説明

携帯型小型カメラ(マイク付)を利用した防犯システム

【課題】ひとりが遭遇した出来事を、明確あるいは客観的に証明できるような情報として第三者より提供し、または現在遭遇している場合、防犯手段が講じられるよう情報を提供する。
【解決手段】監視対象者(1)はひとりで行動する場合、携帯型小型カメラ(マイク付)(2)と付属発信機(3)を装着し携帯する。スイッチを入れていることにより撮影並びに送信がなされる。送信されてきた画像と音情報は、遠隔地に設置された情報蓄積サーバー機(6)に、画像と音データとして自動蓄積保存される。かつ遠隔地のリアルタイム監視者用監視端末(7)に配信しされている場合、危機的状況でないか監視がなされる。このことにより、ひとりで遭遇した出来事を、明確あるいは客観的に証明できるような情報として第三者より提供でき、かつ遭遇している場合のリアルタイム防犯情報が提供できるビジネス方法である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、既存のIT技術を利用してひとりが遭遇した若しくは遭遇している事実を、客観的画像と音データにより証明できるような情報を第三者が提供する、若しくはリアルタイムで状況把握して状況打開ができるような情報を提供するビジネス方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ひとりが事件などに遭遇した場合、記憶という曖昧なものや、たまたまその場所に設置監視カメラがあった場合はその録画画像と音、もしくは目撃証言にて事実状況を把握すし証明するに留まっていた。リアルタイムに遭遇している事件に対しては、防犯ベル・催涙スプレーなどの防犯グッズ、携帯電話で通報、護身術にて防護など当人の力量で状況を打開するしかなかった。
【発明が解決しようとしている課題】
【0003】
従来の、ひとりが遭遇した出来事を明確あるいは客観的に証明できなかった、または遭遇している場合、防犯対策が乏しかったものを解決するためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
監視対象者(1)はひとりで行動する場合、携帯型小型カメラ(マイク付)(2)と付属発信機(3)を装着し携帯する。スイッチを入れていることにより撮影並びに送信がなされる。送信されてきた画像と音情報は、遠隔地に設置された情報蓄積サーバー機(6)に、画像と音データとして自動蓄積保存される。かつ遠隔地のリアルタイム監視者用監視端末(7)に配信しされている場合、危機的状況でないか監視がなされる。このことにより、ひとりで遭遇した出来事を、明確あるいは客観的に証明できるような情報として第三者より提供でき、かつ現在遭遇している場合、リアルタイム防犯情報が提供できるビジネス方法である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
以下、発明の実施の形態を説明する。
所定の場所に情報蓄積サーバー機(6)をインターネット網(5)に接続し送信されてくる画像と音情報を自動録画オン設定にして設置する。リアルタイムに監視する場合は情報蓄積サーバー機(6)を配信機能オン設定にして設置する。監視者は配信された映像を確認できるようリアルタイム監視者用監視端末(7)をインターネット網(5)接続し受信表示可能な状態にして設置する。監視対象者(1)は、監視が必要な行動開始時に携帯型小型カメラ(マイク付)(2)を視線若しくは前方が撮影できる部位に装着し、付属発信機(3)と共にスイッチを入れて携帯する。これにより撮影が開始されると、画像と音情報が付属発信機(3)により送信され、付属発信機(3)の発信規格に対応した中継機(4)を通じてインターネット網(5)を介し、遠隔地の情報蓄積サーバー機(6)に自動録画蓄積され、かつ遠隔地のリアルタイム監視者用監視端末(7)に配信され、監視される。リアルタイム監視者用監視端末(7)は配信データ表示可能であれば、一般のパソコンやテレビでも可能。
以上の構成により遠隔地で録画蓄積された画像と音データは撮影されている内容を客観的な情報として第三者より提供できるものとなる。リアルタイムに監視している場合は、危機的状況の逸早い察知という防犯情報の提供となる。
【取り付け方】
【0006】
携帯型小型カメラ(マイク付)(2)は、帽子の正面や胸前面・肩口など目線及び前面を撮影可能な位置に取り付ける。付属発信機(3)は、無線規格機・携帯電話・IP電話若しくはその発信機能を備えた専用発信機であるため、携帯型小型カメラ(マイク付)(2)と一体型となりうるが、そうでない場合は動作に支障をきたさない場所(ポケットやカバン・バック)に携帯する。
【発明の効果】
【0007】
本発明を利用することにより、登下校のこどもや学生・ストーカーに悩まされている人・危険な地域で行動をしている人・事件に巻き込まれる可能性の高い人などの防犯や遭遇事件解決・事実証明に有力な情報を第三者より提供でき、有益となる。また、建物や場所・地域その他を管理監督している人が見回りや確認作業をする際に設置カメラではカバーできない部分等の客観的な情報・証拠となり有益である。管理監督見回りをする当人の防犯ともなり有益である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】携帯型小型カメラ(マイク付)を利用した防犯システムの構成図
【符号の説明】
【0009】
1 監視対象者
2 携帯型小型カメラ(マイク付)
3 付属発信機
4 中継機
5 インターネット網
6 情報蓄積サーバー機(受信画像と音データ自動録画機能・リアルタイム配信機能付)
7 リアルタイム監視者用監視端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
監視対象者(1)が、携帯型小型カメラ(マイク付)(2)を携帯可能な部位に装着し、移動する方向を撮影する。撮影された画像と音は同じく携帯した付属発信機(3)にて送信され、中継機(4)を通じてインターネット網(5)を介し予め定めた場所にある情報蓄積サーバー機(6)に送られる。送られた画像と音は、情報蓄積サーバー機(6)に自動蓄積される。必要に応じて遠隔地にいるリアルタイム監視者用監視端末(7)にリアルタイムにて配信される。蓄積された画像と音データは犯罪調査や業務成果物として提供でき、またリアルタイムの防犯監視もできるようにしたビジネス方法。

【図1】
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【公開番号】特開2007−280337(P2007−280337A)
【公開日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−128663(P2006−128663)
【出願日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【出願人】(506151958)
【Fターム(参考)】