説明

携帯端末、省電力制御プログラムおよび省電力制御方法

【構成】携帯電話機10は、2つのカメラモジュール40,42などを備える。たとえば、カメラ機能を実行する操作がされると、時間を計測するために判定タイマがスタートされる。無操作状態で判定タイマによって所定時間(60秒)が計測されると、第2カメラモジュール42が起動する。また、第2カメラモジュール42によって撮影された画像に対して顔検出処理が実行される。そして、顔が検出されると、判定タイマがリスタートされ、時間が再び計測される。一方、顔が検出されなければ、省電力状態が設定される。
【効果】使用者が携帯電話機10を利用しているかを判断するときだけ、第2カメラモジュール42を起動するようにしたため、カメラモジュール第2カメラモジュール42が常に起動している場合に比べて、携帯電話機10の消費電力を抑えることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、携帯端末、省電力制御プログラムおよび省電力制御方法に関し、特に消費電力を抑える省電力状態を設定できる、携帯端末、省電力制御プログラムおよび省電力制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
消費電力を抑える省電力状態を設定できる、携帯型情報端末は、人体が接触していることを感知する接触センサと、人が表示方向に向いていることを感知する顔向きセンサとを有している。そして、接触センサによって筐体を持っていないと感知され、かつ顔向きセンサによって人が表示を見ていない感知されると、携帯型情報端末は電源をOFFにする節電モードに入る。
【0003】
また、特許文献2に記載の技術では、カメラ画像によって撮影された画像における顔画像の有無によりスリープ状態の移行を判定している。
【特許文献1】特開2004−46386号公報[G06F 1/32, G06F 1/26, G06F 15/02]
【特許文献2】特開2010−108132号公報[G06F 1/32, H04M 1/73]
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、特許文献1の携帯型情報端末は、節電モードでも接触センサを常にONにしなければならず、節電モードであっても接触センサが電力を消費してしまう。また、節電モードのために、接触センサおよび顔向きセンサを設ける必要があるため、携帯型情報端末の原価が高くなってしまう。
【0005】
また、特許文献2の技術では、カメラ機能を動作させている場合における、使用者の状況に応じた省電力制御を行うことは困難であった。
【0006】
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、携帯端末、省電力制御プログラムおよび省電力制御方法を提供することである。
【0007】
この発明の他の目的は、消費電力を抑えることができる、携帯端末、省電力制御プログラムおよび省電力制御方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、この発明の理解を助けるために記述する実施形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
【0009】
第1の発明は、第1カメラモジュール、顔検出のための画像を撮影する第2カメラモジュール、時間を計測する計測部、所定時間が計測されたとき、第2カメラモジュールを起動する起動部、起動した第2カメラモジュールによって撮影された画像に対して顔検出処理を実行する実行部、顔検出処理によって顔が検出されたか否かを判断する判断部、および第1カメラモジュールに基づくカメラ機能が実行されているときに、判断部によって顔が検出されなかったと判断されると、カメラ機能を終了する省電力状態を設定する第1設定部を備える、携帯端末である。
【0010】
第1の発明では、携帯端末(10:実施例において対応する部分を例示する参照符号。以下、同じ。)の第1カメラモジュール(40)はカメラ機能を実行するときに起動する。また、第2カメラモジュール(42)は、インカメラとも呼ばれ、使用者の顔を撮影できるように設けられており、第2カメラモジュールで撮影された画像に対して顔検出処理が施される。計測部(24,S1)は、たとえば携帯端末が操作されると、時間を計測する。たとえば、無操作状態で所定時間(60秒)が計測されると、起動部(24,S7)は第2カメラモジュールを起動する。実行部(24,S9)は、起動した第2カメラモジュールによって撮影された画像に対して、顔検出処理を実行する。判断部(24,S9)は、たとえば、顔検出処理によって使用者の顔が検出されたか否かを判断する。そして、第1設定部(24,S17)は、カメラ機能が実行されている状態で第2カメラモジュールによって撮影された画像に、使用者の顔が写っていなければ、カメラ機能を終了する省電力状態を設定する。
【0011】
第1の発明によれば、使用者が携帯端末を利用しているかを判断するときだけ、カメラモジュールを起動するようにしたため、カメラモジュールが常に起動している場合に比べて、携帯端末の消費電力を抑えることができる。
【0012】
第2の発明は、第1の発明に従属し、カメラ機能の画像を表示する表示部をさらに備え、省電力状態が設定されると、表示部の電源がオフにされる。
【0013】
第2の発明では、表示部(30)は、カメラ機能が実行されると、スルー画像などを表示する。そして、省電力状態が設定されると、消費電力が大きい表示部の電源がオフにされる。
【0014】
第2の発明によれば、省電力状態では表示部の電源をオフにすることで、携帯端末の消費電力を大幅に削減することができる。
【0015】
第3の発明は、第2の発明に従属し、判断部によって顔が検出されたと判断されたとき、表示部におけるカメラ機能に対応する画面の表示が継続される。
【0016】
第3の発明では、第2カメラモジュールによって撮影された画像に顔が写っていれば、表示部にはスルー画像が継続して表示される。
【0017】
第3の発明によれば、使用者が携帯端末を使っているときには、操作がされていなくても、省電力状態が設定されないようにできる。
【0018】
第4の発明は、第1の発明に従属し、携帯端末は、テレビ視聴機能を実行し、テレビ視聴機能の画面を表示する表示部、テレビ視聴機能の音声を出力する出力部、およびテレビ視聴機能が実行されているときに、判断部によって顔が検出されなかったと判断されると、表示部の電源をオフにすると共に出力部による音声の出力を継続する省電力状態を設定する第2設定部をさらに備える。
【0019】
第4の発明では、番組の映像が表示部(30)に表示され、音声が出力部(22)から出力される。そして、テレビ視聴機能が実行された状態で、第2カメラモジュールによって使用者の顔が撮影されていなければ、第2設定部は、表示部の電源をオフにし、音声を継続させる省電力状態を設定する。
【0020】
第4の発明によれば、テレビ視聴機能の視聴時間を延ばすことができる。また、番組の音声が継続して出力されるため、使用者は、省電力状態から復帰させる際に、番組の状態を容易に把握できる。
【0021】
第5の発明は、第1カメラモジュール(40)および顔検出のための画像を撮影する第2カメラモジュール(42)を有する、携帯端末(10)のプロセッサ(24)を、時間を計測する計測部(S1)、所定時間(60秒)が計測されたとき、第2カメラモジュールを起動する起動部(S7)、起動した第2カメラモジュールによって撮影された画像に対して顔検出処理を実行する実行部(S9)、顔検出処理によって顔が検出されたか否かを判断する判断部(S13)、および第1カメラモジュールに基づくカメラ機能が実行されているときに、判断部によって顔が検出されなかったと判断されると、カメラ機能を終了する省電力状態を設定する設定部(S17)として機能させる、省電力制御プログラムである。
【0022】
第5の発明でも、第1の発明と同様、使用者が携帯端末を利用しているかを判断するときに、カメラモジュールを起動させるため、携帯端末の消費電力を抑えることができる。そして、使用者が携帯端末を使っていなければ、省電力状態を設定することができる。
【0023】
第6の発明は、第1カメラモジュール(40)および顔検出のための画像を撮影する第2カメラモジュール(42)を有する、携帯端末(10)の省電力制御方法であって、時間を計測し(S1)、所定時間(60秒)が計測されたとき、第2カメラモジュールを起動し(S7)、起動した第2カメラモジュールによって撮影された画像に対して顔検出処理を実行し(S9)、顔検出処理によって顔が検出されたか否かを判断し(S13)、そして第1カメラモジュールに基づくカメラ機能が実行されているときに、顔が検出されなかったと判断されると、カメラ機能を終了する省電力状態を設定する(S17)、省電力制御方法である。
【0024】
第6の発明でも、第1の発明と同様、使用者が携帯端末を利用しているかを判断するときに、カメラモジュールを起動させるため、携帯端末の消費電力を抑えることができる。そして、使用者が携帯端末を使っていなければ、省電力状態を設定することができる。
【発明の効果】
【0025】
この発明によれば、携帯端末の消費電力を抑えることができる。
【0026】
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】図1はこの発明の一実施例の携帯電話機の電気的な構成を示す図解図である。
【図2】図2は図1に示す携帯電話機の外観の一例を示す外観図である。
【図3】図3は図1に示すディスプレイに表示されるカメラ機能の表示の変化の一例を示す図解図である。
【図4】図4は図1に示すRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。
【図5】図5は図1に示すプロセッサの省電力制御処理の一例を示すフロー図である。
【図6】図6は図1に示すディスプレイに表示されるテレビ視聴機能の表示の変化の一例を示す図解図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
<第1実施例>
図1を参照して、携帯電話機10は、携帯端末の一種であり、コンピュータまたはCPUと呼ばれるプロセッサ24を含む。また、プロセッサ24は、無線通信回路14、A/D変換器16、D/A変換器20、キー入力装置26、表示ドライバ28、フラッシュメモリ32、RAM34、タッチパネル制御回路36、第1カメラモジュール40、第2カメラモジュール42およびデジタルチューナ44などが接続される。また、無線通信回路14にはアンテナ12が接続される。A/D変換器16にはマイク18が接続され、D/A変換器20にはスピーカ22が接続される。表示ドライバ28にはディスプレイ30が接続される。タッチパネル制御回路36にはタッチパネル38が接続される。そして、デジタルチューナ44にはテレビアンテナ46が接続される。
【0029】
プロセッサ24は、携帯電話機10の全体制御を司る。RAM34は、記憶部として機能し、プロセッサ24の作業領域(描画領域を含む)ないしバッファ領域として用いられる。フラッシュメモリ32には、携帯電話機10の文字、画像、音声、音および映像のようなコンテンツのデータが記録される。
【0030】
A/D変換器16は、マイク18を通して入力される音声ないし音についてのアナログ音声信号を、デジタル音声信号に変換する。D/A変換器20は、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換(復号)して、図示しないアンプを介してスピーカ22に与える。したがって、アナログ音声信号に対応する音声ないし音がスピーカ22から出力される。
【0031】
なお、プロセッサ24は、D/A変換器20と接続されるアンプの増幅率を制御することでスピーカ22から出力される音声の音量を調整する。
【0032】
キー入力装置26は操作部として機能し、通話キー26a、終話キー26bおよびメニューキー26cなどを備える。また、使用者が操作したキーの情報(キーデータ)はプロセッサ24に入力される。
【0033】
表示ドライバ28は、プロセッサ24の指示の下、表示部として機能するディスプレイ30の表示を制御する。また、表示ドライバ28は表示する画像データを一時的に記憶するビデオメモリ(図示せず)を含む。
【0034】
また、ディスプレイ30には、LEDを光源とするバックライトが設けられている。バックライトは、ディスプレイ30に含まれる表示パネルに対してエッジライト方式に基づいて設けられる。なお、バックライトの光源としては、LEDが採用されるが、他の実施例では冷陰極管などが採用されてもよい。
【0035】
タッチパネル38は、指などの物体が表面に接近して生じた電極間の静電容量の変化を検出する静電容量方式で、たとえば1本または複数本の指がタッチパネル38に触れたことを検出する。また、タッチパネル38は、ディスプレイ30の上に設けられ、その画面内で、任意の位置を指示するためのポインティングデバイスである。検出部として機能するタッチパネル制御回路36は、タッチパネル38のタッチ有効範囲内で、押したり、撫でたり、触られたりするタッチ操作を検出し、そのタッチ操作の位置を示す座標のデータをプロセッサ24に出力する。つまり、使用者は、タッチパネル38の表面を指で、押したり、撫でたり、触れたりすることによって、操作の方向や図形などを携帯電話機10に入力することができる。
【0036】
ここで、使用者がタッチパネル38の上面を指で触れる操作を「タッチ」と言う。一方、タッチパネル38から指を離す操作を「リリース」と言う。そして、使用者がタッチパネル38の上面をタッチして、続けてリリースする操作を「タッチアンドリリース」と言う。
【0037】
また、タッチパネル38の表面を撫でる操作を「スライド」と言い、タッチした後にスライドしてから、リリースする操作を「タッチスライド」と言う。さらに、2回連続してタッチアンドリリースを行う操作を「ダブルタップ」と言い、2か所にほぼ同時にタッチする操作を「マルチタッチ」と言う。そして、「タッチ操作」には、上記したタッチ、リリース、タッチアンドリリース、スライド、タッチスライド、ダブルタップおよびマルチタッチなどのタッチパネル38に対して行う操作が含まれる。
【0038】
また、タッチによって示された座標を「タッチ点」(タッチ開始位置)と言い、リリースによって示された座標を「リリース点」(タッチ終了位置)と言う。
【0039】
なお、タッチ操作は指だけに限らず、導電体が先端に取り付けられたタッチペンなどによって行われてもよい。また、タッチパネル38の検出方式には、表面型の静電容量方式が採用されてもよいし、抵抗膜方式、超音波方式、赤外線方式および電磁誘導方式などであってもよい。
【0040】
第1カメラモジュール40はメインカメラとも呼ばれ、カメラ機能を実行するために必要な制御回路や、レンズおよびイメージセンサなどを含む。プロセッサ24は、カメラ機能が実行されると、第1カメラモジュール40を起動し、背景や被写体に対応するスルー画像(プレビュー画像)をディスプレイ30に表示する。そして、第1カメラモジュール40は、使用者が撮影操作を行うと、画像を撮影する処理を実行する。
【0041】
第2カメラモジュール42はサブカメラまたはインカメラとも呼ばれ、第1カメラモジュールと同様、制御回路、レンズおよびイメージセンサなどを含む。また、第2カメラモジュール42は、使用者の顔を撮影できるように設けられている。そのため、後述するテレビ電話機能(ビデオチャット機能)が実行されると、第2カメラモジュール42が起動される。そして、第2カメラモジュール42によって撮影された画像は、相手の端末に送信される。
【0042】
デジタルチューナ44はデコーダを含むデジタルチューナである。またデジタルチューナ44は、テレビアンテナ46によって受信したテレビ放送信号から、選局されたチャンネルに対応するテレビ放送信号を抽出する。また、デジタルチューナ44は、その抽出したテレビ放送信号に対して復調等の処理を行い、復調信号(MPEG2トランスポートストリームとも言う。)を生成する。また、復調信号はデコーダに入力され、映像データ(映像放送)、文字データ(文字放送)および音声データなどが形成される。そして、デコードされた各データはプロセッサ24に入力される。プロセッサ24は、映像データおよび文字データを表示ドライバ28のビデオメモリに格納し、音声データを、RAM34に一旦格納した後に、D/A変換機20に出力する。したがって、受信したテレビ放送に従う映像および文字列がディスプレイ30に表示されるとともに、放送の音声がスピーカ22から出力される。
【0043】
なお、上記の処理は、使用者によってテレビ視聴機能を利用する操作がされると、実行される。また、テレビ視聴機能では、設定によっては、文字放送(文字列)が表示されない場合もある。さらに、ディスプレイ30には、映像と共に字幕が表示されることもある。そして、プロセッサ24は、チャンネルの選局操作がされると、選局命令をデジタルチューナ44に出力する。
【0044】
無線通信回路14は、CDMA方式での無線通信を行うための回路である。たとえば、使用者がキー入力装置26を用いて電話発信(発呼)を指示すると、無線通信回路14は、プロセッサ24の指示の下、電話発信処理を実行し、アンテナ12を介して電話発信信号を出力する。電話発信信号は、基地局および通信網(図示せず)を経て相手の電話機に送信される。そして、相手の電話機において着信処理が行われると、通信可能状態が確立され、プロセッサ24は通話処理を実行する。
【0045】
通常の通話処理について具体的に説明すると、相手の電話機から送られてきた変調音声信号はアンテナ12によって受信される。受信された変調音声信号には、無線通信回路14によって復調処理および復号処理が施される。そして、これらの処理によって得られた受話音声信号は、D/A変換器20によってアナログ音声信号に変換された後、スピーカ22から出力される。一方、マイク18を通して取り込まれた送話音声信号は、A/D変換器16によってデジタル音声信号に変換された後、プロセッサ24に与えられる。デジタル音声信号に変換された送話信号には、プロセッサ24の指示の下、無線通信回路14によって符号化処理および変調処理が施され、アンテナ12を介して出力される。したがって、変調音声信号は、基地局および通信網を介して相手の電話機に送信される。
【0046】
また、相手の電話機からの電話発信信号がアンテナ12によって受信されると、無線通信回路14は、電話着信(着呼)をプロセッサ24に通知する。これに応じて、プロセッサ24は、表示ドライバ28を制御して、着信通知に記述された発信元情報(電話番号など)をディスプレイ30に表示する。また、これとほぼ同時に、プロセッサ24は、図示しないスピーカから着信音(着信メロディ、着信音声と言うこともある。)を出力させる。
【0047】
そして、使用者が通話キーを用いて応答操作を行うと、無線通信回路14は、プロセッサ24の指示の下、電話着信処理を実行する。さらに、通信可能状態が確立され、プロセッサ24は上述した通常の通話処理を実行する。
【0048】
また、通話可能状態に移行した後に終話キーによって通話終了操作が行われると、プロセッサ24は、無線通信回路14を制御して、通話相手に通話終了信号を送信する。そして、通話終了信号の送信後、プロセッサ24は通話処理を終了する。また、先に通話相手から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ24は通話処理を終了する。さらに、通話相手によらず、移動通信網から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ24は通話処理を終了する。
【0049】
また、携帯電話機10は、ハンズフリー通話を行うこともできる。そして、第2カメラモジュール42(インカメラ)およびハンズフリー通話を利用して、テレビ電話機能を実行することもできる。たとえば、テレビ電話機が実行されると、相手の端末と通話状態が確立され、相手から送信された画像をディスプレイ30に表示すると共に、第2カメラモジュール42によって撮影された画像を相手の端末に送信する。そして、使用者は、相手の姿を確認しながら、ハンズフリー通話を行う。
【0050】
なお、無線通信回路14、A/D変換機16およびD/A変換機20は、プロセッサ24に含まれていてもよい。
【0051】
図2(A)は、携帯電話機10の表面の外観を示す外観図であり、図2(B)は携帯電話機10の裏面の外観を示す外観図である。図2(A)を参照して、携帯電話機10は、ストレート型の形状をしており、平面矩形の筐体Cを有する。図示しないマイク18は、筐体Cに内蔵され、内蔵されたマイク18に通じる開口OP2は筐体Cの縦方向一方の表面に設けられる。同じく、図示しないスピーカ22は、筐体Cに内蔵され、内蔵されたスピーカ22に通じる開口OP1は、筐体Cの縦方向他方の表面に設けられる。ディスプレイ30は、モニタ画面が筐体Cの表面側から見えるように取り付けられる。また、ディスプレイ30にはタッチパネル38が設けられる。
【0052】
第1カメラモジュール40および第2カメラモジュール42は筐体Cに内蔵される。また、第1カメラモジュール40に通じる開口OP4は、筐体Cの縦方向他方の裏面に設けられる。一方、第2カメラモジュール42に通じる開口OP3は開口OP1の右側に設けられる。
【0053】
そして、キー入力装置26が備える、通話キー26a、終話キー26bおよびメニューキー26cは、筐体Cの表面に設けられる。
【0054】
たとえば、使用者は、ディスプレイ30に表示されたダイヤルキーに対して、タッチ操作を行うことで電話番号を入力し、通話キー26aによって音声発信操作を行う。そして、使用者は、通話が終了すると、終話キー26bによって通話終了操作を行う。また、使用者はテレビ電話機能を実行する場合、筐体Cの表面、つまりディスプレイ30および開口OP3を見ながらハンズフリー通話を行う。
【0055】
また、使用者は、メニューキー26cを操作することで、ディスプレイ30にメニュー画面を表示する。さらに、使用者は、ディスプレイ30に表示されたソフトキーおよびメニューに対してタッチ操作を行うことで、メニューの選択や確定を行う。そして、使用者は、終話キー26bを長押しすることで携帯電話機10の電源をオン/オフする。
【0056】
なお、アンテナ12、無線通信回路14、A/D変換機16、D/A変換機20、プロセッサ24、表示ドライバ28、フラッシュメモリ32、RAM34、タッチパネル制御回路36、第1カメラモジュール40および第2カメラモジュール42は筐体Cに内蔵されているため、図2(A),(B)では図示されない。
【0057】
ここで、カメラ機能などの所定機能が実行されているときに設定される、省電力状態(スリープモードとも言う。)について説明する。図3(A)を参照して、ディスプレイ30の表示範囲は、状態表示領域60および機能表示領域62を含む。状態表示領域60には、アンテナ12による電波受信状態を示すアイコン(ピクト)、二次電池の残電池容量を示すアイコンおよび日時が表示される。また、機能表示領域62には、カメラ機能の実行に応じて撮影されたスルー画像および撮影用の撮影キー64が表示される。
【0058】
たとえば、使用者が撮影キー64に対してタッチ操作を行うと、撮影された画像がフラッシュメモリ32に保存される。また、マルチタッチした後に、2本の指が外側にスライドされると、スルー画像がズームアップされる。一方、2本の指が内側にスライドされると、スルー画像がズームダウンされる。
【0059】
また、カメラ機能が実行された後に、これらの操作が行われないまま放置された状態(無操作状態)で所定時間が経過すると、使用者が携帯電話機10を使用しているかが判断される。そして、使用者が携帯電話機10を使用していないと判断されると、省電力状態が設定される。
【0060】
具体的には、カメラ機能が実行され無操作状態で所定時間が経過すると、第2カメラモジュール(インカメラ)42を起動し、画像を撮影する。次に、第2カメラモジュール42によって撮影された画像に対して顔検出処理を実行し、第2カメラモジュール42を停止する。次に、第2カメラモジュール42によって撮影された画像において、使用者などの顔が検出されたかが判断される。そして、第2カメラモジュール42の撮影画像において顔が検出されない場合、携帯電話機10が使用されていないと考えられるため、省電力状態が設定される。また、省電力状態が設定されると、図3(B)に示すように、ディスプレイ30、バックライトおよびタッチパネル38の電源がオフにされると共に、カメラ機能が終了される。
【0061】
一方、顔が検出された場合、携帯電話機10が使用されていると考えられるため、引き続きスルー画像がディスプレイ30に表示される。また、顔が検出されると、再び顔を検出するために、所定時間の計測に利用されたタイマがリスタートされる。つまり、カメラ機能が実行されている場合、所定時間が経過する度に、第2カメラモジュール42によって撮影された画像に対して、顔検出処理が実行される。
【0062】
このように、使用者が携帯電話機10を利用しているかを判断するときだけ、第2カメラモジュール42を起動するようにしたため、第2カメラモジュール42が常に起動している場合に比べて、携帯電話機10の消費電力を抑えることができる。
【0063】
また、使用者が携帯電話機10を使っているときに、無操作状態のまま所定時間が経過しても、省電力状態が設定されないようにできる。特に、時間だけで省電力状態を設定してしまうと、使用者がシャッターチャンスなどを伺っているときに、省電力状態が設定されてディスプレイ30の電源がオフになることがあり、シャッターチャンスを逃してしまうことがある。ところが、本実施例のように、所定時間毎に携帯電話機10が使用されているかを判断することで、使用者がシャッターチャンスを逃す心配がなくなる。
【0064】
さらに、省電力状態ではディスプレイ30の電源をオフにすることで、携帯電話機10の消費電力を大幅に削減することができる。
【0065】
そして、テレビ電話機能のために設けられている第2カメラモジュール42を利用しているため、省電力状態を設定するために新たな部品を追加する必要が無くなる。そのため、携帯電話機10の原価を上げずに済む。また、カメラ機能が顔検出機能を有している場合、顔検出処理を新たに組み込む必要もなくなる。
【0066】
なお、省電力状態が設定されているときに、メニューキー26cが操作されると、省電力状態から復帰し、ディスプレイ30の電源がオンにされる。このとき、ディスプレイ30には、カメラ機能を起動するためのカメラ起動画面が表示される。ただし、他の実施例では、待機画面が表示されてもよい。
【0067】
図4は、RAM34のメモリマップを示す図である。RAM34には、プログラム記憶領域302およびデータ記憶領域304が含まれる。また、プログラムおよびデータの一部は、フラッシュメモリ32から一度に全部または必要に応じて部分的かつ順次的に読み出され、RAM34に記憶される。
【0068】
プログラム記憶領域302には、携帯電話機10を動作させるためのプログラムが記憶されている。たとえば、携帯電話機10を動作させるためのプログラムには、顔検出プログラム310および省電力制御プログラム312が含まれる。
【0069】
顔検出プログラム310は、対象となる画像から顔の特徴(目、鼻など)を含む顔領域を探索し、探索された領域を検出結果として出力するプログラムである。省電力制御プログラム312は、顔検出処理の検出結果に基づいて省電力状態を設定するためのプログラムである。
【0070】
なお、図示は省略するが、携帯電話機10を動作させるためのプログラムには、通話を行うためのプログラムなどが含まれる。
【0071】
続いて、データ記憶領域304には、表示画面バッファ330、顔検出フラグ332および判定カウンタ334などが含まれる。画像表示バッファ330には、消費電力状態から復帰したときに表示される画像が一時的に記憶される。
【0072】
顔検出フラグ332は、顔検出プログラム310によって顔が検出されたかを示すフラグである。たとえば、顔検出フラグ332は、1ビットのレジスタで構成される。顔検出フラグ332がオン(成立)されると、レジスタにはデータ値「1」が設定される。一方、顔検出フラグ332がオフ(不成立)されると、レジスタにはデータ値「0」が設定される。
【0073】
判定カウンタ334は、時間を計測するためのカウンタであり、リセット(初期化)されるとカウント(計測)を開始する。そのため、判定カウンタ334は判定タイマと呼ばれることもある。
【0074】
なお、図示は省略するが、データ記憶領域304には、待機状態でディスプレイ30表示される画像データや、文字列のデータなどが記憶されると共に、携帯電話機10の動作に必要なカウンタおよびフラグも設けられる。
【0075】
プロセッサ24は、Android(登録商標)およびREXなどのLinux(登録商標)ベースのOSや、その他のOSの制御下で、図5に示す省電力制御処理などを含む、複数のタスクを並列的に処理する。
【0076】
図5は省電力制御処理のフロー図である。たとえば、所定機能としてカメラ機能を実行する操作がされると、プロセッサ24はステップS1で、判定タイマをスタートする。つまり、判定カウンタ334がリセットされ、時間の計測が開始される。なお、ステップS1の処理を実行するプロセッサ24は計測部として機能する。
【0077】
続いて、ステップS3では、判定タイマによって所定時間(たとえば、60秒)が計測されたか否かを判断する。ステップS3で“NO”であれば、たとえば判定カウンタ334が示す数値が所定時間よりも短い時間であれば、ステップS5で操作されたか否かを判断する。たとえば、タッチパネル38に対して、ズームアップまたはズームアップを行うタッチ操作がされたかが判断される。ただし、終了操作された場合、割り込み処理となるため、省電力制御処理の流れに関係なく、省電力制御処理は終了する。
【0078】
ステップS5で“YES”であれば、たとえば、ズームアップを行うタッチ操作がされると、ステップS15に進む。一方、ステップS5で“NO”であれば、つまり何ら操作がされなければ、ステップS3に戻る。
【0079】
ステップS3で“YES”であれば、たとえばカメラ機能が実行されてから無操作状態で所定時間が経過すれば、ステップS7で第2カメラモジュール42を起動する。つまり、第2カメラモジュール42によって、使用者の顔などが撮影可能な状態にする。続いて、ステップS9で、顔検出処理が実行される。つまり、ステップS9では、第2カメラモジュール42で画像を撮影する。次に、顔検出プログラム310を実行することで、撮影された画像から顔領域を探索する。そして、顔領域が見つかれば顔が検出されたと判定し、顔検出フラグ332をオンにする。一方、顔領域が見つからなければ顔の検出に失敗したと判定し、顔検出フラグ332をオフにする。なお、ステップS7の処理を実行するプロセッサ24は起動部として機能し、ステップS9の処理を実行するプロセッサ24は実行部として機能する。
【0080】
続いて、ステップS11では、第2カメラモジュール42を停止する。つまり、顔検出処理が終了したため、消費電力を抑えるために第2カメラモジュール42が停止される。続いて、ステップS13では、顔が検出されたか否かを判断する。つまり、顔検出フラグ332がオンであるかが判断される。また、ステップS13の処理を実行するプロセッサ24は判断部として機能する。ステップS13で“YES”であれば、つまり第2カメラモジュール42によって撮影され画像に顔が含まれていれば、ステップS15で判定タイマをリスタートして、ステップS3に戻る。つまり、使用者が携帯電話機10を使用している可能性が高いため、判定タイマがリスタートされる。
【0081】
一方、ステップS13で“NO”であれば、つまり第2カメラモジュール42によって撮影された画像に顔が含まれていなければ、ステップS17で省電力状態を設定する。たとえば、カメラ機能が実行されていれば、ディスプレイ30、バックライトおよびタッチパネル38それぞれの電源がオフにされる。なお、ステップS17の処理を実行するプロセッサ24は設定部、第1設定部または第2設定部として機能する。
【0082】
続いて、ステップS19で復帰したときの画面を所定機能の起動画面に設定する。たとえば、カメラ機能が実行されている状態であれば、カメラ起動画面が設定される。具体的には、カメラ起動画面の画像が表示画像バッファ330に格納される。そして、ステップS19の処理が終了すれば、省電力制御処理を終了する。
【0083】
<第2実施例>
第2実施例では、所定機能としてテレビ視聴機能が実行される。なお、第2実施例の携帯電話機10は、第1実施例とほぼ同じであるため、携帯電話機10の電気的な構成、外観、RAM34のメモリマップおよび図5に示す省電力制御処理などの説明は省略する。
【0084】
図6(A)を参照して、テレビ視聴機能が実行されると、機能表示領域62には、テレビ番組に対応する映像、文字列およびキーが表示される。そして、無操作状態で所定時間が経過すると、カメラ機能と同様、第2カメラモジュール42で撮影された画像に対して顔検出処理が実行される。そして、顔が検出されれば引き続きテレビ番組が表示される。一方、顔が検出されなければ、省電力状態が設定され、図6(B)に示すように、ディスプレイ30、バックライトおよびタッチパネル38の電源がオフにされる。ただし、省電力状態にされても、テレビ番組の音声の出力は継続される。
【0085】
たとえば、使用者は、テレビ視聴機能を実行したまま、携帯電話機10から一時的に離れるようなことが想定される。この場合、使用者が携帯電話機10から離れると省電力状態が設定されるため、消費電力が抑えられる。そのため、テレビ視聴機能の視聴時間が延びる。また、番組の音声が継続して出力されるため、使用者は、省電力状態から復帰させる際に、番組の状態を容易に把握できる。
【0086】
また、省電力状態から復帰した場合、ディスプレイ30には、テレビ視聴機能の起動画面ではなく、テレビ番組が再び表示される。つまり、使用者は、省電力状態から復帰する操作を行えば、すぐにテレビ番組の視聴を再開できる。
【0087】
なお、第1実施例および第2実施例は、任意に組み合わせることが可能であり、具体的な組み合わせについては容易に想像できるので、詳細な説明は省略する。
【0088】
他の実施例では、カメラ機能およびテレビ視聴機能以外に、HPを閲覧するためのブラウザ機能、所定機能として画像のプレビュー機能、地図を表示するナビゲーション機能、サーバまたはフラッシュメモリ32に記憶されている動画を再生する動画再生機能、電子書籍を表示する電子書籍再生機能などが実行されてもよい。
【0089】
また、ディスプレイ30に待機画面が表示された状態(待機状態)でも、判定タイマによって時間が計測される。つまり、待機状態でも、無操作のまま所定時間が経過すれば、第2カメラモジュール42によって撮影された画像に対して、顔検出処理が実行される。そして、使用者の顔が検出されなければ省電力状態が設定され、使用者の顔が検出されると判定タイマがリスタートされる。
【0090】
その他の実施例では、省電力状態が設定された場合は、バックライトの電源だけがオフにされてもよい。つまり、ディスプレイ30の表示は引き続き行われる。これにより、省電力状態から復帰するときに、使用者は携帯電話機10の状態を把握しやすくなる。
【0091】
さらにその他の実施例では、顔検出処理の処理時間を考慮して、所定時間よりも前にステップS9の顔検出処理が実行されてもよい。たとえば、顔検出処理の処理時間が0.5秒であり、所定時間が60秒である場合、ステップS3では、判定タイマによって59.5秒が計測されたかを判断する。
【0092】
上記の各実施例では、携帯電話機10の通信方式はCDMA方式であるが、LTE方式、W−CDMA方式、GSM方式、TDMA方式、FDMA方式およびPHS方式などが採用されてもよい。また、ディスプレイ30にはLCDモニタが利用されるが、有機ELパネルなどが採用されてもよい。さらに、携帯電話機10の外観はストレート型に限らず、スライド型や、1軸または2軸折り畳み型などであってもよい。
【0093】
本実施例で用いられたプログラムは、データ配信用のサーバのHDDに記憶され、ネットワークを介して携帯電話機10に配信されてもよい。また、CD,DVD,BD(Blu−ray Disc)などの光学ディスク、USBメモリおよびメモリカードなどの記憶媒体に複数のプログラムを記憶させた状態で、その記憶媒体が販売または配布されてもよい。そして、上記したサーバや記憶媒体などを通じてダウンロードされた、プログラムが本実施例と同等の構成の携帯電話機にインストールされた場合、本実施例と同等の効果が得られる。
【0094】
本実施例は、携帯電話機10のみに限らず、いわゆるフィーチャーフォンと呼ばれる携帯電話機や、電子書籍端末、タブレット型PCおよびPDAなどに適用されてもよい。
【0095】
そして、本明細書中で挙げた、具体的な数値は、いずれも単なる一例であり、製品の仕様変更などに応じて適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0096】
10 … 携帯電話機
12 … アンテナ
14 … 無線通信回路
24 … プロセッサ
26 … キー入力装置
30 … ディスプレイ
34 … RAM
40 … 第1カメラモジュール
42 … 第2カメラモジュール
44 … デジタルチューナ
46 … テレビアンテナ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1カメラモジュール、
顔検出のための画像を撮影する第2カメラモジュール、
時間を計測する計測部、
所定時間が計測されたとき、前記第2カメラモジュールを起動する起動部、
起動した第2カメラモジュールによって撮影された画像に対して顔検出処理を実行する実行部、
前記顔検出処理によって顔が検出されたか否かを判断する判断部、および
前記第1カメラモジュールに基づくカメラ機能が実行されているときに、前記判断部によって顔が検出されなかったと判断されると、前記カメラ機能を終了する省電力状態を設定する第1設定部を備える、携帯端末。
【請求項2】
前記カメラ機能の画像を表示する表示部をさらに備え、
前記省電力状態が設定されると、前記表示部の電源がオフにされる、請求項1記載の携帯端末。
【請求項3】
前記判断部によって顔が検出されたと判断されたとき、前記表示部における前記カメラ機能に対応する画面の表示が継続される、請求項2記載の携帯端末。
【請求項4】
前記携帯端末は、テレビ視聴機能を実行し、
前記テレビ視聴機能の画面を表示する表示部、
前記テレビ視聴機能の音声を出力する出力部、および
前記テレビ視聴機能が実行されているときに、前記判断部によって顔が検出されなかったと判断されると、前記表示部の電源をオフにすると共に前記出力部による音声の出力を継続する省電力状態を設定する第2設定部をさらに備える、請求項1記載の携帯端末。
【請求項5】
第1カメラモジュールおよび顔検出のための画像を撮影する第2カメラモジュールを有する、携帯端末のプロセッサを、
時間を計測する計測部、
所定時間が計測されたとき、前記第2カメラモジュールを起動する起動部、
起動した第2カメラモジュールによって撮影された画像に対して顔検出処理を実行する実行部、
前記顔検出処理によって顔が検出されたか否かを判断する判断部、および
前記第1カメラモジュールに基づくカメラ機能が実行されているときに、前記判断部によって顔が検出されなかったと判断されると、前記カメラ機能を終了する省電力状態を設定する設定部として機能させる、省電力制御プログラム。
【請求項6】
第1カメラモジュールおよび顔検出のための画像を撮影する第2カメラモジュールを有する、携帯端末の省電力制御方法であって、
時間を計測し、
所定時間が計測されたとき、前記第2カメラモジュールを起動し、
起動した第2カメラモジュールによって撮影された画像に対して顔検出処理を実行し、
前記顔検出処理によって顔が検出されたか否かを判断し、そして
前記第1カメラモジュールに基づくカメラ機能が実行されているときに、顔が検出されなかったと判断されると、前記カメラ機能を終了する省電力状態を設定する、省電力制御方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−62777(P2013−62777A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−201682(P2011−201682)
【出願日】平成23年9月15日(2011.9.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】