樹脂の微細疎ら塗装をした包装資材とその製造方法
【課題】印刷済の樹脂のシート、インモールドラベル等の包装用資材の表面に樹脂の吹きつけを行うことにより樹脂ラベル等の表面の質感を変えることができる樹脂の微細疎ら塗装をした包装資材とその製造方法を提供する。
【解決手段】本発明による包装資材は、印刷済の用紙１の表面に、透明または略透明な樹脂を、前記用紙表面に表面露出部が不規則な面積で不規則に分布するように、噴射付着させ、印刷表面の視認を可能とする一方、表面の質感を変更して構成した飾り被覆を設けたものである。前記包装資材を製造する方法は、連続給送手段によりウエブ状の印刷済の用紙を連続給送するステップと、複数のノズルが前記用紙の幅方向に配列されている吐出ガンにより各ノズルからの樹脂の落下量と落下位置を調整しながら前記用紙上に吐出する吐出ステップと、前記吐出された用紙表面の樹脂を固化させるステップとから構成されている。
【解決手段】本発明による包装資材は、印刷済の用紙１の表面に、透明または略透明な樹脂を、前記用紙表面に表面露出部が不規則な面積で不規則に分布するように、噴射付着させ、印刷表面の視認を可能とする一方、表面の質感を変更して構成した飾り被覆を設けたものである。前記包装資材を製造する方法は、連続給送手段によりウエブ状の印刷済の用紙を連続給送するステップと、複数のノズルが前記用紙の幅方向に配列されている吐出ガンにより各ノズルからの樹脂の落下量と落下位置を調整しながら前記用紙上に吐出する吐出ステップと、前記吐出された用紙表面の樹脂を固化させるステップとから構成されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、印刷済の樹脂のシート等の用紙の包装用資材の上に樹脂の微細疎ら塗装をした包装資材とその製造方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
印刷済の樹脂のシート、インモールドラベル等の包装用資材の表面または裏面に樹脂を塗布することにより、印刷物を保護したり性能を変更することが行われている。
特許文献１記載のラベルの発明には、合成樹脂の透明なフィルム層の裏面に装飾模様が印刷されており、透明樹脂の表面に装飾模様に上塗りするように無機微粒子を付着させてなる粗面を形成する一方、フィルム層の表面が露出してなる滑面部とが複数混在して構成されているラベルが開示されている。装飾模様に冷たいイメージを与える効果があり、無機微粒子としてはシリカが用いられている。
【特許文献１】特開２００５−９１８０６号公報
【０００３】
特許文献２記載の発明は、印刷されたラベル材料に所望の保護仕上げを施す装置および方法を開示している。この保護仕上げは、透明な樹脂を均一に吹きつけることにより実現されている。このような樹脂吹きつけのために溶融樹脂を吹きつけるホットメルトアプリケーションシステムが開発され、利用されている。
【特許文献２】特表平８−５０６０６２号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明の目的は、印刷済の樹脂のシート、インモールドラベル等の包装用資材の表面に樹脂の吹きつけを行うことにより前述した樹脂ラベル等の表面の質感を変えることができる樹脂の微細疎ら塗装をした包装資材とその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
前記目的を達成するために、本発明による請求項１記載の包装資材は、
印刷済の用紙の表面に、透明または略透明な樹脂を、前記用紙表面に表面露出部が不規則な面積で不規則に分布するように、噴射付着させ、印刷表面の視認を可能とする一方、表面の質感を変更して構成されている。
本発明による請求項２記載の包装資材は、請求項１記載の包装資材であって、
前記包装資材は和紙状の質感を提供するものである。
本発明による請求項３記載の包装資材は、請求項１記載の包装資材であって、
前記用紙は、熱可塑性または紫外線硬化性の樹脂製とすることができる。
本発明による請求項４記載の包装資材の製造方法は、
連続給送手段によりウエブ状の印刷済の用紙を連続給送するステップと、
複数のノズルが前記用紙の幅方向に配列されている吐出ガンにより各ノズルからの樹脂の落下量と落下位置を調整しながら前記用紙上に吐出する吐出ステップと、
前記吐出された用紙表面の樹脂を固化させるステップと、
を備えている。
本発明による請求項５記載の包装資材の製造方法は、請求項４記載の包装資材の製造方法であって、
前記用紙は、熱可塑性または紫外線硬化性の樹脂製とすることができる。
本発明による請求項６記載の包装資材の製造方法は、請求項４記載の包装資材の製造方法であって、
前記複数のノズルから吐出される樹脂および空気の量は制御可能であり、吐出された樹脂の落下経路は圧力空気により制御可能である。
【発明の効果】
【０００６】
本発明の資材は、表面に疎に溶融樹脂を塗布してあるから、資材の表面の質感を変更することができ、和紙風の包装資材を提供することができる。
本発明の方法によれば、前記資材を連続的に製造することができる。
前記表面処理により、資材の表面を和紙風味として高級感を与えるとともに、表面のざらつきにより摩擦を増大させ、滑落による落下防止作用を表面に施すことができる。また、熱を遮断するという効果も期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
以下、図面等を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図１は、本発明による包装資材の実施例を説明するための拡大端面図である。
印刷済の樹脂用紙１の表面に、後述する装置により透明または略透明な熱可塑性の樹脂を塗布する。
熱可塑性の樹脂として、ＰＵＲ（ポリウレタン），ＳＢＳ（スチレン・ブタジエン・スチレン），ＳＩＳ（スチレン・イソプロピレン・スチレン）などを利用できる。
【０００８】
樹脂用紙１の表面に表面の一部が不規則な小面積で不規則に分布して露出するように熱可塑性樹脂を噴射付着させる。印刷表面の視認を可能とする一方、表面の質感を当初の状態から変更させている。塗布された樹脂は、後述するように固化される。
図１の拡大端面図において１１，１３，１５，１７には樹脂塗布硬化部分を示し、１２，１４，１６，１８は樹脂用紙１の印刷表面が露出している部分を示す。この露出部分は極めて小さく、形状面積ともに非常に不規則な状態で設けられている。
この実施例において、包装資材は、和紙状の質感を呈しており、和菓子の包装用紙の一部とか、和風の食品を収容した容器の装飾帯等に利用できる。
【０００９】
次に、図３を参照して、スプレイガンヘッド２０と関連するシステムについて説明する。
ホットメルト（熱可塑性樹脂）用のスプレイガンヘッド２０の吐出部筐体２３には、複数本の吐出ノズル本体２２ａ〜２２ｆが設けられている。各ノズル本体には、後述するように圧力空気と溶融樹脂が接続されている。各ノズル本体に対応して吐出制御電磁弁２１ａ〜２１ｆが設けられている。前記吐出制御電磁弁２１ａ〜２１ｆは、吐出信号発生装置１９に接続されており、各吐出制御電磁弁２１ａ〜２１ｆは格別に、また、一定のシーケンスに従って動作させられる。
複数本の吐出ノズル本体２２ａ〜２２ｆには、圧力空気源３０（エア入力０．４〜０．６Ｍｐａ）からの圧力空気が吐出空気配送管３２を介して接続されている。この実施例では、前記ノズルは６個用意され、５０ｍｍ間隔で一列に配置されて、３００ｍｍ幅のラベルの処理を可能にしている。
【００１０】
一方、圧力空気源３０は、乱れ発生用空気配送管３３と流量調整弁３５Ａ，３５Ｂを介して吐出部筐体２３に供給される。流量調整弁３５Ａ，３５Ｂは、流量調整電磁弁３４Ａ，３４Ｂにより制御される。流量調整電磁弁３４Ａ，３４Ｂは、乱れ発生空気制御用信号発生装置３１により、動作シーケンスが制御される。塗布されるべき樹脂は、樹脂供給源５０から樹脂供給ホース５１を介して吐出部筐体２３に供給される。供給されるべき樹脂の温度は雰囲気温度調整装置４０から雰囲気温度調整用接続ケーブル４１を介して供給される電流により調節される。
【００１１】
スプレイガンヘッド２０の吐出部筐体２３において、各ノズルの樹脂と空気の吐出量は目的に応じて種々制御される。吐出樹脂雰囲気２４は用紙１と各ノズルの間の空間で揺れ動くように流量調整弁３５Ａ，３５Ｂの調節がなされる。
【００１２】
図４は、本発明による包装資材の製造装置を説明するための概略斜視図である。
印刷済の用紙（ウエブ）１は、ウエブ供給ロール５５に保持されており、連続的に図中左方向に処理済ウエブ巻き取りロール５７により巻き取られる。前記用紙の経路に従ってスプレイガンヘッド２０および硬化装置５６が設けられている。
硬化装置５６は、熱可塑性樹脂の冷却硬化または紫外線硬化（ＵＶ樹脂用）の発生装置である。ＵＶ樹脂の場合には紫外線発光装置、熱可塑性樹脂の場合には冷気の発生手段が配置される。なお、前記製造装置は毎分１０ｍ〜１００ｍで樹脂の塗布処理を行うことができるから、大量の処理を連続して行うことができる。
【００１３】
図２は、本発明による包装資材の他の実施例を説明するための拡大端面図である。
この実施例の基本的な構成は、前述した実施例に接着剤層２および剥離紙３が付着されており、使用者が剥離紙３を剥がして容易に使用できるようにしたものである。
【産業上の利用可能性】
【００１４】
本発明によれば、印刷済の樹脂製その他の用紙の上に印刷文字等が視認される状態で表面の質感を変えることができる。これにより、あたかも和紙であるような処理が可能となり、高級和菓子その他の包装や、インモールドラベル等の表面の質感を著しく向上させることができ、装飾印刷の分野で広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
【００１５】
【図１】本発明による包装資材の実施例を説明するための拡大端面図である。
【図２】本発明による包装資材の他の実施例を説明するための拡大端面図である。
【図３】本発明による包装資材の製造装置に用いられるホットメルト用のスプレイガンヘッドを説明するための斜視図である。
【図４】本発明による包装資材の製造装置を説明するための概略斜視図である。
【符号の説明】
【００１６】
１ 樹脂用紙
２ 接着剤層
３ 剥離紙
１１，１３，１５，１７ 樹脂塗布硬化部分
１２，１４，１６，１８ 基材露出部分
１９ 吐出信号発生装置
２０ スプレイガンヘッド
２１ａ〜２１ｆ 吐出制御電磁弁
２２ａ〜２２ｆ 吐出ノズル本体
２３ 吐出部筐体
２４ 吐出樹脂雰囲気
３０ 圧力空気源
３１ 乱れ発生空気制御用信号発生装置
３２ 吐出空気配送管
３３ 乱れ発生用空気配送管
３４Ａ，３４Ｂ 流量調整電磁弁
３５Ａ，３５Ｂ 流量調整弁
４０ 雰囲気温度調整装置
４１ 雰囲気温度調整用接続ケーブル
５０ 樹脂供給源
５１ 樹脂供給ホース
５５ ウエブ供給ロール
５６ 硬化装置
５７ 処理済ウエブ巻き取りロール
【技術分野】
【０００１】
本発明は、印刷済の樹脂のシート等の用紙の包装用資材の上に樹脂の微細疎ら塗装をした包装資材とその製造方法に関する。
【背景技術】
【０００２】
印刷済の樹脂のシート、インモールドラベル等の包装用資材の表面または裏面に樹脂を塗布することにより、印刷物を保護したり性能を変更することが行われている。
特許文献１記載のラベルの発明には、合成樹脂の透明なフィルム層の裏面に装飾模様が印刷されており、透明樹脂の表面に装飾模様に上塗りするように無機微粒子を付着させてなる粗面を形成する一方、フィルム層の表面が露出してなる滑面部とが複数混在して構成されているラベルが開示されている。装飾模様に冷たいイメージを与える効果があり、無機微粒子としてはシリカが用いられている。
【特許文献１】特開２００５−９１８０６号公報
【０００３】
特許文献２記載の発明は、印刷されたラベル材料に所望の保護仕上げを施す装置および方法を開示している。この保護仕上げは、透明な樹脂を均一に吹きつけることにより実現されている。このような樹脂吹きつけのために溶融樹脂を吹きつけるホットメルトアプリケーションシステムが開発され、利用されている。
【特許文献２】特表平８−５０６０６２号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明の目的は、印刷済の樹脂のシート、インモールドラベル等の包装用資材の表面に樹脂の吹きつけを行うことにより前述した樹脂ラベル等の表面の質感を変えることができる樹脂の微細疎ら塗装をした包装資材とその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
前記目的を達成するために、本発明による請求項１記載の包装資材は、
印刷済の用紙の表面に、透明または略透明な樹脂を、前記用紙表面に表面露出部が不規則な面積で不規則に分布するように、噴射付着させ、印刷表面の視認を可能とする一方、表面の質感を変更して構成されている。
本発明による請求項２記載の包装資材は、請求項１記載の包装資材であって、
前記包装資材は和紙状の質感を提供するものである。
本発明による請求項３記載の包装資材は、請求項１記載の包装資材であって、
前記用紙は、熱可塑性または紫外線硬化性の樹脂製とすることができる。
本発明による請求項４記載の包装資材の製造方法は、
連続給送手段によりウエブ状の印刷済の用紙を連続給送するステップと、
複数のノズルが前記用紙の幅方向に配列されている吐出ガンにより各ノズルからの樹脂の落下量と落下位置を調整しながら前記用紙上に吐出する吐出ステップと、
前記吐出された用紙表面の樹脂を固化させるステップと、
を備えている。
本発明による請求項５記載の包装資材の製造方法は、請求項４記載の包装資材の製造方法であって、
前記用紙は、熱可塑性または紫外線硬化性の樹脂製とすることができる。
本発明による請求項６記載の包装資材の製造方法は、請求項４記載の包装資材の製造方法であって、
前記複数のノズルから吐出される樹脂および空気の量は制御可能であり、吐出された樹脂の落下経路は圧力空気により制御可能である。
【発明の効果】
【０００６】
本発明の資材は、表面に疎に溶融樹脂を塗布してあるから、資材の表面の質感を変更することができ、和紙風の包装資材を提供することができる。
本発明の方法によれば、前記資材を連続的に製造することができる。
前記表面処理により、資材の表面を和紙風味として高級感を与えるとともに、表面のざらつきにより摩擦を増大させ、滑落による落下防止作用を表面に施すことができる。また、熱を遮断するという効果も期待できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００７】
以下、図面等を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図１は、本発明による包装資材の実施例を説明するための拡大端面図である。
印刷済の樹脂用紙１の表面に、後述する装置により透明または略透明な熱可塑性の樹脂を塗布する。
熱可塑性の樹脂として、ＰＵＲ（ポリウレタン），ＳＢＳ（スチレン・ブタジエン・スチレン），ＳＩＳ（スチレン・イソプロピレン・スチレン）などを利用できる。
【０００８】
樹脂用紙１の表面に表面の一部が不規則な小面積で不規則に分布して露出するように熱可塑性樹脂を噴射付着させる。印刷表面の視認を可能とする一方、表面の質感を当初の状態から変更させている。塗布された樹脂は、後述するように固化される。
図１の拡大端面図において１１，１３，１５，１７には樹脂塗布硬化部分を示し、１２，１４，１６，１８は樹脂用紙１の印刷表面が露出している部分を示す。この露出部分は極めて小さく、形状面積ともに非常に不規則な状態で設けられている。
この実施例において、包装資材は、和紙状の質感を呈しており、和菓子の包装用紙の一部とか、和風の食品を収容した容器の装飾帯等に利用できる。
【０００９】
次に、図３を参照して、スプレイガンヘッド２０と関連するシステムについて説明する。
ホットメルト（熱可塑性樹脂）用のスプレイガンヘッド２０の吐出部筐体２３には、複数本の吐出ノズル本体２２ａ〜２２ｆが設けられている。各ノズル本体には、後述するように圧力空気と溶融樹脂が接続されている。各ノズル本体に対応して吐出制御電磁弁２１ａ〜２１ｆが設けられている。前記吐出制御電磁弁２１ａ〜２１ｆは、吐出信号発生装置１９に接続されており、各吐出制御電磁弁２１ａ〜２１ｆは格別に、また、一定のシーケンスに従って動作させられる。
複数本の吐出ノズル本体２２ａ〜２２ｆには、圧力空気源３０（エア入力０．４〜０．６Ｍｐａ）からの圧力空気が吐出空気配送管３２を介して接続されている。この実施例では、前記ノズルは６個用意され、５０ｍｍ間隔で一列に配置されて、３００ｍｍ幅のラベルの処理を可能にしている。
【００１０】
一方、圧力空気源３０は、乱れ発生用空気配送管３３と流量調整弁３５Ａ，３５Ｂを介して吐出部筐体２３に供給される。流量調整弁３５Ａ，３５Ｂは、流量調整電磁弁３４Ａ，３４Ｂにより制御される。流量調整電磁弁３４Ａ，３４Ｂは、乱れ発生空気制御用信号発生装置３１により、動作シーケンスが制御される。塗布されるべき樹脂は、樹脂供給源５０から樹脂供給ホース５１を介して吐出部筐体２３に供給される。供給されるべき樹脂の温度は雰囲気温度調整装置４０から雰囲気温度調整用接続ケーブル４１を介して供給される電流により調節される。
【００１１】
スプレイガンヘッド２０の吐出部筐体２３において、各ノズルの樹脂と空気の吐出量は目的に応じて種々制御される。吐出樹脂雰囲気２４は用紙１と各ノズルの間の空間で揺れ動くように流量調整弁３５Ａ，３５Ｂの調節がなされる。
【００１２】
図４は、本発明による包装資材の製造装置を説明するための概略斜視図である。
印刷済の用紙（ウエブ）１は、ウエブ供給ロール５５に保持されており、連続的に図中左方向に処理済ウエブ巻き取りロール５７により巻き取られる。前記用紙の経路に従ってスプレイガンヘッド２０および硬化装置５６が設けられている。
硬化装置５６は、熱可塑性樹脂の冷却硬化または紫外線硬化（ＵＶ樹脂用）の発生装置である。ＵＶ樹脂の場合には紫外線発光装置、熱可塑性樹脂の場合には冷気の発生手段が配置される。なお、前記製造装置は毎分１０ｍ〜１００ｍで樹脂の塗布処理を行うことができるから、大量の処理を連続して行うことができる。
【００１３】
図２は、本発明による包装資材の他の実施例を説明するための拡大端面図である。
この実施例の基本的な構成は、前述した実施例に接着剤層２および剥離紙３が付着されており、使用者が剥離紙３を剥がして容易に使用できるようにしたものである。
【産業上の利用可能性】
【００１４】
本発明によれば、印刷済の樹脂製その他の用紙の上に印刷文字等が視認される状態で表面の質感を変えることができる。これにより、あたかも和紙であるような処理が可能となり、高級和菓子その他の包装や、インモールドラベル等の表面の質感を著しく向上させることができ、装飾印刷の分野で広く利用できる。
【図面の簡単な説明】
【００１５】
【図１】本発明による包装資材の実施例を説明するための拡大端面図である。
【図２】本発明による包装資材の他の実施例を説明するための拡大端面図である。
【図３】本発明による包装資材の製造装置に用いられるホットメルト用のスプレイガンヘッドを説明するための斜視図である。
【図４】本発明による包装資材の製造装置を説明するための概略斜視図である。
【符号の説明】
【００１６】
１ 樹脂用紙
２ 接着剤層
３ 剥離紙
１１，１３，１５，１７ 樹脂塗布硬化部分
１２，１４，１６，１８ 基材露出部分
１９ 吐出信号発生装置
２０ スプレイガンヘッド
２１ａ〜２１ｆ 吐出制御電磁弁
２２ａ〜２２ｆ 吐出ノズル本体
２３ 吐出部筐体
２４ 吐出樹脂雰囲気
３０ 圧力空気源
３１ 乱れ発生空気制御用信号発生装置
３２ 吐出空気配送管
３３ 乱れ発生用空気配送管
３４Ａ，３４Ｂ 流量調整電磁弁
３５Ａ，３５Ｂ 流量調整弁
４０ 雰囲気温度調整装置
４１ 雰囲気温度調整用接続ケーブル
５０ 樹脂供給源
５１ 樹脂供給ホース
５５ ウエブ供給ロール
５６ 硬化装置
５７ 処理済ウエブ巻き取りロール
【特許請求の範囲】
【請求項１】
印刷済の用紙の表面に、透明または略透明な樹脂を、前記用紙表面に表面露出部が不規則な面積で不規則に分布するように、噴射付着させ、印刷表面の視認を可能とする一方、表面の質感を変更して構成した飾り被覆を設けた包装資材。
【請求項２】
前記包装資材は和紙状の質感を提供するものである請求項１記載の包装資材。
【請求項３】
前記用紙は、熱可塑性または紫外線硬化性の樹脂製である請求項１記載の包装資材。
【請求項４】
連続給送手段によりウエブ状の印刷済の用紙を連続給送するステップと、
複数のノズルが前記用紙の幅方向に配列されている吐出ガンにより各ノズルからの樹脂の落下量と落下位置を調整しながら前記用紙上に吐出する吐出ステップと、
前記吐出された用紙表面の樹脂を固化させるステップと、
を備える飾り被覆を設けた包装資材の製造方法。
【請求項５】
前記用紙は、熱可塑性または紫外線硬化性の樹脂製である請求項４記載の包装資材の製造方法。
【請求項６】
前記複数のノズルから吐出される樹脂および空気の量は制御可能であり、吐出された樹脂の落下経路は圧力空気により制御可能である請求項４記載の包装資材の製造方法。
【請求項１】
印刷済の用紙の表面に、透明または略透明な樹脂を、前記用紙表面に表面露出部が不規則な面積で不規則に分布するように、噴射付着させ、印刷表面の視認を可能とする一方、表面の質感を変更して構成した飾り被覆を設けた包装資材。
【請求項２】
前記包装資材は和紙状の質感を提供するものである請求項１記載の包装資材。
【請求項３】
前記用紙は、熱可塑性または紫外線硬化性の樹脂製である請求項１記載の包装資材。
【請求項４】
連続給送手段によりウエブ状の印刷済の用紙を連続給送するステップと、
複数のノズルが前記用紙の幅方向に配列されている吐出ガンにより各ノズルからの樹脂の落下量と落下位置を調整しながら前記用紙上に吐出する吐出ステップと、
前記吐出された用紙表面の樹脂を固化させるステップと、
を備える飾り被覆を設けた包装資材の製造方法。
【請求項５】
前記用紙は、熱可塑性または紫外線硬化性の樹脂製である請求項４記載の包装資材の製造方法。
【請求項６】
前記複数のノズルから吐出される樹脂および空気の量は制御可能であり、吐出された樹脂の落下経路は圧力空気により制御可能である請求項４記載の包装資材の製造方法。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図２】
【図３】
【図４】
【公開番号】特開２００７−９９３５９（Ｐ２００７−９９３５９Ａ）
【公開日】平成１９年４月１９日（２００７．４．１９）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００５−２９３２８９（Ｐ２００５−２９３２８９）
【出願日】平成１７年１０月６日（２００５．１０．６）
【出願人】（０００２３９５６３）福島印刷工業株式会社 (10)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１９年４月１９日（２００７．４．１９）
【国際特許分類】
【出願日】平成１７年１０月６日（２００５．１０．６）
【出願人】（０００２３９５６３）福島印刷工業株式会社 (10)
【Ｆターム（参考）】
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