説明

映像コンテンツ選択装置及び映像コンテンツ選択方法

【課題】プレビュー動画を再生することで、的確に映像コンテンツの内容を把握できる映像コンテンツ選択装置を提供する。
【解決手段】映像コンテンツ選択装置は、放送経由で映像コンテンツを受信する選局回路と、蓄積メディアにある映像コンテンツを再生する再生部と、IP経由で映像コンテンツを取得するイーサ回路と、選局回路、再生部またはイーサ回路で取得された映像コンテンツからサムネイルを生成し、プレビュー動画を生成する制御部と、カテゴリ選択バー及びコンテンツ選択バーからなる画面を表示する表示部と、を備え、カテゴリ選択バーは、映像コンテンツをシームレスに分類した複数のアイコンから構成され、コンテンツ選択バーは、アイコンが示すカテゴリに属する映像コンテンツをサムネイルで表示し、制御部は、コンテンツ選択バーで所定の映像コンテンツを選択フォーカスした場合、サムネイルの表示に替えてプレビュー動画を表示部に表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、映像コンテンツ選択装置及び映像コンテンツ選択方法に関し、更に詳しくは、映像コンテンツのプレビュー動画を再生することにより、的確に映像コンテンツの内容を把握することが可能な映像コンテンツ選択装置及び映像コンテンツ選択方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、リモコンのGUI呼び出し用のボタン等を押下することにより、いくつかのアイコンやサムネイル表示を行い、表示されたサムネイルを選択することで、選択されたサムネイルに対応した映像コンテンツを選択する記録再生装置が実用化されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
上記記録再生装置では、映像コンテンツを代表するサムネイルを選択すること、また映像コンテンツの形態やソースによってカテゴライズされていることが一般的である。テレビジョン受像機に応用された一般的な記録再生装置の動作の一例を、図5を用いて説明する。図5は、従来の記録再生装置の表示画面の例を示す図である。
【0004】
記録再生装置は、コンテンツ選択画面500上において、各映像コンテンツを分類したカテゴリを表現したアイコン511乃至アイコン516から成るカテゴリ選択バー510を横方向に表示し、またカテゴリ選択バー510で選択中のカテゴリに属する映像コンテンツの代表サムネイル521乃至代表サムネイル524から成るコンテンツ選択バー520を、選択中のカテゴリを現すアイコン512を交点として縦方向に表示する。コンテンツ選択バー520上で選択フォーカス530が特定の映像コンテンツの代表サムネイル522に合わされて選択されると、代表サムネイル522があらわす映像コンテンツを選択して再生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−134010号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来の記録再生装置によると、映像コンテンツを代表するサムネイルだけの情報でコンテンツを選択する必要があるが、この代表するサムネイルが映像コンテンツを的確に表現しているとは限らないという問題があった。例えば、映像コンテンツの種別がテレビジョン放送形態およびテレビジョン放送を録画した形態の場合、番組開始前のサムネイルであることや、CM中のサムネイルであることが考えられる。
【0007】
また、上記従来の記録再生装置では、カテゴリの分類の仕方は静止画ファイル、音楽ファイル、動画ファイル等のコンテンツ形態であったり、テレビジョン放送形態の場合は地上デジタル、BS、CSなどの放送ネットワークごとに分類されていて、何か特定のジャンル、例えばスポーツに関係するコンテンツを見たいといった時に、カテゴリ毎にスポーツコンテンツを探す必要があるという問題もあった。
【0008】
更に、表示画面上で小さくサムネイルを表示しても視聴距離によっては見づらいという問題もあった。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、選択フォーカスしている映像コンテンツを表示画面上にてプレビュー動画で表示したり、あるいはプレビュー動画をモバイル機器に転送して表示させることが可能な映像コンテンツ選択装置及び映像コンテンツ選択方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記問題点を解決するために、本発明の映像コンテンツ選択装置は、放送経由で映像コンテンツを受信する少なくとも1以上の選局回路と、蓄積メディアに記録された映像コンテンツを再生する蓄積メディア再生部と、インターネット経由で映像コンテンツを取得するイーサ制御回路と、選局回路、蓄積メディア再生部またはイーサ制御回路から入力された映像コンテンツからサムネイルを生成させるとともにプレビュー動画を生成させる制御部と、カテゴリ選択バー及びコンテンツ選択バーからなる映像コンテンツ選択画面を表示する表示部と、を備え、カテゴリ選択バーは、放送経由、蓄積メディア及びインターネット経由で取得された映像コンテンツをシームレスにジャンルまたはキーワードで分類した複数のアイコンから構成され、コンテンツ選択バーは、アイコンが示すカテゴリに属する少なくとも1以上の映像コンテンツをサムネイルで表示し、制御部は、コンテンツ選択バーにおいて所定の映像コンテンツを選択フォーカスした場合、サムネイルの表示に替えてプレビュー動画を表示部に表示させる、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、サムネイルが的確に映像コンテンツを表現していない場合でも、選択フォーカスするとサムネイルからプレビュー動画に表示が変わることで、選択しようとしている映像コンテンツに切替する前に映像コンテンツの内容をより的確に把握することができる。
【0012】
また、映像コンテンツの形態やソースによらずシームレスにジャンル分けしてカテゴリ化することで、何度も形態の切り替えやソースの切り替えを行うことなく、お好みのジャンルのコンテンツの中から視聴したい映像コンテンツを探すことができる。
【0013】
更に、モバイル機器側の表示画面でプレビュー動画を見ることにより、テレビジョン画面の視聴距離によらず選択すべき映像コンテンツを見やすく確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施の形態1における映像コンテンツ選択装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における映像コンテンツ選択装置の表示画面の例を示す図
【図3】本発明の実施の形態1における映像コンテンツ選択装置の動作を示すフローチャート
【図4】本発明の実施の形態2における映像コンテンツ選択装置の構成を示すブロック図
【図5】従来の記録再生装置の表示画面の例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明は、映像コンテンツを選択するために、カテゴリを表すアイコンや映像コンテンツを代表するサムネイルを画面に並べて表示する際、選択フォーカス中の映像コンテンツは静止画のサムネイルではなく、映像コンテンツのプレビュー動画を再生するようにし、より的確に映像コンテンツを選択できるようにすること、および映像コンテンツの形態やソースによらずシームレスにジャンル分けしてカテゴリ化するようにして、何度もコンテンツ形態やソースの切替を行うことなく、お好みのジャンルの映像コンテンツの中から視聴したい映像コンテンツを探すことができることが最も主要な本発明の特徴である。以下本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における映像コンテンツ選択装置の構成を示すブロック図である。映像コンテンツ選択装置100は、受信放送電波から特定のチャンネルを選局して映像信号や音声信号を得る選局回路A101と選局回路B102、テレビジョン放送を録画した映像コンテンツや蓄積メディアに含まれる映像コンテンツを再生する蓄積メディア再生部103、インターネット経由で映像コンテンツを取得するためのイーサ制御回路104、リモコンからのキー入力の受信や本体ボタン入力の受信を行うキー入力回路111、CPU112(制御部)、GUIを表示するOSD作成回路113、デジタル映像ストリームからデコードした映像信号を得るAVデコーダA114とAVデコーダB115、映像信号の調整を行う映像信号処理回路121、表示デバイス駆動回路122、映像やGUIを表示する表示部123で構成されている。そして、映像コンテンツ選択装置100には、放送電波を受信する放送受信アンテナ150、外部IPネットワーク151が接続されている。
【0017】
選局回路A101は、放送受信アンテナ150から受けた受信放送電波を増幅及び検波し、デジタルAVストリームをAVデコーダA114に出力する。AVデコーダA114は、選局回路A101から入力されたデジタルAVストリームをデコードし、映像信号を映像信号処理回路121に出力する。なお、AVデコーダA114ではデジタルAVストリームをデコードすることにより音声信号も得られるが、ここでは説明を省略する。
【0018】
選局回路B102は、放送受信アンテナ150から受けた受信放送電波を増幅及び検波し、デジタルAVストリームをAVデコーダB115に出力する。AVデコーダB115は、選局回路B102、蓄積メディア再生部103およびイーサ制御回路104から入力されるデジタルAVストリームをデコードし、映像信号を映像信号処理回路121に出力する。なお、AVデコーダA114ではデジタルAVストリームをデコードすることにより音声信号も得られるが、ここでは説明を省略する。
【0019】
蓄積メディア再生部103は、例えば、映像コンテンツ選択装置100に内蔵されたHDD(ハードディスクドライブ)の再生制御部であって、蓄積メディアファイルからデジタルAVストリームを得てAVデコーダB115に出力する。
【0020】
イーサ制御回路104は、外部IPネットワーク151からネットワーク上の映像コンテンツ等を取得し、デジタルAVストリームをAVデコーダB115に出力する。
【0021】
キー入力回路111は、ユーザが押下したリモコンのキー入力の受信や、ユーザが押下した本体ボタンのキー入力などを受けて、いずれのキー入力がなされたかをCPU112に出力する。
【0022】
CPU112は、キー入力回路111からのユーザのキー入力を受けて、選局回路A101を制御して、放送受信アンテナ150で受信した受信放送電波から任意のチャンネルを選局させる。また、CPU112は、映像信号処理回路121を制御し、選局されたチャンネルの映像コンテンツを表示デバイス駆動回路122に出力させて、ユーザの意図する映像ソースを表示部123に表示させる。さらに、CPU112は、任意の文字や図形を表示部123に表示させるように、OSD作成回路113を制御する。
【0023】
OSD作成回路113は、CPU112からの指示を受けて、カテゴリを表すアイコンを表示したり、映像コンテンツを表すサムネイルを表示するためのRGB信号を発生させ、映像信号処理回路121へ出力する。
【0024】
映像信号処理回路121は、AVデコーダA114、AVデコーダB115から受けた映像信号を調整したり、OSD作成回路113から送られるアイコンやサムネイルを表すRGB信号を受けて映像コンテンツに重畳したりして、表示デバイス駆動回路122に調整されたRGB合成後の映像信号を出力する。
【0025】
表示デバイス駆動回路122は、映像信号処理回路121から受けた調整されたRGB合成後の映像信号を表示部123の形態に合わせて増幅して表示部123に出力する。
【0026】
表示部123は、表示デバイス駆動回路122から入力した映像信号を表示するプラズマディスプレイや液晶ディスプレイなどの薄型表示デバイスである。
【0027】
放送受信アンテナ150は、アナログの地上波または衛星放送、或いは、デジタルの地上波または衛星放送などの放送電波の受信を行い、選局回路A101および選局回路B102に受信信号を受信放送電波として出力する。
【0028】
次に、表示部123に表示されるGUIについて説明する。図2は本発明の実施の形態1における映像コンテンツ選択装置100の表示画面(映像コンテンツ選択画面)の例を示す図である。
【0029】
表示画面200に対し、カテゴリ選択バー210は、映像コンテンツをその形態やソースによらずに分類したカテゴリを表すアイコン211乃至アイコン214を縦方向に並べている。最下部のアイコン211は現在選択中のカテゴリを表す。コンテンツ選択バー220は、選択中のカテゴリに属する映像コンテンツを代表するサムネイル221乃至サムネイル226を横方向に並べている。そして、現在の選択フォーカス230が指し示すサムネイルに対応付けられたプレビュー動画223が表示画面200上に再生表示される。プレビュー動画223は、映像コンテンツの所定時間範囲(例えば、10秒)の動画である。ここで、映像コンテンツを代表するサムネイル221乃至サムネイル226には、映像コンテンツの形態やソースにはよらずカテゴライズされた映像コンテンツがシームレスに並ぶ。
【0030】
以上のように、構成された映像コンテンツ選択装置100の動作を説明する。図3は、本発明の実施の形態1における映像コンテンツ選択装置の動作を示すフローチャートである。
【0031】
CPU112は、キー入力回路111からの入力によってGUI表示ボタンの押下を検出すると(ステップS301)、OSD作成回路113を制御してカテゴリ選択バー210を表示部123に表示させる(ステップS302)。このとき、現在選択中のカテゴリアイコン211は、画面の下端に表示される。次に、CPU112は、選択中のカテゴリに属する映像コンテンツを検索し、どのソース上の映像コンテンツかを検出する(ステップS303)。検出されたソースによって処理が分かれ(ステップS304)、テレビジョン放送の場合には(ステップS304で「放送」)、選択フォーカス以外の映像コンテンツであれば選局回路B102によって生成されたサムネイルを表示し、選択フォーカス中の映像コンテンツであれば選局回路B102で選局されたチャンネルのプレビュー動画が表示される(ステップS305)。ソースが外部IPネットワーク151の場合には(ステップS304で「インターネット」)、選択フォーカス以外の映像コンテンツであれば生成またはコンテンツプロバイダから取得したサムネイルを表示し、選択フォーカス中の映像コンテンツであればプレビュー動画を表示する(ステップS306)。ソースが蓄積メディアの場合には(ステップS303で「蓄積メディア」)、選択フォーカス以外の映像コンテンツであればAVデコーダB115で作成したサムネイルを表示し、選択フォーカス中の映像コンテンツであればプレビュー動画を表示する(ステップS307)。
【0032】
なお、上記説明では、サムネイルが選択フォーカスされるとすぐにプレビュー動画表示に切り替えているが、選択フォーカスして更に決定操作を行なった場合にプレビュー動画を再生表示するようにしてもよい。
【0033】
かかる構成によれば、選択フォーカス中の映像コンテンツを表すサムネイルの代わりにプレビュー動画を表示することができる。また、映像コンテンツの形態やソースによらずシームレスにジャンル分けしてカテゴリ化することができる。
【0034】
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における映像コンテンツ選択装置の構成を示すブロック図である。映像コンテンツ選択装置400は、受信放送電波から特定のチャンネルを選局して映像信号や音声信号を得る選局回路A401と選局回路B402、テレビジョン放送を録画した映像コンテンツや蓄積メディアに含まれる映像コンテンツを再生する蓄積メディア再生部403、インターネット経由で映像コンテンツを取得するためのイーサ制御回路404、CPU411(制御部)、GUIを表示するOSD作成回路412、デジタル映像ストリームからでコードした映像信号を得るAVデコーダA413とAVデコーダB414、AVデコーダB414から映像信号を受けて無線信号としてモバイル機器430に送信する無線通信回路415、映像信号の調整を行う映像信号処理回路421、表示デバイス駆動回路422、映像やGUIを表示する表示部423で構成されている。そして、映像コンテンツ選択装置400には、放送電波を受信する放送受信アンテナ450、外部IPネットワーク451が接続されている。また、モバイル機器430は、無線通信回路415から無線信号で受信したプレビュー動画を表示できる表示画面431を備える。
【0035】
選局回路A401は、放送受信アンテナ450から受けた受信放送電波を増幅及び検波し、デジタルAVストリームをAVデコーダA413に出力する。AVデコーダA413は、選局回路A401から入力されたデジタルAVストリームをデコードし、映像信号を映像信号処理回路421に出力する。なお、AVデコーダA413ではデジタルAVストリームをデコードすることにより音声信号も得られるが、ここでは説明を省略する。
【0036】
選局回路B402は、放送受信アンテナ450から受けた受信放送電波を増幅及び検波し、デジタルAVストリームをAVデコーダB414に出力する。AVデコーダB414は、選局回路B402、蓄積メディア再生部403およびイーサ制御回路404から入力されるデジタルAVストリームをデコードし、映像信号を映像信号処理回路421に出力する。なお、AVデコーダB414ではデジタルAVストリームをデコードすることにより音声信号も得られるが、ここでは説明を省略する。
【0037】
蓄積メディア再生部403は、例えば、映像コンテンツ選択装置400に内蔵されたHDD(ハードディスクドライブ)の再生制御部であって、蓄積メディアファイルからデジタルAVストリームを得てAVデコーダB414に出力する。
【0038】
イーサ制御回路404は、外部IPネットワーク451からネットワーク上の映像コンテンツ等を取得し、デジタルAVストリームをAVデコーダB414に出力する。
【0039】
CPU411は、モバイル機器430からの操作入力を無線通信回路415から受けて選局回路A401を制御して、放送受信アンテナ450で受信した受信放送電波から任意のチャンネルを選局させる。また、CPU411は、映像信号処理回路421を制御し、選局されたチャンネルの映像を表示デバイス駆動回路422に出力させて、ユーザの意図する映像ソースを表示部423に表示させる。さらに、CPU411は、任意の文字や図形を表示部423に表示させるように、OSD作成回路412を制御する。
【0040】
OSD作成回路412は、CPU411からの指示を受けて、カテゴリを表すアイコンを表示したり、映像コンテンツを表すサムネイルを表示するためのRGB信号を発生させ、映像信号処理回路421へ出力する。
【0041】
映像信号処理回路421は、AVデコーダA413、AVデコーダB414から受けた映像信号を調整したり、OSD作成回路412から送られるアイコンやサムネイルを表すRGB信号を受けて映像コンテンツに重畳したりして、表示デバイス駆動回路422に調整されたRGB合成後の映像信号を出力する。
【0042】
表示デバイス駆動回路422は、映像信号処理回路421から受けた調整されたRGB合成後の映像信号を表示部423の形態に合わせて増幅して表示部423に出力する。
【0043】
表示部423は、表示デバイス駆動回路422から入力した映像信号を表示するプラズマディスプレイや液晶ディスプレイなどの薄型表示デバイスである。
【0044】
放送受信アンテナ450は、アナログの地上波または衛星放送、或いは、デジタルの地上波または衛星放送などの放送電波の受信を行い、選局回路A401および選局回路B402に受信信号を受信放送電波として出力する。
【0045】
以上のように構成された映像コンテンツ選択装置400の動作を本発明の実施の形態1との差分で説明する。GUIの表示操作の入力はモバイル機器430から行い、無線信号にて無線通信回路415で受信され、CPU411に入力される。そして、選択フォーカス230によって表されるプレビュー動画223は、表示画面200上に表示されるだけではなく、無線通信回路415によってモバイル機器430に送信され、表示画面431上にも表示される。
【0046】
本実施の形態によれば、ユーザの手元にあるモバイル機器430でプレビュー動画223を確認することができるので、ユーザと映像コンテンツ選択装置400の視聴距離によらず選択すべき映像コンテンツを容易に確認することができる。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明によれば、サムネイルが的確に映像コンテンツを表現していない場合でも、選択フォーカスするとサムネイルからプレビュー動画に表示が変わることで、選択しようとしている映像コンテンツに切替する前に映像コンテンツの内容をより的確に把握することができるため、シームレスに複数の映像コンテンツを取得して再生可能な全てのAV機器で有用である。
【符号の説明】
【0048】
100、400 映像コンテンツ選択装置
101、401 選局回路A
102、402 選局回路B
103、403 蓄積メディア再生部
104、404 イーサ制御回路
111 キー入力回路
112、411 CPU
113、412 OSD作成回路
114、413 AVデコーダA
115、414 AVデコーダB
121、421 映像信号処理回路
122、422 表示デバイス駆動回路
123、423 表示部
150、450 放送受信アンテナ
151、451 外部IPネットワーク
415 無線通信回路
430 モバイル機器
200、431 表示画面

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送経由で映像コンテンツを受信する少なくとも1以上の選局回路と、
蓄積メディアに記録された映像コンテンツを再生する蓄積メディア再生部と、
インターネット経由で映像コンテンツを取得するイーサ制御回路と、
前記選局回路、前記蓄積メディア再生部または前記イーサ制御回路から入力された映像コンテンツからサムネイルを生成させるとともにプレビュー動画を生成させる制御部と、
カテゴリ選択バー及びコンテンツ選択バーからなる映像コンテンツ選択画面を表示する表示部と、を備え、
前記カテゴリ選択バーは、前記放送経由、前記蓄積メディア、及び前記インターネット経由で取得された映像コンテンツをシームレスにジャンルまたはキーワードで分類した複数のアイコンから構成され、
前記コンテンツ選択バーは、前記アイコンが示すカテゴリに属する少なくとも1以上の映像コンテンツをサムネイルで表示し、
前記制御部は、前記コンテンツ選択バーにおいて所定の映像コンテンツを選択フォーカスした場合、前記サムネイルの表示に替えて前記プレビュー動画を前記表示部に表示させる、ことを特徴とする映像コンテンツ選択装置。
【請求項2】
第2表示部を有するモバイル機器と無線通信を行う無線通信回路と、を更に備え、
前記制御部は、前記コンテンツ選択バーにおいて所定の映像コンテンツを選択フォーカスした場合、前記無線通信回路を介して前記プレビュー動画を前記モバイル機器に送信し、前記第2表示部に表示させる、ことを特徴とする請求項1に記載の映像コンテンツ選択装置。
【請求項3】
放送経由で映像コンテンツを受信する第1のステップと、
蓄積メディアに記録された映像コンテンツを再生する第2のステップと、
インターネット経由で映像コンテンツを取得する第3のステップと、
前記第1のステップ、前記第2のステップまたは前記第3のステップが入力した映像コンテンツからサムネイルを生成する生成ステップと、
カテゴリ選択バー及びコンテンツ選択バーからなる映像コンテンツ選択画面を表示する選択画面表示ステップと、
前記コンテンツ選択バーにおいて所定の映像コンテンツを選択フォーカスした場合、サムネイルの表示に替えてプレビュー動画を表示するプレビュー動画表示ステップと、
を有し、
前記カテゴリ選択バーは、前記放送経由、前記蓄積メディア、及び前記インターネット経由で取得された映像コンテンツをシームレスにジャンルまたはキーワードで分類した複数のアイコンから構成され、
前記コンテンツ選択バーは、前記アイコンが示すカテゴリに属する少なくとも1以上の映像コンテンツをサムネイルで表示する、ことを特徴とする映像コンテンツ選択方法。
【請求項4】
第2表示部を有するモバイル機器と無線通信を行う無線通信ステップと、を更に備え、
前記プレビュー動画表示ステップは、前記コンテンツ選択バーにおいて所定の映像コンテンツを選択フォーカスした場合、前記無線通信ステップに対して、前記プレビュー動画を前記モバイル機器に送信させ前記第2表示部に表示させる、ことを特徴とする請求項3に記載の映像コンテンツ選択方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−26700(P2013−26700A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−157451(P2011−157451)
【出願日】平成23年7月19日(2011.7.19)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】