説明

梱包容器

【課題】 コンピュータ用のHDDなどの製品を輸送および保管する場合に用いる梱包容器の低価格化および軽量化を実現する。
【解決手段】 天パッド20を発泡プラスチックを用いて略方形板状に形成する。天パッド20の端部を、凸部と凹部が交互に連続するように形成する。天パッド20の長手方向に沿う両端部近傍に、角錐台状の突起部を3つずつ設ける。底パッド30を発泡プラスチックを用いて箱体状に形成する。底パッド30の側壁上部に、天パッド20の端部に形成された凸部が咬合する凹部を設ける。底パッド30の底部の端部に、天パッド20に設けられた各突起部が嵌合し得る凹部を設ける。底パッド30の内部に、被梱包製品を収納するための収納部を形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は梱包容器に関する。具体的には、コンピュータ用のHDD(ハード・ディスク・ドライブ)などを輸送および保管する場合に用いる梱包手段の低価格化および軽量化を実現せんとするものである。
【背景技術】
【0002】
例えば、コンピュータ用のHDDを輸送および保管する場合は、外力あるいは落下による衝撃を吸収するために、発泡プラスチックを用いた緩衝材により所定の数量のHDDをカバーしたうえで、段ボール製の外装箱の内部に収容することが行われている。
【0003】
そこで、従来より用いられているHDD用の緩衝材の構成例を、図6に示し説明する。ここで、図6(a)は、この従来例の長手方向の側面図、図6(b)は、短手方向の側面図であり、径が3.5インチのディスクを備えたHDDをカバーする緩衝材の構成を示している。
【0004】
図6(a)において、ここに示した緩衝材50は、1対の天パッド60A(B)と底パッド70とにより構成されている。前者の天パッド60A(B)は、その素材に発泡倍率が38倍の発泡ポリエチレンが用いられており、図示されてはいないHDDをカバーした場合は、図6(b)に示すように、1対の60A,60Bの間には空隙部が生ずる。
【0005】
この天パッド60A,60Bのそれぞれの上面には、断面台形状の2つのリブ部61A,61Bが、天パッド60A,60Bの長手方向に沿って所定の間隔をおいて平行に設けられている。リブ部61A,61Bを設けているのは、HDDを収納した緩衝材50を誤って落下させてしまった際の衝撃を吸収するためである。
【0006】
図7(a)は、天パッド60A,60Bの裏面図であり、各天パッド60A,60Bには、HDDを収納するための、それぞれ10の収納部62が設けられている。この収納部62は、図7(b)(斜視図)に示すように、断面凹字状の溝部63と、それぞれ断面凸字状の各仕切部64,65とにより形成されており、溝部63にHDDの端部が嵌合するようになっている。
【0007】
図6(a)において、天パッド60A,60Bとともに緩衝材50を構成する底パッド70は、箱体状に形成されており、その素材には、天パッド60A,60Bと同じく、発泡倍率が38倍の発泡ポリエチレンが用いられている。
【0008】
この底パッド70の底面には、図6(b)に示すように、断面台形状の4つのリブ部71が、底パッド70の長手方向に沿って所定の間隔をおいて平行に設けられている。また、底パッド70の長手方向の側面には、図6(a)に示すように、断面台形状の9つの凹部72が形成されている。
【0009】
図8は、底パッド70の平面図である。図示するように、底パッド70の内部には、HDDを収納するための20の収納部72が、千鳥状に設けられている。ここにおける収納部72は、溝部73と、それぞれ断面凸字状の各仕切部74,75と、底パッド70の内部中央に長手方向に沿って設けられた板状の仕切部76とにより形成されている。溝部73にHDDの端部が嵌合することは、天パッド60A,60Bに設けられた収納部62と同じである。
【0010】
以上説明した天パッド60A,60Bと底パッド70とにより構成される緩衝材50のサイズは、長手方向の最大長が495mm、短手方向の最大長が300mm(占有面積は0.1485m2)、全高が200mmである。重量は250gである。なお、天パッド60A,60B上部の端部および底パッド70下部の端部は、段ボール製の外装箱への出し入れがし易いように、それぞれ面取りした形状に形成されている。
【0011】
つぎに、図6に示した緩衝材50を対象として行った圧縮試験の結果について説明する。圧縮試験では、HDDの代わりにHDDと同一重量(765g)のダミー20個(総重量15.3kg)を、緩衝材50によりカバーしたものを用いた。
【0012】
そこで、第1の試験として、圧縮試験機により上方から3.14kNの圧力を、緩衝材50の上面全面に加えた。3.14kNは、それぞれ20個のHDDをカバーした緩衝材50を5段に積み重ねた重量に相当するものである。その結果、緩衝材50は、上下方向において80mm収縮し、しかも変形が著しく、かつ、割れも生じた。
【0013】
また、第2の試験として、約60kg分のおもりを用いて、その重量が緩衝材50の上面全面に加わるようにした。60kgは、それぞれ20個のHDDをカバーした緩衝材50を4段に積み重ねた重量に相当するものである。結果は、緩衝材50の加重前の全高200mmが、加重直後に171mmに収縮するというものであった。
【0014】
このように、緩衝材50によりHDDをカバーしただけでは、上方からの加圧・加重に対する強度が不足することになる。そのため、HDDを輸送あるいは保管するに際しては、従来は、HDDをカバーした緩衝材50を、段ボール製の外装箱内に収容するようにしている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
図6に示した従来例によると、緩衝材50によりHDDをカバーしただけでは、上方からの加圧・加重に対する強度が不足するため、これを段ボール製の外装箱内に収容して輸送および保管しなければならない。
【0016】
しかし、輸送や保管のための梱包手段として、緩衝材50と段ボール製の外装箱の双方を用いることは、緩衝材50のコストと外装箱のコストの二重のコストを要することになる。緩衝材50や外装箱の原料価格が著しく上昇している今日、梱包手段に要するコストの低減化が望まれるところである。
【0017】
また、緩衝材50と段ボール製の外装箱の双方を用いることは、緩衝材50の重量(250g)に外装箱の重量(700g)が加わるため、その分重量が大きくなり、輸送コストを高めることになる。
【0018】
さらに、緩衝材50と段ボール製の外装箱の双方を用いることは、HDDなどの製品を梱包する場合および梱包を解く場合に、緩衝材50と外装箱双方についての作業すなわち二重の労力と時間を必要とすることになる。以上のような解決すべき課題が、図6に示した従来例にはあった。
【課題を解決するための手段】
【0019】
そこで、上記課題に照らし、本発明はなされたものである。そのために、本発明では、素材として従来の発泡プラスチックを用いつつ、緩衝材の構造を高強度が得られるものとすることにより、緩衝材自体を梱包容器とし、これを収容する外装箱を不要なものとするようにした。
【0020】
具体的には、天パッドを発泡プラスチックを用いて板状に形成する。天パッドの端部を、凸部と凹部が交互に連続するように形成する。天パッドの端部近傍に複数の突起部を設ける。他方、底パッドを発泡プラスチックを用いて箱体状に形成する。底パッドの側壁上部に、天パッドの端部に形成された凸部が咬合する凹部を設ける。底パッドの底部の端部に、天パッドに設けられた複数の突起部が嵌合し得る複数の凹部を設ける。底パッドの内部に、被梱包製品を収納するための収納部を形成する。以上のような手段を用いるようにした。
【発明の効果】
【0021】
本発明によるならば、段ボール製の外装箱内に収容することなく、HDDなどの製品を輸送および保管することができるので、外装箱に係るコストが省かれ、梱包手段に要するコストの低減化を実現することができる。のみならず、外装箱の製造時に排出される二酸化炭素を削減することができる。
【0022】
また、外装箱が必要なくなる結果、梱包手段の軽量化を図ることが可能となり、輸送コストを節減することができるともに、二酸化炭素発生の低減にも寄与することになる。とくに、輸送手段の燃料価格が高騰している今日にあっては、輸送コストの節減は有益である。
【0023】
さらに、製品を梱包する場合および梱包を解く場合に、従来のように、緩衝材と外装箱双方についての作業が不要となるので、必要な労力と時間を節減することが可能となる。
【0024】
そのうえ、多数の梱包容器を横方向に密着して並べ、かつ、その上に多段に積み重ねた場合は、最も外側の梱包容器を除き、抜き取ることができない。すなわち、盗難を防止する効果も得ることもできる。したがって、本発明によりもたらされる効果は、実用上極めて大きい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明による梱包容器は、天パッドを発泡プラスチックを用いて板状に形成して、その端部を、凸部と凹部が交互に連続するように形成するとともに、天パッドの端部近傍に複数の突起部を設ける。底パッドを発泡プラスチックを用いて箱体状に形成して、その側壁上部に、天パッド端部の凸部が咬合する凹部を設ける。底パッドの底部の端部に、天パッドの複数の突起部が嵌合し得る複数の凹部を設ける。底パッドの内部に、被梱包製品を収納するための収納部を形成する。以下、実施例により詳しく説明する。
【実施例1】
【0026】
本発明の一実施例の構成を、図1に示し説明する。ここで、図1は、径が3.5インチのディスクを備えたHDDを梱包するための梱包容器の構成を示す斜視図である。
【0027】
図1において、梱包容器10は、蓋部を形成する天パッド20と、被梱包製品であるHDDを収納する収納部を内部に有する底パッド30とにより構成されている。天パッド20および底パッド30の素材には、ともに発泡倍率が20倍の発泡ポリエチレンが用いられている。
【0028】
天パッド20は、図2(a)(斜視図)に示すように、略方形板状に形成されている。そして、その長手方向に沿う両端部の近傍に、図2(a)(長手方向の側面図)および図2(c)(短手方向の側面図)に示すような角錐台状の突起部21が3つずつ等間隔に設けられている。
【0029】
このような突起部21が設けられた天パッド20の長手方向に沿う両端部は、それぞれ3つの方形状の凸部22と、2つの方形状の凹部23が交互に連続するように形成されている。また、短手方向に沿う両端部も、それぞれ2つの方形状の凸部24と、1つの方形状の凹部25が交互に連続するように形成されている。天パッド20の四隅は、L字状に切り欠いている。
【0030】
このように構成された天パッド20のサイズは、長手方向の最大長が450mm、短手方向の最大長が286mm(占有面積は0.1287m2)、厚さが15mmである。端部に設けられた各凸部22,24は、それぞれ長辺が60mm、短辺が20mmであり、各凹部23,25は、それぞれ長辺が60mm、短辺が20mmである。
【0031】
また、各突起部21のサイズは、上面の長手方向の長さが40mm、短手方向の長さが15mm、底辺の長手方向の長さが50mm、短手方向の長さが20mm、高さが20mmである。
【0032】
図3(a)は、底パッド30の構成を示す斜視図、図3(b)は平面図である。図3(a)に示すように、底パッド30は、箱体状に形成され、その内部中央には、図示されてはいないHDDを収納する20の収納部31を形成するための、平面形状が連続する十字状の仕切部32が、底パッド30の長手方向に沿って設けられている。
【0033】
また、HDDの収納部31を形成するために、底パッド30の内壁四隅に、それぞれ平面形状がL字状の仕切部33が設けられるとともに、底パッド30の長手方向に沿う両内壁に、それぞれ平面形状が凸字状の仕切部34が、9つずつ設けられている。
【0034】
他方、底パッド30の長手方向に沿う両側壁上部には、それぞれ3つの凹部35が形成され、短手方向に沿う両側壁上部には、それぞれ2つの凹部36が形成されている。ここにおける凹部35,36は、図4(a)(長手方向の側面図)および図4(b)(短手方向の側面図)に示すように、それぞれ細長方形状に形成されており、幅が60mm、深さが15mm、奥行きが20mmである。これらの凹部35,36には、天パッド20に設けられた各凸部22,24(図2)が、それぞれ咬合するようになっている。
【0035】
図5(a)は、底パッド30の底部の構成を示す斜視図、図5(b)は、底パッド30の底面図である。底パッド30の長手方向に沿う底部の両端部近傍には、それぞれ3つの凹部37が、等間隔に設けられている。各凹部37の形状、大きさおよび位置は、天パッド20に設けられた各突起部21(図2)の形状、大きさおよび位置に対応している。したがって、底パッド30の各凹部37に、天パッド20の各突起部21を嵌合させることができる。
【0036】
また、底パッド30の底部の長手方向に沿う中央には、平面形状が連続する十字状のリブ部38が設けられている。このリブ部38の上面および底部の端部と、それ以外の部分とは段差をなしており、リブ部38の上面および底部の端部が、底パッド30の最下面となっている。
【0037】
このような構成の底パッド30は、高さが195mmであり、長手方向および短手方向のそれぞれの最大長は、天パッド20の長手方向および短手方向のそれぞれの最大長と同一である。また、側壁の厚さは、上部に凹部35,36が設けられている部分が15mm、それ以外の部分が20mmである。底部の厚さは、端部が35mmである。なお、天パッド20と底パッド30とにより構成される梱包容器10の重量は、368gである。
【0038】
以上説明した天パッド20と底パッド30とにより構成される梱包容器10を使用する場合は、底パッド30の各収納部31(図3)内にそれぞれHDDを収納した後、天パッド20により底パッド30の上部開口を覆う。その場合、図1に示したようにして天パッド20を底パッド30に装着する。すなわち、天パッド20端部の各凸部22,24(図2)を、底パッド30の各側壁上部の各凹部35,36(図3)に咬合させる。
【0039】
天パッド20が、底パッド30に装着されたならば、天パッド20の各凸部22,24と、底パッド30の各側壁とにまたがるようにして、各側壁の上部全体に粘着性のあるテープを貼付して、天パッド20を底パッド30に固定する。
【0040】
天パッド20が底パッド30に固定されたならば、従来のように、段ボール製の外装箱内に梱包容器10を収容することなく、外装箱がない状態で輸送あるいは保管する。梱包容器10を上下方向に複数段に積み重ねて輸送し保管する場合は、天パッド20に設けられている各突起部21と、その上段の梱包容器10の底パッド30に設けられている各凹部37とを嵌合させる。これにより、積み重ねた梱包容器10の横ずれを防止することができる。
【0041】
下記表1は、本願梱包容器10について行った圧縮試験の結果を、図6に示した従来例と比較して示したものである。圧縮試験では、HDDの代わりにHDDと同一重量(765g)のダミー20個(総重量15.3kg)を、梱包容器10内に収納した。圧縮試験機により上方から梱包容器10の上面全面に加えた圧力は、3.14kNである。
【表1】

【0042】
上記表1から明らかなように、本願梱包容器10の収縮値は、従来例の収縮値80mmと比較して15mmと小さく、上方からの加圧に対して高い強度を有している。ここにおける収縮値15mmは、梱包容器10の上下方向における緩衝距離が70mm(天パッド20の厚さ15mmと、突起部21の高さ20mmと、底パッド30の端部の厚さ35mmとの合計)であることに照らすと、HDDの保護上まったく支障はないものである。
【0043】
下記表2は、同じくダミーを収納した梱包容器10について、約60kg分のおもりを用いて、その重量が梱包容器10の上面全面に加わるようにして行った試験の結果を示すものである。
【表2】

【0044】
表中に示されているように、本願梱包容器10は、加重されてから24時間経過した時点で、僅か4mm収縮しただけであり、その後は収縮しないことが分かる。図6に示した従来例では、加重前の全高が200mmであるものが、加重直後に171mmとなり、29mmも収縮する(段落番号0013参照)のと比較して、本願梱包容器10は高い強度を有している。
【0045】
このように、本願梱包容器10は、極めて高い圧縮強度を有するので、段ボール製の外装箱内に収容することなく、この梱包容器10のみで輸送および保管することが可能である。すなわち、梱包手段に要するコストの低減化を実現することができるとともに、梱包手段の軽量化を図ることが可能となる。
【0046】
以上においては、天パッド20および底パッド30の素材として、発泡倍率が20倍の発泡ポリエチレンを用いる場合について説明した。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。発泡倍率が5〜100倍の範囲において本発明は適用され得るものであり、かつ、発泡ポリエチレン以外の発泡プラスチックを素材として用いる場合についても、本発明は適用され得るものである。
【0047】
また、天パッド20に6つの突起部21を設け、これらと嵌合し得る6つの凹部37を底パッド30に設ける場合について説明したが、本発明は、これに限られるものではない。天パッドに複数の突起部を設け、これらと嵌し得る複数の凹部を底パッドに設ける場合について本発明は適用し得るものである。
【0048】
さらに、天パッド20の厚さが15mm、これに設けられる突起部21の高さが20mmである場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明は、これに限定されるものではなく、天パッドの厚さが少なくとも10mm(望ましくは15〜50mm)、突起部の高さが少なくとも10mm(望ましくは15〜60mm)である場合について、本発明は適用することができるものである。また、形状も角錐台状に限られるものではなく、例えば円錐台状あるいは方形体状であってもよい。
【0049】
また、底パッド30の高さが195mmである場合について説明したが、本発明は、これに限られるものではない。高さが少なくとも100mm(望ましくは150〜500mm)である場合について、本発明は適用され得るものである。
【0050】
底パッド30の側壁の厚さも、上述の上部に凹部35,36が設けられている部分が15mm、それ以外の部分が20mmである場合に限定されるものではない。上部に凹部が設けられている部分が少なくとも10mm(望ましくは15〜50mm)である場合について、本発明は適用し得るものである。
【0051】
また、底パッド30の底部の厚さは、前述したような端部が35mmである場合に限られない。端部の厚さが少なくとも10mm(望ましくは15〜60mm)である場合について、本発明は適用することができるものである。
【0052】
なお、底パッド30は、20の収納部31を有するものについて説明した。しかし、本発明は、これに限られるものではなく、任意の数の収納部を形成する場合について本発明は適用され得るものである。
【0053】
また、被梱包製品としてHDDを例に挙げて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、HDD以外の製品を梱包する場合についても本発明は適用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の一実施例の構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示した天パッドの構成を示す構成図である。
【図3】図1に示した底パッドの構成を示す構成図である。
【図4】図3に示した底パッドの側壁の構成を示す側面図である。
【図5】図3に示した底パッドの底部の構成を示す構成図である。
【図6】従来例の構成を示す側面図である。
【図7】図6に示した天パッドの構成を示す構成図である。
【図8】図6に示した底パッドの構成を示す平面図である。
【符号の説明】
【0055】
10 梱包容器
20 天パッド
21 突起部
22,24 凸部
23,25 凹部
30 底パッド
31 収納部
32,33,34 仕切部
35,36 凹部
37 凹部
38 リブ部
50 緩衝材
60A,60B 天パッド
61A,61B リブ部
62 収納部
63 溝部
64,65 仕切部
70 底パッド
71 リブ部
72 収納部
73 溝部
74,75,76 仕切部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
板状に形成され、端部が凸部(22,24)および凹部(23,25)が交互に連続して形成されるとともに前記端部近傍に複数の突起部(21)が設けられた、発泡倍率が5〜100倍の発泡プラスチックからなる天パッド(20)と、
箱体状に形成され、側壁の上部に前記天パッドの端部に形成された前記凸部が咬合する凹部(35,36)が設けられるとともに底部の端部に前記天パッドに設けられた前記複数の突起部が嵌合し得る複数の凹部(37)が設けられ、かつ、内部に被梱包製品を収納するための収納部(31)が形成された、前記発泡倍率が5〜100倍の発泡プラスチックからなる底パッド(30)と
により構成された梱包容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−30663(P2010−30663A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−197445(P2008−197445)
【出願日】平成20年7月31日(2008.7.31)
【出願人】(593012239)カネパッケージ株式会社 (3)
【Fターム(参考)】