説明

楽曲検索システム及び楽曲検索プログラム

【課題】ユーザーの見た目を利用した新たな楽曲検索手法を提供する。
【解決手段】本発明に係る楽曲検索装置は、ユーザーを撮影した撮像情報の部位毎に、第1データベースを参照して部位別情報を選択する本人部位選択手段と、本人部位選択手段にて選択された部位別情報と、第2データベースの他者情報に基づいて類似度を算出し、所定の類似度を有する他者情報の人物識別子を抽出する類似判断手段と、第3のデータベースを参照し、類似判断手段で抽出された人物識別子に対応する楽曲関連情報を表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴としている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、所望の楽曲を指定して歌唱を楽しむカラオケ、あるいは、所望の楽曲を指定してダウンロードする音楽配信などにて使用する楽曲検索装置、楽曲検索システム、楽曲検索プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
通信型カラオケ装置は、楽曲情報が生音を録音したものからMIDI情報を利用して演奏を行う演奏装置が利用可能となったこと、並びに、通信網の整備を利用して開発されたエンターテイメント装置である。また、ハードディスクなどの記憶装置の高容量化に伴い、記憶容量の小さいMIDI情報は、数千〜数万曲記憶することも可能となっている。
【0003】
従来、カラオケ装置ではこのような膨大な数の楽曲から自分の歌唱したい楽曲を選択するため、楽曲名、歌手名、ジャンルなどの項目と楽曲IDを対応付けて記載した帳面(いわゆる歌本)を利用していた。しかしながら、前述したようにカラオケ装置で演奏できる楽曲数は、年々増加する一方であって、帳面を利用した選曲は困難となっている。
【0004】
そのため、従来の楽曲IDを指定するリモコン装置に、表示画面を持たせ、楽曲に関連する情報と楽曲IDを対応付けたデータベースを設け、選曲機能を付加したものが登場している。このようなリモコン装置では、楽曲名、歌手名を指定した検索はもとより、使用ユーザー毎のデータベースを設けることで、自分の十八番を登録した呼び出す十八番検索など、各種検索を行うことが可能となっている。
【0005】
特許文献1には、このようなリモコン装置を使用するカラオケシステムにおいて、ログインしている利用者の属性情報を利用した選曲方法が提案されている。具体的には、カラオケ演奏装置にログインしている利用者において、属性情報の所定項目内容が予め設定された割合以上で共通している場合、当該項目内容に対応した楽曲情報を抽出し表示手段に表示するものである。この特許文献1に開示する選曲方法では、同席しているログイン利用者において、出身校、勤め先、好きなプロスポーツチームなど共通する属性情報に関連する楽曲を推奨することが可能となる。
【0006】
特許文献2には、歌唱者の音声をフォルマントと、データベースに記憶された歌手のフォルマントデータとの類似度を算出し、類似度の高い2、3の歌手の似顔絵を読み出して表示する似顔絵出力装置が開示されている。また、フォルマント類似度の高いサンプルの似顔絵を複数選択し、それらの部品(顔の輪郭、眉、目、鼻、口)を組み合わせることによって1つの似顔絵を合成することも記載されている。そして、利用者は、類似度の高い歌手のカラオケ楽曲から選曲を行うことが可能となっている。
【0007】
特許文献3には、顔画像データと歌う候補曲に関する歌情報を組にして保管しておき、カメラで撮影した顔と一致する顔画像データを検索し、当該顔画像データに対応する歌情報を表示することで選曲を行うカラオケ装置が提案されている。このカラオケ装置では、いわば顔認証を用いたものであって、自分の持ち歌を簡単に表示させることが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2006−178246号公報
【特許文献2】特開2007−140548号公報
【特許文献3】特開2008−304687号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
このように、カラオケにおける選曲では、データベースを利用した様々な手法が提案されている。特許文献1にて開示される選曲方法は、その場に居合わせたグループ間で共通する項目に関連する楽曲を歌唱曲として推奨するものであって、推奨対象となる楽曲数は限られたものである。
【0010】
また、特許文献2にて開示される装置では、利用者と類似度の高い歌手の持ち歌から選曲するものであって、特許文献1と同様に推奨楽曲は限られたものである。また、歌手が新たに登録されない限りは、推奨される楽曲は常に一定となってしまう。
【0011】
特許文献3に開示されるカラオケ装置は、現在、カラオケ装置でよく知られた十八番登録機能を利用するものであって、ユーザー認証として顔認証を用いたものである。そのため利用者に対して新たな楽曲を推奨するものではない。利用者は楽曲を自分で選んで候補曲として登録する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、新たな観点で楽曲を推奨することのできる楽曲検索装置、楽曲検索システム、楽曲検索プログラムを提案するものである。特に、ユーザーの見た目を用いて検索を行うことを特徴としたものであって、そのため以下の構成を有することとしている。
【0013】
本発明に係る楽曲検索システムは、人物像を形成する部位に関連する部位別情報を複数記憶した第1データベースと、人物識別子と部位別情報の対応関係を示す他者情報を複数記憶した第2データベースと、人物識別子と楽曲関連情報の対応関係を示す第3データベースと、ユーザーを撮影した撮像情報の部位毎に、前記第1データベースを参照して部位別情報を選択する本人部位選択手段と、前記本人部位選択手段にて選択された部位別情報と、前記第2データベースの他者情報に基づいて類似度を算出し、所定の類似度を有する他者情報の人物識別子を抽出する類似判断手段と、前記第3のデータベースを参照し、前記類似判断手段で抽出された人物識別子に対応する楽曲関連情報を表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とするものである。
【0014】
さらに本発明に係る楽曲検索システムにおいて、部位別情報は、部位別画像情報を含んで構成され、前記表示制御手段は、前記本人部位選択手段にて選択された部位別情報に含まれる部位別画像情報を表示させることを特徴としている。
【0015】
さらに本発明に係る楽曲検索システムにおいて、部位別情報は、部位別画像情報を含んで構成され、前記表示制御手段は、前記類似判断手段で抽出された人物識別子に対応する部位別情報の部位別画像情報を表示させることを特徴としている。
【0016】
さらに本発明に係る楽曲検索システムにおいて、他者情報は、撮像情報を含んで構成され、前記表示制御手段は、前記類似度判断手段で抽出された人物識別子に対応する撮像情報を表示させることを特徴としている。
【0017】
さらに本発明に係る楽曲検索システムは、部位を指定する部位指定手段を備え、前記類似判断手段は、前記部位指定手段で指定された部位について類似度を算出することを特徴としている。
【0018】
さらに本発明に係る楽曲検索システムは、前記本人部位選択手段にて選択された部位別
情報と、ユーザーの人物識別子に対応付けて他者情報として前記第2データベースに記憶させることを特徴としている。
【0019】
さらに本発明に係る楽曲検索システムにおいて、前記類似判断手段は、部位毎に重み付けを行って類似度を算出することを特徴としている。
【0020】
さらに本発明に係る楽曲検索システムにおいて、前記類似判断手段は、所定の類似度を有する複数の他者情報の人物識別子を抽出し、前記表示制御手段は、前記類似判断手段で抽出された複数の人物識別子に対応する楽曲関連情報を表示させることを特徴としている。
【0021】
また本発明に係る楽曲検索プログラムは、人物像を形成する部位に関連する部位別情報を記憶した第1データベースと、人物識別子と部位別情報の対応関係を示す他者情報を複数記憶した第2データベースと、人物識別子と楽曲関連情報の対応関係を示す第3データベースを使用し、ユーザーを撮影した撮像情報の部位毎に、前記第1データベースを参照して部位別情報を選択する本人部位選択処理と、前記本人部位選択処理にて選択された部位別情報と、前記第2データベースの他者情報に基づいて類似度を算出し、所定の類似度を有する他者情報の人物識別子を抽出する類似判断処理と、前記第3のデータベースを参照し、前記類似判断処理で抽出された人物識別子に対応する楽曲関連情報を表示させる表示制御処理と、をコンピューターに実行させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0022】
以上、本発明の楽曲検索システムでは、カラオケシステムや楽曲配信システムなど、多数の楽曲の中から楽曲を選択するシステムにおいて、新たな検索手法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の実施形態に係るカラオケシステムのネットワーク構成を示す図。
【図2】本発明の実施形態に係るカラオケシステムを示す図。
【図3】本発明の実施形態に係るトップ画面を示す図。
【図4】本発明の実施形態に係るユーザー情報を示す図。
【図5】本発明の実施形態に係る類似度検索のメイン処理を示すフロー図。
【図6】本発明の実施形態に係る撮像処理を示すフロー図。
【図7】本発明の実施形態に係る撮像情報確認画面を示す図。
【図8】本発明の実施形態に係る比較対象部位指定画面を示す図。
【図9】本発明の実施形態に係る検索条件指定画面を示す図。
【図10】本発明の実施形態に係る部位別情報、他者情報を示す図。
【図11】本発明の実施形態に係る保存・公開設定画面を示す図。
【図12】本発明の実施形態に係る類似度検索モードでの対象者選択画面を示す図。
【図13】本発明の実施形態に係る類似度検索モードでの楽曲選択画面を示す図。
【図14】本発明の他の実施形態に係る類似度選択画面を示す図。
【図15】本発明の他の実施形態に係る類似度別楽曲選択画面を示す図。
【図16】本発明の実施形態に係る演奏処理を示すフロー図。
【図17】本発明の実施形態に係る演奏時の表示画面を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1は、本発明の実施形態に係るカラオケシステムのネットワーク構成を示す図である。図中、カラオケシステムとしての主要構成は、カラオケ用ホスト5(サーバ装置)、店舗などに設置されるコマンダ2などにて構成される。コマンダ2は楽曲再生機能を有した、いわゆるカラオケ装置であって、店舗内のLAN100に接続されている。コマンダ2
とカラオケ用ホスト5は、インターネットを介して接続され、新しく供給された楽曲情報やユーザー情報など、各種サービスに必要な情報の送受信を行う。本実施形態ではVPN(Virtual Private Network)を介して接続されており、セキュリティに優れた通信を行うことが可能となっている。
【0025】
店舗に設置されるコマンダ2は、リモコン装置1によりユーザーからの各種指示を受け付けることが可能となっている。また、リモコン装置1は表示画面を備え、ユーザーに対して各種情報を提供することも可能である。リモコン装置1は、LAN100上に設置されたアクセスポイント110aを介してコマンダ2と無線接続される。例えば、コマンダ2aにはリモコン装置1aと1bが対応付けられ、LAN100aを介した操作が可能となっている。また、リモコン装置1とコマンダ2とは赤外線などを利用した近距離通信を行うことも可能である。
【0026】
さらに、本実施形態のカラオケシステムでは、ユーザーに各種サービスを提供するためインターネット用ホスト6が設けられている。このインターネット用ホスト6は、ユーザーのパーソナルコンピュータ、携帯情報端末(携帯電話やPDAなど)と接続され、これら機器を利用するユーザーに各種サービスを提供することができる。また、インターネット用ホスト6は、カラオケ用ホスト5とデータ共有する、例えば、カラオケ用ホスト5の第1記憶部51と、インターネット用ホスト6の第2記憶部61に記憶される各種データベースが同期することで連携を取ったサービスを提供することができる。
【0027】
図2は、本発明の実施形態に係る店舗Aに設置されたカラオケシステムの構成を示す図である。本実施形態におけるカラオケシステムは、コマンダ2(カラオケ装置)と、リモコン装置1にて構成されており、これらは、LAN100にて、無線、有線で互いに接続されている。
【0028】
コマンダ2は、全体を統括制御する制御部30を中心として機能し、主な機能として、楽曲演奏処理、映像表示処理、楽曲指定処理などを実行可能としている。楽曲演奏処理は、入力部21やリモコン装置1にて、ユーザーにより指定された楽曲に対応する演奏情報をMIDI音源26などの音源部にて演奏させ、スピーカー42から放音させる処理である。このとき、スピーカー42からは歌唱用マイク44から入力される音声も合わせて放音される。映像再生処理は、映像再生部29にて各種映像情報、歌詞情報などを再生させ、モニタ41を介した視覚情報をユーザーに提供する処理である。
【0029】
楽曲指定処理は、ユーザーからの指定に基づいて楽曲を選択、予約するための処理である。本実施形態ではリモコン装置1と連携して実行することとなる。リモコン装置1の操作部17から入力されたユーザーの指令は、赤外線通信部19、23、あるいは、LAN100を介してコマンダ2に伝達される。コマンダ2での処理結果は、リモコン装置1側の表示部11に表示され、ユーザーは選曲のための各種情報を視認することが可能である。コマンダ2とリモコン装置1は、この楽曲指定処理に限らず、ユーザー個別のサービスを提供するためのログイン処理など各種処理を実行することが可能である。
【0030】
本実施形態のコマンダ2には、カメラ43が接続可能となっており、接続されたカメラ43から歌唱者や同伴客の様子を撮影することが可能となっている。カメラ41の映像を表示手段(例えば、モニタ41)にてモニタする場合には、カメラ43は、当該表示手段の上部など、表示手段の近傍に配置することが好ましい。ユーザーは、モニタ画像を鏡のように利用することが可能となる。なお、カメラ43を複数設け、同時に、あるいは、切り換えて撮影することで映像情報を取得することとしても構わない。
【0031】
また、本実施形態では、リモコン装置1側にもカメラ10が設けられている。このカメ
ラ10は表示部11側、あるいは、表示部11とは反対側、あるいは、両側を撮影可能なよう2箇所に設けられる。表示部11側に設けることで、ユーザーはカメラ10にて撮像される自己の映像を見ながら操作を行うことが可能となる。
【0032】
本実施形態における見た目検索で使用される撮像情報は、このコマンダ2側に設けられるカメラ43、あるいは、リモコン装置1側に設けられるカメラ10の何れかで撮影されることとなる。
【0033】
図3は、本発明の実施形態に係るトップメニューを示す図である。本実施形態では、リモコン装置1の表示部11に表示させ、リモコン装置1を操作するユーザーに対して各種情報を提供する。なお、リモコン装置1の操作部17としては、カーソルキーなどの各種スイッチの他、表示部11に表示されたアイコンを直接タッチして操作を行うタッチパネル等を採用することができる。
【0034】
トップメニューには、楽曲選択のための各種方法(歌手名検索、曲名検索、見た目検索)を指定可能の他、ユーザーのログインに関する情報が表示されている。
【0035】
本実施形態のカラオケシステムは、複数のユーザーがログインすることが可能となっている。ユーザーのログインに関する情報は、画面上方に常時表示される。ログイン中のユーザーを示すアイコンが表示される。図ではAさん、Eさん、Cさん、3人のアイコンが表示されているが、更なるユーザーをログインさせることも可能である。表示されている3人のアイコン中、背景が褐色で表示されているユーザー(Aさん)は操作ユーザーであることを示している。本実施形態では、操作ユーザーのユーザー名、並びに、操作ユーザーに対する各種メッセージも表示される。
【0036】
操作ユーザーに対しては、当該ユーザーのユーザー情報に基づいて各種サービスを行うことが可能となっており、ユーザー情報に含まれる個人情報や操作履歴などを参照することで、それに基づくサービスを提供することが可能である。
【0037】
操作ユーザーは、画面上方左側に表示されているユーザー切替を操作することで切り換えることができる。また、画面上方右側には、新たにユーザーをログインさせる新規ログイン、操作ユーザーをログアウトさせるログアウトが表示されており、これらを操作することで、ユーザーの追加、ログアウトを行うことができる。
【0038】
図4は、各ユーザー毎に記憶されたユーザー情報を説明するための図である。本実施形態では、ユーザー情報として、個人情報、十八番テーブル、履歴テーブルなど、ユーザーに関する各種情報を含んで構成される。また、ユーザー情報には、ユーザーがログインしてこれら情報を利用するためのユーザーID、パスワードなどが対応付けられている。個人情報には、ユーザー名(実際の名前に限ったものでなく、ニックネームであってもよい)、性別、年齢等を含んで構成されている。これらの設定は、リモコン装置1、あるいは、ネットワークに接続されたパーソナルコンピュータ、携帯情報端末などにてログインして設定することができる。
【0039】
十八番テーブルは、ユーザーによって事前に登録された楽曲を示すテーブルであって、少なくとも楽曲を識別するための楽曲識別子を含んで構成されている。この他にも各楽曲識別子に、歌唱した際に採点された最高点(採点情報)や、自分の歌唱音域に合わせるための音程情報を合わせて登録しておいてもよい。ユーザーは、この十八番テーブルを呼び出すことで、事前に登録した楽曲を容易に呼び出して選曲を行うことが可能となる。
【0040】
履歴テーブルは、ユーザーがこれまでに選曲した履歴が記載されたテーブルであって、
楽曲識別子、歌唱日時、歌唱店舗、採点情報、音程情報などを含んで構成されている。採点情報は、歌唱したときの採点手段による結果を示す情報であり、音程情報は歌唱したときのピッチ変更を示す情報である。
【0041】
本実施形態では、このようなユーザー情報を利用することで、ユーザーに対し様々なサービスを提供することができる。
【0042】
図5は、本発明の実施形態に係る見た目検索のメイン処理を示すフロー図である。本実施形態の見た目度検索とは、検索を実行するユーザーの撮像情報と、他者の画像との類似度を求め、所定の類似度を有する他者の楽曲関連情報を表示して、ユーザーに対して楽曲を推奨する処理である。ここで、検索対象となる他者としては、以前にこの見た目検索を利用したユーザー、あるいは、サービス提供者側で用意した著名人に関するデータなどである。なお、著名人を歌手とする場合には、楽曲関連情報として当該歌手の持ち歌を利用することが、また、著名人を役者とした場合には、当該役者の出演するドラマ、映画などの主題歌などを利用することが考えられる。
【0043】
S101にて処理が開始され、S102にてユーザーによる見た目検索が指定されると、まず撮影処理が実行される(S200)。本実施形態では、この見た目検索の指定は、図3のトップ画面にて指定される。
【0044】
図6は、この撮像処理の詳細を示したフロー図である。撮像処理が開始される(S201)と、まず、見た目検索を実行しているユーザー、すなわち、操作ユーザーに対応する撮像情報があるか否かが判定される。本実施形態では、ユーザーが以前に見た目検索を使用した場合には、以前に撮影した撮像情報を再利用することが可能となっている。再利用する撮像情報には、見た目検索に限らず他のサービスで撮像した撮像情報を利用することとしてもよい。
【0045】
操作ユーザーの撮像情報が無い場合には、S203にて撮像情報の取得(撮影)が行われる。撮影はリモコン装置1に搭載されているカメラ10、もしくは、コマンダ2に接続されているカメラ43にて実行される。本実施形態では、撮影実行後、撮像情報に対して画像認識を行い、見た目検索で使用可能な撮像情報か否か、具体的には、撮像対象となるユーザーが適正な位置、ポーズでフレーム内に映っているか、複数の人物が映っていないかなどが判定される(S204)。検索に適正な撮像情報である場合には、表示部11に撮像情報を表示してユーザーに確認させる。一方、見た目検索の条件を満たしていない撮像情報でないと判定された場合には、撮影を再度実行させる(S203)。
【0046】
図7は、本発明の実施形態に係る撮像情報確認画面を示す図である。ユーザーは、この確認画面で、撮影した自己の姿を確認し、決定ボタンを操作することで撮像処理を終了する。一方、S202にて以前に撮影した撮像情報がある場合にも、図7と同様の画面で撮像情報を確認させる。どちらの場合においてもユーザーが利用しないことを指定した場合にはS203にて撮影を行い、利用することを指定した場合には撮像処理を終了する(S208)。
【0047】
図6のフロー図に戻り、撮像処理S200終了後、本実施形態では見た目検索を行う上での各種条件を選択可能としている(S103)。図8、図9は、各種条件を指定する画面を示した図であって、図8は、本発明の実施形態に係る比較対象部位指定画面であり、図9は、本発明の実施形態に係る検索条件指定画面である。
【0048】
まず、本実施形態では、目、鼻、など比較する部位(パーツ)を選択することが可能となっている。ユーザーはこの画面中のチェックボックスを指定することで、比較する部位
を選択することができる。本実施形態では、髪、輪郭、服装、まゆげ、目、鼻、口の中から類似するか否かを判定する部位を選択することができる。また、「全てを選択する」に併記されたチェックボックスを指定することで、容易に全ての部位を一括して選択することも可能となっている。図では全てを選択した状態が示されている。このようにユーザーは身体上の部位を選択することで、特定の部位だけ似ている人を検索することが可能となっている。
【0049】
比較する部位の選択を終えたユーザーは「次へ」のボタンを操作して、図9の検索条件指定画面へと進む。ここでは、類似判定の対象者に関する各種条件を指定することが可能となっている。まず、比較する対象として「一般ユーザー」、「著名人」を選択することができる。一般ユーザーを選択した場合は、見た目検索を以前に利用したことのあるユーザーの情報に基づいて、また、著名人を選択した場合は、サービス提供者側で用意した情報に基づいて検索が実行される。ユーザーは、対象として、どちらか一方、あるいは、両方を選択することができる。
【0050】
さらに、本実施形態では、オプションとして見た目検索の対象者の性別、居住地域、年齢を選択することができる。オプション指定のチェックボックスが指定されたときには、これらの検索項目に限定した検索が実行される。一般ユーザーの場合には、図4で説明した各ユーザー情報中の個人情報を使用して、各項目に対する検索が実行される。一方、著名人の場合にはサービス提供者側でこれらに関する情報が予めデータベースに用意される。
【0051】
図8、図9にて見た目検索を行う上での各種条件を指定したユーザーは、図9の「検索開始」ボタンを操作することで検索を実行させる。図5のフローに戻り、S104では、コマンダ2は、決定した撮像情報とS103にて選択した各種検索条件をカラオケ用ホスト5に送信する。
【0052】
撮像情報と検索条件を受信したカラオケ用ホスト5では、まず、受信した撮像情報に対し、撮影されたユーザーの部位(パーツ)毎に部位の形状、色などを示す特徴量を算出する(S121)。このとき、図8にて比較対象部位が選択されている場合には、本人部位選択手段では算出された特徴量に基づいて、部位別情報を複数記憶したデータベース(第1データベース)の中から類似度が一致、あるいは、近似する部位別情報を選択する(S122)。図10に、部位別情報のデータ構成例が示されている。部位別情報は、部位ID、特徴量、部位別画像情報を有して構成されている。部位別画像情報は、目、鼻、口など人物像を形成するための部位の画像であって、各部位の部位別画像情報を組み合わせることで人物像を形成することができる。本実施形態では、各部位別情報に特徴量を持たせた構成としているが、部位の選択については、このような手法に限られるものではなく、例えば、撮像情報と部位画像情報を直接比較するなど、各種手法を採用することが可能である。
【0053】
本実施形態では、部位毎に特徴量が一致、あるいは、近似する部位別情報を抽出することとしているが、このとき、撮像情報中の部位の大きさや傾きを考慮してもよい。この場合、各部位について大きさや傾きを付随情報として保持させておく。
【0054】
S123では、S122にて抽出した本人の部位別情報に基づいて、他のユーザー、あるいは、著名人の情報(他者情報)の検索、すなわち、類似判断を実行する。図10は、本発明の実施形態に係る他者情報のデータ構成を示した図であって、複数の他者情報の集合でデータベース(第2データベース)が形成されている。ここに示す他者情報は、ユーザーが見た目検索を行うことで得られた場合の他者情報の例であって、過去に実行された見た目検索で利用した情報を利用した例である。著名人の他者情報についても同様なデー
タ構成を採用することができるが、データ自体はサービス提供者によって作成されることとなる。
【0055】
他者情報は、ユーザーID(人物識別子)に対応付けられた撮像情報と、部位情報、公開可否情報を含んで構成されている。部位情報は、各部位(目、鼻、口など)について部位別情報を指定する識別情報である。公開可否情報は、ユーザーにて指定された撮像情報の公開の可否を示す情報である。
【0056】
S122で選択された本人の部位別情報中の部位IDと、記憶部51に記憶される複数人の他者情報中の部位IDを、部位毎に比較することで類似度を算出することができる。このとき、部位毎に重み付けを異ならせて類似度を算出することが好ましい。例えば、人の類似を判断するのに重要な部位(例えば目など)に重みを大きくすることで、他の部位が似ていない場合であっても類似度を大きく算出し、人の視覚特性と類似度を調和させることが可能となる。
【0057】
本実施形態では、算出された類似度において、類似度の高いユーザーのユーザー情報が抽出される(S124)。ユーザー情報(第3データベース)は、ユーザーIDと楽曲識別子の対応関係を示した情報であって、図4にて説明した十八番テーブルや、履歴テーブルなどを使用することができる。ここで抽出したユーザー情報、S122にて選択された本人の部位別情報、S124にて検索された他者情報は、検索結果として検索要求のあったコマンダ2に送信される(S125)。本人の部位別情報、他者情報を用いることで、受信したコマンダ2側では人物像を再現することができる。このときコマンダ2側にも部位別画像情報を含む部位別情報を複数記憶したデータベースを有することとなる。なお、カラオケ用ホスト5側で形成された人物像をコマンダ2に送信することとしてもよい。
【0058】
コマンダ2では検索結果を受信する(S105)と、受信した検索結果に基づいて各種表示を行う。図11〜図13は検索結果の各種表示画面を示した図であって、図11には、本発明の実施形態に係る保存・公開設定画面が、図12は、本発明の実施形態に係る類似度検索モードでの対象者選択画面が、図13には、本発明の実施形態に係る類似度検索モードでの楽曲選択画面が示されている。
【0059】
まず、最初に図11に示す保存・公開設定画面が表示される。変換アバター(変換画像)は、カラオケ用ホスト5で選択された部位別情報中の部位別画像情報を組み合わせて形成された人物像である。ここでは、検索のため撮像した撮像情報(送信写真)が、カラオケ用ホスト5でどのような人物像に変換されたかをユーザーに確認させ、情報の保存、そして、撮像情報を公開するか否かをユーザーに尋ねる。保存を選択した場合には、撮像情報、並びに、変換画像情報に使用される部位IDを含めて、当該ユーザーの他者情報として新たに記憶する。このとき、写真を公開することが選択(チェックボックスが指定されている状態)にされた場合には、他者情報中の公開可否情報に公開可能であることを示すフラグを立てておく。一方、公開が指定されていない場合には公開可否情報のフラグを立てない。記憶された他者情報は、適宜機会にカラオケ用ホスト5に送信され、データベース上で管理され、他の機会に行われる見た目検索で使用される。なお、作成された他者情報は、図4で説明したユーザー情報中に含めて管理してもよい。
【0060】
図11の画面で「次へ」ボタンを操作すると、図12の対象者選択画面が表示される。この画面は、図5のS123で抽出された本人と所定の類似関係を有する他者に関する情報を表示させる画面である。本実施形態では、類似度順にユーザー名が表示されている。また、各ユーザーについて検索を依頼したユーザーとの楽曲共通率も併せて表示される。この楽曲共通率は、検索を依頼したユーザーと、表示されるユーザーがこれまでに歌唱した楽曲、または、十八番としてユーザー情報に登録してある楽曲の少なくとも一方につい
ての共通率を示した数値である。本実施形態のように部位別情報の組み合わせだけでは、(特に、部位別情報の数が少ないと)類似度が等しいユーザーが抽出される可能性が高い。そのため楽曲共通率を使用した順位付けを行っている。すなわち、等しい類似度間では、楽曲共通率にて順位付けが行われることとなる。
【0061】
この画面では、興味あるユーザーを選択することが可能となっている。図では類似度90%を有する「●●さん」が選択されている状態が示されている。タッチパネルなどの操作部17にてユーザー名を指定すると、当該ユーザーの変換画像が表示される。このとき、本人の変換画像も並んで表示され、選択したユーザーの変換画像と本人の変換画像を比較することができる。また、各画像を撮像情報に代えることも可能となっており、各画像の下部に表示されている「アバター ←→ 写真」ボタンを操作することで、各画像と撮像情報を切り換えることができる。なお、ユーザーが撮像情報の公開を指定していないとき、すなわち、図10で説明した公開可否情報のフラグが立っていないときには、このボタンの操作は無視される、もしくは、ボタンを表示させない。
【0062】
図12中において興味のあるユーザーを指定した状態で「楽曲を見る」ボタンを操作すると、図13に示す楽曲選択画面に進み、指定したユーザーの楽曲関連情報を表示してユーザーに楽曲選択を促す。図13には、選択したユーザーの変換画像が表示されている。なお、この画面においても撮像情報に切り換えることが可能とされている。その右側には、複数のタブで項目を選択することが可能となっており、選択されたユーザーに対応する楽曲関連情報が表示される。本実施形態では、選択されたユーザーの十八番テーブルに基づいて楽曲関連情報を表示する「お気に入り」、履歴テーブルに基づいて楽曲関連情報を表示する「最近歌った曲」、また、検索を実行しているユーザーと十八番テーブル、もしくは、履歴テーブル内において共通する楽曲の楽曲関連情報を表示する「共通楽曲」の中から楽曲を選択することができる。
【0063】
本実施形態では、楽曲関連情報として曲名、歌手名を表示し、その右側に表示されている「選曲」ボタンを操作することで、当該楽曲の予約処理が実行される(S108)。予約処理では、予約を行ったユーザー(操作ユーザー)のユーザーID、指定した楽曲の楽曲識別子、そして、見た目検索で指定したユーザーのユーザーIDを含む予約情報が予約テーブルに登録される。一方、楽曲を指定しなかった場合(「戻る」ボタンが操作された場合)には、見た目検索処理を終了する(S109)。このように本実施形態では、楽曲の予約をしなくとも、自分の見た目と他のユーザーの見た目を比較することのみ、あるいは、さらに他のユーザーの選曲状況を確認するのみでも楽しむことができる。
【0064】
図14、図15は、他の実施形態に係る楽曲選択の様子を示す図であって、図14には、類似度選択画面を示す画面の様子が、また、図15には、類似度別楽曲選択画面を示す画面の様子が示されている。前述した実施形態では、類似度毎に表示されたユーザーの中から特定のユーザーを選択し、選択したユーザーに関連する楽曲を選択することとしていたのに対し、本実施形態では、同程度の類似度を有するユーザーの歌唱傾向に基づいて選曲させることとしている。
【0065】
本実施形態では、まず、図14に示される対象者選択画面において、どの程度の類似度のユーザーについて楽曲を検索するかを選択させる。この画面において、何れかの類似度が選択された場合、選択された類似度に該当する全てのユーザーを対象として、当該ユーザーに関連する楽曲が抽出される。ここで、ユーザーに関連する楽曲は、ユーザーの十八番テーブル、履歴テーブルの何れか、あるいは、両者に基づいて抽出される。抽出された楽曲は、ユーザーの母数に対して当該楽曲に関連付けられるユーザーの数を共通率として、共通率の高い順に楽曲名などの楽曲関連情報を表示させて選曲させる。例えば、共通率が100%の場合には、選択された類似度のユーザー全てが関連付けられている楽曲とな
る。
【0066】
図15は、図14の対象者選択画面において、類似度100%が選択された場合の類似度別楽曲選択画面が示されている。この画面には、類似度100%のユーザー間で共通率に基づく順位にて楽曲関連情報が表示されており、操作ユーザーは、この画面で楽曲を選択することで予約を実行することができる。本実施形態では、所定の類似度を有する特定のユーザーに限定することなく、自分の見た目と似ている、あるいは、似ていない人達(所定の類似度を有する複数のユーザー)がどのような楽曲を好むかという傾向を提示して選曲させることが可能となる。本実施形態においても、前述の実施形態と同様、選択された類似度に属するユーザーの変換画像、撮像情報を表示することとしてもよい。
【0067】
以上、2つの実施形態、すなわち、所定の類似度のユーザーを選択させ、当該ユーザーに関連する楽曲を選択させる実施形態、あるいは、類似度を選択させ、当該類似度に属するユーザーに関連する楽曲を選択させる実施形態について説明したが、これらは、どちらか一方であってもよいし、ユーザーに選択させることとしてもよい。選択された楽曲は次に説明する演奏処理にて演奏される。
【0068】
図16は、本発明の実施形態に係る演奏処理を示すフロー図である。予約された楽曲は予約情報として予約テーブルに登録される。演奏処理が開始されると、この予約テーブルから予約情報が順次読み出される。S302では、楽曲が予約されているか、すなわち、予約テーブル上に演奏すべき予約情報があるか否かが判定される。予約があると判定された場合には、S303にて予約情報に含まれる楽曲識別子に対応する演奏情報を読み出して、MIDI音源26、音声制御部25などで構成される演奏手段に演奏させる。
【0069】
演奏処理では、演奏情報に付帯する歌詞情報を表示手段としてのモニタ41に表示して、歌唱を補助することとなるが、表示される歌詞の背景に映像を表示することで、歌唱の場を盛り上げることが行われる。本実施形態では、見た目検索にて選曲が実行された場合、見た目検索で選択したユーザーの変換画像を表示することで、歌唱の場を盛り上げることとしている。
【0070】
S304では、見た目検索で予約されたか否か、具体的には予約情報中に見た目検索で指定したユーザーのユーザーIDが含まれているか否かが判定される。見た目検索を利用して予約された場合には、指定したユーザーIDに基づいて変換画像(変換アバター)を表示させる。この変換画像は、静止画であってもよいし、変換画像としての人物に所定の動作をさせる動画であってもよい。図17には、この演奏時の表示画面の様子が示されている。また、見た目検索で指定したユーザーの変換画像に限らず、本人の変換画像、あるいは、指定したユーザーの撮像情報、あるいは、見た目検索で検索されたユーザーの変換画像の何れか、あるいは、複数を表示させることとしてもよい。
【0071】
一方、見た目検索でない予約の場合には、S307で通常映像の表示、例えば、演奏情報のジャンルに応じた背景映像を表示させる、あるいは、演奏情報に直接対応付けられた背景映像を表示させる処理が実行される。
【0072】
以上、本実施形態では、カラオケに使用されるコマンダ2側にて見た目検索を行う場合について説明したが、図1に示されるように、カラオケ用ホスト5とデータ共有を図るインターネット用ホスト6にて、携帯情報端末、パーソナルコンピュータなどから見た目検索を行うこととしてもよい。また、本発明は、カラオケシステムに限ったものではなく、音楽配信システムにて配信する楽曲を検索対象としてもよい。
【0073】
なお、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の
構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
【符号の説明】
【0074】
1…リモコン装置、11…表示部、12…ビデオRAM、13…映像制御部、14…メモリ、15…制御部、16…無線LAN通信部、17…操作部、18…操作処理部、19…赤外線通信部、2…コマンダ(カラオケ装置)、21…操作部、22…操作処理部、23…赤外線通信部、24…インターフェイス部、25…音声制御部、26…MIDI音源、27…メモリ、28…ビデオRAM、29…映像再生部、30…制御部、31…映像制御部、32…ハードディスク、41…モニタ、42…スピーカー、43…カメラ、44a、44b…歌唱用マイク、100…LAN、110…アクセスポイント、120…ルータ、5…カラオケ用ホスト、51…第1記憶部、52…Webサーバ、6…インターネット用ホスト、61…第2記憶部、62…Webサーバ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
人物像を形成する部位に関連する部位別情報を複数記憶した第1データベースと、
人物識別子と部位別情報の対応関係を示す他者情報を複数記憶した第2データベースと、
人物識別子と楽曲識別子の対応関係を示す第3データベースと、
ユーザーを撮影した撮像情報の部位毎に、前記第1データベースを参照して部位別情報を選択する本人部位選択手段と、
前記本人部位選択手段にて選択された部位別情報と、前記第2データベースの他者情報に基づいて類似度を算出し、所定の類似度を有する他者情報の人物識別子を抽出する類似判断手段と、
前記第3のデータベースを参照し、前記類似判断手段で抽出された人物識別子に対応する楽曲識別子を抽出し、当該楽曲識別子に対応した楽曲関連情報を表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする
楽曲検索システム。
【請求項2】
部位別情報は、部位別画像情報を含んで構成され、
前記表示制御手段は、前記本人部位選択手段にて選択された部位別情報に含まれる部位別画像情報を表示させることを特徴とする
請求項1に記載の楽曲検索システム。
【請求項3】
部位別情報は、部位別画像情報を含んで構成され、
前記表示制御手段は、前記類似判断手段で抽出された人物識別子に対応する部位別情報の部位別画像情報を表示させることを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の楽曲検索システム。
【請求項4】
他者情報は、撮像情報を含んで構成され、
前記表示制御手段は、前記類似度判断手段で抽出された人物識別子に対応する撮像情報を表示させることを特徴とする
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の楽曲検索システム。
【請求項5】
部位を指定する部位指定手段を備え、
前記類似判断手段は、前記部位指定手段で指定された部位について類似度を算出することを特徴とする
請求項1から請求項4の何れかに記載の楽曲検索システム。
【請求項6】
前記本人部位選択手段にて選択された部位別情報と、ユーザーの人物識別子に対応付けて他者情報として前記第2データベースに記憶させることを特徴とする
請求項1から請求項5の何れかに記載の楽曲検索システム。
【請求項7】
前記類似判断手段は、部位毎に重み付けを行って類似度を算出することを特徴とする
請求項1から請求項6の何れかに記載の楽曲検索システム。
【請求項8】
前記類似判断手段は、所定の類似度を有する複数の他者情報の人物識別子を抽出し、
前記表示制御手段は、前記類似判断手段で抽出された複数の人物識別子に対応する楽曲関連情報を表示させることを特徴とする
請求項1から請求項7の何れかに記載の楽曲検索システム。
【請求項9】
人物像を形成する部位に関連する部位別情報を記憶した第1データベースと、
人物識別子と部位別情報の対応関係を示す他者情報を複数記憶した第2データベースと

人物識別子と楽曲関連情報の対応関係を示す第3データベースを使用し、
ユーザーを撮影した撮像情報の部位毎に、前記第1データベースを参照して部位別情報を選択する本人部位選択処理と、
前記本人部位選択処理にて選択された部位別情報と、前記第2データベースの他者情報に基づいて類似度を算出し、所定の類似度を有する他者情報の人物識別子を抽出する類似判断処理と、
前記第3のデータベースを参照し、前記類似判断処理で抽出された人物識別子に対応する楽曲関連情報を表示させる表示制御処理と、をコンピューターに実行させることを特徴とする
楽曲検索プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−150553(P2012−150553A)
【公開日】平成24年8月9日(2012.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−7068(P2011−7068)
【出願日】平成23年1月17日(2011.1.17)
【出願人】(396004833)株式会社エクシング (394)
【Fターム(参考)】