説明

携帯端末、録画番組予約方法、およびプログラム

【課題】利用者が放送エリアを指定することなく当該放送エリアに応じた番組情報を取得して録画予約する。
【解決手段】位置確認手段18Aにより、当該携帯端末1の現在位置を確認し、位置情報変換手段18Bにより、その位置情報をテレビ放送のエリア情報に変換し、番組情報取得手段18Cにより、基地局3を経由して接続した情報提供サーバ5から、当該エリア情報に対応するテレビ放送の番組情報を取得し、録画予約手段18Dにより、その番組情報に基づいて録画装置6に対して録画番組の予約を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末技術に関し、特にテレビ放送の録画予約を行う予約制御技術に関する。
【背景技術】
【0002】
新聞の番組欄や専門の番組情報雑誌などの印刷媒体を利用した番組情報提供のしくみに代わる新たな番組情報提供サービスの1つとして、通信ネットワークを利用してテレビ録画を支援するための電子番組ガイド、すなわちEGP(Electronic Program Guide)サービスがある。このサービスは、テレビ局の放送予定を元に作成した番組表をいわゆるEGPデータに電子データ化し、利用者に広く提供するサービスである。テレビ放送録画装置(以下、録画装置という)には、このようなEGPサービスに対応し、受け取ったEGPデータに基づいてユーザが容易に録画予約を設定できる機能を有しているものもある。
【0003】
このようなEGPサービスの提供方法としてはいくつか存在する。その1つにテレビ放送の放送波を用いてEGPデータを提供する方法がある。この場合、例えば録画装置のテレビチューナーで放送波を受信すればEGPデータを取り出すことができ、利用者がそのEGPデータをテレビ画面で閲覧しながら録画装置での録画予約を設定できる。
しかしながら、EGPデータは、決まった時刻に決まったチャネルで放送されるため、その放送時には当該チャネルを受信する必要があり、利用者に対してある程度の制約が課せられる。
【0004】
一方、インターネットを介してEGPデータを提供する方法がある。この場合、インターネット上の情報提供サーバへアクセスすれば、いつでも所望のEGPデータを取得することができる。しかしながら、録画装置によっては、インターネットへ接続する機能を持たないものがあり、またインターネットを利用できる環境に録画装置が設置されていない場合もあるため、このような提供方法を利用できない場合も存在する。
【0005】
従来、このようなEGPデータの提供方法に起因する録画予約の問題点を解決する方法として、携帯端末を利用した録画予約技術が提案されている(例えば、特許文献1,2など参照)。この録画予約技術は、携帯端末から情報提供サーバに接続して番組情報を取得し、この番組情報に基づいてテレビ放送の録画予約を行うものである。
【0006】
【特許文献1】特開2002−247658号公報
【特許文献2】特開2002−252789号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、このような従来技術では、情報提供サーバから番組情報を取得する場合、利用者が携帯端末を操作して、当該放送エリアの番組情報を選択する必要があり、利用者が操作に負担を感じるという問題点があった。
通常、テレビ放送は、そのテレビ放送を受信する放送エリアによって、放送番組やチャネルが異なるため、情報提供サーバは、これら放送エリアごとに番組情報を用意して提供している。したがって、情報提供サーバから番組情報を取得する場合、所望の放送エリアを指定する必要がある。
【0008】
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、利用者が放送エリアを指定することなく当該放送エリアに応じた番組情報を取得して録画予約することができる携帯端末、録画番組予約方法、およびプログラムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
このような目的を達成するために、本発明にかかる携帯端末は、無線回線を介して基地局と無線通信を行う無線通信部と、当該携帯端末の現在位置を確認して位置情報を出力する現在位置確認手段と、位置情報をテレビ放送のエリア情報に変換する位置情報変換手段と、無線通信部により基地局を経由して接続した情報提供サーバから、エリア情報に対応するテレビ放送の番組情報を取得する番組情報取得手段と、テレビ放送を録画する録画装置とデータ通信を行うデータ通信部と、番組情報に基づいてデータ通信部により録画装置に対して録画番組の予約を行う録画予約手段とを備えている。
【0010】
この際、位置情報とエリア情報との対応関係を示す変換情報を予め記憶する記憶部をさらに備え、位置情報変換手段で、変換情報を参照して位置情報に対応するエリア情報を取得するようにしてもよい。
【0011】
また、番組情報取得手段で、エリア情報を含む番組情報取得要求を情報提供サーバへ送信し、これに応じて返送された番組情報を受信するようにしてもよい。
【0012】
また、記憶部で、座標データからなる位置情報とエリア情報との対応関係を示す変換情報を予め記憶し、現在位置確認手段で、GPS(衛星利用測位システム)を利用して現在位置を確認し、その現在位置を示す座標データを位置情報として出力し、
位置情報変換手段は、変換情報を参照して位置情報の座標データに対応するエリア情報を取得するようにしてもよい。
【0013】
また、記憶部で、基地局から得られる位置情報とエリア情報との対応関係を示す変換情報を予め記憶し、現在位置確認手段で、無線通信部により基地局から取得した位置情報を出力し、位置情報変換手段で、変換情報を参照して位置情報に対応するエリア情報を取得するようにしてもよい。
【0014】
また、本発明にかかる録画番組予約方法は、無線回線を介して基地局と無線通信を行う携帯端末により録画装置に対して録画番組の予約を行う録画番組予約方法であって、位置確認手段により、当該携帯端末の現在位置を確認して位置情報を生成するステップと、位置情報変換手段により、位置情報をテレビ放送のエリア情報に変換するステップと、番組情報取得手段により、基地局を経由して接続した情報提供サーバから当該エリア情報に対応するテレビ放送の番組情報を取得するステップと、録画予約手段により、その番組情報に基づいて録画装置に対して録画番組の予約を行うステップとを備えている。
【0015】
また、本発明にかかるプログラムは、無線回線を介して基地局と無線通信を行う携帯端末のコンピュータに、位置確認手段により、当該携帯端末の現在位置を確認して位置情報を生成するステップと、位置情報変換手段により、位置情報をテレビ放送のエリア情報に変換するステップと、番組情報取得手段により、基地局を経由して接続した情報提供サーバから当該エリア情報に対応するテレビ放送の番組情報を取得するステップと、録画予約手段により、その番組情報に基づいて録画装置に対して録画番組の予約を行うステップとを実行させる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、位置確認手段により、当該携帯端末の現在位置が確認されて、位置情報変換手段により、その位置情報がテレビ放送のエリア情報に変換され、番組情報取得手段により、基地局を経由して接続した情報提供サーバから当該エリア情報に対応するテレビ放送の番組情報が取得され、録画予約手段により、その番組情報に基づいて録画装置に対して録画番組の予約が行われるため、利用者が放送エリアを指定することなく当該放送エリアに応じた番組情報を取得して録画予約することができる。これにより、録画予約時における利用者の操作負担が軽減される。また、操作誤りに起因して異なる放送エリアの番組情報を取得することもなくなり、正確な録画予約を実現できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる携帯端末について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる携帯端末の構成を示すブロック図である。
この携帯端末1は、携帯電話機やPDA(Personal Digital Assistants)などの情報端末装置からなり、無線回線2を介して基地局3と無線通信を行う。基地局3は、インターネットなどの通信ネットワーク4に接続されており、同じく通信ネットワーク4に接続された情報提供サーバ5とデータ通信を行うことが可能である。録画装置6は、予約されている番組のテレビ放送を受信して記録媒体に録画する。
【0018】
本実施の形態は、当該携帯端末1の現在位置を確認し、その位置情報をテレビ放送のエリア情報に変換し、基地局3を経由して接続した情報提供サーバ5から、当該エリア情報に対応するテレビ放送の番組情報を取得し、その番組情報に基づいて録画装置6に対して録画番組の予約を行うようにしたものである。
【0019】
以下では、携帯端末1が携帯電話機からなる場合を例として説明する。
携帯端末1には、主な機能部として、無線通信部11、GPS受信部12、音声処理部13、データ通信部14、画面表示部15、キーボード16、記憶部17、および制御部18が設けられている。
【0020】
無線通信部11は、無線回線2を介して基地局3と接続し、制御部18からの指示に応じて各種データを送受信する機能を有している。
GPS受信部12は、EGP(Electronic Program Guide)サービスの電波を受信して当該携帯端末の現在位置を確認し、当該現在位置を示す座標データを制御部18へ出力する機能を有している。
音声処理部13は、無線通信部11からの音声データを受話音声信号に復号してスピーカ(図示せず)から出力する機能と、マイク(図示せず)から入力された送話音声信号を音声データに符号化して無線通信部11へ出力する機能と、制御部18からの指示に応じて着信音などの各種信号音を出力する機能とを有している。
【0021】
データ通信部14は、赤外光送信器やブルートゥース(登録商標)などの近距離無線通信部からなり、制御部18から指示された予約情報などのデータを録画装置6へ送信する機能を有している。
画面表示部15は、LCDなどの画面表示装置からなり、制御部18からの指示に応じて、番組情報などの各種情報を画面表示する機能を有している。
キーボード16は、ダイヤルキーや機能キーなどの操作入力装置からなり、利用者の操作を検出して制御部18へ出力する機能を有している。
【0022】
記憶部17は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、制御部18での処理に用いる各種処理情報を記憶する機能を有している。記憶部17が記憶する主な処理情報としては、制御情報17A、変換情報17B、およびプログラム17Pがある。
プログラム17Pは、制御部18に読み出されて実行されることにより各種機能手段を実現するプログラムであり、外部装置や記録媒体から予め読み込まれて記憶部17に格納される。
制御情報17Aは、携帯端末1の動作状態や設定状態を示す情報であり、制御部18での処理に応じて読み出され、必要に応じて更新される。
【0023】
変換情報17Bは、携帯端末1の位置情報とテレビ放送のエリア情報との対応関係を示す情報である。図2は、変換情報の構成例を示す説明図である。この例では、携帯端末1の現在位置を示す緯度および経度からなる座標データと、これに対応するエリア情報とが組として登録されている。この場合、変換情報17Bのデータ量を削減するため、座標データとして、緯度および経度の範囲を示すデータを用いてもよく、緯度および経度を所定桁まで丸めたデータを用いてもよい。
【0024】
制御部18は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、記憶部17のプログラム17Pを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアとプログラム17Pとを協働させて各種機能手段を実現して、携帯端末1の各部を制御する機能を有している。
制御部18で実現される主な機能手段としては、位置確認手段18A、位置情報変換手段18B、番組情報取得手段18C、および録画予約手段18Dがある。
【0025】
位置確認手段18Aは、GPS受信部12を制御して当該携帯端末1の現在位置を確認し、GPS受信部12で得られた座標データからなる位置情報を生成する機能を有している。
位置情報変換手段18Bは、位置確認手段18Aで生成した位置情報を、記憶部17の変換情報17Bを参照してテレビ放送のエリア情報に変換する機能を有している。
【0026】
番組情報取得手段18Cは、無線通信部11により基地局3を経由して情報提供サーバ5へ接続する機能と、情報提供サーバ5から位置情報変換手段18Bで得られたエリア情報に対応するテレビ放送の番組情報を取得する機能とを有している。
録画予約手段18Dは、番組情報取得手段18Cで取得した番組情報を画面表示部15で画面表示する機能と、キーボード16の操作に応じて選択された任意の放送番組の番組情報から予約情報を生成する機能と、生成した予約情報をデータ通信部14から録画装置6へ送信することにより録画予約を行う機能とを有している。
【0027】
[第1の実施の形態の動作]
次に、図3を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる携帯端末の動作について説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態にかかる携帯端末の録画予約動作を示すシーケンス図である。
【0028】
携帯端末1の制御部18は、キーボード16により利用者の番組取得操作が検出された場合(ステップ100)、位置確認手段18Aにより、当該携帯端末1の現在位置の確認を行う(ステップ101)。この際、位置確認手段18Aは、GPS受信部12を制御して当該携帯端末1の現在位置を確認し、GPS受信部12で得られた座標データからなる位置情報を生成する。
【0029】
続いて、制御部18は、位置情報変換手段18Bにより、位置確認手段18Aで生成された位置情報をテレビ放送のエリア情報へ変換する(ステップ102)。この際、位置情報変換手段18Bは、位置確認手段18Aで生成した位置情報を、記憶部17の変換情報17Bを参照してテレビ放送のエリア情報に変換する。これにより、当該携帯端末1の現在位置に応じたエリア情報が得られたことになる。
【0030】
次に、制御部18は、番組情報取得手段18Cにより、位置情報変換手段18Bにより得られたエリア情報に対応する番組情報を情報提供サーバ5から取得する。この際、番組情報取得手段18Cは、エリア情報を含む番組情報取得要求を生成し、無線通信部11から送信する(ステップ103)。これにより、この番組情報取得要求は、無線回線2から基地局3を経由して、通信ネットワーク4に接続されている情報提供サーバ5へ転送される。
【0031】
情報提供サーバ5は、携帯端末1からの番組情報取得要求応じて、その要求からエリア情報を取得し、各エリアの番組情報から当該エリア情報に対応する番組情報を選択する(ステップ104)。そして、その番組情報を要求元の携帯端末1へ返送する(ステップ105)。
【0032】
携帯端末1の番組情報取得手段18Cは、無線通信部11を介して情報提供サーバ5からの番組情報を受信し、その番組情報を画面表示部15で画面表示する(ステップ106)。図4は、番組情報の画面表示例である。この画面表示例31では、番組情報として、放送日時、放送チャネル、番組タイトル、番組Gコードなどが、番組ごとに表示される。
【0033】
この後、制御部18は、キーボード16により利用者の番組選択操作が検出された場合(ステップ110)、録画予約手段18Dにより、当該番組の録画予約を行う。この際、録画予約手段18Dは、選択された番組情報から、図4に示すような、録画予約に必要な予約情報32を生成する(ステップ111)。この予約情報には、放送日、録画開始時間、録画終了時間、放送チャネル、録画モード(画像解像度)、番組タイトルなどが含まれている。なお、Gコードが録画装置6で使用できる場合には、放送日、録画開始時間、録画終了時間、放送チャネルに代えてGコードを用いてもよい。
【0034】
続いて、録画予約手段18Dは、生成した予約情報を含む予約指示をデータ通信部14から録画装置6へ送信することにより録画予約を行う(ステップ112)。録画装置6は、リモコンからの予約指示と同様にして、携帯端末1からの予約指示を受信し、その指示に含まれる予約情報に基づいて、所望の番組に対する録画の予約を設定する(ステップ113)。これにより、携帯端末1による一連の録画予約処理が終了する。
【0035】
このように、本実施の形態は、当該携帯端末1の現在位置を確認し、その位置情報をテレビ放送のエリア情報に変換し、基地局3を経由して接続した情報提供サーバ5から、当該エリア情報に対応するテレビ放送の番組情報を取得し、その番組情報に基づいて録画装置6に対して録画番組の予約を行うようにしたので、利用者が放送エリアを指定することなく当該放送エリアに応じた番組情報を取得して録画予約することができる。これにより、録画予約時における利用者の操作負担が軽減される。また、操作誤りに起因して異なる放送エリアの番組情報を取得することもなくなり、正確な録画予約を実現できる。
【0036】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる携帯端末について説明する。
第1の実施の形態では、携帯端末1の現在位置をGPS受信部12で取得する場合を例として説明した。本実施の形態では、基地局3から携帯端末1の位置情報を取得する場合について説明する。
【0037】
通常、基地局3は、自局に固有の識別情報を当該通信エリアに在圏する各携帯端末に対して送信しており、位置確認手段18Aにより、無線通信部11を介して基地局3からこの識別情報を受信し、位置情報として出力する。
【0038】
この場合、記憶部17の変換情報17Bは、座標データではなく、基地局3からの位置情報と、これに対応するエリア情報とが組として登録されている。図5は、変換情報の他の構成例を示す説明図である。これにより、位置情報変換手段18Bは、変換情報17Bを参照して、位置確認手段18Aからの位置情報をテレビ放送のエリア情報へ変換する。
なお、この他の構成および動作については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
【0039】
このように、本実施の形態は、基地局3からの位置情報を用いて当該携帯端末1の現在位置に応じたエリア情報を得るようにしたので、CPS受信部12を持たない比較的安価な携帯端末1であっても、第1の実施の形態と同様に、利用者が放送エリアを指定することなく当該放送エリアに応じた番組情報を取得して録画予約することができる。これにより、録画予約時における利用者の操作負担が軽減される。また、操作誤りに起因して異なる放送エリアの番組情報を取得することもなくなり、正確な録画予約を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる携帯端末の構成を示すブロック図である。
【図2】変換情報の構成例を示す説明図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態にかかる携帯端末の録画予約動作を示すシーケンス図である。
【図4】番組情報の画面表示例である。
【図5】変換情報の他の構成例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0041】
1…携帯端末、11…無線通信部、12…GPS受信部、13…音声処理部、14…データ通信部、15…画面表示部、16…キーボード、17…記憶部、17A…制御情報、17B…変換情報、17P…プログラム、18…制御部、18A…位置確認手段、18B…位置情報変換手段、18C…番組情報取得手段、18D…録画予約手段、2…無線回線、3…基地局、4…通信ネットワーク、5…情報提供サーバ、6…録画装置、31…画面表示例、32…予約情報。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線回線を介して基地局と無線通信を行う無線通信部と、
当該携帯端末の現在位置を確認して位置情報を出力する現在位置確認手段と、
前記位置情報をテレビ放送のエリア情報に変換する位置情報変換手段と、
前記無線通信部により前記基地局を経由して接続した情報提供サーバから、前記エリア情報に対応するテレビ放送の番組情報を取得する番組情報取得手段と、
テレビ放送を録画する録画装置とデータ通信を行うデータ通信部と、
前記番組情報に基づいて前記データ通信部により前記録画装置に対して録画番組の予約を行う録画予約手段と
を備えることを特徴とする携帯端末。
【請求項2】
請求項1に記載の携帯端末において、
位置情報とエリア情報との対応関係を示す変換情報を予め記憶する記憶部をさらに備え、
前記位置情報変換手段は、前記変換情報を参照して前記位置情報に対応するエリア情報を取得する
ことを特徴とする携帯端末。
【請求項3】
請求項1に記載の携帯端末において、
前記番組情報取得手段は、前記エリア情報を含む番組情報取得要求を前記情報提供サーバへ送信し、これに応じて返送された前記番組情報を受信することを特徴とする携帯端末。
【請求項4】
請求項1に記載の携帯端末において、
前記記憶部は、座標データからなる位置情報とエリア情報との対応関係を示す変換情報を予め記憶し、
前記現在位置確認手段は、GPS(衛星利用測位システム)を利用して現在位置を確認し、その現在位置を示す座標データを前記位置情報として出力し、
前記位置情報変換手段は、前記変換情報を参照して前記位置情報の座標データに対応するエリア情報を取得する
ことを特徴とする携帯端末。
【請求項5】
請求項1に記載の携帯端末において、
前記記憶部は、前記基地局から得られる位置情報とエリア情報との対応関係を示す変換情報を予め記憶し、
前記現在位置確認手段は、前記無線通信部により前記基地局から取得した前記位置情報を出力し、
前記位置情報変換手段は、前記変換情報を参照して前記位置情報に対応するエリア情報を取得する
ことを特徴とする携帯端末。
【請求項6】
無線回線を介して基地局と無線通信を行う携帯端末により録画装置に対して録画番組の予約を行う録画番組予約方法であって、
位置確認手段により、当該携帯端末の現在位置を確認して位置情報を生成するステップと、
位置情報変換手段により、前記位置情報をテレビ放送のエリア情報に変換するステップと、
番組情報取得手段により、基地局を経由して接続した情報提供サーバから当該エリア情報に対応するテレビ放送の番組情報を取得するステップと、
録画予約手段により、その番組情報に基づいて録画装置に対して録画番組の予約を行うステップと
を備えることを特徴とする録画番組予約方法。
【請求項7】
無線回線を介して基地局と無線通信を行う携帯端末のコンピュータに、
位置確認手段により、当該携帯端末の現在位置を確認して位置情報を生成するステップと、
位置情報変換手段により、前記位置情報をテレビ放送のエリア情報に変換するステップと、
番組情報取得手段により、基地局を経由して接続した情報提供サーバから当該エリア情報に対応するテレビ放送の番組情報を取得するステップと、
録画予約手段により、その番組情報に基づいて録画装置に対して録画番組の予約を行うステップと
を実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−148097(P2008−148097A)
【公開日】平成20年6月26日(2008.6.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−334298(P2006−334298)
【出願日】平成18年12月12日(2006.12.12)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】