説明

文書編集装置

【課題】互いに関連のあるファイルを参照する場合において、ユーザが参照し易いユーザインターフェースを有する編集画面を備えた文書編集装置の提供を目的とする。
【解決手段】文書編集装置1のエディタ表示画面5Bにおいて、関連項目で関連付けられた複数の例えばファイル12、13、14をテンプレート11の所定の場所に表示し、表示された例えばファイル12から関連項目を指定することにより、ファイル13、14の関連項目の記述を同時に並べて参照することができると共に、例えばファイル12をスクロールして関連項目の記述を読み進んでも次の関連項目が来るまでは、ファイル13、14もそれまでの関連項目の記述を表示して常に関連項目を参照することができるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、文書編集装置に関し、特に関連項目によって関連付けられた複数のファイルを関連項目に基づいて表示画面に表示する文書編集装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、文書編集装置において、1つの文字列ファイルに付随する図形ファイル、画像ファイル、表ファイルの表示方法について様々な技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、表示制御手段はテキストと図表を表示画面の別々に設定された第1と第2の表示領域にそれぞれ表示する。第2の表示領域に表示する図表を第1の表示領域に表示するテキスト中で参照する図表に合わせるように表示指令を変更する連動表示手段を設ける。これにより、第1の表示領域に表示中のテキストの中において、図表を参照している記述と参照図表とを関連付けるための参照符号の記述がない場合には、図表を表示する第2の表示領域は非表示となり、スクロールにより図表を参照している記述と参照図表とを関連付けるための参照符号が現れると、その参照符号に対応する図表が連動して第2の表示領域に表示される。そして、スクロールにより参照符号が第1の表示領域から消失すると、これに連動して図表が非表示になる。また、第2の表示領域に図表が表示されていない状態から、図表が新たに表示されると、その図表を参照しているテキストの記述部、すなわちその図表に対応する参照符号がテキストを表示する第1の表示領域の中央に現れるように表示テキストがスクロールされる技術が開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開平7−64997号公報(段落0024、0025、図10、図12)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1に記載される技術においては、スクロールによって図表を参照している記述とその参照図表とを関連付けるための参照符号が第1の表示領域に現れている間だけ、その参照符号に対応する参照図表が連動して第2の表示領域に表示されているだけなので、参照符号が第1の表示領域から外れた時、まだ参照図表の説明をしているのにもかかわらずその参照図表が非表示になり、その参照図表をもう一度見るためにはスクロールをし直さなければならないという問題が発生する。また、第2の表示領域に参照図表の表示を指示すると、その参照図表を参照しているテキストの記述部、すなわち参照図表に対応する参照符号が第1の表示領域の中央に現れるので、その参照図表を参照しているテキストの記述部が実際に何処から始まるのかをスクロールして探さなければならないという問題もある。また、テキストの記述部が主であり参照図表が従であるので、第2の表示領域に参照図表の表示を指示することによって、第1の表示領域にそのテキストの記述部を表示することはできるが参照図表には他の参照符号がないので、参照図表の中の項目において、その項目の記述がテキストの記述部にあっても第1の表示領域にそのテキストの記述部を直接表示することはできない。そのために、その項目の記述が実際にテキストの記述部の何処から始まるのかをスクロールして探さなければならないという問題もある。さらに、複数のテキストの記述を相互に参照したい場合の対処はなされていない。
【0005】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、文書編集装置の編集画面において、関連項目で関連付けられた複数のファイルを所定の場所に表示し、表示されたどのファイルからでも関連項目を指定することにより、他の複数のファイルの関連項目の記述を同時に並べて参照することができると共に、1つのファイルをスクロールして関連項目の記述を読み進んでも次の関連項目が来るまでは、他の複数のファイルもそれまでの関連項目の記述を表示して常に関連項目を参照することができるようにすることにより、互いに関連のあるファイルを参照する場合において、ユーザが参照し易いユーザインターフェースを有する編集画面を備えた文書編集装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するため請求項1に係る文書編集装置は、文字、記号、図形、写真データ等を入力する入力手段と、前記入力手段によって文字、記号、図形、写真データ等が入力されたファイルと、前記ファイルを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から前記ファイルを少なくとも2つを選択するファイル選択手段と、前記ファイル選択手段によって選択されたファイルを表示する表示手段と、前記表示手段によって表示されたファイルを関連付けるための関連項目と、前記関連項目を選択する関連項目選択手段と、前記関連項目選択手段によって選択された関連項目により、前記表示手段によって表示されたそれぞれのファイルから前記関連項目を取得する関連項目取得手段と、前記表示手段によって表示されたそれぞれのファイルを、前記関連項目取得手段により取得された関連項目によって関連付ける関連付手段と、前記関連付手段により前記表示手段に表示されているファイルが関連付けられたとき、前記それぞれのファイルに対して関連項目に関連した表示画面を表示させるように制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に係る文書編集装置は、請求項1に記載の文書編集装置において、前記関連項目は文字列であることを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に係る文書編集装置は、請求項1に記載の文書編集装置において、前記関連項目は日付であることを特徴とする。
【0009】
また、請求項4に係る文書編集装置は、請求項2又は請求項3に記載の文書編集装置において、前記関連項目は符号によって特定されることを特徴とする。
【0010】
また、請求項5に係る文書編集装置は、請求項2又は請求項3に記載の文書編集装置において、前記関連項目は表欄の所定の場所に表記されることを特徴とする。
【0011】
また、請求項6に係る文書編集装置は、請求項2又は請求項3に記載の文書編集装置において、前記関連項目はテンプレートの所定の場所に表記されることを特徴とする。
【0012】
また、請求項7に係る文書編集装置は、文字、記号、図形、写真データ等を入力する入力手段と、前記入力手段によって文字、記号、図形、写真データ等が入力されたファイルと、前記ファイルを記憶する記憶手段と、前記記憶手段から前記ファイルを少なくとも2つを選択するファイル選択手段と、前記ファイル選択手段によって選択されたファイルを表示する表示手段と、前記表示手段によって表示されたファイルを関連付けるためのあらかじめ設定された関連項目と、前記あらかじめ設定された関連項目によって、前記表示手段によって表示されたそれぞれのファイルより前記関連項目を取得する関連項目取得手段と、前記表示手段によって表示されたそれぞれのファイルを、前記関連項目取得手段により取得された関連項目によって関連付ける関連付手段と、前記関連付手段により前記表示手段に表示されているファイルが関連付けられたとき、前記それぞれのファイルに対して関連項目に関連した表示画面を表示させるように制御する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】
また、請求項8に係る文書編集装置は、請求項1乃至7の何れかに記載の文書編集装置において、前記表示制御手段によって前記表示手段に表示されたそれぞれのファイルの表示画面には通常のスクロール及び画像のファイル毎のスクロール画面上の表示を上下方向にスクロールさせるスクロール手段を備え、前記スクロール手段により前記関連項目を含む行が前記表示画面に対して上方に移動する場合には、前記関連項目を含む行が、前記表示画面の所定の位置に来たときに関連項目の取得が行われると共に、他のファイルにも取得された関連項目に関連する表示画面が表示され、さらに、前記スクロール手段により前記関連項目を含む行が前記表示画面に対して下方に移動する場合には、前記関連項目を含む行が、前記表示画面の所定の位置を通り過ぎたときに、通り過ぎた行より上にある関連項目に関連する表示画面が他のファイルに表示されるようにしたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項9に係る文書編集装置は、請求項8に記載の文書編集装置において、前記表示画面には、文字等を入力するためのカーソルを備え、前記所定の位置は、前記カーソルを含むカーソル行であることを特徴とする。
【0015】
また、請求項10に係る文書編集装置は、請求項1乃至7の何れかに記載の文書編集装置において、前記入力手段には前記カーソルを移動させるカーソル移動キーを備え、前記カーソル移動キーの操作により、前記カーソルを前記表示画面上に対して下方に移動させる場合には、前記関連項目を含む行にカーソルが来たときに関連項目の取得が行われ、他のファイルにも取得された関連項目に関連した表示画面が表示されると共に、前記カーソルを前記表示画面上に対して上方に移動させる場合には、前記関連項目が含まれる行をカーソルが通り過ぎたときに、通り過ぎた行より上にある関連項目に関連した表示画面が他のファイルに表示されるようにしたことを特徴とする。
【0016】
また、請求項11に係る文書編集装置は、請求項1乃至7の何れかに記載の文書編集装置において、前記入力手段にはマウスカーソルを移動させるマウスカーソル移動手段と、マウスカーソルの位置を確定するためのマウスカーソル位置確定手段とを備え、前記マウスカーソル移動手段の操作により、前記関連項目を含む行から次の関連項目を含む行の前までの領域にマウスカーソルを移動させ、前記マウスカーソル位置確定手段により、マウスカーソルの位置が確定した場合に関連項目の取得が行われると共に、他のファイルにも前記取得された関連項目に関連する表示画面が表示されるようにしたことを特徴とする。
【0017】
また、請求項12に係る文書編集装置は、請求項1乃至7の何れかに記載の文書編集装置において、前記表示制御手段によって前記表示手段に表示されたそれぞれのファイルの表示画面を同時にスクロールさせる上下のスクロール手段を備え、前記上下のスクロール手段の操作により前記関連項目を含む行及びそれに関連した他のファイルの表示画面の先頭がそれぞれの表示画面の先頭に表示されるようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
請求項1に記載の発明によれば、文書編集装置は、操作者が必要と思われる予めそれぞれのファイルを関連付ける関連項目を付設した文字、記号、図形、写真データ等をキーボード、マウス、イメージスキャナ、CDリード・ライター、フロッピーディスクドライブ等の入力手段によって入力し、文書編集装置に付随する表示装置の表示画面上において、それぞれのデータを個々のファイルに編集しながらまだファイルを関連付ける関連項目が付設されていないファイルには関連項目を付設する作業を行うことによって、一時的にはRAM、恒久的にはハードディスクの記憶手段に記憶させることができる。そして、表示画面上において、複数のファイルを同時に参照するために、ファイル選択手段により記憶手段から少なくとも2つ以上のファイルを選択し、表示画面に選択されたファイル数だけ表示できる。
【0019】
このように表示された1つのファイルから関連項目選択手段により関連項目を選択し、選択した関連項目に基づいて、表示手段によって表示されたそれぞれのファイルから関連項目取得手段によって関連項目を取得する。そして、関連付手段によって取得した関連項目が関連付けられると、それぞれのファイルに対して関連項目に関連した表示画面を表示させるように表示制御手段が制御する。これらの制御は、操作者に対して表示画面にガイダンスを表示して知らせるので、操作者はそのガイダンスに従って操作をすることにより、簡単に目的の複数のファイルを所定の位置に表示することができる。その後は、どれか1つのファイルから操作者が必要とする関連項目を取得すると、それぞれ他のファイルに対しても関連項目に関連した表示画面を表示させることができる。これにより操作者は、必要とする関連項目の記述、図表等を同時に閲覧することができる。そのため、複数のファイルを開いて、或いは印刷して1つ1つ必要とする記述を探すという無駄な労力と時間を無くすことができ、作業を効率的行うことができる。また、どれか1つのファイルを操作者が関連項目の記述をスクロールしながら閲覧して次々に頁がスクロールされたときでも、他のファイルは次の関連項目が取得されるまでその関連項目の記述を表示する。そのため、1つのファイルの関連項目の記述を閲覧するために、スクロールして次の頁に移ったとき、他のファイルの関連項目の記述が消えてしまい、消えた関連項目の記述を参照するために再度表示させるための作業の手間を無くすことができる。互いに関連のあるファイルを参照する場合において、このように、ユーザが参照し易いユーザインターフェースを有する編集画面にすることができる。
【0020】
また、請求項2に記載の発明によれば、関連項目は文字列であるので、請求項1に記載の効果に加え、関連項目の表現をファイルに付随する記述の内容を示唆できる文字列によって表現することにより、操作者が目的の記述を検索し易くすることができる。
【0021】
また、請求項3に記載の発明によれば関連項目は日付である。そのために、請求項1に記載の効果に加え、デジタルカメラの画像ファイル、業務日誌のファイル、経費のファイル、スケジュールのファイル等は、日付をベースとして管理されているので、ある日付の出来事を前述のファイルからそれぞれ参照する場合には関連項目を日付にすることによって、その日付のそれぞれの記述が効率的に表示画面に表示される。従って複数のファイルを個々に開いて1つ1つ必要とする記述を探すという無駄な作業をすること無しに目的の記述を簡単に参照することができる。
【0022】
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項2又は請求項3の効果に加え、関連項目は符号によって特定されるので、この特定符号によって、関連項目を明確にすることができ、操作者が検索する場合でもマークを目標に検索すればよいので関連項目の設定をし易くすることができる。
【0023】
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項2又は請求項3の効果に加え、関連項目は表欄の所定の場所に表記されるので、例えば、表ファイルの列Aの枠には関連項目の日付、列Bの枠には関連項目の文字列と決めておくことにより、操作者が関連項目を所定の枠に記入することによって、機械的に表ファイルから関連項目を特定でき、関連項目として設定することができる。
【0024】
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項1に記載の効果に加え、関連項目はテンプレート化されたファイルの所定の場所に表記されるので、例えば、テンプレートファイルの1番目の枠には関連項目の日付、2番目の枠には関連項目の文字列、その他の枠には本文と決めておくことにより、操作者が必要項目を所定の枠に記入することによって、機械的にテンプレートファイルから関連項目を特定でき、関連項目の設定ができる。
【0025】
また、請求項7に記載の発明によれば、表示手段によって表示されたファイルをあらかじめ設定された関連項目で関連付けるようにしているので、関連項目を設定する段階をスキップして表示画面の設定を簡略化することができる。
【0026】
また、請求項8に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の効果に加え、文書編集装置は、表示制御手段によって表示手段に表示されたそれぞれのファイルの表示画面には通常のスクロール及び画像のファイル毎のスクロール画面上の表示を上下方向にスクロールさせるスクロール手段を備え、スクロール手段により前記関連項目を含む行が表示画面に対して上方に移動する場合には、関連項目を含む行が、表示画面の所定の位置に来たときに関連項目の取得が行われると共に、他の表示されているファイルにも取得された関連項目に関連する表示画面が表示され、さらに、スクロール手段により前記関連項目を含む行が表示画面に対して下方に移動する場合には、関連項目を含む行が、表示画面の所定の位置を通り過ぎたときに、通り過ぎた行より上にある関連項目に関連する表示画面が他の表示されているファイルにも表示されるようにした。これにより、このスクロール手段の操作を行っているファイルの関連項目の記述の範囲が表示画面の所定の位置の上を往復している間は、他の表示されているファイルに対しても取得されている関連項目に関連する表示画面が消えることなく常に表示することができる。
【0027】
また、請求項9に記載の発明によれば、請求項8に記載の効果に加え、表示画面には、文字等を入力するためのカーソルを備え、所定の位置は、カーソルを含むカーソル行であるので、関連項目を含む行がカーソル行の位置に来たときに関連項目を容易に取得することができ、他の表示されているファイルに対しても取得された関連項目に関連する表示画面が表示される。
【0028】
また、請求項10に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項7のいずれかの効果に加え、入力手段にはカーソルを移動させるカーソル移動キーを備え、カーソル移動キーの操作により、カーソルを表示画面上に対して下方に移動させる場合には、関連項目を含む行にカーソルが来たときに関連項目の取得が行われ、他の表示されているファイルにも取得された関連項目に関連した表示画面が表示されると共に、カーソルを表示画面上に対して上方に移動させる場合には、関連項目が含まれる行をカーソルが通り過ぎたときに、通り過ぎた行より上にある関連項目に関連した表示画面が他の表示されているファイルに表示されるようにした。これにより、このカーソル移動キーの操作によってファイルの関連項目の記述の範囲をカーソルが往復している間は、他の表示されているファイルに対しても取得されている関連項目に関連する表示画面が消えることなく常に表示することができる。
【0029】
また、請求項11に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項7のいずれかの効果に加え、入力手段にはマウスカーソルを移動させるマウスカーソル移動手段と、マウスカーソルの位置を確定するためのマウスカーソル位置確定手段とを備え、マウスカーソル移動手段の操作により、関連項目を含む行から次の関連項目を含む行の前までの領域にマウスカーソルを移動させ、マウスカーソル位置確定手段によりマウスカーソルの位置が確定した場合に関連項目の取得が行われると共に、他の表示されているファイルにも取得された関連項目に関連する表示画面が表示されるようにしたので、操作者がファイルの記述を読みながらその場所にマウスカーソルを移動してマウスカーソルの位置を確定するとその確定した場所の関連項目の取得が行われると共に、他の表示されているファイルにも取得された関連項目に関連する表示画面が表示されるために操作者は参照したい記述を容易に取得することができる。
【0030】
そして、請求項12に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項7のいずれかの効果に加え、表示制御手段によって表示手段に表示されたそれぞれのファイルの表示画面を同時にスクロールさせる上下のスクロール手段を備え、前記上下のスクロール手段の操作により、主とするファイルの関連項目を含む行及びそれに関連した他のファイルの表示画面の先頭がそれぞれの表示画面の先頭に表示されるようにしたので、操作者は表示されている全てのファイルの関連項目を先頭から参照することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下、本発明に係る文書編集装置について、具体化した第1実施形態乃至第5実施形態に基づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0032】
先ず、第1実施形態について説明する。図1に基づいて第1実施形態に係る文書編集装置の概略構成を説明する。図1は、本第1実施形態に係る文書編集装置の概略外観斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る文書編集装置1は、パーソナルコンピュータ等から構成されるコンピュータ装置2と、コンピュータ装置2と信号ケーブルKを介して接続される印刷装置3とから構成されている。
また、コンピュータ装置2は、ホストコントローラ4、表示装置(例えば、CRT、LCD、プラズマディスプレイ等)5、後述のカーソル移動キー6Aを有するキーボード6、マウス7、イメージスキャナ8、及びCDリード・ライター(CD−R/W)9から構成されている。尚、マウス7は、ジョイスティックやトラックボール等に置き換えてもよい。また、CD−R/W9は、MO装置、DVD装置等に置き換えてもよい。
【0033】
次に、文書編集装置1を構成するコンピュータ装置2の回路構成について図2に基づいて説明する。図2は、文書編集装置を構成するコンピュータ装置の要部の回路構成を示す回路ブロック図である。
図2に示すように、コンピュータ装置2のホストコントローラ4は、CPU41、ROM42、RAM43、入出力インターフェース(I/F)44、通信用インターフェース(I/F)45、フロッピー(登録商標)ディスクコントローラ(FDC)46、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ(FDD)47、ハードディスクコントローラ(HDC)48、ハードディスクドライブ(HDD)49、表示装置コントローラ50、モデム51等を備えている。また、CPU41、ROM42、RAM43、入出力インターフェース(I/F)44、通信用インターフェース(I/F)45、及びモデム51は、バス線52により相互に接続されて、相互にデータのやり取りが行われる。また、入出力I/F44には、FDD47を駆動制御するFDC46を介してFDD47、HDD49を駆動制御するHDC48を介してHDD49、及び表示装置コントローラ50が接続されている。また、モデム51には通信回線53が接続されている。
【0034】
そして、ホストコントローラ4には、入出力I/F44を介して文字や記号等を入力するためのキーボード6、表示装置5の表示画面上の座標を入力するためのマウス7、図面から外形線データ等を取り込むためのイメージスキャナ8、及び印刷用データや印刷制御プログラム等をCD−R(不図示)に書き込み及び読み込むためのCD−R/W9が接続されている。また、ホストコントローラ4には、表示装置コントローラ50を介して後述のエディタ表示画面5B(図3等参照)を表示する表示装置5が接続されている。更に、ホストコントローラ4には、通信用I/F45と信号ケーブルKを介して印刷装置3が接続される。
【0035】
また、CPU41は、コンピュータ装置2全体を制御し、コンピュータ装置2の動作に関する全てのデータを管理する。また、ROM42には、一般のパーソナルコンピュータと同様に電源投入時にコンピュータ装置2を立ち上げてCPU41を起動させるための起動プログラム及び各種制御を行うための制御プログラムが格納されている。
【0036】
また、RAM43は、CPU41が種々の制御を実行する際に、各種データを一時的に記憶するメモリであり、表示装置5の画面5Aに表示される表示イメージを記憶する表示バッファ43A、印刷装置3に送信するための印刷データを作成する印刷データ記憶エリア43B、後述のエディタ表示画面5Bの編集データを記憶する編集データ記憶エリア43C、後述のエディタ表示画面5Bのテンプレートに開かれるファイルを記憶するオープンファイル記憶エリア43D、後述のエディタ表示画面5Bのテンプレートに開かれるファイルを関連付ける関連項目を記憶する関連項目記憶エリア43E、後述するエディタ表示画面5Bに表示されるテンプレートの種類を記憶するテンプレート種類記憶エリア43F、各種の設定値や変数等が記憶される作業用記憶エリア43Gが備わっている。
【0037】
また、通信用I/F45は、例えば、USB(Universal Serial Bus)インターフェース、セントロニクスインターフェース等から構成され、印刷装置3や外部の電子機器(例えば、コンピュータ、レーザプリンタ等)と双方向データ通信が可能になっている。
【0038】
また、HDD49に装着されるハードディスクには、MS−DOS(登録商標)やウィンドウズ(登録商標)システム等の各種オペレーティングシステム(OS)に加えて、印刷装置3や外部の電子機器に対してデータの送受信を行うための通信用プログラム、当該OSにて実行可能なワープロソフトや印刷用データ作成ソフト等の各種アプリケーションプログラムが必要に応じて格納されると共に、本発明に係る文書編集処理プログラムが記憶格納されている。また、CD−ROM56に格納されているお互いに関連付けられるファイルの数に応じて複数の枠が予め割り付けられた複数のテンプレート等が読み出されて、記憶される。
【0039】
FDD47に着脱自在に装着されるフロッピー(登録商標)ディスク(FD)55には、文書編集処理等にて得られた各種データが格納保存される。
【0040】
また、CD−R/W9に着脱自在に装着されるCD−ROM56には、お互いに関連付けられるファイルの数に応じて複数の枠が予め割り付けられた複数のテンプレート等が記録されて、文書編集装置に供給される。
【0041】
次に、コンピュータ装置2において、表示装置5の画面5Aに表示されるエディタ表示画面5Bについて説明する。図3はエディタ表示画面を示すイメージ図である。
図3に示すようなエディタ表示画面5Bは、HDD49に装着されたハードディスクに記憶され、本発明に係る文書編集処理プログラムを実行した時に中心的に表示される画面である。
【0042】
図3に示すように、エディタ表示画面5Bの最上部には、「文書編集」との記載のあるタイトルバー5Cがある。そのタイトルバーの右端には、小さいボタンが横並びに3つ存在する。左から、最小化ボタン、最大化ボタン、終了ボタンである。終了ボタンをクリックするとエディタ表示画面5Bは閉じる。
【0043】
また、エディタ表示画面5Bのタイトルバー5Cの下には、メニューバー5Dがあり、左からファイル(F)メニュー、編集(E)メニュー、表示(V)メニュー、挿入(I)メニュー、書式(O)メニュー、罫線(K)メニュー、ナビ(N)メニュー、ツール(T)メニュー、ウィンドウ(W)メニュー、ヘルプ(H)メニューがある。
【0044】
また、エディタ表示画面5Bのメニューバー5Dの下には、ツールバー5Eがあり、左上段から、文字入力ツールバー、罫線開始/終了ツールバー、簡易作図開始/終了ツールバー、モードの情報表示ツールバー、新規作成(Ctrl+N)ツールバー、開く(Ctrl+O)ツールバー、上書保存(Ctrl+S)ツールバー、印刷(Ctrl+P)ツールバー、用紙や字数行数の設定(文書スタイル)(F9)ツールバー、取り消し(Ctrl+Z)ツールバー、罫線内やアウトラインでタブ入力を有効にするツールバーがあり、さらに左下段から、和文・欧文フォント切替コンボボックス、文字サイズポイント切替コンボボックス、太字(Ctrl+B)ツールバー、斜体(Ctrl+D)ツールバー、アンダーラインツールバー、文字色ツールバー、左寄せツールバー、センタリングツールバー、右寄せツールバー、ツールボックス表示モード(通常)がある。
【0045】
また、エディタ表示画面5Bのツールバー5Eの下側からエディタ表示画面5Bの下方にかけて文書編集作業領域5Hが表示されている。その文書編集作業領域5Hには、後述するテンプレート選択画面10(図8参照)から選択された左側にMain File 11A、右側の上に2nd File 11B、右側の下に3rd File 11Cの計3つのファイルを有するテンプレート11が表示されている。このテンプレート11のMain File 11Aには、ファイル名「出張スケジュール」のファイル12(図4参照)が表示され、2nd File 11Bには、フォルダ名「出張写真」のファイル13(図4参照)が表示され、3rd File 11Cには、ファイル名「出張経費」のファイル14(図4参照)が表示されている。
そして、Main File 11Aの右側には、スクロールアロー11D、スクロールボックス11Eを有するスクロールバー11Fが備えられ、2nd File 11Bの右側には、スクロールアロー11G、スクロールボックス11Hを有するスクロールバー11Jが備えられ、3rd File 11Cの右側には、スクロールアロー11K、スクロールボックス11Lを有するスクロールバー11Mが備えられている。さらに、テンプレート11の右側には、スクロールアロー11N、スクロールボックス11Pを有するスクロールバー11Qが備えられている。これらのスクロールバー11F、11J、11Mは、それぞれのファイルをスクロールする。また、スクロールバー11Qは、3つのファイルを関連項目によってスクロールする。そして、ファイル12、14のように文字列のあるファイルにはカーソル11Rが表示される。さらに、エディタ表示画面5Bにはマウスカーソル7Aが表示されている。
【0046】
次に、テンプレート11に関連付けられて表示されるファイルについて説明する。図4は、関連付けられるそれぞれのファイルを示す模式図である。
【0047】
図4に示すように、ファイル名「出張スケジュール」のファイル12には、日付、場所(国)に基づいて出張のスケジュールが記入されている。また、ファイル名(フォルダ名)「出張写真」のファイル13には、日付、場所(国)に基づいて出張時の写真が収納されている。また、ファイル名「出張経費」のファイル14には、日付、場所(国)ごとに出張時の経費が記入されている。そして、ファイル12、13、14に共通する日付、場所(国)がそれぞれのファイルを関連付けるための関連項目となる。また、これらのファイルは、文書編集装置1で作成してもよいし、他のコンピュータ装置で予め作成しておき、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)55、CD−ROM56等の記憶装置に記憶させておいてもよい。
【0048】
次に、コンピュータ装置2において、表示装置5のエディタ表示画面5Bに表示される編集画面設定/変更画面15について説明する。図5は、編集画面設定/変更画面を示すイメージ図である。
図5に示す編集画面設定/変更画面15は、HDD49に装着されたハードディスクに本発明に係る文書編集処理プログラムと共に記憶され、本発明に係る文書編集処理プログラムが実行されたとき、エディタ表示画面5Bに表示される。
【0049】
図5に示すように、編集画面設定/変更画面15の中央上部には、「編集画面設定/変更」と表示されている。さらに、その下方に「新規作成する。」と「管理ファイルを指定する。」のどちらかを選択するラジオボタンが表示されている。ここでは、「新規作成する。」がデフォルトに設定されているので、文書編集処理プログラムを立ち上げたときには「新規作成する。」が選択状態になっている。また、「新規作成する。」と「管理ファイルを指定する。」のラジオボタンの間には、関連付けて表示するファイルの数を選択する選択ボタン「2」、「3」、「4」が表示されている。ここでは3つのファイルを表示する「3」のボタンが選択されている。尚、ここでは4つまでのファイルが表示できるように選択肢が設定されているがこれ以上でもよい。さらに、「管理ファイルを指定する。」のラジオボタンの下には、指定する管理ファイルのファイル名を記入する枠が設けられている。そして、編集画面設定/変更画面15の下端側の左に表示されているOKボタン15Aの上に、表示装置5の画面5Aに表示されているマウスカーソル7Aを移動した後にクリックすると、ファイルを関連付けて編集するために開くファイルを指定するオープンファイル指定画面16(図6参照)に移動する。また、編集画面設定/変更画面15の下端側の右に表示されているCloseボタン15Bの上にマウスカーソル7Aを移動した後にクリックすると、編集画面設定/変更画面15は閉じる。
【0050】
次に、コンピュータ装置2において、表示装置5のエディタ表示画面5Bに表示されるオープンファイル指定画面16について説明する。図6は、オープンファイル指定画面を示すイメージ図である。
図6に示すオープンファイル指定画面16は、HDD49に装着されたハードディスクに本発明に係る文書編集処理プログラムと共に記憶され、本発明に係る文書編集処理プログラムが実行された過程において、図5に示す編集画面設定/変更画面15から移行する画面の1つであり、編集画面設定/変更画面15の下端側の左に表示されているOKボタン15Aの上にマウスカーソル7Aを移動した後にクリックされた場合に表示される画面である。また、図6のオープンファイル指定画面16では3つのファイルを開く3ファイルオープンが指定されている。
【0051】
図6に示すように、オープンファイル指定画面16の中央上部には、「オープンファイルを指定して下さい。」と表示されている。さらに、その下方に「Main File:」、「2nd File:」、「3rd File:」が表示され、「Main File:」には「出張スケジュール」、「2nd File:」には「出張写真」、「3rd File:」には「出張経費」が操作者によってそれぞれ記入されて表示されている。そして、オープンファイル指定画面16の下端側の左に表示されているOKボタン16Aの上に表示装置5の画面5Aに表示されているマウスカーソル7Aを移動した後にクリックすると関連項目の設定/変更を行う関連項目設定/変更画面17(図7参照)に移動する。このとき、「Main」、「2nd」、「3rd」のそれぞれのファイルに相当するデータがハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)55、CD−ROM56等の記憶装置から読み出され、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dにそれぞれ記憶される。また、オープンファイル指定画面16の下端側の右に表示されているCloseボタン16Bの上にマウスカーソル7Aを移動した後にクリックすると、オープンファイル指定画面16は閉じる。
【0052】
次に、コンピュータ装置2において、表示装置5のエディタ表示画面5Bに表示される関連項目設定/変更画面17について説明する。図7は、関連項目設定/変更画面を示すイメージ図である。
図7に示す関連項目設定/変更画面17は、HDD49に装着されたハードディスクに本発明に係る文書編集処理プログラムと共に記憶され、本発明に係る文書編集処理プログラムが実行された過程において、図6に示すオープンファイル指定画面16から移行する画面の1つであり、オープンファイル指定画面16の下端側の左に表示されているOKボタン16Aの上にマウスカーソル7Aを移動した後にクリックされた場合に表示される画面である。
【0053】
図7に示すように、関連項目設定/変更画面17の最上部には、「関連項目設定/変更」と表示されている。その下側には、2つの選択肢を有する関連項目設定/変更方法選択用ラジオボタンがあり、上の選択肢には、「関連項目は日付」との表示がある。その下の選択肢には、「関連項目は文字列」との表示があり、文字列を記入(複数の文字列の場合、各文字列をコンマで区切ることにより入力される)する枠がある。
【0054】
ここに、「関連項目は日付」という選択肢は、オープンファイル指定画面16で指定されたファイル(ここでは3つのファイル)を日付で関連付けることを示している。また、「関連項目は文字列」という選択肢は、オープンファイル指定画面16で指定されたファイル(ここでは3つのファイル)を枠に記入された文字列で関連付けることを示している。
【0055】
図7に示す関連項目設定/変更画面17では、上側の「関連項目は日付」が選択状態にあるが、表示された直後の関連項目設定/変更画面17もまた「関連項目は日付」がデフォルトに設定されているので、図7に示すように上側の「関連項目は日付」が選択状態にある。関連項目設定/変更方法選択用ラジオボタンは、ラジオボタンであるので、どちらか1つのみが選択状態にあり、選択肢をクリックすることにより選択状態が移る。
【0056】
そして、関連項目設定/変更画面17の下端側の左に表示されているOKボタン17Aの上に表示装置5の画面5Aに表示されているマウスカーソル7Aを移動した後にクリックするとテンプレートの選択を行うテンプレート選択画面10に移動する。このとき、選択された状態をRAM43の関連項目記憶エリア43Eに記憶する。また、関連項目設定/変更画面17の下端側の右に表示されているCloseボタン17Bの上にマウスカーソル7Aを移動した後にクリックすると、関連項目設定/変更画面17は閉じる。
【0057】
次に、コンピュータ装置2において、表示装置5のエディタ表示画面5Bに表示されるテンプレート選択画面10について説明する。図8は、テンプレート選択画面を示すイメージ図である。
図8に示すテンプレート選択画面10は、HDD49に装着されたハードディスクに本発明に係る文書編集処理プログラムと共に記憶され、本発明に係る文書編集処理プログラムが実行された過程において、図7に示す関連項目設定/変更画面17から移行する画面の1つであり、関連項目設定/変更画面17の下端側の左に表示されているOKボタン17Aの上にマウスカーソル7Aを移動した後にクリックされた場合に表示される画面である。また、図8のテンプレート選択画面10では3つのファイルを4種類のテンプレートに開く3ファイルテンプレートが表示されている。
【0058】
図8に示すように、テンプレート選択画面10の最上部には、「テンプレートを選択して下さい。」と表示されている。その下の左側には、左側にMain File 11A、右側の上に2nd File 11B、右側の下に3rd File 11Cの3つのファイルを有するテンプレート11が表示され、テンプレート11の右側には、左側にMain File 18A、中央に2nd File 18B、右側に3rd File 18Cの横一列に3つのファイルを有するテンプレート18が表示され、テンプレート11の下側には、左上側にMain File 19A、左下側に2nd File 19B、右側に3rd File 19Cの3つのファイルを有するテンプレート19が表示され、テンプレート19の右側には、上段にMain File 20A、下段左側に2nd File 20B、下段右側に3rd File 20Cの3つのファイルを有するテンプレート20が表示されている。図8のテンプレート選択画面10では、操作者が表示装置5のエディタ表示画面5Bに表示されているマウスカーソル7Aを操作することによってテンプレート11が選択されている。そして、テンプレート選択画面10の右側端部に表示されているOKボタン10Aの上にマウスカーソル7Aを移動した後にクリックすると、図3に示す「Main」、「2nd」、「3rd」の3つのファイルの表示位置に、それぞれ設定されたファイル12、13、14がRAM43のオープンファイル記憶エリア43Dから読み出されてテンプレート11に表示されている図3のエディタ表示画面5Bに移動する。このとき、テンプレート11がRAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶される。また、テンプレート選択画面10の右側端部に表示されているCloseボタン10Bの上にマウスカーソル7Aを移動した後にクリックすると、テンプレート選択画面10は閉じる。
【0059】
次に、コンピュータ装置2の表示装置5に表示されるエディタ表示画面5Bにおいて、以前作成されてHDD49に装着されたハードディスクに名前をつけて記録されている管理ファイル24をエディタ表示画面5Bの文書編集作業領域5Hに表示する前に、管理ファイル24の関連項目を変更することが可能な画面について説明する。図9は、管理ファイルに対して関連項目を変更することが可能な画面を示すイメージ図である。
図9に示す管理ファイル24に対して関連項目を変更することが可能な画面は、HDD49に装着されたハードディスクに本発明に係る文書編集処理プログラムと共に記憶され、本発明に係る文書編集処理プログラムが実行された過程において、図5に示す編集画面選択/変更画面15から移行する画面の1つであり、編集画面選択/変更画面15の「管理ファイルを指定する。」が選択され、ファイル名が記入された後に、編集画面選択/変更画面15の下端側の左に表示されているOKボタン15Aの上にマウスカーソル7Aを移動してクリックされた場合に表示される画面である。
【0060】
図9に示すように、エディタ表示画面5Bの文書編集作業領域5Hの左側には、管理ファイル24が表示され、文書編集作業領域5Hの右側には、図7と同一機能の関連項目設定/変更画面17が表示されている。前記管理ファイル24は、以前作成されてHDD49に装着されたハードディスクに名前をつけて記録されており、本発明に係る文書編集処理プログラムが実行された過程において、HDD49に装着されたハードディスクから名前をつけて記録されている管理ファイル24を記録した時点での条件(オープンファイル数、ファイル名、テンプレート、関連項目、表示位置等)とともに読み出し、RAM43の作業用記憶エリア43Gに書き込まれる。そして、図5に示す編集画面選択/変更画面15において、編集画面選択/変更画面15の「管理ファイルを指定する。」が選択され、管理ファイル24のファイル名が記入された後に、編集画面選択/変更画面15の下端側の左に表示されているOKボタン15Aの上にマウスカーソル7Aを移動してクリックすると、RAM43の作業用記憶エリア43Gから管理ファイル24のデータがハードディスクに記録された時点での条件とともに読み出されることによって、前回終了した位置におけるデータがエディタ表示画面5Bの文書編集作業領域5Hに関連項目設定/変更画面17とともに表示される。関連項目設定/変更画面17は、図7の説明において説明しているのでここでは省略する。
【0061】
次に、図10に基づいて、図9に示す管理ファイル24に対して関連項目を変更することが可能な画面において、関連項目を変更せずにエディタ表示画面5Bの文書編集作業領域5Hに表示された管理ファイル24について説明する。図10は、エディタ表示画面の文書編集作業領域に表示された管理ファイルの状態を示す説明図である。
図10は、図9に示す管理ファイル24の関連項目が日付であり、関連項目設定/変更画面17の選択肢が「関連項目は日付」を選択している状態にあるので、関連項目設定/変更画面17の下端側の左に表示されているOKボタン17Aの上に表示装置5のエディタ表示画面5Bに表示されているマウスカーソル7Aを移動した後にクリックされることによって表示された画面である。
図10に示すように、左側にMain File 11A、右側の上に2nd File 11B、右側の下に3rd File 11Cの計3つのファイルを有するテンプレート11が表示されている。このテンプレート11のMain File 11Aには、ファイル名「US出張スケジュール」のファイル25が表示され、2nd File 11Bには、フォルダ名「US出張写真」のファイル26が表示され、3rd File 11Cには、ファイル名「US出張経費」のファイル27が関連項目の日付に基づいて表示されている。図10に示す管理ファイル24は、前回HDD49に装着されたハードディスクに管理ファイル24として記録したときに、エディタ表示画面5Bの文書編集作業領域5Hに表示されていた表示画面と同一の表示画面である。
【0062】
次に、文書編集装置1を構成するコンピュータ装置2における処理について、図11乃至図17を参照して説明する。図11は、メイン処理を示すフローチャート、図12は、全てのファイルを選択されたテンプレートに表示する処理のフローチャート、図13は、全体スクロール処理のフローチャート、図14は、スクロールバーによる個別スクロール処理のフローチャート、図15は、カーソル移動キーによる個別スクロール処理のフローチャート、図16は、カーソル位置直接指定処理のフローチャート、図17は、終了処理のフローチャートである。尚、以下の処理は全てCPU41により実行される。
【0063】
図11乃至図17に示すフローチャートは、HDD49に装着されるハードディスクに記憶されている文書編集処理プログラムがCPU41により実行された時に行われる処理を示す。
【0064】
図11に示すように、ステップ(以下、Sと略記する)1では、編集画面を選択する。文書編集処理プログラムを実行するとRAM43の各領域が初期化される等の不図示の初期化処理が行われた後に、図5に示す「新規作成する。」と「管理ファイルを指定する。」のどちらかを選択する編集画面選択/変更画面15がエディタ表示画面5Bに表示される。そこで、操作者が「新規作成する。」又は「管理ファイルを指定する。」のどちらかを選択し、S2に進む。そして、選択された状態がRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶される。尚、「新規作成する。」と「管理ファイルを指定する。」はラジオボタンであり、「新規作成する。」をデフォルトとしているので、文書編集処理プログラムの立ち上げ時点は、RAM43の作業用記憶エリア43Gには「新規作成する。」が記憶されている。
【0065】
次に、S2では、図5に示す編集画面選択/変更画面15において、操作者がエディタ表示画面5Bを新規作成するために、操作者による「新規作成する。」の選択操作があったか否かをRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている内容を参照して判断する。操作者による「新規作成する。」の選択操作があったと判断した場合(S2:YES)は、S3に進む。
【0066】
S3では、個々のオープンファイルを指定する。図5に示す編集画面選択/変更画面15において、操作者が「新規作成する。」を選択し、開くファイル数を選択した後に、編集画面選択/変更画面15の下端側の左に表示されているOKボタン15Aをマウスカーソル7Aによってクリックすると、例えば開くファイル数を3と選択した場合、図6に示す「Main」、「2nd」、「3rd」の3つのファイルを指定するオープンファイル指定画面16が表示される。そこで、操作者が「Main」、「2nd」、「3rd」の3つのファイル名記入箇所に対して図4に示すファイル12、13、14を個々に記入して指定する。そして、オープンファイル指定画面16のOKボタン16Aをマウスカーソル7AでクリックするとS4に進む。このとき、「Main」、「2nd」、「3rd」のそれぞれのファイルに相当するデータがハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク(FD)55、CD−ROM56等の記憶装置から読み出され、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dにそれぞれ記憶される。
【0067】
S4では、関連項目を日付か文字列か決める。図6に示すオープンファイル指定画面16おいて、操作者が個々のオープンファイルを指定した後に、オープンファイル指定画面16の下端側の左に表示されているOKボタン16Aをマウスカーソル7Aによってクリックすると、図7に示す「関連項目は日付」と「関連項目は文字列」のどちらかを選択する関連項目設定/変更画面17が表示される。そこで、操作者が「関連項目は日付」と「関連項目は文字列」のどちらかを選択し、関連項目設定/変更画面17のOKボタン17Aをマウスカーソル7AでクリックするとS9に進む。そして、選択された状態がRAM43の関連項目記憶エリア43Eに記憶される。尚、「関連項目は日付」と「関連項目は文字列」はラジオボタンであり、「関連項目は日付」をデフォルトとしているので、文書編集処理プログラムの立ち上げ時点は、RAM43の関連項目記憶エリア43Eには「関連項目は日付」が記憶されている。また、「関連項目は文字」を選択した場合には、枠内に設定する文字列が複数あればスペースで区切って入力する。
【0068】
S9では、使用するテンプレートを選択する。図7に示す関連項目設定/変更画面17において、操作者が「関連項目は日付」と「関連項目は文字列」のどちらかを選択した後に、操作者によって関連項目設定/変更画面17の下端側の左に表示されているOKボタン17Aがマウスカーソル7Aによってクリックされると、図8に示すテンプレートを選択するテンプレート選択画面10が表示される。このテンプレート選択画面10は、「Main」、「2nd」、「3rd」の3つのファイルを開く例を示しているので、「Main」、「2nd」、「3rd」の3つのファイルの配置を違えたテンプレート11、17、18、19が表示されている。そこで、操作者が所望するテンプレートに対してマウスカーソル7Aを合わせてクリックし、さらにテンプレート選択画面10の右側端部に設けられたOKボタン10Aをマウスカーソル7Aでクリックする。図8の例ではテンプレート11が選択されている。その後、S10に進む。そして、選択されたテンプレートがRAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶される。
【0069】
ここで、S2に戻って説明する。S2において、図5に示す編集画面選択/変更画面15によって、操作者がエディタ表示画面5Bを新規作成するために、操作者による「新規作成する。」の選択操作があったか否かがRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている内容を参照して判断され、操作者による「新規作成する。」の選択操作がなかったと判断した場合、すなわち「管理ファイルを指定する。」が選択され、さらに枠内にファイル名が記入された後に、OKボタン15Aがマウスカーソル7Aによってクリックされた場合(S2:NO)は、S5に進む。
【0070】
S5では、S2において、図5に示す編集画面選択/変更画面15に対して、操作者によって「管理ファイルを指定する。」が選択され、さらに枠内にファイル名が記入されているので、そのファイル名の管理ファイル24を前回保存したハードディスクから読み出してRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶する。このとき、必要な情報として、指定されているそれぞれのファイルはRAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに、また、それぞれのファイルを関連付ける関連項目はRAM43の関連項目記憶エリア43Eに、そして、それぞれのファイルが表示されるテンプレートの種類はRAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fにそれぞれ記憶される。その後、S6に進む。
【0071】
S6では、RAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている管理ファイル24のデータを参照して、図9に示すように、管理ファイル24の前回終了した位置における表示を、管理ファイル24の関連項目を変更することが可能な関連項目設定/変更画面17と共に表示装置5のエディタ表示画面5Bに表示する。そして、S11に進む。
【0072】
S11では、前回保存したハードディスクから管理ファイル24を読み出したときに、RAM43の関連項目記憶エリア43Eに記憶されたそれぞれのファイルを関連付ける関連項目を関連項目記憶エリア43Eから読み出す。そして、RAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶される。その後、S7に進む。
【0073】
次に、S7では、S5で表示された図9に示す管理ファイル24の関連項目を変更することが可能な画面において、関連項目の変更が行われたか否かが判断される。関連項目の変更が行われたと判断した場合は、すなわち、図9に示されている管理ファイル24の場合には、関連項目が日付であるので「関連項目は文字列」が選択され、枠内に関連項目の文字列が記入された後に、OKボタン17Aがマウスカーソル7Aによってクリックされた場合(S7:YES)は、S8に進む。
【0074】
次に、S8では、S7において指示された関連項目をRAM43の関連項目記憶エリア43Eに記憶されている関連項目と置き換えて記憶する。すなわち、図9に示されている管理ファイル24の場合には、関連項目が日付から文字列に変更される。そして、S10に進む。
【0075】
ここで、一旦図11を参照してのメイン処理の説明を中断し、S10において呼び出される全てのファイルを選択されたテンプレートに表示する処理について図12を参照して説明する。
【0076】
先ず、図12のS31において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照してMain Fileに記憶されているファイルが画像であるか否かを判断する。Main Fileに記憶されているファイルが画像でないと判断した場合(S31:NO)は、S32に進む。
【0077】
S32では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43DからMain Fileに記憶されているファイルを取得してそのファイルを開く。その後、S33に進む。
【0078】
S33では、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fを参照し、テンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートのMain Fileを表示する箇所に、取得したファイルの先頭から表示する。その後、S34に進む。
【0079】
S34では、RAM43の関連項目記憶エリア43Eに記憶されている関連項目に基づいて表示されたファイルの関連項目を取得する。そして、取得した関連項目をRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶する。その後、S38に進む。
【0080】
ここで、S31に戻って説明する。S31において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照してMain Fileに記憶されているファイルが画像であるか否かを判断し、Main Fileに記憶されているファイルが画像であると判断した場合(S31:YES)は、S35に進む。
【0081】
S35では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43DからMain Fileに記憶されている指定ファイル又はMain Fileに記憶されているフォルダ内のファイルの先頭のファイルを取得してファイルを開く。その後、S36に進む。
【0082】
S36では、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fを参照し、テンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートのMain Fileを表示する箇所に、取得したファイルを表示する。その後、S37に進む。
【0083】
S37では、RAM43の関連項目記憶エリア43Eに記憶されている関連項目に基づいて表示されたファイルの先頭の関連項目を取得する。そして、取得した関連項目をRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶する。その後、S38に進む。
【0084】
次に、S38では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して次のファイルがあるか否かを判断する。次のファイルがないと判断した場合(S38:NO)は、図11のメイン処理に戻り、S12に移行する。
【0085】
また、S38において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して次のファイルがあるか否かを判断し、次のファイルがあると判断した場合(S38:YES)は、S39に進む。
【0086】
S39では、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルが画像であるか否かを判断する。次のファイルが画像であると判断した場合(S39:YES)は、S40に進む。
【0087】
S40では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルである画像ファイルの中の前方向と後方向に、取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断する。取得した関連項目がないと判断した場合(S40:NO)は、S42に進む。
【0088】
S42では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルである画像ファイルを取得して、その先頭ファイルを、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートの所定の場所に表示する。そして、S38に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0089】
ここで、S40に戻って説明する。S40において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルである画像ファイルの中の前方向と後方向に、取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断し、取得した関連項目があると判断した場合(S40:YES)は、S41に進む。
【0090】
S41では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルの中に、取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるので、オープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルを取得して、関連項目と同じ日付のファイル又は同じ文字列のファイル名のファイルを、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートの所定の場所に表示する。そして、S38に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0091】
ここで、S39に戻って説明する。S39において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルが画像であるか否かを判断し、次のファイルが画像でないと判断した場合(S39:NO)は、S43に進む。
【0092】
S43では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dから次のファイルを取得する。その後、S44に進む。
【0093】
S44では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中の前方向と後方向に、取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断する。取得した関連項目がないと判断した場合(S44:NO)は、S46に進む。
【0094】
S46では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルを取得して、そのファイルを、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートの所定の場所にファイルの先頭から表示する。そして、S38に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0095】
ここで、S44に戻って説明する。S44において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中の前方向と後方向に、取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断する。取得した関連項目があると判断した場合(S44:YES)は、S45に進む。
【0096】
S45では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中に、取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるので、オープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルを取得して、そのファイルを、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートの所定の場所にその関連項目行を画面の先頭から表示し、カーソルは関連項目行に表示する。そして、S38に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0097】
ここで、図11のメイン処理に戻り、S7に戻って説明する。S7では、S5で表示された図9に示す管理ファイル24の関連項目を変更することが可能な画面において、関連項目の変更が行われたか否かが判断されている。関連項目の変更が行われなかったと判断した場合は、すなわち、図9に示されている管理ファイル24の場合には、管理ファイル24が日付の関連項目によって既に関連付けられており、選択肢は「関連項目は日付」が選択されているので、この状態のままOKボタン17Aをマウスカーソル7Aによってクリックした場合(S7:NO)は、S26に進む。
【0098】
そして、S26では、関連項目設定/変更画面17による設定作業が、OKボタン17Aをマウスカーソル7Aによってクリックすることにより終了したので、図9の画面から関連項目設定/変更画面17が消去された図10の画面が表示される。その後、S12に進む。
【0099】
次に、S12では、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレート内でファイルの位置変更があったか否かを判断する。テンプレート内でファイルの位置変更があると判断した場合(S12:YES)は、S13に進む。
【0100】
S13では、位置調整処理が行われる。即ち、マウスカーソル7Aのドラッグ&ドロップによるファイルの表示位置の入れ替え、表示サイズの変更等が行われる。そして、S12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0101】
ここで、S12に戻って説明する。S12において、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレート内でファイルの位置変更があったか否かを判断し、テンプレート内でファイルの位置変更がないと判断した場合(S12:NO)は、S14に進む。
【0102】
S14では、テンプレートの全体スクロールバーの操作があったか否かが判断される。テンプレートの全体スクロールバーの操作があったと判断した場合(S14:YES)は、S15に進む。
【0103】
ここで、一旦図11を参照してのメイン処理の説明を中断し、S15において呼び出される全体スクロール処理について図13を参照して説明する。尚、ここでは、全体スクロールはMain Fileの関連項目で行い、他のファイルはMain Fileの関連項目に従うように設定されている。
【0104】
先ず、図13のS51において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照してMain Fileに記憶されているファイルが画像であるか否かを判断する。Main Fileに記憶されているファイルが画像でないと判断した場合(S51:NO)は、S52に進む。
【0105】
S52では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照してMain Fileに記憶されているファイルの前方向と後方向に次の関連項目があるか否かが判断される。Main Fileに記憶されているファイルの前方向と後方向に次の関連項目がないと判断した場合(S52:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0106】
また、S52において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照してMain Fileに記憶されているファイルの前方向と後方向に次の関連項目があるか否かを判断し、Main Fileに記憶されているファイルの前方向と後方向に次の関連項目があると判断した場合(S52:YES)は、S53に進む。
【0107】
S53では、Main Fileに記憶されているファイルから次の関連項目を取得する。そして、取得した次の関連項目はRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶される。その後、S54に進む。尚、関連項目は、後述の図22に示すように、表ファイル22の所定の場所に管理する場合、後述の図23に示すように、テンプレートファイル23の所定の場所に管理する場合等があるが、ここでは、カーソルが表示されている行がどの関連項目に属しているかによって決めている。
【0108】
S54では、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートの所定の場所に取得した次の関連項目の項目行を画面の先頭から表示し、カーソルは関連項目の項目行に表示する。そして、S58に進む。
【0109】
ここで、S51に戻って説明する。S51において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照してMain Fileに記憶されているファイルが画像であるか否かを判断し、Main Fileに記憶されているファイルが画像であると判断した場合(S51:YES)は、S55に進む。
【0110】
S55では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照してMain Fileに記憶されている指定したファイル又はフォルダ内のファイルの前方向と後方向に次の関連項目があるか否かが判断される。Main Fileに記憶されている指定したファイル又はフォルダ内のファイルの前方向と後方向に次の関連項目がないと判断した場合(S55:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0111】
また、S55において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照してMain Fileに記憶されている指定したファイル又はフォルダ内のファイルの前方向と後方向に次の関連項目があるか否かが判断される。Main Fileに記憶されている指定したファイル又はフォルダ内のファイルの前方向と後方向に次の関連項目があると判断した場合(S55:YES)は、S56に進む。
【0112】
S56では、Main Fileに記憶されている指定したファイル又はフォルダ内のファイルの前方向と後方向から次の関連項目を取得する。そして、取得した次の関連項目はRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶される。その後、S57に進む。
【0113】
S57では、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートのMain Fileの場所に取得した次の関連項目と同じ日付のファイル又は同じ文字列のファイル名のファイルを表示する。そして、S58に進む。
【0114】
次に、S58では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して次のファイルがあるか否かを判断する。次のファイルがないと判断した場合(S58:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0115】
また、S58において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して次のファイルがあるか否かを判断し、次のファイルがあると判断した場合(S58:YES)は、S59に進む。
【0116】
S59では、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルが画像であるか否かを判断する。次のファイルが画像であると判断した場合(S59:YES)は、S60に進む。
【0117】
S60では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルである画像ファイルの中の前方向と後方向に、S56において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断する。取得した関連項目がないと判断した場合(S60:NO)は、S58に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0118】
また、S60において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルである画像ファイルの中の前方向と後方向に、S56において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断し、取得した関連項目があると判断した場合(S60:YES)は、S61に進む。
【0119】
S61では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルである画像ファイルの中に、S56において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるので、オープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルである画像ファイルを取得して、関連項目と同じ日付のファイル又は同じ文字列のファイル名のファイルを、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートの所定の場所に表示する。そして、S58に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0120】
ここで、S59に戻って説明する。S59において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルが画像であるか否かを判断し、次のファイルが画像でないと判断した場合(S59:NO)は、S62に進む。
【0121】
S62では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中の前方向と後方向に、S53において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断する。取得した関連項目がないと判断した場合(S62:NO)は、S58に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0122】
また、S62において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中の前方向と後方向に、S53において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断し、取得した関連項目があると判断した場合(S44:YES)は、S63に進む。
【0123】
S63では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中に、S53において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるので、オープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルを取得して、そのファイルを、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートの所定の場所にその関連項目行を画面の先頭から表示し、カーソルは関連項目行に表示する。そして、S58に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0124】
ここで、図11のメイン処理に戻り、S14に戻って説明する。S14において、テンプレートの全体スクロールバーの操作があったか否かを判断し、テンプレートの全体スクロールバーの操作がないと判断した場合(S14:NO)は、S16に進む。
【0125】
S16では、テンプレートの個別スクロールバーの操作があったか否かが判断される。テンプレートの個別スクロールバーの操作があったと判断した場合(S16:YES)は、S17に進む。
【0126】
ここで、一旦図11を参照してのメイン処理の説明を中断し、S17において呼び出されるスクロールバーによる個別スクロール処理について図14を参照して説明する。尚、このスクロールバーによる個別スクロール処理においては、カーソルは常に画面に表示されるように設定されている。
【0127】
先ず、図14のS71において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して記憶されているファイルが画像であるか否かを判断する。記憶されているファイルが画像であると判断した場合(S71:YES)は、S72に進む。
【0128】
S72では、表示されている画像ファイルのスクロールバーによる切替が可能か否かを判断する。表示されている画像ファイルのスクロールバーによる切替が不可と判断した場合(S72:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0129】
また、S72において、表示されている画像ファイルのスクロールバーによる切替が可能か否かを判断し、表示されている画像ファイルのスクロールバーによる切替が可能と判断した場合(S72:YES)は、S73に進む。
【0130】
S73では、表示されているファイルに対して、スクロールバーのスクロール方向に従って上下方向にファイルを切り替える。その後、S95に進む。S95では、画像ファイルのスクロールバーによる切替時に関連項目を跨いでいれば(S95:YES)、S88に進む。また、もし跨いでいなければ(S95:NO)、図11のメイン処理へ戻る。
【0131】
ここで、S71に戻って説明する。S71において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して記憶されているファイルが画像であるか否かを判断し、記憶されているファイルが画像でないと判断した場合(S71:NO)は、S74に進む。
【0132】
S74では、表示されているファイルが画像ファイルではない一般ファイルなので、そのファイルにカーソル表示がなされているか否かを判断する。カーソル表示がなされていないと判断した場合(S74:NO)は、S75に進む。
【0133】
S75では、表示されているファイルにカーソル表示がないので、カーソルをファイルが表示されている画面の最上行に表示する。そして、S76に進む。
【0134】
S76では、表示されたカーソルの位置に関係する関連項目を取得する。そして、取得した関連項目をRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶臆する。その後、S89に進む。
【0135】
ここで、S74に戻って説明する。S74において、表示されているファイルが画像ファイルではない一般ファイルなので、そのファイルにカーソル表示がなされているか否かを判断し、カーソル表示がされていると判断した場合(S74:YES)は、S77に進む。
【0136】
S77では、スクロールバーによる個別スクロール操作が上方向へのスクロール操作か否かを判断する。スクロールバーによる個別スクロール操作が上方向のスクロール操作であると判断した場合(S77:YES)は、S78に進む。
【0137】
S78では、スクロールバーによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へスクロールが可能であるか否かを判断する。テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へスクロールが不可であると判断した場合(S78:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0138】
また、S78において、スクロールバーによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へスクロールが可能であるか否かを判断し、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へスクロールが可能であると判断した場合(S78:YES)は、S79に進む。
【0139】
S79では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へスクロールすることが可能であるので、スクロールバーによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向にスクロールする。そして、S80に進む。
【0140】
次に、S80では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向にスクロールするときのスクロール前のカーソル位置は最下行であるか否かが判断される。スクロール前のカーソル位置は最下行でないと判断した場合(S80:NO)は、図11のメイン処理へ戻る。
【0141】
また、S80において、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向にスクロールするときのスクロール前のカーソル位置は最下行であるか否かが判断され、スクロール前のカーソル位置は最下行であると判断した場合(S80:YES)は、S81に進む。
【0142】
S81では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面において、カーソルを最下行に表示する。そして、S82に進む。
【0143】
S82では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面に表示されているカーソルに対し、カーソル移動前のカーソル位置が関連項目行であるか否かを判断する。カーソル移動前のカーソル位置が関連項目行でないと判断した場合(S82:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0144】
また、S82において、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面に表示されているカーソルに対し、カーソル移動前のカーソル位置が関連項目行であるか否かを判断し、カーソル移動前のカーソル位置が関連項目行であると判断した場合(S82:YES)は、S88に進む。
【0145】
ここで、S77に戻って説明する。S77において、スクロールバーによる個別スクロール操作が上方向へのスクロール操作か否かを判断し、スクロールバーによる個別スクロール操作が上方向のスクロール操作でないと判断した場合(S77:NO)は、S83に進む。
【0146】
S83では、スクロールバーによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へスクロールが可能であるか否かを判断する。テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へスクロールが不可であると判断した場合(S83:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0147】
また、S83において、スクロールバーによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へスクロールが可能であるか否かを判断し、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へスクロールが可能であると判断した場合(S83:YES)は、S84に進む。
【0148】
S84では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へスクロールすることが可能であるので、スクロールバーによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向にスクロールする。そして、S85に進む。
【0149】
次に、S85では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向にスクロールするときのスクロール前のカーソル位置は最上行であるか否かが判断される。スクロール前のカーソル位置は最上行でないと判断した場合(S85:NO)は、図11のメイン処理へ戻る。
【0150】
また、S85において、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向にスクロールするときのスクロール前のカーソル位置は最上行であるか否かが判断され、スクロール前のカーソル位置は最上行であると判断した場合(S85:YES)は、S86に進む。
【0151】
S86では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面において、カーソルを最上行に表示する。そして、S87に進む。
【0152】
S87では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面に表示されているカーソル行が関連項目行であるか否かを判断する。カーソル行は関連項目行でないと判断した場合(S87:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0153】
また、S87において、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面に表示されているカーソル行に対し、カーソル行が関連項目行であるか否かを判断し、カーソル行が関連項目行であると判断した場合(S87:YES)は、S88に進む。
【0154】
S88では、上下方向に切り替えられたファイルの関連項目又は関連項目行の関連項目を取得する。そして、取得した関連項目をRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶臆する。その後、S89に進む。
【0155】
次に、S89では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して次のファイルがあるか否かを判断する。次のファイルがないと判断した場合(S89:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0156】
また、S89において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して次のファイルがあるか否かを判断し、次のファイルがあると判断した場合(S89:YES)は、S90に進む。
【0157】
S90では、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルが画像であるか否かを判断する。次のファイルが画像であると判断した場合(S90:YES)は、S91に進む。
【0158】
S91では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルの中の前方向と後方向に、S88において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断する。取得した関連項目がないと判断した場合(S91:NO)は、S89に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0159】
また、S91において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルの中の前方向と後方向に、S88において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断し、取得した関連項目があると判断した場合(S91:YES)は、S92に進む。
【0160】
S92では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルの中に、S88において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるので、オープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルを取得して、関連項目と同じ日付のファイル又は同じ文字列のファイル名のファイルを、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートの所定の場所に表示する。そして、S89に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0161】
ここで、S90に戻って説明する。S90において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルが画像であるか否かを判断し、次のファイルが画像でないと判断した場合(S90:NO)は、S93に進む。
【0162】
S93では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中の前方向と後方向に、S88において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断する。取得した関連項目がないと判断した場合(S93:NO)は、S89に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0163】
また、S93において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中の前方向と後方向に、S88において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断し、取得した関連項目があると判断した場合(S93:YES)は、S94に進む。
【0164】
S94では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中に、S88において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるので、オープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルを取得して、そのファイルを、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートの所定の場所にその関連項目行を画面の先頭から表示し、カーソルは関連項目行に表示する。そして、S89に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0165】
ここで、図11のメイン処理に戻り、S16に戻って説明する。S16において、テンプレートの個別スクロールバーの操作があったか否かを判断し、テンプレートの個別スクロールバーの操作がないと判断した場合(S16:NO)は、S18に進む。
【0166】
S18では、テンプレートの表示画面に対して上下カーソル移動キー6Aによる個別スクロールの操作があったか否かが判断される。テンプレートの表示画面に対して上下カーソル移動キー6Aによる個別スクロールの操作があったと判断した場合(S18:YES)は、S19に進む。
【0167】
ここで、一旦図11を参照してのメイン処理の説明を中断し、S19において呼び出されるカーソル移動キー6Aによる個別スクロール処理について図15を参照して説明する。尚、このカーソル移動キー6Aによる個別スクロール処理においては、カーソルは常に画面に表示されるように設定されている。
【0168】
先ず、図15のS101において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して記憶されているファイルが画像であるか否かを判断する。記憶されているファイルが画像であると判断した場合(S101:YES)は、S102に進む。
【0169】
S102では、表示されている画像ファイルのカーソル移動キー6Aによる切替が可能か否かを判断する。表示されている画像ファイルのカーソル移動キー6Aによる切替が不可と判断した場合(S102:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0170】
また、S102において、表示されている画像ファイルのカーソル移動キー6Aによる切替が可能か否かを判断し、表示されている画像ファイルのカーソル移動キー6Aによる切替が可能と判断した場合(S102:YES)は、S103に進む。
【0171】
S103では、表示されているファイルに対して、カーソル移動キー6Aのスクロール方向に従って上下方向にファイルを切り替える。その後、S122に進む。S122では、画像ファイルのカーソル移動キー6Aによる切替時に関連項目を跨いでいれば(S122:YES)、S115に進む。また、もし跨いでいなければ(S122:NO)、図11のメイン処理へ戻る。
【0172】
ここで、S101に戻って説明する。S101において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して記憶されているファイルが画像であるか否かを判断し、記憶されているファイルが画像でないと判断した場合(S101:NO)は、S104に進む。
【0173】
S104では、カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作が上方向へのスクロール操作か否かを判断する。カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作が上方向のスクロール操作であると判断した場合(S104:YES)は、S105に進む。
【0174】
S105では、カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へ移動が可能であるか否かを判断する。テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へ移動が不可であると判断した場合(S105:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0175】
また、S105において、カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へ移動が可能であるか否かを判断し、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へ移動が可能であると判断した場合(S105:YES)は、S106に進む。
【0176】
S106では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へスクロールすることが可能であるので、カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルのカーソルを1行上に移動する。そして、S107に進む。
【0177】
次に、S107では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面のカーソルを1行上に移動するときのカーソル移動前のカーソル位置は最上行であるか否かが判断される。カーソル移動前のカーソル位置は最上行でないと判断した場合(S107:NO)は、S109に進む。
【0178】
また、S107において、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面のカーソルを1行上に移動するときのカーソル移動前のカーソル位置は最上行であるか否かが判断され、カーソル移動前のカーソル位置は最上行であると判断した場合(S107:YES)は、S108に進む。
【0179】
S108では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面において、カーソルごと画面を1段下にスクロールする。そして、S109に進む。
【0180】
S109では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面に表示されているカーソルに対し、カーソル移動前のカーソル位置が関連項目行であるか否かを判断する。カーソル移動前のカーソル位置が関連項目行でないと判断した場合(S109:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0181】
また、S109において、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面に表示されているカーソルに対し、カーソル移動前のカーソル位置が関連項目行であるか否かを判断し、カーソル移動前のカーソル位置が関連項目行であると判断した場合(S109:YES)は、S115に進む。
【0182】
ここで、S104に戻って説明する。S104において、カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作が上方向へのスクロール操作か否かを判断し、カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作が上方向のスクロール操作でないと判断した場合(S104:NO)は、S110に進む。
【0183】
S110では、カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へ移動が可能であるか否かを判断する。テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へ移動が不可であると判断した場合(S110:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0184】
また、S110において、スクロールバーによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へ移動が可能であるか否かを判断し、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へ移動が可能であると判断した場合(S110:YES)は、S111に進む。
【0185】
S111では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へスクロールすることが可能であるので、カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルのカーソルを1行下に移動する。そして、S112に進む。
【0186】
次に、S112では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面のカーソルを1行下に移動するときのカーソル移動前のカーソル位置は最下行であるか否かが判断される。カーソル移動前のカーソル位置は最下行でないと判断した場合(S107:NO)は、S114に進む。
【0187】
また、S112において、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面のカーソルを1行下に移動するときのカーソル移動前のカーソル位置は最下行であるか否かが判断され、カーソル移動前のカーソル位置は最下行であると判断した場合(S112:YES)は、S113に進む。
【0188】
S113では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面において、カーソルごと画面を1段上にスクロールする。そして、S114に進む。
【0189】
S114では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面に表示されているカーソル行が関連項目行であるか否かを判断する。カーソル行は関連項目行でないと判断した場合(S114:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0190】
また、S114において、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面に表示されているカーソル行に対し、カーソル行が関連項目行であるか否かを判断し、カーソル行が関連項目行であると判断した場合(S114:YES)は、S115に進む。
【0191】
S115では、上下方向に切り替えられたファイルの関連項目又は関連項目行の関連項目を取得する。そして、取得した関連項目をRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶臆する。その後、S116に進む。
【0192】
次に、S116では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して次のファイルがあるか否かを判断する。次のファイルがないと判断した場合(S116:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0193】
また、S116において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して次のファイルがあるか否かを判断し、次のファイルがあると判断した場合(S116:YES)は、S117に進む。
【0194】
S117では、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルが画像であるか否かを判断する。次のファイルが画像であると判断した場合(S117:YES)は、S118に進む。
【0195】
S118では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルの中の前方向と後方向に、S115において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断する。取得した関連項目がないと判断した場合(S118:NO)は、S116に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0196】
また、S118において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルの中の前方向と後方向に、S115において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断し、取得した関連項目があると判断した場合(S118:YES)は、S119に進む。
【0197】
S119では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルの中に、S115において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるので、オープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルを取得して、関連項目と同じ日付のファイル又は同じ文字列のファイル名のファイルを、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートの所定の場所に表示する。そして、S116に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0198】
ここで、S117に戻って説明する。S117において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルが画像であるか否かを判断し、次のファイルが画像でないと判断した場合(S117:NO)は、S120に進む。
【0199】
S120では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中の前方向と後方向に、S115において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断する。取得した関連項目がないと判断した場合(S120:NO)は、S116に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0200】
また、S120において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中の前方向と後方向に、S115において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断し、取得した関連項目があると判断した場合(S120:YES)は、S121に進む。
【0201】
S121では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中に、S115において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるので、オープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルを取得して、そのファイルを、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートの所定の場所にその関連項目行を画面の先頭から表示し、カーソルは関連項目行に表示する。そして、S116に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0202】
ここで、図11のメイン処理に戻り、S18に戻って説明する。S18において、テンプレートの表示画面に対して上下カーソル移動キー6Aによる個別スクロールの操作があったか否かを判断し、テンプレートの表示画面に対して上下カーソル移動キー6Aによる個別スクロールの操作がないと判断した場合(S18:NO)は、S20に進む。
【0203】
S20では、表示装置5のエディタ表示画面5Bに表示されているマウスカーソル7Aを操作者が操作して、テンプレートの所定の位置に表示されているファイルに対してカーソル位置を直接指定したか否かが判断される。カーソル位置を直接指定したと判断した場合(S20:YES)は、S21に進む。
【0204】
ここで、一旦図11を参照してのメイン処理の説明を中断し、S21において呼び出されるカーソル位置直接指定処理について図16を参照して説明する。
【0205】
先ず、S131では、表示装置5のエディタ表示画面5Bに表示されているマウスカーソル7Aを操作者が操作して、テンプレートの所定の位置に表示されているファイルに対してカーソル位置を直接指定したその位置の関連項目を取得する。そして、取得した関連項目をRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶臆する。その後、S132に進む。
【0206】
次に、S132では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して次のファイルがあるか否かを判断する。次のファイルがないと判断した場合(S132:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0207】
また、S132において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して次のファイルがあるか否かを判断し、次のファイルがあると判断した場合(S132:YES)は、S133に進む。
【0208】
S133では、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルが画像であるか否かを判断する。次のファイルが画像であると判断した場合(S133:YES)は、S134に進む。
【0209】
S134では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルの中の前方向と後方向に、S131において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断する。取得した関連項目がないと判断した場合(S134:NO)は、S132に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0210】
また、S134において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルの中の前方向と後方向に、S131において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断し、取得した関連項目があると判断した場合(S134:YES)は、S135に進む。
【0211】
S135では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルの中に、S131において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるので、オープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルを取得して、関連項目と同じ日付のファイル又は同じ文字列のファイル名のファイルを、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートの所定の場所に表示する。そして、S132に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0212】
ここで、S133に戻って説明する。S133において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルが画像であるか否かを判断し、次のファイルが画像でないと判断した場合(S133:NO)は、S136に進む。
【0213】
S136では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中の前方向と後方向に、S131において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断する。取得した関連項目がないと判断した場合(S136:NO)は、S132に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0214】
また、S136において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中の前方向と後方向に、S131において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断し、取得した関連項目があると判断した場合(S136:YES)は、S137に進む。
【0215】
S137では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中に、S131において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるので、オープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルを取得して、そのファイルを、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートの所定の場所にその関連項目行を画面の先頭から表示し、カーソルは関連項目行に表示する。そして、S132に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0216】
ここで、図11のメイン処理に戻り、S20に戻って説明する。S20において、表示装置5のエディタ表示画面5Bに表示されているマウスカーソル7Aを操作者が操作して、テンプレートの所定の位置に表示されているファイルに対してカーソル位置を直接指定したか否かを判断し、カーソル位置を直接指定していないと判断した場合(S20:NO)は、S22に進む。
【0217】
S22では、その他の編集処理の操作があったか否かが判断される。その他の編集処理があったと判断された場合(S22:YES)は、S23に進む。
【0218】
S23では、その他の編集処理を行う。そして、S12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0219】
ここで、S22に戻って説明する。S22において、その他の編集処理の操作があったか否かを判断し、その他の編集処理の操作がないと判断された場合(S22:NO)は、S24に進む。
【0220】
S24では、終了操作があったか否かが判断される。終了操作がないと判断された場合(S24:NO)は、S12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0221】
また、S24において、終了操作があったか否かを判断し、終了操作があったと判断された場合(S24:YES)は、S25に進む。
【0222】
ここで、一旦図11を参照してのメイン処理の説明を中断し、S25において呼び出される終了処理について図17を参照して説明する。
【0223】
先ず、図17のS141において、テンプレートの所定の場所に表示されている各ファイルが編集されているか否かを判断する。テンプレートの所定の場所に表示されている各ファイルが編集されていないと判断した場合は(S141:NO)、S143に進む。
【0224】
また、S141において、テンプレートの所定の場所に表示されている各ファイルが編集されているか否かを判断し、テンプレートの所定の場所に表示されている各ファイルが編集されていると判断した場合は(S141:YES)、S142に進む。
【0225】
S142では、テンプレートの所定の場所に表示されている編集された各ファイルをRAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに上書きして記憶する。そして、S143に進む。
【0226】
S143では、テンプレートの所定の場所に表示されている現在の各々のファイルの表示位置をRAM43の編集データ記憶エリア43Cに記憶する。そして、S144に進む。
【0227】
S144では、現在表示されているテンプレートの種類をRAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに上書きして記憶する。そして、S145に進む。
【0228】
S145では、現在の関連項目等の情報をRAM43の関連項目記憶エリア43E等に記憶する。そして、S146に進む。
【0229】
S146では、RAM43に記憶されているオープンファイル記憶エリア43D、関連項目記憶エリア43E、テンプレート種類記憶エリア43F、編集データ記憶エリア43C等のデータを管理ファイルにし、名前を付けてHDD49に装着されたハードディスクに保存する。そして、図11のメイン処理に戻り文書編集処理プログラムを終了する。
【0230】
次に、図3乃至図12、図14、図18に基づいて、文書編集処理プログラムを実行したときのエディタ表示画面5Bにおいて3つのファイルを参照して新規の文書編集を行う操作の流れを説明する。ここで、図18は、テンプレートに表示されたファイルが日付で関連付けられたことを説明する説明図である。
【0231】
文書編集処理プログラムを実行したときに図5に示す文書編集作業領域5Hに編集画面設定/変更画面15が表示されたエディタ表示画面5Bが表示される(S1)。そして、編集画面設定/変更画面15には、「新規作成する。」と「管理ファイルを指定する。」の2つのどちらかが選択されるラジオボタンが表示されており、「新規作成する。」がデフォルトに設定されているので、文書編集処理プログラムを立ち上げたときには「新規作成する。」が選択状態になっている。ここでは「新規作成する。」を選択するので、この状態から次に操作者によって、「2」、「3」、「4」とある表示File数の選択ボタンに対して「3」がマウスカーソル7Aを使用してクリックされる。その後、操作者によって、編集画面設定/変更画面15の左下方にあるOKボタン15Aがマウスカーソル7Aによってクリックされると(S2)、エディタ表示画面5Bには図6に示すオープンファイル指定画面16が表示される。
【0232】
次に、編集画面設定/変更画面15において、表示File数を3つと指示しているので、図6に示すオープンファイル指定画面16では、「Main File:」、「2nd File:」、「3rd File:」の3つのファイル名を記入する箇所が設けられている。そこで操作者は、図4に示す「ファイル名:出張スケジュール」のファイル12、「ファイル名(フォルダ名):出張写真」のファイル13、「ファイル名:出張経費」のファイル14を参照して、「Main File:出張スケジュール」、「2nd File:出張写真」、「3rd File:出張経費」と記入する。その後、操作者によって、オープンファイル指定画面16の左下方にあるOKボタン16Aがマウスカーソル7Aによってクリックされると、エディタ表示画面5Bには図7に示す関連項目設定/変更画面17が表示される(S3)。
【0233】
次に、図7に示す関連項目設定/変更画面17には、「関連項目は日付」と「関連項目は文字列」の2つのどちらかが選択されるラジオボタンが表示されており、「関連項目は日付」がデフォルトに設定されているので、関連項目設定/変更画面17が開かれたときには「関連項目は日付」が選択状態になっている。ここでは「関連項目は日付」を選択するので、この状態から次に操作者によって、関連項目設定/変更画面17の左下方にあるOKボタン17Aがマウスカーソル7Aによってクリックされると(S4)、エディタ表示画面5Bには図8に示すテンプレート選択画面10が表示される。
【0234】
次に、編集画面設定/変更画面15において、表示File数を3つと指示しているので、図8に示すテンプレート選択画面10では、「Main」、「2nd」、「3rd」の3つのファイルが異なる位置に配置される4つのテンプレート11、18、19、20が選択可能に表示さている。ここでは、操作者がマウスカーソル7Aをクリックすることによってテンプレート11を選択している。その後、操作者によって、テンプレート選択画面10の右端上方にあるOKボタン10Aがマウスカーソル7Aによってクリックされると(S9)、エディタ表示画面5Bには図3に示す「Main」、「2nd」、「3rd」の3つのファイルが開かれたテンプレート11が表示される。
【0235】
次に、エディタ表示画面5Bの図3に示す「Main」、「2nd」、「3rd」の3つのファイルが開かれたテンプレート11は、図12に示す全てのファイルを選択されたテンプレートに表示する処理に基づいて表示されている。即ち、「Main File:出張スケジュール」のファイル12が画像であるか否かが判断され(S31)、画像でないのでRAM43のオープンファイル記憶エリア43Dから「ファイル名:出張スケジュール」のファイル12を取得し、ファイル12を開く(S32)。その開いたファイル12をテンプレート11のMain File11Aを表示する箇所に先頭から表示する(S33)。そして、S4で決めてRAM43の関連項目記憶エリア43Eに記憶されている日付の関連項目を取得する(S34)。このように、テンプレート11のMain File11Aを表示する箇所には「ファイル名:出張スケジュール」のファイル12が先頭から表示される。
【0236】
続いて、次のファイルがあるか否かが判断され、「ファイル名:出張写真」のファイル13があるので(S38)、次に、「ファイル名:出張写真」のファイル13が画像であるか否かが判断され(S39)、「ファイル名:出張写真」のファイル13が画像であるので、次に、S34において取得した日付の関連項目が「ファイル名:出張写真」のファイル13にあるか否かが判断される(S40)。「ファイル名:出張写真」のファイル13には日付の関連項目があるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dから「ファイル名:出張写真」のファイル13を取得し、関連項目と同じ日付のファイルを開いてテンプレート11の2nd File11Bを表示する箇所に表示する(S41)。このように、テンプレート11の2nd File11Bを表示する箇所には「ファイル名:出張写真」の画像のファイル13が関連項目と同じ日付のファイルから表示される。
【0237】
更に、次のファイルがあるか否かが判断され、「ファイル名:出張経費」のファイル14があるので(S38)、次に「ファイル名:出張経費」のファイル14が画像であるか否かが判断され(S39)、「ファイル名:出張経費」のファイル14が画像でないので、次に、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dから「ファイル名:出張経費」のファイル14を取得する(S43)。そして、S34において取得した日付の関連項目が「ファイル名:出張経費」のファイル14にあるか否かが判断される(S44)。「ファイル名:出張経費」のファイル14には日付の関連項目があるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dから取得した「ファイル名:出張経費」のファイル14を開き、その日付の関連項目行をテンプレート11の3rd File11Cを表示する箇所に画面の先頭から表示し、カーソル11Rは項目行に表示する(S45)。このように、テンプレート11の3rd File11Cを表示する箇所には「ファイル名:出張経費」のファイル14が日付の関連項目行を先頭にして表示される。さらに、次のファイルがあるか否かが判断されるがファイルは3つなのでここで終了する。こうして、エディタ表示画面5Bには図3に示す「Main」、「2nd」、「3rd」の3つのファイルが開かれて関連付けられたテンプレート11が表示される。
【0238】
次に、図14、図18に基づいて、図3のエディタ表示画面5Bにおいて、「Main」、「2nd」、「3rd」の3つのファイルが開かれて関連付けられているテンプレート11に対し、さらに操作者が2nd File11Bのスクロールバー11Jを操作して「ファイル名:出張写真」のファイル13をスクロールしたときの関連付状態を説明する。
【0239】
図18において、左側の図は図3のテンプレート11を抜き出した図である。特に、3rd File11Cにおいて、ファイル14が開かれているが、枠から外に出ている部分は実際には表示されない部分であって説明のために表示されている。また、右側の図は操作者が操作した後の図である。左側の図と同様に、Main File11Aにはファイル12が開かれ、3rd File11Cにはファイル14が開かれているが、左側の図と同様に、枠から外に出ている部分は実際には表示されない部分であって説明のために表示されている。
【0240】
操作者によって2nd File11Bのスクロールバー11Jを操作して「ファイル名:出張写真」のファイル13をスクロールされたときには、テンプレート11は、図14に示すスクロールバーによる個別スクロール処理に基づいて表示されている。即ち、スクロールしている2nd File11Bに表示されている「ファイル名:出張写真」のファイル13が画像であるか否かが判断される(S71)。画像であるので、次に、「ファイル名(フォルダ名):出張写真」のファイル13がスクロール可能であるか否かが判断される(S72)。スクロール可能であるので、スクロールバー11Jのスクロールボックス11Hを下方にスクロールして「ファイル名:出張写真」のファイル13を捲り、10月3日(10/3)で止めている(S73)。そして、図11のS4で決めてRAM43の関連項目記憶エリア43Eに記憶されている日付の関連項目を取得する(S88)。
【0241】
続いて、次のファイルがあるか否かが判断され、テンプレート11のMain File11Aには「ファイル名:出張スケジュール」のファイル12があるので(S89)、次に、「ファイル名:出張スケジュール」のファイル12が画像であるか否かが判断される(S90)。そして、「ファイル名:出張スケジュール」のファイル12が画像でないので、次に、S88において取得した日付の関連項目が「ファイル名:出張スケジュール」のファイル12にあるか否かが判断される(S93)。「ファイル名:出張スケジュール」のファイル12には日付の関連項目があるので、「ファイル名:出張スケジュール」のファイル12のその日付の関連項目行「10/3 ドイツ」をテンプレート11のMain File11Aを表示する箇所に画面の先頭に表示し、カーソル11Rは項目行に表示する(S94)。そして、日付の関連項目行「10/3 ドイツ」の後に、それ以後の行を表示する。
【0242】
更に、次のファイルがあるか否かが判断され、テンプレート11の3rd File11Cには「ファイル名:出張経費」のファイル14があるので(S89)、次に、「ファイル名:出張経費」のファイル14が画像であるか否かが判断される(S90)。そして、「ファイル名:出張経費」のファイル14が画像でないので、次に、S88において取得した日付の関連項目が「ファイル名:出張経費」のファイル14にあるか否かが判断される(S93)。「ファイル名:出張経費」のファイル14には日付の関連項目があるので、「ファイル名:出張経費」のファイル14のその日付の関連項目行「10/3 ドイツ」をテンプレート11の3rd File11Cを表示する箇所の画面の先頭に表示し、カーソル11Rは項目行に表示する(S94)。そして、日付の関連項目行「10/3 ドイツ」の後に、それ以後の行を表示する。さらに、次のファイルがあるか否かが判断されるがファイルは3つなのでここで終了する。こうして、エディタ表示画面5Bには図18に示す「Main」、「2nd」、「3rd」の3つのファイルが10月3日(10/3)という日付の関連項目で関連付けられたテンプレート11が表示される。
このように、関連項目で関連付けられた3つのファイルに対して、1つのファイルをスクロールすることによって、他の2つのファイルを自動的にスクロールすることができる。
また、それぞれのファイルがファイルの所在が分かるテンプレートの所定の場所に表示されるので、自動的にスクロールされても内容を理解しやすくすることができる。
【0243】
以上詳細に説明した通り第1実施形態に係る文書編集装置1では、操作者が必要と思われるそれぞれの例えばファイルを予め関連付ける関連項目を付設した文字、記号、図形、写真データ等をキーボード6、マウス7、イメージスキャナ8、CDリード・ライター9、フロッピーディスクドライブ47等の入力手段によって入力し、文書編集装置1に付随する表示装置5の画面5A上において、それぞれのデータを個々のファイルに編集しながらまだファイルを関連付ける関連項目が付設されていないファイルには関連項目を付設する作業を行うことによって、一時的にはRAM43、恒久的にはハードディスクの記憶手段に記憶させることができる。そして、画面5A上において、複数のファイルを同時に参照するために、CPU41、ROM42、RAM43等から構成されるファイル選択手段により記憶手段から少なくとも2つ以上のファイルを選択し、画面5Aに選択されたファイル数だけ表示できる例えばテンプレート11を表示すると共に、そのテンプレート11の所定の場所に選択されたファイルを表示する表示装置5、CPU41、ROM42、RAM43等から構成される表示手段によって表示される。テンプレート表示することによって、表示されたそれぞれのファイルを参照するためにその都度配置し直す必要がない。また、それぞれのファイルの表示される場所が決まっているのでどのファイルか一目で分かる。さらに、決まった形式で表示されているので比較し易い。
【0244】
このように表示された1つのファイルからエディタ表示画面5B、CPU41、ROM42、RAM43等から構成される関連項目選択手段により関連項目を選択し、選択した関連項目に基づいて、表示手段によって表示されたそれぞれのファイルからエディタ表示画面5B、CPU41、ROM42、RAM43等から構成される関連項目取得手段によって関連項目を取得する。そして、エディタ表示画面5B、CPU41、ROM42、RAM43等から構成される関連付手段によって取得した関連項目が関連付けられると、それぞれのファイルに対して関連項目に関連したエディタ表示画面5Bを表示させるようにエディタ表示画面5B、CPU41、ROM42、RAM43等から構成される表示制御手段が制御する。これらの制御は、操作者に対してエディタ表示画面5Bにガイダンスを表示して知らせるので、操作者はそのガイダンスに従って操作をすることにより、簡単に目的の複数のファイルを例えばテンプレート11の所定の位置に表示することができる。
【0245】
その後は、どれか1つのファイルから操作者が必要とする関連項目を取得すると、それぞれ他のファイルに対しても関連項目に関連したエディタ表示画面5Bを表示させることができる。これにより操作者は、必要とする関連項目の記述、図表等を同時に閲覧することができる。そのため、複数のファイルを開いて、或いは印刷して1つ1つ必要とする記述を探すという無駄な労力と時間を無くすことができ、作業を効率的行うことができる。また、どれか1つのファイルを操作者が関連項目の記述をスクロールしながら閲覧して次々に頁がスクロールされたときでも、他のファイルは次の関連項目が取得されるまでその関連項目の記述を表示する。そのため、1つのファイルの関連項目の記述を閲覧するために、スクロールして次の頁に移ったとき、他のファイルの関連項目の記述が消えてしまい、消えた関連項目の記述を参照するために再度表示する作業の手間を無くすことができる。互いに関連のあるファイルを参照する場合において、このように、ユーザが参照し易いユーザインターフェースを有する編集画面にすることができる。
【0246】
また、関連項目を文字列にすることができるので、関連項目の表現をファイルに付随する記述の内容を示唆できる文字列によって表現することにより、操作者が目的の記述を検索し易くすることができる。
【0247】
また、関連項目を日付にすることができることにより、デジタルカメラの画像ファイル、業務日誌のファイル、経費のファイル、スケジュールのファイル等は、日付をベースとして管理されているので、ある日付の出来事を前述のファイルをそれぞれ参照する場合には関連項目を日付にすることによって、その日付のそれぞれの記述が効率的に表示画面に表示されることにより、複数のファイルを個々に開いて1つ1つ必要とする記述を探すという無駄な作業をすること無しに目的の記述を簡単に参照することができる。
【0248】
また、表示装置5、CPU41、ROM42、RAM43等から構成される表示手段によって表示されたファイルをあらかじめ設定された関連項目で関連付けるようにしているので、関連項目を設定する段階をスキップしてエディタ表示画面5Bの設定を簡略化することができる。例えば、関連項目としてよく使用される日付をあらかじめデフォルトに設定しておけば、日付以外の関連項目を設定するだけでよい。
【0249】
また、文書編集装置1は、エディタ表示画面5B、CPU41、ROM42、RAM43等から構成される表示制御手段によってエディタ表示画面5Bに表示された例えばテンプレート11に表示されるそれぞれの例えばファイル12、13、14の表示画面にはスクロールバー11F、11J、11Mが備えられ、例えばその中のファイル12のスクロールバー11Fを表示画面に対して下方に移動する場合には、スクロールバー11Fの操作により関連項目を含む行が、表示画面の所定の位置に来たときに関連項目の取得が行われると共に、他の表示されているファイル13、14にも取得された関連項目に関連する表示画面が表示され、さらに、スクロールバー11Fを表示画面に対して上方に移動する場合には、関連項目を含む行が、表示画面の所定の位置を通り過ぎたときに、通り過ぎた行より上にある関連項目に関連する表示画面が他の表示されているファイル13、14にも表示されるようにした。これにより、このスクロールバー11Fの操作を行っているファイル12の関連項目の記述の範囲が表示画面の所定の位置の上を往復している間は、他の表示されているファイル13、14に対しても取得されている関連項目に関連する表示画面が消えることなく常に表示されているので、必要なときには容易に参照することができる。
【0250】
また、エディタ表示画面5Bには、文字等を入力するためのカーソル11Rを備え、所定の位置は、カーソル11Rを含むカーソル行であるので、カーソル行をクリックすることによってその行を含む関連項目を容易に取得することができる。
【0251】
また、例えばキーボード6による入力手段にはカーソル11Rを移動させるカーソル移動キー6Aを備え、カーソル移動キー6Aの操作により、例えばファイル12、13、14の表示画面の内、カーソル11Rをファイル12の表示画面上に対して下方に移動させる場合には、関連項目を含む行にカーソル11Rが来たときに関連項目の取得が行われ、他の表示されているファイル13、14にも取得された関連項目に関連した表示画面が表示されると共に、カーソル11Rをファイル12の表示画面上に対して上方に移動させる場合には、関連項目が含まれる行をカーソル11Rが通り過ぎたときに、通り過ぎた行より上にある関連項目に関連した表示画面が他の表示されているファイル13、14に表示されるようにした。これにより、このカーソル移動キー6Aの操作によってファイル12の関連項目の記述の範囲をカーソル11Rが往復している間は、他の表示されているファイル13、14に対しても取得されている関連項目に関連する表示画面が消えることなく常に表示されているので、必要なときには容易に参照することができる。
【0252】
また、例えばマウス7による入力手段にはマウスカーソル7Aを移動させるエディタ表示画面5B、マウス7、CPU41、ROM42、RAM43等から構成されるマウスカーソル移動手段を備え、マウスカーソル移動手段の操作により、例えばファイル12、13、14の表示画面の内、カーソル11Rをファイル12の関連項目を含む行から次の関連項目を含む行の前までの領域にマウスカーソル7Aを移動させ、クリックボタンを押下した場合に関連項目の取得が行われると共に、他の表示されているファイル13、14にも取得された関連項目に関連する表示画面が表示されるようにしたので、操作者がファイル12の記述を読みながらその場所にマウスカーソル7Aを移動してマウス7のクリックボタンを押下すると押下した場所の関連項目の取得が行われると共に、他の表示されているファイル13、14にも取得された関連項目に関連する表示画面が表示されるために操作者は参照したい記述を容易に取得することができる。
【0253】
そして、エディタ表示画面5B、CPU41、ROM42、RAM43等から構成される表示制御手段によって、エディタ表示画面5Bに表示されたそれぞれの例えばファイル12、13、14の表示画面を同時にスクロールする上下のスクロールバー11Qを備え、上下のスクロールバー11Qの操作により、例えば、ファイル12の関連項目を含む行と共に他のファイル13、14のそれに関連した関連項目を含む行の先頭がそれぞれの表示画面の先頭に表示されるようにしたので、操作者は表示されている全てのファイル12、13、14の関連項目を先頭から参照することができる。
【0254】
次に、第2実施形態に係る文書編集装置1について説明する。第2実施形態は第1実施形態と殆ど同じであるが、スクロールバーによる個別スクロール処理とカーソル移動キー6Aによる個別スクロール処理において、第1実施形態では、カーソルは常に画面に表示されるのに対して、第2実施形態では、カーソルはテキストと一緒に画面外にスクロールされる点が異なる。以下では、第1実施形態と異なる部分を中心に図19、図20を参照して説明する。尚、第1実施形態と同じ構成には第1実施形態と同じ符号を付して説明する。
【0255】
ここで、図19は、第2実施形態に係るスクロールバーによる個別スクロール処理のフローチャート、図20は、カーソル移動キーによる個別スクロール処理のフローチャートである。尚、以下の処理は全てCPU41により実行される。
【0256】
先ず、図19のフローチャートは、図11のS17において呼び出されるスクロールバーによる個別スクロール処理であって、カーソルがテキストと一緒に画面外にスクロールされるフローチャートである。
図19のS151において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して記憶されているファイルが画像であるか否かを判断する。記憶されているファイルが画像であると判断した場合(S151:YES)は、S152に進む。
【0257】
S152では、表示されている画像ファイルのスクロールバーによる切替が可能か否かを判断する。表示されている画像ファイルのスクロールバーによる切替が不可と判断した場合(S152:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0258】
また、S152において、表示されている画像ファイルのスクロールバーによる切替が可能か否かを判断し、表示されている画像ファイルのスクロールバーによる切替が可能と判断した場合(S152:YES)は、S153に進む。
【0259】
S153では、表示されているファイルに対して、スクロールバーのスクロール方向に従って上下方向にファイルを切り替える。その後、S168に進む。S168では、画像ファイルのスクロールバーによる切替時に関連項目を跨いでいれば(S168:YES)、S161に進む。また、もし跨いでいなければ(S168:NO)、図11のメイン処理へ戻る。
【0260】
ここで、S151に戻って説明する。S151において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して記憶されているファイルが画像であるか否かを判断し、記憶されているファイルが画像でないと判断した場合(S1571:NO)は、S154に進む。
【0261】
S154では、スクロールバーによる個別スクロール操作が上方向へのスクロール操作か否かを判断する。スクロールバーによる個別スクロール操作が上方向のスクロール操作であると判断した場合(S154:YES)は、S155に進む。
【0262】
S155では、スクロールバーによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へスクロールが可能であるか否かを判断する。テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へスクロールが不可であると判断した場合(S155:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0263】
また、S155において、スクロールバーによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へスクロールが可能であるか否かを判断し、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へスクロールが可能であると判断した場合(S155:YES)は、S156に進む。
【0264】
S156では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へスクロールすることが可能であるので、スクロールバーによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向にスクロールする。そして、S157に進む。
【0265】
S157では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向にスクロールしたときに、スクロール前の最上段が関連項目行であったか否かを判断する。スクロール前の最上段が関連項目行でないと判断した場合(S157:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0266】
また、S157において、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向にスクロールしたときに、スクロール前の最上段が関連項目行であったか否かを判断する。スクロール前の最上段が関連項目行であると判断した場合(S157:YES)は、S161に進む。
【0267】
ここで、S154に戻って説明する。S154において、スクロールバーによる個別スクロール操作が上方向へのスクロール操作か否かを判断し、スクロールバーによる個別スクロール操作が上方向のスクロール操作でないと判断した場合(S154:NO)は、S158に進む。
【0268】
S158では、スクロールバーによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へスクロールが可能であるか否かを判断する。テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へスクロールが不可であると判断した場合(S158:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0269】
また、S158において、スクロールバーによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へスクロールが可能であるか否かを判断し、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へスクロールが可能であると判断した場合(S158:YES)は、S159に進む。
【0270】
S159では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へスクロールすることが可能であるので、スクロールバーによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向にスクロールする。そして、S160に進む。
【0271】
S160では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面に表示されている最下段が関連項目行であるか否かを判断する。最下段は関連項目行でないと判断した場合(S160:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0272】
また、S160において、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面に表示されている最下段に対し、最下段が関連項目行であるか否かを判断し、最下段が関連項目行であると判断した場合(S160:YES)は、S161に進む。
【0273】
S161では、上下方向に切り替えられたファイルの関連項目又は関連項目行の関連項目を取得する。そして、取得した関連項目をRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶臆する。その後、S162に進む。
【0274】
次に、S162では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して次のファイルがあるか否かを判断する。次のファイルがないと判断した場合(S162:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0275】
また、S162において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して次のファイルがあるか否かを判断し、次のファイルがあると判断した場合(S162:YES)は、S163に進む。
【0276】
S163では、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルが画像であるか否かを判断する。次のファイルが画像であると判断した場合(S163:YES)は、S164に進む。
【0277】
S164では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルの中の前方向と後方向に、S161において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断する。取得した関連項目がないと判断した場合(S164:NO)は、S162に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0278】
また、S164において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルの中の前方向と後方向に、S161において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断し、取得した関連項目があると判断した場合(S164:YES)は、S165に進む。
【0279】
S165では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルの中に、S161において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるので、オープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルを取得して、関連項目と同じ日付のファイル又は同じ文字列のファイル名のファイルを、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートの所定の場所に表示する。そして、S162に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0280】
ここで、S163に戻って説明する。S163において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルが画像であるか否かを判断し、次のファイルが画像でないと判断した場合(S163:NO)は、S166に進む。
【0281】
S166では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中の前方向と後方向に、S161において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断する。取得した関連項目がないと判断した場合(S166:NO)は、S162に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0282】
また、S166において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中の前方向と後方向に、S161において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断し、取得した関連項目があると判断した場合(S166:YES)は、S167に進む。
【0283】
S167では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中に、S161において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるので、オープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルを取得して、そのファイルを、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートの所定の場所にその関連項目行を画面の先頭から表示し、カーソルは関連項目行に表示する。そして、S162に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0284】
次に、図20のカーソル移動キー6Aによる個別スクロール処理のフローチャートについて説明する。図20のフローチャートは、図11のS19において呼び出されるカーソル移動キー6Aによる個別スクロール処理であって、カーソルがテキストと一緒に画面外にスクロールされるフローチャートである。
【0285】
先ず、図20のS171において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して記憶されているファイルが画像であるか否かを判断する。記憶されているファイルが画像であると判断した場合(S171:YES)は、S172に進む。
【0286】
S172では、表示されている画像ファイルのカーソル移動キー6Aによる切替が可能か否かを判断する。表示されている画像ファイルのカーソル移動キー6Aによる切替が不可と判断した場合(S172:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0287】
また、S172において、表示されている画像ファイルのカーソル移動キー6Aによる切替が可能か否かを判断し、表示されている画像ファイルのカーソル移動キー6Aによる切替が可能と判断した場合(S172:YES)は、S173に進む。
【0288】
S173では、表示されているファイルに対して、カーソル移動キー6Aのスクロール方向に従って上下方向にファイルを切り替える。その後、S194に進む。S194では、画像ファイルのカーソル移動キー6Aによる切替時に関連項目を跨いでいれば(S194:YES)、S187に進む。また、もし跨いでいなければ(S194:NO)、図11のメイン処理へ戻る。
【0289】
ここで、S171に戻って説明する。S171において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して記憶されているファイルが画像であるか否かを判断し、記憶されているファイルが画像でないと判断した場合(S171:NO)は、S174に進む。
【0290】
S174では、カーソルが画面外にあるか否かが判断される。カーソルが画面外にないと判断された場合(S174:NO)は、S176に進む。
【0291】
また、S174において、カーソルが画面外にあるか否かを判断し、カーソルが画面外にあると判断された場合(S174:YES)は、S175に進む。
【0292】
S175では、カーソルが画面外の上側にあるときは、カーソル行を最上段に表示する。また、カーソルが画面外の下側にあるときは、カーソル行を最下段に表示する。そして、S176に進む。
【0293】
S176では、カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作が上方向へのスクロール操作か否かを判断する。カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作が上方向のスクロール操作であると判断した場合(S176:YES)は、S177に進む。
【0294】
S177では、カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へ移動が可能であるか否かを判断する。テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へ移動が不可であると判断した場合(S177:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0295】
また、S177において、カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へ移動が可能であるか否かを判断し、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へ移動が可能であると判断した場合(S177:YES)は、S178に進む。
【0296】
S178では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を上方向へスクロールすることが可能であるので、カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルのカーソルを1行上に移動する。そして、S179に進む。
【0297】
次に、S179では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面のカーソルを1行上に移動するときのカーソル移動前のカーソル位置は最上行であるか否かが判断される。カーソル移動前のカーソル位置は最上行でないと判断した場合(S179:NO)は、S181に進む。
【0298】
また、S179において、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面のカーソルを1行上に移動するときのカーソル移動前のカーソル位置は最上行であるか否かが判断され、カーソル移動前のカーソル位置は最上行であると判断した場合(S179:YES)は、S180に進む。
【0299】
S180では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面において、カーソルごと画面を1段下にスクロールする。そして、S181に進む。
【0300】
S181では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面に表示されているカーソルに対し、カーソル移動前のカーソル位置が関連項目行であるか否かを判断する。カーソル移動前のカーソル位置が関連項目行でないと判断した場合(S181:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0301】
また、S181において、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面に表示されているカーソルに対し、カーソル移動前のカーソル位置が関連項目行であるか否かを判断し、カーソル移動前のカーソル位置が関連項目行であると判断した場合(S181:YES)は、S187に進む。
【0302】
ここで、S176に戻って説明する。S176において、カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作が上方向へのスクロール操作か否かを判断し、カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作が上方向のスクロール操作でないと判断した場合(S176:NO)は、S182に進む。
【0303】
S182では、カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へ移動が可能であるか否かを判断する。テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へ移動が不可であると判断した場合(S182:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0304】
また、S182において、スクロールバーによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へ移動が可能であるか否かを判断し、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へ移動が可能であると判断した場合(S182:YES)は、S183に進む。
【0305】
S183では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面を下方向へスクロールすることが可能であるので、カーソル移動キー6Aによる個別スクロール操作によって、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルのカーソルを1行下に移動する。そして、S184に進む。
【0306】
次に、S184では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面のカーソルを1行下に移動するときのカーソル移動前のカーソル位置は最下行であるか否かが判断される。カーソル移動前のカーソル位置は最下行でないと判断した場合(S184:NO)は、S186に進む。
【0307】
また、S184において、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面のカーソルを1行下に移動するときのカーソル移動前のカーソル位置は最下行であるか否かが判断され、カーソル移動前のカーソル位置は最下行であると判断した場合(S184:YES)は、S185に進む。
【0308】
S185では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面において、カーソルごと画面を1段上にスクロールする。そして、S186に進む。
【0309】
S186では、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面に表示されているカーソル行が関連項目行であるか否かを判断する。カーソル行は関連項目行でないと判断した場合(S186:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0310】
また、S186において、テンプレートの所定の場所に表示されているファイルの表示画面に表示されているカーソル行に対し、カーソル行が関連項目行であるか否かを判断し、カーソル行が関連項目行であると判断した場合(S186:YES)は、S187に進む。
【0311】
S187では、上下方向に切り替えられたファイルの関連項目又は関連項目行の関連項目を取得する。そして、取得した関連項目をRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶臆する。その後、S188に進む。
【0312】
次に、S188では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して次のファイルがあるか否かを判断する。次のファイルがないと判断した場合(S188:NO)は、図11のメイン処理に戻ると共にS12に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0313】
また、S188において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dを参照して次のファイルがあるか否かを判断し、次のファイルがあると判断した場合(S188:YES)は、S189に進む。
【0314】
S189では、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルが画像であるか否かを判断する。次のファイルが画像であると判断した場合(S189:YES)は、S190に進む。
【0315】
S190では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルの中の前方向と後方向に、S187において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断する。取得した関連項目がないと判断した場合(S190:NO)は、S188に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0316】
また、S190において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルの中の前方向と後方向に、S187において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断し、取得した関連項目があると判断した場合(S190:YES)は、S191に進む。
【0317】
S191では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルの中に、S187において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるので、オープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次の画像ファイルを取得して、関連項目と同じ日付のファイル又は同じ文字列のファイル名のファイルを、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートの所定の場所に表示する。そして、S188に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0318】
ここで、S189に戻って説明する。S189において、一般ファイルと画像ファイルではファイリングの方法が異なるので、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルが画像であるか否かを判断し、次のファイルが画像でないと判断した場合(S189:NO)は、S192に進む。
【0319】
S192では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中に、S187において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断する。取得した関連項目がないと判断した場合(S192:NO)は、S188に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0320】
また、S192において、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中に、S187において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるか否かを判断し、取得した関連項目があると判断した場合(S192:YES)は、S193に進む。
【0321】
S193では、RAM43のオープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルの中に、S187において取得されてRAM43の作業用記憶エリア43Gに記憶されている関連項目があるので、オープンファイル記憶エリア43Dに記憶されている次のファイルを取得して、そのファイルを、RAM43のテンプレート種類記憶エリア43Fに記憶されているテンプレートに基づいて、そのテンプレートの所定の場所にその関連項目行を画面の先頭から表示し、カーソルは関連項目行に表示する。そして、S188に戻り、その後のステップを繰り返す。
【0322】
以上詳細に説明した通り第2実施形態に係る文書編集装置1では、カーソルがテキストと一緒に画面外にスクロールされる編集ソフトで作成されたテキストファイルに対しても支障なく複数のファイルを関連項目で関連付けられるので、どれか1つのファイルから操作者が必要とする関連項目を取得すると、それぞれ他のファイルに対しても関連項目に関連したエディタ表示画面5Bを表示させることができる。これにより操作者は、必要とする関連項目の記述、図表等を同時に閲覧することができる。そのため、複数のファイルを開いて、或いは印刷して1つ1つ必要とする記述を探すという無駄な労力と時間を無くすことができ、作業を効率的行うことができる。また、どれか1つのファイルを操作者が関連項目の記述をスクロールしながら閲覧して次々に頁がスクロールされたときでも、他のファイルは次の関連項目が取得されるまでその関連項目の記述を表示する。そのため、1つのファイルの関連項目の記述を閲覧するために、スクロールして次の頁に移ったとき、他のファイルの関連項目の記述が消えてしまい、消えた関連項目の記述を参照するために再度表示する作業の手間を無くすことができる。互いに関連のあるファイルを参照する場合において、このように、ユーザが参照し易いユーザインターフェースを有する編集画面にすることができる。
【0323】
次から記述する第3実施形態乃至第5実施形態は、エディタ表示画面5Bの文書編集作業領域5Hに表示するそれぞれのファイルの内容から、容易に関連項目を取得できるように、関連項目にする日付/文字列を予め特定しておく方法である。そのためにそれぞれのファイルを作成するとき、関連項目にしたい日付/文字列をファイルのそれぞれの所定位置に予め記載しておくことにより、関連項目設定/変更画面17において関連項目を日付または文字列に設定する。(この際、関連項目として文字列を設定したときには、文字列の記入枠を空欄にすることにより、予め特定された関連項目が対象となる。)そして、OKボタン17Aによって決定した後に、決定された関連項目の検索を必要とする処理を行う場合には、所定位置の関連項目を検索することによって容易に関連項目を取得できる。また、操作者に対しても関連項目を特定し易い。以下の実施形態によって関連項目として日付/文字列を予め特定しておく方法を述べる。
先ず、第3実施形態に係る文書編集装置1について説明する。第3実施形態は、第1実施形態及び第2実施形態と殆ど同じであるが、複数のファイルを関連付ける関連項目の設定において、第3実施形態では操作者に対して関連項目行であることを分かり易くするために専用のマークを設けた点が異なる。以下では、第1実施形態及び第2実施形態と異なる部分を中心に図21を参照して説明する。尚、第1実施形態及び第2実施形態と同じ構成には第1実施形態及び第2実施形態と同じ符号を付して説明する。ここで、図21は、第3実施形態に係る専用のマークを設けた関連項目の行を説明する説明図である。
【0324】
図21に示すように、テキストファイル21の所定の場所に関連項目の行21Aが設けられている。そして、この行21Aの先頭に関連項目の行21Aであることを示すマーク21Bが配置されている。図21では「*」印を関連項目の行21Aであることを示すマーク21Bとしている。尚、関連項目の行21Aであることを示すマーク21Bは、専用に作成した特別なマークでもよい。
これによって、関連項目の行21Aを明確にすることができ、操作者が検索する場合でもマーク21Bを目的に検索すればよいので検索し易くすることができる。
【0325】
次に、第4実施形態に係る文書編集装置1について説明する。第4実施形態は、第1実施形態乃至第3実施形態と殆ど同じであるが、複数のファイルを関連付ける関連項目の設定において、第4実施形態では表の中に関連項目を表示している点が異なる。以下では、第1実施形態乃至第3実施形態と異なる部分を中心に図22を参照して説明する。尚、第1実施形態乃至第3実施形態と同じ構成には第1実施形態乃至第3実施形態と同じ符号を付して説明する。ここで、図22は、第4実施形態に係る表の中にそれぞれのファイルを関連付ける関連項目が記入される表ファイルを説明する説明図である。
【0326】
図22に示すように、表ファイル22の所定の場所には、関連項目の日付、文字列が記入される枠が設けられている。例えば、列Aの枠には関連項目の日付、列Bの枠には関連項目の文字列と決めておくことにより、操作者が必要項目を所定の枠に記入することによって、機械的に表ファイルから関連項目を特定でき、関連項目として設定することができる。
【0327】
次に、第5実施形態に係る文書編集装置1について説明する。第5実施形態は、第1実施形態乃至第4実施形態と殆ど同じであるが、複数のファイルを関連付ける関連項目の設定において、第5実施形態では、複数のファイルを関連付ける関連項目を記入書式が決められたテンプレートの所定の場所に記入する点が異なる。以下では、第1実施形態乃至第4実施形態と異なる部分を中心に図23を参照して説明する。尚、第1実施形態乃至第4実施形態と同じ構成には第1実施形態乃至第4実施形態と同じ符号を付して説明する。ここで、図23は、第5実施形態に係る所定の場所にそれぞれのファイルを関連付ける関連項目が記入されるテンプレートファイルを説明する説明図である。
【0328】
図23に示すように、テンプレートファイル23の所定の場所には、関連項目の日付、文字列が記入される枠が設けられている。例えば、枠23Aには関連項目の日付、枠23Bには関連項目の文字列、枠23Cには本文と決めておくことにより、操作者が必要項目を所定の枠に記入することによって、機械的にテンプレートファイルから関連項目が特定でき、関連項目を設定することができる。
【0329】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、関連項目をより自由に設定できるように、文章ファイル/画像ファイルとも、ファイル名として文字列/日付を使用した場合には、その文字列/日付を関連項目としてもよい。また、文章ファイルでも画像ファイルの場合と同様に、その文章ファイルが作成された作成日を関連項目として設定できるようにしてもよい。これは、ファイル管理方法でファイル名として作成日等の日付を自動的に使用するもの、或いは、ファイル名に展開されていない作成日からファイルを特定する場合、さらに後からファイル名を分かり易い名前に変更してある場合に、ファイルをファイル単位によって関連関連付けするには有効な手段となる。
【図面の簡単な説明】
【0330】
【図1】第1実施形態に係る文書編集装置の概略外観斜視図である。
【図2】文書編集装置を構成するコンピュータ装置の要部の回路構成を示す回路ブロック図である。
【図3】エディタ表示画面を示すイメージ図である。
【図4】関連付けられるそれぞれのファイルを示す模式図である。
【図5】編集画面選択/変更画面を示すイメージ図である。
【図6】オープンファイル指定画面を示すイメージ図である。
【図7】関連項目設定/変更画面を示すイメージ図である。
【図8】テンプレート選択画面を示すイメージ図である。
【図9】管理ファイルに対して関連項目を変更することが可能な画面を示すイメージ図である。
【図10】エディタ表示画面の文書編集作業領域に表示された管理ファイルの状態を示す説明図である。
【図11】メイン処理を示すフローチャートである。
【図12】全てのファイルを選択されたテンプレートに表示する処理のフローチャートである。
【図13】全体スクロール処理のフローチャートである。
【図14】スクロールバーによる個別スクロール処理のフローチャートである。
【図15】カーソル移動キーによる個別スクロール処理のフローチャートである。
【図16】カーソル位置直接指定処理のフローチャートである。
【図17】終了処理のフローチャートである。
【図18】テンプレートに表示されたファイルが日付で関連付けられたことを説明する説明図である。
【図19】第2実施形態に係るスクロールバーによる個別スクロール処理のフローチャートである。
【図20】カーソル移動キーによる個別スクロール処理のフローチャートである。
【図21】第3実施形態に係る専用のマークを設けた関連項目の専用行を説明する説明図である。
【図22】第4実施形態に係る表の中にそれぞれのファイルを関連付ける関連項目が記入される表ファイルを説明する説明図である。
【図23】第5実施形態に係る所定の場所にそれぞれのファイルを関連付ける関連項目が記入されるテンプレートファイルを説明する説明図である。
【符号の説明】
【0331】
1 文書編集装置
5 表示装置
5B エディタ表示画面
6 キーボード
6A カーソル移動キー
7 マウス
7A マウスカーソル
8 イメージスキャナ
9 CDリード・ライター(CD−R/W)
11 テンプレート
11F スクロールバー
11J スクロールバー
11M スクロールバー
11Q スクロールバー
11R カーソル
12 ファイル
13 ファイル
14 ファイル
18 テンプレート
19 テンプレート
20 テンプレート
21 テキストファイル
22 表ファイル
23 テンプレートファイル
41 CPU
42 ROM
43 RAM

【特許請求の範囲】
【請求項1】
文字、記号、図形、写真データ等を入力する入力手段と、
前記入力手段によって文字、記号、図形、写真データ等が入力されたファイルと、
前記ファイルを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段から前記ファイルを少なくとも2つを選択するファイル選択手段と、
前記ファイル選択手段によって選択されたファイルを表示する表示手段と、
前記表示手段によって表示されたファイルを関連付けるための関連項目と、
前記関連項目を選択する関連項目選択手段と、
前記関連項目選択手段によって選択された関連項目により、前記表示手段によって表示されたそれぞれのファイルから前記関連項目を取得する関連項目取得手段と、
前記表示手段によって表示されたそれぞれのファイルを、前記関連項目取得手段により取得された関連項目によって関連付ける関連付手段と、
前記関連付手段により前記表示手段に表示されているファイルが関連付けられたとき、前記それぞれのファイルに対して関連項目に関連した表示画面を表示させるように制御する表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする文書編集装置。
【請求項2】
前記関連項目は文字列であることを特徴とする請求項1に記載の文書編集装置。
【請求項3】
前記関連項目は日付であることを特徴とする請求項1に記載の文書編集装置。
【請求項4】
前記関連項目は符号によって特定されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の文書編集装置。
【請求項5】
前記関連項目は表欄の所定の場所に表記されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の文書編集装置。
【請求項6】
前記関連項目はテンプレートの所定の場所に表記されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の文書編集装置。
【請求項7】
文字、記号、図形、写真データ等を入力する入力手段と、
前記入力手段によって文字、記号、図形、写真データ等が入力されたファイルと、
前記ファイルを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段から前記ファイルを少なくとも2つを選択するファイル選択手段と、
前記ファイル選択手段によって選択されたファイルを表示する表示手段と、
前記表示手段によって表示されたファイルを関連付けるためのあらかじめ設定された関連項目と、
前記あらかじめ設定された関連項目によって、前記表示手段によって表示されたそれぞれのファイルより前記関連項目を取得する関連項目取得手段と、
前記表示手段によって表示されたそれぞれのファイルを、前記関連項目取得手段により取得された関連項目によって関連付ける関連付手段と、
前記関連付手段により前記表示手段に表示されているファイルが関連付けられたとき、前記それぞれのファイルに対して関連項目に関連した表示画面を表示させるように制御する表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする文書編集装置。
【請求項8】
前記表示制御手段によって前記表示手段に表示されたそれぞれのファイルの表示画面には通常のスクロール及び画像のファイル毎のスクロール画面上の表示を上下方向にスクロールさせるスクロール手段を備え、前記スクロール手段により前記関連項目を含む行が前記表示画面に対して上方に移動する場合には、前記関連項目を含む行が、前記表示画面の所定の位置に来たときに関連項目の取得が行われると共に、他のファイルにも取得された関連項目に関連する表示画面が表示され、さらに、前記スクロール手段により前記関連項目を含む行が前記表示画面に対して下方に移動する場合には、前記関連項目を含む行が、前記表示画面の所定の位置を通り過ぎたときに、通り過ぎた行より上にある関連項目に関連する表示画面が他のファイルに表示されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の文書編集装置。
【請求項9】
前記表示画面には、文字等を入力するためのカーソルを備え、前記所定の位置は、前記カーソルを含むカーソル行であることを特徴とする請求項8に記載の文書編集装置。
【請求項10】
前記入力手段には前記カーソルを移動させるカーソル移動キーを備え、前記カーソル移動キーの操作により、前記カーソルを前記表示画面上に対して下方に移動させる場合には、前記関連項目を含む行にカーソルが来たときに関連項目の取得が行われ、他のファイルにも取得された関連項目に関連した表示画面が表示されると共に、前記カーソルを前記表示画面上に対して上方に移動させる場合には、前記関連項目が含まれる行をカーソルが通り過ぎたときに、通り過ぎた行より上にある関連項目に関連した表示画面が他のファイルに表示されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の文書編集装置。
【請求項11】
前記入力手段にはマウスカーソルを移動させるマウスカーソル移動手段と、マウスカーソルの位置を確定するためのマウスカーソル位置確定手段とを備え、前記マウスカーソル移動手段の操作により、前記関連項目を含む行から次の関連項目を含む行の前までの領域にマウスカーソルを移動させ、前記マウスカーソル位置確定手段により、マウスカーソルの位置が確定した場合に関連項目の取得が行われると共に、他のファイルにも前記取得された関連項目に関連する表示画面が表示されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の文書編集装置。
【請求項12】
前記表示制御手段によって前記表示手段に表示されたそれぞれのファイルの表示画面を同時にスクロールさせる上下のスクロール手段を備え、前記上下のスクロール手段の操作により前記関連項目を含む行及びそれに関連した他のファイルの表示画面の先頭がそれぞれの表示画面の先頭に表示されるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の文書編集装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2008−225722(P2008−225722A)
【公開日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−61385(P2007−61385)
【出願日】平成19年3月12日(2007.3.12)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】