説明

放送受信装置

【課題】録画番組の一部を好適に消去する。
【解決手段】CPU25は、受信品質が所定の閾値を下回る或いは超えるごとに、新たな録画ファイルを作成していく。CPU25は、USBインターフェイス17を介してUSBメモリ18のメモリ残量を把握する。CPU25は、録画ファイルの作成中にメモリ残量が殆ど無くなったときに、受信トランスポートストリームの記録をメモリ28に代行させるとともに、映像表示部8において、受信不良の録画ファイルについての情報を提示する。CPU25は、ユーザによって指定された不良の録画ファイルを消去する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、受信した放送番組を録画する録画機能部を備えた放送受信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、受信したディジタル放送の番組を録画する機能を備えたディジタル放送受信装置が知られている。また、近年においては、携帯電話などの携帯機器や車載用などの移動機器にテレビ視聴機能及び録画機能を備えたものも提案されている。更に、録画において受信放送の受信レベルを計測する録画装置が提案されている(特許文献1,2,3参照)。
【特許文献1】特開2003−189334号公報
【特許文献2】特開2000−312323号公報
【特許文献3】特開2005−303715号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、地上ディジタル放送を受信する携帯機器或いは移動機器において受信番組の録画を行う場合、電波障害などで受信画質に変化が生じることが多くなると予想される。また、携帯機器等に限るわけではないが、記録媒体の記録容量には限りがあるので、新たに録画を行うときに既存データを消去して空き容量を確保することが必要になる場合があるが、どのデータを消去したらよいのか、ユーザが判断に迷うことがある。この場合、実際に録画番組を再生してみて受信品質を知るのでは、面倒であり時間もかかる。
【0004】
この発明は、上記の事情に鑑み、録画番組の一部を好適に消去することができる放送受信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明の放送受信装置は、上記課題を解決するために、受信した放送番組を記録媒体に録画する録画機能部を備えた放送受信装置において、録画番組の録画中の受信品質を判断する判断手段と、受信品質が所定レベル以下と判断された録画区間の録画番組データについて、自動的に又はユーザ指示に基づいて記録媒体から消去する区間データ消去手段と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
上記の構成であれば、受信品質が所定レベル以下と判断された録画区間の録画番組データについて、自動的に又はユーザ指示に基づいて記録媒体から消去するので、録画番組の一部を好適に消去することができる。
【0007】
上記構成の放送受信装置において、前記記録媒体として外部記録媒体と内蔵記録媒体とを有し、外部記録媒体への番組録画中にその残量がゼロ又は所定値以下となったときに、外部記録媒体上で当該録画番組に対する前記録画区間の消去を実行するとともに、前記消去に要した間の録画番組データを前記内蔵記録媒体に一時的に記録した後に前記外部記録媒体に転送記録することとしてもよい。
【0008】
これら構成の放送受信装置において、受信品質が所定レベル以下と判断された録画区間を示す情報を画面上に表示し、ユーザにより指定された録画区間を消去することとしてもよい。
【0009】
或いは、これら構成の放送受信装置において、受信品質が所定レベル以下と判断された録画区間を示す情報を画面上に表示し、ユーザから一括消去指示を受けたときには、受信品質が所定レベル以下と判断された録画区間を一括消去することとしてもよい。
【0010】
ユーザ指定で録画区間を消去する構成において、前記録画区間を示す情報の表示箇所に、当該録画区間の先頭のサムネイル画像及び/又は当該録画区間の終端のサムネイル画像を表示することとしてもよい。
【0011】
また、これら構成において、前記録画区間ごとに録画ファイルを作成することとしてもよい。
【発明の効果】
【0012】
この発明によれば、録画番組の一部を好適に消去することができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、この発明の実施形態の放送受信装置を、図1乃至図4に基づいて説明する。
【0014】
図1において、チューナ21は、例えば、地上ディジタル放送を受信し、特定周波数の信号を取り出す。また、チューナ21は、復調回路、逆インタリーブ回路、誤り訂正回路などを備えることにより、選択したディジタル変調信号を復調してトランスポートストリーム(TS)を出力する。
【0015】
USBインターフェイス17に装着されたUSBメモリ18には、受信した番組(トランスポートストリーム)が録画ファイルとして格納される。記録TS生成部13は、チューナ21からトランスポートストリームを受けって前記USBメモリ18に記録する際に、不要なTSパケット(NULLパケットや目的外番組のパケット等)を除外して記録する。記録TS生成部13の動作は、CPU25によって制御される。
【0016】
TS読出部14は、再生時において、録画ファイル(トランスポートストリーム)を前記USBメモリ18から読み出してデマルチプレクサ(DEMUX)に供給する。TS読出部14の動作は、CPU25によって制御される。
【0017】
デマルチプレクサ1は、前記チューナ21からのトランスポートストリーム或いはTS読出部14からのトランスポートストリームを、例えばMPEG4(Moving Picture Experts Group4)或いはH.264のビデオストリームやオーディオストリームなどのストリームと、セクションデータとに分離する。セクションフィルタ9は、前記セクションデータをPSI/SI(Program Specific Information/Service Information)とデータカルーセルとに分離する。
【0018】
オーディオデコーダ4は、デマルチプレクサ1から出力されたTSパケットを復号し更にD/A変換して音声信号を生成し、この音声信号を音声出力部(スピーカ等)5に供給する。ビデオデコーダ2は、入力されたTSパケットを復号して量子化係数や動きベクトルを求め、逆DCT変換や動きベクトルに基づく動き補償制御などを行って映像データを出力する。スケーラ3は前記映像データを入力し、画像の大きさや解像度などを調整する。字幕デコーダ6はストリーム中の字幕データを復号して文字データを生成する。
【0019】
PSI/SI処理部10は、PSI/SIを入力し、EPG(Electronic Program Guide)等に利用できるように加工処理を行う。SI格納メモリ11は、前記PSI/SIの加工情報を格納する。データカルーセル受信処理部12は、セクションフィルタ9で分離されたデータカルーセルを処理してデータ放送コンテンツを取得し、コンテンツバッファ15に供給する。コンテンツバッファ15は、データ放送コンテンツを一時的に記憶すると共に、更新されたデータ放送コンテンツの上書き処理等を行う。
【0020】
BMLブラウザ16はデータ放送の表示において起動される。番組連動型のデータ放送におけるデータ表示は、例えば、データ放送表示キー(dキー)が押下されたことを検出したとき行われる。データ放送においては、最初にエントリーコンポーネントに入れられているスタートアップモジュール(moduleID=0)の取得が試みられ、得られたスタートアップ文書に基づいて画面作成が行われる。そして、ユーザがスタートアップ画面上の各種ボタン(「天気予報」「ニュース」等)を操作することで下位階層の表示が実行される。
【0021】
また、BMLブラウザ16は表示すべき文書(データ)をコンテンツバッファ15に要求する。コンテンツバッファ15は要求されたデータが存在すればそのデータを読み出してBMLブラウザ16に渡す。要求されたデータが無ければデータカルーセル受信処理部12がトランスポートストリームから取り出す。なお、データカルーセル受信処理部12はDSM−CC(digital storage media command and control )方式で送られてくるデータを取り出す。
【0022】
フレームメモリ7は、前記スケーラ4からの受信画像データ、字幕デコーダ6からの字幕データ、BMLブラウザ16からのデータを入力し、各プレーンを生成して合成し、この合成映像データを映像表示部(液晶ディスプレイ等)8に供給する。また、図示しないOSD(オンスクリーンディスプレイ)回路は、CPU25から出力指示された文字情報や色情報に基づく映像データをフレームメモリ7に出力する。フレームメモリ7は、前記映像データを前記スケーラ3等からから出力される受信映像データに組み込む処理を行う。
【0023】
操作部26には、電源ON/OFFキー、十字キー(矢印キー)、数値キー、テレビONキー、録画/再生キーなどが配置されている。
【0024】
メモリ(例えば、RAM、EEPROM、フラッシュメモリ等)28には、各種プログラムやデータが格納される他、番組録画中に前記USBメモリ18のメモリ残量が無くなった場合には、CPU25の制御の下で受信トランスポートストリームが格納される。
【0025】
CPU25は、チューナ21から供給される放送受信レベル(ビットエラーレート、電界受信強度、C/N比等)を受け取り、録画している番組の受信品質を判断する。
【0026】
図2に示しているように、受信品質について所定の閾値を設定しており、受信品質が前記閾値を下回る期間は受信不良区間としている。CPU25は、受信品質が前記閾値を下回ると、これまでの録画ファイルを「録画ファイルその1」としてファイル作成を終了し、これ以降に得られるトランスポートストリームに基づいて、「録画ファイルその2」の作成を開始する。そして、その後に、受信品質が前記閾値を超えると、「録画ファイルその2」の作成を終了し、同様に、「録画ファイルその3」の作成を開始する。すなわち、受信品質が前記所定の閾値を下回る或いは超えるごとに、新たな録画ファイルを作成していく。別言すれば、一つの番組の録画ファイルは、受信良好な録画ファイルと受信不良の録画ファイルとに分割されて交互に記録されていく。また、CPU25は、各録画ファイルについて、番組録画の開始時からの時間情報を付加する。なお、閾値近傍で受信品質が小刻みに変化すると、ファイル数が徒に多くなるので、例えば、受信品質が前記所定の閾値を下回った場合に、たとえ直ぐに閾値を上回っても一定時間の間は閾値を下回っていると見做す処理、或いは、閾値を二つ設定してヒステリシスを持たせる処理などを行うようにしてもよい。
【0027】
CPU25は、USBインターフェイス17を介してUSBメモリ18のメモリ残量を把握する。CPU25は、録画ファイルの作成中にメモリ残量が殆ど無くなったとき或いはメモリ残量がゼロになったときに、受信トランスポートストリームの記録をメモリ28に代行させるとともに、映像表示部8において、受信不良の録画ファイルについての情報を提示する。なお、この情報提示に先立って、メモリ不足を知らせる警告音を音声出力部5から出力したり、警告メッセージを映像表示部8において数秒間点滅表示するなどしてもよい。
【0028】
図4は録画処理の一例を示したフローチャートである。まず、録画を開始し(ステップS1)、録画中の受信レベルの変化を監視し(ステップS2)、受信レベルに変化が有るかどうかを判断する(ステップS3)。CPU25は、受信レベルに変化があれば、録画ファイルを分割し(ステップS4)、USBメモリ18の残量があるかどうかを判断する(ステップS5)。受信レベルに変化がなければそのままステップS5に進む。USBメモリ18の残量があれば処理をステップS2に進め、残量がなければ録画先をUSBメモリ18からメモリ28に切り替える(ステップS6)。そして、CPU25は、受信不良区間を削除するかどうかの判断を行う(ステップS7)。この判断はユーザ指示によるときにはユーザ指示を待ち、自動削除が選択されているときには、YESの判断を行う。YESの判断を得たときには、受信不良区間を削除し(ステップS8)、メモリ28内の一時記録データをUSBメモリ18にコピーし、録画先をメモリ28からUSBメモリ18に切り替える(ステップS10)。受信不良区間を削除しないときには、録画を停止する(ステップS11)。
【0029】
図3は、受信不良の録画ファイルについての情報の提示例を示した提示画面の説明図である。この提示例では、受信不良の録画ファイルについての録画経過時間情報を表記するとともに、各録画ファイルの開始時の映像のサムネイルと終了時の映像のサムネイルを付記している。録画ファイルの記録とともに、受信パケットをデコードして映像データを生成することができる。CPU25は、先述の例であれば、例えば、先述の「録画ファイルその2」の作成に際して、前記デコードにより得られた映像データにてサムネイルを作成し、これを先頭側サムネイルとして、「録画ファイルその2」に関連付けて記録する。また、CPU25は、例えば、「録画ファイルその2」の作成終了に際して、前記デコードにより得られた映像データにてサムネイルを作成し、これを終端側サムネイルとして、「録画ファイルその2」に関連付けて記録する。ユーザは受信不良の録画ファイルについて、前記先頭側サムネイル及び終端側サムネイルを見ることで、削除対象の選択を行いやすくなる。なお、前記先頭側サムネイル及び終端側サムネイルの一方だけを表示することとしてもよいし、サムネイルは無くてもよい。図3の提示例では、「一括削除」にカーソルが載せられて表示される。ユーザは、一括削除を望むときには、この状態で決定キーを押下する。一括削除を望まないときには、カーソルを移動させて「選択削除」上にカーソルを載せる。この状態で決定キーを押下すると、カーソルは最も上段の録画ファイルに載せられる。ユーザは、削除した録画ファイル上にカーソルを載せて決定キーを押下する。ユーザは、どの録画ファイルの削除も望まないときには、「削除しない」を選択する。
【0030】
CPU25は、上記の「一括削除」又は「選択削除」が選択された場合、USBメモリ17において対応の録画ファイルを削除する。そして、メモリ28に一時的に格納しておいた録画ファイルをUSBメモリ17の空きができた領域に転送格納する。この転送処理は録画完了の後に実行しても構わない。また、録画区間の削除を促す処理を録画終了後に行ってもよい。
【0031】
上記の例では、受信品質が所定の閾値を下回っている区間は、別ファイルを作成することとしたが、これに限らない。受信品質が所定の閾値を下回っている区間を示すインデックス情報などを記録していくこととしてもよい。ただし、複数ファイル化(ファイル分割)しておくことにより、受信品質の悪い部分を後に削除する場合、容易に且つ迅速に削除することができり利点が得られる。また、受信品質の悪い部分を除いて再エンコードして新たな録画ファイルを作成する必要もないという利点が得られる。なお、ファイル分割するときには、当該ファイルにおいて最初のフレームは独立再生可能なフレーム(いわゆるIフレーム)とするのがよく、これによれば、ファイル再生において映像提示が迅速に行えることになる。その具体的な手法は、受信レベル(品質)の変化が生じて最初のIフレームが得られたときに、その手前のフレームまでを一纏まりのファイルとする処理を行えばよい。
【0032】
また、上記の例では、ユーザの指示に基づいて受信不良箇所の録画ファイルを削除することとしたが、ユーザの指示に基づかずに受信不良と判定された箇所の録画ファイルを自動削除することとしてもよい。自動削除を選択するかどうかは予めメニュー画面上でユーザが設定することとしてもよい。
【0033】
また、上記の例では、受信録画中にUSBメモリ18のメモリ残量が少なくなったときに、受信不良の録画ファイルを提示してユーザに削除を促すこととしたが、受信録画中でないとき、例えば、録画ファイル編集といったメニューが選択されたときに、その小項目として「録画ファイルの受信不良個所整理」といった項目を用意しておき、この項目が選択されたときに、受信不良の録画ファイルを提示してユーザに削除を促すこととしてもよい。また、例えば、USBメモリ18のメモリ残量が番組1時間程度の容量となったときに、受信不良の録画ファイルを提示してユーザに削除を促すこととしてもよい。また、USBメモリ18に限らず、例えば、内蔵のハードディスクに録画番組を記録してもよい。
【0034】
CPU25は、録画開始後、一定区間ごと(例えば、5秒ごと)に受信品質の平均値を算出し、この平均値が所定閾値を下回る区間(ファイル)を受信不良ファイルと判定するようにしてもよい。例えば、CPU25は、各一定区間の開始時の受信品質を記録し、一定区間中の受信品質の変化を監視する。そして、受信品質に変化が生じたかどうかを判断する。受信品質に変化が生じたときには、受信品質及び各一定区間内での録画経過時間を記録する。
【0035】
例えば、得られたビットエラーレートEに対する閾値として、E1,E2,E3(E1>E2>E3)が設定されているとする。CPU25は、E≧E1であれば、受信品質値=0とし、E1>E≧E2であれば、受信品質値=1とし、E2>E≧E3であれば、受信品質値=2とし、E3>Eであれば、受信品質値=3とする処理を行う。なお、受信品質値=0はチューナがロックしない状態に相当し、受信品質値=1は受信レベル低いに相当し、受信品質値=2は受信レベル普通に相当し、受信品質値=3は受信レベル高いに相当する。また、CPU25は、各一定区間での録画経過時刻を測定し、この測定時刻と前記受信品質値とから平均値を求め、この求めた平均値を受信品質(平均値)とする処理を行う。各一定区間での前記受信品質(平均値)をXとすると、このXは以下に示す数式により得られる。
【0036】
X={x0×(T−t0)+Σ(x×t)}/T
T=各一定区間での録画時間
x0=各一定区間での録画開始時の受信品質値
t0=各一定区間での録画開始後、最初に受信品質値に変化があった時刻
x=各一定区間での受信品質値(受信品質値に変化が生じると受信品質値が記録される)
t=(受信品質値の記録時の録画経過時刻)−(前回記録時の録画経過時刻)
【0037】
上記のごとく、一定区間ごとに受信品質の平均値を算出する場合、例えば、受信品質値=0或いは、更に受信品質値=1の区間を受信不良区間として、その削除を推奨するようにすることができる。また、受信品質の値そのものを用いて、受信品質の悪い順に区間を上から並べることで、ユーザにとってはより削除を行いやすくなる。
【0038】
また、放送受信装置は、携帯型或いは移動型に限らず、据え置き型のディジタル放送受信装置としてもよい。また、地上波ディジタル放送に限らず、衛星(CS/BS)ディジタル放送の受信装置としても構成できる。なお、携帯型或いは移動型の地上波ディジタル放送受信装置においては記録容量をあまり大きくできないことが多いので、このような構成において本願発明の利点がより発揮されるものとなる。また、ディジタル放送に限らず、アナログ放送を受信する装置にも適用できる。また、外部メモリ(USBメモリ等)に録画せずに、内蔵ハードディスク等に録画を実行する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】この発明の実施形態の放送受信装置を示したブロック図である。
【図2】受信品質の変化を示した説明図である。
【図3】この発明の実施形態の情報提示画面を示した説明図である。
【図4】この発明の実施形態の処理内容を示したフローチャートである。
【符号の説明】
【0040】
13 記録TS生成部
14 TS読出部
25 CPU

【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信した放送番組を記録媒体に録画する録画機能部を備えた放送受信装置において、録画番組の録画中の受信品質を判断する判断手段と、受信品質が所定レベル以下と判断された録画区間の録画番組データについて、自動的に又はユーザ指示に基づいて記録媒体から消去する区間データ消去手段と、を備えたことを特徴とする放送受信装置。
【請求項2】
請求項1に記載の放送受信装置において、前記記録媒体として外部記録媒体と内蔵記録媒体とを有し、外部記録媒体への番組録画中にその残量がゼロ又は所定値以下となったときに、外部記録媒体上で当該録画番組に対する前記録画区間の消去を実行するとともに、前記消去に要した間の録画番組データを前記内蔵記録媒体に一時的に記録した後に前記外部記録媒体に転送記録することを特徴とする放送受信装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の放送受信装置において、受信品質が所定レベル以下と判断された録画区間を示す情報を画面上に表示し、ユーザにより指定された録画区間を消去することを特徴とする放送受信装置。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の放送受信装置において、受信品質が所定レベル以下と判断された録画区間を示す情報を画面上に表示し、ユーザから一括消去指示を受けたときには、受信品質が所定レベル以下と判断された録画区間を一括消去することを特徴とする放送受信装置。
【請求項5】
請求項3又は請求項4に記載の放送受信装置において、前記録画区間を示す情報の表示箇所に、当該録画区間の先頭のサムネイル画像及び/又は当該録画区間の終端のサムネイル画像を表示することを特徴とする放送受信装置。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の放送受信装置において、前記録画区間ごとに録画ファイルを作成することを特徴とする放送受信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−17334(P2008−17334A)
【公開日】平成20年1月24日(2008.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−188367(P2006−188367)
【出願日】平成18年7月7日(2006.7.7)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【Fターム(参考)】