説明

携帯機器および操作受付方法

【課題】 閉じた状態における操作を容易にすること。
【解決手段】 携帯電話機は、開状態と閉状態とに状態を変化可能であり、閉状態において外部に向かって複数色を発光する発光部と、複数種類の処理を複数色のいずれかと関連付ける関連付部と、振る操作を受け付ける加速度検出部51と、振る操作が受け付けられると複数種類の処理うちから1つを選択する処理選択部53と、閉状態において選択された処理に関連付けられた色で発光部を発光させる発光制御部63と、閉状態から開状態への変化が検出されると、選択された処理を実行する処理実行部59と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は携帯機器および操作受付方法に関し、特に閉じた状態と開いた状態とに形態を変化可能な携帯機器およびその携帯機器で実行される操作受付方法に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話機は、多くの機能を搭載しており、ユーザが多くの機能のいずれを実行させるかを選択可能とするために、階層構造をなした複数の操作画面を備えている。機能の多さからメニュー画面における選択肢が多く、また、階層が深くなり、所望の操作画面を表示させるためには、熟練が必要となっている。操作を容易にするための技術として、特開2002−41205号公報には、階層構造を有する操作メニューを表示する場合、最上位の階層の操作メニューの表示画面の中に配列して表示される複数のメニュー内容を表現する各表示アイテムに対して、それぞれ異なる配色を行い、最上位の階層の操作メニューを構成する各メニュー内容と従属関係にある下位の各階層の操作メニューにおける各メニュー内容の表示アイテムを同一の配色に統一する携帯情報端末の情報表示方法が記載されている。
【0003】
一方、携帯電話機は、携帯の利便性から使用時と使用しない時とで形態を変化させるものが多い。この種の携帯電話機は、通常、使用しないときに外形が小さな閉じた状態となり、使用時に開いた状態となる。携帯電話機を閉じた状態では、表示画面が内側を向くため、操作メニューなどの操作画面を見ながら操作することができないといった問題があった。
【特許文献1】特開2002−41205号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の一つは、閉じた状態における操作を容易にした携帯機器を提供することである。
【0005】
この発明の他の目的は、閉じた状態における操作を容易にした操作受付方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、携帯機器は、開いた状態と閉じた状態とに状態を変化可能な携帯機器であって、閉じた状態において外部に向かって複数色を発光する発光手段と、複数種類の処理を複数色のいずれかと関連付ける関連付手段と、所定の操作を受け付ける操作受付手段と、所定の操作が受け付けられると複数種類の処理のうちから1つを選択する処理選択手段と、閉じた状態において選択された処理に関連付けられた色で発光手段を発光させる発光制御手段と、閉じた状態から開いた状態への変化が検出されると、選択された処理を実行する処理実行手段と、を備える。
【0007】
この局面に従えば、複数種類の処理が複数色のいずれかと関連付けられており、閉じた状態において、所定の操作が受け付けられて複数種類の処理のうちから選択された処理に関連付けられた色で発光するので、閉じた状態において選択された処理を色で報知することができる。そして、閉じた状態から開いた状態への変化が検出されると、選択された処理が実行される。このため、携帯機器の状態を変化させる簡単な操作で、閉じた状態において選択された処理を実行させることができる。その結果、閉じた状態における操作を容易にした携帯機器を提供することができる。
【0008】
好ましくは、複数種類の処理それぞれが実行されたことを示す履歴情報を記憶する履歴記憶手段をさらに備え、処理選択手段は、履歴情報に基づいて、複数種類の処理のうちから実行された回数の多い順に選択する。
【0009】
この局面に従えば、複数種類の処理のうちから実行された回数の多い順に選択されるので、操作回数を少なくすることができる。
【0010】
好ましくは、発光制御手段は、処理選択手段により処理が選択される前に、複数種類の処理にそれぞれ対応する複数の部分それぞれを、当該種類の処理に関連付けられた色で発光させ、複数の部分は、複数種類の処理それぞれが実行された回数に基づき定まる面積を有する。
【0011】
この局面に従えば、処理が選択される前に、複数種類の処理にそれぞれ対応する複数の部分それぞれが、当該種類の処理に関連付けられた色で発光され、複数の部分は、複数種類の処理それぞれが実行された回数に基づき定まる面積を有するので、複数種類の処理が実行された回数の順位をユーザに報知することができる。
【0012】
好ましくは、複数種類の処理それぞれが実行されたことを示す履歴情報を記憶する履歴記憶手段をさらに備え、発光制御手段は、処理選択手段により処理が選択される前に、複数種類の処理にそれぞれ対応する複数の部分それぞれを、当該種類の処理に関連付けられた色で発光させ、複数の部分は、複数種類の処理それぞれが実行された回数に基づき定まる面積を有する。
【0013】
この局面に従えば、処理が選択される前に、複数種類の処理にそれぞれ対応する複数の部分それぞれが、当該種類の処理に関連付けられた色で発光され、複数の部分は、複数種類の処理それぞれが実行された回数に基づき定まる面積を有するので、複数種類の処理が実行された回数の順位をユーザに報知することができる。
【0014】
好ましくは、発光制御手段は、複数種類の処理のうち該処理に対して処理対象となる新たなデータが存在する場合、該処理に関連する色を点滅させる。
【0015】
この局面に従えば、処理対象となる新たなデータの存在をユーザに通知することができる。
【0016】
好ましくは、発光制御手段は、複数種類の処理のうち最後に実行された処理に関連する色を点滅させる。
【0017】
この局面に従えば、最後に実行された処理をユーザに通知することができる。
【0018】
好ましくは、関連付手段は、さらに、複数種類の処理それぞれに対して、該処理を実行することにより表示可能な複数種類の画面を複数色のいずれかと関連付け、選択された処理を候補に決定する候補決定手段と、候補が決定された後に所定の操作が受け付けられると、候補に決定された処理を実行することにより表示可能な複数種類の画面にそれぞれ関連付けられた複数の色のうちから1つを候補色として選択する候補色選択手段と、をさらに備え、発光制御手段は、候補が決定された後に所定の操作が受け付けられると、候補に決定された処理に対応する色と、該候補色とを表示させ、処理実行手段は、閉じた状態から開いた状態への変化が検出されると、候補に決定された処理を実行し、候補色に関連付けられた種類の画面を表示する。
【0019】
この局面に従えば、閉じた状態において、複数種類の処理のうちから1つを選択可能とするとともに、該選択された処理が実行されることにより表示される複数種類の画面のうちから1つを選択可能とする。このため、閉じた状態における操作が可能となる。
【0020】
好ましくは、関連付手段は、さらに、複数種類の処理それぞれに対して、該処理が処理対象とする複数種類のデータを複数色のいずれかと関連付け、選択された処理を候補に決定する候補決定手段と、候補が決定された後に所定の操作が受け付けられると、候補に決定された処理が処理対象とする複数種類のデータにそれぞれ関連付けられた複数の色のうちから1つを候補色として選択する候補色選択手段と、をさらに備え、発光制御手段は、候補が決定された後に所定の操作が受け付けられると、候補に決定された処理に対応する色と、該候補色とを表示させ、処理実行手段は、閉じた状態から開いた状態への変化が検出されると、候補色に関連付けられた種類のデータを処理対象として候補に決定された処理を実行する。
【0021】
この局面に従えば、閉じた状態において、複数種類の処理のうちから1つを選択可能とするとともに、該選択された処理が処理するための複数種類のデータのうちから1つを選択可能とする。このため、閉じた状態における操作が可能となる。
【0022】
好ましくは、処理実行手段は、処理を実行して表示する画面の少なくとも一部を該処理に関連付けられた色で表示する。
【0023】
この局面に従えば、ユーザに色と処理との関連を記憶させやすくすることができる。
【0024】
好ましくは、操作受付手段は、加速度を検出する加速度検出手段を含み、加速度が検出されることに応じて、所定の操作を受け付ける。
【0025】
この局面に従えば、ユーザは、携帯機器に加速度を与える簡単な操作をすればよく、操作を容易にすることができる。
【0026】
この発明の他の局面によれば、操作受付方法は、開いた状態と閉じた状態とに状態を変化可能な携帯機器で実行される操作受付方法であって、携帯機器は、閉じた状態において外部に向かって複数色を発光する発光手段を備えており、複数種類の処理を複数色のいずれかと関連付けるステップと、所定の操作を受け付けるステップと、所定の操作が受け付けられることに応じて複数種類の処理のうちから1つを選択するステップと、閉じた状態において選択された処理に関連付けられた色で発光手段を発光させるステップと、閉じた状態から開いた状態への変化が検出されると、選択された処理を実行するステップと、を含む。
【0027】
この発明の他の目的は、閉じた状態における操作を容易にした操作受付方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0029】
図1は、本発明の実施の形態の一つにおける携帯電話機の外観を示す斜視図である。図1(A)は、オープンスタイルの携帯電話機の外観を示し、図1(B)はクローズスタイルの携帯電話機の外観を示す。図1(A)および図1(B)を参照して、携帯電話機1は、操作側部3と、表示側部2とを含む。操作側部3は、電源キー14A、テンキーおよび通話キー等を含む操作キー14と、マイクロフォン13とが内側面に配置され、サイドキー6が側面に配置される。表示側部2は、液晶表示装置(LCD)15と、レシーバを構成するスピーカ11と、カメラ24とが内側面に配置され、発光部17が外側面に配置される。なお、ここでは携帯電話機1がLCD15を備える例を示すが、LCD15に代えて、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイを用いてもよい。
【0030】
操作側部3と表示側部2とは、ヒンジ機構で回転可能に連結され、操作側部3と表示側部2とは開閉自在である。携帯電話機1を折りたたんで、操作側部3と表示側部2とが閉状態にあるときの携帯電話機1の状態がクローズスタイルであり、携帯電話機1を開いて、操作側部3と表示側部2とが開状態にあるときの携帯電話機1の状態がオープンスタイルである。携帯電話機1が閉状態のとき、LCD15の表示面は、操作側部3と対向するので、外部から表示面を視認することができない。一方、発光部17は、LCD15の表示面と反対方向に配置されるので、発光部17が照射する光は、外部から視認可能である。
【0031】
図2は、発光部の平面図である。図2を参照して、発光部17は、携帯電話機1の表示側部2の長手方向に配列された10個の導光板103と、10個の導光板103それぞれを挟んで配置される一対のカラーLED101とを含む。1つの導光板103と、一対のカラーLCD101との組で、カラーLCD101から照射した光が導光板103で反射し、外部に照射される。これにより、導光板103全体が一色の光を発光する。1つの導光板103と一対のカラーLCD101との組が10組配置されるので、10個の導光板103それぞれが独立した色の光を照射することができる。このため、10個の導光板103それぞれが互いに異なる色の光を照射することができるし、同じ色の光を照射することができる。
【0032】
図3は、本実施の形態における携帯電話機の機能の一例を示す機能ブロック図である。図3を参照して、携帯電話機1は、携帯電話機1の全体を制御するための制御部21と、アンテナ22Aと接続された無線回路22と、音声データを処理するためのコーデック部10と、それぞれがコーデック部10に接続されたマイクロフォン13およびスピーカ11と、カメラ24と、ユーザの操作の入力を受付ける操作キー14およびサイドキー6と、赤外線通信部19と、振動部27と、カードインターフェース(I/F)28と、発光部17と、LCD15と、制御部21で実行するためのプログラム等を記憶するためのROM(Read Only Memory)31と、制御部21の作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)32と、データを不揮発的に記憶するEEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)33と、加速度センサ25と、開閉スイッチ26とを含む。
【0033】
無線回路22は、通信網に接続された基地局装置と無線通信する。基地局装置が送信する無線信号は、アンテナ22Aにより受信される。無線回路22は、アンテナ22Aにより受信された無線信号が入力され、無線信号を復調した音声信号をコーデック部10に出力する。また、無線回路22は、コーデック部10から音声信号が入力され、音声信号を変調した無線信号をアンテナ22Aに出力する。アンテナ22Aから送信される無線信号は、基地局装置で受信される。
【0034】
コーデック部10は、無線回路22から入力される音声信号を復号し、復号したデジタルの音声信号をアナログに変換し、増幅し、スピーカ11に出力する。また、コーデック部10は、マイクロフォン13からアナログの音声信号が入力され、音声信号をデジタルに変換し、符号化し、そして符号化した音声信号を無線回路22に出力する。
【0035】
カードI/F28には、着脱可能なフラッシュメモリ28Aが装着される。制御部21は、カードI/F28を介して、フラッシュメモリ28Aにアクセスが可能である。なお、ここでは制御部21が実行するためのプログラムをROM31に記憶しておく例を説明するが、プログラムをフラッシュメモリ28Aに記憶しておき、フラッシュメモリ28Aからプログラムを読み出して、制御部21が実行するようにしてもよい。プログラムを記憶する記録媒体としては、フラッシュメモリ28Aに限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(CD−ROM(Compact Disc−ROM)/MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electronically EPROM)などの半導体メモリ等でもよい。また、携帯電話機1をインターネットに無線回路22を介して接続し、インターネットに接続されたコンピュータからプログラムをダウンロードして、制御部21が実行するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、制御部21が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
【0036】
カメラ24は、レンズおよびCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ等の光電変換素子を備え、レンズで集光した光をCMOSセンサに結像し、CMOSセンサは受光した光を光電変換して画像データを制御部21に出力する。カメラ24は、制御部21により制御され、制御部21からの指示により撮像を開始して、得られる静止画データまたは動画データを制御部21に出力する。カメラ24は、画像データの画質を向上させるための画像処理を実行する画像処理回路、画像データをアナログからデジタルに変換するA/D変換回路を備えている。制御部21は、カメラ24が出力する静止画データまたは動画データをLCD15に表示させる、または、圧縮符号化方式で静止画データまたは動画データを符号化して、EEPROM34またはカードI/F28に装着されたフラッシュメモリ28Aに記憶する。
【0037】
赤外線通信部19は、赤外線を媒体としてデータを送受信する。例えば、IrDA(Infrared Data Association)規格に従って、外部の機器との間でデータを送受信する。なお、ここでは、赤外線を媒体としてデータを送受信する例を示すが、電磁波を用いた無線通信により外部の機器と通信するようにしてもよい。また、赤外線通信部19に代えて、またはそれに加えてシリアルインターフェースまたはパラレルインターフェースを備えるようにし、通信ケーブルで外部の機器と接続し、外部の機器とデータを送受信するようにしてもよい。
【0038】
加速度センサ25は、加速度を検出し、検出した加速度を制御部21に出力する。加速度センサが検出する加速度は、1方向であってもよいし、複数方向であってもよい。制御部21は、加速度センサ25から入力される加速度に基づいて、携帯電話機1を振る操作がされたことを検出する。
【0039】
開閉スイッチ26は、携帯電話機1の開閉を検出する。携帯電話機1が閉状態にあるときに開閉スイッチ26はONとなり、閉状態でないときにOFFとなる。制御部21は、開閉スイッチ26の状態を検出することにより、携帯電話機1が閉状態にあるのか、または開状態にあるのかを検出する。ここでは、携帯電話機1が閉状態でないときを、開状態としている。
【0040】
図4は、制御部の機能の概要をEEPROMに記憶されるデータとともに示す機能ブロック図である。図4を参照して、制御部21は、加速度センサ25と接続される加速度検出部51と、開閉スイッチ26と接続される開閉検出部61と、実行するべき処理を選択する処理選択部53と、発光部17を制御する発光制御部63と、実行するべき処理の候補を決定する候補決定部55と、処理対象とするべきデータの種類を選択するための画面選択部57と、処理を実行するための処理実行部59と、実行された処理の履歴を記憶するための履歴記憶部73と、複数の処理それぞれを複数色のいずれかと関連付ける関連付部75と、処理実行部59が処理を実行したことを示す履歴情報を記憶する履歴記憶部73と、を含む。
【0041】
処理実行部59は、複数種類の処理を実行する。複数種類の処理は、ここでは、電子メール処理、電話発着信処理、Webページのブラウジング処理、目覚ましアラーム処理を含む。電子メール処理は、電子メールを送信する処理、電子メールを受信する処理、電子メールを編集する処理、受信された電子メールを閲覧する処理を含む。処理実行部59は、実行した処理を識別するための処理識別情報を履歴記憶部73に出力する。また、処理実行部59は、複数の処理に対して予め定められた条件が成立すると、該条件が成立した処理の処理識別情報を発光制御部63に出力する。予め定められた条件は、EEPROM33に条件テーブルとして予め記憶されている。
【0042】
図5は、条件テーブルの一例を示す図である。図5を参照して、条件テーブルは、処理の種類ごとに点滅条件を関連付ける。点滅条件は、処理対象とするデータが変化することを条件としている。具体的には、電子メール処理に対しては、電子メール受信時または未読の電子メールが存在することが点滅条件として関連付けられる。換言すれば、点滅条件は、新たなに受信された電子メールが新たなデータとして存在することである。電話発着信処理に対しては、着信時または不在着信の履歴が新たなデータとして存在することが点滅条件として関連付けられる。ブラウジング処理に対しては、お気に入りに登録されているWebページが更新されたことが点滅条件として関連付けられる。Webページが更新されることにより、更新されたWebページが新たなデータとなる。目覚ましアラーム処理に対しては、処理対象とする時刻がアラーム時刻に一致することが点滅条件として関連付けられる。
【0043】
図4に戻って、履歴記憶部73は、処理実行部59が実行した処理の履歴を記憶する。具体的には、実行した処理の処理識別情報と、当該処理が実行された年月日および時刻とを含む履歴レコードを生成し、EEPROM33に記憶されている履歴情報83に追加して記憶する。履歴記憶部73は、1日単位で履歴情報83を更新する。更新前までに処理実行部59により実行された処理の履歴レコードをRAM32に記憶しておき、予め定められた時刻になると、RAM32に記憶された履歴レコードで履歴情報83を更新する。また、履歴記憶部73は、履歴情報83に記憶する履歴レコードを、所定の期間記憶する。所定の期間は、例えば、1週間、1ヶ月など任意に定めることができる。履歴レコードを記憶する期間を定めることにより、所定の期間において処理実行部59により実行される処理の頻度を計算できるので、現在を基準にして最近の傾向を分析することができる。
【0044】
図6(A)は、色テーブルの第1色レコードの一例を示す図である。図6(A)を参照して、第1色レコードは、処理実行部59が実行可能な複数種類の処理、すなわち、電子メール処理、電話発着信処理、ブラウジング処理、目覚ましアラーム処理それぞれを複数色のいずれかと関連付ける。具体的には、電子メール処理をカラーAと関連付け、電話発着信処理をカラーBと関連付け、ブラウジング処理をカラーCと関連付け、目覚ましアラーム処理をカラーDと関連付ける。なお、ユーザが処理の種類とそれに関連付けられた色とを記憶しやすいように、処理が実行される際にLCD15に表示される操作画面の背景等、操作画面の少なくとも一部を、その処理に関連付けられた色にするのが好ましい。このようにすることで、ユーザは、操作時に見る色から直感的に処理の種類を判断できるようにすることができる。
【0045】
図6(B)は、色テーブルの第2色レコードの一例を示す図である。図6(B)を参照して、第2色レコードは、複数種類の処理、ここでは、電子メール処理、電話発着信処理、ブラウジング処理および目覚ましアラーム処理それぞれに対して、表示可能な複数種類の画面それぞれを複数色のいずれかと関連付ける。具体的には、電子メール処理が実行されて表示可能な新規に電子メールを作成するための「新規作成画面」をカラーEと関連付け、受信された電子メールを一覧表示する「受信BOX一覧画面」をカラーFと関連付け、送信された電子メールを一覧表示する「送信BOX一覧画面」をカラーGと関連付け、新たに受信された電子データの存否を電子メールサーバに問い合わせるための「新着メール問合せ中画面」をカラーHとかんれうう付ける。また、電話発着信処理が実行されて表示可能な着信のあった電話番号を一覧表示する「着信履歴一覧画面」をカラーEと関連付け、発信のあった電話番号を一覧表示する「発信履歴一覧画面」をカラーFと関連付ける。
【0046】
ブラウジング処理が表示可能な「前回表示画面」をカラーEと関連付け、「お気に入りに第1番目に登録された画面」をカラーFと関連付け、「お気に入りに第2番目に登録された画面」をカラーGと関連付け、「お気に入りに第3番目に登録された画面」をカラーHと関連付ける。
【0047】
目覚ましアラーム処理が表示可能なアラーム時刻を設定スルタン手の「新規アラーム時刻設定画面」をカラーEと関連付ける。
【0048】
なお、ユーザが表示される画面とそれに関連付けられた色とを記憶しやすいように、画面がLCD15に表示される際に、背景または文字等の表示部分の一部を、その画面に関連付けられた色にするのが好ましい。このようにすることで、ユーザは、操作時に見る色から直感的にデータの種類を判断できるようにすることができる。
【0049】
図4に戻って、加速度検出部51は、加速度センサ25から入力される加速度に基づいて、携帯電話機1を振る操作が入力されたか否かを判断する。ユーザが携帯電話機1を振ると、加速度センサ25が加速度を検出する。携帯電話機1が1回振られると、携帯電話機1が移動する方向の加速度が発生した後、携帯電話機1が静止するときに移動方向と逆方向の加速度が発生する。加速度検出部51は、ある方向の加速度を検出した後、その逆方向の加速度を検出すると、携帯電話機1が1回振られたことを検出し、振る操作を受け付ける。加速度検出部51は、携帯電話機1が1回振られたことを検出すると、振る操作を受け付け、処理選択部53および画面選択部57に振る操作が入力されたことを示す信号を出力する。ここでは、加速度センサ25が検出する加速度の方向は、発光部17の導光板103A〜103Jが配列される方向を含む面と平行な方向としている。
【0050】
開閉検出部61は、開閉スイッチ26の状態を検出し、携帯電話機1の状態を検出する。開閉スイッチ26がONならば携帯電話機1が閉状態にあることを検出し、開閉スイッチ26がOFFならば携帯電話機1が開状態にあることを検出する。開閉検出部61は、検出した携帯電話機1の状態を処理選択部53、発光制御部63および処理実行部59に出力する。
【0051】
発光制御部63は、実行するべき複数種類の処理を一覧表示する一覧表示部65と、緊急を要する処理を点滅表示する点滅表示部67と、選択された処理を表示するための選択表示部69と、候補色表示部71と、を備える。
【0052】
一覧表示部65は、開閉検出部61により閉状態が検出されているときに加速度検出部51により振る操作が入力されたことを示す信号が入力されると、処理実行部59が実行可能な複数種類の処理にそれぞれ対応する複数の色を色テーブルの第1色データを参照して決定し、決定した複数の色で発光部17を発光させる。発光部17が一覧表示部65により制御されて発光する発光状態を一覧表示状態という。一覧表示部65は、履歴情報83を参照して、実行された頻度の高い処理については、発光する面積を広くして発光させる。実行された頻度が高いほど、発光する面積を広くするようにしてもよい。一覧表示部65は、発光部17を一覧表示状態に制御している間、処理選択部53に一覧表表示状態であることを示す信号および複数種類の処理それぞれの処理識別情報と頻度との組を出力する。
【0053】
図7は、発光部の一覧表示状態の一例を示す図である。図7に示す発光部17の一覧表示状態は、発光部17の導光板103A,103B,103CがカラーAで発光し、導光板103D,103EがカラーBで発光し、導光板103FがカラーCの色で発光し、導光板103GがカラーDで発光している状態を示している。なお、図中において色の違いを表現するために異なる色を異なるハッチングで示し、文字は色を示すために便宜的に付したもので実際には存在しない。図6(A)に示した色テーブルの第1色レコードにおいては、カラーAは電子メール処理、カラーBは電話発着信処理、カラーCはブラウジング処理、カラーDは目覚ましアラーム処理に関連付けられている。このため、図6に示した一覧表示状態から電子メール処理が実行された頻度が最も多いことがわかる。また、次に使用頻度が多いのが電話発着信処理であり、ブラウジング処理および目覚ましアラーム処理の使用頻度が少ないことがわかる。
【0054】
図4に戻って、点滅表示部67は、一覧表示部65が一覧表示状態で発光部17を発光させている状態において、処理実行部59から処理識別情報が入力される場合、発光部17を制御して、EEPROM33に記憶されている色テーブル81の第1色レコードによって該処理識別情報で特定される処理に関連付けられている色を点滅表示させる。処理実行部59は、点滅条件が成立した処理が存在する場合、換言すれば、処理対象とするデータが変化した処理が存在する場合に、その処理の処理識別情報を出力する。したがって、一覧表示状態で発光する色のうち点滅する色に関連付けられた処理が処理対象とするデータが変化したことを、ユーザに通知することができる。換言すれば、新たに処理するべきデータが存在し、緊急度の高い処理をユーザに通知することができる。点滅表示部67は、点滅させた色に関連付けられている処理の処理識別情報を処理選択部53に出力する。
【0055】
なお、点滅表示部67は、一覧表示部65が一覧表示状態で発光部17を発光させている状態において、履歴情報83を参照して、最後に実行された処理の処理識別情報を取得し、発光部17を制御して、EEPROM33に記憶されている色テーブル81の第1色レコードによって該処理識別情報で特定される最後に実行された処理に関連付けられている色を点滅表示させるようにしてもよい。この場合、一覧表示状態で発光する色のうち点滅する色に関連付けられた処理が最後に実行された処理であることを、ユーザに通知することができる。
【0056】
処理選択部53は、一覧表示部65から一覧表示状態であることを示す信号が入力されているときに、サイドキー6が押下されることなく加速度検出部51から振る操作が入力されたことを示す信号が入力されると、複数の処理のうちからいずれか1つを選択する。処理選択部53は、加速度検出部51から振る操作が入力されるごとに、複数の処理のうちからいずれか1つを順に選択する。処理選択部53は、選択した処理の処理識別情報を発光制御部63、候補決定部55および処理実行部59に出力する。
【0057】
複数種類の処理のうちから選択する順番は、点滅表示部67から処理識別情報が入力される場合には、その処理識別情報で特定される処理である。緊急度の高い処理を最初に選択することができる。次に、一覧表示部65から入力される複数の処理それぞれの処理識別情報と頻度との組に基づいて、頻度の高い順に処理識別情報の処理を選択する。発光部17が図7に示した一覧表示状態のとき、処理選択部53は、カラーAに関連付けられた電子メール処理、カラーBに関連付けられた電話発着信処理、カラーCに関連付けられたブラウジング処理、カラーDに関連付けられた目覚ましアラーム処理の順に選択する。なお、点滅表示部67から処理識別情報が入力される場合には、その処理識別情報の処理が最初に選択されるので、全ての処理が1回選択されるように、順番が更新される。たとえば、電話の不在着信が存在する場合には、電話発着信処理が第1番目に選択され、次に頻度の最も高い電子メール処理が第2番目に選択され、次に頻度の高い電話発着信処理は既に選択されているのでその次に頻度の高いブラウジング処理が第3番目に選択され、最後に目覚ましアラーム処理が第4番目に選択される。
【0058】
候補決定部55は、サイドキー6が押下されると、そのときに処理選択部53から入力されている処理識別情報の処理を候補処理に決定する。そして、決定した候補処理の処理機別情報を画面選択部57に出力する。
【0059】
画面選択部57は、サイドキー6が押下されている状態で、加速度検出部51から振る操作が入力されたことを示す信号が入力されると、EEPROM33に記憶されている色テーブル81の第2色レコードを参照し、候補決定部55から入力される処理識別情報が表示可能な複数種類の画面のうちから1つを選択する。画面を選択する順番は、予め定められていてもよい。そして、選択した画面に第2色レコードにより関連付けられている色を発光制御部63に出力する。また、画面選択部57は、候補決定部55から入力される処理識別情報と、選択した画面を識別するための画面識別情報とを処理実行部59に出力する。
【0060】
ここで、図6(B)に示した第2色レコードを用いて、具体的に説明する。候補決定部55から入力される処理識別情報が、電子メール処理を特定する場合、加速度検出部51から振る操作が入力されたことを示す信号が入力されると、「新規作成画面」を選択し、カラーEを候補色表示部71に出力する。次に、加速度検出部51から振る操作が入力されたことを示す信号が入力されると、「受信BOX一覧画面」を選択し、カラーFを候補色表示部71に出力する。次に、加速度検出部51から振る操作が入力されたことを示す信号が入力されると、「送信BOX一覧画面」を選択し、カラーGを候補色表示部71に出力する。さらに、加速度検出部51から振る操作が入力されたことを示す信号が入力されると、「新着メール問合せ中画面」を選択し、カラーHを候補色表示部71に出力する。
【0061】
発光制御部63の選択表示部69は、処理選択部53から処理識別情報が入力されると、処理識別情報で特定される処理に対応する色を色テーブルの第1色データを参照して決定し、決定した色で発光部17の予め定められた第1の位置、ここでは最下段の導光板103Aの部分を発光させる。
【0062】
候補色表示部71は、画面選択部57から色が入力されると、入力された色で発光部17の予め定められた第2の位置、ここでは最上段の導光板103Jの部分を発光させる。発光部17が一覧表示部65および候補色表示部71により制御されて発光する発光状態を選択表示状態という。
【0063】
図8は、発光部の選択表示状態の一例を示す図である。図8に示す発光部17の選択表示状態は、発光部17の導光板103A,103B,103CがカラーAで発光し、導光板103JがカラーEで発光している状態を示している。なお、図中において色の違いを表現するために異なる色を異なるハッチングで示し、文字は色を示すために便宜的に付したもので実際には存在しない。図6(A)に示した色テーブルの第1色レコードにおいては、カラーAは電子メール処理に関連付けられており、図6(B)に示した色テーブルの第2色レコードにおいては、カラーEは「新規作成画面」に関連付けられている。選択表示状態から電子メール処理が候補処理に選択され、「新規作成画面」が選択されていることがわかる。
【0064】
処理実行部59は、画面選択部57から何も入力されておらず、処理選択部53から処理識別情報が入力されている状態で、開閉検出部61から入力される携帯電話機1の状態が閉状態から開状態に変化すると、処理選択部53から入力される処理識別情報で特定される処理を実行する。この場合、LCD15に表示する操作画面は、処理選択部53から入力される処理識別情報で特定される処理に対して予め定められた操作画面である。
【0065】
処理実行部59は、処理選択部53から入力される処理識別情報で特定される処理が、点滅条件を満たす場合、条件を満たすデータを表示するための画面を表示する。たとえば、処理選択部53から入力される処理識別情報で特定される処理が電子メール処理であり、未読の電子メールが存在する場合、未読の電子メールが存在することを表示するために「受信BOX一覧画面」を表示する。また、処理選択部53から入力される処理識別情報で特定される処理が電話発着信処理であり、不在着信が存在する場合、不在着信の電話番号を通知するために「着信履歴一覧画面」を表示する。処理選択部53から入力される処理識別情報で特定される処理がブラウジング処理であり、「お気に入りに第1番目に登録された画面」のWebページが更新された場合、更新されたWebページを表示するための「お気に入りに第1番目に登録された画面」を表示する。処理選択部53から入力される処理識別情報で特定される処理が目覚ましアラーム処理であり、現在時刻がアラーム時刻と一致するまたはアラーム時刻を経過している場合、アラーム時刻であることを通知する目覚まし通知画面を表示する。
【0066】
処理実行部59は画面選択部57から処理識別情報と、画面識別情報とが入力されている状態で、開閉検出部61から入力される携帯電話機1の状態が閉じた状態から開いた状態に変化すると、画面選択部57から入力される処理識別情報で特定される処理を実行する。この場合、LCD15に表示する画面は、画面選択部57から入力される画面識別情報で特定される画面である。たとえば、画面選択部57から入力される処理識別情報で特定される処理が電子メール処理であり、画面識別情報が「新規作成画面」の場合、「新規作成画面」を表示する。また、画面選択部57から入力される処理識別情報で特定される処理が電話発着信処理であり、画面識別情報が「着信履歴一覧画面」の場合、「着信履歴一覧が面」を表示する。さらに、画面選択部57から入力される処理識別情報で特定される処理がブラウジング処理であり、データの種類が「お気に入り登録の第1番目」の場合、お気に入りに第1番目に登録されているURLのWebページを表示する閲覧画面を表示する。
【0067】
図9は、操作受付処理の流れの一例を示すフローチャートである。操作受付処理は、制御部21が操作受付プログラムを実行することにより、制御部21により実行される処理である。図9を参照して、制御部21は、携帯電話機1が閉状態か否かを判断する(ステップS01)。開閉スイッチの状態がONで携帯電話機1が閉状態ならば処理をステップS02に進めるが、そうでなく開閉スイッチの状態がOFFで開状態ならば処理を終了する。すなわち、操作受付処理は、携帯電話機1が閉状態であることを条件に実行される処理である。
【0068】
ステップS02においては、加速度センサ25により加速度が検出されたか否かを判断する。加速度が検出されるまで待機状態となり(ステップS02においてNO)、加速度が検出されたならば振る操作が入力されたと判断し、処理をステップS03に進める。
【0069】
ステップS03においては、EEPROM33に記憶されている履歴情報83を読み出す。そして、履歴情報83を分析して実行回数の順に処理を並び替える(ステップS04)。具体的には、履歴情報83に含まれる履歴レコードを処理識別情報が同じ履歴レコードの数をカウントし、カウント値の多い順に処理識別情報を並び替える。
【0070】
ステップS05においては、表示幅を決定する。実行回数の多いものほど表示幅を広くする。ここでは、発光部17が備える10個の導光板103A〜103Jで表示幅が定まるので、処理識別情報に導光板103A〜103Jの少なくとも1つを割り当てる。ここでは、電子メール処理、電話発着信処理、ブラウジング処理の順に実行回数が多く、ブラウジング処理と目覚ましアラーム処理との実行回数が同じとする。電子メール処理に3つの導光板103A〜103Cを割り当て、電子メール発着信処理に2つの導光板103D,103Eを割り当て、ブラウジング処理に1つの導光板103Fを割り当て、目覚ましアラーム処理に1つの導光板103Gを割り当てる。
【0071】
ステップS06においては、点滅条件を満たす処理が存在するか否かを判断する。点滅条件を満たす処理が存在すれば処理をステップS07に進めるが、点滅条件を満たす処理が存在しなければステップS07をスキップして、処理をステップS08に進める。ステップS07においては、点滅条件を満たす処理を点滅表示に設定する。具体的には、ステップS05において、点滅条件を満たす処理に割り当てられた導光板の部分を点滅表示に設定する。ステップS08においては、発光部17を一覧表示状態で発光させる。ステップS07において点滅表示に設定された部分のLED101を点滅表示させる。
【0072】
ステップS09においては、加速度センサ25により加速度が検出されたか否かを判断する。加速度が検出されるまで待機状態となり(ステップS09においてNO)、加速度が検出されたならば振る操作が入力されたと判断し、処理をステップS10に進める。
【0073】
ステップS10においては、電子メール処理、電話発着信処理、ブライジング処理および目覚ましアラーム処理のうちから1つを選択する。選択する順番は、まず、ステップS06において、点滅条件を満たす処理が存在する場合には、点滅条件を満たす処理を選択する。点滅条件を満たす処理が複数存在する場合、または、点滅条件を満たす処理が存在しない場合には、実行回数の多い処理から順に選択する。ステップS10において選択された処理を選択処理という。
【0074】
ステップS11においては、発光部17を選択処理に関連付けられた色で発光させる。発光させる部分は、予め定めておけばよく、たとえば、導光板103Aの部分を発光させる。
【0075】
次に、携帯電話機1が開状態か否かを判断する(ステップS12)。開閉スイッチの状態がOFFで携帯電話機1が開状態ならば処理をステップS13に進めるが、そうでなく開閉スイッチの状態がONで閉状態ならば処理をステップS15に進める。
【0076】
ステップS13においては、選択処理を実行する。この場合、選択処理に対して予め定められた操作画面をLCD15に表示する。次のステップS14においては、処理を実行したことを示す履歴を記憶し、処理を終了する。具体的には、実行した処理の処理識別情報とそのときの日時および時刻とを含む履歴レコードを生成し、履歴レコードをEEPROM33に記憶されている履歴情報83に追加して記憶する。
【0077】
一方、ステップS15においては、サイドキー6が押下されたか否かを判断する。サイドキーが押下されたならば処理をステップS17に進め、そうでなければ処理をステップS16に進める。ステップS16においては、加速度センサ25により加速度が検出されたか否かを判断する。加速度が検出されたならば振る操作が入力されたと判断し、処理をステップS10に戻すが、加速度が検出されなければ処理をステップS12に戻す。すなわち、サイドキー6が押下されることなく、振る操作が入力されると、次の順番の処理が選択され、サイドキー6が押下されることなく、振る操作が入力されることなく、携帯電話機1が開状態になると、選択処理が実行される。
【0078】
ステップS17においては、ステップS10において選択された選択処理を候補処理に決定する。そして、候補処理が点滅条件を満たす処理か否かを判断する(ステップS18)。候補処理が点滅条件を満たすならば処理をステップS19に進め、そうでなければ処理をステップS21に進める。ステップS19においては、点滅条件を満たすデータを表示するための画面を決定する。そして、ステップS19において決定された画面の画面識別情報に色テーブルの第2色レコードにおいて関連付けられている色を候補色に決定し(ステップS20)、処理をステップS23に進める。
【0079】
一方、ステップS21においては、予め定められた順で画面を選択する。そして、選択された画面に色テーブルの第2色レコードにおいて関連付けられている色を候補色に決定し(ステップS22)、処理をステップS23に進める。
【0080】
ステップS23においては、ステップS20またはステップS22において候補色に決定された色で発光部17を発光させる。発光させる部分は、予め定めておけばよく、たとえば、導光板103Jの部分を発光させる。
【0081】
ステップS24においては、ステップS12と同様に、携帯電話機1が開状態になったか否かを判断する。携帯電話機1が開状態ならば処理をステップS26に進め、そうでなく閉状態ならば処理をステップS25に進める。ステップS25においては、加速度センサ25により加速度が検出されたか否かを判断する。加速度が検出されたならば振る操作が入力されたと判断し、処理をステップS21に戻すが、加速度が検出されなければ処理をステップS24に戻す。すなわち、サイドキー6が押下された後に、振る操作が入力されると、次の順番の画面が選択され、サイドキー6が押下された後に携帯電話機1が開状態になると、候補処理が実行される。
【0082】
ステップS26においては、ステップS17において候補処理に決定された処理を実行する。この場合、複数種類の画面のうちステップS19またはステップS21において決定された画面を表示するための候補処理が実行される。そして、処理をステップS14に進める。ステップS14においては、候補処理を実行したことを示す履歴を記憶する。具体的には、候補処理の処理識別情報と、そのときの日時とを含む履歴レコードを生成し、履歴レコードをEEPROM33に記憶されている履歴情報83に追加して記憶する。
【0083】
以上説明したように本実施の形態における携帯電話機1は、複数種類の処理を複数色のいずれかと関連付けた第1色レコードを含む色テーブル81をEEPROM33に記憶しており、閉状態において、振る操作が受け付けられると、複数種類の処理のうちから1つを選択し、選択された処理に関連付けられた色で発光部17を発光させる。このため、閉状態において選択された処理を色で報知することができる。そして、閉状態から開状態への変化が検出されると、選択された処理を実行する。このため、携帯電話機1の状態を変化させる簡単な操作で、閉状態において選択された処理を実行させることができる。
【0084】
また、複数種類の処理それぞれが実行されたことを示す履歴情報83をEEPROM33に記憶しており、履歴情報83に基づいて、複数種類の処理のうちから実行された回数の多い順に選択する。このため、操作回数を少なくすることができる。
【0085】
また、処理が選択される前に、複数種類の処理にそれぞれ対応する複数の部分それぞれが、当該種類の処理に関連付けられた色で発光され、複数の部分は、複数種類の処理それぞれが実行された回数に基づき定まる面積を有するので、複数種類の処理が実行された回数の順位をユーザに報知することができる。
【0086】
また、複数種類の処理のうち該処理に対して処理対象となる新たなデータが存在する場合、該処理に関連する色を点滅させるので、処理対象となる新たなデータの存在をユーザに通知することができる。
【0087】
また、閉状態において、複数種類の処理のうちから1つを選択可能とするとともに、該選択された処理が表示可能な複数種類の画面のうちから1つを選択可能とするので、閉状態における操作が可能となる。
【0088】
<変形例>
上述した実施の形態においては、複数種類の処理ごとに表示可能な複数種類の画面を複数色のいずれかと関連付けるようにした。これに対して、変形例における携帯電話機1は、複数種類の処理それぞれに対して、処理対象とする複数種類のデータそれぞれを複数色のいずれかと関連付ける。以下、上述した携帯電話機1と異なる点を主に説明する。
【0089】
図10は、変形例における携帯電話機1が備える制御部の機能の概要の一例を示す機能ブロック図である。図4に示した機能ブロック図と異なる点は、関連付部75Aが変更された点、および画面選択部57に代えてデータ種類選択部57Aを有する点である。その他の機能は同じなのでここでは説明を繰り返さない。
【0090】
関連付部75Aは、ユーザが操作キー14に入力されるに従って複数種類の処理それぞれに対応する色を関連付けた第1色レコードを生成し、第1色レコードをEEPROM33に記憶されている色テーブル81に追加して記憶する。また、関連付部75は、複数種類の処理それぞれに対して、処理対象とする複数種類のデータそれぞれを複数色のいずれかと関連付ける。関連付部75は、ユーザにより操作キー14に入力される操作に従って複数種類のデータそれぞれに対応する色を関連付けた第3色レコードを生成し、第3色レコードをEEPROM33に記憶されている色テーブル81に追加して記憶する。
【0091】
図11は、変形例における第3色レコードの一例を示す図である。図11を参照して、変形例における第3色レコードは、複数種類の処理、ここでは、電子メール処理および電話発着信処理それぞれに対して、処理対象とする複数種類のデータそれぞれを複数色のいずれかと関連付ける。具体的には、電子メール処理および電話発着信処理それぞれが処理対象とする「花子さん」に関連するデータをカラーEと関連付け、「太郎さん」に関連するデータをカラーFと関連付け、「一郎さん」に関連するデータをカラーGと関連付け、「次郎さん」に関連するデータをカラーHと関連付ける。電子メール処理が処理対象とするデータは、送受信された電子メールであり、それらのうち例えば「花子さん」に関連するデータは、宛先または送信元に「花子さん」の電子メールアドレスが設定された電子メールである。電話発着信処理が処理対象とするデータは、発着信履歴であり、それらのうち例えば「花子さん」に関連するデータは、発信先または着信元が「花子さん」の電話番号が設定された発着信履歴である。
【0092】
なお、ユーザがデータの種類とそれに関連付けられた色とを記憶しやすいように、データがLCD15に表示される際に、背景または文字等の表示部分の一部を、そのデータの種類に関連付けられた色にするのが好ましい。このようにすることで、ユーザは、操作時に見る色から直感的にデータの種類を判断できるようにすることができる。
【0093】
図10に戻って、データ種類選択部57Aは、候補決定部55から入力される処理識別情報が所定の処理を特定する場合であって、サイドキー6が押下されている状態で、加速度検出部51から振る操作が入力されたことを示す信号が入力されると、EEPROM33に記憶されている色テーブル81の第3色レコードを参照し、候補決定部55から入力される処理識別情報が処理対象とする複数のデータの種類のうちから1つを選択する。所定の処理は、ここでは、電子メール処理および電話発着信処理である。データの種類を選択する順番は、予め定められていてもよいし、複数のデータの種類のうちデータの数が多い順に選択するようにしてもよい。そして、選択したデータの種類に第3色レコードにより関連付けられている色を発光制御部63に出力する。また、データ種類選択部57Aは、候補決定部55から入力される処理識別情報と、選択したデータの種類とを処理実行部59に出力する。
【0094】
ここで、図11に示した第3色レコードを用いて、具体的に説明する。候補決定部55から入力される処理識別情報が、電子メール処理または電話発着信処理を特定する場合、加速度検出部51から振る操作が入力されたことを示す信号が入力されると、データの種類「花子さん」を選択し、カラーEを候補色表示部71に出力する。次に、加速度検出部51から振る操作が入力されたことを示す信号が入力されると、データの種類「太郎さん」を選択し、カラーFを候補色表示部71に出力する。次に、加速度検出部51から振る操作が入力されたことを示す信号が入力されると、データの種類「一郎さん」を選択し、カラーGを候補色表示部71に出力する。加速度検出部51から振る操作が入力されたことを示す信号が入力されると、データの種類「次郎さん」を選択し、カラーHを候補色表示部71に出力する。
【0095】
発光制御部63の選択表示部69は、処理選択部53から処理識別情報が入力されると、処理識別情報で特定される処理に対応する色を色テーブルの第1色データを参照して決定し、決定した色で発光部17の予め定められた第1の位置、ここでは最下段の導光板103Aの部分を発光させる。
【0096】
候補色表示部71は、データ種類選択部57Aから色が入力されると、入力された色で発光部17の予め定められた第2の位置、ここでは最上段の導光板103Jの部分を発光させる。
【0097】
例えば、発光部17が図8に示す選択表示状態の場合、すなわち、発光部17の導光板103A,103B,103CがカラーAで発光し、導光板103JがカラーEで発光している状態の場合について説明する。図6(A)に示した色テーブルの第1色レコードにおいては、カラーAは電子メール処理に関連付けられており、図11に示した色テーブルの第3色レコードにおいては、カラーEはデータ種類「花子さん」に関連付けられている。図8に示した選択表示状態から電子メール処理が候補処理に選択され、データ種類として「花子さん」が選択されていることがわかる。
【0098】
処理実行部59は、データ種類選択部57Aから所定の処理の処理識別情報と、データの種類とが入力されている状態で、開閉検出部61から入力される携帯電話機1の状態が閉じた状態から開いた状態に変化すると、データ種類選択部57Aから入力される処理識別情報で特定される処理を実行する。この場合、LCD15に表示する操作画面は、データ種類選択部57Aから入力されるデータの種類で特定されるデータを表示するための画面を表示する。たとえば、データ種類選択部57Aから入力される処理識別情報で特定される処理が電子メール処理であり、データの種類が「花子さん」の場合、「花子さん」の電子メールアドレスが発信元アドレスに設定されている受信電子メールまたは「花子さん」の電子メールアドレスが送信先アドレスに設定されている送信済み電子メールを表示するための閲覧画面を表示する。また、データ種類選択部57Aから入力される処理識別情報で特定される処理が電話発着信処理であり、データの種類が「花子さん」の場合、着信履歴のうち「花子さん」の電話番号または発信履歴のうち「花子さん」の電話番号を表示するための閲覧画面を表示する。
【0099】
図12は、変形例における操作受付処理の流れの一例を示すフローチャートである。図9に示した操作受付処理と異なる点は、ステップS19A、ステップS21AおよびステップS26Aが変更された点である。その他の処理は同じなので、ここでは説明を繰り返さない。
【0100】
ステップS19においては、点滅条件を満たすデータの種類を決定する。そして、ステップS19において決定されたデータの種類に色テーブルの第3色レコードにおいて関連付けられている色を候補色に決定し(ステップS20)、処理をステップS23に進める。
【0101】
一方、ステップS21においては、予め定められた順でデータの種類を決定する。そして、決定されたデータの種類に色テーブルの第3色レコードにおいて関連付けられている色を候補色に決定し(ステップS22)、処理をステップS23に進める。
【0102】
ステップS26においては、ステップS17において候補処理に決定された処理を、ステップS19またはステップS21において決定された種類のデータに対して実行する。そして、処理をステップS14に進める。
【0103】
変形例における携帯電話機1は、閉状態において、複数種類の処理のうちから1つを選択可能とするとともに、該選択された処理が処理するための複数種類のデータのうちから1つを選択可能とするので、閉状態における操作が可能となる。
【0104】
なお、上述した実施の形態においては、携帯機器の一例として携帯電話機1について説明したが、図9または図12に示した処理を携帯電話機1に実行させるための操作受付方法または操作受付方法をコンピュータに実行させるための操作受付プログラムとして発明を捉えることができるのは言うまでもない。
【0105】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0106】
【図1】本発明の実施の形態の一つにおける携帯電話機の外観を示す斜視図である。
【図2】発光部の平面図である。
【図3】本実施の形態における携帯電話機の機能の一例を示す機能ブロック図である。
【図4】制御部の機能の概要をEEPROMに記憶されるデータとともに示す機能ブロック図である。
【図5】条件テーブルの一例を示す図である。
【図6】色テーブルの一例を示す図である。
【図7】発光部の一覧表示状態の一例を示す図である。
【図8】発光部の選択表示状態の一例を示す図である。
【図9】操作受付処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図10】変形例における携帯電話機が備える制御部の機能の概要の一例を示す機能ブロック図である。
【図11】変形例における第3色レコードの一例を示す図である。
【図12】変形例における操作受付処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0107】
1 携帯電話機、2 表示側部、3 操作側部、6 サイドキー、10 コーデック部、11 スピーカ、13 マイクロフォン、14 操作キー、15 LCD、17 発光部、19 赤外線通信部、21 制御部、22 無線回路、24 カメラ、25 加速度センサ、26 開閉スイッチ、27 振動部、28 カードI/F、28A フラッシュメモリ、31 ROM、32 RAM、33 EEPROM、51 加速度検出部、53 処理選択部、55 候補決定部、57 データ種類選択部、59 処理実行部、61 開閉検出部、63 発光制御部、65 一覧表示部、67 点滅表示部、69 選択表示部、71 候補色表示部、73 履歴記憶部、75 関連付部、81 色テーブル、83 履歴情報、101 LED、103 導光板。


【特許請求の範囲】
【請求項1】
開いた状態と閉じた状態とに状態を変化可能な携帯機器であって、
閉じた状態において外部に向かって複数色を発光する発光手段と、
複数種類の処理を前記複数色のいずれかと関連付ける関連付手段と、
所定の操作を受け付ける操作受付手段と、
前記所定の操作が受け付けられると前記複数種類の処理のうちから1つを選択する処理選択手段と、
閉じた状態において前記選択された処理に関連付けられた色で前記発光手段を発光させる発光制御手段と、
閉じた状態から開いた状態への変化が検出されると、前記選択された処理を実行する処理実行手段と、を備えた携帯機器。
【請求項2】
前記複数種類の処理それぞれが実行されたことを示す履歴情報を記憶する履歴記憶手段をさらに備え、
前記処理選択手段は、前記履歴情報に基づいて、前記複数種類の処理のうちから実行された回数の多い順に選択する、請求項1に記載の携帯機器。
【請求項3】
前記発光制御手段は、前記処理選択手段により処理が選択される前に、前記複数種類の処理にそれぞれ対応する複数の部分それぞれを、当該種類の処理に関連付けられた色で発光させ、
前記複数の部分は、前記複数種類の処理それぞれが実行された回数に基づき定まる面積を有する、請求項2に記載の携帯機器。
【請求項4】
前記複数種類の処理それぞれが実行されたことを示す履歴情報を記憶する履歴記憶手段をさらに備え、
前記発光制御手段は、前記処理選択手段により処理が選択される前に、前記複数種類の処理にそれぞれ対応する複数の部分それぞれを、当該種類の処理に関連付けられた色で発光させ、
前記複数の部分は、前記複数種類の処理それぞれが実行された回数に基づき定まる面積を有する、請求項1に記載の携帯機器。
【請求項5】
前記発光制御手段は、前記複数種類の処理のうち該処理に対して処理対象となる新たなデータが存在する場合、該処理に関連する色を点滅させる、請求項3または4に記載の携帯機器。
【請求項6】
前記発光制御手段は、前記複数種類の処理のうち最後に実行された処理に関連する色を点滅させる、請求項3〜5のいずれかに記載の携帯機器。
【請求項7】
前記関連付手段は、さらに、前記複数種類の処理それぞれに対して、該処理を実行することにより表示可能な複数種類の画面を複数色のいずれかと関連付け、
前記選択された処理を候補に決定する候補決定手段と、
前記候補が決定された後に前記所定の操作が受け付けられると、前記候補に決定された処理を実行することにより表示可能な複数種類の画面にそれぞれ関連付けられた複数の色のうちから1つを候補色として選択する候補色選択手段と、をさらに備え、
前記発光制御手段は、前記候補が決定された後に前記所定の操作が受け付けられると、前記候補に決定された処理に対応する色と、該候補色とを表示させ、
前記処理実行手段は、閉じた状態から開いた状態への変化が検出されると、前記候補に決定された処理を実行し、前記候補色に関連付けられた種類の画面を表示する、請求項1〜6のいずれかに記載の携帯機器。
【請求項8】
前記関連付手段は、さらに、前記複数種類の処理それぞれに対して、該処理が処理対象とする複数種類のデータを複数色のいずれかと関連付け、
前記選択された処理を候補に決定する候補決定手段と、
前記候補が決定された後に前記所定の操作が受け付けられると、前記候補に決定された処理が処理対象とする複数種類のデータにそれぞれ関連付けられた複数の色のうちから1つを候補色として選択する候補色選択手段と、をさらに備え、
前記発光制御手段は、前記候補が決定された後に前記所定の操作が受け付けられると、前記候補に決定された処理に対応する色と、該候補色とを表示させ、
前記処理実行手段は、閉じた状態から開いた状態への変化が検出されると、前記候補色に関連付けられた種類のデータを処理対象として前記候補に決定された処理を実行する、請求項1〜6のいずれかに記載の携帯機器。
【請求項9】
前記処理実行手段は、処理を実行して表示する画面の少なくとも一部を該処理に関連付けられた色で表示する、請求項1〜7のいずれかに記載の携帯機器。
【請求項10】
前記操作受付手段は、加速度を検出する加速度検出手段を含み、
加速度が検出されることに応じて、前記所定の操作を受け付ける、請求項1〜9のいずれかに記載の携帯機器。
【請求項11】
開いた状態と閉じた状態とに状態を変化可能な携帯機器で実行される操作受付方法であって、
前記携帯機器は、閉じた状態において外部に向かって複数色を発光する発光手段を備えており、
複数種類の処理を前記複数色のいずれかと関連付けるステップと、
所定の操作を受け付けるステップと、
前記所定の操作が受け付けられることに応じて前記複数種類の処理のうちから1つを選択するステップと、
閉じた状態において前記選択された処理に関連付けられた色で前記発光手段を発光させるステップと、
閉じた状態から開いた状態への変化が検出されると、前記選択された処理を実行するステップと、を含む操作受付方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−33338(P2010−33338A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−194982(P2008−194982)
【出願日】平成20年7月29日(2008.7.29)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】