説明

指針式表示装置

【課題】
意匠を効率よく照明しつつ、設計自由度の高い指針式表示装置を提供する。
【解決手段】
導光文字板10と、導光体20と、指針30と、第1の光源51と、を備え、
導光文字板10は、指針軸41が挿通する文字板孔部111を有する透光性の導光部11、前記導光部11の表面に形成され、意匠を表示する意匠表示部12、前記意匠表示部12のうち、光を出射する第1の光透過出射部122a、及び、前記第1の光透過出射部122aに対応する位置に設けられる光拡散部13を有し、前記光拡散部13の光拡散によって、前記第1の光透過出射部122aから光を出射するものであり、
導光体20は、前記文字板孔部111の内壁に配設される内壁入光部111aに、前記第1の光源51からの光を入光させるものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源から出射された光を導光文字板にて導光して意匠表示部等を照光する、自動車などに搭載される指針式表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の指針式表示装置は、例えば、特許文献1に開示されているようなものがある。このような指針式表示装置は、光源の部品数を削減するため、共通の光源により、指針と前面パネル(表示板)とを照明するものであり、反射部と第2の反射部とを有する反射体(中ケース)を、前面パネルと回路基板との間に介在させ、反射部により光源からの照明光を表示装置の外周側に反射し、この反射した照明光を、第2の反射部により前面パネル側に反射させるものである。
【0003】
しかしながら、このような指針式表示装置は、表示板の背面からの照明が、反射部の乱反射によるものなので、表示板を均一に照明することが困難であり、さらに、表示板と回路基板との間に反射部を有する中ケースを介在させ、表示板と反射部との間に光を拡散させるための適宜空間を有するため、回路基板の部品配置や表示装置全体の構成において、設計自由度が低下する問題があった。
【0004】
そこで、指針軸近辺に配設される光源と、この光源からの光を指針の指針軸を中心とした環状の光入射端面部から入光し、入光した光を目盛り板(表示板)の背面に導光し、表示板を背面から均一照明する導光部材と、を備える指針式表示装置が、例えば特許文献2に開示されており、光源からの光を指針軸に沿って導光し、さらにその導光した光を表示板に沿って導光させることにより、表示板背面に空間を設けることができ、回路基板などに配設する部品配置の自由度を向上させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−99685号公報
【特許文献2】特開2003−270003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献2のような指針式表示装置は、表示板全体を均一に照明するものであって、表示板に設けられる意匠表示部を考慮しておらず、所定の意匠を照明する場合に、効率よく意匠を照明することができなかった。
【0007】
そこで本発明は、前述の問題点に着目し、意匠を効率よく照明しつつ、設計自由度の高い指針式表示装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、前記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
すなわち、本発明は、光源と、指針と、
指針軸が挿通する文字板孔部を有する透光性の導光部、前記導光部の表面に形成され、意匠を表示する意匠表示部、前記意匠表示部のうち、光を出射する第1の光透過出射部、及び、前記第1の光透過出射部に対応する位置に設けられる光拡散部を有し、前記光拡散部の光拡散によって、前記第1の光透過出射部から光を出射する導光文字板と、を備えた指針式表示装置において、前記文字板孔部の内壁に配設される内壁入光部に、前記光源からの光を入光させる導光体を備えること、をその要旨とする。
【0009】
本発明は、前述した課題を解決するため、第1の発明は、指針と、前記指針の周辺に配設される第1の光源と、前記指針の軸が挿通する文字板孔部を有し、前記第1の光源の光を導光する透光性の導光部、前記導光部の表面と裏面とのうちの少なくとも一方に意匠を表示する意匠表示部、前記導光部の表面と裏面とのうちの少なくとも一方に形成され、前記導光部が導光する光を拡散する光拡散部、を有し、前記意匠表示部が、前記光拡散部により拡散される光を透過して出射する第1の光透過出射部を設け、前記光拡散部が、前記第1の光透過出射部に対応して設けてなる導光文字板と、を備える指針式表示装置において、
前記導光文字板の前記文字板孔部の内壁に配設される内壁入光部に、前記第1の光源の光を入光させる導光体を備えるものである。
【0010】
このように、第1の光源の光を、導光体で導光文字板の内壁入光部に入光させることにより、第1の光源の光が文字板孔部を中心に放射状に導光文字板の導光部内に取り込まれる。この導光部内に取り込まれた光は、導光部内を進行し、第1の光透過出射部に対応する位置に設けられた光拡散部で拡散し、第1の光透過出射部から光を出射させることで、導光文字板における余計な部分からの光の出射を防止又は抑制し、意匠表示部が表示する意匠を効率よく照明することができる。また、第1の光源の光が文字板孔部を中心に放射状に導光文字板の導光部内に取り込まれるので、文字板孔部以外の位置から光を取り込む場合と比べ、文字板孔部からの光漏れや文字板孔部による孔陰部Sによる導光文字板の輝度のばらつきを抑えることができる(図15参照)。さらに、第1の光源の光は、指針軸に沿って導光され、導光体から出射された光は導光文字板に沿って導光されるので、導光文字板と回路基板との間に大きな空間を設けることができ、この導光文字板背面の空間により、回路基板の部品配置などの設計自由度を向上させることができる。
【0011】
また、第2の発明では、前記導光体は、前記内壁入光部に略平行に対向し、前記第1の光源からの光を出射する文字板方向出射部を有し、前記導光体の高さ方向である前記文字板方向出射部の厚さは、前記内壁入光部の厚さと略同一であるものであり、斯かる構成により、導光体から導光文字板内部への光の伝達の際の光漏れを抑制し、効率よく意匠を照明することができる。
【0012】
また、第3の発明では、前記導光体は、前記指針の軸が挿通する指針軸挿通部を有し、前記文字板方向出射部は、前記内壁入光部の略全周に対向して配設されてなるものであり、このように、導光体が指針の軸が挿通する指針軸挿通部を有することで、文字板方向出射部を略全方向へ設けることができ、光源の光を、文字板孔部を中心に導光文字板の略全方向に対し出射することができ、より広範囲の意匠を効率よく照明することができる。
【0013】
また、第4の発明では、前記導光体は、前記第1の光源からの光を、前記文字板方向出射部方向へ反射する文字板方向反射部と、前記指針方向へ出射する指針方向出射部と、を有するものであり、斯かる構成により、指針と導光文字板とを照明する光源を共通化することができ、少ない光源で効率よく照明することができる。
【0014】
また、第5の発明では、前記文字板方向出射部は、光を拡散する文字板方向拡散部を設けるものであり、斯かる構成により、導光体の文字板方向出射部から、導光文字板の内壁入光部に対し、より均一に光を放射状に出射することができる。
【0015】
また、第6の発明では、前記導光板方向拡散部は、V字溝により形成されるものであり、斯かる構成により、導光体の文字板方向出射部から、導光文字板の内壁入光部に対し、より均一に光を放射状に出射することができる。
【0016】
また、第7の発明では、第2の光源と、前記導光文字板のうち前記文字板孔部を除く領域に設けられ、前記第2の光源から出射された光を、前記導光文字板の裏面側から前記導光文字板の表面側に透過して出射する第2の光透過出射部と、をさらに備え、前記第2の光源は、前記導光文字板の裏面側であって、前記第2の光透過出射部に対向して設けられるものであり、このように、導光文字板を照明する光源とは独立した光源を備えることにより、所定の意匠表示部を独立して点/消灯させることができる。
【0017】
また、第8の発明では、指針と、前記指針の周辺に配設される第1の光源と、前記指針を背面から照明する第3の光源と、前記指針の軸が挿通する文字板孔部を有し、前記第1の光源の光を導光する透光性の導光部、前記導光部の表面と裏面とのうちの少なくとも一方に意匠を表示する意匠表示部、前記導光部の表面と裏面とのうちの少なくとも一方に形成され、前記導光部が導光する光を拡散する光拡散部、を有し、前記意匠表示部が、前記光拡散部により拡散される光を透過して出射する第1の光透過出射部を設け、前記光拡散部が、前記第1の光透過出射部に対応して設けてなる導光文字板と、
前記導光文字板の前記文字板孔部の内壁に配設される内壁入光部に、前記第1の光源の光を入光させる導光体と、
前記第1の光源及び前記導光体と、前記第3の光源とを隔てる隔壁部と、
前記導光体の上面を覆う上壁部と、を備えるものであり、斯かる構成により第1の発明の効果に加え、さらに、指針と導光文字板の照明を独立駆動し、趣向を凝らした照明演出ができる。
【0018】
また、第9の発明では、前記導光体は、前記内壁入光部に略平行に対向し、前記第1の光源からの光を出射する文字板方向出射部を有し、前記導光体の高さ方向である前記文字板方向出射部の厚さは、前記内壁入光部の厚さと略同一であるものであり、斯かる構成により、導光体から導光文字板内部への光の伝達の際の光漏れを抑制し、効率よく意匠を照明することができる。
【0019】
また、第10の発明では、前記導光体は、前記指針の軸と前記隔壁部とが挿通する指針軸挿通部を有し、前記文字板方向出射部は、前記内壁入光部の略全周に対向して配設されてなるものであり、斯かる構成により、文字板方向出射部を略全方向へ設けることができ、光源の光を、文字板孔部を中心に導光文字板の略全方向に対し出射することができ、より広範囲の意匠を効率よく照明することができる。
【0020】
また、第11の発明では、第2の光源と、前記導光文字板のうち前記文字板孔部を除く領域に設けられ、前記第2の光源から出射された光を、前記導光文字板の裏面側から前記導光文字板の表面側に透過して出射する第2の光透過出射部と、をさらに備え、 前記第2の光源は、前記導光文字板の裏面側であって、前記第2の光透過出射部に対向して設けられるものであり、このように、導光文字板を照明する光源とは独立した光源を備えることにより、所定の意匠表示部を独立して点/消灯させることができる。
【発明の効果】
【0021】
意匠を効率よく照明しつつ、設計自由度の高い指針式表示装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の一実施形態における指針式表示装置の斜視図である。
【図2】上記発明の一実施形態における指針式表示装置の断面図である。
【図3】本発明の一実施形態における導光文字板の構成図である。
【図4】上記発明の一実施形態における導光文字板の表示例を表す図であり、(a)は、導光文字板の正面図であり、(b)は、導光文字板の正面のB部拡大図であり、(c)は、導光文字板と回路基板の断面図であり、(d)は、照明された導光文字板の様子を表す図である。
【図5】上記発明の一実施形態における導光文字板の表示例であり、(a)は、導光文字板の正面図であり、(b)は、導光文字板の正面のC部拡大図であり、(c)は、導光文字板の断面図であり、(d)は、照明された導光文字板の様子を表す図である。
【図6】上記発明の一実施形態における導光文字板の表示例であり、(a)は、導光文字板の正面図であり、(b)は、導光文字板の正面のD部拡大図であり、(c)は、導光文字板の断面図であり、(d)は、照明された導光文字板の様子を表す図である。
【図7】本発明の一実施形態における導光体周辺の詳細図であり、図2の拡大図である。
【図8】上記発明の一実施形態における導光体を表す図であり、(a)は、導光体の斜視図であり、(b)は、導光体の断面図であり、(c)乃至(f)は、文字板方向反射部の変形例を表す図である。
【図9】上記発明の一実施形態における導光体の指針軸挿通部の変形例を表す図であり、(a)は、指針軸挿通部を導光体の中心点からオフセットして配置した例を表す図であり、(b)は、指針軸挿通部を全周に設けない例である。
【図10】上記発明の一実施形態における導光体に光拡散部を設けた例を表す図であり、(a)(b)は、文字板方向反射部に反射面拡散部を設けた例であり、(c)(d)は、文字板方向出射部に出射面拡散部を設けた例である。
【図11】本発明の一実施形態における導光文字板の変形例を表す図である。
【図12】本発明の一実施形態における導光文字板の変形例を表す図である。
【図13】本発明の一実施形態における指針式表示装置の表示例を表す図であり、(a)は正面図であり、(b)は、断面図である。
【図14】本発明の一実施形態における指針式表示装置の第2実施形態を表す図であり、(a)は断面図であり、(b)は詳細図である。
【図15】導光文字板を端部から照明した際の様子を表す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下に、本発明の指針式表示装置1の実施形態を図を用いて説明する。図1は、本実施形態における指針式表示装置1の斜視図である。本発明の指針式表示装置1は、導光文字板10と、導光体20と、指針30と、本体40と、光源50と、回路基板60と、中ケース70と、から構成され、車両側から出力される車速やエンジン回転数等の車両情報を示す車両信号に基づき、指針が回動するものであり、光源の発する光により、導光文字板と指針が光輝するものである。
【0024】
(導光文字板)
まず、本発明の指針式表示装置1における導光文字板10について、説明する。
導光文字板10は、図3に示すように、透光性の導光部11と、この導光部11の表面に意匠を表示する意匠表示部12と、光を拡散する光拡散部13と、導光部11の表面を覆う表面低屈折率部14aと、導光部11の裏面を覆う裏面低屈折率部14bと、を備える。
【0025】
導光部11は、後述する指針軸41を挿通し、指針30の指針キャップ33より径の小さい貫通孔である文字板孔部111を有する透光性材料から形成される平板状の部材であり、ここでは、透明又は半透明の透光性(半透光性を含む)を有する平板状の合成樹脂製の部材(例えばポリカーボネート板等)である。文字板孔部111の内壁は、内壁入光部111aを備え、内壁入光部111aより光を導光部11内に取り込む。導光部11は、内壁入光部111aから光を入光し、広い範囲に光を伝達するものである。
【0026】
意匠表示部12は、導光部11の表面または裏面に、例えば、インク等を用いて、印刷、塗装等によって形成され、意匠(文字、絵、図形、記号等)を表示する表示層であり、非透光性(遮光性)の不透過部121と、光を透過して出射する透過部122と、により構成される。
不透過部121は、図4(a)において目盛り形状以外の塗りつぶされた領域であり、遮光性のインク等を用いて、印刷、塗装等によって形成され、車両用計器の意匠(文字、絵、図形、記号等を表現する意匠)の部分を切り抜いて、意匠を形成するものである。
【0027】
透過部122は、図4(c)に示すように、導光文字板10内の光Laを出射する第1の光透過出射部122aと、導光文字板10の背面に位置する第2の光源52の光Lcを透過し、出射する第2の光透過出射部122bと、に分類される。
第1の光透過出射部122aは、導光文字板10内の光Laを後述する光拡散部13により拡散された光を出射するものであり、第2の光透過出射部122bは、導光文字板10の背面に位置する第2の光源52から出射される光Lcを透過するものであり、第2の光源52から出射された光Lcが拡散や反射等されずに直接出射するので、輝度の高い光を出射し、明るく光るので、ユーザの目を引くことができる。
透過部122は、不透過部121において切り抜かれた車両用計器の意匠の部分である。ここでは、透過部122は、抜き絵印刷等によって形成される。
また、透過部122は、後述の光拡散部13で拡散された光を透過するものであれば良いので、例えば、透光性を有する白色印刷等によって形成されても良い。
【0028】
光拡散部13は、光拡散性を有する材料を用いて、印刷、塗装等によって導光部11の裏面上に形成され、導光部11が導光した光を拡散する。光拡散部13は、第1の光透過出射部122aに対応する位置に設けられ、図4のように第1の光透過出射部122aの全ての部分と重なるように設けられる。
【0029】
表面低屈折率部14a及び裏面低屈折率部14bは、導光部11を挟んで、導光部11の両面全体に亘って、その両面(適宜、光拡散部13を含む)を覆うように設けられる。表面低屈折率部14a及び裏面低屈折率部14bは、透明又は半透明の透光性(半透光性を含む)を有し、導光部11よりも光の屈折率が低い合成樹脂を用いて、印刷、塗装等によって形成される。
また、表面低屈折率部14a及び裏面低屈折率部14bは、透光性を有する平板状の合成樹脂製の部材(例えばアクリル板等)によって設けられても良い。
【0030】
具体的に、表面低屈折率部14a及び裏面低屈折率部14bは、アクリル系樹脂(光の屈折率は約1.49)、シリコン系樹脂(光の屈折率は約1.5)、テトラフルオロエチレンやポリテトラフルオロエチレン(ポリエチレンの一種、光の屈折率は約1.35)等によって形成されている。なお、表面低屈折率部14aと裏面低屈折率部14bとは、それぞれ異なる材料により形成されてもよい。
【0031】
表面低屈折率部14aと導光部11との界面、又は裏面低屈折率部14bと導光部11との界面で、導光部11によって導光された光は全反射する。全反射は、屈折率が大きい媒質(導光部11)から小さい媒質(低屈折率部14a,14b)に光が入射しようとするときに、入射しようとする光が界面を透過せず、その全て(略全てを適宜含む。)が反射する現象をいう。全反射は、光の入射角が、隣り合う媒質(ここでは導光部11と、表面低屈折率部14a及び裏面低屈折率部14b)の各屈折率により決まる角度(臨界角)よりも大きい場合に起こる。導光部11の側面から入射される光は、その殆どが、臨界角よりも大きい入射角で表面低屈折率部14a又は裏面低屈折率部14bに到達するので、導光部11と低屈折率部14との界面に到達した光は、全反射する。
【0032】
このように構成された導光文字板10の光の入射から出射までを、図2,4を用いて具体的に述べると、導光体20の文字板方向出射部24から出射された光Laは、導光文字板10の文字板孔部111の内壁入光部111aに入射する。内壁入光部111aに入射した光Laは、導光部11と表面低屈折率部14aとの界面、又は導光部11と裏面低屈折率部14bとの界面で全反射を繰り返し、導光部11の内部を進む。導光部11の内部を進む光の一部は、光拡散部13に到達する。光拡散部13に到達した光Laは、その光拡散部13で拡散される。光拡散部13によって拡散された光Laのうち、導光部11の表面への入射角が臨界角よりも小さい光は、全反射せず、表面低屈折率部14aを介して意匠表示部12の第1の光透過出射部122aを透過する。これにより、意匠表示部12は、図4に示すように、第1の光透過出射部122a(ここでは、速度計の目盛り部分)から光が出射される。これによって、不透過部121は暗く見え、第1の光透過出射部122aは光って見える。
【0033】
上述の具体例は、不透過部121の切り欠き部分の第1の光透過出射部122aから光を出射することにより、意匠を光輝させて視認させるものであるが、図5に示すように、第1の光透過出射部122aの領域内に、意匠の形状の不透過部121を配置することにより、意匠以外を光輝させることで意匠を視認させる構成としてもよい。
また、図4,5の技術を応用し、図6に示すように、光透過出射部122aの内側領域に、不透過部121を設けることにより、趣向を凝らした意匠の表示をすることができる。
【0034】
以上が、本実施形態に係る導光文字板10の構成であり、導光文字板10は、意匠表示部12において、第1の光透過出射部122aに対応して、光拡散部13が設けられるので、光拡散部13で拡散された光Laは、第1の光透過出射部122aを透過して出射する。
【0035】
(導光体)
つづいて、図7乃至10を用いて、導光体20を説明する。
図7は、本発明の導光体20周辺の拡大図であり、図2の拡大図である。図8は、導光体20の形状の変形例を表す図であり、図9は、導光体20の指針軸挿通部25の変形例を表す図であり、図10は、導光体20の表面に光拡散部を設けた変形例を示す図である。
導光体20は、後述する第1の光源51を収納する収納部21と、第1の光源51の光Lを、導光文字板10の内壁入光部111aの方向へ反射する文字板方向反射部22、指針30の方向へ光Lbを出射する指針方向出射部23と、導光文字板10の内壁入光部111aに光Laを出射する文字板方向出射部24と、後述する指針軸41が挿通する指針軸挿通部25と、を備えるものであり、第1の光源51の光Lを、導光文字板10と、指針30とに導くものである。また、本発明の実施例を示す図において、第1の光源から出射される光を光L、この光Lのうち、導光体20によって導光文字板10の方向へ導光される光を光La、同じく導光体20によって指針30の方向へ導光される光を光Lbと表示している。
【0036】
収納部21は、所望の位置に第1の光源51を覆う(収納する)ものであり、第1の光源51から発せられる光Lを逃すことなく、より多くの光を導光体20内に取り込む。
【0037】
文字板方向反射部22は、図8(c)に示すように、導光体20の中心Oを中心とする円錐面状で形成され、収納部21から入射した光Lを指針方向出射部23の方向へ反射する。本実施例においては、文字板方向反射部22は導光体20の中心Oを中心とし、略全方向に設けられているが、光を反射させたい領域によって、適宜文字板方向反射部22を設ける領域を限定してもよい。
また、文字板方向反射部22は、図6(d)に示すように、角錐面状(六角錐面,八角錐面等)や、図6(e)に示すような曲面状や、図6(f)に示すように、突起を設けてもよい。
【0038】
指針方向出射部23は、文字板方向反射部22のうち、導光体20内を導光する光Lの文字板方向反射部22に入射した際の角度が、臨界角以下であり、指針30方向へ光Lbが出射される箇所である。指針方向出射部23から指針30方向へ出射される光Lbの量は、後述する文字板方向出射部24の形状により、適宜調節される。
【0039】
文字板方向出射部24は、導光文字板10の文字板孔部111の内壁に設けられた内壁入光部111aの面に対し、略平行に配設され、文字板方向反射部22の反射した光Laを内壁入光部111aに向け、出射する箇所である。導光体20の高さ方向である文字板方向出射部24の厚さは、内壁入光部111aの厚さと略同一となるように形成される。斯かる構成により、導光体から導光文字板への光の伝達の際の光漏れを抑制し、効率よく意匠を照明することができる。
【0040】
指針軸挿通部25は、後述する指針軸41が挿通する部分であり、導光体10の中心Oに貫通孔として設けられる。斯かる構成により、文字板方向出射部を略全方向へ設けることができ、光源の光を、文字板孔部を中心に導光文字板の略全方向に対し出射することができ、より広範囲の意匠を効率よく照明することができる。
また、指針軸挿通部25は、導光体10の中心Oを中心とするものではなく、図9(a),(b)に示すように、導光体10の中心Oからオフセットした位置に設けられてもいい。
また、指針軸挿通部25は、図9(c)に示すように、指針軸41の全周を覆うものでなくてもよい。
【0041】
また、文字板方向反射部22は、図10(a)(b)に示すように、その表面にV字溝などで形成される反射面拡散部22aを設けても良い。また光拡散性を有する材料を用いて、印刷、塗装等によって文字板方向反射部22に形成されてもよい。
また、文字板方向出射部24は、図10(c)(d)に示すように、その表面にV字溝などで形成される出射面拡散部24aを設けても良い。また光拡散性を有する材料を用いて、印刷、塗装等によって文字板方向出射部24に形成されてもよい。
このような反射面拡散部22aにより、指針10方向へ均一な光Lbを出射することができる。または、出射面拡散部24aにより、内壁入光部111aに対し、均一な光Laを出射することができる。
【0042】
指針30は、図2に示すように、指示部31と、指針基部32と、指針キャップ33とから構成されている。指示部31は、導光文字板10の指標を指示し、光源50からの光Lbを受けて光輝する。指針基部32は、駆動本体4に設けられた指針軸41に固定される。この指針基部32は指示部21と透明な樹脂で一体に形成されている。指針キャップ33は、遮光性の合成樹脂からなり、指針基部32を覆うように具備されている。
【0043】
本体40は、回路基板6に実装され、指針2が装着される指針軸41を備えている。指針軸41は、導光文字板10の文字板孔部111の略中心に位置して貫通するとともに、その先端部分が導光文字板10の表示面より上方に突出している。
【0044】
光源50は、回路基板60に実装され、回路基板60に対して垂直方向に光を照射するトップビュー型からなる。光源50は、導光体20に光Lを出射する第1の光源51と、導光文字板10の背面から第2の光透過出射部122bを照明する第2の光源52とから構成される。
【0045】
回路基板60は、光源50や本体40を実装し、指針式表示装置の電気的な制御を行うものである。
【0046】
中ケース70は、導光文字板10と回路基板60の間に配設され、第1の光源51及び導光体20を区画する第1の仕切り部71と、第2の光源52を区画する第2の仕切り部72と、を有するものである。
第1の仕切り部71は、導光体20に入射した第1の光源51の光Lが、導光体20の指針方向出射部23及び文字板方向出射部24以外の表面から出射してしまった場合、その光Lを第1の仕切り部71の外部へ漏らさず、再び導光体20方向へ反射させるものであり、第2の仕切り部72は、第2の光源52の光Lcを第2の仕切り部72の外部へ漏らさず、第2の光透過出射部122b方向へ反射させるものである。このように第2の仕切り部72を設けることにより、第1の光源51の点灯タイミングによらず、第2の光透過出射部122bを独立して点/消灯させることができる。独立して点/消灯する第2の光透過出射部122bは、図13に示すように、導光文字板10に光を入光する文字板孔部111以外の領域であれば自由に配設することができる。
第2の光透過出射部122b、及び第2の光源52、第2の仕切り部72は、文字板孔部111以外の領域であればよいので、第1の光透過出射部122aと重なる領域に設けられても良い。
【0047】
このように構成された指針式表示装置1は、図2に示すように、
(1)指針軸41の周辺に配設された第1の光源51の光Lは、指針軸41が挿通する指針軸挿通部25を有する導光体20に入光し、導光体20により指針軸41と略平行方向に導光される。
(2)導光された光Lは、文字板方向反射部22により光Laとして指針方向出射部23の方向へ反射される。光Lのうち文字板方向反射部22に臨界角以下で入射した光は、指針方向出射部23により指針30方向へ光Lbを出射される。
(3)指針方向出射部23と導光文字板10の内壁入光部111aとは、略平行に配設され、それぞれの厚さが略同一になるように形成され、文字板方向反射部22により反射された光Laは、指針方向出射部23から出射され、内壁入光部111aに入射される。
(4)内壁入光部111aに入射された光Laは導光部11内を全反射により進行し、第1の光透過出射部122aに対応して設けられた光拡散部13により拡散され、第1の光透過出射部122aから拡散された光Laが出射することにより、第1の光透過出射部122aは光輝して視認される。
【0048】
本実施形態の指針式表示装置1において、導光文字板10を照明する第1の光源51からの光Lは、指針軸41の周辺を指針軸41と略平行(回路基板60に対して略垂直)に導光され、導光文字板10を照明する光Laは、導光文字板10に沿って導光されるので、導光文字板10に光を入光する文字板孔部111以外の導光文字板10と回路基板60との間に大きな空間を設けることができ、回路基板60の部品や、中ケース70等を自由に配置することができ、設計自由度を向上させることができる。
【0049】
また、意匠表示部12において実際に光を透過する領域として設けられた第1の光透過出射部122aに対応する領域に光拡散部13が設けられるので、光拡散部13で拡散された光は、第1の光透過出射部122aを透過して出射する。これにより、導光部11における余計な部分から光が出射することが防止又は低減され、意匠表示部12が表示する意匠を効率良く照光できる。特に、導光体の表面の略全面から光が出射する従来の表示部材を用いた場合よりも、第1の光透過出射部122aから出射する光の輝度(光っている部分の輝度)が高くなり、意匠表示部12が表示する意匠を効率良く照光できる。
【0050】
また、導光体20における文字板方向出射部24は、導光文字板10の文字板孔部111の内壁に設けられた内壁入光部111aの面に対し、略平行に配設され、文字板方向出射部24の厚さは、導光文字板10の厚さ方向である内壁入光部111aの厚さと、略同一となるように形成される。斯かる構成により、導光体から導光文字板への光の伝達の際の光漏れを抑制し、効率よく意匠を照明することができる。
【0051】
また、導光体20は、指針軸41が挿通する指針軸挿通部25を有する。斯かる構成により、文字板方向出射部を略全方向へ設けることができ、光源の光を、文字板孔部を中心に導光文字板の略全方向に対し出射することができ、より広範囲の意匠を効率よく照明することができる。
【0052】
また、導光体20は、第1の光源51からの光を文字板方向出射部24方向へ反射する文字板方向反射部22と、指針30方向へ光を出射する指針方向出射部23とを有するものであり、斯かる構成により、指針と導光文字板とを照明する光源を共通化することができ、少ない光源で効率よく照明することができる。
【0053】
以下、本実施形態の導光文字板10の変形例について、図11,12を参照して説明する。
なお、上記の技術的事項や下記の変形例における技術的事項は、適宜組み合わされても良い。
【0054】
上記実施形態では、光拡散部13は、導光部11の裏面に設けられているが、光拡散部13は、第1の光透過出射部122aに対応する領域に配置されていれば良く、図11(a)に示すように、導光部11の表面、又は、図11(b)に示すように、導光部11の両面に設けられてもよい。
このような場合、光拡散部13は、その拡散の性質が適宜変更される。例えば、光拡散部13が導光部11の裏面に形成されている場合には、光拡散部13は、主に、反射、乱反射、散乱等によって、光を拡散する。また、光拡散部13が導光部11の表面に形成されている場合には、光拡散部13は、主に、散乱、屈折等によって、光を拡散する。このように、光拡散部13の拡散の性質は、拡散する光を、表裏の何れの方向(又は両方向を含む)に進ませるかによって、変更される。
【0055】
また、光拡散部13は、光拡散性を有する構成であれば良い。例えば、光拡散部13は、図11(c)に示すように、導光部11の面に直接、凹凸部等からなるドットパターン等を、マイクロドット、インプリント、エッチング等で成型したものであってもよい。また、光拡散部13は、透光性を有する導光部11の面に、光拡散性を有する気泡を設けたものであってもよい。これらの場合、光拡散部13は、導光部11と同じ材料で設けられてもよい。その他、透光性を有するガラス内に、光拡散性を有する金粉等を混入して、導光部11と光拡散部13とを構成しても良い。
【0056】
また、光拡散部13は、図11(d)のように、第1の光透過出射部122aに対応する領域よりも広範囲に設けられてもよい。斯かる構成により、第1の光透過出射部122aから出射する光の量を多くなり、第1の光透過出射部122aが明るく表示される。
【0057】
また、上記実施形態では、表面低屈折率部14a及び裏面低屈折率部14bは、導光部11の両面全体に亘って設けられているが、図12(a)に示すように、表面低屈折率部14aにおいて、光拡散部13から拡散された光が通過する位置に貫通孔141を形成しても良い。このようにして、表面低屈折率部14a及び裏面低屈折率部14bは、第1の光透過出射部122aに対応する位置が貫通孔になっている形状に設けられても良い。
【0058】
また、上記実施形態では、意匠表示部12に形成される不透過部121は、非透光性(遮光性)を有する層であるが、透光性(半透光性を含む)を有する層であっても良い。さらに、透光性を有する層を用いて形成される不透過部121は、図12(b)に示すように、第1の光透過出射部122aを覆うように設けられても良い。このような場合、意匠表示部12において、光拡散部13で拡散された光が透過する部分が第1の光透過出射部122aになる。つまり、第1の光透過出射部122aは、光拡散部13の形状等によって規定されることがある。なお、この場合において設けられる第1の光透過出射部122aの範囲は、光拡散部13で拡散された光が届き透過する範囲となるので、上記実施形態において示した遮光性を有する不透過部121が設けられた場合と比べて広くなる。
【0059】
さらに、上記実施形態において、表示部材10は、平板状のものを説明したが、図12(c)に示すように、立体的な形状に設けられても良い。例えば、表示部材10は、圧空成型や絞り成型等で立体的な形状に加工することもできる。なお、立体状の導光部11を用いても良く、これに意匠表示部12、光拡散部13、低屈折率部14等を積層することにより、立体的な形状の表示部材10を構成しても良い。
【0060】
(第2実施形態)
以下、本実施形態の変形例について、図14を参照して説明する。
本発明の第2実施形態における指針式表示装置1は、図14に示すように、第3の光源53と、遮光部80と、をさらに備えるものである。
第3の光源53は、指針30の直下に配置されるトップビュー型からなるものであり、第3の光源53から出射される光により指針30は光輝する。
遮光部80は、導光文字板10を照明する第1の光源51及び導光体20と、指針30を照明する第3の光源53とを隔てる隔壁部81と、導光体20の上面を覆う上壁部82と、を有し、遮光性の材料から形成されるものである。
斯かる構成により、導光文字板の文字板孔部の内壁入光部から光を入光することで、省スペースで、効率よく意匠表示部122を光輝させつつ、意匠表示部122の照明のタイミングと指針30の照明タイミングをずらし、趣向を凝らした演出をすることができる。
【符号の説明】
【0061】
1 指針式表示装置
10 導光文字板
11 導光部
12 意匠表示部
13 光拡散部
14a 表面低屈折率部
14b 裏面低屈折率部
20 導光体
21 収納部
22 文字板方向反射部
22a 反射面拡散部
23 指針方向出射部
24 文字板方向出射部
24a 出射面拡散部
25 指針軸挿通部
30 指針
31 指示部
32 指針基部
33 指針キャップ
40 本体
41 指針軸
50 光源
51 第1の光源
52 第2の光源
53 第3の光源
60 回路基板
70 中ケース
80 遮光部
81 隔壁部
82 上壁部
111 文字板孔部
111a 内壁入光部
121 不透過部
122 透過部
122a 第1の光透過出射部
122b 第2の光透過出射部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
指針と、前記指針の周辺に配設される第1の光源と、
前記指針の軸が挿通する文字板孔部を有し、前記第1の光源の光を導光する透光性の導光部、前記導光部の表面と裏面とのうちの少なくとも一方に意匠を表示する意匠表示部、前記導光部の表面と裏面とのうちの少なくとも一方に形成され、前記導光部が導光する光を拡散する光拡散部、を有し、前記意匠表示部が、前記光拡散部により拡散される光を透過して出射する第1の光透過出射部を設け、前記光拡散部が、前記第1の光透過出射部に対応して設けてなる導光文字板と、を備える指針式表示装置において、
前記導光文字板の前記文字板孔部の内壁に配設される内壁入光部に、前記第1の光源の光を入光させる導光体を備えること、を特徴とする指針式表示装置。
【請求項2】
前記導光体は、前記内壁入光部に略平行に対向し、前記第1の光源からの光を出射する文字板方向出射部を有し、前記導光体の高さ方向である前記文字板方向出射部の厚さは、前記内壁入光部の厚さと略同一であること、を特徴とする請求項1に記載の指針式表示装置。
【請求項3】
前記導光体は、前記指針の軸が挿通する指針軸挿通部を有し、前記文字板方向出射部は、前記内壁入光部の略全周に対向して配設されてなること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の指針式表示装置。
【請求項4】
前記導光体は、前記第1の光源からの光を、前記文字板方向出射部方向へ反射する文字板方向反射部と、前記指針方向へ出射する指針方向出射部と、を有すること、を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の指針式表示装置。
【請求項5】
前記文字板方向出射部は、光を拡散する文字板方向拡散部を設けること、を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の指針式表示装置。
【請求項6】
前記導光板方向拡散部は、V字溝により形成されること、を特徴とする請求項5に記載の指針式表示装置。
【請求項7】
第2の光源と、前記導光文字板のうち前記文字板孔部を除く領域に設けられ、前記第2の光源から出射された光を、前記導光文字板の裏面側から前記導光文字板の表面側に透過して出射する第2の光透過出射部と、をさらに備え、
前記第2の光源は、前記導光文字板の裏面側であって、前記第2の光透過出射部に対向して設けられること、を特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の指針式表示装置。
【請求項8】
指針と、
前記指針の周辺に配設される第1の光源と、
前記指針を背面から照明する第3の光源と、
前記指針の軸が挿通する文字板孔部を有し、前記第1の光源の光を導光する透光性の導光部、前記導光部の表面と裏面とのうちの少なくとも一方に意匠を表示する意匠表示部、前記導光部の表面と裏面とのうちの少なくとも一方に形成され、前記導光部が導光する光を拡散する光拡散部、を有し、前記意匠表示部が、前記光拡散部により拡散される光を透過して出射する第1の光透過出射部を設け、前記光拡散部が、前記第1の光透過出射部に対応して設けてなる導光文字板と、
前記導光文字板の前記文字板孔部の内壁に配設される内壁入光部に、前記第1の光源の光を入光させる導光体と、
前記第1の光源及び前記導光体と、前記第3の光源とを隔てる隔壁部と、
前記導光体の上面を覆う上壁部と、を備えること、を特徴とする指針式表示装置。
【請求項9】
前記導光体は、前記内壁入光部に略平行に対向し、前記第1の光源からの光を出射する文字板方向出射部を有し、前記導光体の高さ方向である前記文字板方向出射部の厚さは、前記内壁入光部の厚さと略同一であること、を特徴とする請求項8に記載の指針式表示装置。
【請求項10】
前記導光体は、前記指針の軸が挿通する指針軸挿通部を有し、前記文字板方向出射部は、前記内壁入光部の略全周に対向して配設されてなること、を特徴とする請求項8または請求項9に記載の指針式表示装置。
【請求項11】
第2の光源と、前記導光文字板のうち前記文字板孔部を除く領域に設けられ、前記第2の光源から出射された光を、前記導光文字板の裏面側から前記導光文字板の表面側に透過して出射する第2の光透過出射部と、をさらに備え、
前記第2の光源は、前記導光文字板の裏面側であって、前記第2の光透過出射部に対向して設けられること、を特徴とする請求項8乃至10のいずれかに記載の指針式表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【公開番号】特開2013−44621(P2013−44621A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−182084(P2011−182084)
【出願日】平成23年8月24日(2011.8.24)
【出願人】(000231512)日本精機株式会社 (1,561)
【Fターム(参考)】