説明

接着性ラベルを備えた包装容器

消費財の包装容器は、容器(2)と、容器(2)内に収容され、かつ内側ライナ(4)内に包まれた消費財の少なくとも1つの束(5)と、充填された容器の周りに包まれた外側包装紙と、個別の担持要素(42)上に取外し可能に装着され、かつ再密封可能な接着剤を有する少なくとも1つの接着性ラベル(50)とを含む。担持要素(42)は、外側包装紙の内側に設けられる。内側ライナ(4)は、1つ又はそれよりも多くの脆弱線によって形成されたタブ部分を含み、タブ部分は、それを通して消費財を取り出す開口部を提供するために内側ライナの残りの部分から少なくとも部分的に分離することができる。接着性ラベル(50)は、開口部の内側ライナのタブ部分を開口部の上で閉鎖位置に保持するようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消費財のための包装容器に関し、包装容器は、担持要素上に提供された少なくとも1つの接着性ラベルを含む。包装容器は、喫煙物品の包装容器として特定の用途を見出す。
【背景技術】
【0002】
折り畳まれた積層ブランク材から形成された容器に消費財をパッケージ化することは公知である。例えば、シガレット及びシガーのような細長い喫煙物品は、一般的に、喫煙物品を収容するための箱と容器の後部壁にわたって延びるヒンジ線の周りで箱に接続された蓋とを有するヒンジ式蓋パックに入れて売られている。そのようなパックは、典型的には単体積層厚紙ブランク材から構成される。使用中に、蓋は、パックを開けて箱に保持された喫煙物品にアクセスするためにヒンジ線に関してピボット回転される。
【0003】
パック内の喫煙物品は、典型的には、内側ライナに包まれる。内側ライナ内の喫煙物品にアクセスするために、典型的には、内側ライナの事前穿孔区画が、パックを最初に開ける時に消費者によって取り外される。
【0004】
EP−A−0 944 539は、内側包装紙の形態の再密封可能な障壁層が設けられた喫煙物品のためのパックを開示している。障壁層には、障壁層の脆弱線によって形成されたアクセス開口が設けられる。障壁層と係合可能な恒久的に粘着性の面を有するカバー層が、それが使用と使用の間に開口を覆って障壁層の再密封に使用することができるように障壁層に適用される。カバー層を閉じるために圧力を加えることができる面を提供するために、喫煙物品と障壁層の間にフレームが設けられる。
【0005】
DE−A−102 08 026は、開いた後にパックの外面を装飾するのに使用することができる1つ又はそれよりも多くの接着性ラベルを含むインサートが提供された喫煙物品のためのパックを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】EP−A−0 944 539
【特許文献2】DE−A−102 08 026
【特許文献3】WO−A−2004/003726
【特許文献4】WO−A−2004/076322
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
容器が消費者に使用と使用の間に内側パッケージを密封するための選択肢を提供する消費財のための新しい容器を提供することが望ましいと考えられる。そのように新しい容器が標準の包装機械を用いてかつ標準の障壁層又は内側ライナを用いて製造することができるとすれば更に望ましいであろう。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明により、容器と、内側ライナ内に包まれて容器内に収容された消費財の束と、充填された容器の周りに包まれた外側包装紙と、少なくとも1つの接着性ラベルとを含む消費財のための包装容器を提供する。接着性ラベルは、再密封可能な接着剤を含み、かつ個別の担持要素上に取外し可能に装着される。本発明により、少なくとも1つの接着性ラベルが上に装着された担持要素は、外側包装紙内に提供され、すなわち、担持要素は、外側包装紙と容器の間、容器及び内側ライナの内部、又は内側ライナと消費財の束との間に位置付けられる。
【0009】
内側ライナは、内側ライナ内の脆弱線の少なくとも1つによって形成されたタブ部分を含み、タブ部分は、そこを通して消費財がアクセス可能な開口部を提供するために、内側ライナの残りの部分から少なくとも部分的に分離することができる。タブ部分は、それが内側ライナ内の開口部を通して消費財を取り出すことができる開放位置と開口部が再度覆われる閉鎖位置との間で移動可能であるように、開かれた後に内側ライナに取り付けられたままである。少なくとも1つの接着性ラベルは、内側ライナのタブ部分に取り付けられるようになっており、使用と使用の間にタブ部分を閉鎖位置に保持することができる。これは、例えば、接着性ラベルの一部をタブ部分に、かつ他の部分を内側ライナに又は容器の別の部分に接着することによって達成される。
【0010】
用語「個別の担持要素」は、本明細書を通して、担持要素が容器、外側包装紙、又は内側ライナの一体部分ではないことを指すために使用される。
【0011】
少なくとも1つの接着性ラベルは、担持要素から取外し可能であり、いくつかの異なる目的に使用することができる。例えば、1つの好ましい実施形態では、少なくとも1つの接着性ラベルは、使用と使用の間にそれが内側ライナを密封するのに使用することができるようになっている。それによって容器が初めて開かれた状態で内側ライナ内の消費財が有利に保護される。別の好ましい実施形態では、少なくとも1つの接着性ラベルは、それが装飾目的で容器の外面に付加されるように適応させることができる。
【0012】
少なくとも1つの接着性ラベルは、印刷又はその他の方法で装飾され、例えば、容器の外面の設計を変更又は強調するために、又は容器の外観を個人専用にするのに使用することができる。
【0013】
代替的に又は追加的に、少なくとも1つの接着性ラベルは、接着性ラベルが担持要素から剥がされた時に消費者によって放出される香味剤を含むことができる。好ましくは、香味剤は、マイクロカプセルが接着性ラベルの表面に付加された液体香味料のような香味剤を含有する複数のマイクロカプセルを含む。接着性ラベルの使用中に、例えば、ラベルが担持要素から取り外された時に、マイクロカプセルが破裂して香味剤が放出される。マイクロカプセルは、担体として作用する流体コーティング材料で接着性ラベルの表面に付加することができる。
【0014】
本発明により、容器と、容器内に収容されて内側ライナ内に包まれた消費財の少なくとも1つの束と、充填された容器の周りに包まれた外側包装紙と、個別の担持要素上に取外し可能に装着された少なくとも1つの接着性ラベルとを含み、担持要素が外側包装紙の内側に提供され、かつ少なくとも1つの接着性ラベルが、接着性ラベルが担持要素から取り外されると直ちに放出可能な香味剤を含む消費財の包装容器を提供する。好ましくは、香味剤は、上述のように、香味剤を含有する複数のマイクロカプセルを含む。
【0015】
接着性ラベル内にあらゆる望ましい香味を組み込むことができる。例えば、香味は、メントール、ペパーミント、スペアミント、コーヒー、茶、及びスパイス(シナモン、チョウジ、及びジンジャーなど)から選択することができる。
【0016】
本発明のある一定の好ましい実施形態では、容器は、2つ又はそれよりも多くの接着性ラベルを含み、そのそれぞれに香味剤が設けられる。2つ又はそれよりも多くの接着性ラベル内に組み込まれた香味剤は、互いに対して同じか又は異なるようにすることができる。香味剤が異なる場合、それによって消費者に様々な選択のオプションを提供する。香味剤を備えた2つ又はそれよりも多くの接着性ラベルは、同じ担持要素か又は異なる担持要素に設けることができる。接着性ラベルが異なる担持要素に設けられる場合、2つ又はそれよりも多くの接着性ラベルは、外側包装紙内に一緒に又は別々にパッケージ化することができる。例えば、香味剤を備えた各接着性ラベルは、ロール又はブリスターパック状態で互いから分離するか又は一緒に取り付けられた個別の包装紙又は袋内に包むことができる。好ましくは、個別の包装紙又は袋が互いに取り付けられる場合、脆弱線が設けられ、そのために包装紙又は袋は、互いから容易に分離することができる。2つ又はそれよりも多くの接着性ラベルは、ロール又はブリスターパック状態で提供することができる。
【0017】
本発明による包装容器では、担持要素の寸法は、好ましくは、包装容器の全体サイズが担持要素の挿入によって影響されないように選択される。担持要素は、容器の前側又は後側、又は他のいずれの側にも挿入することができる。
【0018】
担持要素は、以下に限定されるものではないが、紙、厚紙、又はプラスチックシート材料を含むあらゆる適切なシート材料から形成することができる。少なくとも1つの接着性ラベルがその上に装着された担持要素の表面は、少なくとも1つの接着性ラベルの確実な装着を可能にするが、容器又は内側ライナへの取り付けのために容易に取り外すことができる材料で形成される。この目的のための適切なシート材料は、公知である。
【0019】
担持要素は、製造中に容器内に挿入される一片のシート材料である「インサート」の形態を取ることができる。インサートの生産は、当業技術で公知であり、シート材料を容器内に挿入する機械は確立されている。従って、本発明は、標準の包装機械を使用して容易に実施することができる。インサートは、例えば、内側ライナと容器の間に、又は内側ライナと消費財の束との間に挿入することができる。従って、インサートは、典型的には、容器が少なくとも部分的に透明でない限り、パックの外側から見えない。そのために、インサートは、容器それ自体によって保護される。更に、インサートは、消費者に驚きとして作用することができる。
【0020】
代替的に、担持要素は、製造中に容器と外側包装紙の間に挿入される「オンサート」の形態を取ることができる。
【0021】
有利な態様では、インサート及びオンサートの構成は、両方とも既存の包装機械及び方法を使用して達成することができる。インサート及びオンサートの機械は、国際特許出願WO−A−2004/003726及びWO−A−2004/076322に開示されている。
【0022】
加えて、容器それ自体の設計は、担持要素を追加するように変える必要がない。少なくとも1つの接着性ラベルは、従って、既存の装置、技術、及び容器ブランク材の有意な修正を何もする必要なく消費財のための包装容器内に容易に組み込むことができる。
【0023】
外側包装紙内に担持要素を設けると、そうでなければ接着性ラベルの機能性又は目に見える外観を劣化させる場合がある摩耗及び他の力から接着性ラベルが有利に保護される。更に、外側包装紙により、外側包装紙が損なわれていない限り担持要素の不注意な損害が防止される。
【0024】
担持要素は、そこに装着された少なくとも1つの接着性ラベルを用いて他の構成要素から完全に切り離して提供することができる。この場合、それは、包装容器の組み立て中に単に容器の内部又は容器と外側包装紙の間に挿入される。代替的に、担持要素がオンサートとして設けられる場合、担持要素は、容器が開けられるまでそれが所定位置に留まるように外側包装紙又はパックの外側に取り付けることができる。好ましくは、この場合、担持要素は、外側包装紙が取り外された状態で容器の残りの部分から容易に取り外されて分離することができるように、外側包装紙の内側又は容器の外側に取外し可能に接着することができる。使用中に、担持要素は、接着性ラベルが取り外された状態で廃棄することができる。
【0025】
単一の接着性ラベルを担持要素上に設けることができる。代替的に、互いにサイズ及び形状が同じか又は異なる複数の接着性ラベルを担持要素上に設けることができる。代替的に、複数の接着性ラベルをそれぞれ個別の担持要素上に設けることができる。容器の外面の装飾の目的を意図している場合、互いに同じか又は異なるグラフィック及びテキストを備えた複数の接着性ラベルを提供することができる。更に、担持要素は、接着性ラベルが取り外された状態でのみ可視になる印刷された情報を接着性ラベルの下に保持することができる。
【0026】
少なくとも1つの接着性ラベルは、ラベルが容器又は内側ライナの表面から取り外され、かつ同じか又は異なる面に何度か再び取り付けることができるように再密封可能な接着剤を含む。これは、消費財に個別にアクセスするために内側ライナの繰返し開閉を可能にするので有利である。この場合、再密封可能な接着剤は、好ましくは、容器が空になるまで内側ライナを再密封するためにそれを使用することができるように、内側ライナ内に消費財があるだけ少なくとも何度でもラベルが再び取り付けられるように十分な接着を提供することになる。
【0027】
本発明の特に好ましい実施形態では、少なくとも1つの接着性ラベルは、第1のラベル区画と第2のラベル区画とを含み、第1のラベル区画は、それが内側ライナ内の開口部を覆うことができるように内側ライナに取り付けられるようになっており、第2のラベル区画は、それが第1のラベル区画のための支持を提供するように内側ライナの上部に取り付けられるように意図している。第2のラベル部分の接着剤は、好ましくは、第1のラベル部分の接着剤よりも接着性がある。第2のラベル部分のより接着性のある接着剤は、内側ライナ内の消費財にアクセスするために第1のラベル区画を取り外す最中に接着性ラベル全体が取り外されないようにラベルを確実に内側ライナに取り付ける。
【0028】
好ましくは、第1のラベル部分は、第2のラベル部分に接続され、第1のラベル部分の縁部は、対向する切り欠きとして第2のラベル部分内に延びている。接着性ラベルが内側ライナ上の所定位置にある時に、切り欠きにより、第2のラベル部分の一部は、内側ライナから離れるように第1のラベル部分と共に持ち上げられるようになる。
【0029】
好ましくは、対向する切り欠きのそれぞれの端部は、半円形切り欠きで終端し、そのために各切り欠きの端部は、それ自体の上で湾曲して戻る。この半円形形状の長所は、ラベルが内側ライナから離れるように引っ張られて第1のラベル部分が第2のラベル部分から離れるように引っ張られた時に、切り欠きが伝播した結果として接着性ラベルが引き裂かれることが防止されることである。引き裂かれる代わりに、半円形切り欠きの結果として材料が捻られ、そのために接着性ラベルに対する損傷が実質的に防止される。
【0030】
好ましくは、対向する切り欠きの各々は、切り欠きの長さ全体に沿って材料ブリッジ部分を用いて架橋される。用語「材料ブリッジ」は、切り欠きがその長さ方向に沿ったある一定のポイントで中断するように、切り欠きにわたって延びる材料の少量の部分を指すために使用される。材料ブリッジは、材料ブリッジが接着性ラベルの材料によって形成されるように、短い間隙を有する整列した切り欠きをそれらの間に形成することによって提供することができる。代替的に、材料ブリッジは、切り欠きが接着性ラベル内に作られた状態で切り欠きの上に付加することができる。
【0031】
担持層からラベルを取り除くのに必要な力は、材料ブリッジを破壊するための力よりも小さい。従って、接着性ラベルは、材料ブリッジによって第1及び第2のラベル部分を共に保持して損なわれていないままになるが、接着性ラベルは、担持層から取り外されて内側ライナに付加される。それによってラベルの一体性が維持されている時にラベルを更に容易に処理することができるので、接着性ラベルの付加が容易になる。接着性ラベルが内側ライナの所定位置に入った状態で、材料ブリッジは、内側ライナが開くように第1及び第2のラベル部分を分離するために容易に破壊することができる。
【0032】
本発明の好ましい実施形態では、内側フレームが、容器内で容器と内側ライナの間に設けられる。内側フレームが設けられて少なくとも1つの接着性ラベルが上述のように内側ライナの開口部を再密封するのに使用される場合、少なくとも1つの接着性ラベルは、タブ部分を閉鎖位置に保持して容器を密封するために内側フレームの前部壁に固定することができる。有利な態様では、大きい表面区域を備えた内側フレームは、容器の構造的強度を増大させる。内側フレームによって提供される増大した構造的強度は、接着性ラベルを確実に閉じることを可能にする。これは、容器がもはや満たされていない時に、その後の閉じる作業に対して特に有利である。
【0033】
好ましくは、内側フレームは、カバー層を含み、カバー層の表面構造は、接着性ラベルが内側フレームのカバー層に取り付けられた時に、実質的に接着剤が接着性ラベルからカバー層まで移動されないように選択される。例えば、内側フレームは、積層ポリエチレンテレフタレート(PET)のカバー層を含むことができる。カバー層は、透明又は金属化することができる。ラベルから内側フレームの接着剤の移動の防止は、塵又は小粒子、例えば、いわゆる「タバコショート」が付着しないという利点を有する。
【0034】
少なくとも1つの接着性ラベルを接着することができる内側フレームの利用可能な表面区域を増大させるために、内側フレームの前部壁及び容器の前部壁の少なくとも一方は、容器が開かれると直ちに内側フレームのより大きい表面区域が露出するように適応させることができる。例えば、一実施形態では、容器の箱の前部壁の上縁に切り欠きが設けられる。切り欠きのサイズ及び形状は、少なくとも1つの接着性ラベルのサイズ及び形状に対応し、そのために接着性ラベルは、切り欠きによって露出した内側フレームに接着することができる。
【0035】
好ましくは、接着性ラベルは、接着剤のない表面区域を含み、この接着剤のない表面区域は、内側ライナの開口部にサイズが対応する。接着性ラベルが内側ライナに付加されると、この接着剤のない表面区域は、内側ライナ内の開口部を覆うことができる。それによって接着性ラベルが内側ライナ内の消費財と接触する可能性がある場合に、例えば、タバコショートのような塵又は小粒子の接着性ラベルに対する付着が防止されることになる。
【0036】
好ましくは、少なくとも1つの接着性ラベルは、その上に接着剤をなにも有しない一端にタブ部分を含む。これは、タブ部分が、接着性ラベル上でより良好なグリップを可能にし、従って、少なくとも1つの接着性ラベルを担持要素から、及び存在する場合にそれに対してそれがその後に接着することができる容器、内側ライナ、又は内側フレームの表面からも容易に取り外されるので有利とすることができる。特に好ましくは、タブ部分は、接着性ラベルの下縁から延びる半円形タブ部分である。好ましくは、半円形タブ部分は、ラベルの全幅を延びず、接着性ラベルのグリップを更に容易にする。
【0037】
少なくとも1つの接着性ラベルが容器の外面に付加されるように意図した場合、少なくとも1つの接着性ラベルは、容器上のあらゆるヒンジ線と重なるように、穿孔の列のような1つ又はそれよりも多くの脆弱線を有利に含むことができる。これは、少なくとも1つの接着性ラベルが、そこにある消費財にアクセスするための容器の開口部を妨害しないためである。
【0038】
容器は、消費財を収容するためにあらゆる適切な形態を取ることができる。例えば、容器は、消費財を収容するための箱に接続された1つ又はそれよりも多くのヒンジ式蓋を有するヒンジ式蓋の容器とすることができる。代替的に、容器は、外側シェル内に装着された消費財を収容するための内側スライドを有するスライド・シェル容器とすることができる。容器がスライド・シェル容器の場合、外側シェル又は内側スライドは、1つ又はそれよりも多くのヒンジ式蓋を含むことができる。
【0039】
容器、内側フレーム、内側ライナ、及び外側包装紙は、以下に限定されるものではないが、厚紙、板紙、プラスチック、金属、又はその組合せを含むあらゆる適切な材料から形成することができる。好ましくは、容器は、1つ又はそれよりも多くの折り畳まれた積層厚紙ブランク材から形成され、好ましくは、厚紙は、平方メートル当たり約100グラムと平方メートル当たり約350グラムの間の重量を有する。
【0040】
好ましくは、内側ライナは、金属箔又は金属化紙で形成される。
【0041】
好ましくは、外側包装紙は、高密度又は低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、配向ポリプロピレン、塩化ポリビニリデン、セルロースフィルム、又はその組合せの透明なポリマーフィルムであり、外側包装紙は、従来の方法で付加される。外側包装紙は、開封テープを含むことができる。更に、外側包装紙には、画像、消費者情報、又は他のデータを印刷することができる。
【0042】
本発明による容器は、直角縦方向及び直角横方向縁部を備えた直方体形状とすることができる。代替的に、容器は、1つ又はそれよりも多くの丸形縦方向縁部、丸形横方向縁部、傾斜付き縦方向縁部、又は傾斜付き横方向縁部、又はその組合せを含むことができる。例えば、本発明による容器は、以下に限定されるものではないが、
−前部壁上に1つ又は2つの縦方向丸形又は傾斜付き縁部及び/又は後部壁上に1つ又は2つの縦方向丸形又は傾斜付き縁部、
−前部壁上に1つ又は2つの横方向丸形又は傾斜付き縁部及び/又は後部壁上に1つ又は2つの横方向丸形又は傾斜付き縁部、
−前部壁上に1つの縦方向丸形縁部及び1つの縦方向傾斜付き縁部及び/又は後部壁上に1つの横方向丸形縁部及び1つの横方向傾斜付き縁部、
−前部壁上に1つ又は2つの横方向丸形又は傾斜付き縁部及び前部壁上に1つ又は2つの縦方向丸形又は傾斜付き縁部、
−第1の側壁上に2つの縦方向丸形又は傾斜付き縁部又は第2の側壁上に2つの横方向丸形又は傾斜付き縁部、
を含むことができる。
【0043】
容器が1つ又はそれよりも多くの丸形縁部を含み、かつ1つ又はそれよりも多くの積層ブランク材から形成される場合、好ましくは、ブランク材は、3つ、4つ、5つ、6つ、又は7つの切り込み線又は折り畳み線を含み、各々が組み立てられた容器内に丸形縁部を形成する。切り込み線又は折り畳み線は、容器の内側又は容器の外側のいずれかになるようにすることができる。好ましくは、切り込み線又は折り畳み線は、約0.3mmと4mmの間だけ互いから離間させることができる。
【0044】
好ましくは、折り畳み線又は切り込み線の間隔は、積層ブランク材の厚みの関数である。好ましくは、折り畳み線又は切り込み線の間の間隔は、積層ブランク材の厚みよりも約0.5と約4倍の間だけ大きい。
【0045】
容器が1つ又はそれよりも多くの傾斜付き縁部を有する場合、好ましくは、傾斜付き縁部は、約1mmと約10mmの間、好ましくは、約2と約6mmの間の幅を有する。代替的に、容器は、2つの別々の傾斜が容器の縁部に形成されるように離間した3つの平行な折り畳み又は切り込み線によって形成された2重傾斜を含むことができる。
【0046】
容器が傾斜付き縁部を含み、かつ1つ又はそれよりも多くの積層ブランク材から作られる場合、傾斜は、積層ブランク材内の2つの平行な折り畳み又は切り込み線によって形成することができる。折り畳み線又は切り込み線は、第1の壁と第2の壁の間の縁部に対して対称に配置することができる。代替的に、折り畳み線又は切り込み線は、傾斜が容器の第2の壁内よりも容器の第1の壁内に遠くまで到達するように、第1の壁と第2の壁の間の縁部に対して非対称に配置することができる。
【0047】
代替的に、容器は、例えば、三角形又は六角形のような多角形、又は楕円形、半楕円形、円形、又は半円形のような非矩形横方向断面を有することができる。
【0048】
本発明による容器は、例えば、シガレット、シガー、又はシガリロのような細長い喫煙物品のためのパックとしての特定用途を見出す。その寸法の適切な選択により、本発明による容器を異なる数の従来サイズ、キングサイズ、スーパーキングサイズ、スリム、又はスーパースリムシガレットのためのものとして設計することができることは認められるであろう。
【0049】
その寸法の適切な選択により、本発明による容器は、異なる総数の喫煙物品、又は異なる構成の喫煙物品を保持するように設計することができる。例えば、その寸法の適切な選択により、本発明による容器は、総数が10と30の間の喫煙物品を保持するように設計することができる。
【0050】
容器内の喫煙物品は、喫煙物品の総数次第で異なる丁合に配置することができる。例えば、喫煙物品は、6、7、8,9、又は10の1列に配置することができる。代替的に、喫煙物品は、2列又はそれよりも多くの列に配置することができる。2列又はそれよりも多くの列は、同じ数の喫煙物品を収容することができる。例えば、喫煙物品は、5、6、7、8、9、又は10の2列、又は5又は7の3列、又は4、5、又は6の4列に配置することができる。代替的に、2列又はそれよりも多くの列は、互いに対して異なる数の喫煙物品を収容する少なくとも2列を含むことができる。例えば、喫煙物品は、5の列と6の列(5−6)、6の列と7の列(6−7)、7の列と8の列(7−8)、5の中央列と6の外側2列(6−5−6)、5の中央列と7の外側2列(7−5−7)、6の中央列と5の外側2列(5−6−5)、6の中央列と7の外側2列(7−6−7)、7の中央列と6の外側2列(6−7−6)、9の中央列と8の外側2列(8−9−8)、又は6の中央列、5の外側1列、及び7の外側1列(5−6−7)に配置することができる。
【0051】
本発明による容器は、同じ種類又は銘柄、又は異なる種類又は銘柄の喫煙物品を保持することができる。更に、フィルタなしの喫煙物品及び広範なフィルタチップ付きの喫煙物品の両方、並びに異なる長さの喫煙物品(例えば、約40mmと約180mmの間)、異なる直径の喫煙物品(例えば、約4mmと約9mmの間)を収容することができる。更に、喫煙物品は、風味の強度、吸引抵抗、及び総粒子状物質送出量を違えることができる。好ましくは、容器の寸法は、喫煙物品の長さと喫煙物品の丁合に適応される。典型的には、容器の外形寸法は、容器の内側に収容された喫煙物品の1つ又は複数の束の寸法よりも約0.5mmから約5mmの間だけ大きい。
【0052】
本発明による容器の長さ、幅、及び深さは、閉鎖位置で容器の得られる全体寸法が20シガレットのための通常の使い捨てヒンジ式蓋のパックの寸法とほぼ同様になるようにすることができる。
【0053】
好ましくは、本発明による容器は、約60mmと約150mmの間の高さ、より好ましくは、約70mmと約125mmの間の高さを有し、この高さは、容器の上部壁から底部壁まで測定される。
【0054】
好ましくは、本発明による容器は、約12mmと約150mmの間の幅、より好ましくは、約70mmと約125mmの間の幅を有し、この幅は、容器の一方の側壁から他方の側壁まで測定される。
【0055】
好ましくは、本発明による容器は、約6mmと約100mmの間の深さ、より好ましくは、約12mmと約25mmの間の深さを有し、深さは、容器(箱と蓋の間にヒンジを含む)の前部壁から後部壁まで測定される。
【0056】
好ましくは、容器の深さに対する容器の高さの比率は、約0.3対1から約10対1の間、より好ましくは、約2対1と約8対1の間、最も好ましくは、約3対1と約5対1の間である。
【0057】
好ましくは、容器の深さに対する容器の幅の比率は、約0.3対1と約10対1の間、より好ましくは、約2対1と約8対1の間、最も好ましくは、約2対1と約3対1の間に入る。
【0058】
喫煙物品の束を収容するばかりでなく、容器は、更に、例えば、マッチ、ライター、消火手段、気分転換剤、又は電子機器のような他の消費財を含むことができる。他の消費財は、容器の外側に取り付けるか、喫煙物品と共に容器内に収容するか、容器の個別の区画に収容するか、又はそれらを組合せとすることができる。
【0059】
本発明による容器の外部表面は、製造業者又は銘柄ロゴ、商標、スローガン、及び他の消費者情報及び印しを用いて印刷、エンボス、デボス、又はその他の方法で装飾することができる。
【0060】
本発明を添付図面を参照して単に一例として以下に更に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】内側ライナ上の所定位置に接着性ラベルを備えた本発明によるヒンジ式蓋容器の正面図である。
【図2】担持層上に接着性ラベルを含む担持要素を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0062】
図1に示すヒンジ式蓋容器2は、直方体であり、箱10と、容器2の後部壁に沿って実質的に水平に延びるヒンジ線に沿って箱10にヒンジ止めされた蓋20とを含む。シガレット5の束は、容器2の箱10内に収容される。束は、内側ライナ4内に包まれる。容器2の箱10及び蓋20の全体のサイズ及び構造は、標準的なヒンジ式蓋シガレットパックの構造と実質的に同じである。
【0063】
箱10は、箱前部壁12、箱左側壁、箱右側壁14、箱後部壁、及び箱底部壁を有する。
【0064】
本発明による容器2の構成要素の相対位置を説明するのに使用される用語「前部」、「後部」、「上側」、「下側」、「側部」、「上部」、「底部」、及び他の用語は、上端に蓋20と後部にヒンジとを備えた直立位置にある容器を参照する。用語「左」及び「右」は、容器2が直立位置で前面から見られた時に容器の側壁を基準にして使用される。直立位置で容器が開いている時に、箱10に収容されたシガレット5は、容器2の上端から取り出すことができる。
【0065】
箱10の上側側面は開いており、そこを通してシガレット5を取り出すことができる上側開口部を提供する。箱前部壁12は、上部自由縁部18に半円形切り欠き16を含むが、その目的については以下に説明する。
【0066】
蓋20は、蓋前部壁22、蓋左側壁、蓋右側壁24、蓋後部壁、及び蓋上部壁を有する。容器2が閉じている時に、蓋20の壁の自由縁部は、切り欠き16が設けられる容器の前面を除いて、当接線に沿って箱10の壁の自由縁部に当接する。閉じた位置では、蓋20の壁は、従って、箱10の対応する壁の延長部を形成して容器2の壁を形成する。
【0067】
内側フレーム30は、容器2の箱10内に装着される。内側フレーム30は、箱前部壁12の内面、箱左側壁、及び箱右側壁14にそれぞれ接続される内側フレーム前部壁32、内側フレーム左側壁、及び内側フレーム右側壁34を含む。内側フレーム前部壁32は、箱10からシガレット5を容易に取り出すためにその上部自由縁部に矩形切り欠き36を含む。内側フレーム前部壁32は、箱前部壁12に設けられた切り欠き16の下に延びるのに十分な長さである。
【0068】
最初に開かれる前に、容器2は、従来方法で透明フィルムで形成された外側包装紙(図示せず)に包まれる。
【0069】
包装容器は、容器2の組み立て中に箱10と内側ライナ4の間に挿入される図2に示す担持要素又はインサートを含む。インサート40は、形状が矩形であり、容器内に容易に挿入することができるようにサイズが容器の前部壁よりも僅かに小さい。
【0070】
インサート40は、その上にステッカー又は自己接着性ラベルが設けられた担持層42を含む。ラベル50は、内側ライナ4の上側前部側面に取り付けられるように意図した実質的に矩形の第1のラベル部分52を含む。ラベル50は、第1のラベル部分52に接続された実質的に矩形の第2のラベル部分54を更に含む。第2のラベル部分54は、内側ライナ4の上部側面に取り付けられるように意図している。第1のラベル部分52の縁部56は、第2のラベル部分54のある一定の区画が、内側ライナ4の上部から離れて持ち上げられ、シガレット5にアクセスすることができるように、第2のラベル部分54内に切り欠きとして延びている。これらの切り欠きは、半円形切り欠き62状態で終端する。半円形形状は、ラベル50が内側ライナ4から取り外された時に切り欠きが更に引き裂かれるのを防止する。
【0071】
切り欠きは、小さい材料ブリッジ60で架橋される。材料ブリッジ60は、担持層42からラベル50を取り外すのに必要な力がブリッジを破壊するほど十分でなく、ラベル50の一体性を維持するように設計される。これは、内側ライナ4に対するラベル50の付加を簡単にする。材料ブリッジ60は、ラベル50が内側ライナ4に取り付けられ、かつラベルがシガレットにアクセスするために持ち上げられた状態で、簡単に破壊することになる。
【0072】
担体40に面するラベル50の側面は、図2に破線に示した表面区域58を除いて剥がすことが可能であり、かつ再密封可能な接着剤で覆われる。表面区域58は、内側ライナ4に付加された時に内側ライナ4の開口部を覆う。この表面区域58に接着剤が欠けているために、例えばタバコショートのような塵及び小粒子、又はシガレット5の端部は、ラベル50に接着しないことになる。更に、ラベル50からシガレット5への接着剤の移動が防止される。
【0073】
半円形タブ部分64は、第1のラベル部分52の下縁から延びている。半円形部分64の直径は、ラベル50の全幅に延びないように第1のラベル部分52の下側部分の幅よりも小さい。ラベル50の半円形部分64は、接着剤を含まず、それによってラベル50から及びその後に容器からステッカーを取り外すことが簡単になる。
【0074】
内側ライナの開口部を確実に閉じ、それによって内側ライナ4を再密封するために、ラベル50の第1のラベル部分52の下側部分は、包まれた束の前部及び内側フレーム前部壁32において内側ライナ4に接着することができる。内側ライナが密封されるか又は閉じられた時に、ステッカーの半円形部分64は、容器2の箱10の前部壁内に設けられた切り欠き16内に位置することになる。ラベル50のサイズ及び形状は、それが内側ライナの開口部を完全に覆い、それによって良好なシールを提供するようなものである。
【0075】
ラベル50上の接着剤は、内側ライナ4内の開口部を容器2が空になるまで複数回開閉するためにラベル50が内側フレーム3から取り外されて再密封することができるようなものである。接着剤がラベル50から内側フレーム30まで移動されるのを防止するために、内側フレーム30は、積層ポリエチレンテレフタレート(PET)の金属化層を用いて覆われる。
【0076】
容器2は、ラベル50を備えたインサート40を容器に追加するために従来の機械を含むように修正された従来の装置及び方法を使用して充填して組み立てることができる。
【符号の説明】
【0077】
2 容器
4 内側ライナ
5 消費財の束
50 接着性ラベル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
消費財の包装容器であって、
容器と、
前記容器内に収容されて内側ライナに包まれた消費財の少なくとも1つの束であって、該内側ライナが、該内側ライナ内の少なくとも1つの脆弱線によって形成されたタブ部分を含み、該タブ部分は、それを通して該消費財にアクセスすることができる開口部を提供するために該内側ライナの残りから少なくとも部分的に分離することができ、該タブ部分が、該開口部が覆われる閉鎖位置と該消費財を該開口部を通して取り出すことができる開放位置との間で移動可能である前記消費財の少なくとも1つの束と、
前記充填された容器の周りに包まれた外側包装紙と、
再密封可能な接着剤を含む少なくとも1つの接着性ラベルであって、該接着性ラベルが、前記外側包装紙の内側に設けられた個別の担持要素上に取外し可能に装着され、該接着性ラベルが、前記内側ライナの前記タブ部分に取り付けられるようになっており、かつ前記閉鎖位置で該タブ部分を保持することが可能である前記少なくとも1つの接着性ラベルと、
を含むことを特徴とする包装容器。
【請求項2】
前記担持要素は、前記内側ライナと前記容器の間に設けられることを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
【請求項3】
前記担持要素は、前記内側ライナと前記消費財の間に設けられることを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
【請求項4】
前記担持要素は、前記容器の外面又は前記外側包装紙の内側に接着されることを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
【請求項5】
前記接着性ラベルは、接着剤のない表面区域を含み、
この接着剤のない表面区域は、サイズが前記内側ライナにおける前記開口部に対応する、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の包装容器。
【請求項6】
前記容器内に装着された内側フレームを更に含み、
前記担持要素は、前記内側フレームのいずれの部分も形成しない、
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の包装容器。
【請求項7】
前記内側フレームは、カバー層を含み、
前記カバー層の表面構造が、前記接着剤が前記内側フレームの該カバー層に取り付けられる時に接着剤が前記接着性ラベルから該カバー層まで実質的に移動しないように選択される、
ことを特徴とする請求項6に記載の包装容器。
【請求項8】
前記少なくとも1つの接着性ラベルは、接着剤のない一端にタブ部分を含むことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の包装容器。
【請求項9】
前記少なくとも1つの接着性ラベルは、穿孔の1つ又はそれよりも多くの列を含むことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の包装容器。
【請求項10】
前記少なくとも1つの接着性ラベルは、前記内側ライナの前部側面に取り付けるための第1のラベル部分と、該内側ライナの上部側面に取り付けるための第2のラベル部分とを含み、
前記第1のラベルは、前記第2のラベル部分に接続され、
前記第1のラベル部分の縁部が、対向する切り欠きとして前記第2のラベル部分の中に延びる、
ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の包装容器。
【請求項11】
前記対向する切り欠きの各々の端部が、半円形切り欠きで終端することを特徴とする請求項10に記載の包装容器。
【請求項12】
前記対向する切り欠きの各々が、該切り欠きの長さ全体に沿って材料ブリッジ部分を用いて架橋されることを特徴とする請求項10又は請求項11に記載の包装容器。
【請求項13】
前記担持要素からの前記接着性ラベルの取り外し時に放出可能な香味剤を含むことを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の包装容器。
【請求項14】
喫煙物品を含むことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の包装容器。
【請求項15】
包装容器であって、
容器と、
前記容器内に収容されて内側ライナに包まれた消費財の少なくとも1つの束と、
前記充填された容器の周りに包まれた外側包装紙と、
個別の担持要素上に取外し可能に装着された少なくとも1つの接着性ラベルであって、該担持要素が、前記外側包装紙の内側に設けられ、該接着性ラベルが、該担持要素からの該接着性ラベルの取り外し時に放出可能な香味剤を含む前記少なくとも1つの接着性ラベルと、
を含むことを特徴とする包装容器。
【請求項16】
前記香味剤は、液体香味料を含有する複数のマイクロカプセルを含み、
前記マイクロカプセルは、前記接着性ラベルの表面に付加される、
ことを特徴とする請求項15に記載の包装容器。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2013−514948(P2013−514948A)
【公表日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−545158(P2012−545158)
【出願日】平成22年12月22日(2010.12.22)
【国際出願番号】PCT/EP2010/007872
【国際公開番号】WO2011/076405
【国際公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【出願人】(596060424)フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム (222)
【Fターム(参考)】