説明

接地線の保護具

【課題】鉄塔脚部の外面に沿って配線される接地線を外力から保護しつつ、基礎部材の周囲に雑草が繁茂しないようにして刈払機等の刃を接近させないことにより、接地線の切断事故を防止する。
【解決手段】一部を地中に埋設された基礎部材101と、基礎部材により下端部を支持された鉄塔材102と、を備えた鉄塔脚部100の外面に沿って配線される接地線103の保護具1であって、接地線は、下部を地中に埋設されると共に上部を鉄塔材に電気的に接続され、保護具は、鉄塔脚部の外面に沿って露出配線された接地線部分を被覆した状態で接地線に一部を固定される接地線カバー10と、地表と接する鉄塔脚部の裾部から地表面に向けて張り出した状態で地表面に固定される防草部材20と、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の鉄塔間に張架された電線路に対する所定の接地抵抗値を得るため、或いは、鉄塔上部に取り付けられた電気設備を保護するために、鉄塔脚部の表面に沿って配線された接地線の切断事故を防止する接地線の保護具に関する。
【背景技術】
【0002】
送電用鉄塔等の鉄塔は、等辺山形鋼や鋼管がボルトにより互いに接合された構成であり、一部を地中に埋設されたコンクリート製の基礎部材と、基礎部材により下端部を支持された脚材と、を備えている。鉄塔の脚材には、所定の接地抵抗値を得るための接地線が取り付けられている。接地線は、上部が脚材に電気的に接続され、下部が地中に埋設された接地極と電気的に接続されている。接地線は、脚材の表面、基礎部材の天端及び側面に沿って配線されている。
ところで、鉄塔が設置された敷地内では鉄塔の保守や維持管理といった理由から、刈払機や草刈機等を使っての除草作業が定期的に行われている。雑草が繁茂して、鉄塔の基礎部材が目視確認しづらくなっている状況では、除草作業中に接地線の位置を確認することができず、誤って接地線を切断してしまうことがあった。
接地線の切断事故を防止するために、特許文献1には、電柱に沿って配線された接地線の露出部を被覆する板状の接地線保護具が記載されている。この発明によれば、誤って刈払機の刃等が接地線保護具に当接しても、接地線が切断されず、所定の接地抵抗値を確保することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−353069公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら特許文献1に記載の発明では、電柱に密着させた接地線保護具の上からステンレスバンドを電柱に巻き付けて固定する方式を採用している。 従って鉄塔基礎のように、ステンレスバンドを全周囲に渡って巻き付けることが困難な形状の物体に対しては、特許文献1記載の接地線保護具を取り付けることができないという問題がある。また、特許文献1の接地線保護具では電柱周囲の雑草の繁茂を防止できないために定期的な除草が必要であり、その作業中に接地線を切断する虞が依然として存在する。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、鉄塔脚部の外面に沿って配線される接地線を外力から保護しつつ、基礎部材の周囲に雑草が繁茂しないようにして刈払機等の刃を接近させないことにより、接地線の切断事故を防止する接地線の保護具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、一部を地中に埋設された基礎部材と、該基礎部材により下端部を支持された鉄塔材と、を備えた鉄塔脚部の外面に沿って配線される接地線の保護具であって、前記接地線は、下部を地中に埋設されると共に上部を前記鉄塔材に電気的に接続され、前記保護具は、前記鉄塔脚部の外面に沿って露出配線された前記接地線部分を被覆した状態で該接地線に一部を固定される接地線カバーと、地表と接する前記鉄塔脚部の裾部から該地表面に向けて張り出した状態で該地表面に固定される防草部材と、を備えた接地線の保護具を特徴とする。
請求項1の発明では、接地線を接地線カバーにて包囲することにより、接地線の外力による切断を防止する。また、防草部材により接地線周囲における雑草の繁茂を防止して、刈払機の刃が接地線に接近する虞を低くする。
請求項2に記載の発明は、前記接地線カバーの下部と前記防草部材とは角度変更部材を介して互いの傾斜角度を変更可能に連設されている請求項1記載の接地線の保護具を特徴とする。
請求項2の発明では、角度変更部材により接地線カバーの下部と防草部材との間の傾斜角度を変更できるので、斜面に設置された鉄塔の脚部にも、本発明に係る接地線の保護具を取り付けることができる。
請求項3に記載の発明は、前記接地線カバーの一部が、内部に前記接地線を収容し、且つ伸縮自在な蛇腹体から構成されている請求項2記載の接地線の保護具を特徴とする。
請求項3の発明では、蛇腹体を伸縮させることにより、基礎部材の地上高に対応させることができる。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、接地線を接地線カバーにより被覆するので、接地線を外力から保護することが可能となる。また、接地線周囲の地表面を防草部材により被覆するので、防草部材により被覆された部位において雑草の繁茂を防止することができ、除草作業中に刈払機の刃を接地線に接近させないようにすることができ、接地線の切断を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る接地線保護カバーの使用状態を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図であり、(c)は上面図である。
【図2】固定部材の背面図である。
【図3】(a)(b)は、固定部材により接地線を固定する様子を示した上面図である。
【図4】(a)(b)は、傾斜面に設置された鉄塔の脚部に接地線保護カバーを取り付けた様子を示す図である。
【図5】(a)乃至(c)は、角度変更部材を示す模式的背面図である。
【図6】防草板を地表面に固定する第一の変形実施形態を示す正面図である。
【図7】防草板を地表面に固定する第二の変形実施形態を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
まず、本発明の適用対象となる鉄塔について簡単に説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に係る接地線保護カバーの使用状態を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図であり、(c)は上面図である。
送電鉄塔をはじめとする鉄塔は、一部を地中に埋設されたコンクリート製の基礎部材101と、基礎部材101により下端部を支持された脚材102(鉄塔材)とを備えている。以下、基礎部材101と脚材102とを合わせて鉄塔脚部100という。脚材102は等辺山形鋼や鋼管等の鋼材からなり、鉄塔の地上部は複数の鋼材がボルトやリベットにより接合された構成である。
鉄塔には、複数の鉄塔を介して張設された電線路に対する所定の接地抵抗値を得るため、或いは、鉄塔上部に取り付けられた電気設備を保護するために、接地線が取り付けられている。接地線103は、上部が端子104を介して脚材102に電気的に接続され、下部が地中に埋設された接地極105に電気的に接続されている。なお、図1中、「G.L.」は、地表面(グラウンドライン)を示している。接地線103は、樹脂(被覆材)により被覆された被覆線であり、鉄塔脚部100の外面に沿って、言い換えれば、脚材102表面、基礎部材101の天端面、及び基礎部材101の側面に沿って配線されている。
【0009】
〔第一の実施形態〕
本発明の第一の実施形態に係る接地線保護具について図1に基づいて説明する。本実施形態に係る接地線保護具は、露出配線された接地線を被覆する接地線カバーと、接地線の周囲における雑草の繁茂を防止する防草板と、を備えた点に特徴がある。
接地線保護具1は、鉄塔脚部100の外面に沿って露出配線された接地線103の部分を被覆した状態で接地線103に一部を固定される接地線カバー10と、地表と接する鉄塔脚部100の外面(裾部)から地表面に向けて張り出した状態で地表面に固定される防草板20と、を備えている。
【0010】
接地線カバー10は、接地線103の露出部分のうち、特に基礎部材101の側面に沿った部分を被覆する。接地線カバー10は、軸方向に貫通した略筒形状を有し、少なくとも中空部分に接地線103を挿通した状態で収容可能に構成されている。図示する接地線カバー10は、軸方向に一面が開放した半円筒状であり、開放側を基礎部材101に密着させて取り付けることができるので、すでに鉄塔脚部100の外面に沿って配線されている接地線103に対しても本実施形態に係る接地線カバー10を取り付けることができる。なお、接地線103の配線と同時に接地線カバー10を取り付ける場合には、側面に開放部分を有さない中空の筒状であってもよい。また、図示する接地線カバー10のように、径方向断面形状が必ずしも円形である必要はなく、その他の形状、例えば多角形状であってもよい。
本発明に係る接地線保護具1は、防草板20によって被覆された地表面において雑草の繁殖を抑制し、接地線103周囲の除草作業を不要とすることができる。従って、接地線カバー10の材料として、刈払機の刃が当接したときに破損するような材料を用いても構わない。しかしながら、接地線103の保護を万全とするために、刈払機の刃が当接したときに、容易には破壊しない材料から接地線カバー10を作製することが望ましい。
接地線カバー10を構成する各部について説明する。
接地線カバー10は、最上部に接地線カバーを接地線に固定する固定部材11と、中間部に接地線103を収容した状態で自在に伸縮する蛇腹状の伸縮部材13と、最下部に接地線カバー10と防草板20との互いの傾斜角度を変更する角度変更部材15と、を備えている。
【0011】
固定部材11について、図2及び図3に基づいて説明する。図2は、固定部材の背面図である。図3(a)(b)は、固定部材により接地線を固定する様子を示した上面図である。
固定部材11は、接地線103の露出部分を被覆する包囲体31と、包囲体31の外面に配置されて包囲体31を開閉する一対の摘み33と、包囲体31の内面に突出形成された複数の突起35と、を備えている。
包囲体31は、中空筒状の一面が軸方向に開口された略半円筒状である。摘み33は、包囲体31の径方向端部31a間を接近又は離間させる部材であり、図3(a)に示すように、摘み33を互いに近接する方向(矢印A方向)に押圧することで包囲体31の径方向端部31a間が離間して(矢印B方向)、接地線103を包囲体31内部に挿入することができる(矢印C方向)。また、図3(b)に示すように、摘み33への押圧を解除することで包囲体31の径方向端部31a間が接近するので、包囲体31が接地線103から脱落することを防止する。また、摘み33への押圧を解除することで、包囲体31の丸くなろうとする力、すなわち包囲体31が接地線103を押圧する力と、包囲体31内部に形成された突起35との相乗効果により、固定部材11を接地線103に固定することができる。
【0012】
突起35は、種々の形状や材料から構成することができる。例えば、先端が鋭利な樹脂材料から突起を作製することにより、接地線103の導体を被覆する被覆材の一部に食い込ませて固定するようにしてもよい。この場合、突起が被覆材を破って内部導体が露出しないようにする必要がある。また、例えば、シリコンゴム等の弾性変形する材料から突起を作製して、弾性変形時に生ずる応力を利用して固定するようにしてもよい。また、例えば、粘着性を有する素材(例:シリコーン粘着材)から突起を作製し、粘着力を利用して固定するようにしてもよい。以上の固定方式を利用した場合、接地線103に対して固定部材11を着脱自在に構成することができる。
伸縮部材13は、30cm〜50cm程度とばらつきのある基礎部材101の地上高に対応して、接地線カバー10の全長を伸縮させる部位である。伸縮部材13は、軸方向に伸縮自在な蛇腹体から形成されている。
【0013】
角度変更部材15について説明する。図4は、(a)(b)は、傾斜面に設置された鉄塔の脚部に接地線保護カバーを取り付けた様子を示す図である。角度変更部材15は、接地線カバー10の最下部において防草板20と連接されており、接地線カバー10と防草板20との間の互いの傾斜角度を変更する部位である。
図4(a)は、鉄塔脚部と接地線保護カバーを側面から観察した図である。この図において防草板20は、基礎部材101側(背面側:図中左側)が高く、正面側(図中右側)が低くなっている。また、図4(b)は、鉄塔脚部と接地線保護カバーを正面から観察した図である。この図において防草板20は、図中右側が高く、図中左側が低くなっている。このように角度変更部材15は、接地線カバー10に対して防草板20がいずれの方向に傾斜していても、その角度を調整することができる。
【0014】
角度変更部材の具体的構成について図5に基づいて説明する。図5(a)乃至(c)は、角度変更部材を示す模式的背面図である。
(a)又は(b)に示すように、角度変更部材15(15a、15b)が、断面Z字状の複数のZ形部材41、43を蛇腹状となるように組み合わせたものでもあってもよい。また、(a)に示す角度変更部材15aは、軸方向に筒体の径が一定となるようなZ形部材41を組み合われて構成されているが、(b)に示すように、径が異なるZ形部材43を複数蛇腹状に組み合わせて、末広がり状に形成してもよい。
いずれも、各Z形部材41、43は互いに連接されておらず、離間した状態にて組み合わせられている。従って、各Z形部材41、43を可撓性や伸縮性を有さない硬質の材料から構成した場合であっても、各Z形部材41、43が互いにその傾斜角度を異ならせることができ、全体として接地線カバー10と防草板20との間の互いの傾斜角度を変更することができる。すなわち、刈払機の刃が当接する等、角度変更部材に外力が加わった場合に接地線103が切断することを防止できる。
【0015】
また、図5(c)に示すように、ボールジョイント状の角度変更部材15cとしてもよい。図示する角度変更部材15cは、軸部45と球頭部47とを備えたボールスタッド49と、球頭部47を揺動又は回動自在に包囲する半球状の凹部を有するハウジング51と、を備えている。ハウジング51は、防草板20と一体的に構成されている。ボールスタッド49は、一面が軸方向に開口した中空筒状であり、背面側から接地線挿入部49aに接地線103を挿入することができる。角度変更部材15cにおいても、ボールスタッド49とハウジング51を外力に強い硬質材料から構成することができるので、接地線103の切断を防止することができる。
なお、接地線カバー10と防草板20を別体としてもよい。この場合には、角度変更部材を設けなくてもよい。
また、伸縮部材と角度変更部材とを一体としてもよい。すなわち、伸縮部材と角度変更部材の双方を、伸縮性と可撓性を有する蛇腹状の部材から構成してもよい。この場合、蛇腹部材は、一定の範囲にて湾曲しながら防草板20との傾斜角度を調整する。また、伸縮部材と角度変更部材の双方を、上記Z形部材を複数組み合わせたものとしてもよい。この場合、Z形部材の数を増減させることにより、接地線カバーの軸方向長さを変更することができる。
【0016】
防草板について図1に基づいて説明する。
防草板20は、雑草の繁茂を防止する部材であり、基礎部材101の側面に密着した状態で設置され、地表面に張り出している。図示する防草板20は、上面視半円形状(扇状)であるが、楕円形状或いは多角形状等、その他の形状とすることができる。また、防草板20の端部から接地線103までの距離は、少なくとも刈払機の回転刃の半径以上であることが望ましい。
【0017】
防草板20は、遮光性を有した板状又はシート状の部材から構成されている。例えば、硬質樹脂や軽量コンクリート等から形成することができる。また、市販の防草シートを用いてもよい。
防草板の地表面への固定方法について、図1、図6及び図7に基づいて説明する。図6は、防草板を地表面に固定する第一の変形実施形態を示す正面図である。図7は、防草板を地表面に固定する第二の変形実施形態を示す図であり、(a)は側面図であり、(b)は上面図である。
図1(a)に示すように、固定ピン21を用いて防草板20を地表面に固定してもよい。図示する固定ピン21の形状は略J字状であるが、形状はこれに限られない。防草板20の端縁近傍に固定ピン挿通孔(不図示)を貫通形成し、防草板20の表面から固定ピン挿通孔を経由して固定ピン21の直線状部分を地中に突き刺すとともに、湾曲部分を防草板20の端縁より外周側の地表面に直接突き刺して固定する。
【0018】
或いは、図6に示すように、防草板20の下面に予め複数の固定突起61を形成し、この突起を地中に突き刺すことにより防草板20を地表面に固定する構成としてもよい。
或いは、図7に示すように、押さえブロック63を防草板20の上に載置して、押さえブロック63の重量を利用して固定するようにしてもよい。この場合、押さえブロック63の下面部分が嵌合する凹部20aを防草板20の表面に形成して、押さえブロック63のずれを防止することが望ましい。押さえブロック63を使用することにより、刈払機の刃が接地線103に接近することを防止することができ、接地線103の切断を防止することができる。
【0019】
以上のように、本実施形態によれば、接地線カバーにより接地線を被覆することにより、接地線が外力により切断されることを防止する。また、防草板により接地線周囲の地表面を被覆して接地線周囲における雑草の繁茂を防止するので、接地線周囲の除草作業が必要なくなる。従って、刈払機の刃が接地線に接近する虞が低くなるので、接地線が外力により切断されることを防止することができる。また、接地線カバーの一部が伸縮自在に構成されているので、基礎部材の高さに応じて軸方向長を自在に変更できる。また、角度変更部材により接地線カバーと防草板との傾斜角度を互いに変更できるので、斜面に設置された鉄塔の脚部にも、本発明に係る接地線の保護具を取り付けることができる。
【符号の説明】
【0020】
1…接地線保護具、10…接地線カバー、11…固定部材、13…伸縮部材、15…角度変更部材、20…防草板、20a…凹部、21…固定ピン、31…包囲体、31a…径方向端部、33…摘み、35…突起、41、43…Z形部材、45…軸部、47…球頭部、49…ボールスタッド、49a…接地線挿入部、51…ハウジング、61…固定突起、63…押さえブロック、100…鉄塔脚部、101…基礎部材、102…脚材、103…接地線、104…端子、105…接地極

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一部を地中に埋設された基礎部材と、該基礎部材により下端部を支持された鉄塔材と、を備えた鉄塔脚部の外面に沿って配線される接地線の保護具であって、
前記接地線は、下部を地中に埋設されると共に上部を前記鉄塔材に電気的に接続され、
前記保護具は、前記鉄塔脚部の外面に沿って露出配線された前記接地線部分を被覆した状態で該接地線に一部を固定される接地線カバーと、地表と接する前記鉄塔脚部の裾部から該地表面に向けて張り出した状態で該地表面に固定される防草部材と、を備えたことを特徴とする接地線の保護具。
【請求項2】
前記接地線カバーの下部と前記防草部材とは角度変更部材を介して互いの傾斜角度を変更可能に連設されていることを特徴とする請求項1記載の接地線の保護具。
【請求項3】
前記接地線カバーの一部が、内部に前記接地線を収容し、且つ伸縮自在な蛇腹体から構成されていることを特徴とする請求項2記載の接地線の保護具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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