説明

栄養価をより正確に決定し、食品の無駄を削減する方法およびシステム

本発明は、円形の第1および第2の平面を有するベースを備える食品切り分けガイドを利用した方法である。ガイドは、食品を均等なサイズの小片および/または部分に切り分けることを容易にするため、少なくとも一方の平面に形成された複数の溝と、少なくとも一方の平面に形成された少なくとも1つのセンタリングガイドとを有している。幅広の傾斜したガイド溝が、複数の溝のそれぞれの端部に形成されている。ピザまたは食品の中心合せをなすため、少なくとも1つのセンタリングガイドは、複数の溝の交点を中心として同心的にある。切り分けガイドは、少なくとも1つのハンドルを有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的には、食品切り分けガイドを利用する方法およびシステムに関し、より具体的には、食品切り分けガイドを利用し、食品の栄養価がほぼ均等になるように、ほぼ均等な大きさの食品片に切り分け、食品片の無駄を削減することにより、食品片の販売および売上利益を増大させるための方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
公立および私立学校、スポーツチーム、後援会、子供パーティーセンター、病院、養護施設および組織のいずれにおいても、給食、食事、資金集めのパーティー等のために、均等な小片に切り分けられたピザおよび/または食品が必要である。複数の均等な小片がある場合、はんぱな形、あるいは他より小型または大型の小片が存在することが原因で、若干食べ残しがでる。そのため、異なるサイズ径のピザ(例えば、8または14インチ径のピザ)を、ほぼ均等な大きさの小片に確実に切り分けるために、切り分けガイドが必要である。
【0003】
また、食品の栄養価を決定し、食品の無駄を削減し、食品販売の利益を増大する必要もある。
【0004】
従来、食品/断片/部分を均等な小片および/または形状に切り分けるための製品(器具)を開発する様々な試みがなされている。これらの従来技術の器具のいくつかは、ピザを保持するガイドに着目したものであり、その他のものは、ピザを切り分けるための器具に着目したものである。しかしながら、これらの従来技術の器具は、いずれも様々な制限と不利益がある。そこで、本発明は、これらの従来技術の器具に対する改良を提供するものである。
【0005】
従来技術の器具のいくつかは、尖った突起を有し、例えば、ガイド中に設けられた該突起によって、ピザの切り分け工程中にピザが保持される。しかしながら、これらの突起は、ピザをスライドさせて、ガイドから取り出し、配達用ボックスに入れることの妨げとなるであろう。このようにピザをスライドさせる作業は、頻繁に行われる。
【0006】
さらに、栄養学的な研究では、米国で食される一般的な食品の多くが楔形(例えば、ピザ、ケーキおよびパイ)であり、これら食品は、退行性の健康状態に関連する飽和脂肪および砂糖の摂取量に影響を与えることが報告されている。したがって、食品消費調査において報告された楔形食品およびその他の食品の量が、可能な限り正確であることは重要である(例えば、2006年3月14日付のアメリカ食品協会のジャーナル参照)。
しかしながら、多くの科学記事によれば、楔形食品の分量を測定する標準的な方法は、しばしば不正確である。そのため、本明細書に記載される本発明は、これらの多くの不正確性を排除するために用いることが可能である。
【0007】
このように、均等なピザ片を切り分けるための従来技術の器具と、それの関連用途とが存在している。しかしながら、食品切り分けガイドを利用し、食品の栄養価を決定し、食品の無駄を削減し、食品の無駄を削減することにより食品販売の利益を増大する方法およびシステム等が、依然として必要とされている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
したがって、本発明の目的は、より正確に、食品の栄養価を決定し、食品の無駄を削減し、食品の無駄を削減することにより食品販売の利益を増大する方法およびシステムを提供し、従来技術の制限を克服することにある。
この方法およびシステムは、溝およびガイドのシステムを有する、特有かつ有用な切り分けガイド/ボードと、ピザ、ケーキ、パイ等を、例えば、楔形、矩形、またはひし形等の均等なサイズの小片に切り分ける方法とを利用する。
本発明の切り分けボードは、構成が簡単で、比較的安価に製造および使用でき、使用のたびに容易に洗浄でき、切り分けボード上へのピザや食品の中心合わせができ、さらに以下に記載するその他の多くの利点を有する。
【0009】
以下、本発明のいくつかの特徴について基本的な理解を提供するため、本発明の簡単な概要を示す。まず、ピザは、切り分けられるピザの直径に対応する切り分けボード器具上に配置され、その後、切り分けボード器具に形成された同心円状の溝を用いて中心合わせがなされる。一旦、中心合わせがなされると、ピザは、切り分けボード器具上に様々な直径に対応して形成された溝に沿って、ナイフによって切り分けられる。その後、ピザは、多くの所望の小片に分割される。
この概要は、本発明の広範囲を概説するものではなく、また、本発明のキーまたは本質的要素を特定し、あるいは本発明の権利範囲を詳述することを意図するものでもない。この概要の目的は、以下の発明の詳細な説明の前置きとして、本発明のいくつかのコンセプトを、簡単に紹介することにある。
【0010】
本発明の目的は、食品の栄養価をより正確に決定する方法およびシステムを提供することにある。
【0011】
本発明の更なる目的は、食品の無駄を削減する方法およびシステムを提供することにある。
【0012】
本発明の目的は、食品をほぼ均等な大きさの小片に切り分けることによって、より小さな食品廃棄の可能性を排除し、食品の利益を増大する方法およびシステムを提供することにある。
【0013】
本発明の他の目的は、食品販売からの利益を増大する方法およびシステムを提供することにある。
【0014】
上述した関連する目的を達成するために、発明の詳細な説明および添付された図面に基づき、本発明の実施形態および特徴を詳細に説明する。これらは、本発明の原理を用いることができる複数の方法のうち、いくつかを説明するものである。その他の特徴、すなわち本願発明の有利かつ新規な技術的特徴は、添付の図面を参照すれば、以下に示す発明の詳細な説明から、明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1Aおよび1Bは、本発明の1実施形態に係る、スロットと溝とを有するピザ切り分けガイド/ボードと、食品切り分けデバイスとを示す図である。
【図2】図2は、本発明の1実施形態に係る、スロットと溝とを有するピザ切り分けガイド/ボードと、食品切り分けデバイスとを示す図である。
【図3】図3は、組織がより正確に栄養価を決定し、食品の無駄を削減することを支援するための典型的な方法およびシステムを示すフローチャートである。
【図4】図4は、売店管理者がより正確に栄養価を決定し、食品の無駄を削減することを支援するための典型的な方法およびシステムを示すフローチャートである。
【図5】図5は、売店管理者がより正確に栄養価を決定し、食品の無駄を削減することを支援するための典型的な方法およびシステムを示すフローチャートである。
【図6】図6は、売店管理者がより正確に栄養価を決定し、食品の無駄を削減することを支援するための典型的な方法およびシステムを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明の1以上の実施形態について、添付の図面を参照して説明する。なお、同じ構成要素は、以下の説明を通じて、同じ参照番号で参照される。本発明は、一般的には、より正確に食品の栄養価を決定し、食品の無駄を削減することにより、大きな利益を上げる方法およびシステムに関する。この方法およびシステムでは、ピザ、パイ、ケーキおよび適当な食品を均等な割合で切り分けるための比例切り分け器具(proportional cutting device)を利用する。
【0017】
本発明の切り分けガイドは、種々の切り分け用具と共に使用することができる。かかる切り分け用具としては、如何なる特定の切り分け用具にも限定されず、例えば、ローラーブレード、ナイフ、ロッカーナイフ等が挙げられる。このガイドは、例えば、様々な数の溝が一面または両面に設けられた両面ピザガイドとして使用することも可能である。この場合、ユーザーは、複数のピザガイドを所有する必要がない(例えば、6枚スライス面、10枚スライス面、16枚スライス面を含む)。
【0018】
加えて、この方法およびシステムは、売店(concession sales)や組織化された販売に関連して記載されるであろう。しかしながら、この方法およびシステムは、資金調達担当者(fund raisers)、ピザ店、ピザフランンチャイズ、ウェディングプランナー、レストラン、病院、販売者/頒布者のチャンネル、学校、大学、養護施設、仕出し屋、および当業者であれば理解し得る食品を販売するその他の団体に対しても適用することができる。
【0019】
図1Aに示すように、本発明は、平坦で円形のガイド体120からなる。本明細書中において、ガイド体120は、楔形状の区画101を含むように説明されるが、三角形、ひし形、矩形等のその他の形状の区画(groves)を含むこともできる。本実施形態において、ガイド体120は、例えば、主ハンドル116と、オプションの補助ハンドル118とを有していてもよい。
ガイド体120は、ピザ(1例である)の切り分けを容易にする(facilitate)ための多数の溝104と、主ハンドル116に設けられ、食品を均等な割合で切り分ける切り分け工程の開始を容易にするためのガイド用溝124とを有する。図示の構成では、ガイド体120は円形状をなしているが、楕円形、矩形等の当業者に知られた如何なる形状をなしていてもよい。加えて、図路の構成では、各溝は、ボードの外縁で終端しているが、ガイド体120の外縁から離れて、ガイド体120の内側の領域で終端していてもよい。
【0020】
図1Aに示された1つの実施形態では、ピザ(図示せず)は、比例切り分けガイド100の第1の平面102上に配置され、切り分けツール150を用いて、所望の均等なパイ形状の断片(小片)に小分け(slice)および/または切り分け(cut)される。この切り分けツール150は、例えば、手で保持可能なピザ切り分けホイール、ナイフ、図示のような多ハンドルロッカーピザブレード(multiple handle rocker pizza blade)等である。
例えば、図1Aにおいて、勾配付きのスロットおよび/または切り分け用溝104、108、112および124は、切り込み、ルート、凹み、またはこれらの組み合わせ等によって、ガイド体120の第1の平面102上に形成され、切り分けツール150によってピザを切り分けることを可能としている。
【0021】
ユーザーは、円形状のセンタリングスロット108および112により、第1の平面102上でピザの中心合わせを行うことができる。この際、ピザの中心と、器具の中心130とが一直線に並ぶ(一致する)ことになる。この円形状のセンタリングスロット108および112の直径は、切り分けられるピザの直径よりもわずかに大きい。例えば、切り分けられるピザの直径が8インチの場合、円形状のセンタリングスロットの直径は、約8.25インチであり得る。
一旦、切り分けられると、ピザはガイド(比例切り分けガイド)100上に盛られたままであるか、あるいは盛り付け皿、大皿(platter)、トレイ、ボール紙製の配達ボックス等の上にスライドさせられる。
図示の構成では、円形状のセンタリングスロットは連続しているが、適切にピザの中心合わせを行うことができるような、破線または断続的な円形としてボード上に形成してもよい。加えて、区画(segments)101は、均等に示されているが、例えば、一方は大人用に大きく切り分けるものと、他方は子供用のものとの2つの異なる大きさにしてもよい。
【0022】
加えて、図示されていないが、例えば、その場所における直径サイズをインチ、ミリメートル等で示すために、カッティング、レーザーエッチング等により文字または数が刻設されてもよい。さらに、ガイド(装置)100の第1の平面102または第2の平面(図示せず)には、カッティング、レーザーエッチング、焼印等により、方向、レシピ、図柄、料理手順、引用文、メッセージ、個人名、会社のロゴ等が刻設されてもよい。さらに加えて、スロットおよび/または溝は、(隆起した)平行リッジ(ridge)、隆起(elevated)したガイド等に置換することができる。このような場合も、本発明の範囲に入る。
【0023】
本発明者は、従来技術のピザボードが、ピザボード上の中心点で交差する長尺の(slotted)溝を有していることを認識している。しかしながら、従来技術のボードにおいては、仮に、ピザの中心が適切にボードの中心に一致しない場合、ピザを不均一な小片に切り分けてしまう。したがって、本発明者は、上述された同心円を付加することによって、ピザの適切な中心合わせがなされることにより、ピザをほぼ均等な部分に分割し、かつ食事コントロールで推奨される分量を提供可能としている。
【0024】
本実施形態では、ガイド100の形状は、ほぼ円形状である。そして、このガイド100は、アッシュ、ヒッコリー、オーク、クルミ、カエデ、パープルハートウッド(purple heartwood)、クリ、サクラなどの木材;プラスチック、磁器、金属、石、木材複合材料、竹、再生紙複合材料、コーハン(登録商標)、プラスチック複合材材料、食品安全材料等を含む種々の材料で構成してもよい。また、ガイド100は、CNC加工、ルーティング、射出成形、回転成形、ブロー成形等を含む種々の技術を利用して製造することができる。
【0025】
ガイド100は、第1の平面102と第1の平面102と平行する第2の平面(図示せず)との一対の実質的に平坦な表面を有する。この器具(ガイド100)は、平行面を有するものとして記載されている。しかしながら、本発明者は、器具をテーブル上に平らに載置した場合、上面が傾斜するような非平行面も検討しており、かかる実施形態も、本発明の一部であると考えられる。
ガイド100の直径は、切り分けまたは分割されるピザを包含することができるように、十分に大きい。例えば、ガイド100は、4〜16インチの範囲の直径のピザを包含することができるように、十分に大きくてもよい。
加えて、スロット、マーク等を、平面の一方または双方に作成してもよく、当該マーク、スロット等は、両平面において同一であってもよいし、異なっていてもよい。例えば、第1の平面102は、ほぼ均等な8個の小片に分割するために、一方、第2の平面は、ほぼ均等な10個の小片に分割するために使用することができる。
【0026】
ガイド100は、十分に厚く(例えば、1/4、3/8および1/2インチ厚)、そのため、スロットまたは切り分け用溝104、108、112および124が、ガイド100の第1の平面102および/または第2の平面(図示せず)に形成された後であっても、ガイド100は、実質的に硬質な状態を維持している。
図1Aに示されたガイド100は、実質的に均一であるが、重量、材料費等を軽減すべく設計された、様々な厚さを有するガイド100も、やはり本発明の範囲内である。すなわち、ガイド100の各切り分け用溝が位置する部分は、ガイド100の最大厚の部分である。そして、切り分け部(cutting grove portions、区画)同士間の平底部(flanged portion)は、蜂巣状、溝状のように材料が除去され、ピザを比較的平坦な状態で保持し、かつ容易にピザをガイド100からスライドさせることができるようになっている。
加えて、エンドユーザーのためにボードを軽量化する目的で、スルーホール(すなわち、軽減孔)等を、材料の除去または器具の成形によって、形成することができる。さらに、2つの材料(例えば、プラスチック、複合材料、竹等)の層の間に挟持されたアルミニウムハニカムのような、非常に軽量の複合材料を用いてもよい。このような全ての器具は、本発明の範囲に含まれる。
【0027】
図1Aに示された実施形態において、第1のハンドル(主ハンドル)116の形状は、ハンドグリップとして利用可能な、ほぼ矩形状である。第2のハンドル(補助ハンドル)118は、第1のハンドル116を補うものである。第2のハンドル118は、2つの箇所126および128で器具(ガイド100)に接続されている。
第1のハンドル116および第2のハンドル118は、相補的であり(すなわち、円を2等分する同一ライン上に位置しておらず)、図示のように(交差)中心130から180度でない相対角で離間している。これにより、ユーザーは、ピザを保持している器具のバランスを取ることができ、例えば、ひっくり返るのを防止することができる。
しかしながら、この器具は、ピザの重量を支えるように設計された種々の形状およびサイズの複数のハンドルを有していてもよい。かかる器具も、本発明の範囲に含まれる。図1Aに示すように、ハンドル116、118は、器具と一体的(continuous)に形成されているが、それらは分離可能で、かつ、接着剤、継手、締め具、ねじ、釘、だぼ(合わせ釘)のような、当業者に既知の如何なる商業用の固定技術を用いて固定されてもよい。
また、ハンドル116、118は、器具と異なる材料で作成されてもよく、このような場合も、やはり本発明の範囲に含まれる。例えば、器具は、カエデおよびハンドルブラッククルミ(handle black walnut)であってもよい。加えて、この器具は、木材、プラスチック、複合材料、竹等を含む様々な材料の積層体であってもよい。
【0028】
図1Aに示されたガイド100は、さらに、切り分け用スロットまたは切り分け用溝104、124を刻設することによって特徴付けられている。これらは、それぞれ、外周120を有する第1の平面102のほぼ円形面を2等分している。また、スロット(溝)104、124は、ガイド100に十分な深さ、例えば、1インチの8分の1の深さで延在している。これにより、切り分けツール(150)を用いて、第1の平面102上に配置されたピザを完全に切り分けることができる。
図1Aでは、ピザをほぼ均等な8個の小片に分割すべく、4つのスロット104および124が示されているが、ガイド100に形成されるスロットの数は、これに制限されるものではない。スロット124は、第1のハンドル116の中心を縦に通って、第1の平面102を二等分している。加えて、このハンドル116は、例えば、器具(ガイド100)をフックにぶら下げたり、またはコード、革バンド等を取り付けたりするためのスルーホール122を備えている。
【0029】
本発明者は、ハンドル116上にスロット124が延在することによって、切り分けツール(150)をハンドルスロット(切り込み用溝)124上に容易に位置させることができるので、ピザの二等分の初期動作を補助することができると認識している。
初期状態のスロットは、ピザを第1の平面102に非固定的に保持する。一方、切り分け工程の際、ピザはスロット124に押し付けられるので、その後の切り分け作業での回転が防止される。加えて、ハンドル116に延在するスリット124を備えることによって、(切り分けツール150の)配置および切り分け工程の開始がより容易となり、結果として、従来技術の器具と比較して、その作業を迅速化することができる。
【0030】
図1Bは、上述した比例切り分けガイド100と共に用いられる、2つのハンドル152、154を有するヘラ状の(rocker)切り分けツール150を示している。本発明者は、曲線ブレードを備える切り分けツール150を用いることによって、例えば、上述した従来技術の器具のいくつかとは対照的に、切り分けツールブレード156を、ピザの如何なる切り分け位置においても、より大きな接線負荷または点負荷で接触させることができ、ピザを小片に完全に切り分けることができると認識している。また、切り分けツールの他のタイプ、例えば、ナイフ、カットローラーホイール等を使用してもよく、このような場合も、やはり本発明の範囲に含まれる。
【0031】
図1Bは、上述した比例切り分けガイド100と共に用いられる、2ハンドルロッカー切り分けツール150を示す。本発明者は、曲線ブレードを備える切り分けツール150を使用することにより、例えば、上述した従来技術の器具のいくつかとは対照的に、切り分けツールブレード156を、ピザの如何なる切り分け位置においても、より大きな接線負荷または点負荷で接触させることができ、ピザを小片に完全に切り分けることができると認識している。
【0032】
図1Cは、その他の実施形態180における、図1Aに示されたスロット/溝104、124を示している。ここで、スロット182は、角度α184が、例えば約5〜10度の傾斜エッジを備え、スロットの底部186は、第1の平面102に対して平行になるよう切り込まれている(図1A)。
【0033】
図1Dは、スロット/溝192の他の実施形態190を示している。スロット192は、スロットの底部196に隣接して位置する角度β194と、第1の平面102に近接する角度γ(ガンマ)198との複合角を有する。これらの角度は、図示のように、垂直y軸から測定され、全体の結合された角度は、例えば、5〜15度である。継続曲線、各種円弧、複合角、凹部形状等を含む他の形状および他の大きさのスロットも、本発明の範囲に含まれる。当業者であれば、ブレードが側方縁部から離れた状態でスロットの底部に向けられる場合、例えば、溝の側壁が平行であるような従来技術の器具と比較して、器具/ガイドの摩耗が低減されることがわかるであろう。
【0034】
様々なサイズや形状の溝のルーティング、切り込みおよび作成は、当業者に周知であり、かかるサイズおよび形状のすべては、本発明の一部である。
【0035】
図2は、ほぼ矩形のスロットデザイン(器具(比例切り分けガイド)200)を説明するための図である。第1の平面208は、複数のスロット202、204および210を備えている。複数のスロット202および204/210は、互いにほぼ直交し、複数の平行なスロット202および/または204/210は、等間隔で離間している。
複数のスロット202、204および210により、ユーザーは、ピザをほぼ均等なサイズの四角形状のピザ片212に分割することができる。例えば、スロット202、204および210は、4平方インチ角の区画を形成するように、第1の平面208に4インチ間隔で刻設されていてもよい。
本実施形態は、かかるデザインを教示するが、本発明の範囲は、等間隔の平行かつ垂直なスロットに限定されない。ダイヤモンド形状、三角形状、長方形状等を含む他の幾何学、または装飾の形状のような、如何なる望ましいスロットデザインを、如何なる形状を有する器具の平面上に作成してもよい。さらに、比例切り分け器具(比例切り分けガイド200)の形状は、円形状、四角形状、矩形状またはユーザーにとって望ましい他の如何なる形状であってもよい。
先端面取り部(bevel)222は、スロット202および204の開始部位に、切り込み、ルーティング等され、切り分けツール(150)をスロット202および204に、より容易に案内する。さらに加えて、長尺の傾斜スロット226が第1のハンドル224に形成されることで、切り分けツールがより容易にピザに向かって案内される。これにより、例えば、器具200に対する初期摩擦を低下または除去することができる。第2のハンドル212は、器具200の一部として形成され、例えば、第1の位置220および第2の位置218で器具200に接続されている。
【0036】
図3には、栄養価をより正確に決定し、食品の無駄を削減し、それによって様々な個人、ビジネス、非営利組織、営利組織等に大きな利益を生み出すための方法300およびシステムが示されている。本発明の1以上の特徴に従い、典型的な方法300では、例えば、比例切り分けガイド100(図1A)を用いて、ピザをほぼ均等なサイズの小片に切り分ける。
この方法を、図1A〜1Dおよび図2を参照して説明する。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施することができるように十分に詳細に説明される。また、本発明では、各実施形態を組み合わせてもよく、また他の実施形態を利用してもよく、さらに本発明の精神(原理)および目的からかけ離れることがなければ、変更してよいことは、理解されるであろう。
【0037】
典型的な方法300は、ピザに関連して効果的に使用されるが、当該方法は、ピザへの使用に制限されず、ケーキ、パイおよびその他の適当な食品に適用することができる。この方法300は、302から開始し、304において、ピザ店オーナー、ピザフランチャイズ事業部長のような個人/ピザプロモーターは、例えば、資金調達担当者用の「ピザの小分け(pizza by the slice)」プログラムを用いて、組織に申し込む。ここで、ピザプロモーターの仕事は、均等なサイズのピザ片の購入、転売である。
【0038】
306において、ピザプロモーター/売り手/フランチャイズは、例えば、食品サービスコーディネーターと面会することを目的に、地元の私立学校にアプローチする。306において、ピザプロモーターは、食品サービスコーディネーターが、既にピザプロバイダーと取引をしているか否かを判断し、彼女/彼(食品サービスコーディネータ)が既にピザプロバイダーと取引している場合、食品サービスコーディネーターが現在のピザプロバイダーとの間に、どのような問題を抱えているかを判断することが重要である。
仮に、306において、私立学校が既にピザプロバイダーと取引している場合、ピザプロモーター/売り手/フランチャイズは、資金調達担当者ための「均等サイズピザ小分けプログラム」(Equal Size Pizza Slices Program: ESPSP)、昼食プログラム等に関連する多くの利益、例えば、増益、栄養分のよりよい理解等に関して、食品サービスコーディネーターまたは組織に情報を提供(教育)するべきである。
【0039】
次に、上記方法300は、308に進む。ここで、ピザプロモーターは、ピザ片についての問題が存在するか否かを判断する。食品サービスコーディネーターが、ピザ片のサイズに関して問題がないと言った場合であっても、ピザプロモーターが比例切り分けガイド100を提示して、食品の無駄を削減することによる利点とそれによる増益を議論する際に、これはポイントとなる。
仮に、コーディネーターが利益の大きさを認識していない場合、まさにプログラムの潜在的(追加的)利益について情報を提供(教育)する時である。コーディネーターがピザの販売に関する利益についてなんらの意見を持たないとしても、驚くべきことはでない。
以下は、8つの均等な小片に切り分けられた4つの14インチ径のピザに基づく、例示的な利益予測である。しかしながら、様々な直径のピザ、並びに様々な数に切り分けることは、ここでは当然に予期されることである。
【0040】
例えば、この例では、金曜日の昼食用に、学生に対してピザを小分けして販売するための有益な試みを説明する。利益を最大化するため、ピザを均等なサイズのピザ片に切り分けることは重要である。1つのピザパイが複数のより小さなピザ片に切り分けられていると、それらはしばしば売れないか、または避けられてしまう。これによって、食品の無駄が発生し、利益を得ることができず、利益の損失をが生じる。なぜならば、そのような小さなピザ片は、売れないからである。食品の無駄と利益の損失は、時間と共に相当なものとなるであろう。
【0041】
次に、この方法300は、310に進む。ここで、ピザプロモーターは、コーディネーターがピザの販売から得られる利益について満足しているかどうかを判断する。仮に、コーディネーターが満足していれば、ピザプロモーターは、312において食品サービスコーディネーターにピザビジネスを求める。
【0042】
仮に、このようなセールスが成功しなくとも、プロモーターは、成立しなかったビジネスを獲得するために、コーディネーターに対して、定期的にフォローアップを実行すべきである。
【0043】
「ピザの小分け(pizza by the slice)」プログラムの主たる有利な点は、栄養学的な研究において、米国で食される一般的な食品の多くが楔形(例えば、ピザ、ケーキおよびパイ)であり、これら食品は、退行性の健康状態に関連する飽和脂肪および砂糖の摂取量に影響を与えることが報告されているということである。したがって、食品消費調査において報告された楔形食品の量が、可能な限り正確であることは重要である(例えば、2006年3月14日付のアメリカ食品協会のジャーナル参照)。
しかしながら、楔形食品の分量を測定する標準的な方法は、しばしば不正確である。そのため、本明細書に記載される方法300は、これらの問題を解決するために用いることができる。子供の肥満に立ち向かうミシェルオバマ(Michele Obama's)のプログラムに目を向けさえすれば、適切に食品の分量を測定し、それにより栄養素含有量、カロリー等を決定することが如何に重要であるかが理解できるであろう。
【0044】
図4には、「ピザの小分け(pizza by the slice)」プログラムを推進し、売店販売(concession stand sales)の利益を増大させるための方法400とシステムとが示されている。売店の大部分とは言わないまでも、その多くが学生の両親によるボランティアで運営されている。彼らは、どの程度のピザを発注すればよいのか、ピザ片がよく売れる価格やピザパイにどの程度支払うのか等を知らない場合がよくある。
この方法400は、402において開始され、404において、ピザプロモーターは、資金調達担当者に関連する売店管理人/親にアプローチする。意思決定者は、売店に配置されている人ではないことが非常に多い。商業会計(commercial account)としての売店販売の処理、およびどの程度のピザを発注し、ピザ1枚あたりからどの程度利益を得るかということを意思決定者と相談する。
「ピザの小分け(pizza by the slice)」は、売店において物を売るための最も有益な方法の1つである。仮に、プロモーターのビジネスによって適切に実行されれば、資金調達担当者は、ピザを作成すること、ピザを切り分けること、ピザをピックアップすること、食品の無駄や残りに関してもはや心配する必要がなくなる。それどころか、意思決定者/売店管理人は、キャッシュフローおよび利益に集中することができる。
【0045】
406において、プロモーターは、売店管理人に対し、例えば、チーズとペパローニ等のような組み合わせのピザよりもむしろ、チーズピザ片のみを販売するよう説得するべきである。売店は、頻繁に、チーズとペパローニとの組み合わせ、その他の組み合わせを小分けして提供しているが、シンプルであることはより好ましく、より高利益である。これは、チーズのみのピザを売ることの重要性を示している。
仮に、チーズとペパローニとのピザと、チーズピザとを売ろうとすれば、例えば、一方が先に品切れになることを避けられないであろう。一方が品切れになった後、ゲームの残り時間に、どの程度注文が発生するのかを高い確率で予見でき、ピザの(売れ)残りと、(注文されたピザの)配達用の追加料金およびチップ料金とが発生するであろうことが判る。
【0046】
408において、プロモーターは、売店管理人に、あるイベントにおいて販売すべきピザの数についての情報を与える。410において、プロモーターは、開催場所が、大きな会場か小さな会場かを判断する。
【0047】
仮に、会場が大きい場合、方法400は、図5に進む。そして、この方法400は、方法500として続行される。大きな会場は、典型的には、例えば高校フットボールゲームのような大きなスポーツイベントの会場である。最初に発注するピザの数は、控え目にし、いくつかの便利なサービスを提供する。
仮に、約100米ドルのコストで断熱材入りの大きなバックを仕入可能ならば、その断熱材入りの大きなバックは15−14インチ径のピザを収納できるであろう。これは、売店職員がピザを保温するのに役立つので、売店は、ゲームが行われている間、ピザを暖かい状態に保つことができる。
また、資金調達担当者に、ピザを切り分けるためのローラーブレードカッターを仕入れるよう推奨することを申し入れる。たとえ、売店において、均等に切り分けるツールによって、ピザを均等に切り分けようとしても、例えば、チーズが引っ付き合っていることはよくあることである。換言すれば、ピザが冷えていると、チーズは混じり合っており、ローラーカッターを用いて分割しなければならない。
保温用バックがあるので、プロモーターは、大量の発注を推奨する。この方法500は、502において開始され、504において、第1のゲーム用に、例えば、10枚のピザの発注から開始する。506において、仮に所定の時間よりも早くピザが売り切れた場合、その後、5枚のピザを再発注する。508において、仮に、ピザが売り切れておらず、更にピザを売るための十分な時間がない場合、510において、更なるピザを買わず、512において、この方法500は終了する。
これにより、配達料金およびチップ料金を削減することができ、大きな会場での売店において、損失の削減および利益の最大化を図ることができる。販売/ゲームの初めは、イベントの実情調査であることは、理解されるところであろう。正しい数を把握するのには、しばらく時間がかかるであろう。
【0048】
仮に、会場が小さい場合、方法400は、図6に進む。そして、この方法400は、方法600として続行され、602から開始される。小さな会場は、典型的には、例えば、バスケットボールやレスリングの会場である。604において、小さな会場では、例えば、まず、第1回目で合計4枚のピザを発注することから始める。
604において、仮に、4枚のピザがゲームの前半が終了する前に売り切れた場合、608において、更に4枚のピザを発注する。一方、606において、ゲームの半分が経過してもピザが売れ残った場合、610において、更なる発注を行わず、612において、この方法600は終了する。ピザが売り切れることは、資金調達担当者が、利益を確定させ、損失を抑えるのに役立つ。このような方法は、長期間顧客を満足させ、長期間の利益を得るのに役立つ。
【0049】
いくつかのゲームの後、プロモーターと資金調達担当者とは、発注に対してより良い感覚を持つであろう。留意すべきは、天候状態は、ピザの売り上げに影響を与えることである。雨や雪は、より少ない人々しか(イベント等に)参加しないことを意味するし、それは、ピザ片があまり売れないことを意味する。
【0050】
本発明の複数の実施形態を添付の図等によって説明したが、添付の特許請求の範囲の精神(原理)および目的からかけ離れることがなければ、図示の例の実施、置換、および/または改良がなされてもよいことは、理解されるであろう。
特に、上述の要素または構成(部品、器具、システム等)によって実行される種々の機能に関し、それらの要素を説明するために用いられた用語(“意味する”、“手段”のmeans等を含む)は、例え、上述した構造と構造的に等しいものでなくとも、それが本発明の典型的な実施において上述された機能を実行する場合は、特に明示がないかぎり、上述した特定の機能(例えば、機能的に等価なもの)を実行する如何なる要素または構造に対応する。
加えて、本発明の個々の特徴は、1つの実施形態においてのみ説明されるかもしれないが、そのような特徴は、所望の利点を如何なるまたは特定の適用で得るために、1つ以上の他の実施形態と組み合わせてもよい。さらに加えて、「備える(including, includes)」、「有する(having, has)」、「〜を用いて、〜と共に(with)」または種々の用語は、発明の詳細な説明および特許請求の範囲において用いられるが、これらの用語は、「含む(comprising)」という用語と同じ用法として用いられている。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品切り分けガイドであって、
複数の溝が少なくとも一方に形成された円形の第1および第2の平面と、これらの平面の少なくとも一方に形成された少なくとも1つのセンタリングガイドとを有し、食品を均等なサイズの小片および/または部分に切り分けることを容易にするためのベースを備え、
幅広の傾斜したガイド溝が、前記複数の溝のそれぞれの端部に形成されており、
前記少なくとも1つのセンタリングガイドは、前記複数の溝の交点を中心として同心的にあり、
前記食品切り分けガイドは、少なくとも1つのハンドルを有し、
前記食品切り分けガイドの材料は、食品安全および/またはNSF承認のプラスチック、木材およびプラスチック複合材料、竹、木材、アッシュ、ヒッコリー、オーク、クルミ、カエデ、パープルハートウッド(purple heartwood)、クリ、サクラ;プラスチック、磁器、金属、石、木材複合材料、ガラス、磁器、竹、再生紙複合材料、カウンタートップ材料、プラスチック複合材料および食品安全材料を含み、
前記食品切り分けガイドの前記第1および第2の平面は、切り分けの際に、前記食品の均等なサイズの小片および/または部分を安定させるのに突起が不要となるように、十分な摩擦力を有していることを特徴とする食品切り分けガイド。
【請求項2】
前記複数の溝は、前記食品の均等なサイズの小片および/または部分への切り分けを容易にするものであり、
前記食品は、ピザ、パイ、ケーキ、トルティージャおよびケサディージャを含み、
前記食品切り分けガイドには、レーザーエッチング、焼印およびパット印刷を含むマーキングおよび/または焼印がなされている請求項1に記載の食品切り分けガイド。
【請求項3】
前記複数の溝は、前記食品切り分けガイド内に形成された溝と、複合角を有する切り分け用溝と、隆起した平行リッジと、種々の角度を有する溝とを含む請求項1に記載の食品切り分けガイド。
【請求項4】
前記食品切り分けガイドは、顧客の仕様に合わせた特注品であり、
前記仕様は、前記第1の平面に形成された前記複数の溝の第1の数と、前記第2の平面に形成された前記複数の溝の第2の数と、前記溝の寸法と、構成材料と、前記第1の平面に形成された同心円の第1の直径および数と、前記第2の平面に形成された同心円の第2の直径および数とを含む請求項1に記載の食品切り分けガイド。
【請求項5】
前記平面の少なくとも一方は、その平面を複数のサイズの断片に分割するよう交差した複数の溝を有し、
前記断片は、パイ形状、正方形状、矩形状および三角形状を含み、
前記食品は、ピザ、パイ、ケーキ、トルティージャおよびケサディージャを含む請求項1に記載の食品切り分けガイド。
【請求項6】
前記食品切り分けガイドは、オプションで、レーザーエッチング、焼印およびパット印刷を含むマーキングおよび/または焼印がなされている請求項1に記載の食品切り分けガイド。
【請求項7】
前記食品切り分けガイドに形成された前記複数の溝は、傾斜溝と、複合角を有する切り分け用溝と、隆起した平行リッジと、種々の角度を有する溝とを含む請求項1に記載の食品切り分けガイド。
【請求項8】
前記食品切り分けガイドは、顧客の仕様に合わせた特注品であり、
前記仕様は、前記第1の平面に形成された前記複数の溝の第1の数と、前記第2の平面に形成された前記複数の溝の第2の数と、前記溝の寸法と、構成材料と、前記第1の平面に形成された同心円の第1の直径および数と、前記第2の平面に形成された同心円の第2の直径および数とを含む請求項1に記載の食品切り分けガイド。
【請求項9】
前記食品切り分けガイドは、顧客の仕様に合わせた特注品であり、
前記仕様は、前記第1の平面に形成された前記複数の溝の第1の数と、前記第2の平面に形成された前記複数の溝の第2の数と、区画のサイズおよび形状と、前記第1の平面に形成された前記区画の数と、前記第2の平面に形成された前記区画の数とを含む請求項1に記載の食品切り分けガイド。
【請求項10】
食品切り分けガイドを利用して食品販売を増大させる方法であって、
(a)前記食品切り分けガイドを利用した、均等サイズピザ小分けプログラム(Equal Size Pizza Slices Program:ESPSP)を用いて組織にアプローチする工程と、
(b)前記組織に対して、前記ESPSPに関する情報を提供する工程と、
(c)前記組織に対して、前記ESPSPに基づく追加的利益について情報を提供する工程と、
(d)前記組織に対して、前記ESPSPに基づく栄養学的な利点について情報を提供する工程と、
(e)前記ESPSPに基づき、ビジネスを求める工程と、
(f)セールスが成功した場合、(h)に移行する工程と、
(g)食品コーディネーターに対し、定期的にフォローアップを実行し、上記(f)へ戻る工程と、
(h)方法を終了させる工程とを含むことを特徴とする方法。
【請求項11】
さらに、前記食品切り分けガイドとその利点を説明する工程を含み、
前記利点には、
食品を均等なサイズに切り分けることを容易にすることを含む第1の利点と、
前記均等なサイズに切り分けられた食品のそれぞれは、ほぼ等しい量の栄養を含有することを含む第2の利点と、
前記食品を均等なサイズに切り分けることによって、前記食品の無駄を削減できることを含む第3の利点とを含むことを特徴とする請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記食品切り分けガイドは、複数の溝が少なくとも一方に形成された円形の第1および第2の平面と、これらの平面の少なくとも一方に形成された少なくとも1つのセンタリングガイドを有し、食品を均等なサイズの小片および/または部分に切り分けることを容易にするためのベースを備え、
幅広の傾斜したガイド溝が、前記複数の溝のそれぞれの端部に形成されており、
前記少なくとも1つのセンタリングガイドは、前記複数の溝の交点を中心として同心的にあり、
前記食品切り分けガイドは、少なくとも1つのハンドルを有し、
前記食品切り分けガイドの材料は、食品安全および/またはNSF承認のプラスチック、木材およびプラスチック複合材料、竹、木材、アッシュ、ヒッコリー、オーク、クルミ、カエデ、パープルハートウッド(purple heartwood)、クリ、サクラ;プラスチック、磁器、金属、石、木材複合材料、ガラス、磁器、竹、再生紙複合材料、カウンタートップ材料、プラスチック複合材料および食品安全材料を含み、
前記食品切り分けガイドの前記第1および第2の平面は、切り分けの際に、前記食品の均等なサイズの小片および/または部分を安定させるのに突起が不要となるように、十分な摩擦力を有している請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記食品切り分けガイドに形成された複数の溝は、前記食品の均等なサイズの小片および/または部分への切り分けを容易にするものであり、
前記食品は、ピザ、パイ、ケーキ、トルティージャおよびケサディージャを含み、
前記食品切り分けガイドには、レーザーエッチング、焼印およびパット印刷を含むマーキングおよび/または焼印がなされており、
前記食品切り分けガイドは、顧客の仕様に合わせた特注品であり、
前記仕様は、前記第1の平面に形成された前記複数の溝の第1の数と、前記第2の平面に形成された前記複数の溝の第2の数と、前記溝の寸法と、構成材料と、前記第1の平面に形成された同心円の第1の直径および数と、前記第2の平面に形成された同心円の第2の直径および数とを含む請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記食品切り分けガイドに形成された前記複数の溝は、傾斜溝と、複合角を有する切り分け用溝と、隆起した平行リッジと、種々の角度を有する溝とを含む請求項10に記載の方法。
【請求項15】
食品切り分けガイドを利用して食品販売の利益を増大させる方法であって、
(a)売店管理人に対して、ピザ販売におけるより大きな利益を得ることについてアプローチする工程と、
(b)前記売店管理人に対して、チーズピザ片のみを販売することについての情報を提供する工程と、
(c)前記売店管理人に対して、あるイベントにおいて販売すべき前記ピザの数についての情報を提供する工程と、
(d)会場が大きい場合は(e)に移行し、そうでない場合は(j)に移行する工程と、
(e)前記大きな会場用に予め定められた量で、前記チーズピザの第1回目の発注を行う工程と、
(f)前記大きな会場のゲーム中の所定時間において、前記ピザが売り切れた場合は(g)に移行し、そうでない場合は(h)に移行する工程と、
(g)前記大きな会場用に予め定められた量で、前記チーズピザの第2回目の発注を行う工程と、
(h)これ以上の前記ピザの発注を中断する工程と、
(i)(n)に移行する工程と、
(j)前記小さな会場用に予め定められた量で、前記チーズピザの第1回目の発注を行う工程と、
(k)前記小さな会場のゲームの所定の時間において、前記ピザが売り切れた場合は(l)に移行し、そうでない場合は(m)に移行する工程と、
(l)前記小さな会場用に予め定められた量で、前記チーズピザの第2回目の発注を行う工程と、
(m)これ以上の前記ピザの発注を中断する工程と、
(n)方法を終了する工程とを含むことを特徴とする方法。
【請求項16】
さらに、前記食品切り分けガイドとその利点を説明する工程を含み、
前記利点には、
食品を均等なサイズに切り分けることを容易にすることを含む第1の利点と、
前記均等なサイズに切り分けられた食品のそれぞれは、ほぼ等しい量の栄養を含有することを含む第2の利点と、
前記食品を均等なサイズに切り分けることによって、前記食品の無駄を削減できることを含む第3の利点とを含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記食品切り分けガイドは、複数の溝が少なくとも一方に形成された円形の第1および第2の平面と、これらの平面の少なくとも一方に形成された少なくとも1つのセンタリングガイドとを有し、食品を均等なサイズの小片および/または部分に切り分けることを容易にするためのベースを備え、
幅広の傾斜したガイド溝が、前記複数の溝のそれぞれの端部に形成されており、
前記少なくとも1つのセンタリングガイドは、前記複数の溝の交点を中心として同心的にあり、
前記食品切り分けガイドは、少なくとも1つのハンドルを有し、
前記食品切り分けガイドの材料は、食品安全および/またはNSF承認のプラスチック、木材およびプラスチック複合材料、竹、木材、アッシュ、ヒッコリー、オーク、クルミ、カエデ、パープルハートウッド(purple heartwood)、クリ、サクラ;プラスチック、磁器、金属、石、木材複合材料、ガラス、磁器、竹、再生紙複合材料、カウンタートップ材料、プラスチック複合材料および食品安全材料を含み、
前記食品切り分けガイドの前記第1および第2の平面は、切り分けの際に、前記食品の均等なサイズの小片および/または部分を安定させるのに突起が不要となるように、十分な摩擦力を有している請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記食品切り分けガイドに形成された複数の溝は、前記食品の均等なサイズの小片および/または部分への切り分けを容易にするものであり、
前記食品は、ピザ、パイ、ケーキ、トルティージャおよびケサディージャを含み、
前記食品切り分けガイドには、レーザーエッチング、焼印およびパット印刷を含むマーキングおよび/または焼印がなされており、
前記食品切り分けガイドは、顧客の仕様に合わせた特注品であり、
前記仕様は、前記第1の平面に形成された前記複数の溝の第1の数と、前記第2の平面に形成された前記複数の溝の第2の数と、前記溝の寸法と、構成材料と、前記第1の平面に形成された同心円の第1の直径および数と、前記第2の平面に形成された同心円の第2の直径および数とを含む請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記食品切り分けガイドに形成された複数の溝は、傾斜溝と、複合角を有する切り分け用溝と、隆起した平行リッジと、種々の角度を有する溝とを含む請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記食品切り分けガイドの第1および第2の平面は、切り分けの際に、前記食品の均等なサイズの小片および/または部分を安定させるのに突起が不要となるように、十分な摩擦力を有している請求項15に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2013−520228(P2013−520228A)
【公表日】平成25年6月6日(2013.6.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−553908(P2012−553908)
【出願日】平成23年2月22日(2011.2.22)
【国際出願番号】PCT/US2011/000341
【国際公開番号】WO2011/102915
【国際公開日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【出願人】(512217558)
【氏名又は名称原語表記】SPRIEGEL, Andrew, R.
【住所又は居所原語表記】110 W. Streetsboro Street, 2nd Floor, Suites 4 and 14, Hudson, OH 44236, United States of America
【出願人】(512217569)
【氏名又は名称原語表記】GETZINGER, Greg, T.
【住所又は居所原語表記】6143 Nicholson Drive, Hudson, OH 44236, United States of America
【Fターム(参考)】