説明

機器変更検知装置及び機器変更検知方法

【課題】網側で機器の変更を検知する。
【解決手段】ユーザ宅内のHGW5や端末51からIPv6アドレス、IPv6プレフィックス長、MACアドレスを含む機器情報を受信し、IPv6アドレスとIPv6プレフィックス長からIPv6プレフィックスを特定し、IPv6プレフィックスを用いて回線情報データベース2を検索して加入者IDを取得して、加入者ID、IPv6プレフィックス、MACアドレスのなかで変更されたものを検出することで、変更箇所に応じて、移転、機器の変更等を判定することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ宅内の機器の交換、ネットワーク構成の変更を検知する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ホームネットワークに接続される機器が増加し、ユーザ宅内の機器を対象に様々なサービスが提供され始めている。ユーザにサービスを提供するプラットフォーム技術として、例えば、OSAP(OSGi Service Aggregation Platform)が提案されている(非特許文献1参照)。OSAPによって、ユーザ宅内に配置されたホームゲートウェイ(HGW:Home Gateway)にソフトウェアモジュールがダウンロードされ、サービスが提供される。このようなネットワークサービスを提供するうえで、ユーザ宅内に設置されている機器の情報や構成を知ることは重要となる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
【非特許文献1】”OSGiサービス・アグリゲーション・プラットフォーム(OSAP)」”、[online]、日本電信電話株式会社、[平成23年3月1日検索]、インターネット〈URL:www.ntt.co.jp/RD/OFIS/active/2007pdf/pdf/h_pf01.pdf〉
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、宅内の機器が変更されたことや転居等で機器の使用場所が変更されたこと等を網側で検知できないという問題があった。例えば、故障交換などで交換する機器をユーザ宅に送ったことは知ることができるが、ユーザが実際に機器を交換したことまでは検知できない。転居等の連絡を受けて転居予定日を知ることはできるが、ユーザが実際に転居をして機器をネットワークに接続したことまでは検知できない。ユーザ宅内でHGWが多段で接続されているときに、そのHGWの接続を入れ替えた場合、OSAPエージェントを起動するHGWを変更しなければならないが、網側でHGWの入れ替えを検知できない。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、網側で機器の変更を検知することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の本発明に係る機器変更検出装置は、回線加入者宅内に配置された機器からIPv6アドレス、IPv6プレフィックス長、MACアドレスを含む機器情報を受信する受信手段と、前記機器情報に含まれるIPv6アドレスとIPv6プレフィックス長からIPv6プレフィックスを特定し、IPv6プレフィックスと加入者IDとを対応付けて格納した回線情報データベースを参照して加入者IDを取得する取得手段と、加入者ID、IPv6プレフィックス、MACアドレスを関連付けたレコードを蓄積した蓄積手段と、前記機器情報に含まれるMACアドレス、前記取得手段が特定したIPv6プレフィックス、前記取得手段が取得した加入者IDのいずれかの値が同一のレコードを前記蓄積手段から検索し、前記MACアドレス、前記IPv6プレフィックス、前記加入者IDと当該レコードの加入者ID、IPv6プレフィックス、MACアドレスとを比較して変更された項目に基づいて加入者、回線、機器に発生した事象を判定する判定手段と、を有することを特徴とする。
【0007】
第2の本発明に係る機器変更検出方法は、回線加入者宅内に配置された機器からIPv6アドレス、IPv6プレフィックス長、MACアドレスを含む機器情報を受信するステップと、前記機器情報に含まれるIPv6アドレスとIPv6プレフィックス長からIPv6プレフィックスを特定し、IPv6プレフィックスと加入者IDとを対応付けて格納した回線情報データベースを参照して加入者IDを取得するステップと、前記機器情報に含まれるMACアドレス、前記取得するステップで特定したIPv6プレフィックス、前記取得するステップで取得した加入者IDのいずれかの値が同一のレコードを、加入者ID、IPv6プレフィックス、MACアドレスを関連付けたレコードを蓄積した蓄積手段から検索し、前記MACアドレス、前記IPv6プレフィックス、前記加入者IDと当該レコードの加入者ID、IPv6プレフィックス、MACアドレスとを比較して変更された項目に基づいて加入者、回線、機器に発生した事象を判定する判定手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、網側で機器の変更を検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本実施の形態における機器変更検知装置を含む全体構成図である。
【図2】上記機器変更検知装置の蓄積部に蓄積されている情報と通知された機器情報とを比較することにより判定される判定内容を示す図である。
【図3】上記機器変更検知装置の蓄積部に蓄積されるデータのイメージを示す図である。
【図4】宅内端末を接続した様子と各端末が送信するプレフィックス長を示す図である。
【図5】ユーザ宅内の端末51を変更したときの処理の流れを示すシーケンス図である。
【図6】ユーザ宅内の端末のIPv6プレフィックスが変更されたときの処理の流れを示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0011】
図1は、本実施の形態における機器変更検知装置を含む全体構成図である。図1に示す本実施の形態における機器変更検知装置1は、ユーザ宅内の機器から機器情報を受信して、受信した機器情報の変更分を検出し、移転、機器の変更、あるいは機器の接続構成の変更などを判断するものである。そして、機器変更検知装置1は、外部システム3からの問い合わせに対して検知した変更情報を通知、あるいは、その旨を記録し外部システム3に対して情報を提供できるようにする。
【0012】
図1に示すように、機器変更検知装置1は、受信部11、加入者ID取得部12、判定部13、および蓄積部14を備える。機器変更検知装置1が備える各部は、演算処理装置、記憶装置等を備えたコンピュータにより構成して、各部の処理がプログラムによって実行されるものとしてもよい。このプログラムは機器変更検知装置1が備える記憶装置に記憶されており、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。以下、機器変更検知装置1が備える各部について説明する。
【0013】
受信部11は、ユーザ宅内に設置されたホームゲートウェイ(HGW)5やHGW5に接続された端末51からIPv6アドレス、IPv6プレフィックス長、MACアドレス、機種名を含む機器情報を受信する。HGW5や端末51は、IPv6アドレスが変更された時、電源ON後の所定時間経過後、一ヶ月に一度など定期的に、等のタイミングで機器情報を送信する。
【0014】
加入者ID取得部12は、受信した機器情報に含まれるIPv6アドレスとIPv6プレフィックス長からIPv6プレフィックスを特定し、回線情報データベース2を検索して加入者IDを取得する。回線情報データベース2は、加入者IDとIPv6プレフィックスを対応付けて格納する。加入者IDは、契約者であるユーザを識別する識別子である。ユーザ宅に引き込まれる物理回線には回線種別に応じたプレフィックス長のIPv6プレフィックスが割り当てられる。ユーザが回線契約をした状態で転居した場合は、加入者IDは変わらずに、転居先において同一の加入者IDに別のIPv6プレフィックスが割り当てられる。
【0015】
判定部13は、蓄積部14を参照して、加入者ID、IPv6プレフィックス、MACアドレスのいずれかの値が同一のレコードを検索し、加入者ID、IPv6プレフィックス、MACアドレスを検索されたレコードの各項目の値と比較し、変更された項目に基づいて、移転、機器の変更等を判定する。蓄積部14には、加入者ID、IPv6プレフィックス、MACアドレスを関連付けたレコードが蓄積されている。蓄積部14の詳細については後述する。
【0016】
ここで、情報の変更箇所と判定内容について説明する。図2に、蓄積部14に蓄積されている情報と通知された機器情報とを比較することにより判定される判定内容を示す。図2に示す表の○印は情報の一致、×印は情報の不一致を示す。変更の有無、つまり情報の一致、不一致の組み合わせにより発生した事象が判定される。具体的に説明すると、図2の表の1番目の欄のIPv6プレフィックス、MACアドレス、加入者IDの全てが変更されている場合は、新たなユーザについて端末が初めて登録されたと判定される。2番目の欄のMACアドレスだけ一致する場合は、他のユーザ宅で接続していた端末を別のユーザ宅内に接続したと判定される。3番目の欄のIPv6プレフィックスだけ一致する場合は、過去に使用されたIPv6プレフィックスが別のユーザの回線に流用されたと判定される。4番目の欄のMACアドレスだけ不一致の場合は、新しい端末を追加した、あるいは端末を交換したと判定される。5番目の欄のIPv6プレフィックスだけ不一致の場合は、ユーザの契約回線種別が変更になった、ユーザが移転して移転前に使用していた端末を移転後に接続した、あるいは、網側の装置構成が変更になったと判定される。6番目の欄の加入者IDだけが一致する場合は、ユーザが別宅に移転し、新たな端末を移転後のユーザ宅内に設置したと判定される。このときIPv6プレフィックスの上位が一致する場合は、宅内端末配下に新たな端末を接続したと判定される。7番目の欄の全ての情報が一致する場合は、変更なしと判定される。なお、変更箇所が2,3,5,6番目の欄に該当する場合は、蓄積部14に蓄積されていた古い情報は即時削除対象となる。
【0017】
蓄積部14は、加入者IDにIPv6プレフィックス、HGW5や宅内端末51から受信した機器情報を関連付けたレコードを蓄積する。図3に、蓄積部14に蓄積されるデータのイメージを示す。図3に示すように、蓄積部14では、加入者IDに回線種別とプレフィックス等の回線情報を関連付け、回線情報にMACアドレス等の機器情報を関連付けたレコードを蓄積する。図3に示す例では、MACアドレス、IPv6アドレス、IPv6プレフィックス長、機種名、および更新日時が機器情報として蓄積されている。図3の符号201で示す情報は、ユーザ宅内に配置された端末の一覧を示す。符号202で示すように、移転時、回線種別変更時、プレフィックス変更時は、同一の加入者IDに対して回線情報が複数存在することもある。古いレコードはガベージ機能により定期的に、あるいは即時に削除される。
【0018】
ここで、回線種別とプレフィックス長について説明する。回線種別は、IPv6プレフィックスの割当方法で分類される。1つはDHCP−PD(Dynamic Host Configuration Protocol−Plefix Delegation)による割当(以下PD回線と称する)であり、もう1つはRA(Router Advertisement)による割当(以下RA回線と称する)である。PD回線は払い出しプレフィックス長が48ビットであり、他のPD回線、RA回線における上位48ビットと重複しない。RA回線は払い出しプレフィックス長が64ビットであり、他のRA回線の上位48ビットが重複する場合がある。そこで、IPv6プレフィックスを比較する場合は、回線種別を考慮して行う。
【0019】
また、ユーザ宅内の端末はユーザ宅内での接続条件によってもプレフィックス長が異なる。図4に、ユーザ宅内の端末を接続した様子と各端末が送信するプレフィックス長を示す。図4(a)に示すユーザ宅は、PD回線を契約しており、網側からの払い出しプレフィックス長が48ビットである。図4(a)のHGW5Aは、IPv6プレフィックス長を48ビットとして送信し、宅内端末51A,51Bは、IPv6プレフィックス長を64ビットとして送信し、宅内端末51Cは、IPv6プレフィックス長を52ビットとして送信する。HGW5Aと宅内端末51A,51B,51Cは、回線種別がPD回線であり、上位48ビットが同一なので同一のPD回線として判別できる。一方、図4(b)に示すユーザ宅は、RA回線を契約しており、網側からの払い出しプレフィックス長が64ビットである。HGW5B、宅内端末51DはいずれもIPv6プレフィックス長を64ビットとして送信する。図4(b)に示すユーザ宅はRA回線なので、上位48ビットが他のRA回線と重複する場合もあるが、回線種別によりIPv6プレフィックを比較する場合は64ビットを用いるので、他のユーザ宅の端末とは区別できる。
【0020】
次に、本実施の形態における機器変更検知装置の動作について説明する。
【0021】
まず、端末を交換したときの機器変更検知装置1の動作について説明する。図5は、ユーザ宅内の端末51Aを端末51Bに変更したときの処理の流れを示すシーケンス図である。
【0022】
最初に、端末51Aの登録について説明する。
【0023】
端末51Aは、IPv6アドレス、プレフィックス長、MACアドレス等の機器情報を含む端末登録要求を機器変更検知装置1に送信する(ステップS101)。
【0024】
機器変更検知装置1は、端末登録要求を受信すると、端末登録要求に含まれるIPv6アドレスとプレフィック長からIPv6プレフィックスを求め、回線情報データベース2に対して求めたIPv6プレフィックスに対応する加入者IDを問い合わせ(ステップS102)、回線情報データベース2から加入者IDを取得する(ステップS103)。
【0025】
蓄積部14に蓄積されているレコードと取得した加入者ID、IPv6プレフィックス、MACアドレスを比較して、蓄積されているレコードの中に同一の値を持つレコードが存在するか否か調べる(ステップS104)。図5に示す例では、端末51Aを初めて登録するので、加入者ID、IPv6プレフィックス、MACアドレスのいずれも登録されていない。
【0026】
そして、加入者ID、IPv6プレフィックス、MACアドレスを新規レコードとして蓄積部14に登録する(ステップS105)。
【0027】
その後、故障修理などにより端末51Aを端末51Bに交換すると(ステップS110)、端末51Bの登録を行う。
【0028】
端末51Bも端末51Aと同様に、IPv6アドレス、プレフィックス長、MACアドレス等の機器情報を含む端末登録要求を機器変更検知装置1に送信し(ステップS111)、機器変更検知装置1は、IPv6プレフィックスを求めて、加入者IDを回線情報データベース2から取得する(ステップS112〜S113)。
【0029】
機器変更検知装置1は、蓄積部14に蓄積されているデータと取得した加入者ID、IPv6プレフィックス、MACアドレスを比較する(ステップS114)。図5に示す例では、ユーザ宅では既に端末51Aを登録しているので、同一の加入者ID、IPv6プレフィックスを持つレコードが蓄積部14に存在する。MACアドレスは端末51A,51Bで異なっている。
【0030】
そして、加入者ID、IPv6プレフィックス、MACアドレスを新規レコードとして蓄積部14に登録する(ステップS115)。端末51Bを端末51Aに交換したものなのか、端末51Bを新たに追加したものなのか不明であるので、この時点では端末51Aについてのレコードは削除せずにそのままにしておく。
【0031】
このとき、必要であれば、外部システム3の指示等により、端末51Aに対してOSAPエージェント停止要求を送信し、端末51Bに対してOSAPエージェント起動要求を送信する。
【0032】
続いて、IPv6プレフィックスが変更されたときの機器変更検知装置1の処理について説明する。図6は、端末51のIPv6プレフィックスが変更されたときの処理の流れを示すシーケンス図である。IPv6プレフィックスは、ユーザの移転、契約回線種別の変更、網側の装置構成の変更などの場合に変更される。
【0033】
まず、端末51を登録する。
【0034】
機器変更検知装置1は、端末51が送信した端末登録要求を受信し、IPv6プレフィックスを求めて、回線情報データベース2から加入者IDを取得して、加入者ID、IPv6プレフィックス、MACアドレスを蓄積部14に登録されたレコードと比較し、新たなレコードを登録する(ステップS201〜S205)。
【0035】
その後、移転などにより、ユーザ宅に払い出されるIPv6プレフィックスが変更される(ステップS210)。
【0036】
端末51は、端末登録要求を機器変更検知装置1へ送信し(ステップS211)、機器変更検知装置1は、IPv6プレフィックスを求めて、加入者IDを回線情報データベース2から取得する(ステップS212〜S213)。
【0037】
機器変更検知装置1は、蓄積部14に蓄積されているデータと取得した加入者ID、IPv6プレフィックス、MACアドレスを比較する(ステップS114)。図6に示す例では、移転などによりIPv6プレフィックスのみが変更されるので、同一の加入者ID、MACアドレスを持つレコードが蓄積部14に存在する。
【0038】
そして、加入者ID、IPv6プレフィックス、MACアドレスを新規レコードとして蓄積部14に登録する(ステップS115)。このとき移転などが完了したことが分かるので、同一の加入者ID、MACアドレスを持つ古いレコードは削除する。
【0039】
別の例として、ユーザ宅内にHGWが多段で接続されているときにそのHGWの接続を入れ替えた場合、それぞれのHGWが端末登録要求を送信する。HGWそれぞれのIPv6アドレス、プレフィックス長が変更されているので、網側でHGWの接続が入れ替えられたことが分かる。必要であれば、HGWに対してOSAPエージェント停止要求、OSAPエージェント起動要求を送信する。
【0040】
以上説明したように、本実施の形態によれば、ユーザ宅内のHGW5や端末51からIPv6アドレス、IPv6プレフィックス長、MACアドレスを含む機器情報を受信し、IPv6アドレスとIPv6プレフィックス長からIPv6プレフィックスを特定し、IPv6プレフィックスを用いて回線情報データベース2を検索して加入者IDを取得して、加入者ID、IPv6プレフィックス、MACアドレスのなかで変更されたものを検出することで、変更箇所に応じて、移転、機器の変更等を判定することができる。これにより、ユーザ宅内の端末に対してサービスを提供する場合に、ユーザが移転し端末を接続したこと、対象の端末が故障交換されたこと等を検知し、サービス提供者に通知することが可能となる。その結果、ユーザの契約情報を所有しない事業者においても、ユーザの移転や故障交換を知ることが可能となる。
【符号の説明】
【0041】
1…機器変更検知装置
11…受信部
12…取得部
13…判定部
14…蓄積部
2…回線情報データベース
3…外部システム
5…HGW
51…端末

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回線加入者宅内に配置された機器からアドレス、プレフィックス長、MACアドレスを含む機器情報を受信する受信手段と、
前記機器情報に含まれるアドレスとプレフィックス長からプレフィックスを特定し、プレフィックスと加入者IDとを対応付けて格納した回線情報データベースを参照して加入者IDを取得する取得手段と、
加入者ID、プレフィックス、MACアドレスを関連付けたレコードを蓄積した蓄積手段と、
前記機器情報に含まれるMACアドレス、前記取得手段が特定したプレフィックス、前記取得手段が取得した加入者IDのいずれかの値が同一のレコードを前記蓄積手段から検索し、前記MACアドレス、前記プレフィックス、前記加入者IDと当該レコードの加入者ID、プレフィックス、MACアドレスとを比較して変更された項目に基づいて加入者、回線、機器に発生した事象を判定する判定手段と、
を有することを特徴とする機器変更検知装置。
【請求項2】
回線加入者宅内に配置された機器からアドレス、プレフィックス長、MACアドレスを含む機器情報を受信するステップと、
前記機器情報に含まれるアドレスとプレフィックス長からプレフィックスを特定し、プレフィックスと加入者IDとを対応付けて格納した回線情報データベースを参照して加入者IDを取得するステップと、
前記機器情報に含まれるMACアドレス、前記取得するステップで特定したプレフィックス、前記取得するステップで取得した加入者IDのいずれかの値が同一のレコードを、加入者ID、プレフィックス、MACアドレスを関連付けたレコードを蓄積した蓄積手段から検索し、前記MACアドレス、前記プレフィックス、前記加入者IDと当該レコードの加入者ID、プレフィックス、MACアドレスとを比較して変更された項目に基づいて加入者、回線、機器に発生した事象を判定する判定手段と、
を有することを特徴とする機器変更検知方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−208572(P2012−208572A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−71948(P2011−71948)
【出願日】平成23年3月29日(2011.3.29)
【出願人】(399040405)東日本電信電話株式会社 (286)
【Fターム(参考)】