説明

散水ブロックの送水管と枝管の連結構造

【課題】散水融雪装置の散水ブロック内に埋設される送水管(主管)とこれから分岐する枝管との接合部の構造に関し、接合不良による水漏れを生ずるおそれがなく、送水管に対する枝管の角度を正確に規定することができ、かつ各種の直径の送水管に対して同一ないし少ない種類の部材で枝管の連結が可能な構造を提供する。
【解決手段】枝管2の基端外周面に当該枝管の材料が有する弾性により縮径可能に設けた複数の係止突起5と、当該枝管の基端側外周面に設けた雄ねじ9と、この雄ねじに螺合される押えナット8と、この押えナットの送水管側端面と送水管1の分岐孔3周囲の外周面との間に挟持される止水パッキン14と、この止水パッキンと前記押えナットの間に挟持されて当該止水パッキンを送水管外周の円弧に倣うように屈曲させる弾性板材からなる押え座金11とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、散水により道路や駐車場の路面に雪が積るのを防止する散水融雪装置の散水ブロックの配管構造に関するもので、特に融雪用の水を送る送水管(主管)とこれから分岐する枝管との接合部の構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
冬期に降雪のある地域では、積雪により車両の通行に障害が生ずるのを防止するために、道路や駐車場に融雪装置が設けられている。路面の水が凍結するほど寒冷ではない地域では、この種の融雪装置として散水融雪装置が広く用いられている。散水融雪装置は、降雪時に路面に散水することにより、路面に雪が積るのを防止するもので、路面下に埋設した配管を通して送られてくる水を路面上に所定間隔で配置した散水ノズルから噴出することにより融雪を行う。
【0003】
路面下の配管は、水を送る送水管と、この送水管から分岐して路面の散水ノズルへと延びる枝管とで形成されるのが一般的で、道路の融雪であれば、送水管を道路の延在方向に沿って埋設し、その一端に水ポンプを連結して、この水ポンプを運転することにより、送水管から分岐する多数の枝管の先端の散水ノズルから融雪水が一斉に散水されるようにしている。
【0004】
このような散水融雪装置の設置(施工)にあたって、現在では送水管及び複数本の枝管をコンクリートで一体化した散水ブロックと呼ばれるコンクリート二次製品が用いられている。散水ブロックは、その頂面を路面に臨出させて路面下に埋設される細長いコンクリートブロックで、その長手方向に送水管がその両端をブロックの小口端に開口させた状態で埋設され、更にこの送水管から分岐する複数本の枝管がその上端に散水ノズル又は散水ノズルを連結するための接続具を取り付けた状態で埋設されている。
【0005】
散水融雪装置を設置するときは、路面に溝を掘り、この溝に所要本数の散水ブロックをその小口端相互を連結し、かつその頂面が路面と一致するように配置して、当該溝を埋め戻す。
【0006】
散水ブロックは、管工事業者が送水管と枝管及びこれらを連結するのに必要な接続管などを製造し、ブロック成型業者がこれらの配管を埋設した散水ブロックを成型するという手順で製造される。配管の材料として従来は主として鋼管が用いられており、その場合には、送水管と枝管を溶接により接合するのが一般的であったが、配管内に錆が発生して積雪期前に毎年行われる試験通水時に散水ノズルから赤錆の混じった水が散水されて、路面やそこを通行する車両を汚すことから、塩ビ管が用いられるようになってきている。
【0007】
ところが、塩ビ管は、鋼管の溶接構造のような強固な接合手段がないこと、及びコンクリートに対する親和性(接着性)が低いことから、次のような問題が発生する。
【0008】
すなわち、送水管と枝管とを管工事業者側で接合して配管を組立てると、管工事業者からブロック成型業者に組立てた配管を運搬する際、及びその荷積み及び荷降ろしの際に、振動や外力により送水管と枝管との接合部に亀裂が生じたり、接合面が剥離するという問題が起る。この運搬中の接合部の損傷の問題を避けるには、管工事業者が用意した送水管と枝管をブロック成型業者側で接合してブロックに埋設する方法が考えられる。
【0009】
しかし、塩ビ管の接合とコンクリートブロックの成型とは、全く異なる技術と経験が要求されるため、ブロック成型業者側で管の接合を行うと、接合不良が発生する確率が高くなる。そして、このような接合不良や配管運搬中における接合部の損傷は、加圧試験を行わない限り発見することが困難で、そのような試験設備や適正な試験を行うための技能を有していないことの多いブロック成型業者は、接合不良の配管や接合部を損傷した配管をそのまま散水ブロックに埋設してしまうということが起る。
【0010】
そして、このような接合不良の配管や接合部が損傷した配管を埋設した散水ブロックを使用して融雪散水装置を設置すると、装置の運用を開始した後で不良ないし損傷した接合部から水が漏れ出し、漏れ出した水が親和性の低い塩ビ管とコンクリートとの境目を通って、散水ブロックの小口端へと流れ、ブロック相互の接続端部分から路面に水が噴出するという事故が発生するのである。
【0011】
そこで、ブロック成型業者が接合不良を生じさせることなく送水管と枝管とを連結することを可能にする技術が、下記特許文献1ないし3などで提案されている。ここで特許文献1で提案されている技術は、枝管を接続管を介して送水管に接着して接合する構造において、接続管と送水管との接着面積を大きくするための円弧鍔を設けるもので、接着面積を大きくすることによって接着をブロック成型業者側で行ったときでも、接着不良が生じ難いようにしたものである。
【0012】
また、特許文献2で提案されている技術は、枝管を連結するために送水管に開けた分岐孔に弾性体からなる厚肉のカラーを押し込み、このカラーの内周面下部を先細りの円錐面としておいて、当該内周に筒状のソケット管を挿入することによりカラーの下端を送水管の内側で膨出させて、基端をカラーの上部外周に嵌着した枝管と送水管とを連結するというものである。
【0013】
また、特許文献3で提案されている技術は、内周上部に枝管の基部を螺着する雌ねじを備え、外周下部に送水管に設けた分岐孔の周縁に形成した雌ねじに螺合する雄ねじを備えた接続管を介して、送水管と枝管とを連結する構造において、接続管の中間部に鍔を設け、この鍔と送水管の分岐孔周囲の外周面との間に止水パッキンを上下に締め付けた状態で介在させることにより、送水管と接続管の螺合部から生ずる漏水を止めるようにしたものである。
【特許文献1】特開平9‐158142号公報
【特許文献2】特開2000‐226822号公報
【特許文献3】特開2006-22617号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】
これらの従来構造は、何れも送水管と枝管との連結(枝管が接続管を介して送水管に連結されるものでは、送水管と接続管との連結)をブロック成型業者側で行うようにしたものであり、管工事に対する設備や技術の不足に起因する接合不良を防止するのに有効であると考えられる。
【0015】
しかし、特許文献1のものは、送水管の外周の曲率に合った鍔を有する接続管を成型しなければならず、また、特許文献3のものでは、送水管の外周の曲率に合った止水パッキンを成型しなければならない。散水融雪装置の送水管は、融雪装置の設置規模や水ポンプからの距離によって管径が大きく変化し、一般的に用いられている送水管の直径は、50〜250mmである。すなわち、特許文献1及び特許文献3の構造では、径の異なる多種類の送水管のそれぞれに適合する接続管又は止水パッキンを準備しなければならず、しかも送水管の径は水ポンプの容量や配置位置の変更によって、施工直前に変更されるケースも多いため、ブロック成型業者は、送水管の径の変更に対応できるように、送水管との当接面の曲率が異なる多種類の接続管や止水パッキンを常時準備しておかなければならず、在庫投資が多額になると共に、在庫管理や出庫管理が煩雑になる。
【0016】
一方、特許文献2の構造では、送水管と枝管又は接続管が弾性体からなるカラーを介して固定されることになり、このカラーの軸方向の変形が送水管に対する枝管の角度誤差を生じさせるという問題がある。たとえば、ブロックを成型する際に、これに埋設される枝管のあるものに軸直角方向の偏った外力が作用したとき、枝管が傾斜した状態でブロックに埋設されてしまい、路面に配置される散水ノズルが不ぞろいになってしまうという問題が発生する。
【0017】
この発明は、上述のような従来構造の問題点を解決するためになされたもので、散水装置の送水管と枝管とを管工事に不慣れなブロック成型業者側で連結したときにも、接合不良による水漏れを生ずるおそれがなく、送水管に対する枝管の角度を正確に規定することができ、かつ各種の直径の送水管に対して同一ないし少ない種類の部材で枝管の連結が可能な、散水装置における送水管と枝管との連結構造を得ることを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0018】
上記課題を解決したこの出願の請求項1の発明に係る散水ブロックの送水管と枝管の連結構造は、散水ブロックの長手方向にその両端を臨出させて埋設される送水管1と、この送水管から分岐して当該散水ブロックの上面に配置される散水ノズルに連結される枝管2との連結構造において、枝管2の基端外周面に当該枝管の材料が有する弾性により縮径可能に設けた複数の係止突起5と、当該枝管の基端側外周面に設けた雄ねじ9と、この雄ねじに螺合される押えナット8と、この押えナットの送水管側端面と送水管1の分岐孔3周囲の外周面との間に挟持される止水パッキン14と、この止水パッキンと前記押えナットの間に挟持されて当該止水パッキンを送水管外周の円弧に倣うように屈曲させる弾性板材からなる押え座金11とを備えていることを特徴とする散水ブロックの送水管と枝管の連結構造である。
【0019】
本願の請求項2の発明は、上記構造を備えた散水ブロックの送水管と枝管の連結構造において、前記押えナット8の送水管側端面と止水パッキン14との間に、周縁に止水パッキン側に屈曲されて突出する複数の撓み片12を有する弾性板材からなる押え座金11が介装されており、この押え座金の前記撓み片が、その弾力により、前記止水パッキンを送水管外周の円弧に倣うように屈曲させることを特徴とするものである。
【0020】
また、本願の請求項3の発明に係る散水ブロックの送水管と枝管の連結構造は、枝管2の基端部外周に、前記係止突起を縮径して送水管の分岐孔に通すのに必要な弾力を付与するためのスリット7を備えている上記構造の連結構造において、前記基端部外周に、その基端が前記分岐孔に内挿されるゴム質の止水筒13が嵌着されていることを特徴とするものである。
【0021】
この発明の送水管と枝管の連結構造では、枝管2の基端を締結する押えナット8の反力を受ける係止突起5を枝管2の下端に一体に設けている。係止突起5は、縮径可能であるが、軸線方向には変形しないので、押えナット8による締結反力を変形することなく、送水管1の壁面に伝達する。従って、送水管と枝管との強固でかつ外力によって枝管の角度に誤差が生ずることのない、正確な連結が可能である。
【0022】
係止突起5は、枝管の肉厚の薄さ(撓みやすさ)を利用して縮径可能に設けることができ、係止突起5を設けた部分の管圧を薄くするか、軸方向のスリット7を設けることにより、係止突起5に当該係止突起が送水管に設けた分岐孔3を通過するのに必要な量の縮径を可能にすることができる。枝管2の基端部にスリット7を設けたときは、このスリットを通って漏出する水を止水するためのゴム質の止水筒13を設ける。この止水筒は、枝管の基部の内径側に嵌着することもできる。また、この止水筒13を止水パッキン14と一体に成型することもでき、スリット7の長さが短い場合には、止水筒13を設けることなく止水パッキン14の内周部でスリット7からの漏水を止めることができる。
【0023】
止水パッキン14は、枝管2を連結する送水管1の外周の円弧に倣うように屈曲させて装着される。この止水パッキンの屈曲は、押え座金11と止水パッキン14との間に、周縁に複数の撓み片12を有する座金11や、送水管の外周の曲率より大きい曲率で円弧状に屈曲した押え座金11を介装することによって実現できる。撓み片12は、座金の内周縁又は外周縁に止水パッキン側に屈曲して放射状に突出するように設けられる。このような押え座金11を用いれば、複数種類の径の送水管に対して同一の座金を用いて止水パッキン14を送水管の外周に倣うように屈曲させることができる。
【0024】
押え座金11は、1種類で総ての径の送水管に対応できないとしても、1種類の座金で複数の径の送水管に対応させることができ、送水管の径の種類に比べて押え座金11の種類を少なくすることが可能である。
【発明の効果】
【0025】
この発明によれば、塩ビ管からなる送水管と枝管とを特別な技能や熟練を有することなく連結することが可能で、送水管の直径が変わるごとに使用する部品を変更する必要もなく、また枝管が送水管に正確な方向で固定されて、僅かな外力によって枝管の方向に誤差が生ずることもない。
【0026】
従って、散水ブロックに埋設される散水配管をブロック成型業者側で連結することが可能で、その連結に使用する部品点数も少なく、かつ同一の部品で複数種類の径の送水管に枝管を固定することができるので、経済的であると共に、部品の在庫管理や入出庫管理が煩雑になることもないという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0027】
以下、図面を参照して、この発明の実施形態を説明する。図1はこの発明の連結構造を示す分解斜視図、図2及び図3は枝管の断面図及び側面図、図4及び図5は連結部を管軸方向及び側方から見た断面図である。
【0028】
送水管1は、直径50mmないし250mmの塩ビ管で、その周面の所要箇所に枝管2を接続するための分岐孔3がホールソーなどによって穿設されている。枝管2は、その少なくとも基端部4が分岐孔3に内装される外径を備えており、その基端側の端部の180度対向する位置に外周側に突出する2個の係止突起5が一体に形成されている。係止突起5は、図5に示すように、送水管1の内壁面に係合する係止面6を備え、それより先端側の(枝管の基端側)の外向面は、枝管2の基端部を分岐孔3に押し込んだときに、分岐孔の周縁と当接して係止突起5を縮径させる方向の傾斜面となっている。
【0029】
図の例では、枝管2の基端部側の管圧を若干薄くし、かつ係止突起5の両側に管軸方向のスリット7を設けることによって、係止突起5に、縮径して分岐孔3を通過することができ、かつ分岐孔3を通過したときに2個の係止突起の先端が分岐孔3の周縁部に引っかかる間隔に復元する弾性を付与している。
【0030】
係止突起5を設けていない部分の枝管2の基端面15は、連結した枝管の基端が送水管1の内周に突出するのを避けるために、係止突起5の先端と係止面6との中間に位置している。また、枝管2の基端部側外周には、押えナット8を螺合するための雄ねじ9が設けられている。
【0031】
押えナット8は、鍔10を一体に備えたナットである。押え座金11は、ばね鋼板からなる座金で、内周縁に内側に向けて放射状に突出し、かつ枝管2の基端側に向けて屈曲された多数の撓み片12を備えている。止水パッキン14は、ゴム質の材料で形成されている。止水筒13は、ゴム質の筒体である。押え座金11及び止水パッキン14は、止水筒13の外周側に嵌挿される内径を備えている。
【0032】
次に枝管2の送水管1への連結手順を説明する。枝管2の基端側に止水筒13を挿通し、その外側に押え座金11と止水パッキン14とをこの順序で挿通する。止水筒13、押え座金11及び止水パッキン14の内径は、2個の係止突起5の先端間隔より小径であるが、押え座金11は、係止突起と当接した撓み片12が屈曲することにより、また止水筒13及び止水パッキン14は、それ自身の弾力によって変形して、雄ねじ9と係止突起5との間に挿入される。
【0033】
次に枝管2を両側の突起5が送水管1の軸方向を向く方向にして、その基端部4を分岐孔3に押し込む。このとき、係止突起5は、分岐孔3の周縁に押されて縮径し、分岐孔3を通過したあと外側に復帰して、分岐孔3の周縁部において、送水管1の内周面に係止される状態となる。止水筒13の下端部は、分岐孔3の内周側に位置している。押え座金11及び止水パッキン14は、止水筒13の外周側に嵌挿された状態である。
【0034】
次に押えナット8を枝管2の上端から挿入して、雄ねじ9に螺合して送水管1との間で押え座金11と止水パッキン14とを締め付ける。この締め付けにより、止水パッキン14が圧縮されると共に、押え座金の撓み片12が送水管1の軸線方向のものが扁平に押し延ばされる一方、軸直角方向に位置するものが、その弾力によって止水パッキン14を押し下げ、止水パッキン14を送水管1の外周の円弧に倣うように屈曲させる。すなわち、押えナット8を締め付けることによって、枝管2が送水管の分岐孔3に連結されると共に、この連結部からの漏水が止水筒13と送水管の外周の円弧に添うように屈曲させられた止水パッキン14によって封止される。
【0035】
このようにして送水管1に所定数の枝管2を連結した後、ブロック成型型に配管を固定してコンクリートを流し込むことによって散水ブロックを成型する。
【0036】
押え座金11は、図6の第2実施例に示すように、送水管1の外周の曲率より大きな曲率で、円弧状に屈曲した座金を用いることができる。この第2実施例の座金11の場合には、押えナット8で座金11と止水パッキン14とを挟持したとき、押さえ座金11が送水管1の円弧に添うように押し延される方向に屈曲させられることにより、止水パッキン14を送水管の外周の円弧に添うように屈曲させる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】連結構造の第1例を示す分解斜視図
【図2】図1の構造における枝管の断面図
【図3】図2の枝管の側面図
【図4】連結部を管軸方向から見た断面図
【図5】連結部を側方から見た断面図
【図6】連結構造の第2例を示す分解斜視図
【符号の説明】
【0038】
1 送水管
2 枝管
3 分岐孔
7 スリット
9 雄ねじ
11 座金
13 止水筒
14 止水パッキン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
散水ブロックの長手方向にその両端を臨出させて埋設される送水管(1)と、この送水管から分岐して当該散水ブロックの上面に配置される散水ノズルに連結される枝管(2)との連結構造において、
枝管(2)の基端外周面に当該枝管の材料が有する弾性により縮径可能に設けた複数の係止突起(5)と、当該枝管の基端側外周面に設けた雄ねじ(9)と、この雄ねじに螺合される押えナット(8)と、この押えナットの送水管側端面と送水管(1)の分岐孔(3)周囲の外周面との間に挟持される止水パッキン(14)と、この止水パッキンと前記押えナットの間に挟持されて当該止水パッキンを送水管外周の円弧に倣うように屈曲させる弾性板材からなる押え座金(11)とを備えている、散水ブロックの送水管と枝管の連結構造。
【請求項2】
前記押えナット(8)の送水管側端面と止水パッキン(14)との間に、周縁に止水パッキン側に屈曲されて突出する複数の撓み片(12)を有する弾性板材からなる押え座金(11)が介装されており、この押え座金の前記撓み片が、その弾力により、前記止水パッキンを送水管外周の円弧に倣うように屈曲させることを特徴とする、請求項1記載の送水管と枝管の連結構造。
【請求項3】
枝管(2)の基端部外周に、前記係止突起を縮径して送水管の分岐孔に通すのに必要な弾力を付与するためのスリット(7)を備えている、請求項1又は2記載の送水管と枝管の連結構造において、前記基端部外周に、その基端が前記分岐孔に内挿されるゴム質の止水筒(13)が嵌着されている、散水ブロックの送水管と枝管の連結構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−57135(P2008−57135A)
【公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−232572(P2006−232572)
【出願日】平成18年8月29日(2006.8.29)
【出願人】(395017195)株式会社サンケイ企画 (6)
【Fターム(参考)】