折りたたまれた吸収性物品の包装体
フィルタカートリッジは、ポートを有する一体型ハウジングと、該ハウジング内に配置された濾過要素とを含む。濾過要素は、コヒーレントフィルタブロックであり、該フィルタブロックは、ポートよりも大きな断面寸法であることができるが、必ずしもそうとは限らない。一実施形態では、濾過要素は、中空の内部の形状に概ね同形であるが濾過要素と内表面との間に隙間を画定するように中空の内部よりもわずかに小さいコヒーレントフィルタブロックである。フィルタカートリッジを組み立てる一方法は、中空の内部と少なくとも1つのポートとを有するハウジングを提供する工程と、ポートを通じて粒状材料を中空の内部に導入する工程と、中空材料内の粒状材料をコヒーレントフィルタブロックへと転換させる工程とを含む。フィルタカートリッジを組み立てる他の方法は、コヒーレントフィルタブロックの形態をした濾過要素を提供する工程と、該濾過要素の周りにハウジングをオーバーモールドする工程とを含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品の包装体に関する。
【背景技術】
【0002】
小売業者は、一般に吸収性物品を1つ以上の吸収性物品が封入される容器で消費者に販売する。容器によっては、20以上ほどの多くの吸収性物品を収納する場合がある。消費者は、吸収性物品を容器から取り出すために容器を開封しなければならない。
【0003】
しばしば、消費者は、吸収性物品を直ちに使用する必要があるが、未開封容器をきちんと開封する好適な手段を取得するぜいたくを有していない。容器が、容器内に脆弱線または取り外し可能なシールなどの開封機構を有していない場合、消費者には、容器を引き裂いて開封する選択が残される。容器が、可撓性シート材料から構成される場合、消費者によりもたらされる開口部は、所望のように機能しない場合がある。例えば、開口部があまりにも小さい場合、容器内に到達し1つの吸収性物品を把持することは、消費者には、困難な場合がある。開口部が余りにも大きい場合、消費者は、1つの吸収性物品を容易に把持できるが、残りの吸収性物品が、容器からこぼれるおそれがある。更に、消費者が容器を引き裂いて開封する場合、消費者は、容器外部の製品説明及び銘柄素性を損なうおそれがある。消費者製品企業は、消費者と意思疏通することによってそれらの製品の銘柄素性を構築し、消費者が購入決定をするのに役立つよう多大な努力を費やしている。これらの努力は、拙く機能する容器によりくつがえされるおそれがある。
【0004】
吸収性物品の製造者は、多くの場合個々の吸収性物品をポーチ内に定置し、使用前の吸収性物品の汚染を防止している。例えば、パンティライナー及び生理用ナプキンは、通常ポーチ内に包装され、そのため、ユーザーは、物品を容器から得ることができ、消費者が物品を使用する必要が生じるまで物品を消費者のポケット又はさいふのまわりに携行することができる。吸収性物品は、全て又は一部の吸収性物品がポーチ内に封入された状態で折りたたみ構成のポーチ内に定置されてもよい。ポーチの異なる縁部は、異なる輪郭及び厚さを有してもよく、いくつかの縁部は、ポーチの縁部の形状にもよるが、消費者が他のものより把持するのに容易であってもよい。
【0005】
典型的な消費者は、通常一度に1つだけ吸収性物品を使用する。多数の吸収性物品を収納する容器から吸収性物品を得るため、消費者は、1つの手で容器を保持し、消費者の別の手の消費者の親指と人差し指を使って1つの吸収性物品を把持する。吸収性物品用の従来の容器は、消費者の動作の複雑な人間工学に取り組んでいない。吸収性物品用の多くの容器は、大き過ぎて片方の手で容易に把持できない。いくつかの容器が把持される場合、多数の吸収性物品が容器の開口部を通って放出される場合がある。別の容器では、ポーチ内に封入される吸収性物品は、消費者が取り出すのが困難な場合がある、というのは、容易に把持することができるポーチの縁部は、容器の開口部を介して消費者に示されていない。
【0006】
消費者は、多くの場合吸収性物品を容器内に残し、容器を開封後、容器を引き出し又は戸棚に格納する。しばしば、容器が格納される場所は、他の家事目的のために使用される。消費者及び消費者の家族が日々の生活で動き回る際、容器は、変形され、つぶされ、ひっくり返され、容器が格納されている棚から払いのけられ、又は消費者により落とされる場合がある。現在市場にある吸収性物品の多くの容器が、格納時不満足にしか機能しない、というのは、そこに収納される吸収性物品が、格納時容器からこぼれるからである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
これらの制限を頭におくと、開封が容易で、開封後容器の外観を保持する吸収性物品の包装体に関して、継続して取り組まれるべき必要性がある。更に、消費者が容器から1つの吸収性物品を容易に取り出すことができることに関連した人間工学に取り組む吸収性物品の包装体に関して、継続して取り組まれるべき必要性がある。また、開封時、消費者が1つの吸収性物品を取り出すことを可能にし、追加の吸収性物品が格納時容器から容易にこぼれない吸収性物品の包装体に関して、継続して取り組まれるべき必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
吸収性物品の包装体を開示する。包装体は、互いに接合されて内部区画室を形成する、前側パネル幅を有する前側パネルと、前側パネルに対向する後側パネルと、対向するサイドパネルと、頂部パネル幅を有する頂部パネルと、頂部パネルに対向する底部パネルとを有する容器である。パネルは、可撓性シート材料を含む。包装体は、脆弱線を含み、脆弱線の少なくとも一部は、前側パネル内に位置決めされる。1つの実施形態では、脆弱線は、容器から分離される予め定められた部分を画定する。予め定められた部分は、開口寸法を含む。包装体は、容器の内部区画室内に積み重ねて配置される複数個のポーチと、各ポーチが、ポーチ長手方向センターライン及びポーチ横方向センターラインを有し、一対のポーチ長手方向縁部が、ポーチ横方向センターラインに沿って配置されると共に一対のポーチ横方向縁部が、ポーチ長手方向センターラインに沿って配置され、ポーチ長手方向縁部長さが、一対のポーチ横方向縁部の間の距離によって画定され、ポーチ横方向縁部幅が、一対のポーチ長手方向縁部の間の距離によって画定される。ポーチ長手方向縁部長さ及びポーチ横方向縁部幅が、開口寸法を超えることができる。包装体は、複数個の折りたたまれた吸収性物品を含み、少なくとも1つの折りたたまれた吸収性物品は、各ポーチ内に収納される。代替の実施形態では、脆弱線が開口部スリットを画定する。
【0009】
1つの実施形態では、脆弱線の一部が、頂部パネル内に位置決めされる。他の実施形態では、ポーチ横方向縁部幅は、約2倍を超えて開口寸法より大きい。他の実施形態では、ポーチ横方向縁部の1つは、実質的に前側パネルに対向し、実質的に頂部パネルと平行である。他の実施形態では、ポーチ横方向縁部の1つは、実質的に頂部パネルに対向し、実質的に前側パネルと平行である。他の実施形態では、折りたたまれた吸収性物品は、二度折りたたみ又は三度折りたたみされている。他の実施形態では、ポーチは、ポーチ長手方向縁部長さをポーチ横方向縁部幅で除すことにより定義されるアスペクト比を有し、アスペクト比は、約0.5〜約1.2である。他の実施形態では、容器は、単一積み重ね体内に配置される約10〜約40個のポーチを収納する。他の実施形態では、容器は、2つ又はそれ以上の積み重ね体内に配置される約30〜約100個のポーチを収納し、各積み重ね体は、概ね等しい数のポーチを含む。1つの実施形態では、吸収性物品は、生理用ナプキン、パンティライナー及び失禁製品からなる群から選択される。1つの実施形態では、底部パネルは、底部パネル表面積及び底部パネル最大縁部長さを有し、底部パネル表面積は、約7,300平方ミリメートル未満であり、底部パネル最大縁部長さは、約90mm未満である。1つの実施形態では、吸収性物品は、液体透過性トップシート、トップシートに接合したバックシート及びトップシートとバックシートの間に位置決めされる吸収性コアを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本明細書で使用するとき、用語「接合した」とは、第1部材が直接又は間接のいずれかで第2部材に接続されている状態を指す。第1部材が中間部材に接続されている場合、それは、順次第2部材に接続され、第1部材及び第2部材は、間接的に接合される。
【0011】
取り付けたとは、第1部材が、少なくとも一度第2部材から分離されてもよく、及び第1部材を第2部材から分離する際、1つ以上の部材が破壊され、歪められ、ないしは別の方法で損なわれる状態を指す。
【0012】
取り外し可能に取り付けたとは、第1部材が、少なくとも一度第2部材からいずれか一方の部材の破壊、過度の変形又は過度の損傷もなく分離できる状態を指す。
【0013】
本明細書で使用するとき、ラインとは、真っ直ぐな及び湾曲した部分の組み合わせである直線、湾曲した線又は線を指す。
【0014】
本明細書で使用するとき、生理用ナプキンとは、月経のある女性により使用される道具を指す。
【0015】
本明細書で使用するとき、パンティライナーとは、膣排泄物又は軽い月経を吸収するため女性により使用される道具を指す。
【0016】
本明細書で使用するとき、失禁用具とは、限定された腸又は膀胱抑制を有する人間により使用される吸収性物品を指す。
【0017】
本明細書で使用するとき、積み重ねられたとは、物品が、任意の向きに互いと実質的に対向した関係で配列される用品の配置を指す。
【0018】
図1は、吸収性物品8の包装体を示す。吸収性物品8の包装体は、容器10を含む。容器10は、前側パネル12、前側パネル12に対向する後側パネル14、対向するサイドパネル16、頂部パネル18及び頂部パネル18に対向する底部パネル20を含む、そしてそれらは、一緒に接合され内部区画室22を形成する。前側パネル12とは、ユーザーが容器10から吸収性物品を取り出しているときに一般にユーザーに対向するように意図されたパネルを指す。
【0019】
容器10は、可撓性シート材料24又は任意の他の好適な材料を含んでもよい。可撓性シート材料24は、不規則に形成された表面に適合した材料である。可撓性シート材料24は、プラスチック、プラスチックフィルム、布地、紙、ポリマーフィルム類、不織布ウェブ類又は布地類及び織布ウェブ類又は布地類を含む材料であることができるがこれらに限定されない。可撓性シート材料24は、低密度ポリエチレン及び線状低密度ポリエチレン、メタロセン類、エチレンビニルアセテート、サーリン(SURLYN)、ポリエチレンテレフタレート、2軸配向ポリプロピレン並びにナイロンのブレンド状態のブローン又はキャストフィルム材料であることができる。可撓性シート材料24は、一緒に積層される2つ又はそれ以上の可撓性シート材料を含んでもよい。1つの好適な可撓性シート材料24は、サウスカロライナ州スパータンバーグ(Spartanburg)のエクソパック社(Exopack LLC)から入手可能なエクソパック(Exopack)1020フィルムである。
【0020】
容器10のパネルは、接着剤結合、熱接着、超音波結合及びその類などの可撓性シート材料24から容器を作製する当該技術分野において既知の手段により接合することができる。パネルは、ひだ付き容器に形成される可撓性シート材料24の単一シートを含んでもよく、実質的に平らなパネルを有する容器をもたらす。可撓性シート材料24の単一シートから容器10を形成するのに好適な他の方法も使用することができる。容器10は、「フローラップ」プロセスを含む当該技術分野において既知の方法により作製でき、そこでは、材料のウェブが、搬送され、切断され、折りたたまれ、継ぎ合わされ、充填され、閉じられる。
【0021】
図1に示したように、吸収性物品8の包装体は、脆弱線40を含む。脆弱線40は、脆弱線40がこわれやすいような当該技術分野において周知の他の手段を使用し予め定められたラインに沿って可撓性シート材料24に切り取り線をつけ又は可撓性シート材料24を弱めることにより形成することができる。脆弱線40の少なくとも一部は、前側パネル12に位置されてもよい。ある実施形態では、脆弱線40は、もっぱら前側パネル12に位置することができる。図2に示したように、脆弱線40の一部は、頂部パネル18に位置することができる。前側パネル12に位置した脆弱線40の部分は、前側パネル12に位置した脆弱線40の長さによって画定される前側パネル脆弱線長さ42を有することができる。頂部パネル18に位置した脆弱線40の部分は、頂部パネル18に位置した脆弱線40の長さにより画定される頂部パネル脆弱線長さ44を有することができる。前側パネル脆弱線長さ42は、頂部パネル脆弱線長さ44とほぼ同じであることができ、又は前側パネル脆弱線長さ42は、頂部パネル脆弱線長さ44と異なることができる。
【0022】
脆弱線40は、容器10の予め定められた部分50を画定することができ、容器10から分離することができる。予め定められた部分50は、開口寸法600を有することができ、開口寸法600は、予め定められた部分50の最大寸法である。予め定められた部分50は、平らにされると実質的に円形状を有することができる。別の方法としては、予め定められた部分50は、平らにされると湾曲した縁部又は直線縁部と湾曲した縁部の組み合わせを有する実質的に楕円形状、多角形又は不規則な形状であることができる。予め定められた部分50は、ほぼ任意の形状であることができる。平らにされた場合実質的に円形状を有する予め定められた部分50に関しては、開口寸法600は、実質的に円形状の直径である。平らにされた場合多角形形状を有する予め定められた部分50に関しては、開口寸法600は、互いから最も遠くにある2つの頂点間の長さである。不規則形状の予め定められた部分50に関しては、開口寸法600は、予め定められた部分50の最大寸法である。
【0023】
図2及び3に示したように、予め定められた部分50は、部分的に前側パネル12及び部分的に頂部パネル18内に存在することができる。図2及び3は、容器10を示し、そこでは、脆弱線40は、部分的に前側パネル12及び部分的に頂部パネル18内に位置する。図3の脆弱線40は、平らにされると実質的に円形状を含む予め定められた部分50を画定する。図4に示した代替の実施形態では、予め定められた部分50は、容器10の前側パネル12全体に存在することができる。
【0024】
図5は、容器10を示し、そこでは、予め定められた部分50は、容器10から分離され、それにより開口部を残し、少なくとも1つの吸収性物品を収納するポーチ200は、それを介して取り出すことができる。図5に示した吸収性物品の包装体の実施形態では、予め定められた部分50は、実質的に円形であるが、示されていない、というのは、図5は、消費者が、容器10から予め定められた部分50を分離した後の容器を示しているからである。図6に示したように、消費者は、一方の手の消費者の親指6と人差し指4を使いポーチ200を把持する。消費者が予め定められた部分50を容器10から分離するときにもたらされる容器10内の穴を通して、消費者は、ポーチ200を容器10から引っ張る。引張応力に耐えるため、消費者は、典型的に消費者の別の手の親指と人差し指でサイドパネル16を把持し、おそらく同じ手のたなごころ内で容器の底部パネル20を支える。開口寸法600は、消費者の親指6と人差し指4が容易にゆったりと容器内に収まるのに十分な大きさだけが必要である。
【0025】
図1に示したように、脆弱線40は、開口寸法600を有する開口部スリット60を画定することができる。開口部スリット60に関して、開口寸法600は、脆弱線40の長さである。
【0026】
開口寸法600は、頂部パネル幅約755の半分及び前側パネル幅750の約半分であることができる。開口寸法600は、頂部パネル幅755の約2/3及び前側パネル幅750の約2/3であることができる。開口寸法600は、頂部パネル幅755の約半分未満及び前側パネル幅750の約半分未満であることができる。
【0027】
図7は、ポーチ200の実施形態の構成要素を示す。ポーチ200は、第1パネル長手方向センターラインL1、第1パネル長手方向センターラインL1に対して直交し及び第1パネル210と面内にある第1パネル横方向センターラインT1、第1パネルの内の方に向いた面212及び第1パネルの内の方に向いた面212に対向する第1パネルの外の方に向いた面214を有する第1パネル210を含むことができる。第1パネル210は、一般に第1パネル横方向センターラインT1に沿って配置される一対の第1パネル長手方向側部縁部216を有する。第1パネル210は、一般的に第1パネル長手方向センターラインL1に沿って配置される第1パネル下横方向縁部218を有し、及び第1パネル下横方向縁部218に沿って第1パネル長手方向側部縁部216間の距離により画定される第1パネル下横方向縁部幅520を有する。第1パネル210は、一般的に第1パネル長手方向センターラインL1に沿って配置される第1パネル上横方向縁部228及び第1パネル上横方向縁部228に沿って第1パネル長手方向側部縁部216間の距離により画定される第1パネル上横方向縁部幅522を有する。
【0028】
第1パネル下横方向縁部幅520及び第1パネル上横方向縁部幅522の内、少なくとも1つは、開口寸法600を超えることができる。第1パネル下横方向縁部幅520は、開口寸法600を超えることができる。第1パネル上横方向縁部幅522は、開口寸法600を超えることができる。第1パネル上横方向縁部幅522及び第1パネル下横方向縁部幅520は、両方とも開口寸法600を超えることができる。第1パネル長手方向側部縁部216は、第1パネル下横方向縁部218と第1パネル上横方向縁部228間の距離により画定される第1パネル長手方向側部縁部長さ550を有する。第1パネル長手方向側部縁部長さ550は、開口寸法600を超えることができる。
【0029】
図7に示したポーチ200は、更に第2パネル230を含み並びに第2パネル長手方向センターラインL2、一般に第2パネル長手方向センターラインL2に対して直交し第2パネル230と面内にある第2パネル横方向センターラインT2、第2パネルの内の方に向いた面232及び第2パネルの内の方に向いた面232に対向する第2パネルの外の方に向いた面234を有する。第2パネル230は、一般に第2パネル横方向センターラインT2に沿って配置される一対の第2パネル長手方向側部縁部236を有する。第2パネル230は、一般的に第2パネル長手方向センターラインL2に沿って配置される第2パネル下横方向縁部238を有し、及び第2パネル下横方向縁部238に沿って第2パネル長手方向側部縁部236間の距離により画定される第2パネル下横方向縁部幅620を有する。第2パネル230は、一般的に第2パネル長手方向センターラインL2に沿って配置される第2パネル上横方向縁部248及び第2パネル上横方向縁部248に沿った第2パネル長手方向側部縁部236間の距離によって画定される第2パネル上横方向縁部幅622を有する。
【0030】
第2パネル下横方向縁部幅620及び第2パネル上横方向縁部幅622の内、少なくとも1つは、開口寸法600より大きい。第2パネル下横方向縁部幅620は、開口寸法600を超えることができる。第2パネル上横方向縁部幅622は、開口寸法600を超えることができる。第2パネル下横方向縁部幅620及び第2パネル上横方向縁部幅622は、両方とも開口寸法600を超えることができる。第2パネル長手方向側部縁部236は、第2パネル下横方向縁部238と第2パネル上横方向縁部248間の距離により画定される第2パネル長手方向側部縁部長さ650を有する。第2パネル長手方向側部縁部長さ650は、開口寸法600を超えることができる。
【0031】
第1パネル下横方向縁部幅520、第1パネル上横方向縁部幅522、第2パネル下横方向縁部幅620及び第2パネル上横方向縁部幅622は、約1.5倍を超えて開口寸法600より大きくすることができる。第1パネル長手方向側部縁部長さ550及び第2パネル長手方向側部縁部長さ650は、約1.5倍を超えて開口寸法600より大きくすることができる。第1パネル下横方向縁部幅520、第1パネル上横方向縁部幅522、第2パネル下横方向縁部幅620及び第2パネル上横方向縁部幅622は、約2倍を超えて開口寸法600より大きくすることができる。
【0032】
ポーチ200は、低密度ポリエチレン及び線状低密度ポリエチレン、メタロセン類、エチレンビニルアセテート、サーリン(SURLYN)、ポリエチレンテレフタレート、2軸配向ポリプロピレン、ナイロン、織布、不織布、複合積層材料及びこれらの組合せのブレンド状態のポリマーフィルム、ブローン又はキャストフィルム材料を含むがこれらに限定されない全ての可撓性材料を含んでもよい。
【0033】
第1パネル210及び第2パネル230は、シート材料の一体成形を含んでもよい。第1パネル210及び第2パネル230は、図8に示した構成に折りたたまれ、折りたたみ線400を形成してもよい。折りたたみ線400は、第1パネル下横方向縁部218及び第2パネル下横方向縁部238と一致することができる。第1パネル長手方向センターラインL1及び第2パネル長手方向センターラインL2は、一般に第1パネル210と第2パネル230を分離する折りたたみ線400に対して直交することができる。
【0034】
第2パネル長手方向側部縁部236は、第2パネルの内の方に向いた面232が第1パネルの内の方に向いた面212に対向するように第1パネル長手方向側部縁部216に取り外し可能に取り付けられてもよい。第2パネル長手方向側部縁部236は、熱シール、圧力シール、接着剤、グルー、超音波シール又は他の種類のシールを含むがこれらに限定されないシールにより第1パネル長手方向側部縁部216に取り外し可能に取り付けられてもよい。
【0035】
ポーチ200は、ポーチ長手方向センターラインLP及びポーチ横方向センターラインTPを有する。ポーチ長手方向センターラインLPは、一般に折りたたみ線400に対して直交する。ポーチ横方向センターラインTPは、一般にポーチ長手方向センターラインLPに対して直交し、ポーチ200と面内にある。ポーチ200は、一般にポーチ横方向センターラインTPに沿って配置される一対のポーチ長手方向縁部286を有する。ポーチ200は、一般にポーチ長手方向センターラインLPに沿って配置される一対のポーチ横方向縁部288を有する。ポーチ長手方向縁部長さ700は、一対のポーチ横方向縁部288間の距離である。ポーチ横方向縁部幅800は、一対のポーチ長手方向縁部286間の距離である。
【0036】
ポーチ長手方向縁部長さ700は、開口寸法600を超えることができる。ポーチ横方向縁部幅800は、開口寸法600を超えることができる。ポーチ長手方向縁部長さ700及びポーチ横方向縁部幅800は、両方とも開口寸法600を超えることができる。ポーチ横方向縁部幅800は、約1.5倍を超えて開口寸法600より大きくすることができる。ポーチ横方向縁部幅800は、約2倍を超えて開口寸法600より大きくすることができる。ポーチ長手方向縁部長さ700は、約1.5倍を超えて開口寸法600より大きくすることができる。ポーチは、ポーチ長手方向縁部長さ700をポーチ横方向縁部幅800で除すことにより定義されるアスペクト比を有するとして記載される場合がある。いくつかの実施形態では、ポーチアスペクト比は、約0.5〜約1.2であることができる。いくつかの実施形態では、ポーチアスペクト比は、約0.75〜約1であることができる。
【0037】
ポーチ200は、図9に示すようなフラップパネル260を更に含むことができる。フラップパネル260も図7に示され、そこでは、フラップパネル260は、フラップパネル260が第2パネル230に接合されることになる向きに示されている。フラップパネル260は、フラップパネル長手方向センターラインLF、一般にフラップパネル長手方向センターラインLFに対して直交し、フラップパネル260と面内にあるフラップパネル横方向センターラインTF、フラップパネルの内の方に向いた面262及びフラップパネルの内の方に向いた面262に対向するフラップパネルの外の方に向いた面264を有する。フラップパネル長手方向センターラインLFは、一般に第1パネル210と第2パネル230を分離する折りたたみ線400に対して直交する。
【0038】
フラップパネル260は、一般にフラップパネル横方向センターラインTFに沿って配置される一対のフラップパネル長手方向側部縁部266を有する。フラップパネル260は、一般にフラップパネル長手方向センターラインLFに沿って配置されるフラップパネル下横方向縁部268を有する。フラップパネル下横方向縁部268は、接着剤結合、熱接着、超音波結合及びその類などを含むがこれらに限定されない当該技術分野において既知の任意の方法を使用し第2パネル上横方向縁部248に接合できる。フラップパネル260、第2パネル230及び第1パネル210は、図9に示した構成に折りたたまれるシート材料の一体成形を含むことができる。
【0039】
フラップパネル下横方向縁部268は、フラップパネル長手方向側部縁部266間の距離により画定されるフラップパネル下横方向縁部幅900を有する。フラップパネル下横方向縁部幅900は、開口寸法600を超えることができる。フラップパネル下横方向縁部幅900は、約1.5倍を超えて開口寸法600より大きくすることができる。フラップパネル下横方向縁部幅900は、約2倍を超えて開口寸法600より大きくすることができる。
【0040】
図9に示したように、フラップパネル長手方向側部縁部266は、フラップパネルの内の方に向いた面262が第1パネルの外の方に向いた面214に対向するように第1パネル長手方向側部縁部216に取り外し可能に取り付けることができる。フラップパネル長手方向側部縁部266は、熱シール、圧力シール、接着剤、グルー、超音波シールを含むがこれらに限定されないシールにより第1パネル長手方向側部縁部216に取り外し可能に取り付けることができる。
【0041】
ポーチ200は、引張り処理タブ280も含むことができる。ポーチ200がフラップパネル260を含まない場合、図10に示したように引張り処理タブ280の一部は、第1パネル210に取り外し可能に取り付けることができ、引張り処理タブ280の一部は、第2パネル230に接合、取り付け又は取り外し可能に取り付けることができる。別の方法としては、引張り処理タブ280は、引張り処理タブ280が第2パネル230の延伸部であるように第2パネル230の一体部分であることができる。当該技術分野において既知である引張り処理タブ280の他の構成も使用することができる。
【0042】
ポーチ200がフラップパネル260を含む場合、引張り処理タブ280の一部は、第1パネル210に取り外し可能に取り付けることができ、引張り処理タブ280の一部は、フラップパネル260に接合、取り付け又は取り外し可能に取り付けることができる。別の方法としては、引張り処理タブ280は、引張り処理タブ280がフラップパネル260の延伸部であるようにフラップパネル260の一体部分であることができる。米国特許番号第5,569,230号(フィッシャー(Fisher)らに発行)、米国特許番号第5,792,131号(ミズタニ(Mizutani)に発行)及び米国特許番号第5,683,377号(ミズタニ(Mizutani)に発行)は、引張り処理タブ280を含むポーチを開示している。
【0043】
吸収性物品300の実施形態の例を図11に示す。吸収性物品は、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁製品又は他の類似の吸収性物品であり、着用者の股間に着用できる。吸収性物品300は、長手方向センターラインLA及び1つ以上の吸収性物品横方向軸線TAを有する。本明細書で使用するとき、吸収性物品300に関する用語長手方向とは、吸収性物品300が着用者の股間に着用される際、立っている着用者を左右の体半分に二分する垂直な平面(例えば、実質的に平行)と一般に一直線になる吸収性物品300の平面内の線、軸線又は方向を指す。吸収性物品300に関する用語横方向とは、一般に長手方向に対して直交する吸収性物品300の平面内に位置する線、軸線又は方向を指す。
【0044】
吸収性物品300が、図12に示したように1つの吸収性物品横方向軸線TAを有する場合、吸収性物品300は、吸収性物品横方向軸線TAあたりで折りたたまれ、折りたたみ線330を形成する。折りたたみ線330は、吸収性物品300を第1吸収性物品部分310と第2吸収性物品部分320に分割し、折りたたみ線330は、第1吸収性物品部分310と第2吸収性物品部分320の境界を画定する。吸収性物品300が1つの吸収性物品横方向軸線TAを有する構成は、本明細書で「二度折り」配置と呼ばれることになる。
【0045】
図13に示したように吸収性物品300が、第2吸収性物品横方向軸線TA2を有する場合、吸収性物品300は、吸収性物品横方向軸線TAあたりで折りたたまれ第1折りたたみ線330を形成することができ、第2吸収性物品横方向軸線TA2あたりで折りたたまれ第2折りたたみ線335を形成することができる。第1折りたたみ線330は、第1吸収性物品部分310と第2吸収性物品部分320の境界を画定する。第2折りたたみ線335は、第2吸収性物品部分320と第3吸収性物品部分340の境界を画定する。吸収性物品300が吸収性物品横方向軸線TAのあたりで折りたたまれ及び第2吸収性物品横方向軸線TA2あたりで折りたたまれる構成は、本明細書で「三度折り」配置と呼ばれることになる。
【0046】
多様な構成要素を含む吸収性物品300を図14に示す。吸収性物品300は、液体透過性トップシート350及びトップシート350に接合されるバックシート370を含むことができる。バックシート370は、バックシートの内の方に向いた面372及びバックシートの内の方に向いた面372に対向するバックシートの外の方に向いた面374(図15に示す)を有する。吸収性物品300は、更にトップシート350とバックシート370の間に位置決めされる吸収性コア360を含むことができる。
【0047】
1つの好適な液体透過性トップシート350は、商標名ドライ−ウィーブ(DRI-WEAVE)(登録商標)としてオハイオ州シンシナティ(Cincinnati)のプロクター・アンド・ギャンブル社(The Procter and Gamble Co.)により販売されている孔あきポリマーフィルムである。他の好適な液体透過性トップシート350が、米国特許番号第4,629,643号に開示されており、インディアナ州テレホーテ(Terre Haute)トレデガー・フィルム・プロダクツから表記X27121として得ることができる。吸収性コア360は、テネシー州メンフィス(Memphis)のバックアイ・テクニロジーズ社(Buckeye Technologies Inc.)から入手可能なフォリーフラフ(Foley Fluff)紙であることができ、それは、解体され、約0.07グラム/立方センチメートル(g/cm3)の密度及び約3mmのキャリパーを有するコアに形成される。バックシート370は、任意の好適な可撓性材料であることができ、一般にポリオレフィンフィルムのような液体不透過性又は耐液体性材料である。
【0048】
図15に示したように吸収性物品300は、更に接着締結具380を含むことができる。接着締結具380は、図15に示したようにバックシートの外の方に向いた面374上にあることができる。接着締結具380は、着用者のパンティと一時的な固着を確立することができるホットメルト接着剤材料であることができる。好適な材料は、カナダ、オンタリオ州トロント(Toronto)のH.B.フラー(Fuller)から市販のHL−1491 XZP表記の組成物である。
【0049】
吸収性物品300は、接着締結具380に取り外し可能に取り付けられる剥離ストリップ390も含むことができる。剥離ストリップ390は、フィルム、クラフトパルプ、光沢紙又は当該技術分野において既知の他の材料から作製できる。接着締結具に対向する剥離ストリップ390の側部は、シリコーンなどの剥離コーティングをコーティングできる。好適な剥離ストリップ390の例としては、ウィスコンシン州メナシャ(Menasha)のアクロジル(Akrosil)により市販の「シロックス(SILOX)」4R/O及びシロックス(Silox)C1Sが挙げられる。
【0050】
吸収性物品300は、様々な向きでポーチ200内に定置できる。図16は、三度折り配置を示し、吸収性物品300は、接着締結具380を含み、第1吸収性物品部分310内に位置した接着締結具380は、第1パネルの内の方に向いた面212に取り外し可能に取り付けられ、第2吸収性物品部分320内に位置した接着締結具380は、第2パネルの内の方に向いた面232に取り外し可能に取り付けられ、及び第3吸収性物品部分340内に位置した接着締結具380は、フラップパネルの内の方に向いた面262に取り外し可能に取り付けられる。
【0051】
吸収性物品300をポーチ200内にあるとして記載したことに関して、吸収性物品300は、吸収性物品300の一部又は全体の吸収性物品300が第1パネル210と第2パネル230の間にある場合ポーチ200内にあると考えられる。吸収性物品300は、ポーチ200内に向けることができる、その結果、吸収性物品横方向軸線TAは、実質的にポーチ横方向センターラインTP又はポーチ長手方向センターラインLPと平行である。吸収性物品300は、ポーチ200内に向けることができる、その結果、第2吸収性物品横方向軸線TA2は、存在する場合、実質的にポーチ横方向センターラインTP又はポーチ長手方向センターラインLPと平行である。
【0052】
図17は、三度折り配置の断面図を示し、吸収性物品300は、接着締結具380及び剥離ストリップ390を含み、第1吸収性物品部分310内に位置した剥離ストリップ390は、第1パネルの内の方に向いた面212に取り付けられ、第2吸収性物品部分320内に位置した剥離ストリップ390は、第2パネルの内の方に向いた面232に取り付けられ、及び第3吸収性物品部分340内に位置した剥離ストリップ390は、フラップパネルの内の方に向いた面262に取り付けられる。別の方法としては、第1吸収性物品部分310内に位置した剥離ストリップ390は、第1パネルの内の方に向いた面212に取り外し可能に取り付け又は接合でき、第2吸収性物品部分320内に位置した剥離ストリップ390は、第2パネルの内の方に向いた面232に取り外し可能に取り付け又は接合でき、及び第3吸収性物品部分340内に位置した剥離ストリップ390は、フラップパネルの内の方に向いた面262に取り外し可能に取り付け又は接合できる。接着剤は、剥離ストリップ390をポーチ200の構成要素に取り付け、取り外し可能に取り付け又は接合するために使用できる。剥離ストリップ390をポーチ200の構成要素に取り付け、取り外し可能に取り付け又は接合する接着剤は、接着締結具380の剥離力を超える剥離力を有することができる。
【0053】
図18は、二度折り配置の断面図を示し、ポーチ200は、フラップパネル260を含む。吸収性物品300は、二度折りされ、第1吸収性物品部分310は、第1パネルの内の方に向いた面212に取り外し可能に取り付けられる。第2吸収性物品部分320も、第2パネルの内の方に向いた面232に取り外し可能に取り付けることができる。第1吸収性物品部分310及び第2吸収性物品部分320の両方がポーチ200のパネルに取り外し可能に取り付けられる必要はない。
【0054】
図19は、二度折り配置の断面図を示し、ポーチ200は、フラップパネル260を含み、吸収性物品300は、二度折りされ、第1吸収性物品部分310は、第2パネルの内の方に向いた面232に取り外し可能に取り付けられる。第2吸収性物品部分320もフラップパネルの内の方に向いた面262に取り外し可能に取り付けることができる。第1吸収性物品部分310及び第2吸収性物品部分320の両方がポーチ200のパネルに取り外し可能に取り付けられる必要はない。
【0055】
図18及び19に示されるもののような二度折り配置も吸収性物品300が更に接着締結具380を含む場合機能することができる。吸収性物品300も更に剥離ストリップ390を含むことができ、剥離ストリップ390の一部又は全てが、図18及び19に示したもののような構成のポーチ200の1つ以上のパネルに取り付け、取り外し可能に取り付け又は接合することができる。
【0056】
図20は、二度折り配置を示し、ポーチ200はフラップパネル260を含まない。第1吸収性物品部分310は、第1パネルの内の方に向いた面212に取り外し可能に取り付けでき、第2吸収性物品部分320は、第2パネルの内の方に向いた面232に取り外し可能に取り付けることができる。先に議論したように吸収性物品300は、更に接着締結具380を含むことができる。接着締結具380は、図20に示したような配置で第1パネルの内の方に向いた面212及び/又は第2パネルの内の方に向いた面232に取り外し可能に取り付けることができる。吸収性物品300は、更に剥離ストリップ390を含むことができる。剥離ストリップ390は、図20示したような配置で第1パネルの内の方に向いた面212及び/又は第2パネルの内の方に向いた面232に取り付け、取り外し可能に取り付け又は接合することができる。
【0057】
ポーチ200は、ポーチ横方向縁部288の1つが実質的に前側パネル12に対向しているように容器10内に定置できる。ポーチ200は、ポーチ横方向縁部288の1つが実質的に頂部パネル18に対向しているように容器10内に定置できる。ポーチ200は、ポーチ横方向縁部288の1つが実質的に前側パネル12に対向し及び実質的に頂部パネル18と平行であるように容器10内に定置できる。ポーチ200は、ポーチ横方向縁部288の1つが実質的に頂部パネル18に対向し及び実質的に前側パネル12と平行であるように容器10内に定置できる。
【0058】
理論により束縛されないが、本明細書に開示した吸収性物品8の包装体は、消費者に対して多くの利益があると思われる。脆弱線40は、消費者が容器10の手に負えない又は不規則な変形及び裂け目もなく制御された方法で吸収性物品8の包装体を開封可能とする。ポーチ200は、吸収性物品300を保護するように作用し、一方吸収性物品300は、消費者が吸収性物品300を容器10から取り去った後開封容器10に格納される。
【0059】
ポーチ長手方向縁部長さ700及びポーチ横方向縁部幅800を開口寸法600より大きくすることによりポーチ200が容器10から意図しない落下を起こすことは思いもかけない。
【0060】
折りたたまれていない吸収性物品300を収納するポーチ200は、吸収性物品300を保護する場合があるが、折りたたまれた吸収性物品300はポーチ200をより嵩高にし、消費者は、より容易に容器10からポーチ200を取り出すことができる。本明細書に開示したようにポーチ200を容器10内に向けることにより、消費者が予め定められた部分50を容器10から分離する際、ポーチの比較的厚く丸い縁部がもたらされた開口部を通して消費者に提供されると思われる。従って、図6に示したように消費者は、消費者の親指6と人差し指4を容器10に容易に差し込むことができ、ポーチ200を1つだけ把持できる。
【0061】
吸収性物品300を折りたたむことで容器10の最も大きい寸法もより小さくでき、消費者は、1つの手で容器10を容易に取り扱うことができる。吸収性物品300を二度折りたたむことで更により小さい容器10を使用できる。生理用ナプキン、パンティライナー及び失禁製品などの吸収性物品300は、典型的に約120mm〜約280mm長さ及び約40mm〜約80mm幅である。従って、二度折りたたまれた吸収性物品300は、約60mm〜約140mm長さであることができ、三度折りたたまれた吸収性物品300は、約40mm〜約95mm長さであることができる。三度折りたたまれた吸収性物品300は、二度折りたたまれた吸収性物品300よりもよりコンパクトに折りたたむことができる。
【0062】
ポーチ200の寸法は、その中に収納される折りたたまれた吸収性物品300より少しだけ大きくすることが必要である。消費者が予め定められた部分50を容器10又は開口部スリット60から分離する際、消費者は、もたらされた開口部を通してポーチ200を引っ張るのでそこに収納されるポーチ200及び吸収性物品300は、開口部を通して引っ張られることに対する耐性を有する。開口部又は開口部スリット60を通して収まるポーチ200の場合、そこに収納されるポーチ200及び吸収性物品300は変形する。図6に示したように変形した形状は、消費者が予め定められた部分50を容器10から分離する際もたらされる開口部の部分の形状におおよそ適合するアーチ様形状であることができる。変形した形状は、予め定められた部分50又は開口部スリット60の形状により他の形状であることができる。消費者が予め定められた部分50を容器10から分離する際もたらされる開口部の形状は、容器10が可撓性シート材料24を含むため消費者が開口部を通してポーチ200を引っ張るときに変形させることもできる。ひとたび消費者が容器10からポーチ200を完全に引き出すとポーチ200は平らに伸びる傾向があり、容器10の形状は、容器10がポーチ200を取り去る前に有した形状に跳ね返ることになる。
【0063】
容器10は、任意の数のポーチ200又は吸収性物品300を収納することができる。実質的に長方形平行六面体形状を有する容器10は、消費者により容易に取り扱うことができる。実質的なキュービック形状容器10は、有用な構成であることができる。いくつかの実施形態では、容器10は、各ポーチが三度折りたたまれた少なくとも1つの吸収性物品300を収納した状態で約10〜約40個のポーチを収納してもよい。いくつかの実施形態では、実質的にたなごころ寸法の容器は、ユーザーが取り扱うのに便利である。底部パネル20は、約7300平方ミリメートル未満である表面積を有することができ、底部パネルの最大縁部長さは、約90mm未満であることができる。
【0064】
三度折りたたまれた吸収性物品300を有する単一積み重ね体内に30個のポーチを収納する容器10が好適であることができる。代替の実施形態では、容器10は、約30〜約100個のポーチ200を収納することができ、そこでは、図21に示したように吸収性物品300は、三度折りたたまれ、ポーチ200は、2つ又はそれ以上の積み重ね体内に配置することができ、それぞれがほぼ等しい数のポーチを含む。
【0065】
「発明を実施するための最良の形態」で引用したすべての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に対する先行技術であることを容認するものと解釈されるべきではない。この記載された文献内の用語の全ての意味又は定義が、参照として組み込まれた文献内の用語の全ての意味又は定義と相反する限り、この記載された文献内の用語に指定された意味又は定義が支配するものとする。
【0066】
本発明の特定の実施形態を説明及び記述してきたが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく様々なその他の変更及び修正を行えることが、当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】脆弱線が開口部スリットである吸収性物品の包装体の切欠図。
【図2】脆弱線の一部が前側パネルでありおよび脆弱線の一部が頂部パネルである吸収性物品の包装体の切欠図。
【図3】前側パネル脆弱線長さが頂部パネル脆弱線長さとほぼ同じである容器を示す。
【図4】予め定められた部分がもっぱら容器の前側パネルに存在する吸収性物品の包装体の切欠図。
【図5】予め定められた部分が容器から分離される容器を示す。
【図6】消費者が容器からポーチを取り去るため消費者の一方の手の親指と人差し指を使用していることを示す。
【図7】ポーチの構成要素を示す。
【図8】フラップパネルを含まない部分的に開封されたポーチを示す。
【図9】フラップパネルを含む部分的に開封されたポーチを示す。
【図10】フラップパネルを含まない及び引張り処理タブを含むポーチを示す。
【図11】1つの横方向軸線を含む吸収性物品を示す。
【図12】1つの横方向軸線のあたりで折りたたまれた吸収性物品を示す。
【図13】2つの横方向軸線あたりで折りたたまれた吸収性物品を示す。
【図14】吸収性物品の切欠図。
【図15】図14のA〜A'部分の断面図。
【図16】フラップを有するポーチ内に接着締結具を含む三度折りたたみされた吸収性物品の断面図。
【図17】フラップを有するポーチ内に接着締結具及び剥離ストリップを含む三度折りたたみされた吸収性物品の断面図。
【図18】ポーチが、フラップパネルを含み、第1吸収性物品部分が、第1パネルの内の方に向いた面に取り外し可能に取り付けられ、第2吸収性物品部分が、第2パネルの内の方に向いた面に取り外し可能に取り付けられる二度折りたたみの配置を示す。
【図19】ポーチが、フラップパネルを含み、第1吸収性物品部分が、第2パネルの内の方に向いた面に取り外し可能に取り付けられ、第2吸収性物品部分が、フラップパネルの内の方に向いた面に取り外し可能に取り付けられる二度折りたたみの配置を示す。
【図20】ポーチはフラップパネルを含まず、第1吸収性物品部分が、第1パネルの内の方に向いた面に取り外し可能に取り付けられ、第2吸収性物品部分が、第2パネルの内の方に向いた面に取り外し可能に取り付けられる二度折りたたみの配置を示す。
【図21】容器が2つの積み重ね体内に配置される約30〜約100個のポーチを収納する実施形態を示す切欠図。
【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品の包装体に関する。
【背景技術】
【0002】
小売業者は、一般に吸収性物品を1つ以上の吸収性物品が封入される容器で消費者に販売する。容器によっては、20以上ほどの多くの吸収性物品を収納する場合がある。消費者は、吸収性物品を容器から取り出すために容器を開封しなければならない。
【0003】
しばしば、消費者は、吸収性物品を直ちに使用する必要があるが、未開封容器をきちんと開封する好適な手段を取得するぜいたくを有していない。容器が、容器内に脆弱線または取り外し可能なシールなどの開封機構を有していない場合、消費者には、容器を引き裂いて開封する選択が残される。容器が、可撓性シート材料から構成される場合、消費者によりもたらされる開口部は、所望のように機能しない場合がある。例えば、開口部があまりにも小さい場合、容器内に到達し1つの吸収性物品を把持することは、消費者には、困難な場合がある。開口部が余りにも大きい場合、消費者は、1つの吸収性物品を容易に把持できるが、残りの吸収性物品が、容器からこぼれるおそれがある。更に、消費者が容器を引き裂いて開封する場合、消費者は、容器外部の製品説明及び銘柄素性を損なうおそれがある。消費者製品企業は、消費者と意思疏通することによってそれらの製品の銘柄素性を構築し、消費者が購入決定をするのに役立つよう多大な努力を費やしている。これらの努力は、拙く機能する容器によりくつがえされるおそれがある。
【0004】
吸収性物品の製造者は、多くの場合個々の吸収性物品をポーチ内に定置し、使用前の吸収性物品の汚染を防止している。例えば、パンティライナー及び生理用ナプキンは、通常ポーチ内に包装され、そのため、ユーザーは、物品を容器から得ることができ、消費者が物品を使用する必要が生じるまで物品を消費者のポケット又はさいふのまわりに携行することができる。吸収性物品は、全て又は一部の吸収性物品がポーチ内に封入された状態で折りたたみ構成のポーチ内に定置されてもよい。ポーチの異なる縁部は、異なる輪郭及び厚さを有してもよく、いくつかの縁部は、ポーチの縁部の形状にもよるが、消費者が他のものより把持するのに容易であってもよい。
【0005】
典型的な消費者は、通常一度に1つだけ吸収性物品を使用する。多数の吸収性物品を収納する容器から吸収性物品を得るため、消費者は、1つの手で容器を保持し、消費者の別の手の消費者の親指と人差し指を使って1つの吸収性物品を把持する。吸収性物品用の従来の容器は、消費者の動作の複雑な人間工学に取り組んでいない。吸収性物品用の多くの容器は、大き過ぎて片方の手で容易に把持できない。いくつかの容器が把持される場合、多数の吸収性物品が容器の開口部を通って放出される場合がある。別の容器では、ポーチ内に封入される吸収性物品は、消費者が取り出すのが困難な場合がある、というのは、容易に把持することができるポーチの縁部は、容器の開口部を介して消費者に示されていない。
【0006】
消費者は、多くの場合吸収性物品を容器内に残し、容器を開封後、容器を引き出し又は戸棚に格納する。しばしば、容器が格納される場所は、他の家事目的のために使用される。消費者及び消費者の家族が日々の生活で動き回る際、容器は、変形され、つぶされ、ひっくり返され、容器が格納されている棚から払いのけられ、又は消費者により落とされる場合がある。現在市場にある吸収性物品の多くの容器が、格納時不満足にしか機能しない、というのは、そこに収納される吸収性物品が、格納時容器からこぼれるからである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
これらの制限を頭におくと、開封が容易で、開封後容器の外観を保持する吸収性物品の包装体に関して、継続して取り組まれるべき必要性がある。更に、消費者が容器から1つの吸収性物品を容易に取り出すことができることに関連した人間工学に取り組む吸収性物品の包装体に関して、継続して取り組まれるべき必要性がある。また、開封時、消費者が1つの吸収性物品を取り出すことを可能にし、追加の吸収性物品が格納時容器から容易にこぼれない吸収性物品の包装体に関して、継続して取り組まれるべき必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
吸収性物品の包装体を開示する。包装体は、互いに接合されて内部区画室を形成する、前側パネル幅を有する前側パネルと、前側パネルに対向する後側パネルと、対向するサイドパネルと、頂部パネル幅を有する頂部パネルと、頂部パネルに対向する底部パネルとを有する容器である。パネルは、可撓性シート材料を含む。包装体は、脆弱線を含み、脆弱線の少なくとも一部は、前側パネル内に位置決めされる。1つの実施形態では、脆弱線は、容器から分離される予め定められた部分を画定する。予め定められた部分は、開口寸法を含む。包装体は、容器の内部区画室内に積み重ねて配置される複数個のポーチと、各ポーチが、ポーチ長手方向センターライン及びポーチ横方向センターラインを有し、一対のポーチ長手方向縁部が、ポーチ横方向センターラインに沿って配置されると共に一対のポーチ横方向縁部が、ポーチ長手方向センターラインに沿って配置され、ポーチ長手方向縁部長さが、一対のポーチ横方向縁部の間の距離によって画定され、ポーチ横方向縁部幅が、一対のポーチ長手方向縁部の間の距離によって画定される。ポーチ長手方向縁部長さ及びポーチ横方向縁部幅が、開口寸法を超えることができる。包装体は、複数個の折りたたまれた吸収性物品を含み、少なくとも1つの折りたたまれた吸収性物品は、各ポーチ内に収納される。代替の実施形態では、脆弱線が開口部スリットを画定する。
【0009】
1つの実施形態では、脆弱線の一部が、頂部パネル内に位置決めされる。他の実施形態では、ポーチ横方向縁部幅は、約2倍を超えて開口寸法より大きい。他の実施形態では、ポーチ横方向縁部の1つは、実質的に前側パネルに対向し、実質的に頂部パネルと平行である。他の実施形態では、ポーチ横方向縁部の1つは、実質的に頂部パネルに対向し、実質的に前側パネルと平行である。他の実施形態では、折りたたまれた吸収性物品は、二度折りたたみ又は三度折りたたみされている。他の実施形態では、ポーチは、ポーチ長手方向縁部長さをポーチ横方向縁部幅で除すことにより定義されるアスペクト比を有し、アスペクト比は、約0.5〜約1.2である。他の実施形態では、容器は、単一積み重ね体内に配置される約10〜約40個のポーチを収納する。他の実施形態では、容器は、2つ又はそれ以上の積み重ね体内に配置される約30〜約100個のポーチを収納し、各積み重ね体は、概ね等しい数のポーチを含む。1つの実施形態では、吸収性物品は、生理用ナプキン、パンティライナー及び失禁製品からなる群から選択される。1つの実施形態では、底部パネルは、底部パネル表面積及び底部パネル最大縁部長さを有し、底部パネル表面積は、約7,300平方ミリメートル未満であり、底部パネル最大縁部長さは、約90mm未満である。1つの実施形態では、吸収性物品は、液体透過性トップシート、トップシートに接合したバックシート及びトップシートとバックシートの間に位置決めされる吸収性コアを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本明細書で使用するとき、用語「接合した」とは、第1部材が直接又は間接のいずれかで第2部材に接続されている状態を指す。第1部材が中間部材に接続されている場合、それは、順次第2部材に接続され、第1部材及び第2部材は、間接的に接合される。
【0011】
取り付けたとは、第1部材が、少なくとも一度第2部材から分離されてもよく、及び第1部材を第2部材から分離する際、1つ以上の部材が破壊され、歪められ、ないしは別の方法で損なわれる状態を指す。
【0012】
取り外し可能に取り付けたとは、第1部材が、少なくとも一度第2部材からいずれか一方の部材の破壊、過度の変形又は過度の損傷もなく分離できる状態を指す。
【0013】
本明細書で使用するとき、ラインとは、真っ直ぐな及び湾曲した部分の組み合わせである直線、湾曲した線又は線を指す。
【0014】
本明細書で使用するとき、生理用ナプキンとは、月経のある女性により使用される道具を指す。
【0015】
本明細書で使用するとき、パンティライナーとは、膣排泄物又は軽い月経を吸収するため女性により使用される道具を指す。
【0016】
本明細書で使用するとき、失禁用具とは、限定された腸又は膀胱抑制を有する人間により使用される吸収性物品を指す。
【0017】
本明細書で使用するとき、積み重ねられたとは、物品が、任意の向きに互いと実質的に対向した関係で配列される用品の配置を指す。
【0018】
図1は、吸収性物品8の包装体を示す。吸収性物品8の包装体は、容器10を含む。容器10は、前側パネル12、前側パネル12に対向する後側パネル14、対向するサイドパネル16、頂部パネル18及び頂部パネル18に対向する底部パネル20を含む、そしてそれらは、一緒に接合され内部区画室22を形成する。前側パネル12とは、ユーザーが容器10から吸収性物品を取り出しているときに一般にユーザーに対向するように意図されたパネルを指す。
【0019】
容器10は、可撓性シート材料24又は任意の他の好適な材料を含んでもよい。可撓性シート材料24は、不規則に形成された表面に適合した材料である。可撓性シート材料24は、プラスチック、プラスチックフィルム、布地、紙、ポリマーフィルム類、不織布ウェブ類又は布地類及び織布ウェブ類又は布地類を含む材料であることができるがこれらに限定されない。可撓性シート材料24は、低密度ポリエチレン及び線状低密度ポリエチレン、メタロセン類、エチレンビニルアセテート、サーリン(SURLYN)、ポリエチレンテレフタレート、2軸配向ポリプロピレン並びにナイロンのブレンド状態のブローン又はキャストフィルム材料であることができる。可撓性シート材料24は、一緒に積層される2つ又はそれ以上の可撓性シート材料を含んでもよい。1つの好適な可撓性シート材料24は、サウスカロライナ州スパータンバーグ(Spartanburg)のエクソパック社(Exopack LLC)から入手可能なエクソパック(Exopack)1020フィルムである。
【0020】
容器10のパネルは、接着剤結合、熱接着、超音波結合及びその類などの可撓性シート材料24から容器を作製する当該技術分野において既知の手段により接合することができる。パネルは、ひだ付き容器に形成される可撓性シート材料24の単一シートを含んでもよく、実質的に平らなパネルを有する容器をもたらす。可撓性シート材料24の単一シートから容器10を形成するのに好適な他の方法も使用することができる。容器10は、「フローラップ」プロセスを含む当該技術分野において既知の方法により作製でき、そこでは、材料のウェブが、搬送され、切断され、折りたたまれ、継ぎ合わされ、充填され、閉じられる。
【0021】
図1に示したように、吸収性物品8の包装体は、脆弱線40を含む。脆弱線40は、脆弱線40がこわれやすいような当該技術分野において周知の他の手段を使用し予め定められたラインに沿って可撓性シート材料24に切り取り線をつけ又は可撓性シート材料24を弱めることにより形成することができる。脆弱線40の少なくとも一部は、前側パネル12に位置されてもよい。ある実施形態では、脆弱線40は、もっぱら前側パネル12に位置することができる。図2に示したように、脆弱線40の一部は、頂部パネル18に位置することができる。前側パネル12に位置した脆弱線40の部分は、前側パネル12に位置した脆弱線40の長さによって画定される前側パネル脆弱線長さ42を有することができる。頂部パネル18に位置した脆弱線40の部分は、頂部パネル18に位置した脆弱線40の長さにより画定される頂部パネル脆弱線長さ44を有することができる。前側パネル脆弱線長さ42は、頂部パネル脆弱線長さ44とほぼ同じであることができ、又は前側パネル脆弱線長さ42は、頂部パネル脆弱線長さ44と異なることができる。
【0022】
脆弱線40は、容器10の予め定められた部分50を画定することができ、容器10から分離することができる。予め定められた部分50は、開口寸法600を有することができ、開口寸法600は、予め定められた部分50の最大寸法である。予め定められた部分50は、平らにされると実質的に円形状を有することができる。別の方法としては、予め定められた部分50は、平らにされると湾曲した縁部又は直線縁部と湾曲した縁部の組み合わせを有する実質的に楕円形状、多角形又は不規則な形状であることができる。予め定められた部分50は、ほぼ任意の形状であることができる。平らにされた場合実質的に円形状を有する予め定められた部分50に関しては、開口寸法600は、実質的に円形状の直径である。平らにされた場合多角形形状を有する予め定められた部分50に関しては、開口寸法600は、互いから最も遠くにある2つの頂点間の長さである。不規則形状の予め定められた部分50に関しては、開口寸法600は、予め定められた部分50の最大寸法である。
【0023】
図2及び3に示したように、予め定められた部分50は、部分的に前側パネル12及び部分的に頂部パネル18内に存在することができる。図2及び3は、容器10を示し、そこでは、脆弱線40は、部分的に前側パネル12及び部分的に頂部パネル18内に位置する。図3の脆弱線40は、平らにされると実質的に円形状を含む予め定められた部分50を画定する。図4に示した代替の実施形態では、予め定められた部分50は、容器10の前側パネル12全体に存在することができる。
【0024】
図5は、容器10を示し、そこでは、予め定められた部分50は、容器10から分離され、それにより開口部を残し、少なくとも1つの吸収性物品を収納するポーチ200は、それを介して取り出すことができる。図5に示した吸収性物品の包装体の実施形態では、予め定められた部分50は、実質的に円形であるが、示されていない、というのは、図5は、消費者が、容器10から予め定められた部分50を分離した後の容器を示しているからである。図6に示したように、消費者は、一方の手の消費者の親指6と人差し指4を使いポーチ200を把持する。消費者が予め定められた部分50を容器10から分離するときにもたらされる容器10内の穴を通して、消費者は、ポーチ200を容器10から引っ張る。引張応力に耐えるため、消費者は、典型的に消費者の別の手の親指と人差し指でサイドパネル16を把持し、おそらく同じ手のたなごころ内で容器の底部パネル20を支える。開口寸法600は、消費者の親指6と人差し指4が容易にゆったりと容器内に収まるのに十分な大きさだけが必要である。
【0025】
図1に示したように、脆弱線40は、開口寸法600を有する開口部スリット60を画定することができる。開口部スリット60に関して、開口寸法600は、脆弱線40の長さである。
【0026】
開口寸法600は、頂部パネル幅約755の半分及び前側パネル幅750の約半分であることができる。開口寸法600は、頂部パネル幅755の約2/3及び前側パネル幅750の約2/3であることができる。開口寸法600は、頂部パネル幅755の約半分未満及び前側パネル幅750の約半分未満であることができる。
【0027】
図7は、ポーチ200の実施形態の構成要素を示す。ポーチ200は、第1パネル長手方向センターラインL1、第1パネル長手方向センターラインL1に対して直交し及び第1パネル210と面内にある第1パネル横方向センターラインT1、第1パネルの内の方に向いた面212及び第1パネルの内の方に向いた面212に対向する第1パネルの外の方に向いた面214を有する第1パネル210を含むことができる。第1パネル210は、一般に第1パネル横方向センターラインT1に沿って配置される一対の第1パネル長手方向側部縁部216を有する。第1パネル210は、一般的に第1パネル長手方向センターラインL1に沿って配置される第1パネル下横方向縁部218を有し、及び第1パネル下横方向縁部218に沿って第1パネル長手方向側部縁部216間の距離により画定される第1パネル下横方向縁部幅520を有する。第1パネル210は、一般的に第1パネル長手方向センターラインL1に沿って配置される第1パネル上横方向縁部228及び第1パネル上横方向縁部228に沿って第1パネル長手方向側部縁部216間の距離により画定される第1パネル上横方向縁部幅522を有する。
【0028】
第1パネル下横方向縁部幅520及び第1パネル上横方向縁部幅522の内、少なくとも1つは、開口寸法600を超えることができる。第1パネル下横方向縁部幅520は、開口寸法600を超えることができる。第1パネル上横方向縁部幅522は、開口寸法600を超えることができる。第1パネル上横方向縁部幅522及び第1パネル下横方向縁部幅520は、両方とも開口寸法600を超えることができる。第1パネル長手方向側部縁部216は、第1パネル下横方向縁部218と第1パネル上横方向縁部228間の距離により画定される第1パネル長手方向側部縁部長さ550を有する。第1パネル長手方向側部縁部長さ550は、開口寸法600を超えることができる。
【0029】
図7に示したポーチ200は、更に第2パネル230を含み並びに第2パネル長手方向センターラインL2、一般に第2パネル長手方向センターラインL2に対して直交し第2パネル230と面内にある第2パネル横方向センターラインT2、第2パネルの内の方に向いた面232及び第2パネルの内の方に向いた面232に対向する第2パネルの外の方に向いた面234を有する。第2パネル230は、一般に第2パネル横方向センターラインT2に沿って配置される一対の第2パネル長手方向側部縁部236を有する。第2パネル230は、一般的に第2パネル長手方向センターラインL2に沿って配置される第2パネル下横方向縁部238を有し、及び第2パネル下横方向縁部238に沿って第2パネル長手方向側部縁部236間の距離により画定される第2パネル下横方向縁部幅620を有する。第2パネル230は、一般的に第2パネル長手方向センターラインL2に沿って配置される第2パネル上横方向縁部248及び第2パネル上横方向縁部248に沿った第2パネル長手方向側部縁部236間の距離によって画定される第2パネル上横方向縁部幅622を有する。
【0030】
第2パネル下横方向縁部幅620及び第2パネル上横方向縁部幅622の内、少なくとも1つは、開口寸法600より大きい。第2パネル下横方向縁部幅620は、開口寸法600を超えることができる。第2パネル上横方向縁部幅622は、開口寸法600を超えることができる。第2パネル下横方向縁部幅620及び第2パネル上横方向縁部幅622は、両方とも開口寸法600を超えることができる。第2パネル長手方向側部縁部236は、第2パネル下横方向縁部238と第2パネル上横方向縁部248間の距離により画定される第2パネル長手方向側部縁部長さ650を有する。第2パネル長手方向側部縁部長さ650は、開口寸法600を超えることができる。
【0031】
第1パネル下横方向縁部幅520、第1パネル上横方向縁部幅522、第2パネル下横方向縁部幅620及び第2パネル上横方向縁部幅622は、約1.5倍を超えて開口寸法600より大きくすることができる。第1パネル長手方向側部縁部長さ550及び第2パネル長手方向側部縁部長さ650は、約1.5倍を超えて開口寸法600より大きくすることができる。第1パネル下横方向縁部幅520、第1パネル上横方向縁部幅522、第2パネル下横方向縁部幅620及び第2パネル上横方向縁部幅622は、約2倍を超えて開口寸法600より大きくすることができる。
【0032】
ポーチ200は、低密度ポリエチレン及び線状低密度ポリエチレン、メタロセン類、エチレンビニルアセテート、サーリン(SURLYN)、ポリエチレンテレフタレート、2軸配向ポリプロピレン、ナイロン、織布、不織布、複合積層材料及びこれらの組合せのブレンド状態のポリマーフィルム、ブローン又はキャストフィルム材料を含むがこれらに限定されない全ての可撓性材料を含んでもよい。
【0033】
第1パネル210及び第2パネル230は、シート材料の一体成形を含んでもよい。第1パネル210及び第2パネル230は、図8に示した構成に折りたたまれ、折りたたみ線400を形成してもよい。折りたたみ線400は、第1パネル下横方向縁部218及び第2パネル下横方向縁部238と一致することができる。第1パネル長手方向センターラインL1及び第2パネル長手方向センターラインL2は、一般に第1パネル210と第2パネル230を分離する折りたたみ線400に対して直交することができる。
【0034】
第2パネル長手方向側部縁部236は、第2パネルの内の方に向いた面232が第1パネルの内の方に向いた面212に対向するように第1パネル長手方向側部縁部216に取り外し可能に取り付けられてもよい。第2パネル長手方向側部縁部236は、熱シール、圧力シール、接着剤、グルー、超音波シール又は他の種類のシールを含むがこれらに限定されないシールにより第1パネル長手方向側部縁部216に取り外し可能に取り付けられてもよい。
【0035】
ポーチ200は、ポーチ長手方向センターラインLP及びポーチ横方向センターラインTPを有する。ポーチ長手方向センターラインLPは、一般に折りたたみ線400に対して直交する。ポーチ横方向センターラインTPは、一般にポーチ長手方向センターラインLPに対して直交し、ポーチ200と面内にある。ポーチ200は、一般にポーチ横方向センターラインTPに沿って配置される一対のポーチ長手方向縁部286を有する。ポーチ200は、一般にポーチ長手方向センターラインLPに沿って配置される一対のポーチ横方向縁部288を有する。ポーチ長手方向縁部長さ700は、一対のポーチ横方向縁部288間の距離である。ポーチ横方向縁部幅800は、一対のポーチ長手方向縁部286間の距離である。
【0036】
ポーチ長手方向縁部長さ700は、開口寸法600を超えることができる。ポーチ横方向縁部幅800は、開口寸法600を超えることができる。ポーチ長手方向縁部長さ700及びポーチ横方向縁部幅800は、両方とも開口寸法600を超えることができる。ポーチ横方向縁部幅800は、約1.5倍を超えて開口寸法600より大きくすることができる。ポーチ横方向縁部幅800は、約2倍を超えて開口寸法600より大きくすることができる。ポーチ長手方向縁部長さ700は、約1.5倍を超えて開口寸法600より大きくすることができる。ポーチは、ポーチ長手方向縁部長さ700をポーチ横方向縁部幅800で除すことにより定義されるアスペクト比を有するとして記載される場合がある。いくつかの実施形態では、ポーチアスペクト比は、約0.5〜約1.2であることができる。いくつかの実施形態では、ポーチアスペクト比は、約0.75〜約1であることができる。
【0037】
ポーチ200は、図9に示すようなフラップパネル260を更に含むことができる。フラップパネル260も図7に示され、そこでは、フラップパネル260は、フラップパネル260が第2パネル230に接合されることになる向きに示されている。フラップパネル260は、フラップパネル長手方向センターラインLF、一般にフラップパネル長手方向センターラインLFに対して直交し、フラップパネル260と面内にあるフラップパネル横方向センターラインTF、フラップパネルの内の方に向いた面262及びフラップパネルの内の方に向いた面262に対向するフラップパネルの外の方に向いた面264を有する。フラップパネル長手方向センターラインLFは、一般に第1パネル210と第2パネル230を分離する折りたたみ線400に対して直交する。
【0038】
フラップパネル260は、一般にフラップパネル横方向センターラインTFに沿って配置される一対のフラップパネル長手方向側部縁部266を有する。フラップパネル260は、一般にフラップパネル長手方向センターラインLFに沿って配置されるフラップパネル下横方向縁部268を有する。フラップパネル下横方向縁部268は、接着剤結合、熱接着、超音波結合及びその類などを含むがこれらに限定されない当該技術分野において既知の任意の方法を使用し第2パネル上横方向縁部248に接合できる。フラップパネル260、第2パネル230及び第1パネル210は、図9に示した構成に折りたたまれるシート材料の一体成形を含むことができる。
【0039】
フラップパネル下横方向縁部268は、フラップパネル長手方向側部縁部266間の距離により画定されるフラップパネル下横方向縁部幅900を有する。フラップパネル下横方向縁部幅900は、開口寸法600を超えることができる。フラップパネル下横方向縁部幅900は、約1.5倍を超えて開口寸法600より大きくすることができる。フラップパネル下横方向縁部幅900は、約2倍を超えて開口寸法600より大きくすることができる。
【0040】
図9に示したように、フラップパネル長手方向側部縁部266は、フラップパネルの内の方に向いた面262が第1パネルの外の方に向いた面214に対向するように第1パネル長手方向側部縁部216に取り外し可能に取り付けることができる。フラップパネル長手方向側部縁部266は、熱シール、圧力シール、接着剤、グルー、超音波シールを含むがこれらに限定されないシールにより第1パネル長手方向側部縁部216に取り外し可能に取り付けることができる。
【0041】
ポーチ200は、引張り処理タブ280も含むことができる。ポーチ200がフラップパネル260を含まない場合、図10に示したように引張り処理タブ280の一部は、第1パネル210に取り外し可能に取り付けることができ、引張り処理タブ280の一部は、第2パネル230に接合、取り付け又は取り外し可能に取り付けることができる。別の方法としては、引張り処理タブ280は、引張り処理タブ280が第2パネル230の延伸部であるように第2パネル230の一体部分であることができる。当該技術分野において既知である引張り処理タブ280の他の構成も使用することができる。
【0042】
ポーチ200がフラップパネル260を含む場合、引張り処理タブ280の一部は、第1パネル210に取り外し可能に取り付けることができ、引張り処理タブ280の一部は、フラップパネル260に接合、取り付け又は取り外し可能に取り付けることができる。別の方法としては、引張り処理タブ280は、引張り処理タブ280がフラップパネル260の延伸部であるようにフラップパネル260の一体部分であることができる。米国特許番号第5,569,230号(フィッシャー(Fisher)らに発行)、米国特許番号第5,792,131号(ミズタニ(Mizutani)に発行)及び米国特許番号第5,683,377号(ミズタニ(Mizutani)に発行)は、引張り処理タブ280を含むポーチを開示している。
【0043】
吸収性物品300の実施形態の例を図11に示す。吸収性物品は、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁製品又は他の類似の吸収性物品であり、着用者の股間に着用できる。吸収性物品300は、長手方向センターラインLA及び1つ以上の吸収性物品横方向軸線TAを有する。本明細書で使用するとき、吸収性物品300に関する用語長手方向とは、吸収性物品300が着用者の股間に着用される際、立っている着用者を左右の体半分に二分する垂直な平面(例えば、実質的に平行)と一般に一直線になる吸収性物品300の平面内の線、軸線又は方向を指す。吸収性物品300に関する用語横方向とは、一般に長手方向に対して直交する吸収性物品300の平面内に位置する線、軸線又は方向を指す。
【0044】
吸収性物品300が、図12に示したように1つの吸収性物品横方向軸線TAを有する場合、吸収性物品300は、吸収性物品横方向軸線TAあたりで折りたたまれ、折りたたみ線330を形成する。折りたたみ線330は、吸収性物品300を第1吸収性物品部分310と第2吸収性物品部分320に分割し、折りたたみ線330は、第1吸収性物品部分310と第2吸収性物品部分320の境界を画定する。吸収性物品300が1つの吸収性物品横方向軸線TAを有する構成は、本明細書で「二度折り」配置と呼ばれることになる。
【0045】
図13に示したように吸収性物品300が、第2吸収性物品横方向軸線TA2を有する場合、吸収性物品300は、吸収性物品横方向軸線TAあたりで折りたたまれ第1折りたたみ線330を形成することができ、第2吸収性物品横方向軸線TA2あたりで折りたたまれ第2折りたたみ線335を形成することができる。第1折りたたみ線330は、第1吸収性物品部分310と第2吸収性物品部分320の境界を画定する。第2折りたたみ線335は、第2吸収性物品部分320と第3吸収性物品部分340の境界を画定する。吸収性物品300が吸収性物品横方向軸線TAのあたりで折りたたまれ及び第2吸収性物品横方向軸線TA2あたりで折りたたまれる構成は、本明細書で「三度折り」配置と呼ばれることになる。
【0046】
多様な構成要素を含む吸収性物品300を図14に示す。吸収性物品300は、液体透過性トップシート350及びトップシート350に接合されるバックシート370を含むことができる。バックシート370は、バックシートの内の方に向いた面372及びバックシートの内の方に向いた面372に対向するバックシートの外の方に向いた面374(図15に示す)を有する。吸収性物品300は、更にトップシート350とバックシート370の間に位置決めされる吸収性コア360を含むことができる。
【0047】
1つの好適な液体透過性トップシート350は、商標名ドライ−ウィーブ(DRI-WEAVE)(登録商標)としてオハイオ州シンシナティ(Cincinnati)のプロクター・アンド・ギャンブル社(The Procter and Gamble Co.)により販売されている孔あきポリマーフィルムである。他の好適な液体透過性トップシート350が、米国特許番号第4,629,643号に開示されており、インディアナ州テレホーテ(Terre Haute)トレデガー・フィルム・プロダクツから表記X27121として得ることができる。吸収性コア360は、テネシー州メンフィス(Memphis)のバックアイ・テクニロジーズ社(Buckeye Technologies Inc.)から入手可能なフォリーフラフ(Foley Fluff)紙であることができ、それは、解体され、約0.07グラム/立方センチメートル(g/cm3)の密度及び約3mmのキャリパーを有するコアに形成される。バックシート370は、任意の好適な可撓性材料であることができ、一般にポリオレフィンフィルムのような液体不透過性又は耐液体性材料である。
【0048】
図15に示したように吸収性物品300は、更に接着締結具380を含むことができる。接着締結具380は、図15に示したようにバックシートの外の方に向いた面374上にあることができる。接着締結具380は、着用者のパンティと一時的な固着を確立することができるホットメルト接着剤材料であることができる。好適な材料は、カナダ、オンタリオ州トロント(Toronto)のH.B.フラー(Fuller)から市販のHL−1491 XZP表記の組成物である。
【0049】
吸収性物品300は、接着締結具380に取り外し可能に取り付けられる剥離ストリップ390も含むことができる。剥離ストリップ390は、フィルム、クラフトパルプ、光沢紙又は当該技術分野において既知の他の材料から作製できる。接着締結具に対向する剥離ストリップ390の側部は、シリコーンなどの剥離コーティングをコーティングできる。好適な剥離ストリップ390の例としては、ウィスコンシン州メナシャ(Menasha)のアクロジル(Akrosil)により市販の「シロックス(SILOX)」4R/O及びシロックス(Silox)C1Sが挙げられる。
【0050】
吸収性物品300は、様々な向きでポーチ200内に定置できる。図16は、三度折り配置を示し、吸収性物品300は、接着締結具380を含み、第1吸収性物品部分310内に位置した接着締結具380は、第1パネルの内の方に向いた面212に取り外し可能に取り付けられ、第2吸収性物品部分320内に位置した接着締結具380は、第2パネルの内の方に向いた面232に取り外し可能に取り付けられ、及び第3吸収性物品部分340内に位置した接着締結具380は、フラップパネルの内の方に向いた面262に取り外し可能に取り付けられる。
【0051】
吸収性物品300をポーチ200内にあるとして記載したことに関して、吸収性物品300は、吸収性物品300の一部又は全体の吸収性物品300が第1パネル210と第2パネル230の間にある場合ポーチ200内にあると考えられる。吸収性物品300は、ポーチ200内に向けることができる、その結果、吸収性物品横方向軸線TAは、実質的にポーチ横方向センターラインTP又はポーチ長手方向センターラインLPと平行である。吸収性物品300は、ポーチ200内に向けることができる、その結果、第2吸収性物品横方向軸線TA2は、存在する場合、実質的にポーチ横方向センターラインTP又はポーチ長手方向センターラインLPと平行である。
【0052】
図17は、三度折り配置の断面図を示し、吸収性物品300は、接着締結具380及び剥離ストリップ390を含み、第1吸収性物品部分310内に位置した剥離ストリップ390は、第1パネルの内の方に向いた面212に取り付けられ、第2吸収性物品部分320内に位置した剥離ストリップ390は、第2パネルの内の方に向いた面232に取り付けられ、及び第3吸収性物品部分340内に位置した剥離ストリップ390は、フラップパネルの内の方に向いた面262に取り付けられる。別の方法としては、第1吸収性物品部分310内に位置した剥離ストリップ390は、第1パネルの内の方に向いた面212に取り外し可能に取り付け又は接合でき、第2吸収性物品部分320内に位置した剥離ストリップ390は、第2パネルの内の方に向いた面232に取り外し可能に取り付け又は接合でき、及び第3吸収性物品部分340内に位置した剥離ストリップ390は、フラップパネルの内の方に向いた面262に取り外し可能に取り付け又は接合できる。接着剤は、剥離ストリップ390をポーチ200の構成要素に取り付け、取り外し可能に取り付け又は接合するために使用できる。剥離ストリップ390をポーチ200の構成要素に取り付け、取り外し可能に取り付け又は接合する接着剤は、接着締結具380の剥離力を超える剥離力を有することができる。
【0053】
図18は、二度折り配置の断面図を示し、ポーチ200は、フラップパネル260を含む。吸収性物品300は、二度折りされ、第1吸収性物品部分310は、第1パネルの内の方に向いた面212に取り外し可能に取り付けられる。第2吸収性物品部分320も、第2パネルの内の方に向いた面232に取り外し可能に取り付けることができる。第1吸収性物品部分310及び第2吸収性物品部分320の両方がポーチ200のパネルに取り外し可能に取り付けられる必要はない。
【0054】
図19は、二度折り配置の断面図を示し、ポーチ200は、フラップパネル260を含み、吸収性物品300は、二度折りされ、第1吸収性物品部分310は、第2パネルの内の方に向いた面232に取り外し可能に取り付けられる。第2吸収性物品部分320もフラップパネルの内の方に向いた面262に取り外し可能に取り付けることができる。第1吸収性物品部分310及び第2吸収性物品部分320の両方がポーチ200のパネルに取り外し可能に取り付けられる必要はない。
【0055】
図18及び19に示されるもののような二度折り配置も吸収性物品300が更に接着締結具380を含む場合機能することができる。吸収性物品300も更に剥離ストリップ390を含むことができ、剥離ストリップ390の一部又は全てが、図18及び19に示したもののような構成のポーチ200の1つ以上のパネルに取り付け、取り外し可能に取り付け又は接合することができる。
【0056】
図20は、二度折り配置を示し、ポーチ200はフラップパネル260を含まない。第1吸収性物品部分310は、第1パネルの内の方に向いた面212に取り外し可能に取り付けでき、第2吸収性物品部分320は、第2パネルの内の方に向いた面232に取り外し可能に取り付けることができる。先に議論したように吸収性物品300は、更に接着締結具380を含むことができる。接着締結具380は、図20に示したような配置で第1パネルの内の方に向いた面212及び/又は第2パネルの内の方に向いた面232に取り外し可能に取り付けることができる。吸収性物品300は、更に剥離ストリップ390を含むことができる。剥離ストリップ390は、図20示したような配置で第1パネルの内の方に向いた面212及び/又は第2パネルの内の方に向いた面232に取り付け、取り外し可能に取り付け又は接合することができる。
【0057】
ポーチ200は、ポーチ横方向縁部288の1つが実質的に前側パネル12に対向しているように容器10内に定置できる。ポーチ200は、ポーチ横方向縁部288の1つが実質的に頂部パネル18に対向しているように容器10内に定置できる。ポーチ200は、ポーチ横方向縁部288の1つが実質的に前側パネル12に対向し及び実質的に頂部パネル18と平行であるように容器10内に定置できる。ポーチ200は、ポーチ横方向縁部288の1つが実質的に頂部パネル18に対向し及び実質的に前側パネル12と平行であるように容器10内に定置できる。
【0058】
理論により束縛されないが、本明細書に開示した吸収性物品8の包装体は、消費者に対して多くの利益があると思われる。脆弱線40は、消費者が容器10の手に負えない又は不規則な変形及び裂け目もなく制御された方法で吸収性物品8の包装体を開封可能とする。ポーチ200は、吸収性物品300を保護するように作用し、一方吸収性物品300は、消費者が吸収性物品300を容器10から取り去った後開封容器10に格納される。
【0059】
ポーチ長手方向縁部長さ700及びポーチ横方向縁部幅800を開口寸法600より大きくすることによりポーチ200が容器10から意図しない落下を起こすことは思いもかけない。
【0060】
折りたたまれていない吸収性物品300を収納するポーチ200は、吸収性物品300を保護する場合があるが、折りたたまれた吸収性物品300はポーチ200をより嵩高にし、消費者は、より容易に容器10からポーチ200を取り出すことができる。本明細書に開示したようにポーチ200を容器10内に向けることにより、消費者が予め定められた部分50を容器10から分離する際、ポーチの比較的厚く丸い縁部がもたらされた開口部を通して消費者に提供されると思われる。従って、図6に示したように消費者は、消費者の親指6と人差し指4を容器10に容易に差し込むことができ、ポーチ200を1つだけ把持できる。
【0061】
吸収性物品300を折りたたむことで容器10の最も大きい寸法もより小さくでき、消費者は、1つの手で容器10を容易に取り扱うことができる。吸収性物品300を二度折りたたむことで更により小さい容器10を使用できる。生理用ナプキン、パンティライナー及び失禁製品などの吸収性物品300は、典型的に約120mm〜約280mm長さ及び約40mm〜約80mm幅である。従って、二度折りたたまれた吸収性物品300は、約60mm〜約140mm長さであることができ、三度折りたたまれた吸収性物品300は、約40mm〜約95mm長さであることができる。三度折りたたまれた吸収性物品300は、二度折りたたまれた吸収性物品300よりもよりコンパクトに折りたたむことができる。
【0062】
ポーチ200の寸法は、その中に収納される折りたたまれた吸収性物品300より少しだけ大きくすることが必要である。消費者が予め定められた部分50を容器10又は開口部スリット60から分離する際、消費者は、もたらされた開口部を通してポーチ200を引っ張るのでそこに収納されるポーチ200及び吸収性物品300は、開口部を通して引っ張られることに対する耐性を有する。開口部又は開口部スリット60を通して収まるポーチ200の場合、そこに収納されるポーチ200及び吸収性物品300は変形する。図6に示したように変形した形状は、消費者が予め定められた部分50を容器10から分離する際もたらされる開口部の部分の形状におおよそ適合するアーチ様形状であることができる。変形した形状は、予め定められた部分50又は開口部スリット60の形状により他の形状であることができる。消費者が予め定められた部分50を容器10から分離する際もたらされる開口部の形状は、容器10が可撓性シート材料24を含むため消費者が開口部を通してポーチ200を引っ張るときに変形させることもできる。ひとたび消費者が容器10からポーチ200を完全に引き出すとポーチ200は平らに伸びる傾向があり、容器10の形状は、容器10がポーチ200を取り去る前に有した形状に跳ね返ることになる。
【0063】
容器10は、任意の数のポーチ200又は吸収性物品300を収納することができる。実質的に長方形平行六面体形状を有する容器10は、消費者により容易に取り扱うことができる。実質的なキュービック形状容器10は、有用な構成であることができる。いくつかの実施形態では、容器10は、各ポーチが三度折りたたまれた少なくとも1つの吸収性物品300を収納した状態で約10〜約40個のポーチを収納してもよい。いくつかの実施形態では、実質的にたなごころ寸法の容器は、ユーザーが取り扱うのに便利である。底部パネル20は、約7300平方ミリメートル未満である表面積を有することができ、底部パネルの最大縁部長さは、約90mm未満であることができる。
【0064】
三度折りたたまれた吸収性物品300を有する単一積み重ね体内に30個のポーチを収納する容器10が好適であることができる。代替の実施形態では、容器10は、約30〜約100個のポーチ200を収納することができ、そこでは、図21に示したように吸収性物品300は、三度折りたたまれ、ポーチ200は、2つ又はそれ以上の積み重ね体内に配置することができ、それぞれがほぼ等しい数のポーチを含む。
【0065】
「発明を実施するための最良の形態」で引用したすべての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に対する先行技術であることを容認するものと解釈されるべきではない。この記載された文献内の用語の全ての意味又は定義が、参照として組み込まれた文献内の用語の全ての意味又は定義と相反する限り、この記載された文献内の用語に指定された意味又は定義が支配するものとする。
【0066】
本発明の特定の実施形態を説明及び記述してきたが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく様々なその他の変更及び修正を行えることが、当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】脆弱線が開口部スリットである吸収性物品の包装体の切欠図。
【図2】脆弱線の一部が前側パネルでありおよび脆弱線の一部が頂部パネルである吸収性物品の包装体の切欠図。
【図3】前側パネル脆弱線長さが頂部パネル脆弱線長さとほぼ同じである容器を示す。
【図4】予め定められた部分がもっぱら容器の前側パネルに存在する吸収性物品の包装体の切欠図。
【図5】予め定められた部分が容器から分離される容器を示す。
【図6】消費者が容器からポーチを取り去るため消費者の一方の手の親指と人差し指を使用していることを示す。
【図7】ポーチの構成要素を示す。
【図8】フラップパネルを含まない部分的に開封されたポーチを示す。
【図9】フラップパネルを含む部分的に開封されたポーチを示す。
【図10】フラップパネルを含まない及び引張り処理タブを含むポーチを示す。
【図11】1つの横方向軸線を含む吸収性物品を示す。
【図12】1つの横方向軸線のあたりで折りたたまれた吸収性物品を示す。
【図13】2つの横方向軸線あたりで折りたたまれた吸収性物品を示す。
【図14】吸収性物品の切欠図。
【図15】図14のA〜A'部分の断面図。
【図16】フラップを有するポーチ内に接着締結具を含む三度折りたたみされた吸収性物品の断面図。
【図17】フラップを有するポーチ内に接着締結具及び剥離ストリップを含む三度折りたたみされた吸収性物品の断面図。
【図18】ポーチが、フラップパネルを含み、第1吸収性物品部分が、第1パネルの内の方に向いた面に取り外し可能に取り付けられ、第2吸収性物品部分が、第2パネルの内の方に向いた面に取り外し可能に取り付けられる二度折りたたみの配置を示す。
【図19】ポーチが、フラップパネルを含み、第1吸収性物品部分が、第2パネルの内の方に向いた面に取り外し可能に取り付けられ、第2吸収性物品部分が、フラップパネルの内の方に向いた面に取り外し可能に取り付けられる二度折りたたみの配置を示す。
【図20】ポーチはフラップパネルを含まず、第1吸収性物品部分が、第1パネルの内の方に向いた面に取り外し可能に取り付けられ、第2吸収性物品部分が、第2パネルの内の方に向いた面に取り外し可能に取り付けられる二度折りたたみの配置を示す。
【図21】容器が2つの積み重ね体内に配置される約30〜約100個のポーチを収納する実施形態を示す切欠図。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに接合されて内部区画室を形成する、前側パネルと、前記前側パネルに対向する後側パネルと、対向するサイドパネルと、頂部パネルと、前記頂部パネルに対向する底部パネルとを有する容器と、前記前側パネル、前記後側パネル、前記対向するサイドパネル、前記頂部パネル及び前記底部パネルが、可撓性シート材料を含み;
脆弱線と、前記脆弱線の少なくとも一部が、前記前側パネル内に位置決めされ、前記脆弱線が、前記容器から分離される予め定められた部分又はスリットを画定し、前記予め定められた部分又はスリットが、開口寸法を有し;
前記容器の前記内部区画室内に積み重ねて配置される複数個のポーチと、各前記ポーチが、ポーチ長手方向センターライン及びポーチ横方向センターラインを有し、一対のポーチ長手方向縁部が、前記ポーチ横方向センターラインに沿って配置されると共に一対のポーチ横方向縁部が、前記ポーチ長手方向センターラインに沿って配置され、ポーチ長手方向縁部長さが、前記一対のポーチ横方向縁部の間の距離によって画定され、ポーチ横方向縁部幅が、前記一対のポーチ長手方向縁部の間の距離によって画定され;
複数個の折りたたまれた吸収性物品と、少なくとも1つの折りたたまれた吸収性物品が、各ポーチ内に収納され;
を有し
前記ポーチ長手方向縁部長さ及び少なくとも1つの前記ポーチ横方向縁部幅が、前記開口寸法より大きいことを特徴とする、吸収性物品の包装体。
【請求項2】
前記脆弱線が、前記容器から分離される予め定められた部分を画定し、前記脆弱線の一部が、前記頂部パネル内に位置決めされる、請求項1に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項3】
前記ポーチ横方向縁部幅が、2倍を超えて前記開口寸法より大きい、請求項1又は2のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項4】
前記ポーチ横方向縁部の1つが、前記前側パネルに対向し、前記頂部パネルに平行である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項5】
前記ポーチ横方向縁部の1つが、前記頂部パネルに対向し、前記前側パネルに平行である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項6】
前記折りたたまれた吸収性物品が、二度折りたたみ又は三度折りたたみされている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項7】
前記ポーチが、前記ポーチ長手方向縁部長さを前記ポーチ横方向縁部幅で除すことにより定義されるアスペクト比を有し、前記アスペクト比が、0.5〜1.2である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項8】
前記容器が、単一積み重ね体内に配置された10〜40個のポーチを収納する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項9】
前記吸収性物品が、生理用ナプキン、パンティライナー及び失禁製品からなる群から選択される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項10】
前記底部パネルが、底部パネル表面積及び底部パネル最大縁部長さを有し、前記底部パネル表面積が、7,300平方ミリメートル未満であり、前記底部パネル最大縁部長さが、90mm未満である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項1】
互いに接合されて内部区画室を形成する、前側パネルと、前記前側パネルに対向する後側パネルと、対向するサイドパネルと、頂部パネルと、前記頂部パネルに対向する底部パネルとを有する容器と、前記前側パネル、前記後側パネル、前記対向するサイドパネル、前記頂部パネル及び前記底部パネルが、可撓性シート材料を含み;
脆弱線と、前記脆弱線の少なくとも一部が、前記前側パネル内に位置決めされ、前記脆弱線が、前記容器から分離される予め定められた部分又はスリットを画定し、前記予め定められた部分又はスリットが、開口寸法を有し;
前記容器の前記内部区画室内に積み重ねて配置される複数個のポーチと、各前記ポーチが、ポーチ長手方向センターライン及びポーチ横方向センターラインを有し、一対のポーチ長手方向縁部が、前記ポーチ横方向センターラインに沿って配置されると共に一対のポーチ横方向縁部が、前記ポーチ長手方向センターラインに沿って配置され、ポーチ長手方向縁部長さが、前記一対のポーチ横方向縁部の間の距離によって画定され、ポーチ横方向縁部幅が、前記一対のポーチ長手方向縁部の間の距離によって画定され;
複数個の折りたたまれた吸収性物品と、少なくとも1つの折りたたまれた吸収性物品が、各ポーチ内に収納され;
を有し
前記ポーチ長手方向縁部長さ及び少なくとも1つの前記ポーチ横方向縁部幅が、前記開口寸法より大きいことを特徴とする、吸収性物品の包装体。
【請求項2】
前記脆弱線が、前記容器から分離される予め定められた部分を画定し、前記脆弱線の一部が、前記頂部パネル内に位置決めされる、請求項1に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項3】
前記ポーチ横方向縁部幅が、2倍を超えて前記開口寸法より大きい、請求項1又は2のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項4】
前記ポーチ横方向縁部の1つが、前記前側パネルに対向し、前記頂部パネルに平行である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項5】
前記ポーチ横方向縁部の1つが、前記頂部パネルに対向し、前記前側パネルに平行である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項6】
前記折りたたまれた吸収性物品が、二度折りたたみ又は三度折りたたみされている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項7】
前記ポーチが、前記ポーチ長手方向縁部長さを前記ポーチ横方向縁部幅で除すことにより定義されるアスペクト比を有し、前記アスペクト比が、0.5〜1.2である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項8】
前記容器が、単一積み重ね体内に配置された10〜40個のポーチを収納する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項9】
前記吸収性物品が、生理用ナプキン、パンティライナー及び失禁製品からなる群から選択される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【請求項10】
前記底部パネルが、底部パネル表面積及び底部パネル最大縁部長さを有し、前記底部パネル表面積が、7,300平方ミリメートル未満であり、前記底部パネル最大縁部長さが、90mm未満である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の吸収性物品の包装体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【公表番号】特表2009−530201(P2009−530201A)
【公表日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−500993(P2009−500993)
【出願日】平成19年3月16日(2007.3.16)
【国際出願番号】PCT/IB2007/050927
【国際公開番号】WO2007/110802
【国際公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年3月16日(2007.3.16)
【国際出願番号】PCT/IB2007/050927
【国際公開番号】WO2007/110802
【国際公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】
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