説明

極細線伸線装置及び極細線の伸線方法

【課題】
ワイヤーの入口側の線速とキャプスタンの外周速度の比が、出口側と大きく異なることによって発生するワイヤーの振動を少なくすることによって、ワイヤーの断線を防止した伸線装置を提供すること。
【解決手段】
前工程において所定の線径に加工されボビンに巻き取られたワイヤー1を、伸線部Aに巻き出す巻き出しスプール2と、一対の円筒形の駆動キャプスタン8,9及び案内キャプスタン6,7と、その間に配置した複数のダイス5と、ダイス5を通過させて伸線したワイヤー1を巻き取るための巻き取りスプール10を備えた極細線伸線装置において、案内キャプスタン6,7及び駆動キャプスタン8,9のそれぞれの径を途中で変更して大径キャプスタン7,9と小径キャプスタン6,8の2段とし、ワイヤー出口側Cキャプスタンを大径キャプスタンとし、ワイヤー入口側Bキャプスタンを小径キャプスタンとした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スリップ式の伸線装置によりIC用のワイヤーを円筒形キャプスタンによって伸線する工程において、伸線部でのワイヤーの線速とキャプスタンの外周速度の比(以下この比を「線速比」と称する場合がある。)を一定値以下となるようにし、伸線部でのワイヤー入口側(ワイヤーが「巻き出しスプール」に近い側をいう。)の線速比がワイヤー出口側(ワイヤーが「巻き取りスプール」に近い側をいう。)での線速比と大きく異なることにより発生することが避けられない、ワイヤー入口側でのワイヤーの振動を少なくすることによって、ワイヤーの断線を防止するようにした極細線伸線装置及び極細線の伸線方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来IC用ワイヤー等の極細線を伸線加工するためには図5に示すように、巻き出しスプール2から送り出されたワイヤー1は、円筒形の駆動キャプスタン14と案内キャプスタン15によって搬送され、両キャプスタン14,15の間に配置されたダイス5により順次その径が縮小されるようになっている。
【0003】
スリップ式伸線方法におけるキャプスタンはワイヤー巻き取り部の張力に対する補助として用いられ、その外周速度は、ダイス内を走行するワイヤーの線速よりも速く設定されるのが一般的であり、キャプスタンとワイヤーの間では常に一定のスリップを生じている。また駆動キャプスタンと案内キャプスタンの外周速度は、ワイヤーがダイスを通過するたびに減面積されて伸線され長くなることを考慮して運転されている。
【0004】
そして一般に用いられている円筒形キャプスタンの外周速度は、伸線部の出口側でのワイヤー線速に一定のスリップ率を設けて設定しているため、伸線部のワイヤー入口側部分では減面比のダイス数乗分だけ未だ伸線されていないので、ワイヤーの線速に対するキャプスタンの外周速度の比(線速比)が大きくなり、スリップが過大となりワイヤーに激しい振動が発生し、結果として伸線部のワイヤー入口側付近のプーリーからワイヤーが外れたり、あるいはダイスの入口でワイヤーが振れることにより断線が発生してしまうという問題があった。
【0005】
これに対し特許文献1に示すように、ワイヤーに接触するキャプスタンの径を、すべて線速に適応させるために段付きのキャプスタンを採用したものもあるが、この方法はダイス一個毎にキャプスタンの径を変更するので、ワイヤーの入口側と出口側のキャプスタンの径の差が大きくなり、強度や伸線部の大きさ等の制約で長いキャプスタンが使えない事から、設定ダイス数を多く取れず、また段付きキャプスタンにダイスの穴径を合わせないと張力が上がって逆に断線し易くなり、しかも一段毎に径を変更するためキャプスタンの表面仕上げが難しいなどの問題があった。
【特許文献1】特開2003−53418号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、円筒形キャプスタンを用いるスリップ式伸線装置による金線等極細線の伸線加工工程において、特に伸線部の入口側でのワイヤーの線速に対するキャプスタンの外周速度の比(線速比)を少なくし、ワイヤーの振動を減らすことにより、伸線部の入口側付近のプーリーからワイヤーが外れるのを防止し、またダイス入口でのワイヤーの振れを原因とする断線を防止し、伸線装置の稼働率の向上を図った極細線伸線装置及び極細線の伸線方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本発明の極細線伸線装置は、前工程において所定の線径に加工されボビンに巻き取られたワイヤーを、伸線部に巻き出す巻き出しスプールと、一対の円筒形の駆動キャプスタン及び案内キャプスタンと、その間に配置した複数のダイスと、ダイスを通過させて伸線したワイヤーを巻き取るための巻き取りスプールを備えた極細線伸線装置において、案内キャプスタン及び駆動キャプスタンのそれぞれの径を途中で変更して大径キャプスタンと小径キャプスタンの2段とし、ワイヤー出口側キャプスタンを大径キャプスタンとし、ワイヤー入口側キャプスタンを小径キャプスタンとしたものである。
【0008】
そして、本発明の別の態様は、前記発明に加えてダイス通過後のワイヤーが、ワイヤー出口側の大径駆動キャプスタンに接するワイヤー数と、ワイヤー入口側の小径駆動キャプスタンに接するワイヤー数が同数となるようにダイスを配設し、ワイヤー出口側の大径駆動キャプスタンの外周速度を最終ダイス通過後のワイヤーの巻き取り速度に合わせたとき、ワイヤー入口側の小径駆動キャプスタンの外周速度が、総ダイスの中で中間位置のダイス通過後のワイヤーの線速と等しくなるように小径駆動キャプスタンの径を設定したものである。
【0009】
また、本発明の別の態様は、前記発明に加えてワイヤー出口側の大径駆動キャプスタンの外周速度を最終ダイス通過後のワイヤーの巻き取り速度に合わせたとき、ワイヤー入口側の小径駆動キャプスタンの外周速度が、ワイヤー入口側の小径駆動キャプスタンに接するダイスの中では最終となるダイス通過後のワイヤーの線速と等しくなるように小径駆動キャプスタンの径を設定したものである。
【0010】
そして、本発明のさらに別の態様は、前記発明に加えてワイヤーの案内キャプスタン又は駆動キャプスタンに対する線速比を3.0以下としたものである。
【0011】
また、本発明の極細線の伸線方法は、前工程において所定の線径に加工されボビンに巻き取られたワイヤーを、伸線部に巻き出す巻き出しスプールと、一対の円筒形の駆動キャプスタン及び案内キャプスタンと、その間に配置した複数のダイスと、ダイスを通過させて伸線したワイヤーを巻き取るための巻き取りスプールを備えた極細線伸線装置を用いて伸線を行うに際し、案内キャプスタン及び駆動キャプスタンのそれぞれの径を途中で変更して大径キャプスタンと小径キャプスタンの2段にし、ワイヤー出口側キャプスタンを大径キャプスタンとし、ワイヤー入口側キャプスタンを小径キャプスタンとし、伸線中の線速比が常に3.0以下となるようにしたものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ワイヤーを伸線する装置における案内キャプスタン及び駆動キャプスタンの径を2段としたので、線速比を一定以下に押えることができ、その結果ワイヤーの振動を減らすことができ、伸線部の入口側のプーリーからワイヤーが外れたり、ダイス入口でのワイヤー振れを原因とする断線を防止でき、製品の収率向上とともに生産性の向上をはかることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明の実施の形態を図示した実施例によって説明する。なお、図1は本発明のワイヤーを伸線する装置における案内キャプスタン及び駆動キャプスタンの径を2段とした例を示す概略斜視図である。図2は図1の伸線部の概略斜視図である。図3はキャプスタンとダイス部分の拡大説明図である。図4は本発明の極細線伸線装置における案内キャプスタン及び駆動キャプスタンの径を2段とした場合と、従来の円筒形の案内キャプスタン及び駆動キャプスタンを用いた場合との線速比の比較表である。
【0014】
本発明の極細線伸線装置は、前工程で所定の線径に加工されたワイヤー1を巻き付けたボビンから、ワイヤー1を伸線部Aに巻き出す巻き出しスプール2と、巻き出しスプール2に制動力をかけるブレーキ3と、ワイヤー1を伸線部Aの入口側の内と外でガイドするプーリー4と出口側でガイドするプーリー4’と、ワイヤー1を巻き出しスプール2から引き出し伸線しながら伸線後のワイヤーを巻き取る巻き取りスプール10により構成されている。
【0015】
さらに伸線部Aは、ワイヤー1を伸線加工するダイス5とワイヤー1の進行方向に対しダイス5の手前側に位置してワイヤー1をダイス5に送り込む小径案内キャプスタン6と、小径案内キャプスタン6と同一の軸の先端に取り付けられた大径案内キャプスタン7と、ダイス5の後側に位置してダイス5からワイヤー1を引き出す小径駆動キャプスタン8と、小径駆動キャプスタン8と同一の軸の先端に取り付けられた大径駆動キャプスタン9とから構成されている。
【0016】
すなわち、伸線部Aの巻き出しスプール2に近いワイヤー入口側Bのキャプスタンは同一軸に設けた小径案内キャプスタン6と駆動キャプスタン8とからなり、巻き取りスプール10に近いワイヤー出口側Cのキャプスタンは大径の案内キャプスタン7と駆動キャプスタン9とからなるように、それぞれが同一軸に2段に設けてある。なお、この小径キャプスタン6,8と大径キャプスタン7,9は、基本的にそれぞれが接するワイヤー1の数が同じになるようにダイス5を配置してある。
【0017】
そして、ワイヤー出口側Cの大径の駆動キャプスタン9の外周速度を最終ダイス通過後のワイヤー1の巻き取り速度に合わせたとき、ワイヤー入口側Bの小径駆動キャプスタン7の外周速度が中間位置のダイス通過後のワイヤーの線速と等しくなるようにダイス5の穴径比と数、並びに小径キャプスタン6,8と大径キャプスタン7,9の径をそれぞれ適宜選定する。ただし、小径案内キャプスタン6と大径案内キャプスタン7とで、また小径駆動キャプスタン8と大径駆動キャプスタン9の間でそれぞれ接するワイヤー1の数やダイス5の数を必ずしも同数とする必要はなく、後述するように線速比が3.0以下となればよい。
【0018】
また、これらを駆動するために、ワイヤー1を引き出す巻き取りスプール10を一定外周速度で回転させる巻き取りモーター11と、巻き取りスプール10を左右にトラバースさせる直動アクチュエーター12と、案内キャプスタン6,7と駆動キャプスタン8,9をベルトを介して駆動するキャプスタンモーター13によって構成されている。
【0019】
次に、上記した本発明の極細線伸線装置の作動について説明する。
巻き取りモーター11を運転すると、それに取り付けられた巻き取りスプール10が回転する。すると、ワイヤー1は巻き取りスプール10に巻かれるように移動することにより伸線部Aを走行し、巻き出しスプール2に巻かれたワイヤー1がブレーキ3の制動を受けながら伸線部Aに繰り出される。また、同時にキャプスタンモーター13も運転し、案内キャプスタン6,7、駆動キャプスタン8,9をワイヤーの線速よりも速い外周速度で回転させ、その摩擦力によりワイヤー1の走行を補助する。このようにしてワイヤー1はダイス5を順次通過し、ダイス5にあけられた加工穴の大きい方から、仕上がり径に向かって順次線径を縮小されることになる。
【0020】
そして、順次線径を縮小することによりワイヤー1の長さが長くなる。すなわち、伸線されるのである。ここで、ワイヤー出口側の大径の駆動キャプスタン9の外周速度はワイヤー1の最終ダイス5の通過後の線速とほぼ等しくなるようにしてある。したがって、ワイヤー1の長さはダイス5の通過個数が少ない分だけ伸線されていないのでワイヤー入口側にいくに従い短くなる。すなわち、ワイヤー入口側にいくに従い線速比は大きくなるのである。
【実施例】
【0021】
次に、図3及び図4を参照しながら、線速比を3.0以下とした2段キャプスタンの一例について説明する。
図3に示すものはダイス間の穴径比を0.9とし、ダイス数を全部で20個したものである。ここで伸線部Aのワイヤー入口側Bからワイヤー出口側Cに向かってそれぞれのダイスをNo.1〜No.20と称することにする。No.1〜No.10のダイスを通過したワイヤー1は小径駆動キャプスタン8に接し、No.11〜No.20のダイスを通過したワイヤー1は大径駆動キャプスタン9に接している。
【0022】
そして、図4に示すようにN.1〜No.20の各ダイス間の穴径比を0.9にすると、No.11に対してNo.20のダイスの減少比は0.35となる。よって、No.20の大径駆動キャプスタン9に対する線速比が1となるように大径駆動キャプスタン9の径を設定すると、大径駆動キャプスタン9に対するNo.11通過後のワイヤー1の線速比は減少比0.35の逆数である2.86となる。また、同様にNo.1に対してNo.10のダイスの減少比は0.35となる。そして、No.10の小径駆動キャプスタン8に対する線速比が1となるように小径駆動キャプスタン8の径を設定すると、小径駆動キャプスタン8に対するNo.1通過後のワイヤー1の線速比も減少比0.35の逆数である2.86となる。したがって、線速比は常に3.0以下となる。すなわち、No.10からを小径にすることにより、No.10での線速比が再度1となるように小径駆動キャプスタン8の径を設定するのである。
【0023】
一方、図5に示す従来例の場合は、図4の従来方式として示したように、穴径比0.9のダイスを20個、従来の同一径の円筒キャプスタン14(大径駆動キャプスタン9と同径のもの)で伸線するとNo.1に対してNo.20のダイスの減少比は0.135となる。よって、No.20の駆動キャプスタン14に対する線速比を1にすると、駆動キャプスタン14に対するNo.1通過後のワイヤー1の線速比は減少比0.135の逆数である7.4となる。このように、本発明のようにキャプスタンを2段式にすることによって、従来に比べ線速比が減少し、ワイヤーの振動も小さくなる。また案内キャプスタン6,7についても同様の効果が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0024】
本発明の極細線伸線装置における案内キャプスタン及び駆動キャプスタンの径を2段とする方法によれば、ワイヤーの振動を減らし、伸線部の入口側のプーリーからワイヤーが外れたり、ダイス入口でのワイヤー振れを原因とする断線を防止でき、しかもキャプスタンの長さを自由に選択することができるのでダイス数も自由に設定可能となりその利用範囲は極めて広いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明のワイヤーを伸線する装置における案内キャプスタン及び駆動キャプスタンの径を2段とする一実施形態を示す概略斜視図である。
【図2】図1の伸線部の概略斜視図である。
【図3】キャプスタンとダイス部分の拡大説明図である。
【図4】本発明の極細線伸線装置における案内キャプスタン及び駆動キャプスタンの径を2段とした場合と、従来の円筒形の案内キャプスタン及び駆動キャプスタンを用いた場合との線速比の比較表である。
【図5】従来の案内キャプスタン及び駆動キャプスタンを用いた装置の概略斜視図である。
【符号の説明】
【0026】
1 ワイヤー
2 巻き出しスプール
3 ブレーキ
4 プーリー
5 ダイス
6 小径案内キャプスタン
7 太径案内キャプスタン
8 小径駆動キャプスタン
9 太径駆動キャプスタン
10 巻き取りスプール
11 巻き取りモーター
12 直動アクチュエーター
13 キャプスタンモーター
A 伸線部
B ワイヤー入口側
C ワイヤー出口側

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前工程において所定の線径に加工されボビンに巻き取られたワイヤーを、伸線部に巻き出す巻き出しスプールと、一対の円筒形の駆動キャプスタン及び案内キャプスタンと、その間に配置した複数のダイスと、ダイスを通過させて伸線したワイヤーを巻き取るための巻き取りスプールを備えた極細線伸線装置において、案内キャプスタン及び駆動キャプスタンのそれぞれの径を途中で変更して大径キャプスタンと小径キャプスタンの2段とし、ワイヤー出口側キャプスタンを大径キャプスタンとし、ワイヤー入口側キャプスタンを小径キャプスタンとしたことを特徴とする極細線伸線装置。
【請求項2】
ダイス通過後のワイヤーが、ワイヤー出口側の大径駆動キャプスタンに接するワイヤー数と、ワイヤー入口側の小径駆動キャプスタンに接するワイヤー数が同数となるようにダイスを配設し、ワイヤー出口側の大径駆動キャプスタンの外周速度を最終ダイス通過後のワイヤーの巻き取り速度に合わせたとき、ワイヤー入口側の小径駆動キャプスタンの外周速度が、総ダイスの中で中間位置のダイス通過後のワイヤーの線速と等しくなるように小径駆動キャプスタンの径を設定した請求項1に記載の極細線伸線装置。
【請求項3】
ワイヤー出口側の大径駆動キャプスタンの外周速度を最終ダイス通過後のワイヤーの巻き取り速度に合わせたとき、ワイヤー入口側の小径駆動キャプスタンの外周速度が、ワイヤー入口側の小径駆動キャプスタンに接するダイスの中では最終となるダイス通過後のワイヤーの線速と等しくなるように小径駆動キャプスタンの径を設定した請求項1に記載の極細線伸線装置。
【請求項4】
ワイヤーの案内キャプスタン又は駆動キャプスタンに対する線速比を3.0以下とした請求項1乃至3の何れかに記載の極細線伸線装置。
【請求項5】
前工程において所定の線径に加工されボビンに巻き取られたワイヤーを、伸線部に巻き出す巻き出しスプールと、一対の円筒形の駆動キャプスタン及び案内キャプスタンと、その間に配置した複数のダイスと、ダイスを通過させて伸線したワイヤーを巻き取るための巻き取りスプールを備えた極細線伸線装置を用いて伸線を行うに際し、案内キャプスタン及び駆動キャプスタンのそれぞれの径を途中で変更して大径キャプスタンと小径キャプスタンの2段にし、ワイヤー出口側キャプスタンを大径キャプスタンとし、ワイヤー入口側キャプスタンを小径キャプスタンとし、伸線中の線速比が常に3.0以下となるようにしたことを特徴とする極細線の伸線方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−188626(P2008−188626A)
【公開日】平成20年8月21日(2008.8.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−25416(P2007−25416)
【出願日】平成19年2月5日(2007.2.5)
【出願人】(000183303)住友金属鉱山株式会社 (2,015)
【Fターム(参考)】