説明

椎骨間空間内へ挿入するための融着促進人工器官

【解決手段】 融着促進脊柱板固定組立体が記載される。この板固定組立体は第1の板と、第1の板に接続された少なくとも1つの付加的な板とを有し、この少なくとも1つの付加的な板は第1の板に対して横断方向に延びる。板固定組立体は第1の椎体と第2の椎体との間で画定された椎骨間空間内に完全に挿入されるようになっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一般に整形外科及び脊柱外科の分野に関し、ある実施の形態においては、本発明は椎骨間の椎間板空間内へ挿入するための融着促進人工器官に関する。
【背景技術】
【0002】
本願は2003年2月12日に出願された米国仮出願番号第60/446,963号の利益を主張する。この米国仮出願番号第60/446,963号はすべての正当な目的のために参照としてここに組み込む。この出願はまた2004年1月7日に出願された「骨内への経路をフライス加工するための器具及び方法」(発明者:Lukas Eisermann)という名称の米国特許出願の利益をも主張する。この米国特許出願はすべての正当な目的のために参照としてここに組み込む。本願はまた米国特許出願第10/430,473号に関連し、これはすべての正当な目的のために参照としてここに組み込む。
【0003】
脊柱の運動セグメントに影響を与え、特に椎間板組織に影響を与える病気、損傷又は奇形の処置においては、退廃した、破損した又は弱化した椎間板の一部又はすべてを除去することが長年知られている。除去されてしまったか又は脊柱運動セグメントから欠損した椎骨間の椎間板組織を伴う場合は、除去した椎間板組織により以前に離間されていた椎骨の適正な間隔を保証するために修正対策がとられる。ある例においては、融着ケージ等のような融着促進人工器官が椎間板空間内に挿入され、脊柱の構造的な一体性を維持する。
このような融着装置により提供される安定性を補助するために融着装置に関連して前方の板がしばしば使用される。しかし、ある例においては、前方の板は、前方の板の移植及び位置決めを邪魔する導管構造体の存在のため、前方の板を使用するのが不適当となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
それ故、必要なものは、椎骨間空間外部での補助的な板の必要性を排除又は少なくとも軽減する移植可能な融着装置である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
椎骨間空間内に挿入するための融着促進人工器官を記載する。この人工器官は尾縁部と頭縁部とを備えた矢状方向に延びる板を有し、尾縁部は第1の椎体内に完全に挿入されるようになっており、頭縁部は第1の椎体に隣接する第2の椎体内に完全に挿入されるようになっている。人工器官は矢状方向(sagitally)に延びる板に接続された第1の横断方向の板と、矢状方向に延びる板に接続された第2の横断方向の板とを更に有し、第1及び第2の横断方向の板は椎骨間空間内へ完全に挿入されるようになっている。
【0006】
融着促進脊柱板固定組立体(fusion-promoting, spinal plating assembly)を記載する。この板固定組立体は第1の椎体及び第2の椎体に係合するようになった第1の板と、第1の板に接続された少なくとも1つの付加的な板とを有し、少なくとも1つの付加的な板は第1の板に対して横断方向に延び、少なくとも1つの付加的な板は椎骨間空間内に完全に挿入されるようになっている。
【0007】
第1及び第2の椎体間に画定される椎骨間空間内で融着を促進するための方法を記載する。この方法は第1及び第2の椎体の各々に係合するようになった第1の板と、第1の板に接続され、第1の板に対して横断方向に延びる一対の付加的な板とを有する人工器官を提供する工程を有する。この方法は更に、第1の板の第1の縁部が第1の椎体内に完全に挿入され、第1の板の第2の縁部が第2の椎体内に完全に挿入され、付加的な対の板の各々が椎骨間空間内に完全に位置するように、椎骨間空間内へ人工器官を挿入する工程を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
この開示の原理の理解を促進する目的のために、図面に示す実施の形態又は例をここで参照し、それを説明するために特定の用語を使用する。しかし、それによって開示の範囲を制限する意図ではないことを理解されたい。記載された実施の形態における任意の変形及び更なる修正、並びに、ここに記載されたような開示の原理の任意の更なる適用はこの開示に関連する当業者にとって普通に行われるものと考えられる。
【0009】
ここで図1を参照すると、そこには脊柱10の一部の側面図を示し、天然の椎骨間の椎間板の除去により生じた椎骨間空間Sによって分離された一対の隣接するそれぞれ上方及び下方の椎骨V1、V2を示す。2つの椎骨の図示は単なる例を意図するものである。別の例では、仙骨及び1つの椎骨とすることができる。例えば大動脈管及び関連する分岐管のような導管構造体12は上方及び下方の椎骨V1、V2に前方で隣接して位置する状態で示してある。認識できるように、人工器官の挿入中又は移植時に導管構造体12に圧力を加えるか又はこれに接触することは望ましくない。
【0010】
ここで、図2及び3aを参照すると、空間S(図1)内へ挿入するための人工器官は符号20で全体を示す。1つの実施の形態においては、人工器官20は矢状方向に延びる支持板22と、矢状板(sagittal plate)と一体的に形成され、矢状板に対してほぼ横断方向に延びる一対の付加的な支持板24、26とを有する。代わりに、横断方向の板24、26は、人工器官20が本質的にほぼモジュラーとなるように、矢状板22に着脱自在に接続できることを理解されたい。人工器官20の矢状板22及び横断方向の板24、26は種々の材料から形成することができるが、開示の1つの実施の形態においては、矢状板22及び横断方向の板24、26はコバルト/クロム/モリブデン金属合金(ASTMF−799又はF−75)で形成される。しかし、開示の別の実施の形態においては、矢状板22及び横断方向の板24、26はチタン又はステンレス鋼のような他の材料、ポリエチレンのようなポリマー材料、又は、当業者にとって明らかな任意の他の生物的適合性の材料で形成することができる。
【0011】
矢状板22は上方及び下方の椎骨V1、V2にそれぞれ係合するようになっており、この例においては、矢状板22は、上方及び下方の椎骨に係合したときに、(図1の矢状面内に位置する軸線Yにより表される)矢状面に実質上平行な面内で延びる。矢状板22は前方の縁部30と、後方の縁部32と、尾縁部34と、頭縁部36とを有する。この明細書における矢状方向(sagittal)、前方、後方、尾及び頭のような解剖学上の方向に対する参照用語は、説明を明確にするためだけの目的のものであり、人工器官20がこのような解剖学上の方向に関して特定の方位を有するように限定する意図のものではないことを理解されたい。
【0012】
矢状板22の尾縁部34及び頭縁部36は椎骨間空間S内への人工器官20の挿入を補助するキール様の構造体として形成される。例えば、1つの実施の形態においては、矢状板22の尾縁部34は、人工器官20の挿入時に椎骨V2を穿孔する鋭利な前部の縁部38を提供するようにその後方部分で傾斜する。同様の方法で、矢状板22の頭縁部36は人工器官20の挿入時に椎骨V1を穿孔する鋭利な前部の縁部39を提供するようにその後方部分で傾斜する。
【0013】
尾縁部34及び頭縁部36の他の形状及び方位も考えられることを理解すべきである。例えば、尾縁部34及び頭縁部36は導管構造体12又は人工器官20の挿入中に適所に位置することのある他の障害物を回避する補助を行うためにその全表面に沿って角度をなすことができる。また、尾縁部34及び頭縁部36は挿入の機能的な要求を容易にするように角度をなすか、先細りとなるか又はある他の形状へと形状づけることができる。図3bに示すような更に別の実施の形態においては、尾縁部34及び頭縁部36は、各縁部34、36をそれぞれ横切って延びる横断方向の部分34a、36aを備えた翼付き部分を有するように形状づけることができる。
【0014】
図2及び3aを再度参照すると、矢状板22は椎骨V1、V2(図1)間の融着を促進するようになっており、そのため、1つの実施の形態においては、複数の開口40がそこを通して融着を促進するように矢状板を通って画定される。単一の開口或いは2又はそれ以上の開口を含む任意の数の開口40を、矢状板を通って画定することができることを理解すべきである。また、開口40は矢状板22全体を通って延びる必要は必ずしもないが、代わりに、そこを通って部分的に延びることができることを理解すべきである。更に、矢状板22はそこを通って部分的又は全体的に延びる任意の開口40を画定する必要は必ずしもないことを理解すべきである。更に、開口40は円形の形状を有するものとして示したが、開口40の他の寸法及び形状も考えられることを理解すべきである。
【0015】
融着を更に促進するため、矢状板22は好ましくは、例えばリン酸カルシウムで形成したヒドロキシアパタイトコーティングのような骨成長促進物質で被覆される。更に、矢状板22は、骨の成長を更に向上させるために骨成長促進物質で被覆される前に、粗面化することができる。このような表面粗さは、例えば、酸エッチング、ローレット切り、ビードコーティングの適用、又は、当業者が行える他の粗面化方法により、達成することができる。
【0016】
矢状板22は、隣接する椎骨V1、V2(図1)間の椎骨間空間S(図1)内での人工器官20の操作及び挿入を補助するために、手術器具(図示せず)の対応する部分を受け入れるか又はこれに係合するための1又はそれ以上のノッチ(図示せず)或いは他の形式のくぼみを有することができる。手術器具(図示せず)は好ましくは、隣接する椎骨間に適正に位置した後に、矢状板22を解放するように形状づけられる。人工器官20を挿入するために使用できる手術器具の一例は上記の継続中の米国特許出願第10/430,473号明細書に記載されている。
【0017】
横断方向の板24、26は一対の支持表面42、44をそれぞれ介して椎体V1、V2に係合するようになっている。この例においては、横断方向の板24、26は上方及び下方の椎骨V1、V2間で画定される角度関係Φに適応させるように後方方向において互いに向かって角度をなす。認識できるように、椎体V1、V2間の角度関係は胸部及び腰部の区域のような脊柱の特定の区域に応じて変化する。更に、状態の変化は脊柱前湾症、脊柱後湾症等のような椎体V1V2間の種々の一層明白な角度関係に貢献することがあり、それ故、横断方向の板24、26は直角を含む、矢状板に対する種々の角度で、矢状板22を横切って延びることができる。
【0018】
矢状板22のように、横断方向の板24、26は椎体V1V2間の融着を促進するようになっており、そのため、複数の開口50がそこを通して融着を促進させるために各横断方向の板を通って画定される。単一の開口或いは2又はそれ以上の開口を含む任意の数の開口50を、横断方向の板24、26を通って画定することができることを理解すべきである。また、開口50は横断方向の板24、26全体を通って延びる必要は必ずしもないが、代わりに、そこを通って部分的に延びることができることを理解すべきである。更に、横断方向の板24、26はそこを通って部分的又は全体的に延びる任意の開口50を画定する必要は必ずしもないことを理解すべきである。更に、開口50は円形の形状を有するものとして示したが、開口50の他の寸法及び形状も考えられることを理解すべきである。
【0019】
融着を更に促進するため、横断方向の板24、26は好ましくは、例えばリン酸カルシウムで形成したヒドロキシアパタイトコーティングのような骨成長促進物質で被覆される。更に、横断方向の板24、26は、骨の成長を更に向上させるために骨成長促進物質で被覆される前に、粗面化することができる。このような表面粗さは、例えば、酸エッチング、ローレット切り、ビードコーティングの適用、又は、当業者が行える他の粗面化方法により、達成することができる。
【0020】
図4a、4bを参照すると、人工器官20(図2、3)は種々の接近位置から椎骨V1、V2間の空間S内へ挿入できる。例えば、手術時に、人工器官20の挿入に便宜をはかるために、片寄った長手方向又は前方傾斜接近方向から人工器官をそれらの間へ受け入れるように椎体V1、V2を準備することができる。特に、所定の幅及び所定の深さで、それぞれ上方及び下方の椎骨V1、V2の椎骨端板内に細長い開口又は溝穴60、62を形成することができる。溝穴60、62は矢状板22を収容するために、特に矢状板上に画定された尾縁部34及び頭縁部36を収容するために、互いに実質上整合することができる。1つの実施の形態においては、細長い溝穴60、62は矩形形状とされ、たがね加工又はキュレット加工により形成される。しかし、例えば、ドリル加工又はリーマ加工のような当業者が行える溝穴60、62の他の形成方法も考えられる。更に、人工器官20のある実施の形態に対しては、尾縁部34及び頭縁部36は椎骨V1、V2に対する傾斜縁部38、39の係合及び当接によりそれ自身の対応する溝穴を形成することができ、従って、溝穴を予め形成する必要はない。
【0021】
図4bから容易に明らかなように、椎骨V1、V2間で画定された椎骨間空間S内への挿入時に、人工器官20は、人工器官のいかなる部分もが椎骨V1、V2の前方又は後方の部分を越えて延びないように、椎骨間空間S内に完全に位置する。更に、人工器官20の挿入時に、椎骨間空間Sの外部の板は必要ではなく、これは導管構造体12との接触に関連する問題を回避するのに有利となる。更に、椎骨間空間S内での人工器官20の配置は椎骨V1、V2間の比較的大きな移植組織領域を生じさせ、1つの実施の形態においては、この移植組織領域は人工器官20により占められない椎骨間空間Sの部分により画定される。このように、骨移植組織(図示せず)は椎骨間の融着を助長するために椎骨V1、V2間の移植組織領域内へ挿入することができる。更に、必須ではないが、付加的な支持を提供するために補助のネジ(図示せず)を椎骨V1、V2内に押し込むことができる。しかし、このようなネジは、ネジのいかなる部分もが椎骨V1、V2の前方又は後方の部分を越えて延びないように、椎骨V1、V2内へ完全に圧入することができる。
【0022】
ここで、図5a、5bを参照すると、別の実施の形態において、人工器官70は上方の椎骨V1´と下方の椎骨V2´との間で画定された椎骨間空間S´内へ横方向に挿入することができる。この実施の形態においては、上方及び下方の椎骨V1´、V2´は互いに実質上平行であり、そのため、人工器官70は互いに実質上平行で、関連する矢状板76に対して実質上垂直な一対の横断方向の板72、74を有する。
【0023】
人工器官70の挿入に便宜をはかるため、椎体V1´、V2´は、所定の幅及び所定の深さで、それぞれ上方及び下方の椎骨V1´、V2´の椎骨端板内に細長い開口又は溝穴78、80を横方向に形成することにより、横接近方向からそれらの間に人工器官を受け入れるように準備することができる。溝穴78、80は矢状板76を収容するように互いに実質上整合することができる。1つの実施の形態では、細長い溝穴78、80は矩形形状とされ、たがね加工又はキュレット加工により形成される。しかし、例えば、ドリル加工又はリーマ加工のような当業者が行える溝穴78、80の他の形成方法も考えられる。更に、人工器官20に関して上述したように、人工器官70は椎骨V1、V2に対する係合及び当接によりそれ自身の対応する溝穴を形成するように形状づけることができ、従って、溝穴を予め形成する必要はない。
【0024】
いくつかの好ましい実施の形態に関して本開示を説明した。この開示を読んだ後に当業者にとって明らかになる改善又は修正は本出願の精神及び範囲に入ると思える。例えば、導管構造体12を迂回することに関して説明したが、上述の人工器官20は、導管構造体12が存在しないシナリオに使用するのが望ましいかもしれないことを理解されたい。更に、長手方向及び横方向の挿入に関して説明したが、人工器官20は小孔貫通接近方向のような種々の他の接近方向から椎骨間空間S内へ挿入できることを理解されたい。従って、いくつかの修正、変更及び置換は前述の開示内にあることを意図し、ある例では、開示のある特徴は他の特徴の対応する使用を伴わずに使用されることを理解されたい。また、「長手方向」、「横方向」及び「横断方向」のようなすべての空間的な参照用語は単なる図示の目的のためのものであり、本開示の範囲内で変更できることを理解されたい。従って、特許請求の範囲は開示の範囲に矛盾しない方法で幅広く解釈されることが適切である。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】一対の隣接する椎体の側面図である。
【図2】図1の隣接する椎体間へ挿入するための人工器官の側面図である。
【図3a】図2の人工器官の長手方向の図である。
【図3b】別の人工器官の長手方向の図である。
【図4a】図2の人工器官を受け入れるための長手方向に形成された溝穴を有する図1の一対の椎体の長手方向の図である。
【図4b】図1の椎骨端板間で長手方向に位置するように示された図2の人工器官の側面図である。
【図5a】人工器官を受け入れるための横方向に形成された溝穴を有する一対の椎体の側面図である。
【図5b】図5aの椎体間で横方向に位置するように示された別の人工器官の側面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
椎骨間空間内へ挿入するための融着促進人工器官において、
第1の椎体内へ完全に挿入されるようになった尾縁部と、上記第1の椎体に隣接する第2の椎体内へ完全に挿入されるようになった頭縁部とを有する、矢状方向に延びる板;
上記矢状方向に延びる板に接続された第1の横断方向の板;及び
上記矢状方向に延びる板に接続された第2の横断方向の板;
を有し、上記第1及び第2の横断方向の板が上記椎骨間空間内へ完全に挿入されるようになっていることを特徴とする人工器官。
【請求項2】
上記第1の横断方向の板が支持表面を有し、同支持表面が上記第1の椎体と係合するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の人工器官。
【請求項3】
上記第2の横断方向の板が支持表面を有し、同支持表面が上記第2の椎体と係合するようになっていることを特徴とする請求項1に記載の人工器官。
【請求項4】
上記矢状方向に延びる板が更にそこを貫通する複数の開口を有することを特徴とする請求項1に記載の人工器官。
【請求項5】
上記第1及び第2の横断方向の板の各々がそこを貫通する複数の開口を有することを特徴とする請求項1に記載の人工器官。
【請求項6】
上記矢状方向に延びる板が骨成長促進物質で被覆されることを特徴とする請求項1に記載の人工器官。
【請求項7】
上記第1及び第2の横断方向の板の各々が骨成長促進物質で被覆されることを特徴とする請求項1に記載の人工器官。
【請求項8】
上記第1の横断方向の板が上記矢状方向に延びる板に対して角度をなしていることを特徴とする請求項1に記載の人工器官。
【請求項9】
上記第2の横断方向の板が上記矢状方向に延びる板に対して角度をなしており、上記第1及び第2の横断方向の板の角度が上記第1及び第2の椎体間で画定される角度関係に対応することを特徴とする請求項8に記載の人工器官。
【請求項10】
上記第1及び第2の横断方向の板の各々が上記矢状方向に延びる板に対して実質上直角に延びることを特徴とする請求項1に記載の人工器官。
【請求項11】
上記尾縁部がその後方部分で傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の人工器官。
【請求項12】
上記頭縁部がその後方部分で傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の人工器官。
【請求項13】
第1の椎体及び第2の椎体に係合するようになった第1の板と、上記第1の板に接続された少なくとも1つの付加的な板と、を有し、上記少なくとも1つの付加的な板が上記第1の板に対して横断方向に延びるような、融着促進脊柱板固定組立体において、
上記少なくとも1つの付加的な板が椎骨間空間内へ挿入されるようになっていることを特徴とする板固定組立体。
【請求項14】
上記少なくとも1つの付加的な板が上記第1の板と一体的に形成されることを特徴とする請求項13に記載の板固定組立体。
【請求項15】
上記少なくとも1つの付加的な板が上記第1の板に着脱自在に接続されることを特徴とする請求項13に記載の板固定組立体。
【請求項16】
上記少なくとも1つの付加的な板が上記第1の板に対して角度をなして延びることを特徴とする請求項13に記載の板固定組立体。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2006−517456(P2006−517456A)
【公表日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−503517(P2006−503517)
【出願日】平成16年2月12日(2004.2.12)
【国際出願番号】PCT/US2004/004109
【国際公開番号】WO2004/071346
【国際公開日】平成16年8月26日(2004.8.26)
【出願人】(500273034)エスディージーアイ・ホールディングス・インコーポレーテッド (48)
【Fターム(参考)】