説明

新規組成物

粘度が少なくとも80,000mPasである後発泡性歯磨剤組成物であって、後発泡性歯磨剤組成物であって、キサンタンガムである第一増粘剤、カラギナンおよび/またはポリアクリル酸である第二増粘剤、および増粘性シリカの組合せ、ならびに該組成物を膨張させてフォームにする後発泡剤を含んでなる、後発泡性歯磨剤組成物。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、歯磨剤組成物、特に、加圧容器中に貯蔵でき、その容器から後発泡性(post-foaming)ゲルもしくはペーストの形で歯ブラシ上に分配することができる歯磨剤組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
国際公開第01/62212号(ヘンケル(Henkel))は、比較的高粘度(30,000〜100,000mPas)の後発泡性歯磨剤を記載しており、これはディスペンサーから、遅延発泡性のペーストもしくはゲルのリボンの形で押し出された後、発泡して適用部位にムース様フォームを形成することができる。これは「後発泡剤」、すなわち−15〜35℃で気化する液化噴射剤ガスを歯磨剤組成物に組込むと、周囲温度もしくは体温により該噴射剤が気化することにより実現される。
【0003】
米国出願公開第2004/247534号(ストルツ(Stoltz))は、炭化水素エアロゾル噴射剤を含む自己発泡性フッ化物ゲルについて記載している。
【0004】
国際公開第2006/52476号(コルゲート(Colgate))は、圧縮液体噴射剤を含有する比較的低粘度(30,000mPas未満)の後発泡性口腔ケアムースについて記載している。
【0005】
前記のこれらの文献は全て、そのような後発泡性歯科組成物が、いわゆる缶内袋ディスペンサーから分配されうることを示しており、その際、後発泡剤を含む物質は封入缶内の押し潰し可能エンベロープ中に含まれ、加圧噴射剤は缶とエンベロープの間にあり、エンベロープのバルブが環境に開放されると、噴射剤によって物質がエンベロープから外へ搾り出される。缶内袋ディスペンサーは、袋がバルブに取り付けられたいわゆるバルブ型袋とすることも、または袋が缶に取り付けられたいわゆる缶型袋とすることもできる。どちらの型も、本明細書で使用する缶内袋という用語に含まれる。加圧噴射剤が、封入缶内の膨張可能なエンベロープ中にあり、後発泡剤を含む物質が缶とエンベロープの間の空間にある、逆型缶内袋構造も知られている。この逆型構造では、缶のバルブが環境に開放されると、袋内の噴射剤の膨張により、該膨張袋が該物質を該空間から外へ絞り出す。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】国際公開第01/62212号パンフレット
【特許文献2】米国特許出願公開第2004/247534号明細書
【特許文献3】国際公開第2006/52476号パンフレット
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、缶内袋ディスペンサーから歯ブラシ上に分配したとき、糸引き傾向が少なく、歯ブラシ上への乗り(stand-up)が良い高粘度後発泡性歯磨剤に関する。こうした効果は、増粘系として、増粘剤と増粘性シリカとの特定の組合せを使用することによってもたらされた。
【課題を解決するための手段】
【0008】
従って、本発明は、粘度が少なくとも80,000mPasである後発泡性歯磨剤組成物であって、キサンタンガムである第一増粘剤、カラギナンおよび/またはポリアクリル酸である第二増粘剤、および増粘性シリカである第三増粘剤の組合せ、ならびに該組成物を膨張させてフォームにする後発泡剤を含む、前記の後発泡性歯磨剤組成物を提供する。
【発明の効果】
【0009】
カラギナンおよび/またはポリアクリル酸の存在は、キサンタンガムを含む後発泡性歯磨剤の糸引きの低減に役立つ。増粘性シリカは、歯磨剤を歯ブラシ上に分配したときの乗り(stand-up)を良くするのを助ける。缶内袋ディスペンサーから分配したときの製品が垂れる量を最少化するためには、糸引きの低減が後発泡性歯磨剤にとって特に有益である。
【0010】
加えて、本発明の組成物の後発泡性性質によって、口腔内の「届きにくい部位」にさえ、活性成分および香味剤が極めて効率よく放出されることが期待される。
【発明を実施するための形態】
【0011】
第二増粘剤はポリアクリル酸が適当であり、その例としては、カルボマー、アクリレート/アルキルアクリレートクロスポリマー、またはポリカルボフィルが挙げられる。
【0012】
第二増粘剤には、カラギナンが適している。
【0013】
本発明の組成物の粘度は、後発泡剤を組み込む前の組成物(これは当技術分野では中間組成物として知られている)の粘度を参照して定義され、25℃でTFスピンドルを20rpmにて用いるブルックフィールド粘度計を使用して測定する。
【0014】
中間組成物の粘度は、100,000〜240,000mPas、例えば120,000〜220,000mPasが適している。
【0015】
第一増粘剤(キサンタンガム)は、組成物全体の0.4〜1.5%、例えば0.5〜1.0重量%の量で存在するのが適切である。
【0016】
第二増粘剤は、組成物全体の0.4〜1.5%、例えば0.5〜1.0重量%の量で存在するのが適切である。
【0017】
第三増粘剤(増粘性シリカ)は、組成物全体の3〜15%、例えば4〜10重量%の量で存在するのが適切である。
【0018】
本発明の組成物は、一種または複数の後発泡剤を含みうる。後発泡剤は、大気圧下で沸点が−5〜40℃、例えば、15〜35℃、または20〜30℃の液体または液化可能ガスとすることができる。後発泡剤は、25〜35℃の温度範囲で、蒸気圧が約0.5〜1.0気圧の液化可能ガスとすることができる。
【0019】
好適な液体または液化可能ガスの後発泡剤は、国際公開第01/62212号に記載されており、4〜6個の炭素原子を有する飽和脂肪族炭化水素、例えば、ブタン類、ペンタン類、およびヘキサン類、ハロゲン化された炭化水素類、例えばトリクロロトリフルオロエタン、1,2−ジクロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエタン、またはその少なくとも2種の混合物が挙げられる。ハロゲン化物質には環境的不利益が伴うことから、ブタン、イソブタン、ペンタン、またはイソペンタンなどの非ハロゲン化炭化水素、およびその少なくとも2種の混合物が好ましい。
【0020】
後発泡剤の混合物を使用する利点は、後発泡剤の蒸気圧を制御できることであり、例えば、25〜35℃の温度範囲で蒸気圧を約0.5〜1.0気圧とすることができる。
【0021】
典型的には、後発泡剤は0.5〜10重量%、例えば1〜4重量%使用する。
【0022】
増粘性シリカに加えて、本発明の組成物は、シリカ研磨剤などの歯科研磨剤を含むことができ、または例えば国際公開公報第05/027858号(グラクソ グループ リミテッド)に記載されているように、追加の研磨剤を含まなくてもよい。
【0023】
好適なシリカ歯科研磨剤の例には、それぞれフーバー社(Huber)、デグッサ社(Degussa)、イネオス社(Ineos)、およびローディア社(Rhodia)より、以下の商品名、すなわちゼオデント(Zeodent)、サイデント(Sident)、ソルボシル(Sorbosil)、またはチキソシル(Tixosil)で市販されているものが挙げられる。
【0024】
シリカ研磨剤は、最大で組成物全体の15重量%、例えば2〜10重量%で存在するのが適切であり、通常、組成物全体の少なくとも4%、例えば5〜9重量%、または6〜8重量%の量で存在する。
【0025】
本発明の組成物は、歯磨剤組成物で従来より使用されている一種または複数の活性物質、例えば、フッ化物イオン源、減感剤、抗菌剤、抗歯垢剤、抗歯石剤、白化剤、口臭剤、またはその少なくとも2種の混合物を含みうる。そのような薬剤は、所望の治療効果を発揮するレベルで含まれ得る。
【0026】
本発明の組成物で使用するのに好適なフッ化物イオン源には、25〜3500ppm、好ましくは100〜1500ppmのフッ化物イオンを提供する量のフッ化ナトリウムなどのアルカリ金属フッ化物、モノフルオロリン酸ナトリウムなどのアルカリ金属モノフルオロリン酸塩、フッ化第一スズ、またはアミンフッ化物が挙げられる。典型的なフッ化物源はフッ化ナトリウムであり、例えば、本組成物は、フッ化ナトリウムを0.1〜0.5重量%、例えば0.204重量%(フッ化物イオン927ppmに等しい)、0.2542重量%(フッ化物イオン1150ppmに等しい)、または0.315重量%(フッ化物イオン1426ppmに等しい)含みうる。
【0027】
そのようなフッ化物イオンは、歯の再石灰化の促進に役立ち、歯牙硬組織の酸耐性を増大して、齲蝕、歯浸食(すなわち酸蝕)および/または歯牙摩耗に対処することができる。
【0028】
本発明の組成物は、例えば、国際公開公報第2006100071号(グラクソ グループ リミテッド)(その全内容を参照により本明細書に組み込む)に記載されているように、歯内へのフッ化物の取り込みを促進するために製剤化することができる。
【0029】
歯知覚過敏症を治療するために、本発明の組成物は減感剤を含むことができる。減感剤の例には、例えば国際公開公報第02/15809号(ブロック(Block))に記載されているような細管遮断剤または神経減感剤、およびそれらの混合物が挙げられる。減感剤の例には、ストロンチウム塩、例えば塩化ストロンチウム、酢酸ストロンチウム、もしくは硝酸ストロンチウム、またはカリウム塩、例えばクエン酸カリウム、塩化カリウム、重炭酸カリウム、グルコン酸カリウム、そして特に硝酸カリウムが挙げられる。
【0030】
カリウム塩などの減感剤は、一般に、組成物全体の2〜8重量%で存在し、例えば5重量%の硝酸カリウムを使用することができる。
【0031】
本発明の組成物は、白化剤、例えば、トリポリリン酸ナトリウム(STP)などのポリリン酸塩から選択した白化剤を含んでもよく、かつ/または存在する任意の追加のシリカ研磨剤が高い洗浄特性を有しうる。STPは、組成物全体の2〜15%、例えば5〜10重量%の量とすることができる。高清浄シリカ研磨剤の例としては、Zeodent 124、Tixosil 63、Sorbosil AC39、Sorbosil AC43、及びSorbosil AC35として市販されているものが挙げられ、先に本明細書に記載したような適切な量とすることができる。
【0032】
本発明の組成物は、口臭剤、例えば、酸化亜鉛などの亜鉛塩を含み得る。
【0033】
本発明の組成物には、追加の配合剤、例えば、界面活性剤、湿潤剤、香味剤、甘味剤、乳白剤もしくは着色剤、防腐剤、および水を含有するが、それらは、口腔衛生組成物の技術分野でそうした目的に従来より使用されている配合剤から選択する。
【0034】
本発明で使用するのに好適な界面活性剤には、陰イオン性界面活性剤、例えば、ラウリル硫酸ナトリウムなどのC10−18アルキル硫酸ナトリウムが挙げられる。ラウリル硫酸ナトリウムは、一般的に、陰イオン性であり、かつ強く荷電していると考えられ、歯を磨く際に高レベルの発泡を望む場合に有用である。
【0035】
あるいは、陰イオン性界面活性剤に加えて、またはその代わりに、双性イオン性、両性、および非イオン性もしくは低イオン性界面活性剤を使用することもできる。
【0036】
カリウム塩など、減感剤を含む本発明の歯磨剤組成物用の典型的クラスの界面活性剤には、両性もしくは若干イオン性界面活性剤、またはそれらの混合物が含まれ、これらはラウリル硫酸ナトリウムよりもイオン性が弱く電荷も強くない。好適には、カリウム塩を含む本発明の組成物には、C1−18アルキル硫酸塩、例えばラウリル硫酸ナトリウムなどの陰イオン性界面活性剤を含めない。こうした界面活性剤は、良好な洗浄および清浄特性を有する反面、不溶性ラウリル硫酸カリウムの沈殿物の形成を引き起こしかねないからである。
【0037】
両性界面活性剤の例としては、長鎖アルキルベタイン類、例えば、オルブライト アンド ウィルソン社(Albright & Wilson)より登録商標名「エンピゲンBB(Empigen BB)」で市販されている製品、長鎖アルキルアミドアルキルベタイン類、例えばコカミドプロピルベタイン、または低イオン界面活性剤類、例えばクロダ社(Croda)より商標名アジノールCT(Adinol CT)で市販されているココイルメチルタウリンナトリウム、またはその少なくとも2種の混合物が挙げられる。
【0038】
界面活性剤は、組成物全体の0.1〜15%の範囲で、例えば1〜10%または2〜5重量%で存在するのが適切である。
【0039】
本発明の組成物で使用するのに好適な湿潤剤としては、グリセリン、キシリトール、ソルビトール、プロピレングリコール、もしくはポリエチレングリコール、またはその少なくとも2種の混合物が挙げられ、湿潤剤は、組成物全体の10〜80%、例えば、20〜70%または40〜60重量%の範囲で存在させてよい。
【0040】
本発明による組成物は、成分を好適な相対量で、任意の好都合な順序で混合するステップ、および必要に応じてpHを調整し最終所望値を得るステップによって調製することができる。
【0041】
pHは、5.5〜10、例えば6.5〜8が適切であり、組成物を水で組成物:水=1:3の重量比でスラリー化したときに測定する。
【0042】
本発明の組成物は、いわゆる缶内袋ディスペンサーに収容され、そこから分配されるのに適している。例えば、当技術分野で中間組成物として知られている、後発泡剤を含まない組成物は、分配バルブを備えた、前記のようなディスペンサーの押し潰し可能なエンベロープ中に、後発泡剤と一緒に充填するのが好ましい。あるいは、組成物を上記の缶内袋ディスペンサーとは逆型の構造物内に収容し、そこから分配することもできる。
【0043】
上記のような缶内袋ディスペンサーでは、加圧噴射剤は、どちらの構成であっても、例えば米国出願公開第3,541,581号に開示されているような慣用の噴射剤とすることができる。典型的な加圧噴射剤としては、圧縮空気、圧縮窒素、圧縮二酸化炭素、炭化水素噴射剤、例えば、プロパン、ブタン、イソブタン、イソペンタン、ジメチルエーテル、および一般式C[式中、nは1もしくは2であり、x+yは2n+2に等しい]のハイドロフルオロカーボン噴射剤が挙げられる。そのような有機噴射剤は、液状で存在することができる。典型的には、袋を圧縮し、袋から組成物を絞り出すために、最低圧力1.5barを袋との間の空間に用いる。例えば、この空間に、圧縮空気または窒素を通常4〜12barの圧力で使用することができ、または炭化水素噴射剤を通常1.5〜5barの圧力で使用することができる。
【0044】
従って、本発明は、本明細書に記載するように、歯磨剤組成物を収容する缶内袋ディスペンサーを提供する。そのようなディスペンサーは、開放可能な分配バルブを備えた押し潰し可能エンベロープ内に組成物を含み、該エンベロープは封入缶に収納され、かつ缶とエンベロープの間には加圧噴射剤があり、エンベロープのバルブを環境に開放したとき、この加圧噴射剤によって歯磨剤組成物がエンベロープから外へ搾り出される。あるいは、そのようなディスペンサーは、封入缶に収納された、加圧噴射剤を収容した膨張可能なエンベロープを有することができ、このとき組成物は缶とエンベロープの間の空間にあり、缶は開放可能な分配バルブを備え、バルブが環境に開放されると、袋中の噴射剤の膨張により組成物が空間から外へ搾り出される。
【0045】
本明細書に記載した増粘用および研磨用粒子状シリカを含む組成物には、バルブステム口径は、200〜500μm、好ましくは400+/−50μmが適している。
【0046】
典型的には、そのような缶内袋ディスペンサーには作動装置を設け、その装置によってバルブを開放し、通常の作動装置ノズルを通して組成物の流れを分配することができる。歯磨剤組成物は、一般的な慣用の方式で分配することが可能であり、その方法は、作動装置を使用して容器のバルブを開放し、噴射剤の圧力によって、歯ブラシ上に組成物を一条の押出物として放出することによる。一条の押出物は、周囲温度または体温に曝されると、後発泡剤が気化し、その結果、組成物は膨らみ膨張したフォーム状態になる。
【0047】
缶内袋ディスペンサーには、作動装置を取り付けるのが適切であり、この作動装置は、使用時の作動装置のノズルからの製品の垂れが最少化されるように設計する。そのような作動装置の一例は、2007年10月18日に出願されたPCT出願PCT/EP2007/061173に記載されており、この特許は、グラクソ スミスクライン コンシューマー ヘルスケアGmbHアンドCo KG(GlaxoSmithKline Consumer Healthcare GmbH and Co KG)の名で2006年10月20日に出願された英国特許出願GB620943.1に基づく優先権を主張するものである。
【0048】
本発明の組成物の一般的製造法は、成分を、適切には減圧下で、均質な混合物が得られるまで混合するステップ、および必要に応じてpHを調整するステップを含む。次いでこの液体混合物は、好適な量の後発泡剤と一緒に、適当な押し潰し可能エンベロープ内に、または缶と、慣用的な缶内袋ディスペンサーの膨張可能なエンベロープとの間の空間に、慣用法により充填することができる。
【実施例】
【0049】
次の非限定的な例により本発明を説明する。
【表1】

【0050】
実施例1または2の歯磨剤組成物の調製は次のように行う。すなわち、成分を混合し、水酸化ナトリウムでpHを調整して、中間組成物を形成する。この中間組成物を、イソペンタンと共に、慣用の缶内袋ディスペンサーの押し潰し可能エンベロープに慣用法により充填する。缶には、予め(中間組成物を袋に入れる前に)2.3barの圧縮窒素を充填する。生成物を袋に入れたときの最終目的圧力は6.3barである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粘度が少なくとも80,000mPasである後発泡性歯磨剤組成物であって、キサンタンガムである第一増粘剤、カラギナンおよび/またはポリアクリル酸である第二増粘剤、および増粘性シリカである第三増粘剤の組合せ、ならびに該組成物を膨張させてフォームにする後発泡剤を含む、前記後発泡性歯磨剤組成物。
【請求項2】
第二増粘剤がカラギナンである、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
粘度が100,000〜240,000mPasである、請求項1または2に記載の組成物。
【請求項4】
第一増粘剤が、組成物全体の0.4〜1.5重量%の量で存在する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項5】
第二増粘剤が、組成物全体の0.4〜1.5重量%の量で存在する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項6】
第三増粘剤が、組成物全体の3〜15重量%の量で存在する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項7】
前記の後発泡剤が、−5〜40℃という大気圧下での沸点を有する液体または液化可能ガスである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項8】
前記の後発泡剤が、ブタン、イソブタン、ペンタン、もしくはイソペンタン、またはその少なくとも2種の混合物である、請求項7に記載の組成物。
【請求項9】
前記の後発泡剤が、組成物全体の0.5〜10重量%の量で存在する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項10】
シリカ歯科研磨剤を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項11】
フッ化物イオン源を含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項12】
減感剤を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項13】
白化剤を含む、請求項1〜12のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項14】
口臭剤を含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項15】
界面活性剤を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項16】
陰イオン性界面活性剤を含む、請求項1〜15のいずれか一項に記載の組成物。
【請求項17】
両性もしくは低イオン性界面活性剤、またはそれらの混合物を含む、請求項12に記載の組成物。
【請求項18】
請求項1〜17のいずれか一項に記載の歯磨剤組成物を含む缶内袋ディスペンサーであって、該組成物は開放可能な分配バルブを備えた押し潰し可能エンベロープ内に含まれ、該エンベロープは封入缶に収納され、かつ該缶と該エンベロープの間に加圧噴射剤があり、該エンベロープの該バルブが環境に開放されると、該加圧噴射剤によって該組成物が該エンベロープから外へ搾り出される、前記缶内袋ディスペンサー。
【請求項19】
請求項1〜17のいずれか一項に記載の歯磨剤組成物を含む缶内袋ディスペンサーであって、加圧噴射剤を収容した膨張可能エンベロープが封入缶内に収納されており、該組成物は該缶と該エンベロープの間の空間にあり、該缶は開放可能な分配バルブを備え、該バルブが環境に開放されると、該袋中の噴射剤の膨張により、該組成物が該空間から外へ搾り出される、前記缶内袋ディスペンサー。

【公表番号】特表2010−511678(P2010−511678A)
【公表日】平成22年4月15日(2010.4.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−539764(P2009−539764)
【出願日】平成19年12月6日(2007.12.6)
【国際出願番号】PCT/EP2007/063480
【国際公開番号】WO2008/068323
【国際公開日】平成20年6月12日(2008.6.12)
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【Fターム(参考)】