な量は、患者の体重1kgあたり約2mgより大きい、請求項2に記載の薬学的組成物。
【請求項5】
前記抗CD19抗体は、IgG1ヒトアイソタイプ抗体である、請求項1または2に記載の薬学的組成物。
【請求項6】
前記抗CD19抗体は、IgG3ヒトアイソタイプ抗体である、請求項1または2に記載の薬学的組成物。
【請求項7】
薬学的に受容可能なキャリア中のヒトの抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を媒介するモノクローナルヒト抗CD19抗体またはモノクローナルヒト化抗CD19抗体の治療的に有効な量を含む、薬学的組成物。
【請求項8】
薬学的に受容可能なキャリア中のヒトの抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を媒介するモノクローナルキメラ化抗CD19抗体を含む、薬学的組成物。
【請求項9】
前記抗CD19抗体は、IgG1ヒトアイソタイプ、IgG2ヒトアイソタイプ、IgG3ヒトアイソタイプ、またはIgG4ヒトアイソタイプの抗体である、請求項7または8に記載の組成物。
【請求項10】
前記抗CD19抗体は、少なくとも4日間〜7日間の半減期を有する、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項11】
前記組成物は、1500mg/m2以下の用量の前記抗CD19抗体を含む、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項12】
前記組成物は、375mg/m2以下の用量の前記抗CD19抗体を含む、請求項11に記載の薬学的組成物。
【請求項13】
前記組成物は、1.5mg/m2以下の用量の前記抗CD19抗体を含む、請求項11に記載の薬学的組成物。
【請求項14】
前記組成物は、0.5ug/m2以下の用量の前記抗CD19抗体を含む、請求項13に記載の薬学的組成物。
【請求項15】
前記抗CD19抗体は、検出可能に標識される、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項16】
前記抗CD19抗体は、むき出しの抗体である、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項17】
前記抗CD19抗体は、治療的化合物に結合体化される、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項18】
前記抗CD19抗体は、細胞傷害性因子に結合体化される、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項19】
前記抗CD19抗体は、診断剤に結合体化される、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項20】
前記抗CD19抗体は、二重特異性である、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項21】
前記二重特異性抗CD19抗体は、エフェクター細胞を結合することに対して特異性を有する、請求項20に記載の薬学的組成物。
【請求項22】
前記抗CD19抗体のADCC機能は、該抗CD19抗体の、エフェクター細胞によるインビトロでの標的細胞の溶解を媒介する能力を測定することによって評価される、請求項7に記載の薬学的組成物。
【請求項23】
前記抗CD19抗体は、抗体HB 12aもしくは抗体HB 12bの重鎖CDR3領域、または該HB 12a抗体もしくはHB 12b抗体の重鎖CDR3領域に対して少なくとも25%のアミノ酸配列同一性を有する重鎖CDR3領域を含む、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項24】
前記抗CD19抗体は、HB 12a抗体もしくはHB 12b抗体の重鎖CDR1領域、重鎖CDR2領域および重鎖CDR3領域、または該HB 12a抗体またはHB 12b抗体の重鎖CDR1領域、重鎖CDR2領域および重鎖CDR3領域に対して少なくとも25%のアミノ酸配列同一性を有する重鎖CDR1領域、重鎖CDR2領域および重鎖CDR3領域を含む、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項25】
ヒトにおいてB細胞の悪性疾患を処置する方法であって、その処置が必要であるヒトに、IgG1ヒトアイソタイプまたはIgG3ヒトアイソタイプのモノクローナルヒト抗CD19抗体またはモノクローナルヒト化抗CD19抗体を、循環するB細胞を枯渇させるのに十分な量で投与する工程を包含する、方法。
【請求項26】
ヒトにおいてB細胞の悪性疾患を処置する方法であって、その処置が必要であるヒトに、ヒトの抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を媒介するモノクローナルヒト抗CD19抗体またはモノクローナルヒト化抗CD19抗体を、循環するB細胞を枯渇させるのに十分な量で投与する工程を包含する、方法。
【請求項27】
ヒト患者においてB細胞の悪性疾患を処置する方法であって、このような処置が必要であるヒト患者に対する、IgG1ヒトアイソタイプまたはIgG3ヒトアイソタイプのモノクローナルヒト抗CD19抗体またはモノクローナルヒト化抗CD19抗体の治療的に有効なレジメンの適用を包含する、方法。
【請求項28】
ヒト患者においてB細胞の悪性疾患を処置する方法であって、このような処置が必要であるヒト患者に対する、ヒトの抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を媒介するモノクローナルヒト抗CD19抗体またはモノクローナルヒト化抗CD19抗体の治療的に有効なレジメンの適用を包含する、方法。
【請求項29】
前記抗CD19抗体は、IgG1ヒトアイソタイプ、IgG2ヒトアイソタイプ、IgG3ヒトアイソタイプ、またはIgG4ヒトアイソタイプの抗体である、請求項26または28に記載の方法。
【請求項30】
前記B細胞の悪性疾患は、前記抗CD19抗体の投与前に処置される、請求項25、26、27、または28に記載の方法。
【請求項31】
前記悪性疾患の処置は、化学療法、放射免疫治療、毒素治療、プロドラッグ活性化酵素による治療、抗体治療、単球もしくはマクロファージを増強する治療、免疫調節療法、腫瘍新生血管傷害(スタチン)療法、カリチェアミシン治療、外科的治療、またはそれらの任意の組み合わせである、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記B細胞の悪性疾患は、前記抗CD19抗体の投与後に、抗CD19抗体治療以外の治療によって処置される、請求項25、26、27、または28に記載の方法。
【請求項33】
前記悪性疾患に対する処置は、化学療法、放射免疫治療、毒素治療、プロドラッグ活性化酵素による治療、抗体治療、単球もしくはマクロファージを増強する治療、免疫調節療法、腫瘍新生血管傷害(スタチン)療法、カリチェアミシン治療、外科的治療、またはそれらの任意の組み合わせである、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
ヒト患者においてB細胞の悪性疾患から生じる初期の疾患を処置する方法であって、このような処置が必要であるヒトに対する、ヒトの抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を媒介するモノクローナル抗CD19抗体の治療的に有効なレジメンの適用を包含する、方法。
【請求項35】
ヒト患者においてB細胞の悪性疾患を処置する方法であって、その処置が必要であるヒト被験体に対する、ヒトの抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を媒介するモノクローナル抗CD19抗体の治療的に有効なレジメンの適用を包含し、該ヒト被験体が、該悪性疾患に対する処置を以前に受けていない、方法。
【請求項36】
前記ヒト患者に対する抗CD19抗体治療以外の治療の次なる適用をさらに包含する、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記治療は、化学療法、放射線治療、毒素ベースの治療、放射化学ベースの治療または外科的治療である、請求項35または36に記載の方法。
【請求項38】
ヒト患者においてB細胞の悪性疾患を処置する方法であって、このような処置が必要であるヒト患者に対する、ヒトの抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を媒介するモノクローナル抗CD19抗体の治療的に有効なレジメンの適用を包含し、該B細胞の悪性疾患が、CD19陽性である、方法。
【請求項39】
ヒト患者においてB細胞の悪性疾患を処置する方法であって、このような処置が必要であるヒト患者に対する、ヒトの抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を媒介するモノクローナル抗CD19抗体の治療的に有効なレジメンの適用を包含し、該ヒト患者が、1dlあたり少なくとも1の単球数を有する、方法。
【請求項40】
前記レジメンは、単一の治療剤としての前記抗体の投与を包含する、請求項27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項41】
前記レジメンは、別の治療剤と組み合わせた前記抗体の投与を包含する、請求項27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項42】
前記レジメンは、毒性の副作用を減少させる薬剤と組み合わせた前記抗体の投与を包含する、請求項27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項43】
前記適用されるレジメンは、循環するB細胞を枯渇させる、請求項27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項44】
前記レジメンは、循環するB細胞を枯渇させるのに十分な量における前記抗体の反復適用を包含する、請求項27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項45】
前記抗CD19抗体は、少なくとも4日間〜7日間である半減期を有する、請求項25、26、27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項46】
前記抗CD19抗体は、ヒトIgG1アイソタイプ抗体である、請求項34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項47】
前記抗CD19抗体は、ヒトIgG3アイソタイプ抗体である、請求項34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項48】
前記抗CD19抗体は、ヒトIgG2アイソタイプ抗体である、請求項34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項49】
前記抗CD19抗体は、ヒトIgG4アイソタイプ抗体である、請求項34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項50】
前記抗CD19抗体は、ヒト抗体またはヒト化抗体である、請求項34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項51】
前記B細胞の悪性疾患は、軽度悪性群/濾胞性非ホジキンリンパ腫、小リンパ球性(SL)非ホジキンリンパ腫、中等度悪性群/濾胞性非ホジキンリンパ腫、中等度悪性群のびまん性非ホジキンリンパ腫、高度悪性群の免疫芽球性非ホジキンリンパ腫、高度悪性群のリンパ芽球性非ホジキンリンパ腫、高度悪性群の小さい大細胞の非ホジキンリンパ腫および大きな病変の非ホジキンリンパ腫を含むB細胞サブタイプの非ホジキンリンパ腫(NHL);バーキットリンパ腫;多発性骨髄腫;前B細胞性急性リンパ性白血病および早期B細胞前駆体に由来する他の悪性疾患;一般的な急性リンパ性白血病;慢性リンパ性白血病;ヘアリーセル白血病;ヌル急性リンパ芽球性白血病;ヴァルデンストレームマクログロブリン血症;ならびに前リンパ性白血病;L鎖病;形質細胞腫;骨硬化性骨髄腫;形質細胞性白血病;意味未確定の単クローン性高ガンマグロブリン血症(MGUS);くすぶり型多発性骨髄腫(SMM);無症候性多発性骨髄腫(IMM);またはホジキンリンパ腫である、請求項25、26、27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項52】
前記レジメンは、単球の機能またはマクロファージの機能を増強する化合物を投与する工程をさらに包含する、請求項27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項53】
前記ヒトは、免疫無防備状態である、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記抗CD19抗体は、非経口経路、腹腔内経路、または筋肉内経路によって投与される、請求項25、26、27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項55】
前記抗CD19抗体は、静脈内経路または皮下経路によって投与される、請求項25、26、27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項56】
前記抗CD19抗体は、37.5mg/m2以下の用量で皮下経路によって投与される、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記抗CD19抗体は、1.5mg/m2以下の用量で投与される、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
循環するB細胞における少なくとも75%の枯渇が、達成される、請求項25、26、27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項59】
前記循環するB細胞における枯渇は、少なくとも7日間にわたって観察される、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記循環するB細胞における枯渇は、少なくとも30日間にわたって観察される、請求項58に記載の方法。
【請求項61】
前記循環するB細胞における枯渇は、少なくとも6ヶ月間にわたって観察される、請求項58に記載の方法。
【請求項62】
前記レジメンは、前記ヒトに対する前記抗CD19抗体の1回より多い投与を包含する、請求項27、28、34、35、38、または39のいずれかに記載の方法。
【請求項63】
前記レジメンは、抗CD20抗体、抗CD22抗体、抗CD52抗体、またはそれらの任意の組み合わせを投与する工程をさらに包含する、請求項27、28、34、35、38、または39のいずれかに記載の方法。
【請求項1】
薬学的に受容可能なキャリア中のIgG1ヒトアイソタイプまたはIgG3ヒトアイソタイプのモノクローナルヒト抗CD19抗体またはモノクローナルヒト化抗CD19抗体を含む、薬学的組成物。
【請求項2】
薬学的に受容可能なキャリア中のIgG1ヒトアイソタイプまたはIgG3ヒトアイソタイプのモノクローナルキメラ化抗CD19抗体の治療的に有効な量を含む、薬学的組成物。
【請求項3】
前記IgG1ヒトアイソタイプまたはIgG3ヒトアイソタイプのモノクローナルキメラ化抗CD19抗体の治療的に有効な量は、患者の体重1kgあたり約1mg未満である、請求項2に記載の薬学的組成物。
【請求項4】
前記IgG1ヒトアイソタイプまたはIgG3ヒトアイソタイプのモノクローナルキメラ化抗CD19抗体の治療的に有効な量は、患者の体重1kgあたり約2mgより大きい、請求項2に記載の薬学的組成物。
【請求項5】
前記抗CD19抗体は、IgG1ヒトアイソタイプ抗体である、請求項1または2に記載の薬学的組成物。
【請求項6】
前記抗CD19抗体は、IgG3ヒトアイソタイプ抗体である、請求項1または2に記載の薬学的組成物。
【請求項7】
薬学的に受容可能なキャリア中のヒトの抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を媒介するモノクローナルヒト抗CD19抗体またはモノクローナルヒト化抗CD19抗体の治療的に有効な量を含む、薬学的組成物。
【請求項8】
薬学的に受容可能なキャリア中のヒトの抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を媒介するモノクローナルキメラ化抗CD19抗体を含む、薬学的組成物。
【請求項9】
前記抗CD19抗体は、IgG1ヒトアイソタイプ、IgG2ヒトアイソタイプ、IgG3ヒトアイソタイプ、またはIgG4ヒトアイソタイプの抗体である、請求項7または8に記載の組成物。
【請求項10】
前記抗CD19抗体は、少なくとも4日間〜7日間の半減期を有する、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項11】
前記組成物は、1500mg/m2以下の用量の前記抗CD19抗体を含む、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項12】
前記組成物は、375mg/m2以下の用量の前記抗CD19抗体を含む、請求項11に記載の薬学的組成物。
【請求項13】
前記組成物は、1.5mg/m2以下の用量の前記抗CD19抗体を含む、請求項11に記載の薬学的組成物。
【請求項14】
前記組成物は、0.5ug/m2以下の用量の前記抗CD19抗体を含む、請求項13に記載の薬学的組成物。
【請求項15】
前記抗CD19抗体は、検出可能に標識される、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項16】
前記抗CD19抗体は、むき出しの抗体である、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項17】
前記抗CD19抗体は、治療的化合物に結合体化される、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項18】
前記抗CD19抗体は、細胞傷害性因子に結合体化される、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項19】
前記抗CD19抗体は、診断剤に結合体化される、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項20】
前記抗CD19抗体は、二重特異性である、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項21】
前記二重特異性抗CD19抗体は、エフェクター細胞を結合することに対して特異性を有する、請求項20に記載の薬学的組成物。
【請求項22】
前記抗CD19抗体のADCC機能は、該抗CD19抗体の、エフェクター細胞によるインビトロでの標的細胞の溶解を媒介する能力を測定することによって評価される、請求項7に記載の薬学的組成物。
【請求項23】
前記抗CD19抗体は、抗体HB 12aもしくは抗体HB 12bの重鎖CDR3領域、または該HB 12a抗体もしくはHB 12b抗体の重鎖CDR3領域に対して少なくとも25%のアミノ酸配列同一性を有する重鎖CDR3領域を含む、請求項1、2、7、または8に記載の薬学的組成物。
【請求項24】
前記抗CD19抗体は、HB 12a抗体もしくはHB 12b抗体の重鎖CDR1領域、重鎖CDR2領域および重鎖CDR3領域、または該HB 12a抗体またはHB 12b抗体の重鎖CDR1領域、重鎖CDR2領域および重鎖CDR3領域に対して少なくとも25%のアミノ酸配列同一性を有する重鎖CDR1領域、重鎖CDR2領域および重鎖CDR3領域を含む、請求項23に記載の薬学的組成物。
【請求項25】
ヒトにおいてB細胞の悪性疾患を処置する方法であって、その処置が必要であるヒトに、IgG1ヒトアイソタイプまたはIgG3ヒトアイソタイプのモノクローナルヒト抗CD19抗体またはモノクローナルヒト化抗CD19抗体を、循環するB細胞を枯渇させるのに十分な量で投与する工程を包含する、方法。
【請求項26】
ヒトにおいてB細胞の悪性疾患を処置する方法であって、その処置が必要であるヒトに、ヒトの抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を媒介するモノクローナルヒト抗CD19抗体またはモノクローナルヒト化抗CD19抗体を、循環するB細胞を枯渇させるのに十分な量で投与する工程を包含する、方法。
【請求項27】
ヒト患者においてB細胞の悪性疾患を処置する方法であって、このような処置が必要であるヒト患者に対する、IgG1ヒトアイソタイプまたはIgG3ヒトアイソタイプのモノクローナルヒト抗CD19抗体またはモノクローナルヒト化抗CD19抗体の治療的に有効なレジメンの適用を包含する、方法。
【請求項28】
ヒト患者においてB細胞の悪性疾患を処置する方法であって、このような処置が必要であるヒト患者に対する、ヒトの抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を媒介するモノクローナルヒト抗CD19抗体またはモノクローナルヒト化抗CD19抗体の治療的に有効なレジメンの適用を包含する、方法。
【請求項29】
前記抗CD19抗体は、IgG1ヒトアイソタイプ、IgG2ヒトアイソタイプ、IgG3ヒトアイソタイプ、またはIgG4ヒトアイソタイプの抗体である、請求項26または28に記載の方法。
【請求項30】
前記B細胞の悪性疾患は、前記抗CD19抗体の投与前に処置される、請求項25、26、27、または28に記載の方法。
【請求項31】
前記悪性疾患の処置は、化学療法、放射免疫治療、毒素治療、プロドラッグ活性化酵素による治療、抗体治療、単球もしくはマクロファージを増強する治療、免疫調節療法、腫瘍新生血管傷害(スタチン)療法、カリチェアミシン治療、外科的治療、またはそれらの任意の組み合わせである、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記B細胞の悪性疾患は、前記抗CD19抗体の投与後に、抗CD19抗体治療以外の治療によって処置される、請求項25、26、27、または28に記載の方法。
【請求項33】
前記悪性疾患に対する処置は、化学療法、放射免疫治療、毒素治療、プロドラッグ活性化酵素による治療、抗体治療、単球もしくはマクロファージを増強する治療、免疫調節療法、腫瘍新生血管傷害(スタチン)療法、カリチェアミシン治療、外科的治療、またはそれらの任意の組み合わせである、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
ヒト患者においてB細胞の悪性疾患から生じる初期の疾患を処置する方法であって、このような処置が必要であるヒトに対する、ヒトの抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を媒介するモノクローナル抗CD19抗体の治療的に有効なレジメンの適用を包含する、方法。
【請求項35】
ヒト患者においてB細胞の悪性疾患を処置する方法であって、その処置が必要であるヒト被験体に対する、ヒトの抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を媒介するモノクローナル抗CD19抗体の治療的に有効なレジメンの適用を包含し、該ヒト被験体が、該悪性疾患に対する処置を以前に受けていない、方法。
【請求項36】
前記ヒト患者に対する抗CD19抗体治療以外の治療の次なる適用をさらに包含する、請求項35に記載の方法。
【請求項37】
前記治療は、化学療法、放射線治療、毒素ベースの治療、放射化学ベースの治療または外科的治療である、請求項35または36に記載の方法。
【請求項38】
ヒト患者においてB細胞の悪性疾患を処置する方法であって、このような処置が必要であるヒト患者に対する、ヒトの抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を媒介するモノクローナル抗CD19抗体の治療的に有効なレジメンの適用を包含し、該B細胞の悪性疾患が、CD19陽性である、方法。
【請求項39】
ヒト患者においてB細胞の悪性疾患を処置する方法であって、このような処置が必要であるヒト患者に対する、ヒトの抗体依存性細胞媒介性細胞傷害(ADCC)を媒介するモノクローナル抗CD19抗体の治療的に有効なレジメンの適用を包含し、該ヒト患者が、1dlあたり少なくとも1の単球数を有する、方法。
【請求項40】
前記レジメンは、単一の治療剤としての前記抗体の投与を包含する、請求項27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項41】
前記レジメンは、別の治療剤と組み合わせた前記抗体の投与を包含する、請求項27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項42】
前記レジメンは、毒性の副作用を減少させる薬剤と組み合わせた前記抗体の投与を包含する、請求項27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項43】
前記適用されるレジメンは、循環するB細胞を枯渇させる、請求項27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項44】
前記レジメンは、循環するB細胞を枯渇させるのに十分な量における前記抗体の反復適用を包含する、請求項27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項45】
前記抗CD19抗体は、少なくとも4日間〜7日間である半減期を有する、請求項25、26、27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項46】
前記抗CD19抗体は、ヒトIgG1アイソタイプ抗体である、請求項34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項47】
前記抗CD19抗体は、ヒトIgG3アイソタイプ抗体である、請求項34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項48】
前記抗CD19抗体は、ヒトIgG2アイソタイプ抗体である、請求項34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項49】
前記抗CD19抗体は、ヒトIgG4アイソタイプ抗体である、請求項34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項50】
前記抗CD19抗体は、ヒト抗体またはヒト化抗体である、請求項34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項51】
前記B細胞の悪性疾患は、軽度悪性群/濾胞性非ホジキンリンパ腫、小リンパ球性(SL)非ホジキンリンパ腫、中等度悪性群/濾胞性非ホジキンリンパ腫、中等度悪性群のびまん性非ホジキンリンパ腫、高度悪性群の免疫芽球性非ホジキンリンパ腫、高度悪性群のリンパ芽球性非ホジキンリンパ腫、高度悪性群の小さい大細胞の非ホジキンリンパ腫および大きな病変の非ホジキンリンパ腫を含むB細胞サブタイプの非ホジキンリンパ腫(NHL);バーキットリンパ腫;多発性骨髄腫;前B細胞性急性リンパ性白血病および早期B細胞前駆体に由来する他の悪性疾患;一般的な急性リンパ性白血病;慢性リンパ性白血病;ヘアリーセル白血病;ヌル急性リンパ芽球性白血病;ヴァルデンストレームマクログロブリン血症;ならびに前リンパ性白血病;L鎖病;形質細胞腫;骨硬化性骨髄腫;形質細胞性白血病;意味未確定の単クローン性高ガンマグロブリン血症(MGUS);くすぶり型多発性骨髄腫(SMM);無症候性多発性骨髄腫(IMM);またはホジキンリンパ腫である、請求項25、26、27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項52】
前記レジメンは、単球の機能またはマクロファージの機能を増強する化合物を投与する工程をさらに包含する、請求項27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項53】
前記ヒトは、免疫無防備状態である、請求項52に記載の方法。
【請求項54】
前記抗CD19抗体は、非経口経路、腹腔内経路、または筋肉内経路によって投与される、請求項25、26、27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項55】
前記抗CD19抗体は、静脈内経路または皮下経路によって投与される、請求項25、26、27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項56】
前記抗CD19抗体は、37.5mg/m2以下の用量で皮下経路によって投与される、請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記抗CD19抗体は、1.5mg/m2以下の用量で投与される、請求項56に記載の方法。
【請求項58】
循環するB細胞における少なくとも75%の枯渇が、達成される、請求項25、26、27、28、34、35、38、または39に記載の方法。
【請求項59】
前記循環するB細胞における枯渇は、少なくとも7日間にわたって観察される、請求項58に記載の方法。
【請求項60】
前記循環するB細胞における枯渇は、少なくとも30日間にわたって観察される、請求項58に記載の方法。
【請求項61】
前記循環するB細胞における枯渇は、少なくとも6ヶ月間にわたって観察される、請求項58に記載の方法。
【請求項62】
前記レジメンは、前記ヒトに対する前記抗CD19抗体の1回より多い投与を包含する、請求項27、28、34、35、38、または39のいずれかに記載の方法。
【請求項63】
前記レジメンは、抗CD20抗体、抗CD22抗体、抗CD52抗体、またはそれらの任意の組み合わせを投与する工程をさらに包含する、請求項27、28、34、35、38、または39のいずれかに記載の方法。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図10D】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図1E】
【図2A】
【図2B】
【図2C】
【図2D】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図4C】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図8A】
【図8B】
【図8C】
【図8D】
【図9】
【図10A】
【図10B】
【図10C】
【図10D】
【図11A】
【図11B】
【図11C】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【公表番号】特表2008−530142(P2008−530142A)
【公表日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−555383(P2007−555383)
【出願日】平成18年2月15日(2006.2.15)
【国際出願番号】PCT/US2006/005676
【国際公開番号】WO2006/089133
【国際公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【出願人】(502363490)デューク ユニバーシティ (7)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年2月15日(2006.2.15)
【国際出願番号】PCT/US2006/005676
【国際公開番号】WO2006/089133
【国際公開日】平成18年8月24日(2006.8.24)
【出願人】(502363490)デューク ユニバーシティ (7)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]