説明

木材チップ(木質ペレット)焚温室用温風暖房機

【課題】
温室栽培農家では近年石油価格高騰で石油に替わる代替え燃料を要求されている状況である。本発明者は環境に優しい小規模焼却炉を開発検討している。この技術で温風発生装置をハウス農家に提供する。
【解決手段】
木材チップ貯留槽(1)より供給スクリュウ、コンベアー(2)より燃焼炉(3)へチップを適量に供給し点火バーナーでチップに点火さす着火すれば点火バーナーは止まり燃焼炉内で自燃する(4)燃焼温度800℃〜900℃以上の熱風が熱交換器に流入し温風を温室内に送風し温室内の暖房をする(5)サイクロン集塵器にエジクターファンを付け誘引でサイクロンで飛灰を集塵し大気に飛灰を発散させない。煙突より排気する温度は100度位で排気します。有害ガス及びダイオキシンの発生も無い。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は従来温室農家が石油バーナーを使用し石油価格の高騰により農家の経営に大きな打撃を受けている時、無公害型小規模焼却炉を開発し製造し、この技術を温室暖房に向け開発した。
【背景技術】
【0002】
従来温室農家が石油バーナーを使用し石油価格の高騰により農家の経営に大きな打撃を受けている。そこで、先に特開2005−24222号で出願している焼却炉を改良した。
【特許文献1】特開2005−24222号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
石油燃料より木質バイオマス燃料を使うことで燃料費削減又排ガスCO2削減等解決する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は石油価格高騰により無公害型焼却炉を熱源として温室暖房装置として温室農家提供する手段。燃焼炉内部に耐火材キャスタブル1600℃耐火、乾式なので炉内の蓄熱が良好で燃焼に必要な量の通風をする為木材チップ(木質ペレット)の燃焼が良く燃焼温度800℃〜900℃と高温燃焼し熱交換器に燃焼熱を受け温室内に放熱し温室を暖房するものである。煙突部にサイクロン集塵器を設け飛灰防止をする又サイクロン排気部にエジェクター、ファンを設け燃焼炉より熱交換器を通過する熱風の流れをスムーズにし熱交換器の熱効率を良好にする。
【0005】
焼却炉の燃焼部と排煙部との間に熱交換器を取り付け熱交換器が熱を受けこの熱を温室に温風として放熱し温室を暖房する。燃焼炉に燃料供給シュウトに停電時ダンパーで自動閉塞する、安全策を講じた。
【発明の効果】
【0006】
本発明は温室農家の経費削減がもっとも有効と思慮する。燃焼炉内部が耐火材キャスタブル1600℃耐火、乾式なので炉内の蓄熱が良好で燃焼に必要な量の通風をする為木材チップ(木質ペレット)の燃焼が良く燃焼温度800℃〜900℃と高温燃焼し熱交換器に燃焼熱を受け温室内に放熱し温室を暖房する。煙突部にサイクロン集塵器を設け飛灰防止をする又サイクロン排気部にエジェクター、ファンを設け燃焼炉より熱交換器を通過する熱風の流れをスムーズにし熱交換器の熱効率を良好にする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
木材チップ貯留槽(1)より供給スクリュウ、コンベアー(2)より燃焼炉(3)へチップを適量に供給し点火バーナーでチップに点火さす着火すれば点火バーナーは止まり燃焼炉内で自燃する(4)燃焼温度800℃〜900℃以上の熱風が熱交換器に流入し温風を温室内に送風し温室内の暖房をする(5)サイクロン集塵器にエジクターファンを付け誘引でサイクロンで飛灰を集塵し大気に飛灰を発散させない。
【産業上の利用可能性】
【0008】
農業分野では無農薬栽培する以上温室栽培が不可欠よって暖房装置はすごい利用があるものと思う。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の木材チップ(木質ペレット)焚温室用温風暖房機の正面図。
【図2】本発明の木材チップ(木質ペレット)焚温室用温風暖房機の平面図。
【図3】本発明の木材チップ(木質ペレット)焚温室用温風暖房機の左側面図。
【符号の説明】
【0010】
1 木質バイオマス燃料の貯留槽。
2 貯留槽より燃焼炉受け入れシュウトへ供給する、スクリュウ、コンベアー。
3 燃焼炉本体
4 熱交換器本体
5 サイクロン式集塵器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
木材チップ(木質ペレット)焚き燃焼炉を作り炉内に耐火キャスタブルを
使用し炉内で800℃〜900℃以上で木材チップ(木質ペレット)を燃焼させるチップ(木質ペレット)焚温室用温風暖房機。
【請求項2】
木材チップ(木質ペレット)貯留槽の底部を45度勾配の構造とした、底部のV字部にスクリュウ、コンベァーで排出方向に適量を排出する、45度勾配の貯留槽にすることで、チップの詰まり又ブリッジ現象にならない請求項1記載の木材チップ(木質ペレット)焚温室用温風暖房機。
【請求項3】
木材チップ(木質ペレット)を燃焼炉に供給する、スクリュウ、コンベァ−、炉内の燃焼状態を熱伝対の温度感知によりタイマー、スィッチの間隔で供給量を調整しスクリュウ、コンベァーの発停をする請求項1記載の木材チップ(木質ペレット)焚温室用温風暖房機。
【請求項4】
燃焼炉供給シュウトに非常ダンパーを設けた、炉内部が燃焼中に停電した場合供給シュウトに火炎が立ち昇る可能性を予知し自動で非常ダンパーが閉じ火災を防止し、再度電気が復旧した時は非常ダンパーは手動で復旧し初期運転の操作で再開する請求項1記載の木材チップ(木質ペレット)焚温室用温風暖房機。
【請求項5】
熱交換器は木材チップ(木質ペレット)炉の燃焼熱800℃〜900℃の燃焼熱を受け温室内に放熱する請求項1記載の木材チップ(木質ペレット)焚温室用温風暖房機。
【請求項6】
煙突部にサイクロン集塵器を設け飛灰防止をする又サイクロン排気部にエジェクター、ファンで燃焼炉より熱交換器を通過する熱風の流れをスムーズにし熱交換器の熱効率を良好にする請求項1記載の木材チップ(木質ペレット)焚温室用温風暖房機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−82567(P2008−82567A)
【公開日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−260137(P2006−260137)
【出願日】平成18年9月26日(2006.9.26)
【出願人】(302066272)明工業有限会社 (1)
【Fターム(参考)】