説明

支払装置の使用の許可のための技術

支払装置の使用の許可のための技術は、装置のイシュアが、加盟店および/または装置のイシュアによって定められた所望される消費限度パラメータに基づいて、装置に関連するアカウント番号に関して許可メッセージを取得することを円滑にすることと、イシュア許可決定を取得することを円滑にすることと、イシュア許可決定に応答して、パラメータのうちの少なくとも適切な1つに基づいて、アカウント番号に関して消費限度を設定することを円滑にすることとを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、電子商取引に関し、より詳細には、電子支払システムに関する。
【背景技術】
【0002】
様々な環境において、現金代替を用いることに関心が存在する。かかる現金代替は、例えば、支払カードなどの支払装置を含み得る。場合によっては、例えば、端末決定が遅いために、トランザクション処理時間が長すぎる場合、かかる現金代替を用いることが困難な場合がある。
【0003】
トランザクション時間を短くする必要があり得る状況の1つの非限定的な例は、大量環境(例えば、輸送システムへのアクセス)である。かかる大量環境は、比較的低価値のトランザクションを伴う傾向がある可能性もある。現在の技術は、イシュアに対して伝統的な許可決定処理を実施して、リアルタイムで応答を受信することができない。
【0004】
例えば、Jun他の米国特許第5,828,044号は、非接触的なタイプの無線周波数認識クレジットカードシステムを開示する。Jun他のシステムは、無線周波数を介してその独自のカード番号をカード端末に送信できるように、カード端末(70)から無線周波数を受信することによってアクティブ化されているRFカードと、RFカード内に発電を誘起するために無線周波数を放出するカード端末と、(無線周波数を介して受信された)カード番号データを無線接続された端末コンピュータに送信するカード端末と、ブラックリスト内に問い合せするため、トランザクションの承認を発行するためまたはトランザクションを拒絶するための決定を行うため、およびその決定の結果をカード端末に送信するためにカード端末からカード番号データを読み取る端末コンピュータとを含む。
【0005】
Jewellの米国特許第4,891,503号は、分散型の許可システムを開示する。トランザクションを許可するための分散型の許可システムおよびプロセスは、ホストコンピュータから離れた電子端末のネットワークと通信するホストコンピュータを利用する。システムおよび方法は、要求されたトランザクションが拒絶されることになるアカウントを識別するために使用される情報を含む負のファイルデータを電子端末内に記憶することと、要求されたトランザクションを許可するかどうかを決定するために使用される情報を含む許可ファイルデータを電子端末内に記憶することとを含む。トランザクション要求の入力時に、データは端末の負のファイルデータと突き合わせて照合されて、カードアカウントが端末の負のファイル内に含まれている場合、即時に拒絶される。トランザクションが拒絶されない場合、電子端末内で許可論理が実行され、結果として、要求を拒絶する端末アウトプット、要求を許可する端末アウトプット、またはホストコンピュータから許可を取得するために端末からホストコンピュータへの電子接続を確立する端末アウトプットをもたらす。この接続を確立する際に、アカウントデータはホストから遠隔の電子端末に送信し戻され、結果として、要求を拒絶するまたは要求を許可する端末アウトプットをもたらす。また、かかる接続の間、端末の許可ファイルは、ホストコンピュータから電子端末に送信されたアカウントデータを用いて更新される。完成したトランザクションは、ホストコンピュータへの後続の送信のために、および同じアカウントに関して端末で後に入力されるトランザクション要求を用いた使用のために、端末内に常駐している端末のトランザクション待ち行列ファイル内に記憶される。
【0006】
Muehlberger他の米国特許第5,285,382号は、自動販売機および、時間定格(例えば、長距離)通信リンクを介して電子清算設備にアクセスすることが可能なメモリ記憶装置を有するデータプロセッサを含む類似の端末から、貸借カードの有効性と、資金トランザクションとを処理するためのシステムおよび方法を開示する。システムは、カード有効性を決定して、所定の金額を超えるトランザクションのための資金収集を開始するために清算設備とリアルタイムの通信を発生させ、所定の金額未満のシステム内のトランザクションのために資金収集を開始する目的で通信速度が低減された時点で、清算設備にオフライン・バッチ通信を発生させる。システムは、所定の期間中にこれまでに有効性が確認された異なるカード、ならびに別の所定の期間中にこれまでに無効にされたカードの拒絶のメモリ記憶装置を含めて、局所的なカード有効性確認に依存する。システムおよび方法は、各々が小額のドル額を表す大量の貸借トランザクションを通常処理する遠隔自動化された自動販売機および自動現金預入支払機に特に有用である。
【特許文献1】米国仮特許出願第60/764,106号
【特許文献2】米国特許第5,828,044号
【特許文献3】米国特許第4,891,503号
【特許文献4】米国特許第5,285,382号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
知られている技術の改善の必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の原理は、支払装置の使用の許可のための技術を提供する。支払装置は、例えば、(製品および/もしくはサービスを提供する任意の実体、またはかかる実体のために活動する任意の実体を含むと広く理解される)加盟店で使用され得る。支払装置は、関連するアカウント番号を有することが可能である。1つまたは複数の実施形態では、輸送システムなど、比較的に低価格および/または大量の環境に関してさえ、許可は効果的に、しかも、十分迅速に実施されることが可能である。かかる許可に関して、本発明の一態様による、(コンピュータ実施され得る)方法の例示的な実施形態は、装置のイシュアが、加盟店およびイシュアのうちの少なくとも1つによって定められた所望される消費限度パラメータに基づいて、アカウント番号に関して許可メッセージを取得することを円滑にするステップと、イシュア許可決定を取得することを円滑にするステップと、イシュア許可決定に応答して、パラメータのうちの少なくとも適切な1つに基づいて、アカウント番号に関して消費限度を設定することを円滑にするステップとを含む。
【0009】
本発明のもう1つの態様による、加盟店での支払装置の使用の許可のための装置の例示的な実施形態は、メモリと、メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含む。プロセッサは、本明細書で説明される1つまたは複数の方法ステップを実行するために動作可能であり得る。1つまたは複数の実施形態では、装置はアクティブ・ファイル・マネージャである。
【0010】
さらに、本発明の1つまたは複数の方法ステップは、実行された場合、かかる(1つまたは複数の)ステップを実施する1つまたは複数のプログラムを含む機械可読媒体を含む製品の形で実施されることが可能である。
【0011】
本発明の1つまたは複数の実施形態は、かなり有益な技術効果を提供すること、例えば、高度の決定精度を用いて、200ミリ秒(ms)未満の平均時間内に、承認または拒否に関して、迅速な決定を提供することが可能である。200msの時間は、例および例示として提供され、限定することが意図されない。さらに、本発明の1つまたは複数の実施形態では、イシュア独自の許可処理と共に、支払処理ネットワーク・オペレータによる頑強な許可処理の利点を依然として維持すると同時に、迅速な決定応答の利益が達成され得る。処理は、限定ではなく、例および例示として、リスク分析、制限された支払い遅延カード照合、カード有効性確認コード照合、および自動的購買高調整法検証を含み得る。
【0012】
本発明のこれらのおよびその他の特徴機能および利点は、添付の図面と共に読まれるべきである、その例示的な実施形態の以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
次に、本発明の態様による、システムの様々な可能な構成要素を含むシステム100の例示的な実施形態を示す図1に注目する。システム100は、1つまたは複数の異なるタイプの携帯支払装置を含み得る。例えば、1つのかかる装置は、カード102などの接触型装置であり得る。カード102は、プロセッサ部分106とメモリ部分108とを有する集積回路(IC)チップ104を含み得る。複数の電気接触110が通信目的で提供されることが可能である。カード102に加えて、またはその代わりに、システム100は、カード112などの非接触型装置と共働するように設計されることも可能である。カード112は、プロセッサ部分116とメモリ部分118とを有するICチップ114を含み得る。アンテナ120は、例えば、無線周波数RF電磁波を使用してなど、非接触型通信のために提供され得る。1つまたは複数の発振器、および/または変調、復調、ダウンコンバージョンなどのうちの1つまたは複数のために追加の適切な回路が提供されることが可能である。カード102、112は本発明の技術と共に用いられることが可能な様々な装置の例である点に留意されたい。その他のタイプの装置は、磁気ストリップ152を有する通常のカード150と、適切に構成されたセルラー電話ハンドセットなどを含み得る。実際に、本発明の技術は、様々な異なるタイプのカード、端末、およびその他の装置に適合されることが可能である。
【0014】
IC104、114は、処理ユニット106、116と、メモリユニット108、118とを含み得る。好ましくは、IC104、114は、制御論理、タイマ、および入出力ポートのうちの1つまたは複数も含み得る。かかる要素はIC技術でよく知られており、個別に例示されない。IC104、114のうちの1つまたはそれらの両方は、やはりよく知られており、個別に例示されないコプロセッサも含み得る。制御論理は、処理ユニット106、116と共に、メモリユニット108、118と入出力ポートの間の通信を処理するために必要な制御を提供することが可能である。タイマは、処理ユニット106、116および制御論理からタイミング参照信号を提供することが可能である。コプロセッサは、暗号アルゴリズムによって要求される能力など、リアルタイムで複雑な演算を実行する能力を提供することが可能である。
【0015】
メモリ部分またはメモリユニット108、118は、揮発性および不揮発性のメモリならびに読出し専用メモリおよびプログラム可能メモリなど、異なるタイプのメモリを含み得る。メモリユニットは、例えば、ユーザの主アカウント番号(「PAN」)および/または個人識別番号(「PIN」)などのトランザクション・カードデータを記憶することが可能である。メモリ部分またはメモリユニット108、118は、カード102、112のオペレーティング・システムを記憶することが可能である。オペレーティング・システムは、アプリケーションをロードおよび実行して、ファイル管理またはその他の基本的なカードサービスをアプリケーションに提供する。本明細書を実施するために使用され得る1つのオペレーティング・システムは、StepNexus,Inc.によって許可されたMULIOS(登録商標)オペレーティング・システムである。あるいは、(米国95054カリフォルニア州、サンタクララ、ネットワークサークル4150のSun Microsystems,Inc.によって許可された)JAVA(登録商標) CARD(商標)技術に基づく、JAVA(登録商標) CARD(商標)ベースのオペレーティング・システム、またはいくつかのサプライヤーから入手可能な専有オペレーティング・システムが用いられることが可能である。好ましくは、オペレーティング・システムは、メモリ部分108、118内の読出し専用メモリ(「ROM」)内に記憶される。代替の実施形態では、フラッシュメモリまたはその他の不揮発性および/または揮発性タイプのメモリもメモリユニット108、118内に使用され得る。
【0016】
オペレーティング・システムによって提供される基本サービスに加えて、メモリ部分108、118は、1つまたは複数のアプリケーションを含むことも可能である。現在、かかるアプリケーションが適合し得る1つの可能な標準は、EMVCo,LLC(http://www.emvco.com)によって公にされたEMV支払い標準である。厳密に言えば、EMV基準は、端末の動作を定義するが、カードはかかるEMV準拠の端末動作に適合するよう構成されることが可能であり、この意味で、それ自体EMV準拠である点を理解されよう。本発明によるアプリケーションは、様々な異なる方法で構成され得る点も理解されよう。
【0017】
言及されたように、カード102、112は、本発明の技術と共に用いられることが可能な様々な支払装置の例である。支払装置の主機能は支払いでなくてよく、例えば、本発明の技術を実施するセルラー電話のハンドセットであってよい。かかる装置は、通常のフォームファクタを有するカード、より小さなまたはより大きなカード、異なる形状のカード、キーフォブ、携帯情報端末(PDA)、適切に構成されたセル電話のハンドセット、または、実に、本発明の技術を実施する能力を有する任意の装置を含み得る。カード、またはその他の支払装置は、本体部分(例えば、支払カードの積層プラスチック層、PDAのケースまたはキャビネット、チップ実装など)と、本体部分に関連するメモリ108、118と、本体部分に関連し、メモリに結合されるプロセッサ106、116とを含み得る。メモリ108、118は、適切なアプリケーションを含み得る。プロセッサ106、116は、1つまたは複数の方法ステップを実行するために動作可能であり得る。アプリケーションは、例えば、ファームウェアの形でソフトウェアコードに、さらに電気的に消去可能でプログラム可能な読取り専用メモリEEPROMなどのカードメモリ内のデータに結合されたアプリケーション識別子AIDであってよい。この場合も、「スマート」カードは必ずしも要求されず、通常の磁気ストリップカードが用いられることが可能である。
【0018】
いくつかの異なるタイプの端末がシステム100と共に用いられることが可能である。かかる端末は、接触タイプの装置102とインターフェースを取るように構成された接触型端末122、無線装置112とインターフェースを取るように構成された無線端末124、磁気ストリップ装置150とインターフェースを取るように構成された磁気ストリップ端末125、または組合せ端末126を含み得る。組合せ端末126は、任意のタイプの装置102、112、150とインターフェースを取るように設計される。いくつかの端末は、プラグイン式の非接触型読取装置を有する接触型端末であり得る。組合せ端末126は、メモリ128と、プロセッサ部分130と、読取モジュール132と、オプションで、バーコード・スキャナ134および/または無線周波数識別RFIDタグ読取装置136などの、商品インターフェース・モジュールとを含み得る。項目128、132、134、136はプロセッサ130に結合されることが可能である。端末126の構造の原理は、その他のタイプの端末に適用可能であり、例示目的で詳細に説明される点に留意されたい。読取装置モジュール132は、カードまたは装置102との接触型通信、カードまたは装置112との非接触型通信、磁気ストリップ152の読み取り、または前述の任意の2つ以上の組合せのために構成されることが可能である(例えば、接触、磁気ストリップ、または非接触型の異なるタイプのカードと相互作用するために、異なるタイプの読取装置が提供され得る)。端末122、124、125、126は、コンピュータ・ネットワーク138を経由して、1つまたは複数の処理センター140、142、144に接続されることが可能である。ネットワーク138は、例えば、インターネット、または専有ネットワークを含み得る。システムの異なる要素を接続するために、2つ以上のネットワークが用いられることが可能である。処理センター140、142、144は、例えば、支払装置のイシュアのホストコンピュータを含み得る。ネットワークの1つの特定の形態に関するさらなる詳細が下で説明される。
【0019】
販売時点情報管理146、148によって表される多くの異なる小売店またはその他の施設がネットワーク138に接続されることが可能である。本発明の1つまたは複数の実施形態では、様々な施設は、次いでネットワークに接続される1つまたは複数の機械を介して、仮想私設ネットワークVPNなどの電気通信ネットワークとインターフェースを取ることが好ましいと考えられる。これは下でさらに議論される。かかる各施設は、1つまたは複数の端末を有する可能性がある。さらに、異なるタイプの携帯支払装置、端末、またはその他の要素もしくは構成要素は、図1の例示的な装置上で示される1つまたは複数の特徴機能を組み合わせるまたは「ミックス・アンド・マッチ」することが可能である。
【0020】
携帯支払装置は、システム100などのシステムの122、124、125、126などの端末を有するユーザによるトランザクションを円滑にすることが可能である。かかる装置は、プロセッサ、例えば、上で議論された処理ユニット106、116を含み得る。装置はまた、プロセッサに結合された、上で議論されたメモリ部分108、118などのメモリも含み得る。さらに、装置は、プロセッサに結合され、端末122、124、125、126のうちの1つなどの端末とインターフェースを取るように構成された通信モジュールを含み得る。通信モジュールは、接触型通信または無線通信を経由した端末とのインターフェースを可能にする(前述の1つまたは複数の発振器および関連する回路など)適切な回路と共に、例えば、接触110またはアンテナ120を含み得る。装置のプロセッサは、方法および技術の1つまたは複数のステップを実行するために動作可能であり得る。プロセッサは、ハードウェア技術を経由して、および/またはメモリユニットのうちの1つの中に記憶された、アプリケーションなどのプログラム命令の影響を受けて、かかる動作を実行することが可能である。
【0021】
携帯装置は本体部分を含み得る。例えば、これは、「スマート」カード102、112の場合、(上で議論されたような)積層プラスチック本体、またはセルラー電話の場合、ハンドセット・シャーシおよび本体であり得る。
【0022】
端末122、124、125、126は、本発明の1つまたは複数の例示的な実施形態による、所有者の支払装置と相互作用するための端末装置の例である。装置は、プロセッサ130などのプロセッサと、プロセッサに結合されたメモリ128などのメモリと、プロセッサに結合され、携帯装置102、112、142とインターフェースを取るように構成された、132などの通信モジュールとを含み得る。プロセッサ130は、通信モジュール132を経由してユーザの携帯支払装置と通信するために動作可能であり得る。端末装置は、プロセッサ130内のハードウェア技術を経由して、またはメモリ128内に記憶されたプログラム命令によって機能することが可能である。かかる論理は、ネットワーク138上で処理センター140などの中央位置からオプションで提供され得る。前述のバーコード・スキャナ134および/またはRFIDタグ読取装置136が提供されることが可能であり、購入されることになる製品上のUPCコードまたはRFIDタグから、製品識別などの属性データを収集するために、プロセッサに結合されることが可能である。例えば、固定料金を有する輸送システムなど、いくつかの環境では、例えば、1つだけの項目が購入され得るため(固定運賃乗車)、または識別はその他の手段を経由して発生するため、項目134および136は不要である。
【0023】
上記の装置102、112は、ISO7816準拠の接触型カードもしくは装置またはISO14443準拠の近接型カードまたは装置であり得る。動作中、カード112は、次いで非接触的にカード112内またはその他の無線装置内の近接型ICチップに電子データを送信する端末124または128上に接触させるまたは軽く叩くことが可能である。
【0024】
1つまたは複数の処理センター140、142、144は、データウェアハウス154などのデータベースを含み得る。
【0025】
次に、例示的な実施形態による初期のおよび定期的な許可の流れも(矢印を経由して)示す、本発明の1つの可能な特定の例示的な実施形態のブロック図200である図2に注目する。図2で示される例示的な実施形態を含めて、本発明の1つまたは複数の実施形態では、許可の流れは、流れそれ自体が通常認識される、または通常受け入れられという意味で、「標準」許可の流れである。要求は、加盟店および/または獲得実体から発生して、イシュアに向かって支払ネットワーク(この場合、下で議論されることになるVPN210)を横断する。イシュア214は、次いで、支払ネットワークを介して、加盟店および/または獲得実体に応答を送り返す(または、代理プロセッサ216がイシュアに代わって応答を送信する)。専門用語「標準」は、本明細書で説明される、(1つまたは複数の)メッセージの発明による使用および(1つまたは複数の)メッセージのコンテンツ(例えば、発明の消費限度設定)は任意の先行技術内で教示または提案されることを意味するものと解釈されるべきでない。
【0026】
202で示されるように、カードまたはその他の支払装置の所有者は、例えば、図1に関して説明されるような端末および販売時点情報管理に対応する、カード受理器204の設備で端末と相互に作用する。カード受理器は、例えば、図1で説明されたようなネットワークを経由して、トランザクション情報を獲得実体206に送信する。限定ではなく例として、獲得実体は、アクワイアラまたは獲得されたトランザクションの責任を有するその他実体を含むことが可能であり、これらの獲得実体は、電子支払い技術の当業者によって慣用の「アクワイアラ」または「獲得プロセッサ」などと呼ばれる(獲得実体は、コンソリデータと呼ばれる場合もある)。アクティブ・ファイル・マネージャ(AFM)208は、獲得実体206と(例えば、支払処理ネットワークであり得る)VPN210などの電気通信ネットワークの間に提供されることが可能である。マネージャ208は、様々な場所内、例えば、獲得実体の設備に配置されることが可能であり、例えば、アクワイアラによって操作され得る。さらに、マネージャ208は、MASTERCARD INTERFACE PROCESSOR(商標)すなわちMIP(商標)プロセッサ(ニューヨーク、パーチェスのMasterCard International,Inc.の商標)など、通常の前置通信プロセッサと同じ機械上に常駐することが可能であり、または、次いでネットワーク210とインターフェースをとるかかる通常の前置プロセッサとインターフェースをとる個別の機械上に常駐することも可能である。要約すれば、マネージャ208は、許可処理のためにネットワーク210に接続されるべきであるが、言及されたように、様々な場所の中に配置され得る。
【0027】
MIP(商標)プロセッサなど、もう1つの通常の前置通信プロセッサ212は、例えば、前述のVPN210へのアクセスを提供するためにイシュア214の設備に配置され得る。当然、複数の同様に装備されたイシュア設備、およびその他の設備が存在し得る。
【0028】
代理処理は、中央位置に配置された許可サブシステム216を経由して提供されることが可能である。かかるサブシステムは、VPN210とインターフェースを取り、例えば、イシュアがメンバーである場合またはVPNを経由して接続されないその他のカスタマもしくは実体が利用可能でない場合、連絡が取れない場合、または遅れて(例えば、ネットワークによって特定された期限外に)応答する場合、イシュア214に代わって許可サービスを提供するために応答することが可能である。図2のイシュア214など、大部分のもしくはすべてのメンバーおよび/またはカスタマは、VPNを経由して支払処理ネットワーク・オペレータに電子的に接続するようになることが、現在、想定される。
【0029】
図3は、本発明の例示的な実施形態に従ってファイル処理の流れを実施するように構成され得るシステム200のいくつかのオプションの特徴機能のブロック図300を示す。図2内の項目に類似した項目は、同じ参照特徴を受信しており、再び説明されない。矢印は、ファイル処理の流れを示す際の都合のためである。ブロック図300で、アクティブ・ファイル・マネージャ208には、下でさらに議論される適切なファイル構造350が提供される。
【0030】
(多くの場合、トランザクションが比較的小額に関する可能性がある)輸送市場などの大量環境での端末決定を加速するために、本発明の態様によれば、加盟店からイシュアへの許可メッセージの提供が円滑にされることが可能である(1つまたは複数の実施形態では、メッセージは、上で説明された意味で「標準」メッセージであり得る)。カード所有者のアカウント番号が加盟店の場所で初めて利用されると(そのような場合、アカウント番号は通常まだファイル上にない)、(1つまたは複数の実施形態では、本明細書で説明されることになるアクティブ・ファイル・マネージャなどの中間物によって)トランザクションは(オプションで)自動的に承認されることが可能である。端末への承認応答の発行に続いて、(限定ではなく、例として、「クレジットカード会社」として口語的に知られている実体を含めて)支払処理ネットワーク・オペレータは、そのカード所有者のアカウント番号に関して許可メッセージをイシュアまでずっと円滑にすることが可能である。この場合も、上で言及されたように、先行技術によって教示または提案されているという意味ではなく、(発明の使用およびコンテンツと対照的に)メッセージの流れが通常認識されるまたは通常受け入れられるという意味で、かかるメッセージは「標準」メッセージであり得る。許可要求内に反映されるドル(またはその他の通貨)金額は、加盟店および/またはイシュアなどの実体によって定められた所望される消費限度パラメータに基づくことが可能である。イシュアが許可を拒否する場合、例えば、下でさらに議論されるように、アクティブ・ファイルとして指定されたファイル内に適切な入力を行うことによって、消費限度はそのカード所有者のアカウント番号に関してゼロに設定されることになる。トランザクションが承認された場合、一定期間の間の活動限度額と等しい消費限度(例えば、1日の事前許可金額)から、好ましくは(しかし、オプションで)第1のトランザクションの値を差し引いた値は、この場合も、例えば、アクティブ・ファイル内の適切な入力を経由して定められることが可能である。
【0031】
各後続のトランザクションは、アカウントが「事前承認された消費限度」を有するかどうかを決定するために、例えば、アクティブ・ファイルと突き合わせて検証されることが可能である。追加のトランザクションが消費限度に対して減少を示す場合、消費限度を補充するためにイシュアに対して許可要求が開始され得る。加盟店は、端末に応答を送信する前に第1のトランザクションに関して許可を実行することを選択することが可能である点に留意されたい。加盟店は、トランザクションの財政的リスクに対して応答時間を評価することを望む場合がある。
【0032】
今議論された例示的な解決法は、1つまたは複数の利点を提供することが可能である。例えば、この解決法は、(言及されたように、「標準」流れを用いることが可能な)許可プロセスを活用して、加盟店とアクワイアラとに許可決定の制御を提供することが可能である。この解決法のオンライン許可の態様は、トランザクションに関して加盟店の負担を制限することができ、結果として、より魅力的な解決法を加盟店とアクワイアラとにもたらす。イシュアが許可決定を行っているため、この解決法は、高いトラフィック環境および/または迅速な応答環境で、イシュアに追加のリスク管理も提供する。イシュアは、これらの環境内の不正な活動を迅速に識別して、それに基づいて行動するために、自らの既存の不正得点機能性を活用することが可能である。
【0033】
オンライン許可の特徴機能はまた、ネットワークが通信問題を経験する場合、これらのトランザクションは、イシュアの代わりに、代理処理のために216などの場所に送信されることが可能であることも意味する。任意の代理処理と同様に、トランザクションは記憶されて、イシュアが個別のメッセージとしてまたはバッチ形態でメッセージを再び受信することが可能であると、イシュアに転送されることが可能である。
【0034】
既存のインフラストラクチャを活用することによって、これらのトランザクションは、154などのデータウェアハウス内に含まれることが可能であり、後で、イシュアのカード所有者の利益になるであろう報酬プログラムへの参加を含めて、様々な方法でイシュアによって利用されることが可能である。
【0035】
上記の流れは、(この場合も、オプションであるが、好ましくは、「標準」メッセージ流れを用いて)イシュアまたはイシュアの代わりに代理処理設備までずっと送信されることが可能な許可の典型である。これは、特定のアカウント番号に関して判断される第1のトランザクションについて実行され、次いで、その第1のトランザクションの後に、定期的に実行されることが可能である。許可は、例えば、アクティブ・ファイル応答が加盟店に提供された後で、下で説明されるアクティブ・ファイル処理の流れに基づいて送信される。(その初めての使用の後に)アカウント番号がシステム内で知られると、後続の許可は、利用可能な差引残高が、ゼロなど、所定の値に達する前に実行されることが可能である。値が使い果たされると、アカウントの差引残高はもう1つの許可を実行することによってリセットされ得る。
【0036】
プロセッサ212などの前置プロセッサおよびVPN210などのVPNは、当業者によく知られている。1つの特定の例では、プロセッサ212はMIP(商標)プロセッサであり、VPN210は、MASTERCARD BANKNET(登録商標)電気通信ネットワーク・サービス(ニューヨーク、パーチェスのMasterCard International,Inc.の登録商標)を提供する電気通信ネットワークである。
【0037】
図4を参照し、図3も再び参照すると、次に、本発明の1つの例示的な実施形態によるアクティブ・ファイル処理の流れが考慮される。図4は、加盟店での(関連するアカウント番号を有する)支払装置の使用の許可方法を示す、かかる処理に関する例示的な方法ステップの流れ図500を表す。ブロック502から始まった後、ステップ504で、アカウント番号を取得することを円滑にするステップが実施されることが可能であり、例えば、カード所有者は、個人のカードまたはその他の支払装置を加盟店の端末に軽く叩くことができる。本明細書で使用されるように、行為を「円滑にすること」は、行為を実行すること、行為を容易にすること、行為を実行するのを助けること、または行為を実行させることを含む。したがって、限定ではなく、例示として、1つのプロセッサ上で実行する命令は、行為を実行させるためまたは行為が実行されるのを助けるために適切なデータまたはコマンドを送信することによって、遠隔プロセッサ上で実行する命令によって実行される行為を円滑にすることが可能である。ブロック506で、アカウント番号をアクティブ・ファイル・マネージャ208に手渡すことを円滑にするステップが実施される。例えば、アカウント番号は、獲得実体からマネージャ208に通過され得る。
【0038】
支払処理ネットワーク・オペレータによる処理は、例えば、以下のように進むことが可能である。アクティブ・ファイル・マネージャは、アクティブ・ファイルに対してトランザクションを処理することが可能である。決定ブロック508で、アカウント番号がファイル上にあるかどうかが決定され得る。そうである場合、ブロック508の「はい」分岐によって示されるように、トランザクションが拒否されるべきであるように、消費限度に達しているか、もしくはアカウント番号は閉鎖されるか、または、いくつかのその他の所定の制限条件がアカウントによって示されるかがブロック510で決定される。ブロック510の「いいえ」分岐で示されるように、消費限度に達してない場合、トランザクションの承認、獲得実体に応答を送信すること、および獲得実体に端末に応答させることが、それぞれ、ブロック514、516、および518で実行され得る。並行して、(例えば、ファイルを更新することによって)消費限度を減少することがブロック520で実行され得る。言及されたように、本明細書で使用されるように、行為を「円滑にすること」は、行為を実行すること、行為を容易にすること、行為を実行するのを助けること、または行為を実行させることを含む。例示的な都合のために、図4のすべてのブロックが用語「円滑にする」を含むとは限らないが、広く示される方法は、表示された行為の円滑化ならびにそれらの実際の実行を含むことが理解されよう。ブロック510の「はい」分岐の場合、トランザクションはブロック512で拒否され、処理はブロック525に続く。また、ステップ516および518への並行の流れはブロック512で発生することが可能である。
【0039】
ブロック522で、新しい許可が要求されるかどうかが決定され得る。かかる事例は、一定の所定の基準が発生する場合、例えば、最後の許可から一定数のトランザクションが発生した場合、もしくは一定の差引残高に達した場合、または一般に、アカウント番号に関連するパラメータが消費限度と所定の関係に達した(例えば、利用可能な差引残高が低すぎる状態になる、または新しい許可なしに消費された金額が高すぎる状態になる)場合であり得る。ブロック523で示されるように、新しい許可が要求されることを表示するために、カウンタ、差引残高、またはその他の表示に達した場合、許可が取得されることが可能であり、次いで、適切な記録がブロック524で更新され得る。処理はブロック525に続く。本明細書の流れ図内で示されるステップは本質的に例示的であり、本発明の任意の特定の実施形態で実行される必要があるとは限らず、さらに、ステップの順序は所望されるように変更され得る点に留意されたい。しかし、ステップ523は、応答時間を改善するために、ブロック516で獲得実体に応答が送信された後で実行されることが好ましいと現在考えられている。新しい許可がブロック522で要求されない場合(「いいえ」分岐)、処理は、ブロック525に直接進むことが可能である。一般に、トランザクション時間を低く保つために、イシュアから(消費限度を設定するまたはリセットする)新しい許可を求める前に個々のトランザクションを承認することが所望される可能性がある。
【0040】
決定ブロック526で示されるように、アカウント番号がファイル上にない場合(すなわち、ブロック508の「いいえ」分岐)、特定の加盟店タイプに関して、トランザクションが許可されるかどうかを決定するためにアカウント範囲を照合することが可能である。ブロック526の「はい」分岐でのように、トランザクションが許可される場合、初期の許可が要求されるかどうかがブロック529で決定されることが可能である。そのような場合、許可はブロック531で取得されることが可能である。アクティブ・ファイル内の新しい記録は、ブロック532で作成され得る。承認決定はブロック536で行われることが可能であり、「はい」に応答して、ステップ514および520に類似した承認ステップおよび減少ステップが、ステップ540および542で実行され得る。処理はブロック525に続く。「いいえ」決定に達した場合、ブロック538で減少が発生する。また、ステップ516および518への並行の流れは、ブロック538および540の両方から発生することが可能である。
【0041】
(例えば、ゼロ金額の消費限度に基づいて)(1つまたは複数の)トランザクションが許可されない場合(ブロック526の「いいえ」分岐)、トランザクションはブロック528で拒否され、(並行の)流れはステップ516および518に移る。また、決定ブロック529が「いいえ」をもたらす場合、承認はブロック544で発生し、ブロック548内の記録作成は、ブロック532内でのように新しい記録のためでないことを除いて、それぞれ、ステップ531および532に類似したステップ546および548が実行され得る。また、ステップ516および518への並行の流れはブロック544から発生することが可能である。ブロック548に続いて、処理はブロック525に続く。
【0042】
前述の議論に鑑みて、一態様では、端末への承認応答の発行に続いて、支払処理ネットワーク・オペレータは、イシュアがそのカード所有者のアカウント番号に関して許可メッセージを取得することを円滑にすることが可能である(言及されたように、1つまたは複数の実施形態では、「標準」メッセージ流れを用いることが可能である)。許可要求内に反映されたドル額は、言及されたように、例えば、加盟店および/またはイシュアなど、適切な実体によって定められた所望される消費限度パラメータに基づくことが可能である。この機能性は、例えば、アクティブ・ファイル・マネージャを経由して実行され得る。特許請求の範囲を含めて、本明細書で企画されるように、イシュアが許可メッセージを取得することを円滑にすることは、イシュア提供されたパラメータに基づいてイシュアに代わって応答を提供する前述の代理処理の可能性を含み、本明細書で説明されように(「標準」)許可メッセージを用いることも可能である点を理解されよう。イシュアがトランザクションを許可した場合、毎日の(またはその他の)活動限度金額(例えば、その日の事前許可金額)に等しい消費限度金額を設定することは、この場合も、アクティブ・ファイル内の適切な入力を経由して、円滑にされることが可能である。1つまたは複数の実施形態では、消費限度は毎日の(またはその他の)活動限度金額(例えば、その日の事前許可金額)から第1のトランザクションの値を差し引いた値に等しく設定される。しかし、場合によっては、例えば、トランザクションが比較的小さい金額および/または固定金額のものである場合、第1のトランザクションの値は減じられる必要がない場合があり、または活動限度に組み込まれることも可能である。
【0043】
次に、支払処理ネットワーク・オペレータによってプロセッサ208上で維持され得るファイル構造350内の例示的なファイルのコンテンツの例が提示される。これらは本質的に例であり、様々な実施形態はすべての表示されたパラメータより少ないパラメータを含むことが可能であり、かつ/または本明細書で議論されない追加のパラメータを含むことが可能である。さらに、ファイルは組み合わされることが可能であり、または、所望に応じて、追加のファイルが用いられることも可能である。例えば、ブロック526と関連して閲覧することが可能なアカウント範囲ファイルのコンテンツは、低範囲、高範囲、一定の(例えば、バス、地下鉄、メトロ、地下鉄などの輸送システム)トランザクションが許可されるかどうかを表示するパラメータを表示するトランザクション許可能力、日数などの時間単位で許可頻度、トランザクションの数を用いた許可頻度などのうちの1つまたは複数を含み得るが、これらに限定されない。低範囲および高範囲は、ある種のトランザクションの資格を有するアカウント番号の範囲を特定することが可能である。例えば、16桁のアカウント番号の場合、資格のあるアカウント番号に関する低限値の最上位11桁と、資格のあるアカウント番号の上位範囲の最上位11桁とが特定されることが可能である。一定のトランザクションが許可されたかどうかを表示するパラメータは、例えば、単なる「はい」または「いいえ」値を有することが可能である。
【0044】
前述のアクティブ・ファイルのコンテンツは、アカウント番号、限度パラメータ(トランザクション当たりの最大ドル額など)、最後の許可日、許可以来のトランザクションの数、日数の形で許可頻度(何度、例えば、複数の許可の間に何日)およびトランザクションの点から特定される許可頻度(例えば、複数の許可の間に何度のトランザクション)のうちの1つまたは複数を含み得るが、これらに限定されない。
【0045】
例示的な夜間のバッチ・ファイル保守プロセスが次に説明される。アカウント範囲ファイルに関して、208などの専用のプロセッサは、イシュアからの情報に基づいて、支払処理ネットワーク・オペレータから夜間のリフレッシュ・ファイルを受信することが可能であり、完全なファイル交換が専用のプロセッサ上で実行されることが可能である。アクティブ・ファイルに関して、X日内に使用されなかったすべてのアカウント番号は、最後の許可日に基づいて、削除されることが可能である(Xは、加盟店、アクワイアラまたはその他の獲得実体および/またはプロセッサによって特定され得るパラメータである)。当業者は、これに関連して、「プロセッサ」は、1つのハードウェアではなく、アクワイアラまたはその他の獲得実体、支払処理ネットワーク・オペレータ、銀行、大手加盟店などの実体を意味することを当然理解されよう。さらに、アカウント番号がイシュアによって閉鎖されていないかどうかを決定するために、許可は支払処理ネットワーク・オペレータの「停止リスト」上でこれまでに発見されたそれらのアカウント番号に対して定期的に要求されることが可能である。
【0046】
本発明の1つまたは複数の例示的な実施形態は、1つまたは複数の利点を提供することが可能である点を理解されよう。例えば、「標準」許可プロセスを活用して、許可決定に関して加盟店およびアクワイアラの改善された制御が提供され得る。本発明の1つまたは複数の実施形態のオンライン許可の態様は、トランザクションに関して加盟店の負担を制限するのに役立つ可能性があり、結果として、より魅力的な解決法を加盟店とアクワイアラとにもたらす。さらに、イシュアが決定管理を行っているため、イシュアに、高いトラフィックの、迅速な応答環境での追加のリスク管理を提供する。イシュアは、これらの環境内の不正な活動を迅速に識別して、それに基づいて行動するために、その既存の不正得点機能性を活用することが可能である。本発明の1つまたは複数の実施形態の技術は、カードが有効であるかどうかを決定すること、現在の購入のために「多額の」資金が使用されることを要求すること、各使用ごとに資金を減少させること、定期的に資金を再補充して、(端末または許可決定など、決定以外の発明のアクティブ・ファイル・マネージャを経由して)カードの状態を照合することなどのステップを含めて、カードが、所与の時に、所与の購入のために使用されることが可能であることを検証することを可能にすることができる。
【0047】
本発明は、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの態様を用いることが可能である。ソフトウェアは、ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含むが、これらに限定されない。ソフトウェアは、例えば、加盟店、イシュア、アクワイアラ、プロセッサ、または支払処理ネットワーク・オペレータの端末122、124、125、126、前置プロセッサ208、212、中央位置に配置された許可サブシステム216、または(オプションで、データウェアハウス154と一緒に)処理センター140、142、144のうちの1つまたは複数と共に用いられることが可能である。ファームウェアは、例えば、カード102、112などの支払装置と共に用いられることが可能である。図5は、本発明のプロセスの1つまたは複数の態様の一部またはすべてを実施することが可能なシステム600のブロック図である。図5に示されるように、メモリ630は、(集合的に図5でプロセス680と示される)本明細書で開示される方法、ステップ、および機能のうちの1つまたは複数の態様を実施するために、(例えば、プロセッサ部分106、116、130、要素のプロセッサ208、212、中央位置216に配置されたプロセッサのような、許可サブシステムのプロセッサ、または中央140、142、144内の遠隔ホストのプロセッサに対応し得る)プロセッサ620を構成する。異なる方法ステップは、異なるプロセッサによって実行され得る。メモリ630は分散型であってよく、またはローカルであってもよく、プロセッサ620は分散型であってよく、または1つだけであってもよい。メモリ630は、電気メモリ、磁気メモリまたは光メモリとして実施されることが可能であり、またはこれらのもしくは(カード102、112に関して上で説明されたようなメモリ部分を含めて)その他のタイプの記憶装置の任意の組合せであってもよい。分散型プロセッサが用いられる場合、プロセッサ620を作り上げる各分散型プロセッサは、通常、独自のアドレス可能なメモリ空間を含む点に留意されたい。また、コンピュータシステム600のいくつかまたはすべては、特定用途集積回路内または汎用集積回路内に組み込まれることが可能である点にも留意されたい。例えば、1つまたは複数の方法ステップは、ファームウェアを使用してではなく、ASIC内のハードウェア内で実施されることが可能である。ディスプレイ640は、様々な可能な入出力装置を表す。
【0048】
システムおよび製品の詳細
当技術分野で知られているように、本明細書で議論された方法および装置の1つまたは複数の態様のうちの一部またはすべては、それ自体がその上に実施されたコンピュータ可読コード手段を有するコンピュータ可読媒体を含む製品として流通されることが可能である。コンピュータ可読プログラムコード手段は、コンピュータシステムと共に、本明細書で議論された方法を実行する目的、および本明細書で議論された装置を作成する目的で、すべてのまたはいくつかのステップを実行するために動作可能である。コンピュータ可読媒体は、記録可能な媒体(例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードドライブ、コンパクトディスク、EEPROM、またはメモリカード)であってよく、または伝送媒体(例えば、光ファイバ、ワールドワイドウェブ、ケーブル、または時分割多重接続、符号分割多重接続、もしくはその他の無線周波数チャネルを使用する無線チャネルを含むネットワーク)であってもよい。コンピュータシステムと共に使用するのに適した情報を記憶することが可能な、知られているまたは開発された任意の媒体が使用され得る。コンピュータ可読コード手段は、磁気媒体上の磁気変動またはコンパクトディスクの表面上の高さ修正変動など、コンピュータが命令およびデータを読み取ることを可能にするための任意の機構である。媒体は、複数の物理的な装置上(または複数のネットワーク上)に分散され得る。例えば、1つの装置は、端末に関連する物理的メモリ媒体であってよく、もう1つの装置は、処理センターに関連する物理的なメモリ媒体であってよい。
【0049】
本明細書で説明されたコンピュータシステムおよびサーバは、各々、本明細書で開示された方法、ステップ、および機能を実施するために、関連するプロセッサを構成することになるメモリを含む。かかる方法、ステップ、および機能は、例えば、要素102、112、122、124、125、126、140、142、144、208、212、216上の処理能力によって、または前述の説明の任意の組合せによって実施されることが可能である。メモリは分散型であってよく、またはローカルであってよく、プロセッサは分散型であってよく、または1つだけであってもよい。メモリは、電気メモリ、磁気メモリもしくは光メモリ、またはこれらのもしくはその他のタイプの記憶装置の任意の組合せとして実施されることが可能である。さらに、用語「メモリ」は、関連するプロセッサによってアクセスされるアドレス可能空間内のアドレスから読み取り、当該アドレスに書き込むことが可能な任意の情報を包括するのに十分広く解釈されるべきである。この定義の場合、関連するプロセッサはネットワークから情報を取り出すことが可能であるため、ネットワーク上の情報は、依然として、メモリ内にある。
【0050】
したがって、例えば、前述の端末122、124、125、126、データウェアハウス154を有する処理センター140、142、144、プロセッサ208、212、中央位置216に配置されたプロセッサのような許可サブシステムのプロセッサ、またはカード102、112などの支払装置など、本発明の1つまたは複数の実施形態の要素は、本明細書で説明される方法ステップを実施するために適切な命令を有するコンピュータ技術を使用することができる。さらなる例として、端末装置122、124、125、126は、特に、通信モジュールと、通信モジュールに結合されたアンテナと、メモリと、メモリと通信モジュールとに結合され、非接触型支払装置に問い合わせるために動作可能な少なくとも1つのプロセッサとを含み得る(接触型カードなどの接触型支払装置に問い合わせるために、または磁気ストリップを読み取るために、アンテナおよび通信モジュールの代わりに、適切な接触型のおよびその他の要素が提供され得る)。しかもさらなる例として、支払システム内のアクティブ・ファイルを処理するためのアクティブ・ファイル・マネージャ装置は、メモリと、メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み得る。プロセッサは、本明細書で説明された1つまたは複数の方法ステップを実行するために、またはそうでない場合、それらの性能を円滑にするために動作可能であり得る。
【0051】
したがって、本発明の1つまたは複数の実施形態は、かかるプログラムがコンピュータ上で実行される場合、本明細書に記載された任意の方法または請求項のステップのうちの1つまたはすべてを実行するように適合されたコンピュータ・プログラム・コード手段を含むコンピュータプログラムを含むことが可能であり、かかるプログラムはコンピュータ可読媒体上で実施され得る点を理解されよう。さらに、本発明の1つまたは複数の実施形態は、本明細書で示され、説明されたような1つまたは複数の装置要素または特徴機能と共に、コンピュータに本明細書に記載された方法または請求項のステップのうちの1つまたは複数を実行させるように適合されたコードを含むコンピュータを含み得る。
【0052】
本発明の例示的な実施形態は、本明細書で添付の図面を参照して説明されたが、本発明はまさにこれらの実施形態に限定されず、本発明の範囲または精神から逸脱せずに、当業者によって様々なその他の変更および修正が行われ得ることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の技術を実施することが可能なシステムの例を示す図である。
【図2】本発明の例示的な実施形態による、初期のおよび定期的な「標準」許可の流れを示す図である。
【図3】本発明の例示的な実施形態による、ファイル処理の流れを示す図である。
【図4】本発明の態様による、例示的な方法の流れ図である。
【図5】本発明の1つまたは複数の実施形態で有用な例示的なコンピュータシステムのブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
加盟店での支払装置の使用の許可のための方法であって、前記支払装置は関連するアカウント番号を有し、
前記装置のイシュアが、前記加盟店および前記イシュアのうちの少なくとも1つによって定められた所望される消費限度パラメータに基づいて、前記アカウント番号に関して許可メッセージを取得することを円滑にするステップと、
イシュア許可決定を取得することを円滑にするステップと、
前記イシュア許可決定に応答して、前記パラメータのうちの少なくとも適切な1つに基づいて、前記アカウント番号に関して消費限度を設定することを円滑にするステップと
を含む方法。
【請求項2】
前記許可メッセージが標準許可メッセージを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記消費限度が、前記パラメータのうちの少なくとも前記適切な1つからトランザクションの値を差し引いた値に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記アカウント番号を取得することを円滑にする追加のステップと、前記アカウント番号がファイル上にあるかどうかを決定することを円滑にする追加のステップとをさらに含み、前記イシュアが前記許可メッセージを取得することを円滑にする前記ステップと、前記決定を取得することを円滑にする前記ステップとが、前記アカウント番号がファイル上にないことを表示する前記決定するステップに応答する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記アカウント番号が推定上のトランザクションに関して取得され、前記アカウント番号がファイル上にないことを表示する前記決定するステップに応答して、中間物によって、前記推定上のトランザクションを自動的に承認することを円滑にする追加のステップをさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記中間物がアクティブ・ファイル・マネージャを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記アクティブ・ファイル・マネージャが獲得実体によって操作され、
前記イシュアが支払処理ネットワークを経由して前記獲得実体に接続され、
前記アクティブ・ファイル・マネージャが前記獲得実体と前記支払処理ネットワークの間に置かれる
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記自動承認が、前記消費限度の前記設定に先立って実行される、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記アカウント番号に関して推定上のトランザクションを実施することを円滑にする追加のステップと、
適切な場合には、中間物によって、前記トランザクションのうちの所与の1つの承認を円滑にする追加のステップと
をさらに含む、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
前記装置の前記イシュアによる後続の使用のために、データウェアハウス内の前記トランザクションの包括を円滑にする追加のステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記トランザクションのうちの所与の1つの承認を円滑にする前記ステップが、適切な場合には、(i)前記アカウント番号に関連するアカウントが制限条件を示しているかどうかを決定することと、(ii)前記アカウントが前記制限条件を示さないことを決定することに応答して、前記トランザクションのうちの前記所与の1つの前記承認および差引金額の減少を円滑にすることとを含み、前記トランザクションに関連する獲得実体への応答の実質的に並行な送信を円滑にする追加のステップをさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記カウント番号に関連するパラメータが、前記消費限度との所定の関係に達したことを決定することを円滑にする追加のステップと、
前記パラメータが前記所定の関係に達したことを前記決定することに応答して、前記アカウント番号に関連する差引残高のリセットを実施するために新しいイシュア許可決定を取得することを円滑にする追加のステップと
をさらに含む、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
加盟店での支払装置の使用の許可のための装置であって、前記支払装置は関連するアカウント番号を有し、
メモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサであって、
前記支払装置のイシュアが、前記加盟店および前記支払装置のイシュアのうちの少なくとも1つによって定められた所望される消費限度パラメータに基づいて、前記アカウント番号に関して許可メッセージを取得することを円滑にし、
イシュア許可決定を取得することを円滑にし、
前記イシュア許可決定に応答して、前記パラメータのうちの少なくとも適切な1つに基づいて前記アカウント番号に関して消費限度を設定することを円滑にする
ために動作可能であるプロセッサと
を含む装置。
【請求項14】
前記許可メッセージが標準許可メッセージを含む、請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記消費限度が、前記パラメータのうちの少なくとも前記適切な1つから、前記トランザクションの値を差し引いた値に基づく、請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記プロセッサが、前記アカウント番号を取得することを円滑にし、前記アカウント番号がファイル上にあるかどうかを決定することを円滑にするためにさらに動作可能であり、前記イシュアが前記許可メッセージを取得することを前記円滑にすることと、前記決定を取得することを前記円滑にすることとが、前記アカウント番号がファイル上にないことを表示する前記決定することに応答する、請求項13に記載の装置。
【請求項17】
前記アカウント番号が推定上のトランザクションに関して取得され、
前記プロセッサが、前記アカウント番号がファイル上にないことを表示する前記決定することに応答して、前記推定上のトランザクションを自動的に承認することを円滑にするためにさらに動作可能であり、
前記装置がアクティブ・ファイル・マネージャ装置を含む
請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記アクティブ・ファイル・マネージャ装置が獲得実体によって操作され、
前記イシュアが支払処理ネットワークを経由して前記獲得実体に接続され、
前記アクティブ・ファイル・マネージャが、前記獲得実体と前記支払処理ネットワークの間に置かれるように構成される
請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記メモリが、前記関連するアカウント番号を含む前記アカウント番号を有するアクティブ・ファイルを記憶し、前記プロセッサが、
前記イシュアからの情報に基づいて支払処理ネットワーク・オペレータから夜間のリフレッシュ・ファイルを受信し、
前記アクティブ・ファイル内の前記アカウント番号のうちの、所定の期間内に使用されていないそれらを削除する
ためにさらに動作可能である、請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記アカウント番号のうちの所与の1つが停止リスト上にあり、前記プロセッサが、前記アカウント番号が前記イシュアによって閉鎖されていないかどうかを決定するために、前記「停止リスト」上でこれまでに発見された前記アカウント番号のそれらに関して定期的に許可を要求するためにさらに動作可能である、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記自動承認が前記消費限度の前記設定に先立って実行される、請求項17に記載の装置。
【請求項22】
前記装置がアクティブ・ファイル・マネージャを含み、前記プロセッサが
前記アカウント番号に関して推定上のトランザクションを実施することを円滑にし、
適切な場合には、前記イシュアから承認を取得せずに、前記トランザクションのうちの所与の1つを承認する
ためにさらに動作可能である、請求項16に記載の装置。
【請求項23】
前記プロセッサが、前記装置の前記イシュアによる後続の使用のために、データウェアハウス内の前記トランザクションの包括を円滑にするためにさらに動作可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記プロセッサが、適切な場合には、(i)前記アカウント番号に関連するアカウントが制限条件を示しているかどうかを決定することと、(ii)前記アカウントが前記制限条件を示さないことを決定することに応答して、前記トランザクションのうちの所与の1つを承認して、差引残高減少を円滑にすることによって前記トランザクションのうちの前記所与の1つを承認するために動作可能であり、前記プロセッサが、前記トランザクションに関連する獲得実体への応答の実質的に並行な送信を円滑にするためにさらに動作可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項25】
前記プロセッサが、
前記アカウント番号に関連するパラメータが前記消費限度と所定の関係に達したことを決定することを円滑にし、
前記パラメータが前記所定の関係に達したことを前記決定することに応答して、前記アカウント番号に関連する差引残高のリセットを実施するための新しいイシュア許可決定を取得することを円滑にする
ためにさらに動作可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項26】
前記メモリがアクティブ・ファイルを記憶し、前記アクティブ・ファイルが、アカウント番号と、限度パラメータと、最後の許可日と、許可以来のトランザクションの数と、許可頻度とを含む、請求項13に記載の装置。
【請求項27】
前記メモリが、アカウント範囲ファイルをさらに記憶し、前記アカウント範囲ファイルが、低範囲と、高範囲と、パラメータを表示するトランザクション許可能力と、許可頻度とを含む、請求項26に記載の装置。
【請求項28】
加盟店での支払装置の使用の許可のためのコンピュータ使用可能プログラムコードを含むコンピュータ使用可能媒体を含むコンピュータプログラム製品であって、前記支払装置は関連するアカウント番号を有し、
前記装置のイシュアが、前記加盟店および前記イシュアのうちの少なくとも1つによって定められた所望される消費限度パラメータに基づいて、前記アカウント番号に関して許可メッセージを取得することを円滑にするためのコンピュータ使用可能プログラムコードと、
イシュア許可決定を取得することを円滑にするためのコンピュータ使用可能プログラムコードと、
前記イシュア許可決定に応答して、前記パラメータのうちの少なくとも適切な1つに基づいて、前記アカウント番号に関して消費限度を設定することを円滑にするためのコンピュータ使用可能プログラムコードと
を含む、コンピュータプログラム製品。
【請求項29】
前記許可メッセージが標準許可メッセージを含む、請求項28に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項30】
前記消費限度が、前記パラメータのうちの少なくとも前記適切な1つから、前記トランザクションの値を差し引いた値に基づく、請求項28に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項31】
前記アカウント番号を取得することを円滑にするため、および前記アカウント番号がファイル上にあるかどうかを決定することを円滑にするためのコンピュータ使用可能プログラムコードをさらに含み、前記イシュアが前記許可メッセージを取得することを円滑にすることと、前記決定を取得することを円滑にすることとが、前記アカウント番号がファイル上にないことを表示する前記決定することに応答するものである、請求項28に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項32】
前記アカウント番号が推定上のトランザクションに関して取得され、前記アカウント番号がファイル上にないことを表示する前記決定するステップに応答して、中間物によって、前記推定上のトランザクションを自動的に承認することを円滑にするためのコンピュータ使用可能プログラムコードをさらに含む、請求項31に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項33】
前記中間物がアクティブ・ファイル・マネージャを含む、請求項32に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項34】
前記製品が、
前記アクティブ・ファイル・マネージャが獲得実体によって操作され、
前記イシュアが支払処理ネットワークを経由して前記獲得実体に接続され、
前記アクティブ・ファイル・マネージャが、前記獲得実体と前記支払処理ネットアークの間に置かれる
環境で動作するように構成されている、請求項33に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項35】
前記自動承認が、前記消費限度を前記設定することに先立って実行される、請求項32に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項36】
前記アカウント番号に関して推定上のトランザクションを実施することを円滑にし、
適切な場合には、中間物によって、前記トランザクションのうちの所与の1つの承認を円滑にする
ためのコンピュータ使用可能プログラムコードをさらに含む、請求項31に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項37】
前記装置の前記イシュアによる後続の使用のために、データウェアハウス内の前記トランザクションの包括を円滑にするためのコンピュータ使用可能プログラムコードをさらに含む、請求項36に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項38】
前記トランザクションのうちの所与の1つの承認を円滑にするための前記コンピュータ使用可能プログラムコードが、適切な場合に、(i)前記アカウント番号に関連するアカウントが制限条件を示しているかどうかを決定すること、および(ii)前記アカウントが前記制限条件を示さないことを決定することに応答して、前記トランザクションのうちの前記所与の1つの前記承認および差引金額の減少を円滑にすることのためのコンピュータ使用可能プログラムコードを含み、前記トランザクションに関連する獲得実体への応答の実質的に並行な送信を円滑にするためのコンピュータ使用可能プログラムコードをさらに含む、請求項36に記載のコンピュータプログラム製品。
【請求項39】
前記アカウント番号に関連するパラメータが前記消費限度と所定の関係に達したことを決定することを円滑にし、
前記パラメータが前記所定の関係に達したことを前記決定することに応答して、前記アカウント番号に関連する差引残高のリセットを実施するための新しいイシュア許可決定を取得することを円滑にする
ためのコンピュータ使用可能プログラムコードをさらに含む、請求項36に記載のコンピュータプログラム製品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2009−525546(P2009−525546A)
【公表日】平成21年7月9日(2009.7.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−553449(P2008−553449)
【出願日】平成19年1月25日(2007.1.25)
【国際出願番号】PCT/US2007/061034
【国際公開番号】WO2007/090027
【国際公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【出願人】(508012862)マスターカード インターナショナル インコーポレーテッド (9)
【Fターム(参考)】