説明

携帯端末装置及びプログラム

【課題】特別なキー操作を行わなくてもユーザの意思の下で第1情報に関連する第2情報を簡単に出力できるようにする。
【解決手段】CPU1は、スタイル検出部10によって検出されたスタイルを判別し、オープンスタイルの状態で指定された第1情報「問題情報」が表示部8に出力されている場合において、オープンスタイルからビュースタイルに変更された場合に、この第1情報に関連する第2情報として、その「ヒント情報」あるいは「正解情報」を表示部8に出力させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、情報を出力する携帯端末装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯端末装置は辞書検索機能が強化され、例えば、英単語学習、言語翻訳、漢字学習が容易に行えるようになった。この辞書検索機能は、任意の言葉が指定されると、その言葉の訳語や意味を検索して表示するようになっているが、その訳語や意味表示のためには、辞書の種類を指定したり、検索実行を指示したりするなど、煩雑な辞書検索操作を行う必要があった。
【0003】
そこで、従来、折り畳み式の携帯電話では、例えば、単語の訳が主表示部されている状態でその筐体が折り畳まれると、この単語と訳とを自動登録して、副表示部にその訳を表示させ、この副表示部に単語の訳が表示されている状態でその筐体の折り畳みが開かれると、主表示部にその単語の訳の詳細を表示するようにした技術が知られている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2004−94366号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1の技術にあっては、特別なキー操作を行わなくても、筐体を折り畳んだり、その折り畳みを開いたりすることによって情報を切り替え表示させることが可能であるが、単語訳の詳細表示を得るためには、筐体を折り畳んだのちにその折り畳みを開く操作を行う必要があった。また、実装されている個所が異なる主表示部と副表示部とを使い分けて、単語訳とその詳細とを専用の画面(主表示部,副表示部)に個別に出力する必要があった。
【0005】
この発明の課題は、特別なキー操作を行わなくても、ユーザの意思の下で第1情報に関連する第2情報を簡単に出力できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために請求項1記載の発明は、本体筐体と表示部を有する表示筐体との連結状態に応じて複数のスタイルに変更可能な携帯端末装置であって、前記スタイルとして、前記表示部が露出する第1スタイルと前記表示部が露出する第2スタイルを検出する検出手段と、この検出手段によって第1スタイルが検出されている状態において指定された第1情報を前記表示部に出力させる第1出力制御手段と、前記第1スタイルで前記第1情報が表示されている状態において前記検出手段によって第2スタイルへの変更が検出された場合に、当該第1情報に関連する第2情報を前記表示部に出力させる第2出力制御手段と、を具備したことを特徴とする。
【0007】
請求項1に従属する発明として、前記第2出力制御手段は、前記第1情報に代えて前記第2情報を前記表示部に出力させる、ようにしたことを特徴とする請求項2記載の発明であってもよい。
【0008】
請求項1に従属する発明として、前記第1スタイルから前記第2スタイルへの変更途中では、前記第1情報に関連する第2情報へのヒント情報を前記表示部に出力させる第3出力制御手段を更に備える、ようにしたことを特徴とする請求項3記載の発明であってもよい。
【0009】
請求項1に従属する発明として、前記検出手段によって前記第1スタイルへの戻し変更が検出された場合に、前記第1出力制御手段は、前記第1情報とは異なる他の第1情報を指定して前記表示部に出力させる、ようにしたことを特徴とする請求項4記載の発明であってもよい。
【0010】
請求項4に従属する発明として、前記第1情報は問題情報であって、この問題情報に対してユーザ入力された回答が当該第1情報に関連する第2情報に該当するか否かを判別する判別手段を更に備え、この判別手段によって入力回答が第2情報に該当すると判別されている場合に、前記第1出力制御手段は、前記スタイル戻し変更の検出に応答して前記第1情報とは異なる他の第1情報を前記表示部に出力させる、ようにしたことを特徴とする請求項5記載の発明であってもよい。
【0011】
請求項5に従属する発明として、前記判別手段によって入力回答が第2情報に該当しないことが判別された場合に、前記第1出力制御手段は、前記スタイル戻し変更の検出に応答して前記第1情報を前記表示部に再度出力させる、ようにしたことを特徴とする請求項6記載の発明であってもよい。
【0012】
また、上述した課題を解決するために請求項7記載の発明は、情報を出力する携帯端末装置であって、当該端末筐体の変位を検出する検出手段と、指定された第1情報を出力させる第1出力制御手段と、前記第1情報の出力後に前記検出手段によって検出された端末筐体の変位に応じて当該端末筐体の向きが変更されたか否かを判別する判別手段と、この判別手段によって当該端末筐体の向きが変更されたと判別された際に、第1情報に関連する第2情報を読み出して出力させる第2出力制御手段と、を具備したことを特徴とする。
【0013】
請求項7に従属する発明として、前記判別手段は、更に、端末筐体の向きが変更された際の変更度合いを判別し、前記第2出力制御手段は、第1情報に対応する複数の第2情報の中から前記判別手段によって判別された変更度合いに対応付けられている第2情報を読み出して出力させる、ようにしたことを特徴とする請求項8記載の発明であってもよい。
【0014】
請求項7に従属する発明として、前記第2出力制御手段は、前記第1情報に関連する第2情報を当該第1情報の一部に重ね合わせて表示させる、ようにしたことを特徴とする請求項9記載の発明であってもよい。
【0015】
請求項9に従属する発明として、前記第1出力制御手段は、前記第1情報が指定された際に前記判別手段によって判別された端末筐体の向きに合わせて当該第1情報を表示させる、ようにしたことを特徴とする請求項10記載の発明であってもよい。
【0016】
請求項7に従属する発明として、前記第2出力制御手段は、第1情報に関連する第2情報を当該第1情報に代えて表示させる、ようにしたことを特徴とする請求項11記載の発明であってもよい。
【0017】
請求項9あるいは請求項11に従属する発明として、前記第2出力制御手段は、前記判別手段によって当該端末筐体の向きが変更されたと判別された際に、変更された向きに応じて前記第2情報の向きを変更して表示させる、ようにしたことを特徴とする請求項12記載の発明であってもよい。
【0018】
請求項7に従属する発明として、前記判別手段は、更に、前記検出手段によって検出された端末筐体の変位に応じて端末筐体が振られたか否かを判別し、前記第1出力制御手段は、前記判別手段によって端末筐体が振られたと判別された場合に、新たな第1情報を指定して出力させる、ようにしたことを特徴とする請求項13記載の発明であってもよい。
【0019】
また、上述した課題を解決するために請求項14記載の発明は、コンピュータに対して、本体筐体と表示部を有する表示筐体との連結状態に応じて変更可能な複数のスタイルうち、前記表示部が露出する第1スタイルを検出したり、前記表示部が露出する第2スタイルを検出したりする機能と、前記第1スタイルが検出されている状態において指定された第1情報を前記表示部に出力する機能と、前記第1スタイルで前記第1情報が表示されている状態において第2スタイルへの変更が検出された場合に、当該第1情報に関連する第2情報を前記表示部に出力する機能と、を実現させるためのプログラムを特徴とする。
【0020】
また、上述した課題を解決するために請求項15記載の発明は、端末筐体の変位を検出する機能と、指定された第1情報を出力させる機能と、前記第1情報の出力後に前記検出された端末筐体の変位に応じて当該端末筐体の向きが変更されたか否かを判別する機能と、当該端末筐体の向きが変更されたと判別された際に、第1情報に関連する第2情報を読み出して出力する機能と、を実現させるためのプログラムを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
この発明によれば、特別なキー操作を行わなくても、ユーザの意思の下で第1情報に関連する第2情報を簡単に出力することができ、使い勝手の良い携帯端末装置を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
(実施形態1)
以下、図1〜図5を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
この第1実施形態は、携帯端末装置として携帯電話装置に適用した場合を例示したもので、図1は、この携帯電話装置の外観図である。
携帯電話装置は、その装置本体を構成する複数の筐体の連結状態に応じて複数のスタイルに変更可能な2軸ヒンジタイプの電話装置であり、装置本体を構成する本体筐体Aと表示部を有する表示筐体Bとを折り畳み開閉自在及び回動自在にヒンジ部Cを介して連結した2軸ヒンジタイプの携帯電話装置である。このヒンジ部Cには本体筐体Aと表示筐体Bとを折り畳み開閉するための開閉用ヒンジ軸が設けられているほか、この開閉用ヒンジ軸と略直交して、一方の筐体を他方の筐体に対して回動するための回動用ヒンジ軸とが設けられており、このヒンジ部Cを介して本体筐体Aと表示筐体Bとは折り畳み開閉自在及び回動自在に連結されている。
【0023】
このような2軸ヒンジタイプの携帯電話装置は、本体筐体Aと表示筐体Bとが、どのように連結されているかに応じて携帯電話装置の形態を複数のスタイル(クローズスタイル、オープンスタイル、反オープンスタイル、ビュースタイル)に変更可能なもので、図1(1)は、本体筐体Aと表示筐体Bとの折り畳みを開いた状態のオープンスタイルを示している。なお、本体筐体Aの内面には数値/文字キー、カーソルキーなどの各種のキーKYが配置され、また、表示筐体Bの内面には表示画面DPが配置されている。この表示画面DPはオープンスタイルで露出した状態となり、ユーザ側からその表示内容を視認可能となる。
【0024】
図1(2)は、オープンスタイルから本体筐体Aに対して表示筐体Bを180°回転させた状態の反オープンスタイルに変更したのち、この反オープンスタイルから本体筐体Aに対して表示筐体Bを折り畳んだ状態のビュースタイルに変更した状態を示している。このビュースタイルでも表示画面DPは露出した状態となり、ユーザ側からその表示内容を視認可能となっている。
【0025】
図2は、携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図である。
この携帯電話装置は、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)のほか、入力音声を文字コードに変換する音声認識機能、英単語、漢字、歴史などを学習する学習機能などが備えられている。CPU1は、記憶部2内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話装置の全体動作を制御する中核的な中央演算処理装置である。記憶部2は、内部メモリであり、プログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、後述する図4に示す動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムが格納され、また、そのデータ領域には、後述する音声認識辞書VD、学習辞書SDなどが設けられている。記録メディア3は、着脱自在な可搬型メモリ(外部メモリ)で、例えば、SDカード、ICカードなどによって構成され、撮影画像などを保存する。メモリ4は、ワーク領域を有する内部メモリであり、必要に応じてメモリ4内の各種のデータは、記憶部2にセーブされる。
【0026】
電話通信部5は、無線部、ベースバンド部、多重分離部などを備え、例えば、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能の動作時に最寄りの基地局(図示せず)との間でデータの送受信を行う電話通信手段で、通話機能の動作時にはベースバンド部の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調したのち、音声信号処理部6を介して通話用スピーカSPから音声出力させ、また、通話用マイクMCからの入力音声データを音声信号処理部6から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化したのち、ベースバンド部の送信側に与えてアンテナから発信出力させる。
【0027】
操作部7は、ダイヤル入力、文字入力、コマンド入力などを行うもので、上述した各種のキーKYが配置され、CPU1は、操作部7からの入力信号に応じた処理を実行する。表示部8は、例えば、高精細液晶あるいは有機ELを使用し、待受画像などを表示するもので、表示筐体Bに配置されている表示画面DPを有している。この表示画面DPは、長方形の画面でその全域には透明タッチパネルが積層配置されており、各種の指示ボタン(タッチ操作ボタン)をタッチ操作可能となっている。音声マイク9は、音声情報を入力するもので、CPU1は、この音声マイク9から入力された音声情報を音声認識辞書VDを用いて音声認識する。
【0028】
スタイル検出部10は、装置本体のスタイルを検出するもので、例えば、磁気センサ、マイクロスイッチ、機械的スイッチなどを有する構成で、CPU1は、スタイル検出センサ10からの各検出信号に基づいて装置本体の各スタイル(オープンスタイル、ビュースタイルなど)を判別するが、そのほかにオープンスタイル(第1スタイル)からビュースタイル(第2スタイル)への変更途中であるか否かを判別したり、第2スタイルから第1スタイルへの戻し変更が行われたか否かを判別したりするようにしている。なお、加速度センサ11については、第2実施形態で詳述するものとする。
【0029】
図3は、学習辞書SDを説明するための図である。
この学習辞書SDは、例えば、英単語、漢字、歴史などを学習するための学習用辞書であり、「ジャンル」、「問題情報」、「正解情報」、「ヒント情報」の各項目を有する構成となっている。「ジャンル」は、英単語、漢字、歴史などの学習対象のジャンルを示している。ここで、「問題情報」を第1情報とすると、「正解情報」、「ヒント情報」は、第1情報に関連する第2情報であり、第1情報に対応付けて記憶されている。なお、「ヒント情報」は、対応する問題の正解を示唆するための情報であり、1つの「問題情報」に対応して複数の「ヒント情報」を記憶可能となっている。CPU1は、学習辞書SDを参照し、会話形式(質問回答形式)で各問題を順次出題しながらその回答の正誤を判断するようにしている。
【0030】
次に、この第1実施形態における携帯電話装置の動作概念を図4に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、このフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードに従った動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。このことは後述するほかの実施形態においても同様であり、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行することもできる。なお、図4は、携帯電話装置の全体動作のうち、本実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャートであり、この図4のフローから抜けた際には、全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。
【0031】
図4は、学習機能の起動を指示する学習ボタンの操作に応答して実行開始される学習処理を示したフローチャートである。
先ず、CPU1は、オープンスタイルにおいて学習ボタン(タッチ操作ボタン)が操作されると、英単語、漢字、歴史などのジャンルをメニュー項目として一覧表示する学習メニューを出力させる(ステップA1)。このメニュー画面の中から所望するメニュー項目が選択されると(ステップA2)、この選択項目(ジャンル)に対応する学習辞書SDを使用可能なアクティブ状態とする(ステップA3)。そして、スタートボタン(タッチ操作ボタン)の操作待ち状態となる(ステップA4)。この状態において、スタートボタンが操作されると、学習辞書SDから選択ジャンルの第1問を指定して(ステップA5)、その「問題情報」を読み出して表示画面DPに出力させる(ステップA6)。
【0032】
図5(1)は、オープンスタイルにおいて指定された問題情報が表示された状態を示した図で、歴史上の人物で、“日米和親条約を締結したアメリカ人”を問う問題が表示された場合である。この状態において回答入力の有無を調べる(ステップA7)。ここで、音声マイク9から回答が音声入力されたり、表示画面DP内の回答候補一覧の中からタッチ操作によって任意の回答が選択されたりすると(ステップA7でYES)、この入力/選択された回答を一時記憶したのち(ステップA8)、スタイル検出部10をアクセスしてスタイル変化の有無をチェックする(ステップA9)。すなわち、スタイル検出部10からの検出信号に変化があったかを調べ、オープンスタイルのままであれば(ステップA9でNO)、学習機能を終了させる終了操作が行われたかを調べ(ステップA10)、以下、終了操作が行われるまで上述のステップA7に戻る。
【0033】
いま、図5(1)に示すように指定された問題が表示されている状態において、その問題に対する回答が入力されたか否かに拘わらず、オープンスタイルが解除されてスタイル変化が検出されたときには(ステップA9でYES)、スタイルの変更途中か、つまり、オープンスタイルからビュースタイルに変更するまでの変更途中であるかを調べる(ステップA11)。いま、ビュースタイルへの変更途中であれば、指定問題に対応する「ヒント情報」を学習辞書SDから読み出して、図5(2)に示すように表示画面DPにポップアップ表示させる(ステップA12)。図5(2)は、この問題に対するヒント情報として“黒船”がポップアップ表示された場合を示している。
【0034】
この状態において、更にスタイル変化の有無をチェックし(ステップA13)、スタイル変化が検出されたときには、オープンスタイルからビュースタイルへの完全変更かを調べる(ステップA14)。いま、オープンスタイルからビュースタイルへの変更途中において、ビュースタイルに完全変更する前にオープンスタイルに戻されたときには(ステップA14でNO)、「ヒント情報」のポップアップ表示を消去すると共に(ステップA15)、次の問題情報を指定したのち(ステップA21)、上述のステップA6に戻り、この次の問題情報を表示させる。
【0035】
また、オープンスタイルからビュースタイルに完全変更されたときには(ステップA14でYES)、指定問題に対応する「正解情報」を学習辞書SDから読み出して、図5(3)に示すように表示画面DPに表示させる(ステップA16)。図5(3)は、歴史上の人物を問う問題の「正解情報」として、“ペリー”が表示された場合である。この場合、指定問題に代わってその「正解情報」を単独表示させるが、指定問題と共にその正解情報を並列表示させるようにしてもよい。
【0036】
そして、このビュースタイルにおいてオープンスタイルに戻されるまで待ち状態となる(ステップA17)。いま、オープンスタイルに戻されたときには、入力回答が一時記憶されているかを調べるが(ステップA18)、該当する回答が記憶されていなければ、つまり、未回答であれば(ステップA18でNO)、次の問題を指定したのち(ステップA21)、上述のステップA6に戻ってその指定問題を表示させる。また、回答済みであれば(ステップA18でYES)、入力された回答情報と「正解情報」とを照らし合わせてその正誤を判定し(ステップA19)、正解であれば、次の問題情報を指定したのち(ステップA21)、上述のステップA6に戻ってその指定問題を表示させる。また、不正解であれば(ステップA19でNO)、今回の問題を再指定したのち(ステップA20)、上述のステップA6に戻ってその指定問題を表示させる。以下、上述の動作を繰り返す。
【0037】
以上のように、この第1実施形態においてCPU1は、スタイル検出部10で検出されたスタイルを判別し、第1スタイルの状態で指定された第1情報が表示部8に出力されている場合に、第2スタイルへの変更に応じて当該第1情報に関連する第2情報を表示部8に出力させるようにしたので、特別なキー操作を行わなくても、スタイルの変更というユーザの意思の下で第1情報に関連する第2情報を簡単に出力することができ、使い勝手の良い携帯電話装置を実現することができる。
【0038】
また、第1情報に代えて第2情報を表示部8に出力させるようにしたので、表示内容を簡素化することができる。
【0039】
第1スタイルから第2スタイルへの変更途中では、第1情報に関連する第2情報へのヒント情報を表示部8に出力させるようにしたので、第2スタイルに変更される前にヒント情報から回答を思い浮かんだような場合には、即座に第1スタイルに戻すことによって回答することが可能となる。
【0040】
第1スタイルへの戻し変更が行われた場合に、第1情報とは異なる他の第1情報を指定して表示部に出力させるようにしたので、会話形式で各問題(第1情報)を順次出題するような場合に、スタイル戻し変更に応答して次の新たな問題を出題することができる。
【0041】
第1情報に対してユーザ入力された回答が当該第1情報に関連する第2情報に該当すれば、第2スタイルから第1スタイルへの戻し変更に応答して第1情報とは異なる他の第1情報を表示部8に出力させるようにしたので、問題(第1情報)に対する回答が正解(第2情報)であれば、スタイル戻し変更に応答して次の新たな問題を出題することができる。
【0042】
第1情報に対してユーザ入力された回答が当該第1情報に関連する第2情報に該当しなければ、第2スタイルから第1スタイルへの戻し変更に応答して第1情報を表示部8に再度出力させるようにしたので、問題(第1情報)に対する回答が不正解であれば、その問題に再挑戦することができる。
【0043】
なお、上述した第1実施形態においては、複数のスタイルに変更可能な2軸ヒンジタイプの携帯電話装置に適用すると共に、第1スタイルをオープンスタイル、第2スタイルをビュースタイルとしたが、これとは逆に第1スタイルをビュースタイル、第2スタイルをオープンスタイルとしてもよく、ビュースタイルで問題情報を表示させ、オープンスタイルで正解情報を表示させるようにしてもよい。その他、携帯電話装置のタイプやスタイルはこれに限定されず、任意である。
【0044】
また、オープンスタイルからビュースタイルへの変更途中において、複数のヒント情報を順次表示させるようにしてもよい。すなわち、本体筐体Aに対する表示筐体Bの回転度合いに応じて複数のヒント情報を順次表示させるようにしてもよい。
また、上述した第1実施形態においては、ビュースタイルで正解情報を表示させるようにしたが、回答情報と共に、その正誤の判定結果を表示させるようにしてもよい。更に、問題情報、ヒント情報、正解情報の表示の仕方は任意である。
【0045】
また、上述した第1実施形態においては、第1情報を問題情報、第2情報を正解情報、ヒント情報としたが、翻訳機能に適用した場合には、第1情報を翻訳対象である第1言語(例えば、日本語)、第2情報を翻訳結果である第2言語(例えば、英語)としてもよい。
【0046】
(実施形態2)。
以下、この発明の第2実施形態について図6及び図7を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、端末筐体のスタイルが変更された場合に、第1情報に関連する第2情報を表示するようにしたが、この第2実施形態においては、端末筐体の向きが変更された場合に、第1情報に関連する第2情報を出力するようにしたものである。ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
【0047】
図2において加速度センサ11は、携帯電話装置の筐体(端末筐体)の変位を検出するセンサであり、前後・左右方向(略水平方向)、上下方向(略鉛直方向)の加速度ベクトルを検出可能な3軸タイプのセンサである。CPU1は、第1情報として「問題情報」が表示されている状態において、加速度センサ11によって検出された端末筐体の変位に応じて当該端末筐体の向きが変更されたか否かを判別したり、端末筐体が上下に振られたか否かを判別したりするようにしている。
【0048】
ここで、CPU1は、端末筐体の向きが変更された際に、この「問題情報」に関連する第2情報として「正解情報」あるいは「ヒント情報」を表示させる。また、端末筐体が上下に振られた際には、次の新たな「問題情報」を表示させるようにしている。なお、端末筐体の向きが変更されたとは、略水平方向において所定角度以上回転されたことを意味し、端末筐体が上下に振られたとは、略鉛直方向において所定移動量の範囲内で上下動されたことを意味している。
【0049】
図6は、第2実施形態において、学習機能の起動を指示する学習ボタンの操作に応答して実行開始される学習処理を示したフローチャートである。なお、図7は、端末筐体の向きに表示内容が変化する様子を具体的に示した図で、以下、図7を参照しながら学習処理を具体的に説明する。
先ず、CPU1は、英単語、漢字、歴史などのジャンルをメニュー項目として一覧表示する学習メニューを出力させる(ステップB1)。このメニュー画面の中から所望するメニュー項目が選択されると(ステップB2)、この選択項目(ジャンル)に対応する学習辞書SDを使用可能なアクティブ状態とする(ステップB3)。そして、スタートボタン(タッチ操作ボタン)の操作待ち状態となる(ステップB4)。
【0050】
この状態において、スタートボタンが操作されると(ステップB4)、加速度センサ11によって検出された端末筐体の変位を取得する(ステップB5)。そして、この端末筐体の変位に基づいて端末筐体の向きを決定したのち(ステップB6)、学習辞書SDから選択ジャンルの第1問を指定して(ステップB7)、その「問題情報」を読み出すと共に端末筐体の向きに応じて当該「問題情報」を表示画面DPに出力させる(ステップB8)。図7(1)は、表示画面DPが横長となるように端末筐体が横向きで把持されている状態を示し、「問題情報」の表示向きを端末筐体の向きに合わせることができ、「問題情報」は正立した状態で横書き表示される。なお、表示画面DPが縦長となるように端末筐体が縦向きで把持されている状態においても、「問題情報」の表示向きを端末筐体の向きに合わせることができる。
【0051】
この状態において、加速度センサ11によって端末筐体の変位が検出されたかを調べ(ステップB9)、端末筐体が変位していなければ、学習モードの終了を指示する終了操作が行われるまで(ステップB10)、上述のステップB9に戻り、端末筐体が変位したかを調べる。いま、加速度センサ11によって端末筐体の変位が検出されると(ステップB9でYES)、CPU1は、その変位状況(所定時間当たりの振動数や振動の大きさなど)に基づいて端末筐体が上下に振られたかを調べる(ステップB11)。例えば、所定時間当たりの振動数は1秒間に2回以上、振動の大きさは2cm以上の場合に端末筐体が上下に振られたと判断する。
【0052】
端末筐体が上下に振られなければ(ステップB11でNO)、加速度センサ11によって検出された端末筐体の変位に基づいて端末筐体の向きが変更されたかを調べるが(ステップB12)、向きが変更されるほどの変位でなければ(ステップB12でNO)、この変位を無視するために上述のステップB9に戻るが、端末筐体の向きが変更されたときには(ステップB12でYES)、その向きの変更度合いを判別する(ステップB13)。すなわち、向きの変更度合いが80度〜90度の範囲内か(ステップB14)、30度〜80度の範囲内かを調べる(ステップB15)。
【0053】
いま、向きの変更度合いが80度〜90度の範囲でも30度〜80度の範囲でもなければ(ステップB15でNO)、例えば、30度未満であったり、90度を超えたりしたときには、表示内容を変更せず、元の「問題情報」のみが表示されている状態で上述のステップB9に戻るが、向きの変更度合いが30度〜80度の範囲内であれば(ステップB15でYES)、その変更度合いに応じた「ヒント情報」を学習辞書SDから読み出し(ステップB16)、この変更度合いに応じた表示向きで当該「ヒント情報」を「問題情報」の一部に重ね合わせて表示させる(ステップB17)。
【0054】
ここで、学習辞書SDにおいて、1つの「問題情報」に対応して複数の「ヒント情報」が記憶されていると共に、この各「ヒント情報」は向きの変更度合いに対応付けられている。例えば、30度〜50度の範囲に対応付けられている「ヒント情報」と50度〜80度の範囲に対応付けられている「ヒント情報」のように、学習辞書SDには1つの「問題情報」に対応して複数の「ヒント情報」が向きの変更度合いに対応して記憶されている。
【0055】
いま、英単語学習において図7(1)に示すように横向き画面に “environment”の訳を問う「問題情報」が表示されている状態において、端末筐体の向きが変更されて図7(2)に示すように端末筐体の向きが30度〜50度の範囲内で変更されたものとすると、この30度〜50度に対応付けられている「ヒント情報」として“名詞です”を読み出し、変更度合いに応じた表示向きで「問題情報」の一部に重ね合わせて表示させる。この図7(2)は、図7(1)に示す状態(表示画面DPが横向きの状態)から端末筐体を時計方向に、例えば、35度回転させた状態を示した図で、この端末筐体の向きに応じて「ヒント情報」を反時計方向に35度回転して表示させることによって、「ヒント情報」は端末筐体の向きに拘わらずに左右方向に横書き表示される。
【0056】
その後、上述のステップB9に戻り、引き続いて端末筐体の向きが変更されたものとする(ステップB12でYES)。この場合、その変更度合いが50度〜80度の範囲内であれば(ステップB15でYES)、図7(3)に示すように、それに対応付けられている「ヒント情報」として“○○破壊が世界的な問題です”を読み出し(ステップB16)、「ヒント情報」を変更度合いに応じた表示向きで「問題情報」の一部に重ね合わせて表示させる(ステップB17)。図7(3)は、図7(1)に示す状態(表示画面DPが横向きの状態)から端末筐体を時計方向に80度回転させた状態を示した図で、この端末筐体の向きに応じて「ヒント情報」を反時計方向に80度回転して表示させることによって、「ヒント情報」は端末筐体の向きに拘わらず、図7(2)と同様に左右方向に横書き表示される。
【0057】
更に、端末筐体の向きが変更され(ステップB12でYES)、その変更度合いが80度〜90度の範囲であれば(ステップB14でYES)、図7(4)に示すように、この「問題情報」に対する「正解情報」を読み出し、この「正解情報」を90度回転した向きで「問題情報」の一部に重ね合わせて表示させる(ステップB19)。その後、上述のステップB9に戻る。
【0058】
他方、端末筐体が上下に振られた場合には(ステップB11でYES)、表示画面DPの内容を消去して、学習辞書SDから次の「問題情報」を指定したのち(ステップB18)、上述のステップB8に戻り、端末筐体の向きに応じて当該指定問題を表示させる。以下、上述の動作を繰り返す。
【0059】
以上のように、この第2実施形態においてCPU1は、指定された第1情報の出力後に加速度センサ11によって検出された端末筐体の変位に基づいて端末筐体の向きが変更されたと判別した際に、第1情報に関連する第2情報を読み出して出力させるようにしたので、特別なキー操作を行わなくても、端末筐体の向きの変更というユーザの意思の下で第1情報に関連する第2情報を簡単に出力することができ、使い勝手の良い携帯端末装置を実現することができる。
【0060】
第1情報「問題情報」に対応する複数の第2情報「ヒント情報」の中から端末筐体の向きが変更された際の変更度合いに対応付けられている「ヒント情報」を読み出して出力させるようにしたので、例えば、変更度合いに応じて異なるヒント情報を順次確認することができ、その問題に対して答え易くなる。
【0061】
第1情報に関連する第2情報を当該第1情報の一部に重ね合わせて表示させるようにしたので、例えば、問題の一部を見ながらヒントを見ることができ、その問題に対して答え易くなる。
【0062】
第1情報が指定されたときの端末筐体の向きに合わせて当該第1情報を表示させるようにしたので、例えば、図7(1)あるいは図8に示すように、指定された「問題情報」の表示向きを端末筐体の向きに合わせることができる。
【0063】
端末筐体の向きが変更された際に、変更された向きに応じて第2情報の向きを変更して表示させるようにしたので、例えば、図7(2)〜(4)に示すように第2情報は、端末筐体の向きに拘わらず、常に左右方向に表示されるので、ユーザにあっては見易くなる。
【0064】
端末筐体が振られた場合に、新たな第1情報を指定して出力させるようにしたので、例えば、端末筐体を振るだけで次の問題を出力させることができる。
【0065】
なお、上述した第2実施形態においては、第1情報に関連する第2情報を当該第1情報の一部に重ね合わせて表示させるようにしたが、第1情報に関連する第2情報を当該第1情報に代えて表示させるようにすればよい。これによって表示内容を簡素化することができる。
【0066】
また、上述した第2実施形態においては、端末筐体の向きを略水平方向において端末筐体を回転させた場合を示したが、略鉛直方向に端末筐体を回転させた場合の向きであってもよい。例えば、端末筐体の手前側が高くその反対側が低くなるように端末筐体を回転させることによって端末筐体の向きを変更するようにしてもよい。
【0067】
上述した第2実施形態においては、端末筐体の上下の振りに検出するようにしたが、端末筐体の左右の振りを検出するようにしてもよい。また、端末筐体の上下の振りと左右の振りとで異なるように制御するようにしてもよい。
【0068】
また、上述した第2実施形態においては、第1情報とそれに関連する第2情報を表示するようにしたが、第1情報、第2情報を何れか一方あるいは両方を音声で出力するようにしてもよい。
【0069】
また、上述した第1及び第2実施形態においては、第1情報を問題情報、第2情報を正解情報、ヒント情報としたが、翻訳機能に適用した場合には、第1情報を翻訳対象である第1言語(例えば、日本語)、第2情報を翻訳結果である第2言語(例えば、英語)としてもよい。
その他、携帯端末装置としては、携帯電話装置に限らず、例えば、PDA(個人用の携帯情報端末)などであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【0070】
【図1】携帯端末装置として適用した携帯電話装置の外観図で、(1)はオープンスタイル、(2)は反オープンスタイル、(3)はビュースタイルを示した図。
【図2】携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図。
【図3】学習辞書SDを説明するための図。
【図4】学習機能の起動を指示する学習ボタンの操作に応答して実行開始される学習処理を示したフローチャート。
【図5】(1)は、オープンスタイルで指定問題が表示されている状態を示した図、(2)は、指定問題に対応する「ヒント情報」ポップアップ表示させた状態を示した図。
【図6】第2実施形態において、学習機能の起動を指示する学習ボタンの操作に応答して実行開始される学習処理を示したフローチャート。
【図7】表示画面DPが横長となるように端末筐体が横向きで把持されている状態において、(1)〜(4)は、この端末筐体の向きに応じて表示内容が変化する様子を具体的に示した図。
【符号の説明】
【0071】
1 CPU
2 記憶部
7 操作部
8 表示部
9 音声マイク
10 スタイル検出部
11 加速度センサ
A 本体筐体
B 表示筐体
DP 表示画面
SD 学習辞書
VD 音声認識辞書

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体筐体と表示部を有する表示筐体との連結状態に応じて複数のスタイルに変更可能な携帯端末装置であって、
前記スタイルとして、前記表示部が露出する第1スタイルと前記表示部が露出する第2スタイルを検出する検出手段と、
この検出手段によって第1スタイルが検出されている状態において指定された第1情報を前記表示部に出力させる第1出力制御手段と、
前記第1スタイルで前記第1情報が前記表示部に出力されている状態において前記検出手段によって第2スタイルへの変更が検出された場合に、当該第1情報に関連する第2情報を前記表示部に出力させる第2出力制御手段と、
を具備したことを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
前記第2出力制御手段は、前記第1情報に代えて前記第2情報を前記表示部に出力させる、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項3】
前記第1スタイルから前記第2スタイルへの変更途中では、前記第1情報に関連する第2情報へのヒント情報を前記表示部に出力させる第3出力制御手段を更に備える、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項4】
前記検出手段によって第1スタイルへの戻し変更が検出された場合に、前記第1出力制御手段は、前記第1情報とは異なる他の第1情報を指定して前記表示部に出力させる、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の携帯端末装置。
【請求項5】
前記第1情報は問題情報であって、この問題情報に対してユーザ入力された回答が当該第1情報に関連する第2情報に該当するか否かを判別する判別手段を更に備え、
この判別手段によって入力回答が第2情報に該当すると判別されている場合に、前記第1出力制御手段は、前記スタイル戻し変更の検出に応答して前記第1情報とは異なる他の第1情報を前記表示部に出力させる、
ようにしたことを特徴とする請求項4記載の携帯端末装置。
【請求項6】
前記判別手段によって入力回答が第2情報に該当しないことが判別された場合に、前記第1出力制御手段は、前記スタイル戻し変更の検出に応答して前記第1情報を前記表示部に再度出力させる、
ようにしたことを特徴とする請求項5記載の携帯端末装置。
【請求項7】
情報を出力する携帯端末装置であって、
当該端末筐体の変位を検出する検出手段と、
指定された第1情報を出力させる第1出力制御手段と、
前記第1情報の出力後に前記検出手段によって検出された端末筐体の変位に応じて当該端末筐体の向きが変更されたか否かを判別する判別手段と、
この判別手段によって当該端末筐体の向きが変更されたと判別された際に、第1情報に関連する第2情報を読み出して出力させる第2出力制御手段と、
を具備したことを特徴とする携帯端末装置。
【請求項8】
前記判別手段は、更に、端末筐体の向きが変更された際の変更度合いを判別し、
前記第2出力制御手段は、第1情報に対応する複数の第2情報の中から前記判別手段によって判別された変更度合いに対応付けられている第2情報を読み出して出力させる
ようにしたことを特徴とする請求項7記載の携帯端末装置。
【請求項9】
前記第2出力制御手段は、前記第1情報に関連する第2情報を当該第1情報の一部に重ね合わせて表示させる、
ようにしたことを特徴とする請求項7記載の携帯端末装置。
【請求項10】
前記第1出力制御手段は、前記第1情報が指定された際に前記判別手段によって判別された端末筐体の向きに合わせて当該第1情報を表示させる、
ようにしたことを特徴とする請求項9記載の携帯端末装置。
【請求項11】
前記第2出力制御手段は、第1情報に関連する第2情報を当該第1情報に代えて表示させる、
ようにしたことを特徴とする請求項7記載の携帯端末装置。
【請求項12】
前記第2出力制御手段は、前記判別手段によって当該端末筐体の向きが変更されたと判別された際に、変更された向きに応じて前記第2情報の向きを変更して表示させる、
ようにしたことを特徴とする請求項9あるいは11記載の携帯端末装置。
【請求項13】
前記判別手段は、更に、前記検出手段によって検出された端末筐体の変位に応じて端末筐体が振られたか否かを判別し、
前記第1出力制御手段は、前記判別手段によって端末筐体が振られたと判別された場合に、新たな第1情報を指定して出力させる、
ようにしたことを特徴とする請求項7記載の携帯端末装置。
【請求項14】
コンピュータに対して、
本体筐体と表示部を有する表示筐体との連結状態に応じて変更可能な複数のスタイルうち、前記表示部が露出する第1スタイルと前記表示部が露出する第2スタイルを検出する機能と、
前記第1スタイルが検出されている状態において指定された第1情報を前記表示部に出力する機能と、
前記第1スタイルで前記第1情報が表示されている状態において第2スタイルへの変更が検出された場合に、当該第1情報に関連する第2情報を前記表示部に出力する機能と、
を実現させるためのプログラム。
【請求項15】
コンピュータに対して、
端末筐体の変位を検出する機能と、
指定された第1情報を出力させる機能と、
前記第1情報の出力後に前記検出された端末筐体の変位に応じて当該端末筐体の向きが変更されたか否かを判別する機能と、
当該端末筐体の向きが変更されたと判別された際に、第1情報に関連する第2情報を読み出して出力する機能と、
を実現させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−41635(P2010−41635A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−205104(P2008−205104)
【出願日】平成20年8月8日(2008.8.8)
【出願人】(504149100)株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ (893)
【Fターム(参考)】