説明

有機発光ダイオード用表面レリーフ出力カプラのソフト・リソグラフィ成形

【課題】有機発光ダイオードにおける表面レリーフ出力カップリングのための方法及び装置を提供する。
【解決手段】エラストマー310の表面にパターンを形成し、パターンの少なくとも一部を有機発光ダイオード305の表面に直接に共形接触するように積層する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に有機発光ダイオードに関し、詳細には電子燐光有機発光ダイオードに関する。
【背景技術】
【0002】
有機発光ダイオード(OLED)は、有機化合物を発光層として使用する薄膜発光ダイオードである。図1は、アノード110とカソード115とに挟まれた発光層105を含む従来のOLED100の概念図である。アノード110は、一般に酸化インジウムスズ(ITO)等の透明材料を使用してガラス基板117上に形成される。正孔120がアノード110を介して発光層105に設けられてよい。カソード115は、一般に金属(アルミニウム又はカルシウム等)から形成され、発光層105に電子125を与えるのに使用される。一部の実施例では、カソード115も透明にすることができる。発光層105内の正孔120と電子125とが結合して、励起子130を形成することができる。正孔120と電子125とが結合して、励起子130に蓄積されたエネルギーを熱及び/又は光として放出すると、励起子130は崩壊する。
【0003】
励起子130が崩壊するときに放出された光の一部は、矢印135で示すようにアノード110及びガラス基板117を通って出射される。しかし、励起子130が崩壊するときに放出された光の一部(矢印140で示す)は、ガラス基板117と空気との界面145に、界面145への垂線155に対して全内反射の臨界角よりも大きい角度150で交差する。したがって、光140は反射してOLED100内へ戻る。従来の平面OLED100で生じる光の80%以上が内反射及び導波路によって失われ得る。励起子130により放出された光は、発光層105とアノード110との界面及び/又はアノード110とガラス基板117との界面等の他の界面でも完全に内側に反射され得る。しかし、屈折率の差異は一般に界面145で最大となるため、界面145での全内反射は、一般にOLED100の外部量子効率を低下させる最大の要因となる。
【0004】
OLED100の外部量子効率を向上させるための1つの周知技術として、界面145又はその近くに散乱(又はレリーフ)構造を形成することが挙げられる。多くの集積光学装置や光電装置が、発光層105から出射される光の波長に相当する形状及びサイズのレリーフ構造を備えている。レリーフ構造は、モード・カプラ及び/又は出力カプラ、フィルタ、レーザ共振器及びその他の部品として機能することができる。レリーフ構造の製造は、一般に、マイクロエレクトロニクス産業に端を発する技術、すなわちフォトリソグラフィ及び電子線リソグラフィによって達成される。同様の要素をOLED100に組み込むと、種々の装置の層により画定された平面導波路からの光子の結合によって外部量子効率を向上させることができる。しかし、このような従来の光電製造技術は、少なくとも一部には技術の作業が複雑で、コストが高く、且つ/又は広い面積をパターニングすることができないため、OLED100での使用に適していない。更に、このような方法で使用されるレジスト、溶媒及び現像剤と化学的に適合するOLED材料は、狭い範囲のものに限られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、前述した問題の1つ又は複数の影響を解決することを目的としている。本発明のいくつかの態様の基本的な理解を目的として、以下に本発明の簡単な概略を説明する。この概略は、本発明の網羅的な概要ではない。この概略は、本発明の重要な要素を特定することや、本発明の範囲を示すことを意図したものではない。この概略の唯一の目的は、後述する詳細な説明の導入部として、いくつかの概念を簡単に提示することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施例では、有機発光ダイオードにおける表面レリーフ出力カプラのための装置が提供される。この装置は、有機発光ダイオードと、エラストマーを含むパターンとを備える。パターンの一部は、有機発光ダイオードの少なくとも一面に隣接している。
本発明の一実施例では、有機発光ダイオードにおける表面レリーフ出力カップリングのための方法が提供される。この方法は、エラストマーの表面にパターンを形成するステップと、パターンの少なくとも一部を有機発光ダイオードの表面に積層するステップとを含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】アノードとカソードとに挟まれた発光層を含む従来の有機発光ダイオード(OLED)の概念図である。
【図2】本発明によるソフト・リソグラフィ成形技術の一実施例の概念図である。
【図3A】本発明による、OLEDの表面にレリーフ構造を積層する技術の一実施例の概念図である。
【図3B】本発明による、OLEDの表面にレリーフ構造を積層する技術の一実施例の概念図である。
【図4】本発明図によるOLEDの第1実施例の概念図である。
【図5】本発明図によるOLEDの第2実施例の概念図である。
【実施例】
【0008】
本発明は、添付図面とともに以下の説明を参照することにより理解することができよう。図中、同一の参照符号は同一の要素を示す。
【0009】
本発明は種々の修正形態や代替形態が可能であるが、本発明の特定の実施例を例として図示し、本明細書で詳細に説明する。しかし、明細書中の特定の実施例についての説明は、本発明を開示された特定の形態に限定することを意図するものではなく、本発明は、添付の特許請求の範囲により定義された発明の精神及び範囲内に入るすべての修正、等価物及び代替物を包含するものであることを理解されたい。
【0010】
本発明の例示的な実施例について以下に説明する。実際の実施のすべての特徴が、本明細書で説明されるわけではないことを強調しておく。このような実際の実施例の開発においては、開発者の特定の目標を達成するために、実施毎に異なるシステム関連の制約やビジネス関連の制約への準拠等、多数の仕様の決定を行わなければならないことは当然理解されよう。更に、このような開発作業は複雑で時間がかかる可能性があるが、それにもかかわらず、本開示の利益を有する当業者が行う通常の作業となることを理解されたい。
【0011】
以下で、添付図面を参照しながら本発明について説明する。種々の構造、システム及び装置が、当業者に周知の詳細によって本発明を不明瞭にしないように、単に説明の目的で概略的に図示されている。しかし、添付図面は、本発明の例示的な例について記載し説明するために含まれている。本明細書で使用される用語及び句は、当業者による用語及び句の理解と一致した意味を持つものと理解し解釈すべきである。用語及び句の特別な定義、すなわち当業者により理解される通常の一般的な意味とは異なる定義が、本明細書における用語及び句の一貫した使用によって暗示されることはない。用語及び句が特別な意味、すなわち当業者による理解とは異なる意味を持つ場合には、このような特別な定義は、その用語及び句に特別な定義を直接且つ明確に与える確定的な方法で明細書中に明確に記載される。
【0012】
図2は、ソフト・リソグラフィ成形技術の一実施例の概念図である。図示した実施例では、レリーフ構造210を有するマスタ・パターン205が設けられる。例えば、マスタ・パターン205は、従来のフォトリソグラフィ技術を使用して、フォトレジスト210のパターンからシリコン・ウェーハ215上に形成されたレリーフ構造210を有する。差込部(インセット)220は、複数の隆起形状225を有するレリーフ構造210の一実施例を示す。しかし、レリーフ構造210は溝を有するいかなる形状及びパターンに形成されていてもよいことを、当業者は理解すべきである。
【0013】
硬化性ケイ素含有組成物を鋳造した後、マスタ構造205に対して硬化(架橋)することにより、エラストマーの型230を成形する。図示した実施例では、型230のエラストマーはケイ素含有エラストマーである。本明細書中で使用されている「エラストマー」という用語は、外力により変形されたときに最初の寸法に戻ることのできる硬化(架橋)又は部分硬化高分子材料と定義される。硬化高分子材料は、以下の基準を満たすときにエラストマーであるとみなされる。固体状態で最初の直線寸法がDのエラストマーのサンプルが、寸法が約10%変化するような力を受ける。エラストマーの寸法が値D(力が加えられなくなった後は、D≒D±0.01D)であると、架橋高分子材料はエラストマーであるとみなされる。本明細書中で使用される「ケイ素含有エラストマー」という用語は、ケイ素原子を含むエラストマーである。ケイ素含有エラストマーの例は、参照により本明細書に全体が組み込まれた米国特許第6805809号に見ることができる。
【0014】
一実施例では、硬化性ケイ素含有組成物をマスタ構造205上に遠心回転鋳造し、ケイ素含有組成物を硬化させることによって、エラストマーを含む型230が形成される。本明細書中で使用されるように、「硬化」という用語は、液体又は半固体の組成物を架橋物に変換することを意味する。例えば、硬化プロセスにより、硬化性ケイ素含有組成物が架橋物に変換され得る。本開示の利益を有する当業者は、本発明が、ケイ素含有組成物の硬化による型230の成形に限定されるものではないことを理解すべきである。代替実施例では、硬化性又は非硬化性樹脂を使用して型230を成形することができる。
【0015】
硬化性シリコーン組成物の例として、これらに限定されるものではないが、ヒドロシリル化硬化性シリコーン組成物、過酸化物硬化性シリコーン組成物、縮合硬化性シリコーン組成物、エポキシ硬化性シリコーン組成物、紫外線照射硬化性シリコーン組成物、高エネルギー照射硬化性シリコーン組成物及び同様の官能基を有する有機シリコーン組成物がある。硬化性ケイ素組成物として、硬化性又は架橋性官能基を有するモノマー又はポリマーがある。このようなポリマーの例として、これらに限定されるものではないが、ポリシロキサン(直鎖状、分岐状、樹脂等)、シロキサン反復単位及び有機反復単位のセグメントを含むブロックコポリマー、並びにケイ素変性ポリマーがある。
【0016】
硬化性シリコーン組成物及びその調製方法は当技術分野で周知である。例えば、適切なヒドロシリル化硬化性シリコーン組成物は、一般に(i)分子毎に平均で少なくとも2のケイ素に結合するアルケニル基を含むオルガノポリシロキサン、(ii)分子毎に平均で少なくとも2のケイ素に結合する水素原子を組成物の硬化に十分な量だけ含むオルガノハイドロジェンシロキサン及び(iii)ヒドロシリル化触媒を含む。ヒドロシリル化触媒は、白金族金属を含む周知のヒドロシリル化触媒、白金族金属を含む化合物、又はマイクロカプセル化した白金族金属含有触媒のいずれかとすることができる。白金族金属には、白金、ロジウム、ルテニウム、パラジウム、オスミウム及びイリジウムがある。白金族金属は、ヒドロシリル化反応における活性度の高さから、白金であることが好ましい。
【0017】
ヒドロシリル化硬化性シリコーン組成物は、一部組成物であっても、成分を2以上の部分に含む多部組成物であってもよい。室温加硫性(RTV)組成物は、一般にオルガノポリシロキサン及び触媒を含む一部と、オルガノハイドロジェンシロキサン及び任意のオプションの成分を含む他部との2つの部分を含む。高温で硬化するヒドロシリル化硬化性シリコーン組成物は、一部組成物又は多部組成物として調製することができる。例えば、液体シリコーン・ゴム(LSR)組成物は、一般に二部システムとして調製される。一部組成物は、一般に十分な保存寿命を確保するために白金触媒抑制剤を含む。
【0018】
適切な過酸化物硬化性シリコーン組成物は、一般に(i)オルガノポリシロキサン及び(ii)有機過酸化物を含む。有機過酸化物の例として、過酸化ジベンゾイル、過酸化ジ−p−クロロベンゾイル及び過酸化ビス−2,4−ジクロロベンゾイル等の過酸化ジアロイル、過酸化ジ−t−ブチル及び2,5−ジメチル−2,5−ジ−(t−ブチルペルオキシ)ヘキサン等の過酸化ジアルキル、過酸化ジクミル等の過酸化ジアラルキル、t−過酸化ブチルクミル及び1,4−ビス(t−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン等の過酸化アルキルアラルキル、t−ブチルペルベンゾエート、t−ブチルペルアセテート及びt−ブチルペルオクトエート等の過酸化アルキルアロイルがある。
【0019】
縮合硬化性シリコーン組成物は、一般に(i)分子毎に平均で少なくとも2のヒドロキシ基を含むオルガノポリシロキサン及び(ii)加水分解可能なSi−O結合又はSi−N結合を含む三官能性又は四官能性シランを含む。シランの例として、CHSi(OCH、CHSi(OCHCH、CHSi(OCHCHCH、CHSi[O(CHCH、CHCHSi(OCHCH、CSi(OCH、CCHSi(OCH、CSi(OCHCH、CH=CHSi(OCH、CH=CHCHSi(OCH、CFCHCHSi(OCH、CHSi(OCHCHOCH、CFCHCHSi(OCHCHOCH、CH=CHSi(OCHCHOCH、CH=CHCHSi(OCHCHOCH、CSi(OCHCHOCH、Si(OCH、Si(OC及びSi(OC等のアルコキシシラン、CHSi(OCOCH、CHCHSi(OCOCH及びCH=CHSi(OCOCH等のオルガノアセトキシシラン、CHSi[O−N=C(CH)CHCH、Si[O−N=C(CH)CHCH及びCH=CHSi[O−N=C(CH)CHCH等のオルガノイミノオキシシラン、CHSi[NHC(=O)CH及びCSi[NHCC(=O)CH等のオルガノアセトアミドシラン、CHSi[NH(S−C)]及びCHSi(NHC11等のアミノシラン、並びにオルガノアミノオキシシランがある。
【0020】
縮合硬化性シリコーン組成物は、縮合反応を開始し促進させる縮合触媒を含むことができる。縮合触媒の例として、これに限定されるものではないが、アミン、並びに鉛、スズ、亜鉛及び鉄とカルボン酸との錯体がある。スズ(II)オクトエート、スズ(II)ラウレート及びスズ(II)オレエート、並びにジブチルスズの塩類が特に有用である。縮合硬化性シリコーン組成物は、一部組成物であっても、成分を2以上の部分に含む多部組成物であってもよい。例えば、室温加硫性(RTV)組成物は、一部組成物として調製されていても二部組成物として調製されていてもよい。二部組成物では、一般に一方の部分が少量の水を含む。
【0021】
適切なエポキシ硬化性シリコーン組成物は、一般に(i)分子毎に平均で少なくとも2のエポキシ官能基を含むオルガノポリシロキサン及び(ii)硬化剤を含む。エポキシ官能基の例として、2−グリシドキシエーテル、3−グリシドキシプロピル、4−グリシドキシブチル、2,(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチル、3−(3,4−エポキシシクロヘキシル)プロピル、2,3−エポキシプロピル、3,4−エポキシブチル、及び4,5−エポキシペンチルがある。硬化剤の例としては、無水フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸無水物、テトラヒドロフタル酸無水物及びドデセニルコハク酸無水物等の無水物、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、ジエチレンプロピルアミン、N−(2−ヒドロキシエチル)ジエチルトリアミン、N,N’−ジ(2−ヒドロキシエチル)ジエチレントリアミン、m−フェニレンジアミン、メチレンジアニリン、アミノエチルピペラジン、4,4−ジアミノジフェニルスルホン、ベンジルジメチルアミン、ジシアンジアミド、2−メチルイミダゾール及びトリエチルアミン等のポリアミン、三フッ化ホウ素モノエチルアミン等のルイス酸、ポリカルボン酸、ポリメルカプタン、ポリアミド、並びにアミドアミンがある。
【0022】
適切な紫外線照射硬化性シリコーン組成物は、一般に(i)放射線感受性官能基を含むオルガノポリシロキサン及び(ii)光開始剤を含む。放射線感受性官能基の例として、アクリロイル基、メタクリロイル基、メルカプト基、エポキシ基、及びアルケニルエーテル基がある。光開始剤の種類は、オルガノポリシロキサン中の放射線感受性官能基の性質によって決まる。光開始剤の例として、ジアリールヨードニウム塩、スルホニウム塩、アセトフェノン、ベンゾフェノン、ベンゾイン及びその誘導体がある。
【0023】
適切な高エネルギー照射硬化性シリコーン組成物は、オルガノポリシロキサン・ポリマーを含む。オルガノポリシロキサン・ポリマーの例として、ポリジメチルシロキサン、ポリ(メチルビニルシロキサン)及びオルガノハイドロジェンポリシロキサンがある。高エネルギー照射の例として、ガンマ線及び電子線がある。
【0024】
本発明の硬化性シリコーン組成物は、付加成分を含むことができる。付加成分の例として、これらに限定されるものではないが、定着剤、溶媒、無機充填剤、光増感剤、酸化防止剤、安定剤、顔料及び界面活性剤がある。無機充填剤の例として、これらに限定されるものではないが、結晶シリカ、結晶シリカ粉末及び珪藻土シリカ等の天然シリカ、溶融シリカ、シリカゲル、焼成シリカ及び沈降シリカ等の合成シリカ、雲母、珪灰石、長石及び霞石閃長岩等の珪酸塩、酸化アルミニウム、二酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化第二鉄、酸化ベリリウム、酸化クロム及び酸化亜鉛等の金属酸化物、窒化ホウ素、窒化ケイ素及び窒化アルミニウム等の金属窒化物、炭化ホウ素、炭化チタン及び炭化ケイ素等の金属炭化物、カーボンブラック、炭酸カルシウム等のアルカリ土類金属炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム及び硫酸バリウム等のアルカリ土類金属硫酸塩、二硫酸モリブデン、硫酸亜鉛、カオリン、タルク、ガラス繊維、中空ガラス微小球及び固体ガラス微小球等のガラス・ビード、アルミニウム三水和物、アスベスト、並びにアルミニウム粉末、銅粉末、ニッケル粉末、鉄粉末、銀粉末等の金属粉末がある。
【0025】
シリコーン組成物は、特定の硬化機構に応じて、周囲温度、高温、水分又は照射により硬化することができる。例えば、一部ヒドロシリル化硬化性シリコーン組成物は、一般に高温で硬化する。二部ヒドロシリル化硬化性シリコーン組成物は、一般に室温又は高温で硬化する。一部縮合硬化性シリコーン組成物は、一般に室温で大気水分により硬化するが、加熱及び/又は多湿によって硬化を促進させることができる。二部縮合硬化性シリコーン組成物は、一般に室温で硬化するが、加熱により硬化を促進させることができる。過酸化物硬化性シリコーン組成物は、一般に高温で硬化する。エポキシ硬化性シリコーン組成物は、一般に室温又は高温で硬化する。特定の配合に応じて、照射硬化性シリコーン組成物は、一般に紫外線、ガンマ線、又は電子線の照射により硬化する。
【0026】
硬化及び/又は架橋ケイ素含有組成物(例えばエラストマー)を有する型230が、図2に示すように、マスタ205から取り外される。図示した実施例では、ケイ素含有組成物がマスタ205上にある間に完全に硬化及び/又は架橋する。しかし、本発明は、ケイ素含有組成物がマスタ205上にある間に完全に硬化及び/又は架橋することに限定されるものではないことを当業者は理解すべきである。代替実施例では、ケイ素含有組成物がマスタ205上にある間に部分的に硬化及び/又は架橋することができる。その後、部分的に硬化及び/又は架橋したケイ素含有組成物をマスタ205から取り外すことができ、部分的に硬化及び/又は架橋したケイ素含有組成物をマスタ205から取り外した後に硬化及び/又は架橋を完了させることができる。部分的に硬化及び/又は架橋したケイ素含有組成物をマスタ205から取り外した後に部分的に硬化及び/又は架橋したケイ素含有組成物の硬化及び/又は架橋を完了させることにより、これに限定されるものではないが、完全に硬化及び/又は架橋したケイ素含有組成物の硬度が高まる等のいくつかの利点を得ることができる。
【0027】
完成した型230は、レリーフ構造210に対応する1つ又は複数のレリーフ構造235を有することができる。一実施例では、レリーフ構造235が、有機発光ダイオードにより出射される光に固有の波長にほぼ等しい、少なくとも1つの固有の寸法を有する。型230の形成に使用されるケイ素含有エラストマーにより、ナノメートル分解能でレリーフ構造235の広い面積をパターニングする1つのステップを可能にすることができる。一実施例では、最大5574cm(6平方フィート)の面積を有し、幅、長さ、高さ及び/又は奥行きが1ナノメートルほどのレリーフ構造235を有する型230を形成することができる。しかし、本開示の利益を有する当業者は、このような型230及び/又はレリーフ構造235の固有の寸法は例示的なものであって、本発明を限定するものではないことを理解すべきである。代替実施例では、より小さい又は大きい面積を有し、且つ/或いはより小さい又は大きいレリーフ構造235を有する型230を形成することができる。後述するように、レリーフ構造235を有する完成した型230の一部237を、OLEDの表面等の表面240に接触させることができる。差込部245は、表面240に配置することができるレリーフ構造250の一例を示す。
【0028】
脆性無機材料のパターン・エッチングにより製造される硬質の型による従来のインプリント技術とは異なり、前述した型230は、可撓性の、強固な、比較的製造が容易な弾性要素を使用して形成されてよい。型230の機械的弾性、並びに型230の高い伸び率、高い物理的靭性及び低いヤング率により、型230及び/又は複製時の型部分に対する損傷を低減又は防止することができる。更に、型230の形成に使用される弾性材料の非常に低い表面自由エネルギーにより、一般に標準的なインプリント方法で使用される特別な剥離層の必要性を低下させるか、又はその必要性をなくすことができる。
【0029】
図3A及び3Bは、OLED305の表面にレリーフ構造300を積層する技術の一実施例の概念図である。図示した実施例では、レリーフ構造300が、前述したようなソフト・リソグラフィ成形技術を使用してエラストマーから形成される。例えば、レリーフ構造300を、ケイ素含有エラストマーから形成することができる。図示した実施例では、レリーフ構造300を、同じくエラストマーから形成することができる可撓性基板310上に形成される。例えば、可撓性基板310を、前述したソフト・リソグラフィ成形技術を使用して、レリーフ構造300と同時に又は別に形成することができる。代替実施例では、レリーフ構造300及び/又は可撓性基板310が部分的に又は完全に透明であってよい。
【0030】
OLED305はアノード320とカソード325とに挟まれた発光層315を含む。アノード315は、酸化インジウムスズ(ITO)等の透明材料を使用してガラス基板330上に形成される。しかし、当業者は、本発明がこのようなOLED305の特定の構造に限定されるものではないことを理解すべきである。代替実施例では、図3A及び3Bには示さないが、OLED305が他の層を含む。例えば、OLED305は、電子注入層、電子輸送層、正孔輸送層等を含む。代替実施例では、OLED305、アノード320、カソード325及び/又はガラス基板330が部分的に又は完全に透明であってよい。
【0031】
図3Aに示すように、レリーフ構造300及び/又は可撓性基板310はOLED305側に引き寄せられ、図3Bに示すように、レリーフ構造300の少なくとも一面がOLED305の少なくとも一面に接触するようになっている。図示した実施例では、レリーフ構造300の面がカソード325の面に接触する。しかし、当業者は、本発明がレリーフ構造300をカソード325の面に接触させることに限定されるものではないことを理解すべきである。代替実施例では、レリーフ構造300を、OLED305に関連するいずれの面又は面の組み合わせにも接触させることができる。更に、図3A及び3Bには示されていない層が含まれていてもよく、且つ/又はこれらの層をレリーフ構造300の面又はOLED305の1つ又は複数の面に接触させてもよいことを、当業者は理解すべきである。
【0032】
一実施例では、レリーフ構造300とOLED305の1つ又は複数の面との接触が、面と面との間のファンデルワールス相互作用の結果として生じる。したがって、高温、加えられる圧力又は従来の接着剤のない周囲条件で、接触を生じさせることができる。ソフトな接触面、接着剤の不使用、プロセスの周囲温度及び低い圧力により、OLED305の形成に使用される、化学的及び機械的に脆い種類の超薄有機材料の損傷の可能性を低下させるか、又はその可能性をなくすことができる。前述した限定技術の実施例も、少なくとも一部には、前述したように、レリーフ構造300の面とOLED305の1つ又は複数の面との共形接触を可能にする比較的薄い弾性層を高い忠実度で成形することができるため、OLEDの広い面積に光を与えるのに特に有利であり得る。
【0033】
一実施例では、レリーフ構造300及び/又は可撓性基板310を形成する高屈折率成形エラストマーを使用して、OLED305をカプセル化することができる。また、レリーフ構造300及び/又は可撓性基板310を形成する高屈折率成形エラストマーを使用して、OLED305の外部量子効率を高める出力カップリング構造を提供することができる。
【0034】
図4は、アノード410とカソード415とに挟まれた発光層405を含むOLED400の第1実施例の概念図である。図示した実施例では、アノード410は、酸化インジウムスズ(ITO)等の透明材料を使用してガラス基板420上に形成される。カソード415は、アルミニウム又はカルシウム等の金属から形成されてよい。しかし、本開示の利益を有する当業者は、アノード410、カソード415及び/又は基板420が、部分的に又は完全に透明ないかなる材料から形成されていてもよいことを理解すべきである。更に、当業者は、OLED400の代替実施例が、図4には示さないが、電子注入層、電子輸送層、正孔輸送層等の他の層を含むことができることも理解すべきである。
【0035】
作動時に、正孔425がアノード410を介して発光層405に与えられ得、電子430がカソード415を介して発光層405に与えられ得る。発光層405内の正孔425と電子435とが結合して、励起子440を形成することができる。励起子440は崩壊し、励起子440に蓄積されたエネルギーを熱及び/又は光として放出することができる。励起子440が崩壊するときに放出された光は、基板420の形成に使用された材料と空気との界面445に、界面445への垂線460に対して全内反射の臨界角465よりも大きい又は小さい角度で交差することができる。したがって、臨界角465よりも小さい角度で界面445に交差する光470は界面を通過することができ、一方、臨界角460よりも大きい角度で界面445に交差する光475は、反射してOLED400内へ戻ることができる。
【0036】
図示した実施例では、レリーフ構造480が界面445に隣接して設けられる。例えば、レリーフ構造480を、前述した積層技術の実施例を使用して界面445に積層することができる。レリーフ構造480は出力カプラとして機能することができ、基板420の形成に使用された材料と空気との界面で、全内反射の臨界角460よりも大きい角度で界面445に交差する光475の少なくとも一部が界面445を通過するようになっている。したがって、界面445に隣接してレリーフ構造480を設けることにより、OLED400の外部量子効率を向上させることができる。更に、前述したように、レリーフ構造480を使用してOLED400の少なくとも一部をカプセル化することができる。
【0037】
図5は、アノード510とカソード515とに挟まれた発光層505を含むOLED500の第2実施例の概念図であり、アノード510がガラス基板520上に形成される。図示した実施例では、レリーフ構造523が、カソード515の一面で界面525に隣接して設けられる。例えば、レリーフ構造523を、前述した積層技術の実施例を使用して界面525に積層することができる。レリーフ構造523は出力カプラとして機能することができ、カソード515の形成に使用された材料と空気との界面で、全内反射の臨界角よりも大きい角度で界面525に交差する光の少なくとも一部が界面525を通過することができるようになっている。一実施例では、レリーフ構造530を、基板520との界面535に隣接して形成することができる。したがって、界面525に隣接してレリーフ構造523を設け、且つ/又は界面535に隣接してレリーフ構造530を設けることにより、OLED500の外部量子効率を向上させることができる。更に、前述したように、レリーフ構造523、530を使用してOLED500の少なくとも一部をカプセル化することができる。
【0038】
前述した特定の実施例は例示にすぎず、本明細書の教示による利益を有する当業者に明らかな、別の等価な方法で、本発明を修正、実施することができる。更に、特許請求の範囲に記載の事項を除いて、本明細書で示した構成又は設計の詳細に限定されるものではない。したがって、前述した特定の実施例を変更又は修正することができ、このような変形例がすべて本発明の範囲及び精神に含まれるものと考えられることは明らかである。したがって、特許請求の範囲に記載された通りの保護を求める。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エラストマーに複数のレリーフ構造を有するパターンを形成するステップと、
前記レリーフ構造を有機発光ダイオードの面へ直接に共形接触させることにより、前記パターンの少なくとも一部を前記有機発光ダイオードの表面に積層するステップとを含む方法。
【請求項2】
前記エラストマーにパターンを形成するステップが、エラストマーの少なくとも一面に前記レリーフ構造を形成するステップを含み、該レリーフ構造は、前記有機発光ダイオードにより出射される光の固有波長に等しい少なくとも一つの固有の寸法を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記エラストマーにパターンを形成するステップが、ポリシロキサン、シロキサン反復単位及び有機反復単位のセグメントを含むブロックコポリマー、並びにケイ素変性ポリマーの少なくとも1つの硬化品を含むケイ素含有エラストマーにパターンを形成するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ケイ素含有エラストマーに前記パターンを形成するステップが、硬化ポリジメチルシロキサン(PDMS)を含むケイ素含有エラストマーにパターンを形成するステップを含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記パターンを形成するステップが、
ケイ素含有組成物をマスタ・パターン上に配置するステップであって、前記ケイ素含有組成物と前記マスタ・パターンの間に剥離層を用いずに配置するステップと、
前記ケイ素含有組成物を少なくとも部分的に硬化させて前記エラストマーにするステップと、
前記少なくとも部分的に硬化したエラストマーを前記マスタ・パターンから取り外すステップとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記パターンを形成するステップが、
前記ケイ素含有組成物を前記マスタ・パターン上に遠心回転鋳造するステップと、
前記ケイ素含有組成物を70℃で少なくとも部分的に硬化させるステップとを更に含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも部分的に硬化したエラストマーを前記マスタ・パターンから取り外した後に、前記少なくとも部分的に硬化したエラストマーを更に硬化させるステップを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記パターンを形成するステップが、前記パターンを可撓性構造に接合するステップを更に含み、前記パターンの少なくとも一部を前記有機発光ダイオードの表面に積層する前記ステップは、前記レリーフ構造と前記有機発光ダイオードの面の間のファンデルワールス相互作用を用いて前記レリーフ構造を前記有機発光ダイオードの面に積層することを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
前記パターンの少なくとも一部を前記有機発光ダイオードの前記表面に積層するステップが、ソフト接触積層を使用して前記パターンの少なくとも一部を前記表面に積層するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記パターンの少なくとも一部を前記有機発光ダイオードの前記表面に積層するステップが、前記パターンの少なくとも一部を前記有機発光ダイオードのガラス基板の表面に積層するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記パターンの少なくとも一部を前記有機発光ダイオードの前記表面に積層するステップが、前記パターンの少なくとも一部を、前記有機発光ダイオードのアノード及びカソードの少なくとも一方の表面に積層するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
有機発光ダイオードと、
エラストマーを含むパターンとを備え、
前記パターンが複数のレリーフ構造を含み、該レリーフ構造は、前記有機発光ダイオードの少なくとも一面と直接に共形接触するように積層される装置。
【請求項13】
前記複数のレリーフ構造が、前記レリーフ構造と前記有機発光ダイオードの面の間のファンデルワールス相互作用を用いて前記有機発光ダイオードの面に積層される、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記有機発光ダイオードが、アノードと、カソードと、前記アノードと前記カソードとの間に配置された発光層と、前記アノードに隣接して配置されたガラス基板とを備える、請求項11に記載の装置。
【請求項15】
前記パターンの少なくとも一部が、前記ガラス基板の表面に隣接する、請求項14に記載の装置。
【請求項16】
前記パターンの少なくとも一部が、前記カソードの表面に隣接する、請求項14に記載の装置。
【請求項17】
前記エラストマーの表面の前記パターンが、ポリシロキサン、シロキサン反復単位及び有機反復単位のセグメントを含むブロックコポリマー、並びにケイ素変性ポリマーの少なくとも1つを含む、請求項12に記載の装置。
【請求項18】
前記エラストマーの前記表面の前記パターンが、硬化ポリジメチルシロキサン(PDMS)を含む、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
前記パターンが、
ケイ素含有組成物を、前記ケイ素含有組成物と前記マスタ・パターンの間に剥離層を用いずにマスタ・パターン上に配置すること、
前記ケイ素含有組成物を少なくとも部分的に硬化させて前記エラストマーにすること、及び
前記少なくとも部分的に硬化したエラストマーを前記マスタ・パターンから取り外すことにより形成される、請求項12に記載の装置。
【請求項20】
前記パターンが、前記少なくとも部分的に硬化したエラストマーを前記マスタ・パターンから取り外した後に、前記少なくとも部分的に硬化したエラストマーを更に硬化させることにより形成される、請求項19に記載の装置。
【請求項21】
エラストマーに複数のレリーフ構造を有するパターンを形成するステップと、
前記レリーフ構造を有機発光ダイオードの面へ直接に共形接触させることにより、前記パターンの少なくとも一部を有機発光ダイオードの表面に積層するステップとを含むプロセスにより形成される製品。
【請求項22】
前記エラストマーにパターンを形成するステップが、エラストマーの少なくとも一面に前記レリーフ構造を形成するステップを含み、該レリーフ構造は、前記有機発光ダイオードにより出射される光の固有波長に等しい少なくとも一つの固有の寸法を有する、請求項1に記載のプロセスにより形成される製品。
【請求項23】
前記エラストマーにパターンを形成するステップが、ポリシロキサン、シロキサン反復単位及び有機反復単位のセグメントを含むブロックコポリマー、並びにケイ素変性ポリマーの少なくとも1つを含むケイ素含有エラストマーにパターンを形成するステップを含む、請求項21に記載のプロセスにより形成される製品。
【請求項24】
前記ケイ素含有エラストマーに前記パターンを形成するステップが、硬化ポリジメチルシロキサン(PDMS)を含むケイ素含有エラストマーにパターンを形成するステップを含む、請求項23に記載のプロセスにより形成される製品。
【請求項25】
前記パターンを形成するステップが、
ケイ素含有組成物をマスタ・パターン上に配置するステップであって、前記ケイ素含有組成物と前記マスタ・パターンの間に剥離層を用いずに配置するステップと、
前記ケイ素含有組成物を少なくとも部分的に硬化させて前記エラストマーにするステップと、
前記少なくとも部分的に硬化したエラストマーを前記マスタ・パターンから取り外すステップとを含む、請求項21に記載のプロセスにより形成される製品。
【請求項26】
前記パターンを形成するステップが、
前記ケイ素含有組成物を前記マスタ・パターン上に遠心回転鋳造するステップと、
前記ケイ素含有組成物を70℃で少なくとも部分的に硬化させるステップとを更に含む、請求項25に記載のプロセスにより形成される製品。
【請求項27】
前記少なくとも部分的に硬化したエラストマーを前記マスタ・パターンから取り外した後に、前記少なくとも部分的に硬化したエラストマーを更に硬化させるステップを含む、請求項25に記載のプロセスにより形成される製品。
【請求項28】
前記パターンを形成するステップが、前記パターンを可撓性構造に接合するステップを更に含み、前記パターンの少なくとも一部を前記有機発光ダイオードの表面に積層する前記ステップは、前記レリーフ構造と前記有機発光ダイオードの面の間のファンデルワールス相互作用を用いて前記レリーフ構造を前記有機発光ダイオードの面に積層することを含む、請求項25に記載のプロセスにより形成される製品。
【請求項29】
前記パターンの少なくとも一部を前記有機発光ダイオードの前記表面に積層するステップが、ソフト接触積層を使用して前記パターンの少なくとも一部を前記表面に積層するステップを含む、請求項21に記載のプロセスにより形成される製品。
【請求項30】
前記パターンの少なくとも一部を前記有機発光ダイオードの前記表面に積層するステップが、前記パターンの少なくとも一部を前記有機発光ダイオードのガラス基板の表面に積層するステップを含む、請求項21に記載のプロセスにより形成される製品。
【請求項31】
前記パターンの少なくとも一部を前記有機発光ダイオードの前記表面に積層するステップが、前記パターンの少なくとも一部を、前記有機発光ダイオードのアノード及びカソードの少なくとも一方の表面に積層するステップを含む、請求項21に記載のプロセスにより形成される製品。

【図1】
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【図2】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−12494(P2013−12494A)
【公開日】平成25年1月17日(2013.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−199240(P2012−199240)
【出願日】平成24年9月11日(2012.9.11)
【分割の表示】特願2008−553456(P2008−553456)の分割
【原出願日】平成19年1月29日(2007.1.29)
【出願人】(590001418)ダウ コーニング コーポレーション (166)
【氏名又は名称原語表記】DOW CORNING CORPORATION
【Fターム(参考)】