説明

撮像装置

【課題】撮像装置の小型化を図りつつ、均一かつ十分な冷却効果を得ることができる放熱構造を提供する。
【解決手段】撮像装置は、発熱する電気素子と、電気素子の熱を放散させる放熱ユニットと、外部機器が装着されるアクセサリシュー14とを備える。放熱構造体100には、電気素子で発生した熱が放散される空気流通路と、通風口を介して空気流通路に外部の空気を吸引する吸気口92〜94と、吸気口92〜94から空気流通路に吸引された空気を排出する排気口95が形成される。排気口95から空気を排出する排気ファン96は、アクセサリシュー14に向けて空気を排出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置は、回路基板に多数の回路素子が実装されている。回路素子は、画像処理等の高負荷動作時に発熱し、素子自身や他の回路素子の温度を上昇させる。
【0003】
特に近年では、撮像素子の高画素化、高フレームレート化、撮影補助機能の多機能化が進んでおり、回路素子の発熱量は増大する傾向にある。撮像装置内部の温度上昇は、誤動作や故障の原因となる可能性があるため、回路素子および回路基板を冷却することが必要となる。
【0004】
撮像装置の内部を効果的に冷却する方法として、カメラ内部に空気流路を形成して、強制空冷によって冷却する技術が提案されている(特許文献1)。具体的には、カメラ筐体に吸気口および排気口を設置し、排気口側のファンで排気することで回路基板および回路素子上に空気流を発生させて強制空冷を行う。
【0005】
一方、防塵・防滴を目的とした冷却構造としては、独立した空気流通路を設けて、空気流通路に回路素子等で発生した熱を放熱する技術が提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2009−33718号公報
【特許文献2】特開2008−98924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上記特許文献1では、回路基板を直接空冷するため、回路基板の形状や周辺の構造によっては冷却効果に大きな差が生じる。また、均一な冷却効果を得るためにカメラ内部に十分な空気流路を確保しようとすると、回路基板の周囲に相当容積分の空間が必要となり、カメラ全体が大型化してしまう。
【0008】
上記特許文献2では、自然空冷のため、強制空冷を行う場合に比べて放熱能力が小さくなり、十分な冷却効果を期待することができない。
【0009】
そこで、本発明は、撮像装置の小型化を図りつつ、均一かつ十分な冷却効果を得ることができる放熱構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の撮像装置は、発熱する電気素子と、前記電気素子の熱を放散させる放熱ユニットと、外部機器が装着されるアクセサリシューとを備えた撮像装置であって、前記放熱ユニットは、前記電気素子の熱が放散される空気流通路と、前記撮像装置の外装に形成された通風口を介して前記空気流通路に外部の空気を吸引する吸気口と、前記吸気口から前記空気流通路に吸引された空気を排出する排気口とが形成される放熱構造体と、前記放熱構造体の前記排気口から前記空気を排出する排気ファンと、を有し、前記排気ファンは、前記空気を前記アクセサリシューに向けて排出することを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、撮像装置の小型化を図りつつ、均一かつ十分な冷却効果を得ることができる放熱構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の撮像装置の実施形態の一例であるデジタルビデオカメラのカメラ本体を後方から見た斜視図である。
【図2】図1に示すカメラ本体を前方から見た図である。
【図3】(a)はハンドル部を上方から見た斜視図、(b)はハンドル部を下方から見た斜視図である。
【図4】表示ユニットの斜視図である。
【図5】表示ユニットの取付部を構成する接続機構の側面図である。
【図6】(a)は、接続機構の嵌合部がハンドルのアクセサリシューに嵌合され、かつ接続機構がアクセサリシューに固定された状態を示す要部断面図である。(b)は、接続機構の嵌合部がハンドルのアクセサリシューに嵌合されているが、アクセサリシューには固定されていない状態を示す要部断面図である。
【図7】表示ユニットが固定されたハンドルをカメラ本体に固定した状態を示す斜視図である。
【図8】表示ユニットをカメラ本体に固定した状態を示す斜視図である。
【図9】カメラ本体の内部に配置される放熱構造体の一例を示す斜視図である。
【図10】カメラ本体を上方から見た要部断面図である。
【図11】可動式ビューファインダを収納状態としたときのカメラ本体の左側面の要部断面図である。
【図12】可動式ビューファインダを使用状態としたときのカメラ本体の左側面の要部断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態の一例を図面を参照して説明する。
【0014】
図1は本発明の撮像装置の実施形態の一例であるデジタルビデオカメラのカメラ本体を後方から見た斜視図、図2は図1に示すカメラ本体を前方から見た図である。
【0015】
本実施形態のデジタルビデオカメラは、図1に示すように、カメラ本体1の後方側に、可動式ビューファインダ13、情報表示部16、入出力端子部17、及び記録媒体装着部18が設けられている。また、カメラ本体1の後方側には、REC/PAUSEボタン111、メニューボタン112、メニュー操作レバー113、及びバッテリ蓋ユニット114が設けられている。カメラ本体1は、本発明の装置本体の一例に相当する。
【0016】
図1及び図2に示すように、カメラ本体1を後方から見て右側の外装には、通風口115,116がけられている。カメラ本体1を後方から見て右側の側面には、着脱可能なグリップ部12が装着されている。カメラ本体1を後方から見て左側の外装には、通風口117及び電源スイッチ118が設けられている。
【0017】
カメラ本体1の上面には、後述するハンドル3(図3参照)又は表示ユニット(図4参照)などの外部機器を装着可能なアクセサリシュー14が設けられている。アクセサリシュー14には、アクセサリシュー14に装着したハンドル3をカメラ本体1に固定するためのネジ穴15が設けられている。また、図2に示すように、カメラ本体1の前方側には、レンズユニット7(図7参照)を装着可能なマウント部19が設けられている。
【0018】
図3(a)はハンドル3を上方から見た斜視図、図3(b)はハンドル3を下方から見た斜視図である。
【0019】
図3に示すように、ハンドル3は、撮影者によって把持される外装部31と、撮影者によって回転操作される回転操作部33とを有する。図3(a)に示すように、ハンドル3の上面部には、ビデオライト等の装着するためのアクセサリシュー34およびネジ穴35が設けられている。ハンドル3の前方側には、表示ユニット4を装着可能なアクセサリシュー36が設けられている。図3(b)に示すように、ハンドル3の底面部には、カメラ本体1のアクセサリシュー14に取り付けられる取付部32が設けられている。ハンドル3の取付部32をカメラ本体1のアクセサリシュー14に取り付けた後、回転操作部33を回転操作すると、回転操作部33のネジ部がカメラ本体1のネジ穴15に螺合する。
【0020】
図4は、表示ユニット4の斜視図である。図4に示すように、表示ユニット4は、撮像画像を表示する画像表示部41と、撮像画像を再生する際にカメラ本体1を操作するための操作部42と、カメラ本体1のアクセサリシュー14又はハンドル3のアクセサリシュー36に取り付けられる取付部43と、を備える。
【0021】
画像表示部41は、カメラ本体1で撮影した画像及びカメラ本体1の制御状態を撮影者が確認可能な画像表示パネル411と、画像表示パネル411を保護する保護部材413とを有する。また、画像表示部41の外装は、軟質の樹脂材料等で形成されたカバー部材414で覆われている。ここで、画像表示部41は、2軸ヒンジ機構10によって操作部42に対して回動可能に支持される。
【0022】
操作部42は、撮影者の操作によってカメラ本体1に所定の動作を実行させる操作ボタン群421と、外部マイクの接続時に外部マイクからの音声信号を調整する音声信号調整部422と、音声信号調整部422を覆うカバー部材423とを有する。また、操作部42は、画像表示部41に表示される画像の表示方向を変更する表示方向変更ボタン424を有する。
【0023】
操作部42は、回動機構20によって取付部43に対して回動可能に支持される。
【0024】
取付部43は、外部マイクを保持する保持部432、外部マイクのコネクタを連結するコネクタ部433、カメラ本体1のアクセサリシュー14に装着される装着機構434、ハンドル3のアクセサリシュー36に装着される装着機構435を有する。
【0025】
また、取付部43は、カメラ本体1で得られた画像を画像表示パネル411に表示するための信号、操作ボタン群421の操作に対応する制御信号及び外部マイクから得られた音声信号をカメラ本体1との間で送受信するための信号ケーブル436を有する。なお、操作ボタン群421の操作に対応する制御信号及び外部マイクから得られた音声信号は、操作部42に設けられた音声信号調整部422で調整した上でカメラ本体1に送信される。
【0026】
図5は、表示ユニット4の取付部43に設けられる装着機構435の側面図である。図5に示すように、装着機構435は、ハンドル3のアクセサリシュー36に嵌合される嵌合部4351を有する。
【0027】
図6(a)は、装着機構435の嵌合部4351がハンドル3のアクセサリシュー36に嵌合され、かつ装着機構435がアクセサリシュー36に固定された状態を示す要部断面図である。図6(b)は、装着機構435の嵌合部4351がハンドル部3のアクセサリシュー36に嵌合されているが、装着機構435がアクセサリシュー36に固定されていない状態を示す要部断面図である。
【0028】
図6に示すように、装着機構435は、嵌合部4351、規制部材4352、摺動部材4353、抜け止めピン4354、当接部材4355、及び弾性部材4356を有する。
【0029】
規制部材4352は、中央部にねじ穴が形成され、嵌合部4351をハンドル3のアクセサリシュー36に嵌合した後、ハンドル3に対して表示ユニット4の移動を規制する。
【0030】
摺動部材4353は、規制部材4352が表示ユニット4の移動を規制する位置と表示装置4をハンドル3から着脱可能にする位置とを移動可能となるように規制部材4352のねじ穴に螺合するねじ部が形成されている。
【0031】
抜け止めピン4354は、規制部材4352の位置に応じて突出高さが変化する。当接部材4355は、樹脂等で形成されており、抜け止めピン4354に一体に取り付けられて、規制部材4352に当接しながら移動する。弾性部材4356は、コイルばね等で構成され、抜け止めピン4354を嵌合部4351に向けて付勢する。
【0032】
図6(a)に示すように、装着機構435の嵌合部4351がハンドル3のアクセサリシュー36に嵌合、かつ固定された状態では、規制部材4352は、ハンドル3のアクセサリシュー36に当接する位置にある。そのため、弾性部材4356の付勢力によって抜け止めピン4354は嵌合部4351よりも突出する。
【0033】
これにより、ハンドル3に対して表示ユニット4の移動が規制され、図6(a)の状態でハンドル3から表示ユニット4を取り外そうとしても、抜け止めピン4354がハンドル3のアクセサリシュー36に当接して表示ユニット4を取り外すことはできなくなる。
【0034】
図6(b)に示すように、ハンドル3のアクセサリシュー36に嵌合された装着機構435の嵌合部4351が固定されていない状態では、規制部材4352の位置がハンドル3のアクセサリシュー36から離れている。
【0035】
これにより、抜け止めピン4354が装着機構435の嵌合部4351から突出しなくなり、ハンドル3に対して表示ユニット4が着脱可能となる。なお、表示ユニット4をカメラ本体1のアクセサリシュー14に接続する装着機構434については、装着機構435と同様であるため、その説明を省略する。
【0036】
図7は表示ユニット4が固定されたハンドル3をカメラ本体1に固定した状態を示す斜視図、図8は表示ユニット4をカメラ本体1に固定した状態を示す斜視図である。図7及び図8では、カメラ本体1のマウント部19にレンズユニット7が装着されている。
【0037】
図9は、カメラ本体1の内部に配置される放熱ユニットの一例を示す斜視図である。放熱ユニットは、放熱構造体100および排気ファン96を備える。図9に示すように、放熱構造体100は、熱伝導率の高いアルミニウム等の材料で形成される第1の部材91と、ポリカーボネート等の熱伝導率の低い樹脂材料等で形成される第2の部材911とを互いに撮影光軸方向に結合して、内部に空気流通路を形成している。
【0038】
放熱構造体100の下部には、吸気口92が設けられ、放熱構造体100の側部には、吸気口93,94が設けられ、放熱構造体100の上部には、排気口95が設けられている。吸気口92〜94、及び排気口95は、放熱構造体100内の空気流通路に連通している。
【0039】
吸気口92は、カメラ本体1の外装に形成された通風口117を介して外部の空気を空気流通路に吸引し、吸気口93,94は、カメラ本体1の外装に形成された通風口115,116を介して外部の空気を空気流通路に吸引する。排気口95には、空気流通路に吸引された外部の空気を排気口95から排出する排気ファン96が設けられている。
【0040】
また、吸気口92,93,94及び排気口95の周囲には、放熱構造体100とカメラ本体1の内部の他の部分とを隔離する弾性シール材等の密閉部材97,98,99,910が設けられている。
【0041】
密閉部材97,98,99は、吸気口92,93,94とカメラ本体1の外装との間を密閉して、通風口115,116,117から吸引した空気に含まれる塵埃等がカメラ本体1の内部の放熱構造体100以外の部分に侵入するのを防止する。密閉部材910は、排気口95とカメラ本体1の内部構造体との間を密閉して、排気口95から排出される空気に含まれる塵埃等がカメラ本体1の内部の放熱構造体100以外の部分に侵入するのを防止する。
【0042】
図10は、カメラ本体1を上方から見た要部断面図である。図10に示すように、放熱構造体100は、撮像素子102の後方側に配置され、第1の部材91が撮像素子102に対して撮影光軸方向に対向している。そして、第1の部材91には、熱伝導性ゴムやグラファイトシート等の伝熱部材101を介して撮像素子102の熱が伝達(図10の破線矢印参照)され、これにより、撮像素子102で発生した熱が放熱構造体100の内部の空気流通路に放散される。ここで、撮像素子102は、本発明の発熱する電気素子の一例に相当する。
【0043】
また、放熱構造体100の第2の部材911の後方側には、回路基板103が配置されている。ここで、第2の部材911は、上述したように、ポリカーボネート等の熱伝導率の低い樹脂等の部材で形成され、また、放熱構造体100の内部の空気流通路には、空気が存在する。このため、回路基板103に実装された素子で発生した熱が撮像素子102に伝達されにくくなり、撮像素子102の性能に影響を与えることがない。
【0044】
図11は、可動式ビューファインダ13を収納部13aに収納する収納状態としたときのカメラ本体1の左側面の要部断面図である。図11に示すように、回路基板103の後方(図11の右方)には、記録媒体装着部18を保持する保持部1101及びバッテリ装着部1102などが配置されている。また、撮像素子102の前方には、NDユニット1103等が配置されている。
【0045】
本実施形態では、放熱構造体100の内部に形成された空気流通路の空気は、撮像素子102から伝熱部材101及び第1の部材91を介して放散された熱、及び回路基板103から第2の部材911を介して放散された熱により温められる。
【0046】
空気流通路の空気は、排気ファン96により、図11の矢印方向に流れて排気口95から排気される。排気口95は、可動式ビューファインダ13を収納状態にするとき、可動式ビューファインダ13によって閉鎖される空間内に配置される。排気ファン96は、空気流通路の空気を排気口95からアクセサリシュー14及びネジ部15に向けて排出する。ここで、可動式ビューファインダ13は、本発明の可動式ファインダの一例に相当する。
【0047】
そして、排気口95から排出された空気は、可動式ビューファインダ13によって閉鎖される空間内にて、アクセサリシュー14及びネジ部15に当たることでアクセサリシュー14及びネジ部15に熱が伝導される。アクセサリシュー14及びネジ部15は、熱容量の大きな材料で形成されるとともに、カメラ本体1の外装に露出しているので、排気口95から排出された空気を冷却することができる。
【0048】
また、排気口95から可動式ビューファインダ13によって閉鎖される空間内に排出された空気は、可動式ビューファインダ13とカメラ本体1の外装との間に形成される収納部13aの隙間を通ってカメラ本体1の外に放出される。
【0049】
図12は、図11の状態から可動式ビューファインダ13を収納部13aから引き出して、可動式ビューファインダ13を使用状態としたときのカメラ本体1の左側面の要部断面図である。
【0050】
図12に示すように、可動式ビューファインダ13を収納部13aから引き出して使用状態とすると、収納部13aと可動式ビューファインダ13との間に、開口が形成される。排気口95から排出された空気は、この開口を通ってカメラ本体1の外に放出される。従って、可動式ビューファインダ13を収納部13aから引き出した使用状態においては、可動式ビューファインダ13を収納部13aに収納した収納状態(図11)と比較して、より放熱効率を高めることが可能となる。
【0051】
また、可動式ビューファインダ13を引き出した場合でも、収納部13aが排気口95の上方を覆うように形成されるため、収納部13aと可動式ビューファインダ13との間の開口から水滴や塵等が侵入しにくい構造になっている。これにより、カメラ本体1の外装に直接に排気口を設ける場合と比較して、防滴・防塵の面でも有利な構造となっている。
【0052】
以上説明したように、本実施形態では、カメラ本体1の内部に放熱構造体100を配置している。そして、放熱構造体100とカメラ本体1の内部の放熱構造体100以外の部分とを隔離して、撮像素子102及び回路基板103から放熱構造体100の空気流通路に放熱された熱を空気流通路に吸気された空気とともにカメラ本体1の外部に強制排気している。これにより、デジタルビデオカメラの小型化を図りつつ、均一かつ十分な冷却効果を得ることができる放熱構造を提供することができる。
【0053】
なお、本発明の構成は、上記実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0054】
1 カメラ本体
95 排気口
96 排気ファン
102 撮像素子
103 回路基板
100 放熱構造体
92,93,94 吸気口
115,116,117 通風口

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発熱する電気素子と、前記電気素子の熱を放散させる放熱ユニットと、外部機器が装着されるアクセサリシューとを備えた撮像装置であって、
前記放熱ユニットは、前記電気素子の熱が放散される空気流通路と、前記撮像装置の外装に形成された通風口を介して前記空気流通路に外部の空気を吸引する吸気口と、前記吸気口から前記空気流通路に吸引された空気を排出する排気口とが形成される放熱構造体と、前記放熱構造体の前記排気口から前記空気を排出する排気ファンと、を有し、
前記排気ファンは、前記空気を前記アクセサリシューに向けて排出することを特徴とする撮像装置。
【請求項2】
前記撮像装置は、収納状態と使用状態との間を移動する可動式ファインダを備え、
前記排気口は、前記可動式ファインダを前記収納状態にするとき、前記可動式ファインダによって閉鎖される空間内に配置され、
前記排気ファンは、前記空気を前記空間内に排出することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
【請求項3】
前記放熱構造体は、前記電気素子の側に配置される第1の部材と、回路基板の側に配置される第2の部材とを互いに結合して内部に前記空気流通路を形成し、前記第1の部材を、前記第2の部材より熱伝導率の高い材料で形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2013−98620(P2013−98620A)
【公開日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−237179(P2011−237179)
【出願日】平成23年10月28日(2011.10.28)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】