説明

携帯電話機用キーボードにおける濁点キーの活用方法

【課題】 キーボード面積すなわちキー数に関する制限の厳しい携帯電話機であっても所定のひらがな入力に合わせて濁点キーを所定の方法で適宜に活用することによりキー数を増やすことなく各種の文字や記号の入力に関する多種多様な入力を可能とすることを課題とする。
【解決手段】 所定のひらがな入力に合わせて濁点キーを所定の方法で適宜に活用することによりキー数を増やすことなく各種の文字や記号の入力に関する多種多様な入力を可能ならしめ、上記の課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、「『特願2005−84765』の発明としての携帯電話機用キーボード」における濁点キーの活用に関する発明である。
【背景技術】
【0002】
「『特願2005−84765』の発明におけるキーボード」においては、その濁点キーを活用することによって文字入力や記号入力・括弧記号入力において以下の「発明が解決しようとする課題」に述べるような多種多様な入力が可能となるものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
「『特願2005−84765』の発明におけるキーボード」において文字入力や記号入力・括弧記号入力・英大文字入力を行なうに際して、濁点キーを活用することによって所定の多種多様な文字入力や記号入力・括弧記号入力・英大文字入力を行なうことを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
「『特願2005−84765』の発明におけるひらがな入力の方法」としての「半濁音としての・ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」および「促音としての・っ」の入力方法に関しては、
1、「な」の入力後に濁点キーを押すことによって「ぱ」の入力を成立させ、
2、以下同様に、「に」「ぬ」「ね」「の」の各入力後にそれぞれ濁点キーを押すことによって「ぴ」「ぷ」「ぺ」「ぽ」の入力をそれぞれに成立させるものとする。
3、「ん」の入力後に濁点キーを押すことによって「っ」の入力を成立させるものとする。
【0005】
「『特願2005−84765』の発明におけるひらがな入力の方法」としての「半濁音としての・ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」および「促音としての・っ」の入力方法に関しては、
1、「は」の入力後に「濁点キーを連続して2度押す」ことによって「ぱ」の入力を成立させ、
2、以下同様に、「ひ」「ふ」「へ」「ほ」の各入力後にそれぞれ「濁点キーを連続して2度押す」ことによって「ぴ」「ぷ」「ぺ」「ぽ」の入力をそれぞれに成立させるものとする。
3、「つ」の入力後に「濁点キーを連続して2度押す」ことによって「っ」の入力を成立させるものとする。
【0006】
「『特願2005−84765』の発明における記号入力の方法」としての「ー」「、」「。」「?」の入力方法に関しては、
1、「ら」の入力後に濁点キーを押すことによって「ー」の記号の入力を成立させ、
2、以下同様に、「り」「る」「れ」の各入力後にそれぞれ濁点キーを押すことによって「、」「。」「?」の各記号の入力をそれぞれに成立させるものとする。
【0007】
「『特願2005−84765』の発明における括弧記号入力の方法」としての「「」「」」「『」「』」「(」「)」の入力方法に関しては、
1、「ろ」の入力後に濁点キーを1度押して「「」の記号を入力させ、「ろ」の入力後に濁点キーを連続して2度押して「」」の記号の入力を成立させ、
2、「わ」の入力後に濁点キーを1度押して「『」の記号を入力させ、「わ」の入力後に濁点キーを連続して2度押して「』」の記号の入力を成立させ、
3、「を」の入力後に濁点キーを1度押して「(」の記号を入力させ、「を」の入力後に濁点キーを連続して2度押して「)」の記号の入力を成立させるものとする。
【0008】
「『特願2005−84765』の発明における英大文字入力の方法」に関しては、
1、字種指定で英小文字を選択指定したのち「該当の英小文字」を入力後に濁点キーを押すことによって「該当の英小文字」を「該当の英大文字」に変換し「該当の英大文字」の入力を成立させるものとする。
【発明の効果】
【0009】
本発明の効果および利点については、以下の1〜2のとおりである。
1、上記の「課題を解決するための手段」において述べたように濁点キーを補助キーとして活用することによって半濁音・促音・記号・括弧記号・英大文字の入力を簡単な押し操作によって容易にかつ多種多様に行なうことができる効果および利点がある。
2、したがってまた、キーボード面積すなわちキー数に関する制限の厳しい携帯電話機であっても濁点キーの適宜の活用によりキー数を増やすことなく各種の文字や記号の入力に関する多種多様な入力が可能となる効果および利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
「本発明を実施するための最良の形態」に関しては、上記の「課題を解決するための手段」において述べたとおりである。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明は、携帯電話機のみならず「コンピューター・パソコン・ワープロ・電子手帳・電子辞書・有線電話・無線機・表示器・印字器・その他のキーボードによる入力を行なう電子機器類」のいずれにも応用しうるキーボードに関する発明であるから、産業上の十分なる利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】 携帯電話機本体の斜視図。
【図2】 1、(1)は、キーボード2における各キーの割り当て図。2、(2)〜(9)は、ひらがな入力に際しての指定字入力キー図。
【符号の説明】
【0013】
1は携帯電話機本体。 2はキーボード。 3は表示画面。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
「『特願2005−84765』の発明におけるひらがな入力の方法」としての「半濁音としての・ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」および「促音としての・っ」の入力方法で、
「な」の入力後に濁点キーを押すことによって「ぱ」の入力を成立させ、以下同様に「に」「ぬ」「ね」「の」の各入力後にそれぞれ濁点キーを押すことによって「ぴ」「ぷ」「ぺ」「ぽ」の入力をそれぞれに成立させ「ん」の入力後に濁点キーを押すことによって「っ」の入力を成立させることを特徴とする「半濁音としての・ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」および「促音としての・っ」の入力方法。
【請求項2】
「『特願2005−84765』の発明におけるひらがな入力の方法」としての「半濁音としての・ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」および「促音としての・っ」の入力方法で、
「は」の入力後に濁点キーを連続して2度押すことによって「ぱ」の入力を成立させ、以下同様に「ひ」「ふ」「へ」「ほ」の各入力後にそれぞれ濁点キーを連続して2度押すことによって「ぴ」「ぷ」「ぺ」「ぽ」の入力をそれぞれに成立させ「つ」の入力後に濁点キーを連続して2度押すことによって「っ」の入力を成立させることを特徴とする「半濁音としての・ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」および「促音としての・っ」の入力方法。
【請求項3】
「『特願2005−84765』の発明における記号入力の方法」としての「ー」「、」「。」「?」の入力方法で、
「ら」の入力後に濁点キーを押すことによって「ー」の記号を入力させ、以下同様に「り」「る」「れ」の各入力後にそれぞれ濁点キーを押すことによって「、」「。」「?」の各記号入力をそれぞれに成立させることを特徴とする記号としての「ー」「、」「。」「?」の入力方法。
【請求項4】
「『特願2005−84765』の発明における括弧記号入力の方法」としての「「」「」」「『」「』」「(」「)」の入力方法で、
「ろ」の入力後に濁点キーを1度押して「「」の記号を入力させ、「ろ」の入力後に濁点キーを連続して2度押して「」」の記号を入力させ、「わ」の入力後に濁点キーを1度押して「『」の記号を入力させ、「わ」の入力後に濁点キーを連続して2度押して「』」の記号を入力させ、「を」の入力後に濁点キーを1度押して「(」の記号を入力させ、「を」の入力後に濁点キーを連続して2度押して「)」の記号を入力させ、もって各括弧記号入力をそれぞれに成立させることを特徴とする括弧記号としての「「」「」」「『」「』」「(」「)」の入力方法。
【請求項5】
「『特願2005−84765』の発明における英大文字入力の方法」で、
字種指定で英小文字を選択指定したのち「該当の英小文字」を入力後に濁点キーを押すことによって「該当の英小文字」を「該当の英大文字」に変換し「該当の英大文字」の入力を成立させることを特徴とする英大文字の入力方法。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2012−118955(P2012−118955A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−283702(P2010−283702)
【出願日】平成22年12月2日(2010.12.2)
【出願人】(595125890)
【Fターム(参考)】