説明

携帯端末による天体の表示システム

【課題】シミュレーションによって生成された天体画像と、実際にカメラによって撮影された画像の差分を取得し、雲に隠れている天体や、天体以外の飛行体等を発見することを容易にする、携帯端末による天体の表示システムを提供する。
【解決手段】ホストシステム12と、ホストシステム12から情報を受信する1又は複数の携帯端末13とから構成される、携帯端末による天体の表示システムであって、携帯端末13は、天体の画像を撮影して、色の明るい点が表示されている位置と点の明るさを抽出した撮影天体情報と、ホストシステム12から受信した地平座標系天体情報をカメラ座標系に変換したカメラ座標系天体情報との座標が一致するように、撮影天体情報の座標を変換してマッチングを行なう手段と、マッチングした結果、両者の天体情報で一致していない箇所を強調して可視化した画像を生成し、表示部に画像を表示する手段等を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラ撮影機能を持つ携帯端末に対して、天体の位置情報やその関連情報をホストシステムから配信し、表示装置に表示させる、携帯端末による天体の表示システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯端末にGPS機能を持つものが開発され、その機能を利用したナビゲーションシステムが作られている。それと同様の原理で、GPSを利用して現在地を取得し、その地点における天体の見え方をシミュレートし、画面に表示させるシステムが作られていて、天体観測の補助ツールとして使われている。それらのシステムでは、天体の座標を、現在地を基準とした地平座標に変換し、表示装置上に表示させることで機能を実現している(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−013066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、シミュレーションによって生成された天体の画像は、空に雲がなくて、また暗い星が肉眼で視認できるように、周辺の環境が十分に暗いことが想定されている。しかし、実際には気象条件や周辺の環境によって、実際に見える天体はシミュレーションとは異なるものになる。また、実際の空には、シミュレーションでは表示できない飛行機などの天体以外のものが存在する場合もある。
【0005】
以上の現状に鑑み、本発明は、シミュレーションによって生成された天体の画像と、携帯端末の持つカメラによって撮影された実際の画像を比較し差分を取得することによって、撮影画像中の、雲に隠れているなどして視認できない天体や、天体以外の飛行体等を発見することを容易にする、携帯端末による天体の表示システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決すべく、本発明は以下の構成を提供する。
請求項1に係る発明は、天体情報データベースを備えたホストシステムと、前記ホストシステムから天体の位置情報とその関連する情報を受信する1又は複数の携帯端末とから構成される携帯端末による天体の表示システムであって、
前記ホストシステムは、前記携帯端末から天体情報送信依頼を受信すると、前記天体情報送信依頼に含まれる位置情報と現在の日時の情報をもとに、その地点から視認可能な天体の一覧を前記天体情報データベースから検索する手段と、
検索結果に含まれる天体の座標を赤道座標系から前記携帯端末の位置情報を基準点とした地平座標系に変換し、地平座標系天体情報を生成する手段と、
前記地平座標系天体情報を、前記携帯端末に送信する手段とを備え、
前記携帯端末は、前記携帯端末の位置情報を取得する手段と、
取得した位置情報を前記ホストシステムに送信する手段と、
前記位置情報に基づき前記ホストシステムから受信した前記地平座標系天体情報を保存する手段と、
前記携帯端末の向いている方位と姿勢を取得する手段と、
前記地平座標系天体情報から、前記携帯端末の向いている方向において視認可能な天体の画像を生成し、表示する手段と、
前記天体の画像を表示した後、前記携帯端末の位置情報を取得し、位置情報に大きな変化があった場合は前記ホストシステムから前記地平座標系天体情報を再受信する手段と、
位置情報に変化が無い場合は、前記携帯端末の向いている方位と姿勢からなる姿勢情報の変化を元に画像を生成して画面表示する手段と、
天体の画像を撮影し、撮影された画像を保存する手段と、
外部入力による依頼に基づき、保存された撮影画像から、色の明るい点が表示されている位置と点の明るさを撮影天体情報として抽出する手段と、
格納されている前記地平座標系天体情報の中から、前記携帯端末の姿勢情報とカメラ撮影部のズーム率を元に、前記撮影画像に写ることが可能な天体をすべて検索し、その座標をカメラ座標系に変換してカメラ座標系天体情報を生成する手段と、
前記撮影天体情報と、前記カメラ座標系天体情報との中からそれぞれ比較的明るいものをいくつか選択し、それらの座標が一致するように、前記撮影天体情報の座標をアフィン変換することでマッチングを行う手段と、
マッチングした結果、両者の天体情報で一致していない箇所を強調して可視化した画像を生成し、表示部に画像を表示する手段とを備えたことを特徴とする携帯端末による天体の表示システムを提供するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の携帯端末による天体の表示システムによれば、次のような効果が期待できる。
(1)携帯端末を向けた方向に見える天体をシミュレートした画像をリアルタイムで生成し、カメラを使うのと同じ感覚で使用できる。
(2)シミュレーションによって生成された天体画像と、実際にカメラによって撮影された画像の差分を取得し、雲に隠れている天体や、天体以外の飛行体等を発見することを容易にする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の携帯端末による天体の表示システムの一実施の形態例を示すシステム構成図である。
【図2】本発明の天体情報DBに格納されている赤道座標系天体情報のデータ構成図である。
【図3】本発明の携帯端末の内部構成図である。
【図4】本発明のホストシステムが送信する地平座標系天体情報のデータ構成図である。
【図5】本発明のホストシステムのデータ配信処理の概要を示すフローチャートである。
【図6】本発明の携帯端末の処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の差分表示の処理を示すフローチャートである。
【図8】本発明のシミュレーションによって生成される画像例である。
【図9】前図8と同じ場所の、実際の夜空の画像例である。
【図10】前図9の夜空に対して差分を取得し画面に表示した画像例である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施例を示した図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
尚、上記ホストシステムは、CPUを備えたコンピュータであり、又、上記携帯端末はCPUを備え、上記各手段は、CPUが必要なコンピュータプログラムを読み込んで実行することにより実現される手段であり、そのフローチャート図が図5乃至図7である。
【実施例1】
【0010】
図1は、本発明の「携帯端末による天体の表示システム」の実施の形態の一例を示すシステム構成図であり、本「携帯端末による天体の表示システム」は、天体情報データベース(以下、DBという。)11を備えたホストシステム12と、このホストシステム12から天体の位置情報とその関連する情報を受信する移動端末装置である1又は複数の携帯端末13a,13b,13nとから構成され、この携帯端末13a,13b,13nは、無線回線によって基地局14と接続されている。そして、基地局14は有線の公衆回線網によるネットワーク15と接続され、このネットワーク15にホストシステム12が接続されている。従って、携帯端末13a,13b,13nとホストシステム12とは、基地局14に到る無線回線およびネットワーク15を通じてホストシステム12に接続されていることになる。
【0011】
ホストシステム12には、天体情報DB11の他に、サービス契約者一覧データベース(図中にはDBと記載。)16が設けられている。ホストシステム12の天体情報DB11には、例えば天体の赤道座標系での位置情報や、天体の名前、天体の明るさの等級などの赤道座標系天体情報が登録されている。また、ホストシステム12は主に携帯端末13(前記携帯端末13a,13b,13nのうちのいずれか一つの携帯端末)からの天体情報の要求に対して天体情報DB11への検索を行い、天体の座標を地平座標系に変換して地平座標系天体情報を生成する天体座標変換部121、携帯端末13などとの送受信を行う送受信部122を備えている。
【0012】
天体情報DB11に格納される赤道座標系天体情報は図2に示すように、天体ID21、天体名22、天体の座標23、天体の明るさ24、天体の色25から構成される。天体ID21はすべての天体に対して一意に割り当てられる識別子である。天体名22は、名前を持つ有名な天体について、その名前を保持する。天体の座標23は天体の位置を赤道座標系で保持するもので、定期的に情報が最新のものに更新される。これにより、携帯端末13が利用する天体情報は、常に最新のものとなる。天体の明るさ24は天体の地球上から観測する場合の明るさを表す実視等級の値を保持し、定期的に情報が最新のものに更新される。天体の色25は、例えば赤・青・黄・白といった画像生成時の天体の色の情報を保持する。
【0013】
図3は携帯端末13の構成を示した図である。すなわち、衛星からの電波を受信して自装置の現在位置を検出するGPS部31と、姿勢と方位を認識できる装置を利用して自装置の姿勢情報を検出する姿勢情報取得部32と、ホストシステム12に対して自装置の位置情報を送信し地平座標系天体情報を受信する送受信部33と、ホストシステム12から受信した地平座標系天体情報を格納する天体情報格納部34と、ホストシステム12から受信した地平座標系天体情報と自装置の姿勢情報をもとにして携帯端末13を向けた先に見える天体をシミュレートした画像を生成する画像生成部351と、データ処理部35によって生成された画像を表示する表示部36と、天体を撮影するカメラ撮影部37と、カメラ撮影部37が撮影した画像を格納する撮影画像記憶部38と、天体情報格納部34に格納された地平座標系天体情報と撮影画像記憶部38に格納された画像とで不一致な箇所を取得し可視化した画像を生成する差分計算部352と、差分計算を依頼する入力部39とから構成される。
【0014】
ホストシステム12から受信する地平座標系天体情報のフレームは図4に示すように、天体ID41、天体名42、天体の座標43、天体の明るさ44、天体の色45から構成される。天体ID41はすべての天体に対して一意に割り当てられる識別子である。天体名42は、名前を持つ有名な天体について、その名前の情報である。天体の座標43は天体の位置を携帯端末13の位置情報を基準点にした地平座標系で表したものである。天体の明るさ44は天体を地球上から観測する場合の明るさを表す実視等級の値を表す。天体の色45は、例えば赤・青・黄・白といった画像生成時の天体の色の情報を表す。
【0015】
図1に示す天体座標変換部121は、天体情報DB11に格納されている赤道座標系天体情報の中から、携帯端末13から送信された位置情報と現在の日時において視認可能な赤道座標系天体情報を検索し、天体の座標を赤道座標系から携帯端末13の位置情報を基準点とした地平座標系に変換して地平座標系天体情報を生成し、送受信部122に送信する。
【0016】
図3に示す画像生成部351は、ホストシステム12から受信して天体情報格納部34に格納されている地平座標系天体情報の中から、姿勢情報取得部32によって取得された携帯端末13の向いている方位と姿勢において視認可能な天体の地平座標系天体情報を検索し、それらの天体の座標を地平座標系から、携帯端末13の向いている方位と姿勢を基準点とした平面座標系に変換し、それらを元に表示部36に表示する画像を生成する。
【0017】
差分計算部352は、天体情報格納部34に格納されている地平座標系天体情報の中で、携帯端末13が向いている方角において視認可能でかつ天体の明るさ44が比較的明るい天体について、撮影画像記憶部38に格納されている画像の中で比較的明るい天体とパターンマッチングを行い、その差分を可視化した画像を生成する。
【0018】
図5はホストシステム12の天体情報送信機能の概要を示すフローチャートである。
ホストシステム12は、まず、携帯端末13からの天体情報送信依頼を受信したか否かを判定し(ステップ501)、受信していなければ受信待ち状態で待機する。
天体情報送信依頼を受信した場合は、天体情報送信依頼に含まれる位置情報と現在の日時の情報をもとに、その地点から視認可能な天体の一覧を天体情報DBから検索する(ステップ502)。
次に、検索結果に含まれる天体の座標を赤道座標系から携帯端末の位置情報を基準点とした地平座標系に変換し、地平座標系天体情報を生成する(ステップ503)。
そして、座標変換された地平座標系天体情報を、送受信部122を通して携帯端末13に送信する(ステップ504)。
【0019】
図6は携帯端末13の電源を入れてからの携帯端末13のメインルーチンを示すものである。携帯端末13は最初にGPS部31で位置情報を取得する(ステップ601)。
取得した位置情報をホストシステム12に送信し(ステップ602)、ホストシステム12からの応答を待ち、ホストシステム12での処理結果である地平座標系天体情報を受信する(ステップ603)。ホストシステム12から受信した地平座標系天体情報を天体情報格納部34に保存する(ステップ604)。
【0020】
地平座標系天体情報の受信が終了すると、次に姿勢情報取得部32で携帯端末13の向いている方位と姿勢を取得し(ステップ605)、携帯端末13の向いている方向において視認可能な天体の画像を画像生成部351で生成し(ステップ606)、表示部36に天体の画像を表示する(ステップ607)。
生成画像の背景色は黒色で、天体は塗りつぶした円で表示する。天体の明るさ44が明るいものは円の半径を大きくすることで、天体の明るさを表現する。天体の色45で円を塗りつぶす。生成される天体画像の例を図8に示す。天体801や天体802のような比較的明るい天体は大きな半径で表示され、天体803のような暗い天体は小さな半径で表示される。
【0021】
その後、GPS部31で位置情報を取得し(ステップ608)、位置に大きな変化があった場合はステップ602に戻り、ホストシステム12から地平座標系天体情報を再受信する。しかし、通常の利用法では携帯端末13は一度地平座標系天体情報を受信したあとは位置が大きく動くことはないと考えられる。位置情報に変化が無い場合は、ステップ605に戻り、姿勢情報の変化を元に画像を生成して画面表示する、という処理を繰り返す(ステップ609)。
このような処理にすることで、携帯端末13の姿勢情報が変化するたびにホストシステム12と通信する必要は無くなり、リアルタイムでの天体画像の生成と表示が可能となる。
【0022】
図7は天体情報格納部34に格納された地平座標系天体情報と、カメラ撮影部37で撮影された画像とのマッチングを行い、その結果を表示する差分表示処理のフローチャートである。
この処理は、入力部39から差分計算が依頼された場合に起動される。カメラによる夜空の撮影や差分の計算には時間がかかるので、処理中は携帯端末13の姿勢を常に固定しておく必要がある。処理中に姿勢情報取得部32が携帯端末13の姿勢情報の変化を検出した場合は、差分計算処理を中断し携帯端末13の動作は図6に示すメインルーチンに戻る。
差分表示処理は最初にカメラ撮影部37で天体の画像を撮影し(ステップ701)、撮影された画像を撮影画像記憶部38に保存する(ステップ702)。
【0023】
以下の処理は差分計算部352で行う。
ステップ702で保存された撮影画像から、色の明るい点が表示されている位置と点の明るさを撮影天体情報として抽出する(ステップ703)。
次に、天体情報格納部34に格納されている地平座標系天体情報の中から、携帯端末13の姿勢情報とカメラ撮影部37のズーム率を元に、撮影画像に写ることが可能な天体をすべて検索し、その座標をカメラ座標系に変換し、カメラ座標系天体情報を生成する(ステップ704)。
【0024】
次に、ステップ703で抽出した撮影天体情報とステップ704で得られたカメラ座標系天体情報との中からそれぞれ比較的明るいものをいくつか選択し、それらの座標が一致するように、ステップ703で抽出した撮影天体情報の座標をアフィン変換することでマッチングを行う(ステップ705)。
最後に、ステップ705でマッチングした結果、両者の天体情報で一致していない箇所を強調して可視化した画像を生成し、表示部に画像を表示する(ステップ706)。例として、図9の夜空に対して生成される画像の例を図10に示す。図9では一部の天体が雲で隠れて見えないが、図10では図9で隠れて見えなかった天体が生成画像上に強調表示されている。
【産業上の利用可能性】
【0025】
本発明は、教育施設やアマチュア天文家のための天体観測の補助ツールとしての需要があると考えられる。
【符号の説明】
【0026】
11 天体情報データベース
12 ホストシステム
13a,13b,13n 携帯端末
36 表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
天体情報データベースを備えたホストシステムと、前記ホストシステムから天体の位置情報とその関連する情報を受信する1又は複数の携帯端末とから構成される携帯端末による天体の表示システムであって、
前記ホストシステムは、前記携帯端末から天体情報送信依頼を受信すると、前記天体情報送信依頼に含まれる位置情報と現在の日時の情報をもとに、その地点から視認可能な天体の一覧を前記天体情報データベースから検索する手段と、
検索結果に含まれる天体の座標を赤道座標系から前記携帯端末の位置情報を基準点とした地平座標系に変換し、地平座標系天体情報を生成する手段と、
前記地平座標系天体情報を、前記携帯端末に送信する手段とを備え、
前記携帯端末は、前記携帯端末の位置情報を取得する手段と、
取得した位置情報を前記ホストシステムに送信する手段と、
前記位置情報に基づき前記ホストシステムから受信した前記地平座標系天体情報を保存する手段と、
前記携帯端末の向いている方位と姿勢を取得する手段と、
前記地平座標系天体情報から、前記携帯端末の向いている方向において視認可能な天体の画像を生成し、表示する手段と、
前記天体の画像を表示した後、前記携帯端末の位置情報を取得し、位置情報に大きな変化があった場合は前記ホストシステムから前記地平座標系天体情報を再受信する手段と、
位置情報に変化が無い場合は、前記携帯端末の向いている方位と姿勢からなる姿勢情報の変化を元に画像を生成して画面表示する手段と、
天体の画像を撮影し、撮影された画像を保存する手段と、
外部入力による依頼に基づき、保存された撮影画像から、色の明るい点が表示されている位置と点の明るさを撮影天体情報として抽出する手段と、
格納されている前記地平座標系天体情報の中から、前記携帯端末の姿勢情報とカメラ撮影部のズーム率を元に、前記撮影画像に写ることが可能な天体をすべて検索し、その座標をカメラ座標系に変換してカメラ座標系天体情報を生成する手段と、
前記撮影天体情報と、前記カメラ座標系天体情報との中からそれぞれ比較的明るいものをいくつか選択し、それらの座標が一致するように、前記撮影天体情報の座標をアフィン変換することでマッチングを行う手段と、
マッチングした結果、両者の天体情報で一致していない箇所を強調して可視化した画像を生成し、表示部に画像を表示する手段とを備えたことを特徴とする携帯端末による天体の表示システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−53439(P2011−53439A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−202277(P2009−202277)
【出願日】平成21年9月2日(2009.9.2)
【出願人】(000233055)株式会社日立ソリューションズ (1,610)
【Fターム(参考)】