説明

教育受講システム

【課題】受講者に適した教育内容(教材)を提供することができる教育受講システムを提供すること。
【解決手段】受講者が受講者端末を用いて検索キーワードを送信したとき、教育サーバ(1)は、検索キーワードに対応する第1検索教育モジュールを検索し、第1検索教育モジュールより優先順位が高い第2検索教育モジュールを検索し第1検索教育モジュールと第2検索教育モジュールとを受講者が選択するためのリストを生成し、受講者端末の表示装置に表示する。受講者が第1検索教育モジュールと第2検索教育モジュールとの少なくとも1つの教育モジュールを選択する選択指示を送信したとき、教育サーバ(1)は、選択指示に従って教育モジュールテーブル(31)を参照し、少なくとも1つの教育モジュールを受講者端末の表示装置に表示する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、受講者が教育を受講する教育受講システムに関する。
【背景技術】
【0002】
受講者が受けたい教育内容(教材)を受講することができるシステムが知られている(例えば特許文献1)。
【0003】
特許文献1(特開2002−351297号公報)には、利用者がデータベースを用いて所望の教材を簡便かつ容易に利用することができる教材利用システムが記載されている。教材利用システムは、コンピュータシステムと、利用者が利用するリモート端末とを具備している。コンピュータシステムは、教材登録手段と、コード受信手段と、教材送信手段と、教材データベースとを具備している。教材登録手段は、教材の特徴を表すキーワードコード、教材の教育レベルを表す教育レベルコードなどのコードを入力させ、この入力されたコードと共に教材データベースに格納する。コード受信手段は、利用者らによってリモート端末を使用して入力された所望の1つまたは複数のコードを受信する。その後、教材送信手段は、上記の受信したコードに基づき、このコードに対応するような教材データベースに格納された教材を読み出し、この読み出した教材を、ネットワークを介してリモート端末に送信する。利用者は、データベースを用いて所望の教材を簡便かつ容易に利用することができるようになる。
【0004】
このように、上記のシステムでは、受講者(利用者)は、キーワード(コード)を受講者端末(リモート端末)に入力することにより、受けたい教材がサーバ(コンピュータシステム)から受講者端末に送信される。これにより、受講者は、受けたい教材を受講することができる。
【0005】
しかしながら、送信された教材(第1教材)は、それを受講する上での前提知識である第2教材を必要とする場合がある。このような場合、受講者は、第1教材を受講しても理解できずに時間を無駄にする可能性がある。受講者を教育させるときに、受講者に適した教育内容(教材)を提供することができる教育受講システムが望まれる。
【0006】
受講者を教育させるシステムについて紹介する。
【0007】
特開2003−167998号公報(特許文献2)には、社員教育の受付や管理にかかわる各種業務を効率化する社員教育統合管理システムが開示されている。この社員教育統合管理システムは、APサーバ、受講者端末、データベース、上司端末を具備している。APサーバは、受講者端末に受講用初期画面を表示し受講希望者からの認識要求を受けて、受講希望者の認証を行い、認証結果が妥当な場合は次に受講希望者に講座検索画面を表示し、受講希望者から講座検索画面に基づく教育内容、日程、開催場所を含む希望条件により検索要求を受けると、希望条件を基にデータベースを検索し、検索条件に該当する教育コースを受講者端末の画面に表示する。次に受講希望者から選択された教育コースの仮申込みを受けて、メールサーバを介して上司端末への承認用の電子メールの発行を行い、上司端末からの受講承認の命令を受けると、管理者端末を介して受講者端末と上司端末に対して受講正式確定の電子メールを発行する。
【0008】
特開2001−265207号公報(特許文献3)には、受講者は、自分のレベルにあった受講コースを選択することができ、受講中に受講レベルの変更や解約を行うことができる教育システムが開示されている。この教育システムは、ネットワークに接続された教育システムサーバと、受講者の受講ID、習熟度、受講費支払い状況などを保存する受講者データベースとを備えている。教育システムサーバは、受講者データベースに保存された受講者データを基に、受講者のレベルをチェックして受講コースを選択する。また、受講者の習熟度に応じて次のステップの受講コースを選択し、最終的には習熟度チェックによる受講終了か否かを判断する。
【0009】
特開2004−12879号公報(特許文献4)には、受講者にとって学習を進めやすい、通信ネットワークを利用した教育方法が開示されている。この教育方法は、教育用のホームページにおいて教育用サーバが提供する教育の科目について受講者が受講用端末を通じて選択することを可能にし、受講者が選択した科目内の単元について教育用サーバから受講用端末を通じて受講者に事前試験を受けさせ、教育用サーバから受講用端末を通じて受講者に事前試験における本人の解答の正誤を通知し、その後に当該の単元について授業を行い、受講者が選択した科目の全ての単元の授業が完了した後に教育用サーバから受講用端末を通じて受講者に卒業試験を受けさせ、卒業試験の結果を教育用サーバから受講用端末を通じて受講者に通知する。
【0010】
【特許文献1】特開2002−351297号公報
【特許文献2】特開2003−167998号公報
【特許文献3】特開2001−265207号公報
【特許文献4】特開2004−12879号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の課題は、受講者に適した教育内容(教材)を提供することができる教育受講システムを提供することにある。
本発明の他の課題は、教育内容(教材)を受講する意欲を向上させることができる教育受講システムを提供することにある。
本発明の更に他の課題は、受講者が教育内容を復習することができる教育受講システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0013】
本発明の教育受講システムは、受講者端末(4)と、教育サーバ(1)とを具備している。前記受講者端末(4)は、受講者に利用され、表示装置(45)を備えている。前記教育サーバ(1)は、前記受講者端末(4)にネットワーク(5)を介して接続されたコンピュータである制御装置(10)と、記憶装置(12)とを備えている。
前記記憶装置(12)は、教育モジュールテーブル(31)と、優先順位テーブル(32)とを具備している。
前記教育モジュールテーブル(31)には、教育内容が分割された複数の教育モジュール(X1)(X2)(X3)(X4)と、複数のキーワードとが格納されている。
前記優先順位テーブル(32)には、複数の教育モジュール(X1)(X2)(X3)(X4)の各々の優先順位が格納されている。
前記制御装置(10)は、コンピュータプログラム(13)である受付部(20)、第1検索部(21)、第2検索部(22)、リスト生成部(23)、モジュール提供部(24)を具備している。
前記受講者が前記受講者端末(4)を用いて検索キーワードを送信したとき(S11)、前記受付部(20)は、前記検索キーワードを受け入れる(S12)。
前記第1検索部(21)は、前記検索キーワードに従って前記教育モジュールテーブル(31)を参照し、前記検索キーワードに対応する第1検索教育モジュール(X4)を検索する(S13)。
前記第2検索部(22)は、前記第1検索教育モジュール(X4)に従って前記優先順位テーブル(32)を参照し、前記第1検索教育モジュール(X4)より優先順位が高い第2検索教育モジュール(X1、X2)を検索する(S14、S15)。
前記リスト生成部(23)は、前記第1検索教育モジュール(X4)と前記第2検索教育モジュール(X1、X2)とを前記受講者が選択するためのリスト(50)を生成し、前記受講者端末(4)の前記表示装置(45)に表示する(S16、S19)。
前記受講者が前記受講者端末(4)を用いて前記リスト(50)を参照し、前記第1検索教育モジュール(X4)と前記第2検索教育モジュール(X1、X2)との少なくとも1つの教育モジュールを選択する選択指示を送信したとき、前記モジュール提供部(24)は、前記選択指示に従って前記教育モジュールテーブル(31)を参照し、前記少なくとも1つの教育モジュールを前記受講者端末(4)の前記表示装置(45)に表示する(S20)。
【0014】
本発明の教育受講システムによれば、上述のように、受講者が教育を受けるために、受講者端末(4)を用いて検索キーワードを送信したときに、教育サーバ(1)は、教育モジュールテーブル(31)を参照して、検索キーワードに応じて、受講者が受けたい内容として第1検索教育モジュール(X4)を検索する。次に、教育サーバ(1)は、優先順位テーブル(32)を参照して、第1検索教育モジュール(X4)を受講する上での前提知識である第2検索教育モジュール(X1、X2)を検索する。教育サーバ(1)は、受講者が受けたい第1検索教育モジュール(X4)と、それの前提知識である第2検索教育モジュール(X1、X2)とを受講者が選択するためのリスト(50)を生成し、受講者端末(4)の表示装置(45)に表示している。そこで、受講者が受講者端末4を用いてリスト50を参照し、第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX1、X2との少なくとも1つの教育モジュールを選択する選択指示を送信する。このとき、教育サーバ1は、選択指示に従って教育モジュールテーブル31を参照し、少なくとも1つの教育モジュールを受講者端末4の表示装置45に表示する。
例えば、受講者は、受講者端末(4)を用いてリスト(50)を参照した結果、第2検索教育モジュール(X1、X2)における知識がない場合、第2検索教育モジュール(X1、X2)だけを選択する選択指示を送信する。この場合、教育サーバ(1)は、第2検索教育モジュール(X1、X2)を受講者端末(4)の表示装置(45)に表示し、受講者は、第2検索教育モジュール(X1、X2)を受講することができる。このように、本発明の教育受講システムによれば、受講者に適した教育内容(教材)として、第2検索教育モジュール(X1、X2)を提供することができる。
例えば、受講者は、受講者端末(4)を用いてリスト(50)を参照した結果、第2検索教育モジュール(X1、X2)における知識がない場合、第1検索教育モジュール(X4)と第2検索教育モジュール(X1、X2)との両方を選択する選択指示を送信する。この場合、教育サーバ(1)は、第1検索教育モジュール(X4)と第2検索教育モジュール(X1、X2)とを受講者端末(4)の表示装置(45)に表示し、受講者は、第1検索教育モジュール(X4)と第2検索教育モジュール(X1、X2)とを受講することができる。このように、本発明の教育受講システムによれば、第1検索教育モジュール(X4)を受講する前に第2検索教育モジュール(X1、X2)を受講することにより、第1検索教育モジュール(X4)を受講しても理解できずに時間を無駄にすることがなく、受講者に適した教育内容(教材)として、第1検索教育モジュール(X4)と第2検索教育モジュール(X1、X2)とを提供することができる。
【0015】
本発明の教育受講システムにおいて、前記教育モジュールテーブル(31)には、前記複数の教育モジュール(X1)(X2)(X3)(X4)のそれぞれに対して、複数の受講料金と、複数の割引受講料金とが格納されている。前記複数の割引受講料金は、それぞれ前記複数の受講料金よりも安い。
前記記憶装置(12)は、更に、購入教育テーブル(34)を具備している。
前記購入教育テーブル(34)には、前記受講者を識別するための受講者識別子が格納されている。
前記受講者が前記受講者端末(4)を用いて前記リスト(50)を参照し、前記選択指示を含む科目制受講指示を送信したとき(S21)、前記受付部(20)は、前記科目制受講指示を受け入れる(S22)。
前記科目制受講指示に含まれる前記選択指示が前記第1検索教育モジュール(X4)と前記第2検索教育モジュール(X1、X2)との両方の検索教育モジュールの選択を表している(S23−YES)。
この場合、前記モジュール提供部(24)は、前記科目制受講指示に従って前記教育モジュールテーブル(31)を参照し、前記第1及び第2検索教育モジュール(X4)(X1、X2)とを前記受講者端末(4)の前記表示装置(45)に表示する(S26)。
前記モジュール提供部(24)は、前記第1及び第2検索教育モジュール(X4)(X1、X2)を表すモジュール情報と、購入料金として前記第1検索教育モジュール(X4)に対応する受講料金、及び前記第2検索教育モジュール(X1、X2)に対応する割引受講料金とを前記受講者識別子に対応付けて前記購入教育テーブル(34)に格納する(S27)。
前記制御装置(10)は、更に、購入教育請求書生成部(25)を具備している。
前記購入教育請求書生成部(25)は、前記購入教育テーブル(34)に格納された前記受講者識別子と前記購入料金とに基づいて、前記受講者への請求書である購入教育請求書を生成する(S41、S42)。
【0016】
上述のように、本発明の教育受講システムによれば、受講者が受講者端末(4)を用いてリスト(50)を参照し、選択指示を含む科目制受講指示を送信したとき、教育サーバ(1)は、教育内容の一部又は全部を購入することにより課金する科目制受講処理を実行する。このとき、受講者は、受講者端末(4)を用いてリスト(50)を参照した結果、第2検索教育モジュール(X1、X2)における知識がない場合、第1検索教育モジュール(X4)と第2検索教育モジュール(X1、X2)との両方の検索教育モジュールを選択する選択指示と共に、科目制受講指示を送信する。この場合、教育サーバ(1)は、受講者が第1検索教育モジュール(X4)と第2検索教育モジュール(X1、X2)とを購入したものとして、それらを受講者端末(4)の表示装置(45)に表示する。受講者は、第1検索教育モジュール(X4)と第2検索教育モジュール(X1、X2)とを受講することができる。
また、上述のように、本発明の教育受講システムによれば、教育サーバ(1)は、受講者が第1検索教育モジュール(X4)と第2検索教育モジュール(X1、X2)との両方の検索教育モジュールを選択したとき、これらを購入したものとして、第1及び第2検索教育モジュール(X4)(X1、X2)を表すモジュール情報と、購入料金とを受講者識別子に対応付けて購入教育テーブル(34)に格納している。購入料金は、第1検索教育モジュール(X4)に対応する受講料金と、第2検索教育モジュール(X1、X2)に対応する割引受講料金とを含んでいる。受講者が第1検索教育モジュール(X4)だけを購入する場合、第1検索教育モジュール(X4)の受講料金を課金する。一方、受講者が第1検索教育モジュール(X4)だけを購入するつもりが、第2検索教育モジュール(X1、X2)も購入する場合、第1検索教育モジュール(X4)の受講料金を課金するときに、第2検索教育モジュール(X1、X2)の受講料金を割り引いて課金する。このように、本発明の教育受講システムによれば、受講者が第1検索教育モジュール(X4)と共に第2検索教育モジュール(X1、X2)を購入する場合、教育サーバ(1)は、第2検索教育モジュール(X1、X2)の受講料金を割り引くため、受講者にとって、受講料金が得する上に、教育内容(教材)を受講する意欲を向上させることができる。
【0017】
本発明の教育受講システムにおいて、前記科目制受講指示に含まれる前記選択指示が前記第1検索教育モジュール(X4)と前記第2検索教育モジュール(X1、X2)との一方の検索教育モジュールの選択を表している(S23−NO)。
この場合、前記モジュール提供部(24)は、前記科目制受講指示に従って前記教育モジュールテーブル(31)を参照し、前記一方の検索教育モジュールを前記受講者端末(4)の前記表示装置(45)に表示する(S24)。
前記モジュール提供部(24)は、前記一方の検索教育モジュールを表すモジュール情報と、購入料金として前記一方の検索教育モジュールに対応する受講料金とを前記受講者識別子に対応付けて前記購入教育テーブル(34)に格納する(S25)。
【0018】
上述のように、本発明の教育受講システムによれば、教育サーバ(1)は、受講者が第1検索教育モジュール(X4)と第2検索教育モジュール(X1、X2)との一方の検索教育モジュールを選択したとき、これを購入したものとして、一方の検索教育モジュールを表すモジュール情報と、購入料金とを受講者識別子に対応付けて購入教育テーブル(34)に格納している。購入料金は、一方の検索教育モジュールに対応する受講料金を含んでいる。受講者が一方の検索教育モジュールだけを購入する場合、一方の検索教育モジュールの受講料金を課金する。この場合、教育サーバ(1)は、第2検索教育モジュール(X1、X2)の受講料金を割り引かない。
一方、上述のように、受講者が第1検索教育モジュール(X4)と共に第2検索教育モジュール(X1、X2)を購入する場合、教育サーバ(1)は、第2検索教育モジュール(X1、X2)の受講料金を割り引く。このため、本発明の教育受講システムによれば、受講者は、受講料金が得する上に、教育内容(教材)を受講する意欲を向上させるには、第1検索教育モジュール(X4)と共に第2検索教育モジュール(X1、X2)を購入することが好ましい。
【0019】
本発明の教育受講システムにおいて、前記リスト生成部(23)は、前記リスト(50)を生成したときに、前記購入教育テーブル(34)を参照し、前記第1検索教育モジュール(X4)と前記第2検索教育モジュール(X1、X2)との他方の検索教育モジュールが前記受講者識別子に対応付けて前記購入教育テーブル(34)に格納されている場合、前記他方の検索教育モジュールが購入された旨を表す購入済情報を前記リスト(50)に付加して、前記受講者端末(4)の前記表示装置(45)に表示する(S16〜S19)。
【0020】
本発明の教育受講システムにおいて、前記一方の検索教育モジュールは、前記第1検索教育モジュール(X4)である。前記他方の検索教育モジュールは、前記第2検索教育モジュール(X1)(X1、X2)である。
【0021】
本発明の教育受講システムにおいて、前記記憶装置(12)は、更に、教育時間テーブル(35)を具備している。前記教育時間テーブル(35)には、前記受講者識別子が格納されている。
前記受講者が前記受講者端末(4)を用いて前記リスト(50)を参照し、時間制受講開始指示と前記選択指示とを送信する(S31)。このとき、前記受付部(20)は、前記時間制受講開始指示を受け入れる(S32)。
前記モジュール提供部(24)は、前記選択指示に従って前記教育モジュールテーブル(31)を参照し、前記第1検索教育モジュール(X4)と前記第2検索教育モジュール(X1、X2)との前記少なくとも1つの教育モジュールを前記受講者端末(4)の前記表示装置(45)に表示する(S33、S34)。
前記受講者が前記受講者端末(4)を用いて時間制受講終了指示を送信する(S35)。このとき、前記受付部(20)は、前記時間制受講終了指示を受け入れる(S36)。
前記モジュール提供部(24)は、前記時間制受講終了指示に従って、前記受講者端末(4)の前記表示装置(45)への前記少なくとも1つの教育モジュールの表示を終了し、前記時間制受講開始指示を受け入れた受入時刻から前記時間制受講終了指示を受け入れた時刻までの使用時間を前記受講者識別子に対応付けて前記教育時間テーブル(35)に格納する(S37、S38)。
前記制御装置(10)は、更に、教育時間請求書生成部(25)を具備している。
前記教育時間請求書生成部(25)は、前記教育時間テーブル(35)に格納された前記受講者識別子と前記使用時間とに基づいて、前記受講者への請求書である教育時間請求書を生成する(S41、S42)。
【0022】
上述のように、本発明の教育受講システムによれば、受講者が受講者端末(4)を用いてリスト(50)を参照し、時間制受講開始指示を送信したとき、教育サーバ(1)は、教育内容の一部又は全部を受講した時間により課金する時間制受講処理を実行する。受講者は、教育内容についての知識をある程度もっている場合、教育モジュールを購入しなくても少し復習することにより、その知識を思い出すことがある。このような場合、受講者は、時間制受講開始指示を送信した後、受講者端末(4)を用いてリスト(50)を参照した結果、第1検索教育モジュール(X4)と第2検索教育モジュール(X1、X2)との少なくとも1つの教育モジュールを選択する選択指示を送信する。この場合、教育サーバ(1)は、上記の少なくとも1つの教育モジュールを受講者端末(4)の表示装置(45)に表示する。受講者は、受講者端末(4)を用いて時間制受講開始指示を送信から、時間制受講終了指示を送信するまで、上記の少なくとも1つの教育モジュールを受講することができる。
また、本発明の教育受講システムによれば、上述のように、教育サーバ(1)は、受講者が受講者端末(4)を用いて時間制受講開始指示を送信したとき、上記の少なくとも1つの教育モジュールを受講した時間として、時間制受講開始指示を送信してから時間制受講終了指示を送信するまでの使用時間を受講者識別子に対応付けて教育時間テーブル(35)に格納している。受講者は、教育内容についての知識をある程度もっているとき、上記の少なくとも1つの教育モジュールを購入したときの購入料金で課金されるよりも、上記の少なくとも1つの教育モジュールを流し見した時間(使用時間)で決定される使用料金で課金されるほうが得する場合がある。このような場合、受講者は、受講者端末(4)を用いて時間制受講開始指示を送信することが好ましい。このように、本発明の教育受講システムによれば、受講者が教育内容を復習することができる。
【発明の効果】
【0023】
本発明の教育受講システムは、受講者に適した教育内容(教材)を提供することができる。
本発明の教育受講システムは、教育内容(教材)を受講する意欲を向上させることができる。
本発明の教育受講システムは、受講者が教育内容を復習することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下に添付図面を参照して、本発明の教育受講システムについて詳細に説明する。
【0025】
図1は、本発明の教育受講システムの構成を示すブロック図である。本発明の教育受講システムは、教育サーバ1と、複数の受講者端末4とを具備している。教育サーバ1と複数の受講者端末4はネットワーク5に接続されている。
【0026】
複数の受講者端末4は、それぞれ複数の受講者2−1〜2−n(nは1以上の整数)に利用される。例えば、複数の受講者2−1〜2−nは、会社(組織)に勤めている人(社員)であり、それぞれ複数の受講者識別子3−1〜3−nを保持している。受講者2−1〜2−nは、それぞれ受講者端末4に受講者識別子3−1〜3−nを入力して教育サーバ1にログインすることができる。受講者2−1〜2−nは、受講者端末4を用いて教育サーバ1にログインしている間、教育サーバ1から提供される教育内容を受講することができる。教育内容は、その会社の社員に対して社内教育として必要な内容であり、受講者2−1〜2−nは、教育内容を受講するときの課金制度として、教育内容の一部又は全部を購入することにより課金される科目制受講と、教育内容の一部又は全部を受講した時間により課金される時間制受講とを選択することができる。教育内容、課金制度(科目制受講、時間制受講)についての詳細は後述する。
【0027】
図2は、受講者端末4の構成を示すブロック図である。受講者端末4は、コンピュータであり、ネットワーク5に接続された制御装置40と、記憶装置42と、表示装置45と、図示しない入力装置とを具備している。
制御装置40は、実行部であるCPU(Central Processing Unit)41を具備している。
記憶装置42には、CPU41が実行するためのコンピュータプログラム43が格納されている。コンピュータプログラム43は、制御部(制御プログラム)44を含んでいる。本発明における制御部44の動作については後述する。
【0028】
図3は、教育サーバ1の構成を示すブロック図である。教育サーバ1は、ネットワーク5に接続された制御装置10と、記憶装置12とを具備している。
制御装置10は、実行部であるCPU11を具備している。
記憶装置12には、CPU11が実行するためのコンピュータプログラム13が格納されている。コンピュータプログラム13は、受付部(受付プログラム)20、第1検索部(第1検索プログラム)21、第2検索部(第2検索プログラム)22、リスト生成部(リスト生成プログラム)23、モジュール提供部(モジュール提供プログラム)24、請求書生成部(請求書生成プログラム)25を含んでいる。受付部20、第1検索部21、第2検索部22、リスト生成部23、モジュール提供部24、請求書生成部25の動作については後述する。
記憶装置12には、更に、教育モジュールテーブル31、優先順位テーブル32、受講者テーブル33、購入教育テーブル34、教育時間テーブル35が格納されている。
【0029】
図4は、教育内容(教育コース)の概念を示している。教育内容は、例えば“検索”についての内容であり、“検索”について社内教育が行なわれる。教育サーバ1の管理者(教育者)は、教育内容をそれ以上分割できない単位として、複数の教育モジュールに分割する。上記の単位として“章(又は節)”であり、複数の教育モジュールは、それぞれ、“検索の基礎(第1章)”、“条件付検索(第2章)”、“結合による検索(第3章)”、“副問合せ(第4章)”に分けられる。
【0030】
図5は、教育モジュールテーブル31に格納された内容を示している。教育モジュールテーブル31には、複数の教育モジュールX1、X2、X3、X4と、複数のキーワードと、複数の受講料金と、複数の割引受講料金とが格納されている。
【0031】
教育サーバ1の管理者は、教育モジュール“検索の基礎(第1章)”、“条件付検索(第2章)”、“結合による検索(第3章)”、“副問合せ(第4章)”を電子化し、それぞれ教育モジュールX1、X2、X3、X4として教育モジュールテーブル31に予め格納しておく。教育モジュールX1、X2、X3、X4は、モジュール名と、概要と、受講者3−j(j=1、2、…、n)に提供するためのモジュール本体X1’、X2’、X3’、X4’とを含んでいる。
【0032】
教育サーバ1の管理者は、教育モジュールX1、X2、X3、X4のそれぞれに対して複数のキーワードを教育モジュールテーブル31に予め格納しておく。教育モジュールX1に対応する複数のキーワードは、“検索”、“SELECT”、“FROM”、…を含んでいる。教育モジュールX2に対応する複数のキーワードは、“WHERE”、“条件”、“=”、“BETWEEN”、…を含んでいる。教育モジュールX3に対応する複数のキーワードは、“結合”、“内部結合”、“外部結合”、…を含んでいる。教育モジュールX4に対応する複数のキーワードは、“副問合せ”、“ALL”、“ANY”、“検索”、“SELECT”、“FROM”、“WHERE”、…を含んでいる。
【0033】
教育サーバ1の管理者は、教育モジュールX1、X2、X3、X4のそれぞれに対して、複数の受講料金“Y1”、“Y2”、“Y3”、“Y4”(円)を教育モジュールテーブル31に予め格納しておく。教育サーバ1の管理者は、教育モジュールX1、X2、X3、X4のそれぞれに対して、複数の割引受講料金“Y1×0.9”、“Y2×0.9”、“−(割引なし)”、“−”(円)を教育モジュールテーブル31に予め格納しておく。割引受講料金“Y1×0.9”、“Y2×0.9”は、それぞれ受講料金“Y1”、“Y2”よりも安く、例えば1割安い。上記の受講料金“Y1”、“Y2”、“Y3”、“Y4”、割引受講料金“Y1×0.9”、“Y2×0.9”は、科目制受講のときに適用される。
【0034】
図6は、優先順位テーブル32に格納された内容を示している。優先順位テーブル32には、教育モジュールX1、X2、X3、X4の各々の優先順位が格納されている。
【0035】
教育モジュールX2“条件付検索”は、それを受講するために、教育モジュールX1“検索の基礎”の知識を必要とする。したがって、教育サーバ1の管理者は、教育モジュールX2のモジュール名“条件付検索”と、それよりも優先順位が高い優先モジュール名として教育モジュールX1のモジュール名“検索の基礎”とを対応付けて優先順位テーブル32に予め格納しておく。
教育モジュールX3“結合による検索”は、それを受講するために、教育モジュールX2“条件付検索”の知識を必要とする。したがって、教育サーバ1の管理者は、教育モジュールX3のモジュール名“結合による検索”と、それよりも優先順位が高い優先モジュール名として教育モジュールX2のモジュール名“条件付検索”とを対応付けて優先順位テーブル32に予め格納しておく。
教育モジュールX4“副問合せ”は、それを受講するために、教育モジュールX2“条件付検索”の知識を必要とする。したがって、教育サーバ1の管理者は、教育モジュールX4のモジュール名“副問合せ”と、それよりも優先順位が高い優先モジュール名として教育モジュールX2のモジュール名“条件付検索”とを対応付けて優先順位テーブル32に予め格納しておく。
【0036】
図7は、受講者テーブル33に格納された内容を示している。
教育サーバ1の管理者は、受講者識別子3−1〜3−nを受講者テーブル33に予め格納しておく。受講者識別子3−1〜3−nは、それぞれ、受講者2−1〜2−nを識別する受講者IDと、受講者2−1〜2−nの氏名である受講者氏名と、受講者2−1〜2−nにより決められたパスワードとを含んでいる。例えば、受講者識別子3−1は、受講者2−1の受講者ID“1000001”、氏名“教育 太郎”、パスワード“****”を含んでいる。受講者識別子3−2は、受講者2−2の受講者ID“1000002”、氏名“教育 花子”、パスワード“*****”を含んでいる。
教育サーバ1の管理者は、支払い方法を受講者識別子3−1〜3−nに対応付けて受講者テーブル33に予め格納しておく。支払い方法は、現金支払い、金融機関による引き落としなどが例示され、受講者2−1〜2−nにより指定され、管理者へ通知される。
【0037】
図8は、購入教育テーブル34に格納される内容を示している。購入教育テーブル34は、受講者ID、モジュール名、購入日、購入料金(円)を格納する欄を含んでいる。
【0038】
図9は、教育時間テーブル35に格納される内容を示している。教育時間テーブル35は、受講者ID、使用時間V(分)、設定料金W(円/分)、使用料金V×W(円)を格納する欄を含んでいる。
教育サーバ1の管理者は、設定料金Wを教育時間テーブル35に予め格納しておく。
【0039】
図10は、本発明の教育受講システムの動作を示すフローチャートである。ここで、受講者は、受講者2−1として説明する。
まず、受講者端末4の制御部44は、受講者2−1の入力装置の操作により、受講者識別子3−1として受講者ID“1000001”、パスワード“****”を送信する(ステップS1)。
教育サーバ1の受付部20は、受講者端末4からの受講者識別子3−1(受講者ID“1000001”、パスワード“****”)を受け入れ、受講者テーブル33に格納された受講者識別子3−1〜3−nと照合する(ステップS2)。ここで、教育サーバ1の受付部20は、照合の結果、受講者端末4からの受講者識別子3−1と、受講者テーブル33に格納された受講者識別子3−1とが一致する場合(ステップS3−YES)、ログインを許可し(ステップS4)、一致しない場合(ステップS3−NO)、ログインを許可しない。
教育サーバ1がログインを許可した場合、受講者2−1は、受講者端末4を用いて教育サーバ1にログインすることができ(ステップS5)、通信処理を行なう(ステップS6)。教育サーバ1の受付部20は、受講者識別子3−1として受講者ID“1000001”を第1検索部21、第2検索部22、リスト生成部23、モジュール提供部24、請求書生成部25に通知しておく。
【0040】
通信処理(ステップS6)において、受講者2−1が受講する形態として、(A)科目制受講、(B)時間制受講が挙げられる。
【0041】
まず、(A)科目制受講について説明する。ここで、受講者2−1は、教育モジュールX1、X2、X3、X4のうち、教育モジュールX1“検索の基礎”を既に購入しているものとする。この場合、図16に示されるように、購入教育テーブル34には、受講者ID“1000001”、モジュール名“検索の基礎”、購入日“2005/02/01”、購入料金“Y1”(円)が格納されている。受講者2−1は、“2005/02/10”に通信処理(ステップS6)を行なっているものとする。
【0042】
図11は、本発明の教育受講システムの動作の一部である通信処理(ステップS6)を示すフローチャートである。
【0043】
受講者2−1は教育モジュールX4“副問合せ”を受講しようとしている。このために、受講者端末4の制御部44は、受講者2−1の入力装置の操作により、検索キーワード“副問合せ”を送信する(ステップS11)。
教育サーバ1の受付部20は、受講者端末4からの検索キーワード“副問合せ”を受け入れる(ステップS12)。教育サーバ1の第1検索部21は、検索キーワード“副問合せ”に従って教育モジュールテーブル31を参照し、検索キーワード“副問合せ”に対応する教育モジュールX4“副問合せ”を第1検索教育モジュールX4として検索する(ステップS13)。
次に、教育サーバ1の第2検索部22は、第1検索教育モジュールX4に従って優先順位テーブル32を参照し、第1検索教育モジュールX4を受講するために必要とする教育モジュールがあるか否かを調べる(ステップS14)。教育モジュールX4“副問合せ”は、それを受講するために、教育モジュールX2“条件付検索”の知識を必要とし、教育モジュールX2“条件付検索”は、それを受講するために、教育モジュールX1“検索の基礎”の知識を必要とする(ステップS14−YES)。教育サーバ1の第2検索部22は、第1検索教育モジュールX4より優先順位が高い教育モジュールX1、X2をそれぞれ第2検索教育モジュールX1、X2として検索する(ステップS15)。ここで、第1検索教育モジュールを受講するために必要とする教育モジュールがない場合、ステップS15は実行されない。
次に、教育サーバ1のリスト生成部23は、教育モジュールテーブル31を参照して、第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX1、X2とを受講者2−1が選択するためのリスト50を生成する(ステップS16)。
【0044】
図12に示されるように、リスト50は、それぞれ教育モジュールX1、X2、X3、X4を選択するための選択欄51−1、51−2、51−3、51−4と、教育モジュール欄とを含んでいる。教育モジュール欄には、教育モジュールX1、X2、X3、X4のモジュール名と概要とが記載されている。ここで、教育モジュールX3は検索されていないので、教育サーバ1のリスト生成部23は、選択欄51−3を無効にし、教育モジュール欄に記載された教育モジュールX3のモジュール名と概要とを消去するかハイライトしておく(図12の斜線部分)。
リスト50は、更に、科目制受講欄を含んでいる。科目制受講欄は、科目制受講指示を送信するための科目制受講ボタン53を含んでいる。
リスト50は、更に、時間制受講欄を含んでいる。時間制受講欄は、時間制受講開始指示を送信するための時間制受講開始ボタン54と、時間制受講終了指示を送信するための時間制受講終了ボタン55とを含んでいる。
リスト50は、更に、メッセージ欄を含んでいる。第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX1、X2とが検索されているため、教育サーバ1のリスト生成部23は、「“副問合せ”を受講するためには“検索の基礎”、“条件付検索”の知識を必要とする」というメッセージ56をメッセージ欄に記載しておく。
【0045】
次に、教育サーバ1のリスト生成部23は、購入教育テーブル34を参照して、第1検索教育モジュールX4のモジュール名と第2検索教育モジュールX1、X2のモジュール名とのいずれかが受講者識別子3−1(受講者ID“1000001”)に対応付けて購入教育テーブル34に格納されているか否かを調べる。即ち、第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX1、X2とのいずれかが受講者2−1により既に購入されているか否かを調べる(ステップS17)。
上述のように、受講者2−1は教育モジュールX1“検索の基礎”を既に購入していて、購入教育テーブル34には、受講者ID“1000001”、モジュール名“検索の基礎”、購入日“2005/02/01”、購入料金“Y1”(円)が格納されている(ステップS17−YES)。この場合、第2検索教育モジュールX1が購入された旨を表す購入済情報57を選択欄51−1に対応付けてリスト50に付加する(ステップS18)。ここで、以前に購入した教育モジュールがない場合、ステップS18は実行されない。
次に、教育サーバ1のリスト生成部23は、リスト50を受講者端末4の表示装置45に表示し(ステップS19)、受講処理を行なう(ステップS20)。
【0046】
上述のように、本発明の教育受講システムによれば、受講者が教育を受けるために、受講者端末4を用いて検索キーワードを送信したときに、教育サーバ1は、教育モジュールテーブル31を参照して、検索キーワードに応じて、受講者が受けたい内容として第1検索教育モジュールX4を検索する。次に、教育サーバ1は、優先順位テーブル32を参照して、第1検索教育モジュールX4を受講する上での前提知識である第2検索教育モジュールX1、X2を検索する。教育サーバ1は、受講者が受けたい第1検索教育モジュールX4と、それの前提知識である第2検索教育モジュールX1、X2とを受講者が選択するためのリスト50を生成し、受講者端末4の表示装置45に表示している。そこで、受講処理(ステップS20)である後述の科目制受講処理、時間制受講処理では、受講者が受講者端末4を用いてリスト50を参照し、第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX1、X2との少なくとも1つの教育モジュールを選択する選択指示を送信する。このとき、教育サーバ1は、選択指示に従って教育モジュールテーブル31を参照し、少なくとも1つの教育モジュールを受講者端末4の表示装置45に表示する。
例えば、受講者は、受講者端末4を用いてリスト50を参照した結果、第2検索教育モジュールX1、X2における知識がない場合、第2検索教育モジュールX1、X2だけを選択する選択指示を送信する。この場合、教育サーバ1は、第2検索教育モジュールX1、X2を受講者端末4の表示装置45に表示し、受講者は、第2検索教育モジュールX1、X2を受講することができる。このように、本発明の教育受講システムによれば、受講者に適した教育内容(教材)として、第2検索教育モジュールX1、X2を提供することができる。
例えば、受講者は、受講者端末4を用いてリスト50を参照した結果、第2検索教育モジュールX1、X2における知識がない場合、第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX1、X2との両方を選択する選択指示を送信する。この場合、教育サーバ1は、第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX1、X2とを受講者端末4の表示装置45に表示し、受講者は、第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX1、X2とを受講することができる。このように、本発明の教育受講システムによれば、第1検索教育モジュールX4を受講する前に第2検索教育モジュールX1、X2を受講することにより、第1検索教育モジュールX4を受講しても理解できずに時間を無駄にすることがなく、受講者に適した教育内容(教材)として、第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX1、X2とを提供することができる。
【0047】
図13は、本発明の教育受講システムの動作の一部である通信処理(ステップS6)の受講処理(ステップS20)として科目制受講処理を示すフローチャートである。
【0048】
受講者2−1は、第2検索教育モジュールX1“検索の基礎”を既に購入していて受講しているとき、第2検索教育モジュールX2“条件付検索”と第1検索教育モジュールX4“副問合せ”とを一度に購入して、教育モジュールX2、X4をこの順に受講することもできる。上記のリスト50により、第1検索教育モジュールX4“副問合せ”を購入する際、第2検索教育モジュールX2“条件付検索”と共に購入することにより、第2検索教育モジュールX2の受講料金が割り引かれる。
この場合、受講者2−1は、受講者端末4を用いてリスト50を参照して、選択欄51−4、51−2を選択し、科目制受講ボタン53を押下する。このとき、受講者端末4の制御部44は、科目制受講指示を送信する。科目制受講指示は、第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX2とを選択するための選択指示を含んでいる(ステップS21)。
【0049】
教育サーバ1の受付部20は、受講者端末4からの科目制受講指示を受け入れる(ステップS22)。
上述のように、科目制受講指示に含まれる選択指示は、第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX2との両方の検索教育モジュールの選択を表している(ステップS23−YES)。この場合、教育サーバ1のモジュール提供部24は、受講者識別子3−1(受講者ID“1000001”)を購入教育テーブル34に格納する。教育サーバ1のモジュール提供部24は、科目制受講指示に従って教育モジュールテーブル31を参照し、第1及び第2検索教育モジュールX4、X2を受講者端末4の表示装置45に表示する(ステップS26)。このとき、図16に示されるように、教育サーバ1のモジュール提供部24は、第1検索教育モジュールX4を表すモジュール情報としてモジュール名“副問合せ”と、購入料金として第1検索教育モジュールX4に対応する受講料金Y4とを受講者識別子3−1(受講者ID“1000001”)に対応付けて購入教育テーブル34に格納する。また、教育サーバ1のモジュール提供部24は、第2検索教育モジュールX2を表すモジュール情報としてモジュール名“条件付検索”と、購入料金として第2検索教育モジュールX2に対応する割引受講料金Y2×0.9とを受講者識別子3−1(受講者ID“1000001”)に対応付けて購入教育テーブル34に格納する(ステップS27)。
【0050】
第2検索教育モジュールX2が受講者端末4の表示装置45に表示されているとき、受講者2−1は、受講者端末4を用いて第2検索教育モジュールX2を受講することができる。また、第1検索教育モジュールX4が受講者端末4の表示装置45に表示されているとき、受講者2−1は、受講者端末4を用いて第1検索教育モジュールX4を受講することができる(ステップS28)。
受講者2−1は、受講者端末4を用いて教育サーバ1にログインすることにより、購入した教育モジュールX1、X2、X4を表示装置45上で閲覧できる。
【0051】
図15に示されるように、教育サーバ1の請求書生成部25は、指定日(例示;月末)が経過したときに、前回の指定日から今回の指定日までの期間(例示;1ヶ月間)に購入教育テーブル34に格納された情報を調べる(ステップS41−YES)。教育サーバ1の請求書生成部25は、購入教育テーブル34を参照して、受講者識別子3−1(受講者ID“1000001”)に対応する購入料金Y1(円)と割引購入料金Y2×0.9(円)と購入料金Y4(円)とを加算した請求金額(円)を算出する。教育サーバ1の請求書生成部25は、受講者テーブル33を参照して、受講者2−1への請求書として、受講者識別子3−1と請求金額と支払い方法とが記載された購入教育請求書を生成し、印刷装置などの出力装置に出力する。購入教育請求書に記載された請求金額は、受講者2−1により指定された支払い方法で課金される(ステップS42)。
【0052】
上述のように、本発明の教育受講システムによれば、受講者が受講者端末4を用いてリスト50を参照し、選択指示を含む科目制受講指示を送信したとき、教育サーバ1は、教育内容の一部又は全部を購入することにより課金する科目制受講処理を実行する。このとき、受講者は、受講者端末4を用いてリスト50を参照した結果、第2検索教育モジュールX2における知識がない場合、第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX2との両方の検索教育モジュールを選択する選択指示と共に、科目制受講指示を送信する。この場合、教育サーバ1は、受講者が第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX2とを購入したものとして、それらを受講者端末4の表示装置45に表示する。受講者は、第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX2とを受講することができる。
また、上述のように、本発明の教育受講システムによれば、教育サーバ1は、受講者が第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX2との両方の検索教育モジュールを選択したとき、これらを購入したものとして、第1及び第2検索教育モジュールX4、X2を表すモジュール情報と、購入料金とを受講者識別子に対応付けて購入教育テーブル34に格納している。購入料金は、第1検索教育モジュールX4に対応する受講料金と、第2検索教育モジュールX2に対応する割引受講料金とを含んでいる。受講者が第1検索教育モジュールX4だけを購入する場合、第1検索教育モジュールX4の受講料金を課金する。一方、受講者が第1検索教育モジュールX4だけを購入するつもりが、第2検索教育モジュールX2も購入する場合、第1検索教育モジュールX4の受講料金を課金するときに、第2検索教育モジュールX1、X2の受講料金を割り引いて課金する。このように、本発明の教育受講システムによれば、受講者が第1検索教育モジュールX4と共に第2検索教育モジュールX2を購入する場合、教育サーバ1は、第2検索教育モジュールX2の受講料金を割り引くため、受講者にとって、受講料金が得する上に、教育内容(教材)を受講する意欲を向上させることができる。
【0053】
受講者2−1は、第2検索教育モジュールX1“検索の基礎”を既に購入していて受講しているとき、まずは第2検索教育モジュールX2“条件付検索”を購入して受講し、後で第1検索教育モジュールX4“副問合せ”を購入して受講することができる。上記のリスト50により、第2検索教育モジュールX2“条件付検索”だけを購入する際、第2検索教育モジュールX2の受講料金は割り引かれない。
この場合、受講者2−1は、受講者端末4を用いてリスト50を参照して、選択欄51−2を選択し、科目制受講ボタン53を押下する。このとき、受講者端末4の制御部44は、科目制受講指示を送信する。科目制受講指示は、第2検索教育モジュールX2を選択するための選択指示を含んでいる(ステップS21)。
【0054】
教育サーバ1の受付部20は、受講者端末4からの科目制受講指示を受け入れる(ステップS22)。
上述のように、科目制受講指示に含まれる選択指示は、第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX2との一方の検索教育モジュールである第2検索教育モジュールX2の選択を表している(ステップS23−NO)。この場合、教育サーバ1のモジュール提供部24は、受講者識別子3−1(受講者ID“1000001”)を購入教育テーブル34に格納する。教育サーバ1のモジュール提供部24は、科目制受講指示に従って教育モジュールテーブル31を参照し、第2検索教育モジュールX2を受講者端末4の表示装置45に表示する(ステップS24)。このとき、教育サーバ1のモジュール提供部24は、第2検索教育モジュールX2を表すモジュール情報としてモジュール名“条件付検索”と、購入料金として第2検索教育モジュールX2に対応する受講料金Y2とを受講者識別子3−1(受講者ID“1000001”)に対応付けて購入教育テーブル34に格納する(ステップS25)。
【0055】
第2検索教育モジュールX2が受講者端末4の表示装置45に表示されているとき、受講者2−1は、受講者端末4を用いて第2検索教育モジュールX2を受講することができる(ステップS28)。
受講者2−1は、受講者端末4を用いて教育サーバ1にログインすることにより、購入した教育モジュールX1、X2を表示装置45上で閲覧できる。
【0056】
上述のように、本発明の教育受講システムによれば、教育サーバ1は、受講者が第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX2との一方の検索教育モジュールを選択したとき、これを購入したものとして、一方の検索教育モジュールを表すモジュール情報と、購入料金とを受講者識別子に対応付けて購入教育テーブル34に格納している。購入料金は、一方の検索教育モジュールに対応する受講料金を含んでいる。受講者が一方の検索教育モジュールだけを購入する場合、一方の検索教育モジュールの受講料金を課金する。この場合、教育サーバ1は、第2検索教育モジュールX2の受講料金を割り引かない。
一方、上述のように、受講者が第1検索教育モジュールX4と共に第2検索教育モジュールX2を購入する場合、教育サーバ1は、第2検索教育モジュールX2の受講料金を割り引く。このため、本発明の教育受講システムによれば、受講者は、受講料金が得する上に、教育内容(教材)を受講する意欲を向上させるには、第1検索教育モジュールX4と共に第2検索教育モジュールX2を購入することが好ましい。
【0057】
図14は、本発明の教育受講システムの動作の一部である通信処理(ステップS6)の受講処理(ステップS20)として時間制受講処理を示すフローチャートである。
【0058】
受講者2−1は、教育内容“検索”についての知識をある程度もっている。そのような場合、受講者2−1は、教育モジュールを購入しなくても少し復習することにより“検索”についての知識を思い出すことがある。
この場合、受講者2−1は、受講者端末4を用いてリスト50を参照して、時間制受講開始ボタン54を押下する。このとき、受講者端末4の制御部44は、時間制受講開始指示を送信する(ステップS31)。
教育サーバ1の受付部20は、受講者端末4からの時間制受講開始指示を受け入れる。このとき、教育サーバ1の受付部20は、時間を分単位でカウントする。また、教育サーバ1のモジュール提供部24は、受講者識別子3−1(受講者ID“1000001”)を教育時間テーブル35に格納する(ステップS32)。
【0059】
受講者2−1は、受講者端末4を用いてリスト50を参照して、選択欄51−4、51−1、51−2のいずれかを押下する。このとき、受講者端末4の制御部44は、第1検索教育モジュールX4、第2検索教育モジュールX1、X2のいずれかを選択するための選択指示を送信する(ステップS33)。教育サーバ1のモジュール提供部24は、選択指示に従って教育モジュールテーブル31を参照し、選択指示によりリクエストされた第1検索教育モジュールX4、第2検索教育モジュールX1、X2のいずれかを受講者端末4の表示装置45に表示する(ステップS34)。
ステップS33にて、受講者2−1は、受講者端末4を用いてリスト50を参照して、選択欄51−1を押下する。このとき、受講者端末4の制御部44は、第2検索教育モジュールX1を選択するための選択指示を送信する。ステップS34にて、教育サーバ1のモジュール提供部24は、選択指示に従って教育モジュールテーブル31を参照し、第2検索教育モジュールX1を受講者端末4の表示装置45に表示する。
ステップS33にて、受講者2−1は、受講者端末4を用いてリスト50を参照して、選択欄51−2を押下する。このとき、受講者端末4の制御部44は、第2検索教育モジュールX2を選択するための選択指示を送信する。ステップS34にて、教育サーバ1のモジュール提供部24は、選択指示に従って教育モジュールテーブル31を参照し、第2検索教育モジュールX2を受講者端末4の表示装置45に表示する。
ステップS33にて、受講者2−1は、受講者端末4を用いてリスト50を参照して、選択欄51−4を押下する。このとき、受講者端末4の制御部44は、第1検索教育モジュールX4を選択するための選択指示を送信する。ステップS34にて、教育サーバ1のモジュール提供部24は、選択指示に従って教育モジュールテーブル31を参照し、第1検索教育モジュールX4を受講者端末4の表示装置45に表示する。
【0060】
受講者2−1は、受講者端末4を用いてリスト50を参照して、時間制受講終了ボタン55を押下する。このとき、受講者端末4の制御部44は、時間制受講終了指示を送信する(ステップS35)。
教育サーバ1の受付部20は、受講者端末4からの時間制受講終了指示を受け入れる。このとき、教育サーバ1のモジュール提供部24は、時間制受講終了指示に従って、受講者端末4の表示装置45への上記の教育モジュールの表示を終了し、教育サーバ1の受付部20は、カウントを終了する。受付部20がカウントしたときのカウント値は、時間制受講開始指示を受け入れた受入時刻から時間制受講終了指示を受け入れた時刻までの時間を表し、教育モジュールを閲覧した使用時間V(分)である(ステップS36)。
図17に示されるように、教育サーバ1のモジュール提供部24は、使用時間V(分)を受講者識別子3−1(受講者ID“1000001”)に対応付けて教育時間テーブル35に格納する(ステップS37)。教育サーバ1のモジュール提供部24は、使用時間V(分)に設定料金W(円/分)を乗じて使用料金V×W(円)を算出し、受講者識別子3−1(受講者ID“1000001”)に対応付けて教育時間テーブル35に格納する(ステップS38)。
【0061】
図15に示されるように、教育サーバ1の請求書生成部25は、指定日(例示;月末)が経過したときに、前回の指定日から今回の指定日までの期間(例示;1ヶ月間)に購入教育テーブル34に格納された情報を調べる(ステップS41−YES)。教育サーバ1の請求書生成部25は、教育時間テーブル35を参照して、受講者識別子3−1(受講者ID“1000001”)に対応する使用料金V×W(円)を請求金額とする。教育サーバ1の請求書生成部25は、受講者テーブル33を参照して、受講者2−1への請求書として、受講者識別子3−1と請求金額と支払い方法とが記載された教育時間請求書を生成し、印刷装置などの出力装置に出力する。購入教育請求書に記載された請求金額は、受講者2−1により指定された支払い方法で課金される(ステップS42)。なお、ステップS41、S42にて、教育サーバ1の請求書生成部25は、受講者2−1への請求書として、上記の購入教育請求書に記載された請求金額と、教育時間請求書に記載された請求金額とを加算した請求書を生成することが好ましい。
【0062】
上述のように、本発明の教育受講システムによれば、受講者が受講者端末4を用いてリスト50を参照し、時間制受講開始指示を送信したとき、教育サーバ1は、教育内容の一部又は全部を受講した時間により課金する時間制受講処理を実行する。受講者は、教育内容についての知識をある程度もっている場合、教育モジュールを購入しなくても少し復習することにより、その知識を思い出すことがある。このような場合、受講者は、時間制受講開始指示を送信した後、受講者端末4を用いてリスト50を参照した結果、第1検索教育モジュールX4と第2検索教育モジュールX2との少なくとも1つの教育モジュールを選択する選択指示を送信する。この場合、教育サーバ1は、上記の少なくとも1つの教育モジュールを受講者端末4の表示装置45に表示する。受講者は、受講者端末4を用いて時間制受講開始指示を送信から、時間制受講終了指示を送信するまで、上記の少なくとも1つの教育モジュールを受講することができる。
また、本発明の教育受講システムによれば、上述のように、教育サーバ1は、受講者が受講者端末4を用いて時間制受講開始指示を送信したとき、上記の少なくとも1つの教育モジュールを受講した時間として、時間制受講開始指示を送信してから時間制受講終了指示を送信するまでの使用時間を受講者識別子に対応付けて教育時間テーブル35に格納している。受講者は、教育内容についての知識をある程度もっているとき、上記の少なくとも1つの教育モジュールを購入したときの購入料金で課金されるよりも、上記の少なくとも1つの教育モジュールを流し見した時間(使用時間)で決定される使用料金で課金されるほうが得する場合がある。このような場合、受講者は、受講者端末4を用いて時間制受講開始指示を送信することが好ましい。このように、本発明の教育受講システムによれば、ある程度の知識がある受講者は、使用料金が得する上に、教育内容を復習することができる。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】図1は、本発明の教育受講システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、受講者端末4の構成を示すブロック図である。
【図3】図3は、教育サーバ1の構成を示すブロック図である。
【図4】図4は、教育内容(教育コース)の概念を示している。
【図5】図5は、教育モジュールテーブル31に格納された内容を示している。
【図6】図6は、優先順位テーブル32に格納された内容を示している。
【図7】図7は、受講者テーブル33に格納された内容を示している。
【図8】図8は、購入教育テーブル34に格納される内容を示している。
【図9】図9は、教育時間テーブル35に格納される内容を示している。
【図10】図10は、本発明の教育受講システムの動作を示すフローチャートである。
【図11】図11は、本発明の教育受講システムの動作の一部である通信処理(ステップS6)を示すフローチャートである。
【図12】図12は、教育サーバ1から受講者端末4の表示装置45に表示されるリスト50を示している。
【図13】図13は、本発明の教育受講システムの動作の一部である通信処理(ステップS6)の受講処理(ステップS20)として科目制受講処理を示すフローチャートである。
【図14】図14は、本発明の教育受講システムの動作の一部である通信処理(ステップS6)の受講処理(ステップS20)として時間制受講処理を示すフローチャートである。
【図15】図15は、本発明の教育受講システムの動作の一部である課金処理を示すフローチャートである。
【図16】図16は、購入教育テーブル34に格納された内容を示している。
【図17】図17は、教育時間テーブル35に格納された内容を示している。
【符号の説明】
【0064】
1 教育サーバ
2−1〜2−n 受講者
3−1〜3−n 受講者識別子
4 受講者端末
5 ネットワーク
10 制御装置
11 CPU
12 記憶装置
13 コンピュータプログラム
20 受付部
21 第1検索部
22 第2検索部
23 リスト生成部
24 モジュール提供部
25 請求書生成部
31 教育モジュールテーブル
32 優先順位テーブル
33 受講者テーブル
34 購入教育テーブル
35 教育時間テーブル
40 制御装置
41 CPU
42 記憶装置
43 コンピュータプログラム
44 制御部
45 表示装置
50 リスト
51−1、51−2、51−3、51−4 選択欄
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56 メッセージ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
受講者に利用され、表示装置を備えた受講者端末と、
前記受講者端末にネットワークを介して接続され、制御装置と、記憶装置とを備えた教育サーバとを具備し、
前記記憶装置は、
教育内容が分割された複数の教育モジュールと、複数のキーワードとが格納された教育モジュールテーブルと、
複数の教育モジュールの各々の優先順位が格納された優先順位テーブルとを具備し、
前記制御装置は、
前記受講者が前記受講者端末を用いて検索キーワードを送信したとき、前記検索キーワードを受け入れる受付部と、
前記検索キーワードに従って前記教育モジュールテーブルを参照し、前記検索キーワードに対応する第1検索教育モジュールを検索する第1検索部と、
前記第1検索教育モジュールに従って前記優先順位テーブルを参照し、前記第1検索教育モジュールより優先順位が高い第2検索教育モジュールを検索する第2検索部と、
前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとを前記受講者が選択するためのリストを生成し、前記受講者端末の前記表示装置に表示するリスト生成部と、
前記受講者が前記受講者端末を用いて前記リストを参照し、前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとの少なくとも1つの教育モジュールを選択する選択指示を送信したとき、前記選択指示に従って前記教育モジュールテーブルを参照し、前記少なくとも1つの教育モジュールを前記受講者端末の前記表示装置に表示するモジュール提供部と
を具備する教育受講システム。
【請求項2】
請求項1に記載の教育受講システムにおいて、
前記教育モジュールテーブルには、前記複数の教育モジュールのそれぞれに対して、複数の受講料金と、複数の割引受講料金とが格納され、前記複数の割引受講料金は、それぞれ前記複数の受講料金よりも安く、
前記記憶装置は、更に、
前記受講者を識別するための受講者識別子が格納された購入教育テーブルを具備し、
前記受講者が前記受講者端末を用いて前記リストを参照し、前記選択指示を含む科目制受講指示を送信したとき、前記受付部は、前記科目制受講指示を受け入れ、
前記科目制受講指示に含まれる前記選択指示が前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとの両方の検索教育モジュールの選択を表す場合、
前記モジュール提供部は、
前記科目制受講指示に従って前記教育モジュールテーブルを参照し、前記第1及び第2検索教育モジュールとを前記受講者端末の前記表示装置に表示し、
前記第1及び第2検索教育モジュールを表すモジュール情報と、購入料金として前記第1検索教育モジュールに対応する受講料金、及び前記第2検索教育モジュールに対応する割引受講料金とを前記受講者識別子に対応付けて前記購入教育テーブルに格納し、
前記制御装置は、更に、
前記購入教育テーブルに格納された前記受講者識別子と前記購入料金とに基づいて、前記受講者への請求書である購入教育請求書を生成する購入教育請求書生成部
を具備する教育受講システム。
【請求項3】
請求項2に記載の教育受講システムにおいて、
前記科目制受講指示に含まれる前記選択指示が前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとの一方の検索教育モジュールの選択を表す場合、
前記モジュール提供部は、
前記科目制受講指示に従って前記教育モジュールテーブルを参照し、前記一方の検索教育モジュールを前記受講者端末の前記表示装置に表示し、
前記一方の検索教育モジュールを表すモジュール情報と、購入料金として前記一方の検索教育モジュールに対応する受講料金とを前記受講者識別子に対応付けて前記購入教育テーブルに格納する
教育受講システム。
【請求項4】
請求項3に記載の教育受講システムにおいて、
前記リスト生成部は、
前記リストを生成したときに、前記購入教育テーブルを参照し、前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとの他方の検索教育モジュールが前記受講者識別子に対応付けて前記購入教育テーブルに格納されている場合、前記他方の検索教育モジュールが購入された旨を表す購入済情報を前記リストに付加して、前記受講者端末の前記表示装置に表示する
教育受講システム。
【請求項5】
請求項4に記載の教育受講システムにおいて、
前記一方の検索教育モジュールは、前記第1検索教育モジュールである
前記他方の検索教育モジュールは、前記第2検索教育モジュールである
教育受講システム。
【請求項6】
請求項2〜5のいずれかに記載の教育受講システムにおいて、
前記記憶装置は、更に、
前記受講者識別子が格納された教育時間テーブルを具備し、
前記受講者が前記受講者端末を用いて前記リストを参照し、時間制受講開始指示と前記選択指示とを送信したとき、
前記受付部は、前記時間制受講開始指示を受け入れ、
前記モジュール提供部は、前記選択指示に従って前記教育モジュールテーブルを参照し、前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとの前記少なくとも1つの教育モジュールを前記受講者端末の前記表示装置に表示し、
前記受講者が前記受講者端末を用いて時間制受講終了指示を送信したとき、
前記受付部は、前記時間制受講終了指示を受け入れ、
前記モジュール提供部は、前記時間制受講終了指示に従って、前記受講者端末の前記表示装置への前記少なくとも1つの教育モジュールの表示を終了し、前記時間制受講開始指示を受け入れた受入時刻から前記時間制受講終了指示を受け入れた時刻までの使用時間を前記受講者識別子に対応付けて前記教育時間テーブルに格納し、
前記制御装置は、更に、
前記教育時間テーブルに格納された前記受講者識別子と前記使用時間とに基づいて、前記受講者への請求書である教育時間請求書を生成する教育時間請求書生成部
を具備する教育受講システム。
【請求項7】
受講者に利用される受講者端末とネットワークを介して接続された教育サーバであって、
制御装置と、
記憶装置とを具備し、
前記記憶装置は、
教育内容が分割された複数の教育モジュールと、複数のキーワードとが格納された教育モジュールテーブルと、
複数の教育モジュールの各々の優先順位が格納された優先順位テーブルとを具備し、
前記制御装置は、
前記受講者が前記受講者端末を用いて検索キーワードを送信したとき、前記検索キーワードを受け入れる受付部と、
前記検索キーワードに従って前記教育モジュールテーブルを参照し、前記検索キーワードに対応する第1検索教育モジュールを検索する第1検索部と、
前記第1検索教育モジュールに従って前記優先順位テーブルを参照し、前記第1検索教育モジュールより優先順位が高い第2検索教育モジュールを検索する第2検索部と、
前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとを前記受講者が選択するためのリストを生成し、前記受講者端末の表示装置に表示するリスト生成部と、
前記受講者が前記受講者端末を用いて前記リストを参照し、前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとの少なくとも1つの教育モジュールを選択する選択指示を送信したとき、前記選択指示に従って前記教育モジュールテーブルを参照し、前記少なくとも1つの教育モジュールを前記受講者端末の前記表示装置に表示するモジュール提供部と
を具備する教育サーバ。
【請求項8】
請求項7に記載の教育サーバにおいて、
前記教育モジュールテーブルには、前記複数の教育モジュールのそれぞれに対して、複数の受講料金と、複数の割引受講料金とが格納され、前記複数の割引受講料金は、それぞれ前記複数の受講料金よりも安く、
前記記憶装置は、更に、
前記受講者を識別するための受講者識別子が格納された購入教育テーブルを具備し、
前記受講者が前記受講者端末を用いて前記リストを参照し、前記選択指示を含む科目制受講指示を送信したとき、前記受付部は、前記科目制受講指示を受け入れ、
前記科目制受講指示に含まれる前記選択指示が前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとの両方の検索教育モジュールの選択を表す場合、
前記モジュール提供部は、
前記科目制受講指示に従って前記教育モジュールテーブルを参照し、前記第1及び第2検索教育モジュールとを前記受講者端末の前記表示装置に表示し、
前記第1及び第2検索教育モジュールを表すモジュール情報と、購入料金として前記第1検索教育モジュールに対応する受講料金、及び前記第2検索教育モジュールに対応する割引受講料金とを前記受講者識別子に対応付けて前記購入教育テーブルに格納し、
前記制御装置は、更に、
前記購入教育テーブルに格納された前記受講者識別子と前記購入料金とに基づいて、前記受講者への請求書である購入教育請求書を生成する購入教育請求書生成部
を具備する教育サーバ。
【請求項9】
請求項8に記載の教育サーバにおいて、
前記科目制受講指示に含まれる前記選択指示が前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとの一方の検索教育モジュールの選択を表す場合、
前記モジュール提供部は、
前記科目制受講指示に従って前記教育モジュールテーブルを参照し、前記一方の検索教育モジュールを前記受講者端末の前記表示装置に表示し、
前記一方の検索教育モジュールを表すモジュール情報と、購入料金として前記一方の検索教育モジュールに対応する受講料金とを前記受講者識別子に対応付けて前記購入教育テーブルに格納する
教育サーバ。
【請求項10】
請求項9に記載の教育サーバにおいて、
前記リスト生成部は、
前記リストを生成したときに、前記購入教育テーブルを参照し、前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとの他方の検索教育モジュールが前記受講者識別子に対応付けて前記購入教育テーブルに格納されている場合、前記他方の検索教育モジュールが購入された旨を表す購入済情報を前記リストに付加して、前記受講者端末の前記表示装置に表示する
教育サーバ。
【請求項11】
請求項10に記載の教育サーバにおいて、
前記一方の検索教育モジュールは、前記第1検索教育モジュールである
前記他方の検索教育モジュールは、前記第2検索教育モジュールである
教育サーバ。
【請求項12】
請求項8〜11のいずれかに記載の教育サーバにおいて、
前記記憶装置は、更に、
前記受講者識別子が格納された教育時間テーブルを具備し、
前記受講者が前記受講者端末を用いて前記リストを参照し、時間制受講開始指示と前記選択指示とを送信したとき、
前記受付部は、前記時間制受講開始指示を受け入れ、
前記モジュール提供部は、前記選択指示に従って前記教育モジュールテーブルを参照し、前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとの前記少なくとも1つの教育モジュールを前記受講者端末の前記表示装置に表示し、
前記受講者が前記受講者端末を用いて時間制受講終了指示を送信したとき、
前記受付部は、前記時間制受講終了指示を受け入れ、
前記モジュール提供部は、前記時間制受講終了指示に従って、前記受講者端末の前記表示装置への前記少なくとも1つの教育モジュールの表示を終了し、前記時間制受講開始指示を受け入れた受入時刻から前記時間制受講終了指示を受け入れた時刻までの使用時間を前記受講者識別子に対応付けて前記教育時間テーブルに格納し、
前記制御装置は、更に、
前記教育時間テーブルに格納された前記受講者識別子と前記使用時間とに基づいて、前記受講者への請求書である教育時間請求書を生成する教育時間請求書生成部
を具備する教育サーバ。
【請求項13】
受講者に利用される受講者端末とネットワークを介して接続されたコンピュータと、記憶装置とを用いる教育受講方法であって、
前記記憶装置は、
教育内容が分割された複数の教育モジュールと、複数のキーワードとが格納された教育モジュールテーブルと、
複数の教育モジュールの各々の優先順位が格納された優先順位テーブルとを具備し、
前記コンピュータは、
前記受講者が前記受講者端末を用いて検索キーワードを送信したとき、前記検索キーワードを受け入れる受付ステップと、
前記検索キーワードに従って前記教育モジュールテーブルを参照し、前記検索キーワードに対応する第1検索教育モジュールを検索する第1検索ステップと、
前記第1検索教育モジュールに従って前記優先順位テーブルを参照し、前記第1検索教育モジュールより優先順位が高い第2検索教育モジュールを検索する第2検索ステップと、
前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとを前記受講者が選択するためのリストを生成し、前記受講者端末の表示装置に表示するリスト生成ステップと、
前記受講者が前記受講者端末を用いて前記リストを参照し、前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとの少なくとも1つの教育モジュールを選択する選択指示を送信したとき、前記選択指示に従って前記教育モジュールテーブルを参照し、前記少なくとも1つの教育モジュールを前記受講者端末の前記表示装置に表示するモジュール提供ステップと
を具備する教育受講方法。
【請求項14】
請求項13に記載の教育受講方法において、
前記教育モジュールテーブルには、前記複数の教育モジュールのそれぞれに対して、複数の受講料金と、複数の割引受講料金とが格納され、前記複数の割引受講料金は、それぞれ前記複数の受講料金よりも安く、
前記記憶装置は、更に、
前記受講者を識別するための受講者識別子が格納された購入教育テーブルを具備し、
前記受講者が前記受講者端末を用いて前記リストを参照し、前記選択指示を含む科目制受講指示を送信したとき、前記受付ステップは、前記科目制受講指示を受け入れるステップを更に含み、
前記科目制受講指示に含まれる前記選択指示が前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとの両方の検索教育モジュールの選択を表す場合、
前記モジュール提供ステップは、
前記科目制受講指示に従って前記教育モジュールテーブルを参照し、前記第1及び第2検索教育モジュールとを前記受講者端末の前記表示装置に表示ステップと、
前記第1及び第2検索教育モジュールを表すモジュール情報と、購入料金として前記第1検索教育モジュールに対応する受講料金、及び前記第2検索教育モジュールに対応する割引受講料金とを前記受講者識別子に対応付けて前記購入教育テーブルに格納するステップとを更に含み、
前記コンピュータは、更に、
前記購入教育テーブルに格納された前記受講者識別子と前記購入料金とに基づいて、前記受講者への請求書である購入教育請求書を生成する購入教育請求書生成ステップ
を具備する教育受講方法。
【請求項15】
請求項14に記載の教育受講方法において、
前記科目制受講指示に含まれる前記選択指示が前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとの一方の検索教育モジュールの選択を表す場合、
前記モジュール提供ステップは、
前記科目制受講指示に従って前記教育モジュールテーブルを参照し、前記一方の検索教育モジュールを前記受講者端末の前記表示装置に表示するステップと、
前記一方の検索教育モジュールを表すモジュール情報と、購入料金として前記一方の検索教育モジュールに対応する受講料金とを前記受講者識別子に対応付けて前記購入教育テーブルに格納するステップと
を更に含む教育受講方法。
【請求項16】
請求項15に記載の教育受講方法において、
前記リスト生成ステップは、
前記リストを生成したときに、前記購入教育テーブルを参照し、前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとの他方の検索教育モジュールが前記受講者識別子に対応付けて前記購入教育テーブルに格納されている場合、前記他方の検索教育モジュールが購入された旨を表す購入済情報を前記リストに付加して、前記受講者端末の前記表示装置に表示するステップ
を更に含む教育受講方法。
【請求項17】
請求項16に記載の教育受講方法において、
前記一方の検索教育モジュールは、前記第1検索教育モジュールである
前記他方の検索教育モジュールは、前記第2検索教育モジュールである
教育受講方法。
【請求項18】
請求項14〜17のいずれかに記載の教育受講方法において、
前記記憶装置は、更に、
前記受講者識別子が格納された教育時間テーブルを具備し、
前記受講者が前記受講者端末を用いて前記リストを参照し、時間制受講開始指示と前記選択指示とを送信したとき、
前記受付ステップは、前記時間制受講開始指示を受け入れるステップを更に含み、
前記モジュール提供ステップは、前記選択指示に従って前記教育モジュールテーブルを参照し、前記第1検索教育モジュールと前記第2検索教育モジュールとの前記少なくとも1つの教育モジュールを前記受講者端末の前記表示装置に表示するステップを更に含み、
前記受講者が前記受講者端末を用いて時間制受講終了指示を送信したとき、
前記受付ステップは、前記時間制受講終了指示を受け入れるステップを更に含み、
前記モジュール提供ステップは、前記時間制受講終了指示に従って、前記受講者端末の前記表示装置への前記少なくとも1つの教育モジュールの表示を終了し、前記時間制受講開始指示を受け入れた受入時刻から前記時間制受講終了指示を受け入れた時刻までの使用時間を前記受講者識別子に対応付けて前記教育時間テーブルに格納するステップを更に含み、
前記コンピュータは、更に、
前記教育時間テーブルに格納された前記受講者識別子と前記使用時間とに基づいて、前記受講者への請求書である教育時間請求書を生成する教育時間請求書生成ステップ
を具備する教育受講方法。
【請求項19】
請求項13〜18のいずれかに記載の教育受講方法の各ステップを前記コンピュータに実行させるコンピュータプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2006−243292(P2006−243292A)
【公開日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−58056(P2005−58056)
【出願日】平成17年3月2日(2005.3.2)
【出願人】(500135167)NECラーニング株式会社 (4)
【Fターム(参考)】