説明

文書管理装置および文書管理システムおよび文書管理方法および文書管理プログラム

【課題】 文書をワンタイムパスワードつきで入稿する場合においても、入稿時に入稿依頼者が文書を入稿するか否かを確認する承認処理を行うことが可能で、かつ、文書をバージョン管理することが可能な文書管理システムを提供すること。
【解決手段】 ユーザ情報管理部、文書情報管理部、文書バージョン情報管理部、ワンタイムパスワード情報管理部、メール処理部により構成される。入稿ユーザがワンタイムパスワード付きチェックインメールを送信して、チェックインする文書データをアップロードすると、文書管理サーバが、承認依頼メールを入稿依頼ユーザに送信する。入稿依頼ユーザが、承認依頼メールに記載されている承認画面にアクセスし、承認を指示すると、アップロードされていた文書データがチェックインされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サーバ装置と複数のクライアント装置とがネットワークを介して通信可能に接続され、ユーザは、サーバ装置上に保管されている文書をクライアント装置上で閲覧することが可能である文書管理装置および文書管理システム、文書管理方法、ならびにプログラムに関し、特に、ワンタイムパスワードを用いて文書のアップロードを行う文書管理装置および文書管理システム、文書管理方法、ならびにプログラム関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、ユーザが、オフィスなど複数の場所に設置されたクライアント装置から文書をアップロードし、ネットワーク上に設置されたサーバ装置で文書を受信して保管し、サーバ装置で保管されている文書はクライアント装置からのダウンロード要求でサーバ装置上から取得することができる、文書管理システムが出てきている。
【0003】
これらの文書管理システムで行うことのできる処理は大きく分けて次の二つである。文書の中継点であり、またその保管方法はツリー(フォルダ)構成を持った書類の分類保管処理である。
【0004】
前記文書管理システムが提供している具体的な機能としては、以下に述べる構成・機能により、ネットワーク上の保管庫となり、電子的にどこからでも利用することができる。
【0005】
まず、文書管理システム内の論理的な管理体系としては、一般的な OS のファイル構造と同じように、フォルダがツリー構成であることが一般的である。そして、各フォルダに対して、文書データを分類保管する。
【0006】
次に、文書のアップロード・検索・文書のダウンロード機能からなる、文書の中継である。まずユーザは、手元の文書データをクライアント装置などから文書管理システムに登録する送信処理を行い保管する。後日そのユーザや他の利用者は、利用時には前記のフォルダのツリー構造をたどって目的のファイルを探したり、システムが提供している全文検索の機能を用いて目的のファイルを探し出したりする。そして、必要なファイルを手元の持ってくる手段としては、Webブラウザの文書ダウンロードの機能を用いて手元のPC等に取得する。
【0007】
次に、文書保管システムの利用者の概念について説明する。まず、各利用者に対しては、ユーザ名を割り振り、そのユーザ名によって個別識別を行っている。またインターネット上に設置した文書保管システムでは、誰でも接続することができ、正規の利用者であるかどうかを判断する手段として、各ユーザにパスワードを付与し、ユーザ名とパスワードを元に正規の利用者であるかの確認を行っている。
【0008】
前記のユーザ名とパスワードの認証を元に各ユーザは、前記のファイルアップロードを行い、文書を保管システムに登録していく。ここで各ファイルやフォルダに対しては、アクセス権を付与し勝手にファイルを変更したり、閲覧したりできないような保管システムを構築している。
【0009】
このアクセス権としては、次のような権限によって利用制限を行える。「読み出し不可」「読み出しのみ」「作成・変更」「削除」の権限である。「読み出し不可」は、そのファイル・フォルダーに対して一切の閲覧・アップロード・ダウンロード・検索などの機能が出来ない権限である。次の「読み出しのみ」は、ファイルの存在と閲覧読み出しやファイルの検索等ができる権限である。ファイルの変更や削除は出来ない。次に「作成・変更」は、読み出し権限に加えて、ファイルの新規アップロードやフォルダの新規作成と、既存のファイル・フォルダーに対して変更権限である。最後の「削除権」は前記の「読み出し」と「作成・変更」に加えてファイル・フォルダーの削除を行う権限である。
【0010】
これらの権限を各フォルダやファイルに付与することによって、大量な文書に対して、不正な閲覧や、不用意なファイル削除等を避けることができる。
【0011】
ユーザという単位で上記は説明してきた。文書管理システムは、グループという、概念をユーザ概念に加えて持っている。グループには、自由にユーザやグループを登録することができる。
【0012】
そして、このグループ毎に前記のアクセス権を付与することができる。
【0013】
ある会社で前記文書管理システムを利用する場合を考える。この場合各社員一人一人に対してユーザを割り当てる。そして、会社の部・課といった組織単位グループを作成し、各ユーザはそれぞれの部・課のグループメンバーとして登録をする。グループの概念が無い場合には、個別ユーザ毎に前記アクセス権の設定個別ファイル・フォルダーに対して必要である。そして、ある課に新入社員が増えた場合には、全てのファイルに対して前記のアクセス権の付与作業が必要である。一方、グループの概念を用いることで、新入社員の登録も、グループに登録するだけで完了する。
【0014】
前記の文書管理システムであるが、いわゆるイントラネットと言ったような社内ネットワーク内部に設置し限られた利用者のみを想定したシステムもある。また、一方前記インターネットに設置運営されたASPサービスの文書保管システムである場合には、このシステムをインターネットに接続できる環境があれば、どこからでも利用することが可能である。社内ユーザのみでなく、社外の協力会社等からの利用もできる。そして、それらのユーザ間での電子文書のやり取りに利用することが可能である。
【0015】
WWWを用いた文書保管システムとしては、例えば、ASP型文書保管サービス C-Cabinet (http://cweb.canon.jp/dab/cabinet/index.html参照)に記載されている。
【0016】
前記は、WWWを用いた文書保管システムについて説明した。しかし、WWWを用いた文書保管システムは、各独自のユーザインターフェースを持っている。そのシステムを使って文書のやり取りをするためには、ユーザインターフェースの使い方を覚える必要がある。また、一時的な利用であっても、第三者の不正利用を防ぐために適切なアカウント発行を必要とし、かつ、ユーザアカウントに対して適切なアクセス権が設定されている必要がある。さらに、アップロード先のフォルダーパスを入稿者が知っている必要があるが、入稿用フォルダの途中のフォルダ名に機密事項である名称が使用されている場合、フォルダーパスをユーザに知られたくない場合がある。
【0017】
一方インターネットの利用方法のWWWに加えてもう一つ一般的な手段としては、電子メールがある。そこで、文書保管システムのインターフェースとして、電子メールを用いた方法がある。さらに、入稿依頼者はアップロード先としたいフォルダを指定し、アップロード用ワンタイムパスワードを入手し、そのワンタイムパスワードと送信先アドレスを入稿者に通知し、入稿を依頼し、入稿者はそれらの情報を元に文書保管システムに接続を行い、文書をアップロードすることで、入稿者はシステムのアカウントを持っていなくてもよく、またアップロード先のフォルダのパスを知らなくても、文書をアップロードすることができる文書管理システムがある。
【0018】
従来例としては、例えば、承認者は、あらかじめドキュメント管理装置に対して承認条件を設定しておき、入稿者はドキュメント管理装置に文書を入稿する。ドキュメント管理装置は、文書が入稿されると、承認条件を確認した上で承認可能な文書は承認者の承認を受けずに、承認者の権限で自動的に文書管理サーバに入稿されるものがある(特許文献1参照)。また、従来のワークフローシステムで使用されているユーザデータベース等は設けられておらず、代わりに、ユーザからユーザの識別子となる電子メールアドレスと作業パスワードの入力を受付け、ワークフロー処理における業務の実行経過に関する情報を登録するログデータベースに、ユーザの電子メールアドレスと作業パスワードも記録することにより、事後的にユーザから提示された電子メールアドレスと作業パスワードとを検証して、ユーザのアクセス権限に不備がなかったか否かを検証することができるものがある(特許文献2参照)。
【特許文献1】特開2005−173878号公報
【特許文献2】特開2003−271562号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
しかし、前記のような文書管理システムにおいて、特許文献1のようなシステムにおいては、文書が版管理されていないために、ファイル名とフォルダ名でしか文書を管理する事ができない。そのため、変更管理を行うためには、ファイル名に変更作業の日時を埋め込んだり、同じファイル名の文書であるが、そのファイルを格納するフォルダ名に変更日時を埋め込んだりの手段などしかないために、ユーザにとって利便性に欠けるという問題があった。
【0020】
また、入稿者から文書管理サーバに対して文書をアップロードする場合に、間違った文書データを添付されたメールが文書管理サーバに送信されてきた場合には、メールに記載されたワンタイムパスワードが承認者の設定したワンタイムパスワードと一致するならば、間違った文書データでも入稿が受付されてしまう問題があった。
【0021】
さらに、上記のように間違った文書データが登録されてしまった場合に、間違った文書データのサイズが大きい場合には、文書管理サーバのディスクの容量を消費してしまう問題があった。
【0022】
本発明は、前記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、特許文献1の文書管理システムに、版管理の機能を追加することであり、文書を版管理し、同一フォルダ・同一ファイルであるが、バージョン番号によって変更管理を行い、また、その入稿者および入稿依頼者を同時に記録することで、変更管理を行うために、ファイル名に変更作業の日時を埋め込んだり、同じファイル名の文書であるが、そのファイルを格納するフォルダ名に変更日時を埋め込んだりの手段を用いることなく、文書の変更を行ったユーザ等を後日参照することができる文書管理装置および文書管理システム、文書管理方法、ならびにプログラムを提供することを目的とする。
【0023】
また、本発明は、前記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、特許文献1の文書管理システムに、さらに、入稿依頼者による承認を行うワークフローの機能を追加することであり、入稿者がメールで文書をアップロードすると、文書管理サーバは、ワンタイムパスワードの確認を行い、正しいワンタイムパスワードが設定されていた場合には、入稿依頼者に通知を行い、通知を受けた入稿依頼者は、クライアント装置により文書管理サーバにアクセスして、入稿者によって入稿された文書の確認を行い、正しい文書データであると判断した場合には、文書管理サーバに対して承認を指示し、文書管理サーバは承認を指示されると、アップロードされた文書が登録され、一方、入稿者が文書の確認を行った際に、間違った文書であると判断した場合には、文書管理サーバに対して却下の指示を行い、文書管理サーバは却下を指示されると、アップロードされた文書が破棄することで、入稿者から文書管理サーバに対して文書をアップロードする場合に、間違った文書データを添付されたメールが文書管理サーバに送信されてきた場合に、メールに記載されたワンタイムパスワードが承認者の設定したワンタイムパスワードと一致する場合であっても、間違った文書データが登録されてしまうのを防ぎ、また、間違った文書データが登録されてしまうのを防ぐことで、間違った文書データが登録されてしまい、文書データのサイズが大きい場合に、文書管理サーバのディスクの容量を消費してしまうことなく文書をアップロードすることができる文書管理装置および文書管理システム、文書管理方法、ならびにプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0024】
本発明は、前記目的を達成するため、
サーバ装置およびクライアント装置がネットワークを介して通信可能に接続され、前記サーバ装置が前記クライアント装置からの、ワンタイムパスワード付きメールによる文書入稿要求を受け付けるネットワーク文書管理システムであって、
前記サーバ装置は、前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報を管理するためのユーザ情報を管理するユーザ情報管理手段と、
前記文書を特定するための情報と、前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報と、前記文書を入稿するユーザのメールアドレス情報とを管理するための文書情報を管理する文書情報管理手段と、
前記文書に設定される前記ワンタイムパスワードを管理するためのワンタイムパスワード情報を管理するためのワンタイムパスワード情報管理手段と、
前記入稿メールを解析して得られた前記ワンタイムパスワードについて、前記文書情報管理手段により管理されている文書情報と、前記ワンタイムパスワード情報管理手段により管理されているワンタイムパスワードから検証を行う、ワンタイムパスワード検証手段と、
前記クライアント装置からの入稿依頼要求を受信して、メモリに書き込む、入稿依頼要求受信手段と、
前記クライアント装置に対して、入稿依頼通知を送信する、入稿依頼通知送信手段と、
前記クライアント装置からのワンタイムパスワード付きメールを受信してメモリに書き込む、入稿メール受信手段と、
前記受信したワンタイムパスワード付きメールを解析し、ワンタイムパスワードを取得する、入稿メール解析手段と、
前記クライアント装置に対して、承認依頼通知を行う承認依頼通知送信手段と、
前記クライアント装置からの承認要求を受信してメモリに書き込む、承認要求受信手段と、
前記クライアント装置からの却下要求を受信してメモリに書き込む、却下要求受信手段と、
前記承認要求受信手段が、承認要求を受信した際に、前記ワンタイムパスワード付きメールに添付されている文書を入稿する文書入稿手段と、を有し、
前記クライアント装置は、前記サーバ装置に対して、入稿依頼要求を送信する、入稿依頼要求送信手段と、
前記サーバ装置からの入稿依頼通知を受信してメモリに書き込む、入稿依頼通知受信手段と、
前記サーバ装置に対して、ワンタイムパスワード付きメールを送信する、入稿メール送信手段と、
前記サーバ装置に対して、承認依頼通知を受信する承認依頼通知受信手段と、
前記サーバ装置に対して、承認要求を送信する承認要求送信手段と、
前記サーバ装置に対して、却下要求を送信する却下要求送信手段と、を有することを
特徴とする。
【0025】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記ネットワーク文書管理システムは、
前記サーバ装置は、前記文書情報管理手段で管理している前記文書のバージョンを特定するための情報を管理するための文書バージョン情報を管理する文書バージョン情報管理手段と、を有し、
前記文書入稿手段は、文書を入稿する際に、前記文書バージョン情報を追加することを
特徴とする。
【0026】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記ネットワーク文書管理システムは、
前記入稿依頼要求受信手段は、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を受信し、
前記文書情報管理手段は、前記入稿依頼要求受信手段で受信した承認設定情報を管理し、
前記承認依頼通知手段は、前記文書情報管理手段で管理している承認設定情報が承認を行う設定である場合にのみ、承認依頼通知を行い、
前記入稿依頼要求送信手段は、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を送信することを
特徴とする。
【0027】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記ネットワーク文書管理システムは、
前記ユーザ情報管理手段は、前記入稿依頼ユーザのメールアドレス情報を管理し、
前記承認依頼通知送信手段は、承認依頼通知の送信を、前記ユーザ情報管理手段で管理されている入稿依頼ユーザのメールアドレス宛の入稿依頼メールの送信によって行い、
前記承認依頼通知受信手段は、承認依頼通知の受信を、入稿依頼メールの受信によって行うことを
特徴とする。
【0028】
本発明は、前記目的を達成するため、
クライアント装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記クライアント装置からの、ワンタイムパスワード付きメールによる文書入稿要求を受け付ける情報処理装置であって、
前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報を管理するためのユーザ情報を管理するユーザ情報管理手段と、
前記文書を特定するための情報と、前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報と、前記文書を入稿するユーザのメールアドレス情報とを管理するための文書情報を管理する文書情報管理手段と、
前記文書に設定される前記ワンタイムパスワードを管理するためのワンタイムパスワード情報を管理するためのワンタイムパスワード情報管理手段と、
前記入稿メールを解析して得られた前記ワンタイムパスワードについて、前記文書情報管理手段により管理されている文書情報と、前記ワンタイムパスワード情報管理手段により管理されているワンタイムパスワードから検証を行う、ワンタイムパスワード検証手段と、
前記クライアント装置からの入稿依頼要求を受信して、メモリに書き込む、入稿依頼要求受信手段と、
前記クライアント装置に対して、入稿依頼通知を送信する、入稿依頼通知送信手段と、
前記クライアント装置からのワンタイムパスワード付きメールを受信してメモリに書き込む、入稿メール受信手段と、
前記受信したワンタイムパスワード付きメールを解析し、ワンタイムパスワードを取得する、入稿メール解析手段と、
前記クライアント装置に対して、承認依頼通知を行う承認依頼通知送信手段と、
前記クライアント装置からの承認要求を受信してメモリに書き込む、承認要求受信手段と、
前記クライアント装置からの却下要求を受信してメモリに書き込む、却下要求受信手段と、
前記承認要求受信手段が、承認要求を受信した際に、前記ワンタイムパスワード付きメールに添付されている文書を入稿する文書入稿手段と、を有することを
特徴とする。
【0029】
本発明は、前記目的を達成するため、
サーバ装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記サーバ装置に対して、ワンタイムパスワード付きメールによる文書入稿要求を送信する情報処理装置であって、
前記サーバ装置に対して、入稿依頼要求を送信する、入稿依頼要求送信手段と、
前記サーバ装置からの入稿依頼通知を受信してメモリに書き込む、入稿依頼通知受信手段と、
前記サーバ装置に対して、ワンタイムパスワード付きメールを送信する、入稿メール送信手段と、
前記サーバ装置に対して、承認依頼通知を受信する承認依頼通知受信手段と、
前記サーバ装置に対して、承認要求を送信する承認要求送信手段と、
前記サーバ装置に対して、却下要求を送信する却下要求送信手段と、を有することを
特徴とする。
【0030】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記情報処理装置は、
前記文書情報管理手段で管理している前記文書のバージョンを特定するための情報を管理するための文書バージョン情報を管理する文書バージョン情報管理手段と、を有し、
前記文書入稿手段は、文書を入稿する際に、前記文書バージョン情報を追加することを
特徴とする。
【0031】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記情報処理装置は、
前記入稿依頼要求受信手段は、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を受信し、
前記文書情報管理手段は、前記入稿依頼要求受信手段で受信した承認設定情報を管理し、
前記承認依頼通知手段は、前記文書情報管理手段で管理している承認設定情報が承認を行う設定である場合にのみ、承認依頼通知を行うことを
特徴とする。
【0032】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記情報処理装置は、
前記入稿依頼要求送信手段は、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を送信することを
特徴とする。
【0033】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記情報処理装置は、
前記ユーザ情報管理手段は、前記入稿依頼ユーザのメールアドレス情報を管理し、
前記承認依頼通知送信手段は、承認依頼通知の送信を、前記ユーザ情報管理手段で管理されている入稿依頼ユーザのメールアドレス宛の入稿依頼メールの送信によって行うことを
特徴とする。
【0034】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記情報処理装置は、
前記承認依頼通知受信手段は、承認依頼通知の受信を、入稿依頼メールの受信によって行うことを
特徴とする。
【0035】
本発明は、前記目的を達成するため、
サーバ装置およびクライアント装置がネットワークを介して通信可能に接続され、前記サーバ装置が前記クライアント装置からの、ワンタイムパスワード付きメールによる文書入稿要求を受け付けるネットワーク文書管理方法であって、
前記サーバ装置は、前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報を管理するためのユーザ情報を管理するユーザ情報管理工程と、
前記文書を特定するための情報と、前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報と、前記文書を入稿するユーザのメールアドレス情報とを管理するための文書情報を管理する文書情報管理工程と、
前記文書に設定される前記ワンタイムパスワードを管理するためのワンタイムパスワード情報を管理するためのワンタイムパスワード情報管理工程と、
前記入稿メールを解析して得られた前記ワンタイムパスワードについて、前記文書情報管理工程により管理されている文書情報と、前記ワンタイムパスワード情報管理工程により管理されているワンタイムパスワードから検証を行う、ワンタイムパスワード検証工程と、
前記クライアント装置からの入稿依頼要求を受信して、メモリに書き込む、入稿依頼要求受信工程と、
前記クライアント装置に対して、入稿依頼通知を送信する、入稿依頼通知送信工程と、
前記クライアント装置からのワンタイムパスワード付きメールを受信してメモリに書き込む、入稿メール受信工程と、
前記受信したワンタイムパスワード付きメールを解析し、ワンタイムパスワードを取得する、入稿メール解析工程と、
前記クライアント装置に対して、承認依頼通知を行う承認依頼通知送信工程と、
前記クライアント装置からの承認要求を受信してメモリに書き込む、承認要求受信工程と、
前記クライアント装置からの却下要求を受信してメモリに書き込む、却下要求受信工程と、
前記承認要求受信工程が、承認要求を受信した際に、前記ワンタイムパスワード付きメールに添付されている文書を入稿する文書入稿工程と、を有し、
前記クライアント装置は、前記サーバ装置に対して、入稿依頼要求を送信する、入稿依頼要求送信工程と、
前記サーバ装置からの入稿依頼通知を受信してメモリに書き込む、入稿依頼通知受信工程と、
前記サーバ装置に対して、ワンタイムパスワード付きメールを送信する、入稿メール送信工程と、
前記サーバ装置に対して、承認依頼通知を受信する承認依頼通知受信工程と、
前記サーバ装置に対して、承認要求を送信する承認要求送信工程と、
前記サーバ装置に対して、却下要求を送信する却下要求送信工程と、を有することを
特徴とする。
【0036】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記ネットワーク文書管理方法は、
前記サーバ装置は、前記文書情報管理工程で管理している前記文書のバージョンを特定するための情報を管理するための文書バージョン情報を管理する文書バージョン情報管理工程と、を有し、
前記文書入稿工程は、文書を入稿する際に、前記文書バージョン情報を追加することを
特徴とする。
【0037】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記ネットワーク文書管理方法は、
前記入稿依頼要求受信工程は、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を受信し、
前記文書情報管理工程は、前記入稿依頼要求受信工程で受信した承認設定情報を管理し、
前記承認依頼通知工程は、前記文書情報管理工程で管理している承認設定情報が承認を行う設定である場合にのみ、承認依頼通知を行い、
前記入稿依頼要求送信工程は、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を送信することを
特徴とする。
【0038】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記ネットワーク文書管理方法は、
前記ユーザ情報管理工程は、前記入稿依頼ユーザのメールアドレス情報を管理し、
前記承認依頼通知送信工程は、承認依頼通知の送信を、前記ユーザ情報管理工程で管理されている入稿依頼ユーザのメールアドレス宛の入稿依頼メールの送信によって行い、
前記承認依頼通知受信工程は、承認依頼通知の受信を、入稿依頼メールの受信によって行うことを
特徴とする。
【0039】
本発明は、前記目的を達成するため、
クライアント装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記クライアント装置からの、ワンタイムパスワード付きメールによる文書入稿要求を受け付けるプログラムであって、
前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報を管理するためのユーザ情報を管理するユーザ情報管理モジュールと、
前記文書を特定するための情報と、前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報と、前記文書を入稿するユーザのメールアドレス情報とを管理するための文書情報を管理する文書情報管理モジュールと、
前記文書に設定される前記ワンタイムパスワードを管理するためのワンタイムパスワード情報を管理するためのワンタイムパスワード情報管理モジュールと、
前記入稿メールを解析して得られた前記ワンタイムパスワードについて、前記文書情報管理モジュールにより管理されている文書情報と、前記ワンタイムパスワード情報管理モジュールにより管理されているワンタイムパスワードから検証を行う、ワンタイムパスワード検証モジュールと、
前記クライアント装置からの入稿依頼要求を受信して、メモリに書き込む、入稿依頼要求受信モジュールと、
前記クライアント装置に対して、入稿依頼通知を送信する、入稿依頼通知送信モジュールと、
前記クライアント装置からのワンタイムパスワード付きメールを受信してメモリに書き込む、入稿メール受信モジュールと、
前記受信したワンタイムパスワード付きメールを解析し、ワンタイムパスワードを取得する、入稿メール解析モジュールと、
前記クライアント装置に対して、承認依頼通知を行う承認依頼通知送信モジュールと、
前記クライアント装置からの承認要求を受信してメモリに書き込む、承認要求受信モジュールと、
前記クライアント装置からの却下要求を受信してメモリに書き込む、却下要求受信モジュールと、
前記承認要求受信モジュールが、承認要求を受信した際に、前記ワンタイムパスワード付きメールに添付されている文書を入稿する文書入稿モジュールと、を有することを
特徴とする。
【0040】
本発明は、前記目的を達成するため、
サーバ装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記サーバ装置に対して、ワンタイムパスワード付きメールによる文書入稿要求を送信するプログラムであって、
前記サーバ装置に対して、入稿依頼要求を送信する、入稿依頼要求送信モジュールと、
前記サーバ装置からの入稿依頼通知を受信してメモリに書き込む、入稿依頼通知受信モジュールと、
前記サーバ装置に対して、ワンタイムパスワード付きメールを送信する、入稿メール送信モジュールと、
前記サーバ装置に対して、承認依頼通知を受信する承認依頼通知受信モジュールと、
前記サーバ装置に対して、承認要求を送信する承認要求送信モジュールと、
前記サーバ装置に対して、却下要求を送信する却下要求送信モジュールと、を有することを
特徴とする。
【0041】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記プログラムは、
前記文書情報管理モジュールで管理している前記文書のバージョンを特定するための情報を管理するための文書バージョン情報を管理する文書バージョン情報管理モジュールと、を有し、
前記文書入稿モジュールは、文書を入稿する際に、前記文書バージョン情報を追加することを
特徴とする。
【0042】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記プログラムは、
前記入稿依頼要求受信モジュールは、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を受信し、
前記文書情報管理モジュールは、前記入稿依頼要求受信モジュールで受信した承認設定情報を管理し、
前記承認依頼通知モジュールは、前記文書情報管理モジュールで管理している承認設定情報が承認を行う設定である場合にのみ、承認依頼通知を行うことを
特徴とする。
【0043】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記プログラムは、
前記入稿依頼要求送信モジュールは、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を送信することを
特徴とする。
【0044】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記プログラムは、
前記ユーザ情報管理モジュールは、前記入稿依頼ユーザのメールアドレス情報を管理し、
前記承認依頼通知送信モジュールは、承認依頼通知の送信を、前記ユーザ情報管理モジュールで管理されている入稿依頼ユーザのメールアドレス宛の入稿依頼メールの送信によって行うことを
特徴とする。
【0045】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記プログラムは、
前記承認依頼通知受信モジュールは、承認依頼通知の受信を、入稿依頼メールの受信によって行うことを
特徴とする。
【0046】
本発明は、前記目的を達成するため、
クライアント装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記クライアント装置からの、ワンタイムパスワード付きメールによる文書入稿要求を受け付けるプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体であって、
前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報を管理するためのユーザ情報を管理するユーザ情報管理モジュールと、
前記文書を特定するための情報と、前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報と、前記文書を入稿するユーザのメールアドレス情報とを管理するための文書情報を管理する文書情報管理モジュールと、
前記文書に設定される前記ワンタイムパスワードを管理するためのワンタイムパスワード情報を管理するためのワンタイムパスワード情報管理モジュールと、
前記入稿メールを解析して得られた前記ワンタイムパスワードについて、前記文書情報管理モジュールにより管理されている文書情報と、前記ワンタイムパスワード情報管理モジュールにより管理されているワンタイムパスワードから検証を行う、ワンタイムパスワード検証モジュールと、
前記クライアント装置からの入稿依頼要求を受信して、メモリに書き込む、入稿依頼要求受信モジュールと、
前記クライアント装置に対して、入稿依頼通知を送信する、入稿依頼通知送信モジュールと、
前記クライアント装置からのワンタイムパスワード付きメールを受信してメモリに書き込む、入稿メール受信モジュールと、
前記受信したワンタイムパスワード付きメールを解析し、ワンタイムパスワードを取得する、入稿メール解析モジュールと、
前記クライアント装置に対して、承認依頼通知を行う承認依頼通知送信モジュールと、
前記クライアント装置からの承認要求を受信してメモリに書き込む、承認要求受信モジュールと、
前記クライアント装置からの却下要求を受信してメモリに書き込む、却下要求受信モジュールと、
前記承認要求受信モジュールが、承認要求を受信した際に、前記ワンタイムパスワード付きメールに添付されている文書を入稿する文書入稿モジュールと、を有することを
特徴とする。
【0047】
本発明は、前記目的を達成するため、
サーバ装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記サーバ装置に対して、ワンタイムパスワード付きメールによる文書入稿要求を送信するプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体であって、
前記サーバ装置に対して、入稿依頼要求を送信する、入稿依頼要求送信モジュールと、
前記サーバ装置からの入稿依頼通知を受信してメモリに書き込む、入稿依頼通知受信モジュールと、
前記サーバ装置に対して、ワンタイムパスワード付きメールを送信する、入稿メール送信モジュールと、
前記サーバ装置に対して、承認依頼通知を受信する承認依頼通知受信モジュールと、
前記サーバ装置に対して、承認要求を送信する承認要求送信モジュールと、
前記サーバ装置に対して、却下要求を送信する却下要求送信モジュールと、を有することを
特徴とする。
【0048】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記プログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体は、
前記文書情報管理モジュールで管理している前記文書のバージョンを特定するための情報を管理するための文書バージョン情報を管理する文書バージョン情報管理モジュールと、を有し、
前記文書入稿モジュールは、文書を入稿する際に、前記文書バージョン情報を追加することを
特徴とする。
【0049】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記プログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体は、
前記入稿依頼要求受信モジュールは、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を受信し、
前記文書情報管理モジュールは、前記入稿依頼要求受信モジュールで受信した承認設定情報を管理し、
前記承認依頼通知モジュールは、前記文書情報管理モジュールで管理している承認設定情報が承認を行う設定である場合にのみ、承認依頼通知を行うことを
特徴とする。
【0050】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記プログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体は、
前記入稿依頼要求送信モジュールは、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を送信することを
特徴とする。
【0051】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記プログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体は、
前記ユーザ情報管理モジュールは、前記入稿依頼ユーザのメールアドレス情報を管理し、
前記承認依頼通知送信モジュールは、承認依頼通知の送信を、前記ユーザ情報管理モジュールで管理されている入稿依頼ユーザのメールアドレス宛の入稿依頼メールの送信によって行うことを
特徴とする。
【0052】
本発明は、前記目的を達成するため、
前記プログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体は、
前記承認依頼通知受信モジュールは、承認依頼通知の受信を、入稿依頼メールの受信によって行うことを
特徴とする。
【0053】
また、本発明の目的は、本発明の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成される。
【発明の効果】
【0054】
本発明によれば、文書管理システムにおいて、文書を版管理することができることにより、変更管理を行うために、ファイル名に変更作業の日時を埋め込んだり、同じファイル名の文書であるが、そのファイルを格納するフォルダ名に変更日時を埋め込んだりの手段を用いることなく、文書の変更を行ったユーザ等を後日参照することができ、また、入稿依頼者による承認を行うワークフローの機能を追加することで、入稿者から文書管理サーバに対して文書をアップロードする場合に、間違った文書データを添付されたメールが文書管理サーバに送信されてきた場合に、メールに記載されたワンタイムパスワードが承認者の設定したワンタイムパスワードと一致する場合であっても、間違った文書データが登録されてしまうのを防ぐことができることに加えて、間違った文書データが登録されてしまい、文書データのサイズが大きい場合に、文書管理サーバのディスクの容量を消費してしまうことなく文書をアップロードすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0055】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0056】
本実施形態の文書管理システムにおいては、以下に詳述するように、入稿依頼ユーザが文書管理サーバに保管されている文書に対してワンタイムパスワードを設定する場合においては、入稿依頼ユーザがクライアント上で文書を選択し、文書に対する操作としてワンタイムパスワード設定を入力すると、クライアントは選択された文書とワンタイムパスワード設定の旨を文書管理サーバに送信し、文書管理サーバにおいては選択された文書の情報と、文書に対するワンタイムパスワードの情報をクライアントに送信すると、クライアント上でワンタイムパスワード設定画面が表示され、入稿依頼ユーザがワンタイムパスワード設定画面上でワンタイムパスワードを設定すると、クライアントがワンタイムパスワードを文書管理サーバに送信し、文書管理サーバにおいては、受信したワンタイムパスワードを保管する。
【0057】
入稿依頼ユーザが文書管理サーバに新規に文書を登録する場合においては、入稿依頼ユーザがクライアント上で新規文書を登録するフォルダと新規文書登録を入力すると、クライアントは新規文書を登録するフォルダと新規文書登録の旨を文書管理サーバに送信し、文書管理サーバは文書名要求の旨をクライアントに送信し、クライアントは文書名要求の旨を受信すると新規文書登録画面を表示し、入稿依頼ユーザが新規文書登録画面上で文書名を入力すると、クライアントは文書名を文書管理サーバに送信し、文書管理サーバにおいては、受信した文書を登録するフォルダと文書名の情報を、新規の文書情報として保管する。
【0058】
また、入稿依頼ユーザが文書管理サーバに保管されている文書に対してチェックアウトを行う場合においては、入稿依頼ユーザがクライアント上で文書を選択し、文書に対する操作としてチェックアウトを入力すると、クライアントは選択された文書とチェックアウトの旨を文書管理サーバに送信し、文書管理サーバは入稿ユーザのメールアドレスと入稿設定要求の旨をクライアントに送信し、クライアントは入稿ユーザのメールアドレスと入稿設定要求の旨を受信するとチェックアウト画面を表示し、入稿依頼ユーザがチェックアウト画面上で入稿ユーザのメールアドレスと承認設定を入力すると、クライアントは入稿ユーザのメールアドレスと承認設定を文書管理サーバに送信し、文書管理サーバは、文書をチェックアウトして、受信した入稿ユーザのメールアドレス宛に、ワンタイムパスワードを付加し、文書を添付したチェックイン依頼メールを送信する。
【0059】
また、入稿ユーザが文書管理サーバに保管されている文書に対してチェックインを行う場合においては、入稿ユーザがクライアント上で文書管理サーバからのチェックイン依頼メールを受信すると、チェックイン依頼メールに添付されている文書を編集し、ワンタイムパスワード付きのチェックイン依頼メールに対する返信メールを、チェックインメールとし、編集された文書を添付した上でメール送信を指示すると、クライアントは編集された文書が添付された、ワンタイムパスワード付きのチェックインメールを文書管理サーバに送信し、文書管理サーバは、受信したワンタイムパスワード付きのチェックインメールを解析してワンタイムパスワードと文書を取得し、ワンタイムパスワードを確認して正しいワンタイムパスワードであると確認した上で、承認設定が承認不要である場合には、文書をチェックインし、承認設定が承認必要であった場合には、入稿依頼ユーザ宛に、承認画面のURL付きの承認依頼メールを送信し、入稿ユーザはクライアント上で承認依頼メールを受信し、承認依頼メールに記述されている承認画面のURLの表示をクライアントに指示すると、クライアントは承認依頼の要求を文書管理サーバに送信し、文書管理サーバは文書情報をクライアントに送信し、クライアントは受信した文書情報により承認画面を表示し、入稿依頼ユーザは承認画面上で承認または却下を指示すると、クライアントは承認または却下を文書管理サーバに送信し、文書管理サーバは承認または却下を受信すると、承認であった場合には入稿ユーザがアップロードしてきた文書をチェックインし、却下であった場合には、文書が却下された旨の却下メールを入稿ユーザに送信する。
【0060】
なお、前記非特許文献1と異なる点は、前記非特許文献1では、入稿ユーザが文書のチェックインを行う場合には、文書管理サーバに登録されている入稿ユーザが、文書管理サーバに対してログインを行った上でチェックインを行い、チェックイン指示された文書がチェックインされるということを実現しているが、本発明の実施形態においては、入稿依頼ユーザがチェックアウト時に入稿ユーザのメールアドレスを指定することで、チェックイン依頼メールが入稿ユーザに送信され、チェックイン依頼メールを受信した入稿ユーザが文書をチェックインすることができるため、文書管理サーバに登録されていないユーザが入稿ユーザとして文書を登録することができる。また、本発明の実施形態においては、入稿ユーザがチェックインしようとする文書の内容を入稿依頼者が確認した上で、チェックインを承認するか却下するかを選択できるため、間違った文書がチェックインされるのを防ぐことができる。
【0061】
また、特許文献1と異なる点は、前記特許文献1では、入稿依頼者はアップロード先としたいフォルダを指定し、アップロード用ワンタイムパスワードを入手し、そのワンタイムパスワードと送信先アドレスを入稿者に通知し、入稿を依頼し、入稿者はそれらの情報を元に文書保管システムに接続を行い、文書をアップロードすることで、入稿者はシステムのアカウントを持っていなくてもよく、またアップロード先のフォルダのパスを知らなくても、文書をアップロードすることができることを実現しているが、本発明の実施形態においては、文書のバージョンを管理しているために、過去のバージョンの文書を参照することができ、また、入稿ユーザがチェックインしようとする文書の内容を入稿依頼者が確認した上で、チェックインを承認するか却下するかを選択できるため、間違った文書がチェックインされるのを防ぐことができる。
【0062】
<文書管理システムの全体構成図>
まず、本文書管理システムの構成について、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る文書管理システムの構成を表すブロック図である。
【0063】
文書管理システムは、図1に示すように、文書管理機能を提供する文書管理サーバ101と、ネットワークを介して文書管理サーバに対するメールを送受信するメールサーバ113と、ネットワーク122を介して文書管理サーバ101が提供する機能を使用するクライアント115と、ネットワーク122を介してクライアント115に対するメールを送受信するメールサーバ120から構成される。ここで、図1には、1台のクライアントのみが表示されているが、実際には、前記文書管理機能を使用するために、2台以上のクライアントがネットワーク122を介して文書管理サーバに接続することができる。
【0064】
文書管理サーバ101は、ユーザ情報記憶部102、文書情報記憶部103、文書バージョン情報記憶部104、ワンタイムパスワード情報記憶部105、ユーザ情報管理部106、文書情報管理部107、文書バージョン情報管理部108、ワンタイムパスワード情報管理部109、メール処理部110、要求処理部111、通信部112を備える。
【0065】
ユーザ情報記憶部102は、後述するHDD213(図2に示す)内に設けられており、クライアント115でユーザを認証する際や各種メールを送信する際に用いるユーザの情報、例えば、ユーザID、ユーザ名、パスワードやメールアドレスなどを格納する機能を有する。ユーザ情報管理部106は、ユーザ情報記憶部102に格納されているユーザ情報を管理し、要求処理部111から受け取ったユーザIDを用いて、ユーザIDに対するユーザ情報を、ユーザ情報記憶部102から読み出す機能を有する。
【0066】
文書情報記憶部103は、後述するHDD213(図2に示す)内に設けられており、クライアント115上でユーザが指定して新規文書登録、参照、削除、ワンタイムパスワード設定、チェックアウト、チェックイン、承認を行うことのできる文書データの文書情報、例えば、文書ID、文書名、文書論理パス、読出ユーザ、書込ユーザ、チェックアウトフラグ、入稿依頼ユーザ、入稿ユーザ、承認フラグなどを格納する機能を有する。文書情報管理部107は、文書情報記憶部103に格納されている文書情報を管理し、要求処理部111から受け取った文書IDを用いて、文書IDに対する文書情報を、文書情報記憶部103から読み出す機能を有する。また、文書情報管理部107は、要求処理部111からの要求に応じて、文書情報記憶部103に格納されている全文書の一覧情報を、文書情報記憶部103から読み出し、要求処理部111に送信する機能を有する。また、文書情報管理部107は、要求処理部111からの要求に応じて、文書情報記憶部103に新規の文書情報を追加する機能を有する。また、文書情報管理部107は、要求処理部111からの要求に応じて、文書情報記憶部103に格納されている指定された文書IDの文書情報を削除する機能を有する。また、文書情報管理部107は、要求処理部111からの要求に応じて、文書情報記憶部102に格納されている指定された文書IDの文書情報におけるチェックアウトフラグ、入稿依頼ユーザ、入稿ユーザ、承認フラグを変更する機能を有する。
【0067】
文書バージョン情報記憶部104は、後述するHDD213(図2に示す)内に設けられており、クライアント115上でユーザが指定して参照、チェックアウト、チェックイン、承認を行うことのできる文書データの文書バージョン情報、例えば、文書ID、文書バージョンID、文書物理パス、入稿依頼ユーザ、入稿ユーザなどを格納する機能を有する。文書バージョン情報管理部108は、文書バージョン情報記憶部104に格納されている文書バージョン情報を管理し、要求処理部111から受け取った文書IDと文書バージョンIDを用いて、文書IDと文書バージョンIDに対する文書バージョン情報を、文書バージョン情報記憶部104から読み出す機能を有する。また、文書バージョン情報管理部108は、要求処理部111からの要求に応じて、要求処理部111から受け取った文書IDに対する全文書バージョンの一覧情報を、文書バージョン情報記憶部104から読み出し、要求処理部111に送信する機能を有する。また、文書バージョン情報管理部108は、要求処理部111からの要求に応じて、要求処理部111から受け取った文書IDに対する最新バージョンの文書バージョン情報を、文書バージョン情報記憶部104から読み出し、要求処理部111に送信する機能を有する。また、文書バージョン情報管理部108は、要求処理部111からの要求に応じて、文書バージョン情報記憶部104に新規の文書バージョン情報を追加する機能を有する。また、文書バージョン情報管理部108は、要求処理部111からの要求に応じて、文書バージョン情報記憶部104に格納されている指定された文書IDと文書バージョンIDの文書バージョン情報における入稿依頼ユーザ、入稿ユーザを変更する機能を有する。
【0068】
ワンタイムパスワード情報記憶部105は、後述するHDD213(図2に示す)内に設けられており、文書管理サーバ101でワンタイムパスワードを設定する際やワンタイムパスワードを認証する際に用いるワンタイムパスワードの情報、例えば、文書ID、ワンタイムパスワードなどを格納する機能を有する。ワンタイムパスワード情報管理部109は、ワンタイムパスワード情報記憶部105に格納されているワンタイムパスワード情報を管理し、要求処理部111から受け取った文書IDを用いて、文書IDに対するワンタイムパスワード情報を、ワンタイムパスワード情報記憶部105から読み出す機能を有する。また、ワンタイムパスワード情報管理部109は、要求処理部111から受け取った文書IDとワンタイムパスワードを用いて、ワンタイムパスワード情報記憶部105に格納されている指定された文書IDのワンタイムパスワード情報におけるワンタイムパスワードを変更する機能を有する。また、ワンタイムパスワード情報管理部109は、要求処理部111から受け取った文書IDとワンタイムパスワードを用いて、文書IDに対するワンタイムパスワード情報を、ワンタイムパスワード情報記憶部105から読み出し、要求処理部111から受け取ったワンタイムパスワードと、ワンタイムパスワード情報記憶部105から読み出したワンタイムパスワードが一致するか否かのチェックイン認証処理を行う機能を有する。
【0069】
メール処理部110は、後述の通信部112経由で、後述のメールサーバ113の通信部114に接続し、要求処理部111から受け取った宛先メールアドレス、ワンタイムパスワード、文書情報や文書データなどを用いて、チェックイン依頼メール、チェックイン依頼完了メール、チェックインエラーメール、承認依頼メール、チェックイン完了メールやチェックイン却下メールなどを送信する機能を有する。また、メール処理部110は、後述の通信部112経由で、後述のメールサーバ113の通信部114に接続し、チェックインメールを受信し、受信したメールデータを解析して、送信元アドレス、ワンタイムパスワード、文書データなどを取得し、要求処理部111に送信する機能を有する。
【0070】
要求処理部111は、クライアント115から、通信部119を通じて出されたユーザ認証要求、文書参照要求、文書削除要求、ワンタイムパスワード参照要求、ワンタイムパスワード設定要求、チェックアウト要求、チェックイン要求、承認要求、ログアウト要求に対する処理を行う機能を有する。
【0071】
クライアント115からのユーザ認証要求に対しては、ユーザ認証要求と共にユーザIDとパスワードを受信し、受信したユーザIDをユーザ情報管理部111に送信して、受信したユーザIDに対応するユーザ情報の読み出し依頼して、読み出されたユーザ情報を受信し、クライアント115から受け取ったパスワードと、ユーザ情報管理部105から読み出したパスワードが一致する場合には、ユーザ認証結果は認証成功とし、クライアント115から受け取ったユーザIDに対応するユーザ情報がユーザ情報記憶部102に存在しない場合、または、クライアント115から受け取ったパスワードと、ユーザ情報管理部105から読み出したパスワードが一致しない場合、ユーザ認証結果は認証失敗とし、ユーザ認証結果が認証成功の場合は、文書情報管理部107に要求して、文書情報記憶部103に格納されている全文書一覧情報の読み出しを依頼し、読み出された全文書情報一覧情報を受信し、読み出された全文書一覧情報を通信部112経由でクライアント115に送信し、また、ユーザ認証結果が認証失敗の場合は、認証失敗の旨を通信部112経由でクライアント115に送信する機能を有する。
【0072】
また、クライアント115からの文書参照要求に対しては、文書参照要求と同時に文書IDを受信し、受信した文書IDを文書情報管理部107に送信して、文書IDに対応する文書情報の読み出しを依頼し、読み出された文書情報を受信し、受信した文書IDを文書バージョン情報管理部108に送信して、文書IDに対応する全文書バージョン一覧情報の読み出しを依頼し、読み出された全文書バージョン一覧情報を受信し、受信した全文書バージョン一覧情報を通信部112経由でクライアント115に送信し、クライアントから送信されてきた文書バージョンIDを受信し、文書IDと受信した文書バージョンIDを文書バージョン情報管理部108に送信して、文書バージョン情報の読み出しを依頼し、読み出された文書バージョン情報のうち、文書物理パスに従って、後述のHDD213(図2に示す)から文書データを読出し、通信部112経由でクライアント115に送信する機能を有する。
【0073】
また、クライアント115からの文書削除要求に対しては、文書削除要求と同時に文書IDを受信し、受信した文書IDを文書情報管理部107に送信して、文書IDに対応する文書情報の読み出しを依頼し、読み出された文書情報を受信し、受信した文書IDを文書バージョン情報管理部108に送信して、文書IDに対応する全文書バージョン一覧情報の読み出しを依頼し、読み出された全文書バージョン一覧情報を受信し、受信した全文書バージョン一覧情報のうち、文書物理パスに従って、後述のHDD213(図2に示す)から全文書バージョンの文書データを削除し、文書IDを文書バージョン情報管理部108に送信して、全文書バージョン情報の削除を依頼し、文書IDを文書情報管理部107に送信して、文書情報の削除を依頼し、文書削除完了の旨を通信部112経由でクライアント115に送信する機能を有する。
【0074】
また、クライアント115からの新規文書登録要求に対しては、新規文書登録要求と同時に文書名を受信し、受信した文書名を文書情報管理部107に送信して、文書情報の追加を依頼し、追加された文書情報を受信し、受信した文書情報のうち、文書IDを新規文書登録完了の旨として通信部112経由でクライアント115に送信する機能を有する。
【0075】
また、クライアント115からのワンタイムパスワード参照要求に対しては、ワンタイムパスワード要求と同時に文書IDを受信し、受信した文書IDをワンタイムパスワード管理部109に送信して、文書IDに対応するワンタイムパスワード情報の読み出しを依頼し、読み出されたワンタイムパスワード情報を受信し、受信したワンタイムパスワード情報を通信部112経由でクライアント115に送信する機能を有する。
【0076】
また、クライアント115からのワンタイムパスワード設定要求に対しては、ワンタイムパスワード要求と同時に文書IDとワンタイムパスワードを受信し、受信した文書IDとワンタイムパスワードをワンタイムパスワード管理部109に送信して、文書IDに対応するワンタイムパスワード情報の変更を依頼し、ワンタイムパスワード更新完了の旨を通信部112経由でクライアント115に送信する機能を有する。
【0077】
また、クライアント115からのチェックアウト要求に対しては、チェックアウト要求と同時に文書IDを受信し、受信した文書IDを文書情報管理部107に送信して、文書情報の読み出しを依頼し、読み出された文書情報を受信し、受信した文書情報のうち、チェックアウトフラグを参照して、チェックアウトフラグの値が1、すなわちチェックアウト済である場合には、すでに文書がチェックアウトされている旨を通信部112経由でクライアント115に送信し、チェックアウトフラグの値が0、すなわち未チェックアウトである場合には、文書ID、現在ログインしているユーザすなわち入稿依頼ユーザのユーザIDとチェックアウトフラグ値が1である旨を文書情報管理部107に送信して、文書情報の変更を依頼して、文書情報変更完了の旨を受信すると、チェックアウト処理完了として、入稿ユーザのメールアドレスと承認設定要求の旨を通信部112経由でクライアント115に送信し、クライアント115から入稿ユーザのメールアドレスと承認設定を受信し、受信した文書ID、入稿ユーザのメールアドレスと承認設定を文書情報管理部107に送信して文書情報の変更を依頼し、文書情報変更完了の旨を受信すると、文書IDを文書情報管理部107に送信して文書情報の読み出しを依頼し、読み出された文書情報を受信し、現在ログインしているユーザすなわち入稿依頼ユーザのユーザIDをユーザ情報管理部106に送信してユーザ情報の読み出しを依頼し、読み出されたユーザ情報を受信し、文書IDをワンタイムパスワード管理部109に送信して、文書IDに対応するワンタイムパスワード情報の読み出しを依頼し、読み出されたワンタイムパスワード情報を受信し、受信したワンタイムパスワード情報のワンタイムパスワードを、文書IDと合わせて暗号化し、受信したユーザ情報、文書情報、暗号化されたワンタイムパスワードをメール処理部に送信してチェックイン依頼メールの送信を依頼し、チェックイン依頼メールの送信完了の旨を受信し、ユーザ情報と文書情報をメール処理部に送信してチェックイン依頼完了メールの送信を依頼し、チェックイン依頼メール送信完了の旨を受信する機能を有する。
【0078】
また、クライアント115からのチェックイン要求に対しては、メール処理部110からチェックインメールの解析結果の送信元アドレス、ワンタイムパスワード、文書データを受信し、受信したワンタイムパスワードを復号化し、文書IDとワンタイムパスワードを取得し、文書IDをワンタイムパスワード情報管理部109に送信して文書IDに対応するワンタイムパスワード情報の読み出しを依頼し、読み出されたワンタイムパスワード情報を受信し、受信したワンタイムパスワード情報のワンタイムパスワードと、チェックインメールを解析して得られたワンタイムパスワードを復号化して得られたワンタイムパスワードとが一致するか否かを確認し、一致しなければワンタイムパスワードが間違っていると判定し、文書IDを文書情報管理部107に送信して文書IDに対応する文書情報の読み出しを依頼し、読み出された文書情報を受信し、チェックインメールにワンタイムパスワードが付いていないか、または、ワンタイムパスワードが間違っていると判定されたか、または、文書データが添付されていなかった場合は、文書情報をメール処理部110に送信してチェックインエラーメールの送信を依頼し、チェックインエラーメールの送信完了を受信し、そうでなければ、文書情報の承認フラグを参照し、承認フラグが1であれば、文書情報とユーザ情報をメール処理部110に送信して承認依頼メールの送信を依頼し、承認依頼メールの送信完了の旨を受信する機能を有する。
【0079】
また、クライアント115からの承認要求に対しては、承認要求と同時に文書IDを受信し、受信した文書IDを文書情報管理部107に送信して、文書情報の読み出しを依頼し、読み出された文書情報を受信し、受信した文書情報を通信部112経由でクライアント115に送信し、クライアント115から承認または却下の旨を受信し、承認であった場合には、文書IDを文書バージョン情報管理部108に送信して、文書新規バージョンの追加を依頼し、文書バージョン情報管理部108から文書新規バージョン追加完了の旨を受信し、文書IDを文書バージョン情報管理部108に送信して、最新バージョンの文書バージョン情報の読み出しを依頼し、読み出された最新バージョンの文書バージョン情報を受信し、受信した最新バージョンの文書バージョン情報から文書バージョンIDを受信し、文書ID、文書バージョンID、入稿依頼ユーザIDと入稿ユーザのメールアドレスを文書バージョン情報管理部108に送信して、文書IDと文書バージョンIDに対応する文書バージョン情報の更新を依頼し、文書バージョン更新完了の旨を受信し、文書ID、チェックアウトフラグを0すなわち未チェックアウトとする旨を文書情報管理部107に送信して、文書IDに対応する文書情報の更新を依頼し、文書情報更新完了の旨を受信し、HDD213(図2に示す)の、最新の文書バージョン情報の文書物理パスに文書データを格納してチェックイン処理完了とし、入稿依頼ユーザIDをユーザ情報管理部106に送信して、ユーザIDに対応するユーザ情報の読み出しを依頼し、読み出されたユーザ情報を受信し、受信したユーザ情報のユーザ名とメールアドレスを取得し、入稿依頼ユーザのユーザ情報と入稿ユーザのメールアドレスをメール処理部110に送信して、入稿依頼ユーザと入稿ユーザ宛のチェックイン完了メールの送信を依頼し、チェックイン完了メール送信完了の旨を受信し、クライアント115から受信した承認または却下の旨が却下であった場合には、入稿依頼ユーザIDをユーザ情報管理部106に送信して、ユーザIDに対応するユーザ情報の読み出しを依頼し、読み出されたユーザ情報を受信し、受信したユーザ情報のユーザ名とメールアドレスを取得し、入稿依頼ユーザのユーザ情報と入稿ユーザのメールアドレスをメール処理部110に送信して、入稿依頼ユーザと入稿ユーザ宛のチェックイン却下メールの送信を依頼し、チェックイン却下メール送信完了の旨を受信する機能を有する。
【0080】
また、クライアント115からのログアウト要求に対しては、ログアウト要求と同時にユーザIDを受信し、ユーザIDに対するログアウト処理を行い、ログアウト完了を通信部112経由でクライアント115に送信する機能を有する。
【0081】
通信部112は、通信部119から送信されてきたユーザIDとパスワード、文書ID、文書バージョンID、文書名、ワンタイムパスワード、入稿ユーザのメールアドレス、承認設定、承認または却下の旨と、操作内容を受信し、受信した情報を要求処理部111に送信し、処理結果を通信部119に対して送信する機能を有する。また、通信部112は、メール処理部110からの要求で、メールサーバ113の通信部114に接続し、最新のメールがあれば最新のメールを取得して、メール処理部110に取得したメールを送信する機能を有する。また、通信部112は、メール処理部110からの要求で、要求と一緒に受信したメールを、メールサーバ113の通信部114に接続してメール送信する機能を有する。
【0082】
メールサーバ113は、通信部114を備える。
【0083】
通信部114は、ネットワーク122経由で受信したメールを取得して保管し、文書管理サーバ101からの要求に応じて、保管されているメールを文書管理サーバ101に送信する機能を有する。また、通信部114は、文書管理サーバ101からの要求に応じて、要求と一緒に受信したメールを、ネットワーク122経由でメールの宛先に対して送信する機能を有する。
【0084】
クライアント115は、表示部116と、メール処理部117と、統括処理部118と、通信部119とを備える。
【0085】
表示部116は、後述のログイン画面1201(図12に示す)、後述の文書選択画面1301(図13に示す)、後述の新規文書登録画面1401(図14に示す)、後述のワンタイムパスワード設定画面1501(図15に示す)、後述の文書のチェックアウト画面1601(図16に示す)、後述のチェックイン依頼メール1701(図17に示す)、後述のチェックインメール1801(図18に示す)、後述の承認依頼メール1901(図19に示す)、後述の承認画面2001(図20に示す)を、後述のCRT209(図2に示す)に表示させる機能を有する。
【0086】
メール処理部117は、後述の通信部119経由で、後述のメールサーバ120の通信部121に接続し、統括処理部118から受け取った宛先メールアドレス、ワンタイムパスワードや文書データなどを用いて、チェックインメールなどを送信する機能を有する。また、メール処理部117は、後述の通信部119経由で、後述のメールサーバ120の通信部121に接続し、チェックイン依頼メール、チェックイン依頼完了メール、チェックインエラーメール、承認依頼メール、チェックイン完了メールやチェックイン却下メールチェックインメールなどを受信し、受信したメールデータを解析して、送信元アドレス、ワンタイムパスワード、文書データなどを取得し、統括処理部118に送信する機能を有する。
【0087】
統括処理部118は、表示部116で表示された、後述のログイン画面1201(図12に示す)で、ユーザによって入力されたユーザIDとパスワードを通信部119に送信する機能を有する。また、通信部119を通じて受信された認証結果が認証失敗であった場合には、認証失敗である旨を後述のログイン画面1201に表示する機能を有する。また、通信部119を通じて送信された認証結果が、認証成功として全文書一覧情報であった場合には、後述の文書選択画面1301(図13に示す)を表示部116に表示させ、ユーザが入力した処理がログアウトであった場合には、ユーザIDを通信部119に送信し、通信部119を通じて受信されたログアウト結果を受信した場合には、後述のログイン画面1201(図12に示す)を再度表示部116に表示させる機能を有する。
【0088】
後述の文書選択画面1301(図13に示す)において、ユーザの入力した文書操作が文書参照であった場合には、ユーザが後述の文書選択画面1301(図13に示す)で選択された文書の、文書IDを通信部119に送信し、通信部119を通じて受信された文書参照結果が、ユーザが指定した文書の全文書バージョン情報であった場合には、文書バージョン選択画面を表示部116に表示させ、ユーザが入力した文書バージョンと文書IDを、通信部119に送信し、通信部119を通じて受信された文書バージョン参照結果が、文書データであった場合には、文書データを表示部116に表示させる機能を有する。
【0089】
また、後述の文書選択画面1301(図13に示す)で、ユーザが入力した文書操作が文書削除であった場合には、ユーザが後述の文書選択画面1301(図13に示す)で選択された文書の、文書IDを通信部119に送信し、通信部119を通じて受信された文書削除結果が文書削除完了であった場合には、後述の文書選択画面1301(図13に示す)に、文書削除完了の旨を表示させる機能を有する。
【0090】
また、後述の文書選択画面1301(図13に示す)で、ユーザが入力した文書操作が新規文書登録であった場合には、後述の新規文書登録画面1401(図14に示す)を表示部116に表示し、ユーザが文書名入力ボックス1403で入力した文書名を、通信部119に送信し、通信部119を通じて受信された新規文書登録要求の結果を、後述の文書選択画面1301(図13に示す)に、新規文書登録完了の旨を表示する機能を有する。
【0091】
また、後述の文書選択画面1301(図13に示す)で、ユーザが入力した文書操作が、ワンタイムパスワード設定であった場合には、ユーザが後述の文書選択画面1301(図13に示す)で、選択された文書の文書IDを通信部119に送信し、通信部119を通じて受信されたワンタイムパスワード参照要求結果から、ワンタイムパスワードを取得し、後述のワンタイムパスワード設定画面1501(図15に示す)を表示部116に表示させ、ユーザが入力したワンタイムパスワードと確認用のワンタイムパスワードが一致しなかった場合には、ワンタイムパスワードと確認用のワンタイムパスワードが一致していない旨を、後述のワンタイムパスワード設定画面1501(図15に示す)に表示させ、ワンタイムパスワードと確認用のワンタイムパスワードが一致している場合には、ワンタイムパスワードを通信部119に送信して、通信部119を通じて受信したワンタイムパスワード設定結果から、後述の文書選択画面1301(図13に示す)を表示部116に表示させ、後述の文書選択画面1301(図13に示す)にワンタイムパスワード設定完了の旨を表示する機能を有する。
【0092】
また、後述の文書選択画面1301(図13に示す)で、ユーザが入力した文書操作が、チェックアウトであった場合には、後述の文書選択画面1301(図13に示す)でユーザが選択した文書の文書IDを通信部119に送信し、通信部119を通じて受信されたチェックアウト要求結果が、文書がすでにチェックアウトされている旨であった場合には、後述の文書選択画面1301(図13に示す)に、すでに文書がチェックアウトされている旨を表示し、チェックアウト要求結果が、文書がまだチェックされていない旨であった場合には、後述のチェックアウト画面1601(図16に示す)を表示部116に表示させ、ユーザが入力した入稿ユーザのメールアドレスと承認設定を通信部119に送信し、通信部119を通じて受信したチェックアウト要求結果が、チェックアウト完了であった場合には、後述の文書選択画面1301(図13に示す)を表示部116に表示させ、後述の文書選択画面1301(図13に示す)にチェックアウト完了の旨を表示する機能を有する。
【0093】
また、メール処理部117から、チェックイン依頼メール受信の旨とメール解析結果を受信した場合には、後述のチェックイン依頼メール1701(図17に示す)を表示部116に表示させ、ユーザがチェックイン依頼メールに添付されている文書データを編集し、チェックイン依頼メールへの返信作成の旨を指示すると、チェックイン依頼メールへの返信メールを後述のチェックインメール1801(図18に示す)として表示部116に表示させ、ユーザが編集された文書データのチェックインメールへの添付を指示し、チェックインメールの送信を指示すると、メール処理部にチェックインメールと文書データを送信し、チェックインメール送信を指示する機能を有する。
【0094】
また、メール処理部117から、承認依頼メール受信の旨を受信した場合には、後述の承認依頼メール1901(図19に示す)を表示部116に表示させ、ユーザが承認依頼メールに記載されている後述の承認画面2001(図20に示す)のURLの表示を指示した場合には、承認要求の旨を通信部119に送信し、通信部119を通じて承認依頼の旨を受信した場合には、後述の承認画面2001(図20に示す)を表示部116に表示させ、ユーザが承認または却下を指示した場合には、承認または却下の旨を通信部119に送信し、通信部119を通じて承認完了または却下完了の旨を受信する機能を有する。
【0095】
通信部119は、統括処理部118から送信されてきたユーザIDとパスワードを受信し、認証要求として、通信部112に送信する機能を有する。また、通信部119は、認証要求に対する結果を通信部112から受信し、統括処理部118に送信する機能を有する。また、通信部119は、統括処理部118から送信されてきた文書名を受信し、新規文書登録要求として、通信部112に送信する機能を有する。また、通信部119は、新規文書登録要求に対する結果を通信部112から受信し、統括処理部118に送信する機能を有する。また、通信部119は、統括処理部118から送信されてきた文書IDを受信し、文書参照要求として、通信部112に送信する機能を有する。また、通信部119は、文書参照要求に対する結果を通信部112から受信し、統括処理部118に送信する機能を有する。また、通信部119は、統括処理部から送信されてきた文書IDと文書バージョンIDを受信し、文書バージョン参照要求として、通信部112に送信する機能を有する。また、通信部119は、文書バージョン参照要求に対する結果を通信部112から受信し、統括処理部112に送信する機能を有する。また、通信部119は、統括処理部118から送信されてきた文書IDを受信し、文書削除要求として、通信部112に送信する機能を有する。また、通信部119は、文書削除要求に対する結果を通信部112から受信し、統括処理部118に送信する機能を有する。また、通信部119は、統括処理部118から送信されてきた文書IDを受信し、ワンタイムパスワード参照要求として、通信部112に送信する機能を有する。また、通信部119は、ワンタイムパスワード参照要求に対する結果を通信部112から受信し、統括処理部118に送信する機能を有する。また、通信部119は、統括処理部118から送信されてきた文書IDとワンタイムパスワードを受信し、ワンタイムパスワード設定要求として通信部112に送信する機能を有する。また、通信部119は、ワンタイムパスワード設定要求に対する結果を通信部112から受信し、統括処理部118に送信する機能を有する。また、通信部119は、統括処理部118から送信されてきた文書IDを、チェックアウト要求として、通信部112に送信する機能を有する。また、通信部119は、チェックアウト要求に対するけっかを通信部112から受信し、統括処理部118に送信する機能を有する。また、通信部119は、通信部118から送信されてきた入稿ユーザのメールアドレスと承認設定を受信し、チェックアウト要求として通信部112に送信する機能を有する。また、通信部119は、チェックアウト要求に対する結果を通信部112から受信し、統括処理部118に送信する機能を有する。また、通信部119は、統括処理部118から送信されてきた承認要求を通信部112に送信する機能を有する。また、通信部119は、承認要求に対する結果を通信部112から受信し、統括処理部118に送信する機能を有する。また、通信部119は、統括処理部118から送信されてきた承認または却下の旨を、通信部112に送信する機能を有する。また、通信部119は、承認または却下の旨に対する結果を通信部112から受信し、統括処理部118に送信する機能を有する。また、通信部119は、統括処理部118から送信されてきたユーザIDを受信し、ログアウト要求として通信部112に送信する機能を有する。また、通信部119は、ログアウト要求に対する結果を通信部112から受信し、統括処理部118に送信する機能を有する。また、通信部119は、メール処理部117からの要求で、メールサーバ120の通信部121に接続し、最新のメールがあれば最新のメールを取得して、メール処理部117に取得したメールを送信する機能を有する。また、通信部119は、メール処理部117からの要求で、要求と一緒に受信したメールを、メールサーバ120の通信部121に接続してメール送信する機能を有する。
【0096】
メールサーバ120は、通信部121を備える。
【0097】
通信部121は、ネットワーク122経由で受信したメールを取得して保管し、クライアント115からの要求に応じて、保管されているメールをクライアント115に送信する機能を有する。また、通信部121は、クライアント115からの要求に応じて、要求と一緒に受信したメールを、ネットワーク122経由でメールの宛先に対して送信する機能を有する。
【0098】
<文書管理サーバおよびクライアントの構成図>
次に、文書管理サーバ101およびクライアント115の構成について図2を参照しながら説明する。図2は文書管理サーバ101およびクライアント115の構成を示すブロック図である。なお、文書管理サーバ101およびクライアント115の構成は同一である。
【0099】
文書管理サーバ101およびクライアント115は、図2に示すように、CPU201、RAM202、ROM203、外部記憶媒体読み取り/書き込みユニット204、NET I/F205、VRAM208、KBC210、HDD213、IOC214およびそれらのユニットを接続するシステムバス200を備える。システムバス200は、前記各ユニット間のデータおよび制御情報を伝送する伝送路である。
【0100】
CPU201は、文書管理サーバ101およびクライアント115の各種制御および演算などを行う中央処理装置である。
【0101】
RAM202はランダムアクセスメモリであり、CPU201の主メモリとして、実行プログラムの格納領域、該プログラムの実行領域ならびにデータ格納領域を提供する。
【0102】
ROM203は、CPU201の動作処理手順を記憶している読み取り専用メモリであり、文書管理サーバ101およびクライアント115内の各ユニットの制御を行う基本プログラム(一般的にBIOSと呼ばれる)や、システムを稼働するために必要な情報などを記憶する。
【0103】
外部記憶媒体読み取り/書き込みユニット204は、フレキシブルディスクやCD−ROMなど、取り外し可能な外部記憶媒体のデータ入出力を行うユニット群である。
【0104】
NETI/F205はネットワークインターフェースであり、モデム206を介して外部ネットワークに接続する、またはLAN207に接続するものである。NETI/F205は、ネットワーク122を介して文書管理サーバ101およびクライアント115を含むほかの機器との間でデータ転送を行うための制御や接続状況の診断を行う。モデム206は、外部ネットワークと文書管理サーバ101とを電話回線を介して接続するための、モデムやISDN接続用のターミナルアダプタ(TA)などからなる。LAN207は、イーサネット(登録商標)などのネットワークシステムである。本実施の形態において、文書管理サーバ101およびクライアント115は、モデム206を介するか、またはLAN207上に接続されているルータやゲートウェイなどの通信機器を介することによって、ネットワーク122に接続する。
【0105】
VRAM208は、ビデオRAMであって、CRT209に表示する画像データを展開し、表示の制御を行う。ここで、CRT209に代えて液晶表示装置などを用いることも可能である。
【0106】
KBC210は、キーボード211およびマウス212からの入力信号を制御するコントローラである。ここで、キーボード211に代えて、液晶表示装置上のソフトウェアキーボード等を用いることも可能である。また、マウス212に代えて液晶表示装置上のタッチパネルなどを用いることも可能である。
【0107】
HDD213はハードディスクドライブであり、アプリケーションプログラム、各種データなどを保存するメモリとして用いられる。本実施の形態におけるアプリケーションプログラムとは、各種処理手段を実行するソフトウェアプログラムなどである。
【0108】
IOC214は、プリンタ215、スキャナ216を制御するためのものであり、プリンタ215やスキャナ216以外の外部入出力装置、例えば外部接続HDDやMOドライブなどを接続することも可能である。
【0109】
<ユーザ情報、文書情報、文書バージョン情報、ワンタイムパスワード情報を示す図>
ユーザ情報は、図3(a)に示すように、ユーザ情報のデータベース301から構成される。データベース301における行は、ユーザ情報を示す。
【0110】
データベース301の各列のデータは、それぞれ、ユーザID302、ユーザ名303、パスワード304、メールアドレス305などを示す。
【0111】
本実施の形態において、データベース301で示されたデータは一例であり、さらに多くのデータベースが設けられていてもよいし、データベース301において他の付加情報(ユーザ種別、所属、連絡先、住所等の情報)が格納されていてもよい。
【0112】
さらに、本実施の形態においては、データベース301の各レコードは、データベース形式で記憶装置に格納されているが、これらのレコードは、ファイル形式で記憶装置に格納してもよいことはいうまでもない。
【0113】
文書情報は、図3(b)に示すように、文書情報のデータベース306から構成される。データベース306における行は、文書情報を示す。
【0114】
データベース306の各列のデータは、それぞれ、文書ID307、文書名308、文書論理パス309、読出ユーザ310、書込ユーザ311、チェックアウトフラグ312、入稿依頼ユーザ313、入稿ユーザ314、承認フラグ315などを示す。
【0115】
本実施の形態において、データベース306で示されたデータは一例であり、さらに多くのデータベースが設けられていてもよいし、データベース306において他の付加情報(文書種別、文書サイズ、ページ数等の情報)が格納されていてもよい。
【0116】
さらに、本実施の形態においては、データベース306の各レコードは、データベース形式で記憶装置に格納されているが、これらのレコードは、ファイル形式で記憶装置に格納してもよいことはいうまでもない。
【0117】
文書バージョン情報は、図3(c)に示すように、文書バージョン情報のデータベース316から構成される。データベース316における行は、文書バージョン情報を示す。
【0118】
データベース316の各列のデータは、それぞれ、文書ID317、文書バージョンID318、文書物理パス319、入稿依頼ユーザ320、入稿ユーザ321などを示す。
【0119】
本実施の形態において、データベース316で示されたデータは一例であり、さらに多くのデータベースが設けられていてもよいし、データベース316において他の付加情報(文書バージョン種別、文書サイズ、ページ数等の情報)が格納されていてもよい。
【0120】
さらに、本実施の形態においては、データベース316の各レコードは、データベース形式で記憶装置に格納されているが、これらのレコードは、ファイル形式で記憶装置に格納してもよいことはいうまでもない。
【0121】
ワンタイムパスワード情報は、図3(d)に示すように、ワンタイムパスワード情報のデータベース322から構成される。データベース322における行は、ワンタイムパスワード情報を示す。
【0122】
データベース322の各列のデータは、それぞれ、文書ID323、ワンタイムパスワード324などを示す。
【0123】
本実施の形態において、データベース322で示されたデータは一例であり、さらに多くのデータベースが設けられていてもよいし、データベース322において他の付加情報(ワンタイムパスワード種別、ワンタイムパスワード設定ユーザなど)が格納されていてもよい。
【0124】
さらに、本実施の形態においては、データベース322の各レコードは、データベース形式で記憶装置に格納されているが、これらのレコードは、ファイル形式で記憶装置に格納してもよいことはいうまでもない。
【0125】
<ワンタイムパスワード設定時のクライアントのフローチャート>
次に、クライアント115によるワンタイムパスワード設定処理について図4を参照しながら説明する。図4は、クライアント115によるワンタイムパスワード設定処理の手順を示すフローチャートである。この手順は、CPU201により実行されるものである。
【0126】
クライアント115においては、図4に示すように、まずステップS401で、統括処理部118が、ユーザの認証を行うために、表示部116に対して後述のログイン画面1201(図12に示す)の表示を依頼し、表示部116は、CRT209にログイン画面1201を表示させる。そして処理はステップS402に進む。
【0127】
ステップS402においては、ユーザが前記ステップS401で表示された後述のログイン画面1201(図12に示す)上で、ユーザID、パスワードを入力する。ユーザが、OKボタン1204を押下すると、ユーザのログイン画面1201への入力が終了したと判断して、処理はステップS403に進む。
【0128】
ステップS403においては、ユーザが後述のログイン画面1201(図12に示す)上で入力したユーザID、パスワードを、統括処理部118が通信部119に送信し、通信部119は、受け取ったユーザID、パスワードを通信部112に送信し、文書管理サーバ101でユーザID、パスワードの認証処理が行われる。そして、処理はステップS404に進む。
【0129】
ステップS404においては、通信部119が文書管理サーバ101でユーザ認証処理が行われた結果と文書一覧情報を受信したか否かを判断する。通信部119がユーザ認証結果と文書一覧情報を受信していないと判断された場合は、再度ステップS404を繰り返し、通信部119がユーザ認証結果と文書一覧情報を受信したと判断した場合は、通信部119はユーザ認証結果と文書一覧情報を統括処理部118に送信し、処理はステップS405に進む。ここでは、通信部119がユーザ認証結果と文書一覧情報を受信したと判断したと仮定して、ステップS405に進む。
【0130】
ステップS405においては、前記ステップS404において、統括処理部118が、通信部119が受信したユーザ認証結果が認証成功の旨であるか否かを判断する。統括処理部118が、通信部119が受信したユーザ認証結果が認証成功であると判断した場合は、処理はステップS406に進み、統括処理部118が、通信部119が受信したユーザ認証結果が認証成功ではないと判断した場合は、ユーザ認証失敗として、統括処理部118が表示部116に対して認証画面1201(図12に示す)に認証エラーの旨を表示するように指示し、前記ステップS401に戻る。ここでは、統括処理部118が、通信部119が受信したユーザ認証結果が認証成功であると判断したと仮定して、ステップS406に進む。
【0131】
ステップS406においては、統括処理部118が、ユーザが文書管理サーバ101で管理されている文書に対して要求する処理の問い合わせを行うために、前記ステップS404において統括処理部118が受信した文書一覧情報を表示部116に送信して、後述の文書選択画面1301(図13に示す)の表示を依頼し、表示部116は、CRT209に文書選択画面1301を表示させる。そして処理はステップS407に進む。
【0132】
ステップS407においては、統括処理部118が、ユーザが前記ステップS406で表示された後述の文書選択画面1301(図13に示す)上でログアウトを選択したか否かを判断する。ユーザがログアウトボタン1303を押下すると、統括処理部118は、ユーザが押下したボタンがログアウトボタン1303であるか否かを判断し、統括処理部118が、ユーザが押下したボタンがログアウトボタン1303であると判断した場合には、処理はステップS408に進み、統括処理部118が、ユーザが押下したボタンがログアウトボタン1303ではないと判断した場合には、処理はステップS409に進む。ここでは、統括処理部118が、ユーザが押下したボタンがログアウトボタン1303であると判断したと仮定して、ステップS408に進む。
【0133】
ステップS408においては、前記ステップS407において、統括処理部118が、ユーザが後述の文書選択画面1301(図13に示す)において、ログアウトボタン1303を押下したと判断した場合に、統括処理部118が、通信部119に対してユーザIDを送信し、通信部119が受信したユーザIDを文書管理サーバ101に、ログアウト要求として送信するステップである。そして、処理は終了する。
【0134】
ステップS409においては、統括処理部118が、ユーザが前記ステップS406で表示された後述の文書選択画面1301(図13に示す)上で新規文書登録を選択したか否かを判断する。ユーザが新規文書登録ボタン1313を押下すると、統括処理部118は、ユーザが押下したボタンが新規文書登録ボタン1313であるか否かを判断し、統括処理部118が、ユーザが押下したボタンが新規文書登録ボタン1313であると判断した場合には、処理はステップS410に進み、統括処理部118が、ユーザが押下したボタンが新規文書登録ボタン1313ではないと判断した場合には、処理はステップS414に進む。ここでは、統括処理部118が、ユーザが押下したボタンが新規文書登録ボタン1313であると判断したと仮定して、ステップS410に進む。
【0135】
ステップS410においては、統括処理部118が、ユーザが新規文書として登録する文書情報の問い合わせを行うために、新規文書登録画面の表示の旨を表示部116に送信して、後述の新規文書登録画面1401(図14に示す)の表示を依頼し、表示部116は、CRT209に新規文書登録画面1401を表示させる。そして処理はステップS411に進む。
【0136】
ステップS411においては、ユーザが前記ステップS410で表示された後述の新規文書登録画面1401(図14に示す)上で、文書名を入力する。ユーザが、OKボタン1404を押下すると、ユーザの新規文書登録画面1401への入力が終了したと判断して、処理はステップS412に進む。
【0137】
ステップS412においては、ユーザが後述の新規文書登録画面1401(図14に示す)上で入力した文書名を、統括処理部118が通信部119に送信し、通信部119は、受け取った文書名を通信部112に送信し、文書管理サーバ101で新規文書登録処理が行われる。そして、処理はステップS413に進む。
【0138】
ステップS413においては、通信部119が文書管理サーバ101で新規文書登録処理が行われた結果と新規に追加された文書IDを受信したか否かを判断し、新規文書登録処理が行われた結果が、新規文書登録完了であった場合には、新規文書登録完了の旨と後述の文書選択画面1301(図13に示す)に表示する。通信部119が新規文書登録処理結果と文書IDを受信していないと判断された場合は、再度ステップS413を繰り返し、通信部119が新規文書登録処理結果と文書IDを受信したと判断した場合は、通信部119は新規文書登録処理結果と文書IDを統括処理部118に送信し、新規文書登録処理が行われた結果が、新規文書登録完了であった場合には、新規文書登録完了の旨と後述の文書選択画面1301(図13に示す)に表示し、処理はステップS414に進む。ここでは、通信部119が新規文書登録処理結果と文書IDを受信したと判断したと仮定して、ステップS414に進む。
【0139】
ステップS414においては、統括処理部118が、ユーザが前記ステップS406で表示された後述の文書選択画面1301(図13に示す)上でワンタイムパスワードを設定する文書を選択し、ワンタイムパスワード設定を選択する。ユーザが文書を選択し、ワンタイムパスワード設定ボタン1311を押下すると、処理はステップS415に進む。
【0140】
ステップS415においては、前記ステップS414において、ユーザが後述の文書選択画面1301(図13に示す)において、ワンタイムパスワード設定ボタン1311を押下した場合に、統括処理部118が、通信部119に対して文書IDを送信し、通信部119が受信した文書IDを文書管理サーバ101に、ワンタイムパスワード参照要求として送信するステップである。
【0141】
ステップS416においては、通信部119が文書管理サーバ101でワンタイムパスワード参照処理が行われた結果とワンタイムパスワード情報を受信したか否かを判断する。通信部119がワンタイムパスワード参照処理結果とワンタイムパスワード情報を受信していないと判断された場合は、再度ステップS416を繰り返し、通信部119がワンタイムパスワード参照処理結果とワンタイムパスワード情報を受信したと判断した場合は、通信部119はワンタイムパスワード参照処理結果とワンタイムパスワード情報を統括処理部118に送信し、処理はステップS417に進む。ここでは、通信部119がワンタイムパスワード参照処理結果とワンタイムパスワード情報を受信したと判断したと仮定して、ステップS417に進む。
【0142】
ステップS417においては、統括処理部118が、ワンタイムパスワード設定を行うために、表示部116に対して後述のワンタイムパスワード設定画面1501(図15に示す)の表示を依頼し、表示部116は、CRT209にワンタイムパスワード設定画面1501を表示させる。そして処理はステップS418に進む。
【0143】
ステップS418においては、ユーザが前記ステップS417で表示された後述のワンタイムパスワード設定画面1501(図15に示す)上で、ワンタイムパスワード、確認用のワンタイムパスワードを入力する。ユーザが、OKボタン1504を押下すると、ユーザのワンタイムパスワード設定画面1501への入力が終了したと判断して、処理はステップS419に進む。
【0144】
ステップS419においては、ユーザが後述のワンタイムパスワード設定画面1501(図15に示す)上で入力したワンタイムパスワード、確認用のワンタイムパスワードを、統括処理部118が通信部119に送信し、通信部119は、受け取ったワンタイムパスワード、確認用のワンタイムパスワードを通信部112に送信し、文書管理サーバ101でワンタイムパスワード設定処理が行われる。そして、処理はステップS420に進む。
【0145】
ステップS420においては、通信部119が文書管理サーバ101でワンタイムパスワード設定処理処理が行われた結果を受信したか否かを判断し、ワンタイムパスワード設定処理結果を受信した場合には、ワンタイムパスワード設定処理結果を統括処理部118に送信し、統括処理部118が、ワンタイムパスワード設定処理結果がワンタイムパスワード設定完了であったと判断した場合には、ワンタイムパスワード設定完了の旨を表示部116に送信して、後述の文書選択画面1301(図13に示す)に表示する。通信部119がワンタイムパスワード設定処理結果を受信していないと判断された場合は、再度ステップS420を繰り返し、通信部119がワンタイムパスワード設定処理結果を受信したと判断した場合は、ワンタイムパスワード設定処理結果を統括処理部118に送信し、統括処理部118が、ワンタイムパスワード設定処理結果がワンタイムパスワード設定完了であったと判断した場合には、ワンタイムパスワード設定完了の旨を表示部116に送信して、後述の文書選択画面1301(図13に示す)に表示し、処理は終了する。ここでは、通信部119がワンタイムパスワード設定処理結果を受信したと判断したと仮定して、処理を終了する。
【0146】
<ワンタイムパスワード設定時の文書管理サーバのフローチャート>
次に、文書管理サーバ101によるワンタイムパスワード設定処理について図5を参照しながら説明する。図5は、文書管理サーバ101によるワンタイムパスワード設定処理の手順を示すフローチャートである。この手順は、CPU201により実行されるものである。
【0147】
文書管理サーバ101においては、図5に示すように、まずステップS501において、要求処理部111が、クライアント115の統括処理部118から送信されたユーザIDとパスワードを通信部112経由で受信したか否かを判断する。要求処理部111がユーザIDとパスワードを受信していないと判断した場合は、再度ステップS501を繰り返す。要求処理部111がユーザIDとパスワードを受信したと判断した場合は、ステップS502に進む。ここでは、要求処理部111がユーザIDとパスワードを受信したと判断したと仮定して、ステップS502に進む。
【0148】
ステップS502においては、要求処理部111が、前記ステップS501においてクライアント115から受信したユーザIDとパスワードを認証するために、受信したユーザIDをユーザ情報管理部106に送信し、ユーザIDに対応するユーザ情報を、ユーザ情報記憶部102から読み出すよう依頼する。ユーザ情報管理部106は、受信したユーザIDをユーザ情報記憶部102に送信し、ユーザ情報記憶部102では、受信したユーザIDに対応するユーザ情報を読み出す。読み出されたユーザ情報は、ユーザ情報記憶部102からユーザ情報管理部106に送信され、さらに、ユーザ情報管理部106から、要求処理部111に送信される。そして、要求処理部111が、ユーザ情報記憶部102に、クライアント115から受信したユーザIDに対応するユーザ情報が存在しないか、または、クライアント115から受信したパスワードとユーザ情報記憶部102に格納されているユーザ情報のパスワードが一致しないか否かを判断する。要求処理部111が、クライアント115から受信したユーザIDに対応するユーザ情報が存在しないか、または、クライアント115から受信したパスワードとユーザ情報記憶部102に格納されているユーザ情報のパスワードが一致しないと判断した場合には、ユーザ認証失敗であるとして、処理はステップS503に進む。要求処理部111が、クライアント115から受信したユーザIDに対応するユーザ情報が存在し、かつ、クライアント115から受信したパスワードとユーザ情報記憶部102に格納されているユーザ情報のパスワードが一致すると判断した場合には、ユーザ認証成功であるとして、処理はステップS504に進む。ここでは、要求処理部111が、クライアント115から受信したユーザIDに対応するユーザ情報が存在しないか、または、クライアント115から受信したパスワードとユーザ情報記憶部102に格納されているユーザ情報のパスワードが一致しないと判断したと仮定して、ステップS503に進む。
【0149】
ステップS503においては、要求処理部111が、前記ステップS502においてユーザ認証失敗であると判断した場合に、ユーザ認証失敗の旨を通信部112経由でクライアント115に送信する。そして処理はステップS501に戻る。
【0150】
ステップS504においては、要求処理部111が、前記ステップS502におけるユーザ認証結果がユーザ認証成功であるとして、文書情報管理部107に対して文書情報記憶部103に格納されている全文書一覧情報の読み出しを依頼し、文書情報管理部107が、文書情報記憶部103に格納されている全文書一覧情報を読み出し、読み出された全文書一覧情報を要求処理部111に送信する。要求処理部111は、ユーザ認証成功の旨と、受信した全文書一覧情報を、通信部112経由でクライアント115に送信する。そして、処理はステップS505に進む。
【0151】
ステップS505においては、要求処理部111が、クライアント115の統括処理部118から送信された、新規文書登録の旨と文書名を通信部112経由で受信したか否かを判断する。要求処理部111が新規文書登録の旨と文書名を受信したと判断した場合は、ステップS506に進む。要求処理部111が新規文書登録の旨と文書名を受信していないと判断した場合は、処理はステップS508に進む。ここでは、要求処理部111が新規文書登録の旨と文書名を受信したと判断したと仮定して、ステップS506に進む。
【0152】
ステップS506においては、前記ステップS505において、要求処理部111が新規文書登録の旨と文書名を受信した場合に、新規文書登録処理を行う。要求処理部111は、受信した文書名を文書情報管理部107に送信し、新規文書登録を依頼し、文書情報管理部107は、受信した文書名から新規文書情報を文書情報管理部103に追加し、追加された新規文書情報を要求処理部111に送信する。要求処理部111は、受信した新規文書情報から文書IDを取得する。そして、処理はステップS507に進む。
【0153】
ステップS507においては、前記ステップS506において、要求処理部111が取得した新規文書情報の文書IDを通信部112経由でクライアント115に送信する。そして、処理はステップS508に進む。
【0154】
ステップS508においては、要求処理部111が、クライアント115の統括処理部118から送信されたワンタイムパスワード参照の旨と文書IDを通信部112経由で受信したか否かを判断する。要求処理部111がワンタイムパスワード参照の旨と文書IDを受信していないと判断した場合は、再度前記ステップS505へ戻る。要求処理部111がワンタイムパスワード参照の旨と文書IDを受信したと判断した場合は、ステップS509に進む。ここでは、要求処理部111がワンタイムパスワード参照の旨と文書IDを受信したと判断したと仮定して、ステップS509に進む。
【0155】
ステップS509においては、要求処理部111が、前記ステップS508においてクライアント115から受信したワンタイムパスワード参照の旨と文書IDに対するワンタイムパスワード情報をクライアント115に送信するために、受信した文書IDをワンタイムパスワード情報管理部109に送信し、文書IDに対応するワンタイムパスワード情報を、ワンタイムパスワード情報記憶部105から読み出すよう依頼する。ワンタイムパスワード情報管理部109は、受信した文書IDをワンタイムパスワード情報記憶部105に送信し、ワンタイムパスワード情報記憶部105では、受信した文書IDに対応するワンタイムパスワード情報を読み出す。読み出されたワンタイムパスワード情報は、ワンタイムパスワード情報記憶部105からワンタイムパスワード情報管理部109に送信され、さらに、ワンタイムパスワード情報管理部109から、要求処理部111に送信され、要求処理部111は受信したワンタイムパスワード情報からワンタイムパスワードを取得し、取得したワンタイムパスワードを通信部112経由でクライアント115に送信する。そして、処理はステップS510に進む。
【0156】
ステップS510においては、要求処理部111が、クライアント115の統括処理部118から送信された、ワンタイムパスワード設定の旨、文書IDとワンタイムパスワードを通信部112経由で受信したか否かを判断する。要求処理部111がワンタイムパスワード設定の旨、文書IDとワンタイムパスワードを受信したと判断した場合は、ステップS511に進む。要求処理部111がワンタイムパスワード設定の旨、文書IDとワンタイムパスワードを受信していないと判断した場合は、再度ステップS510を繰り返す。ここでは、要求処理部111がワンタイムパスワード設定の旨、文書IDとワンタイムパスワードを受信したと判断したと仮定して、ステップS511に進む。
【0157】
ステップS511においては、前記ステップS510において、要求処理部111がワンタイムパスワード設定の旨、文書IDとワンタイムパスワードを受信した場合に、ワンタイムパスワード設定処理を行う。要求処理部111は、受信した文書IDとワンタイムパスワードをワンタイムパスワード情報管理部109に送信し、ワンタイムパスワード変更を依頼し、ワンタイムパスワード情報管理部109は、受信した文書IDに対するワンタイムパスワード情報変更をワンタイムパスワード情報記憶部105に指示し、ワンタイムパスワード変更完了の旨を要求処理部111に送信し、送信されたワンタイムパスワード変更完了の旨を要求処理部111が受信する。そして、処理はステップS512に進む。
【0158】
ステップS512においては、前記ステップS511において、要求処理部111がワンタイムパスワード変更完了の旨を受信すると、要求処理部111がワンタイムパスワード設定完了の旨を通信部112経由でクライアント115に送信する。そして、処理は終了する。
【0159】
<チェックアウト時のクライアントのフローチャート>
次に、クライアント115によるチェックアウト処理について図6を参照しながら説明する。図6は、クライアント115によるチェックアウト処理の手順を示すフローチャートである。この手順は、CPU201により実行されるものである。
【0160】
クライアント115においては、図6に示すように、まずステップS601で、統括処理部118が、ユーザの認証を行うために、表示部116に対して後述のログイン画面1201(図12に示す)の表示を依頼し、表示部116は、CRT209にログイン画面1201を表示させる。そして処理はステップS602に進む。
【0161】
ステップS602においては、ユーザが前記ステップS601で表示された後述のログイン画面1201(図12に示す)上で、ユーザID、パスワードを入力する。ユーザが、OKボタン1204を押下すると、ユーザのログイン画面1201への入力が終了したと判断して、処理はステップS603に進む。
【0162】
ステップS603においては、ユーザが後述のログイン画面1201(図12に示す)上で入力したユーザID、パスワードを、統括処理部118が通信部119に送信し、通信部119は、受け取ったユーザID、パスワードを通信部112に送信し、文書管理サーバ101でユーザID、パスワードの認証処理が行われる。そして、処理はステップS604に進む。
【0163】
ステップS604においては、通信部119が文書管理サーバ101でユーザ認証処理が行われた結果と文書一覧情報を受信したか否かを判断する。通信部119がユーザ認証結果と文書一覧情報を受信していないと判断された場合は、再度ステップS604を繰り返し、通信部119がユーザ認証結果と文書一覧情報を受信したと判断した場合は、通信部119はユーザ認証結果と文書一覧情報を統括処理部118に送信し、処理はステップS605に進む。ここでは、通信部119がユーザ認証結果と文書一覧情報を受信したと判断したと仮定して、ステップS605に進む。
【0164】
ステップS605においては、前記ステップS604において、統括処理部118が、通信部119が受信したユーザ認証結果が認証成功の旨であるか否かを判断する。統括処理部118が、通信部119が受信したユーザ認証結果が認証成功であると判断した場合は、処理はステップS606に進み、統括処理部118が、通信部119が受信したユーザ認証結果が認証成功ではないと判断した場合は、ユーザ認証失敗として、統括処理部118が表示部116に対して認証画面1201(図12に示す)に認証エラーの旨を表示するように指示し、前記ステップS601に戻る。ここでは、統括処理部118が、通信部119が受信したユーザ認証結果が認証成功であると判断したと仮定して、ステップS606に進む。
【0165】
ステップS606においては、統括処理部118が、ユーザが文書管理サーバ101で管理されている文書に対して要求する処理の問い合わせを行うために、前記ステップS604において統括処理部118が受信した文書一覧情報を表示部116に送信して、後述の文書選択画面1301(図13に示す)の表示を依頼し、表示部116は、CRT209に文書選択画面1301を表示させる。そして処理はステップS607に進む。
【0166】
ステップS607においては、統括処理部118が、ユーザが前記ステップS606で表示された後述の文書選択画面1301(図13に示す)上でログアウトを選択したか否かを判断する。ユーザがログアウトボタン1303を押下すると、統括処理部118は、ユーザが押下したボタンがログアウトボタン1303であるか否かを判断し、統括処理部118が、ユーザが押下したボタンがログアウトボタン1303であると判断した場合には、処理はステップS608に進み、統括処理部118が、ユーザが押下したボタンがログアウトボタン1303ではないと判断した場合には、処理はステップS609に進む。ここでは、統括処理部118が、ユーザが押下したボタンがログアウトボタン1303であると判断したと仮定して、ステップS608に進む。
【0167】
ステップS608においては、前記ステップS607において、統括処理部118が、ユーザが後述の文書選択画面1301(図13に示す)において、ログアウトボタン1303を押下したと判断した場合に、統括処理部118が、通信部119に対してユーザIDを送信し、通信部119が受信したユーザIDを文書管理サーバ101に、ログアウト要求として送信するステップである。そして、処理は終了する。
【0168】
ステップS609においては、統括処理部118が、ユーザが前記ステップS606で表示された後述の文書選択画面1301(図13に示す)上でチェックアウトを選択したか否かを判断する。ユーザがチェックアウトボタン1312を押下すると、統括処理部118は、ユーザが押下したボタンがチェックアウトボタン1312であるか否かを判断し、統括処理部118が、ユーザが押下したボタンがチェックアウトボタン1312であると判断した場合には、処理はステップS610に進み、統括処理部118が、ユーザが押下したボタンがチェックアウトボタン1312ではないと判断した場合には、処理は終了する。ここでは、統括処理部118が、ユーザが押下したボタンがチェックアウトボタン1312であると判断したと仮定して、ステップS610に進む。
【0169】
ステップS610においては、ユーザが後述の文書選択画面1301(図13に示す)上で入力した文書IDを、統括処理部118が通信部119に送信し、通信部119は、受け取った文書IDを通信部112に送信し、文書管理サーバ101で文書IDに対応する文書のチェックアウト処理が行われる。そして、処理はステップS611に進む。
【0170】
ステップS611においては、通信部119が文書管理サーバ101でチェックアウト処理が行われた結果を受信したか否かを判断する。通信部119がチェックアウト処理結果を受信していないと判断された場合は、再度ステップS611を繰り返し、通信部119がチェックアウト処理結果を受信したと判断した場合は、通信部119はチェックアウト処理結果を統括処理部118に送信し、処理はステップS612に進む。ここでは、通信部119がチェックアウト処理結果を受信したと判断したと仮定して、ステップS612に進む。
【0171】
ステップS612においては、前記ステップS611において、統括処理部118が、通信部119が受信したチェックアウト処理結果が、指定された文書がすでにチェックアウトされている旨であるか否かを判断する。統括処理部118が、通信部119が受信したチェックアウト処理結果が指定された文書がすでにチェックアウトされている旨であると判断した場合は、処理はステップS613に進み、統括処理部118が、通信部119が受信したチェックアウト処理結果が指定された文書がすでにチェックアウトされている旨ではないと判断した場合は、処理はステップS614に進む。ここでは、統括処理部118が、通信部119が受信したチェックアウト処理結果が指定された文書がすでにチェックアウトされている旨であると判断したと仮定して、ステップS613に進む。
【0172】
ステップS613においては、前記ステップS612において、統括処理部118が、通信部119が受信したチェックアウト処理結果が指定された文書がすでにチェックアウトされている旨であると判断した場合に、統括処理部118が表示部116に対して文書選択画面1301(図13に示す)に文書がすでにチェックアウトされているエラーの旨を表示するように指示し、前記ステップS606に戻る。
【0173】
ステップS614においては、統括処理部118が、チェックアウト関連の情報の問い合わせを行うために、チェックアウト画面の表示の旨を表示部116に送信して、後述のチェックアウト画面1601(図16に示す)の表示を依頼し、表示部116は、CRT209にチェックアウト画面1601を表示させる。そして処理はステップS615に進む。
【0174】
ステップS615においては、ユーザが前記ステップS614で表示された後述のチェックアウト画面1601(図16に示す)上で、入稿ユーザのメールアドレスと承認設定を入力する。ユーザが、OKボタン1605を押下すると、ユーザのチェックアウト画面1601への入力が終了したと判断して、処理はステップS616に進む。
【0175】
ステップS616においては、ユーザが後述のチェックアウト画面1601(図16に示す)上で入力した入稿ユーザのメールアドレスと承認設定を、統括処理部118が通信部119に送信し、通信部119は、受け取った入稿ユーザのメールアドレスと承認設定を通信部112に送信し、文書管理サーバ101でチェックアウト処理が行われる。そして、処理はステップS617に進む。
【0176】
ステップS617においては、通信部119が文書管理サーバ101でチェックアウト処理が行われた結果を受信したか否かを判断し、チェックアウト処理が行われた結果が、チェックアウト完了であった場合には、チェックアウト完了の旨を後述の文書選択画面1301(図13に示す)に表示する。通信部119がチェックアウト処理結果を受信していないと判断された場合は、再度ステップS617を繰り返し、通信部119がチェックアウト処理結果を受信したと判断した場合は、通信部119はチェックアウト結果を統括処理部118に送信し、チェックアウト処理が行われた結果が、チェックアウト完了であった場合には、チェックアウト完了の旨と後述の文書選択画面1301(図13に示す)に表示し、処理は終了する。
【0177】
<チェックアウト時の文書管理サーバのフローチャート>
次に、文書管理サーバ101によるチェックアウト処理について図7を参照しながら説明する。図7は、文書管理サーバ101によるチェックアウト処理の手順を示すフローチャートである。この手順は、CPU201により実行されるものである。
【0178】
文書管理サーバ101においては、図7に示すように、まずステップS701において、要求処理部111が、クライアント115の統括処理部118から送信されたユーザIDとパスワードを通信部112経由で受信したか否かを判断する。要求処理部111がユーザIDとパスワードを受信していないと判断した場合は、再度ステップS701を繰り返す。要求処理部111がユーザIDとパスワードを受信したと判断した場合は、ステップS702に進む。ここでは、要求処理部111がユーザIDとパスワードを受信したと判断したと仮定して、ステップS702に進む。
【0179】
ステップS702においては、要求処理部111が、前記ステップS701においてクライアント115から受信したユーザIDとパスワードを認証するために、受信したユーザIDをユーザ情報管理部106に送信し、ユーザIDに対応するユーザ情報を、ユーザ情報記憶部102から読み出すよう依頼する。ユーザ情報管理部106は、受信したユーザIDをユーザ情報記憶部102に送信し、ユーザ情報記憶部102では、受信したユーザIDに対応するユーザ情報を読み出す。読み出されたユーザ情報は、ユーザ情報記憶部102からユーザ情報管理部106に送信され、さらに、ユーザ情報管理部106から、要求処理部111に送信される。そして、要求処理部111が、ユーザ情報記憶部102に、クライアント115から受信したユーザIDに対応するユーザ情報が存在しないか、または、クライアント115から受信したパスワードとユーザ情報記憶部102に格納されているユーザ情報のパスワードが一致しないか否かを判断する。要求処理部111が、クライアント115から受信したユーザIDに対応するユーザ情報が存在しないか、または、クライアント115から受信したパスワードとユーザ情報記憶部102に格納されているユーザ情報のパスワードが一致しないと判断した場合には、ユーザ認証失敗であるとして、処理はステップS703に進む。要求処理部111が、クライアント115から受信したユーザIDに対応するユーザ情報が存在し、かつ、クライアント115から受信したパスワードとユーザ情報記憶部102に格納されているユーザ情報のパスワードが一致すると判断した場合には、ユーザ認証成功であるとして、処理はステップS704に進む。ここでは、要求処理部111が、クライアント115から受信したユーザIDに対応するユーザ情報が存在しないか、または、クライアント115から受信したパスワードとユーザ情報記憶部102に格納されているユーザ情報のパスワードが一致しないと判断したと仮定して、ステップS703に進む。
【0180】
ステップS703においては、要求処理部111が、前記ステップS702においてユーザ認証失敗であると判断した場合に、ユーザ認証失敗の旨を通信部112経由でクライアント115に送信する。そして処理はステップS701に戻る。
【0181】
ステップS704においては、要求処理部111が、前記ステップS702におけるユーザ認証結果がユーザ認証成功であるとして、文書情報管理部107に対して文書情報記憶部103に格納されている全文書一覧情報の読み出しを依頼し、文書情報管理部107が、文書情報記憶部103に格納されている全文書一覧情報を読み出し、読み出された全文書一覧情報を要求処理部111に送信する。要求処理部111は、ユーザ認証成功の旨と、受信した全文書一覧情報を、通信部112経由でクライアント115に送信する。そして、処理はステップS705に進む。
【0182】
ステップS705においては、要求処理部111が、クライアント115の統括処理部118から送信された、チェックアウトの旨と文書IDを通信部112経由で受信したか否かを判断する。要求処理部111がチェックアウトの旨と文書IDを受信したと判断した場合は、ステップS706に進む。要求処理部111がチェックアウトの旨と文書IDを受信していないと判断した場合は、再度ステップS705を繰り返す。ここでは、要求処理部111がチェックアウトの旨と文書IDを受信したと判断したと仮定して、ステップS706に進む。
【0183】
ステップS706においては、前記ステップS705において、要求処理部111がチェックアウトの旨と文書IDを受信した場合に、チェックアウト確認処理を行う。要求処理部111は、受信した文書IDを文書情報管理部107に送信し、文書IDに対する文書情報の読み出しを依頼し、文書情報管理部107は、受信した文書IDから文書情報管理部103に保存されている文書情報を読み出し、読み出された文書情報を要求処理部111に送信する。要求処理部111は、受信した文書情報からチェックアウトフラグを取得し、チェックアウトフラグが1であるか否か、すなわち、指定された文書がすでにチェックアウトされているか否かを判断する。要求処理部111が、指定された文書がすでにチェックアウトされていると判断した場合にはステップS707に進み、指定された文書がまだチェックアウトされてないと判断した場合にはステップS708に進む。ここでは、要求処理部111が指定された文書がすでにチェックアウトされていると判断したと仮定して、ステップS707に進む。
【0184】
ステップS707においては、前記ステップS706において、要求処理部111が指定された文書がすでにチェックアウトされていると判断した場合に、指定された文書がすでにチェックアウトされている旨を、通信部112経由でクライアント115に送信する。そして、処理はステップS705に進む。
【0185】
ステップS708においては、要求処理部111が、前記ステップS705で受信した文書IDに対応する文書をチェックアウトする。要求処理部111は、現在ログインしているユーザ、すなわち、入稿依頼ユーザのユーザIDと、前記ステップS705で受信したチェックアウトする文書ID、チェックアウトフラグを1、すなわち、すでに文書がチェックアウトされている旨を、文書情報管理部107に送信し、文書情報の変更依頼する。文書情報管理部107は、受信した文書IDの文書情報の、入稿依頼ユーザとチェックアウトフラグを変更するよう文書情報記憶部103に指示する。文書情報管理部107は、文書情報記憶部103における文書情報の変更が完了すると、文書情報変更完了の旨を要求処理部111に送信し、要求処理部111は文書情報変更の旨を受信する。そして、処理はステップS709に進む。
【0186】
ステップS709においては、要求処理部111が入稿ユーザのメールアドレスと承認設定を要求する旨を、通信部112経由でクライアント115に送信する。そして、処理はステップS710に進む。
【0187】
ステップS710においては、要求処理部111が、クライアント115の統括処理部118から送信された、入稿ユーザのメールアドレスと承認設定を通信部112経由で受信したか否かを判断する。要求処理部111が入稿ユーザのメールアドレスと承認設定を受信したと判断した場合は、ステップS711に進む。要求処理部111が入稿ユーザのメールアドレスと承認設定を受信していないと判断した場合は、再度ステップS710を繰り返す。ここでは、要求処理部111が入稿ユーザのメールアドレスと承認設定を受信したと判断したと仮定して、ステップS711に進む。
【0188】
ステップS711においては、要求処理部111が、前記ステップS710で受信した入稿ユーザのメールアドレスと承認設定を保存する。要求処理部111は、文書IDと、前記ステップS710で受信した入稿ユーザのメールアドレスと承認設定を、文書情報管理部107に送信し、文書情報の変更依頼する。文書情報管理部107は、受信した文書IDの文書情報の、入稿ユーザと承認設定を変更するよう文書情報記憶部103に指示する。文書情報管理部107は、文書情報記憶部103における文書情報の変更が完了すると、文書情報変更完了の旨を要求処理部111に送信し、要求処理部111は文書情報変更の旨を受信する。そして、処理はステップS712に進む。
【0189】
ステップS712においては、要求処理部111が、入稿ユーザに文書のチェックインを依頼するために、後述の入稿ユーザ宛のチェックイン依頼メール1701(図17に示す)を送信する。要求処理部111は、文書IDを文書情報管理部107に送信し、文書IDに対する文書情報の読み出しを依頼し、文書情報管理部107は、受信した文書IDから文書情報管理部103に保存されている文書情報を読み出し、読み出された文書情報を要求処理部111に送信する。また、要求処理部111は、文書IDを文書バージョン情報管理部108に送信し、文書IDに対する最新版の文書バージョン情報の読み出しを依頼し、文書バージョン情報管理部108は、受信した文書IDから文書バージョン情報管理部104に保存されている文書IDに対する最新版の文書バージョン情報を読み出し、読み出された文書バージョン情報を要求処理部111に送信する。また、要求処理部111は、受信した文書IDに対する最新版の文書バージョン情報の文書物理パスを取得し、HDD213の、文書物理パスで指定されたパスに存在する文書データを読み出す。また、要求処理部111は、受信した文書情報の入稿ユーザのユーザIDを取得し、取得したユーザIDをユーザ情報管理部106に送信し、ユーザIDに対するユーザ情報の読み出しを依頼し、ユーザ情報管理部106は、受信したユーザIDからユーザ情報管理部102に保存されているユーザ情報を読み出し、読み出されたユーザ情報を要求処理部111に送信する。要求処理部111は、受信した文書情報、文書バージョン情報、文書データ、ユーザ情報をメール処理部110に送信し、入稿ユーザ宛のチェックイン依頼メール1701の送信を依頼する。メール処理部110は、受信した文書情報、文書バージョン情報、文書データ、ユーザ情報から、入稿ユーザ宛のチェックイン依頼メール1701のメールデータを作成し、作成したメールデータを、通信部112経由でメールサーバ113の通信部114に送信して、入稿ユーザ宛のチェックイン依頼メール1701のメール送信を依頼する。そして、処理はステップS713に進む。
【0190】
ステップS713においては、メールサーバ113の通信部114が、前記ステップS712において受信した後述の入稿ユーザ宛のチェックイン依頼メール1701(図17に示す)のメールデータをメール送信する。通信部114は、メール送信が終了すると、文書管理サーバ101の通信部112に対して、メール送信完了の旨を送信する。通信部112は、メール送信完了の旨を受信すると、メール処理部110にメール送信完了の旨を送信し、メール処理部110はメール送信完了の旨を受信すると、要求処理部111にメール送信完了の旨を送信する。要求処理部111が、メール送信完了の旨を受信すると、処理はステップS714に進む。
【0191】
ステップS714においては、要求処理部111が通信部112経由で、クライアント115に対してチェックアウト完了の旨を送信する。そして、処理は終了する。
【0192】
<チェックイン時のクライアントのフローチャート>
次に、クライアント115による文書チェックイン処理について図8を参照しながら説明する。図8は、クライアント115による文書チェックイン処理の手順を示すフローチャートである。この手順は、CPU201により実行されるものである。
【0193】
クライアント115においては、図8に示すように、まずステップS801で、メール処理部117がメールサーバ120から新着メールを受信する。メール処理部117は、通信部119経由で、メールサーバ120の通信部121に接続し、新着メールの受信を依頼する。通信部121は、メールサーバ120内に新着メールが存在する場合は、新着メールデータを通信部119に送信し、メールサーバ120内に新着メールが存在しない場合は、新着メールが存在しない旨を通信部119に送信する。通信部119は、新着メールデータまたは新着メールが存在しない旨を受信すると、受信した新着メールデータまたは新着メールが存在しない旨をメール処理部117に送信する。メール処理部117は、新着メールデータまたは新着メールが存在しない旨を受信する。そして、処理はステップS802に進む。
【0194】
ステップS802においては、メール処理部117が、後述のチェックイン依頼メール1701(図17に示す)を受信したか否かを判断する。メール処理部117が、前記ステップS801において、新着メールデータを受信し、かつ、受信したメールデータを解析し、新着メールデータにチェックイン依頼メール1701が含まれていると判断した場合には、処理はステップS803に進み、メール処理部117が、前記ステップS801において、新着メールデータが存在しない旨を受信したか、または、新着メールデータを受信し、受信したメールデータを解析し、新着メールデータにチェックイン依頼メール1701が含まれていないと判断した場合には、処理はステップS801に戻る。ここでは、メール処理部117が、前記ステップS801において、新着メールデータを受信し、かつ、新着メールデータにチェックイン依頼メール1701が含まれていると判断したと仮定して、ステップS803に進む。
【0195】
ステップS803においては、メール処理部117が、前記ステップS802で取得した、後述のチェックイン依頼メール1701(図17に示す)のメールデータを表示部116に送信して、チェックイン依頼メール1701の表示を依頼し、チェックイン依頼メール1701を受信した表示部116は、CRT209にチェックイン依頼メール1701を表示する。そして、処理はステップS804に進む。
【0196】
ステップS804においては、入稿ユーザが、前記ステップS803において表示された後述のチェックイン依頼メール1701(図17に示す)の添付ファイルから、チェックアウト文書を取得する。そして、処理はステップS805に進む。
【0197】
ステップS805においては、入稿ユーザが、前記ステップS804において取得したチェックアウト文書を編集する。編集が終了すると、処理は、ステップS806に進む。
【0198】
ステップS806においては、入稿ユーザが、チェックインメールを送信する。入稿ユーザは、クライアント115のメール処理部117に対して、チェックイン依頼メール1701の返信メールに、前記ステップS805で編集されたチェックアウト文書を添付して送信するよう指示する。メール処理部117は、前記ステップS801で受信したチェックイン依頼メール1701の返信メールを作成して、前記ステップS805で編集されたチェックアウト文書を添付した、後述のチェックインメール1801(図18に示す)を作成する。メール処理部117は、作成したチェックインメール1801を通信部119経由で、メールサーバ120の通信部121に送信し、メール送信を依頼する。そして、処理はステップS807に進む。
【0199】
ステップS807においては、メールサーバ120の通信部121が、前記ステップS80で受信した後述のチェックインメール1801(図18に示す)のメール送信を行う。通信部121は、メール送信が完了すると、クライアント115の通信部119にメール送信完了の旨を送信し、通信部119が受信したメール送信完了の旨をメール処理部117に送信し、メール処理部117は、メール送信完了の旨を受信する。そして、処理は終了する。
【0200】
<チェックイン時の文書管理サーバのフローチャート>
次に、文書管理サーバ101による文書チェックイン処理について図9を参照しながら説明する。図9は、文書管理サーバ101による文書チェックイン処理の手順を示すフローチャートである。この手順は、CPU201により実行されるものである。
【0201】
文書管理サーバ101においては、図9に示すように、まずステップS901で、メール処理部110がメールサーバ113から新着メールを受信する。メール処理部110は、通信部112経由で、メールサーバ113の通信部114に接続し、新着メールの受信を依頼する。通信部114は、メールサーバ113内に新着メールが存在する場合は、新着メールデータを通信部112に送信し、メールサーバ113内に新着メールが存在しない場合は、新着メールが存在しない旨を通信部112に送信する。通信部114は、新着メールデータまたは新着メールが存在しない旨を受信すると、受信した新着メールデータまたは新着メールが存在しない旨をメール処理部110に送信する。メール処理部110は、新着メールデータまたは新着メールが存在しない旨を受信する。そして、処理はステップS902に進む。
【0202】
ステップS902においては、メール処理部110が、後述のチェックインメール1801(図18に示す)を受信したか否かを判断する。メール処理部110が、前記ステップS901において、新着メールデータを受信し、かつ、受信したメールデータを解析し、新着メールデータにチェックインメール1801が含まれていると判断した場合には、処理はステップS903に進み、メール処理部110が、前記ステップS901において、新着メールデータが存在しない旨を受信したか、または、新着メールデータを受信し、受信したメールデータを解析し、新着メールデータにチェックインメール1801が含まれていないと判断した場合には、処理はステップS901に戻る。ここでは、メール処理部110が、前記ステップS901において、新着メールデータを受信し、かつ、新着メールデータにチェックインメール1801が含まれていると判断したと仮定して、ステップS903に進む。
【0203】
ステップS903においては、メール処理部110が、前記ステップS902で取得した、後述のチェックインメール1801(図18に示す)のメールデータを解析し、メールヘッダデータ、メール本文データ、文書データを取得する。メール処理部110がチェックインメール1801の解析処理が終了すると、解析結果のメールヘッダデータ、メール本文データ、文書データを要求処理部111に送信し、チェックインメール受信の旨を送信する。要求処理部111は、チェックインメール1801のメールヘッダデータ、メール本文データ、文書データを受信する。そして、処理はステップS904に進む。
【0204】
ステップS904においては、要求処理部111が、前記ステップS903において受信した後述のチェックインメール1801(図18に示す)のメールヘッダデータ、メール本文データ、文書データに対して、ワンタイムパスワードが付いていないか、または、ワンタイムパスワードが間違っているか、または、文書データが添付されていないか否かを判断する。要求処理部111は、前記ステップS903において受信した、メールヘッダデータからワンタイムパスワードを取得する。要求処理部111は、取得したワンタイムパスワードを復号化し、文書IDとワンタイムパスワードを取得する。要求処理部111は、取得した文書IDをワンタイムパスワード情報管理部109に送信して、文書IDに対するワンタイムパスワード情報の読み出しを依頼する。ワンタイムパスワード管理部109は、ワンタイムパスワード情報記憶部105に格納されている受信した文書IDに対応するワンタイムパスワード情報を読み出し、読み出されたワンタイムパスワード情報を要求処理部111に送信する。要求処理部111は、受信したワンタイムパスワード情報のワンタイムパスワードを取得し、取得したワンタイムパスワードと、チェックインメール1801のメールヘッダのワンタイムパスワードを復号化して得られたワンタイムパスワードが一致していないか否かを確認し、一致していない場合には、ワンタイムパスワードが間違っていると判断する。また、要求処理部111は、チェックインメール1801に文書データが添付されていないか否かを判断する。そして、要求処理部111は、前記ステップS903において受信したチェックインメール1801のメールヘッダデータ、メール本文データ、文書データに対して、ワンタイムパスワードが付いていないか、または、ワンタイムパスワードが間違っているか、または、文書データが添付されていないか否かを判断し、ワンタイムパスワードが付いていないか、または、ワンタイムパスワードが間違っているか、または、文書データが添付されていないと判断した場合には、処理はステップS905進み、ワンタイムパスワードが付いており、かつ、ワンタイムパスワードが間違っておらず、かつ、文書データが添付されていると判断した場合には、処理はステップS907に進む。ここでは、ワンタイムパスワードが付いていないか、または、ワンタイムパスワードが間違っているか、または、文書データが添付されていないと判断されたと仮定して、ステップS905に進む。
【0205】
ステップS905においては、前記ステップS904において、要求処理部111が、ワンタイムパスワードが付いていないか、または、ワンタイムパスワードが間違っているか、または、文書データが添付されていないと判断した場合に、入稿ユーザ宛に、チェックインが無効である旨のチェックインエラーメールを送信する。要求処理部111は、前記ステップS904で得られた文書IDを、文書情報管理部107に送信して文書IDに対する文書情報の読み出しを依頼し、文書情報管理部107は、文書情報記憶部103に格納されている文書IDに対する文書情報を読み出し、読み出された文書情報を要求処理部111に送信する。要求処理部111は、受信した文書情報から入稿ユーザのユーザIDを取得し、取得したユーザIDをユーザ情報管理部106に送信して、ユーザIDに対するユーザ情報の読み出しを依頼し、ユーザ情報管理部106は、ユーザ情報記憶部102に格納されている受信したユーザIDに対するユーザ情報を読み出し、読み出されたユーザ情報を要求処理部111に送信する。要求処理部111は、文書IDを、文書バージョン情報管理部108に送信して文書IDに対する最新版の文書バージョン情報の読み出しを依頼し、文書バージョン情報管理部108は、文書バージョン情報記憶部104に格納されている文書IDに対する最新版の文書バージョン情報を読み出し、読み出された文書バージョン情報を要求処理部111に送信する。要求処理部111は、受信した文書バージョン情報の文書物理パスを取得し、HDD213の文書物理パスで指定されたパスに存在する文書データを読み出す。要求処理部111は、文書IDをワンタイムパスワード情報管理部109に送信し、文書IDに対するワンタイムパスワード情報の読み出しを依頼し、ワンタイムパスワード情報管理部109は、ワンタイムパスワード情報記憶部105に格納されている受信した文書IDに対するワンタイムパスワード情報を読み出し、読み出されたワンタイムパスワード情報を要求処理部111に送信する。要求処理部111は、取得した文書情報、ユーザ情報、文書データ、ワンタイムパスワード情報をメール処理部110に送信して、チェックインエラーメールの送信を依頼する。メール処理部110は、受信した文書情報、ユーザ情報、文書データ、ワンタイムパスワード情報から、チェックインエラーメールデータを作成し、通信部112経由で、メールサーバ113の通信部114に、作成されたチェックインエラーメールを送信して、チェックインエラーメールの送信を依頼する。そして、処理はステップS906に進む。
【0206】
ステップS906においては、メールサーバ113の通信部114が、前記ステップS905において受信した入稿ユーザ宛のチェックインエラーメールをメール送信する。通信部114は、メール送信が終了すると、文書管理サーバ101の通信部112に対して、メール送信完了の旨を送信する。通信部112は、メール送信完了の旨を受信すると、メール処理部110にメール送信完了の旨を送信し、メール処理部110はメール送信完了の旨を受信すると、要求処理部111にメール送信完了の旨を送信する。要求処理部111が、メール送信完了の旨を受信すると、処理は終了する。
【0207】
ステップS907においては、前記ステップS904において、後述のチェックインメール1801(図18に示す)に、ワンタイムパスワードが付いており、かつ、ワンタイムパスワードが間違っておらず、かつ、文書データが添付されていると判断した場合に、承認処理を行うか否かを判断する。要求処理部111は、前記ステップS904において、チェックインメール1801のワンタイムパスワードから得られた文書IDを、文書情報管理部107に送信して文書IDに対する文書情報の読み出しを依頼し、文書情報管理部107は、文書情報記憶部103に格納されている受信した文書IDに対する文書情報を読み出し、読み出された文書情報を要求処理部111に送信する。要求処理部111は、受信した文書情報の承認フラグを取得し、承認フラグが1、すなわち、承認処理を行う設定になっていると判断した場合には、処理はステップS908に進む。要求処理部111が、受信した文書情報の承認フラグを取得し、承認フラグが0、すなわち、承認処理を行わない設定になっていると判断した場合には、処理は後述のステップS1109(図11に示す)に進む。ここでは、要求処理部111が、受信した文書情報の承認フラグを取得し、承認フラグが1、すなわち、承認処理を行う設定になっていると判断したと仮定して、処理はステップS908に進む。
【0208】
ステップS908においては、入稿依頼ユーザ宛に、入稿ユーザによってアップロードされた文書データのチェックインの承認を依頼する旨の、後述の承認依頼メール1901(図19に示す)を送信する。要求処理部111は、前記ステップS904で得られた文書IDを、文書情報管理部107に送信して文書IDに対する文書情報の読み出しを依頼し、文書情報管理部107は、文書情報記憶部103に格納されている文書IDに対する文書情報を読み出し、読み出された文書情報を要求処理部111に送信する。要求処理部111は、受信した文書情報から入稿ユーザのユーザIDを取得し、取得したユーザIDをユーザ情報管理部106に送信して、ユーザIDに対するユーザ情報の読み出しを依頼し、ユーザ情報管理部106は、ユーザ情報記憶部102に格納されている受信したユーザIDに対するユーザ情報を読み出し、読み出されたユーザ情報を要求処理部111に送信する。要求処理部111は、取得した文書情報、ユーザ情報をメール処理部110に送信して、承認依頼メール1901の送信を依頼する。メール処理部110は、受信した文書情報、ユーザ情報から、承認依頼メール1901のメールデータを作成し、通信部112経由で、メールサーバ113の通信部114に、作成された承認依頼メール1901を送信して、承認依頼メール1901の送信を依頼する。そして、処理はステップS909に進む。
【0209】
ステップS909においては、メールサーバ113の通信部114が、前記ステップS908において受信した後述の入稿依頼ユーザ宛の承認依頼メール1901(図19に示す)をメール送信する。通信部114は、メール送信が終了すると、文書管理サーバ101の通信部112に対して、メール送信完了の旨を送信する。通信部112は、メール送信完了の旨を受信すると、メール処理部110にメール送信完了の旨を送信し、メール処理部110はメール送信完了の旨を受信すると、要求処理部111にメール送信完了の旨を送信する。要求処理部111が、メール送信完了の旨を受信すると、処理は終了する。
【0210】
<承認時のクライアントのフローチャート>
次に、クライアント115による承認処理について図10を参照しながら説明する。図10は、クライアント115による承認処理の手順を示すフローチャートである。この手順は、CPU201により実行されるものである。
【0211】
クライアント115においては、図10に示すように、まずステップS1001で、メール処理部117がメールサーバ120から新着メールを受信する。メール処理部117は、通信部119経由で、メールサーバ120の通信部121に接続し、新着メールの受信を依頼する。通信部121は、メールサーバ120内に新着メールが存在する場合は、新着メールデータを通信部119に送信し、メールサーバ120内に新着メールが存在しない場合は、新着メールが存在しない旨を通信部119に送信する。通信部119は、新着メールデータまたは新着メールが存在しない旨を受信すると、受信した新着メールデータまたは新着メールが存在しない旨をメール処理部117に送信する。メール処理部117は、新着メールデータまたは新着メールが存在しない旨を受信する。そして、処理はステップS1002に進む。
【0212】
ステップS1002においては、メール処理部117が、後述の承認依頼メール1901(図19に示す)を受信したか否かを判断する。メール処理部117が、前記ステップS1001において、新着メールデータを受信し、かつ、受信したメールデータを解析し、新着メールデータに承認依頼メール1901が含まれていると判断した場合には、処理はステップS1003に進み、メール処理部117が、前記ステップS1001において、新着メールデータが存在しない旨を受信したか、または、新着メールデータを受信し、受信したメールデータを解析し、新着メールデータに承認依頼メール1901が含まれていないと判断した場合には、処理はステップS1001に戻る。ここでは、メール処理部117が、前記ステップS801において、新着メールデータを受信し、かつ、新着メールデータに承認依頼メール1901が含まれていると判断したと仮定して、ステップS1003に進む。
【0213】
ステップS1003においては、メール処理部117が、前記ステップS1002で取得した、後述の承認依頼メール1901(図19に示す)のメールデータを表示部116に送信して、承認依頼メール1901の表示を依頼し、承認依頼メール1901を受信した表示部116は、CRT209にチェックイン依頼メール1901を表示する。そして、処理はステップS1004に進む。
【0214】
ステップS1004においては、入稿依頼ユーザが、前記ステップS1003において表示された後述の承認依頼メール1901(図19に示す)の承認画面URL1912をクリックする。そして、処理はステップS1005に進む。
【0215】
ステップS1005においては、統括処理部118が、前記ステップS1004においてユーザがクリックした承認画面URL1912で指定された画面データを、通信部112経由で文書管理サーバ101に要求する。統括処理部118は、前記ステップS1004においてユーザがクリックした承認画面URL1912を通信部119に送信し、承認要求の旨の送信を依頼する。通信部119は、文書管理サーバ101の通信部112に承認画面URL1912を送信し、承認要求の旨を送信する。そして、処理はステップS1006に進む。
【0216】
ステップS1006においては、通信部119が文書管理サーバ101からの承認要求の旨に対する結果を受信したか否かを判断し、承認要求の旨に対する結果を受信したと判断した場合には、処理はステップS1007に進む。通信部119が承認要求の旨に対する結果を受信していないと判断された場合は、再度ステップS1006を繰り返す。ここで、通信部119が承認要求の旨に対する結果を受信したと判断したと仮定して、処理はステップS1007に進む。
【0217】
ステップS1007においては、統括処理部118が、ユーザの認証を行うために、表示部116に対して後述のログイン画面1201(図12に示す)の表示を依頼し、表示部116は、CRT209にログイン画面1201を表示させる。そして処理はステップS1008に進む。
【0218】
ステップS1008においては、ユーザが前記ステップS1007で表示された後述のログイン画面1201(図12に示す)上で、ユーザID、パスワードを入力する。ユーザが、OKボタン1204を押下すると、ユーザのログイン画面1201への入力が終了したと判断して、処理はステップS1009に進む。
【0219】
ステップS1009においては、ユーザが後述のログイン画面1201(図12に示す)上で入力したユーザID、パスワードを、統括処理部118が通信部119に送信し、通信部119は、受け取ったユーザID、パスワードを通信部112に送信し、文書管理サーバ101でユーザID、パスワードの認証処理が行われる。そして、処理はステップS1010に進む。
【0220】
ステップS1010においては、通信部119が文書管理サーバ101でユーザ認証処理が行われた結果と承認文書情報を受信したか否かを判断する。通信部119がユーザ認証結果と承認文書情報を受信していないと判断された場合は、再度ステップS1010を繰り返し、通信部119がユーザ認証結果と承認文書情報を受信したと判断した場合は、通信部119はユーザ認証結果と承認文書情報を統括処理部118に送信し、処理はステップS1011に進む。ここでは、通信部119がユーザ認証結果と承認文書情報を受信したと判断したと仮定して、ステップS1011に進む。
【0221】
ステップS1011においては、前記ステップS1010において、統括処理部118が、通信部119が受信したユーザ認証結果が認証成功の旨であるか否かを判断する。統括処理部118が、通信部119が受信したユーザ認証結果が認証成功であると判断した場合は、処理はステップS1012に進み、統括処理部118が、通信部119が受信したユーザ認証結果が認証成功ではないと判断した場合は、ユーザ認証失敗として、統括処理部118が表示部116に対して認証画面1201(図12に示す)に認証エラーの旨を表示するように指示し、前記ステップS1007に戻る。ここでは、統括処理部118が、通信部119が受信したユーザ認証結果が認証成功であると判断したと仮定して、ステップS1012に進む。
【0222】
ステップS1012においては、統括処理部118が、ユーザが文書を承認するか、または、却下するかの問い合わせを行うために、前記ステップS1010において統括処理部118が受信した承認文書情報を表示部116に送信して、後述の承認画面2001(図20に示す)の表示を依頼し、表示部116は、CRT209に承認画面2001を表示させる。そして処理はステップS1013に進む。
【0223】
ステップS1013においては、ユーザが前記ステップS1012で表示された後述の承認画面2001(図20に示す)上で、承認または却下を入力する。ユーザが、承認ボタン2010、または、却下ボタン2011を押下すると、ユーザの承認画面2001への入力が終了したと判断して、処理はステップS1014に進む。
【0224】
ステップS1014においては、ユーザが後述の承認画面2001(図20に示す)上で入力した承認、または、却下の旨を、統括処理部118が通信部119に送信し、通信部119は、受け取った承認、または、却下の旨を通信部112に送信し、文書管理サーバ101で承認処理が行われる。そして、処理はステップS1015に進む。
【0225】
ステップS1015においては、通信部119が文書管理サーバ101で承認処理完了の旨を受信したか否かを判断する。通信部119が承認処理完了の旨を受信していないと判断された場合は、再度ステップS1015を繰り返し、通信部119が承認処理完了の旨を受信したと判断した場合は、通信部119は承認処理完了の旨を統括処理部118に送信し、処理は終了する。ここでは、通信部119が承認処理完了の旨を受信したと判断したと仮定して、処理は終了する。
【0226】
<承認時の文書管理サーバのフローチャート>
次に、文書管理サーバ101による承認処理について図11を参照しながら説明する。図11は、文書管理サーバ101による承認処理の手順を示すフローチャートである。この手順は、CPU201により実行されるものである。
【0227】
文書管理サーバ101においては、図11に示すように、まずステップS1101において、要求処理部111が、クライアント115の統括処理部118から送信された承認要求を通信部112経由で受信したか否かを判断する。要求処理部111が承認要求を受信していないと判断した場合は、再度ステップS1101を繰り返す。要求処理部111が承認要求を受信したと判断した場合は、ステップS1102に進む。ここでは、要求処理部111が承認要求を受信したと判断したと仮定して、ステップS1102に進む。
【0228】
ステップS1102においては、要求処理部111が、ユーザ認証要求の旨を通信部112経由でクライアント115に送信する。そして処理はステップS1103に進む。
【0229】
ステップS1103において、要求処理部111が、クライアント115の統括処理部118から送信されたユーザIDとパスワードを通信部112経由で受信したか否かを判断する。要求処理部111がユーザIDとパスワードを受信していないと判断した場合は、再度ステップS1103を繰り返す。要求処理部111がユーザIDとパスワードを受信したと判断した場合は、ステップS1104に進む。ここでは、要求処理部111がユーザIDとパスワードを受信したと判断したと仮定して、ステップS1104に進む。
【0230】
ステップS1104においては、要求処理部111が、前記ステップS1103においてクライアント115から受信したユーザIDとパスワードを認証するために、受信したユーザIDをユーザ情報管理部106に送信し、ユーザIDに対応するユーザ情報を、ユーザ情報記憶部102から読み出すよう依頼する。ユーザ情報管理部106は、受信したユーザIDをユーザ情報記憶部102に送信し、ユーザ情報記憶部102では、受信したユーザIDに対応するユーザ情報を読み出す。読み出されたユーザ情報は、ユーザ情報記憶部102からユーザ情報管理部106に送信され、さらに、ユーザ情報管理部106から、要求処理部111に送信される。そして、要求処理部111が、ユーザ情報記憶部102に、クライアント115から受信したユーザIDに対応するユーザ情報が存在しないか、または、クライアント115から受信したパスワードとユーザ情報記憶部102に格納されているユーザ情報のパスワードが一致しないか否かを判断する。要求処理部111が、クライアント115から受信したユーザIDに対応するユーザ情報が存在しないか、または、クライアント115から受信したパスワードとユーザ情報記憶部102に格納されているユーザ情報のパスワードが一致しないと判断した場合には、ユーザ認証失敗であるとして、処理はステップS1105に進む。要求処理部111が、クライアント115から受信したユーザIDに対応するユーザ情報が存在し、かつ、クライアント115から受信したパスワードとユーザ情報記憶部102に格納されているユーザ情報のパスワードが一致すると判断した場合には、ユーザ認証成功であるとして、処理はステップS1106に進む。ここでは、要求処理部111が、クライアント115から受信したユーザIDに対応するユーザ情報が存在しないか、または、クライアント115から受信したパスワードとユーザ情報記憶部102に格納されているユーザ情報のパスワードが一致しないと判断したと仮定して、ステップS1105に進む。
【0231】
ステップS1105においては、要求処理部111が、前記ステップS1104においてユーザ認証失敗であると判断した場合に、ユーザ認証失敗の旨を通信部112経由でクライアント115に送信する。そして処理はステップS1103に戻る。
【0232】
ステップS1106においては、要求処理部111が、前記ステップS1105におけるユーザ認証結果がユーザ認証成功であるとして、前記ステップS1101で受信した承認要求に含まれる承認を行う文書の」文書IDを取得し、文書IDを文書情報管理部107に送信して文書情報の読み出しを依頼し、文書情報管理部107は、文書情報記憶部103に格納されている文書IDに対する文書情報を読み出し、読み出された文書情報を要求処理部111に送信する。要求処理部111は、ユーザ認証成功の旨と、受信した文書情報を、通信部112経由でクライアント115に送信する。そして、処理はステップS1107に進む。
【0233】
ステップS1107においては、要求処理部111が、クライアント115の統括処理部118から送信された承認、または、却下の旨を通信部112経由で受信したか否かを判断する。要求処理部111が承認、または、却下の旨を受信していないと判断した場合は、再度ステップS1107を繰り返す。要求処理部111が承認、または、却下の旨を受信したと判断した場合は、ステップS1108に進む。ここでは、要求処理部111が承認、または、却下の旨を受信したと判断したと仮定して、ステップS1108に進む。
【0234】
ステップS1108においては、要求処理部111が、前記ステップS1107において受信した承認、または、却下の旨が、承認の旨であるか否かを判断する。要求処理部111が、前記ステップS1107において受信した承認、または、却下の旨が、承認の旨であると判断した場合には、処理は、ステップS1109に進む。要求処理部111が、前記ステップS1107において受信した承認、または、却下の旨が、却下の旨であると判断した場合には、処理は、ステップS1113に進む。ここでは、要求処理部111が、前記ステップS1107において受信した承認、または、却下の旨が、承認の旨であると判断したと仮定して、ステップS1109に進む。
【0235】
ステップS1109においては、要求処理部111が、入稿ユーザからアップロードされた文書データをチェックインする。要求処理部111は、前記ステップS904(図9に示す)で得られた文書IDを、文書バージョン情報管理部108に送信し、受信した文書IDに対する新規文書バージョン情報の追加を依頼し、文書バージョン情報管理部108は、文書バージョン情報記憶部104に、文書IDに対する新規文書バージョン情報の追加を行い、新規文書バージョン追加完了の旨を要求処理部111に送信する。要求処理部111は、文書IDを、文書バージョン情報管理部108に送信し、新規に追加された最新版の文書バージョン情報の読み出しを依頼し、文書バージョン情報管理部108は、文書バージョン情報記憶部104に格納されている、受信した文書IDに対する最新版の文書バージョン情報を読み出し、読み出された最新版の文書バージョン情報を要求処理部111に送信する。要求処理部111は、受信した文書バージョン情報の文書物理パスを取得し、HDD213の文書物理パスで指定されるパスに、前記ステップS903で取得した文書データを格納する。要求処理部111は、文書IDを、文書情報管理部107に送信し、文書IDに対する文書情報のチェックアウトフラグを0、すなわち、未チェックアウトに変更するよう依頼し、文書情報管理部107は、文書情報記憶部103に格納されている受信した文書IDに対する文書情報について、チェックアウトフラグを0に変更し、文書情報変更完了の旨を要求処理部111に送信する。そして、処理はステップS1110に進む。
【0236】
ステップS1110においては、要求処理部111が、入稿ユーザ宛に、チェックインが完了した旨の、チェックイン完了メールを送信する。要求処理部111は、前記ステップS1109で取得した文書情報をメール処理部110に送信し、入稿ユーザ宛のチェックイン完了メールの送信を依頼する。メール処理部110は、受信した文書情報から入稿ユーザ宛のチェックイン完了メールデータを作成し、通信部112経由でメールサーバ113の通信部114にチェックイン完了メールデータを送信し、メール送信を依頼する。そして、処理はステップS1111に進む。
【0237】
ステップS1111は、メールサーバ113の通信部114が、前記ステップS1110において受信した入稿ユーザ宛のチェックイン完了メールをメール送信する。通信部114は、メール送信が終了すると、文書管理サーバ101の通信部112に対して、メール送信完了の旨を送信する。通信部112は、メール送信完了の旨を受信すると、メール処理部110にメール送信完了の旨を送信し、メール処理部110はメール送信完了の旨を受信すると、要求処理部111にメール送信完了の旨を送信する。要求処理部111が、メール送信完了の旨を受信すると、処理はステップS1112に進む。
【0238】
ステップS1112においては、要求処理部111が、チェックイン処理完了の旨を通信部112経由でクライアント115に送信する。そして処理は終了する。
【0239】
ステップS1113においては、要求処理部111が、入稿ユーザ宛に、チェックインが却下された旨の、チェックイン却下メールを送信する。要求処理部111は、前記ステップS1109で取得した文書情報をメール処理部110に送信し、入稿ユーザ宛のチェックイン却下メールの送信を依頼する。メール処理部110は、受信した文書情報から入稿ユーザ宛のチェックイン却下メールデータを作成し、通信部112経由でメールサーバ113の通信部114にチェックイン却下メールデータを送信し、メール送信を依頼する。そして、処理はステップS1114に進む。
【0240】
ステップS1114は、メールサーバ113の通信部114が、前記ステップS1113において受信した入稿ユーザ宛のチェックイン却下メールをメール送信する。通信部114は、メール送信が終了すると、文書管理サーバ101の通信部112に対して、メール送信完了の旨を送信する。通信部112は、メール送信完了の旨を受信すると、メール処理部110にメール送信完了の旨を送信し、メール処理部110はメール送信完了の旨を受信すると、要求処理部111にメール送信完了の旨を送信する。要求処理部111が、メール送信完了の旨を受信すると、処理はステップS1115に進む。
【0241】
ステップS1115においては、要求処理部111が、チェックイン処理却下の旨を通信部112経由でクライアント115に送信する。そして処理は終了する。
【0242】
<ログイン画面>
次に、ログイン画面1201について図12を参照しながら説明する。図12は、クライアント115に表示されるログイン画面の一例である。この画面の表示処理はCPU201の命令に基づいて表示部116により実行される。本画面上でのユーザによる入力操作には、キーボード211、マウス212などが用いられる。
【0243】
ログイン画面1201には、ユーザID入力ボックス1202、パスワード入力ボックス1203、OKボタン1204などが表示される。また、ログイン画面1201に対して、例えば、ユーザ情報として、ユーザグループ入力ボックスや、ユーザ所属入力ボックスなどを追加することができる。
【0244】
ユーザID入力ボックス1202は、ユーザがクライアント115に対して、ユーザ情報におけるユーザIDを入力するための入力ボックスである。入力されたユーザIDは、統括処理部118から通信部119経由で文書管理サーバ101に送信され、ユーザ認証に用いられる。
【0245】
パスワード入力ボックス1203は、ユーザがクライアント115に対して、ユーザ情報におけるパスワードを入力するための入力ボックスである。入力されたパスワードは、統括処理部118から通信部119経由で文書管理サーバ101に送信され、ユーザ認証に用いられる。
【0246】
OKボタン1204は、ユーザがクライアント115に対して、ユーザIDおよびパスワードを文書管理サーバに送信し、ユーザ認証を行うことを指示するためのボタンである。OKボタン1204が押下されると、ユーザID入力ボックス1202に入力されているユーザID、及び、パスワード入力ボックス1203に入力されているパスワードが、ユーザ情報として、統括処理部118から通信部119経由で文書管理サーバ101に送信される。文書管理サーバ101でのユーザ認証処理が終了した後、ユーザ認証結果が、通信部119経由で統括処理部118に送信される。そして、統括処理部118が受信したユーザ認証結果が認証失敗であった場合は、ログイン画面1201上に認証失敗である旨を表示し、統括処理部118が受信したユーザ認証結果が認証成功であった場合は、後述の文書操作画面1301(図13に示す)、または、承認画面2001(図20に示す)に移行する。
【0247】
<文書選択画面>
次に、文書選択画面1301について図13を参照しながら説明する。図13は、クライアント115に表示される文書選択画面の一例である。この画面の表示処理はCPU201の命令に基づいて表示部116により実行される。本画面上でのユーザによる入力操作には、キーボード211、マウス212などが用いられる。
【0248】
文書選択画面1301には、ユーザ名1302、ログアウトボタン1303、文書一覧1304、フォルダ1305、文書1306、文書名1307、文書サムネイル1308、参照ボタン1309、削除ボタン1310、ワンタイムパスワード設定ボタン1311、チェックアウトボタン1312、新規文書登録ボタン1313などが表示される。また、文書選択画面1301に対して、例えば、ユーザ情報として、ユーザID表示、ユーザ連絡先表示や、フォルダ作成ボタン、フォルダ削除ボタン、文書追加ボタン、文書変更ボタン、ヘルプボタン、キャンセルボタンなどを追加することができる。
【0249】
ユーザ名1302は、現在ログインしているユーザのユーザ名の表示である。本実施の形態においては、文書選択画面1301上にユーザ名1302が設けられているが、ユーザ名1302は必ずしも必要ではない。
【0250】
ログアウトボタン1303は、ユーザがクライアント115に対して、文書管理サーバ101へのログアウト要求を送信するよう指示するためのボタンである。ログアウトボタン1303が押下されると、統括処理部118から通信部119経由で文書管理サーバ101にログアウト要求が送信される。文書管理サーバ101でのログアウト処理が終了した後、ログアウト完了の旨が、通信部119経由で統括処理部118に送信される。そして、統括処理部118がログアウト完了の旨を受信すると、ログイン画面1201に移行する。
【0251】
文書一覧1304は、現在文書管理サーバに格納されている全文書一覧の表示である。文書一覧1304には、フォルダ1305、文書1306などが表示される。また、文書一覧1304に対して、例えば、フォルダ名、文書名などの表示を追加することができる。文書1306は、いずれか1つの文書をユーザが選択することができ、ユーザによって選択された文書情報が、参照ボタン1309、削除ボタン1310、ワンタイムパスワード設定ボタン1311、チェックアウトボタン1312が押下された際に、統括処理部118から通信部119経由で文書管理サーバ101に送信される。
【0252】
フォルダ1305は、現在文書管理サーバに格納されているフォルダの表示である。
【0253】
文書1306は、現在文書管理サーバに格納されている文書の表示である。
【0254】
文書名1307は、現在ユーザが選択している文書1306の文書名である。文書1306のいずれかが選択された場合には、文書名1307は、選択された文書の文書情報に従ったものが表示される。本実施の形態においては、文書選択画面1301上に文書名1307が設けられているが、文書名1307は必ずしも必要ではない。
【0255】
文書サムネイル1308は、現在ユーザが選択している文書1306の内容を画像化した、イメージ画像表示である。文書1306のいずれかが選択された場合には、文書サムネイル1308は、選択された文書の文書情報に従ったものが表示される。本実施の形態においては、文書選択画面1301上に文書サムネイル1308が設けられているが、文書サムネイル1308は必ずしも必要ではない。
【0256】
参照ボタン1309は、ユーザがクライアント115に対して、現在選択されている文書1306に対する、文書管理サーバ101への参照要求を送信するよう指示するためのボタンである。参照ボタン1309が押下されると、統括処理部118から通信部119経由で文書管理サーバ101に選択された文書情報と参照要求が送信される。文書管理サーバ101での参照処理が終了した後、処理結果が、通信部119経由で統括処理部118に送信される。そして、統括処理部118が処理結果を受信すると、処理結果が文書データの場合は、表示部116に文書選択画面1301上に文書データを表示するよう依頼する。表示部116は、依頼された内容を、文書選択画面1301上に表示する。
【0257】
削除ボタン1310は、ユーザがクライアント115に対して、現在選択されている文書1306に対する、文書管理サーバ101への削除要求を送信するよう指示するためのボタンである。削除ボタン1310が押下されると、統括処理部118から通信部119経由で文書管理サーバ101に選択された文書情報と削除要求が送信される。文書管理サーバ101での削除処理が終了した後、処理結果が、通信部119経由で統括処理部118に送信される。そして、統括処理部118が処理結果を受信すると、処理結果が削除完了の場合は、表示部116に文書選択画面1301上に削除完了を表示するよう依頼する。表示部116は、依頼された内容を、文書選択画面1301上に表示する。
【0258】
ワンタイムパスワード設定ボタン1311は、ユーザがクライアント115に対して、現在選択されている文書1306に対する、文書管理サーバ101へのワンタイムパスワード設定要求を送信するよう指示するためのボタンである。ワンタイムパスワード設定ボタン1311が押下されると、統括処理部118から通信部119経由で文書管理サーバ101に選択された文書情報とワンタイムパスワード参照要求が送信される。文書管理サーバ101でのワンタイムパスワード参照処理が終了した後、処理結果であるワンタイムパスワード情報が、通信部119経由で統括処理部118に送信される。そして、統括処理部118がワンタイムパスワード情報を受信すると、受信したワンタイムパスワード情報と文書情報を表示部116に送信して、後述のワンタイムパスワード設定画面1501を表示するよう依頼する。表示部116は、受信したワンタイムパスワード情報と文書情報から、ワンタイムパスワード設定画面1501を表示する。
【0259】
チェックアウトボタン1312は、ユーザがクライアント115に対して、現在選択されている文書1306に対する、文書管理サーバ101へのチェックアウト要求を送信するよう指示するためのボタンである。チェックアウトボタン1312が押下されると、統括処理部118から通信部119経由で文書管理サーバ101に選択された文書情報とチェックアウト要求が送信される。文書管理サーバ101でのチェックアウト処理が終了した後、処理結果が、通信部119経由で統括処理部118に送信される。そして、統括処理部118が処理結果を受信すると、統括処理部118が受信した処理結果が、すでにチェックアウトされている旨であった場合には、表示部116に、文書選択画面1201上に文書がすでにチェックアウトされている旨を表示するよう依頼すると、表示部116は、文書選択画面1301を表示する。統括処理部118が受信した処理結果が、チェックアウトされていない旨であった場合には、文書情報を表示部116に送信して、後述のチェックアウト画面1601(図16に示す)を表示するよう依頼する。表示部116は、受信した文書情報から、後述のチェックアウト画面1601を表示する。
【0260】
新規文書登録ボタン1313は、ユーザがクライアント115に対して、文書管理サーバ101への新規文書登録要求を送信するよう指示するためのボタンである。なお、新規文書登録ボタン1313は、ユーザによって文書一覧1304のフォルダ1305が選択された場合にのみ入力可となり、ユーザによって文書一覧1304の文書1306が選択された場合にのみ入力不可となる。選択新規文書登録ボタン1313が押下されると、表示部116に現在選択されているフォルダの情報が送信され、後述の新規文書登録画面1401(図14に示す)を表示するよう依頼する。表示部116は、後述の新規文書登録画面1401を表示する。
【0261】
<新規文書登録画面>
次に、新規文書登録画面1401について図14を参照しながら説明する。図14は、クライアント115に表示される新規文書登録画面の一例である。この画面の表示処理はCPU201の命令に基づいて表示部116により実行される。本画面上でのユーザによる入力操作には、キーボード211、マウス212などが用いられる。
【0262】
新規文書登録画面1401には、パス1402、文書名入力ボックス1403、OKボタン1404などが表示される。また、新規文書登録画面1401に対して、例えば、フォルダ情報として、フォルダの残容量表示、フォルダの最終更新日時、フォルダのアクセス権表示などや、ヘルプボタン、キャンセルボタンなどを追加することができる。
【0263】
パス1402は、ユーザがクライアント115に対して、新規文書を登録するフォルダとして、前記文書選択画面1301の文書一覧1304で指定された、フォルダ1305のパスを表示する。
【0264】
文書名入力ボックス1403は、ユーザがクライアント115に対して、新規文書の文書名に設定する値を入力するためのテキストボックスである。
【0265】
OKボタン1404は、ユーザがクライアント115に対して、前記文書選択画面1301において選択されたフォルダ1305に対して、文書管理サーバ101への新規文書登録要求を送信するよう指示するためのボタンである。OKボタン1404が押下されると、統括処理部118から通信部119経由で文書管理サーバ101に、フォルダ情報と文書名入力ボックス1403に入力されている文書名が送信される。文書管理サーバ101での新規文書登録処理が終了した後、処理結果が、通信部119経由で統括処理部118に送信される。そして、統括処理部118が処理結果を受信すると、表示部116に対して、新規文書登録画面1401を閉じ、前記文書選択画面1301(図13に示す)を表示して、新規文書登録完了の旨を表示するように依頼し、表示部116は、新規文書登録画面1401を閉じ、文書選択画面1301を表示して、新規文書登録完了の旨を表示する。
【0266】
<ワンタイムパスワード設定画面>
次に、ワンタイムパスワード設定画面1501について図15を参照しながら説明する。図15は、クライアント115に表示されるワンタイムパスワード設定画面の一例である。この画面の表示処理はCPU201の命令に基づいて表示部116により実行される。本画面上でのユーザによる入力操作には、キーボード211、マウス212などが用いられる。
【0267】
ワンタイムパスワード設定画面1501には、ワンタイムパスワード入力ボックス1502、確認用のワンタイムパスワード入力ボックス1503、OKボタン1504などが表示される。また、ワンタイムパスワード設定画面1501に対して、例えば、文書情報として、文書が保存されているフォルダのパス、文書名、文書のサイズ、文書の最終更新日時、文書のアクセス権表示などや、ヘルプボタン、キャンセルボタンなどを追加することができる。
【0268】
ワンタイムパスワード入力ボックス1502は、ユーザがクライアント115に対して、前記文書選択画面1301において選択した文書1306に設定するワンタイムパスワードの値を入力するためのテキストボックスである。
【0269】
確認用のワンタイムパスワード入力ボックス1503は、ユーザがクライアント115に対して、前記文書選択画面1301(図13に示す)の文書一覧1304において選択した文書1306に設定するワンタイムパスワードの値が誤って設定されないように、ワンタイムパスワード入力ボックス1503と同じ、ワンタイムパスワードの値を入力するためのテキストボックスである。なお、本発明の実施形態においては、ワンタイムパスワード設定画面1501に、確認用のワンタイムパスワード入力ボックス1504が存在しているが、確認用のワンタイムパスワード入力ボックス1504は必ずしも必要ではない。
【0270】
OKボタン1504は、ユーザがクライアント115に対して、前記文書選択画面1301において選択された文書1306に対して、文書管理サーバ101へのワンタイムパスワード設定要求を送信するよう指示するためのボタンである。OKボタン1504が押下されると、統括処理部118から通信部119経由で文書管理サーバ101に、文書情報とワンタイムパスワード入力ボックス1502、確認用のワンタイムパスワード入力ボックス1503に入力されているワンタイムパスワードが送信される。文書管理サーバ101でのワンタイムパスワード設定処理が終了した後、処理結果が、通信部119経由で統括処理部118に送信される。そして、統括処理部118が処理結果を受信すると、表示部116に対して、ワンタイムパスワード設定画面1501を閉じ、前記文書選択画面1301(図13に示す)を表示して、ワンタイムパスワード設定完了の旨を表示するように依頼し、表示部116は、ワンタイムパスワード設定画面1501を閉じ、文書選択画面1301を表示して、ワンタイムパスワード設定完了の旨を表示する。
【0271】
<チェックアウト画面>
次に、チェックアウト画面1601について図16を参照しながら説明する。図16は、クライアント115に表示されるチェックアウト画面の一例である。この画面の表示処理はCPU201の命令に基づいて表示部116により実行される。本画面上でのユーザによる入力操作には、キーボード211、マウス212などが用いられる。
【0272】
チェックアウト画面1601には、入稿ユーザのメールアドレス入力ボックス1602、承認必要ラジオボタン1603、承認不要ラジオボタン1604、OKボタン1605などが表示される。なお、承認必要ラジオボタン1603、承認不要ラジオボタン1604については、いずれか一方のみ選択することができる。また、チェックアウト画面1601に対して、例えば、文書情報として、文書が保存されているフォルダのパス、文書名、文書のサイズ、文書の最終更新日時、文書のアクセス権表示などや、入稿依頼ユーザのユーザ情報として、ユーザ名表示などや、ヘルプボタン、キャンセルボタンなどを追加することができる。
【0273】
入稿ユーザのメールアドレス入力ボックス1602は、ユーザがクライアント115に対して、前記文書選択画面1301において選択したチェックアウトする文書1306をチェックインする入稿ユーザのメールアドレスの値を入力するためのテキストボックスである。
【0274】
承認必要ラジオボタン1603は、ユーザがクライアント115に対して、前記文書選択画面1301において選択したチェックアウトする文書1306をチェックインする際に、入稿依頼ユーザが、入稿者がアップロードした文書データを確認する承認処理を行うことを指示するためのラジオボタンである。
【0275】
承認不要ラジオボタン1604は、ユーザがクライアント115に対して、前記文書選択画面1301において選択したチェックアウトする文書1306をチェックインする際に、入稿依頼ユーザが、入稿者がアップロードした文書データを確認する承認処理を行わず、入稿者が文書データをアップロードした時点でチェックイン処理を行うことを指示するためのラジオボタンである。
【0276】
OKボタン1605は、ユーザがクライアント115に対して、前記文書選択画面1301において選択された文書1306に対して、文書管理サーバ101へのチェックアウト要求を送信するよう指示するためのボタンである。OKボタン1605が押下されると、統括処理部118から通信部119経由で文書管理サーバ101に、文書情報と、入稿者のメールアドレス入力ボックス1602、承認必要ラジオボタン1603または承認不要ラジオボタン1604で指定される承認設定が送信される。文書管理サーバ101でのチェックアウト処理が終了した後、処理結果が、通信部119経由で統括処理部118に送信される。そして、統括処理部118が処理結果を受信すると、表示部116に対して、チェックアウト画面1601を閉じ、前記文書選択画面1301(図13に示す)を表示して、チェックアウト完了の旨を表示するように依頼し、表示部116は、チェックアウト画面1501を閉じ、文書選択画面1301を表示して、チェックアウト完了の旨を表示する。
【0277】
<チェックイン依頼メールを示す図>
次に、チェックイン依頼メール1701について図17を参照しながら説明する。チェックイン依頼メール1701は、図17に示すように、日付ヘッダ1702、差出メールアドレスヘッダ1703、宛先メールアドレスヘッダ1704、タイトルヘッダ1705、ワンタイムパスワードヘッダ1706、本文1707、文書ID1708、文書名1709、入稿依頼ユーザ1710、承認設定1711、文書データ1712などから構成される。チェックイン依頼メール1701は、ユーザがクライアント115に対して、前記チェックアウト画面1601において、文書のチェックアウトを指示し、文書管理サーバ101でチェックアウト処理が完了した後で、入稿ユーザに文書データのチェックインを依頼するための、チェックイン依頼メールである。
【0278】
日付ヘッダ1702は、文書管理サーバ101からチェックイン依頼メール1701が送信された日付が設定される。
【0279】
差出メールアドレスヘッダ1703は、チェックイン依頼メール1701の差出ユーザのメールアドレス、すなわち、文書管理サーバ101のメールアドレスが設定される。
【0280】
宛先メールアドレスヘッダ1704は、チェックイン依頼メール1701の宛先ユーザのメールアドレス、すなわち、ユーザが前記チェックアウト画面1601の入稿ユーザのメールアドレス入力ボックス1602において入力した、入稿ユーザのメールアドレスの値が設定される。
【0281】
タイトルヘッダ1705は、チェックイン依頼メール1701のタイトル、すなわち、チェックイン依頼メールである旨のタイトルが設定される。
【0282】
ワンタイムパスワードヘッダ1706は、チェックイン依頼メール1701のワンタイムパスワード、すなわち、チェックインする文書の文書IDと、ユーザが前記ワンタイムパスワード設定画面1501のワンタイムパスワード入力ボックス1502で入力したワンタイムパスワードの値を暗号化した値が設定される。
【0283】
本文1707は、チェックイン依頼メール1701のメッセージ本文であり、文書ID1708、文書名1709、入稿依頼ユーザ1710、承認設定1711などから構成される。また、本文1707に対して、例えば、文書情報として、文書が保存されているフォルダのパス、文書のサイズ、文書の最終更新日時、文書のアクセス権表示などを追加することができる。
【0284】
文書ID1708は、チェックインを行う文書の文書IDが設定される。
【0285】
文書名1709は、チェックインを行う文書の文書名が設定される。
【0286】
入稿依頼ユーザ1710は、チェックインを依頼するユーザ、すなわち、入稿依頼ユーザのユーザ名が設定される。
【0287】
承認設定1711は、文書チェックイン時の承認設定、すなわち、入稿ユーザがチェックインを行うために文書データをアップロードした後、入稿依頼ユーザがアップロードされた文書データの確認を行う承認処理を行うか否かが設定される。
【0288】
文書データ1712は、チェックアウトされた文書の文書データが設定される。入稿ユーザは、この文書データ1712を取得して編集を行い、チェックインを行う。
【0289】
<チェックインメールを示す図>
次に、チェックインメール1801について図18を参照しながら説明する。チェックインメール1801は、図18に示すように、日付ヘッダ1802、差出メールアドレスヘッダ1803、宛先メールアドレスヘッダ1804、タイトルヘッダ1805、ワンタイムパスワードヘッダ1806、本文1807、文書データ1808などから構成される。チェックインメール1801は、ユーザがクライアント115に対して、前記チェックイン依頼メール1701に対する返信を指示し、文書管理サーバ101に対して、チェックインする文書データをアップロードし、クライアント115から文書管理サーバ101に対して文書データのチェックインを依頼するための、チェックインメールである。
【0290】
日付ヘッダ1802は、クライアント115からチェックインメール1801が送信された日付が設定される。
【0291】
差出メールアドレスヘッダ1803は、チェックインメール1801の差出ユーザのメールアドレス、すなわち、入稿ユーザのメールアドレスが設定される。
【0292】
宛先メールアドレスヘッダ1804は、チェックインメール1801の宛先ユーザのメールアドレス、すなわち、文書管理サーバ101のメールアドレスの値が設定される。
【0293】
タイトルヘッダ1805は、チェックインメール1801のタイトル、すなわち、前記チェックイン依頼メール1701の返信である旨のタイトルが設定される。
【0294】
ワンタイムパスワードヘッダ1806は、チェックインメール1801のワンタイムパスワード、すなわち、前記チェックイン依頼メール1701のワンタイムパスワードヘッダ1706と同じ値が設定される。
【0295】
本文1807は、チェックインメール1801のメッセージ本文である。すなわち、前記チェックイン依頼メール1701の返信である旨のタイトルが設定される。
【0296】
文書データ1708は、チェックインする文書の文書データが設定される。入稿ユーザは、前記チェックイン依頼メール1701の文書データ1712から取得した文書データを編集した文書データが設定される。
【0297】
<承認依頼メールを示す図>
次に、承認依頼メール1901について図19を参照しながら説明する。チェックイン依頼メール1901は、図19に示すように、日付ヘッダ1902、差出メールアドレスヘッダ1903、宛先メールアドレスヘッダ1904、タイトルヘッダ1905、本文1906、文書ID1907、文書名1908、入稿ユーザ1909、承認設定1910、承認画面URL1911、文書データ1912などから構成される。承認依頼メール1901は、入稿ユーザがクライアント115に対して、前記チェックインメール1801の送信を指示し、文書管理サーバ101でチェックイン処理が完了した後で、入稿依頼ユーザに文書データの承認を依頼するための、承認依頼メールである。
【0298】
日付ヘッダ1902は、文書管理サーバ101から承認依頼メール1901が送信された日付が設定される。
【0299】
差出メールアドレスヘッダ1903は、承認依頼メール1901の差出ユーザのメールアドレス、すなわち、文書管理サーバ101のメールアドレスが設定される。
【0300】
宛先メールアドレスヘッダ1904は、承認依頼メール1901の宛先ユーザのメールアドレス、すなわち、入稿依頼ユーザのメールアドレスの値が設定される。
【0301】
タイトルヘッダ1905は、承認依頼メール1901のタイトル、すなわち、承認依頼メールである旨のタイトルが設定される。
【0302】
本文1906は、チェックイン依頼メール1901のメッセージ本文であり、文書ID1907、文書名1908、入稿依頼ユーザ1909、承認設定1910などから構成される。また、本文1906に対して、例えば、文書情報として、文書が保存されているフォルダのパス、文書のサイズ、文書の最終更新日時、文書のアクセス権表示などを追加することができる。
【0303】
文書ID1907は、承認を行う文書の文書IDが設定される。
【0304】
文書名1908は、承認を行う文書の文書名が設定される。
【0305】
入稿ユーザ1909は、承認を依頼するユーザ、すなわち、入稿依頼ユーザのユーザ名が設定される。
【0306】
承認設定1910は、文書チェックイン時の承認設定、すなわち、入稿ユーザがチェックインを行うために文書データをアップロードした後、入稿依頼ユーザがアップロードされた文書データの確認を行う承認処理を行うか否かが設定される。
【0307】
承認画面URL1911は、ユーザがクライアントに対して、チェックインの承認を行うための、後述の承認画面2001(図20に示す)の表示を文書管理サーバ101に依頼させるためのURLが設定される。
【0308】
文書データ1912は、チェックインされた文書の文書データが設定される。入稿依頼ユーザは、この文書データ1912を取得して確認を行い、承認を行う。
【0309】
<承認画面>
次に、承認画面2001について図20を参照しながら説明する。図20は、クライアント115に表示される承認画面の一例である。この画面の表示処理はCPU201の命令に基づいて表示部116により実行される。本画面上でのユーザによる入力操作には、キーボード211、マウス212などが用いられる。
【0310】
承認画面2001には、ユーザ名2002、ログアウトボタン2003、文書ID2004、文書名2005、入稿ユーザ2006、入稿時刻2007、文書サムネイル2008、参照ボタン2009、承認ボタン2010、却下ボタン2011などが表示される。また、承認画面2001に対して、例えば、ユーザ情報として、ユーザID表示、ユーザ連絡先表示や、文書情報として、文書パス表示、文書一覧表示、文書サイズ表示、文書アクセス権表示や、ヘルプボタン、キャンセルボタンなどを追加することができる。
【0311】
ユーザ名2002は、現在ログインしているユーザのユーザ名の表示である。本実施の形態においては、承認画面2001上にユーザ名2002が設けられているが、ユーザ名2002は必ずしも必要ではない。
【0312】
ログアウトボタン2003は、ユーザがクライアント115に対して、文書管理サーバ101へのログアウト要求を送信するよう指示するためのボタンである。ログアウトボタン2003が押下されると、統括処理部118から通信部119経由で文書管理サーバ101にログアウト要求が送信される。文書管理サーバ101でのログアウト処理が終了した後、ログアウト完了の旨が、通信部119経由で統括処理部118に送信される。そして、統括処理部118がログアウト完了の旨を受信すると、ログイン画面1201に移行する。
【0313】
文書ID2004は、承認処理を行う対象文書の文書IDの表示である。
【0314】
文書名2005は、承認処理を行う対象文書の文書名の表示である。
【0315】
入稿ユーザ2006は、承認処理を行う対象文書をアップロードした入稿ユーザのメールアドレスの表示である。
【0316】
入稿時刻2007は、承認処理を行う対象文書をアップロードした時刻の表示である。
【0317】
文書サムネイル2008は、承認処理を行う対象文書の内容を画像化した、イメージ画像表示である。本実施の形態においては、承認画面2001上に文書サムネイル2008が設けられているが、文書サムネイル2008は必ずしも必要ではない。
【0318】
参照ボタン2009は、ユーザがクライアント115に対して、承認処理を行う対象文書に対する、文書管理サーバ101への参照要求を送信するよう指示するためのボタンである。参照ボタン2009が押下されると、統括処理部118から通信部119経由で文書管理サーバ101に参照要求が送信される。文書管理サーバ101での参照処理が終了した後、処理結果が、通信部119経由で統括処理部118に送信される。そして、統括処理部118が処理結果を受信すると、処理結果が文書データの場合は、表示部116に承認画面2001上に文書データを表示するよう依頼する。表示部116は、承認処理を行う対象文書の内容を、承認画面2001上に表示する。
【0319】
承認ボタン2010は、ユーザがクライアント115に対して、承認処理を行う対象文書に対する、文書管理サーバ101への承認要求を送信するよう指示するためのボタンである。承認ボタン2010が押下されると、統括処理部118から通信部119経由で文書管理サーバ101に承認要求が送信される。文書管理サーバ101での承認処理が終了した後、処理結果が、通信部119経由で統括処理部118に送信される。そして、統括処理部118が処理結果を受信すると、処理結果が承認完了の場合は、表示部116に承認画面2001上に承認完了を表示するよう依頼する。表示部116は、依頼された内容を、承認画面2001上に表示する。
【0320】
却下ボタン2011は、ユーザがクライアント115に対して、却下処理を行う対象文書に対する、文書管理サーバ101への却下要求を送信するよう指示するためのボタンである。却下ボタン2011が押下されると、統括処理部118から通信部119経由で文書管理サーバ101に却下要求が送信される。文書管理サーバ101での却下処理が終了した後、処理結果が、通信部119経由で統括処理部118に送信される。そして、統括処理部118が処理結果を受信すると、処理結果が却下完了の場合は、表示部116に承認画面2001上に却下完了を表示するよう依頼する。表示部116は、依頼された内容を、承認画面2001上に表示する。
【図面の簡単な説明】
【0321】
【図1】本発明の一実施形態に係る文書管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の文書管理サーバ101、メールサーバ113、クライアント115、および、メールサーバ120の構成を示すブロック図である。
【図3】ユーザ情報、文書情報、文書バージョン情報、および、ワンタイムパスワード情報を示す図である。
【図4】クライアント115において、入稿依頼ユーザが文書に対してワンタイムパスワードを設定する処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】文書管理サーバ101において、入稿依頼ユーザからの要求に応じて文書に対するワンタイムパスワードを設定する処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】クライアント115において、入稿依頼ユーザが文書に対してチェックアウトを行う処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】文書管理サーバ101において、入稿依頼ユーザからの要求に応じて文書に対してチェックアウトを行う処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】クライアント115において、入稿ユーザが文書に対してアップロードを行う処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】文書管理サーバ101において、入稿ユーザからの要求に応じて文書に対してアップロードの受付を行う処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】クライアント115において、入稿依頼ユーザが文書に対してチェックインの承認を行う処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】文書管理サーバ101において、入稿依頼ユーザからの要求に応じて文書に対してチェックインの承認の受付を行う処理の手順を示すフローチャートである。
【図12】クライアント115に表示される、ログイン画面の一例を示す図である。
【図13】クライアント115に表示される、文書選択画面の一例を示す図である。
【図14】クライアント115に表示される、新規文書登録画面の一例を示す図である。
【図15】クライアント115に表示される、ワンタイムパスワード設定画面の一例を示す図である。
【図16】クライアント115に表示される、文書のチェックアウト画面の一例を示す図である。
【図17】クライアント115に表示される、チェックイン依頼メールの一例を示す図である。
【図18】クライアント115に表示される、チェックインメールの一例を示す図である。
【図19】クライアント115に表示される、承認依頼メールの一例を示す図である。
【図20】クライアント115に表示される、承認画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
【0322】
101 文書管理サーバ
102 ユーザ情報記憶部
103 文書情報記憶部
104 文書バージョン情報記憶部
105 ワンタイムパスワード情報記憶部
106 ユーザ情報管理部
107 文書情報管理部
108 文書バージョン情報管理部
109 ワンタイムパスワード情報管理部
110 メール処理部
111 要求処理部
112 通信部
113 メールサーバ
114 通信部
115 クライアント
116 表示部
117 メール処理部
118 統括処理部
119 通信部
120 メールサーバ
121 通信部
122 ネットワーク
200 入出力バス
201 CPU
202 ランダムアクセスメモリ(RAM)
203 リードオンリーメモリ(ROM)
204 外部入出力装置(FDD)
205 ネットワークインターフェース(NETIF)
206 ネットワーク接続装置(モデム)
207 ローカルネットワーク(LAN)
208 ビデオRAM(VRAM)
209 表示装置(CRT)
210 コントローラ(KBC)
211 キーボード(KB)
212 ポインティングデバイス(マウス)
213 ハードディスクドライブ(HDD)
214 外部入出力制御装置(IOC)
215 印刷装置(PRT)
216 読み取り装置(スキャナ)
301 ユーザ情報
302 ユーザID
303 ユーザ名
304 パスワード
305 メールアドレス
306 文書情報
307 文書ID
308 文書名
309 文書論理パス
310 読出ユーザ
311 書込ユーザ
312 チェックアウトフラグ
313 入稿依頼ユーザ
314 入稿ユーザ
315 承認フラグ
316 文書バージョン情報
317 文書ID
318 文書バージョンID
319 文書物理パス
320 入稿依頼ユーザ
321 入稿ユーザ
322 ワンタイムパスワード情報
323 文書ID
324 ワンタイムパスワード
1201 ログイン画面
1202 ユーザID入力ボックス
1203 パスワード入力ボックス
1204 OKボタン
1301 文書選択画面
1302 ユーザ名
1303 ログアウトボタン
1304 文書一覧
1305 フォルダ
1306 文書
1307 文書名
1308 文書サムネイル
1309 参照ボタン
1310 削除ボタン
1311 ワンタイムパスワード設定ボタン
1312 チェックアウトボタン
1313 新規文書登録ボタン
1401 新規文書登録画面
1402 パス
1403 文書名入力ボックス
1404 OKボタン
1501 ワンタイムパスワード設定画面
1502 ワンタイムパスワード入力ボックス
1503 確認用のワンタイムパスワード入力ボックス
1504 OKボタン
1601 文書のチェックアウト画面
1602 入稿ユーザのメールアドレス入力ボックス
1603 承認必要ラジオボタン
1604 承認不要ラジオボタン
1605 OKボタン
1701 チェックイン依頼メール
1702 日付ヘッダ
1703 差出メールアドレスヘッダ
1704 宛先メールアドレスヘッダ
1705 タイトルヘッダ
1706 ワンタイムパスワードヘッダ
1707 本文
1708 文書ID
1709 文書名
1710 入稿依頼ユーザ
1711 承認設定
1712 文書データ
1801 チェックインメール
1802 日付ヘッダ
1803 差出メールアドレスヘッダ
1804 宛先メールアドレスヘッダ
1805 タイトルヘッダ
1806 ワンタイムパスワードヘッダ
1807 本文
1808 文書データ
1901 承認依頼メール
1902 日付ヘッダ
1903 差出メールアドレスヘッダ
1904 宛先メールアドレスヘッダ
1905 タイトルヘッダ
1906 本文
1907 文書ID
1908 文書名
1909 入稿ユーザ
1910 承認設定
1911 承認画面URL
1912 文書データ
2001 承認画面
2002 ユーザ名
2003 ログアウトボタン
2004 文書ID
2005 文書名
2006 入稿ユーザ
2007 入稿時刻
2008 文書サムネイル
2009 参照ボタン
2010 承認ボタン
2011 却下ボタン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバ装置およびクライアント装置がネットワークを介して通信可能に接続され、前記サーバ装置が前記クライアント装置からの、ワンタイムパスワード付きメールによる文書入稿要求を受け付けるネットワーク文書管理システムであって、
前記サーバ装置は、前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報を管理するためのユーザ情報を管理するユーザ情報管理手段と、
前記文書を特定するための情報と、前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報と、前記文書を入稿するユーザのメールアドレス情報とを管理するための文書情報を管理する文書情報管理手段と、
前記文書に設定される前記ワンタイムパスワードを管理するためのワンタイムパスワード情報を管理するためのワンタイムパスワード情報管理手段と、
前記入稿メールを解析して得られた前記ワンタイムパスワードについて、前記文書情報管理手段により管理されている文書情報と、前記ワンタイムパスワード情報管理手段により管理されているワンタイムパスワードから検証を行う、ワンタイムパスワード検証手段と、
前記クライアント装置からの入稿依頼要求を受信して、メモリに書き込む、入稿依頼要求受信手段と、
前記クライアント装置に対して、入稿依頼通知を送信する、入稿依頼通知送信手段と、
前記クライアント装置からのワンタイムパスワード付きメールを受信してメモリに書き込む、入稿メール受信手段と、
前記受信したワンタイムパスワード付きメールを解析し、ワンタイムパスワードを取得する、入稿メール解析手段と、
前記クライアント装置に対して、承認依頼通知を行う承認依頼通知送信手段と、
前記クライアント装置からの承認要求を受信してメモリに書き込む、承認要求受信手段と、
前記クライアント装置からの却下要求を受信してメモリに書き込む、却下要求受信手段と、
前記承認要求受信手段が、承認要求を受信した際に、前記ワンタイムパスワード付きメールに添付されている文書を入稿する文書入稿手段と、を有し、
前記クライアント装置は、前記サーバ装置に対して、入稿依頼要求を送信する、入稿依頼要求送信手段と、
前記サーバ装置からの入稿依頼通知を受信してメモリに書き込む、入稿依頼通知受信手段と、
前記サーバ装置に対して、ワンタイムパスワード付きメールを送信する、入稿メール送信手段と、
前記サーバ装置に対して、承認依頼通知を受信する承認依頼通知受信手段と、
前記サーバ装置に対して、承認要求を送信する承認要求送信手段と、
前記サーバ装置に対して、却下要求を送信する却下要求送信手段と、を有することを
特徴とするネットワーク文書管理システム。
【請求項2】
前記サーバ装置は、前記文書情報管理手段で管理している前記文書のバージョンを特定するための情報を管理するための文書バージョン情報を管理する文書バージョン情報管理手段と、を有し、
前記文書入稿手段は、文書を入稿する際に、前記文書バージョン情報を追加することを
特徴とする請求項1のネットワーク文書管理システム。
【請求項3】
前記入稿依頼要求受信手段は、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を受信し、
前記文書情報管理手段は、前記入稿依頼要求受信手段で受信した承認設定情報を管理し、
前記承認依頼通知手段は、前記文書情報管理手段で管理している承認設定情報が承認を行う設定である場合にのみ、承認依頼通知を行い、
前記入稿依頼要求送信手段は、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を送信することを
特徴とする請求項1のネットワーク文書管理システム。
【請求項4】
前記ユーザ情報管理手段は、前記入稿依頼ユーザのメールアドレス情報を管理し、
前記承認依頼通知送信手段は、承認依頼通知の送信を、前記ユーザ情報管理手段で管理されている入稿依頼ユーザのメールアドレス宛の入稿依頼メールの送信によって行い、
前記承認依頼通知受信手段は、承認依頼通知の受信を、入稿依頼メールの受信によって行うことを
特徴とする請求項1のネットワーク文書管理システム。
【請求項5】
クライアント装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記クライアント装置からの、ワンタイムパスワード付きメールによる文書入稿要求を受け付ける情報処理装置であって、
前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報を管理するためのユーザ情報を管理するユーザ情報管理手段と、
前記文書を特定するための情報と、前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報と、前記文書を入稿するユーザのメールアドレス情報とを管理するための文書情報を管理する文書情報管理手段と、
前記文書に設定される前記ワンタイムパスワードを管理するためのワンタイムパスワード情報を管理するためのワンタイムパスワード情報管理手段と、
前記入稿メールを解析して得られた前記ワンタイムパスワードについて、前記文書情報管理手段により管理されている文書情報と、前記ワンタイムパスワード情報管理手段により管理されているワンタイムパスワードから検証を行う、ワンタイムパスワード検証手段と、
前記クライアント装置からの入稿依頼要求を受信して、メモリに書き込む、入稿依頼要求受信手段と、
前記クライアント装置に対して、入稿依頼通知を送信する、入稿依頼通知送信手段と、
前記クライアント装置からのワンタイムパスワード付きメールを受信してメモリに書き込む、入稿メール受信手段と、
前記受信したワンタイムパスワード付きメールを解析し、ワンタイムパスワードを取得する、入稿メール解析手段と、
前記クライアント装置に対して、承認依頼通知を行う承認依頼通知送信手段と、
前記クライアント装置からの承認要求を受信してメモリに書き込む、承認要求受信手段と、
前記クライアント装置からの却下要求を受信してメモリに書き込む、却下要求受信手段と、
前記承認要求受信手段が、承認要求を受信した際に、前記ワンタイムパスワード付きメールに添付されている文書を入稿する文書入稿手段と、を有することを
特徴とする情報処理装置。
【請求項6】
サーバ装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記サーバ装置に対して、ワンタイムパスワード付きメールによる文書入稿要求を送信する情報処理装置であって、
前記サーバ装置に対して、入稿依頼要求を送信する、入稿依頼要求送信手段と、
前記サーバ装置からの入稿依頼通知を受信してメモリに書き込む、入稿依頼通知受信手段と、
前記サーバ装置に対して、ワンタイムパスワード付きメールを送信する、入稿メール送信手段と、
前記サーバ装置に対して、承認依頼通知を受信する承認依頼通知受信手段と、
前記サーバ装置に対して、承認要求を送信する承認要求送信手段と、
前記サーバ装置に対して、却下要求を送信する却下要求送信手段と、を有することを
特徴とする情報処理装置。
【請求項7】
前記文書情報管理手段で管理している前記文書のバージョンを特定するための情報を管理するための文書バージョン情報を管理する文書バージョン情報管理手段と、を有し、
前記文書入稿手段は、文書を入稿する際に、前記文書バージョン情報を追加することを
特徴とする請求項5の情報処理装置。
【請求項8】
前記入稿依頼要求受信手段は、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を受信し、
前記文書情報管理手段は、前記入稿依頼要求受信手段で受信した承認設定情報を管理し、
前記承認依頼通知手段は、前記文書情報管理手段で管理している承認設定情報が承認を行う設定である場合にのみ、承認依頼通知を行うことを
特徴とする請求項5の情報処理装置。
【請求項9】
前記入稿依頼要求送信手段は、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を送信することを
特徴とする請求項6の情報処理装置。
【請求項10】
前記ユーザ情報管理手段は、前記入稿依頼ユーザのメールアドレス情報を管理し、
前記承認依頼通知送信手段は、承認依頼通知の送信を、前記ユーザ情報管理手段で管理されている入稿依頼ユーザのメールアドレス宛の入稿依頼メールの送信によって行うことを
特徴とする請求項5の情報処理装置。
【請求項11】
前記承認依頼通知受信手段は、承認依頼通知の受信を、入稿依頼メールの受信によって行うことを
特徴とする請求項6の情報処理装置。
【請求項12】
サーバ装置およびクライアント装置がネットワークを介して通信可能に接続され、前記サーバ装置が前記クライアント装置からの、ワンタイムパスワード付きメールによる文書入稿要求を受け付けるネットワーク文書管理方法であって、
前記サーバ装置は、前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報を管理するためのユーザ情報を管理するユーザ情報管理工程と、
前記文書を特定するための情報と、前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報と、前記文書を入稿するユーザのメールアドレス情報とを管理するための文書情報を管理する文書情報管理工程と、
前記文書に設定される前記ワンタイムパスワードを管理するためのワンタイムパスワード情報を管理するためのワンタイムパスワード情報管理工程と、
前記入稿メールを解析して得られた前記ワンタイムパスワードについて、前記文書情報管理工程により管理されている文書情報と、前記ワンタイムパスワード情報管理工程により管理されているワンタイムパスワードから検証を行う、ワンタイムパスワード検証工程と、
前記クライアント装置からの入稿依頼要求を受信して、メモリに書き込む、入稿依頼要求受信工程と、
前記クライアント装置に対して、入稿依頼通知を送信する、入稿依頼通知送信工程と、
前記クライアント装置からのワンタイムパスワード付きメールを受信してメモリに書き込む、入稿メール受信工程と、
前記受信したワンタイムパスワード付きメールを解析し、ワンタイムパスワードを取得する、入稿メール解析工程と、
前記クライアント装置に対して、承認依頼通知を行う承認依頼通知送信工程と、
前記クライアント装置からの承認要求を受信してメモリに書き込む、承認要求受信工程と、
前記クライアント装置からの却下要求を受信してメモリに書き込む、却下要求受信工程と、
前記承認要求受信工程が、承認要求を受信した際に、前記ワンタイムパスワード付きメールに添付されている文書を入稿する文書入稿工程と、を有し、
前記クライアント装置は、前記サーバ装置に対して、入稿依頼要求を送信する、入稿依頼要求送信工程と、
前記サーバ装置からの入稿依頼通知を受信してメモリに書き込む、入稿依頼通知受信工程と、
前記サーバ装置に対して、ワンタイムパスワード付きメールを送信する、入稿メール送信工程と、
前記サーバ装置に対して、承認依頼通知を受信する承認依頼通知受信工程と、
前記サーバ装置に対して、承認要求を送信する承認要求送信工程と、
前記サーバ装置に対して、却下要求を送信する却下要求送信工程と、を有することを
特徴とするネットワーク文書管理方法。
【請求項13】
前記サーバ装置は、前記文書情報管理工程で管理している前記文書のバージョンを特定するための情報を管理するための文書バージョン情報を管理する文書バージョン情報管理工程と、を有し、
前記文書入稿工程は、文書を入稿する際に、前記文書バージョン情報を追加することを
特徴とする請求項12のネットワーク文書管理方法。
【請求項14】
前記入稿依頼要求受信工程は、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を受信し、
前記文書情報管理工程は、前記入稿依頼要求受信工程で受信した承認設定情報を管理し、
前記承認依頼通知工程は、前記文書情報管理工程で管理している承認設定情報が承認を行う設定である場合にのみ、承認依頼通知を行い、
前記入稿依頼要求送信工程は、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を送信することを
特徴とする請求項12のネットワーク文書管理方法。
【請求項15】
前記ユーザ情報管理工程は、前記入稿依頼ユーザのメールアドレス情報を管理し、
前記承認依頼通知送信工程は、承認依頼通知の送信を、前記ユーザ情報管理工程で管理されている入稿依頼ユーザのメールアドレス宛の入稿依頼メールの送信によって行い、
前記承認依頼通知受信工程は、承認依頼通知の受信を、入稿依頼メールの受信によって行うことを
特徴とする請求項12のネットワーク文書管理方法。
【請求項16】
クライアント装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記クライアント装置からの、ワンタイムパスワード付きメールによる文書入稿要求を受け付けるプログラムであって、
前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報を管理するためのユーザ情報を管理するユーザ情報管理モジュールと、
前記文書を特定するための情報と、前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報と、前記文書を入稿するユーザのメールアドレス情報とを管理するための文書情報を管理する文書情報管理モジュールと、
前記文書に設定される前記ワンタイムパスワードを管理するためのワンタイムパスワード情報を管理するためのワンタイムパスワード情報管理モジュールと、
前記入稿メールを解析して得られた前記ワンタイムパスワードについて、前記文書情報管理モジュールにより管理されている文書情報と、前記ワンタイムパスワード情報管理モジュールにより管理されているワンタイムパスワードから検証を行う、ワンタイムパスワード検証モジュールと、
前記クライアント装置からの入稿依頼要求を受信して、メモリに書き込む、入稿依頼要求受信モジュールと、
前記クライアント装置に対して、入稿依頼通知を送信する、入稿依頼通知送信モジュールと、
前記クライアント装置からのワンタイムパスワード付きメールを受信してメモリに書き込む、入稿メール受信モジュールと、
前記受信したワンタイムパスワード付きメールを解析し、ワンタイムパスワードを取得する、入稿メール解析モジュールと、
前記クライアント装置に対して、承認依頼通知を行う承認依頼通知送信モジュールと、
前記クライアント装置からの承認要求を受信してメモリに書き込む、承認要求受信モジュールと、
前記クライアント装置からの却下要求を受信してメモリに書き込む、却下要求受信モジュールと、
前記承認要求受信モジュールが、承認要求を受信した際に、前記ワンタイムパスワード付きメールに添付されている文書を入稿する文書入稿モジュールと、を有することを
特徴とするプログラム。
【請求項17】
サーバ装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記サーバ装置に対して、ワンタイムパスワード付きメールによる文書入稿要求を送信するプログラムであって、
前記サーバ装置に対して、入稿依頼要求を送信する、入稿依頼要求送信モジュールと、
前記サーバ装置からの入稿依頼通知を受信してメモリに書き込む、入稿依頼通知受信モジュールと、
前記サーバ装置に対して、ワンタイムパスワード付きメールを送信する、入稿メール送信モジュールと、
前記サーバ装置に対して、承認依頼通知を受信する承認依頼通知受信モジュールと、
前記サーバ装置に対して、承認要求を送信する承認要求送信モジュールと、
前記サーバ装置に対して、却下要求を送信する却下要求送信モジュールと、を有することを
特徴とするプログラム。
【請求項18】
前記文書情報管理モジュールで管理している前記文書のバージョンを特定するための情報を管理するための文書バージョン情報を管理する文書バージョン情報管理モジュールと、を有し、
前記文書入稿モジュールは、文書を入稿する際に、前記文書バージョン情報を追加することを
特徴とする請求項16のプログラム。
【請求項19】
前記入稿依頼要求受信モジュールは、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を受信し、
前記文書情報管理モジュールは、前記入稿依頼要求受信モジュールで受信した承認設定情報を管理し、
前記承認依頼通知モジュールは、前記文書情報管理モジュールで管理している承認設定情報が承認を行う設定である場合にのみ、承認依頼通知を行うことを
特徴とする請求項16のプログラム。
【請求項20】
前記入稿依頼要求送信モジュールは、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を送信することを
特徴とする請求項17のプログラム。
【請求項21】
前記ユーザ情報管理モジュールは、前記入稿依頼ユーザのメールアドレス情報を管理し、
前記承認依頼通知送信モジュールは、承認依頼通知の送信を、前記ユーザ情報管理モジュールで管理されている入稿依頼ユーザのメールアドレス宛の入稿依頼メールの送信によって行うことを
特徴とする請求項16のプログラム。
【請求項22】
前記承認依頼通知受信モジュールは、承認依頼通知の受信を、入稿依頼メールの受信によって行うことを
特徴とする請求項17のプログラム。
【請求項23】
クライアント装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記クライアント装置からの、ワンタイムパスワード付きメールによる文書入稿要求を受け付けるプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体であって、
前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報を管理するためのユーザ情報を管理するユーザ情報管理モジュールと、
前記文書を特定するための情報と、前記文書を入稿依頼するユーザを特定するための情報と、前記文書を入稿するユーザのメールアドレス情報とを管理するための文書情報を管理する文書情報管理モジュールと、
前記文書に設定される前記ワンタイムパスワードを管理するためのワンタイムパスワード情報を管理するためのワンタイムパスワード情報管理モジュールと、
前記入稿メールを解析して得られた前記ワンタイムパスワードについて、前記文書情報管理モジュールにより管理されている文書情報と、前記ワンタイムパスワード情報管理モジュールにより管理されているワンタイムパスワードから検証を行う、ワンタイムパスワード検証モジュールと、
前記クライアント装置からの入稿依頼要求を受信して、メモリに書き込む、入稿依頼要求受信モジュールと、
前記クライアント装置に対して、入稿依頼通知を送信する、入稿依頼通知送信モジュールと、
前記クライアント装置からのワンタイムパスワード付きメールを受信してメモリに書き込む、入稿メール受信モジュールと、
前記受信したワンタイムパスワード付きメールを解析し、ワンタイムパスワードを取得する、入稿メール解析モジュールと、
前記クライアント装置に対して、承認依頼通知を行う承認依頼通知送信モジュールと、
前記クライアント装置からの承認要求を受信してメモリに書き込む、承認要求受信モジュールと、
前記クライアント装置からの却下要求を受信してメモリに書き込む、却下要求受信モジュールと、
前記承認要求受信モジュールが、承認要求を受信した際に、前記ワンタイムパスワード付きメールに添付されている文書を入稿する文書入稿モジュールと、を有することを
特徴とするプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
【請求項24】
サーバ装置とネットワークを介して通信可能に接続され、前記サーバ装置に対して、ワンタイムパスワード付きメールによる文書入稿要求を送信するプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体であって、
前記サーバ装置に対して、入稿依頼要求を送信する、入稿依頼要求送信モジュールと、
前記サーバ装置からの入稿依頼通知を受信してメモリに書き込む、入稿依頼通知受信モジュールと、
前記サーバ装置に対して、ワンタイムパスワード付きメールを送信する、入稿メール送信モジュールと、
前記サーバ装置に対して、承認依頼通知を受信する承認依頼通知受信モジュールと、
前記サーバ装置に対して、承認要求を送信する承認要求送信モジュールと、
前記サーバ装置に対して、却下要求を送信する却下要求送信モジュールと、を有することを
特徴とするプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
【請求項25】
前記文書情報管理モジュールで管理している前記文書のバージョンを特定するための情報を管理するための文書バージョン情報を管理する文書バージョン情報管理モジュールと、を有し、
前記文書入稿モジュールは、文書を入稿する際に、前記文書バージョン情報を追加することを
特徴とする請求項23のプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
【請求項26】
前記入稿依頼要求受信モジュールは、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を受信し、
前記文書情報管理モジュールは、前記入稿依頼要求受信モジュールで受信した承認設定情報を管理し、
前記承認依頼通知モジュールは、前記文書情報管理モジュールで管理している承認設定情報が承認を行う設定である場合にのみ、承認依頼通知を行うことを
特徴とする請求項23のプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
【請求項27】
前記入稿依頼要求送信モジュールは、前記入稿依頼ユーザからの承認処理を行うか否かの承認設定情報を送信することを
特徴とする請求項24のプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
【請求項28】
前記ユーザ情報管理モジュールは、前記入稿依頼ユーザのメールアドレス情報を管理し、
前記承認依頼通知送信モジュールは、承認依頼通知の送信を、前記ユーザ情報管理モジュールで管理されている入稿依頼ユーザのメールアドレス宛の入稿依頼メールの送信によって行うことを
特徴とする請求項23のプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。
【請求項29】
前記承認依頼通知受信モジュールは、承認依頼通知の受信を、入稿依頼メールの受信によって行うことを
特徴とする請求項24のプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2009−26067(P2009−26067A)
【公開日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−188568(P2007−188568)
【出願日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】