説明

携帯電子機器

【課題】本発明は、開口部を介して外部に露出される複数のキートップにおける移動を適切に案内する案内部を有する携帯電子機器を提供することを目的とする。
【解決手段】携帯電話機1は、操作部側筐体2に形成されるキー開口部14aと、通常位置と押圧位置との間を移動可能に構成される複数の入力操作キー部材14bと、複数の孔部14cと複数の入力操作キー部材14bそれぞれを支持する支持部14eとを有するキーフレーム40Bと、支持部14eにおける複数の入力操作キー部材14b側に配置され複数の入力操作キー部材14bそれぞれにおける通常位置と押圧位置との間における移動を案内する案内部140と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機等の携帯電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯電子機器としての携帯電話機において、開口部から複数のキートップが外部に露出して配置されるタイプが存在する。
このタイプの携帯電話機は、例えば、開口部から露出して配置されユーザによる押圧操作により押下げられる複数のキートップと、複数のキートップよりも筐体の内部側に配置されるラバーシートと、複数のキートップを支持する支持部材と、ラバーシートを介して複数のキートップにより押圧される複数のキースイッチと、を有して構成される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−073301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の携帯電話機において、ユーザの押圧操作により押下げられる複数のキートップそれぞれは、押圧操作により加えられる力の方向によっては、適切な移動がなされない場合があった。例えば、押圧操作されたキートップが筐体の内部(筐体を形成するケース)の内部側に入り込んでしまう場合があった。
【0005】
本発明は、開口部を介して外部に露出される複数のキートップにおける移動を適切に案内する案内部を有する携帯電子機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、筐体と、前記筐体に形成される開口部と、一方側の面が前記開口部を介して前記筐体の外部に露出するよう前記筐体の内部に配設され、第1位置と前記第1位置よりも前記筐体の内部側である第2位置との間を移動可能に構成される複数のキートップと、前記複数のキートップにおける他方側に配置されるラバーシートと、前記ラバーシートにおける前記複数のキートップと反対側であって、前記複数のキートップそれぞれに対応すると共に、前記第1位置にあるキートップに押圧されず前記第2位置にあるキートップに押圧される位置に配置される複数のキースイッチと、前記複数のキートップと前記ラバーシートとの間に配置され、前記複数のキースイッチそれぞれに対応する位置に形成される複数の孔部と、前記複数のキートップそれぞれを支持する支持部と、を有する支持部材と、前記支持部における前記複数のキートップ側に配置され、前記複数のキートップそれぞれにおける前記第1位置と前記第2位置との間における移動を案内する案内部と、を備える携帯電子機器に関する。
【0007】
また、前記案内部は、前記複数のキートップそれぞれにおける外縁の全部又は一部に沿って形成されると共に、一部が外部に露出して形成されることが好ましい。
【0008】
また、前記支持部材における前記複数のキートップと反対側に配置され、前記複数のキースイッチが実装される回路基板と、前記回路基板に実装される1又は複数の第1発光体と、を備え、前記案内部は、導光性部材で形成されると共に、前記支持部材における前記回路基板側に延びて前記1又は複数の第1発光体それぞれの近傍に延設される1又は複数の第1延設部を有して構成され、前記1又は複数の第1発光体は、前記1又は複数の前記第1延設部側に第1光を発光することが好ましい。
【0009】
また、前記回路基板に実装される第2発光体と、を備え、前記支持部材は、遮光性部材で形成され、前記ラバーシートと前記第1発光体との間に配置されると共に、端部が前記回路基板における表面に近接又は当接するように配置される第1遮光部を有し、前記ラバーシートは、少なくとも前記複数のキートップそれぞれに対応する位置が導光性部材で形成され、前記キートップは、全部又は一部が透光性部材で形成され、前記第2発光体は、前記ラバーシート側に第2光を発光することが好ましい。
【0010】
また、前記第2発光体は、前記ラバーシートにおける前記支持部に対応する領域に対向して前記回路基板に実装されることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、開口部を介して外部に露出される複数のキートップにおける移動を適切に案内する案内部を有する携帯電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】携帯電話機1を開いた状態における外観斜視図である。
【図2】操作部側筐体2に内蔵される部材の分解斜視図である。
【図3】表示部側筐体3に内蔵される部材の分解斜視図である。
【図4】操作部側筐体2における平面図である。
【図5】案内部140が配置されたキーフレーム40Bの平面図である。
【図6】案内部140と第1LED150との位置関係を説明する図である。
【図7】図6におけるA―A断面図である。
【図8】図7における領域Bの拡大図である。
【図9】入力操作キー部材14bが通常位置にある状態を説明する部分断面図である。
【図10】入力操作キー部材14bが押圧位置にある状態を説明する部分断面図である。
【図11】第2LED151が発光した状態を説明する部分断面図である。
【図12】第2LED151が発光した場合における入力操作キー部材14bの発光状態を説明する図である。
【図13】第1LED150及び第2LED151が発光した状態を説明する部分断面図である。
【図14】第1LED150及び第2LED151が発光した場合における案内部140及び入力操作キー部材14bの発光状態を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1により、携帯電子機器としての携帯電話機1における基本構造を説明する。図1は、携帯電話機1を開いた状態における外観斜視図を示す。
【0014】
図1に示すように、携帯電話機1は、筐体としての操作部側筐体2と、表示部側筐体3と、を備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、ヒンジ機構を備える連結部4を介して開閉可能に連結される。具体的には、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、連結部4を介して連結される。これにより、携帯電話機1は、ヒンジ機構を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に動かすことが可能に構成される。つまり、携帯電話機1は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが開いた状態(開状態)と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが折り畳まれた状態(閉状態)とにすることができる。ここで、閉状態とは、両筐体が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、両筐体が互いに重ならないように配置された状態をいう。
【0015】
操作部側筐体2は、外面がフロントケース2aとリアケース2bとにより構成される。操作部側筐体2は、フロントケース2a側に、操作キー群11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイクとしての音声入力部12とがそれぞれ露出するように構成される。
【0016】
操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う操作部材としての決定操作キー15とにより構成される。操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や各種モード、あるいは起動されているアプリケーション等の種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。そして、使用者が各キーを押圧することにより、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
【0017】
また、複数の入力操作キー14それぞれを構成する入力操作キー部材14b(キートップ)の周囲には、入力操作キー部材14bの外周における全部又は一部を囲むようにして案内部140が形成される。案内部140は、導光性部材により形成される。案内部140には、後述する第1LED150(第1発光体)から発光された第1光が後述する第1延設部145を介して導光される。案内部140の具体的な構成は、後に詳述する。
【0018】
音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4側と反対の外端部側に配置される。つまり、音声入力部12は、携帯電話機1が開状態において一方の外端部側に配置される。
【0019】
操作部側筐体2における一方側の側面には、外部機器(例えば、ホスト装置)と通信を行うためのインターフェース(図示せず)が配置される。操作部側筐体2の他方側の側面には、所定の機能が割り当てられているサイドキーと、外部メモリの挿入及び取り出しが行われるインターフェース(図示せず)とが配置される。インターフェースは、キャップにより覆われている。各インターフェースは、不使用時にはキャップにより覆われる。
【0020】
表示部側筐体3は、外面がフロントパネル3aと、フロントケース3bと、リアケース3c(図3参照)と、リアパネル3d(図3参照)とにより構成される。表示部側筐体3におけるフロントケース3bには、各種情報を表示するための表示部21と、通話の相手側の音声を出力するレシーバとしての音声出力部22と、が露出するように配置される。ここで、表示部21は、液晶パネルと、この液晶パネルを駆動する駆動回路と、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部とから構成される。
【0021】
次いで、図2から図5により、操作部側筐体2及び表示部側筐体3の内部構造について説明する。図2は、操作部側筐体2に内蔵される部材の分解斜視図である。図3は、表示部側筐体3に内蔵される部材の分解斜視図である。
【0022】
図2に示すように、操作部側筐体2は、フロントケース2aと、キー構造部40と、キー基板50と、ケース体60と、基準電位パターン層75及び携帯電話機用のRF(Radio Frequency)モジュール等の各種電子部品を備える回路基板70と、アンテナ部90と、バッテリリッド2cを備えたリアケース2bと、バッテリ80とを備える。また、操作部側筐体2は、フロントケース2aに形成されたキー開口部13a、14a、15aを有する。
【0023】
フロントケース2aとリアケース2bとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケース2aとリアケース2bとの間には、キー構造部40と、キー基板50と、ケース体60と、回路基板70と、アンテナ部90とが挟まれるようにして内蔵される。
【0024】
フロントケース2aには、携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3の表示部21と対向する内側面に、キー開口部13a、キー開口部14a(開口部)、キー開口部15aが形成される。
【0025】
キー構造部40は、操作部材40Aと、キーフレーム40B(支持部材)と、キーシート40C(ラバーシート)と、により構成される。
【0026】
操作部材40Aは、複数のキー操作部材により構成される。具体的には、本実施形態において、操作部材40Aは、4個の機能設定操作キー部材13bと、15個の入力操作キー部材14b(キートップ)と、1個の決定操作キー部材15bとにより構成される。ここで、入力操作キー部材14bは、全部又は一部が透光性部材で形成される。これにより、入力操作キー部材14bは、後述する第2LED151からの第2光を外部に透過(発光)させる。
【0027】
機能設定操作キー部材13bは、押圧面103がキー開口部13aを介して外部に露出するよう操作部側筐体2の内部に配設される。また、機能設定操作キー部材13bは、後述するキースイッチ51を押圧しない通常位置と、通常位置よりも操作部側筐体2における内部側であってキースイッチ51を押圧する押圧位置とに移動可能に構成される。
【0028】
複数の入力操作キー部材14b(キートップ)は、押圧面104(一方側の面)が開口部14aを介して外部に露出するよう操作部側筐体2の内部に配設される。また、入力操作キー部材14bは、後述するキースイッチ52を押圧しない通常位置(第1位置)と、通常位置よりも操作部側筐体2における内部側であってキースイッチ51を押圧する押圧位置(第2位置)とに移動可能に構成される。
ここで、複数の入力操作キー部材14bそれぞれは、複数の入力操作キー部材14bそれぞれの周囲における全部又は一部に沿って形成される案内部140により、通常位置と押圧位置との間における移動が適切に案内される。
【0029】
決定操作キー部材15bは、押圧面105がキー開口部15aを介して外部に露出するよう操作部側筐体2の内部に配設される。また、決定操作キー部材15bは、後述するキースイッチ53を押圧しない通常位置と、通常位置よりも操作部側筐体2における内部側であってキースイッチ53を押圧する押圧位置とに移動可能に構成される。
【0030】
キーフレーム40B(支持部材)は、複数の入力操作キー部材14bとキーシートとの間に配置される。
キーフレーム40Bは、複数のキースイッチ52それぞれに対応する位置に形成される複数の孔部14cと、複数の孔部14cを囲むように形成され複数のキースイッチ52それぞれを支持する支持部14eと、を有する。
キーフレーム40Bは、金属性の板状部材である。
【0031】
キーフレーム40Bにおける支持部14e上には、案内部140が配置される。案内部140については、後に詳述する。
キーフレーム40Bにおける案内部140が配置される側の表面139a(複数の入力操作キー部材14b側の面)は、光反射性を有する。
また、キーフレーム40Bにおける支持部14eは、金属製の板状部材であるため遮光性を有する。
【0032】
キーフレーム40Bは、外縁側に形成される複数の挿通部147を有する。挿通部147は、後述する第1延設部145に対応する位置に形成される。
挿通部147は、挿通孔147aと、挿通孔147aの外形を構成する筒状壁部147cとを有する。
【0033】
挿通孔147aは、厚さ方向Zに延びるように形成される中空部である。挿通孔147aは、直方形の中空部である。挿通孔147aには、後述する第1延設部145が挿通される。
【0034】
筒状壁部147c(第1遮光部)は、挿通孔147aの外形を構成する。筒状壁部147cは、厚さ方向Zに延びるように形成される。筒状壁部147cは、先端部がキー基板50における表面に近接又は当接するように配置される。
筒状壁部147cは、後述する第1LED150を囲むようにして配置される。
筒状壁部147cにおけるキーシート40C側の部分は、キーシート40Cと第1LED150との間に配置される。
筒状壁部147cは、後述する第1LED150から発光された第1光が入力操作キー部材14b側(キーシート40C側)に到達しないよう遮光する。(図6から図8参照)。
【0035】
ここで、キーフレーム40Bは、入力操作キー部材14bの押圧による回路基板70等への悪影響を防ぐための補強部材である。また、キーフレーム40Bは、導電性の部材であり、入力操作キー部材14bにおける静電気を逃がすための部材としても機能する。
【0036】
キーシート40C(ラバーシート)は、複数の入力操作キー部材14bにおける押圧面104と反対の面側、すなわち複数の入力操作キー部材14bよりも操作部側筐体2における内部側に配置される。
キーシート40C(ラバーシート)は、可撓性を有するシリコンゴム製のシート状部材である。キーシート40Cには、上述の通り、複数の凸部14dが形成される。複数の凸部14dは、キーシート40Cにおけるキーフレーム40Bが配置される側の面に形成される。複数の凸部14dにおける入力操作キー部材14bと反対側の面には、複数のキースイッチ52それぞれに対応した押子91が形成される。
【0037】
複数の凸部14dそれぞれは、後述するキースイッチ52に対応する位置に形成されると共に、キーフレーム40Bに形成される複数の孔部14cに挿通して配置される。複数の凸部14dそれぞれの表面には、所定の接着剤により入力操作キー部材14bが接着される。キーシート40Cは、少なくとも複数の入力操作キー部材14bそれぞれに対応する領域が光透過性部材で形成される。
【0038】
キー基板50(回路基板)は、キーフレーム40Bにおける複数の入力操作キー部材14bと反対側に配置される。
キー基板50は、キーシート40C側に実装される複数のキースイッチ51、52、53を有する。
【0039】
キースイッチ51、52、53は、キー基板50におけるキーシート40C側の実装面50aに実装(配置)される。複数のキースイッチ51、52、53それぞれは、キー基板50において操作部材40Aの機能設定操作キー部材13b、入力操作キー部材14b、決定操作キー部材15bに対応する位置に配置される。また、キースイッチ51、52、53それぞれは、機能設定操作キー部材13b、入力操作キー部材14b、決定操作キー部材15bそれぞれが通常位置にある場合には押圧されず、押圧位置にある場合には押圧されるよう配置される。
【0040】
キー基板50に配置されるキースイッチ51、52、53は、椀状に湾曲して立体的に形成された金属板のメタルドームを有する構造になっている。メタルドームは、その椀状形状の頂点が押子91により押圧されると、キー基板50の表面に印刷された電気回路(図示せず)に形成されるスイッチ端子に接触して電気的に導通するように構成される。なお、キー基板50は、複数の絶縁層(絶縁フィルム)の間に配線を挟み込んだものである。
【0041】
また、キー基板50には、案内部140に導光される第1光を発光する複数の第1LED150(第1発光体)と、入力操作キー部材14bを介して外部に透過される第2光を発光する複数の第2LED151(第2発光体)とが実装(配置)される。
複数の第1LED150それぞれは、後述する案内部140に形成される第1延設部145に対向して配置される。複数の第1LED150それぞれは、第1延設部145に向けて第1光を発光する。複数の第1LED150それぞれから発光された第1光は、案内部140により導光されると共に、案内部140における外部に露出した発光面140aを透過(発光)する。ここで、複数の第1LED150における配置や第1延設部145との位置関係等については、後に詳述する。
【0042】
また、キー基板50は、複数の第1貫通孔191を有する。第1貫通孔191は、キーフレーム40Bに形成される挿通孔147a及びケース体60に形成される第2貫通孔192に対応して形成される。複数の第1貫通孔191それぞれには、複数の第1延設部145それぞれにおける先端部が挿入される(図7及び図8参照)。
【0043】
複数の第2LED151それぞれは、後述する通り、キーシート40Cにおけるキーフレーム40Bの支持部14eに対応する領域に対向して配置される。すなわち、複数の第2LED151それぞれは、キーシート40Cを介してキーフレーム40Bにおける支持部14eに対向して配置される。複数の第2LED151それぞれは、キーシート40C側に向けて第2光を発光する。複数の第2LED151それぞれから発光された第2光は、キーシート40Cを透過する。透過した第2光の一部は、キーフレーム40Bにおける支持部14eに遮光される。また、透過した第2光の一部は、キーフレーム40Bにおける孔部14cに配置される入力操作キー部材14bから外部に透過する。
【0044】
ケース体60は、薄型の直方体における一の広い面が開口した形状を有する導電性の部材である。ケース体60は、平板部61における開口側の面に略垂直に形成されるリブ62を有する。リブ62は、回路基板70に実装される各種電子部品のうち最も高さのある電子部品の高さと同等又はそれよりも十分に高くなるよう形成される。リブ62は、平板部61の周縁及び内側に基準電位部を構成する基準電位パターン層75に対応するように形成される。具体的には、ケース体60が回路基板70に載置された状態で、基準電位パターン層75上に配置されるようにリブ62が形成される。なお、ケース体60は、金属により形成するほか、骨格を樹脂により形成し、その表面に導体膜を形成したものでもよい。
【0045】
ケース体60は、リブの底面が基準電位パターン層75に当接されることで、該基準電位パターン層75と電気的に接続される。ケース体60は、基準電位パターン層75と電気的に導通して該基準電位パターン層75と同じ大きさの電位を有するようになる。つまり、ケース体60は、シールドケースとして機能する。ケース体60は、シールドケースとして外部からの高周波等のノイズが回路基板70に配置される各種電子部品に作用するのを抑制すると共に、RF(Radio Frequency)回路、CPU回路、電源回路等から放出されるノイズを遮蔽して、他の電子部品やアンテナに接続される受信回路等に作用することを抑制する。具体的には、ケース体60におけるリブ62の底面が基準電位パターン層75上に配置されることで、後述する各回路はリブ62により囲われると共に平板部61の一部により覆われる。リブ62は、各回路における隔壁として機能し、平板部61の一部と共に各回路をシールドする。
【0046】
ケース体60は、複数の第2貫通孔192を有する。第2貫通孔192は、キーフレーム40Bに形成される挿通孔147a及びキー基板50に形成される第1貫通孔191に対応して形成される。
複数の第2貫通孔192それぞれには、複数の第1延設部145それぞれにおける先端部が挿入される。
【0047】
回路基板70には、アンテナ108が送受信する信号を処理する信号処理部を含む不図示の各種電子部品や回路が配置される。各種電子部品は、所定の組み合わせにより複数の回路ブロックを形成する。例えば、RF(Radio Frequency)回路、電源回路等を含む各種回路ブロックが形成される。
【0048】
回路基板70におけるケース体60側の第1面70aには、上述の各種電子部品のほか、基準電位部を構成する基準電位パターン層75が形成される。基準電位パターン層75は、上述の各回路ブロックを区画するように形成される。基準電位パターン層75は、回路基板70の第1面70aの表面に導電性の部材を所定パターンで印刷することで形成される。
【0049】
アンテナ部90は、基台上に所定形状のアンテナエレメントが配置されることにより構成さる。アンテナ部90は、携帯電話機1における連結部4側と反対の端部側に配置される。このアンテナ部90のアンテナエレメントは、帯状の板金により形成される。また、アンテナ部90は、不図示の給電端子を介して回路基板70から給電される。これにより、アンテナエレメントは、給電端子を介して回路基板70から給電されると共に、回路基板70のRFモジュール等と接続される。
【0050】
リアケース2bの一端側(図2において)には、取り外し可能なバッテリリッド2cが設けられており、バッテリ80をリアケース2bの外側から収納した後、リアケース2bに装着される。また、リアケース2bにおける一端側には、ユーザの音声を入力する不図示の音声入力部12(特にマイク)が収容される。
【0051】
図3に示すように、表示部側筐体3は、フロントパネル3aと、音声出力部22と、フロントケース3bと、音声出力部22と、表示部21と、表示部21が接続されたプリント基板85と、リアケース3cと、リアパネル3dと、を備える。
【0052】
表示部側筐体3は、フロントパネル3aと、フロントケース3bと、表示部21と、プリント基板85と、リアケース3cと、リアパネル3dとがそれぞれが積層的に配置される。具体的には、フロントケース3bとリアケース3cとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。
【0053】
そして、フロントケース3bとリアケース3cとの間には、表示部21が接続されたプリント基板85が挟まれるようにして内蔵される。プリント基板85には、不図示のアンプと接続されるスピーカが接続される。
【0054】
続けて、図4から図8より、案内部140の形状や、案内部140と第1LED150及び第2LED151との位置関係等について、詳述する。
図4は、操作部側筐体2における平面図である。図5は、案内部140が配置されたキーフレーム40Bの平面図である。図6は、案内部140と第1LED150との位置関係を説明する図である。図7は、図6におけるA―A断面図である。図8は、図7における領域Bの拡大図である。
【0055】
図4に示すように、案内部140は、各入力操作キー部材14bにおける外周の全部又は一部に沿って配置される。
また、図5に示すように、案内部140は、キーフレーム40Bにおける表面139a上に配置される。案内部140は、表面139aから操作部側筐体2の外部側に突出した凸状部が支持部14eに沿うように配置される(図7参照)。
【0056】
案内部140は、各入力操作キー部材14bが載置される部分をあけて配置される。案内部140は、各入力操作キー部材14bが配置及び移動する空間を形成するように配置される。案内部140は、凸状部が入力操作キー部材14bを囲むように配置されるので、複数の入力操作キー部材14bそれぞれにおける通常位置と押圧位置との間の移動を案内する。
図4に示すように、入力操作キー部材14bそれぞれは、案内部140により幅方向X及び長手方向Yへの移動が規制された状態で配置される。入力操作キー部材14bは、案内部140により厚さ方向Z(ユーザによる押圧方向)に案内される。
【0057】
また、図4に示すように、案内部140は、操作部側筐体2の外部に露出して配置される発光面140aを有する。発光面140aは、後述する第1LED150から発光され該案内部140により導光された第1光を外部に向けて透過(発光)させる。
ここで、操作部側筐体2において、第1LED150から発光された第1光は、案内部140における発光面140aから透過(発光)されると共に、第2LED151から発光された第2光は、キーシート40Cを介して複数の入力操作キー部材14bそれぞれから透過される。そして、案内部140の発光面140aから透過(発光)される第1光と、複数の入力操作キー部材14bから透過(発光)される第2光とは、互いに混ざらず操作部側筐体2の外部に透過(発光)される。
【0058】
次いで、図6から図8に示すように、案内部140は、本体部144と、本体部144から延出して形成される複数の第1延設部145とを有する。
本体部144は、キーフレーム40Bにおける支持部14e上に配置される。
本体部144における発光面140aと反対側の所定部に第1延設部145が形成される。
【0059】
図6及び図7に示すように、本実施形態において、案内部140は、外周側に形成される6つの第1延設部145を有する。
図7及び図8に示すように、第1延設部145は、キーフレーム40Bに形成される挿通孔147aに挿通して配置される。
【0060】
第1延設部145は、延出部146aと、貫通部146bとを有する。
延出部146aは、本体部144の厚さ方向Zにおける操作部側筐体2の内部側に形成される。延出部146aは、本体部144から厚さ方向Zにおける操作部側筐体2の内部側に延出すると共に、幅方向X又は長手方向Yに延出して形成される。
延出部146aは、第1LED150に対向して配置される。延出部146aは、第1LED150における発光面150aに対向して配置される。
【0061】
貫通部146bは、延出部146aの厚さ方向Zにおける操作部側筐体2の内部側に形成される。貫通部146bは、延出部146aからキー基板50側に延びて形成される。
貫通部146bは、先端部がキー基板50に形成される第1貫通孔191及びケース体60に形成される第2貫通孔192に貫通して配置される。貫通部146bは、第1貫通孔191及び第2貫通孔192に貫通して配置されることで、第1延設部145を位置決め固定する。
貫通部146bは、挿通部147から第1貫通孔191及び第2貫通孔192にわたって配置される。
【0062】
図7及び図8に示すように、第1LED150は、キー基板50に実装される。第1LED150は、挿通部147の挿通孔147a内に配置される。第1LED150は、筒状壁部147cに囲まれるようにして配置される。
第1LED150は、案内部140における一部と対向して配置される。第1LED150は、案内部140における第1延設部145に対向して配置される。第1LED150は、第1延設部145における延出部146aに対向して配置される。
【0063】
第1LED150は、延出部146a側に形成される発光面150aを有する。第1LED150は、発光面150aが第1延設部145に対向するようにして配置される。第1LED150は、発光面150aが第1延設部145の延出部146aに対向するようにして配置される。
第1LED150は、案内部140側に第1光を発光する。第1LED150は、第1延設部145側に第1光を発光する。第1LED150は、延出部146a側に第1光を発光する。
【0064】
第1LED150から発光された第1光は、延出部146aから入光すると共に、本体部144内において導光され、発光面140aから外部に出光(発光)される。ここで、第1LED150から発光され入力操作キー部材14b側に向かう第1光の一部は、筒状壁部147cにより遮光され、キーシート40C側には到達しない。
【0065】
図7に示すように、第2LED151は、キー基板50に実装される。第2LED151は、キーシート40Cにおけるキーフレーム40Bの支持部14eに対応する領域に対向して配置される。第2LED151は、キーシート40Cを介して支持部14eと対向して配置される。第2LED151は、遮光性の支持部14eを挟んで案内部140と対向して配置される。
【0066】
第2LED151は、キーシート40C側に形成される発光面151aを有する。第2LED151は、発光面151aがキーシート40Cにおけるキーフレーム40Bの支持部14eに対応する領域に対向するようにして配置される。
第2LED151は、キーシート40C側に第2光を発光する。第2LED151は、キーシート40Cにおけるキーフレーム40Bの支持部14eに対応する領域側に第2光を発光する。
【0067】
第2LED151から発光された第2光の一部は、キーシート40C及び入力操作キー部材14bを透過して外部に出光(発光)する。
また、第2LED151から発光された第2光の一部は、キーシート40Cにおける支持部14eに対応する領域を透過すると共に、支持部14eにより遮光される。
キーシート40Cにおける支持部14eに対応する領域に向けて発光された第2光の一部は、直接的には支持部14eにおける案内部140側に出光されない。
【0068】
続けて、図9及び図10により、ユーザが入力操作キー部材14bを押圧操作した場合における案内部140の作用について説明する。
図9は、入力操作キー部材14bが通常位置にある状態を説明する部分断面図である。図10は、入力操作キー部材14bが押圧位置にある状態を説明する部分断面図である。
【0069】
図9に示すように、ユーザに操作されない通常状態において、入力操作キー部材14bは、通常位置に配置される。通常位置において、入力操作キー部材14bは、案内部140における端部側の領域に囲まれるようにして配置される。入力操作キー部材14bが通常位置にある場合において、キーシート40Cに形成される押子91は、キースイッチ52の上面に載置された状態にある。
【0070】
次いで、ユーザが通常位置にある入力操作キー部材14bを矢印F方向に押圧した場合、図10に示すように、入力操作キー部材14bは、通常位置から押圧位置に移動される。入力操作キー部材14bが押圧位置に移動されることで、押子91は、キースイッチ52の上面を押し下げる。
ここで、案内部140は、入力操作キー部材14bにおける押圧方向(厚さ方向Z)への移動を案内する。案内部140は、厚さ方向Zへ移動する入力操作キー部材14bの幅方向X及び長手方向Yへの移動を規制する。つまり、案内部140は、ユーザから矢印方向Fへ押圧された入力操作キー部材14bを、幅方向Xや長手方向Yへの移動を規制しながら厚さ方向Zにおける内部側に案内する。
【0071】
続けて、図11から図14により、第1LED150及び第2LED151が発光した場合における案内部140の作用を説明する。
図11は、第2LED151が発光した状態を説明する部分断面図である。図12は、第2LED151が発光した場合における入力操作キー部材14bの発光状態を説明する図である。図13は、第1LED150及び第2LED151が発光した状態を説明する部分断面図である。図14は、第1LED150及び第2LED151が発光した場合における案内部140及び入力操作キー部材14bの発光状態を説明する図である。
【0072】
図11に示すように、第2LED151が第2光を発光した場合、発光された第2光は、対向して配置されるキーシート40Cを透過して外部側へ向かう。
キーシート40Cを透過した第2光の一部は、外側に配置される入力操作キー部材14bを透過する。
また、キーシート40Cを透過した第2光の一部は、外側に配置されるキーフレーム40Bにおける支持部14eに遮光される。
そして、図12に示すように、第2LED151が発光した場合、入力操作キー部材14bから第2光が透過(発光)される。
【0073】
次いで、図13に示すように、第2LED151に加えて、第1LED150が第1光を発光した場合、発光された第1光は、対向して配置される第1延設部145から入光すると共に、本体部144において導光される。本体部144において導光された第1光は、発光面140aから外部に発光される。
ここで、上述の通り、第2LED151から発光された第2光は、支持部14eにより遮光されるので、案内部140に入光しない。また、第1LED150から発光された第1光は、筒状壁部147cにより遮光されるので、入力操作キー部材14bに入光しない。
【0074】
図14に示すように、第1LED150及び第2LED151が発光した場合、案内部140から第1光が透過(発光)されると共に、入力操作キー部材14bから第2光が透過(発光)される。
ここで、上述の通り、案内部140において、第1光と第2光とが混ざって発光されない。また、入力操作キー部材14bにおいて、第1光と第2光とが混ざって発光されない。
【0075】
本実施形態によれば、入力操作キー部材14bの移動を適切に案内する案内部140を有する携帯電話機1を提供することができる。携帯電話機1は、キーフレーム40Bにおける一方側に案内部140を設けることで、簡素な構成で入力操作キー部材14bを適切に移動させることができる。
【0076】
また、本実施形態によれば、案内部140を発光部材として利用しているので、案内部140の更なる有効利用を図ることができる。
【0077】
また。本実施形態によれば、案内部140に第1延設部145を設けているので、第2LED151と同じキー基板50に実装された第1LED150からの第1光を案内部140を介して外部に発光させることができる。
【0078】
また、本実施形態によれば、第1LED150から発光された第1光が筒状壁部147cにより遮光されるので、第1光と第2光とが混ざり合うことが抑制される。また、第2LED151から発光された第2光が支持部14eにより遮光されるので、第1光と第2光が混ざり合うことが抑制される。
上述より、案内部140から発光させる光と、入力操作キー部材14bから発光させる光とを区別することができる。また、これにより、携帯電話機1は、簡素な構成で操作部側筐体2における外部に導かれる光の多様性を高めることができる。
【0079】
また、本実施形態によれば、外部側から案内部140、遮光性のキーフレーム40B、光透過性のキーシート40C、第2LED151の順で配置される。
これにより、携帯電話機1は、第2LED151からの第2光が案内部140に入光しないように構成される。携帯電話機1は、案内部140において、第1光と第2光とが混ざり合うことを抑制できる。
また、これにより、案内部140が押圧された場合でも、キーフレーム40bにより、第2LEDが保護される。
【0080】
また、本実施形態によれば、キーフレーム40Bの表面139aが光反射性を有するので、第1延設部145に入光した第1光が案内部140全体にわたって好適に導光及び出光される。
【0081】
以上、好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく種々の形態で実施することができる。例えば、本実施形態において、携帯電子機器として携帯電話機1について説明しているが、これに限定されず、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等であってもよい。
【0082】
また、本実施形態において、連結部4により折り畳み可能な携帯電話機1の説明をしているが、このような折り畳み式ではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転(ターン)式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが一つの筐体に配置され連結部を有さない型式(ストレートタイプ)でもよい。また、携帯電話機1は、開閉及び回転可能ないわゆる2軸ヒンジタイプであってもよい。
【0083】
また、本実施形態において、案内部140を入力操作キー部材14bに対応するように形成したが、これに限定されず、例えば、機能設定操作キー部材13bや決定操作キー部材15bに対応するように形成してもよい。
【0084】
また、本実施形態においては、案内部140はキーフレーム40B上に配置される構成となっているが、本発明はこれに限定されず、キーフレーム40Bにおける入力操作キー部材14b側であれば、案内部140がキーフレーム40Bと一体形成される構成であってもよい。
【0085】
また、本実施形態においては、案内部140の第1延設部145は第1LED150と対向する位置まで延設されているが、本発明はこれに限定されず、第1LED150により発光される第1光が入光される位置まで延設されていれば、例えば第1LED150の近傍に延設されていてもよい。
【0086】
また、本実施形態においては、キーフレーム40Bは金属製で遮光性を有し、かつ案内部140が配置される側の表面139aが光反射性を有する構成となっているが、本発明はこれに限定されず、表面139aと反対側の面が光反射性を有する構成であってもよい。このような構成を採用することにより、キーシート40Cにおいてキーフレーム40Bの支持部14eに対応する領域に入光される第2LED151からの第2光がキーシート40C全体にわたって好適に導光される。
【符号の説明】
【0087】
1 携帯電話機
2 操作部側筐体
3 表示部側筐体
14a 開口部
14b 入力操作キー部材
14c 孔部
14e 支持部
40B キーフレーム
40C キーシート
52 キースイッチ
140 案内部
144 本体部
145 第1延設部
146a 延出部
146b 貫通部
147 挿通部
147C 筒状壁部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体と、
前記筐体に形成される開口部と、
一方側の面が前記開口部を介して前記筐体の外部に露出するよう前記筐体の内部に配設され、第1位置と前記第1位置よりも前記筐体の内部側である第2位置との間を移動可能に構成される複数のキートップと、
前記複数のキートップにおける他方側に配置されるラバーシートと、
前記ラバーシートにおける前記複数のキートップと反対側であって、前記複数のキートップそれぞれに対応すると共に、前記第1位置にあるキートップに押圧されず前記第2位置にあるキートップに押圧される位置に配置される複数のキースイッチと、
前記複数のキートップと前記ラバーシートとの間に配置され、前記複数のキースイッチそれぞれに対応する位置に形成される複数の孔部と、前記複数のキートップそれぞれを支持する支持部と、を有する支持部材と、
前記支持部における前記複数のキートップ側に配置され、前記複数のキートップそれぞれにおける前記第1位置と前記第2位置との間における移動を案内する案内部と、を備える
携帯電子機器。
【請求項2】
前記案内部は、
前記複数のキートップそれぞれにおける外縁の全部又は一部に沿って形成されると共に、一部が外部に露出して形成される
請求項1に記載の携帯電子機器。
【請求項3】
前記支持部材における前記複数のキートップと反対側に配置され、前記複数のキースイッチが実装される回路基板と、
前記回路基板に実装される1又は複数の第1発光体と、を備え、
前記案内部は、導光性部材で形成されると共に、前記支持部材における前記回路基板側に延びて前記1又は複数の第1発光体それぞれの近傍に延設される1又は複数の第1延設部を有して構成され、
前記1又は複数の第1発光体は、前記1又は複数の前記第1延設部側に第1光を発光する
請求項1又は2に記載の携帯電子機器。
【請求項4】
前記回路基板に実装される第2発光体と、を備え、
前記支持部材は、遮光性部材で形成され、前記ラバーシートと前記第1発光体との間に配置されると共に、端部が前記回路基板における表面に近接又は当接するように配置される第1遮光部を有し、
前記ラバーシートは、少なくとも前記複数のキートップそれぞれに対応する位置が導光性部材で形成され、
前記キートップは、全部又は一部が透光性部材で形成され、
前記第2発光体は、前記ラバーシート側に第2光を発光する
請求項3に記載の携帯電子機器。
【請求項5】
前記第2発光体は、前記ラバーシートにおける前記支持部に対応する領域に対向して前記回路基板に実装される
請求項4に記載の携帯電子機器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2011−49860(P2011−49860A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−196990(P2009−196990)
【出願日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】