説明

携帯端末装置及びプログラム

【課題】表示部を主体とする第1のスタイルから表示部及び入力部を主体とする第2のスタイルへの変更に応じて入力編集を実行可能な状態に切り替えるようにする。
【解決手段】図3(1)に示すように、表示部7を主体とするスタイル(クローズスタイル)での表示データ閲覧中に、図3(2)に示すように、表示部7及びキー操作部9を主体とするスタイル(オープンスタイル)に変更された場合に、データ入力可能な表示内容であれば、データ入力編集が可能な状態に移行して入力処理を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、表示部を備えた第1筐体と、入力部を備えた第2筐体との連結状態に応じて複数のスタイルに変更可能な携帯端末装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、表示部を備えた第1の筐体とキー入力部を備えた第2の筐体とがスライド可能に連結されているスライドタイプの携帯端末には、このスライド移動によって閉じた状態(操作部を隠した状態)で表示部を主体とするクローズスタイルと、キー操作部及び表示部を主体とするオープンスタイルとがある。
また、上述の第1筐体と第2筐体とが開閉可能及び回転可能に連結されている2軸ヒンジタイプの携帯端末には、2つの筐体を閉じた状態のクローズスタイルと、このクローズスタイルから2つの筐体を開いた状態のオープンスタイルと、このオープンスタイルから1つの筐体を180回転させて折り畳んで表示画面を外側に向けたビュースタイルなどがある。
【0003】
この2軸ヒンジタイプの携帯端末においてオープンスタイルは、キー操作部及び表示部を主体とするスタイルであるが、ビュースタイルは、表示画面が外側に向いているため表示閲覧に好適なスタイル、つまり、キー操作部を隠した状態で表示部を主体とするスタイルである。このような2軸ヒンジタイプの携帯端末としては、従来、横長表示のビュースタイルで大きなWeb画面を閲覧している状態において、このWebページの閲覧時に文字入力が要求されると、現在の状態では書き込みや編集などが不可能であるためにオープンスタイルへの変更を促す変更報知を行うようにした技術が知られている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2007−166080号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ビュースタイルでの閲覧時に、その閲覧画面内のデータ入力エリアに対してデータ入力を行って、他の表示内容の閲覧を行いたい場合がある。このような場合、従来では、先ず、閲覧画面内のデータ入力エリアを選択するために、キー操作部を開く操作(露出させる操作)を行ってビュースタイルではない状態に変更したのち、そのキー操作部を使ってデータ入力エリアをユーザ自身が選択して入力編集モードに変更し、それからキー操作部を使って検索すべきデータの入力を行う必要があった。また、検索すべきデータの入力後にあっては、検索実行のための選択操作などを行い、その後、その検索結果データを良好に閲覧するために、再度、ビュースタイルに戻すという操作を行う必要があった。
【0005】
この発明の課題は、表示部を主体とする第1のスタイルから表示部及び入力部を主体とする第2のスタイルへの変更に応じて入力編集を実行可能な状態に切り替えることができるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために請求項1記載の発明は、表示部を備えた第1筐体と、入力部を備えた第2筐体との連結状態に応じて複数のスタイルに変更可能な携帯端末装置であって、前記スタイルとして、前記表示部を主体とする第1のスタイルと前記表示部及び入力部を主体とする第2のスタイルを検出する検出手段と、この検出手段によって前記第1のスタイルから前記第2のスタイルに変更されたことが検出された際に、前記表示部にデータ入力エリアが表示されているか否かを判別する判別手段と、この判別手段によってデータ入力エリアが表示されていると判別された場合に、前記第1のスタイルに対応する表示閲覧モードから前記第2のスタイルに対応する入力編集モードに切り替えるモード切替手段と、を具備し、前記モード切替手段によって入力編集モードに切り替えられた状態において前記入力部から入力されたデータを受け付けて前記データ入力エリアに表示させる、ようにしたことを特徴とする。
【0007】
請求項1に従属する発明として、前記表示部に表示されているデータ入力エリアが検索用のデータを入力する検索エリアであれば、前記入力編集モードで入力されたデータを当該検索エリアに表示させる、ようにしたことを特徴とする請求項2記載の発明であってもよい。
【0008】
請求項2に従属する発明として、前記入力編集モードで入力されたデータが前記検索エリアに表示されている状態において、前記検出手段によって第2のスタイルから第1のスタイルに戻し変更されたことが検出された際に、前記検索エリアに表示されているデータに基づいて検索処理を実行する検索手段を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項3記載の発明であってもよい。
【0009】
請求項2に従属する発明として、前記表示部に前記検索エリアが表示されていないことが前記判別手段によって判別された場合に、この検索エリアが表示されるように前記表示部の表示内容を移動させて当該検索エリアへの入力を可能状態とする表示制御手段を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項4記載の発明であってもよい。
【0010】
また、上述した課題を解決するために請求項5記載の発明は、表示部を備えた第1筐体と、入力部を備えた第2筐体との連結状態に応じて複数のスタイルに変更可能な携帯端末装置であって、前記スタイルとして、前記表示部を主体とする第1のスタイルと前記表示部及び入力部を主体とする第2のスタイルを検出する検出手段と、この検出手段によって前記第1のスタイルから前記第2のスタイルに変更されたことが検出された際に、現在の動作状態を判別する第1の判別手段と、この第1の判別手段によって判別された動作状態に応じてそれに対応する入力編集モードに切り替えるモード切替手段と、を具備し、前記モード切替手段によって入力編集モードに切り替えられた状態において前記入力部から入力されたデータを受け付けて前記データ入力エリアに表示させる、ようにしたことを特徴とする。
【0011】
請求項5に従属する発明として、前記検出手段によって第2のスタイルから第1のスタイルに戻し変更されたことが検出された場合に、前記入力編集モードにおいて前記データ入力エリアにデータが入力されたか否かを判別する第2の判別手段と、この第2の判別手段によってデータ入力エリアにデータが入力されたことが判別された場合に、この入力データに応じた処理を実行する処理実行手段と、を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項6記載の発明であってもよい。
【0012】
請求項6に従属する発明として、前記第2の判別手段によってデータ入力エリアにデータが入力されていないことが判別された場合に、前記入力編集モードから前記第1の判別手段によって判別された動作状態に戻す、ようにしたことを特徴とする請求項7記載の発明であってもよい。
【0013】
請求項5に従属する発明として、前記第1の判別手段によって判別された動作状態が受信メール表示中である場合に前記データ入力エリアは、送信メール作成画面であり、前記モード切替手段は、受信メールに対する送信メール作成用の入力編集モードに切り替え、前記モード切替手段によって入力編集モードに切り替えられた状態において前記入力部から入力されたデータを受け付けて前記送信メール作成画面に表示させる、ようにしたことを特徴とする請求項8記載の発明であってもよい。
【0014】
請求項8に従属する発明として、前記検出手段によって第2のスタイルから第1のスタイルに戻し変更されたことが検出された場合に、前記送信メール作成画面に入力されている送信メールを送信する送信処理を実行する処理実行手段を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項9記載の発明であってもよい。
【0015】
請求項5に従属する発明として、前記第1の判別手段によって判別された動作状態が待機状態である場合に前記データ入力エリアは、テキスト入力画面であり、前記モード切替手段は、テキスト入力用の入力編集モードに切り替え、前記モード切替手段によって入力編集モードに切り替えられた状態において前記入力部から入力されたデータを受け付けて前記テキスト入力画面に表示させる、ようにしたことを特徴とする請求項10記載の発明であってもよい。
【0016】
請求項10に従属する発明として、前記検出手段によって第2のスタイルから第1のスタイルに戻し変更されたことが検出された場合に、前記テキスト画面内に入力された入力データのファイルを作成して記憶保存する処理を実行する処理実行手段を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項11記載の発明であってもよい。
【0017】
請求項1あるいは請求項5に従属する発明として、前記入力部は、文字入力のための文字入力キーを備えたキー入力部、あるいは手書き操作による文字を認識して文字入力を行う手書き入力部である、ことを特徴とする請求項12記載の発明であってもよい。
【0018】
また、上述した課題を解決するために請求項13記載の発明は、コンピュータに対して、表示部を主体とする第1のスタイルと表示部及び入力部を主体とする第2のスタイルを検出する機能と、前記第1のスタイルから前記第2のスタイルに変更されたことが検出された際に、前記表示部にデータ入力エリアが表示されているか否かを判別する機能と、前記データ入力エリアが表示されていると判別された場合に、前記第1のスタイルに対応する表示閲覧モードから前記第2のスタイルに対応する入力編集モードに切り替える機能と、前記入力編集モードに切り替えられた状態において前記入力部から入力されたデータを受け付けて前記データ入力エリアに表示する機能と、を実現させるためのプログラムを特徴とする。
【0019】
また、上述した課題を解決するために請求項14記載の発明は、コンピュータに対して、表示部を主体とする第1のスタイルと表示部及び入力部を主体とする第2のスタイルを検出する機能と、前記第1のスタイルから前記第2のスタイルに変更されたことが検出された際に、現在の動作状態を判別する機能と、前記判別された動作状態に応じてそれに対応する入力編集モードに切り替える機能と、前記入力編集モードに切り替えられた状態において前記入力部から入力されたデータを受け付けて前記データ入力エリアに表示する機能と、を実現させるためのプログラムを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
この発明によれば、表示部を主体とする第1のスタイルから表示部及び入力部を主体とする第2のスタイルへの変更に応じて入力編集を実行することができ、操作の簡略化を実現することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、図1〜図6を参照して本発明の実施形態を説明する。
この実施形態は、携帯端末装置として携帯電話装置に適用した場合を例示したもので、図1は、この携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図である。
この携帯電話装置は、例えば、2つの筐体(操作部筐体、表示部筐体)を上下にスライド可能に組み込んだスライドタイプの携帯電話装置で、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)などが備えられている。そして、携帯電話装置は、図示省略したが、最寄りの基地局から無線通信網に接続されると、この無線通信網を介して他の携帯電話装置との間で通話可能状態となる。また、携帯電話機は、無線通信網を介してインターネットに接続されると、インターネット、無線通信網を介して任意のWebサイトをアクセスしてWebページの閲覧が可能となる。
【0022】
CPU1は、記憶部2内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話装置の全体動作を制御する中核的な中央演算処理装置である。記憶部2は、内部メモリであり、プログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、後述する図5及び図6に示す動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムが格納され、また、そのデータ領域には、待ち受け中に入力されたテキストをメモテキストファイルとして一時保存するメモテキストファイルMFなどが設けられている。記録メディア3は、着脱自在な可搬型メモリ(外部メモリ)で、例えば、SDカード、ICカードなどによって構成され、撮影画像などを保存する。メモリ4は、ワーク領域を有する内部メモリであり、必要に応じてメモリ4内の各種のデータは、記憶部2にセーブされる。
【0023】
電話通信部5は、無線部、ベースバンド部、多重分離部などを備え、例えば、通話機能(音声電話機能)、電子メール機能、インターネット接続機能の動作時に最寄りの基地局(図示せず)との間でデータの送受信を行う電話通信手段で、音声電話機能の動作時にはベースバンド部の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調したのち、音声信号処理部6を介して通話用スピーカSPから音声出力させ、また、通話用マイクMCからの入力音声データを音声信号処理部6から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化したのち、ベースバンド部の送信側に与えてアンテナから発信出力させる。
【0024】
表示部7は、例えば、高精細液晶あるいは有機ELを使用し、待受画像などを表示するもので、この表示画面の全域には透明タッチパネル8が積層配置されており、各種の指示ボタン(タッチ操作ボタン)をタッチ操作可能となっている。キー操作部9は、ダイヤル入力、文字入力、コマンド入力などを行うもので、数値キー、文字キーのほか、カーソルキーなど、押し釦式の各種のキーが設けられており、CPU1は、キー操作部9からの入力信号に応じた処理を実行する。スタイル検出部10は、例えば、2つの筐体(操作部筐体、表示部筐体)の各所に配設された磁石と磁力センサなどから構成され、磁力センサによる測定結果(どこに配設された磁石が磁力センサに近いかなど)に基づいて複数のスタイル(クローズスタイル、オープンスタイル)を検出するものである。
【0025】
図2は、携帯電話装置の外観図である。
携帯電話装置は、表示部7を備えた表示部筐体11と、キー操作部(入力部)9を備えた操作部筐体12とを有し、この表示部筐体11と操作部筐体12とはスライド移動可能に取り付けられている。図2(1)は、表示部筐体11と操作部筐体12とが完全に重なり合って閉じられた状態(キー操作部9が隠された状態)のクローズスタイル(第1のスタイル)を示した図である。このクローズスタイルは、表示部7を主体とするため表示閲覧に適したスタイルであり、このクローズスタイルでもキー操作が可能となるように、表示部筐体11の前面側にはあるフロントキー9Aが設けられている。このフロントキー9Aは、キー操作部9の一部を構成するもので、必要最小限のキーとして、例えば、Webアクセス機能を起動させるキー、スクロールキー、Webアクセス機能の終了を指示する終了キーなどである。
【0026】
図2(2)は、表示部筐体11と操作部筐体12とを開いた状態(キー操作部9が開放された状態)のオープンスタイル(第2のスタイル)を示した図である。このオープンスタイルは、表示部7及びキー操作部9を主体とするために表示部7に表示されているデータの入力編集に適したスタイルである。そして、第1のスタイル(クローズスタイル)から第2のスタイル(オープンスタイル)に変更されたことがスタイル検出部10によって検出された際、CPU1は、表示部7にデータが表示されていることを条件に、クローズスタイルに対応する表示閲覧モードからオープンスタイルに対応する入力編集モードに切り替えるようにしている。この場合、入力編集モードに切り替えた状態においてキー操作部9から入力されたデータを受け付けて、この入力データを表示部7に表示させるようにしている。
【0027】
図3は、スタイルの変更に応じ遷移する表示状態を示し、図3(1)は、クローズスタイルにおいて表示部7内にWebページが表示されているWeb表示閲覧モードでの表示内容を示した図である。図3(2)は、スタイル変更に応じてWeb表示閲覧モードからWeb入力編集モードに切り替えられた場合の表示内容を示した図である。図3(3)は、スタイル変更に応じて新たに受信したWebページが表示されているWeb表示閲覧モードでの表示内容を示した図である。いま、図3(1)に示すように、クローズスタイルにおけるWeb表示閲覧モードでは、このWeb閲覧中にクローズスタイルからオープンスタイルへの変更操作が行われると、図3(2)に示すように、このスタイルの変更に応じてWeb表示閲覧モードからWeb入力編集モードに切り替えられる。
【0028】
このようにWeb表示閲覧モードからWeb入力編集モードに切り替えられることによって、Webページ内のデータ入力エリアSAに対して任意のデータを入力することが可能な状態となる。このWebページ内のデータ入力エリアSAは、検索用データを入力するための検索窓と呼ばれている入力エリア(検索エリア)であり、ユーザが他のWebページを閲覧するために所望する検索用データをキー操作部9から入力すると、この入力されたデータはWeb画面内のデータ入力エリア(検索エリア)SAに表示される。
【0029】
このWeb入力編集モードにおいてオープンスタイルから元のクローズスタイルに戻す変更操作が行われると、CPU1は、このデータ入力エリアSA内に入力されたデータに基づいて該当するWebページの検索要求を無線通信網、インターネットを介して行い、それに応答して受信取得したWebページを表示部7に表示させるようにしている。図3(3)は、クローズスタイルに対応するWeb表示閲覧モードにおいて、新たに受信取得したWebページが表示された状態を示している。
【0030】
図4は、スタイルの変更に応じ遷移する表示状態を示し、図4(1)は、クローズスタイルにおいて表示部7内に受信メールが表示されているメール表示閲覧モードでの表示内容を示した図である。図4(2)は、スタイル変更に応じてメール表示閲覧モードからメール入力編集モードに切り替えられた場合の表示内容を示した図である。いま、図4(1)に示すように、受信メールが表示されているメール表示閲覧モードにおいて、この受信メール閲覧中にクローズスタイルからオープンスタイルへの変更操作が行われると、図4(2)に示すように、このスタイルの変更に応じてメール表示閲覧モードからメール入力編集モードに切り替えられる。
【0031】
この場合、スタイルが変更されたときの動作状態(受信メールの表示中)に適した入力編集モードとして、その受信メールに対する返信メールの入力作成を可能とするメール入力編集モードに移行する。ここで、ユーザ操作によって返信メール用のデータが入力されると、この入力されたデータはメール作成画面に表示される。なお、メール作成画面内におけるデータ入力エリアSAは、その作成画面の全体である。このメール入力編集モードにおいてオープンスタイルから元のクローズスタイルに戻す変更操作が行われると、図4(1)に示す元の受信メール画面が再表示される。
【0032】
次に、この実施形態における携帯電話装置の動作概念を図5及び図6に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行することもできる。
【0033】
図5及び図6は、携帯電話装置の全体動作の概要を示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、クローズスタイルにおいて電源を投入する電源オン操作が行われると、電源供給を開始させて所定のメモリなどを初期化する電源オン処理を実行したのち、所定の待受画像を読み出して表示させたり、基地局との間で通信を行って位置登録を行ったりする待受処理を実行すると共に(図5のステップS1)、待受の表示閲覧表示モードに切り替える(ステップS2)。この状態において、電話着信の有無を調べたり(ステップS3)、何らかのキー操作の有無を調べたり(ステップS6)、電子メールの受信有無を調べたり(ステップS26)、オープンスタイルへの変更有無を調べたりする(ステップS29)。
【0034】
いま、待ち受け状態において電話着信を検出した場合には(図5のステップS3でYES)、通話可能状態とすると共に通話履歴を記憶したり、通話に関する情報を表示したりする通話処理を行い(ステップS4)、回線接続を遮断させる電話終了が指示されるまで(ステップS5)、この通話処理を継続するが、電話終了が指示されると(ステップS5でYES)、上述のステップS1に戻る。また、クローズスタイルにおいて何らかのフロントキー9Aが操作された場合(ステップS6でYES)、それがWeb起動を指示するキー操作であるかを調べるが(ステップS7)、それ以外の操作であれば(ステップS7でNO)、操作に応じた処理として、例えば、電話発信処理などを行ったのち(ステップS8)、上述のステップS1に戻る。
【0035】
また、クローズスタイルにおいて電子メールを受信した場合には(ステップS26でYES27)、電子メール受信処理を行い、図4(1)に示すように、この受信メールを表示部7に表示させる(ステップS)。そして、受信メール表示閲覧モードにセットしたのち(ステップS28)、上述のステップS1に戻る。
【0036】
また、Web起動を指示するキー操作が行われた場合には(ステップS7でYES)、そのWebのデフォルトページをアクセス要求し(ステップS9)、それに応答してWebページを受信すると、図3(1)に示すように、表示部7には受信したWebページが表示される(ステップS10)。そして、Web表示閲覧モードにセットしたのち(ステップS11)、何らかのフロントキー9Aが操作されたかを調べる(ステップS12)。いま、Web表示閲覧モードにおいて何らかのフロントキー9Aが操作されると、それはWebアクセス機能の終了を指示する終了キーであるかを調べ(ステップS13)、終了キーであれば、上述のステップS1に戻るが、終了キー以外のキーとして、カーソルキーなどが操作されたときには(ステップS13でNO)、Webページに対する表示スクロールなど、操作キーに対応する処理を行う(ステップS14)。そして、ステップS10に戻り、以下、フロントキー9Aが操作される毎に上述の動作を行う。
【0037】
Web表示閲覧モードにおいてフロントキー9Aが操作されなければ(ステップS12でNO)、スタイル検出部10からの検出信号に基づいてスタイルが変更されたか否かを調べ(ステップS15)、クローズスタイルのままであれば、上述のステップS10に戻る。また、クローズスタイルからオープンスタイルに変更されたときには(ステップS15でYES)、Webページ内にデータ入力エリアSAが有るかを調べ(ステップS16)、データ入力エリアSAが無ければ、上述のステップS10に戻るが、データ入力エリアSAが有れば(ステップS16でYES)、データ入力エリアSAが表示されているかを調べる(ステップS17)。
【0038】
すなわち、Webページの全体が表示部7の画面内に収まらず、データ入力エリアSAが画面からはみ出しているか否かを調べ、データ入力エリアSAが画面内からはみ出していて、データ入力エリアSAが表示されていなければ(ステップS17でNO)、データ入力エリアSAが画面の中央部分に来るように、Webページの全体を表示スクロールさせる(ステップS18)。この場合、上下方向の表示スクロールや左右方向の表示スクロールを行うことによってデータ入力エリアSAを画面の中央部分に位置させる。そして、データ入力エリアSAの先頭桁にカーソルを表示させたのち(ステップS19)、Web表示閲覧モードからWeb入力編集モードに切り替える(ステップS20)。
【0039】
このWeb入力編集モードにおいて、Web画面内のデータ入力エリアSAに検索用のデータが入力されると、その入力編集処理を行う(ステップS21)。これによって図3(2)に示すように、データ入力エリアSAには、入力された検索用のデータが表示される。そして、オープンスタイルからクローズスタイルに変更されたかを調べながらスタイルが変更されるまで待機状態となる(ステップS22)。ここで、スタイルが変更されると、上述のWeb入力編集処理でデータ入力エリアSAに検索用データが入力されたかを調べ(ステップS23)、検索用データが入力されていなければ、上述のステップS10に戻るが、検索用データが入力されていれば(ステップS23でYES)、データ入力エリアSAに入力されている検索用データに基づいて該当するWebページの検索要求を無線通信網、インターネットを介して行い(ステップS24)、それに応答して受信取得したWebページを表示部7に表示させる(ステップS25)。その後、上述のステップS10に戻る。
【0040】
他方、待ち受け状態においてクローズスタイルからオープンスタイルに変更された場合には(ステップS29でYES)、図6のフローに移り、受信メールの表示中かを調べたり(ステップS30)、スタイル変更時に待ち受け中であるかを調べたりする(ステップS38)。ここで、受信メールの表示中、待ち受け中でもなければ、ステップS48に移り、何らかの操作が行われたときには(ステップS48でYES)、この操作に応じた処理として、例えば、発信処理などを行ったのち(ステップS49)、図5のステップS1に戻る。
【0041】
いま、クローズスタイルからオープンスタイルへの変更時に、受信メールの表示中であれば(ステップS30でYES)、この受信メール画面からその返信メール作成画面に切り替えと共に(ステップS31)、受信メール表示閲覧モードからメール入力編集モードに切り替えたのち(ステップS32)、この返信メール作成画面に対する入力編集処理を行う(ステップS33)。この入力編集処理においては、メール本文の入力作成に限らずに、宛先の変更を含む。これによって図4(2)に示すように、データ入力エリアSAには、入力されたルール本文などのデータが表示される。
【0042】
そして、オープンスタイルからクローズスタイルに変更されたかを調べながらスタイルが変更されるまで待機状態となる(ステップS34)。ここで、スタイルが変更されると、上述の入力編集処理でメール内容にデータが入力されているかを調べ(ステップS35)、入力されていなければ、ステップS37に移り、元の受信メール画面を再表示させるが、メール内容が入力されていれば(ステップS35でYES)、この作成メールを送信したのち(ステップS36)、元の受信メール画面を再表示させる(ステップS37)。これによって図4(2)の表示内容から図4(1)の表示内容に戻される。
【0043】
また、クローズスタイルからオープンスタイルへの変更時に待ち受け中であれば(ステップS38でYES)、メモテキストファイルMFをアクセスして、メモテキストファイルが一時保存されているかを調べ(ステップS39)、保存されていなければ、メモテキスト入力用のアプリケーションを起動させるが(ステップS41)、保存されていれば(ステップS39でYES)、そのメモテキストファイルを読み出してオープンする(ステップS40)。そして、表示部7にメモテキスト入力画面を表示させたのち(ステップS42)、待ち受け表示閲覧モードからテキスト入力編集モードに切り替える(ステップS43)。
【0044】
このテキスト入力編集モードにおいて、メモテキスト入力画面にデータが入力されると、その入力編集処理を行う(ステップS44)。そして、オープンスタイルからクローズスタイルに変更されたかを調べながらスタイルが変更されるまで待機状態となる(ステップS45)。ここで、スタイルが変更されると、上述の入力編集処理でメモテキストが入力されているかを調べ(ステップS46)、メモテキストが入力されていなければ、図5のステップS1に戻るが、メモテキストが入力されていれば(ステップS46でYES)、入力編集後のメモテキストをメモテキストファイルMFに書き込んで一時保存させたのち(ステップS47)、図5のステップS1に戻る。
【0045】
以上のように、この実施形態においては、表示部7を主体とするスタイル(クローズスタイル)での表示データ閲覧中に、表示部7及びキー操作部9を主体とするスタイル(オープンスタイル)に変更された場合に、表示内容がデータ入力可能な表示内容であれば、データ入力編集が可能な状態に移行して入力処理を行うようにしたので、特別なキー操作を行うことなく、スタイルの変更に応じてデータ入力処理を直ちに行うことができ、操作の大幅に簡略化することが可能となる。
【0046】
表示部7に表示されているデータ入力エリアSAが検索用のデータを入力する検索エリアである場合に、入力編集で入力されたデータをデータ入力エリアSAに表示させるようにしたので、所望するWebページへのアクセスを直ちに行うことができる。
【0047】
入力編集モードで入力されたデータがデータ入力エリアSAに表示されている状態において、スタイルが戻し変更された場合に、このデータ入力エリアSA内のデータに基づいて検索処理を実行するようにしたので、スタイルを元に戻すだけで検索処理を行うことができ、それだけ操作の簡略化が可能となる。
【0048】
表示部7にデータ入力エリアSAが表示されていない場合には、このデータ入力エリアSAが表示されるように、表示部7の表示内容をスクロール表示させるようにしたので、スクロールキーを操作しなくてもよく、それだけ操作の簡略化が可能となる。
【0049】
クローズスタイルからオープンスタイルに変更された場合の動作状態に適した入力編集が可能な状態に移行してデータ入力を行えるようにしたので、スタイルの変更に応じてそのときの動作状態に応じたデータ入力を直ちに行うことができ、それだけ操作の簡略化が可能となる。
【0050】
スタイルが戻し変更された場合に、入力編集モードにおいてデータが入力されていれば、この入力データに応じた処理を行うようにしたので、データ入力に応じた処理を指示するキー操作を行わなくてもよく、それだけ操作の簡略化が可能となる。
【0051】
スタイルが戻し変更された場合に、入力編集モードにおいてデータが入力されていなければ、入力編集モードから元の動作状態に戻すようにしたので、元の動作状態に戻すキー操作を行わなくてもよく、それだけ操作の簡略化が可能となる。
【0052】
クローズスタイルからオープンスタイルに変更された場合の動作状態が受信メール表示中であれば、そのスタイル変更に応じて返信メール作成用の入力編集モードに切り替えると共に、入力されたデータを返信メール作成画面に表示させるようにしたので、返信メールの作成を容易に行うことができる。
【0053】
クローズスタイルからオープンスタイルへの変更時に動作状態が受信メール表示中であれば、スタイルの戻し変更に応じて返信メールの送信処理を行うようにしたので、返信メールの送信を容易に行うことができる。
【0054】
クローズスタイルからオープンスタイルに変更された場合の動作状態が待ち受け中であれば、そのスタイル変更に応じてメモテキストの入力編集モードに切り替えると共に、入力されたデータをテキスト入力画面に表示させるようにしたので、メモテキストの作成を容易に行うことができる。
【0055】
クローズスタイルからオープンスタイルへの変更時に動作状態が待ち受け中であれば、スタイルの戻し変更に応じてメモテキストファイルの一時保存処理を行うようにしたので、テキストファイル保存処理を容易に行うことができる。
【0056】
なお、上述した実施形態においては、入力部としてキー操作部9を押し釦式のキーを示したが、手書き操作による文字を認識して文字入力を行う手書き入力部を操作部筐体12に設けて、操作性や利便性を改善するようにしてもよい。また、操作部筐体12の内面に表示画面を設け、この表示画面の全域に透明タッチパネルを積層配置することによってタッチキー(タッチスクリーン)を構成するようにしてもよい。
【0057】
また、上述した実施形態においては、クローズスタイルからオープンスタイルに変更された際の動作状態として、受信メール表示中、待ち受け中を例示したが、これに限らず、例えば、Web検索画面表示中であってもよい。この場合、スタイルの変更に応じて検索用データの入力編集モードに切り替えると共に、入力されたデータをWeb検索画面のデータ入力エリアSAに表示させるようにすればよい。また、このデータ入力エリアSAに入力されたデータに該当するWeb検索要求を行い、それに応じたWebページを受信してWeb検索画面に表示させればよい。そして、スタイルの戻し変更に応じて表示内容を最初のWeb検索画面に戻すようにすればよい。
【0058】
また、上述した実施形態においては、表示部筐体11と操作部筐体12とをスライド可能に取り付けたスライドタイプの携帯電話装置に適用した場合を示したが、表示部筐体11と操作部筐体12とを開閉可能及び回転可能に連結した2軸ヒンジタイプの携帯電話装置であってもよい。この場合、表示部7を主体とするスタイルがビュースタイルとなり、表示部7及びキー操作部9を主体とするスタイルがオープンスタイルとなる。
【0059】
また、スライドタイプ、2軸ヒンジタイプ以外のタイプであってもよい。この場合、表示部7を主体とするスタイルとしてスライドタイプではクローズスタイル、2軸ヒンジタイプではビュースタイルとなるが、入力部(キー操作部9)が完全に隠れる状態となる場合に限らず、入力部が外向きとなる場合、あるいは入力部の一部が隠れる場合であってもよい。
【0060】
その他、通信端末装置は、携帯電話装置に限らず、表示部を備えた第1筐体と、入力部を備えた第2筐体との連結状態に応じて複数のスタイルに変更可能なPDA・デジタルカメラ・音楽プレイヤーなどであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0061】
【図1】携帯端末装置として適用した携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図。
【図2】携帯電話装置の外観図で、(1)は、表示部筐体11と操作部筐体12とが重なり合って閉じた状態のクローズスタイル(第1のスタイル)を示した図、(2)は、表示部筐体11と操作部筐体12とを開いた状態のオープンスタイル(第2のスタイル)を示した図。
【図3】(1)は、クローズスタイルにおいてWebページが表示されている表示閲覧モードでの表示内容を示した図、(2)は、スタイルの変更に応じて表示閲覧モードから入力編集モードに切り替えられた場合の表示内容を示した図、(3)は、スタイルの変更に応じて新たに受信したWebページが表示されている表示閲覧モードでの表示内容を示した図。
【図4】(1)は、クローズスタイルにおいて表示部7内に受信メールが表示されている表示閲覧モードでの表示内容を示した図、(2)は、スタイル変更に応じて表示閲覧モードから入力編集モードに切り替えられた場合の表示内容を示した図。
【図5】携帯電話装置の全体動作の概要を示したフローチャート。
【図6】図5に続く動作を示したフローチャート。
【符号の説明】
【0062】
1 CPU
2 記憶部
7 表示部
9 キー操作部
9A フロントキー
10 スタイル検出部
11 表示部筐体
12 操作部筐体
MF メモテキストファイル
SA データ入力エリア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示部を備えた第1筐体と、入力部を備えた第2筐体との連結状態に応じて複数のスタイルに変更可能な携帯端末装置であって、
前記スタイルとして、前記表示部を主体とする第1のスタイルと前記表示部及び入力部を主体とする第2のスタイルを検出する検出手段と、
この検出手段によって前記第1のスタイルから前記第2のスタイルに変更されたことが検出された際に、前記表示部にデータ入力エリアが表示されているか否かを判別する判別手段と、
この判別手段によってデータ入力エリアが表示されていると判別された場合に、前記第1のスタイルに対応する表示閲覧モードから前記第2のスタイルに対応する入力編集モードに切り替えるモード切替手段と、
を具備し、
前記モード切替手段によって入力編集モードに切り替えられた状態において前記入力部から入力されたデータを受け付けて前記データ入力エリアに表示させる、ようにしたことを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
前記表示部に表示されているデータ入力エリアが検索用のデータを入力する検索エリアであれば、前記入力編集モードで入力されたデータを当該検索エリアに表示させる、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項3】
前記入力編集モードで入力されたデータが前記検索エリアに表示されている状態において、前記検出手段によって第2のスタイルから第1のスタイルに戻し変更されたことが検出された際に、前記検索エリアに表示されているデータに基づいて検索処理を実行する検索手段を更に備える、
ようにしたことを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
【請求項4】
前記表示部に前記検索エリアが表示されていないことが前記判別手段によって判別された場合に、この検索エリアが表示されるように前記表示部の表示内容を移動させて当該検索エリアへの入力を可能状態とする表示制御手段を更に備える、
ようにしたことを特徴とする請求項2記載の携帯端末装置。
【請求項5】
表示部を備えた第1筐体と、入力部を備えた第2筐体との連結状態に応じて複数のスタイルに変更可能な携帯端末装置であって、
前記スタイルとして、前記表示部を主体とする第1のスタイルと前記表示部及び入力部を主体とする第2のスタイルを検出する検出手段と、
この検出手段によって前記第1のスタイルから前記第2のスタイルに変更されたことが検出された際に、現在の動作状態を判別する第1の判別手段と、
この第1の判別手段によって判別された動作状態に応じてそれに対応する入力編集モードに切り替えるモード切替手段と、
を具備し、
前記モード切替手段によって入力編集モードに切り替えられた状態において前記入力部から入力されたデータを受け付けて前記データ入力エリアに表示させる、ようにしたことを特徴とする携帯端末装置。
【請求項6】
前記検出手段によって第2のスタイルから第1のスタイルに戻し変更されたことが検出された場合に、前記入力編集モードにおいて前記データ入力エリアにデータが入力されたか否かを判別する第2の判別手段と、
この第2の判別手段によってデータ入力エリアにデータが入力されたことが判別された場合に、この入力データに応じた処理を実行する処理実行手段と、
を更に備える、
ようにしたことを特徴とする請求項5記載の携帯端末装置。
【請求項7】
前記第2の判別手段によってデータ入力エリアにデータが入力されていないことが判別された場合に、前記入力編集モードから前記第1の判別手段によって判別された動作状態に戻す、
ようにしたことを特徴とする請求項6記載の携帯端末装置。
【請求項8】
前記第1の判別手段によって判別された動作状態が受信メール表示中である場合に前記データ入力エリアは、送信メール作成画面であり、
前記モード切替手段は、受信メールに対する送信メール作成用の入力編集モードに切り替え、
前記モード切替手段によって入力編集モードに切り替えられた状態において前記入力部から入力されたデータを受け付けて前記送信メール作成画面に表示させる、
ようにしたことを特徴とする請求項5記載の携帯端末装置。
【請求項9】
前記検出手段によって第2のスタイルから第1のスタイルに戻し変更されたことが検出された場合に、前記送信メール作成画面に入力されている送信メールを送信する送信処理を実行する処理実行手段を更に備える、
ようにしたことを特徴とする請求項8記載の携帯端末装置。
【請求項10】
前記第1の判別手段によって判別された動作状態が待機状態である場合に前記データ入力エリアは、テキスト入力画面であり、
前記モード切替手段は、テキスト入力用の入力編集モードに切り替え、
前記モード切替手段によって入力編集モードに切り替えられた状態において前記入力部から入力されたデータを受け付けて前記テキスト入力画面に表示させる、
ようにしたことを特徴とする請求項5記載の携帯端末装置。
【請求項11】
前記検出手段によって第2のスタイルから第1のスタイルに戻し変更されたことが検出された場合に、前記テキスト画面内に入力された入力データのファイルを作成して記憶保存する処理を実行する処理実行手段を更に備える、
ようにしたことを特徴とする請求項10記載の携帯端末装置。
【請求項12】
前記入力部は、文字入力のための文字入力キーを備えたキー入力部、あるいは手書き操作による文字を認識して文字入力を行う手書き入力部である、
ことを特徴とする請求項1あるいは請求項5記載の携帯端末装置。
【請求項13】
コンピュータに対して、
表示部を主体とする第1のスタイルと表示部及び入力部を主体とする第2のスタイルを検出する機能と、
前記第1のスタイルから前記第2のスタイルに変更されたことが検出された際に、前記表示部にデータ入力エリアが表示されているか否かを判別する機能と、
前記データ入力エリアが表示されていると判別された場合に、前記第1のスタイルに対応する表示閲覧モードから前記第2のスタイルに対応する入力編集モードに切り替える機能と、
前記入力編集モードに切り替えられた状態において前記入力部から入力されたデータを受け付けて前記データ入力エリアに表示する機能と、
を実現させるためのプログラム。
【請求項14】
コンピュータに対して、
表示部を主体とする第1のスタイルと表示部及び入力部を主体とする第2のスタイルを検出する機能と、
前記第1のスタイルから前記第2のスタイルに変更されたことが検出された際に、現在の動作状態を判別する機能と、
前記判別された動作状態に応じてそれに対応する入力編集モードに切り替える機能と、
前記入力編集モードに切り替えられた状態において前記入力部から入力されたデータを受け付けて前記データ入力エリアに表示する機能と、
を実現させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−154056(P2010−154056A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−328029(P2008−328029)
【出願日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(504149100)株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ (893)
【Fターム(参考)】